1 00:00:06,941 --> 00:00:08,876 {\an8}(真彦) 俺を ここに いさせてくれ。 頼む。 2 00:00:08,943 --> 00:00:11,879 {\an8}(紅子) 麗華と結婚しなさい。 それぐらい できないのであれば→ 3 00:00:11,946 --> 00:00:14,882 {\an8}この家に戻ることは 断じて 許しません。 4 00:00:14,949 --> 00:00:18,953 {\an8}(紅子) 真彦兄さま。 昔みたいに ふいてちょうだい。 5 00:00:18,953 --> 00:00:33,968 ♪~ 6 00:00:33,968 --> 00:00:37,972 {\an8}(麗華) 真彦さん。 わたしが。 7 00:00:44,979 --> 00:00:49,984 {\an8}(麗華) これからは わたしが ふいてあげるわ。 8 00:00:51,986 --> 00:00:55,923 {\an8}(紅子) そうね。 その方が いいかもね。 9 00:00:55,990 --> 00:01:00,995 {\an8}真彦兄さまは もう 麗華の婚約者なんだものね。 10 00:01:05,933 --> 00:01:07,868 (ドアの閉まる音) 11 00:01:07,935 --> 00:01:09,870 (麗華) この やけど→ 12 00:01:09,937 --> 00:01:13,874 あなたと 真彦さんを 結び付けてるのね。 13 00:01:13,941 --> 00:01:16,877 (紅子) この やけどが→ 14 00:01:16,944 --> 00:01:20,948 凛子と 真彦をも 結び付けているのよ。 15 00:01:25,953 --> 00:01:27,888 (麗華) 紅子の やけどのあとを見て→ 16 00:01:27,955 --> 00:01:33,894 あなたと紅子の つながりの強さを 痛感したわ。→ 17 00:01:33,961 --> 00:01:38,966 そして 紅子の悲しみも 紅子の あなたへの思いも。 18 00:01:44,972 --> 00:01:49,910 わたしにも あなたの証しが欲しい。→ 19 00:01:49,977 --> 00:01:52,980 抱いてください。 20 00:01:52,980 --> 00:02:10,931 ♪~ 21 00:02:10,931 --> 00:02:12,933 (紅子) これでいい。 22 00:02:23,944 --> 00:02:25,880 (紅子) 蛾なら 蛾なりに→ 23 00:02:25,946 --> 00:02:30,885 あんたという光を つかみに行きたい。 24 00:02:30,951 --> 00:02:36,891 あんたの光で アタイを 導いてくれ。 25 00:02:36,957 --> 00:02:41,962 あんたの光から 離れられないようにしてくれ。 26 00:02:43,964 --> 00:02:47,902 アタイは 凛子じゃない。 27 00:02:47,968 --> 00:02:49,970 紅子だ。 28 00:03:00,981 --> 00:03:04,852 (藤堂) この やけどは あいつとの絆じゃない。→ 29 00:03:04,919 --> 00:03:07,855 俺が付けた。 俺の印だ。 30 00:03:07,922 --> 00:03:12,860 (紅子) あんたの印を もっと アタイに 刻み付けてくれ。 31 00:03:12,927 --> 00:03:15,930 アタイの中に 残してくれ。 32 00:03:15,930 --> 00:03:27,942 ♪~ 33 00:03:27,942 --> 00:03:29,944 (紅子) もっとだ。 34 00:03:31,946 --> 00:03:37,952 アタイが 光を間違えないように あんたの光の とりこにしてくれ。 35 00:03:54,602 --> 00:04:00,541 (藤堂) 俺の前では 紅子でいい。 いや 紅子でいてくれ。 36 00:04:00,608 --> 00:04:04,545 これからは お前の自由に生きろ。 37 00:04:04,612 --> 00:04:08,549 (紅子) そんなこと言うと アタイは 止まんないぞ。 38 00:04:08,616 --> 00:04:12,553 何するか 分かんないぞ。 (藤堂) 何でも すればいい。 39 00:04:12,620 --> 00:04:16,624 これからは お前の自由に生きればいい。 40 00:04:19,627 --> 00:04:23,631 (紅子) じゃあ もう一度 アタイを抱いてくれ。 