1 00:00:04,038 --> 00:00:05,973 (杏子・ミツ)あっ! 2 00:00:06,040 --> 00:00:08,976 (紅子)もしも兄さまを 追い出すのなら…。 3 00:00:09,043 --> 00:00:12,046 私は死にます! 4 00:00:19,053 --> 00:00:21,989 {\an8}(ミツ)ま…待て。 (杏子)やめて凛子。 5 00:00:22,056 --> 00:00:24,992 {\an8}(紅子)追い出すのなら私は死にます! 6 00:00:25,059 --> 00:00:28,996 {\an8}(ミツ)分かった。分かったから。 (杏子)ナイフは下ろして。 7 00:00:29,063 --> 00:00:30,998 {\an8}(紅子)二度と出ていけなんて言わないと 誓ってください! 8 00:00:31,065 --> 00:00:35,002 {\an8}(ミツ)誓う。何でも誓う。 (杏子)私も誓うわだから…。 9 00:00:35,069 --> 00:00:38,005 {\an8}(紅子)誓ってください! (ミツ)もう二度と→ 10 00:00:38,072 --> 00:00:41,008 {\an8}真彦に出ていけなんて言わん。 絶対に言わん。 11 00:00:41,075 --> 00:00:45,012 {\an8}誓って言わん。 (杏子)私も誓って言わないわ。 12 00:00:45,079 --> 00:00:49,016 {\an8}(ミツ)だから…凛子。 そんな物騒なものは→ 13 00:00:49,083 --> 00:00:54,088 {\an8}頼むから下ろしてくれ。 (杏子)下ろして凛子。 14 00:01:00,094 --> 00:01:04,965 {\an8}(ミツ)あっ…ああ…あああ…。 ああ…。 15 00:01:05,032 --> 00:01:09,036 {\an8}(杏子)お母さま大丈夫ですか? 16 00:01:12,039 --> 00:01:15,042 {\an8}(藤堂)ますます面白い女だ。 17 00:01:18,045 --> 00:01:21,982 (真彦)何で戻ってきたんだ? (紅子)あんたからの金が無ければ→ 18 00:01:22,049 --> 00:01:25,986 藍子は医者にも かかれないからな。 19 00:01:26,053 --> 00:01:31,992 あんた太一に 復讐するつもりだったんだな。 20 00:01:32,059 --> 00:01:35,996 (真彦)証拠もない 見切り発車だったがな。 21 00:01:36,063 --> 00:01:40,000 (紅子)やるならやるで止めないからさ さっさとやってくれよ。 22 00:01:40,067 --> 00:01:45,005 あんたはとっとと復讐を遂げて アタイの前から消えてくれ。 23 00:01:45,072 --> 00:01:48,008 そしたらアタイは ここで凛子として→ 24 00:01:48,075 --> 00:01:51,011 生きてくことだけを 考えられるからな。 25 00:01:51,078 --> 00:01:53,013 しっかり凛子になれりゃ→ 26 00:01:53,080 --> 00:01:55,015 そのうち金だって 自由に扱えるようになる。 27 00:01:55,082 --> 00:02:00,087 そうなりゃあんたからの金も 必要なくなるからさ。 28 00:02:05,025 --> 00:02:08,028 (紅子)首飾りをくれ。 29 00:02:19,039 --> 00:02:23,978 (紅子)アタイはアタイのために ここにいるんだ。 30 00:02:24,044 --> 00:02:26,981 アタイはもう ここを出てく気はない。 31 00:02:27,047 --> 00:02:31,051 絶対ここで幸せになってみせる。 32 00:02:34,154 --> 00:02:38,092 (藤堂)まずは俺の1勝かな。 言ったとおり戻ってきただろ。 33 00:02:38,159 --> 00:02:40,160 (真彦)関係ない。 34 00:02:42,162 --> 00:02:44,165 \(ノック) 35 00:02:50,104 --> 00:02:53,040 (藤堂)おかえり。山田紅子さん。 36 00:02:53,107 --> 00:02:58,045 (紅子)あんたいつからアタイが 別人だって分かってた? 37 00:02:58,112 --> 00:03:00,114 やっぱりやけどのときか? 38 00:03:02,116 --> 00:03:04,051 (藤堂)《やめろ!》 39 00:03:04,118 --> 00:03:08,055 (紅子)《私は清瀬凛子です!》 40 00:03:08,122 --> 00:03:13,060 (藤堂)あれには驚いたよ。 