1 00:00:06,374 --> 00:00:08,309 {\an8}(藤堂) やはり お前は 蝶ではなく 蛾だな。 2 00:00:08,376 --> 00:00:10,311 {\an8}(紅子) 蛾なら 蛾なりに あんたという光を→ 3 00:00:10,378 --> 00:00:14,315 {\an8}つかみに行きたい。 あんたの光で アタイを 導いてくれ。 4 00:00:14,382 --> 00:00:16,317 {\an8}(麗華) わたしにも あなたの証しが 欲しい。 5 00:00:16,384 --> 00:00:19,320 {\an8}(太一) うわーっ! (麗華) やめてって! 6 00:00:19,387 --> 00:00:22,323 {\an8}(太一) 麗華さんが いけないんだ! (麗華) 嫌ーっ! 7 00:00:22,390 --> 00:00:26,327 {\an8}(紅子) お前は もう二度と 清瀬の敷居を またぐな! 8 00:00:26,394 --> 00:00:28,329 {\an8}(凛子)「凛子は 死を選びます」 9 00:00:28,396 --> 00:00:32,333 {\an8}(杏子) お母さまも すぐに そちらに 参りますからね。 10 00:00:32,400 --> 00:00:34,335 {\an8}(紅子) お母さん! 11 00:00:34,402 --> 00:00:37,338 {\an8}(太一) あいつさえ… あいつさえ いなきゃいいんだ。→ 12 00:00:37,405 --> 00:00:39,407 {\an8}あいつさえ! 13 00:00:39,407 --> 00:00:48,416 ♪~ 14 00:00:48,416 --> 00:00:50,351 {\an8}(紅子) フフ。 笑ってれば 何とかなる。 15 00:00:50,418 --> 00:00:52,353 {\an8}アタイは アタイの人生も→ 16 00:00:52,420 --> 00:00:55,356 {\an8}みんなの人生も あきらめないからな。 17 00:00:55,423 --> 00:00:57,358 {\an8}(真彦) 強いな お前は。 18 00:00:57,425 --> 00:00:59,427 {\an8}(紅子) アタイは 蛾だからな。 19 00:01:01,429 --> 00:01:03,364 うあーっ! 20 00:01:14,375 --> 00:01:26,387 ♪~ 21 00:01:26,387 --> 00:01:28,322 (真彦) 紅子! 22 00:01:28,389 --> 00:01:32,326 真彦。 お前が悪いんだ。 お前さえ いなきゃ。 お前さえ。 23 00:01:32,393 --> 00:01:34,395 (真彦) 太一 お前! 24 00:01:36,397 --> 00:01:42,336 (紅子) あいつを追い詰めたのは アタイだ。 全部 アタイのせいだ。 25 00:01:42,403 --> 00:01:48,342 アタイは 絶対 生き延びる。 だから 復讐なんて 考えるな。 26 00:01:48,409 --> 00:01:51,345 復讐なんか しないでくれ。 27 00:01:51,412 --> 00:01:53,347 (真彦) しゃべるな。 傷に 響く。 28 00:01:53,414 --> 00:02:01,355 (紅子) ハァ… 約束… してくれ。 29 00:02:01,422 --> 00:02:06,360 (真彦) 紅子。 紅子! 紅子! しっかりしろ! 30 00:02:09,363 --> 00:02:11,298 (杏子) 紅子。 31 00:02:11,365 --> 00:02:13,300 (ミツ) 杏子。 どうした。 32 00:02:13,367 --> 00:02:16,303 (孝太郎) 杏子。 \(真彦) 誰か! 誰か 来てくれ! 33 00:02:16,370 --> 00:02:18,372 (ミツ) ハッ。 34 00:02:20,374 --> 00:02:22,309 (杏子) 嫌ーっ。 35 00:02:22,376 --> 00:02:24,311 (真彦) 早く 医者を。 医者を お願いします! 36 00:02:24,378 --> 00:02:27,381 紅子 しっかりしろ。 紅子 しっかりしろ! 37 00:02:31,652 --> 00:02:33,587 (医師) 点滴の速度 全開にして。 (看護師) はい。 38 00:02:33,654 --> 00:02:35,589 (看護師) 血圧 低下してます。 (医師) まずいな。 縫合の準備。 39 00:02:35,656 --> 00:02:37,591 (看護師) はい。 40 00:02:37,658 --> 00:02:39,593 (ミツ) 真彦。 