1 00:00:02,003 --> 00:00:04,939 (真彦) ちょっと待て。 2 00:00:06,674 --> 00:00:09,610 (凛子) 似てるわよね 私たち。 3 00:00:09,677 --> 00:00:12,613 (凛子) 私は まだまだ 飛べない蝶。 4 00:00:12,680 --> 00:00:15,616 (紅子) アタイは 蛾だ。 蛾になって 光を探して→ 5 00:00:15,683 --> 00:00:18,619 絶対 いつか はい上がってやる。 6 00:00:18,686 --> 00:00:22,623 (ミツ) この家の跡取りは 凛子だ。 凛子の結婚相手に 爵位を譲る。 7 00:00:22,690 --> 00:00:25,626 (太一) どうせ 凛子の命は そう長くはないさ。→ 8 00:00:25,693 --> 00:00:32,633 凛子さえ いなくなれば 俺が 爵位を継ぐしかないんだよ。 9 00:00:32,700 --> 00:00:35,636 (雷鳴) 10 00:00:35,703 --> 00:00:38,706 抱いて。 11 00:00:50,718 --> 00:00:54,722 (湯の沸く音) 12 00:00:59,727 --> 00:01:03,597 (凛子)《わっ! キャーッ!》→ 13 00:01:03,664 --> 00:01:08,669 《痛いよ… 痛いよ… 痛いよ…》 14 00:01:11,672 --> 00:01:15,676 (真彦) ごめん。 痛かったよな。 15 00:01:17,678 --> 00:01:20,681 抱いて。 16 00:01:32,693 --> 00:01:35,696 (雷鳴) 17 00:01:44,705 --> 00:01:51,579 {\an8}(ミツ) 今ごろ 凛子と真彦は いい関係に なってるのかねえ。 18 00:01:51,645 --> 00:01:55,583 {\an8}子供を産むまでは 生きてらんないよ。 19 00:01:55,649 --> 00:01:58,586 {\an8}(孝太郎) まあ 2人は 好き合ってるみたいですからね→ 20 00:01:58,652 --> 00:02:00,588 {\an8}それも流れといいますか。 21 00:02:00,654 --> 00:02:06,660 {\an8}しかし 凛子の体のことを考えると もうちょっと先でもねえ。 22 00:02:08,662 --> 00:02:13,601 {\an8}\(太一) 藤堂。 お前 焦ってんじゃないの? 23 00:02:13,667 --> 00:02:15,603 {\an8}(藤堂) 私は 凛子お嬢さまが 誰の子を産もうと→ 24 00:02:15,669 --> 00:02:17,605 {\an8}一向に構いません。 25 00:02:17,671 --> 00:02:19,607 {\an8}お嬢さまの幸せを 一番に思ってますから。 26 00:02:19,673 --> 00:02:24,612 {\an8}>> またまた 強がっちゃって。 (藤堂) 太一坊ちゃん。 27 00:02:24,678 --> 00:02:29,617 {\an8}お嬢さまに 手を出したら 私が許しませんよ。 28 00:02:29,683 --> 00:02:32,686 {\an8}ハッ 何するっていうんだよ。 29 00:02:39,693 --> 00:02:41,695 抱いて。 30 00:02:41,695 --> 00:02:55,643 ♪~ 31 00:02:59,647 --> 00:03:04,585 (真彦) 凛子のことは 俺が守るから。 32 00:03:04,652 --> 00:03:10,591 やけどを負わせてしまった あのとき 誓ったんだ。 33 00:03:10,658 --> 00:03:16,664 凛子を守っていこう。 凛子のために生きていこうって。 34 00:03:18,666 --> 00:03:21,602 いつだって 凛子の幸せを願ってる。 35 00:03:21,669 --> 00:03:24,605 いつだって 凛子を見てる。 36 00:03:24,672 --> 00:03:30,611 凛子を守るために 俺は これからも生きる。 37 00:03:30,678 --> 00:03:33,614 生きていく。 38 00:03:33,681 --> 00:03:38,619 たとえ 何があっても 凛子のそばから離れない。 39 00:03:38,686 --> 00:03:44,692 ずっと 凛子のそばにいて 凛子を守っていく。 