1 00:00:06,474 --> 00:00:10,411 {\an8}(ミツ)この紅子は双子の片割れ。 凛子の妹だ。→ 2 00:00:10,478 --> 00:00:14,415 {\an8}よってこの清瀬家の 正統な跡取りである。 3 00:00:14,482 --> 00:00:16,417 {\an8}(紅子)アタイは 清瀬凛子として結婚します。 4 00:00:16,484 --> 00:00:19,420 {\an8}相手は久我山真彦さんです。 5 00:00:19,487 --> 00:00:21,422 {\an8}(真彦)紅子を一生懸けて守るよ。 6 00:00:21,489 --> 00:00:25,426 {\an8}(杏子)駄目よあの2人は。 結ばれちゃいけないのよ。→ 7 00:00:25,493 --> 00:00:29,497 {\an8}どうすればいいの? 久我山さん。 8 00:00:31,499 --> 00:00:36,504 {\an8}(紅子)子づくりももういいもんな。 9 00:00:39,507 --> 00:00:44,512 {\an8}(杏子)兄と妹で…結婚だなんて。 10 00:00:51,519 --> 00:00:54,455 {\an8}\(ノック) 11 00:00:54,522 --> 00:00:57,525 {\an8}(孝太郎)おおっあっ…。 失礼。 12 00:00:59,527 --> 00:01:02,396 {\an8}(孝太郎)いいかい? (真彦)あっええ。→ 13 00:01:02,463 --> 00:01:04,465 あっちょっと待ってください。 14 00:01:06,467 --> 00:01:08,469 (紅子)いいよ。 15 00:01:10,471 --> 00:01:12,406 (孝太郎)ああ…。 16 00:01:12,473 --> 00:01:15,409 (真彦)何かすいません。 (孝太郎)ああいや。 17 00:01:15,476 --> 00:01:17,411 わたしも突然入ってきて すまなかったね。 18 00:01:17,478 --> 00:01:20,414 まさかこんなことになってるとは 思わなかったものでね。 19 00:01:20,481 --> 00:01:22,416 (真彦)ああ…ホントすいません。 20 00:01:22,483 --> 00:01:25,419 いやいや謝ることではないよ。 ただ父親としては→ 21 00:01:25,486 --> 00:01:27,421 ちょっと面食らったというか 慌ててしまったというか→ 22 00:01:27,488 --> 00:01:30,424 うーんまあちょっと 切なかったというか。 23 00:01:30,491 --> 00:01:34,428 (紅子)「お父さま」でいいんだよな? 24 00:01:34,495 --> 00:01:37,431 ああ。 呼び方なんて何だっていいよ。 25 00:01:37,498 --> 00:01:41,435 お前が生きていてくれただけで 父さんもううれしくてねえ。 26 00:01:41,502 --> 00:01:44,438 お前に会いたくて会いたくて さっきも会ったばっかりだのに→ 27 00:01:44,505 --> 00:01:46,440 こうして部屋まで 飛んできてしまったよ。 28 00:01:46,507 --> 00:01:48,442 ハハハ…。 (紅子)うん。 29 00:01:48,509 --> 00:01:55,449 そして愛する娘紅子が 愛する者真彦と婚約した。 30 00:01:55,516 --> 00:01:57,451 こんなに うれしいことはないよ。 31 00:01:57,518 --> 00:02:00,454 あのばあさんも 許してくれてるみたいだしな。 32 00:02:00,521 --> 00:02:04,391 (紅子)アタイが凛子として生きてく 条件だったんだよ。 33 00:02:04,458 --> 00:02:06,393 真彦と一緒になることが。 34 00:02:06,460 --> 00:02:09,463 そりゃあのばあさんも のむなあ。 35 00:02:12,466 --> 00:02:17,404 真彦。 紅子のことを頼むな。 36 00:02:17,471 --> 00:02:21,408 (真彦)はい。凛子の分まで 愛しぬくつもりです。 37 00:02:21,475 --> 00:02:26,413 ああそうしてやってくれ。 凛子も喜ぶだろう。 