1 00:00:06,540 --> 00:00:08,476 {\an8}(紅子) お前のせいで 太一は 死んだんだぞ。→ 2 00:00:08,542 --> 00:00:11,479 {\an8}無理心中されそうになって 麗華が 刺したんだ。 逮捕されたんだ! 3 00:00:11,545 --> 00:00:13,481 {\an8}(真彦) あっ うっ…。 4 00:00:13,547 --> 00:00:15,483 {\an8}(紅子) どこまで みんなを 苦しめれば 気が済むんだ! 5 00:00:15,549 --> 00:00:17,485 {\an8}(久我山) 杏子も わたしを 愛し続けられない。 6 00:00:17,551 --> 00:00:20,488 {\an8}(久我山) どうしてだ? 紅子。 お前が いるからだ。→ 7 00:00:20,554 --> 00:00:23,491 {\an8}お前が いるから 杏子が 苦しむんだ。 8 00:00:23,557 --> 00:00:27,495 {\an8}わたしが被った苦しみも お前ら 子供が もたらしたものだ。 9 00:00:27,561 --> 00:00:31,499 {\an8}凛子が 真彦が お前が!→ 10 00:00:31,565 --> 00:00:34,568 {\an8}お前が いるから いけないんだ! 11 00:00:36,570 --> 00:00:39,507 {\an8}(眞一) お母さんは? 12 00:00:39,573 --> 00:00:41,509 {\an8}(紅子) バカなことは やめろ。→ 13 00:00:41,575 --> 00:00:43,511 {\an8}そんなことをしても 何もならない。 14 00:00:43,577 --> 00:00:47,581 {\an8}何もならないかどうか やってみれば 分かるよ。 15 00:00:59,693 --> 00:01:02,630 (久我山) アハハハハ! 16 00:01:02,696 --> 00:01:04,632 (紅子) お前…。 17 00:01:04,698 --> 00:01:08,636 (久我山) 真彦同様 お前も そう簡単には 死なせない。 18 00:01:08,702 --> 00:01:11,639 (紅子) 真彦を どうした。 撃ったのか! 19 00:01:11,705 --> 00:01:14,642 ああ 撃った。 わたしが被った 苦しみに比べたら→ 20 00:01:14,708 --> 00:01:19,647 傷の痛みなど 微々たるものだ。 そう簡単には 死なせない。 21 00:01:19,713 --> 00:01:23,651 不浄の血を流し その血の海で 苦しみ 野垂れ死ねばいい。 22 00:01:23,717 --> 00:01:26,654 わたしの血など 一滴も あいつの中に 入ってはいない。 23 00:01:26,720 --> 00:01:28,656 どうして あんなやつが 生まれてきた。 24 00:01:28,722 --> 00:01:30,658 あんなやつは この世から 抹消されればいいんだ! 25 00:01:30,724 --> 00:01:33,661 消えて なくなればいい! (紅子) あいつだけは→ 26 00:01:33,727 --> 00:01:35,663 真彦だけは お前を見ていたんだぞ。 27 00:01:35,729 --> 00:01:38,666 向かい合っていく つもりだったんだ。 それが→ 28 00:01:38,732 --> 00:01:42,670 お前を そんなふうにしてしまった 自分の責任だって言ってな。 29 00:01:42,736 --> 00:01:47,608 なのに お前は その真彦を撃ったのか。 30 00:01:47,675 --> 00:01:49,610 お前の目には 何が映ってるんだ。 31 00:01:49,677 --> 00:01:51,612 復讐で濁った お前の目には→ 32 00:01:51,679 --> 00:01:54,615 お前への 真彦の愛も 見えなかったか! 33 00:01:54,682 --> 00:01:57,618 真彦の愛だと? フン。 そんなもの あるはずがない。 34 00:01:57,685 --> 00:01:59,620 (紅子) お前が 見ようとしなかっただけだ! 35 00:01:59,687 --> 00:02:04,625 真彦だけは お前を 愛そうとしてたんだ! 36 00:02:04,692 --> 00:02:10,698 愛していた人間に裏切られた 苦しみは アタイにだって分かる。 37 00:02:12,700 --> 00:02:18,639 アタイも 愛する人たちに裏切られ 復讐してきたからな。 