1 00:00:06,674 --> 00:00:10,611 {\an8}(杏子)藤堂。あなたが 凛子の心をつかみなさい。 2 00:00:10,678 --> 00:00:12,613 {\an8}(藤堂)殴るか? 3 00:00:12,680 --> 00:00:15,616 {\an8}(紅子)太一が犯人だって 証拠をつかむまでは→ 4 00:00:15,683 --> 00:00:17,618 {\an8}アタイの家族の 生活の保障もしてもらう。 5 00:00:17,685 --> 00:00:19,620 {\an8}(真彦)《俺は 復讐さえできればいい》 6 00:00:19,687 --> 00:00:21,622 {\an8}(太一)凛子を どうにかしなきゃ…。 7 00:00:21,689 --> 00:00:24,692 {\an8}(紅子)凛子の日記だ。 8 00:00:29,697 --> 00:00:32,633 {\an8}(紅子)ほら最後のページが 破られてるんだ。 9 00:00:32,700 --> 00:00:34,635 {\an8}犯人が破いたんじゃないかな。 10 00:00:34,702 --> 00:00:36,637 {\an8}(真彦)だとしたらきっと何か→ 11 00:00:36,704 --> 00:00:40,708 {\an8}証拠になるようなことが 書かれていたのかもしれないな。 12 00:00:43,711 --> 00:00:47,715 {\an8}(紅子)アタイあんたに協力するよ。 13 00:00:49,717 --> 00:00:53,654 {\an8}犯人の証拠つかまなきゃな。 14 00:00:53,721 --> 00:00:55,723 {\an8}(真彦)ありがとう。 15 00:00:55,723 --> 00:01:14,675 ♪~ 16 00:01:18,679 --> 00:01:22,616 (藤堂)何事ですか!何の音ですか? 17 00:01:22,683 --> 00:01:25,619 これは…。 (真彦)2階から落ちてきたんだ。 18 00:01:25,686 --> 00:01:29,623 (藤堂)2階から?何とまあ。 19 00:01:29,690 --> 00:01:31,625 お嬢さまに当たらないで よかった。 20 00:01:31,692 --> 00:01:34,628 おケガなどは ありませんよね? 21 00:01:34,695 --> 00:01:36,697 (紅子)ええ。 22 00:01:38,699 --> 00:01:42,636 (藤堂)これはお嬢さまの日記ですね。 23 00:01:42,703 --> 00:01:45,639 こんな所にまで お持ちになられて→ 24 00:01:45,706 --> 00:01:48,709 よほど大切なことが 書かれているんでしょうね。 25 00:01:50,711 --> 00:01:52,646 (紅子)ありがとう。 26 00:01:52,713 --> 00:01:57,651 藤堂はどうしてこれが 日記だって分かるの? 27 00:01:57,718 --> 00:01:59,653 (藤堂)ただの勘ですよ。 それより→ 28 00:01:59,720 --> 00:02:02,590 お嬢さまにひとつ お聞きしたいのですが。 29 00:02:02,656 --> 00:02:04,592 (紅子)なあに? 30 00:02:04,658 --> 00:02:07,595 (藤堂)私が書生として この家にお世話になったとき→ 31 00:02:07,661 --> 00:02:11,599 お嬢さまは お幾つでしたでしょうか? 32 00:02:11,665 --> 00:02:14,602 (紅子)フッ。どうして そんなことを聞くの? 33 00:02:14,668 --> 00:02:16,604 (藤堂)その日記に私のことも→ 34 00:02:16,670 --> 00:02:19,607 書いていただけてるのかなと 思いましてね。 35 00:02:19,673 --> 00:02:23,611 私の記憶だとお嬢さまは確か→ 36 00:02:23,677 --> 00:02:28,616 13…だったように思うのですが。 37 00:02:28,682 --> 00:02:31,619 (真彦)凛子は15だよ。俺は17。 38 00:02:31,685 --> 00:02:33,621 藤堂お前は19だったよな。 39 00:02:33,687 --> 00:02:39,627 (藤堂)そうでしたか。 では私の記憶違いですね。 40 00:02:39,693 --> 00:02:42,630 (真彦)凛子行こう。 (紅子)ええ。 41 00:02:42,696 --> 00:02:44,632 (真彦)お前はこれを 片付けておいてくれ。 42 00:02:44,698 --> 00:02:47,701 (藤堂)承知しました。 43 00:02:52,540 --> 00:02:55,476 (紅子)あいつ疑ってるよな。 ひっぱたいたのがまずかったかな。 44 00:02:55,543 --> 00:02:58,479 (真彦)藤堂に分からないことを 聞かれたときは→ 45 00:02:58,546 --> 00:03:02,483 何も答えるな。 それが最大の防御だ。 46 00:03:02,550 --> 00:03:05,486 (紅子)あいつ凛子のことが 好きだったのか? 47 00:03:05,553 --> 00:03:07,488 (真彦)分からない。 48 00:03:07,555 --> 00:03:11,492 でも野心家で 爵位を狙っていたのは確かだ。 49 00:03:11,559 --> 00:03:15,496 (紅子)あいつかなあつぼ落としたの。 50 00:03:15,563 --> 00:03:19,567 (真彦)分からない。 でも用心に越したことはない。 51 00:03:24,572 --> 00:03:27,508 (藤堂)太一坊ちゃん ここにおられましたか。 52 00:03:27,575 --> 00:03:29,510 何だ?それ。 53 00:03:29,577 --> 00:03:32,513 (藤堂)2階からこのつぼが 落ちてきたようです。 54 00:03:32,580 --> 00:03:35,516 不思議なこともありますねえ。 55 00:03:35,583 --> 00:03:38,519 何だよ。 俺が落としたとでも言うのか? 56 00:03:38,586 --> 00:03:43,524 (藤堂)お嬢さまに手を出したら 私が許しませんよ。 57 00:03:43,591 --> 00:03:46,527 婿候補になると 口の利き方も変わるようだな。 58 00:03:46,594 --> 00:03:51,465 でも覚えとけよ。 お前はあくまで候補だ。 59 00:03:51,532 --> 00:03:56,470 結婚するまでは ただの執事だってことをな。 60 00:03:56,537 --> 00:03:59,473 (藤堂)心得ておりますよ。 61 00:03:59,540 --> 00:04:02,476 お前俺がやったって 決め付けてるみたいだけどさ→ 62 00:04:02,543 --> 00:04:06,480 凛子が邪魔なやつは ほかにもいるぜ。 63 00:04:06,547 --> 00:04:08,482 (藤堂)どなたですか? 64 00:04:08,549 --> 00:04:13,487 例えば真彦に横恋慕してる 麗華さんとか。 65 00:04:13,554 --> 00:04:15,489 (藤堂)自分に振り向いて もらえないからと→ 66 00:04:15,556 --> 00:04:19,493 中傷するのはよくないですよ。 太一坊ちゃん。 67 00:04:19,560 --> 00:04:23,497 ハッ。 俺は可能性を言っただけだよ。 68 00:04:23,564 --> 00:04:26,500 可能性といえば お前にだってあるぜ。 69 00:04:26,567 --> 00:04:32,506 邪魔な真彦がいなくなれば 凛子も爵位もお前のものだろ。 70 00:04:32,573 --> 00:04:36,510 (藤堂)私が真彦さんを 狙ったというわけですね。 71 00:04:36,577 --> 00:04:40,514 お前さ婿候補になったからって いい気になんなよ。 72 00:04:40,581 --> 00:04:42,516 お前はホントなら この家にもいられない→ 73 00:04:42,583 --> 00:04:44,518 虫けら以下の存在なんだぞ。 74 00:04:44,585 --> 00:04:50,457 (藤堂)おっしゃりたいのは それだけですか?太一坊ちゃん。 75 00:04:50,524 --> 00:04:54,461 あんまり侮辱していると 痛い目に遭いますよ。 76 00:04:54,528 --> 00:04:59,466 あっ何だよそれ。 脅してんのかよ? 77 00:04:59,533 --> 00:05:03,537 まあお前もせいぜい 失敗しないように頑張れよ。 78 00:05:06,540 --> 00:05:09,543 (藤堂)どうしようもないバカだな。 79 00:05:22,556 --> 00:05:24,491 (紅子)やっぱりないな破れたとこ。 