しかし君への興味も湧いた。 41 00:03:13,127 --> 00:03:17,064 (紅子)でも何で別人だって みんなにバラさなかったんだ? 42 00:03:17,131 --> 00:03:21,068 (藤堂)バラしたところで わたしには何の得もないからね。 43 00:03:21,135 --> 00:03:23,070 (紅子)じゃあこれからも バラさないってことだよな? 44 00:03:23,137 --> 00:03:27,074 (藤堂)それは君しだいだ。 (紅子)どういうことだ? 45 00:03:27,141 --> 00:03:32,079 (藤堂)わたしの目的はこの家と金だ。 そのために君が必要だ。 46 00:03:32,146 --> 00:03:34,081 だが思いどおりに ならないようなら→ 47 00:03:34,148 --> 00:03:37,084 今後はどうなるか分からない。 48 00:03:37,151 --> 00:03:39,086 (紅子)それってさ→ 49 00:03:39,153 --> 00:03:42,089 アタイがあんたの運命 握ってるってことだよな? 50 00:03:42,156 --> 00:03:47,027 (藤堂)お互いがお互いの運命を 握ってるってことだ。 51 00:03:47,094 --> 00:03:49,029 (紅子)なるほどね。 52 00:03:49,096 --> 00:03:51,031 (藤堂)そこでひとつ 言わせてもらえるなら→ 53 00:03:51,098 --> 00:03:54,034 さっきのやり方はちょっと まずかったかもしれないな。 54 00:03:54,101 --> 00:03:57,037 (紅子)えっ? (藤堂)わたしは気に入ったがな。 55 00:03:57,104 --> 00:04:01,041 凛子お嬢さまだったら あそこまではしないな。 56 00:04:01,108 --> 00:04:04,044 (紅子)そっか。怪しまれたかなあ。 57 00:04:04,111 --> 00:04:07,047 (藤堂)さあな。 それはどうか分からない。 58 00:04:07,114 --> 00:04:11,051 あの2人は わたしにも読みづらい。 59 00:04:11,118 --> 00:04:14,054 (ミツ)凛子が あんな強かったとはねえ。 60 00:04:14,121 --> 00:04:16,056 (杏子)私も驚きましたわ。→ 61 00:04:16,123 --> 00:04:18,058 まさかあんなふうに 抵抗してくるなんて。 62 00:04:18,125 --> 00:04:21,061 気の強さは あんた譲りなんだろうねえ。 63 00:04:21,128 --> 00:04:24,064 あらそれでしたら お母さま譲りなんじゃないですか? 64 00:04:24,131 --> 00:04:27,067 わたしからあんた あんたから凛子。 65 00:04:27,134 --> 00:04:32,072 女三代とはよく言ったもんだ。 アッハハハ。 66 00:04:32,139 --> 00:04:38,078 でも私最近の凛子が ちょっと遠い感じに思えますの。 67 00:04:38,145 --> 00:04:43,083 私は千鶴の言うように 母親失格なんでしょうか? 68 00:04:43,150 --> 00:04:45,085 あんな女の言うことなど…。 69 00:04:45,152 --> 00:04:48,022 それより凛子だよ。 (杏子)はい? 70 00:04:48,088 --> 00:04:53,027 あの様子じゃ力ずくでも 真彦から離れようとしない。 71 00:04:53,093 --> 00:04:56,096 あんたどうする? 72 00:05:05,639 --> 00:05:09,576 (紅子)《アタイはアタイのために ここにいるんだ》 73 00:05:09,643 --> 00:05:12,579 《アタイはもう ここを出てく気はない》 74 00:05:12,646 --> 00:05:17,584 《絶対ここで 幸せになってみせる》 75 00:05:17,651 --> 00:05:23,657 (真彦)太一。紅子のおかげで 命が延びたな。 76 00:05:28,662 --> 00:05:31,598 (千鶴)どんどん食べてね。→ 77 00:05:31,665 --> 00:05:34,601 清瀬家じゃあのばあさんたちと 一緒なんかじゃ食べづらいものね。 78 00:05:34,668 --> 00:05:37,604 (太一)きせるで殴られてから 会ってない。 79 00:05:37,671 --> 00:05:40,607 あのくそばばあ 思いっ切り殴りやがって。