1 00:00:06,307 --> 00:00:09,243 {\an8}(ミツ)この紅子は双子の片割れ。 凛子の妹だ。 2 00:00:09,310 --> 00:00:12,246 {\an8}(紅子)アタイは 清瀬凛子として結婚します。 3 00:00:12,313 --> 00:00:15,249 {\an8}相手は久我山真彦さんです。 4 00:00:15,316 --> 00:00:17,251 {\an8}(凛子)「真彦兄さまと私は→ 5 00:00:17,318 --> 00:00:19,253 {\an8}本当の兄妹」→ 6 00:00:19,320 --> 00:00:22,256 {\an8}「凛子は死を選びます」 7 00:00:22,323 --> 00:00:24,258 {\an8}(真彦)俺があのとき 凛子を受け止めてさえいれば→ 8 00:00:24,325 --> 00:00:26,260 {\an8}凛子は死ななかった。 9 00:00:26,327 --> 00:00:28,262 {\an8}(真彦)俺は凛子を殺した。 10 00:00:28,329 --> 00:00:30,264 {\an8}(紅子)アタイは凛子とは違う。 11 00:00:30,331 --> 00:00:36,270 {\an8}何があっても生きぬく。 だから→ 12 00:00:36,337 --> 00:00:38,339 {\an8}抱け。 13 00:00:42,343 --> 00:00:44,345 {\an8}(雷鳴) 14 00:00:46,347 --> 00:00:50,284 {\an8}(紅子)アタイと一緒に→ 15 00:00:50,351 --> 00:00:53,287 {\an8}凛子を抱け。 16 00:00:53,354 --> 00:00:55,289 {\an8}(雷鳴) 17 00:00:55,356 --> 00:01:02,296 {\an8}(紅子)凛子への思いと一緒に アタイを抱け。 18 00:01:02,296 --> 00:01:14,308 ♪~ 19 00:01:22,316 --> 00:01:24,318 (凛子)《抱いて》 20 00:01:41,335 --> 00:02:19,306 ♪~ 21 00:02:19,306 --> 00:02:22,309 (紅子)《一度だけでいい》 22 00:02:24,311 --> 00:02:26,313 《たった一度》 23 00:02:28,315 --> 00:02:35,322 《それだけで生きていける》 24 00:02:53,340 --> 00:02:55,276 \(杏子)ああ…。 25 00:02:55,342 --> 00:02:58,279 (杏子)まさかあの子…。 26 00:02:58,345 --> 00:03:01,282 (藤堂)奥さま。 どうされました? 27 00:03:01,348 --> 00:03:03,217 (杏子)紅子がいないの。 (藤堂)えっ? 28 00:03:03,284 --> 00:03:05,219 真彦のところかもしれない。 29 00:03:05,286 --> 00:03:08,222 (藤堂)私が捜してきます。 >>真彦は武蔵野にいるわ。 30 00:03:08,289 --> 00:03:10,224 お願い藤堂。連れ戻して。 31 00:03:10,291 --> 00:03:12,293 (藤堂)私が必ず。 32 00:03:21,335 --> 00:03:25,272 (紅子)じゃあアタイはこれで。 33 00:03:25,339 --> 00:03:28,275 (真彦)待ってくれ。→ 34 00:03:28,342 --> 00:03:32,346 やっぱり俺はお前を…。 35 00:03:35,349 --> 00:03:41,355 (紅子)これからは兄妹だ。 36 00:03:43,357 --> 00:03:47,227 あんたと兄妹でよかったよ。 37 00:03:47,294 --> 00:03:52,232 何があっても つながりが切れないのは→ 38 00:03:52,299 --> 00:03:55,302 家族だけだからな。 39 00:03:57,304 --> 00:04:03,310 あんたがアタイの兄貴。 こんなにうれしいことはない。 40 00:04:06,313 --> 00:04:14,254 (紅子)どんなに遠く離れてても たとえもう会うことはなくても→ 41 00:04:14,321 --> 00:04:17,324 ずっとあんたを感じていられる。 42 00:04:20,327 --> 00:04:26,333 (紅子)抱いてくれてありがとな。 43 00:04:28,335 --> 00:04:34,274 これでアタイは あんたを感じて→ 44 00:04:34,341 --> 00:04:39,279 これから先も ずっと生きていける。 