1 00:00:06,374 --> 00:00:08,309 {\an8}(紅子)アタイが迷わないように 抱いてくれ。 2 00:00:08,376 --> 00:00:10,311 {\an8}(藤堂)俺も紅子が欲しい。 (麗華)わたしが→ 3 00:00:10,378 --> 00:00:12,313 {\an8}幸せにしてあげます。 (太一)麗華さんがいけないんだ! 4 00:00:12,380 --> 00:00:15,316 {\an8}(麗華)やめて!太一嫌ーっ! 5 00:00:15,383 --> 00:00:17,318 {\an8}(紅子)太一のやつ…。 6 00:00:17,385 --> 00:00:19,320 {\an8}(紅子)二度と 清瀬の敷居をまたぐな! 7 00:00:19,387 --> 00:00:21,322 {\an8}(紅子)もし戻ってきたら→ 8 00:00:21,389 --> 00:00:24,392 {\an8}お前が凛子を毒殺したことを 公表する。 9 00:00:26,394 --> 00:00:29,330 {\an8}(凛子)「凛子は死を選びます」 10 00:00:29,397 --> 00:00:32,333 {\an8}(杏子)凛子…。 11 00:00:32,400 --> 00:00:34,335 {\an8}(紅子)これ以上 麗華に何かしたら→ 12 00:00:34,402 --> 00:00:38,406 {\an8}刺し違えてでも お前を殺してやる。 13 00:00:42,410 --> 00:00:46,347 {\an8}(千鶴)太一が…あんたが…→ 14 00:00:46,414 --> 00:00:51,352 {\an8}凛子さんを殺したなんて…。 15 00:00:51,419 --> 00:00:54,355 {\an8}私が…→ 16 00:00:54,422 --> 00:00:59,427 {\an8}凛子を殺した…? 17 00:01:08,369 --> 00:01:10,371 \(足音) 18 00:01:15,376 --> 00:01:19,313 (麗華)ここは紅子の部屋? 19 00:01:19,380 --> 00:01:21,382 \(足音) 20 00:01:24,385 --> 00:01:28,322 (紅子)太一はもうこの家には 戻ってこない。安心しな。 21 00:01:28,389 --> 00:01:33,394 太一!? 嫌嫌…嫌!ああっ…。 22 00:01:36,397 --> 00:01:41,335 (紅子)しばらくこの部屋で 過ごしていいからな。 23 00:01:41,402 --> 00:01:46,407 忘れられるまで アタイが麗華を守るから。 24 00:01:53,414 --> 00:01:56,350 (千鶴)なぜ…何て…→ 25 00:01:56,417 --> 00:01:59,353 何て恐ろしいことを!→ 26 00:01:59,420 --> 00:02:02,289 何てこと…。 何てことしてくれたんだい! 27 00:02:02,356 --> 00:02:07,294 (千鶴)凛子さんを殺すなんて。 姉さんを殺すなんて…。→ 28 00:02:07,361 --> 00:02:09,296 父さんが知ったら…→ 29 00:02:09,363 --> 00:02:11,298 父さんが知ったら どんだけ苦しむか! 30 00:02:11,365 --> 00:02:13,300 うるせえんだよ! (千鶴)いやっ! 31 00:02:13,367 --> 00:02:15,302 どいつもこいつも! 俺は悪くない! 32 00:02:15,369 --> 00:02:17,304 みんながいけないんだ! 33 00:02:17,371 --> 00:02:20,307 父さんも母さんも! ばあさんも! 34 00:02:20,374 --> 00:02:22,309 凛子の母親も!凛子も! 35 00:02:22,376 --> 00:02:24,311 紅子も!藤堂も! 麗華さんも!真彦も! 36 00:02:24,378 --> 00:02:26,313 みんながいけないんだよ! 37 00:02:26,380 --> 00:02:29,316 (千鶴)いやあっ! 38 00:02:29,383 --> 00:02:32,386 あいつさえ… あいつさえいなきゃいいんだ。 39 00:02:34,388 --> 00:02:36,390 あいつさえ! 