38 00:02:26,480 --> 00:02:29,416 自分の妹がお前と 一緒になれるんだからなあ。 39 00:02:29,483 --> 00:02:36,423 自分が果たせなかった夢を 妹がかなえてくれたわけだ。 40 00:02:36,490 --> 00:02:41,428 (紅子)アタイは凛子とは違うけどな。 41 00:02:41,495 --> 00:02:47,434 でも愛する男は おんなじだったんだよな。 42 00:02:47,501 --> 00:02:50,437 そうだな。 43 00:02:50,504 --> 00:02:53,440 お前は紅子だ。 44 00:02:53,507 --> 00:02:58,445 これからも凛子として生きるが お前は紅子だ。 45 00:02:58,512 --> 00:03:01,448 父さんは ちゃんと分かってるからな。 46 00:03:01,515 --> 00:03:03,384 (紅子)うん。 47 00:03:03,450 --> 00:03:06,387 (麗華)あの野性児が 子爵令嬢だったなんて。→ 48 00:03:06,453 --> 00:03:09,390 真彦さんと婚約までしたのよ。 49 00:03:09,456 --> 00:03:14,395 (藤堂)奪ってみせるさ 何もかも。 50 00:03:14,461 --> 00:03:17,398 (麗華)あなたもどうやら あの女にほれたようね。→ 51 00:03:17,464 --> 00:03:21,402 誰も彼もあんな野性児の どこがいいんだか。 52 00:03:21,468 --> 00:03:24,471 \(紅子)悪かったな野性児で。 53 00:03:26,473 --> 00:03:33,414 藤堂。アタイは真彦を選んだ。 悪く思うなよ。 54 00:03:33,480 --> 00:03:37,418 麗華。真彦もアタイを 受け入れてくれたよ。 55 00:03:37,484 --> 00:03:40,421 真彦さん。 この子は凛子ではないのよ。 56 00:03:40,487 --> 00:03:43,490 (紅子)アタイは凛子に負ける気はない。 57 00:03:49,396 --> 00:03:51,332 (千鶴)双子だったとはねえ。 そりゃそっくりなはずよねえ。 58 00:03:51,398 --> 00:03:54,335 (太一)僕何か 頭がこんがらがっちゃってさあ。 59 00:03:54,401 --> 00:03:56,337 凛子演じてたあいつが→ 60 00:03:56,403 --> 00:03:58,339 僕の腹違いの 姉さんってことになるんだぜ。 61 00:03:58,405 --> 00:04:01,342 (千鶴)でも実の子供が 生きてたんだもの→ 62 00:04:01,408 --> 00:04:03,344 父さん喜んでたでしょ。 63 00:04:03,410 --> 00:04:06,347 ああ。 感極まって抱き締めてたよ。 64 00:04:06,413 --> 00:04:09,350 (千鶴)あの人らしいわね。 人一倍情が深い人だから。 65 00:04:09,416 --> 00:04:13,354 でも紅子のやつ 真彦と婚約したんだよなあ。 66 00:04:13,420 --> 00:04:15,356 (千鶴)えっ婚約したの!? 67 00:04:15,422 --> 00:04:17,358 じゃ爵位を継ぐのは 太一じゃなくて→ 68 00:04:17,424 --> 00:04:20,361 真彦さんになるんじゃない。 69 00:04:20,427 --> 00:04:24,365 でも真彦と紅子が結婚すれば→ 70 00:04:24,431 --> 00:04:27,368 麗華さんは僕の方を 向いてくれるかもしれない。 71 00:04:27,434 --> 00:04:30,371 駄目よ。 爵位を継ぐのはあなたよ。 72 00:04:30,437 --> 00:04:34,375 いやそりゃ爵位も欲しいけどさ。 麗華さんも欲しいんだ。 73 00:04:34,441 --> 00:04:37,378 あっ今日から麗華さん うちで暮らすんだよ。 74 00:04:37,444 --> 00:04:39,380 えっ清瀬で? (太一)うん。 75 00:04:39,446 --> 00:04:41,382 一緒に暮らしてればさ→ 76 00:04:41,448 --> 00:04:44,385 僕の良さも 分かってくれるかもしれないよな。 