→ 80 00:05:40,674 --> 00:05:42,609 ホントに俺 殺されるかと思ったよ。 81 00:05:42,676 --> 00:05:44,611 母さんが殺させやしないよ! 82 00:05:44,678 --> 00:05:48,549 今度太一を殴ってきたら 母さんが返り討ちにしてやる。 83 00:05:48,615 --> 00:05:53,554 とにかく凛子さんさえ いなくなってくれればいいのよね。 84 00:05:53,620 --> 00:05:57,558 そうなればあの家も爵位も 太一のものなのよねえ。 85 00:05:57,624 --> 00:06:01,562 (太一)それはそうだけど 俺は真彦も邪魔だよ。 86 00:06:01,628 --> 00:06:05,566 そうよねえ。 麗華さんのこともあるものねえ。 87 00:06:05,632 --> 00:06:09,570 真彦もいなくなればいいんだ! 88 00:06:09,636 --> 00:06:11,572 ううーっ! 89 00:06:11,638 --> 00:06:16,577 (真彦)凛子…。 紅子が戻ってきたよ。 90 00:06:16,643 --> 00:06:21,582 あいつはここで 自分のために生きたいらしい。 91 00:06:21,648 --> 00:06:28,589 あいつの望みをかなえるには 俺は何をすれば…。 92 00:06:28,655 --> 00:06:31,658 教えてくれ…凛子。 93 00:06:33,660 --> 00:06:39,600 (紅子)あいつに復讐を遂げさせるには やっぱりここだよな。 94 00:06:39,666 --> 00:06:41,668 証拠だ…。 95 00:06:50,611 --> 00:06:53,614 (紅子ため息) 96 00:06:55,616 --> 00:06:58,619 \(太一)凛子姉さん? 97 00:07:00,621 --> 00:07:05,559 武蔵野から帰ってたんだ。 自転車ではごめんね。 98 00:07:05,626 --> 00:07:08,562 姉さんにも ケガさしちゃったよね。 99 00:07:08,629 --> 00:07:12,566 (紅子)太一も傷が増えてるみたいだけど どうしたの? 100 00:07:12,633 --> 00:07:15,569 あっ…おばあさまに きせるでやられたんだ。 101 00:07:15,636 --> 00:07:18,572 自転車事故のことで。 (紅子)そう。 102 00:07:18,639 --> 00:07:22,576 >>あっそれより何か捜してたの? (紅子)ええちょっとね。 103 00:07:22,643 --> 00:07:30,584 >>何捜してたの?僕も手伝おうか。 (紅子)いいの。わたし一人で大丈夫よ。 104 00:07:30,651 --> 00:07:33,587 凛子姉さん おばあさまの椅子だよ。 105 00:07:33,654 --> 00:07:36,590 しかられるよ。→ 106 00:07:36,657 --> 00:07:38,592 あっおばあさま! (ミツ)ああいいよ凛子。 107 00:07:38,659 --> 00:07:41,595 いずれあんたに譲る椅子だ。→ 108 00:07:41,662 --> 00:07:45,599 何だ太一その顔は。 何か不満か? 109 00:07:45,666 --> 00:07:47,534 あっううん。 110 00:07:47,601 --> 00:07:49,536 くそばばあ。 111 00:07:49,603 --> 00:07:53,540 まあお座り。フフ。 (紅子)はい。 112 00:07:53,607 --> 00:07:57,544 凛子は真彦が そんなにいいのか? 113 00:07:57,611 --> 00:08:01,615 (紅子)えっ? >>真彦と結婚するつもりか? 114 00:08:04,618 --> 00:08:08,555 (紅子)結婚相手は二十歳の誕生日までに 決めればいいと→ 115 00:08:08,622 --> 00:08:10,557 おばあさま おっしゃいましたでしょ。 116 00:08:10,624 --> 00:08:15,562 あと12日ありますわ。 >>まあそれはそうだが。 117 00:08:15,629 --> 00:08:21,568 凛子は真彦との結婚 望んではいないのか? 118 00:08:21,635 --> 00:08:25,572 そうか! 真彦の気持ちを考えてるんだな。 119 00:08:25,639 --> 00:08:29,576 (紅子)えっ? >>前にな真彦に→ 120 00:08:29,643 --> 00:08:34,581 凛子と結婚する気はあるのかと 聞いたことがある。 