41 00:04:29,637 --> 00:04:35,576 (麗華) あなたの心に 紅子がいても 凛子がいてもいい。 42 00:04:35,643 --> 00:04:38,646 わたしが 幸せにしてあげます。 43 00:04:58,599 --> 00:05:03,537 (紅子) 皆さん 今日から 好き勝手 生きるから よろしく。 44 00:05:03,604 --> 00:05:06,540 まず 手始めに 働いてみっかな。 45 00:05:06,607 --> 00:05:09,543 (杏子) 働く? 子爵の令嬢が? 46 00:05:09,610 --> 00:05:12,546 (藤堂) いいじゃないですか お母さま。 紅子の好きにさせてあげましょう。 47 00:05:12,613 --> 00:05:17,551 (ミツ) ハハッ。 ゆうべは 上々だったようじゃのう。→ 48 00:05:17,618 --> 00:05:21,555 ひ孫の顔が見れるのも 近いのう。 (孝太郎の せき) 49 00:05:21,622 --> 00:05:23,557 (ミツ) 真彦と 麗華は どうだったんだい? 50 00:05:23,624 --> 00:05:26,560 (麗華) えっ? わたしたちは… ねえ? 51 00:05:26,627 --> 00:05:28,562 (真彦) ああ。 (太一) おばあさま。→ 52 00:05:28,629 --> 00:05:33,567 2人とも 困ってるじゃない。 そんなことを聞くのは やぼだよ。 53 00:05:33,634 --> 00:05:36,570 (ミツ) おやおや。 太一も 大人になったようじゃのう。 54 00:05:36,637 --> 00:05:39,573 (太一) 随分だね おばあさま。 もう ずっと前から 大人だよ。 55 00:05:39,640 --> 00:05:41,575 (ミツ) こりゃあ いい。 56 00:05:41,642 --> 00:05:44,578 (ミツと孝太郎の笑い声) 57 00:05:44,645 --> 00:05:46,580 (紅子) こんにちは。 58 00:05:46,647 --> 00:05:49,516 (千鶴) あらまあ 紅子さんじゃない。→ 59 00:05:49,583 --> 00:05:52,519 このたびは ご結婚 おめでとうございます。 60 00:05:52,586 --> 00:05:54,521 (紅子) ありがとう。 (千鶴) で 今日は なあに?→ 61 00:05:54,588 --> 00:05:56,523 豚汁でも 飲みに来てくれたのかしら? 62 00:05:56,590 --> 00:05:58,525 (紅子) アハハ それも いいんだけどさあ→ 63 00:05:58,592 --> 00:06:00,527 アタイに ここ 手伝わせてくんねえかな。 64 00:06:00,594 --> 00:06:02,529 (千鶴) えっ? 65 00:06:02,596 --> 00:06:04,531 (紅子) ここで 働きてえんだよ。 いいだろ? 66 00:06:04,598 --> 00:06:07,534 (千鶴) あ… あなた 紅子さんよね? 67 00:06:07,601 --> 00:06:10,537 (紅子) 決まってんだろ。 アタイは 紅子だよ。 68 00:06:10,604 --> 00:06:13,540 あっ そうか。 千鶴さん アタイの素 見んの初めてだ。 69 00:06:13,607 --> 00:06:16,543 まっ そりゃ 面食らうよな。 悪ぃ 悪ぃ。 70 00:06:16,610 --> 00:06:19,546 でもさ これが アタイだから。 これからは よろしく。 71 00:06:19,613 --> 00:06:21,548 >> ハァ…。 (紅子) おっ 何か 仕込み やってたんだ。 72 00:06:21,615 --> 00:06:23,617 アタイも 手伝うよ。 73 00:06:26,620 --> 00:06:29,556 (藤堂) ゆうべ ここで 紅子を抱いた。 74 00:06:29,623 --> 00:06:34,561 何度も 求められたよ。 朝もな。 75 00:06:34,628 --> 00:06:37,564 そのうち 紅子の心は 俺で いっぱいになる。 76 00:06:37,631 --> 00:06:40,567 俺から 離れられないようになる。 77 00:06:40,634 --> 00:06:43,637 (真彦) それは よかった。 78 00:06:45,639 --> 00:06:50,511 紅子が 紅子らしく いられるなら 俺は それでいい。 79 00:06:50,577 --> 00:06:53,514 お前の光で 包んでやってくれ。 