40 00:02:38,392 --> 00:02:42,329 (凛子)「兄さまは 受け入れてはくれなかった」→ 41 00:02:42,396 --> 00:02:47,334 「私を一人の女としては 見てはくださらない」 42 00:02:47,401 --> 00:02:50,337 (凛子)「兄妹であることも隠し→ 43 00:02:50,404 --> 00:02:54,341 ずっと顔を合わせて 生きていかなければいけない」 44 00:02:54,408 --> 00:03:00,414 (凛子)「凛子は死を選びます」 45 00:03:02,349 --> 00:03:05,286 \(ミツ)おや? 杏子どうした? 46 00:03:05,352 --> 00:03:08,355 (孝太郎)杏子どうしたんだい? 47 00:03:13,627 --> 00:03:15,563 (紅子)凛子姉さんは自殺だけど これを使って太一を脅して→ 48 00:03:15,629 --> 00:03:17,565 この家から追い出した。 49 00:03:17,631 --> 00:03:19,567 凛子が生きてたころ→ 50 00:03:19,633 --> 00:03:22,570 あいつが食べ物に ヒ素を混ぜてたのは間違いない。 51 00:03:22,636 --> 00:03:25,573 あいつも 自分が殺したと思ってる。 52 00:03:25,639 --> 00:03:28,576 千鶴さんには かわいそうなことをしたけど→ 53 00:03:28,642 --> 00:03:31,579 アタイも怒りが 止めらんなかった。 54 00:03:31,645 --> 00:03:34,582 今ごろ悲しんでるよなきっと。 55 00:03:34,648 --> 00:03:38,586 だけど太一だけは 許せなかったんだ。 56 00:03:38,652 --> 00:03:40,588 (藤堂)ああ。 57 00:03:40,654 --> 00:03:42,590 (紅子)麗華をあんな目に遭わせて→ 58 00:03:42,656 --> 00:03:45,659 アタイが ぶっ殺してやりたかった。 59 00:03:47,595 --> 00:03:49,530 なあ。 60 00:03:49,597 --> 00:03:53,534 麗華のことも太一のことも 真彦には内緒にな。 61 00:03:53,601 --> 00:03:56,537 あいつがこんなこと知ったら 何しでかすか分かんない。 62 00:03:56,604 --> 00:04:00,541 (藤堂)ああ。何も 言うつもりはない。誰にもな。 63 00:04:00,608 --> 00:04:05,546 それより太一をこのまま 野放しにしておくのは危ないな。 64 00:04:05,613 --> 00:04:08,549 (紅子)分かってる。 65 00:04:08,616 --> 00:04:10,618 (ドアの閉まる音) 66 00:04:12,620 --> 00:04:17,625 (真彦)麗華どうした? 大丈夫かい? 67 00:04:19,627 --> 00:04:22,563 (麗華)嫌っ!嫌嫌! 68 00:04:22,630 --> 00:04:24,565 (真彦)麗華…。 69 00:04:24,632 --> 00:04:27,635 ごめんなさい。 ごめんなさい。 70 00:04:29,637 --> 00:04:31,572 (孝太郎)太一を見なかったかい? 71 00:04:31,639 --> 00:04:33,574 (藤堂)いえ。見ていませんが。 72 00:04:33,641 --> 00:04:35,576 昨日から 戻ってきてないようなんだがね。 73 00:04:35,643 --> 00:04:37,578 何か知ってるかい? 74 00:04:37,645 --> 00:04:42,583 (紅子)何も知らないよ。どっか 遊びにでも行ってんじゃない? 75 00:04:42,650 --> 00:04:46,587 それか最近千鶴のところに よく行ってるみたいだから→ 76 00:04:46,654 --> 00:04:50,524 あっちに泊まってるのかもな。 (藤堂)母親が恋しいんでしょう。 77 00:04:50,591 --> 00:04:52,526 しばらくは 戻ってこないかもしれませんね。 78 00:04:52,593 --> 00:04:56,530 アッハハハ。