40 00:03:44,692 --> 00:04:03,644 ♪~ 41 00:04:10,651 --> 00:04:13,654 (真彦) 熱が あるんだ。 ゆっくり休んだ方がいい。 42 00:04:19,660 --> 00:04:23,597 (真彦) これに着替えた方が いいな。 43 00:04:23,664 --> 00:04:25,599 やっぱり 膝掛け 忘れてる。 44 00:04:25,666 --> 00:04:29,670 凛子 ちょっと 取りに戻ってくるよ。 45 00:04:31,672 --> 00:04:36,677 薬 ここに置いとくから。 ちゃんと飲むんだよ。 46 00:04:48,622 --> 00:04:52,559 (紅子) 凛子でも 手に入んないもんが あんのか。 47 00:04:52,626 --> 00:04:54,561 (真彦)《お前は ちゃんとした仕事を探せ》 48 00:04:54,628 --> 00:04:59,566 《お前のためだ。 人としての誇りを 大切にしろ》 49 00:04:59,633 --> 00:05:02,569 (紅子) アタイは 欲しいものは 手に入れる。 50 00:05:02,636 --> 00:05:07,641 どんなことをしても 手に入れる。 仕事だって 手に入れてみせる。 51 00:05:09,643 --> 00:05:11,645 よっしゃ。 52 00:05:42,676 --> 00:05:45,679 紅子さん…。 53 00:05:48,615 --> 00:05:56,623 ♪~ 54 00:05:56,623 --> 00:06:01,562 (真彦)《この 腕時計の お返し。 これ ずっと大事にするよ》 55 00:06:01,628 --> 00:06:04,631 《うん》 56 00:06:07,634 --> 00:06:09,570 《蝶ね》 57 00:06:09,636 --> 00:06:11,572 (真彦)《うん。 凛子が 早く元気になって→ 58 00:06:11,638 --> 00:06:14,641 蝶みたいに 飛んでいけるように》 59 00:06:20,647 --> 00:06:24,651 >> 《ありがとう》 (真彦)《着けてあげるよ》 60 00:06:24,651 --> 00:06:52,613 ♪~ 61 00:06:52,613 --> 00:06:54,548 (番頭) 働きたい? 62 00:06:54,615 --> 00:06:56,550 (紅子) 頼むよ 働かせてくれよ。 63 00:06:56,617 --> 00:06:59,553 (番頭) だから 間に合ってるって 言ってるだろ! 64 00:06:59,620 --> 00:07:04,558 (紅子) なあ 皿洗いでも何でもすっからさ 頼むよ 雇ってくれよ。 65 00:07:04,625 --> 00:07:09,563 ほら 帰んな 忙しいんだよ! もう 邪魔! 邪魔! 66 00:07:09,630 --> 00:07:12,633 何だ その目は。 67 00:07:15,636 --> 00:07:22,576 (紅子) お願いします 働かせてください。 お願いします。 お願いします! 68 00:07:22,643 --> 00:07:26,647 ハァ… しょうがねえな。 69 00:07:28,649 --> 00:07:33,587 (杏子) 孝太郎も太一も また 今月も たくさん使ってるわねえ。 70 00:07:33,654 --> 00:07:37,591 (藤堂) 銀行の配当も 安定しておりますし 心配は ございませんよ。 71 00:07:37,658 --> 00:07:39,593 (杏子) いつも ありがとうね 藤堂。→ 72 00:07:39,660 --> 00:07:41,595 お金のことは よく分からないから→ 73 00:07:41,662 --> 00:07:44,598 あなたが いてくれて ホントに助かるわ。 74 00:07:44,665 --> 00:07:47,534 (藤堂) 恐縮です。 ところで 奥さま。 75 00:07:47,601 --> 00:07:50,537 凛子お嬢さまの ご結婚の お相手は→ 76 00:07:50,604 --> 00:07:52,539 真彦さんなんでしょうか? 77 00:07:52,606 --> 00:07:58,545 (杏子) お金の管理のことを 考えたら 真彦じゃ 心配よねえ。 78 00:07:58,612 --> 00:08:00,547 放蕩癖のある 孝太郎や太一を→ 79 00:08:00,614 --> 00:08:03,550 たしなめることも できないでしょうしね。 