38 00:02:18,706 --> 00:02:22,643 みんな 苦しみぬいて 地獄に落ちればいいと思った。 39 00:02:22,710 --> 00:02:27,648 だけど そんなアタイを 体当たりで止めたのは 真彦だ。 40 00:02:27,715 --> 00:02:30,651 そして 今度は お前を止めようとしていた。 41 00:02:30,718 --> 00:02:34,655 それが 真彦の愛だ。 真彦の愛し方だ。 42 00:02:34,722 --> 00:02:38,659 真彦は お前を愛してたんだ! 43 00:02:38,726 --> 00:02:42,663 ハハッ。 そんなはずはない。 そんなこと あるはずがない。 44 00:02:42,730 --> 00:02:44,665 それに そんなもの 望んじゃいない。 45 00:02:44,732 --> 00:02:48,602 わたしが欲しかったものは 妻の愛だ。 杏子の愛だ。 46 00:02:48,669 --> 00:02:53,607 わたしは 妻だけを愛してた。 杏子だけを愛してた。 47 00:02:53,674 --> 00:02:56,610 なのに どうして 妻も杏子も わたしだけを愛せない! 48 00:02:56,677 --> 00:02:59,613 なぜだ…。 なぜだ なぜだ なぜだ! 49 00:02:59,680 --> 00:03:03,617 わたしは いつだって 一番に お前たちを 愛していたのに! 50 00:03:03,684 --> 00:03:06,620 (紅子) そんなものは 錯覚だよ。 51 00:03:06,687 --> 00:03:09,623 錯覚だと? 52 00:03:09,690 --> 00:03:11,625 (紅子) お前が愛していたのは 自分だ。 53 00:03:11,692 --> 00:03:14,628 2人を愛する 自分を 愛していただけだ。 54 00:03:14,695 --> 00:03:18,632 いつも 一番は 自分だったんだよ。 55 00:03:18,699 --> 00:03:20,634 そんなに愛されたければ 自分から愛せよ。 56 00:03:20,701 --> 00:03:23,704 相手を ちゃんと 心から愛せよ! 57 00:03:25,706 --> 00:03:30,644 太一は 心から 麗華と眞一を 愛してた。 58 00:03:30,711 --> 00:03:32,646 最悪 自分は 死刑になるかもしれないのに→ 59 00:03:32,713 --> 00:03:35,649 お前のことも 口を割らずに 2人を守った。 60 00:03:35,716 --> 00:03:38,652 ばあさんだって 心から 母さんを愛していたから→ 61 00:03:38,719 --> 00:03:40,654 あんな体で お前のところにまで 行って→ 62 00:03:40,721 --> 00:03:42,656 母さんを 取り戻そうとした。 63 00:03:42,723 --> 00:03:45,659 藤堂だって 愛する 孤児院の子供たちを→ 64 00:03:45,726 --> 00:03:48,596 お前から 守った。 麗華だって 太一を愛してた。 65 00:03:48,662 --> 00:03:52,600 眞一と 3人で 生きていこうとしてたんだよ。 66 00:03:52,666 --> 00:03:55,603 母さんが お前のところに 行ったのだって→ 67 00:03:55,669 --> 00:03:57,605 アタイを 守ろうとしてくれたからだ。 68 00:03:57,671 --> 00:04:01,609 みんな 自分が どうなろうが 愛する者を 守るためだけに→ 69 00:04:01,675 --> 00:04:05,613 必死だったんだ。 本当に 心から愛していたから→ 70 00:04:05,679 --> 00:04:08,616 捨て身で 愛する者を 守ろうとしたんだ。 71 00:04:08,682 --> 00:04:15,689 愛するってことは そういうことじゃないのか。 72 00:04:18,692 --> 00:04:22,630 (紅子) お前は 誰も愛してなどいない。 誰も愛しては こなかった。 73 00:04:22,696 --> 00:04:25,633 そんな お前が 愛され続けるわけがないだろ。 74 00:04:25,699 --> 00:04:27,701 それこそが 自業自得だ! 75 00:04:34,708 --> 00:04:38,646 (紅子) 撃つなら アタイだけを撃て。 眞一に 罪はない。 