1 00:00:06,273 --> 00:00:10,211 {\an8}(紅子)私も 真彦兄さまが好きよ。 2 00:00:10,277 --> 00:00:13,214 {\an8}(真彦)俺はここで 凛子をずっと守っていく。→ 3 00:00:13,280 --> 00:00:16,217 {\an8}俺の前で 凛子のまねはしないでくれ! 4 00:00:16,283 --> 00:00:19,220 {\an8}(藤堂)最近のお嬢さまは 私に似ている気がします。 5 00:00:19,286 --> 00:00:21,222 {\an8}不思議ですね。 6 00:00:21,288 --> 00:00:23,224 {\an8}(真彦)あいつに何を言われた? 7 00:00:23,290 --> 00:00:25,226 {\an8}太一が犯人という証拠も つかめていない。 8 00:00:25,292 --> 00:00:29,230 {\an8}お前が勝手な行動をとったら 凛子の敵を討つ機会も遠のく! 9 00:00:29,296 --> 00:00:33,234 {\an8}(紅子)アタイがどう生きようが あんたには関係ない。 10 00:00:33,300 --> 00:00:38,239 {\an8}(ミツ)おやおや結婚相手は 藤堂で決まりかねえ。 11 00:00:38,305 --> 00:00:40,241 {\an8}(紅子)あいつが 仕掛けてくるかもしれない。 12 00:00:40,307 --> 00:00:42,243 {\an8}そしたら証拠がつかめる。 13 00:00:42,309 --> 00:00:45,246 {\an8}あんたはとっとと 凛子の敵をとればいいだろ。 14 00:00:45,312 --> 00:00:49,250 {\an8}(藤堂)おい!ちょっと 飛ばし過ぎじゃないのか。 15 00:00:49,316 --> 00:00:52,319 {\an8}(太一の笑い声) 16 00:01:00,327 --> 00:01:02,196 {\an8}(太一)あっ! 17 00:01:02,263 --> 00:01:04,265 {\an8}(ブレーキ音) (和子)危ない! 18 00:01:06,267 --> 00:01:10,271 (和子)藍子! 藍子大丈夫かい? 19 00:01:12,273 --> 00:01:16,210 紅子…? 20 00:01:16,277 --> 00:01:20,214 (藍子)お姉ちゃん…? 21 00:01:20,281 --> 00:01:23,217 \(太一)おいお前ら。→ 22 00:01:23,284 --> 00:01:27,221 金が欲しくて わざと当たってきたんだろ。→ 23 00:01:27,288 --> 00:01:30,224 これだから貧乏人は嫌なんだ。 24 00:01:30,291 --> 00:01:33,227 俺らは子爵家。 清瀬家の者だ。 25 00:01:33,294 --> 00:01:35,296 清瀬家? 26 00:01:37,298 --> 00:01:40,234 (太一)補償は ちゃあんとやってやるよ。→ 27 00:01:40,301 --> 00:01:43,304 行こう凛子姉さん。 28 00:01:53,314 --> 00:01:57,251 (和子)何てやつらだ。 何様のつもりだい。 29 00:01:57,318 --> 00:02:02,256 子爵が何だ! 華族がそんなに偉いのかい! 30 00:02:07,261 --> 00:02:10,197 \(太一)藤堂 後始末は頼んだぞ。 31 00:02:10,264 --> 00:02:12,266 (和子)バカヤロー! 32 00:02:15,269 --> 00:02:17,204 (和子)大丈夫かい?→ 33 00:02:17,271 --> 00:02:19,273 ほかにケガはないのかい? (藍子)うん。 34 00:02:24,845 --> 00:02:29,783 (麗華)真彦さん。 ホントに心配性ね。 35 00:02:29,850 --> 00:02:33,787 藤堂さんも一緒なんですもの。 大丈夫よ。 36 00:02:33,854 --> 00:02:38,792 今ごろは風を切って自転車の 遠出を楽しんでるわきっと。 37 00:02:38,859 --> 00:02:40,794 (真彦)ハァ。麗華さんごめん。 38 00:02:40,861 --> 00:02:43,797 俺やっぱり ちょっとその辺見てくるよ。 