80 00:08:03,617 --> 00:08:07,554 (藤堂) 確かに そのあたりは 真彦さんには 難しいでしょうね。 81 00:08:07,621 --> 00:08:10,557 清瀬の将来を考えると 心配です。 82 00:08:10,624 --> 00:08:14,561 私は あの やけどのときから→ 83 00:08:14,628 --> 00:08:18,632 真彦のことなど 認めては いないわ。 84 00:08:21,635 --> 00:08:25,572 (紅子) アタイが ちょっと 本気 出しゃ こんなもんさ。 85 00:08:25,639 --> 00:08:28,575 働き口も決まったし→ 86 00:08:28,642 --> 00:08:32,579 これからは 藍子に たんと食わせてやれる。 87 00:08:32,646 --> 00:08:34,648 ただいま! 88 00:08:36,650 --> 00:08:44,658 ♪~ 89 00:08:44,658 --> 00:08:47,594 (紅子) 何 バカなことしてんだよ! 90 00:08:47,661 --> 00:08:49,596 (和子) この人の こさえた借金で→ 91 00:08:49,663 --> 00:08:52,599 もう どうにも 首が回んないんだよ! 92 00:08:52,666 --> 00:08:56,603 もう みんなで 死ぬしかないんだ。 (藍子) お姉ちゃん。 93 00:08:56,670 --> 00:08:59,673 (紅子) 藍子。 >> 返しとくれ。 94 00:09:03,677 --> 00:09:05,679 紅子? 95 00:09:05,679 --> 00:09:20,694 ♪~ 96 00:09:20,694 --> 00:09:27,634 (紅子) 死ぬなら あんた一人で死ねよ。 97 00:09:27,701 --> 00:09:31,705 ほら 死ねよ! 98 00:09:31,705 --> 00:09:44,718 ♪~ 99 00:09:44,718 --> 00:09:49,589 (紅子) アタイは 金が無くて 死ぬくらいなら→ 100 00:09:49,656 --> 00:09:53,593 身売りしたって 誰かを殺したって 生きぬいてみせる! 101 00:09:53,660 --> 00:09:56,596 母さんが 勝手に死ぬのは いいけど→ 102 00:09:56,663 --> 00:09:58,665 周りを巻き込むな! 103 00:10:00,667 --> 00:10:02,669 ううっ…。 104 00:10:04,671 --> 00:10:11,611 ああ…。 ああ… ごめんなさい! ごめんなさい…。 105 00:10:11,678 --> 00:10:13,613 (藍子) お姉ちゃん…。 (和子) ううっ ああ…! 106 00:10:13,680 --> 00:10:17,617 (藍子) お姉ちゃん…。 (紅子) 藍子…。 107 00:10:17,684 --> 00:10:21,621 大丈夫だよ。 大丈夫…。 108 00:10:21,688 --> 00:10:24,624 (藍子の泣き声) 109 00:10:24,691 --> 00:10:30,697 (和子の泣き声) 110 00:10:32,699 --> 00:10:37,638 (杏子) お母さま。 凛子の結婚相手ですけど→ 111 00:10:37,704 --> 00:10:40,640 執事の藤堂が よろしいんじゃないかしら。 112 00:10:40,707 --> 00:10:44,644 藤堂は 孤児の書生上がり。 身分が違うよ。 113 00:10:44,711 --> 00:10:46,646 (杏子) 身分でいいましたら→ 114 00:10:46,713 --> 00:10:49,583 お母さまが 私に選んだ 婿養子の孝太郎も→ 115 00:10:49,649 --> 00:10:52,586 藤堂と同じ 書生上がりですわ。 116 00:10:52,652 --> 00:10:56,590 藤堂は お金の管理も きちんと できますし→ 117 00:10:56,657 --> 00:10:59,593 頭脳明晰 冷静沈着で 優秀ですわ。 118 00:10:59,659 --> 00:11:04,598 この家の将来のことを考えても 藤堂が いいと思うんですけど。 119 00:11:04,664 --> 00:11:07,601 真彦は 久我山家の次男。 由緒ある血統だよ。 