77 00:04:44,451 --> 00:04:48,322 真彦は紅子と結婚するんだし 今度こそ麗華さん→ 78 00:04:48,389 --> 00:04:51,325 真彦のことも あきらめてくれるかもしれない。 79 00:04:51,392 --> 00:04:55,329 あんたはホントに 麗華さんが好きなのねえ。 80 00:04:55,396 --> 00:04:58,332 ああ好きだよ。 81 00:04:58,399 --> 00:05:02,336 やっぱり爵位より麗華さんだ。 フフフ…。 82 00:05:02,403 --> 00:05:04,338 (紅子)ただいま。 (和子)紅子! 83 00:05:04,405 --> 00:05:06,340 (泰造)おお紅子じゃないか。 84 00:05:06,407 --> 00:05:10,344 (真彦)こんにちは。 (和子)久我山さんも一緒なんだ。 85 00:05:10,411 --> 00:05:14,348 (紅子)アタイたち婚約したんだ。 (和子)えっ? 86 00:05:14,415 --> 00:05:16,350 (泰造)そりゃあ めでてえじゃねえか。 87 00:05:16,417 --> 00:05:20,354 なあ?和子。 (和子)ああああ…。あらそう? 88 00:05:20,421 --> 00:05:23,357 婚約したの? (紅子)凛子としてだけどな。 89 00:05:23,424 --> 00:05:25,359 えっ? 90 00:05:25,426 --> 00:05:28,362 (紅子)これからも凛子として 生きていかなくちゃいけない。 91 00:05:28,429 --> 00:05:32,366 それがアタイの選んだ道だ。 92 00:05:32,433 --> 00:05:35,369 そう。 93 00:05:35,436 --> 00:05:38,372 (紅子)母さん。 (和子)うん? 94 00:05:38,439 --> 00:05:43,377 (紅子)ありがとな。 (和子)えっ…。 95 00:05:43,444 --> 00:05:46,380 (紅子)全部母さんのおかげだよ。 96 00:05:46,447 --> 00:05:53,320 母さんがアタイを 生かしてくれた。育ててくれた。 97 00:05:53,387 --> 00:05:57,324 だからこうして 真彦とも一緒になれるんだ。 98 00:05:57,391 --> 00:05:59,326 (真彦)紅子を生かしてくれて→ 99 00:05:59,393 --> 00:06:02,329 ホントに ありがとうございました。 100 00:06:02,396 --> 00:06:06,333 (和子)こんな日が来るなんてねえ。 (泰造)ああ。 101 00:06:06,400 --> 00:06:10,337 赤ん坊のあんたが 笑いかけてくれたんだよね。 102 00:06:10,404 --> 00:06:14,341 それで母さんあんたを 育てようって決めたんだ。→ 103 00:06:14,408 --> 00:06:17,344 育てていこうって。 104 00:06:17,411 --> 00:06:22,416 (紅子)母さん。 ホントに感謝してる。 105 00:06:24,418 --> 00:06:28,355 (和子)紅子。あんた清瀬で 大事にされてるんだって?→ 106 00:06:28,422 --> 00:06:32,359 藤堂さんから聞いたよ。 (紅子)あいつここに来たのか? 107 00:06:32,426 --> 00:06:34,361 (和子)大奥さまの使いでね→ 108 00:06:34,428 --> 00:06:37,364 藍子のためにって 見舞金を届けてくれたんだよ。 109 00:06:37,431 --> 00:06:41,368 (紅子)あのばあさん 約束守ってくれてたんだ。 110 00:06:41,435 --> 00:06:43,370 (和子)おかげで藍子も 医者にも診てもらえてる。→ 111 00:06:43,437 --> 00:06:46,373 結核の方も だいぶ良くなってきてるんだ。 112 00:06:46,440 --> 00:06:49,309 (紅子)藍子。よかったな。 113 00:06:49,376 --> 00:06:51,311 (和子)すねてんだよ。 114 00:06:51,378 --> 00:06:56,316 大好きな姉ちゃんが 清瀬行っちまったからねえ。 