1 00:00:06,774 --> 00:00:08,709 {\an8}(ミツ)やはり結婚相手は 藤堂にしようか。 2 00:00:08,776 --> 00:00:10,711 {\an8}(藤堂)ご判断はもう少し お待ちいただけますか。→ 3 00:00:10,778 --> 00:00:13,714 {\an8}ちょっと確認したいことが ございまして。 4 00:00:13,781 --> 00:00:16,784 {\an8}(藤堂)お前誰だ? 5 00:00:18,786 --> 00:00:20,721 {\an8}(紅子)何言ってるの?藤堂。 6 00:00:20,788 --> 00:00:22,723 {\an8}(藤堂)お嬢さまなら→ 7 00:00:22,790 --> 00:00:27,795 {\an8}ここにやけどのあとが あるはずだ。 8 00:00:29,797 --> 00:00:32,733 {\an8}(雷鳴) 9 00:00:32,800 --> 00:00:34,802 {\an8}(藤堂)見せろ。 10 00:00:40,808 --> 00:00:42,743 {\an8}(藤堂)やめろ! 11 00:00:42,810 --> 00:00:44,745 {\an8}(紅子悲鳴) 12 00:00:44,812 --> 00:00:47,815 {\an8}うっ…ああっ。 13 00:00:50,818 --> 00:00:53,754 {\an8}(使用人)何の音でございますか? 14 00:00:53,821 --> 00:00:56,757 {\an8}お…お嬢さま! 15 00:00:56,824 --> 00:00:59,760 {\an8}(真彦)あっ…。 16 00:00:59,827 --> 00:01:02,696 {\an8}(麗華)行かないで。 17 00:01:02,763 --> 00:01:05,699 (杏子)えっ?えっ? (ミツ)何じゃ?えっ?えっ? 18 00:01:05,766 --> 00:01:07,768 (孝太郎)ああこっち。 下ですよ下。 19 00:01:11,772 --> 00:01:16,243 (紅子)私は清瀬凛子です! 20 00:01:16,677 --> 00:01:20,414 (紅子)私は清瀬凛子…。 21 00:01:24,185 --> 00:01:28,189 (紅子)うっ…。ううっ…。 22 00:01:29,190 --> 00:01:31,192 (真彦)どけ。 23 00:01:35,196 --> 00:01:37,131 (孝太郎)凛子。 24 00:01:37,198 --> 00:01:40,067 (ミツ)な…何があった? (孝太郎)やけどしたのか!? 25 00:01:40,134 --> 00:01:45,072 (杏子)やけど? 真彦!一度ならず二度までも。 26 00:01:45,139 --> 00:01:48,075 お前にはもう任せられない。 出ていきなさい! 27 00:01:48,142 --> 00:01:50,077 (ミツ)お前が付いていながら→ 28 00:01:50,144 --> 00:01:54,081 引き取ってやった恩を あだで返すか! 29 00:01:54,148 --> 00:01:56,083 (紅子)兄さまは関係ないの! 30 00:01:56,150 --> 00:02:00,087 私の不注意です。 私の不注意なんです。 31 00:02:00,154 --> 00:02:02,089 兄さまは一緒にはいなかったの。 32 00:02:02,156 --> 00:02:06,093 何だと!お前は何やってた! 33 00:02:06,160 --> 00:02:08,095 (麗華)わたしといたんです。→ 34 00:02:08,162 --> 00:02:10,097 わたし真彦さんに ご相談があって。 35 00:02:10,164 --> 00:02:13,100 (太一)麗華さん? (ミツ)凛子をほったらかして→ 36 00:02:13,167 --> 00:02:16,103 何やってる! (紅子)お願いおばあさま。 37 00:02:16,170 --> 00:02:20,107 兄さまをしからないで。 あっあっ…。 38 00:02:20,174 --> 00:02:22,109 (孝太郎)痛むんだね。 早く手当てしないと。 39 00:02:22,176 --> 00:02:26,113 (杏子)誰か。早くお医者さまを 呼んで。誰か。誰か…。 40 00:02:26,180 --> 00:02:29,116 (紅子)医者はいりません! 大したやけどじゃないわ。 41 00:02:29,183 --> 00:02:31,118 兄さまに 手当てしていただきます。 