1 00:02:21,064 --> 00:02:41,084 ♬~ 2 00:02:41,084 --> 00:03:01,037 ♬~ 3 00:03:01,037 --> 00:03:21,057 ♬~ 4 00:03:21,057 --> 00:03:37,057 ♬~ 5 00:03:47,083 --> 00:03:51,087 <松の内も過ぎて のどかな春の日を浴びた西条の城> 6 00:03:51,087 --> 00:03:55,091 <そこで新吾に出会った 関白の姫君は➡ 7 00:03:55,091 --> 00:04:01,091 乙女の胸に燃えるような恋心を におわせていたのです> 8 00:04:04,034 --> 00:04:07,037 (道子)えい 9 00:04:07,037 --> 00:04:09,039 (道子)あ~ (新吾)ハハハ… 10 00:04:09,039 --> 00:04:11,041 さあ 今度は新吾の番です 11 00:04:11,041 --> 00:04:13,043 はい 12 00:04:13,043 --> 00:04:29,059 ♬~ 13 00:04:29,059 --> 00:04:31,061 よっ 14 00:04:31,061 --> 00:04:35,065 ハハハ… 新吾は上手ね 剣の極意? 15 00:04:35,065 --> 00:04:38,065 さあ ハハハ… 16 00:04:40,070 --> 00:04:43,073 (道子)暖かいこと お正月とは思えない 17 00:04:43,073 --> 00:04:46,076 この国では もう春なのです 18 00:04:46,076 --> 00:04:49,079 いい匂い 何の花の匂いかしら 19 00:04:49,079 --> 00:04:51,081 ≪(飛行音) 20 00:04:51,081 --> 00:04:53,081 あれは? 21 00:04:55,085 --> 00:05:00,023 (頼安)消えた (お銀)うわさに聞く闇夜の火文 22 00:05:00,023 --> 00:05:02,025 伊賀者だね 23 00:05:02,025 --> 00:05:04,027 (頼安) やはり この城下のどこかに? 24 00:05:04,027 --> 00:05:09,032 (お銀)いるのさ 姫様を狙ってね 25 00:05:09,032 --> 00:05:11,034 そういうお前さんは どうなんだい 26 00:05:11,034 --> 00:05:14,034 お前さんこそ どうなんだい? 27 00:05:23,046 --> 00:05:25,048 (一角)そろったか 28 00:05:25,048 --> 00:05:27,050 (卍)はっ 29 00:05:27,050 --> 00:05:32,055 (一角)闇夜の火文を放って うぬらを呼んだのは外ではない➡ 30 00:05:32,055 --> 00:05:39,062 鷹司卿の御息女 道子姫 明日を最後に当城下を去る 31 00:05:39,062 --> 00:05:46,069 御命縮めまいらすは 明日が勝負じゃ 32 00:05:46,069 --> 00:05:49,072 敵は新吾と頼安 33 00:05:49,072 --> 00:05:52,075 うぬら 生きて戻ると思うなよ 34 00:05:52,075 --> 00:05:54,077 (卍)もとより承知 35 00:05:54,077 --> 00:05:56,077 去れ (一同)はっ 36 00:06:04,020 --> 00:06:07,023 (お島)御当地は 初のお目見えだってのに➡ 37 00:06:07,023 --> 00:06:10,026 来た早々 とんでもない話を 聞いちまったもんだね 38 00:06:10,026 --> 00:06:12,028 (頓平)座頭 (お島)ええ? 39 00:06:12,028 --> 00:06:14,030 (頓平)あいつら忍びだっせ 何でもお姫さんの命を➡ 40 00:06:14,030 --> 00:06:16,032 どうとかこうとか (お島)シッ! 41 00:06:16,032 --> 00:06:19,035 めったなことを口にすると お互い命に関わるんだよ 42 00:06:19,035 --> 00:06:22,038 ひえ~ くわばら くわばら 43 00:06:22,038 --> 00:06:24,040 見ざる聞かざると 言いたいとこだけど➡ 44 00:06:24,040 --> 