1 00:00:03,003 --> 00:00:18,018 ♬~ 2 00:00:18,018 --> 00:00:22,022 何? 話って。 LLの正体を突き止めた。 3 00:00:22,022 --> 00:00:24,024 えっ? 4 00:00:24,024 --> 00:00:27,027 浦島 亀一だ。 5 00:00:27,027 --> 00:00:29,029 ホントなの? 6 00:00:29,029 --> 00:00:30,000 これから あいつと会って確かめてくる。 7 00:00:30,000 --> 00:00:32,032 これから あいつと会って確かめてくる。 8 00:00:32,032 --> 00:00:37,037 それで もし認めたら? 9 00:00:37,037 --> 00:00:40,040 浦島 亀一を殺す。 10 00:00:45,045 --> 00:00:49,049 人格交代しなくなってから 1カ月以上がたった。 11 00:00:49,049 --> 00:00:54,054 エイジは消えた。 二度と戻ってはこない。 12 00:00:58,058 --> 00:01:00,000 もう俺に関わるな。 13 00:01:00,000 --> 00:01:00,060 もう俺に関わるな。 14 00:01:00,060 --> 00:01:13,006 ♬~ 15 00:01:17,010 --> 00:01:20,013 (亀一)お前の父親 八野衣 真はな➡ 16 00:01:20,013 --> 00:01:26,019 何も人のためや罪滅ぼしのために 少女たちを助けたわけではない。➡ 17 00:01:26,019 --> 00:01:29,022 お前が思うほど あいつは良い人間でも➡ 18 00:01:29,022 --> 00:01:30,000 良い父親でもなかった。 19 00:01:30,000 --> 00:01:32,025 良い父親でもなかった。 20 00:01:32,025 --> 00:01:34,027 それが満点の答えだ。 21 00:01:44,037 --> 00:01:50,043 なぜだ? なぜ こんなことをした。 22 00:01:50,043 --> 00:01:54,047 そうだなぁ。 23 00:01:54,047 --> 00:02:00,000 この痛覚まひを理由とするには 短絡的すぎるが➡ 24 00:02:00,000 --> 00:02:00,053 この痛覚まひを理由とするには 短絡的すぎるが➡ 25 00:02:00,053 --> 00:02:01,989 原因の一つではあるだろう。 26 00:02:04,992 --> 00:02:10,998 だけど 私は もう それ以前から壊れていたと思う。➡ 27 00:02:10,998 --> 00:02:17,004 私は 生まれたときから 何ていうか 不確かだった。➡ 28 00:02:17,004 --> 00:02:20,007 自分が ここに存在していない感覚を➡ 29 00:02:20,007 --> 00:02:22,009 常に抱えていたんだ。➡ 30 00:02:22,009 --> 00:02:25,012 だから その空っぽな心を満たそうと➡ 31 00:02:25,012 --> 00:02:27,014 動物を 繰り返し傷つけた。 32 00:02:27,014 --> 00:02:29,016 (殴る音) 33 00:02:29,016 --> 00:02:30,000 その興味の対象が人間に傾くまで 時間は かからなかった。 34 00:02:30,000 --> 00:02:35,022 その興味の対象が人間に傾くまで 時間は かからなかった。 35 00:02:35,022 --> 00:02:43,030 だけど 道を踏み外す一歩手前で 何かが私を押しとどめていた。 36 00:02:45,032 --> 00:02:51,038 ところが16年前 突然 この体になった。 37 00:02:51,038 --> 00:02:57,044 私はね これを啓示と受け取った。 38 00:02:57,044 --> 00:03:00,000 神様が 私を後押ししてくれた。 そう思えたんだ。 39 00:03:00,000 --> 00:03:01,982 神様が 私を後押ししてくれた。 そう思えたんだ。 40 00:03:01,982 --> 00:03:04,985 《やだ 来ないで! ああっ!》 41 00:03:04,985 --> 00:03:10,991 (亀一)誰かを拷問してるとき 痛みを感じることができた。➡ 42 00:03:10,991 --> 00:03:12,993 自分が ここに存在しているという 実感を➡ 43 00:03:12,993 --> 00:03:15,996 見いだすことができたんだよ。 44 00:03:15,996 --> 00:03:21,001 しかし いつしか その感覚もまひして…。 45 00:03:21,001 --> 00:03:24,004 《嫌だ! もうやだ…》 46 00:03:24,004 --> 00:03:26,006 (殴る音) 47 00:03:26,006 --> 00:03:30,000 (亀一)もう5人目のときは もう何も感じなくなった。➡ 48 00:03:30,000 --> 00:03:31,011 (亀一)もう5人目のときは もう何も感じなくなった。➡ 49 00:03:31,011 --> 00:03:36,016 そして 私は また 不確かな存在となった。 50 00:03:38,018 --> 00:03:43,023 だけど 思い付いたんだよ。 51 00:03:43,023 --> 00:03:47,027 最高のアイデアを。➡ 52 00:03:47,027 --> 00:03:53,033 殺人鬼・LLという壮大な物語を 世の中に まき散らすことにした。 53 00:03:53,033 --> 00:03:55,035 主役はもちろん 八野衣 真だよ。 54 00:03:55,035 --> 00:03:59,039 真は 私のシナリオどおり➡ 55 00:03:59,039 --> 00:04:00,000 最後までバカ正直な男を 演じきってくれた。 56 00:04:00,000 --> 00:04:02,976 最後までバカ正直な男を 演じきってくれた。 57 00:04:02,976 --> 00:04:06,980 (真)《浦島先生 いったい 何がどうなってんだよ!?》 58 00:04:06,980 --> 00:04:09,983 《何で俺が警察に…》 (携帯電話)(亀一)《落ち着け 真》 59 00:04:09,983 --> 00:04:11,985 (亀一)《疑いは 必ず晴れる》➡ 60 00:04:11,985 --> 00:04:16,990 《とにかく 今は 私の言うとおり そこで じっとしてるんだ》 61 00:04:19,993 --> 00:04:22,996 (真のもだえる声) 62 00:04:22,996 --> 00:04:27,000 (亀一)そう 私は この瞬間を待っていた。 