115 00:06:56,383 --> 00:06:59,319 これからも金頼むな。 116 00:06:59,386 --> 00:07:03,390 (紅子)もちろんそのつもりだよ。 カワイイ藍子のためにもな。 117 00:07:05,392 --> 00:07:09,396 絶対良くなってもらいてえもん。 治ってもらいてえもん。 118 00:07:11,398 --> 00:07:14,334 血がつながっていようが いまいが→ 119 00:07:14,401 --> 00:07:18,405 藍子はアタイの 大事な妹だからな。 120 00:07:24,411 --> 00:07:28,348 (藍子)また来てよね。 121 00:07:28,415 --> 00:07:31,351 (紅子)うん。 また遊びに来る。 122 00:07:31,418 --> 00:07:35,422 お菓子いっぱい持ってな。 >>うん。 123 00:07:37,424 --> 00:07:41,361 お母さまよく真彦との結婚を 許してくださいましたね。 124 00:07:41,428 --> 00:07:43,363 (ミツ)凛子を やってもらうためには→ 125 00:07:43,430 --> 00:07:45,365 条件をのむしかないだろう。→ 126 00:07:45,432 --> 00:07:51,305 後は子さえつくってくれれば わたしゃ万々歳だ。 127 00:07:51,371 --> 00:07:54,308 私は2人の結婚には反対です! 128 00:07:54,374 --> 00:07:57,311 (ミツ)お前も真彦を許すって 言ったじゃないか。 129 00:07:57,377 --> 00:08:01,315 凛子が愛していた真彦と あの子が結婚するなんて→ 130 00:08:01,381 --> 00:08:03,317 そんなこと私が許しません! 131 00:08:03,383 --> 00:08:06,320 2人は愛し合っているんだよ。 凛子だって許してくれるよ。 132 00:08:06,386 --> 00:08:08,322 いいえ! 133 00:08:08,388 --> 00:08:11,325 凛子の気持ちは 私がよく分かります。→ 134 00:08:11,391 --> 00:08:14,328 愛していた男が たとえ妹であれ→ 135 00:08:14,394 --> 00:08:17,331 結婚するなんて 凛子には耐えられないはずよ。 136 00:08:17,397 --> 00:08:20,334 ううん。 自分とそっくりな妹だからこそ→ 137 00:08:20,400 --> 00:08:22,336 耐えられないはずよ。 138 00:08:22,402 --> 00:08:24,338 だから私は 2人の結婚には反対です! 139 00:08:24,404 --> 00:08:27,341 絶対に2人を一緒になんか させたくないんです! 140 00:08:27,407 --> 00:08:30,344 凛子のためにも。 141 00:08:30,410 --> 00:08:33,413 (藤堂)何かある。 142 00:08:36,416 --> 00:08:40,354 (紅子)あんた アタイの姉さんだったんだね。 143 00:08:40,420 --> 00:08:47,294 姉さんは死んだけど アタイは何をしてでも生き残る。 144 00:08:47,361 --> 00:08:50,297 生き残ってみせる。 145 00:08:50,364 --> 00:08:55,302 (真彦)凛子。 お前の分まで紅子を守る。 146 00:08:55,369 --> 00:08:57,371 守りぬく。 147 00:08:59,373 --> 00:09:02,309 (紅子)《こいつの心から 姉さんを追い出して→ 148 00:09:02,376 --> 00:09:05,379 いつか姉さんに勝ってみせる》 149 00:09:05,379 --> 00:09:17,391 ♪~ 150 00:09:17,391 --> 00:09:19,326 (紅子)これは返す。 151 00:09:19,393 --> 00:09:23,330 アタイは凛子じゃない。 152 00:09:23,397 --> 00:09:25,399 清瀬紅子だ。 153 00:09:32,906 --> 00:09:34,841 (孝太郎)ホントに よくぞ生きていてくれたよ。 