42 00:02:31,185 --> 00:02:34,121 何言ってるの凛子。 お医者さまに診てもらわないと。 43 00:02:34,188 --> 00:02:37,124 (紅子)兄さまじゃなきゃ嫌なの。 嫌よ。嫌…。 44 00:02:37,191 --> 00:02:39,126 (杏子)凛子…。 45 00:02:39,193 --> 00:02:45,065 えーい真彦。何やってるんだ。 早く手当てせんか。 46 00:02:45,132 --> 00:02:47,067 (真彦)はい。 47 00:02:47,134 --> 00:02:49,136 (ミツ)凛子。 48 00:02:53,140 --> 00:02:55,142 杏子。杏子! (ミツ)杏子。 49 00:02:59,146 --> 00:03:02,082 (紅子)ごめん。藤堂にバレた。 50 00:03:02,149 --> 00:03:05,085 (真彦)そんなことよりまず手当てだ。 見せろ。 51 00:03:05,152 --> 00:03:07,154 (紅子)ああっ。 52 00:03:21,168 --> 00:03:23,103 (真彦)どうして医者を呼ばなかった。 53 00:03:23,170 --> 00:03:26,106 (紅子)医者を呼んだら やけどのあとから→ 54 00:03:26,173 --> 00:03:29,109 アタイが凛子じゃないって バレるだろう。 55 00:03:29,176 --> 00:03:33,113 うっ。ああっ…あっ。 56 00:03:33,180 --> 00:03:38,118 私の不注意だと知れたら 追い出されてしまいます。 57 00:03:38,185 --> 00:03:41,055 どうしたらいいんでしょう。 58 00:03:41,121 --> 00:03:43,057 (藤堂)これを。 59 00:03:43,123 --> 00:03:46,060 これを持って追い出される前に 出ていきなさい。 60 00:03:46,126 --> 00:03:48,062 えっ? 61 00:03:48,128 --> 00:03:51,131 (藤堂)君の給金の3カ月分が 入れてある。 62 00:03:53,133 --> 00:04:00,074 それだけあれば次の雇い主を 探すまでのつなぎになるだろう。 63 00:04:00,140 --> 00:04:06,146 ありがとうございます。 ホントにありがとうございます。 64 00:04:08,148 --> 00:04:11,085 (真彦)自分から熱湯をかぶるなんて…。 65 00:04:11,151 --> 00:04:14,088 もしかしたら一生 あとが残るかもしれないのに。 66 00:04:14,154 --> 00:04:17,091 (紅子)ああっ…あっ。 67 00:04:17,157 --> 00:04:22,096 (真彦)ここまでして凛子のふりを するとは思わなかったよ。 68 00:04:22,162 --> 00:04:26,100 (紅子)別にあんたや凛子のために やったんじゃない。 69 00:04:26,166 --> 00:04:30,104 アタイがここで生きてくために 必要だったからやったことだ。 70 00:04:30,170 --> 00:04:33,173 うっ…。 (真彦)強いなお前は。 71 00:04:35,175 --> 00:04:39,113 このやけどは凛子と同じだ。 72 00:04:39,179 --> 00:04:44,051 俺の不注意で 凛子にやけどを負わせた。 73 00:04:44,118 --> 00:04:46,053 (凛子)《わっ》→ 74 00:04:46,120 --> 00:04:51,058 《キャーッ! 痛いよ…痛いよ…痛いよ…》 75 00:04:51,125 --> 00:04:56,063 《真彦。お前は自分が 何をしたのか分かってるのか!》 76 00:04:56,130 --> 00:05:00,067 《どうしてくれるの? あの傷は一生消えないわ》 77 00:05:00,134 --> 00:05:04,071 (ミツ)《大事な清瀬家の跡取りを きずものにしおって!》 78 00:05:04,138 --> 00:05:06,140 \(凛子)《やめて!》 79 00:05:08,142 --> 00:05:13,080 (凛子)《私が悪いの。 お願いおばあさま。お母さま》 80 00:05:13,147 --> 00:05:16,150 《お兄さまをしからないで》 81 00:05:18,152 --> 00:05:21,088 (真彦)一生残る傷を 俺は付けてしまった。 82 00:05:21,155 --> 00:05:23,090 そのときから誓ったんだ。 