39 00:02:43,864 --> 00:02:45,866 真彦さん。 40 00:02:49,803 --> 00:02:51,805 (麗華)あら。 41 00:03:05,819 --> 00:03:07,755 (真彦)何があったんだ? 42 00:03:07,821 --> 00:03:10,824 (藤堂)ちょっとした自転車の事故でね。 43 00:03:13,827 --> 00:03:15,763 なっ…何だよ? 44 00:03:15,829 --> 00:03:17,831 (真彦)貴様…。 45 00:03:20,834 --> 00:03:22,836 (真彦)やっ。 46 00:03:24,838 --> 00:03:27,775 父さんにも 殴られたことないのに! 47 00:03:27,841 --> 00:03:30,778 (真彦)帰れ! 48 00:03:30,844 --> 00:03:32,780 (太一)麗華さん帰ろう。 49 00:03:32,846 --> 00:03:35,783 何であんたなんかと 帰らなきゃいけないのよ。 50 00:03:35,849 --> 00:03:39,853 1人で帰りなさいよ。 (真彦)麗華さんももう帰ってくれ! 51 00:03:49,797 --> 00:03:51,732 何なのよあれ。 52 00:03:51,799 --> 00:03:55,736 わたし帰りたくないわ。 帰らないわよ。 53 00:03:55,803 --> 00:03:58,806 (藤堂)ご心配なく。 私が残りますから。 54 00:04:05,813 --> 00:04:07,748 (真彦)何やってんだ! 55 00:04:07,815 --> 00:04:09,750 (紅子)あんたこそ何で ついてこなかったんだ。 56 00:04:09,817 --> 00:04:12,753 アタイを 守るんじゃなかったのかよ! 57 00:04:12,820 --> 00:04:16,824 (真彦)いいから座れ。 (紅子)痛えなあ。 58 00:04:25,833 --> 00:04:27,768 (真彦)バカヤロー。 59 00:04:27,835 --> 00:04:29,770 これぐらいで済んだから よかったようなものの。 60 00:04:29,837 --> 00:04:32,840 万が一のことがあったら どうすんだよ。 61 00:04:34,842 --> 00:04:36,844 (紅子)ごめん。 62 00:04:45,853 --> 00:04:49,790 (真彦)凛子みたいに 死んだらどうすんだ。 63 00:04:57,097 --> 00:04:59,033 (和子)まったく。 何なんだろうね華族ってやつは。 64 00:04:59,099 --> 00:05:02,036 ろくな者がいないよ。 65 00:05:02,102 --> 00:05:06,040 ハァ。これだけのケガで済んで よかったよ。 66 00:05:06,106 --> 00:05:08,042 (藍子)うん。 (せき) 67 00:05:08,108 --> 00:05:10,110 (和子)ほらきついんだろ。 横になんな。 68 00:05:22,122 --> 00:05:25,059 《紅子…?》 69 00:05:25,125 --> 00:05:28,062 あれが凛子お嬢さま。 70 00:05:28,128 --> 00:05:31,065 \(戸の開く音) \(藤堂)ごめんくださいませ。 71 00:05:31,131 --> 00:05:34,068 (和子)あっはい。 72 00:05:34,134 --> 00:05:36,070 あんたさっきの。 73 00:05:36,136 --> 00:05:39,073 (藤堂)先ほどはお嬢さまに おケガをさせてしまい→ 74 00:05:39,139 --> 00:05:42,142 誠に申し訳ございませんでした。 75 00:05:44,144 --> 00:05:46,080 ごあいさつが遅れましたが→ 76 00:05:46,146 --> 00:05:51,085 私清瀬家で執事をやっております 藤堂と申します。 77 00:05:54,088 --> 00:05:59,026 (藤堂)このたびはうちの者が お嬢さまにおケガをさせた上→ 78 00:05:59,093 --> 00:06:01,028 お母さまにも 不快な思いまでさせてしまい→ 79 00:06:01,095 --> 00:06:04,098 本当に 申し訳ございませんでした。 