154 00:09:34,908 --> 00:09:36,843 これからはあの子のために 何でもやってあげようと思ってね。 155 00:09:36,910 --> 00:09:39,846 (孝太郎)亡くなった凛子の分まで 愛してあげようと思ってねえ。 156 00:09:39,913 --> 00:09:45,852 やっぱり父さんは僕より 凛子姉さんを愛してたんだね。 157 00:09:45,919 --> 00:09:51,792 父さんはお前も凛子も どちらも同じように愛していたよ。 158 00:09:51,858 --> 00:09:54,795 (千鶴)そうね。 あなたは分け隔てなく→ 159 00:09:54,861 --> 00:09:57,798 太一のことも愛してくれていたわ。 (孝太郎)ああ。→ 160 00:09:57,864 --> 00:10:00,801 ただ今まで何にも やってあげられなかった分→ 161 00:10:00,867 --> 00:10:03,804 凛子の分まで 幸せになってもらいたくてねえ。 162 00:10:03,870 --> 00:10:06,807 僕はあんなやつ 姉さんなんて認めない! 163 00:10:06,873 --> 00:10:08,875 (孝太郎)太一! 164 00:10:11,878 --> 00:10:13,814 (千鶴)あの子も すねてるんですよ。 165 00:10:13,880 --> 00:10:17,818 あなたの愛情が全部紅子さんに いっちゃうんじゃないかって。 166 00:10:17,884 --> 00:10:19,820 こちらは同じように 愛してるつもりでも→ 167 00:10:19,886 --> 00:10:25,826 子供はきょうだい同士で 嫉妬してしまうものなのかなあ。 168 00:10:25,892 --> 00:10:27,828 (麗華)あんな席で 一方的に→ 169 00:10:27,894 --> 00:10:29,830 真彦さんとの結婚 宣言しちゃうなんて→ 170 00:10:29,896 --> 00:10:31,832 ちょっとずるいんじゃない? 171 00:10:31,898 --> 00:10:34,835 あなたとはホントに 友達になれると思ったのに。 172 00:10:34,901 --> 00:10:36,837 (紅子)男取り合うからって→ 173 00:10:36,903 --> 00:10:38,839 友達になれないなんてこと ないだろ。 174 00:10:38,905 --> 00:10:40,841 えっ? 175 00:10:40,907 --> 00:10:42,843 (紅子)同じ男にほれてるんだ。 176 00:10:42,909 --> 00:10:45,846 あんたとアタイは たぶん似てんだよ。 177 00:10:45,912 --> 00:10:49,783 >>似てなんてないわよ! (紅子)いや似てるね。 178 00:10:49,850 --> 00:10:52,786 欲しいものに向かって 真っすぐ進むとこなんか→ 179 00:10:52,853 --> 00:10:55,856 結構アタイは好きだけどな。 180 00:11:00,861 --> 00:11:05,799 (紅子)アタイさ同い年の友達なんか いなかったから。 181 00:11:05,866 --> 00:11:09,803 凛子が生きてたころ 話したときも楽しかったしな。 182 00:11:09,870 --> 00:11:14,808 フフッ。正直あんたと 一緒にいると楽しいんだよ。 183 00:11:14,875 --> 00:11:17,811 おかしな人ね。 184 00:11:17,878 --> 00:11:21,815 (紅子)でもまあ 真彦譲る気はないけどな。 185 00:11:21,882 --> 00:11:23,817 それはこっちのせりふです。 186 00:11:23,884 --> 00:11:26,820 今は婚約したからって いい気になってるといいわ。 187 00:11:26,887 --> 00:11:28,822 そのうちわたしが 奪っちゃうから。 188 00:11:28,889 --> 00:11:32,893 (紅子)おおいいねえ。 受けて立とうじゃない。 189 00:11:37,898 --> 00:11:39,833 (紅子)《きっと 見られちゃいけないことが→ 190 00:11:39,900 --> 00:11:42,836 書かれてたんじゃないのか? 