80 00:06:53,580 --> 00:06:55,516 あいつは 蛾だ。 81 00:06:55,582 --> 00:06:59,586 光がなければ 道を見失う。 あいつは 生きられない。 82 00:07:01,588 --> 00:07:06,527 俺も 麗華を抱いたよ。 俺は 麗華を幸せにする。 83 00:07:06,593 --> 00:07:09,596 お前は 紅子を頼む。 84 00:07:14,601 --> 00:07:18,539 (麗華) ゆうべね 真彦さんと 愛し合ったの。 85 00:07:18,605 --> 00:07:22,543 (紅子) そっか。 あいつは 麗華を抱いたのか。 86 00:07:22,609 --> 00:07:27,548 >> わたし 今 幸せよ。 (紅子) アタイも 今 幸せだ。 87 00:07:27,614 --> 00:07:29,550 何か 吹っ切れた顔してる。 88 00:07:29,616 --> 00:07:32,553 (紅子) だろう? もう 人生 楽しもうと思ってさ。 89 00:07:32,619 --> 00:07:35,556 そう思えたのは 藤堂さんの おかげね。 90 00:07:35,622 --> 00:07:37,558 (紅子) そうなんだろうな。 91 00:07:37,624 --> 00:07:40,561 あいつは アタイを自由にさせてくれる。 92 00:07:40,627 --> 00:07:43,564 心も 体もな。 93 00:07:43,630 --> 00:07:46,567 あいつといると 自然体で いられんだよ。 94 00:07:46,633 --> 00:07:49,503 やっぱ あいつと アタイは どっか 似てんのかもな。 95 00:07:49,570 --> 00:07:52,506 そうね。 似てるのかもしれないわね。 96 00:07:52,573 --> 00:07:55,509 野性児と 野心家? 97 00:07:55,576 --> 00:07:58,512 (紅子) まっ 言われてみれば 漢字も似てるよな。 98 00:07:58,579 --> 00:08:01,515 「野性児」の 「野」と 「野心家」の 「野」 99 00:08:01,582 --> 00:08:04,518 おんなじ 「野」だな。 >> そういう意味じゃないでしょ。 100 00:08:04,585 --> 00:08:06,520 (紅子) フフッ そうなんだけどさ。 101 00:08:06,587 --> 00:08:10,524 でも やっぱり あいつと アタイは おんなじだ。 102 00:08:10,591 --> 00:08:12,526 何が? 103 00:08:12,593 --> 00:08:16,530 (紅子) アタイさ 凛子に成り代わる前 いつも思ってたんだよ。 104 00:08:16,597 --> 00:08:19,533 いつか はい上がってやるって。 105 00:08:19,600 --> 00:08:23,537 うち 貧乏だったからさあ こんな家 早く 飛び出して→ 106 00:08:23,604 --> 00:08:28,542 絶対 いつか はい上がってやるって 思ってた。 107 00:08:28,609 --> 00:08:33,547 そしたら 藤堂も 清瀬の家で はい上がろうとしてた。 108 00:08:33,614 --> 00:08:35,549 おんなじだろ? 109 00:08:35,616 --> 00:08:37,551 そうね。 おんなじね。 110 00:08:37,618 --> 00:08:40,554 それに 藤堂さんは 孤児で 苦労してきた分→ 111 00:08:40,621 --> 00:08:42,556 懐が深いところも あるわよね。 112 00:08:42,623 --> 00:08:46,560 (紅子) アタイは あいつの光に照らされて 守られて→ 113 00:08:46,627 --> 00:08:49,496 こうやって 自由に飛び回れる。 114 00:08:49,563 --> 00:08:52,499 アタイ 今 ホントに幸せだ。 115 00:08:52,566 --> 00:08:56,503 だから 麗華も 真彦と 幸せになれよ。 116 00:08:56,570 --> 00:08:59,506 もちろん 幸せになるわ。 紅子以上にね。 117 00:08:59,573 --> 00:09:01,508 (紅子) フフ…。 >> ウフフ。 118 00:09:01,575 --> 00:09:06,513 ハァ もう こうなっちゃ 太一の入る余地は ないわね。 119 00:09:06,580 --> 00:09:12,519 これ むいてもらえる? (紅子) おっ。 この材料は 煮物だな。 