63 00:04:27,000 --> 00:04:30,000 真心を持って更生させた真が 死にゆくさまを見て➡ 64 00:04:30,000 --> 00:04:32,005 真心を持って更生させた真が 死にゆくさまを見て➡ 65 00:04:32,005 --> 00:04:35,008 もう一度 痛みを感じてみたかったんだ。 66 00:04:37,010 --> 00:04:42,015 だが 結局 あいつが死んでも 何も感じなかった。 67 00:04:44,017 --> 00:04:47,020 真の死は 何の役にも立たなかったんだよ。 68 00:04:55,028 --> 00:04:57,030 ふざけんな! 69 00:05:00,968 --> 00:05:02,970 (ナミ)《LLを殺して➡ 70 00:05:02,970 --> 00:05:06,974 それで あなたの復讐は 本当に終わるの?》 71 00:05:15,983 --> 00:05:18,986 (亀一)もう二度と 痛みを感じることはない。 72 00:05:18,986 --> 00:05:23,991 真の死後 私は諦めていた。 73 00:05:27,995 --> 00:05:30,000 だが 予想外のことが起きた。 74 00:05:30,000 --> 00:05:33,000 だが 予想外のことが起きた。 75 00:05:36,003 --> 00:05:40,007 お前だよ エイジ。 76 00:05:42,009 --> 00:05:45,012 私も人の心が ないわけではない。 77 00:05:45,012 --> 00:05:48,015 私のせいで 父親を失い➡ 78 00:05:48,015 --> 00:05:52,019 殺人鬼の息子となったお前が 気掛かりだった。 79 00:05:52,019 --> 00:05:55,022 それから お前と交流を深めた。 80 00:05:58,025 --> 00:06:00,000 見守り続けた。 81 00:06:00,000 --> 00:06:00,027 見守り続けた。 82 00:06:04,965 --> 00:06:07,968 そして 気付いたんだ。 83 00:06:11,972 --> 00:06:14,975 お前に表と裏があること。 84 00:06:18,979 --> 00:06:26,987 そう 私は 全てを知った上で お前を養子にした。 85 00:06:26,987 --> 00:06:30,000 お前が二重人格であることも➡ 86 00:06:30,000 --> 00:06:30,991 お前が二重人格であることも➡ 87 00:06:30,991 --> 00:06:34,995 お前の目的が復讐であることも。 88 00:06:37,998 --> 00:06:41,001 なぜなら➡ 89 00:06:41,001 --> 00:06:45,005 お前なら 私に 最高の痛みを 与えてくれると思ったからだ。 90 00:06:48,008 --> 00:06:51,011 愛する息子に殺される。 91 00:06:51,011 --> 00:06:57,017 その愛が大きければ大きいほど その痛みもまた 大きくなるだろ。 92 00:06:57,017 --> 00:07:00,000 私は そう考えた。 93 00:07:00,000 --> 00:07:00,020 私は そう考えた。 94 00:07:00,020 --> 00:07:05,959 だから 今日まで お前を わが子以上に➡ 95 00:07:05,959 --> 00:07:08,962 大切に大切に 育ててきた。 96 00:07:10,964 --> 00:07:13,967 どうやって種を明かそうか。 97 00:07:13,967 --> 00:07:21,975 この15年間 物語の幕の引き方を ずっと考えてきた。 98 00:07:23,977 --> 00:07:26,980 すると➡ 99 00:07:26,980 --> 00:07:30,000 雪村 京花が 面白いことしてくれた。 100 00:07:30,000 --> 00:07:30,984 雪村 京花が 面白いことしてくれた。 101 00:07:33,987 --> 00:07:35,989 (亀一)「また殺す」➡ 102 00:07:35,989 --> 00:07:37,658 「LL」➡ 103 00:07:37,658 --> 00:07:42,996 15年前に 私が 遊び半分で 書いた言葉を利用して➡ 104 00:07:42,996 --> 00:07:47,000 彼女は 殺人を犯した。 105 00:07:47,000 --> 00:07:51,004 そして お前は その事件をきっかけに➡ 106 00:07:51,004 --> 00:07:58,011 15年前の真相を知ることになり 私の元にたどり着いた。 107 00:07:58,011 --> 00:08:00,000 想像もしなかった 素晴らしいエンディングだ。 108 00:08:00,000 --> 00:08:00,948 想像もしなかった 素晴らしいエンディングだ。 109 00:08:02,950 --> 00:08:05,953 雪村 京花には感謝しなくちゃな。 110 00:08:43,991 --> 00:08:45,993 (亀一)何やってんだ エイジ。 111 00:08:45,993 --> 00:08:50,998 お前は 私の話を聞くために ここに来たわけじゃないだろ。 112 00:08:50,998 --> 00:08:55,002 私を殺すために ここに来たんだよな? 113 00:09:00,007 --> 00:09:01,942 ああ。 114 00:09:04,945 --> 00:09:07,948 そうだよ。 115 00:09:07,948 --> 00:09:24,965 ♬~ 116 00:09:24,965 --> 00:09:29,970 お前の望みどおり➡ 117 00:09:29,970 --> 00:09:30,000 ぶっ殺してやる! 118 00:09:30,000 --> 00:09:31,972 ぶっ殺してやる! 119 00:09:33,974 --> 00:09:37,978 《父さんは LLに罪を着せられたんだ》 120 00:09:37,978 --> 00:09:42,983 《15年間 俺は 復讐のためだけに生きてきた》 121 00:09:54,995 --> 00:10:00,000 (亀一)エイジ 私たちは 血のつながった親子ではない。 