80 00:06:06,100 --> 00:06:08,102 これ。 81 00:06:14,108 --> 00:06:17,044 (藤堂)些少ではございますが→ 82 00:06:17,111 --> 00:06:19,046 おわびの印として お受け取りくださいませ。 83 00:06:19,113 --> 00:06:21,048 そんな金要らないよ。 84 00:06:21,115 --> 00:06:24,051 わたしはね華族とか金持ちが 大っ嫌いなんだよ。 85 00:06:24,118 --> 00:06:26,053 (藤堂)私も大嫌いでございます。 86 00:06:26,120 --> 00:06:28,055 えっ? 87 00:06:28,122 --> 00:06:33,060 (藤堂)私は孤児でした。 ののしられあざけられ→ 88 00:06:33,127 --> 00:06:36,063 理不尽な扱いも ずいぶんと受けてまいりました。 89 00:06:36,130 --> 00:06:38,065 ですがお母さま。 90 00:06:38,132 --> 00:06:42,136 もらうべきものは もらった方がいいですよ。 91 00:06:51,078 --> 00:06:53,013 まあ…お茶でも。 92 00:06:53,080 --> 00:06:56,016 (藤堂)では失礼します。 93 00:06:56,083 --> 00:06:58,018 (和子)あんたも大変だねえ。→ 94 00:06:58,085 --> 00:07:02,022 あんなやつらのために 頭下げてわびて。 95 00:07:02,089 --> 00:07:04,024 (藤堂)それが仕事ですから。 96 00:07:04,091 --> 00:07:07,094 \(藍子のせき) 97 00:07:10,097 --> 00:07:12,032 (藤堂)おケガはひどいのですか? 98 00:07:12,099 --> 00:07:15,035 (和子)幸い軽い傷で 済んだんだけどさ→ 99 00:07:15,102 --> 00:07:19,106 病気の方も ひどくなってるってのに…。 100 00:07:23,110 --> 00:07:27,047 (藤堂)これ気に入ってもらえると いいんだけどな。 101 00:07:27,114 --> 00:07:30,050 (藍子)うわあ! ありがとう。 102 00:07:30,117 --> 00:07:32,052 (藤堂)どういたしまして。 103 00:07:32,119 --> 00:07:36,056 この子こんなぜいたく品なんか 持ったこともないからねえ。 104 00:07:36,123 --> 00:07:38,058 よかったねえ藍子。 105 00:07:38,125 --> 00:07:42,062 うん。 あのね。→ 106 00:07:42,129 --> 00:07:45,065 そっくりだったのあの人。 お姉ちゃんに。 107 00:07:45,132 --> 00:07:48,001 (和子)藍子。うちには 藍子の姉ちゃんはいない。 108 00:07:48,068 --> 00:07:50,003 娘は藍子だけだって 言っただろ。 109 00:07:50,070 --> 00:07:52,005 でも…。 110 00:07:52,072 --> 00:07:55,008 家族を捨てて 楽な暮らしするために→ 111 00:07:55,075 --> 00:07:58,078 華族さまの愛人になんてなった 娘はうちの子じゃないよ。 112 00:08:00,080 --> 00:08:12,092 ♪~ 113 00:08:12,092 --> 00:08:14,094 (藤堂)なるほどね。 114 00:08:16,096 --> 00:08:21,101 (紅子)藍子大丈夫だったかな。 115 00:08:24,104 --> 00:08:28,041 (紅子)さっきはありがとな。 心配してくれて。 116 00:08:28,108 --> 00:08:31,044 (真彦)もう無茶はするな。 117 00:08:31,111 --> 00:08:34,047 (紅子)ごめん。 118 00:08:34,114 --> 00:08:39,052 でもささっきのあんた ちょっとカッコ良かったぜ。 119 00:08:39,119 --> 00:08:42,122 (真彦)太一のやつが 仕掛けてきたんだな。 120 00:08:44,124 --> 00:08:49,062 (紅子)ああ。 振り落とそうとしてきたんだ。 