1 00:00:06,607 --> 00:00:08,542 {\an8}(紅子)あいつに復讐なんて させちゃいけない。 2 00:00:08,609 --> 00:00:10,544 {\an8}そうだよな?凛子。 3 00:00:10,611 --> 00:00:13,547 {\an8}(真彦)凛子お嬢さまは ここに眠っています。 4 00:00:13,614 --> 00:00:16,550 {\an8}(杏子)凛子ー! 5 00:00:16,617 --> 00:00:19,553 {\an8}(紅子)お前凛子が死んだこと 言ったのか。 6 00:00:19,620 --> 00:00:22,556 {\an8}お母さまが どれだけ悲しむと思うんだ。 7 00:00:22,623 --> 00:00:26,560 {\an8}もしアタイがホントに凛子なら 復讐なんて望んでない。 8 00:00:26,627 --> 00:00:30,631 {\an8}愛する者にそういうことは させたくないんだよ! 9 00:00:36,637 --> 00:00:41,575 {\an8}(杏子)凛子…。 凛子…。 10 00:00:41,642 --> 00:00:43,577 {\an8}(紅子)お母さま! 11 00:00:43,644 --> 00:00:45,579 {\an8}お母さま。 (孝太郎)杏子! 12 00:00:45,646 --> 00:00:47,581 {\an8}(紅子)お母さま! (ミツ)杏子。 13 00:00:47,648 --> 00:00:51,585 {\an8}(紅子)お母さま! しっかりしてお母さま! 14 00:00:51,652 --> 00:00:53,587 {\an8}お母さま! 15 00:00:53,654 --> 00:00:57,658 {\an8}(杏子)ああ…り…凛子。 ああ…。 16 00:01:01,662 --> 00:01:05,599 {\an8}(紅子)あんたが凛子の死を 言ってしまった結果がこれだ。 17 00:01:08,602 --> 00:01:11,539 (紅子)アタイはこの人を守る。 18 00:01:11,605 --> 00:01:13,541 それがアタイが→ 19 00:01:13,607 --> 00:01:16,610 ここで凛子として 生きていく責任だ。 20 00:01:22,383 --> 00:01:24,318 (ミツ)杏子はいったい どうしちまったんだろうね。 21 00:01:24,385 --> 00:01:26,320 (孝太郎)朝は凛子の むいてくれたゆで卵を→ 22 00:01:26,387 --> 00:01:29,323 払い落としたりして。 いつもはとても喜ぶのに。 23 00:01:29,390 --> 00:01:31,325 (太一)凛子姉さんに あんなことしたの→ 24 00:01:31,392 --> 00:01:33,327 僕も初めて見たよ。 25 00:01:33,394 --> 00:01:38,332 そうかと思えばたくさんの卵を 泣きながらむいとった。 26 00:01:38,399 --> 00:01:43,404 (杏子)《自分でむけるように ならなくちゃいけないの》 27 00:01:45,406 --> 00:01:48,275 武蔵野から 3人で戻ってきてから→ 28 00:01:48,342 --> 00:01:50,277 どうも様子がおかしい。 29 00:01:50,344 --> 00:01:52,279 武蔵野で 何かあったんでしょうか。 30 00:01:52,346 --> 00:01:57,351 (ミツ)そうとしか考えられん。 さて何があったかだ。 31 00:01:59,353 --> 00:02:01,288 (藤堂)もうお前も 分かってるとは思うが→ 32 00:02:01,355 --> 00:02:05,359 復讐にとらわれ過ぎたお前が 奥さまも紅子も苦しめている。 33 00:02:10,364 --> 00:02:12,299 (藤堂)いまさら復讐してどうなる。 34 00:02:12,366 --> 00:02:14,301 それで凛子が 生き返るわけでもない。 35 00:02:14,368 --> 00:02:17,304 それよりも紅子が ここで生きていけるように→ 36 00:02:17,371 --> 00:02:20,307 協力してやろうとは 思えないのか? 37 00:02:20,374 --> 00:02:24,311 お前はまだ 紅子を愛してはいないのか? 38 00:02:24,378 --> 00:02:28,315 紅子の足を引っ張るのであれば お前はこの家を出ていけ。 39 00:02:28,382 --> 00:02:31,318 それで太一を殺そうが どうしようが好きにすればいい。 