122 00:10:00,000 --> 00:10:02,002 (亀一)エイジ 私たちは 血のつながった親子ではない。 123 00:10:02,002 --> 00:10:06,006 だが お前のこと➡ 124 00:10:06,006 --> 00:10:10,010 腹を痛めて産み出した 息子のように思ってる。 125 00:10:13,013 --> 00:10:16,016 その息子に殺される。 126 00:10:16,016 --> 00:10:23,023 この15年間 ずっと待ちわびた瞬間だ。 127 00:10:25,025 --> 00:10:30,000 さあ エイジ お別れだ。 128 00:10:30,000 --> 00:10:31,031 さあ エイジ お別れだ。 129 00:10:31,031 --> 00:10:36,036 私の空っぽな心➡ 130 00:10:36,036 --> 00:10:38,038 お前が満たしてくれ。 131 00:10:54,054 --> 00:10:57,057 うお~! 132 00:10:57,057 --> 00:11:00,000 (銃声) 133 00:11:00,000 --> 00:11:01,995 (銃声) 134 00:11:15,008 --> 00:11:17,010 B一。 135 00:11:46,039 --> 00:11:49,042 なぜ撃たない? エイジ! 136 00:11:54,047 --> 00:11:57,050 何だ この結末は! 137 00:12:05,993 --> 00:12:09,997 あ~! 138 00:12:09,997 --> 00:12:14,001 あ~!! 139 00:12:14,001 --> 00:12:18,005 うわ~! 140 00:12:18,005 --> 00:12:21,008 あ~!! 141 00:12:24,011 --> 00:12:27,014 あ~! 142 00:12:30,017 --> 00:12:32,019 あああ…。 143 00:12:47,034 --> 00:12:56,043 (パトカーのサイレン) 144 00:12:56,043 --> 00:12:59,046 刑事さん。 は? 145 00:12:59,046 --> 00:13:00,000 俺の上着から 携帯 取ってもらえますか? 146 00:13:00,000 --> 00:13:01,982 俺の上着から 携帯 取ってもらえますか? 147 00:13:08,989 --> 00:13:11,992 15年前のLL事件➡ 148 00:13:11,992 --> 00:13:16,997 浦島 亀一が真犯人だと 認める会話が録音されてます。 149 00:13:16,997 --> 00:13:18,999 えっ? 150 00:13:27,007 --> 00:13:29,009 (パトカーのドアの閉まる音) 151 00:13:46,960 --> 00:13:50,964 (裁判官)それでは これより 被告人 雪村 京花に対する➡ 152 00:13:50,964 --> 00:13:54,968 殺人および死体遺棄事件の 証人尋問を始めます。➡ 153 00:13:54,968 --> 00:13:58,972 証人の浦島エイジさん お願いします。 154 00:13:58,972 --> 00:14:00,000 今日 ここに来たのは➡ 155 00:14:00,000 --> 00:14:02,976 今日 ここに来たのは➡ 156 00:14:02,976 --> 00:14:07,981 畑 葉子さんが殺害された 事件について証言をするためです。 157 00:14:07,981 --> 00:14:12,986 しかし この事件の全貌を解明するには➡ 158 00:14:12,986 --> 00:14:16,990 まず 雪村被告が犯した もう一つの殺人について➡ 159 00:14:16,990 --> 00:14:19,993 話をしなければなりません。 160 00:14:19,993 --> 00:14:21,995 (検察官)もう一つの殺人? 161 00:14:21,995 --> 00:14:24,998 はい。 162 00:14:24,998 --> 00:14:30,000 俺の別人格である 浦島エイジの殺人です。 163 00:14:30,000 --> 00:14:31,004 俺の別人格である 浦島エイジの殺人です。 164 00:14:32,940 --> 00:14:35,943 (検察官) いったい何があったのですか? 165 00:14:37,945 --> 00:14:39,947 あの日…。 166 00:14:42,950 --> 00:14:44,952 分かったよ エイジ君。 167 00:14:46,954 --> 00:14:50,958 私…。 168 00:14:50,958 --> 00:14:54,962 今から エイジ君を殺すね。 169 00:14:54,962 --> 00:14:57,965 えっ? 170 00:14:57,965 --> 00:15:00,000 B一君とエイジ君 2つの人格を統合する。 171 00:15:00,000 --> 00:15:02,970 B一君とエイジ君 2つの人格を統合する。 172 00:15:02,970 --> 00:15:05,973 そうやって生まれた 新しい人格に➡ 173 00:15:05,973 --> 00:15:08,976 LLの後を継いでもらう。 174 00:15:08,976 --> 00:15:10,978 それが私の目的。 175 00:15:14,982 --> 00:15:17,985 だって B一君もエイジ君も駄目なら➡ 176 00:15:17,985 --> 00:15:21,989 2人に 消えてもらうしかないでしょ。 177 00:15:21,989 --> 00:15:24,992 そうして やっと出会えるの。 178 00:15:24,992 --> 00:15:28,996 私の求めていた 本当のエイジ君に。 179 00:15:31,999 --> 00:15:37,938 育ててくれたお父さんも きっと喜んでくれると思うな。 180 00:15:37,938 --> 00:15:41,942 そ… 育ててくれた? 181 00:15:41,942 --> 00:15:43,944 そう。 182 00:15:45,946 --> 00:15:49,950 殺人鬼・LLの本当の正体はね➡ 183 00:15:49,950 --> 00:15:56,957 あなたの育てのお父さん 浦島 亀一なんだよ。 184 00:16:00,961 --> 00:16:02,963 は? フフッ。 185 00:16:02,963 --> 00:16:06,967 本当のことを知ったときは がっかりしたな。 