83 00:05:23,157 --> 00:05:25,092 何があっても 凛子を守っていこう。 84 00:05:25,159 --> 00:05:29,163 凛子のために 生きていこうって。 85 00:05:31,165 --> 00:05:39,106 でも俺は… 凛子を守ることができなかった。 86 00:05:39,173 --> 00:05:49,116 (凛子)《真彦兄さま… 私を…忘れないで…》 87 00:05:52,119 --> 00:05:56,123 (真彦)《凛子。凛子。凛子!》 88 00:05:58,125 --> 00:06:03,063 二度と同じ過ちは 繰り返さない。 89 00:06:03,130 --> 00:06:06,133 これからはお前を守るよ。 90 00:06:06,133 --> 00:06:15,142 ♪~ 91 00:06:22,116 --> 00:06:24,051 (孝太郎)杏子。 92 00:06:24,118 --> 00:06:26,053 あの子は?凛子は? 93 00:06:26,120 --> 00:06:28,055 (藤堂)真彦さんが手当てをしています。 94 00:06:28,122 --> 00:06:31,058 もう真彦には任せられない。 何とかして藤堂。 95 00:06:31,125 --> 00:06:33,060 2人を引き離して。 96 00:06:33,127 --> 00:06:36,063 (藤堂)落ち着いてください奥さま。 まだ横になっておられた方が。 97 00:06:36,130 --> 00:06:41,001 (ミツ)しかしまたどうして 凛子がやけどなんか。 98 00:06:41,068 --> 00:06:44,004 そもそも凛子は台所で 何をしてたんだい? 99 00:06:44,071 --> 00:06:48,008 藤堂。お前何か知っているか? 100 00:06:48,075 --> 00:06:51,011 (藤堂)いえ。私は何も。 101 00:06:51,078 --> 00:06:55,015 (ミツ)ハァー。 やはり凛子の結婚相手は→ 102 00:06:55,082 --> 00:06:58,018 真彦では荷が重いようじゃのう。 103 00:06:58,085 --> 00:07:02,022 しかし凛子は真彦を 好いているようですしねえ。 104 00:07:02,089 --> 00:07:06,026 先ほどの様子を見ても 2人を引き離すのは忍びない。 105 00:07:06,093 --> 00:07:10,030 何を父親面を。 あんたの魂胆は見えてるよ。 106 00:07:10,097 --> 00:07:14,034 このごたごたに乗じて太一に 爵位を継がせたいんだろう。 107 00:07:14,101 --> 00:07:17,037 いやわたしはただ 凛子の幸せを考えて。 108 00:07:17,104 --> 00:07:20,040 (藤堂)差し出がましいようですが 大奥さま。 109 00:07:20,107 --> 00:07:23,043 結婚相手をお決めになるのは 凛子お嬢さまです。 110 00:07:23,110 --> 00:07:26,046 私も気に入られるように 努力いたします。 111 00:07:26,113 --> 00:07:29,049 真彦さんにも 負けるつもりはございません。 112 00:07:29,116 --> 00:07:34,054 ほう。よう言うた藤堂。 113 00:07:34,121 --> 00:07:38,058 藤堂。お前は凛子を 愛してるのか? 114 00:07:38,125 --> 00:07:42,996 (藤堂)愛しております。ずっと 陰ながら思っておりました。 115 00:07:43,063 --> 00:07:44,998 (孝太郎)ホントだな? 116 00:07:45,065 --> 00:07:47,000 (藤堂)今度のことで分かりました。 117 00:07:47,067 --> 00:07:51,004 真彦さんには凛子お嬢さまは 任せてはおけないと。 118 00:07:51,071 --> 00:07:55,008 これからは私が 凛子お嬢さまをお守りします。 119 00:07:55,075 --> 00:07:58,011 (ミツ)そりゃあいい。 ところで藤堂。 120 00:07:58,078 --> 00:08:02,015 確認したいことっていうのは どうしたんだい? 121 00:08:02,082 --> 00:08:06,019 (藤堂)それでしたら 問題はありませんでした。 