120 00:09:12,586 --> 00:09:14,521 (麗華) あら やだ。 紅子 うまいじゃない。 121 00:09:14,588 --> 00:09:16,523 (紅子) だろ? 山田の家に いたころはさ→ 122 00:09:16,590 --> 00:09:18,525 料理は ほとんど アタイが やってたんだよ。 123 00:09:18,592 --> 00:09:20,527 (麗華) へえー。 124 00:09:20,594 --> 00:09:24,531 (千鶴) あら あなたも 紅子さんの様子を 見に来たの? 125 00:09:24,598 --> 00:09:26,533 (孝太郎) やはり ちょっと 気になってな。 126 00:09:26,600 --> 00:09:28,535 (太一) 麗華さんも 見に来てたんだ。 127 00:09:28,602 --> 00:09:31,538 (麗華) ええ。 紅子 すごいのよ。 料理も できるんですって。 128 00:09:31,605 --> 00:09:33,540 ほう。 なかなか やるじゃないか。 129 00:09:33,607 --> 00:09:36,543 (紅子) 今度 アタイの手料理 お父さんにも 食べさせてやるよ。 130 00:09:36,610 --> 00:09:39,546 >> それは 楽しみだな。 (紅子) フフ…。 131 00:09:39,613 --> 00:09:41,548 それじゃあ そろそろ わたしは 帰ります。 132 00:09:41,615 --> 00:09:43,550 あっ 麗華さん 送ってくよ。 133 00:09:43,617 --> 00:09:45,552 (麗華) いいわよ。 来たばかりじゃない。 134 00:09:45,619 --> 00:09:47,554 いいんだ。 (麗華) 千鶴さんだって→ 135 00:09:47,621 --> 00:09:50,557 太一に いてほしいわよ。 (千鶴) わたしは いいわよ。 136 00:09:50,624 --> 00:09:52,559 太一 送ってあげなさい。 (太一) ああ。 137 00:09:52,626 --> 00:09:55,562 ホントに いいの? (太一) ああ。 送らせてよ。→ 138 00:09:55,629 --> 00:09:59,566 もう 麗華さんのことも 困らせたりしないからさ。 139 00:09:59,633 --> 00:10:04,571 今は 真彦と 幸せになってほしいと思ってる。 140 00:10:04,638 --> 00:10:06,573 太一…。 141 00:10:06,640 --> 00:10:08,575 (太一) じゃあ 行こっか。 142 00:10:08,642 --> 00:10:10,577 (麗華) うん。 お邪魔しました。 143 00:10:10,644 --> 00:10:14,581 (千鶴) また いつでも来てね。 (麗華) はい。 144 00:10:14,648 --> 00:10:16,583 (孝太郎) 太一も やっと→ 145 00:10:16,650 --> 00:10:18,585 麗華さんのこと 吹っ切れたみたいだな。 146 00:10:18,652 --> 00:10:21,588 真彦さんと 婚約までしちゃ あの子も吹っ切るしかないでしょ。 147 00:10:21,655 --> 00:10:23,590 (紅子) お父さん。 (孝太郎) うん? 148 00:10:23,657 --> 00:10:25,592 (紅子) 誰か 太一に 合いそうなやつ いないのかよ。 149 00:10:25,659 --> 00:10:27,594 お見合いでも させようぜ。 150 00:10:27,661 --> 00:10:29,596 見合いかあ。 それも いいかもな。 151 00:10:29,663 --> 00:10:32,599 見合いさせるんなら まず わたしに会わせてくださいよ。 152 00:10:32,666 --> 00:10:35,602 嫁になるんですからね。 しっかり 見させていただかないと。 153 00:10:35,669 --> 00:10:39,606 (紅子) うわあ。 まずは 千鶴さんに 気に入らんなきゃいけないのか。 154 00:10:39,673 --> 00:10:42,609 大変だな。 なかなか 結婚できないぞ。 155 00:10:42,676 --> 00:10:44,678 えっ? (孝太郎) ハハハ…。 156 00:10:48,215 --> 00:10:50,150 (麗華) 送ってくれて ありがとう。 (太一) ああ。 157 00:10:50,217 --> 00:10:52,152 (麗華) それから ごめんね。 