00:06:27,043 ここは頼安様の御城下 45 00:06:27,043 --> 00:06:30,046 さあ どうしたものかね 46 00:06:30,046 --> 00:06:35,051 えっ 姫をお連れして御城下を 案内せよと言われるのですか 47 00:06:35,051 --> 00:06:40,056 うん 姫の望みとあれば 理由なくお断りはできん➡ 48 00:06:40,056 --> 00:06:43,059 それに姫は明日の船で 都へお戻りになる➡ 49 00:06:43,059 --> 00:06:48,064 いわば 旅の最後の日だ お心のままにして差し上げたい 50 00:06:48,064 --> 00:06:52,068 しかし 御城下には 姫のお命を狙う伊賀者たちが 51 00:06:52,068 --> 00:06:54,070 知っての上だ だからこそ 新吾 52 00:06:54,070 --> 00:06:58,007 そちの剣に姫を託したい 53 00:06:58,007 --> 00:07:00,009 関白様の姫に もしものことがあれば➡ 54 00:07:00,009 --> 00:07:03,012 災いは この頼安だけでは済まん 55 00:07:03,012 --> 00:07:06,012 将軍家の禁裏に対する 失態となろう 56 00:07:08,017 --> 00:07:10,019 やつらは上様までを敵と 57 00:07:10,019 --> 00:07:13,022 (三太夫)うーん (庄三郎)何者でございます 58 00:07:13,022 --> 00:07:15,024 そんな大それた 59 00:07:15,024 --> 00:07:17,026 尾張大納言 宗春殿 60 00:07:17,026 --> 00:07:22,031 (三太夫)おお 上様と将軍の座を争われたお方 61 00:07:22,031 --> 00:07:27,036 宗春殿は今も将軍職への野望は 捨ててはおらん 62 00:07:27,036 --> 00:07:32,041 余も新吾も上様につながる者 全て宗春殿の敵じゃ 63 00:07:32,041 --> 00:07:34,043 叔父上 64 00:07:34,043 --> 00:07:39,048 仰せのとおり 姫のお供をして 御城下に参ります 65 00:07:39,048 --> 00:07:43,048 頼むぞ 余も万全の手配りはいたす 66 00:07:50,059 --> 00:07:52,061 新吾 似合う? 67 00:07:52,061 --> 00:07:56,065 とてもよくお似合いです かわいい町娘のようです 68 00:07:56,065 --> 00:07:58,065 ウフッ うれしい 69 00:08:00,003 --> 00:08:03,006 (道子)ハハッ わあ (子供たち)わーい➡ 70 00:08:03,006 --> 00:08:08,011 ♬ かごめ かごめ 71 00:08:08,011 --> 00:08:11,014 ♬ かごのなかのとりは 72 00:08:11,014 --> 00:08:14,017 姫はもう 籠の鳥ではありません 73 00:08:14,017 --> 00:08:18,021 新吾と一緒に自由な世界へ 飛び出した小鳥です 74 00:08:18,021 --> 00:08:20,021 ねっ 新吾 75 00:08:22,025 --> 00:08:26,029 小鳥をタカの群れに 放すようなもんさね➡ 76 00:08:26,029 --> 00:08:30,033 まあ 陰供をつけたところは 褒めてもいいが 77 00:08:30,033 --> 00:08:33,033 玄人の目から見りゃあね (頼安)分かるか? 78 00:08:35,038 --> 00:08:39,042 (お銀)2人の横にいる 宗匠頭巾のお年寄り 79 00:08:39,042 --> 00:08:45,048 それに 道具箱を担いだ職人風の いなせな男➡ 80 00:08:45,048 --> 00:08:48,051 それに 今行く六部 81 00:08:48,051 --> 00:08:50,053 伊賀者たちは? 