121 00:08:49,129 --> 00:08:54,067 凛子を殺したのは やっぱり太一だよ。 122 00:08:54,134 --> 00:08:57,070 (真彦)必ずあいつの しっぽをつかんで→ 123 00:08:57,137 --> 00:09:00,140 何としてでも 凛子の敵はとる。 124 00:09:08,148 --> 00:09:13,086 (麗華)あんな真彦さん 初めて見たわ。 125 00:09:13,153 --> 00:09:15,088 でも何かがおかしいわよね。 126 00:09:15,155 --> 00:09:19,092 よく分からないけど 何かがおかしい。 127 00:09:19,159 --> 00:09:22,095 凛子も一振りで 落ちると思ったのになあ。 128 00:09:22,162 --> 00:09:25,165 えっ? (太一)いやっ…。 129 00:09:29,169 --> 00:09:31,104 (ミツ)こんなに早く 戻ってくるなんて→ 130 00:09:31,171 --> 00:09:33,106 何かあったのか? 131 00:09:33,173 --> 00:09:36,109 いいえおばあさま。→ 132 00:09:36,176 --> 00:09:40,113 あんまり退屈なので 麗華さんと戻ってきました。 133 00:09:40,180 --> 00:09:43,116 はあ? (ミツ)どうした?その傷は。→ 134 00:09:43,183 --> 00:09:45,118 真彦にでも殴られたか? 135 00:09:45,185 --> 00:09:48,055 いいえそんな! (麗華)そうです。 136 00:09:48,121 --> 00:09:52,059 凛子を自転車に乗せていて 事故を起こしてしまったんです。 137 00:09:52,125 --> 00:09:54,061 (杏子)何ですって!? (ミツ)何だって!? 138 00:09:54,127 --> 00:09:57,130 何やってるお前は! (太一)うあっ。 139 00:09:59,132 --> 00:10:01,068 凛子に手を出しおって! 140 00:10:01,134 --> 00:10:05,072 (太一)痛ーっ。事故だよ。 手なんて出してないよ僕。 141 00:10:05,138 --> 00:10:09,076 (ミツ)誰がそんな話信じる! (太一)ホントだってば。 142 00:10:09,142 --> 00:10:11,078 (孝太郎)お母さま おやめください! 143 00:10:11,144 --> 00:10:14,081 (ミツ)ええ放せ! こんなやつ殺してくれるわ。 144 00:10:14,147 --> 00:10:16,083 (孝太郎)何があったかは 知りませんが→ 145 00:10:16,149 --> 00:10:18,085 勘弁してやってください。 お願いしますお母さま。 146 00:10:18,151 --> 00:10:21,088 (杏子)それで? 凛子のケガはどうなの? 147 00:10:21,154 --> 00:10:23,090 (麗華)えっ? (杏子)ケガしたんでしょ?あの子。 148 00:10:23,156 --> 00:10:25,092 えっ…ええ。 (杏子)病院に行ったの?→ 149 00:10:25,158 --> 00:10:27,094 どこの病院? (麗華)いえ。病院には→ 150 00:10:27,160 --> 00:10:30,097 行ってないと思います。 自分で歩いて戻ってきたし→ 151 00:10:30,163 --> 00:10:32,099 それほどの 大きなケガではないと思います。 152 00:10:32,165 --> 00:10:35,102 (杏子)ああそう。ハァー。 153 00:10:35,168 --> 00:10:37,104 (ミツ)放さんか。 (孝太郎)あっああい…。 154 00:10:37,170 --> 00:10:42,109 (ミツ)フンッ。 (孝太郎)ああ太一。 155 00:10:42,175 --> 00:10:46,113 (麗華)おばあさま お願いがあります。→ 156 00:10:46,179 --> 00:10:48,048 わたし太一と→ 157 00:10:48,115 --> 00:10:50,050 結婚させられそうに なってるんです。 