80 00:05:24,558 --> 00:05:27,494 (真彦)見つかれば 何か分かるかもしれない。 81 00:05:27,561 --> 00:05:29,496 (紅子)ほかの部屋も バレないように捜すか。 82 00:05:29,563 --> 00:05:31,498 (真彦)俺が捜しておくよ。 83 00:05:31,565 --> 00:05:33,500 そんな簡単には 見つかると思えないがな。 84 00:05:33,567 --> 00:05:37,504 それに もう捨てられてるかもしれない。 85 00:05:37,571 --> 00:05:41,508 (紅子)だよな。 自分のことが書かれてたら→ 86 00:05:41,575 --> 00:05:45,512 そういつまでも 取っときゃしないよな。 87 00:05:45,579 --> 00:05:49,450 それにしてもあのつぼ 死ぬかと思ったよ。 88 00:05:49,516 --> 00:05:53,454 やっぱり犯人は この家の中にいるんだな。 89 00:05:53,520 --> 00:05:55,456 (真彦)怖いか? 90 00:05:55,522 --> 00:06:00,461 (紅子)そりゃ怖いよ。 でも自分で選んだ道だ。 91 00:06:00,527 --> 00:06:02,463 こんなんでしっぽ巻いて 逃げられっかよ。 92 00:06:02,529 --> 00:06:04,465 (真彦)いまさら逃げられても困る。 93 00:06:04,531 --> 00:06:08,469 お前には凛子の敵を討つまでは どうしてもいてもらう。 94 00:06:08,535 --> 00:06:11,472 (紅子)だから逃げねえっつってんだろ。 95 00:06:11,538 --> 00:06:15,542 あんたには金で買われた。 その働きはするよ。 96 00:06:18,545 --> 00:06:20,481 (真彦)つっ…。 (紅子)どうした? 97 00:06:20,547 --> 00:06:24,485 さっきケガしたのか? (真彦)倒れたときに打っただけだ。 98 00:06:24,551 --> 00:06:28,555 (紅子)ちょっと見してみろよ。 (真彦)いいよ。大したことない。 99 00:06:37,564 --> 00:06:42,503 (真彦)たとえ何があろうと 俺は鬼になる。 100 00:06:42,569 --> 00:06:45,572 凛子の敵を討つまでは。 101 00:06:54,515 --> 00:06:57,451 >>何だよ! (真彦)お前だろつぼを落としたのは! 102 00:06:57,518 --> 00:07:00,454 >>知らないよ。 (真彦)必ず証拠をつかんで→ 103 00:07:00,521 --> 00:07:02,456 お前を殺すからな。 104 00:07:02,523 --> 00:07:06,460 \(ミツ)何だか雲行きが 怪しいねえ。→ 105 00:07:06,527 --> 00:07:08,462 何かあったのかい? 106 00:07:08,529 --> 00:07:10,464 (真彦)いえ。 >>何もあるわけないじゃない。 107 00:07:10,531 --> 00:07:13,467 おばあさま。 (ミツ)おや今日は→ 108 00:07:13,534 --> 00:07:17,538 くそばばあじゃないんだね。 (太一)そんなこと僕言わないよ。 109 00:07:21,542 --> 00:07:25,479 真彦。お前は婿候補なんだから→ 110 00:07:25,546 --> 00:07:28,482 凛子を守ることぐらい しっかりおしよ! 111 00:07:28,549 --> 00:07:30,551 (真彦)はい。 112 00:07:41,562 --> 00:07:44,498 (真彦)まだ読んでたのか? 113 00:07:44,565 --> 00:07:48,502 (紅子)何か犯人につながるようなことが 書かれてないかなと思ってさ。 114 00:07:50,504 --> 00:07:53,507 (真彦)夕食の時間だ。行こう。 115 00:08:00,514 --> 00:08:03,450 (紅子)やっぱり 疑わしいのは太一だな。 116 00:08:03,517 --> 00:08:05,452 (真彦)ああ。あいつしかいない。 117 00:08:05,519 --> 00:08:07,454 \(藤堂)お待たせしました。 118 00:08:07,521 --> 00:08:09,523 お食事の準備ができました。 