忍びのやつらはどうだ 82 00:08:50,053 --> 00:08:54,057 さあ それなんだけど 83 00:08:54,057 --> 00:08:56,993 大した女だ 84 00:08:56,993 --> 00:09:00,997 ウフッ そんなに見つめちゃ 恥ずかしいじゃないか 85 00:09:00,997 --> 00:09:02,999 ばか えい! 86 00:09:02,999 --> 00:09:04,999 (忍者)うっ! 87 00:09:09,005 --> 00:09:11,005 (忍者)うっ… (頼安)あっ 88 00:09:15,011 --> 00:09:17,013 なかなかやるな お前も 89 00:09:17,013 --> 00:09:19,015 フフッ 90 00:09:19,015 --> 00:09:23,019 あっ 大当たり (子供たちの歓声) 91 00:09:23,019 --> 00:09:26,022 景品でございます ハハハ… 92 00:09:26,022 --> 00:09:29,025 はい 新吾 (子供たち)うわっ 頂戴 頂戴 93 00:09:29,025 --> 00:09:31,025 はい みんな 94 00:09:36,032 --> 00:09:38,034 甘い 95 00:09:38,034 --> 00:09:41,037 一度でいいから 食べてみたいと思っていたの 96 00:09:41,037 --> 00:09:43,039 都にはないんですか? あるのでしょ 97 00:09:43,039 --> 00:09:49,045 でも姫は屋敷の中か御所以外に 外へ出ることはないんです 98 00:09:49,045 --> 00:09:51,047 新吾 99 00:09:51,047 --> 00:09:54,050 はっ? 姫が今 どんなに楽しいか➡ 100 00:09:54,050 --> 00:09:57,987 あなたには 想像もつかないでしょうね 101 00:09:57,987 --> 00:09:59,989 姫様 102 00:09:59,989 --> 00:10:01,991 あ… 103 00:10:01,991 --> 00:10:04,991 さあ もっと遊びましょう ええ 104 00:10:08,998 --> 00:10:12,001 (お銀)楽しそうだね あの2人 105 00:10:12,001 --> 00:10:15,001 仏心か? 106 00:10:17,006 --> 00:10:21,010 お前 あのお姫様を狙って どうしようというんだ 107 00:10:21,010 --> 00:10:23,012 お前さんこそ 私にぴったり付きまとって➡ 108 00:10:23,012 --> 00:10:26,015 どうしようってのさ (頼安)さあね 109 00:10:26,015 --> 00:10:32,021 (お囃子) 110 00:10:32,021 --> 00:10:35,024 (易者)そこなお二人 111 00:10:35,024 --> 00:10:37,026 見て進ぜようかのう 112 00:10:37,026 --> 00:10:41,026 易者? 見てもらいましょう 113 00:10:43,032 --> 00:10:47,036 おお お似合いのお二人じゃ 114 00:10:47,036 --> 00:10:52,041 縁談かの? (道子)見てください 私たちのこと 115 00:10:52,041 --> 00:10:56,045 私たち? フフッ 116 00:10:56,045 --> 00:11:03,986 ほう 姿に似合わぬ高貴な相を しておるのう 117 00:11:03,986 --> 00:11:06,989 だが おいたわしや 118 00:11:06,989 --> 00:11:11,994 既に御顔には死相が表れておる 119 00:11:11,994 --> 00:11:14,997 えい! はっ➡ 120 00:11:14,997 --> 00:11:16,997 てやっ! 121 00:11:24,006 --> 00:11:26,008 出たな 伊賀者 122 00:11:26,008 --> 00:11:29,011 この機を逃すな 討ち果たせ! 