158 00:10:50,117 --> 00:10:53,053 (麗華)お父さまやおじさま 太一のお母さんが→ 159 00:10:53,120 --> 00:10:57,057 わたしと 結婚させようとしてるんです。→ 160 00:10:57,124 --> 00:11:00,060 でもわたしは 真彦さんが好きなんです。 161 00:11:00,127 --> 00:11:03,063 真彦さんと結婚したいんです。 162 00:11:03,130 --> 00:11:06,066 だからお願いです。 何とかしてください。 163 00:11:06,133 --> 00:11:14,074 そんな話 わ…わたしにされてもねえ。 164 00:11:14,141 --> 00:11:19,079 おばさまお願いです。 何とかしてください。 165 00:11:19,146 --> 00:11:24,084 そう。 分かりました。→ 166 00:11:24,151 --> 00:11:28,088 私にできるだけのことは しましょう。 167 00:11:28,155 --> 00:11:32,159 ありがとうございます。 ありがとうございます。 168 00:11:47,107 --> 00:11:54,047 (凛子)《真彦兄さま… 私を…忘れないで…》 169 00:11:54,114 --> 00:11:56,116 (真彦)《凛子!》 170 00:12:06,126 --> 00:12:11,064 (紅子)凛子はここで死んだんだよな。 171 00:12:11,131 --> 00:12:14,067 (真彦)お前はもう 勝手なことはするな。 172 00:12:14,134 --> 00:12:16,136 (紅子)えっ? 173 00:12:18,138 --> 00:12:20,073 (真彦)太一のしっぽは俺がつかむ。 174 00:12:20,140 --> 00:12:24,077 お前は凛子を 演じてくれさえすればいい。 175 00:12:24,144 --> 00:12:28,081 (紅子)言われなくてもそうするよ。 アタイは自由だ。 176 00:12:28,148 --> 00:12:31,151 やりたいように やらせてもらうさ。 177 00:12:33,153 --> 00:12:37,157 (真彦)藤堂には近づくな。 あいつは危険だ。 178 00:12:40,160 --> 00:12:43,096 (藤堂)自転車事故の処理に 行ってまいりました。 179 00:12:43,163 --> 00:12:46,166 (真彦)ご苦労だったな。 180 00:12:50,103 --> 00:12:54,107 (藤堂)どうしました? ケンカでもなさいましたか? 181 00:12:56,109 --> 00:12:58,044 (紅子)私が勝手なことをしたから→ 182 00:12:58,111 --> 00:13:01,047 真彦兄さま 怒ってらっしゃるのよ。 183 00:13:01,114 --> 00:13:04,050 (藤堂)そうですか。 184 00:13:04,117 --> 00:13:10,056 お嬢さまは私といた方が 自由なんじゃないでしょうか。 185 00:13:10,123 --> 00:13:14,060 いいえ きっと自由なはずです。 186 00:13:14,127 --> 00:13:19,132 私だったらあなたを 自由に飛ばせてあげられる。 187 00:13:22,135 --> 00:13:24,070 (藤堂)蝶か…。 188 00:13:24,137 --> 00:13:28,141 あなたには蛾の方が 似合っている気がしますが。 189 00:13:35,148 --> 00:13:39,085 (紅子)あの子のケガは 大丈夫でしたか? 190 00:13:39,152 --> 00:13:42,155 (藤堂)かなりひどいようでした。 191 00:13:44,157 --> 00:13:47,027 それに どうやらご病気のようで→ 192 00:13:47,093 --> 00:13:51,031 そちらがあまり 思わしくないとか。 193 00:13:51,097 --> 00:13:54,034 気になりますか? 194 00:13:54,100 --> 00:13:59,105 (紅子)フッ…そうね。心配ね。 195 00:14:03,476 --> 00:14:06,413 (千鶴・太一)痛っ。 (太一)あんたの身分が低いからだ。 196 00:14:06,479 --> 00:14:08,415 だから俺が こんな目に遭うんだ。 197 00:14:08,481 --> 00:14:11,418 (千鶴)そうだねえ。 