186 00:16:06,967 --> 00:16:12,973 だって LLの息子だと思って エイジ君に近づいたのに。 187 00:16:12,973 --> 00:16:15,976 でも きのう お父さんがね…。 188 00:16:15,976 --> 00:16:19,980 (亀一)《こんな電話してきて 何が目的なんだ?》 189 00:16:19,980 --> 00:16:23,984 《ただ感謝の気持ちを 伝えたくて》 190 00:16:23,984 --> 00:16:26,987 《私を救いだしてくれたのは あなたです》 191 00:16:26,987 --> 00:16:30,000 《エイジに近づいたのは LLの息子だからか》 192 00:16:30,000 --> 00:16:30,991 《エイジに近づいたのは LLの息子だからか》 193 00:16:30,991 --> 00:16:32,926 (携帯電話)(京花)《はい》 194 00:16:32,926 --> 00:16:34,928 《だから とても残念です》 195 00:16:34,928 --> 00:16:36,930 《だって 彼は➡ 196 00:16:36,930 --> 00:16:39,933 あなたの本当の息子では ないんですから》 197 00:16:39,933 --> 00:16:44,938 《いや それは違うよ》 198 00:16:44,938 --> 00:16:49,943 《エイジは私が 腹を痛めて産んだ息子も同然だ》 199 00:16:49,943 --> 00:16:51,945 《血のつながり以上に➡ 200 00:16:51,945 --> 00:16:56,950 強い関係で結ばれた親子だと 私は思ってる》 201 00:16:56,950 --> 00:16:58,952 (京花)うれしかったなぁ!➡ 202 00:16:58,952 --> 00:17:00,000 他でもない LL本人が➡ 203 00:17:00,000 --> 00:17:00,954 他でもない LL本人が➡ 204 00:17:00,954 --> 00:17:03,957 エイジ君のことを そう認めてくれてるなんて。 205 00:17:05,959 --> 00:17:12,966 ああ やっぱりエイジ君こそが 私の運命の相手なんだって。 206 00:17:12,966 --> 00:17:17,971 私 エイジ君のこと もっともっと好きになれたんだ。 207 00:17:19,973 --> 00:17:24,978 父さんが… LL? 208 00:17:28,982 --> 00:17:30,000 嘘だ。 209 00:17:30,000 --> 00:17:30,984 嘘だ。 210 00:17:34,988 --> 00:17:36,990 嘘だ~! 211 00:17:36,990 --> 00:17:38,992 (泣き声) 212 00:17:38,992 --> 00:17:47,000 信じられない? それとも 信じたくない? 213 00:17:47,000 --> 00:17:49,002 そうやって あなたも 目の前の現実から➡ 214 00:17:49,002 --> 00:17:52,005 目をそらし続けるの? 215 00:17:52,005 --> 00:17:54,007 あなたたちは どっちも そんなんだから➡ 216 00:17:54,007 --> 00:17:57,010 ばらばらで中途半端な存在に なってしまったんだよ。 217 00:17:59,012 --> 00:18:00,000 でも安心して。 私が一つに戻してあげる。 218 00:18:00,000 --> 00:18:04,017 でも安心して。 私が一つに戻してあげる。 219 00:18:04,017 --> 00:18:06,019 そうすれば➡ 220 00:18:06,019 --> 00:18:09,690 今度こそ 私のことを ちゃんと受け止めてくれる➡ 221 00:18:09,690 --> 00:18:13,026 理想のエイジ君に なってくれるよね。 222 00:18:16,029 --> 00:18:18,031 ねえ この前 私のこと➡ 223 00:18:18,031 --> 00:18:22,035 西宮メンタルクリニックで 見かけたんでしょ?➡ 224 00:18:22,035 --> 00:18:26,039 あのとき 先生に 相談に乗ってもらってたの。➡ 225 00:18:26,039 --> 00:18:29,042 新しい人格をつくる方法を。 226 00:18:29,042 --> 00:18:30,000 (野島) 《人格の統合を目指すには➡ 227 00:18:30,000 --> 00:18:31,044 (野島) 《人格の統合を目指すには➡ 228 00:18:31,044 --> 00:18:33,981 その人格が生まれた原因と 役割を知り➡ 229 00:18:33,981 --> 00:18:35,983 トラウマに向き合うこと》 230 00:18:35,983 --> 00:18:40,988 《ただ 絶対に やってはいけないことがある》➡ 231 00:18:40,988 --> 00:18:45,993 《別人格が自分自身を 別人格だと気付いていない場合➡ 232 00:18:45,993 --> 00:18:48,996 その事実を 不用意に伝えてはならない》 233 00:18:48,996 --> 00:18:50,998 《どうしてですか?》 234 00:18:50,998 --> 00:18:55,002 《アイデンティティーの崩壊を 招くからだ》 235 00:18:55,002 --> 00:18:58,005 《それは 別人格の消滅を意味する》➡ 236 00:18:58,005 --> 00:19:00,000 《さらに その影響が 主人格にまで及べば➡ 237 00:19:00,000 --> 00:19:01,008 《さらに その影響が 主人格にまで及べば➡ 238 00:19:01,008 --> 00:19:05,012 新しい別人格が生まれてしまう 危険性もあるんだ》 239 00:19:07,014 --> 00:19:10,017 《なるほど》 240 00:19:10,017 --> 00:19:12,019 《よく分かりました》 241 00:19:12,019 --> 00:19:18,025 エイジ君 私がこれから言うことを よく聞いてね。 242 00:19:18,025 --> 00:19:23,030 あなたは 今から15年前に生まれたの。 243 00:19:26,033 --> 00:19:28,035 えっ? 244 00:19:28,035 --> 00:19:30,000 お父さんがLLと疑われたまま 死んでしまったこと。