76 00:04:38,712 --> 00:04:42,650 でもな アタイは撃たれたって 生きぬいてみせる。 77 00:04:42,716 --> 00:04:44,652 こんなもんに 負けない。 78 00:04:44,718 --> 00:04:48,589 麗華と約束したんだ。 眞一を守るってな。 79 00:04:48,656 --> 00:04:52,593 だから アタイは 撃たれたって 死なない。 80 00:04:52,660 --> 00:04:56,597 絶対に 死なない! 81 00:04:56,664 --> 00:04:59,667 わーっ! 82 00:05:12,680 --> 00:05:26,694 ♪~ 83 00:05:26,694 --> 00:05:28,629 (杏子) ハッ。 84 00:05:28,696 --> 00:05:31,699 わたしは 君を…。 85 00:05:37,705 --> 00:05:39,640 (杏子) 紅子。 86 00:05:39,707 --> 00:05:42,643 (紅子) 母さん。 87 00:05:42,710 --> 00:05:45,646 大丈夫なの? どこも撃たれてない? 88 00:05:45,713 --> 00:05:49,650 (紅子) ああ 大丈夫だ。 眞一も 大丈夫。 なっ? 89 00:05:52,653 --> 00:05:56,590 (紅子) でも 真彦が撃たれた。 (杏子) 真彦が? 90 00:05:56,657 --> 00:06:01,595 (紅子) あいつのことが 心配だ。 アタイは 真彦のところに行く。 91 00:06:01,662 --> 00:06:04,598 母さんは 眞一と一緒に 安全な所に いてくれ。 92 00:06:04,665 --> 00:06:07,668 千鶴さんのところが いいな。 >> ええ。 93 00:06:09,670 --> 00:06:14,608 (紅子) 眞一。 必ず 帰ってくるから 男は 泣かないで待ってろ。 94 00:06:14,675 --> 00:06:16,677 (眞一) うん。 95 00:06:19,680 --> 00:06:23,617 (紅子) フフ。 よし いいぞ。 いつだって 笑ってるんだ。 96 00:06:23,684 --> 00:06:27,688 笑ってりゃあ 怖くない。 >> うん。 97 00:06:29,690 --> 00:06:32,693 (紅子) 真彦。 98 00:06:37,564 --> 00:06:42,503 (孝太郎) 真彦! あっ ああ…。 99 00:06:42,569 --> 00:06:45,506 {\an8}(藤堂) だんなさま! 100 00:06:45,572 --> 00:06:48,442 {\an8}紅子。 101 00:06:48,509 --> 00:06:50,444 {\an8}お前が無事で よかった。 102 00:06:50,511 --> 00:06:52,446 {\an8}(紅子) 真彦は? 真彦は 大丈夫なのか? 103 00:06:52,513 --> 00:06:54,448 {\an8}あいつに 撃たれたんだろ。 104 00:06:54,515 --> 00:06:56,450 {\an8}(藤堂) 真彦に 会わなかったのか? 105 00:06:56,517 --> 00:07:00,454 {\an8}久我山を止めに 向かったんだ。 お前を守るためにな。 106 00:07:00,521 --> 00:07:06,460 {\an8}(孝太郎) 真彦は わたしを殴って わたしの拳銃を 持っていった。 107 00:07:06,527 --> 00:07:09,530 自分で けりをつけるつもりだ あいつは。 108 00:07:20,541 --> 00:07:23,544 (真彦) ハッ! 紅子…。 109 00:07:26,547 --> 00:07:31,485 (杏子)「あなた。 紅子も眞一も 無事です。 安心して」 110 00:07:31,552 --> 00:07:34,555 (真彦) よかった 無事で。 111 00:07:45,566 --> 00:07:47,434 (紅子) 真彦は 久我山のところだ。 112 00:07:47,501 --> 00:07:51,438 今の久我山が 行きそうな所は あそこしかない。 113 00:07:51,505 --> 00:07:53,440 紅子! 114 00:07:53,507 --> 00:07:56,443 行くな。 危ない。 115 00:07:56,510 --> 00:08:00,447 (紅子) 父さんは 今は 千鶴さんと 太一のそばにいてくれ。 116 00:08:00,514 --> 00:08:03,450 千鶴さんのところに 母さんと眞一もいる。 