40 00:02:31,385 --> 00:02:35,322 ただし公にならないようにやれ。 41 00:02:35,389 --> 00:02:40,394 この清瀬家に残る紅子のことを 少しでも思うのならな。 42 00:02:42,396 --> 00:02:44,331 (千鶴)はいどうぞ。→ 43 00:02:44,398 --> 00:02:50,271 ねえ麗華さんは まだ真彦さんのことが好きなの? 44 00:02:50,337 --> 00:02:54,275 (麗華)ええ。このごろは 凛子も応援してくれてるんです。 45 00:02:54,341 --> 00:02:56,277 ええっ!?そうなの? 46 00:02:56,343 --> 00:03:00,281 凛子真彦さんと結婚する気は ないんですって。 47 00:03:00,347 --> 00:03:02,283 どういう心境の変化かは 知らないけど。 48 00:03:02,349 --> 00:03:05,286 そう。 49 00:03:05,352 --> 00:03:07,288 凛子さんといえば この前ね→ 50 00:03:07,354 --> 00:03:10,291 太一とうちに 訪ねてきてくれたの。 51 00:03:10,357 --> 00:03:12,293 えっ?凛子がここに? 52 00:03:12,359 --> 00:03:14,295 そうなのよ。 わたしも驚いちゃったけどさ。 53 00:03:14,361 --> 00:03:18,299 太一にも今までの扱いを わびてくれたりしてね。 54 00:03:18,365 --> 00:03:22,303 凛子さんがああいう方だったとは 思わなかったわ。 55 00:03:22,369 --> 00:03:27,308 真彦さんも 凛子さんがああいう方だから→ 56 00:03:27,374 --> 00:03:29,376 愛しているのよねえ。 57 00:03:31,378 --> 00:03:35,316 あっごめんなさい。 (麗華)いえ。 58 00:03:35,382 --> 00:03:40,321 確かに今はまだ 真彦さんの心は凛子にあるけど→ 59 00:03:40,387 --> 00:03:43,324 わたしがいつか 振り向かせてみせます。 60 00:03:43,390 --> 00:03:45,326 そう。 61 00:03:45,392 --> 00:03:48,262 今日は太一のことを お願いしようと思って→ 62 00:03:48,329 --> 00:03:50,264 来てもらったんだけど そんなこと聞いちゃ→ 63 00:03:50,331 --> 00:03:53,267 わたしも言えないわよね。 (麗華)すみません。 64 00:03:53,334 --> 00:03:58,272 (千鶴)でもねあの子はホントに 麗華さんのことが好きなの。 65 00:03:58,339 --> 00:04:02,276 心の隅っこでいいから 覚えといてあげてね。 66 00:04:02,343 --> 00:04:04,278 はい。 67 00:04:04,345 --> 00:04:07,281 \(戸の開く音) (千鶴)あっ噂をすれば影だ。 68 00:04:07,348 --> 00:04:11,285 麗華さん。来てたんだ。 (麗華)ええ。 69 00:04:11,352 --> 00:04:15,289 あなたはお母さまに 甘えにでも来たのかしら? 70 00:04:15,356 --> 00:04:17,291 そんなんじゃないよ。 71 00:04:17,358 --> 00:04:20,294 凛子姉さんの母親が 倒れちゃってさ。 72 00:04:20,361 --> 00:04:22,296 えっ?おばさまが? 73 00:04:22,363 --> 00:04:25,299 うわ言で 凛子凛子って言ってた。 74 00:04:25,366 --> 00:04:28,302 あんなあの人見るの 初めてだよ。 75 00:04:28,369 --> 00:04:30,371 教えてくれてありがとう。 76 00:04:34,375 --> 00:04:37,378 「ありがとう」だって。 アハッ。 77 00:04:50,324 --> 00:04:56,263 (紅子)あ…。 ご気分はいかがですか? 78 00:04:56,330 --> 00:05:04,271 あなたは凛子ではないのよね? 79 00:05:04,338 --> 00:05:06,340 (紅子)はい。 80 00:05:08,342 --> 00:05:10,344 ホントに? 81 00:05:12,346 --> 00:05:16,350 こんなにそっくりなのに? 82 00:05:18,352 --> 00:05:22,356 どうしてもう凛子はいないの? 