➡ 245 00:19:30,000 --> 00:19:32,039 お父さんがLLと疑われたまま 死んでしまったこと。➡ 246 00:19:32,039 --> 00:19:35,976 お母さんが 目の前で自殺したこと。➡ 247 00:19:35,976 --> 00:19:38,979 加害者の息子として 苦しめられたこと。➡ 248 00:19:38,979 --> 00:19:42,983 そういう大きな痛みから 逃れるために➡ 249 00:19:42,983 --> 00:19:47,988 八野衣エイジという少年が 生み出した人格が➡ 250 00:19:47,988 --> 00:19:50,991 あなただったの。 251 00:19:50,991 --> 00:19:56,997 つまり あなたは後から生まれた ただの出来損ないの人格。 252 00:19:56,997 --> 00:20:00,000 この世に存在しない人間なんだ。 253 00:20:00,000 --> 00:20:04,004 (京花)《出来損ないの人格》➡ 254 00:20:04,004 --> 00:20:07,007 《この世に 存在しない人間なんだ》 255 00:20:25,025 --> 00:20:29,029 (ざわめき) 256 00:20:29,029 --> 00:20:30,000 (裁判官)静粛に。 静粛に!➡ 257 00:20:30,000 --> 00:20:32,966 (裁判官)静粛に。 静粛に!➡ 258 00:20:32,966 --> 00:20:37,971 本日の証人尋問は 以上といたします。➡ 259 00:20:37,971 --> 00:20:41,975 引き続き 浦島エイジさんの証人尋問を➡ 260 00:20:41,975 --> 00:20:47,981 次回期日にて執り行います。 これにて閉廷いたします。 261 00:20:54,988 --> 00:20:56,990 (ナミ)どうして あんなこと知ってたの? 262 00:20:56,990 --> 00:20:59,993 あなたが証言台で話したことは➡ 263 00:20:59,993 --> 00:21:00,000 エイジしか 知り得ないことばかりだった。 264 00:21:00,000 --> 00:21:03,997 エイジしか 知り得ないことばかりだった。 265 00:21:03,997 --> 00:21:10,003 人格が統合された場合 別人格の特徴や記憶が➡ 266 00:21:10,003 --> 00:21:13,006 主人格に引き継がれることが あるらしい。 267 00:21:16,009 --> 00:21:20,013 この一年で少しずつだが➡ 268 00:21:20,013 --> 00:21:23,016 エイジの記憶が 俺の中に戻ってきている。 269 00:21:30,023 --> 00:21:34,962 ってことは やっぱりエイジは もう…。 270 00:21:41,969 --> 00:21:43,971 分かった。 271 00:21:43,971 --> 00:21:46,974 じゃあ また次の公判で。 272 00:22:07,995 --> 00:22:09,997 (スピーカー)(車の解錠音) 273 00:22:28,015 --> 00:22:30,000 ♬~ 274 00:22:30,000 --> 00:22:47,968 ♬~ 275 00:22:47,968 --> 00:22:58,979 ♬~ 276 00:23:04,918 --> 00:23:06,920 前回の話には まだ続きがあります。 277 00:23:06,920 --> 00:23:08,922 (検察官)続き? 雪村 京花は➡ 278 00:23:08,922 --> 00:23:11,925 浦島エイジを この世から消そうとしました。 279 00:23:11,925 --> 00:23:16,930 しかし 自分一人の力だけでは 殺せなかったんです。 280 00:23:16,930 --> 00:23:19,933 他の者の手を借りなければ。 281 00:23:19,933 --> 00:23:21,935 (検察官)他の者? 282 00:23:21,935 --> 00:23:23,937 それは…。 283 00:23:25,939 --> 00:23:28,942 浦島エイジ自身です。 284 00:23:40,954 --> 00:23:42,956 京花ちゃん…。 285 00:23:50,964 --> 00:23:52,966 まだ消えてなかったんだ。 286 00:23:55,969 --> 00:23:58,972 ようやく分かったよ。 287 00:24:01,975 --> 00:24:04,912 君の本当の目的が。 288 00:24:04,912 --> 00:24:07,915 私の本当の目的? 289 00:24:07,915 --> 00:24:16,924 君が僕に近づいたのは… 僕たちに執着していたのは➡ 290 00:24:16,924 --> 00:24:20,928 LLのように なってほしかったからじゃない。 291 00:24:23,931 --> 00:24:26,934 君は…。 292 00:24:26,934 --> 00:24:30,000 君は ずっと誰かに 認めてほしかったんだ。 293 00:24:30,000 --> 00:24:30,938 君は ずっと誰かに 認めてほしかったんだ。 294 00:24:32,940 --> 00:24:38,946 君という存在を 誰かに 受け入れてもらいたかったんだ。 295 00:24:41,949 --> 00:24:45,953 君は生まれてから ずっと1人だった。 296 00:24:45,953 --> 00:24:48,956 誰にも受け入れてもらえなかった。 297 00:24:48,956 --> 00:24:56,964 でも LLの息子の僕たちなら きっと自分を理解してくれる。 298 00:24:56,964 --> 00:24:58,966 そう思ってたんだろ? 299 00:25:01,969 --> 00:25:06,974 だけど 結局 僕たちに拒絶されてしまった。 300 00:25:09,977 --> 00:25:12,980 「私は また独りぼっちに なってしまうかもしれない」 301 00:25:12,980 --> 00:25:15,983 君は そう考えた。 302 00:25:17,985 --> 00:25:20,988 だから 僕たちを消そうとした。 303 00:25:22,990 --> 00:25:29,997 統合して新しくつくった人格に 自分を認めてもらいたかったんだ。 304 00:25:31,999 --> 00:25:38,005 君は ただ誰かに 愛されたかっただけなんだよね? 