1 00:00:03,637 --> 00:00:05,573 (紅子) もう 真彦を 縛らないでやってくれよ。→ 2 00:00:05,639 --> 00:00:07,575 もう 真彦を 解放してあげようよ。 3 00:00:07,641 --> 00:00:10,578 (紅子) アタイは これから 姉さんとして生きてく。→ 4 00:00:10,644 --> 00:00:15,649 姉さんの分まで 幸せになる。 5 00:00:15,649 --> 00:00:43,677 ♪~ 6 00:00:43,677 --> 00:00:47,681 (真彦) どうした? 何か あったのか。 7 00:00:47,681 --> 00:00:56,690 ♪~ 8 00:00:56,690 --> 00:01:03,564 (紅子) どっかに… 行くんだ。 9 00:01:03,631 --> 00:01:08,636 (真彦) ああ。 武蔵野は 出ていく。 10 00:01:08,636 --> 00:01:17,645 ♪~ 11 00:01:19,647 --> 00:01:23,584 (紅子) お気を付けて。 お元気で。 12 00:01:23,651 --> 00:01:25,586 (真彦) 紅子? 13 00:01:25,653 --> 00:01:30,658 (紅子) くれぐれも お体は 大切にね。 14 00:01:44,672 --> 00:01:55,683 ♪~ 15 00:01:55,683 --> 00:02:01,689 {\an8}(紅子) ここも もう 出ていっちゃったんだな。 16 00:02:01,689 --> 00:02:16,637 ♪~ 17 00:02:16,637 --> 00:02:23,577 {\an8}(真彦) 凛子。 紅子と 何を話してたんだ? 18 00:02:23,644 --> 00:02:27,581 {\an8}あいつ 何か変だったよな。 19 00:02:27,648 --> 00:02:29,583 {\an8}\(足音) 20 00:02:29,650 --> 00:02:31,585 {\an8}(真彦) あ… だんなさま。 21 00:02:31,652 --> 00:02:34,588 {\an8}(孝太郎) 真彦 来てたのか。 22 00:02:34,655 --> 00:02:36,590 {\an8}(真彦) お一人ですか? 23 00:02:36,657 --> 00:02:41,595 {\an8}ああ。 一人で ここにやった 紅子が心配でね。 24 00:02:41,662 --> 00:02:45,599 追い掛けてきてしまったよ。 25 00:02:45,666 --> 00:02:49,603 紅子とは 会ったのか? 26 00:02:49,670 --> 00:02:55,609 (真彦) ええ。 ここに来たら いましたが ですが すぐに帰られました。 27 00:02:55,676 --> 00:02:57,611 そうか…。 28 00:02:57,678 --> 00:03:00,614 (真彦) 紅子に 何か あったんですか? 29 00:03:00,681 --> 00:03:05,619 いや 何か あったというわけでは ないんだけどねえ。 30 00:03:09,390 --> 00:03:11,325 (千鶴) それじゃ よろしく お願いしますね。 31 00:03:11,392 --> 00:03:13,327 (孝太郎) ああ すまないね。 32 00:03:13,394 --> 00:03:17,331 真彦。 いったい お前たちに 何が あったんだい。 33 00:03:17,398 --> 00:03:21,335 あんなに 愛し合っていたのに。 34 00:03:21,402 --> 00:03:26,340 わたしはね 今の紅子を 見ていられなくてねえ。 35 00:03:26,407 --> 00:03:29,343 (真彦) やはり 何か あったんですね? >> いや そうじゃない。 36 00:03:29,410 --> 00:03:31,345 そうではないんだが→ 37 00:03:31,412 --> 00:03:34,348 あの子は 凛子として 生きようとしている。 38 00:03:34,415 --> 00:03:37,351 あの子は 紅子なのにな。 39 00:03:37,418 --> 00:03:42,356 杏子は あの子のことを 凛子 凛子と呼んでいる。 40 00:03:42,423 --> 00:03:47,294 あの子も 凛子に なりきって 応えてる。 41 00:03:47,361 --> 00:03:51,298 前に 杏子の様子が おかしくなったことが あったろ。 42 00:03:51,365 --> 00:03:53,300 あの子は また 杏子が→ 43 00:03:53,367 --> 00:03:56,303 ああなってしまうのではないかと 心配して→ 44 00:03:56,370 --> 00:03:59,373 それで 凛子を 演じてるんだと思うんだ。 45 00:04:04,378 --> 00:04:09,316 支えてあげようとしても あの子の心には 入れない。 