83 00:05:29,363 --> 00:05:34,368 (紅子)わたしが凛子になりますから。 84 00:05:39,373 --> 00:05:41,375 ありがとう。 85 00:05:43,377 --> 00:05:51,318 でももう大丈夫だから。 真彦を呼んでちょうだい。 86 00:05:55,322 --> 00:05:58,258 \(ドアの開く音) 87 00:05:58,325 --> 00:06:00,327 (紅子)お母さまが呼んでる。 88 00:06:05,466 --> 00:06:07,401 真彦。 89 00:06:07,468 --> 00:06:12,473 替え玉の件だけど このまま続けてちょうだい。 90 00:06:14,475 --> 00:06:22,483 どこのどなたか知らないけど 凛子の敵を討つまではお願い。 91 00:06:31,492 --> 00:06:34,428 (紅子)あんたどうすんだ? 92 00:06:34,495 --> 00:06:39,500 凛子の敵 まだとるつもりか? 93 00:06:42,503 --> 00:06:44,438 (麗華)凛子。 わたし太一から聞いて…。 94 00:06:44,505 --> 00:06:46,440 おばさまの容体はどう? 95 00:06:46,507 --> 00:06:49,376 (紅子)もう大丈夫よ。 落ち着いたわ。 96 00:06:49,443 --> 00:06:51,378 そう。 97 00:06:51,445 --> 00:06:54,381 (紅子)このところ いろんなことが続いたから→ 98 00:06:54,448 --> 00:06:59,386 お母さまの心と体も 疲れてらしたのね。 99 00:06:59,453 --> 00:07:02,389 母親っていつだって…。 100 00:07:02,456 --> 00:07:04,391 (杏子)《親はいつだって→ 101 00:07:04,458 --> 00:07:07,394 どんなときだって 子供のことが心配なの》 102 00:07:07,461 --> 00:07:11,398 (和子)《紅子だろ? 紅子なんだろ?》 103 00:07:11,465 --> 00:07:17,471 (紅子)いつだって子供のことを 考えてくれてるのよね。 104 00:07:27,481 --> 00:07:31,418 (藍子)あっ。 父さんここ間違ってる。 105 00:07:31,485 --> 00:07:33,420 こっちが先。 106 00:07:33,487 --> 00:07:37,491 (泰造)そうかい。 意外に難しいなあ。 107 00:07:39,493 --> 00:07:43,430 この縫いぐるみ藍子 このごろいつも横に置いてんな。 108 00:07:43,497 --> 00:07:46,433 だってこんなの持つの 初めてなんだもん。→ 109 00:07:46,500 --> 00:07:49,369 藍子うれしくって。 (泰造)こんなの持ってきてよ→ 110 00:07:49,436 --> 00:07:52,372 清瀬家の執事も なかなか気が利くじゃねえか。 111 00:07:52,439 --> 00:07:55,375 なあ?和子。 (和子)ホントだよ。 112 00:07:55,442 --> 00:07:59,379 あの人ねえ孤児だったみたいで 苦労したらしいよ。 113 00:07:59,446 --> 00:08:03,383 へえー孤児ねえ。 (藍子)父さんあのね。 114 00:08:03,450 --> 00:08:06,386 (泰造)うん? (藍子)清瀬家の凛子お嬢さまが→ 115 00:08:06,453 --> 00:08:08,388 お姉ちゃんに そっくりだったんだよ。 116 00:08:08,455 --> 00:08:14,394 えっ? 紅子にねえ。 117 00:08:14,461 --> 00:08:18,398 ひょっとして紅子が愛人してる 華族さまっていうのは→ 118 00:08:18,465 --> 00:08:21,401 清瀬家なんじゃねえか? 119 00:08:21,468 --> 00:08:23,403 いやわたしもね→ 120 00:08:23,470 --> 00:08:25,405 あんまりにもそっくりだったんで びっくりしてねえ→ 121 00:08:25,472 --> 00:08:28,408 確かめに行ったんだけど まったく別人だったよ。 122 00:08:28,475 --> 00:08:30,410 お高くとまりやがってさあ。→ 123 00:08:30,477 --> 00:08:32,412 ありゃどっから見ても 子爵令嬢だね。 124 00:08:32,479 --> 00:08:34,414 へえー。 