305 00:25:38,005 --> 00:25:40,007 エイジ君。 306 00:25:47,014 --> 00:25:50,017 さっきから 何を言ってるの? 307 00:25:50,017 --> 00:25:53,020 僕も ずっと そうだったんだ。 308 00:25:53,020 --> 00:25:57,024 僕も この世界に 居場所なんてなかった。 309 00:25:57,024 --> 00:26:00,000 だから 京花ちゃんの気持ちが 痛いほど分かるんだ。 310 00:26:00,000 --> 00:26:01,028 だから 京花ちゃんの気持ちが 痛いほど分かるんだ。 311 00:26:04,031 --> 00:26:05,966 でも 僕は…。 312 00:26:10,971 --> 00:26:13,974 君と出会って救われた。 313 00:26:16,977 --> 00:26:20,981 クソみたいな僕の人生に➡ 314 00:26:20,981 --> 00:26:24,985 君だけが 唯一 僕の居場所になってくれたんだ。 315 00:26:26,987 --> 00:26:30,000 君といるときだけは 心から笑うことができたんだ。 316 00:26:30,000 --> 00:26:31,992 君といるときだけは 心から笑うことができたんだ。 317 00:26:35,996 --> 00:26:41,001 たとえ それが 偽りの姿だったとしても➡ 318 00:26:41,001 --> 00:26:48,008 京花ちゃんの存在が 僕を救ってくれたんだ。 319 00:26:50,010 --> 00:26:54,014 僕も君に同じことをしてあげたい。 320 00:26:54,014 --> 00:26:57,017 君を救いだしてあげたい。 321 00:26:59,019 --> 00:27:00,000 でも…。 322 00:27:00,000 --> 00:27:02,022 でも…。 323 00:27:04,024 --> 00:27:06,960 僕 すっげえバカだからさ。 324 00:27:15,969 --> 00:27:18,972 君を許すくらいしか してあげられない。 325 00:27:22,976 --> 00:27:30,000 君がしてくれたことが 全て嘘だったとしても➡ 326 00:27:30,000 --> 00:27:32,986 君がしてくれたことが 全て嘘だったとしても➡ 327 00:27:32,986 --> 00:27:36,990 僕は 君を恨んだりしない くらいしか してあげられない。 328 00:27:41,995 --> 00:27:50,003 世界中が京花ちゃんの敵に なったとしても➡ 329 00:27:50,003 --> 00:27:55,008 僕だけは 君の味方でいる ぐらいしか してあげられない。 330 00:28:05,953 --> 00:28:09,957 京花ちゃんが 僕に死んでほしいなら…。 331 00:28:16,964 --> 00:28:21,969 僕は 喜んで死ぬくらいしか してあげられない。 332 00:28:24,972 --> 00:28:26,974 えっと…。 333 00:28:29,977 --> 00:28:30,000 それから何だっけな。 334 00:28:30,000 --> 00:28:33,981 それから何だっけな。 335 00:28:35,983 --> 00:28:38,986 あー! 336 00:28:38,986 --> 00:28:41,989 やっぱ駄目だな 僕って。 337 00:28:43,991 --> 00:28:50,998 最後まで うまく し… 締まんないや。 338 00:28:57,004 --> 00:29:00,000 エイジ君…? 339 00:29:00,000 --> 00:29:00,007 エイジ君…? 340 00:29:00,007 --> 00:29:02,009 エイジ君? 341 00:29:04,011 --> 00:29:07,948 まさか 自分で消えちゃったの? 342 00:29:07,948 --> 00:29:12,953 嘘でしょ。 意味 分かんないんだけど。 343 00:29:19,960 --> 00:29:21,962 エイジ君。 344 00:29:23,964 --> 00:29:27,968 ねえ エイジ君ってば。 345 00:29:32,973 --> 00:29:35,976 本当に死んじゃったの? 346 00:29:57,998 --> 00:30:00,000 さよなら 浦島エイジ君。 347 00:30:00,000 --> 00:30:02,002 さよなら 浦島エイジ君。 348 00:30:13,947 --> 00:30:15,949 俺には ずっと疑問でした。 349 00:30:15,949 --> 00:30:22,956 LLに憧れていた雪村被告が なぜ 俺にLLの情報を与え➡ 350 00:30:22,956 --> 00:30:24,958 LLを追い詰めるようなことを したのか。 351 00:30:24,958 --> 00:30:29,963 《LLは 生きてたの》 352 00:30:29,963 --> 00:30:30,000 彼女の矛盾した行動には 必ず何かがある。 353 00:30:30,000 --> 00:30:33,967 彼女の矛盾した行動には 必ず何かがある。 354 00:30:33,967 --> 00:30:35,969 俺は そう考えてました。 355 00:30:38,972 --> 00:30:43,977 あれは全て 浦島エイジのためだったんだよな。 356 00:30:45,979 --> 00:30:47,981 お前 医者に こう言われたんだろ? 357 00:30:47,981 --> 00:30:50,984 《その人格が生まれた原因と 役割を知り➡ 358 00:30:50,984 --> 00:30:52,986 トラウマに向き合うこと》 359 00:30:52,986 --> 00:30:55,989 《それは 別人格の消滅を意味する》 360 00:30:55,989 --> 00:31:00,000 お前は その言葉を都合良く解釈し こう考えた。 361 00:31:00,000 --> 00:31:00,994 お前は その言葉を都合良く解釈し こう考えた。 362 00:31:00,994 --> 00:31:02,996 「B一が存在する理由は復讐」 363 00:31:02,996 --> 00:31:06,934 「そのB一が LLを殺して復讐を果たせば…」 364 00:31:06,934 --> 00:31:08,936 《それは 消滅を意味する》 365 00:31:08,936 --> 00:31:11,939 B一という人格が消滅し➡ 366 00:31:11,939 --> 00:31:15,943 空いた体に 浦島エイジが また戻ってくるかもしれない。 