46 00:04:09,383 --> 00:04:12,319 このままでは 杏子が 壊れてしまう前に→ 47 00:04:12,386 --> 00:04:15,322 紅子が 壊れてしまうんではないかと→ 48 00:04:15,389 --> 00:04:17,391 心配でねえ。 49 00:04:19,393 --> 00:04:21,328 (紅子) お色直し用のドレスよ。 50 00:04:21,395 --> 00:04:25,332 どう? お母さまが 選んでくださったの。 51 00:04:25,399 --> 00:04:27,334 (藤堂) いいね。→ 52 00:04:27,401 --> 00:04:30,337 凛子とは 思い残すことなく 話してきたのか? 53 00:04:30,404 --> 00:04:35,342 (紅子) ええ。 お墓で 真彦兄さまに 会ったわ。 54 00:04:35,409 --> 00:04:38,345 武蔵野の別邸を 出たみたい。 55 00:04:38,412 --> 00:04:40,347 麗華にも 知らせてあげなくちゃね。 56 00:04:40,414 --> 00:04:43,417 (藤堂) そうだな。 57 00:04:43,417 --> 00:04:57,364 ♪~ 58 00:04:57,364 --> 00:05:00,300 (孝太郎)《このままでは 杏子が 壊れる前に→ 59 00:05:00,367 --> 00:05:04,305 紅子が 壊れてしまうんではないかと→ 60 00:05:04,371 --> 00:05:06,373 心配でねえ》 61 00:05:06,373 --> 00:05:37,404 ♪~ 62 00:05:37,404 --> 00:05:42,342 (ミツ) それでは 西洋の風習に従いまして→ 63 00:05:42,409 --> 00:05:46,413 指輪の交換を 行いたいと思います。 64 00:05:46,413 --> 00:05:57,357 ♪~ 65 00:06:16,377 --> 00:06:24,318 (ミツ) これで 清瀬 凛子は 藤堂 賢吾と 夫婦となりました。→ 66 00:06:24,384 --> 00:06:30,390 皆さま どうぞ 今後とも よろしく お願いいたします。 67 00:06:37,397 --> 00:06:39,399 (麗華) 真彦さん! 68 00:06:39,399 --> 00:06:55,349 ♪~ 69 00:06:55,349 --> 00:06:59,286 (真彦) 清瀬 凛子さま。 藤堂 賢吾殿。 70 00:06:59,353 --> 00:07:04,358 このたびは ご結婚 おめでとうございます。 71 00:07:07,361 --> 00:07:12,366 (真彦) 一言 お祝いを申し上げたく 参りました。 72 00:07:17,371 --> 00:07:23,377 (ミツ) さあさあ 皆さん。 どうぞ 宴を お楽しみください。 73 00:07:23,377 --> 00:07:34,388 ♪~ 74 00:07:34,388 --> 00:07:36,390 \(ノック) 75 00:07:46,400 --> 00:07:49,336 (紅子) なぜ 戻ってきたんですか? 76 00:07:51,338 --> 00:07:56,276 (真彦) 俺を ここに いさせてくれ。 ほかに行く場所は なかった。 77 00:07:56,343 --> 00:08:00,280 (紅子) ここには あなたの居場所は ありません。 78 00:08:00,347 --> 00:08:02,282 (真彦) 頼む。 ここに いさせてくれ。 79 00:08:02,349 --> 00:08:04,284 (紅子) それは できません。 80 00:08:04,351 --> 00:08:08,355 (真彦) いさせてくれると言うまでは 俺は ここを動かない。 81 00:08:13,360 --> 00:08:19,299 (紅子) ならば 麗華と結婚しなさい。 82 00:08:19,366 --> 00:08:21,301 あなたは 凛子への思いを 断ち切るために→ 83 00:08:21,368 --> 00:08:25,305 ここを出ていきました。 本当に 断ち切ったのなら→ 84 00:08:25,372 --> 00:08:28,308 それを 証明するために 麗華と結婚しなさい。 85 00:08:28,375 --> 00:08:30,310 それぐらい できないのであれば→ 86 00:08:30,377 --> 00:08:34,381 この家に戻ることは 断じて 許しません。 87 00:08:36,383 --> 00:08:38,385 (真彦) 分かった。 88 00:08:47,361 --> 00:08:52,366 (客たち) おお! (どよめき) 89 00:08:52,366 --> 00:08:59,373 ♪~ 90 00:08:59,373 --> 00:09:01,375 (紅子) あっ。 91 00:09:05,379 --> 00:09:07,314 (藤堂) 大丈夫か? 92 00:09:07,381 --> 00:09:11,385 (紅子) ええ 大丈夫よ。 