117 00:08:03,517 --> 00:08:05,452 みんなを頼む。 118 00:08:05,519 --> 00:08:07,454 (藤堂) 真彦は お前を守るために 行ったんだぞ。 119 00:08:07,521 --> 00:08:11,458 お前は 無事に ここにいる。 それが 真彦の望むことだ。 120 00:08:11,525 --> 00:08:13,460 (紅子) 真彦は 撃たれてるんだろ。 121 00:08:13,527 --> 00:08:16,463 久我山に会う前に 血を流して 死んじまうかも…。 122 00:08:16,530 --> 00:08:18,465 (藤堂) そんなことは あいつだって 百も承知だ! 123 00:08:18,532 --> 00:08:21,468 それでも あいつは行った。 お前を守るために。 124 00:08:21,535 --> 00:08:26,473 そして 自分が 久我山を 止めなければいけないと。 125 00:08:26,540 --> 00:08:29,476 だから 俺は お前を 死なせるわけにはいかない。 126 00:08:29,543 --> 00:08:31,478 お前が行くというのなら どんなことをしてでも 俺は…。 127 00:08:31,545 --> 00:08:34,481 (紅子) 死なねえよ。 128 00:08:34,548 --> 00:08:39,553 アタイは 死なない。 もう 誰も 死なせやしない。 129 00:08:42,556 --> 00:08:48,495 (紅子) だから 行くよ。 久我山と真彦のところへ。 130 00:08:48,562 --> 00:08:50,564 紅子…。 131 00:08:53,567 --> 00:08:59,506 (藤堂) お前が言うと 全て 大丈夫なような気がしてくるな。 132 00:08:59,573 --> 00:09:03,510 それに 言いだしたら どうせ 聞かないしな。 133 00:09:03,577 --> 00:09:07,514 行ってこい。 そして 真彦を連れてきてくれ。 134 00:09:07,581 --> 00:09:11,518 あいつが いないと 張り合いがないからな。 135 00:09:11,585 --> 00:09:21,528 (紅子) ああ。 必ず 連れ戻す。 だから お前も約束してくれ。 136 00:09:21,595 --> 00:09:26,533 必ず 生きて帰ってこい。 137 00:09:26,600 --> 00:09:28,602 (藤堂) ああ。 138 00:09:39,613 --> 00:09:43,550 わたしは お前を 愛していたんだろうか。 139 00:09:43,617 --> 00:09:47,487 いや わたしは ホントに お前を愛していた。 140 00:09:47,554 --> 00:09:49,489 心から ホントに愛していた。 141 00:09:49,556 --> 00:09:51,558 (真彦) お父さん。 142 00:09:55,562 --> 00:09:58,565 わたしは悪くない。 143 00:10:01,568 --> 00:10:03,503 お前が悪い。 144 00:10:03,570 --> 00:10:08,508 お前が。 お前が。 お前が! 145 00:10:08,575 --> 00:10:10,577 生まれてきた お前が悪い。 146 00:10:12,579 --> 00:10:17,517 (真彦) 子供のころ あなたの愛が 欲しかった。 147 00:10:17,584 --> 00:10:19,519 あなたが 兄を見る目と→ 148 00:10:19,586 --> 00:10:23,523 俺を見る目は 明らかに違っていた。 149 00:10:23,590 --> 00:10:25,525 あなたの 俺を見る目が→ 150 00:10:25,592 --> 00:10:29,529 突き刺さるように 痛かったのを 今でも 覚えている。 151 00:10:29,596 --> 00:10:33,533 どうして 愛してもらえないのか 理由も分からないまま→ 152 00:10:33,600 --> 00:10:36,536 俺は 清瀬に やられた。 153 00:10:36,603 --> 00:10:39,539 まさか 自分の出生が あなたを→ 154 00:10:39,606 --> 00:10:42,542 ここまで 苦しませているなんて 知りもしなかった。 155 00:10:42,609 --> 00:10:47,481 お前が生きているかぎり わたしの苦しみは 消えない。 