1 00:00:06,540 --> 00:00:08,476 {\an8}(紅子) 太一父さんは 紅子母さんが 殺したんだ。 2 00:00:08,542 --> 00:00:11,479 {\an8}もう お前の前に 姿は見せないよ。 3 00:00:11,545 --> 00:00:13,481 {\an8}(藍子) やっぱり 切り捨てるんだ。 見捨てるんだ。 4 00:00:13,547 --> 00:00:17,485 {\an8}あんたってさ いざとなれば さっさと 逃げ出すんだよね。 5 00:00:17,551 --> 00:00:19,487 {\an8}(紅子) じゃあ 縁を切るか。 6 00:00:19,553 --> 00:00:21,489 {\an8}あたしと お前は もう 何の関係もない。 7 00:00:21,555 --> 00:00:23,491 {\an8}その方が お互い 気が晴れるだろ。 8 00:00:23,557 --> 00:00:26,494 {\an8}これでいい。 これでいいんだ。 9 00:00:26,560 --> 00:00:30,498 {\an8}少しだけ こうしててもいいか。 10 00:00:30,564 --> 00:00:32,500 {\an8}(陽平) 俺は ここにいるよ。→ 11 00:00:32,566 --> 00:00:34,568 {\an8}お前のそばに ずっといる。 12 00:00:36,570 --> 00:00:40,508 {\an8}お前の中から 真彦を消してやる。 13 00:00:40,574 --> 00:00:43,511 {\an8}お前の こっから 真彦を追い出してやる。 14 00:00:43,577 --> 00:00:48,516 {\an8}それで 真彦じゃなくて 俺で… この陽平で→ 15 00:00:48,582 --> 00:00:51,585 {\an8}お前のここを 埋めつくしてやる。 16 00:00:51,585 --> 00:01:05,533 ♪~ 17 00:01:05,533 --> 00:01:09,470 (紅子) フッ…。 お前も 懲りねえな。 18 00:01:09,537 --> 00:01:14,475 ハッ。 だってよ お前が 一番 好きなのは 真彦なんだろ? 19 00:01:14,542 --> 00:01:17,478 (紅子) 真彦は もう 死んだんだ。 20 00:01:17,545 --> 00:01:21,549 死んでからの方が ずっと 大きくなってんだろ。 21 00:01:23,551 --> 00:01:26,487 10年か? (紅子) えっ? 22 00:01:26,554 --> 00:01:29,490 お前が 真彦と 出会ってからの時間だ。 23 00:01:29,557 --> 00:01:31,492 (紅子) ああ。 24 00:01:31,559 --> 00:01:35,496 フッ。 だったら その 10年分以上の濃さで→ 25 00:01:35,563 --> 00:01:39,500 お前の中の真彦を 全部 塗りつぶしてやるよ。 26 00:01:39,567 --> 00:01:41,502 真彦への思いごと→ 27 00:01:41,569 --> 00:01:44,572 丸ごと 俺が 全部 受け止めてやる。 28 00:01:49,343 --> 00:01:53,280 \(康助) 麗華! 来てたのかい? 麗華…。 29 00:01:53,347 --> 00:01:55,282 (アケミ) 久我山さま。 ガーゼが はがれそうよ。 30 00:01:55,349 --> 00:01:57,284 (コトミ) お座りになって。 (チエミ) さあさあ。 31 00:01:57,351 --> 00:01:59,286 (康助) ええい 邪魔だ。 どきなさい! 32 00:01:59,353 --> 00:02:01,288 (ナオミ) 麗華さん。 (康助) 痛い 痛い…。 33 00:02:01,355 --> 00:02:03,290 眞一君が 待ってるわよ。 早く 帰った方がいいわ。 34 00:02:03,357 --> 00:02:05,292 (麗華) ありがとう。 35 00:02:05,359 --> 00:02:08,362 (康助) うーん…。 あっ 麗華。 麗華! 36 00:02:12,366 --> 00:02:15,302 (アケミ) 康助ちゃん。 よしよし してあげようか? 37 00:02:15,369 --> 00:02:17,371 いらん! 38 00:02:19,373 --> 00:02:23,310 何なんだ? 何なんだ 何なんだ 何なんだ! 39 00:02:23,377 --> 00:02:26,313 でも まだ 陽平は この家にいる。 