122 00:08:06,086 --> 00:08:09,022 《お前誰だ?》 123 00:08:09,089 --> 00:08:11,024 《やめろ!》 124 00:08:11,091 --> 00:08:13,026 (紅子悲鳴) 125 00:08:13,093 --> 00:08:18,098 《私は清瀬凛子です!》 126 00:08:23,103 --> 00:08:28,108 (藤堂)《面白い。子爵令嬢にしとくには もったいない女だ》 127 00:08:30,110 --> 00:08:32,045 (麗華)あなたもやけどをしたの? 128 00:08:32,112 --> 00:08:34,047 (藤堂)後片付けをしててね。 129 00:08:34,114 --> 00:08:37,050 (麗華)そう。 でも凛子も→ 130 00:08:37,117 --> 00:08:40,053 どうせなら顔に かぶればよかったのに。 131 00:08:40,120 --> 00:08:44,057 (藤堂)フッ。怖い女性だ。 132 00:08:44,124 --> 00:08:49,062 でも正直な女性は 嫌いじゃないですよ。 133 00:08:49,129 --> 00:08:55,068 その気もないくせに。 女心をくすぐるのがお上手ね。 134 00:08:55,135 --> 00:09:00,073 でもわたしは 真彦さん一筋ですから。 135 00:09:00,140 --> 00:09:03,143 (藤堂)承知してますよ麗華さん。 136 00:09:05,145 --> 00:09:08,081 (太一)さっき 真彦と一緒にいたんだね。 137 00:09:08,148 --> 00:09:11,084 (麗華)そうよ。それが何か? 138 00:09:11,151 --> 00:09:14,087 「何か?」って言われてもな。 139 00:09:14,154 --> 00:09:18,091 (麗華)あなたねお父さまたちが わたしとあなたの結婚を→ 140 00:09:18,158 --> 00:09:20,093 画策してるようだけど。 (太一)そうなの? 141 00:09:20,160 --> 00:09:22,095 言っておきますけど わたしはあなたと→ 142 00:09:22,162 --> 00:09:24,097 結婚する気なんて ありませんから。 143 00:09:24,164 --> 00:09:26,099 親を使うなんて最低。 144 00:09:26,166 --> 00:09:28,101 親なんか使ってない。 145 00:09:28,168 --> 00:09:30,103 何で真彦なんかと 一緒にいるんだよ。 146 00:09:30,170 --> 00:09:35,108 あいつは凛子姉さんに 首っ丈じゃないか。 147 00:09:35,175 --> 00:09:37,177 (麗華)《行かないで》 148 00:09:41,114 --> 00:09:46,119 真彦さんわたしの話を 親身になって聞いてくれたわ。 149 00:09:48,121 --> 00:09:52,059 (太一)くっそー!真彦のやつ。 150 00:09:52,125 --> 00:09:54,061 (藤堂)太一坊ちゃん。 151 00:09:54,127 --> 00:09:57,064 女性は追えば追うほど 逃げていく生き物ですよ。 152 00:09:57,130 --> 00:09:59,132 うるさい! 153 00:09:59,132 --> 00:10:16,149 ♪~ 154 00:10:16,149 --> 00:10:18,151 (真彦)さあ。 155 00:10:20,153 --> 00:10:23,090 (紅子)うーん。 156 00:10:23,156 --> 00:10:28,095 (真彦)うずくか?今氷買ってくるから それで冷やそう。 157 00:10:28,161 --> 00:10:30,163 痛みも和らぐ。 158 00:10:34,167 --> 00:10:38,105 (紅子)うう…。 159 00:10:38,171 --> 00:10:41,041 \(太一)余計なことしないでよ! (孝太郎)うん? 160 00:10:41,108 --> 00:10:45,045 麗華さんとの結婚話だよ。 161 00:10:45,112 --> 00:10:47,047 小料理屋のあの女と 画策してるんだろう。 162 00:10:47,114 --> 00:10:51,051 あの女ってそんな言い方 ないだろう。お前の母さんだぞ。 163 00:10:51,118 --> 00:10:55,055 そんな話をしてるんじゃない。 結婚話のことだ。 164 00:10:55,122 --> 00:11:01,061 それはなあわたしも千鶴もだな お前の幸せを考えてのことだよ。 