ありがとう。 93 00:09:13,387 --> 00:09:15,389 行きましょ あなた。 94 00:09:19,393 --> 00:09:22,396 (ミツ) 真彦 来なさい。 95 00:09:26,400 --> 00:09:29,336 (ミツ) どういうつもりだい。 何で 戻ってきたんだい? 96 00:09:29,403 --> 00:09:33,340 (真彦) わたしの役目は お嬢さまを お守りすること。 97 00:09:33,407 --> 00:09:35,342 ですから 戻ってまいりました。 98 00:09:35,409 --> 00:09:38,345 (杏子) あなたが いることで 守れなくなるのです。 99 00:09:38,412 --> 00:09:41,348 (真彦) ご安心いただくために わたしは 麗華さんと→ 100 00:09:41,415 --> 00:09:44,351 結婚させていただきます。 (孝太郎・杏子) えっ? 101 00:09:44,418 --> 00:09:47,287 (真彦) その上で お願いいたします。 102 00:09:47,354 --> 00:09:50,290 わたしを この家に 置いてください。 103 00:09:50,357 --> 00:09:56,296 あくまで お守りする役として わたしを ここに置いてください。 104 00:09:56,363 --> 00:09:59,299 (杏子) あなたを ここに 置くわけにはいきません。 105 00:09:59,366 --> 00:10:02,302 そういうことなら 別に いいんじゃないかい? 106 00:10:02,369 --> 00:10:04,304 わたしも いいんじゃないかと思うけどね。 107 00:10:04,371 --> 00:10:08,308 気心の知れた 真彦が戻ってきて そばにいてくれれば→ 108 00:10:08,375 --> 00:10:10,310 紅子の心も 救われるかもしれない。 109 00:10:10,377 --> 00:10:13,313 紅子の心が救われるって どういうことですの? 110 00:10:13,380 --> 00:10:17,317 (孝太郎) ああ… いやいや。 とにかく 麗華さんと→ 111 00:10:17,384 --> 00:10:19,319 結婚するって言ってるんだから いいじゃないか。 112 00:10:19,386 --> 00:10:23,323 まあ 麗華さんと 本当に結婚するのであれば→ 113 00:10:23,390 --> 00:10:25,325 私も 反対は しませんけど。 114 00:10:25,392 --> 00:10:27,327 (ミツ) じゃあ 早速→ 115 00:10:27,394 --> 00:10:29,329 麗華を呼ぼうかねえ。 (孝太郎) ああ。 116 00:10:29,396 --> 00:10:31,331 (真彦) それは…。 (杏子) 結婚しないの? 117 00:10:31,398 --> 00:10:35,335 (真彦) いえ いたします。 ですが けじめですので→ 118 00:10:35,402 --> 00:10:38,338 自分の口から 伝えたいと思います。 119 00:10:38,405 --> 00:10:41,341 真彦さんが 式に来るなんて どういうことなの? 120 00:10:41,408 --> 00:10:47,280 (紅子) 真彦兄さまは このままでは 武蔵野を出ていってしまうわ。 121 00:10:47,347 --> 00:10:50,283 いえ もしかしたら 凛子姉さんの後を追って…。 122 00:10:50,350 --> 00:10:52,285 えっ!? 123 00:10:52,352 --> 00:10:57,290 (紅子) 私に言ったのよ。 もう 思い残すことはないって。 124 00:10:57,357 --> 00:11:01,294 あの人は 生きる意味を なくしてしまったのかも。 125 00:11:01,361 --> 00:11:03,296 そんな…。 126 00:11:03,363 --> 00:11:06,299 (紅子) できることなら 私が そばにいてあげたい。 127 00:11:06,366 --> 00:11:10,303 でも 私は もう 独り身ではなくなりました。 128 00:11:10,370 --> 00:11:14,374 藤堂と 歩んでいかねばならないの。 129 00:11:17,377 --> 00:11:22,315 (太一) 真彦も 非常識だよな。 結婚式に現れるなんて。 130 00:11:22,382 --> 00:11:25,318 もともと 真彦が 婚約パーティーで→ 131 00:11:25,385 --> 00:11:28,321 紅子と結婚しないって ぶち壊して 出てったんだぜ。 132 00:11:28,388 --> 00:11:31,324 それを 来れる立場じゃないだろう。 133 00:11:31,391 --> 00:11:34,327 真彦さんも 色々と つらいのよ。 