121 00:08:34,648 --> 00:08:36,583 (真彦)《わたしなんかがとんでもない》 122 00:08:36,650 --> 00:08:38,585 《そんなこと 考えたこともございません》 123 00:08:38,652 --> 00:08:41,588 《わたしは 凛子お嬢さまを守るために→ 124 00:08:41,655 --> 00:08:43,590 もらわれてきたんですから》 125 00:08:43,657 --> 00:08:50,597 >>あいつはそう答えよった。 (紅子)そうですか。 126 00:08:50,664 --> 00:08:53,667 兄さまはそんなことを。 127 00:08:55,669 --> 00:08:57,604 (凛子)《抱いて…》 128 00:08:57,671 --> 00:09:00,607 (真彦)《凛子のことは俺が守るから》 129 00:09:00,674 --> 00:09:02,609 《二度と同じ過ちは 繰り返さない》 130 00:09:02,676 --> 00:09:05,679 《これからはお前を守るよ》 131 00:09:10,684 --> 00:09:13,620 どうかしたのか? 132 00:09:13,687 --> 00:09:17,624 (紅子)あっ…いいえ。 133 00:09:17,691 --> 00:09:22,696 おばあさま結婚相手は 誕生日までに決めますわ。 134 00:09:25,699 --> 00:09:32,639 ハッ。分からん。 凛子の気持ちが分からん。 135 00:09:32,706 --> 00:09:36,643 あそこまでして 追い出すなって言っといて。 136 00:09:36,710 --> 00:09:42,716 ハッ。若い子というものは みんなああなのか? 137 00:09:46,720 --> 00:09:48,655 (真彦)お呼びでしょうか? 138 00:09:51,658 --> 00:09:55,662 >>お座りなさい。 (真彦)はい。 139 00:10:02,669 --> 00:10:04,604 麗華さんがね→ 140 00:10:04,671 --> 00:10:09,676 真彦あなたとぜひ 結婚したいと言ってるの。 141 00:10:11,678 --> 00:10:16,616 あなたがもし この家を出たら仕事もない。 142 00:10:16,683 --> 00:10:18,618 久我山家からも一度出た身。 143 00:10:18,685 --> 00:10:23,623 だからもちろん久我山家にも 戻れないでしょうね。 144 00:10:23,690 --> 00:10:26,626 でも麗華さんと結婚すれば→ 145 00:10:26,693 --> 00:10:30,630 お父さまがやっていらっしゃる 貿易の商売の方を→ 146 00:10:30,697 --> 00:10:33,633 継がせてもらえるはずよ。 147 00:10:33,700 --> 00:10:36,636 (麗華)お父さまには わたしから頼みます。 148 00:10:36,703 --> 00:10:40,640 真彦さんはあの由緒ある 久我山家の次男ですもの。 149 00:10:40,707 --> 00:10:43,643 お父さまも 何の不服もないはずよ。 150 00:10:43,710 --> 00:10:49,649 (杏子)あなたにとっても 悪い話じゃないでしょう? 151 00:10:57,657 --> 00:11:00,660 (紅子)こんなとこにあるわけないよな。 152 00:11:08,668 --> 00:11:22,682 ♪~ 153 00:11:22,682 --> 00:11:24,684 (紅子)何だ?これ。 154 00:11:28,688 --> 00:11:31,625 (麗華)お父さまは わたしが必ず説得するから→ 155 00:11:31,691 --> 00:11:34,694 お願い考えてみて。 156 00:11:37,697 --> 00:11:39,633 おばさまは あなたと凛子の結婚には→ 157 00:11:39,700 --> 00:11:44,638 反対してるみたいだし凛子とは 結婚できないかもしれないのよ。 158 00:11:44,705 --> 00:11:48,575 (真彦)たとえ結婚できなくても わたしは凛子のそばにいて→ 159 00:11:48,642 --> 00:11:51,645 ずっと凛子を 守っていくつもりです。 160 00:11:55,649 --> 00:12:00,654 (紅子)真彦兄さまちょっとお話が。 161 00:12:02,656 --> 00:12:11,665 ♪~ 162 00:12:14,668 --> 00:12:17,604 (紅子)さっきの凛子はどっちの凛子だ? (真彦)えっ? 163 00:12:17,671 --> 00:12:21,608 (紅子)凛子はもういないんだぞ。 (真彦)分かってるよ。 164 00:12:21,675 --> 00:12:24,611 それより話って何だ? 165 00:12:24,678 --> 00:12:29,616 (紅子)これが台所の棚の奥に。 166 00:12:29,683 --> 00:12:33,687 何か変な味がしたんだ。 167 00:12:38,692 --> 00:12:42,629 (紅子)あんたも証拠があれば 太一にいけるんだろ? 168 00:12:42,696 --> 00:12:46,633 アタイも面倒くさいからさ 早く復讐を遂げてくれ。 169 00:12:46,700 --> 00:12:50,570 そんでさっさと出てってくれ。 170 00:12:50,637 --> 00:12:54,641 (真彦)これが何だか調べてみるよ。 171 00:12:56,643 --> 00:12:59,646 (ドアの閉まる音) 172 00:13:01,648 --> 00:13:03,583 (紅子ため息) 173 00:13:03,650 --> 00:13:06,586 \(藤堂)何をそんなに いらついてるのかな? 174 00:13:06,653 --> 00:13:08,588 (紅子)えっ? 175 00:13:08,655 --> 00:13:13,593 (藤堂)その顔は 子爵令嬢凛子の顔じゃないな。 176 00:13:13,660 --> 00:13:15,662 (紅子)フフッ。 177 00:13:18,665 --> 00:13:22,602 (藤堂)君の部屋へ行こう。 ここじゃ話しもしづらい。 178 00:13:22,669 --> 00:13:24,671 (紅子)そうだな。 179 00:13:27,674 --> 00:13:32,612 (藤堂)彼女をちょっと借りるよ。 いいかな?真彦さん。 180 00:13:32,679 --> 00:13:35,682 (真彦)フッ。別に構わないよ。 181 00:13:44,691 --> 00:13:47,561 (藤堂)山田家に知り合いの医者を 紹介しておいた。 182 00:13:47,627 --> 00:13:50,564 (紅子)えっ? (藤堂)何かあったら金を気にせず→ 183 00:13:50,630 --> 00:13:53,567 いつでも診てもらえるようにな。 184 00:13:53,633 --> 00:13:57,571 早く良くなればいいな 藍子ちゃん。 185 00:13:57,637 --> 00:14:02,576 (紅子)あんた意外といいやつだな。 186 00:14:02,642 --> 00:14:05,579 真彦なんかより よっぽど理解があるし。 187 00:14:05,645 --> 00:14:07,581 (藤堂)そう言ってもらえて うれしいよ。 188 00:14:07,647 --> 00:14:10,584 ただ言葉遣いには 気を付けた方がいいな。 189 00:14:10,650 --> 00:14:14,588 あんたは子爵令嬢の 清瀬凛子なんだからな。 190 00:14:14,654 --> 00:14:17,591 (紅子)フッ。だよな。 191 00:14:17,657 --> 00:14:20,594 あいつもそういうふうに 言ってくれりゃいいんだよ。 192 00:14:20,660 --> 00:14:23,597 そしたらアタイだって 素直に聞けるんだ。 193 00:14:23,663 --> 00:14:26,600 なのにあいつは 「凛子はそんなこと言わない」 194 00:14:26,666 --> 00:14:30,604 「凛子はそんなことしない」 凛子は凛子は凛子は…だ。 195 00:14:30,670 --> 00:14:34,608 ったくいらつくぜ。 (藤堂)そんなにあいつがいいか? 196 00:14:34,674 --> 00:14:38,678 (紅子)誰もそんなこと言ってねえだろ。 197 00:14:40,680 --> 00:14:46,620 アタイはさ凛子が うらやましかったんだよな。 198 00:14:46,686 --> 00:14:48,555 何不自由ない暮らしして→ 199 00:14:48,622 --> 00:14:52,559 そんで 守ってくれるやつもいてさ。 200 00:14:52,626 --> 00:14:57,631 同じ顔なのに ずいぶん違う人生だよなって。 201 00:14:59,633 --> 00:15:03,570 アタイは生きてくために→ 202 00:15:03,637 --> 00:15:06,640 はい上がるために この家にやって来たんだ。 203 00:15:08,642 --> 00:15:13,580 (藤堂)2人でこの家で のし上がっていこう。 