犯人が破いたんじゃないかな》 191 00:11:42,903 --> 00:11:46,840 (真彦)《何か証拠になるようなことが 書かれていたのかもしれないな》 192 00:11:49,843 --> 00:11:54,848 (真彦)もうこれも忘れよう。 忘れなくちゃな。 193 00:12:02,856 --> 00:12:05,859 お塩掛ける? (麗華)うん。ありがとう。 194 00:12:07,861 --> 00:12:09,796 (紅子)あんたのゆで卵 むいてあげるよ。 195 00:12:09,863 --> 00:12:11,798 結構よ。 196 00:12:11,865 --> 00:12:14,801 (ミツ)みんなよくお聞き。→ 197 00:12:14,868 --> 00:12:16,803 2日後の紅子の誕生日に→ 198 00:12:16,870 --> 00:12:20,807 親類縁者を招いて パーティーを開き→ 199 00:12:20,874 --> 00:12:23,810 真彦との婚約を発表する。 200 00:12:23,877 --> 00:12:28,882 私はこの子と真彦との結婚は 認めません! 201 00:12:30,884 --> 00:12:32,819 (杏子)あなたは凛子じゃない。 202 00:12:32,886 --> 00:12:36,823 あなたは凛子のおこぼれで 生きてるようなものなのよ。 203 00:12:36,890 --> 00:12:39,826 それなのに凛子が愛した真彦と 結婚するなんて→ 204 00:12:39,893 --> 00:12:44,898 そんな結婚は 母親として私が認めません! 205 00:12:46,833 --> 00:12:49,769 (紅子)あんたに認められようが 認められまいが→ 206 00:12:49,836 --> 00:12:55,775 そんなことは関係ない。 いまさら母親面しないでくれる? 207 00:12:55,842 --> 00:12:58,778 決めるのはアタイ。 アタイは清瀬家の跡取り。 208 00:12:58,845 --> 00:13:00,780 好き勝手させてもらうわ。 209 00:13:00,847 --> 00:13:04,784 (孝太郎)子供が生きていたんだぞ。 うれしくはないのかい?→ 210 00:13:04,851 --> 00:13:06,787 2人の愛を応援してあげようとは 思えないのかい? 211 00:13:06,853 --> 00:13:09,789 紅子を愛してあげようとは 思えないのかい? 212 00:13:09,856 --> 00:13:11,791 この子は凛子じゃない! 213 00:13:11,858 --> 00:13:15,795 なのに凛子が愛した真彦と 結婚するなんて→ 214 00:13:15,862 --> 00:13:18,865 死んだ凛子がふびんだわ! 215 00:13:26,873 --> 00:13:28,808 (紅子)何だよ。 216 00:13:28,875 --> 00:13:30,877 \(ドアの開く音) 217 00:13:34,881 --> 00:13:37,817 杏子のことは気にするな。 218 00:13:37,884 --> 00:13:40,820 お前が真彦と 結婚することになって→ 219 00:13:40,887 --> 00:13:44,825 凛子を 哀れに思ってるんだろうよ。 220 00:13:44,891 --> 00:13:48,762 杏子は凛子だけを見て 生きてきたからね。 221 00:13:48,828 --> 00:13:51,765 お前のことも そっくりなだけに→ 222 00:13:51,831 --> 00:13:54,768 すぐには 受け入れられないんだと思うよ。 223 00:13:54,835 --> 00:14:00,774 それに杏子はもともと 真彦を毛嫌いしてきたからね。 224 00:14:00,840 --> 00:14:03,777 凛子のときも かなり反対してたよ。 225 00:14:03,843 --> 00:14:06,780 (紅子)真彦が凛子に やけどを負わせたからだろ。 226 00:14:06,846 --> 00:14:11,785 それもある。 それもあるが考えてみると→ 227 00:14:11,851 --> 00:14:15,789 毛嫌いしてたのは 凛子の婿候補として→ 228 00:14:15,855 --> 00:14:20,860 真彦を久我山家から もらってきたときからかもしれん。 