134 00:11:34,394 --> 00:11:39,332 つらいって 何だよ。 僕の方が よっぽど つらいよ。 135 00:11:39,399 --> 00:11:41,334 ごめんね 太一。 136 00:11:41,401 --> 00:11:45,338 別に 謝られるようなことでは ないけどさ。 137 00:11:45,405 --> 00:11:49,276 (真彦) 麗華さん。 ちょっと いいかな。 話があるんだ。 138 00:11:49,342 --> 00:11:52,279 ええ。 139 00:11:52,345 --> 00:11:54,347 (太一) 何だよ あいつ。 140 00:11:58,351 --> 00:12:01,354 (真彦) 麗華さん 話っていうのは…。 141 00:12:04,357 --> 00:12:08,295 真彦さん わたしと結婚してください。 142 00:12:08,361 --> 00:12:13,300 わたしと一緒に どこか 別の所で 生きていきませんか? 143 00:12:13,366 --> 00:12:16,303 最初は 愛してくれなくても いいんです。 144 00:12:16,369 --> 00:12:20,307 それでも 真彦さんの 支えになれるのなら。 145 00:12:20,373 --> 00:12:22,309 (真彦) ありがとう。 146 00:12:22,375 --> 00:12:24,311 じゃあ! 147 00:12:24,377 --> 00:12:27,314 (真彦) こんな俺だけど よろしく頼む。 148 00:12:27,380 --> 00:12:29,316 真彦さん! 149 00:12:29,382 --> 00:12:34,321 (真彦) あ… だが ひとつ お願いがあるんだ。 150 00:12:34,387 --> 00:12:37,324 何ですか? 151 00:12:37,390 --> 00:12:40,327 (真彦) 暮らすのは この家でも いいかな? 152 00:12:40,393 --> 00:12:42,329 この家で? 153 00:12:42,395 --> 00:12:45,332 (真彦) わたしの役目は 清瀬家を お守りすること。 154 00:12:45,398 --> 00:12:48,268 だから この家で 暮らさなければいけない。 155 00:12:48,335 --> 00:12:50,270 それでも いいなら。 156 00:12:50,337 --> 00:12:55,275 いいわ。 わたし この家で あなたと暮らします。 157 00:12:55,342 --> 00:12:59,346 (真彦) ありがとう 麗華さん。 158 00:13:04,351 --> 00:13:06,286 \(ノック) 159 00:13:06,353 --> 00:13:10,290 紅子。 真彦さん 結婚を受け入れてくれたわ。 160 00:13:10,357 --> 00:13:13,293 (紅子) ああ そう。 よかったわね。 161 00:13:13,360 --> 00:13:16,296 >> それで お願いがあるの。 (紅子) なあに? 162 00:13:16,363 --> 00:13:21,301 この家で 真彦さんと一緒に 暮らさせてほしいの。 163 00:13:21,368 --> 00:13:23,303 この家が 真彦さんにとって→ 164 00:13:23,370 --> 00:13:26,373 一番 自分らしく いられる所だと思うから。 165 00:13:28,375 --> 00:13:32,312 (紅子) そんなこと 全然 構わないわ。 166 00:13:32,379 --> 00:13:34,381 ありがとう! 167 00:13:44,391 --> 00:13:48,261 (紅子) 皆さま ご静粛に。 168 00:13:48,328 --> 00:13:53,266 本日は もう一つ うれしい報告が あります。 169 00:13:53,333 --> 00:13:57,270 私の 無二の親友である 羽賀 麗華さんと→ 170 00:13:57,337 --> 00:14:02,275 こちらの 久我山 真彦さんが 婚約をいたしました。 171 00:14:02,342 --> 00:14:05,278 (拍手・歓声) 172 00:14:05,345 --> 00:14:08,281 (紅子) 真彦兄さまは ずっと この家で 暮らしてきましたし→ 173 00:14:08,348 --> 00:14:10,283 これからも この家にいて→ 174 00:14:10,350 --> 00:14:13,286 清瀬のために 尽くしてくれると言っています。 175 00:14:13,353 --> 00:14:19,292 私と夫。 それから 麗華さんと真彦兄さま。 176 00:14:19,359 --> 00:14:24,297 2組の夫婦を これからも よろしく お願いいたします。 177 00:14:24,364 --> 00:14:29,369 (拍手) 178 00:14:33,373 --> 00:14:36,309 (杏子) 同居を許すなんて いったい 何を考えてるの? 