125 00:08:34,481 --> 00:08:36,416 (和子)こんな貧乏長屋で育った 紅子に→ 126 00:08:36,483 --> 00:08:40,487 あんなまねとてもじゃないけど できないよ。 127 00:08:45,492 --> 00:08:48,428 あっ…。 (紅子)無理はなさらないでねお母さま。 128 00:08:48,495 --> 00:08:50,430 ええありがとう。 129 00:08:50,497 --> 00:08:53,433 麗華さんにまで心配かけて ごめんなさいね。 130 00:08:53,500 --> 00:08:59,439 いえ。でもお顔の色も良さそうで わたしほっとしましたわ。 131 00:08:59,506 --> 00:09:04,444 凛子が看病してくれたから 元気にもなれたのよ。 132 00:09:04,511 --> 00:09:08,448 (麗華)でもホントによかったわ。 おばさまが元気そうで。 133 00:09:08,515 --> 00:09:12,452 おばさまいつだって 凛子凛子ですものね。 134 00:09:12,519 --> 00:09:16,456 昔からあなたがいないと 生きていけないって感じだったわ。 135 00:09:16,523 --> 00:09:20,460 女学校にもよく 付き添ってきてたものね。 136 00:09:20,527 --> 00:09:24,464 それであれこれと 世話を焼いてたわね。 137 00:09:24,531 --> 00:09:29,469 わたしね女学校時代から 子爵令嬢のあなたが→ 138 00:09:29,536 --> 00:09:33,473 うらやましかったの。 (紅子)えっ? 139 00:09:33,540 --> 00:09:36,476 しょせんわたしは 成り金の娘でしょ? 140 00:09:36,543 --> 00:09:39,479 馬で例えるなら→ 141 00:09:39,546 --> 00:09:42,482 あなたは生まれついての 優秀な血統の馬。 142 00:09:42,549 --> 00:09:48,488 わたしは荷物を運ぶ ロバってとこかしらね。 143 00:09:50,490 --> 00:09:54,428 (紅子)ロバがいないと世の中の生活は 成り立たなくてよ。 144 00:09:54,494 --> 00:09:57,431 >>ハハ…。 (紅子)フフ。 145 00:09:57,497 --> 00:10:01,435 ホントに 凛子がこんなだったとはね。 146 00:10:01,501 --> 00:10:06,506 わたしたちってこれからやっと ホントの友達になれそうね。 147 00:10:08,508 --> 00:10:12,446 わたしこれからも遠慮なく 真彦さんに行かせてもらうわよ。 148 00:10:12,512 --> 00:10:15,449 いいのよね? わたしが行っても。 149 00:10:15,515 --> 00:10:20,454 (紅子)ええ。どうぞ。 応援するって言ったでしょ? 150 00:10:20,520 --> 00:10:24,458 それを聞いて安心したわ。 151 00:10:24,524 --> 00:10:28,528 凛子ももう真彦さんには きっぱり見切りをつけたのね。 152 00:10:30,530 --> 00:10:35,469 違うの? (紅子)ううん。 153 00:10:35,535 --> 00:10:39,473 私は清瀬家の跡取り。 154 00:10:39,539 --> 00:10:42,476 この清瀬家を 守っていかなくてはいけない。 155 00:10:42,542 --> 00:10:47,414 そのためには真彦兄さまじゃ 無理なんじゃないかと思ったの。 156 00:10:47,481 --> 00:10:51,418 それで地下ろうに 入れちゃったりもしたわけね。 157 00:10:51,485 --> 00:10:55,422 (紅子)自分から兄さまを 離すしかないと思ったの。 158 00:10:55,489 --> 00:10:59,426 私といるかぎり兄さまは ある思いから逃れられない。 159 00:10:59,493 --> 00:11:01,428 ある思いって? 160 00:11:01,495 --> 00:11:06,433 (紅子)あ…。 私を思い過ぎるあまりの行動よ。 161 00:11:06,500 --> 00:11:12,439 それってあなたから真彦さんが 離れられないってこと? 162 00:11:12,506 --> 00:11:14,441 (紅子)そうね。 163 00:11:14,508 --> 00:11:19,446 私たちは子供のころから 兄と妹のように育ってきたから。 