165 00:11:01,128 --> 00:11:05,065 幸せを考えてんだったら 真彦を追い出してよ。 166 00:11:05,132 --> 00:11:12,072 ああ…。それはなあまあ 凛子の幸せを考えるとだなあ…。→ 167 00:11:12,139 --> 00:11:15,075 うーん…。 168 00:11:15,142 --> 00:11:21,081 (千鶴)何だ。凛子さんのやけど 大したことないんだ。→ 169 00:11:21,148 --> 00:11:23,083 がっかりだわ。 170 00:11:23,150 --> 00:11:26,086 (藤堂)女はみんな怖いねえ。 171 00:11:26,153 --> 00:11:29,089 (千鶴)でも太一がかわいそう。→ 172 00:11:29,156 --> 00:11:32,092 あの子は 麗華さんのことが好きだけど→ 173 00:11:32,159 --> 00:11:35,095 麗華さんは 真彦さんのことが好き。→ 174 00:11:35,162 --> 00:11:38,165 あの子はどこまで ふびんなんだろう。 175 00:11:42,102 --> 00:11:44,037 (千鶴)何かいいことでもあった? 176 00:11:44,104 --> 00:11:47,107 (藤堂)面白いおもちゃを見つけたんだ。 177 00:11:49,109 --> 00:11:57,050 退屈な子爵家だったがこれからは 楽しめそうだと思ってね。 178 00:11:57,117 --> 00:12:02,122 結婚生活も楽しくなりそうだ。 179 00:12:26,146 --> 00:12:29,149 (真彦)《これからはお前を守るよ》 180 00:12:38,158 --> 00:12:43,029 (紅子)あっいや藤堂の接吻の 消毒しようと思ってさ。 181 00:12:43,096 --> 00:12:47,033 (真彦)ああ。それだけ元気があれば 大丈夫だな。 182 00:12:47,100 --> 00:12:49,102 \(ノック) 183 00:12:54,107 --> 00:12:59,112 (藤堂)おはようございます。 やけどの方はいかがですか? 184 00:13:04,117 --> 00:13:09,055 (藤堂)昨日は無礼なことを言ってしまい 申し訳ありませんでした。 185 00:13:09,122 --> 00:13:13,059 私は凛子お嬢さまのことを 誤解していたようです。 186 00:13:13,126 --> 00:13:17,063 あんなにお強い方だとは 思ってもいませんでした。 187 00:13:17,130 --> 00:13:22,135 さすがは清瀬の血を引く 高貴な方ですね。 188 00:13:24,137 --> 00:13:26,139 ところで。 189 00:13:29,142 --> 00:13:33,146 (藤堂)お嬢さまは真彦さんのことを 愛していらっしゃるのですか? 190 00:13:35,148 --> 00:13:39,085 私はますます凛子お嬢さまに 引かれてしまいました。 191 00:13:39,152 --> 00:13:43,089 私の入る余地が凛子お嬢さまの 中にあるのでしょうか。 192 00:13:45,091 --> 00:13:47,027 (真彦)やけどが痛むんだ。 193 00:13:47,093 --> 00:13:50,096 おしゃべりは それぐらいにしてくれないか。 194 00:13:52,098 --> 00:13:55,101 (藤堂)失礼いたしました。 195 00:14:01,107 --> 00:14:04,044 (ドアの閉まる音) 196 00:14:04,110 --> 00:14:08,048 (紅子)あいつバレてんのに どういうつもりだ? 197 00:14:08,114 --> 00:14:10,050 何考えてんだろう。 198 00:14:10,116 --> 00:14:12,052 (真彦)分からない。 199 00:14:12,118 --> 00:14:17,057 もともと何を考えてるのか 分かりにくいところのある男だ。 200 00:14:17,123 --> 00:14:19,125 用心に越したことはない。 201 00:14:23,129 --> 00:14:28,134 (藤堂)さて楽しいお遊びの始まりだ。 202 00:14:31,137 --> 00:14:33,073 (麗華)真彦さんは? 203 00:14:33,139 --> 00:14:35,075 (藤堂)お嬢さまのお部屋ですよ。 204 00:14:35,141 --> 00:14:38,144 >>一晩ずっと一緒だったの? (藤堂)そのようですね。 