229 00:14:22,862 --> 00:14:26,800 (真彦)奥さまあんまりです。 あれじゃ紅子がかわいそうです。 230 00:14:26,866 --> 00:14:29,803 凛子を愛していたように 紅子も愛してあげてください。 231 00:14:29,869 --> 00:14:33,807 (杏子)あなたはもう 凛子を忘れてしまったの? 232 00:14:33,873 --> 00:14:35,809 (真彦)えっ? 233 00:14:35,875 --> 00:14:37,811 あなたのことを あんなに愛していた凛子を→ 234 00:14:37,878 --> 00:14:40,814 忘れてしまったの? 235 00:14:40,880 --> 00:14:45,885 お前がいなくなれば 愛することもできるかもしれない。 236 00:14:47,821 --> 00:14:52,759 紅子を愛する代わりに お前は出てってくれ。 237 00:14:52,826 --> 00:14:59,766 お前が出ていけば 紅子も愛してあげましょう。 238 00:14:59,833 --> 00:15:03,770 (真彦)奥さまの言い付けといえど それだけはできません。 239 00:15:03,837 --> 00:15:06,840 わたしは紅子を愛しています。 240 00:15:10,844 --> 00:15:39,873 ♪~ 241 00:15:39,873 --> 00:15:42,809 \(ドアの開く音) 242 00:15:42,876 --> 00:15:44,878 (紅子)何してる? 243 00:15:49,816 --> 00:15:55,755 (藤堂)あいつの心から 凛子が消えることはないぞ。 244 00:15:55,822 --> 00:15:58,758 (紅子)やるならやれよ。 245 00:15:58,825 --> 00:16:03,830 体は奪われても 心はあいつだ。 246 00:16:10,837 --> 00:16:12,772 (藤堂ため息) 247 00:16:12,839 --> 00:16:16,776 悪かったな事実を教えて。 248 00:16:16,843 --> 00:16:19,779 お前にとって 凛子と双子だったことは→ 249 00:16:19,846 --> 00:16:23,850 知らない方が 幸せだったのかもしれないな。 250 00:16:34,094 --> 00:16:39,032 (真彦)何だ? 俺の部屋で何か用か。 251 00:16:39,099 --> 00:16:42,035 (藤堂)紅子は色々なものを 抱え込み過ぎた。 252 00:16:42,102 --> 00:16:45,105 お前が支えてやれ。 253 00:17:01,121 --> 00:17:03,056 (真彦)どうした? 254 00:17:03,123 --> 00:17:07,060 (紅子)あの人は…。 255 00:17:07,127 --> 00:17:15,135 お母さまはアタイのことが そんなに嫌いなのかな。 256 00:17:17,137 --> 00:17:28,148 ♪~ 257 00:17:28,148 --> 00:17:33,086 (真彦)俺は幼いころから 父の愛を知らない。 258 00:17:33,153 --> 00:17:36,089 自分は次男だから しかたがないんだって→ 259 00:17:36,156 --> 00:17:42,095 あきらめてもいたが 清瀬家にやられることになって→ 260 00:17:42,162 --> 00:17:46,099 決定的に父から 捨てられたんだと感じたよ。 261 00:17:46,166 --> 00:17:52,105 そんな思いの中でなかなか 清瀬家にも打ち解けられなくて。 262 00:17:52,172 --> 00:17:57,110 でも凛子のやけどの事故を きっかけに→ 263 00:17:57,177 --> 00:18:01,114 生きる道を見いだしたんだ。 264 00:18:01,181 --> 00:18:03,116 ざらついた俺の心を→ 265 00:18:03,183 --> 00:18:07,187 受け入れてくれたのが 凛子だったんだ。 266 00:18:09,189 --> 00:18:13,126 凛子は俺の心を 受け止めてくれた。 