ずっと あっちってことはないだろう。 79 00:04:56,597 --> 00:05:00,534 あっ麗華さんはまだ 寝込んでるのかい? 80 00:05:00,601 --> 00:05:03,537 (紅子)ああまだちょっとね。 81 00:05:03,604 --> 00:05:06,540 いったい何があったんだい? 82 00:05:06,607 --> 00:05:10,544 何だかなあ。 杏子の様子もおかしいんだ。 83 00:05:10,611 --> 00:05:13,547 (紅子)おかしいって? >>呼び掛けても→ 84 00:05:13,614 --> 00:05:15,616 何の反応もないんだよ。 85 00:05:17,618 --> 00:05:20,554 (真彦)麗華に何があったんだ。 86 00:05:20,621 --> 00:05:22,556 \(ドアの開く音) 87 00:05:22,623 --> 00:05:24,625 (真彦)奥さま。 88 00:05:27,628 --> 00:05:30,564 凛子は…→ 89 00:05:30,631 --> 00:05:33,567 凛子は自殺だったの? 90 00:05:33,634 --> 00:05:35,569 (真彦)いえ。そんなことありません。 91 00:05:35,636 --> 00:05:40,574 自殺なのよね? 自殺なんでしょう? 92 00:05:40,641 --> 00:05:45,579 あの子が自殺した。 93 00:05:45,646 --> 00:05:49,516 凛子が…凛子が自殺した。 94 00:05:49,583 --> 00:05:52,519 ハッ!そんなことないわ。 95 00:05:52,586 --> 00:05:54,521 自殺なんかじゃない。 96 00:05:54,588 --> 00:05:57,524 凛子はまだ生きてるわ。 97 00:05:57,591 --> 00:06:01,528 ハッ!凛子!凛子! 98 00:06:01,595 --> 00:06:03,530 凛子どこ? (真彦)奥さま落ち着いてください! 99 00:06:03,597 --> 00:06:05,532 >>嫌! (真彦)奥さま! 100 00:06:05,599 --> 00:06:07,534 凛子はどこ?凛子! 101 00:06:07,601 --> 00:06:09,536 (紅子)お母さま! 102 00:06:09,603 --> 00:06:12,539 ハッ凛子…。 103 00:06:12,606 --> 00:06:16,543 あっ…ああ凛子。 104 00:06:16,610 --> 00:06:19,546 ごめんなさいごめんなさい。 ごめんなさい…。 105 00:06:19,613 --> 00:06:24,551 私があんなことを言わなければ。 106 00:06:24,618 --> 00:06:28,555 許して…。 107 00:06:28,622 --> 00:06:35,629 許して!凛子! 108 00:06:37,631 --> 00:06:40,634 (紅子)これを見ちゃうなんて。 109 00:06:42,636 --> 00:06:47,574 アタイのせいだ。アタイの…。 110 00:06:52,579 --> 00:06:54,515 (ミツ)また何で倒れたんだい 杏子は。 111 00:06:54,581 --> 00:06:57,518 (紅子)いや…突然倒れて。 112 00:06:57,584 --> 00:07:01,522 アタイにも訳が分かんなくて。 (藤堂)何か心労でしょうか。 113 00:07:01,588 --> 00:07:04,591 まあ確かに 様子はおかしかったけどな。 114 00:07:06,593 --> 00:07:08,595 (孝太郎)千鶴。 115 00:07:10,597 --> 00:07:14,535 皆さまにおわびしなければ いけないことが。 116 00:07:14,601 --> 00:07:18,539 (ミツ)今度はお前かい。 次から次へ何なんだい! 117 00:07:18,605 --> 00:07:20,541 (紅子)アタイの仕事の話だろ? 千鶴さん。 118 00:07:20,607 --> 00:07:24,545 ほらアタイが千鶴さんとこで 働いてるから→ 119 00:07:24,611 --> 00:07:28,549 清瀬でもめてるんじゃないかって 千鶴さん気にしてんだよ。 