205 00:14:48,521 --> 00:14:50,457 わたしは君に 申し訳ないと思ってる。 206 00:14:50,523 --> 00:14:54,461 使用人に手を付け太一を つくってしまったこともわびるよ。 207 00:14:54,527 --> 00:14:56,463 (杏子)いまさら何の話ですの? 208 00:14:56,529 --> 00:14:59,466 わたしたちはお母さんに 結婚を決められ→ 209 00:14:59,532 --> 00:15:03,470 愛のない結婚生活だったよな。→ 210 00:15:03,536 --> 00:15:06,473 だから凛子には愛のある結婚を してほしいんだよ。→ 211 00:15:06,539 --> 00:15:11,411 わたしたちのような不幸な 結婚生活を送らせたくはないんだ。 212 00:15:11,478 --> 00:15:14,414 不幸にしたのはあなたです。→ 213 00:15:14,481 --> 00:15:18,418 結婚相手は藤堂で いいじゃないですか。 214 00:15:18,485 --> 00:15:21,421 藤堂も凛子を愛してると 言ってるんですから。 215 00:15:21,488 --> 00:15:24,424 あなたの言う愛のない 結婚生活にはならないでしょ。 216 00:15:24,491 --> 00:15:27,427 しかし凛子の気持ちを 考えるとね…。 217 00:15:27,494 --> 00:15:30,430 女の気持ちは分かりませんわよ。 218 00:15:30,497 --> 00:15:34,434 凛子も藤堂を愛すように なるかもしれないし。 219 00:15:34,501 --> 00:15:40,507 それに愛と結婚は別物だと 考えてるかもしれないでしょ。 220 00:15:44,511 --> 00:15:48,448 (紅子)ああ…。 221 00:15:48,515 --> 00:15:52,452 (真彦)《一生残る傷を 俺は付けてしまった》 222 00:15:52,519 --> 00:15:54,454 《そのときから誓ったんだ》 223 00:15:54,521 --> 00:15:57,457 《何があっても 凛子を守っていこう》 224 00:15:57,524 --> 00:16:01,461 《凛子のために 生きていこうって》 225 00:16:01,528 --> 00:16:04,531 《これからはお前を守るよ》 226 00:16:08,535 --> 00:16:12,405 \(ノック) 227 00:16:12,472 --> 00:16:14,474 \(ドアの開く音) 228 00:16:19,479 --> 00:16:21,414 やけどはどうだい? 229 00:16:21,481 --> 00:16:25,418 (紅子)ええ。 大丈夫ですわお父さま。 230 00:16:25,485 --> 00:16:31,424 凛子。お前は真彦と藤堂 どちらと結婚したいんだい? 231 00:16:31,491 --> 00:16:33,426 (紅子)えっ? 232 00:16:33,493 --> 00:16:36,429 真彦と結婚したいのなら 父さんは応援する。 233 00:16:36,496 --> 00:16:39,499 お前の気持ちを 尊重するつもりだ。 234 00:16:41,501 --> 00:16:46,439 (藤堂)《お嬢さまは真彦さんを 愛していらっしゃるのですか?》 235 00:16:46,506 --> 00:16:51,444 (紅子)《アタイはあいつを 愛してるのか?》 236 00:16:51,511 --> 00:16:59,519 まあ焦ることはないよ。 父さんは凛子の味方だからね。 237 00:16:59,519 --> 00:17:11,531 ♪~ 238 00:17:11,531 --> 00:17:14,467 (藤堂)大奥さまお話が。 239 00:17:14,534 --> 00:17:16,536 何だい? 240 00:17:18,538 --> 00:17:34,554 ♪~ 241 00:17:41,561 --> 00:17:43,496 (真彦)何だ? 242 00:17:43,563 --> 00:17:45,498 (紅子)いや。 243 00:17:45,565 --> 00:17:49,502 お父さまはアタイのこと 何も疑ってないみたいだったよ。 244 00:17:49,569 --> 00:17:54,507 (真彦)そうか。じゃあ問題は 大奥さまと奥さまだな。 245 00:17:54,574 --> 00:17:57,510 藤堂が大奥さまに 何か話しているのか。 