40 00:02:26,380 --> 00:02:33,320 あいつが ここにいるかぎり 麗華は 僕の聖女は 汚されない! 41 00:02:33,387 --> 00:02:35,389 うーっ! 42 00:02:39,393 --> 00:02:44,398 会ったこともないけど お前には 負けないからな 真彦。 43 00:02:49,336 --> 00:02:52,273 (真彦)《こっちへ来い!》→ 44 00:02:52,339 --> 00:02:54,275 《お嬢さま?》 45 00:02:54,341 --> 00:02:56,343 《これからは お前を守るよ》 46 00:03:00,347 --> 00:03:03,284 (真彦)《ここから出て 2人で 生きていこう》 47 00:03:03,350 --> 00:03:06,353 《お前は 幸せになって いいんだぞ》 48 00:03:08,355 --> 00:03:10,291 (陽平)《真彦への思いごと→ 49 00:03:10,357 --> 00:03:13,360 丸ごと 俺が 全部 受け止めてやる》 50 00:03:23,370 --> 00:03:26,373 (紅子) うーん…。 51 00:03:34,381 --> 00:03:41,322 (紅子) 眞一 もう起きたかな。 今ごろ 顔 洗ってっかな。 52 00:03:41,388 --> 00:03:44,325 フフッ。 いや あいつは まだ寝てるな。 53 00:03:44,391 --> 00:03:47,328 あいつ 朝 弱いからなあ。 54 00:03:54,335 --> 00:04:00,274 (紅子) 眞一は… もう いねえんだよな。 55 00:04:00,341 --> 00:04:02,276 \(ドアの開く音) 56 00:04:02,343 --> 00:04:05,279 よう! おはよう。 57 00:04:05,346 --> 00:04:08,282 (紅子) おはよう。 >> 何だよ。 まだ 布団の中か? 58 00:04:08,349 --> 00:04:13,287 (紅子) 別に いいだろ。 >> ほら 起きろよ。 59 00:04:13,354 --> 00:04:16,357 なあ ちょっと 出掛けようぜ。 (紅子) えっ? 60 00:04:20,394 --> 00:04:23,397 (眞一) よーし。 できた! ほら。 61 00:04:25,399 --> 00:04:28,335 (眞一) どうした? みんな。 元気ないじゃないか。 62 00:04:28,402 --> 00:04:34,341 (桃子) ねえ 眞一お兄ちゃん。 紅子母さん 帰ってこないね。 63 00:04:34,408 --> 00:04:40,347 (紅子)《太一父さんは 紅子母さんが 殺したんだ》 64 00:04:40,414 --> 00:04:44,351 (桜子) 藍子お姉ちゃんも このごろ 来ないよね。 65 00:04:44,418 --> 00:04:47,287 (友造) 2人とも どうしちまったんだろうな。→ 66 00:04:47,354 --> 00:04:50,290 紅子母さんも 早く 帰ってくりゃいいのに。 67 00:04:50,357 --> 00:04:54,294 あんなやつ どうでもいいよ。 (桃子・桜子・友造) えっ? 68 00:04:54,361 --> 00:04:58,298 よーし。 みんなで 川にでも 遊びに行こっか。 69 00:04:58,365 --> 00:05:01,301 (友造) ああ。 俺 ちょっと いいや。 (桜子) わたしも いいや。 70 00:05:01,368 --> 00:05:06,306 (桃子) 桃子も。 (麗華) そう。→ 71 00:05:06,373 --> 00:05:10,310 陽平さん! (千鶴) 陽平さんって? 72 00:05:10,377 --> 00:05:12,312 みんな 元気だったか? 73 00:05:12,379 --> 00:05:14,314 (子供たち) おじちゃーん! (眞一) 陽平おじちゃん! 74 00:05:14,381 --> 00:05:17,317 (千鶴) 陽平おじちゃんって… 真彦さんだろ? 75 00:05:17,384 --> 00:05:21,321 実は 真彦さんじゃないんです。 別人なんです。 76 00:05:21,388 --> 00:05:24,324 別人!? 77 00:05:24,391 --> 00:05:26,326 俺 葛原 陽平。 78 00:05:26,393 --> 00:05:28,329 あらためて よろしく。 (千鶴) はあ…。 79 00:05:28,395 --> 00:05:32,332 ばあば 名前が違うだけだよ。 何てことないでしょ。 80 00:05:32,399 --> 00:05:34,334 (千鶴) ああ… まあねえ。 