123 00:11:29,011 --> 00:11:44,026 ♬~ 124 00:11:44,026 --> 00:11:46,028 この場は引き受けました お早く 125 00:11:46,028 --> 00:11:48,030 はい 126 00:11:48,030 --> 00:12:08,050 ♬~ 127 00:12:08,050 --> 00:12:19,050 ♬~ 128 00:12:21,063 --> 00:12:24,066 (頓平)よいしょ よっ よっ よいさ よいしょ 129 00:12:24,066 --> 00:12:26,068 (一角)えーい 邪魔だ どけ (頓平)危ない 何すんねん➡ 130 00:12:26,068 --> 00:12:29,068 痛いな もう (座員たちの悲鳴) 131 00:12:32,074 --> 00:12:35,077 おい たった今ここへ 若い侍と娘が逃げ込んできたろう 132 00:12:35,077 --> 00:12:37,079 どこへ隠した 133 00:12:37,079 --> 00:12:41,083 私どもは このお社に つたない芸を奉納のため➡ 134 00:12:41,083 --> 00:12:44,086 昨夜 御当地へ参った旅の一座 135 00:12:44,086 --> 00:12:48,090 そのような人など 隠した覚えはございません 136 00:12:48,090 --> 00:12:50,090 捜せ (忍者)はっ 137 00:12:53,095 --> 00:12:55,097 (卍)いません (忍者)見当たりません 138 00:12:55,097 --> 00:13:00,036 よし そこにいる女どもを 一人一人 締め上げてみろ 139 00:13:00,036 --> 00:13:02,038 (卍)はっ (座員)あっ 待っておくんなさい➡ 140 00:13:02,038 --> 00:13:05,041 そんなことされちゃ (卍)えい どけ! 141 00:13:05,041 --> 00:13:10,046 何をなさいます 間もなく踊りの始まる時刻 142 00:13:10,046 --> 00:13:13,049 そのようなことをされては 私どもの芸を見てやろうと➡ 143 00:13:13,049 --> 00:13:17,053 お待ちかねのお客様に 申し訳が立ちません 144 00:13:17,053 --> 00:13:20,056 お断りいたします (一角)おのれ 河原者の分際で 145 00:13:20,056 --> 00:13:23,059 ホホホ… 146 00:13:23,059 --> 00:13:28,064 私どもが河原者なら お前様方は何者でございます 147 00:13:28,064 --> 00:13:31,067 何? (お島)今日は どういう訳か➡ 148 00:13:31,067 --> 00:13:36,072 この辺りに お城のお侍衆のお姿も 多うございます 149 00:13:36,072 --> 00:13:41,077 騒ぎ立てれば かえって おためにはなりますまい 150 00:13:41,077 --> 00:13:44,080 むっ? ≪(頼安)新吾! 新吾! 151 00:13:44,080 --> 00:13:46,080 (一角)散れ! 152 00:13:51,087 --> 00:13:55,091 太夫 今し方 忍びの者どもに 追われて迷い込んだ➡ 153 00:13:55,091 --> 00:13:58,091 2人連れの男女を知らんか (お島)いいえ 154 00:14:03,032 --> 00:14:07,036 殿様 (頼安)えっ? 155 00:14:07,036 --> 00:14:10,039 松平の殿様ではございませぬか 156 00:14:10,039 --> 00:14:13,042 あっ (お島)お島でございます 157 00:14:13,042 --> 00:14:15,044 江戸で ごひいきにあずかりました 158 00:14:15,044 --> 00:14:19,048 おお お島か 159 00:14:19,048 --> 00:14:23,052 四国への旅回り 是非 お目通りをと存じまして➡ 160 00:14:23,052 --> 00:14:27,056 御当地へ (頼安)そうであったか 161 00:14:27,056 --> 00:14:29,058 でも本当にようございました 162 00:14:29,058 --> 00:14:33,062 あのお二人は 道具方の頓平が計らって➡ 163 00:14:33,062 --> 00:14:37,066 忍びの者とは入れ違いに表の方へ 164 00:14:37,066 --> 00:14:39,068 かたじけない よく取り計らってくれた 165 00:14:39,068 --> 00:14:43,072 いいえ お島がせめてもの 御恩返しにございます 166 00:14:43,072 --> 00:14:47,076 ≪ フフフ… 167 00:14:47,076 --> 00:14:49,078 そうだったのかい 168 