母さんが全部悪いの。 198 00:14:11,484 --> 00:14:13,420 ごめんね太一。 199 00:14:13,486 --> 00:14:15,422 (孝太郎)しかし麗華さんも 気が強いなあ。→ 200 00:14:15,488 --> 00:14:18,358 まさかあんなところで 杏子に頼むとは思わなかったよ。 201 00:14:18,425 --> 00:14:20,360 (千鶴)何のんきなこと 言ってるんですか。 202 00:14:20,427 --> 00:14:22,362 太一があのばあさんに→ 203 00:14:22,429 --> 00:14:24,364 こんな目に 遭わされたっていうのに。 204 00:14:24,431 --> 00:14:26,366 父さん 何も言ってくれなかったんだよ。 205 00:14:26,433 --> 00:14:30,370 麗華さんが真彦と 結婚したいって頼んだとき。 206 00:14:30,437 --> 00:14:33,373 あんたの父さんはね いざとなったら→ 207 00:14:33,440 --> 00:14:37,377 自分の保身に走るからねえ。 昔母さんも捨てられたんだよ。→ 208 00:14:37,444 --> 00:14:40,380 あんたがおなかにできたって 知ってねえ。 209 00:14:40,447 --> 00:14:42,382 (太一)そうなの? (孝太郎)まあ→ 210 00:14:42,449 --> 00:14:44,384 そういうこともあったが→ 211 00:14:44,451 --> 00:14:47,387 太一は養子として 清瀬の籍に入れただろう。 212 00:14:47,454 --> 00:14:49,389 それはそうですけど→ 213 00:14:49,456 --> 00:14:51,391 でも結局 太一は男児だからって→ 214 00:14:51,458 --> 00:14:54,394 あなたに取り上げられたような もんですからねえ。 215 00:14:54,461 --> 00:14:56,396 それなのに清瀬家で こんな扱い受けて。→ 216 00:14:56,463 --> 00:15:00,400 ふびんでなりませんよ。 217 00:15:00,467 --> 00:15:03,403 男児が爵位を継ぐんだぜ。 女は継げないんだ。 218 00:15:03,470 --> 00:15:05,405 なのに凛子が跡継ぎで→ 219 00:15:05,472 --> 00:15:08,408 その結婚相手に 爵位を譲るなんて許せないよ! 220 00:15:08,475 --> 00:15:12,412 そうよね。爵位は 太一がもらって当然なのに→ 221 00:15:12,479 --> 00:15:14,481 母さんだって許せないわ! 222 00:15:18,418 --> 00:15:20,353 (孝太郎のため息) 223 00:15:20,420 --> 00:15:23,356 (ミツ)麗華の頼みを 受けるなんて→ 224 00:15:23,423 --> 00:15:29,362 よっぽど凛子と真彦を 結婚させたくないみたいだね。 225 00:15:29,429 --> 00:15:32,365 もし凛子が 真彦を選んだとしても→ 226 00:15:32,432 --> 00:15:36,369 私が認めません。 引き離します。 227 00:15:36,436 --> 00:15:40,373 それでたとえいっとき 凛子に恨まれたとしても→ 228 00:15:40,440 --> 00:15:43,376 それが凛子の 幸せのためなんです。→ 229 00:15:43,443 --> 00:15:45,378 お母さまもそのおつもりで。 230 00:15:45,445 --> 00:15:49,382 うん…まああんたが そこまで言うんだったら→ 231 00:15:49,449 --> 00:15:52,385 わたしも任せるけどさ。 232 00:15:52,452 --> 00:15:59,459 あ…真彦もよっぽど 嫌われたもんだね。ハハッ。 233 00:16:08,468 --> 00:16:10,403 \(和子)久我山さん。→ 234 00:16:10,470 --> 00:16:12,405 また3着も ありがとうございます。→ 235 00:16:12,472 --> 00:16:16,409 しかも前金で。 ホントに助かります。 