156 00:10:47,547 --> 00:10:50,484 (真彦) あなたを 一人で 苦しませたりはしない。 157 00:10:50,550 --> 00:10:53,487 俺だけは あなたを見ていく。 あなたと 向き合っていく。 158 00:10:53,553 --> 00:10:55,555 決して 一人になどしない。 159 00:11:00,560 --> 00:11:03,497 \(紅子) やめろ! 160 00:11:03,563 --> 00:11:05,565 (真彦) 紅子。 161 00:11:07,567 --> 00:11:09,569 (紅子) 撃つな 真彦。 162 00:11:11,571 --> 00:11:14,508 こいつを撃っても 何も変わらない。 163 00:11:14,574 --> 00:11:16,510 (真彦) どけ。 164 00:11:16,576 --> 00:11:18,512 (紅子) こいつと 向き合っていくんだろ。 165 00:11:18,578 --> 00:11:21,515 だったら アタイも 力を貸すよ。 166 00:11:21,581 --> 00:11:25,519 お前だけで背負うのが 重過ぎるなら→ 167 00:11:25,585 --> 00:11:28,588 アタイが お前を支えてやるよ! 168 00:11:38,598 --> 00:11:41,601 (真彦) 父さん 帰りましょう。 169 00:11:50,544 --> 00:11:53,480 どうしてだ。 170 00:11:53,547 --> 00:11:58,552 どうして お前たちは 愛する者のために 死ねるんだ。 171 00:12:00,554 --> 00:12:03,490 うわーっ! 172 00:12:03,557 --> 00:12:07,494 (泣き声) 173 00:12:07,561 --> 00:12:12,566 (紅子) さあ 一緒に帰ろう。 174 00:12:12,566 --> 00:12:22,576 ♪~ 175 00:12:26,580 --> 00:12:28,515 もう どうでもいい。 176 00:12:28,582 --> 00:12:32,519 どのみち わたしは こんなふうにしか やれない。 177 00:12:32,586 --> 00:12:34,521 こんな生き方しか できない。 178 00:12:34,588 --> 00:12:38,525 愛し方など 分からない。 憎しみも 消せない。 179 00:12:38,592 --> 00:12:43,597 永遠に 孤独の淵を 歩くしかないんだ。 だから! 180 00:12:45,599 --> 00:12:47,534 ハッ。 181 00:12:50,537 --> 00:12:53,473 ハァー。 182 00:12:53,540 --> 00:12:55,542 (真彦) やめろ! 183 00:13:16,563 --> 00:13:18,565 (真彦) ああっ…。 184 00:13:25,572 --> 00:13:28,508 (真彦) 一人では 歩かせない。 185 00:13:28,575 --> 00:13:32,512 俺だけは あなたを見ていくと 言ったでしょう。 186 00:13:32,579 --> 00:13:34,581 お父さん。 187 00:13:57,537 --> 00:13:59,539 (紅子) ハッ! 188 00:14:03,543 --> 00:14:06,546 (紅子) 真彦! 189 00:14:21,661 --> 00:14:23,597 (杏子) あの子たち 大丈夫かしら。 (孝太郎) ちょっと そこまで→ 190 00:14:23,663 --> 00:14:26,600 見てくるよ。 (杏子) ええ。 191 00:14:26,666 --> 00:14:30,604 (杏子) 紅子。 よかった。 心配したのよ。 192 00:14:30,670 --> 00:14:34,608 (孝太郎) 真彦は どうした? 一緒じゃないのか? 193 00:14:34,674 --> 00:14:38,612 (紅子) 真彦は 死んだ。 194 00:14:38,678 --> 00:14:40,614 (千鶴) 死んだ? 195 00:14:40,680 --> 00:14:43,617 真彦が? (孝太郎) バカな。 196 00:14:43,683 --> 00:14:46,620 (紅子) 久我山と一緒に 死んだ。 197 00:14:46,686 --> 00:14:51,625 あの人も 死んだの? (孝太郎) あいつに 殺されたのか? 