81 00:05:34,401 --> 00:05:37,337 麗華。 気晴らしに 子供たち連れて どっか行こうぜ。 82 00:05:37,404 --> 00:05:39,339 (眞一) どこに 連れてってくれるの? 83 00:05:39,406 --> 00:05:43,343 みんなが 喜ぶ所だよ。 ハハハ…。 (子供たち) やったー! 84 00:05:43,410 --> 00:05:46,346 (紅子) 何だよ 陽平のやつ。 85 00:05:46,413 --> 00:05:48,282 ここで 待ってろって 遅えじゃねえか。 86 00:05:48,348 --> 00:05:50,284 \(友造) うわー すげえ! 87 00:05:50,350 --> 00:05:54,288 \(桃子) おいしそう! \(眞一) すごいね! 88 00:05:54,354 --> 00:05:56,356 (紅子) 眞一? 89 00:06:00,360 --> 00:06:03,297 (杏子) お待たせ。→ 90 00:06:03,363 --> 00:06:06,300 はい どうぞ。 (子供たち) いただきまーす! 91 00:06:06,366 --> 00:06:09,303 (杏子) いっぱい食べてね 桃ちゃん。 (桃子) うん! 92 00:06:09,369 --> 00:06:11,305 (友造) こんなの なかなか 食えねえよな。 93 00:06:11,371 --> 00:06:13,307 遠慮しねえで どんどん食えよ。 (桜子) 何にしよう。 94 00:06:13,373 --> 00:06:16,310 (眞一) 卵焼きがいいよ。 清瀬の おばあちゃんの卵焼き→ 95 00:06:16,377 --> 00:06:18,312 すっごい うまいんだぜ。 (桜子) じゃあ 卵焼き。 96 00:06:18,378 --> 00:06:20,314 (桃子) 桃子も。 (友造) 俺も。 97 00:06:20,380 --> 00:06:23,317 (眞一) おいしい! (桃子・桜子) おいしい! 98 00:06:23,383 --> 00:06:25,319 (麗華) お母さま すいません。 こんなに たくさん。 99 00:06:25,385 --> 00:06:27,321 いいのよ。 みんな 食べ盛りなんだから。 100 00:06:27,387 --> 00:06:29,323 今日は 大奮発。 (麗華) フッ…。 101 00:06:29,389 --> 00:06:31,325 (陽平) そうそう。 食えるときに 食っとかないとな。 102 00:06:31,391 --> 00:06:33,327 眞一 食ってるか? (眞一) うん 食べてるよ。→ 103 00:06:33,394 --> 00:06:35,329 おじちゃんも はい。 (陽平) おっ。 104 00:06:35,395 --> 00:06:39,333 うん うめー! 眞一も じゃ これ ほら。 105 00:06:39,399 --> 00:06:42,336 あっ うめー! (陽平) まねすんじゃねえよ。→ 106 00:06:42,402 --> 00:06:45,339 友造。 いなり 好きだろ 食え食え。 (友造) おう! 107 00:06:45,406 --> 00:06:48,275 よーし よし。 俺が入れてやっからな。 108 00:06:48,342 --> 00:06:50,344 うめー! 109 00:06:50,344 --> 00:07:02,356 ♪~ 110 00:07:02,356 --> 00:07:10,364 (紅子) よかった… 眞一。 ちゃんと 笑えてるじゃねえか。 111 00:07:13,367 --> 00:07:16,303 (友造) うめえ この おいなり。 112 00:07:16,370 --> 00:07:19,306 (陽平) ほら 早く食っちまわねえと おじちゃんが 全部 頂いちまうぞ。 113 00:07:19,373 --> 00:07:21,308 (友造) ヤベっ! 食え 桃子。 (桃子) うん。 114 00:07:21,375 --> 00:07:25,312 眞一お兄ちゃんも 食べちゃうぞ。 (桃子) やだ やだ。 それ 桃子の! 115 00:07:25,379 --> 00:07:27,314 食べないよ。 はい 桃子。→ 116 00:07:27,381 --> 00:07:29,316 どうだ うまいだろ? (桃子) うん。 117 00:07:29,383 --> 00:07:32,319 (麗華) 子供たち 楽しそうね。 (陽平) うん。→ 118 00:07:32,386 --> 00:07:34,321 やっぱ 食い物の力は すげえよ。 