いったい 何があったんじゃ。 41 00:02:39,660 --> 00:02:41,595 (真彦) 俺の代わりに 太一に 刺されました。 42 00:02:41,662 --> 00:02:43,597 太一じゃと。 (孝太郎) 太一が…。 43 00:02:43,664 --> 00:02:47,535 あの バカが。 (杏子) 太一…。 44 00:02:47,601 --> 00:02:51,539 (真彦) わたしが 付いていながら お嬢さまを守りきれなくて→ 45 00:02:51,605 --> 00:02:54,542 ホントに… ホントに 申し訳ございません。 46 00:02:54,608 --> 00:02:56,544 (看護師) 血圧 60 切りそうです。 47 00:02:56,610 --> 00:02:59,547 (杏子) 紅子 死なないで。 死んじゃ 嫌。 48 00:02:59,613 --> 00:03:01,549 (看護師) 血が 足りません。 49 00:03:01,615 --> 00:03:03,551 (真彦) 俺のを いくらでも使ってくれ。 50 00:03:03,617 --> 00:03:05,553 (医師) 至急 血液型 確認して。 (看護師) はい。 51 00:03:05,619 --> 00:03:10,558 (杏子) 紅子。 紅子。 死なないで…。 ハッ。 52 00:03:10,624 --> 00:03:12,560 (ミツ) 紅子。 (真彦) 紅子。 53 00:03:12,626 --> 00:03:15,563 (杏子) 凛子。 死なないで。 お母さまを 置いてかないで。 54 00:03:15,629 --> 00:03:20,568 凛子。 ああ 凛子。→ 55 00:03:20,634 --> 00:03:25,573 ハッ。 凛子。 56 00:03:25,639 --> 00:03:27,575 (孝太郎) 杏子。 (ミツ) 杏子。 57 00:03:27,641 --> 00:03:30,578 杏子。 杏子! 58 00:03:30,644 --> 00:03:36,650 (孝太郎) 太一が… 太一が 紅子を刺すなんて。 59 00:03:38,652 --> 00:03:41,655 どうして こんなことに。 60 00:03:43,657 --> 00:03:48,529 子供たちの幸せだけを 考えてきたのに。 61 00:03:48,596 --> 00:03:54,535 お母さま。 ホントに 申し訳ございませんでした。 62 00:03:54,602 --> 00:03:58,539 全て… 全て わたしが悪いんです。→ 63 00:03:58,606 --> 00:04:01,542 太一を こんなふうに 育ててしまった→ 64 00:04:01,609 --> 00:04:05,546 わたしの責任です。 65 00:04:05,613 --> 00:04:08,616 わたしを いかようにもしてください。 66 00:04:10,618 --> 00:04:13,554 わたしを いかようにも…。 ううっ…。 67 00:04:13,621 --> 00:04:15,556 (ミツ) ハァー。 68 00:04:15,623 --> 00:04:23,564 やはり 双子は 清瀬の言い伝えどおり→ 69 00:04:23,631 --> 00:04:27,568 呪われていたのかもしれんのう。 70 00:04:27,635 --> 00:04:29,637 (孝太郎の泣き声) 71 00:04:37,645 --> 00:04:40,581 (看護師) 血圧 上がりません。 72 00:04:40,648 --> 00:04:42,583 (医師) やはり 血が足りないな。 73 00:04:42,650 --> 00:04:45,586 (真彦) もっともっと 俺のを採ってくれ。 74 00:04:45,653 --> 00:04:48,522 (看護師) これ以上 採ったら あなたの体が…。 75 00:04:48,589 --> 00:04:50,524 (真彦) 俺のことなんて どうでもいい! 76 00:04:50,591 --> 00:04:53,527 紅子がいない世の中なんて 生きていても 意味がない。 77 00:04:53,594 --> 00:04:56,530 もっともっと 俺のを採ってくれ。 全部 抜いてくれたって構わない。 78 00:04:56,597 --> 00:04:59,600 俺の血を 紅子に 全部 やってくれ! 79 00:05:01,602 --> 00:05:06,540 すまない 紅子。 守りきれなくて すまない。 80 00:05:06,607 --> 00:05:10,611 生きてくれ。 生き延びてくれ 紅子。 81 00:05:16,617 --> 00:05:19,553 (藤堂) 何があった? 