119 00:08:12,526 --> 00:08:14,528 (紅子)うわっ! 120 00:08:17,531 --> 00:08:20,467 (杏子)凛子!凛子? (藤堂)お嬢さま! 121 00:08:20,534 --> 00:08:22,469 (ミツ)凛子!凛子! (杏子)起きて! 122 00:08:22,536 --> 00:08:24,538 (孝太郎)凛子。 (杏子)凛子。 123 00:08:28,976 --> 00:08:31,912 (杏子)ああ凛子。 124 00:08:31,979 --> 00:08:34,982 (孝太郎)凛子起きられるか? 125 00:08:38,986 --> 00:08:41,922 (紅子)あっ…。 (杏子)足?足首ね。→ 126 00:08:41,989 --> 00:08:43,924 ああどうしましょう。 (ミツ)真彦! 127 00:08:43,991 --> 00:08:47,995 お前が付いていながら! (真彦)すいません。 128 00:08:56,003 --> 00:08:59,006 (紅子)何? (藤堂)いえ。 129 00:09:05,012 --> 00:09:07,014 (紅子)いっ…。 130 00:09:10,017 --> 00:09:11,952 どうなの? 131 00:09:12,019 --> 00:09:13,954 (藤堂)軽い捻挫のようですね。 132 00:09:14,021 --> 00:09:15,956 (孝太郎)捻挫かあ。→ 133 00:09:16,023 --> 00:09:17,958 骨折じゃなくてよかったよ。 (藤堂)でもしばらくは→ 134 00:09:18,025 --> 00:09:20,961 安静にしていなければ いけないでしょう。 135 00:09:21,028 --> 00:09:24,965 (ミツ)真彦。 お前が付いていながら→ 136 00:09:25,032 --> 00:09:27,034 何やってんだ! 137 00:09:29,036 --> 00:09:33,907 もうお前には 凛子は任せられない。→ 138 00:09:33,974 --> 00:09:36,910 お前は要らない。 もう要らない。 139 00:09:36,977 --> 00:09:38,912 この役立たずが! 140 00:09:38,979 --> 00:09:40,914 (紅子)真彦兄さまのせいじゃないの! 141 00:09:40,981 --> 00:09:43,917 私の不注意なんです。 だからお願いおばあさま。 142 00:09:43,984 --> 00:09:46,987 兄さまをしからないで。 143 00:09:50,991 --> 00:09:53,927 フッ。1人脱落。 144 00:09:53,994 --> 00:09:58,932 まったく真彦のやつ ホントに使えないよ。 145 00:09:58,999 --> 00:10:00,934 (杏子)でも あのぐらいのケガで済んで→ 146 00:10:01,001 --> 00:10:02,936 ホントによかったですわ。 落ちたときには私→ 147 00:10:03,003 --> 00:10:04,938 心臓が縮み上がりました。 148 00:10:05,005 --> 00:10:09,943 (ミツ)あんなこっちゃこれから先 この清瀬のうちは任せられない! 149 00:10:10,010 --> 00:10:12,946 (杏子)ですから私は 藤堂がいいと言いましたでしょ。 150 00:10:13,013 --> 00:10:16,950 藤堂ならどんなことがあっても 凛子を守っていってくれますわ。 151 00:10:17,017 --> 00:10:22,956 しかし凛子がねえ 真彦から離れようとしない。→ 152 00:10:23,023 --> 00:10:26,960 10歳のころからきょうだい同然に 育ってきたんだ。→ 153 00:10:27,027 --> 00:10:29,963 2人を引き離すのは難儀だよ。 154 00:10:30,030 --> 00:10:34,968 あんなぐずだって分かってたら もらってくるんじゃなかった! 155 00:10:36,970 --> 00:10:39,906 (紅子)あのばばあすげえな。 156 00:10:39,973 --> 00:10:41,908 あんたいつも あんな目に遭ってたのか? 157 00:10:41,975 --> 00:10:44,911 (真彦)俺は凛子を守るために もらわれてきた子だから。 158 00:10:44,978 --> 00:10:48,915 こんなの日常茶飯事だ。 