120 00:07:28,615 --> 00:07:30,551 ちょっと2人で話してくるわ。 121 00:07:30,617 --> 00:07:33,620 行こう。 >>あっ…。 122 00:07:36,623 --> 00:07:38,559 まったく何なんだい! 123 00:07:38,625 --> 00:07:42,563 この清瀬のうちは どうなってるんだい! 124 00:07:42,629 --> 00:07:47,501 (千鶴)凛子さんのことも 麗華さんのこともおわびして→ 125 00:07:47,568 --> 00:07:50,504 許してもらえるようなことじゃ ないんだけど→ 126 00:07:50,571 --> 00:07:55,509 居ても立っても いられなくって。 127 00:07:55,576 --> 00:07:59,513 何でこんなことに なっちまったんだろう。 128 00:07:59,580 --> 00:08:02,516 わたしが爵位に こだわったからだよね。 129 00:08:02,583 --> 00:08:05,519 だから太一がこんなこと。 130 00:08:05,586 --> 00:08:07,521 全部わたしのせいだ。 131 00:08:07,588 --> 00:08:11,525 だから太一が こんなことをしてしまったんだ。 132 00:08:11,592 --> 00:08:16,530 わたしのせいだ。 わたしのせい…。 133 00:08:16,597 --> 00:08:19,533 (泣き声) 134 00:08:19,600 --> 00:08:24,538 (紅子)千鶴さん。 太一のことは公にはしない。 135 00:08:24,605 --> 00:08:27,541 父さんにも伝えない。 136 00:08:27,608 --> 00:08:33,614 千鶴さんも 苦しかったよね。 137 00:08:35,616 --> 00:08:41,555 ごめんね。千鶴さんにまで 聞かせてしまって。 138 00:08:41,622 --> 00:08:44,558 紅子さん…。 139 00:08:44,625 --> 00:08:48,495 (紅子)千鶴さんには 太一がこれ以上→ 140 00:08:48,562 --> 00:08:50,497 罪を犯さないように してもらいたいんだ。 141 00:08:50,564 --> 00:08:55,502 それが母親としての役目だろ。 142 00:08:55,569 --> 00:08:59,506 絶対太一には もうバカなことはさせない。 143 00:08:59,573 --> 00:09:03,577 わたしがどんなことをしてでも あの子を止める。 144 00:09:19,259 --> 00:09:21,194 (孝太郎)千鶴。 145 00:09:21,261 --> 00:09:24,197 どうしたんだい? 何かあったのかい? 146 00:09:24,264 --> 00:09:26,199 紅子が 言っていたようなことなのかい? 147 00:09:26,266 --> 00:09:29,202 それで来たのかい? (千鶴)ええ。 148 00:09:29,269 --> 00:09:33,206 紅子さんはうちで働いてるんだし 奥さまの手前もあるし→ 149 00:09:33,273 --> 00:09:35,208 一言おわびを 入れておこうと思って。 150 00:09:35,275 --> 00:09:38,211 でも突然押し掛けてきて ごめんなさい。 151 00:09:38,278 --> 00:09:40,213 いやあそれはいいんだが。→ 152 00:09:40,280 --> 00:09:42,215 ところで太一は そっちに行ってんのかい? 153 00:09:42,282 --> 00:09:45,218 ええ。うちにいますよ。 154 00:09:45,285 --> 00:09:47,154 そうか。 やっぱりそっちだったか。 155 00:09:47,220 --> 00:09:51,158 ならいいんだ。今日はこっちに 戻ってくるのかな? 156 00:09:51,224 --> 00:09:55,162 太一はしばらく うちに置こうと思っています。 157 00:09:55,228 --> 00:09:58,165 えっ? それはまたどうして? 