179 00:14:36,376 --> 00:14:41,314 (紅子) 真彦兄さまは ずっと 私を 守ってきてくださいました。 180 00:14:41,381 --> 00:14:45,318 兄さまにも この家で 幸せになる権利は あります。 181 00:14:45,385 --> 00:14:48,255 追い出したりしたら それこそ 清瀬の名に 傷が付きますわ。 182 00:14:48,321 --> 00:14:50,257 でも…。 (孝太郎) まあ いいじゃないか。 183 00:14:50,323 --> 00:14:52,259 よくありません。 184 00:14:52,325 --> 00:14:55,262 杏子。 お前も 麗華と結婚するならと→ 185 00:14:55,328 --> 00:14:58,265 真彦を この家に置くことを 許したじゃないか。 186 00:14:58,331 --> 00:15:02,269 あれは あくまで 通いだと思っていたからです。 187 00:15:02,335 --> 00:15:05,272 それを この家で暮らすなんて。 同居するだなんて。 188 00:15:05,338 --> 00:15:07,274 (紅子) 安心して お母さま。 189 00:15:07,340 --> 00:15:12,279 私は 早く 藤堂と子供をつくって 幸せになるから。 190 00:15:12,345 --> 00:15:15,282 兄さまとは 今後 何も かかわらないわ。 191 00:15:15,348 --> 00:15:18,285 >> 紅子。 (紅子) 私は 凛子です! 192 00:15:18,351 --> 00:15:21,354 お母さままで 間違わないでください。 193 00:15:24,357 --> 00:15:27,294 (太一) どうして 麗華さんなんかと 結婚するんだよ! 194 00:15:27,360 --> 00:15:29,296 お前は 紅子のことが 好きなんだろ。 195 00:15:29,362 --> 00:15:31,298 (真彦) 俺は 麗華さんを愛する。 196 00:15:31,364 --> 00:15:33,300 泣かせるようなことは 絶対しない。 197 00:15:33,366 --> 00:15:38,371 \(紅子) 太一。 麗華を 困らせないであげて。 198 00:15:40,373 --> 00:15:44,311 麗華は あなたのことも 本気になって考えてくれたわ。 199 00:15:44,377 --> 00:15:47,247 でも それとこれとは 別よ。 200 00:15:47,314 --> 00:15:50,250 あなたが いつまでも わがままを言っていたら→ 201 00:15:50,317 --> 00:15:52,319 麗華が 苦しむわ。 202 00:16:00,327 --> 00:16:02,262 (ドアの閉まる音) 203 00:16:02,329 --> 00:16:05,332 (紅子) きっと 太一も 分かってくれるわ。 204 00:16:08,335 --> 00:16:13,273 (紅子) この家にいる上で 2人に 守ってもらいたいことがあるの。 205 00:16:13,340 --> 00:16:18,278 私のことは 凛子として扱って。 206 00:16:18,345 --> 00:16:23,283 凛子が 生きていたときと まったく同じように扱って。 207 00:16:23,350 --> 00:16:29,356 私は 凛子なの。 清瀬 凛子として生きるの。 208 00:16:29,356 --> 00:16:36,363 ♪~ 209 00:16:40,700 --> 00:16:42,635 (藤堂) そうまでして 真彦と一緒に いたいか。 210 00:16:42,702 --> 00:16:47,640 それとも 死んだ凛子への挑戦か? 211 00:16:47,707 --> 00:16:50,643 自分が 別の男と 結婚したとしても→ 212 00:16:50,710 --> 00:16:53,646 愛する真彦は そばに 居続ける。 213 00:16:53,713 --> 00:16:57,650 それに耐えられなくて 凛子は 自殺した。 214 00:16:57,717 --> 00:17:03,656 だが お前は 生きぬいてみせるか? 215 00:17:03,723 --> 00:17:07,660 やはり お前は 蝶ではなく 蛾だな。 216 00:17:07,727 --> 00:17:12,665 蝶は 優雅に空を飛ぶが 蛾は 闇の中で光を探し ぶつかる。 217 00:17:12,732 --> 00:17:15,668 何度も そこに向かっては また ぶつかる。 218 00:17:15,735 --> 00:17:18,671 その光とは 真彦だ。 219 00:17:18,738 --> 00:17:22,675 それほどまでに お前は 真彦を欲している。 220 00:17:22,742 --> 00:17:26,746 兄と妹と知りながらも 欲している。 221 00:17:33,753 --> 00:17:39,692 (紅子) 私は 蛾ではありません。 