198 00:14:51,691 --> 00:14:53,627 (紅子) 真彦が あいつを連れていった。 199 00:14:53,693 --> 00:14:58,632 自分から 海に。 あいつを連れて 崖から落ちた。 200 00:14:58,698 --> 00:15:00,634 久我山も 受け入れて 一緒に逝った。 201 00:15:00,700 --> 00:15:04,638 海に消えた。 2人とも 海に消えた。 202 00:15:04,704 --> 00:15:06,640 そんな…。 203 00:15:06,706 --> 00:15:11,645 (孝太郎) 何てことだ。 真彦が 死ぬなんて。 204 00:15:11,711 --> 00:15:13,647 あんなやつを連れて 一緒に 死ぬなんて。 205 00:15:13,713 --> 00:15:18,585 (紅子) 真彦が 死んだ。 真彦が 死んだ…。 206 00:15:18,652 --> 00:15:21,588 >> 紅子。 (紅子) 真彦が…。 207 00:15:21,655 --> 00:15:27,594 真彦が…。 真彦が 死んだ。 208 00:15:27,661 --> 00:15:34,668 (千鶴) 真彦さんが… 太一の敵を とってくれた。 209 00:15:40,674 --> 00:15:45,679 (泣き声) 210 00:15:49,683 --> 00:15:51,618 (真彦)《自分から 熱湯をかぶるなんて》 211 00:15:51,685 --> 00:15:54,621 《一生 残る傷を 俺は 付けてしまった》 212 00:15:54,688 --> 00:15:56,690 《これからは お前を守るよ》 213 00:15:58,692 --> 00:16:01,628 《紅子と同じ 紅色だ。 ぴったりだろ?》 214 00:16:01,695 --> 00:16:03,630 (紅子)《アタイに ぴったりだ》 215 00:16:03,697 --> 00:16:07,701 (真彦)《同じ道を歩くのは これが最後だ》 216 00:16:21,648 --> 00:16:28,588 (紅子) どうしてだ。 何でだ 真彦。 217 00:16:28,655 --> 00:16:34,661 どうして あいつを連れて お前まで。 218 00:16:48,675 --> 00:16:50,677 (紅子) 真彦。 219 00:16:55,682 --> 00:16:59,619 (真彦)「紅子。 これから 親父のところへ行く」 220 00:16:59,686 --> 00:17:02,622 「俺には あの人を苦しめた 責任がある」 221 00:17:02,689 --> 00:17:05,625 「俺の存在が あの人を 壊してしまったのだから」 222 00:17:05,692 --> 00:17:09,629 「だから この命に代えても 俺は あの人を止める」 223 00:17:09,696 --> 00:17:14,634 「この先 もう お前を 守ってやれなくなるかもしれない」 224 00:17:14,701 --> 00:17:16,636 「ごめんな」 225 00:17:16,703 --> 00:17:20,640 「俺は お前と出会って 幸せだった」 226 00:17:20,707 --> 00:17:24,644 「お前のおかげで 人を愛するとは どういうことかを 知った」 227 00:17:24,711 --> 00:17:26,646 「誰も 切り捨てない お前の生き方が→ 228 00:17:26,713 --> 00:17:29,649 俺を変えてくれた」 229 00:17:29,716 --> 00:17:31,651 「あえて 苦しい道を行くのに→ 230 00:17:31,718 --> 00:17:34,654 お前は 決して 笑顔を忘れなかった」 231 00:17:34,721 --> 00:17:38,658 「そんな笑顔が いつも 俺を救ってくれた」 232 00:17:38,725 --> 00:17:41,661 「俺も 笑って生きていって いいんだと 思わせてくれたんだ」 233 00:17:41,728 --> 00:17:45,665 「今まで 本当に ありがとう」 234 00:17:45,732 --> 00:17:50,670 「お前は 蛾の紅子だ。 これからも 人生 あきらめるなよ」 235 00:17:50,737 --> 00:17:53,673 「何があっても 笑顔で 生きていけ。 生き続けろ」 236 00:17:53,740 --> 00:17:58,745 「そして 幸せにならなきゃ 俺が 許さないからな。 紅子」 237 00:18:03,750 --> 00:18:05,752 (紅子) バカヤロー。 