45 00:04:39,346 --> 00:04:43,283 もうあんたを縛るものは 何もない。 46 00:04:43,350 --> 00:04:45,352 あんたは自由だ。 47 00:04:47,287 --> 00:04:50,224 凛子の弔いが済んだら→ 48 00:04:50,290 --> 00:04:57,297 凛子のこともアタイのことも 忘れて生きていってくれ。 49 00:04:59,299 --> 00:05:06,306 あんたが幸せになることが 凛子とアタイの望みだ。 50 00:05:10,310 --> 00:05:13,313 (真彦)ありがとう紅子。 51 00:05:13,313 --> 00:05:31,331 ♪~ 52 00:05:31,331 --> 00:05:34,268 (藤堂)兄と妹で何をしていた。 53 00:05:34,334 --> 00:05:37,271 愛し合ったのか? 54 00:05:37,337 --> 00:05:43,277 (紅子)兄妹であろうと関係ない。 必要だからしたことだ。 55 00:05:43,343 --> 00:05:46,280 (藤堂)愛し合ったんだな。 56 00:05:46,346 --> 00:05:50,217 (紅子)ああ。愛し合った。 57 00:05:50,284 --> 00:05:53,220 (藤堂)何てことを。 58 00:05:53,287 --> 00:05:56,223 (紅子)これであいつも生きていける。 59 00:05:56,290 --> 00:06:00,227 (藤堂)あいつを救うためか? 60 00:06:00,294 --> 00:06:07,234 (紅子)アタイも抱かれたかったんだ。 愛されたかったんだ。 61 00:06:07,301 --> 00:06:12,239 これでアタイも 生きぬいていける。 62 00:06:12,306 --> 00:06:17,244 (藤堂)それで…それでこの先 お前はどうするんだ? 63 00:06:17,311 --> 00:06:20,314 どこに向かうんだ? 64 00:06:20,314 --> 00:06:45,339 ♪~ 65 00:06:45,339 --> 00:06:48,208 \(ドアの開く音) 66 00:06:48,275 --> 00:06:50,210 \(麗華)紅子が 部屋にいないんですが→ 67 00:06:50,277 --> 00:06:52,212 見掛けませんでしたか? 68 00:06:52,279 --> 00:06:54,214 ああ。 藤堂が捜しに行ってます。 69 00:06:54,281 --> 00:06:58,218 (麗華)捜しにって この家にはいないんですか? 70 00:06:58,285 --> 00:07:00,220 \(ミツ)誰がいないって? 71 00:07:00,287 --> 00:07:02,222 (麗華)紅子が…。→ 72 00:07:02,289 --> 00:07:05,225 まさか真彦さんに 会いに行ったんじゃ…。 73 00:07:05,292 --> 00:07:09,229 (ミツ)何だって? 真彦のところだって? 74 00:07:09,296 --> 00:07:12,232 (太一)真彦は出てっただろ。 行き先だって分からないはずだ。 75 00:07:12,299 --> 00:07:14,234 (麗華)武蔵野にいるの 真彦さん。 76 00:07:14,301 --> 00:07:17,237 (ミツ)何じゃと。 武蔵野にじゃと? 77 00:07:17,304 --> 00:07:20,240 (麗華)おばさまが 別邸の鍵を預けたんです。 78 00:07:20,307 --> 00:07:22,242 (孝太郎)君が渡したのか? 79 00:07:22,309 --> 00:07:24,244 凛子を供養させるためです。 80 00:07:24,311 --> 00:07:26,246 それで紅子は 武蔵野に行ったのか? 81 00:07:26,313 --> 00:07:30,250 分かりません。 藤堂が捜しに行ってます。 82 00:07:30,317 --> 00:07:32,252 (ミツ)藤堂が…。 83 00:07:32,319 --> 00:07:34,321 \(呼び鈴) 84 00:07:38,325 --> 00:07:41,261 あなた…。 (ミツ)和子…。 85 00:07:41,328 --> 00:07:43,263 (和子)紅子を 引き取りに来ました。 86 00:07:43,330 --> 00:07:45,265 (和子)うちの紅子を返して! 87 00:07:45,332 --> 00:07:47,201 何をいまさら。 