何があったんだ? 82 00:05:19,620 --> 00:05:24,625 (使用人) 紅子お嬢さまが 太一坊ちゃまに 刺されました。 83 00:05:33,634 --> 00:05:36,570 (藤堂) なぜ 守れなかった! 84 00:05:36,637 --> 00:05:39,573 紅子に 何かあったら 俺が お前を殺す! 85 00:05:39,640 --> 00:05:41,575 \(ドアの開く音) 86 00:05:41,642 --> 00:05:45,579 (医師) ハァ。 処置は済みましたが 予断を許しません。 87 00:05:45,646 --> 00:05:48,582 今夜が 峠かと。 88 00:05:48,582 --> 00:05:56,590 ♪~ 89 00:06:02,463 --> 00:06:05,399 (藤堂) これからは お前を守って→ 90 00:06:05,466 --> 00:06:09,470 お前のために生きていこうと 思ってたんだぞ。 91 00:06:11,472 --> 00:06:13,407 紅子。 92 00:06:13,474 --> 00:06:17,411 お前が 人を愛するということを 俺に教えてくれたんだ。 93 00:06:17,478 --> 00:06:20,414 その お前が 俺を置いて 一人で いかないでくれ。 94 00:06:20,481 --> 00:06:24,418 俺のそばに ずっといて 俺に もっと守らせてくれ。 95 00:06:24,485 --> 00:06:27,421 俺に もっともっと 愛させてくれ! 96 00:06:27,488 --> 00:06:30,424 戻ってきてくれ 紅子! 97 00:06:30,491 --> 00:06:33,494 紅子…。 ううっ…。 98 00:06:38,499 --> 00:06:45,439 (真彦) 俺は 誰も 守ることができないのか。 99 00:06:45,506 --> 00:06:49,443 紅子も 麗華も…。 100 00:06:49,443 --> 00:07:03,457 ♪~ 101 00:07:06,460 --> 00:07:08,395 千鶴。 102 00:07:08,462 --> 00:07:13,400 (千鶴) あの 太一は 戻っておりますでしょうか。 103 00:07:13,467 --> 00:07:15,402 (孝太郎) それが 太一がな…。 104 00:07:15,469 --> 00:07:19,406 (ミツ) お前の バカ息子が 紅子を刺したんじゃ。 105 00:07:19,473 --> 00:07:24,411 (千鶴) 紅子さんを…。 それで 紅子さんは? 106 00:07:24,478 --> 00:07:28,415 まだ 生死を さまよってる。 今夜が 峠だそうだ。 107 00:07:28,482 --> 00:07:32,419 そんな…。 108 00:07:32,486 --> 00:07:35,422 申し訳ありません!→ 109 00:07:35,489 --> 00:07:38,425 太一には もう 絶対に バカなことは させない。→ 110 00:07:38,492 --> 00:07:42,429 二度と 罪は犯させないと 紅子さんに誓っておりましたのに。 111 00:07:42,496 --> 00:07:46,433 (千鶴) それが 母親としての わたしの役目でしたのに。 112 00:07:46,500 --> 00:07:48,368 こんなことになってしまって。 113 00:07:48,435 --> 00:07:52,372 本当に 申し訳ありませんでした! 114 00:07:52,439 --> 00:07:56,376 (千鶴) もう こうなった以上 わたしも 生きてはおれません。 115 00:07:56,443 --> 00:07:58,378 千鶴。 116 00:07:58,445 --> 00:08:01,381 あの子を道連れに 死んで おわびをいたします。 117 00:08:01,448 --> 00:08:04,384 えーい がたがた うるさいわい! 118 00:08:04,451 --> 00:08:08,388 今は 紅子の容体が 一番じゃ。 119 00:08:08,455 --> 00:08:11,458 太一のことなど 後でもいい! 120 00:08:13,460 --> 00:08:16,396 (孝太郎) 太一は お前のところには いないんだな。 121 00:08:16,463 --> 00:08:20,400 帰ったら いなくなってて。 122 00:08:20,467 --> 00:08:23,403 それで もしやと思って こちらに。 