236 00:16:16,476 --> 00:16:20,347 (真彦)いえ。藍子ちゃんの腕 どうしたんですか? 237 00:16:20,413 --> 00:16:22,349 (和子)清瀬家の連中に 自転車でぶつけられたんですよ。 238 00:16:22,415 --> 00:16:24,351 (真彦)藍子ちゃんだったんですか!? 239 00:16:24,417 --> 00:16:26,353 >>えっ? (真彦)あっいえ。 240 00:16:26,419 --> 00:16:30,357 それは大変でしたね。 (和子)そうなんですよ。→ 241 00:16:30,423 --> 00:16:32,359 あいつら華族なんてもんは ろくなもんじゃないですよ。 242 00:16:32,425 --> 00:16:35,362 お嬢さんと 坊ちゃんだったんですけどね→ 243 00:16:35,428 --> 00:16:37,364 金が欲しくて わざと当たってきたんだろう→ 244 00:16:37,430 --> 00:16:40,367 なんて言うんですよ。 (真彦)そうでしたか。 245 00:16:40,433 --> 00:16:42,369 (和子)お嬢さんなんか わたしの方を見もしないで→ 246 00:16:42,435 --> 00:16:47,374 お高くとまりやがって。 ホント嫌な女だよ。→ 247 00:16:47,440 --> 00:16:51,378 まあ慰謝料持ってきた 執事の藤堂ってのは→ 248 00:16:51,444 --> 00:16:55,382 できた男でしたけどねえ。 249 00:16:55,448 --> 00:16:58,451 \(藍子のせき) 250 00:17:00,453 --> 00:17:02,389 大丈夫かい?藍子。 251 00:17:02,455 --> 00:17:05,392 (真彦)今日はだんなさんは? 252 00:17:05,458 --> 00:17:07,394 (和子)恥ずかしい話ですが→ 253 00:17:07,460 --> 00:17:10,463 どうせどこかで 飲んだくれてるんだと思いますよ。 254 00:17:17,470 --> 00:17:19,472 (泰造)どちらさんですか? 255 00:17:22,475 --> 00:17:24,411 (真彦)あ…。 >>おーこれはこれは。 256 00:17:24,477 --> 00:17:27,414 久我山さんまた仕立てですか。 ありがとうございます。 257 00:17:27,480 --> 00:17:31,484 ヘヘヘ。ちょっ…。 おーい。 258 00:17:35,488 --> 00:17:37,424 (真彦)まさか実の親に→ 259 00:17:37,490 --> 00:17:41,428 恨まれるようなことに なってたとはな。 260 00:17:41,494 --> 00:17:44,431 何で言わなかった? 261 00:17:44,497 --> 00:17:46,499 (紅子)話したって しかたがねえだろう。 262 00:17:48,501 --> 00:17:52,439 (真彦)つらい思いさせたな。 263 00:17:52,505 --> 00:17:55,442 (紅子)別に大したことじゃねえよ。 264 00:17:55,508 --> 00:18:00,447 でもありがとな。 約束守ってくれてて。 265 00:18:00,513 --> 00:18:04,451 (真彦)あ…凛子の復讐のためだ。 266 00:18:04,517 --> 00:18:07,520 お前がいなきゃ 太一のしっぽもつかめない。 267 00:18:12,525 --> 00:18:15,528 (泰造)うーん…。 268 00:18:20,467 --> 00:18:27,407 それにしても紅子は 連絡一つよこさないで…。 269 00:18:27,474 --> 00:18:29,409 やっぱり 血がつながってないから→ 270 00:18:29,476 --> 00:18:35,482 薄情なのかねえ。 赤ん坊から育てたのにねえ。 