88 00:07:47,267 --> 00:07:49,203 (和子)わたしも目が覚めました。 89 00:07:49,269 --> 00:07:52,206 もう少しでホントに 子供を捨てるところでした。→ 90 00:07:52,272 --> 00:07:56,210 わたしにとって藍子は大事です。 病気も治してやりたい。→ 91 00:07:56,276 --> 00:07:59,213 ですが紅子も 大事なわたしの娘なんです。 92 00:07:59,279 --> 00:08:02,216 ですから返してください。 紅子を返してください。 93 00:08:02,282 --> 00:08:08,222 紅子は返しません。 私の娘です。私が産んだ娘です。 94 00:08:08,288 --> 00:08:11,225 ずいぶんと自分勝手なんですね。 95 00:08:11,291 --> 00:08:14,228 奥さまこの前 うちにいらしたときには→ 96 00:08:14,294 --> 00:08:16,230 「紅子はいらない。だから→ 97 00:08:16,296 --> 00:08:18,232 引き取ってくれ」と おっしゃったじゃないですか。 98 00:08:18,298 --> 00:08:21,301 (孝太郎)いらないだって? (ミツ)どういうことだい杏子。 99 00:08:32,312 --> 00:08:34,248 (麗華)紅子。→ 100 00:08:34,314 --> 00:08:36,250 真彦さんに 会いに行ってたのね。 101 00:08:36,316 --> 00:08:39,253 (紅子)ええ。でも安心して。 もう会わないから。 102 00:08:39,319 --> 00:08:43,257 もう会わないって どういうこと?何があったの? 103 00:08:43,323 --> 00:08:46,260 (太一)貧乏人のお前の 育ての親が来てるぞ。 104 00:08:46,326 --> 00:08:49,196 (紅子)えっ? (太一)何の用だか知らないけど→ 105 00:08:49,263 --> 00:08:53,267 ああいうやつがうちに来るのは 迷惑なんだよ。 106 00:08:58,071 --> 00:09:00,007 (ミツ)あんた紅子を 追い出そうとしたのかい。 107 00:09:00,073 --> 00:09:02,009 (孝太郎)紅子がいらないなんて ホントに言ったのかい。 108 00:09:02,075 --> 00:09:04,011 (和子)ええ。確かに奥さまは おっしゃいました。→ 109 00:09:04,077 --> 00:09:07,014 「紅子はいらない」と。ですから わたしは引き取りに参ったんです。 110 00:09:07,080 --> 00:09:10,017 紅子は返すわけにはいかん。 お前は帰れ。 111 00:09:10,083 --> 00:09:13,020 紅子を返していただかなければ わたしも帰れません。→ 112 00:09:13,086 --> 00:09:16,023 自分勝手な奥さまになど 紅子を託してはおけません。 113 00:09:16,089 --> 00:09:18,025 自分勝手はどちらかしら。 114 00:09:18,091 --> 00:09:20,027 もともとあなたが 突き放したんじゃないの。 115 00:09:20,093 --> 00:09:22,029 (和子)あなたがホントの娘を→ 116 00:09:22,095 --> 00:09:24,031 拒否するとは 思わなかったからです。 117 00:09:24,097 --> 00:09:26,033 拒否なんてしていないわ。 118 00:09:26,099 --> 00:09:29,036 そもそもあなたたちには お金も渡してあるはずよ。→ 119 00:09:29,102 --> 00:09:32,039 それを受け取っておきながら 紅子も返してなんて→ 120 00:09:32,105 --> 00:09:34,041 理屈が合わない話よ。 121 00:09:34,107 --> 00:09:36,043 藍子の病院費用だったり→ 122 00:09:36,109 --> 00:09:38,045 もう使ってしまった分は ありますが→ 123 00:09:38,111 --> 00:09:40,047 それもいずれお返しします。→ 124 00:09:40,113 --> 00:09:42,049 どんなことがあっても お返しします。 125 00:09:42,115 --> 00:09:44,051 (杏子)駄目よ。 紅子は渡さないわ。→ 126 00:09:44,117 --> 00:09:46,987 紅子は私の娘なの。 (和子)わたしの娘です! 127 00:09:47,054 --> 00:09:49,990 わたしが育てた娘です。 返していただきます。 128 00:09:50,057 --> 00:09:52,993 (紅子)勝手に 決めないでいただけますか。 129 00:09:53,060 --> 00:09:54,995 紅子…。 (和子)紅子…。 130 00:09:55,062 --> 00:09:56,997 紅子どこ行ってたんだい。 131 00:09:57,064 --> 00:09:58,999 (孝太郎)真彦のところに 行っていたのかい? 132 00:09:59,066 --> 00:10:01,001 (紅子)親っていいですね。 133 00:10:01,068 --> 00:10:05,005 子供をいるとかいらないとか 勝手に決められるんですから。 134 00:10:05,072 --> 00:10:07,007 私はそんなこと…。 (和子)母さんだってそんなこと…。 135 00:10:07,074 --> 00:10:11,011 (紅子)お二人とも私を 捨てようとなさった罪は同じ。 136 00:10:11,078 --> 00:10:13,013 親が子供を選べるなら→ 137 00:10:13,080 --> 00:10:16,016 子供が親を 選べない道理はないはず。 138 00:10:16,083 --> 00:10:19,086 今度は私が 選ばせていただきます。 139 00:10:21,088 --> 00:10:24,024 私の母親は→ 140 00:10:24,091 --> 00:10:31,031 ここにいる清瀬杏子。 私は清瀬凛子です。 141 00:10:31,098 --> 00:10:36,103 申し訳ないですけど お引き取りいただけますか。 142 00:10:42,109 --> 00:10:45,045 何だい?それは。 手切れ金かい? 143 00:10:45,112 --> 00:10:48,982 (紅子)あなたと私はもう 何の関係もありません。 144 00:10:49,049 --> 00:10:52,986 ですからお金を渡す 理由もありません。 145 00:10:53,053 --> 00:10:57,991 ですが藍子のことは心配です。 146 00:10:58,058 --> 00:11:00,994 ですからあなたに 仕事を与えます。 147 00:11:01,061 --> 00:11:03,997 凛子姉さんの墓の管理を してください。 148 00:11:04,064 --> 00:11:07,000 墓の場所はこの中に 書いてあります。 149 00:11:07,067 --> 00:11:11,004 その給金として これをお渡しいたします。 150 00:11:11,071 --> 00:11:14,074 施しならいらないよ! 151 00:11:16,076 --> 00:11:19,012 (紅子)本当に子供のことを 思うのなら→ 152 00:11:19,079 --> 00:11:24,084 自尊心なんか捨てて 拾っていきなさいよ。 153 00:11:27,087 --> 00:11:34,094 あんたは凛子として 生きていくことを選んだんだね。 154 00:11:48,041 --> 00:11:50,977 (藤堂)これでいいのか。 155 00:11:51,044 --> 00:11:52,979 これがお前の選んだ道か? 156 00:11:53,046 --> 00:11:58,051 (紅子)今夜は一人にしてくれないか。 157 00:12:00,053 --> 00:12:02,055 (ドアの閉まる音) 158 00:12:05,058 --> 00:12:08,995 山田のお母さまは もうお帰りになったの? 159 00:12:09,062 --> 00:12:12,065 (紅子)ええ。 160 00:12:14,067 --> 00:12:18,004 お母さまに 聞きたいことがあります。 161 00:12:18,071 --> 00:12:20,006 なあに? 162 00:12:20,073 --> 00:12:27,013 (紅子)私と真彦兄さまは 本当に兄と妹なんですね? 163 00:12:27,080 --> 00:12:30,016 そうよ。 あなたは→ 164 00:12:30,083 --> 00:12:37,023 真彦の父親である久我山さんと 私が愛し合ってできた子供よ。 165 00:12:37,090 --> 00:12:41,027 (紅子)お父さまとの間の子供だという 可能性もあるんじゃないですか? 166 00:12:41,094 --> 00:12:43,029 そのときお母さまはもう→ 167 00:12:43,096 --> 00:12:45,031 お父さまと 結婚してらしたんでしょ? 