158 00:09:58,231 --> 00:10:00,167 ああ。麗華さんのことも ありますしね。 159 00:10:00,233 --> 00:10:02,169 同居させておくのはやっぱり→ 160 00:10:02,235 --> 00:10:04,171 いけないんじゃないかと 思いましてね。 161 00:10:04,237 --> 00:10:06,173 そうだよなあ。 162 00:10:06,239 --> 00:10:10,177 吹っ切れたようには見えるが やはりまだつらいよな。 163 00:10:10,243 --> 00:10:12,179 そうした方がいい。→ 164 00:10:12,245 --> 00:10:14,181 しばらくそっちで 預かっておいてくれ。 165 00:10:14,247 --> 00:10:16,249 はい。 166 00:10:23,256 --> 00:10:26,193 凛子…。 167 00:10:26,259 --> 00:10:29,196 (真彦)あの人が来るなんて いったい何があったんだ? 168 00:10:29,262 --> 00:10:34,201 麗華の様子もおかしい。 俺が触れようとしたら拒んだ。 169 00:10:34,267 --> 00:10:38,205 何かにおびえてる。 震えてた。 170 00:10:38,271 --> 00:10:41,208 お前は知ってるんだろ? 教えてくれ。何があった? 171 00:10:41,274 --> 00:10:45,212 (藤堂)あれこれせんさくするより 麗華のそばにいてやれ。 172 00:10:45,278 --> 00:10:48,215 今お前にできることは それだけだ。 173 00:10:51,218 --> 00:10:55,155 (紅子)ここにいたのか。 174 00:10:55,222 --> 00:10:57,157 千鶴さん帰ったよ。 175 00:10:57,224 --> 00:10:59,159 (真彦)用件は何だったんだ? 176 00:10:59,226 --> 00:11:04,164 (紅子)フッ。アタイがあそこで 働いてるだろ。そのことだ。 177 00:11:04,231 --> 00:11:07,234 (真彦)2人していったい何を 隠してるんだ。 178 00:11:09,236 --> 00:11:11,171 (孝太郎)杏子! 179 00:11:11,238 --> 00:11:13,173 (真彦)俺にも話してくれ! 180 00:11:13,240 --> 00:11:16,243 (ミツ)杏子がいない。 見なかったか? 181 00:11:18,245 --> 00:11:20,180 (藤堂)どこに行く? 当てはあるのか? 182 00:11:20,247 --> 00:11:22,182 (紅子)お母さまの行く所は一つだ。 183 00:11:22,249 --> 00:11:24,184 凛子のそば以外 考えられない。 184 00:11:24,251 --> 00:11:27,187 (孝太郎)わたしも行ってきます! 185 00:11:27,254 --> 00:11:29,189 いったいみんな何なんだ? 186 00:11:29,256 --> 00:11:32,259 何が起こってるんだ! 187 00:11:34,261 --> 00:11:36,263 (千鶴)太一。 188 00:11:50,210 --> 00:11:52,212 (杏子)凛子…。 189 00:11:55,215 --> 00:11:57,217 凛子。 190 00:12:08,228 --> 00:12:12,165 (杏子)凛子…。→ 191 00:12:12,232 --> 00:12:17,170 凛子…。 192 00:12:17,237 --> 00:12:23,176 ごめんなさいごめんなさい。 ごめんなさい…。 193 00:12:23,243 --> 00:12:26,179 お母さまが あんなこと言わなければ…。 194 00:12:26,246 --> 00:12:31,184 真彦と兄妹だなんて→ 195 00:12:31,251 --> 00:12:35,255 結婚できないだなんて 言わなければ! 196 00:12:38,258 --> 00:12:45,265 凛子を 追い詰めてしまったのよね。 197 00:12:47,200 --> 00:12:51,138 つらかったわよね。 