1 00:00:06,874 --> 00:00:09,810 {\an8}(紅子)ハァ…ハァ…。 (真彦)紅子。 2 00:00:09,877 --> 00:00:12,880 {\an8}(紅子)ハァ…ハァ…。 3 00:00:14,882 --> 00:00:20,888 {\an8}(紅子)もうちょっとだけ… こうしててもいいか? 4 00:00:20,888 --> 00:00:59,927 ♪~ 5 00:00:59,927 --> 00:01:01,929 {\an8}\(ノック) 6 00:01:06,867 --> 00:01:11,806 (杏子)あなたたちも 苦しいわよね。 7 00:01:11,872 --> 00:01:13,874 ごめんなさいね。 8 00:01:18,379 --> 00:01:20,314 (ミツ)杏子が おかゆを作るとはのう。 9 00:01:20,381 --> 00:01:22,383 (孝太郎)紅子は食べてたのかい? 10 00:01:24,385 --> 00:01:26,320 (久我山)おはようございます。 11 00:01:26,387 --> 00:01:29,323 (ミツ)またあんたか。 今日は何の用じゃ。 12 00:01:29,390 --> 00:01:31,325 娘に会いに来ました。 13 00:01:31,392 --> 00:01:34,328 (ミツ)娘じゃと? まあぬけぬけと。 14 00:01:34,395 --> 00:01:37,331 あんたの娘はここにはおらん! 15 00:01:37,398 --> 00:01:42,336 紅子に本当の父親が会いに来たと 伝えてもらえますか? 16 00:01:42,403 --> 00:01:44,405 (孝太郎)ここでは何ですから。 17 00:01:49,343 --> 00:01:53,280 (孝太郎)何を勘違いして いらっしゃるのか分かりませんが→ 18 00:01:53,347 --> 00:01:56,283 紅子はわたしの娘です。 19 00:01:56,350 --> 00:01:58,285 (久我山)勘違いとは これはまた。→ 20 00:01:58,352 --> 00:02:01,288 あなたがそう思いたい気持ちは 分かりますがね→ 21 00:02:01,355 --> 00:02:05,292 紅子はわたしの娘です。→ 22 00:02:05,359 --> 00:02:09,296 凛子同様わたしの娘。 23 00:02:09,363 --> 00:02:11,298 あなたは知ってて→ 24 00:02:11,365 --> 00:02:16,303 凛子が自分の娘だと知ってて 真彦を清瀬に渡したのか。 25 00:02:16,370 --> 00:02:18,305 ええそうですが。 それが何か? 26 00:02:18,372 --> 00:02:22,309 何という… 何というむごいことを。 27 00:02:22,376 --> 00:02:26,313 あなたには父親としての 情というものはないのか! 28 00:02:26,380 --> 00:02:28,315 情ですか。 残念ながら→ 29 00:02:28,382 --> 00:02:30,317 そういうものは 持ち合わせておりません。 30 00:02:30,384 --> 00:02:32,319 何という人だ。 31 00:02:32,386 --> 00:02:37,324 あなたのせいで凛子と真彦は どれだけ苦しんだことか。→ 32 00:02:37,391 --> 00:02:42,329 あなたは父親なんかじゃない。 凛子も紅子もわたしの娘だ。 33 00:02:42,396 --> 00:02:44,331 あなたが何と言おうと→ 34 00:02:44,398 --> 00:02:47,268 紅子がわたしの娘であることは 事実です。 35 00:02:47,334 --> 00:02:49,270 久我山さん。 36 00:02:49,336 --> 00:02:52,273 二度と来ないでほしいと お願いしたはずです。→ 37 00:02:52,339 --> 00:02:56,277 あなたの存在私の存在が 紅子を苦しめているんです。→ 38 00:02:56,343 --> 00:03:01,282 兄と妹である2人を 引き合わせてしまったのは→ 39 00:03:01,348 --> 00:03:03,284 私たちの罪。 40 00:03:03,350 --> 00:03:08,289 今も部屋に行ったら 2人は添い寝で眠っていたわ。 41 00:03:08,355 --> 00:03:11,292 愛し合いたいのに 愛し合えない。 