168 00:12:45,098 --> 00:12:46,967 ええ。 169 00:12:47,033 --> 00:12:52,973 確かにどちらがあなたの 父親でもおかしくはないわ。 170 00:12:53,039 --> 00:12:55,976 でもねお母さまは→ 171 00:12:56,042 --> 00:12:58,979 久我山さんの子供だと 思ってる。 172 00:12:59,045 --> 00:13:02,983 そう思ってきたからこそ 愛した人の子供だからこそ→ 173 00:13:03,049 --> 00:13:07,053 凛子も愛してこれたのよ。 愛しぬいてこれたの。 174 00:13:10,056 --> 00:13:15,061 あなたは久我山さんの子供よ。 175 00:13:17,063 --> 00:13:20,000 だからあなたのことも→ 176 00:13:20,066 --> 00:13:25,005 凛子と同じように これから愛したい。 177 00:13:25,071 --> 00:13:27,073 愛していきたいの。 178 00:13:30,076 --> 00:13:33,013 (紅子)分かりました。 179 00:13:33,079 --> 00:13:37,017 真彦兄さまと私が 兄と妹であるということ。 180 00:13:37,083 --> 00:13:41,021 そしてお母さまと 久我山さんの関係のこと。 181 00:13:41,087 --> 00:13:46,092 この秘密は私とお母さまで 墓場まで持っていきましょう。 182 00:13:49,029 --> 00:13:52,966 一つだけ教えて。 183 00:13:53,033 --> 00:13:55,969 (紅子)何でしょう。 184 00:13:56,036 --> 00:14:02,976 あなたと真彦は 結ばれてはいないのよね。 185 00:14:03,043 --> 00:14:05,045 (紅子)ええ。 186 00:14:09,049 --> 00:14:13,987 (紅子)今夜は疲れました。 一人にしていただけますか。 187 00:14:14,054 --> 00:14:16,056 ええ。 188 00:14:19,059 --> 00:14:21,995 (ドアの閉まる音) 189 00:14:22,062 --> 00:14:24,998 (杏子)《どうして凛子は もういないの?》→ 190 00:14:25,065 --> 00:14:27,000 《凛子はどこ? どこにいるの?》 191 00:14:27,067 --> 00:14:29,002 (紅子)お母さまにだけは絶対→ 192 00:14:29,069 --> 00:14:34,007 凛子の死が自殺だと バレちゃいけない。 193 00:14:34,074 --> 00:14:36,009 お母さまが兄と妹だと 言ってしまったことが→ 194 00:14:36,076 --> 00:14:42,015 引き金だと知ったら お母さまは壊れてしまう。 195 00:14:42,082 --> 00:14:48,021 (和子)《あんたは凛子として 生きていくことを選んだんだね》 196 00:14:50,023 --> 00:14:54,961 (藤堂)《それで…それでこの先 お前はどうするんだ?》 197 00:14:55,028 --> 00:14:57,964 《どこに向かうんだ?》 198 00:14:58,031 --> 00:15:03,036 (紅子)アタイは アタイの人生をあきらめない。 199 00:15:03,036 --> 00:15:17,050 ♪~ 200 00:15:30,063 --> 00:15:34,000 (ミツ)紅子。ゆうべはどこにいて 何をしてたんだい? 201 00:15:34,067 --> 00:15:38,071 (孝太郎)真彦と 一緒だったのかい? 202 00:15:41,074 --> 00:15:46,946 (紅子)私ここにいる藤堂と 結婚をいたします。 203 00:15:47,013 --> 00:15:51,951 これからは凛子として 自分の人生を楽しむことにします。 204 00:15:52,018 --> 00:15:53,953 よろしくね藤堂。 205 00:15:54,020 --> 00:15:57,957 (ミツ)そうか。 藤堂と結婚するのか。→ 206 00:15:58,024 --> 00:16:02,028 孝太郎。すぐに書面も用意しろ。 (孝太郎)はい。 207 00:16:08,735 --> 00:16:14,674 (真彦)凛子。ゆうべ紅子を抱いたよ。 208 00:16:14,741 --> 00:16:19,612 凛子への思いと一緒に 紅子を抱いた。 