蝶です。 222 00:17:39,759 --> 00:17:44,764 優雅に飛び 誰からも うらやましがられる 蝶。 223 00:17:47,767 --> 00:17:51,771 (紅子) あなたも 私が 欲しいんでしょう? 224 00:17:53,773 --> 00:17:57,777 (藤堂) 悪いが 今夜は その気にはなれない。 225 00:18:01,781 --> 00:18:06,719 (真彦) あっ。 麗華さんが ベッド使って。 >> うん。 226 00:18:06,786 --> 00:18:08,721 (真彦) しばらく この部屋 使ってなかったから→ 227 00:18:08,788 --> 00:18:10,723 やっぱり ちょっと ほこりっぽいけど→ 228 00:18:10,790 --> 00:18:15,728 今晩は 我慢してもらえるかな。 あしたは ちゃんと掃除するから。 229 00:18:15,795 --> 00:18:18,665 わたしも 手伝うわ。 2人で使う部屋だもの。 230 00:18:18,731 --> 00:18:21,668 居心地よく しなくちゃね。 (真彦) うん。 231 00:18:21,734 --> 00:18:24,671 (羽賀) 麗華が とんでもないことを しでかして 申し訳ない! 232 00:18:24,737 --> 00:18:28,675 (千鶴) 羽賀さんも 2人の婚約を お許しになったんでしょ? 233 00:18:28,741 --> 00:18:30,677 (羽賀) それは まあ…。 234 00:18:30,743 --> 00:18:33,680 (千鶴) 真彦さんは 子爵家 久我山家の次男。→ 235 00:18:33,746 --> 00:18:35,682 羽賀さんにとって 縁せきになれるのであれば→ 236 00:18:35,748 --> 00:18:37,684 清瀬家であろうが 久我山家であろうが→ 237 00:18:37,750 --> 00:18:40,687 構わないんですよねえ。 238 00:18:40,753 --> 00:18:44,691 (羽賀) ホントに 申し訳ない。 太一君 すまなかったな。 239 00:18:44,757 --> 00:18:46,693 (テーブルをたたく音) 240 00:18:46,759 --> 00:18:50,697 じゃあ わたしは これで。 241 00:18:50,763 --> 00:18:53,700 こうなったら…。 242 00:18:53,766 --> 00:18:56,703 (孝太郎) 藤堂を連れて あいさつ回り 行ってくるよ。 243 00:18:56,769 --> 00:19:00,773 (紅子) ええ。 いってらっしゃい あなた。 244 00:19:12,785 --> 00:19:19,659 (紅子) 忘れろと言ったはずよ。 これは 私が預かっておきます。 245 00:19:19,726 --> 00:19:22,662 それから 私たちが 兄と妹であると→ 246 00:19:22,729 --> 00:19:26,666 あなたが知っていることを お母さまは 知りません。 247 00:19:26,733 --> 00:19:29,669 凛子が 自殺だということは→ 248 00:19:29,736 --> 00:19:33,673 決して お母さまには 知られてはいけない。 249 00:19:33,740 --> 00:19:36,743 そのことは 覚えておいて。 250 00:19:45,752 --> 00:19:52,759 (紅子) 真彦兄さま。 後で 私の部屋に来てください。 251 00:19:54,761 --> 00:20:09,776 ♪~ 252 00:20:09,776 --> 00:20:12,712 (紅子) 私は 凛子よ。 253 00:20:12,779 --> 00:20:18,718 真彦兄さま。 昔みたいに ふいてちょうだい。 254 00:20:18,718 --> 00:21:16,776 ♪~ 255 00:21:16,776 --> 00:21:20,713 (真彦) もう やめにしないか? 256 00:21:22,715 --> 00:21:27,654 凛子のふりをするのは やめにしないか? 257 00:21:27,720 --> 00:21:31,658 俺が ここに戻ってきたのは お前を守るためだ。 258 00:21:31,724 --> 00:21:34,661 紅子の心を 守るためだ。 259 00:21:34,727 --> 00:21:37,664 もう 凛子のふりなんか しなくていい。 260 00:21:37,730 --> 00:21:41,668 お前は お前で 幸せになればいいんだ。 261 00:21:41,734 --> 00:21:49,676 (紅子) 私が… 私が凛子をやめたら お母さまは 壊れてしまう。 262 00:21:49,742 --> 00:21:54,681 (真彦) 奥さまが 壊れてしまう前に お前が 壊れてしまう! 263 00:21:54,747 --> 00:21:56,749 \(ドアの開く音)