120 00:11:07,667 --> 00:11:11,605 ですが 真彦じゃ 頼りないですわ。→ 121 00:11:11,671 --> 00:11:15,609 お母さまが 凛子の婿にと もらってきましたのに→ 122 00:11:15,676 --> 00:11:18,612 真彦は 凛子に やけどを 負わせてしまいましたからね。 123 00:11:18,678 --> 00:11:22,616 私 どうしても そのことは 許せません。 124 00:11:22,682 --> 00:11:27,621 まあ 爵位を継ぐのが あの妾腹の 太一のバカ以外だったら→ 125 00:11:27,687 --> 00:11:31,691 わたしゃ どっちが 結婚相手だろうと 構わないがね。 126 00:11:34,694 --> 00:11:39,633 くそばばあが 勝手なこと 言いやがって。 127 00:11:39,700 --> 00:11:43,637 でも もうすぐ 清瀬家は 俺のもんだ。 128 00:11:43,703 --> 00:11:47,641 凛子が死んだ後が 見ものだな。 129 00:11:54,648 --> 00:11:56,650 (秒針の音) 130 00:12:02,656 --> 00:12:04,591 (凛子)《あっ やだ》 131 00:12:04,658 --> 00:12:06,593 《買ったばかりなのに 針が止まってる》 132 00:12:06,660 --> 00:12:08,595 《どうしよう。 ごめんなさい》 133 00:12:08,662 --> 00:12:12,666 《買い替えてこようかしら? ホントに ごめんなさい》 134 00:12:17,671 --> 00:12:22,676 (秒針の音) 135 00:12:25,679 --> 00:12:29,683 (凛子の せき) 136 00:12:31,685 --> 00:12:38,692 ♪~ 137 00:12:43,697 --> 00:12:46,633 何だ お前 戻ってたのか。 138 00:12:46,700 --> 00:12:48,568 (真彦) そこは 大奥さまの席だ。 しかられるぞ。 139 00:12:48,635 --> 00:12:52,639 俺の椅子だ。 俺が この家の後継者だ。 140 00:12:54,641 --> 00:12:57,644 今のうちに こび売っといた方が いいんじゃないか。 141 00:12:59,646 --> 00:13:02,582 (藤堂) 凛子お嬢さまを お一人にして よろしいんですか。 142 00:13:02,649 --> 00:13:07,654 私だったら 絶対に 一人になどは しませんがね。 143 00:13:11,658 --> 00:13:30,677 ♪~ 144 00:13:30,677 --> 00:13:34,614 (杏子) ああっ! (藤堂) 奥さま! 私が やります。 145 00:13:34,681 --> 00:13:39,619 これは… 凛子が 初めて 私に プレゼントしてくれたものなの。 146 00:13:39,686 --> 00:13:41,621 (藤堂) そうでしたか。 147 00:13:41,688 --> 00:13:46,626 凛子の身に 何かあったんじゃ…! 胸騒ぎがするわ。 148 00:13:46,693 --> 00:13:49,563 藤堂。 武蔵野に 様子を見に 行ってもらえるかしら? 149 00:13:49,629 --> 00:13:52,566 (藤堂) それは構いませんが 今 真彦さんが行かれましたので。 150 00:13:52,632 --> 00:13:55,569 今? 今 真彦は行ったの? 151 00:13:55,635 --> 00:13:57,571 凛子と一緒に 行ってたんじゃないの? 152 00:13:57,637 --> 00:14:00,574 (藤堂) 膝掛けを お忘れになったようで 取りに戻られていたみたいです。 153 00:14:00,640 --> 00:14:03,577 ああ… そう。 154 00:14:03,643 --> 00:14:05,579 (藤堂) 私が これから→ 155 00:14:05,645 --> 00:14:07,581 武蔵野に 様子を見に 行ってまいりましょうか? 156 00:14:07,647 --> 00:14:10,584 真彦が戻ったのなら 今は いいわ。 157 00:14:10,650 --> 00:14:14,654 もし 何かあったら 連絡が入るでしょう。 158 00:14:17,657 --> 00:14:20,594 (藤堂) まだ ご不安のようですね。 