もう慣れてるさ。 159 00:10:48,982 --> 00:10:53,920 (紅子)あんたもこの家にいて 結構大変なんだな。 160 00:10:53,987 --> 00:10:57,924 (真彦)それより何でさっき かばった? 161 00:10:57,991 --> 00:11:02,929 (紅子)凛子だったら ああするんじゃないかと思って。 162 00:11:02,996 --> 00:11:04,931 また間違えてたか? 163 00:11:04,998 --> 00:11:08,935 (真彦)いや。凛子もいつもああやって かばってくれた。 164 00:11:09,002 --> 00:11:10,937 (凛子)《兄さまは 何も悪くないの》 165 00:11:11,004 --> 00:11:13,940 《だからしからないで》 166 00:11:14,007 --> 00:11:17,944 (紅子)そっか。ならよかった。 167 00:11:18,011 --> 00:11:21,014 間違えてたら また疑われっからな。 168 00:11:25,018 --> 00:11:26,953 (真彦)俺階段確かめてくるよ。 169 00:11:27,020 --> 00:11:31,958 (紅子)アタイも行くよ。 (真彦)いいよ。お前はここで休んでろ。 170 00:11:32,025 --> 00:11:35,962 (ドアの開閉音) 171 00:11:38,965 --> 00:11:42,969 (真彦)これだ。滑り止めが浮いてる。 172 00:11:44,971 --> 00:11:47,908 出ていけよ。 173 00:11:47,974 --> 00:11:52,979 あのくそばばあもお前はもう 要らないって言ってただろ。 174 00:11:58,985 --> 00:12:01,922 (真彦)お前だろ? 滑り止め浮かせたのは! 175 00:12:01,988 --> 00:12:03,924 何のことだ? 176 00:12:03,990 --> 00:12:05,926 ハハハハ…! 177 00:12:05,992 --> 00:12:07,928 (真彦)お前! 178 00:12:07,994 --> 00:12:09,996 \(紅子)真彦兄さまやめて! 179 00:12:12,999 --> 00:12:16,002 (紅子)やめて。兄さま。 180 00:12:21,007 --> 00:12:24,945 フッ。アハハハハ…。 181 00:12:25,011 --> 00:12:28,949 (ドアの開閉音) 182 00:12:29,015 --> 00:12:30,951 (真彦)どうして止めた? 183 00:12:31,017 --> 00:12:32,953 (紅子)殴ったって 証拠が出てくるわけじゃない。 184 00:12:33,019 --> 00:12:35,889 かえって警戒されるだけだ。 185 00:12:35,956 --> 00:12:37,958 あっ…。 186 00:12:39,960 --> 00:12:42,896 (真彦)大丈夫か? 187 00:12:42,963 --> 00:12:44,898 (紅子)これぐらいで死にやしねえよ。 188 00:12:44,965 --> 00:12:49,903 それにしてもつぼの次は 階段に細工するとはね。 189 00:12:49,970 --> 00:12:54,975 華族さまのやることは 上品過ぎてあくびが出るわ。 190 00:13:02,983 --> 00:13:06,987 (羽賀)まあまあおひとつ。 (孝太郎)あっこれはこれは。 191 00:13:08,989 --> 00:13:12,926 (千鶴)真彦さん 結婚相手の候補から→ 192 00:13:12,993 --> 00:13:15,929 脱落しそうなんですって。 (羽賀)ほう。 193 00:13:15,996 --> 00:13:18,932 (孝太郎)凛子と真彦は 好き合ってるからねえ。→ 194 00:13:18,999 --> 00:13:21,935 愛し合ってる者同士 一緒にさせてあげたいんだけどね。 195 00:13:22,002 --> 00:13:26,940 分かりますよその気持ち。 子爵さまはお子さん思いだから。 196 00:13:27,007 --> 00:13:28,942 子供だったら→ 197 00:13:29,009 --> 00:13:31,945 太一だってあなたの子よ。 かわいくないの? 198 00:13:32,012 --> 00:13:33,880 カワイイに決まってるだろ。 