367 00:31:18,946 --> 00:31:24,952 お前は あのとき 浦島エイジに 救われたんじゃないのか? 368 00:31:24,952 --> 00:31:30,000 あの日 あの瞬間から ただひたすらに お前は➡ 369 00:31:30,000 --> 00:31:31,959 あの日 あの瞬間から ただひたすらに お前は➡ 370 00:31:31,959 --> 00:31:35,963 浦島エイジに もう一度 会いたいと➡ 371 00:31:35,963 --> 00:31:37,965 それだけを 願ってたんじゃないのか? 372 00:31:40,968 --> 00:31:44,972 だが エイジは戻ってこなかった。 373 00:31:44,972 --> 00:31:47,975 それは 俺が復讐を 果たせなかったからじゃない。 374 00:31:50,978 --> 00:31:54,982 死んだ人間は 二度と戻ってこないからだ。 375 00:31:56,984 --> 00:31:59,987 浦島エイジは死んだ。 376 00:31:59,987 --> 00:32:00,000 もう二度と戻ってはこない。 377 00:32:00,000 --> 00:32:03,991 もう二度と戻ってはこない。 378 00:32:03,991 --> 00:32:07,928 殺したのは お前だ。 379 00:32:07,928 --> 00:32:09,930 雪村 京花。 380 00:32:19,940 --> 00:32:25,946 (京花)フッ。 フフフ。 381 00:32:25,946 --> 00:32:27,948 フフフフ。 382 00:32:30,951 --> 00:32:32,953 (京花)アハハハハ。➡ 383 00:32:32,953 --> 00:32:35,956 アハハハ! アハハ!➡ 384 00:32:35,956 --> 00:32:42,963 アハハハ。 ハハハハ。 アハハハ。 385 00:32:42,963 --> 00:32:51,972 アハハハハ。 アハハハ。 386 00:32:51,972 --> 00:32:54,975 あああああ…! 387 00:32:56,977 --> 00:32:58,979 あ~! 388 00:33:00,981 --> 00:33:03,984 あああ! あ~! 389 00:33:08,922 --> 00:33:22,936 (泣き声) 390 00:33:22,936 --> 00:33:26,940 お前は ずっと 痛みを感じないように生きてきた。 391 00:33:26,940 --> 00:33:30,000 まるでLLと同じように。 392 00:33:30,000 --> 00:33:30,944 まるでLLと同じように。 393 00:33:30,944 --> 00:33:35,949 過酷な家庭環境で育ってきた お前にとって➡ 394 00:33:35,949 --> 00:33:38,952 痛みを放棄することが唯一➡ 395 00:33:38,952 --> 00:33:42,956 現実から 逃れる手段だったんだろう。 396 00:33:42,956 --> 00:33:47,961 だが これが大切な人を失う痛みだ。 397 00:33:49,963 --> 00:33:54,968 浦島エイジが 取り戻してくれたんだよ。 398 00:33:58,972 --> 00:34:00,000 うっ…。 399 00:34:00,000 --> 00:34:00,974 うっ…。 400 00:34:03,977 --> 00:34:11,919 (京花のすすり泣く声) 401 00:34:11,919 --> 00:34:30,000 ♬~ 402 00:34:30,000 --> 00:34:31,939 ♬~ 403 00:34:31,939 --> 00:34:42,950 ♬~ 404 00:34:52,960 --> 00:34:54,962 <(女の子)ママ。 <(母)ん? 405 00:34:54,962 --> 00:34:56,964 <(女の子)あれ 何てお花? 406 00:34:56,964 --> 00:34:58,966 あれは キンモクセイよ。 407 00:34:58,966 --> 00:35:00,000 へぇ~ いい匂いだね。 (母)ねっ。 408 00:35:00,000 --> 00:35:02,970 へぇ~ いい匂いだね。 (母)ねっ。 409 00:35:51,018 --> 00:35:56,023 (乙の爪をかむ音) 410 00:35:56,023 --> 00:36:00,000 ♬~ 411 00:36:00,000 --> 00:36:15,976 ♬~ 412 00:36:15,976 --> 00:36:30,000 ♬~ 413 00:36:30,000 --> 00:36:35,996 ♬~ 414 00:36:35,996 --> 00:36:56,016 ♬~ 415 00:36:56,016 --> 00:37:00,000 ♬~ 416 00:37:00,000 --> 00:37:15,969 ♬~ 417 00:37:15,969 --> 00:37:30,000 ♬~ 418 00:37:30,000 --> 00:37:35,989 ♬~ 419 00:37:35,989 --> 00:37:45,999 ♬~ 420 00:37:45,999 --> 00:37:58,011 ♬~ 421 00:38:23,904 --> 00:38:27,908 (ナミ)その後 体に変化とかは? ほら 雪村 京花が言ってたでしょ。 422 00:38:27,908 --> 00:38:30,000 (ナミ)新しい人格をつくるのが 目的だったって。 423 00:38:30,000 --> 00:38:31,912 (ナミ)新しい人格をつくるのが 目的だったって。 424 00:38:31,912 --> 00:38:34,915 今のところ そういう兆候はない。 425 00:38:34,915 --> 00:38:36,917 エイジが 自分から消えたおかげで➡ 426 00:38:36,917 --> 00:38:39,920 問題なく俺たちの統合が 進んだのかもな。 427 00:38:41,922 --> 00:38:43,924 そっか。 428 00:38:46,927 --> 00:38:48,929 (ナミ)はい。 429 00:38:50,931 --> 00:38:52,933 ホントはさ エイジ本人に➡ 430 00:38:52,933 --> 00:38:54,935 伝えなくちゃ いけなかったんだけど➡ 431 00:38:54,935 --> 00:38:56,937 タイミング逃しちゃって。 