198 00:12:51,204 --> 00:12:55,208 苦しかったわよね。 199 00:12:57,210 --> 00:13:02,215 許して凛子…。 200 00:13:21,234 --> 00:13:30,243 ♪~ 201 00:13:30,243 --> 00:13:37,250 お母さまもすぐに そちらに参りますからね。 202 00:13:47,194 --> 00:13:51,131 (紅子)お母さん! (孝太郎)杏子! 203 00:13:51,198 --> 00:13:54,134 (紅子)お母さん。あっ! 204 00:13:54,201 --> 00:13:56,136 勝手に死ぬな! 205 00:13:56,203 --> 00:13:58,138 あんたは凛子だけじゃなくて→ 206 00:13:58,205 --> 00:14:00,140 アタイのお母さんでも あるだろう! 207 00:14:00,207 --> 00:14:03,210 もう二度と アタイを捨てんなよ! 208 00:14:07,214 --> 00:14:09,216 (紅子)お母さん? 209 00:14:14,221 --> 00:14:18,158 (紅子)お母さん。 お母さん! 210 00:14:18,225 --> 00:14:20,227 お母さん! 211 00:14:29,402 --> 00:14:32,339 (医師)幸い 命に別条はありません。 212 00:14:32,405 --> 00:14:34,341 (ミツ)ハァ。 213 00:14:34,407 --> 00:14:37,344 (藤堂)往診代でございます。 214 00:14:37,410 --> 00:14:40,347 (ミツ)どうぞこのことは ご内聞に。 215 00:14:40,413 --> 00:14:43,350 (医師)心得ておりますよ。 ではお大事に。 216 00:14:43,416 --> 00:14:47,354 (紅子)ありがとうございました。 (ミツ)ありがとうございました。 217 00:14:47,420 --> 00:14:49,356 わたしは杏子の元に参ります。 218 00:14:49,422 --> 00:14:54,361 (ミツ)ああわたしも 付きっきりで看病する。 219 00:14:54,427 --> 00:14:57,364 (紅子)なあ。 (藤堂)うん? 220 00:14:57,430 --> 00:15:03,370 (紅子)藍子は大丈夫なのかな? ちょっと見てきてくれないか? 221 00:15:03,436 --> 00:15:06,373 (藤堂)お前は1人で何でも 抱え込み過ぎなんじゃないのか? 222 00:15:06,439 --> 00:15:09,376 全て自分で抱え込んでいる。 223 00:15:09,442 --> 00:15:12,379 お母さんが日記の切れ端を 見てしまったことだって→ 224 00:15:12,445 --> 00:15:15,382 太一が麗華に しでかしたことだって。 225 00:15:15,448 --> 00:15:17,317 (真彦)太一が麗華に 何をしでかしたんだ? 226 00:15:17,384 --> 00:15:19,319 (紅子)言うな。 (藤堂)言わなければずっとこいつは→ 227 00:15:19,386 --> 00:15:23,390 何も知らないままだ。 何の解決にもならない。 228 00:15:27,394 --> 00:15:31,331 (藤堂)太一は麗華を強姦した。 229 00:15:31,398 --> 00:15:34,334 (真彦)強姦? 230 00:15:34,401 --> 00:15:38,338 (紅子)麗華はあんたにだけは 知られたくなかったんだ。 231 00:15:38,405 --> 00:15:42,342 愛してるから 知られたくなかったんだよ。 232 00:15:42,409 --> 00:15:47,414 知られたら 生きてはいけないって。 233 00:15:49,416 --> 00:15:52,419 (真彦)俺が麗華を 苦しめてるんだな。 234 00:15:56,423 --> 00:15:58,425 (紅子)真彦。 235 00:16:00,427 --> 00:16:03,430 (真彦)今は麗華を救ってやりたい。 236 00:16:05,432 --> 00:16:08,368 (藤堂)あいつに麗華は任せろ。 