209 00:16:19,679 --> 00:16:21,614 \(足音) 210 00:16:21,681 --> 00:16:23,616 (真彦)お母さん。 211 00:16:23,683 --> 00:16:25,618 久我山さん。 212 00:16:25,685 --> 00:16:28,621 (真彦)どうしてこちらへ? 213 00:16:28,688 --> 00:16:30,623 紅子にお金をもらって→ 214 00:16:30,690 --> 00:16:35,628 凛子お嬢さまの お墓の管理を頼まれてね。 215 00:16:35,695 --> 00:16:40,633 ゆうべあの子を 清瀬に取り返しに行ってね。 216 00:16:40,700 --> 00:16:43,636 結局 紅子を困らせてしまったよ。 217 00:16:43,703 --> 00:16:46,639 (真彦)取り返しにですか? 218 00:16:46,706 --> 00:16:50,643 まったく身勝手な親だよね。 219 00:16:50,710 --> 00:16:56,649 生活のために凛子のふりを してくれと捨てちまったくせに→ 220 00:16:56,716 --> 00:16:58,651 奥さまが「いらない」と 言ったからって→ 221 00:16:58,718 --> 00:17:00,653 また奪い返しに 行ってんだからねえ。 222 00:17:00,720 --> 00:17:03,656 (真彦)奥さまが紅子をいらないと 言ったのですか? 223 00:17:03,723 --> 00:17:09,662 ああ。ところがゆうべは ころっと変わって→ 224 00:17:09,729 --> 00:17:13,666 「紅子は絶対に返さない」って。 225 00:17:13,733 --> 00:17:18,671 押し問答してるところに 紅子が戻ってきてね。 226 00:17:18,738 --> 00:17:23,676 子供にも親を選べない 道理はないって。 227 00:17:23,743 --> 00:17:27,747 今度はわたしが 切り捨てられちゃったよ。 228 00:17:29,749 --> 00:17:35,755 紅子は凛子として 生きる決意をしたんだね。 229 00:17:37,757 --> 00:17:40,693 至らない親だけど→ 230 00:17:40,760 --> 00:17:45,698 わたしは紅子の人生を しょってきたつもりだよ。 231 00:17:45,765 --> 00:17:48,701 だけど久我山さん。 232 00:17:48,768 --> 00:17:53,706 あんたは凛子お嬢さまと 紅子と→ 233 00:17:53,773 --> 00:17:56,776 2人の人生を しょってきたのよね。 234 00:18:02,782 --> 00:18:06,719 (麗華)あなたはもう 真彦さんに会わないと言った。→ 235 00:18:06,786 --> 00:18:09,722 会って何をしてたの? 何を話したの? 236 00:18:09,789 --> 00:18:13,726 (紅子)アタイは藤堂を選んだ。 237 00:18:13,793 --> 00:18:16,729 真彦のことは麗華に任せる。 238 00:18:16,796 --> 00:18:20,733 あんたが幸せにしてやって。 239 00:18:24,737 --> 00:18:27,674 (真彦)はいコンペイトー。 (藍子)ありがとう。 240 00:18:27,740 --> 00:18:30,677 (真彦)藍子ちゃんだいぶ 良くなったみたいだね。よかった。 241 00:18:30,743 --> 00:18:32,679 (藍子)うん。 (和子)久我山さん。→ 242 00:18:32,745 --> 00:18:36,683 紅子との結婚式は いつなんですか? 243 00:18:36,749 --> 00:18:40,687 (真彦)紅子とは 結婚しないことになりました。 244 00:18:40,753 --> 00:18:46,693 どうして?あなた紅子のこと 愛してくれてるんでしょ? 245 00:18:46,759 --> 00:18:52,699 (真彦)愛してます。 ですが一緒にはなれないんです。 246 00:18:52,765 --> 00:18:55,702 (藍子)お姉ちゃんと 結婚しないの? 247 00:18:55,768 --> 00:18:59,706 (真彦)ああ…うん。 >>どうして? 248 00:18:59,772 --> 00:19:03,710 (真彦)色々あってね できなくなっちゃったんだ。 