432 00:39:00,941 --> 00:39:02,943 《はい》 433 00:39:02,943 --> 00:39:04,945 《何ですか? これ》 434 00:39:04,945 --> 00:39:06,947 《あなたが 頑張ってくれたおかげで➡ 435 00:39:06,947 --> 00:39:09,950 スカルがつぶれたから》 436 00:39:09,950 --> 00:39:13,954 エイジは 何の関係もない私のために➡ 437 00:39:13,954 --> 00:39:17,958 必死に闘ってくれた。➡ 438 00:39:17,958 --> 00:39:20,961 エイジがスカルを つぶしてくれたおかげで➡ 439 00:39:20,961 --> 00:39:24,898 私は救われた。➡ 440 00:39:24,898 --> 00:39:26,900 私だけじゃない。➡ 441 00:39:26,900 --> 00:39:30,000 女の子たちは みんな エイジに感謝してる。 442 00:39:30,000 --> 00:39:31,905 女の子たちは みんな エイジに感謝してる。 443 00:39:33,907 --> 00:39:36,910 エイジは 私たちにとって ヒーローなんだ。 444 00:39:38,912 --> 00:39:44,918 (ナミ) だから あのときは ありがとう。 445 00:39:47,921 --> 00:39:51,925 エイジが 命を懸けて守ってくれた人生➡ 446 00:39:51,925 --> 00:39:53,927 大切にしなくちゃね。 447 00:40:04,938 --> 00:40:06,940 どうしたの? 448 00:40:08,942 --> 00:40:13,947 15年たって 今ごろ気付くとはな。 449 00:40:13,947 --> 00:40:16,950 俺は 誰に対しても➡ 450 00:40:16,950 --> 00:40:20,954 復讐のために利用することしか 考えてこなかった。 451 00:40:20,954 --> 00:40:25,893 だが エイジと父さんは…。 452 00:40:25,893 --> 00:40:28,896 《早く向こうの生活に なじめるといいな》 453 00:40:28,896 --> 00:40:30,000 《だから ナミさんには 心から笑っててほしいんです》 454 00:40:30,000 --> 00:40:33,901 《だから ナミさんには 心から笑っててほしいんです》 455 00:40:36,904 --> 00:40:40,908 俺は これまで 散々エイジを否定してきた。 456 00:40:40,908 --> 00:40:43,577 俺に必要のないものが 寄せ集められた➡ 457 00:40:43,577 --> 00:40:45,913 ただのガラクタだと ずっと思ってた。 458 00:40:45,913 --> 00:40:51,919 だが 父さんの思いを 受け継いでたのは➡ 459 00:40:51,919 --> 00:40:53,921 エイジの方だったんだな。 460 00:40:57,925 --> 00:41:00,000 父さんは きっと 復讐なんて望んでなかった。 461 00:41:00,000 --> 00:41:02,930 父さんは きっと 復讐なんて望んでなかった。 462 00:41:06,934 --> 00:41:09,937 消えるべきだったのは➡ 463 00:41:09,937 --> 00:41:13,941 エイジじゃなくて 俺の方だったのかもな。 464 00:41:19,947 --> 00:41:22,883 それ 開けてみてくれる? 465 00:41:32,893 --> 00:41:34,895 下手くそだな。 466 00:41:34,895 --> 00:41:37,898 フフッ。 今は もっと上達してるから。 467 00:41:40,901 --> 00:41:44,905 それ あなたにあげる。 468 00:41:44,905 --> 00:41:49,910 あなたにも 一応 助けられたし。 469 00:41:55,916 --> 00:41:57,918 それじゃ。 470 00:41:57,918 --> 00:42:00,000 ♬~ 471 00:42:00,000 --> 00:42:17,938 ♬~ 472 00:42:17,938 --> 00:42:28,949 ♬~ 473 00:42:28,949 --> 00:42:30,000 エイジは ちゃんと生きてるんだね。 474 00:42:30,000 --> 00:42:32,953 エイジは ちゃんと生きてるんだね。 475 00:42:32,953 --> 00:42:34,955 あなたの中で。 476 00:42:34,955 --> 00:42:54,975 ♬~ 477 00:42:54,975 --> 00:43:00,000 ♬~ 478 00:43:00,000 --> 00:43:14,995 ♬~ 479 00:43:14,995 --> 00:43:17,998 ♬~ 480 00:43:21,001 --> 00:43:22,936 (サトル) そろそろ就活しないとな。 481 00:43:22,936 --> 00:43:25,939 一生 大学生でいてぇ。 482 00:43:25,939 --> 00:43:29,943 あっ。 おい 何してたんだよ。➡ 483 00:43:29,943 --> 00:43:30,000 おせーよ。 (サトル)先に食べてるよ。 484 00:43:30,000 --> 00:43:33,947 おせーよ。 (サトル)先に食べてるよ。 485 00:43:33,947 --> 00:43:36,950 ごめん 遅れた。 486 00:43:36,950 --> 00:43:38,952 (柏木)唐揚げ うめえぞ。 マジか。 487 00:43:38,952 --> 00:43:41,955 あっ サトル トマト食ってくんね? 488 00:43:41,955 --> 00:43:44,958 いや 無理。 嫌い 嫌い。 (柏木)いいじゃん!➡ 489 00:43:44,958 --> 00:43:47,961 紅しょうがと交換しようよ。 (サトル)色だけじゃん 一緒なの。 490 00:43:47,961 --> 00:43:50,964 (柏木)色が同じなら同じだって。 (サトル)全然 別だよ。 491 00:43:50,964 --> 00:43:53,967 (柏木)今ならキュウリも付けちゃう。 (サトル)キュウリも嫌いだから。