164 00:11:19,513 --> 00:11:24,451 真彦兄さまもそう簡単には 私から離れられない。 165 00:11:24,518 --> 00:11:26,453 私のことを忘れられない。 166 00:11:26,520 --> 00:11:31,458 兄さまの心から 消せないって思ったの。 167 00:11:31,525 --> 00:11:35,462 だからわたしをあてがって 真彦さんの気持ちを→ 168 00:11:35,529 --> 00:11:38,465 わたしにそらそうって 魂胆だったのね? 169 00:11:38,532 --> 00:11:40,467 (紅子)ごめんなさいね。 170 00:11:40,534 --> 00:11:45,472 フッ…ううんいいの。 怒ってるんじゃないの。 171 00:11:45,539 --> 00:11:49,409 あなたの気持ちが はっきり聞けてよかったわ。 172 00:11:49,476 --> 00:11:53,413 これで心置きなく 真彦さんへも向かえるわ。 173 00:11:53,480 --> 00:11:56,416 わたしが頂いちゃっても 責めないでよね。 174 00:11:56,483 --> 00:11:58,418 恨みっこなしよ。 175 00:11:58,485 --> 00:12:03,423 (紅子)ええ。真彦兄さまを よろしくお願いします。 176 00:12:03,490 --> 00:12:08,428 >>何か変な感じね。 (紅子)ホントにね。 177 00:12:08,495 --> 00:12:11,498 (紅子と麗華の笑い声) 178 00:12:22,509 --> 00:12:26,446 《凛子の敵を討つまではお願い》 179 00:12:26,513 --> 00:12:28,448 (紅子)《あんたどうすんだ?》 180 00:12:28,515 --> 00:12:31,451 《凛子の敵 まだとるつもりか?》 181 00:12:31,518 --> 00:12:36,456 (藤堂)《復讐にとらわれ過ぎたお前が 奥さまも紅子も苦しめている》 182 00:12:36,523 --> 00:12:39,459 (真彦)《これからはお前を守るよ》 183 00:12:39,526 --> 00:12:41,461 (せき) (真彦)《紅子おい!》 184 00:12:41,528 --> 00:12:43,463 《守るって言ったのにこんな…》 185 00:12:43,530 --> 00:12:47,400 (紅子)《アタイはあんたが好きだ》 186 00:12:47,467 --> 00:12:53,406 《あんたが好きだから… ここにいるんだ》 187 00:12:53,473 --> 00:12:55,408 《抱いてくれ》 188 00:12:55,475 --> 00:12:57,410 《復讐なんて望んでない》 189 00:12:57,477 --> 00:13:02,415 《愛する者にそういうことは させたくないんだよ!》 190 00:13:02,482 --> 00:13:08,421 (藤堂)《お前はまだ 紅子を愛してはいないのか?》 191 00:13:08,488 --> 00:13:11,491 (真彦)俺はあいつを…。 192 00:13:13,493 --> 00:13:17,430 (紅子)あいつまだ復讐するつもりかな。 193 00:13:17,497 --> 00:13:21,434 (藤堂)あいつには もう何も期待はするな。 194 00:13:21,501 --> 00:13:23,436 奥さまもあの様子だと→ 195 00:13:23,503 --> 00:13:26,439 お前が別人だとは もう言ってこないだろう。 196 00:13:26,506 --> 00:13:28,441 (紅子)聞いてたのか? 197 00:13:28,508 --> 00:13:30,443 (藤堂)わたしにも かかわることなのでね。 198 00:13:30,510 --> 00:13:32,445 真彦はもう駄目だ。 199 00:13:32,512 --> 00:13:36,449 あいつと組んでると お前まで足を引っ張られるぞ。 200 00:13:36,516 --> 00:13:38,451 今回の件でもう懲りただろう。 201 00:13:38,518 --> 00:13:42,455 お前の目的のためにも あいつはもう→ 202 00:13:42,522 --> 00:13:44,457 切り捨てるべき なんじゃないのか? 203 00:13:44,524 --> 00:13:46,459 あいつは捨てて 俺と組んだ方がいい。 204 00:13:46,526 --> 00:13:48,395 お前のためだ。 205 00:13:48,461 --> 00:13:53,400 (紅子)藤堂。