237 00:16:08,435 --> 00:16:12,439 麗華を救ってやれるのは あいつだけだ。 238 00:16:14,441 --> 00:16:16,376 (紅子)そうだよな。 239 00:16:16,443 --> 00:16:20,380 真彦にしか救えないよな。 240 00:16:20,380 --> 00:16:37,397 ♪~ 241 00:16:37,397 --> 00:16:41,334 (真彦)大丈夫。大丈夫だからな。 242 00:16:41,401 --> 00:16:45,405 俺がずっとそばにいるから。 243 00:16:53,413 --> 00:16:55,348 (孝太郎)わたしでは 杏子の支えには→ 244 00:16:55,415 --> 00:16:57,350 なれないんでしょうか。→ 245 00:16:57,417 --> 00:17:02,355 千鶴のこともありますから 言えた義理ではないんですが。 246 00:17:02,422 --> 00:17:06,359 (孝太郎)わたしは杏子も 支えてあげたいんです。→ 247 00:17:06,426 --> 00:17:12,365 ですが杏子はわたしには 心を開いてはくれない。 248 00:17:12,432 --> 00:17:14,367 (孝太郎)何かに 苦しんでいることは→ 249 00:17:14,434 --> 00:17:17,370 ずっと 感じていたんですけどねえ。 250 00:17:17,437 --> 00:17:25,378 やはり凛子が死んだことが 大きいんですよねえ。 251 00:17:25,445 --> 00:17:31,384 だからって死のうだなんて→ 252 00:17:31,451 --> 00:17:36,389 いったいどうしちまったんだい 杏子。 253 00:17:36,456 --> 00:17:39,392 (藤堂)紅子が藍子ちゃんのことを 気にしてまして→ 254 00:17:39,459 --> 00:17:42,395 それで様子をうかがいに 参りました。 255 00:17:42,462 --> 00:17:46,399 (和子)そう紅子がね。→ 256 00:17:46,466 --> 00:17:49,402 また今日藍子 ひどくせきこんじゃってね。 257 00:17:49,469 --> 00:17:51,404 (和子)だいぶ 良くなってきてたから→ 258 00:17:51,471 --> 00:17:53,406 安心してたんだけど。 259 00:17:53,473 --> 00:17:55,408 (藤堂)医者には行かれたのですか? (和子)ええ。 260 00:17:55,475 --> 00:17:58,411 またちょっと 悪くなってるみたいだね。 261 00:17:58,478 --> 00:18:01,414 (藤堂)そうですか。 262 00:18:01,481 --> 00:18:05,418 実は清瀬のお母さまが 自殺を図られまして。 263 00:18:05,485 --> 00:18:09,422 若奥さまが? でご容体は? 264 00:18:09,489 --> 00:18:13,426 (藤堂)命には別条はないのですが。 >>そうですか。 265 00:18:13,493 --> 00:18:15,428 (藤堂)そのようなこともありまして→ 266 00:18:15,495 --> 00:18:19,365 清瀬のお母さまのことも 友達の麗華さんのことも→ 267 00:18:19,432 --> 00:18:23,369 全てを1人で抱え込んで 守ろうとしています。 268 00:18:23,436 --> 00:18:28,374 この山田家のことももちろん 凛子として生きながら→ 269 00:18:28,441 --> 00:18:30,376 清瀬の家をも 守ろうとしています。 270 00:18:30,443 --> 00:18:34,380 あの子そんなにも多くのこと 抱えてしまったのね。 271 00:18:34,447 --> 00:18:37,383 (藤堂)その心の負担は かなりのことだと思います。 272 00:18:37,450 --> 00:18:43,389 ですが自分でどうにかしようと 思ってしまうのも紅子です。 273 00:18:43,456 --> 00:18:47,393 そこから切り開こうとするのも 紅子です。 