119 00:07:34,388 --> 00:07:37,324 お母さま 卵焼きの作り方 教えてください。 120 00:07:37,391 --> 00:07:39,326 えっ 麗華さんが作るの? 121 00:07:39,393 --> 00:07:41,328 わたしが 作ってあげたいんです。 122 00:07:41,395 --> 00:07:44,331 みんな 今度から おばちゃんが作ってあげるからね。 123 00:07:44,398 --> 00:07:46,333 (子供たち) やったー! (陽平) さあ 食うぞ。→ 124 00:07:46,400 --> 00:07:50,270 おじちゃんと競争だ。 (子供たち) えーっ! 125 00:07:50,337 --> 00:07:52,272 (眞一) がっつき過ぎだよ。 (陽平) お前 うるせえな。→ 126 00:07:52,339 --> 00:07:56,343 さっきからよ。 ハハッ。 (眞一) そんなことないよ。 127 00:07:58,345 --> 00:08:04,284 (杏子) 陽平さん あなたに 眞一の笑顔を 見せてくれたのね。 128 00:08:04,351 --> 00:08:07,287 これで よかったのよ きっと。 129 00:08:07,354 --> 00:08:11,358 眞一にとっても 麗華さんにとっても。 130 00:08:13,360 --> 00:08:17,297 (紅子) そうだよな。 これで よかったんだよな。 131 00:08:17,364 --> 00:08:21,301 眞一も あんなに 笑えてたし。 132 00:08:21,368 --> 00:08:24,304 麗華に 任せておけば 大丈夫だよな。 133 00:08:24,371 --> 00:08:29,309 フッ。 あたしも 早く 子離れしなくちゃ。 134 00:08:29,376 --> 00:08:32,312 あなたは じゅうぶん 眞一の母親だったわ。 135 00:08:32,379 --> 00:08:35,315 あの子の笑顔があるのは→ 136 00:08:35,382 --> 00:08:39,319 あなたが 今まで 頑張ってきたからよ。 137 00:08:39,386 --> 00:08:44,324 だから これからは 自分の幸せを 見つけなさい。 138 00:08:44,391 --> 00:08:49,329 誰のためでもない あなただけの幸せをね。 139 00:08:49,396 --> 00:08:52,399 (紅子) 母さん…。 140 00:08:54,401 --> 00:08:56,336 (友造) あー 食った 食った! 141 00:08:56,403 --> 00:09:00,340 (桃子) 桃子 おなか いっぱい。 (桜子) 苦しいよね。 142 00:09:00,407 --> 00:09:02,342 (眞一) 陽平おじちゃん。 (陽平) うん? 143 00:09:02,409 --> 00:09:04,344 (眞一) まだ いられるんでしょ? (陽平) ああ。 144 00:09:04,411 --> 00:09:06,346 (眞一) じゃ みんなで チャンバラ やろう。 145 00:09:06,413 --> 00:09:09,349 (子供たち) うん。 やろう やろう! (陽平) いいな みんなで やるか? 146 00:09:09,416 --> 00:09:14,354 (子供たち) うん! わあー! やった! やるぞ! 147 00:09:14,421 --> 00:09:18,358 陽平さん ありがとう。 子供たちの あんな笑顔 見たの→ 148 00:09:18,425 --> 00:09:22,362 一緒に暮らしだして 初めてよ。 陽平さんのおかげだわ。 149 00:09:22,429 --> 00:09:25,365 俺も 眞一の笑顔 見れて うれしいよ。 150 00:09:25,432 --> 00:09:28,368 ええ わたしも。 あんな眞一の笑顔 見たの→ 151 00:09:28,435 --> 00:09:30,370 久しぶりだったから うれしくって。 152 00:09:30,437 --> 00:09:33,373 ホントに 陽平さんのおかげだわ。 153 00:09:33,440 --> 00:09:35,375 麗華も あんまり 気負わないで→ 154 00:09:35,442 --> 00:09:37,377 ゆっくり 向き合えば いいんじゃねえのかな。 155 00:09:37,444 --> 00:09:42,382 そうね。 ゆっくりやるわ。 ゆっくり 向き合う。 156 00:09:42,449 --> 00:09:45,385 でも こうやって 時々→ 157 00:09:45,452 --> 00:09:48,322 陽平さんが 来てくれると 助かるんだけどな。 