お前に指図はされたくない。 決めるのはアタイだ。 206 00:13:53,466 --> 00:13:55,402 (藤堂)まだ分からないのか!? 207 00:13:55,468 --> 00:13:58,405 (ミツ)おやケンカかい? 208 00:13:58,471 --> 00:14:00,407 (紅子)おばあさま。 (藤堂)大奥さま。 209 00:14:00,473 --> 00:14:02,409 真彦を地下ろうから出し→ 210 00:14:02,475 --> 00:14:05,412 杏子と凛子と3人で 武蔵野に行ったとあれば→ 211 00:14:05,478 --> 00:14:10,417 婿候補の藤堂としても 心穏やかではおられんよのう? 212 00:14:10,483 --> 00:14:12,419 (藤堂)仰せの通りでございます。 213 00:14:12,485 --> 00:14:14,421 今もそのことを 話していたところです。 214 00:14:14,487 --> 00:14:19,426 そうか。 ところで凛子。 215 00:14:19,492 --> 00:14:23,430 武蔵野では 本当は何があったんだい? 216 00:14:23,496 --> 00:14:28,435 武蔵野から帰ってきてから 杏子の様子がどうもおかしい。 217 00:14:28,501 --> 00:14:31,504 向こうで何があったんだい? 218 00:14:33,506 --> 00:14:38,445 (紅子)お母さまは私の気持ちを 確かめたかったんでしょう。 219 00:14:38,511 --> 00:14:42,449 私が兄さまを地下ろうに 幽閉などしたりしたものですから。 220 00:14:42,515 --> 00:14:45,452 兄さまと結婚するつもりが あるのかどうか→ 221 00:14:45,518 --> 00:14:49,389 本当の気持ちを 聞きたかったんだと思います。 222 00:14:49,456 --> 00:14:54,394 それでお前は 杏子にどう話したんだい? 223 00:14:54,461 --> 00:15:00,400 (紅子)何も話はしませんでしたわ。 >>そうか。 224 00:15:00,467 --> 00:15:02,402 (紅子)ええ。 225 00:15:02,469 --> 00:15:07,407 ですから私の心がつかめずに お母さまも心を痛められ→ 226 00:15:07,474 --> 00:15:10,410 今回のようなことに なったんだと思います。 227 00:15:10,477 --> 00:15:13,413 なるほど。 228 00:15:13,480 --> 00:15:16,416 それでお前は どうするつもりだい? 229 00:15:16,483 --> 00:15:18,418 お前の心は もう決まったのかい? 230 00:15:18,485 --> 00:15:22,489 結婚相手を 真彦にするか藤堂にするか。 231 00:15:25,492 --> 00:15:29,429 (紅子)私は清瀬家の跡取りとして→ 232 00:15:29,496 --> 00:15:32,432 どちらが 結婚相手としてふさわしいか→ 233 00:15:32,499 --> 00:15:35,435 よく考え選びたいと思います。 234 00:15:35,502 --> 00:15:39,439 二十歳の誕生日までには しっかりと決断いたします。 235 00:15:39,506 --> 00:15:43,443 もう少しお待ちいただけますか? 236 00:15:43,510 --> 00:15:48,381 ああ。お前の誕生日までには まだ8日ある。 237 00:15:48,448 --> 00:15:51,384 お前に任せるよ。 238 00:15:51,451 --> 00:15:53,453 (紅子)ありがとうございます。 239 00:16:00,093 --> 00:16:02,028 (杏子)ありがとう。 240 00:16:02,095 --> 00:16:04,030 (孝太郎)元気になって ほっとしたよ。→ 241 00:16:04,097 --> 00:16:06,032 一時はどうなることかと思った。 ハッハハ…。 242 00:16:06,099 --> 00:16:08,034 ご心配おかけしました。 243 00:16:08,101 --> 00:16:15,041 あんた凛子の気持ちを確かめに 武蔵野に行ったんだって?→ 244 00:16:15,108 --> 00:16:16,976 さっき凛子に聞いたよ。 245 00:16:17,043 --> 00:16:20,980 (孝太郎)そうだったんですか。 気持ちを確かめにねえ。 