271 00:18:39,486 --> 00:18:42,489 (真彦)《これからはお前を守るよ》 272 00:18:44,491 --> 00:18:47,427 《これぐらいで済んだから よかったようなものの》 273 00:18:47,494 --> 00:18:50,497 《万が一のことがあったら どうすんだよ》 274 00:18:53,500 --> 00:18:56,436 (真彦)《何としてでも 凛子の敵はとる》 275 00:18:56,503 --> 00:18:58,438 《凛子の復讐のためだ》 276 00:18:58,505 --> 00:19:02,509 (凛子)《私を…忘れないで…》 277 00:19:04,511 --> 00:19:07,514 (真彦)《凛子!》 278 00:19:12,519 --> 00:19:17,390 (紅子)死んだ人間にはかなわねえな。 279 00:19:17,457 --> 00:19:22,462 ハァー。 凛子やんのもしんどいぜ。 280 00:19:25,465 --> 00:19:29,469 \(使用人)お客さま困ります! 困ります! 281 00:19:31,471 --> 00:19:36,409 (ミツ)おや。千鶴じゃないか。 282 00:19:36,476 --> 00:19:39,412 よくうちの敷居が またげましたわねえ。 283 00:19:39,479 --> 00:19:43,416 うちの太一にこそ この清瀬家の跡を継ぎ→ 284 00:19:43,483 --> 00:19:46,486 爵位を継ぐ 正当な権利があります。 285 00:19:56,496 --> 00:19:58,431 (紅子)何やってんだよ? 286 00:19:58,498 --> 00:20:00,433 (真彦)凛子はここで死んだ。 287 00:20:00,500 --> 00:20:04,437 凛子の日記の破れたページが ここにあるかもしれない。 288 00:20:04,504 --> 00:20:07,440 何としてでも早く 太一のしっぽをつかまないと。 289 00:20:07,507 --> 00:20:09,509 凛子のためにも。 290 00:20:15,515 --> 00:20:19,385 (紅子)やっぱりもうやめた! 291 00:20:19,452 --> 00:20:22,388 凛子はやめだ。 292 00:20:22,455 --> 00:20:24,390 (真彦)何言ってんだ? 293 00:20:24,457 --> 00:20:27,393 (紅子)こんな生活楽しくない。 294 00:20:27,460 --> 00:20:30,396 あんたアタイに 自由にやっていいっつったのに→ 295 00:20:30,463 --> 00:20:32,398 全然自由じゃない。 296 00:20:32,465 --> 00:20:38,404 フッ。 太一のしっぽつかんで復讐ね。 297 00:20:38,471 --> 00:20:41,407 でも凛子が守りたかった家は 守りたい。 298 00:20:41,474 --> 00:20:44,410 だからすぐには 太一に復讐に行けない。 299 00:20:44,477 --> 00:20:49,415 凛子殺しが公になって 醜態をさらしたとして→ 300 00:20:49,482 --> 00:20:51,417 お国から爵位を はく奪されたら→ 301 00:20:51,484 --> 00:20:55,421 凛子が大切にしてた家を つぶすことになるからだって? 302 00:20:55,488 --> 00:20:59,425 フフ…。 そりゃあアタイだって→ 303 00:20:59,492 --> 00:21:01,427 つぶされたら 凛子として生きていけないから→ 304 00:21:01,494 --> 00:21:08,434 我慢もしてきたけどさ。 もう限界だ。 305 00:21:08,501 --> 00:21:12,438 あんたはいつだって 凛子凛子凛子だ! 306 00:21:12,505 --> 00:21:15,441 凛子への思いに がんじがらめになって。 307 00:21:15,508 --> 00:21:19,379 ホントは自分だって 動きたいように動けてないんだろ。 308 00:21:19,445 --> 00:21:23,449 ホントは今すぐ飛んでって 太一のこと殺したいんだろ? 309 00:21:25,451 --> 00:21:31,391 アタイはもう嫌なんだよ。 凛子に振り回されんのは。 310 00:21:31,457 --> 00:21:34,394 あんたに振り回されんのは。 311 00:21:34,460 --> 00:21:38,464 いいかげんあんたも 凛子なんか忘れちゃえよ! 312 00:21:46,472 --> 00:21:52,478 (紅子)アタイは蝶じゃない。 蛾だ!