42 00:03:11,358 --> 00:03:14,295 どんなに苦しいことか。 43 00:03:14,361 --> 00:03:16,297 愛し合えばいい。 44 00:03:16,363 --> 00:03:19,300 あなた…。 (孝太郎)何ということを。 45 00:03:19,366 --> 00:03:22,303 あなたという人は どこまで鬼畜なんだ。 46 00:03:22,369 --> 00:03:24,305 (久我山)その鬼畜を愛し→ 47 00:03:24,371 --> 00:03:27,308 わたしの子を産んでくれたのは 杏子です。 48 00:03:27,374 --> 00:03:29,310 わたしたちは→ 49 00:03:29,376 --> 00:03:33,314 あなたと杏子が結婚する前から 愛し合っておりました。 50 00:03:33,380 --> 00:03:36,317 そして杏子は わたしの子凛子を産み→ 51 00:03:36,383 --> 00:03:40,321 清瀬の跡継ぎを産むという 役目も果たした。 52 00:03:40,387 --> 00:03:43,324 ですからわたしたちは 前からの約束どおり→ 53 00:03:43,390 --> 00:03:47,261 家を捨て共に生きていこうと していたんですが→ 54 00:03:47,328 --> 00:03:52,266 その土壇場で 杏子がわたしを裏切ったんです。 55 00:03:52,333 --> 00:03:58,272 凛子を置いては行けないと。 清瀬の家も捨てられないとね。→ 56 00:03:58,339 --> 00:04:04,278 わたしは全てを恨みました。 杏子を。凛子を。清瀬を。 57 00:04:04,345 --> 00:04:06,280 ですがどんなに恨んでも→ 58 00:04:06,347 --> 00:04:08,282 杏子を忘れることは できなかった。 59 00:04:08,349 --> 00:04:11,285 あきらめるなんてことは わたしにはできなかったんです。→ 60 00:04:11,352 --> 00:04:14,288 わたしは杏子にも→ 61 00:04:14,355 --> 00:04:16,290 わたしを 忘れないでいてほしかった。→ 62 00:04:16,357 --> 00:04:20,294 だから真彦を 清瀬にやったんです。→ 63 00:04:20,361 --> 00:04:23,297 そのことで 杏子は苦しみながらも→ 64 00:04:23,364 --> 00:04:27,301 わたしのことは 忘れられなかったはずです。 65 00:04:27,368 --> 00:04:30,304 そして先日 夢の世界で暮らしていた杏子を→ 66 00:04:30,371 --> 00:04:33,307 紅子がわたしの元へ 連れてきてくれたんです。 67 00:04:33,374 --> 00:04:36,310 紅子が!? (久我山)ええ紅子がです。 68 00:04:36,377 --> 00:04:40,314 「お父さま。お母さまのこと よろしくお願いします」って→ 69 00:04:40,381 --> 00:04:42,316 杏子を置いていったんです。 70 00:04:42,383 --> 00:04:46,320 わたしはそのとき 杏子を抱きました。 71 00:04:46,387 --> 00:04:48,255 (杏子)やめてください! 72 00:04:48,322 --> 00:04:50,257 ああっ! 73 00:04:50,324 --> 00:04:53,260 24年ぶりに杏子を抱きました。→ 74 00:04:53,327 --> 00:04:56,263 わたしに抱かれて 杏子は正気に戻ったんです。→ 75 00:04:56,330 --> 00:04:58,265 わたしの下でわたしを感じ→ 76 00:04:58,332 --> 00:05:00,267 こちらの世界に 戻ってきたんです。 77 00:05:00,334 --> 00:05:02,269 杏子の心が杏子の体が→ 78 00:05:02,336 --> 00:05:04,271 わたしを 覚えていたということです。→ 79 00:05:04,338 --> 00:05:07,274 24年たっても 忘れていなかったということです。 80 00:05:07,341 --> 00:05:10,344 貴様! (杏子)ああっ…。 