267 00:18:13,193 --> 00:18:16,129 何も言わず何も聞かず→ 268 00:18:16,196 --> 00:18:23,136 気が付いたらいつも 俺のそばにいてほほ笑んでた。 269 00:18:26,139 --> 00:18:33,146 (真彦)あのころから凛子を守ることが 俺の生きる道になったんだ。 270 00:18:40,153 --> 00:18:47,093 (紅子)あんたのここには まだいっぱい凛子がいるんだね。 271 00:18:47,160 --> 00:18:53,099 (真彦)うん。ああいるよ。 それは消せない。 272 00:18:53,166 --> 00:19:01,174 だがお前のことも ここにいっぱい詰まってる。 273 00:19:03,176 --> 00:19:07,180 凛子とお前が 俺の心にいる。 274 00:19:14,187 --> 00:19:19,125 (藤堂)凛子はここで死んだ。 きっとここにあるはずだ。 275 00:19:21,127 --> 00:19:23,062 (紅子)婚約パーティーって どんなだろ。 276 00:19:23,129 --> 00:19:26,065 アタイあした 何着ればいいのかな。 277 00:19:26,132 --> 00:19:31,070 (真彦)紅子にパーティーで 着けてもらいたいものがあるんだ。 278 00:19:31,137 --> 00:19:33,139 (紅子)何だ? 279 00:19:36,142 --> 00:19:40,079 (紅子)ああっ指輪じゃねえか。 280 00:19:40,146 --> 00:19:42,081 (真彦)久我山の家を出るとき→ 281 00:19:42,148 --> 00:19:45,084 俺が結婚する相手に 渡すようにって→ 282 00:19:45,151 --> 00:19:47,086 母が持たせてくれたんだ。 283 00:19:47,153 --> 00:19:50,089 (紅子)アタイがもらっていいのか? 284 00:19:50,156 --> 00:19:54,160 (真彦)ああ。紅子に 着けてもらいたいんだ。 285 00:19:54,160 --> 00:20:04,170 ♪~ 286 00:20:04,170 --> 00:20:08,107 (真彦)紅子と同じ紅色だ。 ぴったりだろ? 287 00:20:08,174 --> 00:20:14,113 (紅子)ああ。この紅色は アタイにぴったりだ。 288 00:20:14,180 --> 00:20:16,182 フフッ…。 289 00:20:18,117 --> 00:20:22,055 (杏子)あの2人を絶対に 一緒にさせちゃいけない。 290 00:20:22,121 --> 00:20:25,124 そうよね?久我山さん。 291 00:20:25,124 --> 00:20:52,151 ♪~ 292 00:20:52,151 --> 00:20:57,156 (藤堂)俺にもまだ 運は残っていたようだ。 293 00:21:10,169 --> 00:21:12,105 \(戸の開く音) 294 00:21:12,171 --> 00:21:14,107 (和子)先生に ちゃんと診てもらってね。 295 00:21:14,173 --> 00:21:16,109 (泰造)おう。 (和子)いってらっしゃい。 296 00:21:16,175 --> 00:21:18,111 (泰造)ほい。 297 00:21:23,116 --> 00:21:26,052 (和子)奥さま! どうなさったんですか? 298 00:21:26,119 --> 00:21:29,055 あなたにお願いに来たの。 299 00:21:29,122 --> 00:21:31,057 (和子)お願いですか?→ 300 00:21:31,124 --> 00:21:34,060 あっまあどうぞ お…お入りください。→ 301 00:21:34,127 --> 00:21:36,129 狭苦しい所ですけど。 302 00:21:38,131 --> 00:21:41,067 まあどうぞお上がりください。 303 00:21:41,134 --> 00:21:45,071 あの子は…→ 304 00:21:45,138 --> 00:21:48,141 紅子はいらない。 305 00:21:52,145 --> 00:21:55,081 (杏子)《あの子は…》→ 306 00:21:55,148 --> 00:21:58,151 《紅子はいらない》