158 00:10:52,219 --> 00:10:56,156 あんなに 思ってくれたのに 太一の思いに応えられなくて。 159 00:10:56,223 --> 00:11:01,161 それは しかたがないよ。 男と女のことだしね。→ 160 00:11:01,228 --> 00:11:03,163 麗華さんは 真彦を選んだ。→ 161 00:11:03,230 --> 00:11:06,166 あきらめないで 自分の思いを貫いたんだから→ 162 00:11:06,233 --> 00:11:08,168 ホント 麗華さん すごいよ。 163 00:11:08,235 --> 00:11:10,170 太一…。 164 00:11:10,237 --> 00:11:14,174 ここで 同居することまで 受け入れたんだもんな。 165 00:11:14,241 --> 00:11:17,177 なかなか できないよ。 166 00:11:17,244 --> 00:11:21,181 それほど 真彦と 一緒に いたいってことだもんね。 167 00:11:21,248 --> 00:11:25,185 僕も 麗華さんみたいに それほど 愛せる人を 探すよ。→ 168 00:11:25,252 --> 00:11:29,189 だから もう 僕のことは 気にしないでいいからね。 169 00:11:29,256 --> 00:11:37,197 自分の幸せを 一番に考えてよ。 それが 僕の 今の望みだ。 170 00:11:37,264 --> 00:11:40,267 ありがとう 太一。 171 00:11:52,212 --> 00:11:55,148 (紅子) いやあ 久しぶりに 楽しかったなあ。 172 00:11:55,215 --> 00:12:00,153 体 動かして 働いてさあ 何か すげえ 開放的だった。 173 00:12:00,220 --> 00:12:02,155 アタイの作る煮物は ぴかいちだ。 174 00:12:02,222 --> 00:12:04,157 今度 ばあさんにも 食べさせてやるよ。 175 00:12:04,224 --> 00:12:06,159 紅子の作る煮物か。 176 00:12:06,226 --> 00:12:09,162 こりゃ 一度 ご相伴に あずかろうかねえ。→ 177 00:12:09,229 --> 00:12:11,164 ハハハ…。 (紅子) 任せとけって。 178 00:12:11,231 --> 00:12:13,166 千鶴さんも 今日 味付け 褒めてくれたんだぜ。 179 00:12:13,233 --> 00:12:17,170 (杏子) 千鶴さんって…。 あの人のところで 働いてたの!? 180 00:12:17,237 --> 00:12:19,172 (紅子) そうだよ。 言ってなかったっけ? 181 00:12:19,239 --> 00:12:23,176 愛人のところで働くなんて あなたは 何を考えてるの? 182 00:12:23,243 --> 00:12:26,179 凛子なら そんなことは しないわ。 183 00:12:26,246 --> 00:12:28,181 (紅子) アタイは 凛子じゃない。 紅子だ。 184 00:12:28,248 --> 00:12:30,183 (杏子) 清瀬の人間なら 清瀬の人間らしく→ 185 00:12:30,250 --> 00:12:32,185 行動には 慎みなさい。 186 00:12:32,252 --> 00:12:35,188 (紅子) 悪いけど アタイは 好きなようにさせてもらいます。 187 00:12:35,255 --> 00:12:37,190 (杏子) お母さまの言うことが 聞けないの?→ 188 00:12:37,257 --> 00:12:39,192 凛子は そんな口答え しなかったわ。 189 00:12:39,259 --> 00:12:41,194 (紅子) だから アタイは 凛子じゃない。 190 00:12:41,261 --> 00:12:45,198 (杏子) 私は 許しませんよ。 千鶴のところで 働くなんて。 191 00:12:45,265 --> 00:12:47,134 (藤堂) お母さま。 お怒りは 分かりますが→ 192 00:12:47,200 --> 00:12:50,137 紅子を 自由にさせてやっては もらえませんでしょうか。 193 00:12:50,203 --> 00:12:53,140 やっと 紅子も 紅子らしくなれたんです。 194 00:12:53,206 --> 00:12:55,142 今しばらく 様子見を させてやってください。 195 00:12:55,208 --> 00:12:57,144 もう。 