204 00:15:13,647 --> 00:15:15,582 あんたはこのまま 他人の人生を歩く。 205 00:15:15,649 --> 00:15:17,584 絶対誰にも知られちゃいけない。 206 00:15:17,651 --> 00:15:21,588 そのためだったら わたしも協力する。 207 00:15:21,655 --> 00:15:26,660 これからは わたしが守ってやるよ。 208 00:15:28,662 --> 00:15:31,665 (真彦)《これからはお前を守るよ》 209 00:15:38,505 --> 00:15:40,440 (紅子)ヒ素? (真彦)少しずつ毒素が体に回って→ 210 00:15:40,507 --> 00:15:43,443 最後には死に至る毒薬だ。 211 00:15:43,510 --> 00:15:49,449 (紅子)ってことはアタイも今 毒盛られてるってことだよな。 212 00:15:49,516 --> 00:15:52,452 (真彦)とにかくこれ以上 手が出せないように→ 213 00:15:52,519 --> 00:15:54,454 このつぼはこっちで持ってよう。 214 00:15:54,521 --> 00:15:59,459 (紅子)いや。野放しにして しっぽつかんだ方がいいな。 215 00:15:59,526 --> 00:16:03,463 (真彦)それは命を懸けるってことだ。 分かってんのか? 216 00:16:03,530 --> 00:16:09,536 (紅子)アタイのことは あんたが守ってくれ。 217 00:16:11,538 --> 00:16:14,474 (真彦)分かった。 218 00:16:14,541 --> 00:16:17,477 (雷鳴) 219 00:16:31,491 --> 00:16:56,516 ♪~ 220 00:16:56,516 --> 00:16:59,519 (雷鳴) 221 00:17:02,522 --> 00:17:05,525 (真彦)今夜は食べていい。大丈夫だ。 222 00:17:10,530 --> 00:17:12,532 (紅子)いただきます。 223 00:17:19,539 --> 00:17:22,475 (せき) 224 00:17:22,542 --> 00:17:25,478 (真彦)どうした?おい。おい! 225 00:17:25,545 --> 00:17:27,480 どうした!しっかりしろ! 226 00:17:27,547 --> 00:17:29,482 (せき) (真彦)紅子…紅子おい! 227 00:17:29,549 --> 00:17:31,551 しっかりしろ! 228 00:17:34,554 --> 00:17:37,490 太一はどうした? (孝太郎)ああ…。→ 229 00:17:37,557 --> 00:17:39,492 遊びにでも行ったのでしょう。 230 00:17:39,559 --> 00:17:43,496 太一にはあなたと同じ放蕩癖を 直していただかないと。 231 00:17:43,563 --> 00:17:48,501 藤堂。太一と孝太郎には もう小遣いは出すな。 232 00:17:48,568 --> 00:17:50,503 (藤堂)かしこまりました。 >>ええっ。 233 00:17:50,570 --> 00:17:54,507 (ミツ)追い出されなかっただけでも ありがたいと思え。 234 00:17:54,574 --> 00:17:57,510 あの使用人上がりが。 235 00:17:57,577 --> 00:18:01,514 清瀬家に乗り込んでくるなんて 言語道断! 236 00:18:01,581 --> 00:18:04,517 あちらにお小遣い 頂いたらいかが? 237 00:18:04,584 --> 00:18:06,519 (ため息) 238 00:18:06,586 --> 00:18:08,521 ところで2人はどうしたの? 239 00:18:08,588 --> 00:18:10,523 (藤堂)お部屋で 食べられているようです。 240 00:18:10,590 --> 00:18:13,593 何でまた。 241 00:18:15,595 --> 00:18:17,464 (せき) 242 00:18:17,530 --> 00:18:19,466 (真彦)いったい誰が どうやって毒を。 243 00:18:19,532 --> 00:18:22,469 お前を巻き込んで 本当に申し訳ない。 244 00:18:22,535 --> 00:18:25,472 守るって言ったのにこんな…。 (せき) 245 00:18:25,538 --> 00:18:29,476 覚悟はしてたことだ。 (せき) 246 00:18:29,542 --> 00:18:32,479 自分で選んだ人生 後悔なんかしてない。 