123 00:08:23,470 --> 00:08:29,409 でも 紅子さんを 刺しただなんて…。 124 00:08:29,476 --> 00:08:38,485 わたし 紅子さんにも あなたにも どう おわびしたらいいのか…。 125 00:08:40,487 --> 00:08:44,491 お前の責任じゃない。 わたしの責任だ。 126 00:08:46,493 --> 00:08:48,428 あの子の 麗華さんへの思いも 分かっていながら→ 127 00:08:48,495 --> 00:08:51,431 どうしてやることも できなかった。 128 00:08:51,498 --> 00:08:54,434 麗華さんと 真彦の婚約も 許した。 129 00:08:54,501 --> 00:08:57,437 この家の同居も 許した。 130 00:08:57,504 --> 00:09:03,510 太一を追い詰めてしまったのは この わたしなんだよ。 131 00:09:10,517 --> 00:09:14,521 (太一) フフフ フフ…。 うわーっ! 132 00:09:16,523 --> 00:09:18,458 (太一) あいつが 悪いんだ。→ 133 00:09:18,525 --> 00:09:20,460 あいつが 勝手に 真彦の前に 飛び出してきたんだ。 134 00:09:20,527 --> 00:09:24,531 紅子が 悪いんだ。 紅子が…。 紅子が…。 135 00:09:27,534 --> 00:09:31,538 (太一) 俺は 麗華さんが好きなだけなのに。 136 00:09:33,540 --> 00:09:40,547 何で こんなことに… 何で こんなことになるんだ。 137 00:09:43,550 --> 00:09:47,421 俺 あいつが死んだら どうなるんだ? 138 00:09:47,487 --> 00:09:50,424 警察に 捕まるのか? 139 00:09:50,490 --> 00:09:56,430 あっ いや。 あいつは 紅子は 今 清瀬の跡継ぎの 凛子だ。 140 00:09:56,496 --> 00:10:00,434 殺しが公になれば 清瀬の爵位は はく奪される。 141 00:10:00,500 --> 00:10:03,437 そんなことは あの ばあさんが 許さない。 142 00:10:03,503 --> 00:10:08,442 いや でも もし あいつが 生きてたら→ 143 00:10:08,508 --> 00:10:13,513 全てを バラされて 俺は 警察に 突き出される。 144 00:10:15,515 --> 00:10:18,518 どうすりゃいいんだ。 145 00:10:21,521 --> 00:10:23,457 どうにかしなきゃ。 146 00:10:23,523 --> 00:10:26,460 どうにか…。 どうにかしなきゃ…。 147 00:10:26,526 --> 00:10:29,529 どうにか…。 148 00:10:46,546 --> 00:10:48,415 (太一) 警察ですか。 149 00:10:48,482 --> 00:10:55,422 子爵家の 清瀬家に…。 清瀬家に…。 150 00:10:55,489 --> 00:10:58,425 (紅子)《真彦 やめろ。 復讐なんか やめろ》 151 00:10:58,492 --> 00:11:00,427 《愛する お前に そんなこと させたくないんだよ》 152 00:11:00,494 --> 00:11:03,430 《約束してくれって 言っただろ!》 153 00:11:03,497 --> 00:11:05,499 《やめろー!》 154 00:11:08,502 --> 00:11:11,438 (紅子)《真彦ー!》 155 00:11:11,505 --> 00:11:16,443 凛子。 死なないで。 お母さまを置いてかないで。 156 00:11:16,510 --> 00:11:18,445 凛子。 157 00:11:18,512 --> 00:11:27,521 (紅子) ごめん お母さま。 アタイ 死ぬのかな。 158 00:11:27,521 --> 00:11:38,532 ♪~ 159 00:11:38,532 --> 00:11:43,470 (凛子)《まだ こちらに来ては 駄目よ 紅子》 160 00:11:43,537 --> 00:11:48,408 《あなたには まだ やらなくては いけないことがあるでしょ》 161 00:11:48,475 --> 00:11:53,413 《私の代わりに 蝶になって。 紅子》 162 00:11:53,480 --> 00:11:56,416 《あなたらしい蝶に》 163 00:11:56,483 --> 00:12:03,490 《そして 大空 高く 飛び立つのよ。 