00:14:49,078 --> 00:14:51,080 お銀 169 00:14:51,080 --> 00:14:56,085 フッ お前さん ここのお殿様だったんだね 170 00:14:56,085 --> 00:15:01,023 それで読めたよ 私を付け回してた訳がさ 171 00:15:01,023 --> 00:15:05,027 待て お銀 (お島)殿様 172 00:15:05,027 --> 00:15:07,027 (忍者のうめき声) 173 00:15:11,033 --> 00:15:14,036 残るは5人 174 00:15:14,036 --> 00:15:18,040 お銀 お前は敵か? それとも 175 00:15:18,040 --> 00:15:21,043 姫様が逃げちまっちゃ しかたがない 176 00:15:21,043 --> 00:15:23,045 また会おうよ 177 00:15:23,045 --> 00:15:26,048 (頓平) よいしょ よいしょ よっ よっ 178 00:15:26,048 --> 00:15:33,055 (頓兵の掛け声) 179 00:15:33,055 --> 00:15:36,055 待て! (頓平)ぎゃー! 出た! 180 00:15:38,060 --> 00:15:43,060 後ろの男 手拭いを取って面を見せろ 181 00:15:47,069 --> 00:15:49,071 おのれは 182 00:15:49,071 --> 00:15:53,075 新吾様お番役 真崎庄三郎だ 183 00:15:53,075 --> 00:16:07,023 ♬~ 184 00:16:07,023 --> 00:16:09,025 ばか者 185 00:16:09,025 --> 00:16:14,025 (一角)謀りおったな (三太夫)者ども 出合え 出合え! 186 00:16:18,034 --> 00:16:20,036 (一角)引け 187 00:16:20,036 --> 00:16:39,055 ♬~ 188 00:16:39,055 --> 00:16:43,059 おとりが効いたようです もう御安心ください 189 00:16:43,059 --> 00:16:48,064 新吾 姫はどうして狙われるのでしょう 190 00:16:48,064 --> 00:16:52,068 その儀は 何とぞ お聞きくださいませぬよう 191 00:16:52,068 --> 00:16:57,006 そう… 恐ろしい思いをおさせしました 192 00:16:57,006 --> 00:17:00,009 お許しください いいえ 193 00:17:00,009 --> 00:17:04,013 おとぎ話の夢を 見ているような気持ち 194 00:17:04,013 --> 00:17:08,013 だって 新吾という強い武者が ついていてくれるんですもの 195 00:17:10,019 --> 00:17:12,021 ですが これ以上は 196 00:17:12,021 --> 00:17:15,021 もう 城へお戻りください 197 00:17:18,027 --> 00:17:20,029 楽しい一日でした 198 00:17:20,029 --> 00:17:24,029 いつまでも忘れないでしょう 199 00:17:27,036 --> 00:17:29,038 姫様 200 00:17:29,038 --> 00:17:31,038 新吾 201 00:17:33,042 --> 00:17:37,046 (笑い声) フフフ… 202 00:17:37,046 --> 00:17:40,046 フフフッ ハハハ… 203 00:17:43,052 --> 00:17:48,057 姫様は無事お城に お帰りになったんですってね 204 00:17:48,057 --> 00:17:50,059 うん 205 00:17:50,059 --> 00:17:55,059 お前さんも もうそろそろ 正体を明かしてもいいころだろう 206 00:17:56,999 --> 00:18:01,003 姫を守るために都から遣わされた 207 00:18:01,003 --> 00:18:04,006 違うかな? (お銀)ウフフッ 208 00:18:04,006 --> 00:18:06,008 図星 209 00:18:06,008 --> 00:18:10,012 甲賀の生まれで 夜霧のお銀と呼ばれる➡ 210 00:18:10,012 --> 00:18:14,016 くノ一ですのさ (頼安)よく働いてくれた 