159 00:14:20,660 --> 00:14:27,601 ええ この辺りが 胸が ざわざわするの。 160 00:14:27,667 --> 00:14:30,604 凛子が やけどをしたときも こうだったわ。 161 00:14:30,670 --> 00:14:33,607 (藤堂) 真彦さんの 不注意での やけどですね。 162 00:14:33,673 --> 00:14:36,610 ええ。 163 00:14:36,676 --> 00:14:41,615 (藤堂) では 明日にでも 私が武蔵野に 様子を見に行ってまいりましょう。 164 00:14:41,681 --> 00:14:47,554 そうしてもらえると 助かるわ。 やはり 頼りになるのは 藤堂ね。 165 00:14:47,621 --> 00:14:49,556 (藤堂) 恐縮です。 166 00:14:49,623 --> 00:14:53,560 お母さまにも 凛子の結婚相手として→ 167 00:14:53,627 --> 00:14:57,564 あなたを推しておいたわ。 168 00:14:57,631 --> 00:15:01,568 (藤堂) 私が お嬢さまの結婚相手だなんて もったいのうございます。 169 00:15:01,635 --> 00:15:03,570 私は 執事なんですから。 170 00:15:03,637 --> 00:15:07,574 あなたの優秀さは 私が よく分かっているわ。 171 00:15:07,641 --> 00:15:11,578 あなたなら きっと 凛子を守りきってくれるわ。 172 00:15:11,645 --> 00:15:15,582 (藤堂) もったいない お言葉 ありがとうございます。 173 00:15:15,649 --> 00:15:20,587 あなたは 今日から 凛子の結婚相手候補よ。 174 00:15:20,654 --> 00:15:25,592 その心積もりで これからも お願いね。 175 00:15:25,659 --> 00:15:29,663 (藤堂) はい 努力いたします。 176 00:15:33,667 --> 00:15:36,670 (紅子) あっ。 ハァ…。 177 00:15:38,672 --> 00:15:45,612 生きてさえいれば 何とかなるさ。 よし。 178 00:15:45,679 --> 00:15:48,548 (客) やあ 愉快 愉快。 おっ。 おい 酒が ないぞ。→ 179 00:15:48,615 --> 00:15:50,550 酒は まだか? (仲居) はい ただいま。 180 00:15:50,617 --> 00:15:52,552 (客) うん。 (紅子) お待たせしました! 181 00:15:52,619 --> 00:15:54,621 (客) おっ 早いじゃないか。 182 00:15:59,626 --> 00:16:02,562 (紅子) 失礼しました。 >> ちょっと 来い。 183 00:16:02,629 --> 00:16:04,564 (紅子) 何だよ? >> 来い! 184 00:16:04,631 --> 00:16:09,569 (紅子) 何なんだよ? >> お前だな 金を盗んだのは。 185 00:16:09,636 --> 00:16:12,572 土下座までしてよう。 最初から 盗む気だったんだろ。 186 00:16:12,639 --> 00:16:16,576 (紅子) 何 言ってんだ。 知らねえ! >> ほら 金 出せよ! ほら 脱げ! 187 00:16:16,643 --> 00:16:18,578 (紅子) 知らねえっつってんだろ! 188 00:16:18,645 --> 00:16:20,580 この野郎。 警察に突き出してやる! 189 00:16:20,647 --> 00:16:22,582 (紅子) アタイじゃねえって 言ってんだろよっ! 190 00:16:22,649 --> 00:16:24,584 お前は 首だ! 191 00:16:24,651 --> 00:16:27,587 (紅子) こんな店 こっちから 辞めてやるよ! 192 00:16:27,654 --> 00:16:31,591 チクショー バカにしやがって。 193 00:16:31,658 --> 00:16:37,664 どうすりゃいいんだよ。 金が要んだよ。 194 00:16:46,673 --> 00:16:59,619 ♪~ 195 00:16:59,619 --> 00:17:03,623 (紅子) そうだ。 凛子なら 貸してくれるかも。 