196 00:12:57,210 --> 00:12:59,146 (紅子) あしたからも 好きに 行動させてもらいますから→ 197 00:12:59,212 --> 00:13:02,215 お母さま そこんところ よろしく。 198 00:13:09,222 --> 00:13:15,162 (紅子) これだけは お母さまに 知られちゃいけない。 199 00:13:15,228 --> 00:13:17,164 \(ドアの開く音) 200 00:13:17,230 --> 00:13:20,167 (紅子) さっきは ありがとな 助けてくれて。 201 00:13:20,233 --> 00:13:25,172 (藤堂) あれぐらいで済んで よかったよ。 親子ゲンカは ほどほどに頼むよ。 202 00:13:25,238 --> 00:13:28,175 (紅子) ああ。 アタイも ちょっと 言い過ぎた。 203 00:13:28,241 --> 00:13:30,177 あんまり 楽しかったからさあ→ 204 00:13:30,243 --> 00:13:32,179 つい ぺらぺら しゃべっちゃったんだよな。 205 00:13:32,245 --> 00:13:36,183 (藤堂) ホントに 楽しかったみたいだな。 (紅子) ああ。 めちゃくちゃ楽しかったぜ。 206 00:13:36,249 --> 00:13:40,187 やっぱり 人間は 働かなくちゃな。 207 00:13:40,253 --> 00:13:42,189 すり やってたときさ→ 208 00:13:42,255 --> 00:13:45,192 真彦に 「人としての誇りを 忘れるな」 209 00:13:45,258 --> 00:13:48,128 「ちゃんとした仕事を 見つけろ」って 説教されたんだよ。 210 00:13:48,195 --> 00:13:51,198 あいつ ホント 心配性だからさ…。 211 00:14:04,211 --> 00:14:07,214 (紅子) 抱いてくれ。 212 00:14:09,216 --> 00:14:13,153 アタイが 迷わないように 抱いてくれ。 213 00:14:13,220 --> 00:14:16,223 あんたが 欲しいんだ。 214 00:14:25,232 --> 00:14:27,234 (藤堂) 俺も 紅子が欲しい。 215 00:14:34,241 --> 00:14:38,178 (麗華) 紅子も 元の紅子に 戻ったみたいね。 216 00:14:38,245 --> 00:14:41,181 (真彦) ああ。 だいぶ 紅子らしくなってきた。 217 00:14:41,248 --> 00:14:43,183 あの子は やっぱり ああでなくっちゃね。 218 00:14:43,250 --> 00:14:49,122 藤堂さんの愛に包まれて 自分らしさを 取り戻せたのね。 219 00:14:49,189 --> 00:14:53,126 (真彦) もう少し 様子を見て 紅子が 落ち着いてきたら→ 220 00:14:53,193 --> 00:14:56,196 ここを出て 2人で暮らしていこう。 221 00:14:58,198 --> 00:15:00,200 わたし うれしいわ。 222 00:15:02,202 --> 00:15:05,138 (真彦) 君にも だいぶ 無理をさせてしまったね。 223 00:15:05,205 --> 00:15:08,141 ううん。 無理なんてしてないわ。 224 00:15:08,208 --> 00:15:10,143 だって 真彦さんと 一緒に いられるんですもの。 225 00:15:10,210 --> 00:15:14,214 わたし 今 とっても幸せよ。 226 00:15:37,604 --> 00:15:39,539 (太一) 今日も 母さんとこかい? (紅子) ああ。 227 00:15:39,606 --> 00:15:41,541 あっ そうだ。 今日は あれ 教えてもらおうかな。 228 00:15:41,608 --> 00:15:43,543 (太一) あれって? (紅子) 豚汁だよ。 229 00:15:43,610 --> 00:15:45,545 千鶴さんの豚汁 うまいもんなあ。 230 00:15:45,612 --> 00:15:48,548 (太一) ああ 母さんのは 絶品だよ。 習うと いいさ。 231 00:15:48,615 --> 00:15:51,551 (紅子) おう そうする。 じゃあ いってきます。 232 00:15:51,618 --> 00:15:53,620 うん。 いってらっしゃい。 233 00:15:55,622 --> 00:15:57,557 (麗華) 紅子 もう 行っちゃった? 234 00:15:57,624 --> 00:15:59,559 (太一) ああ。 (麗華) そう。 