211 00:18:14,016 --> 00:18:18,020 望みがあるなら 遠慮なく言うがよい 212 00:18:18,020 --> 00:18:21,023 殿様 (頼安)シッ 213 00:18:21,023 --> 00:18:25,027 そのお言葉に甘えて 1つだけお願いがございます 214 00:18:25,027 --> 00:18:28,030 何だ 215 00:18:28,030 --> 00:18:30,032 ウフッ 216 00:18:30,032 --> 00:18:33,035 遠慮する柄でもあるまい 217 00:18:33,035 --> 00:18:36,038 お杯を下さい 218 00:18:36,038 --> 00:18:40,042 私 ほれちまったんですよ 219 00:18:40,042 --> 00:18:42,042 お銀 220 00:18:45,047 --> 00:18:51,053 ハァ… ままにならないものですね 221 00:18:51,053 --> 00:18:56,058 ままにならないといや お姫様と新吾様 222 00:18:56,058 --> 00:18:58,994 姫様と新吾? 223 00:18:58,994 --> 00:19:01,997 お互いにお好きらしいけど➡ 224 00:19:01,997 --> 00:19:05,000 姫様は何にも御存じないんです 225 00:19:05,000 --> 00:19:10,005 今度の旅が終わって 都にお帰りになったら➡ 226 00:19:10,005 --> 00:19:13,008 道子姫は➡ 227 00:19:13,008 --> 00:19:17,012 さる尊いお方のおきさきに おなりあそばしますのさ 228 00:19:17,012 --> 00:19:19,014 尊いお方? 229 00:19:19,014 --> 00:19:23,018 いずれは みかどの位に お就きあそばします 230 00:19:23,018 --> 00:19:26,021 親王の宮? 231 00:19:26,021 --> 00:19:31,026 ですから 父君が せめてもの思い出にと今度の旅を 232 00:19:31,026 --> 00:19:34,026 親王の宮のおきさきに 233 00:19:40,035 --> 00:19:43,038 (道子)新吾は奥方を持たないの? 234 00:19:43,038 --> 00:19:46,041 なぜそんなことを 235 00:19:46,041 --> 00:19:49,041 姫は新吾が好きです 236 00:19:52,047 --> 00:19:54,049 姫 237 00:19:54,049 --> 00:19:56,051 新吾は 姫が嫌い? 238 00:19:56,051 --> 00:19:57,987 いいや 239 00:19:57,987 --> 00:19:59,989 ですが… 240 00:19:59,989 --> 00:20:02,992 姫のような御身分の 241 00:20:02,992 --> 00:20:05,992 新吾は将軍の子だというでは ありませんか 242 00:20:09,999 --> 00:20:15,999 三代将軍も五代将軍も 御正室は 鷹司の家から迎えておられます 243 00:20:20,009 --> 00:20:22,009 姫 244 00:20:26,015 --> 00:20:30,019 言って 言ってください 245 00:20:30,019 --> 00:20:35,019 いつの日か姫を 道子を迎えてくれますか 246 00:20:37,026 --> 00:20:45,034 もし… もしそんなことが 許されるとしたら 247 00:20:45,034 --> 00:20:47,036 許されるとしたら? 