158 00:09:48,388 --> 00:09:50,324 来れるときは 来るよ。 159 00:09:50,390 --> 00:09:52,326 俺も 眞一と遊ぶの 結構 楽しいから。 160 00:09:52,392 --> 00:09:54,328 フッ…。 161 00:09:54,394 --> 00:09:59,333 (子供たち) わーっ! (陽平) アハハッ。 おっ おおっ。 162 00:09:59,399 --> 00:10:04,404 (子供たちの はしゃぐ声) 163 00:10:13,413 --> 00:10:21,355 (紅子) あたしの幸せ。 あたしだけの幸せ…。 164 00:10:21,421 --> 00:10:24,358 (陽平)《真彦への思いごと→ 165 00:10:24,424 --> 00:10:27,427 丸ごと 俺が 全部 受け止めてやる》 166 00:10:35,435 --> 00:10:38,438 (紅子)《藤堂。 藍子のこと 頼む》 167 00:10:42,442 --> 00:10:45,379 (藍子) お姉ちゃんのところに 行くの? 168 00:10:45,445 --> 00:10:50,384 別に いいよ。 わたしは もう 一人で生きていけるから。 169 00:11:00,394 --> 00:11:03,330 ホントに お姉ちゃんのところに 行ってもいいんだよ。 170 00:11:03,397 --> 00:11:07,334 (藤堂) いや。 いいから 藍子ちゃんは 寝ろ。 171 00:11:07,401 --> 00:11:10,404 ずっと こうしててやるからさ。 172 00:11:17,411 --> 00:11:21,348 (ナオミ) また 来てね! (チエミ) じゃあね! 173 00:11:21,415 --> 00:11:24,351 (ナオミ) 働いても 働いても 追い付かないわねえ。 174 00:11:24,418 --> 00:11:28,355 (チエミ) もう少し お金があればね。 175 00:11:28,422 --> 00:11:31,358 麗華…。 176 00:11:31,425 --> 00:11:33,360 (紅子) お前さ ここの娼館のやり方→ 177 00:11:33,427 --> 00:11:35,362 ちょっと 変えた方が いいんじゃねえのか? 178 00:11:35,429 --> 00:11:39,366 >> えっ? (紅子) お前 ナオミさんたちが稼いだ金→ 179 00:11:39,433 --> 00:11:41,368 ピンはねしてるだろ? 180 00:11:41,435 --> 00:11:44,371 彼女たちが稼いだ金は 全部 彼女たちに 渡してやれよ。 181 00:11:44,438 --> 00:11:47,307 お前が 口出しすることじゃない。 ここのオーナーは 僕だ。 182 00:11:47,374 --> 00:11:51,311 僕のやることが 嫌なら 出てけ! 183 00:11:51,378 --> 00:11:53,313 (ナオミ) 気にすることないよ 紅子さん。 184 00:11:53,380 --> 00:11:56,316 わたしたちは 自分で選んで ここにいるんだ。→ 185 00:11:56,383 --> 00:11:59,319 ここを出たら 生きてけないしね。 186 00:11:59,386 --> 00:12:04,324 こんな世の中 女手一つで 家族を支えるのは難しいもんさ。→ 187 00:12:04,391 --> 00:12:09,329 でもね わたしは 女に生まれて よかったと思ってるよ。→ 188 00:12:09,396 --> 00:12:12,332 男は どんなに頑張ったって→ 189 00:12:12,399 --> 00:12:17,337 子供だけは 産むことは できないからね。 女の特権さ。 190 00:12:17,404 --> 00:12:21,341 男は 壊すばっかり。 なーんも 生みだしゃしない。 191 00:12:21,408 --> 00:12:23,343 (アケミ) わたしも 女に生まれて幸せよ。 192 00:12:23,410 --> 00:12:26,346 だって こうやって 体で稼げるんだもん。 193 00:12:26,413 --> 00:12:31,351 (ナオミ) 女の幸せはね ほれた相手の子供を産むことだよ。 194 00:12:31,418 --> 00:12:34,354 まあ 違う幸せも あるだろうけどさあ。→ 195 00:12:34,421 --> 00:12:37,357 わたしは そうだった。 196 00:12:37,424 --> 00:12:40,360 だから 今も 笑って生きていけてる。 