81 00:05:12,346 --> 00:05:15,282 (久我山)そろそろあなたも 杏子を解放して→ 82 00:05:15,349 --> 00:05:20,287 わたしに返してもらえませんか。 (孝太郎)なっ何を言ってるんだ。 83 00:05:20,354 --> 00:05:22,289 先ほども言ったように→ 84 00:05:22,356 --> 00:05:27,294 杏子の体が杏子の心が わたしを求めているんですよ。 85 00:05:27,361 --> 00:05:30,297 私は あなたを求めてなどいません! 86 00:05:30,364 --> 00:05:32,299 わたしの娘も 返してもらえませんか。→ 87 00:05:32,366 --> 00:05:35,302 本当の父と母と娘が 3人で暮らす。→ 88 00:05:35,369 --> 00:05:37,304 これこそが偽りのない→ 89 00:05:37,371 --> 00:05:39,306 本当の 幸せなんじゃないですかねえ。 90 00:05:39,373 --> 00:05:42,309 もうバカなこと 言わないでください! 91 00:05:42,376 --> 00:05:46,313 紅子はあなたの娘じゃない。 私の娘です! 92 00:05:46,380 --> 00:05:51,251 杏子はわたしの妻です。 93 00:05:51,318 --> 00:05:55,255 そして紅子もわたしの娘です。 94 00:05:55,322 --> 00:05:58,258 あなたに お渡しなんかできません。 95 00:05:58,325 --> 00:06:00,260 あなた…。 96 00:06:00,327 --> 00:06:03,263 それにここは わたしの家です。→ 97 00:06:03,330 --> 00:06:07,334 あなたともうお話しすることは 何もありません。 98 00:06:20,347 --> 00:06:25,352 (真彦)もう熱はないみたいだな。 呼吸はどうだ? 99 00:06:27,354 --> 00:06:32,292 (紅子)フーッ…。大丈夫だ。 ちゃんとできる。 100 00:06:32,359 --> 00:06:34,361 (真彦)そうか。 101 00:06:42,369 --> 00:06:47,241 (紅子)この部屋に来たみたいだな あの人。 102 00:06:47,307 --> 00:06:49,243 (真彦)今度は食べてやれ。 103 00:06:49,309 --> 00:06:53,313 料理もできないあの人が お前のために作ったんだ。 104 00:07:02,322 --> 00:07:05,259 (紅子)相変わらず むくの下手くそだな。 105 00:07:05,325 --> 00:07:07,261 (真彦)そういえば昔→ 106 00:07:07,327 --> 00:07:12,266 あの人のためにお前が むいてやったこともあったよな。 107 00:07:12,332 --> 00:07:15,335 凛子もむいてやると喜んだ。 108 00:07:26,346 --> 00:07:29,283 (紅子)まずい。 (真彦)えっ? 109 00:07:29,349 --> 00:07:34,354 (紅子)フッ…あいつ 塩と砂糖間違えてる。 110 00:07:38,358 --> 00:07:40,360 (真彦)ホントだ。 111 00:07:42,362 --> 00:07:46,300 (紅子)やっぱりおかゆは 俺が作るのが一番だ。 112 00:07:46,366 --> 00:07:50,237 藍子もうまいって言って 食べてたな。 113 00:07:50,304 --> 00:07:53,240 《藍子。姉ちゃんの作ったおかゆ うまいだろ?》 114 00:07:53,307 --> 00:07:56,310 (藍子)《うん。卵も入ってるね》 115 00:07:58,312 --> 00:08:02,316 (紅子)でももうその藍子もいない。 116 00:08:02,316 --> 00:08:15,329 ♪~ 117 00:08:15,329 --> 00:08:18,265 (久我山)しかし なかなかいいお宅ですねえ。→ 118 00:08:18,332 --> 00:08:20,267 いい造りだ。 119 00:08:20,334 --> 00:08:24,271 とっととわたしの視界から 消えてくれんかねえ。 120 00:08:24,338 --> 00:08:27,274 (久我山)ああ これは失礼しました。