紅子》 164 00:12:05,492 --> 00:12:07,427 (紅子) ハッ。 165 00:12:07,494 --> 00:12:09,496 (藤堂) 紅子? 166 00:12:16,503 --> 00:12:21,441 (紅子) お前に 涙は似合わないぞ。 167 00:12:21,508 --> 00:12:25,445 (藤堂) 似合わなくったって 構わないよ。 168 00:12:25,512 --> 00:12:27,447 俺は お前を愛してる。 169 00:12:27,514 --> 00:12:32,519 本当に よく戻ってきてくれたな 紅子。 170 00:12:40,527 --> 00:12:42,462 (使用人) お嬢さまの意識が 戻りました! 171 00:12:42,529 --> 00:12:46,533 ああっ そうか。 ああ そうか。 ハハハ。 172 00:12:54,474 --> 00:13:00,413 (紅子) 太一を 許してやってくれ。 173 00:13:00,480 --> 00:13:03,416 あいつを追い込んだのは アタイだ。 174 00:13:03,483 --> 00:13:09,422 紅子さん ごめんなさい。 こんなことになって。 175 00:13:09,489 --> 00:13:13,426 あの子を止められなくて ごめんなさい。 176 00:13:13,493 --> 00:13:17,430 (孝太郎) 太一が… 太一が すまなかったね。 177 00:13:17,497 --> 00:13:23,436 (紅子) お父さま。 千鶴さん。 178 00:13:23,503 --> 00:13:28,441 アタイは こうやって生きてる。 気にしなくていいよ。 179 00:13:28,508 --> 00:13:30,443 紅子…。 180 00:13:30,510 --> 00:13:32,512 (千鶴) ううっ…。 181 00:13:37,517 --> 00:13:40,453 (紅子) ばあさん。 182 00:13:40,520 --> 00:13:46,459 太一を 許してやってくれ。 頼んだぞ。 183 00:13:46,526 --> 00:13:49,462 (ミツ) あんたって子は…。 184 00:13:51,464 --> 00:13:54,401 (紅子) お母さまは? >> まだ 眠ってるよ。 185 00:13:54,467 --> 00:14:01,474 目が覚めたら あんたの無事を 伝えるから 安心おし。 186 00:14:03,476 --> 00:14:07,414 (藤堂) 無理をするな 紅子。 もう お休み。 187 00:14:07,480 --> 00:14:09,482 (紅子) ああ。 188 00:14:11,484 --> 00:14:13,486 真彦。 189 00:14:13,486 --> 00:14:21,494 ♪~ 190 00:14:27,500 --> 00:14:33,506 ♪~ 191 00:14:33,506 --> 00:14:41,448 (紅子) 真彦。 バカなことは 考えるなよ。 192 00:14:41,514 --> 00:14:46,453 約束 守ってくれよ。 193 00:14:46,519 --> 00:14:49,389 (真彦) 紅子。 安心して 眠ればいい。 194 00:14:49,456 --> 00:14:53,393 まだ 傷が痛むだろう。 もう 目をつぶれ。 195 00:14:53,460 --> 00:14:56,463 お休み 紅子。 196 00:14:56,463 --> 00:15:06,473 ♪~ 197 00:15:11,478 --> 00:15:14,414 おお 杏子。 起きたか。 198 00:15:14,481 --> 00:15:16,483 (孝太郎) 杏子。 199 00:15:18,485 --> 00:15:22,422 安心おし。 紅子は 無事だ。 峠は 越えた。 200 00:15:22,489 --> 00:15:25,425 もう 大丈夫だからな 紅子は。 201 00:15:25,492 --> 00:15:29,429 今は よく 紅子も眠っている。 もう少し 眠らせてあげような。 202 00:15:29,496 --> 00:15:34,434 それで 様子を見て 後で 一緒に 会いに行こう 紅子に。 203 00:15:34,501 --> 00:15:38,505 紅子? それは 誰ですの? 204 00:15:40,507 --> 00:15:44,444 ところで 凛子は 今日は 武蔵野ですか? 205 00:15:44,511 --> 00:15:46,446 杏子 あんた…。 206 00:15:46,513 --> 00:15:48,448 杏子…。 