235 00:15:59,626 --> 00:16:02,562 (太一) 今日は 武蔵野の別邸らしいよ。→ 236 00:16:02,629 --> 00:16:04,564 麗華さんも 行くかい? 237 00:16:04,631 --> 00:16:06,566 そうね いいわね。 238 00:16:06,633 --> 00:16:08,568 (太一) それじゃあ 後で 一緒に行こう。→ 239 00:16:08,635 --> 00:16:10,570 僕も 久しぶりに 武蔵野に行きたいから。 240 00:16:10,637 --> 00:16:13,640 うん。 フフ…。 241 00:16:17,577 --> 00:16:20,513 (紅子) うーん。 やっぱ うまいなあ。 242 00:16:20,580 --> 00:16:22,515 わたしは 豚汁に関しちゃ 厳しいわよ。 243 00:16:22,582 --> 00:16:24,517 (紅子) 厳しいのは ちょっとなあ。 244 00:16:24,584 --> 00:16:26,519 それじゃ まあ 10段階の 8あたりでいく? 245 00:16:26,586 --> 00:16:28,521 (紅子) いや 5ぐらいに しといてもらおうかな。 246 00:16:28,588 --> 00:16:31,524 千鶴さんの 10は かなり 厳しそうだもんな。 247 00:16:31,591 --> 00:16:33,526 菜箸で ピシッとか たたかれんじゃねえの? 248 00:16:33,593 --> 00:16:36,529 ハハッ… やっぱり あんた 面白い人だねえ。 249 00:16:36,596 --> 00:16:38,531 \(戸の開く音) 250 00:16:38,598 --> 00:16:40,533 (千鶴) おやおや ご主人の お出ましだ。 251 00:16:40,600 --> 00:16:42,535 (藤堂) やっぱり ここに いたか。 252 00:16:42,602 --> 00:16:44,537 あんたの奥さん ホントに 面白い人だね。 253 00:16:44,604 --> 00:16:46,539 あんたも 退屈しないだろ。 254 00:16:46,606 --> 00:16:48,541 (紅子) 何だよ。 あんたも アタイの様子 見に来たのかよ。 255 00:16:48,608 --> 00:16:51,544 (藤堂) いや。 麗華さんが 太一と一緒に 武蔵野に出掛けたんだが…。 256 00:16:51,611 --> 00:16:55,615 (紅子) 武蔵野に? (藤堂) ああ。 お前が行ってるって。 257 00:16:57,617 --> 00:17:00,553 (紅子) 千鶴さん 悪い。 豚汁は また今度 教えてくれ。 258 00:17:00,620 --> 00:17:02,555 >> えっ あ…。 (藤堂) 悪い。 また 教えてやってくれ。 259 00:17:02,622 --> 00:17:04,557 あっ。 260 00:17:04,624 --> 00:17:10,563 太一が 麗華さんと武蔵野? 何なんだろうねえ。 261 00:17:10,630 --> 00:17:12,632 (麗華) 紅子。 262 00:17:15,635 --> 00:17:20,640 あら。 紅子 いないわね。 散歩にでも 行ったのかしら。 263 00:17:23,643 --> 00:17:25,578 (真彦) 麗華。 264 00:17:25,645 --> 00:17:27,647 どこ行ったんだ? 265 00:17:35,655 --> 00:17:38,591 (真彦) 麗華 気に入ってくれるかな。 266 00:17:38,658 --> 00:17:41,594 うわーっ! 267 00:17:41,661 --> 00:17:44,597 (麗華) 何すんのよ 太一! やめて 太一! 268 00:17:44,664 --> 00:17:46,599 麗華さんが いけないんだ! 269 00:17:46,666 --> 00:17:50,670 やめて! 太一 嫌ーっ! 270 00:17:50,670 --> 00:18:01,681 ♪~ 271 00:18:05,685 --> 00:18:11,624 (麗華) 行かないで! お願い。 誰にも言わないで。 272 00:18:11,691 --> 00:18:15,628 わたし こんなことが 真彦さんに知れたら→ 273 00:18:15,695 --> 00:18:17,630 生きていけない。 274 00:18:19,632 --> 00:18:23,570 (紅子) ごめんなさい。 (麗華の すすり泣き) 275 00:18:23,636 --> 00:18:31,644 (紅子) ごめんなさい 麗華。 