246 00:16:21,047 --> 00:16:26,986 あの…凛子の結婚の話ですけど もう少し先にしませんか? 247 00:16:27,053 --> 00:16:29,989 そうだね。それがいい。 248 00:16:30,056 --> 00:16:32,992 凛子も真彦を 地下ろうに幽閉したりして→ 249 00:16:33,059 --> 00:16:34,994 気持ちが 揺れているみたいだからねえ。→ 250 00:16:35,061 --> 00:16:37,998 もう少し落ち着いてからでも いいんじゃないでしょうか。 251 00:16:38,064 --> 00:16:44,003 そうではなく実は 凛子のことなんですが…。 252 00:16:44,070 --> 00:16:48,008 (真彦)《凛子お嬢さまは ここに眠っています》 253 00:16:48,074 --> 00:16:50,009 (ミツ)どうした? 254 00:16:50,076 --> 00:16:53,013 あっいえ 何でもありません。 255 00:16:53,079 --> 00:16:55,014 おかしな子だねえ。 256 00:16:55,081 --> 00:16:58,017 病が治ったばかりですからねえ。 257 00:16:58,084 --> 00:17:02,022 ああそれにしても 最近の凛子はいいねえ。 258 00:17:02,088 --> 00:17:04,023 (杏子)えっ? 259 00:17:04,090 --> 00:17:09,028 さっきも二十歳の誕生日までには この清瀬家の跡取りとして→ 260 00:17:09,095 --> 00:17:12,031 ふさわしい結婚相手を 決めると言っとった。 261 00:17:12,098 --> 00:17:18,037 凛子も清瀬家の跡取りとしての 自覚が出てきたんだねえ。 262 00:17:18,104 --> 00:17:21,040 このごろ凛としてるよ凛と。→ 263 00:17:21,107 --> 00:17:24,044 まさに名のごとく凛子だね。 アッハハハ…。 264 00:17:24,110 --> 00:17:28,047 あの子は凛子じゃ…。 (ミツ・孝太郎)えっ? 265 00:17:28,114 --> 00:17:31,050 いえ。何でもありません。 266 00:17:31,117 --> 00:17:33,052 ホントにおかしな子だねえ。 267 00:17:33,119 --> 00:17:37,123 ですから 病が治ったばかりですから。 268 00:17:40,126 --> 00:17:42,128 (和子)ただいま! 269 00:17:46,132 --> 00:17:48,067 あれ?父さんは? 270 00:17:48,134 --> 00:17:52,071 卵や牛乳 いっぱい買ってくるって…。 271 00:17:52,138 --> 00:17:56,075 縫いぐるみも 買ってくるからって…。→ 272 00:17:56,142 --> 00:17:59,078 出てったの。 273 00:17:59,145 --> 00:18:02,082 まさかあの人! (藍子のせき) 274 00:18:02,148 --> 00:18:05,084 大丈夫かい? 大丈夫かい? 275 00:18:05,151 --> 00:18:08,154 (藍子のせき) 276 00:18:10,156 --> 00:18:12,092 藍子…。 277 00:18:12,158 --> 00:18:15,161 (藍子のせき) 278 00:18:19,098 --> 00:18:23,036 (藤堂)《お前の目的のためにも あいつはもう→ 279 00:18:23,102 --> 00:18:25,104 切り捨てるべきなんじゃ ないのか?》 280 00:18:27,106 --> 00:18:29,108 \(ノック) 281 00:18:38,117 --> 00:18:41,054 (紅子)何だよ。 282 00:18:41,121 --> 00:18:45,124 (真彦)お前を守るって決めたんだ。 283 00:18:47,126 --> 00:18:51,130 (紅子)だから何だよ。 復讐はもうやめたのか? 284 00:18:53,132 --> 00:18:57,136 (真彦)決めたんだよ。 お前を守るって。 285 00:19:08,147 --> 00:19:12,151 もしかしたらこの2人が仕組んで 凛子を殺したんじゃ…。 286 00:19:17,090 --> 00:19:19,025 (使用人)あの どちらさまですか? 287 00:19:19,092 --> 00:19:21,027 (泰造)凛子お嬢さんに 会いたいんだけどね。 