249 00:19:03,776 --> 00:19:06,713 じゃあ藍子が お嫁さんになってあげる。 250 00:19:06,779 --> 00:19:11,718 (真彦)あっ…。 ありがとう藍子ちゃん。 251 00:19:11,784 --> 00:19:16,723 (藤堂)真彦と兄と妹で愛し合い それで俺と結婚ね。 252 00:19:16,789 --> 00:19:21,661 全てお前の思いどおりか。 それはしゃくに障るな。 253 00:19:21,728 --> 00:19:25,665 (紅子)別に結婚相手は お前じゃなくてもいいんだぞ。 254 00:19:25,732 --> 00:19:27,667 嫌ならほかの人間に頼む。 255 00:19:27,734 --> 00:19:32,672 (藤堂)ほかの人間か。真彦じゃなければ 誰でも一緒ということか。 256 00:19:32,739 --> 00:19:37,677 (紅子)真彦のことはもう忘れた。 関係ない。 257 00:19:37,744 --> 00:19:40,680 (藤堂)なら条件がある。 258 00:19:40,747 --> 00:19:43,683 結婚の届けを提出する以上 俺たちは夫婦だ。 259 00:19:43,750 --> 00:19:46,686 夫婦ならば 愛し合わないといけない。 260 00:19:46,753 --> 00:19:48,688 その覚悟はあるのか。 261 00:19:48,755 --> 00:19:51,691 (紅子)子づくりのことだろ。 フッ。別に構わないよ。 262 00:19:51,758 --> 00:19:53,693 何なら今からするか? 263 00:19:53,760 --> 00:19:56,696 (藤堂)俺は心のない人形を 抱くつもりはない。 264 00:19:56,763 --> 00:19:58,698 俺を愛せるのか? 265 00:19:58,765 --> 00:20:01,701 (紅子)フッ。 まさか藤堂の口から→ 266 00:20:01,768 --> 00:20:04,704 愛なんて言葉が出るとは 思わなかったよ。 267 00:20:04,771 --> 00:20:06,706 (藤堂)自分でも意外だが→ 268 00:20:06,773 --> 00:20:08,708 欲しいものは何でも 手に入れなきゃ→ 269 00:20:08,775 --> 00:20:11,778 気が済まないたちでね。 270 00:20:19,719 --> 00:20:22,655 (紅子)愛させてみろよ。 271 00:20:22,722 --> 00:20:26,726 骨の髄まで あんたのものにしてくれ。 272 00:20:32,732 --> 00:20:34,667 (真彦)麗華さん。 273 00:20:34,734 --> 00:20:37,670 凛子のお墓に行ってたの? 274 00:20:37,737 --> 00:20:39,672 (真彦)ああ。 275 00:20:39,739 --> 00:20:43,676 真彦さん 元気そうで安心したわ。 276 00:20:43,743 --> 00:20:47,747 (紅子)凛子の死は皆さま全てに 忘れていただきます。 277 00:20:49,749 --> 00:20:55,688 私が清瀬凛子。 凛子はここにいます。 278 00:20:55,755 --> 00:21:02,762 4日後親類縁者を呼び 藤堂との結婚式を執り行います。 279 00:21:08,768 --> 00:21:13,706 (麗華)紅子ね藤堂さんと 結婚することになったわ。 280 00:21:13,773 --> 00:21:15,708 (真彦)そう。 281 00:21:15,775 --> 00:21:18,645 藤堂と結婚するのか。 282 00:21:18,711 --> 00:21:21,648 婚約パーティーでは 紅子を傷つけてしまったから→ 283 00:21:21,714 --> 00:21:24,651 幸せになってもらいたいんだが。 284 00:21:24,717 --> 00:21:28,655 わたし 紅子と約束したの。 285 00:21:28,721 --> 00:21:35,662 あなたから凛子を追い出すのは わたしの役目。 286 00:21:35,728 --> 00:21:40,667 (ミツ)結婚式は4日後だ。 さあ忙しくなるよ。 287 00:21:40,733 --> 00:21:44,737 (杏子)そうですわね。 (ミツ)ハハハ。 288 00:21:49,742 --> 00:21:53,680 (紅子)《凛子として 幸せをつかんでみせる》 289 00:21:53,746 --> 00:21:57,750 《凛子がつかめなかった 幸せを》