247 00:18:32,545 --> 00:18:35,482 (せき) 248 00:18:35,548 --> 00:18:42,489 でも身内に殺されるなんて 凛子も悔しかったよな。 249 00:18:42,555 --> 00:18:44,491 (せき) (真彦)医者を呼ぼう。 250 00:18:44,557 --> 00:18:47,494 お前まで死んでしまう。 (紅子)駄目だ! 251 00:18:47,560 --> 00:18:51,498 医者を呼べば やけどのあとの違いから→ 252 00:18:51,564 --> 00:18:57,504 別人だってバレるかもしれない。 そしたらあんたも困るだろ。 253 00:18:57,570 --> 00:19:01,574 (真彦)俺なんてどうでもいい! (紅子)アタイが困るんだよ! 254 00:19:03,576 --> 00:19:07,514 ここで凛子として 生きていけなくなる。 255 00:19:07,580 --> 00:19:12,519 アタイはこんな毒なんかには 負けない。 256 00:19:12,585 --> 00:19:14,521 大丈夫だ。 257 00:19:14,587 --> 00:19:16,523 (真彦)紅子…。 258 00:19:16,589 --> 00:19:18,458 \(ノック) 259 00:19:18,525 --> 00:19:20,460 \(ドアノブを回す音) 260 00:19:20,527 --> 00:19:22,462 \(杏子)私よ開けなさい。 261 00:19:22,529 --> 00:19:24,531 (真彦)奥さま。 262 00:19:26,533 --> 00:19:30,470 何をしてるの! 早く開けなさい! 263 00:19:30,537 --> 00:19:33,473 (紅子)絶対に開けるな。うっ…。 264 00:19:33,540 --> 00:19:37,477 今のアタイには 凛子は演じられない。 265 00:19:37,544 --> 00:19:39,479 バレる…。 (せき) 266 00:19:39,546 --> 00:19:42,549 \(杏子)開けなさい! 267 00:19:46,553 --> 00:19:50,557 (紅子)アタイが行く。うっ…。 268 00:19:55,562 --> 00:19:58,498 (紅子)お母さま。 269 00:19:58,565 --> 00:20:02,502 少し気分が悪いので もう休みます。 270 00:20:02,569 --> 00:20:07,574 でも心配なさらないで。 271 00:20:17,517 --> 00:20:21,454 (孝太郎)どうだった? (杏子)それが鍵が掛かって。 272 00:20:21,521 --> 00:20:23,456 鍵!? 273 00:20:23,523 --> 00:20:25,458 こんばんは。 274 00:20:25,525 --> 00:20:29,462 あら。皆さんお揃いで どうかなさったんですか? 275 00:20:29,529 --> 00:20:31,464 ああ麗華さん。 276 00:20:31,531 --> 00:20:33,466 凛子と真彦が 部屋にこもってしまってね。 277 00:20:33,533 --> 00:20:35,468 えっ!?どうして? 278 00:20:35,535 --> 00:20:37,470 (ミツ)いいではないか。 279 00:20:37,537 --> 00:20:45,478 子でもできれば万々歳だ。 アッハハハハ…! 280 00:20:45,545 --> 00:20:48,481 (藤堂)何かあったな。 281 00:20:48,548 --> 00:20:50,483 (雷鳴) 282 00:20:50,550 --> 00:20:52,485 (せき) 283 00:20:52,552 --> 00:20:55,488 (真彦)大丈夫か? 284 00:20:55,555 --> 00:21:00,493 (紅子)やっぱりこのまま 死んじまうのかな。 285 00:21:00,560 --> 00:21:03,563 (せき) (真彦)紅子…。 286 00:21:09,569 --> 00:21:20,513 ♪~ 287 00:21:20,513 --> 00:21:25,518 (紅子)アタイはあんたが好きだ。 288 00:21:27,520 --> 00:21:33,526 あんたが好きだから ここにいるんだ。 289 00:21:33,526 --> 00:21:49,542 ♪~ 290 00:21:49,542 --> 00:21:51,544 (紅子)抱いてくれ。 291 00:21:51,544 --> 00:21:59,552 ♪~