288 00:19:21,094 --> 00:19:23,029 お約束は? (泰造)そんなもんねえよ! 289 00:19:23,096 --> 00:19:25,031 (使用人)あっお待ちください!→ 290 00:19:25,098 --> 00:19:28,034 お待ちください! あのもし!困ります! 291 00:19:28,101 --> 00:19:31,037 (泰造)うるせえ! (使用人)あっ! 292 00:19:31,104 --> 00:19:34,040 凛子お嬢さーん!どこですかー! 293 00:19:34,107 --> 00:19:36,042 (使用人)勝手に上がりこんで 困ります! 294 00:19:36,109 --> 00:19:39,045 (泰造)うるせえ! 凛子お嬢さーん! 295 00:19:39,112 --> 00:19:44,117 (紅子)何だ? \(泰造)おーい凛子お嬢さーん! 296 00:19:46,119 --> 00:19:48,054 (藤堂)これはこれは山田さん。 297 00:19:48,121 --> 00:19:53,059 おお藤堂さん! もらうもんもらいに来たよ。 298 00:19:53,126 --> 00:19:55,061 (藤堂)慰謝料あれでは 足りませんでしたか? 299 00:19:55,128 --> 00:19:58,131 (泰造)足りるわけねえだろ。 300 00:20:00,133 --> 00:20:03,069 おや! 久我山さんじゃないですか。→ 301 00:20:03,136 --> 00:20:07,073 まさかあんたも ここの人だったとはねえ。 302 00:20:07,140 --> 00:20:11,077 \(ミツ)いったい何の騒ぎだい? 303 00:20:11,144 --> 00:20:16,082 (泰造)おお皆さんお揃いで。 ハッハハハ…。 304 00:20:16,149 --> 00:20:20,019 凛子お嬢さまからもこいつらに 言ってやってくださいよ。 305 00:20:20,086 --> 00:20:23,022 あんな金じゃ足りませんって。→ 306 00:20:23,089 --> 00:20:27,026 こちらは秘密も 知ってるんですよ。 307 00:20:27,093 --> 00:20:31,030 その口止め料と思えば 安いでしょう。 308 00:20:31,097 --> 00:20:37,036 どこのどなたか知りませんが その秘密ってのは何なんですか? 309 00:20:37,103 --> 00:20:40,039 (藤堂)こちらは先日 太一坊ちゃんが起こされた→ 310 00:20:40,106 --> 00:20:43,042 自転車事故でケガをされた 娘さんのお父さまです。 311 00:20:43,109 --> 00:20:47,046 (太一)何だ。 金をせびりに来たってわけか。→ 312 00:20:47,113 --> 00:20:50,049 ホント貧乏人は しかたがねえな。 313 00:20:50,116 --> 00:20:52,051 (泰造)そんなんじゃねえよ!→ 314 00:20:52,118 --> 00:20:57,056 秘密ってのはなあ…。 ねえ?凛子お嬢さま。 315 00:20:57,123 --> 00:21:00,059 (真彦)山田さん。 仕立てのお金まだでしたよね。 316 00:21:00,126 --> 00:21:03,062 (泰造)いやあんたからは ちゃあんと前金でもらってるよ。→ 317 00:21:03,129 --> 00:21:09,135 秘密ってのはさあ…。 ねっ?凛子お嬢さま。 318 00:21:12,138 --> 00:21:15,074 (杏子)うっ…。 (孝太郎)大丈夫か?杏子! 319 00:21:15,141 --> 00:21:20,013 (杏子)ああ…あっ…。 ああ…。 320 00:21:20,079 --> 00:21:24,017 (紅子)秘密ってのは→ 321 00:21:24,083 --> 00:21:27,086 アタイが 凛子じゃないってことだよな。 322 00:21:29,088 --> 00:21:31,024 親父。 323 00:21:31,090 --> 00:21:34,027 (杏子)凛子…。 324 00:21:34,093 --> 00:21:37,030 (ミツ)な…何言ってるんだい? 凛子。 325 00:21:37,096 --> 00:21:39,032 (紅子)悪いなばあさん。 326 00:21:39,098 --> 00:21:44,103 アタイは清瀬凛子じゃなくて 山田紅子っつうんだ。 327 00:21:46,105 --> 00:21:51,110 凛子は死んだよ。 328 00:21:51,110 --> 00:21:59,118 ♪~