→ 121 00:08:27,341 --> 00:08:30,344 ではお邪魔いたしました。 122 00:08:34,348 --> 00:08:37,284 何じゃあの男は。 いまいましい。 123 00:08:37,351 --> 00:08:40,287 \(杏子)久我山さん。 124 00:08:40,354 --> 00:08:42,289 (久我山)杏子。→ 125 00:08:42,356 --> 00:08:44,291 見送ってくれるとは うれしいねえ。→ 126 00:08:44,358 --> 00:08:46,293 それともこのまま わたしと一緒に→ 127 00:08:46,360 --> 00:08:48,228 ここを出ていくかい? 128 00:08:48,295 --> 00:08:51,231 もう二度と 私の前に顔を見せないで。 129 00:08:51,298 --> 00:08:54,234 紅子にも会わないで。 あの子苦しめないで。→ 130 00:08:54,301 --> 00:08:57,237 ここにも来ないで。 孝太郎を苦しめないで! 131 00:08:57,304 --> 00:09:00,240 言いたいのはそれだけかい? 132 00:09:00,307 --> 00:09:05,312 必ず迎えに来る。 待っててくれ。 133 00:09:12,452 --> 00:09:15,389 (孝太郎)何なんだあの男は。→ 134 00:09:15,455 --> 00:09:18,392 お前があんなやつと 愛し合っていたなんて。 135 00:09:18,458 --> 00:09:23,397 あんなやつに抱かれて 正気に戻るなんて。 136 00:09:23,463 --> 00:09:27,401 あの人のことなど もう愛してはいません。 137 00:09:27,467 --> 00:09:33,407 (孝太郎)お前が抱かれたから あの男も執着してるんだろう。 138 00:09:33,473 --> 00:09:39,413 確かに抱かれてしまいましたが もう愛などはありません。 139 00:09:39,479 --> 00:09:44,418 あの人から私は逃げたいんです。 あの人が怖いんです。→ 140 00:09:44,484 --> 00:09:49,356 今私が気掛かりなのは 紅子です。 141 00:09:49,423 --> 00:09:53,360 紅子が心配なんです。 142 00:09:53,427 --> 00:09:57,364 あの人にかかわると 紅子も不幸になります。 143 00:09:57,431 --> 00:10:04,371 それでなくても紅子は今 あんなに苦しんでるというのに。 144 00:10:04,438 --> 00:10:06,373 兄と妹である2人を→ 145 00:10:06,440 --> 00:10:10,377 引き合わせてしまったのも 私のせい。 146 00:10:10,444 --> 00:10:15,382 清瀬に憎しみを募らせてるのも 私のせい。 147 00:10:15,449 --> 00:10:20,387 清瀬を苦しめながら 自分自身をも苦しめている。 148 00:10:20,454 --> 00:10:24,391 紅子のあの苦しみを 私は取ってあげたいんです。 149 00:10:24,458 --> 00:10:27,394 今はそれだけしか考えられない。 150 00:10:27,461 --> 00:10:31,398 (孝太郎)紅子の傷。 151 00:10:31,465 --> 00:10:35,402 わたしはあれを見たとき 胸がつぶれそうだった。 152 00:10:35,469 --> 00:10:37,404 どうしてこの子が→ 153 00:10:37,471 --> 00:10:40,407 こんなに苦しまなきゃ いけないんだろうって。→ 154 00:10:40,474 --> 00:10:42,409 父親として 何にもしてやれなかった自分が→ 155 00:10:42,476 --> 00:10:46,413 情けなくてたまらなかった。 156 00:10:46,480 --> 00:10:51,351 あなたは本当に いい父親だと思います。 157 00:10:51,418 --> 00:10:54,354 凛子のことも 紅子のことも→ 158 00:10:54,421 --> 00:10:58,358 本当に心から 愛してくださいました。 159 00:10:58,425 --> 00:11:01,361 あの子たちを愛せたのはねえ→ 160 00:11:01,428 --> 00:11:06,366 杏子。 