199 00:13:33,947 --> 00:13:36,883 籍を入れるときだって あんなに頑張って入れたんだ。 200 00:13:36,950 --> 00:13:40,887 できることなら 爵位は太一に譲りたいよ。 201 00:13:40,954 --> 00:13:45,892 子爵さま それでご相談があるんですが。 202 00:13:45,959 --> 00:13:48,895 うちの麗華と太一君の縁談を 進めてもらえないでしょうか。 203 00:13:48,962 --> 00:13:50,897 えっ? (千鶴)太一が所帯を持てば→ 204 00:13:50,964 --> 00:13:52,899 あのばあさんだって→ 205 00:13:52,966 --> 00:13:54,901 太一のことも 無視できないでしょう。 206 00:13:54,968 --> 00:13:59,906 そもそも男児が爵位を継ぐのが 当たり前の話なんだから。 207 00:13:59,973 --> 00:14:02,909 それもそうだな。 208 00:14:02,976 --> 00:14:05,912 どうも太一は麗華さんを 好いとるようですよ。 209 00:14:05,979 --> 00:14:07,914 なら話が早い。 210 00:14:07,981 --> 00:14:09,916 うちは清瀬家と 親戚になれるんなら→ 211 00:14:09,983 --> 00:14:11,918 願ったりかなったりでしてね。 212 00:14:11,985 --> 00:14:14,921 どうかここは 子爵さまのお力で→ 213 00:14:14,988 --> 00:14:19,926 どうにかしていただきたいなと。 ホホ。 214 00:14:19,993 --> 00:14:24,931 そうですか。ならわたしも 動かんといけませんな。 215 00:14:24,998 --> 00:14:29,002 まっ大船に乗ったつもりで。 216 00:14:32,005 --> 00:14:33,940 \(ノック) 217 00:14:35,942 --> 00:14:38,878 (紅子)何だよ。 218 00:14:38,945 --> 00:14:42,949 (真彦)その足じゃ 風呂にも入れないだろ。 219 00:14:46,953 --> 00:14:48,955 (紅子)おい…。 220 00:14:53,960 --> 00:14:55,895 (紅子)い…いいよ。 (真彦)どうした? 221 00:14:55,962 --> 00:14:57,897 (紅子)いいって。自分でできるから。 222 00:14:57,964 --> 00:15:01,968 (真彦)いいから。 いつもやってたことだ。 223 00:15:05,972 --> 00:15:07,907 (凛子)「真彦兄さまが→ 224 00:15:07,974 --> 00:15:11,912 今夜もわたくしの足を ふいてくださいました」→ 225 00:15:11,978 --> 00:15:15,915 「とっても丁寧に優しく」→ 226 00:15:15,982 --> 00:15:22,922 「凛子はとてもうれしいけれど やっぱりちょっと恥ずかしい」 227 00:15:22,989 --> 00:15:25,926 (紅子)あんたいつもこうやって 凛子のことを→ 228 00:15:25,992 --> 00:15:28,995 ふいてやってたんだな。 229 00:15:31,998 --> 00:15:35,936 (真彦)凛子をふいてやることは もうできない。 230 00:15:35,936 --> 00:15:45,945 ♪~ 231 00:15:50,183 --> 00:15:52,118 (藤堂)またお嬢さまを ふいてやってたのか? 232 00:15:52,185 --> 00:15:54,120 (真彦)ああ。 233 00:15:54,187 --> 00:15:57,123 (藤堂)抱きかかえたときに 感じたんだが→ 234 00:15:57,190 --> 00:16:01,127 何だか肉付きがよくなったな。 235 00:16:01,194 --> 00:16:05,065 前は触れるだけで 折れそうだったのにな。 236 00:16:05,131 --> 00:16:07,067 (真彦)このごろ調子もいい。 237 00:16:07,133 --> 00:16:10,070 食欲も出てきたみたいで よく食べるからな。 238 00:16:10,136 --> 00:16:15,141 (藤堂)脚の筋肉は遠出の散歩が 効いているようだな。 