246 00:17:57,577 --> 00:18:00,513 夕食で全てが分かる。 247 00:18:00,580 --> 00:18:05,518 (紅子)もし話してたら あんたはどう出る? 248 00:18:05,585 --> 00:18:08,588 (真彦)太一を殺す。 249 00:18:08,588 --> 00:18:36,549 ♪~ 250 00:18:36,549 --> 00:18:38,551 (ミツ)真彦。 251 00:18:41,554 --> 00:18:45,558 よくもまた凛子に やけどを負わせてくれたな。 252 00:18:50,563 --> 00:18:52,499 (太一)凛子姉さん 守らせるために→ 253 00:18:52,565 --> 00:18:56,503 もらってきたのに 全然守れてないよね。 254 00:18:56,569 --> 00:18:58,505 (太一)2回もだよ。→ 255 00:18:58,571 --> 00:19:01,508 婿候補としても どうなのかなあ。→ 256 00:19:01,574 --> 00:19:05,512 僕凛子姉さんが心配だよ。→ 257 00:19:05,578 --> 00:19:08,515 真彦には出てってもらった方が いいんじゃないかな。 258 00:19:08,581 --> 00:19:10,450 (孝太郎)太一よしなさい。 259 00:19:10,517 --> 00:19:13,453 (杏子)あら太一の 言うとおりですわよ。 260 00:19:13,520 --> 00:19:16,456 (藤堂)使用人を首にしました。 261 00:19:16,523 --> 00:19:18,458 大奥さまには先ほど お話ししましたが→ 262 00:19:18,525 --> 00:19:21,461 真彦さんが悪いのではなく→ 263 00:19:21,528 --> 00:19:25,532 沸騰したお湯を残したまま 立ち去った使用人が悪い。 264 00:19:28,535 --> 00:19:33,473 (藤堂)ところでやけどのあとは 残るのでしょうか。 265 00:19:33,540 --> 00:19:36,543 もう二度とあんなことが なければよろしいですね。 266 00:19:42,549 --> 00:19:46,486 (紅子)あいつ何か仕掛けてくるぜ。 267 00:19:46,553 --> 00:19:49,489 ああ…。 268 00:19:49,556 --> 00:19:51,558 (真彦)見せてみろ。 269 00:20:08,575 --> 00:20:12,445 (真彦)あと残るな。 270 00:20:12,512 --> 00:20:16,449 (紅子)フッ。あとなんて残ったって どうってことないよ。 271 00:20:16,516 --> 00:20:19,452 アタイは凛子として 生きてくんだ。 272 00:20:19,519 --> 00:20:22,522 やけどのあとだって あった方がいいだろ。 273 00:20:26,526 --> 00:20:34,467 (紅子)でもこれからあんたは このやけどのあとを見て→ 274 00:20:34,534 --> 00:20:40,473 凛子を思い出すのか アタイを思い出すのか。 275 00:20:40,540 --> 00:20:43,543 どっちだ? 276 00:20:45,545 --> 00:20:51,484 (真彦)たぶんどちらも思い出す。 凛子とお前。 277 00:20:51,551 --> 00:20:55,555 それが 俺の背負っていくものだ。 278 00:21:02,562 --> 00:21:05,498 (麗華)ずっと 付きっきりなんですってね。 279 00:21:05,565 --> 00:21:08,568 (真彦)わたしの不注意ですから。 280 00:21:12,505 --> 00:21:15,441 (真彦)わたしは何があってもここで→ 281 00:21:15,508 --> 00:21:18,444 凛子を守っていくつもりです。 だから…。 282 00:21:18,511 --> 00:21:21,447 わたしがやけどしても 看病してくれる? 283 00:21:21,514 --> 00:21:25,518 わたしがケガしても 看病してくれる? 284 00:21:27,520 --> 00:21:33,526 わたし真彦さんが好きです。 凛子に渡したくありません。 285 00:21:41,534 --> 00:21:45,538 (紅子)私も真彦兄さまが好きよ。 286 00:21:45,538 --> 00:21:52,545 ♪~