君が産んでくれた子だからだよ。 161 00:11:06,433 --> 00:11:08,368 あなた…。 162 00:11:08,435 --> 00:11:11,371 (孝太郎)わたしたちの結婚は お母さまが決めたものだ。 163 00:11:11,438 --> 00:11:15,375 でもわたしはね 書生のときから君に憧れていた。 164 00:11:15,442 --> 00:11:21,381 だからこの結婚が決まったとき どんなにかうれしかったことか。 165 00:11:21,448 --> 00:11:24,384 これは夢だ。幻だ。 こんなものは信じちゃいけない。 166 00:11:24,451 --> 00:11:31,391 目が覚めれば全て消えるものだと 自分に言い聞かせてねえ。→ 167 00:11:31,458 --> 00:11:36,396 でも夢でも幻でもなかった。→ 168 00:11:36,463 --> 00:11:43,403 君がわたしの隣にいたんだ。 花嫁として。→ 169 00:11:43,470 --> 00:11:49,342 君が壊れてからのこの4年間 わたしはとても幸せだった。 170 00:11:49,409 --> 00:11:54,347 君は わたしだけのものだったからね。 171 00:11:54,414 --> 00:11:59,352 君を支えて毎日君の声を聞き 毎日君の笑顔を見られて→ 172 00:11:59,419 --> 00:12:05,358 どんなに幸せだったことか。 25年分の幸せが→ 173 00:12:05,425 --> 00:12:09,362 この4年間に凝縮されて いたような気がするよ。→ 174 00:12:09,429 --> 00:12:15,368 それほど わたしは幸せだったんだ。 175 00:12:15,435 --> 00:12:18,438 あなた…。 176 00:12:22,442 --> 00:12:25,378 杏子! 177 00:12:25,445 --> 00:12:30,383 わたしは 今でも君を愛している。 178 00:12:30,450 --> 00:12:37,390 いや今まで以上に 君を愛している。 179 00:12:37,457 --> 00:12:43,463 私もあなたを愛してます。 180 00:12:43,463 --> 00:13:01,414 ♪~ 181 00:13:01,414 --> 00:13:04,417 (眞一と真彦の笑い声) 182 00:13:08,421 --> 00:13:12,359 (麗華)《眞一は真彦さんの子よ》 183 00:13:12,425 --> 00:13:14,361 \(麗華)わたしたち家族には→ 184 00:13:14,427 --> 00:13:16,429 近づかないでくださいって 言ったでしょう? 185 00:13:18,431 --> 00:13:20,367 (麗華)眞一。 向こうで遊んでらっしゃい。 186 00:13:20,433 --> 00:13:22,435 (眞一)はーい。 187 00:13:24,437 --> 00:13:26,373 (真彦)眞一と遊ぶぐらい いいじゃないか。 188 00:13:26,439 --> 00:13:28,375 こんなところを太一が見たら→ 189 00:13:28,441 --> 00:13:30,443 またどんなに荒れるか 分かりません。 190 00:13:32,445 --> 00:13:36,383 (真彦)また殴られたのか? こんなあざになって。 191 00:13:36,449 --> 00:13:39,452 かわいそうに痛かったよな。 192 00:13:41,454 --> 00:13:43,456 真彦さん。 193 00:13:46,459 --> 00:13:49,396 真彦さん。 実は眞一は…。 194 00:13:51,398 --> 00:13:53,333 \(紅子足音) 195 00:13:53,400 --> 00:13:58,405 これは夫婦の問題です。 放っておいてください。 196 00:13:58,405 --> 00:14:18,425 ♪~ 197 00:14:18,425 --> 00:14:21,361 (真彦)《お前がこの清瀬への復讐を やめないかぎり→ 198 00:14:21,428 --> 00:14:24,364 俺はお前の敵だ》 199 00:14:24,431 --> 00:14:28,435 《お願いだから…お願いだから もうやめてくれ紅子》 200 00:14:30,437 --> 00:14:34,374 (紅子)どうすればいい?