239 00:16:18,144 --> 00:16:21,081 (凛子)「お返しにと 兄さまがくれたのは→ 240 00:16:21,147 --> 00:16:23,083 蝶のネックレス」→ 241 00:16:23,149 --> 00:16:27,087 「早く元気になって蝶みたいに 飛んでいけるようにって」 242 00:16:27,153 --> 00:16:31,157 (真彦)《凛子が早く元気になって 蝶みたいに飛んでいけるように》 243 00:16:37,163 --> 00:16:41,167 >>《ありがとう》 (真彦)《着けてあげるよ》 244 00:16:41,167 --> 00:16:54,180 ♪~ 245 00:16:54,180 --> 00:16:58,118 (紅子)アタイは今凛子だ。 246 00:16:58,184 --> 00:17:01,187 だから 優しくしてくれてるんだよな。 247 00:17:05,191 --> 00:17:08,128 (麗華)太一と結婚!? (羽賀)ああ。 248 00:17:08,194 --> 00:17:11,131 (千鶴)太一も麗華さんのことが 好きみたいだしねえ。 249 00:17:11,197 --> 00:17:14,134 わたしも麗華さんが お嫁さんになってくれたら→ 250 00:17:14,200 --> 00:17:17,137 うれしいわ。 (羽賀)いい話だろ。 251 00:17:17,203 --> 00:17:22,142 お前ももうすぐ二十歳。 太一君は清瀬家の人間だ。 252 00:17:22,208 --> 00:17:25,145 結婚相手としても 不足はないだろう。 253 00:17:25,211 --> 00:17:28,148 嫌よ。 254 00:17:28,214 --> 00:17:31,151 わたしは真彦さんが好きなの。 (千鶴)あらま。 255 00:17:31,217 --> 00:17:34,154 (羽賀)真彦君には 凛子さんがいるだろう。 256 00:17:34,220 --> 00:17:39,159 麗華。わたしはお前のためを 思って言ってるんだよ。 257 00:17:39,225 --> 00:17:41,161 そんなの嘘よ! 258 00:17:41,227 --> 00:17:43,163 お父さまは高貴な身分が 欲しいだけでしょ。→ 259 00:17:43,229 --> 00:17:45,165 ホント成り金根性なんだから! 260 00:17:45,231 --> 00:17:47,233 麗華! 261 00:17:49,235 --> 00:17:54,174 わたしは太一なんかと 結婚しませんから! 262 00:17:54,240 --> 00:17:56,176 (千鶴)あっ…ああっ。 (羽賀)麗華! 263 00:17:56,242 --> 00:17:58,244 (千鶴)麗華さん! 264 00:18:03,249 --> 00:18:06,119 このままじゃ太一と 結婚させられちゃうわ。 265 00:18:06,186 --> 00:18:09,122 何とかしなきゃ。 266 00:18:09,189 --> 00:18:12,125 (ミツ)真彦はホントに 頼りないねえ。 267 00:18:12,192 --> 00:18:15,128 やはり結婚相手は藤堂が よろしいんじゃないかしら。 268 00:18:15,195 --> 00:18:18,131 あの…お母さま 太一のことでご相談が。 269 00:18:18,198 --> 00:18:20,133 太一のことなんかどうでもいい。 270 00:18:20,200 --> 00:18:22,135 あ…はあ。 (ミツ)本はといえば→ 271 00:18:22,202 --> 00:18:24,137 あんたが勝手に 太一の籍を入れたから→ 272 00:18:24,204 --> 00:18:26,139 こんなごたごたが 起こってんじゃないか。 273 00:18:26,206 --> 00:18:28,141 すみません。 (杏子)藤堂はあなたと同じ→ 274 00:18:28,208 --> 00:18:31,144 書生上がりですけど あなたのような不始末は→ 275 00:18:31,211 --> 00:18:34,147 起こさないと思いますわよ。 (孝太郎)アハハハハ。 276 00:18:34,214 --> 00:18:36,149 まあそうだろうけどね。 277 00:18:36,216 --> 00:18:39,152 しかし真彦から凛子を 引き離すのは→ 278 00:18:39,219 --> 00:18:42,155 ありゃあかなり難儀ではある。 