207 00:15:57,457 --> 00:15:59,459 (麗華) 真彦さん? 208 00:15:59,459 --> 00:16:19,479 ♪~ 209 00:16:23,383 --> 00:16:27,387 (藤堂) 紅子 起きたか。 水 飲むか? 210 00:16:30,390 --> 00:16:34,394 (紅子) ああっ…。 うっ。 211 00:16:40,400 --> 00:16:42,402 (紅子) ありがとう。 212 00:16:44,404 --> 00:16:50,343 フッ。 でも 何か いいな。 (藤堂) うん? 213 00:16:50,410 --> 00:16:57,350 (紅子) こんなふうに 人に 優しくしてもらうのは 初めてだ。 214 00:16:57,417 --> 00:17:03,423 こんなふうに 守ってもらうのは 初めてだ。 215 00:17:05,425 --> 00:17:10,363 (藤堂) お前を守ったのは 真彦だよ。 216 00:17:10,430 --> 00:17:12,365 (紅子) えっ? 217 00:17:12,432 --> 00:17:17,437 (藤堂) 真彦が お前のために 大量の血液を 分けてくれたんだ。 218 00:17:19,439 --> 00:17:24,377 (紅子) あいつの血が アタイの中に…。 219 00:17:24,444 --> 00:17:26,379 (藤堂) 同じ血液型は あいつだけだった。 220 00:17:26,446 --> 00:17:29,382 兄妹だから できることだ。 221 00:17:29,449 --> 00:17:31,384 正直 うらやましい。 222 00:17:31,451 --> 00:17:35,388 俺は どう あがいても 同じ血を 持つことは できないからな。 223 00:17:35,455 --> 00:17:42,395 (紅子) アタイの中に 真彦の血が。 真彦の。 224 00:17:42,462 --> 00:17:47,400 (藤堂) だが 俺が。 これからは 俺が お前を守る。 225 00:17:47,467 --> 00:17:50,470 お前の生きる道を 照らし続けていく。 226 00:17:53,473 --> 00:17:55,408 (紅子) ありがとう。 227 00:17:55,475 --> 00:17:57,477 \(ドアの開く音) 228 00:18:00,480 --> 00:18:04,417 (紅子) お母さまは どうしてる? まだ 眠ってるのか? 229 00:18:04,484 --> 00:18:07,420 (ミツ) とうとう 壊れてしまったよ。 230 00:18:07,487 --> 00:18:09,422 (紅子) えっ? (ミツ) あんたの無事を 話しても→ 231 00:18:09,489 --> 00:18:12,425 きょとんとして。 232 00:18:12,492 --> 00:18:15,428 凛子は 武蔵野かって 聞いてきよった。 233 00:18:15,495 --> 00:18:22,368 孝太郎は そんな杏子に付いて 話を合わせて 看病してるよ。 234 00:18:22,435 --> 00:18:25,371 太一が あんなことを しでかしてしまい→ 235 00:18:25,438 --> 00:18:31,377 杏子が ああなっちゃ 孝太郎も さぞかし つらいだろうよ。 236 00:18:31,444 --> 00:18:37,383 わたしも もう 何にも 望まないよ。 237 00:18:37,450 --> 00:18:45,391 あんたや 杏子が 元気でいてくれれば それでいい。 238 00:18:45,458 --> 00:18:48,461 (紅子) 似合わないぞ ばあさん。 239 00:18:50,463 --> 00:18:56,402 早く 跡継ぎの子を つくれ。 そうせんと わたしが隠居できん。 240 00:18:56,469 --> 00:18:59,405 (紅子) フッ。 それでこそ ばあさんだ。 241 00:18:59,472 --> 00:19:02,408 (藤堂) すぐに ひ孫の顔を お見せしますよ。 242 00:19:02,475 --> 00:19:07,413 こりゃあ いい。 アッハッハッハ。 243 00:19:07,480 --> 00:19:13,486 凛子を殺したのは やはり 太一かのう。 244 00:19:17,423 --> 00:19:23,363 (紅子) 生きるために 幸せをつかむために 選択してきたことが→ 245 00:19:23,429 --> 00:19:27,433 開いてはいけない秘密を 開いてしまった。 