248 00:20:47,036 --> 00:20:59,982 ♬~ 249 00:20:59,982 --> 00:21:01,982 ≪(飛行音) 250 00:21:04,987 --> 00:21:06,989 新吾 251 00:21:06,989 --> 00:21:10,993 姫様 御返事は 明日の朝までお待ちください 252 00:21:10,993 --> 00:21:14,997 その前に私は せねばならぬことがあります 253 00:21:14,997 --> 00:21:16,999 あっ 254 00:21:16,999 --> 00:21:18,999 どこへ行くの 新吾 255 00:21:23,005 --> 00:21:27,009 もしやとは思ったが➡ 256 00:21:27,009 --> 00:21:31,013 やはり残れるは我ら2人 (卍)お頭 257 00:21:31,013 --> 00:21:35,017 この上は こよい城中に忍び入り 姫のお命 申し受ける 258 00:21:35,017 --> 00:21:37,017 ≪ それには及ばん 259 00:21:42,024 --> 00:21:45,024 おのれ 葵 新吾 260 00:21:47,029 --> 00:21:53,035 これ以上 無益な血は流すまい 261 00:21:53,035 --> 00:21:55,037 潔く城下を去れ 262 00:21:55,037 --> 00:21:57,039 ほざくな 263 00:21:57,039 --> 00:22:01,043 伊賀者の意地に懸け うぬの命を絶たずにおこうか 264 00:22:01,043 --> 00:22:16,058 ♬~ 265 00:22:16,058 --> 00:22:18,060 やむをえん 266 00:22:18,060 --> 00:22:30,072 ♬~ 267 00:22:30,072 --> 00:22:32,072 (卍)おのれ! 268 00:22:40,082 --> 00:22:43,085 (卍)おのれ おっ 269 00:22:43,085 --> 00:22:56,098 ♬~ 270 00:22:56,098 --> 00:22:58,098 (卍)うわっ! 271 00:23:00,035 --> 00:23:02,037 死ね! 272 00:23:02,037 --> 00:23:22,057 ♬~ 273 00:23:22,057 --> 00:23:42,077 ♬~ 274 00:23:42,077 --> 00:24:02,030 ♬~ 275 00:24:02,030 --> 00:24:06,034 ♬~ 276 00:24:06,034 --> 00:24:14,042 (うめき声) 277 00:24:14,042 --> 00:24:17,045 (倒れる音) 278 00:24:17,045 --> 00:24:19,045 ≪ 見事 279 00:24:23,051 --> 00:24:25,051 叔父上 280 00:24:27,055 --> 00:24:30,058 お前に話がある 281 00:24:30,058 --> 00:24:41,069 ♬~ 282 00:24:41,069 --> 00:24:45,069 新吾は 新吾はなぜ来ないの? 283 00:24:50,078 --> 00:24:53,081 姫様 284 00:24:53,081 --> 00:24:57,019 新吾は参りません (道子)えっ? 285 00:24:57,019 --> 00:25:00,022 新吾は 剣の道に生きるのが定めの身 286 00:25:00,022 --> 00:25:05,022 何とぞ 新吾のことは お忘れ願いとう存じます 287 00:25:07,029 --> 00:25:12,029 新吾が… 新吾がそう言ったのですね 288 00:25:15,037 --> 00:25:20,037 いついつまでも お健やかにおわせと 289 00:25:27,049 --> 00:25:32,054 さよなら 新吾 290 00:25:32,054 --> 00:25:52,074 ♬~ 291 00:25:52,074 --> 00:26:00,015 ♬~ 292 00:26:00,015 --> 00:26:03,018 <くしき定めの貴公子1人> 293 00:26:03,018 --> 00:26:09,024 <葵 新吾の行く道は 咲き匂う梅の花さえ 心に留めず➡ 294 00:26:09,024 --> 00:26:14,029 新吾は燃える 剣一筋に> 295 00:26:14,029 --> 00:26:17,032 《許してください 姫》 296 00:26:17,032 --> 00:26:24,039 《新吾は生涯 剣一筋に生きます》 297 00:26:24,039 --> 00:26:44,059 ♬~ 298 00:26:44,059 --> 00:27:04,012 ♬~ 299 00:27:04,012 --> 00:27:24,032 ♬~ 300 00:27:24,032 --> 00:27:27,032 ♬~ 301 00:27:29,037 --> 00:27:42,037 ♬~