279 00:18:42,222 --> 00:18:44,157 そうでしょう。 そうですよ。→ 280 00:18:44,224 --> 00:18:48,161 あのいっそのこと太一を 麗華さんと結婚させてですね→ 281 00:18:48,228 --> 00:18:52,165 このうちを継がせては いかがでしょう? 282 00:18:52,232 --> 00:18:56,169 はい。論外ですね。 はい…。 283 00:18:56,236 --> 00:18:59,172 やはり結婚相手は 藤堂にしようか。 284 00:18:59,239 --> 00:19:01,174 私はその方がいいと思いますわ。 285 00:19:01,241 --> 00:19:03,176 (藤堂)あの…。 286 00:19:03,243 --> 00:19:07,113 ご判断はもう少し お待ちいただけますか。 287 00:19:07,180 --> 00:19:11,184 ちょっと確認したいことが ございまして。 288 00:19:18,191 --> 00:19:21,127 (真彦)どうした? (紅子)あっちょっとのど渇いちゃって。 289 00:19:21,194 --> 00:19:24,130 (真彦)水なら俺が持ってきてやるよ。 (紅子)うん。 290 00:19:24,197 --> 00:19:27,133 >>真彦さんここにいらしたの。 (真彦)麗華さん。 291 00:19:27,200 --> 00:19:29,135 私ちょっとご相談があって。 292 00:19:29,202 --> 00:19:32,138 凛子。 真彦さんちょっと借りるわね。 293 00:19:32,205 --> 00:19:34,140 参りましょう。 294 00:19:34,207 --> 00:19:36,142 (真彦)あっ麗華さん。 今はちょっと…。 295 00:19:36,209 --> 00:19:41,214 (ドアの開閉音) 296 00:19:44,217 --> 00:19:47,153 (真彦)麗華さん話は 後にしてもらえるかな。 297 00:19:47,220 --> 00:19:49,155 凛子がゆうべ捻挫しちゃって 歩くのも大変なんだ。 298 00:19:49,222 --> 00:19:51,157 ちょっとぐらい よろしいでしょう? 299 00:19:51,224 --> 00:19:53,159 (真彦)いやホントに凛子の用が 済んだらすぐに戻るから。 300 00:19:53,226 --> 00:19:56,229 フフフ。真彦さん! 301 00:20:02,235 --> 00:20:05,104 (使用人)あらお嬢さま。 何かご用ですか? 302 00:20:05,171 --> 00:20:08,107 (紅子)ちょっとお水が飲みたくて。 (使用人)はい。早速。 303 00:20:08,174 --> 00:20:11,110 (紅子)あっいえいいの。 自分でやるから。 304 00:20:11,177 --> 00:20:14,180 (使用人)そうですか?では。 305 00:20:23,189 --> 00:20:34,200 ♪~ 306 00:20:34,200 --> 00:20:37,136 (藤堂)お一人ですか? 307 00:20:37,203 --> 00:20:41,140 お水なら私が お持ちしましたのに。 308 00:20:41,207 --> 00:20:46,212 (紅子)これぐらい動かないと。 やっと元気になれたんですもの。 309 00:20:50,216 --> 00:20:52,218 (藤堂)お前誰だ? 310 00:20:55,221 --> 00:20:57,156 (紅子)何言ってるの?藤堂。 311 00:20:57,223 --> 00:21:00,159 (藤堂)お嬢さまなら→ 312 00:21:00,226 --> 00:21:04,163 ここにやけどのあとが あるはずだ。 313 00:21:10,169 --> 00:21:12,105 (雷鳴) 314 00:21:12,171 --> 00:21:15,174 (藤堂)見せろ。 315 00:21:23,182 --> 00:21:26,119 (藤堂)やめろ! 316 00:21:26,185 --> 00:21:29,122 (紅子悲鳴) 317 00:21:29,188 --> 00:21:33,192 うっ…うっ。 318 00:21:36,195 --> 00:21:39,198 何の音でございますか? 319 00:21:41,200 --> 00:21:46,205 (紅子)私は清瀬凛子です!