274 00:18:47,460 --> 00:18:49,395 こんなお話をお母さまにして→ 275 00:18:49,462 --> 00:18:52,398 心配させてしまうことは 分かっていたのですが→ 276 00:18:52,465 --> 00:18:55,401 もしこちらに 遊びに来た折には→ 277 00:18:55,468 --> 00:18:58,404 自由にさせてあげてほしいと 思いまして。 278 00:18:58,471 --> 00:19:02,408 きっと心穏やかでいられるのは→ 279 00:19:02,475 --> 00:19:06,412 この山田家にいるときだけでは ないのかと思いまして→ 280 00:19:06,479 --> 00:19:09,415 お話をさせていただきました。 281 00:19:09,482 --> 00:19:11,417 あの子が遊びに来たら→ 282 00:19:11,484 --> 00:19:14,420 思いっ切り 紅子でいさせてあげます。 283 00:19:14,487 --> 00:19:17,357 あの子はここでは紅子。 284 00:19:17,423 --> 00:19:20,426 凛子として生きなくても いいんですからね。 285 00:19:22,428 --> 00:19:28,434 紅子はあなたと結婚して よかったようですね。 286 00:19:33,439 --> 00:19:35,441 (千鶴のため息) 287 00:19:46,452 --> 00:19:48,454 まさか…。 288 00:19:53,459 --> 00:19:55,461 (紅子)ハァ。 289 00:19:57,463 --> 00:20:00,466 あっありがと。 290 00:20:06,472 --> 00:20:09,409 (紅子)麗華にか? (真彦)ああ。 291 00:20:09,475 --> 00:20:14,414 今はだいぶ落ち着いてる。 俺のことも拒否しなくなった。 292 00:20:14,480 --> 00:20:19,352 (紅子)そうか。よかった。 293 00:20:19,419 --> 00:20:22,355 (真彦)ひょっとして俺たちの選択が→ 294 00:20:22,422 --> 00:20:26,359 みんなを 苦しめてるんじゃないのかな。 295 00:20:26,426 --> 00:20:29,362 (紅子)あんたとの同居を 受け入れたのはアタイだ。 296 00:20:29,429 --> 00:20:32,365 アタイが麗華とあんたも 結婚させた。 297 00:20:32,432 --> 00:20:36,369 もしみんなを 苦しめてるんだとしたら→ 298 00:20:36,436 --> 00:20:38,371 その選択は アタイがしたことだ。 299 00:20:38,438 --> 00:20:43,376 (真彦)紅子だけの選択じゃない。 何でも自分でかぶろうとするな。 300 00:20:43,443 --> 00:20:49,382 本はといえば俺がここに 戻ってきたことが発端だ。 301 00:20:49,449 --> 00:20:53,386 (紅子)真彦はアタイを守ろうとして 戻ってきてくれたんだ。 302 00:20:53,453 --> 00:20:57,390 アタイも真彦と 一緒にいたかったしな。 303 00:20:57,457 --> 00:21:00,393 だからこうして 一緒に暮らしてる。 304 00:21:00,460 --> 00:21:06,466 アタイは自分の選択を 後悔なんてしてない。 305 00:21:11,471 --> 00:21:13,473 (真彦)ぬれてるぞ。 306 00:21:20,413 --> 00:21:33,426 ♪~ 307 00:21:33,426 --> 00:21:35,361 (紅子)フフ。笑ってれば何とかなる。 308 00:21:35,428 --> 00:21:37,363 アタイはアタイの人生も→ 309 00:21:37,430 --> 00:21:40,366 みんなの人生も あきらめないからな。 310 00:21:40,433 --> 00:21:42,368 (真彦)強いなお前は。 311 00:21:42,435 --> 00:21:44,437 (紅子)アタイは蛾だからな。 312 00:21:46,439 --> 00:21:48,441 うあーっ!