238 00:18:07,754 --> 00:18:14,694 何が 生き続けろだ。 死ぬなんて バカだ。 239 00:18:14,761 --> 00:18:16,763 バカヤロー。 240 00:18:19,699 --> 00:18:22,635 真彦…。 241 00:18:22,702 --> 00:18:27,707 (泣き声) 242 00:18:37,717 --> 00:18:42,722 この先 どうしたらいいんだろう。 243 00:18:48,728 --> 00:18:53,666 藤堂も 戦地に行ってしまった。 244 00:18:53,733 --> 00:18:58,738 紅子も 一人ね。 245 00:19:00,740 --> 00:19:04,744 (真彦)「お前は 蛾の紅子だ。 これからも 人生 あきらめるなよ」 246 00:19:04,744 --> 00:19:18,691 ♪~ 247 00:19:18,691 --> 00:19:25,632 (紅子) アタイは 生き続ける。 何があっても 生き続ける。 248 00:19:25,698 --> 00:19:30,637 笑いながら 眞一と生きていく。 249 00:19:30,703 --> 00:19:35,708 アタイは 蛾だ。 250 00:19:42,715 --> 00:19:47,654 {\an8}(紅子) 凛子。 ばあさん。 真彦も 逝っちまったよ。 251 00:19:47,720 --> 00:19:50,657 久我山と 海の中だ。 252 00:19:50,723 --> 00:19:53,660 2人と一緒に ここに 葬ってやれたら→ 253 00:19:53,726 --> 00:19:57,664 真彦も さみしくないのにな。 254 00:19:57,730 --> 00:20:00,667 藤堂も 戦場に行っちまった。 255 00:20:00,733 --> 00:20:04,671 でも アタイは 何があっても 死なない。 256 00:20:04,737 --> 00:20:11,744 生き続ける。 生きて 生き延びて 笑いながら 眞一を育てていく。 257 00:20:18,685 --> 00:20:23,690 (紅子) 眞一。 一緒に歩いていこうな。 258 00:20:23,690 --> 00:20:38,705 ♪~ 259 00:20:38,705 --> 00:20:41,641 (麗華) 真彦さんまで 亡くなるなんて。 260 00:20:41,708 --> 00:20:46,646 (紅子) 眞一は アタイが育てていく。 261 00:20:46,713 --> 00:20:50,650 >> 紅子。 (紅子) それが 復讐をしてきた→ 262 00:20:50,717 --> 00:20:55,655 みんなを 苦しめてきた アタイの贖罪だ。 263 00:20:55,722 --> 00:21:00,660 何があっても アタイが 眞一を守っていく。 264 00:21:00,727 --> 00:21:02,662 ありがとう。 265 00:21:02,729 --> 00:21:06,666 わたしは あの子の父親を 殺してしまった 人殺し。 266 00:21:06,733 --> 00:21:09,669 母親の資格も ないわ。 267 00:21:09,736 --> 00:21:12,672 紅子が あの子の母親に なってくれるのなら→ 268 00:21:12,739 --> 00:21:16,676 わたしも 安心よ。 269 00:21:16,743 --> 00:21:22,682 あの子を お願い。 あの子を お願いします。 270 00:21:25,685 --> 00:21:28,621 ここには もう 来ないで。 271 00:21:28,688 --> 00:21:32,625 眞一には わたしは死んだと伝えて。 272 00:21:32,692 --> 00:21:36,696 (紅子) 何 言ってるんだ。 >> 眞一を お願いします。 273 00:21:38,698 --> 00:21:40,633 (紅子) 麗華。 274 00:21:40,700 --> 00:21:42,635 アタイは→ 275 00:21:42,702 --> 00:21:45,638 いつか お前に ちゃんと 眞一を 返すために 育てていくんだ。 276 00:21:45,705 --> 00:21:50,710 だから お前は 必ず 眞一の元に 戻ってこい。 277 00:21:52,712 --> 00:21:56,649 麗華 いいな。 必ず 戻ってこい。 278 00:21:56,716 --> 00:21:58,718 麗華!