246 00:19:29,435 --> 00:19:32,372 \(ドアの開く音) 247 00:19:32,438 --> 00:19:35,375 (紅子) 麗華。 起きれたのか。 248 00:19:35,441 --> 00:19:37,377 紅子は どうしたの? 249 00:19:37,443 --> 00:19:39,379 (ミツ) 太一に 刺されたんじゃよう。 250 00:19:39,445 --> 00:19:43,383 ええっ? 太一に? じゃあ 真彦さん…。 251 00:19:43,449 --> 00:19:45,385 (紅子) どうした? 252 00:19:45,451 --> 00:19:47,453 真彦さんが これを。 253 00:19:49,455 --> 00:19:53,393 (真彦)「麗華 俺は この家を出ていくよ」 254 00:19:53,459 --> 00:19:55,395 「許してほしい」 255 00:19:55,461 --> 00:19:58,398 「俺には どうしても やらなきゃいけないことがある」 256 00:19:58,464 --> 00:20:01,401 「もう二度と この家には 戻れない」 257 00:20:01,467 --> 00:20:06,406 「俺のことなど 早く忘れて 新しい幸せを 掴んでほしい」 258 00:20:06,472 --> 00:20:12,412 「勝手なことを言って すまない。 真彦」 259 00:20:12,478 --> 00:20:16,482 (紅子) あいつ 太一を…。 260 00:20:16,482 --> 00:20:33,433 ♪~ 261 00:20:33,433 --> 00:20:39,372 (麗華) やめて 紅子。 そんな体で 無理よ。 262 00:20:39,439 --> 00:20:41,374 (孝太郎) どうした。 そんな体で どこに? 263 00:20:41,441 --> 00:20:43,376 (ミツ) 真彦の復讐を 止めにじゃ。 264 00:20:43,443 --> 00:20:46,379 (孝太郎) 復讐って まさか 太一をですか? 265 00:20:46,446 --> 00:20:49,382 (藤堂) そんな傷で動くなんて 無茶だ。 治る傷も 治らない。 266 00:20:49,449 --> 00:20:52,385 傷口が 開くぞ。 頼むから やめてくれ。 267 00:20:52,452 --> 00:20:54,387 (紅子) あいつを止めなきゃ。 あいつを…。 268 00:20:54,454 --> 00:20:56,389 あいつに 復讐なんか させたくない。 269 00:20:56,456 --> 00:20:59,392 (藤堂) なら わたしが行く。 わたしが 行くから お前は 休んでろ。 270 00:20:59,459 --> 00:21:03,396 \(ドアの開く音) (警察官) 警察です。 271 00:21:03,463 --> 00:21:05,398 何じゃ お前たちは。 272 00:21:05,465 --> 00:21:09,402 ここが 子爵である 清瀬家と知っての乱入か。 273 00:21:09,469 --> 00:21:11,404 あなたが こちらの ご当主ですか? 274 00:21:11,471 --> 00:21:13,406 当主は ここにいる 孝太郎じゃが→ 275 00:21:13,473 --> 00:21:16,409 わたしが この家を 取り仕切っておる。 276 00:21:16,476 --> 00:21:19,345 断りなく ぶしつけに 勝手に 上がりこんで→ 277 00:21:19,412 --> 00:21:23,349 無礼極まりない。 事によっては お前らの首が 飛ぶぞ。 278 00:21:23,416 --> 00:21:25,351 突然の 失礼な来訪を 陳謝いたします。 279 00:21:25,418 --> 00:21:28,354 ですが 私どもに 密告がございましてね。 280 00:21:28,421 --> 00:21:30,356 密告じゃと? 281 00:21:30,423 --> 00:21:32,358 (警察官) 失礼ですが こちらの令嬢→ 282 00:21:32,425 --> 00:21:35,428 清瀬 凛子さんは どちらでしょう? 283 00:21:39,432 --> 00:21:43,369 (紅子) 清瀬 凛子は 私ですが それが 何か? 284 00:21:43,436 --> 00:21:46,372 (警察官) そうですか。 あなたが 清瀬 凛子さんですか。 285 00:21:46,439 --> 00:21:51,377 (紅子) ええ。 私に 何か ご用ですか? 286 00:21:51,444 --> 00:21:56,449 清瀬家の令嬢 凛子殺しの容疑で 聴きたいことがある。