アタイのせいだ。 ごめん。 276 00:18:41,654 --> 00:18:44,591 (真彦) 麗華 どこに行ったんだ? 277 00:18:44,657 --> 00:18:46,659 \(ドアの開く音) 278 00:18:49,662 --> 00:18:51,598 ハッ…。 279 00:18:51,664 --> 00:18:53,600 (真彦) どうした? 麗華。 どこに行ってたんだ? 280 00:18:53,666 --> 00:18:57,604 (紅子) 今夜は 麗華は アタイの部屋で 寝かせるから。 281 00:18:57,670 --> 00:18:59,606 (真彦) えっ…。 282 00:18:59,672 --> 00:19:01,608 (藤堂) お前が 今 守るべきは→ 283 00:19:01,674 --> 00:19:04,611 紅子ではなく 麗華なんじゃないのか? 284 00:19:04,677 --> 00:19:06,613 (真彦) 何が あったんだ? 285 00:19:06,679 --> 00:19:08,681 (藤堂) いや 何もない。 286 00:19:08,681 --> 00:19:22,629 ♪~ 287 00:19:22,629 --> 00:19:25,632 (紅子) 太一のやつ…。 288 00:19:27,634 --> 00:19:29,569 \(ドアの開く音) 289 00:19:29,636 --> 00:19:31,638 (真彦) 麗華に 何が あったんだ? 290 00:19:38,645 --> 00:19:42,582 (藤堂) もう 紅子も 落ち着いている。 お前も ここを出て→ 291 00:19:42,649 --> 00:19:45,585 早く 麗華と2人で 暮らした方がいい。 292 00:19:45,652 --> 00:19:47,587 (真彦) そのつもりだ。 293 00:19:47,654 --> 00:19:49,589 今日 一緒に暮らす家を 探してきたんだ。 294 00:19:49,656 --> 00:19:52,659 (藤堂) そうか。 なら いい。 295 00:20:01,668 --> 00:20:04,604 (藤堂) 麗華は どうだ? (紅子) まだ 眠ってる。 296 00:20:04,671 --> 00:20:08,608 (藤堂) そうか。 太一は ゆうべ 帰ってこなかったようだ。 297 00:20:08,675 --> 00:20:11,678 (紅子) 例の つぼをくれ。 298 00:20:15,682 --> 00:20:19,552 (千鶴) 何だい そんな所で。 豚汁 できたよ。 飲むかい? 299 00:20:19,619 --> 00:20:21,554 (太一) いらない。 300 00:20:21,621 --> 00:20:23,556 \(戸の開く音) 301 00:20:23,623 --> 00:20:26,626 (千鶴) 紅子さん。 今日は 早いわねえ。 302 00:20:31,631 --> 00:20:34,567 (紅子) よくも 麗華を 慰み者にしてくれたな。 303 00:20:34,634 --> 00:20:36,569 (千鶴) 慰み者って…。→ 304 00:20:36,636 --> 00:20:40,573 まさか 太一 あんた 無理やり 麗華さんを? 305 00:20:40,640 --> 00:20:44,644 (紅子) お前は もう二度と 清瀬の敷居を またぐな! 306 00:20:46,646 --> 00:20:48,581 もし 戻ってきたら→ 307 00:20:48,648 --> 00:20:52,585 お前が 凛子を毒殺したことを 公表する。 308 00:20:52,652 --> 00:20:59,659 (千鶴) 太一が 凛子さんを!? そんな…。 309 00:20:59,659 --> 00:21:13,673 ♪~ 310 00:21:13,673 --> 00:21:16,609 (凛子)「兄妹であることも隠し→ 311 00:21:16,676 --> 00:21:20,546 ずっと 顔を合わせて 生きていかなければいけない」→ 312 00:21:20,613 --> 00:21:26,619 「凛子は 死を選びます」 313 00:21:29,622 --> 00:21:32,625 凛子…。 314 00:21:38,631 --> 00:21:44,637 凛子は… 私が殺した? 315 00:21:46,639 --> 00:21:49,575 (紅子) お前は もう 清瀬の人間じゃない。 316 00:21:49,642 --> 00:21:52,645 アタイが認めない。 二度と 戻ってくるな!