藍子。 201 00:14:34,441 --> 00:14:41,448 ハァ…ハァ…。 202 00:14:44,451 --> 00:14:48,321 (真彦)紅子!大丈夫か? (紅子)来るな。 203 00:14:48,388 --> 00:14:51,324 触るな! 204 00:14:51,391 --> 00:14:57,330 お前に触れられると… 俺が崩れる。 205 00:14:57,397 --> 00:14:59,399 崩れてしまう。 206 00:15:02,402 --> 00:15:05,405 (紅子)出ていけ。 207 00:15:07,407 --> 00:15:09,409 出ていってくれ。 208 00:15:11,411 --> 00:15:16,416 お前が行かないなら 俺が出ていく。 209 00:15:20,420 --> 00:15:22,422 (真彦)紅子。 210 00:15:28,428 --> 00:15:30,363 (真彦)《また殴られたのか?》 211 00:15:30,430 --> 00:15:32,432 《かわいそうに痛かったよな》 212 00:15:35,435 --> 00:15:37,370 (太一)あいつとしゃべるなと 言っただろ!→ 213 00:15:37,437 --> 00:15:39,372 まだあんなやつがいいのか!? 214 00:15:39,439 --> 00:15:42,375 違う。違うわ。 そんなんじゃないわ。 215 00:15:42,442 --> 00:15:44,377 真彦さんのことなんて 何とも思ってないわ。 216 00:15:44,444 --> 00:15:46,379 わたしはあなたの妻よ。 217 00:15:46,446 --> 00:15:49,316 結婚するときにあなたと 生きてくことを決めたの。→ 218 00:15:49,382 --> 00:15:52,319 今はあなたと 幸せに暮らしたいだけなの。 219 00:15:52,385 --> 00:15:54,387 うーっ! 220 00:16:03,463 --> 00:16:08,401 (紅子)《あいつらの大事なものを 全部つぶしてやる》 221 00:16:08,468 --> 00:16:12,472 《お前から権利証を買い戻し 清瀬を俺のものにする》 222 00:16:14,474 --> 00:16:16,476 \(戸の開く音) 223 00:16:20,413 --> 00:16:23,416 (藤堂)どうした? 上がらないのか? 224 00:16:25,418 --> 00:16:31,358 (紅子)心が壊れそうだ。 225 00:16:31,424 --> 00:16:34,361 (藤堂)何があった? 226 00:16:34,427 --> 00:16:41,368 (紅子)俺とあいつは… 真彦とは愛し合えない。 227 00:16:41,434 --> 00:16:46,439 だが心が 今でもあいつを求めてる。 228 00:16:52,445 --> 00:16:55,448 (紅子)苦しいんだ藤堂。 229 00:16:58,451 --> 00:17:00,453 (紅子)抱いてくれ。 230 00:17:09,462 --> 00:17:12,399 (藤堂)よく俺のところに来てくれたな。 231 00:17:12,465 --> 00:17:16,403 言っただろ? いつでも来いと。 232 00:17:16,469 --> 00:17:20,473 お前の心が真彦にあろうと 構わないと。 233 00:17:22,475 --> 00:17:24,477 俺は身代わりでもいい。 234 00:17:24,477 --> 00:17:43,496 ♪~ 235 00:17:43,496 --> 00:17:45,432 (紅子)《触るな!》 236 00:17:45,498 --> 00:17:49,436 《お前に触れられると… 俺が崩れる》 237 00:17:49,502 --> 00:17:52,505 《崩れてしまう》 238 00:17:52,505 --> 00:18:28,475 ♪~ 239 00:18:32,479 --> 00:18:37,484 紅子…。 食べてくれたのね。 240 00:18:44,491 --> 00:18:48,428 (藤堂)ホントに苦しかったんだな。 241 00:18:48,495 --> 00:18:55,435 (紅子)ホントにほれたのが お前だったらどんなに楽かな。 242 00:18:55,502 --> 00:19:00,440 (藤堂)悩んでる姿は お前には似合わないぞ。 