196 00:17:10,630 --> 00:17:14,567 (戸を たたく音) 197 00:17:14,634 --> 00:17:18,638 (紅子) 何だよ いないのかよ。 198 00:17:25,645 --> 00:17:27,647 (紅子) あっ よう! 199 00:17:29,649 --> 00:17:34,654 おい。 どうしたんだよ? おい ちょっと 待てよ! 200 00:17:43,663 --> 00:17:52,672 ♪~ 201 00:17:52,672 --> 00:17:54,674 (真彦) 凛子? 202 00:17:56,676 --> 00:17:58,678 凛子。 203 00:18:00,680 --> 00:18:04,684 ハッ… 凛子! 凛子! 204 00:18:10,690 --> 00:18:20,633 真彦兄さま。 私を… 忘れないで…。 205 00:18:22,635 --> 00:18:24,571 (真彦) 凛子? 206 00:18:24,637 --> 00:18:28,641 凛子… 凛子! 凛子! 207 00:18:33,646 --> 00:18:38,651 (紅子) 何だよ。 こんなに悪かったのかよ 凛子。 208 00:18:38,651 --> 00:19:03,676 ♪~ 209 00:19:09,682 --> 00:19:16,689 ♪~ 210 00:19:16,689 --> 00:19:21,628 (太一の笑い声) 211 00:19:21,628 --> 00:19:31,638 ♪~ 212 00:19:31,638 --> 00:19:33,640 \(ドアの開く音) 213 00:19:33,640 --> 00:19:40,647 ♪~ 214 00:19:40,647 --> 00:19:44,651 (麗華) 当主の椅子の 座り心地は いかが? 215 00:19:50,657 --> 00:19:56,596 (紅子) きっと この薬袋に 毒が混ぜられてたんだ。 216 00:19:56,663 --> 00:19:59,666 誰が こんなこと…。 217 00:19:59,666 --> 00:20:04,671 ♪~ 218 00:20:04,671 --> 00:20:10,610 (藤堂)《真彦さん。 お忘れ物ですよ》 219 00:20:10,677 --> 00:20:16,616 (真彦) 薬袋を渡してきたのは 執事の藤堂…。 220 00:20:16,683 --> 00:20:19,552 (紅子) そいつか? そいつが やったのか? 221 00:20:19,619 --> 00:20:25,558 (真彦) よく分からない。 でも 藤堂が 爵位を狙っていたのは 確かだ。 222 00:20:25,625 --> 00:20:28,561 でも 凛子が いなくなれば それも かなわない。 223 00:20:28,628 --> 00:20:32,565 凛子が消えて 何の得も ないはずなのに。 224 00:20:32,632 --> 00:20:38,571 (紅子) ほかに 誰か いないのか? 凛子が消えて 得するやつだよ。 225 00:20:38,638 --> 00:20:42,575 (太一)《俺の椅子だ。 俺が この家の後継者だ》 226 00:20:42,642 --> 00:20:46,579 (真彦) あいつだ… 義理の弟 太一。 227 00:20:46,646 --> 00:20:48,581 (紅子) 弟? 228 00:20:48,648 --> 00:20:52,585 (真彦) 太一だ。 太一のやつに 違いない。 229 00:20:52,652 --> 00:20:55,588 凛子が いなくなれば 爵位は 太一のものになる。 230 00:20:55,655 --> 00:21:00,593 あいつだ 太一のやつだ。 太一のやつに 違いない! 231 00:21:00,660 --> 00:21:03,663 太一のやつ! 232 00:21:09,669 --> 00:21:13,606 (蛾の羽音) 233 00:21:13,673 --> 00:21:20,546 (紅子)《光を探して飛ぶ 蛾。 アタイは 蛾だ》 234 00:21:20,613 --> 00:21:26,552 《絶好の機会じゃないか。 はい上がる》 235 00:21:26,619 --> 00:21:31,624 (羽音) 236 00:21:40,633 --> 00:21:46,639 (紅子) ねえ アタイを買って。 237 00:21:50,643 --> 00:21:55,648 (紅子) アタイが凛子に なってあげる。