243 00:19:00,507 --> 00:19:02,442 ほれた腫れたは関係なく→ 244 00:19:02,509 --> 00:19:05,445 俺が勝手に お前を受け入れたいだけだ。 245 00:19:05,512 --> 00:19:10,450 抱かれたからといって 俺のことは気にするな。 246 00:19:10,517 --> 00:19:13,453 これからも お前の好きなように生きろ。 247 00:19:13,520 --> 00:19:16,456 自分で決めろ。 248 00:19:16,523 --> 00:19:19,459 ただしこれだけは言っておく。 249 00:19:21,461 --> 00:19:23,463 いつでも来い。 250 00:19:31,471 --> 00:19:33,473 (紅子ため息) 251 00:19:43,483 --> 00:19:46,419 (真彦)藤堂のところか。 252 00:19:46,486 --> 00:19:48,488 (紅子)ああ。 253 00:19:52,492 --> 00:19:54,427 わざわざ来てもらって 悪かったな。 254 00:19:54,494 --> 00:19:58,431 (藤堂)どういったご用でしょう。 仕事のことで何か問題でも? 255 00:19:58,498 --> 00:20:04,437 清瀬の家の権利証だが お前が持ってるんだろ? 256 00:20:04,504 --> 00:20:08,441 山田家がある長屋一帯が 紅子に買われていた。 257 00:20:08,508 --> 00:20:12,445 権利証を担保に お前が金を貸したんだろ? 258 00:20:12,512 --> 00:20:15,448 わたしはどうしても その権利証を手に入れたい。 259 00:20:15,515 --> 00:20:18,384 売ってくれ。 (藤堂)お断りします。 260 00:20:18,451 --> 00:20:20,386 わたしに逆らうのか? 261 00:20:20,453 --> 00:20:23,389 (藤堂)仕事に関しては何でも あなたの言うことを聞きます。 262 00:20:23,456 --> 00:20:27,393 ですがこの件に関しては別です。 権利証は売れません。 263 00:20:27,460 --> 00:20:32,398 私は紅子にしか売りません。 264 00:20:32,465 --> 00:20:34,400 逆らったら どういうことになるのか→ 265 00:20:34,467 --> 00:20:37,470 覚悟はできてるんだろうな? 266 00:20:46,479 --> 00:20:51,417 (ミツ)ないない。 ない!→ 267 00:20:51,484 --> 00:20:53,419 ああ…権利証がない。 268 00:20:53,486 --> 00:20:56,422 ハッ紅子…。 269 00:20:56,489 --> 00:21:02,428 (紅子)藤堂に抱かれた。 藤堂と愛し合った。 270 00:21:02,495 --> 00:21:05,431 (真彦)そうか。 271 00:21:05,498 --> 00:21:11,437 (紅子)どんなにお前を愛していても 俺たちは愛し合えない。 272 00:21:11,504 --> 00:21:15,441 (真彦)そうだな。 俺もお前を愛してる。 273 00:21:15,508 --> 00:21:18,444 だが俺たちは愛し合えない。 274 00:21:22,448 --> 00:21:25,385 (ミツ)紅子!お前か! 275 00:21:25,451 --> 00:21:27,387 (紅子)何だよばあさんいきなり。 276 00:21:27,453 --> 00:21:32,392 権利証がない。 お前が取ったんだろう。 277 00:21:32,458 --> 00:21:34,394 お前だな? 278 00:21:34,460 --> 00:21:37,397 (紅子)俺が取った。 279 00:21:37,463 --> 00:21:42,402 やっぱりお前か。 出せ!返せ! 280 00:21:42,468 --> 00:21:46,406 (紅子)手元にはないよ。 >>何?どうしたんだ権利証は! 281 00:21:46,472 --> 00:21:48,408 (紅子)権利証を担保に金を借りた。 282 00:21:48,474 --> 00:21:53,479 買い戻して 名実共に清瀬を俺のものにする。