197 00:12:40,427 --> 00:12:43,363 (紅子) ナオミさん 家に 子供がいるんだったよな。 198 00:12:43,430 --> 00:12:47,300 ああ。 腹すかせた悪がきが 2人。 199 00:12:47,367 --> 00:12:50,303 親の わたしから見ても ホント バカでね。 200 00:12:50,370 --> 00:12:56,309 でも あの子たちのためなら わたしは 何だってできる。 201 00:12:56,376 --> 00:13:02,315 一緒には 暮らせないけど ずっと ここで感じてるからね。 202 00:13:02,382 --> 00:13:06,319 (紅子) いつか 一緒に暮らせるといいな。 203 00:13:06,386 --> 00:13:12,325 ああ。 そのためにも わたしは 頑張らないと いけないんだよ。 204 00:13:12,392 --> 00:13:15,328 あんたも ほれた男が いるんならさ→ 205 00:13:15,395 --> 00:13:18,331 押し倒してでも 物にしなよ。→ 206 00:13:18,398 --> 00:13:24,337 昔から 言うだろ。 「後悔 先に立たず」ってね。 207 00:13:24,404 --> 00:13:26,339 \(陽平) 何だよ? みんな 集まって。 208 00:13:26,406 --> 00:13:29,342 あーっ! 男の悪口 言ってたんだろ。 209 00:13:29,409 --> 00:13:31,344 あら バレちゃった? 210 00:13:31,411 --> 00:13:34,347 (コトミ) そうだよ。 あんたの悪口 言ってたんだよ。 211 00:13:34,414 --> 00:13:37,350 (陽平) 何だよ それ。 俺 悪いことしてねえよ。 212 00:13:37,417 --> 00:13:40,353 (紅子) 今日は ありがとな。 213 00:13:40,420 --> 00:13:45,358 お前のおかげで 子供たちや 眞一の笑顔が見れた。 214 00:13:45,425 --> 00:13:48,295 フフッ… あいつ ちゃんと 笑ってたな。 215 00:13:48,361 --> 00:13:52,299 >> あしたは どこに行く? (紅子) えっ? 216 00:13:52,365 --> 00:13:56,303 >> そうだな。 買い物にでも行くか。 (紅子) はあ? 217 00:13:56,369 --> 00:14:00,307 なあ ちょっと 首飾り 見せてくれよ。 218 00:14:00,373 --> 00:14:03,376 (紅子) 何だよ? いきなり。 >> いいから。 219 00:14:09,382 --> 00:14:12,385 これじゃないもん 着けてくれ。 220 00:14:14,387 --> 00:14:16,323 俺が 代わりのもの 買ってきてやっから。 221 00:14:16,389 --> 00:14:20,327 (紅子) ちょっと待てよ。 これは 藤堂から もらった首飾りなんだ。 222 00:14:20,393 --> 00:14:23,330 知ってるよ。 223 00:14:23,396 --> 00:14:28,401 これは 俺が預かっておく。 今の お前には 必要ないだろ。 224 00:14:34,407 --> 00:14:36,343 (孝太郎) へえ 陽平君がねえ。 熱っ。 225 00:14:36,409 --> 00:14:39,346 あいつも なかなか 粋なこと やってくれるじゃないか。 226 00:14:39,412 --> 00:14:41,348 そりゃあ さぞかし 紅子も 喜んだことだろう。 227 00:14:41,414 --> 00:14:44,351 (杏子) ええ とっても。 あんなことが あってから→ 228 00:14:44,417 --> 00:14:47,354 眞一の笑顔 見るのも 久しぶりでしたからね。→ 229 00:14:47,420 --> 00:14:51,358 安心してたわ。 (孝太郎) そうか そうか。 230 00:14:51,424 --> 00:14:55,362 でも 紅子は まだ 娼館にいるんだよな。 231 00:14:55,428 --> 00:14:57,364 働いてはいない みたいですけどねえ。 232 00:14:57,430 --> 00:14:59,366 でも あそこには→ 233 00:14:59,432 --> 00:15:03,436 久我山の息子がいるから 心配ですよね。 234 00:15:05,438 --> 00:15:07,374 (杏子) あっ。 (孝太郎) おおっ 藤堂! 235 00:15:07,440 --> 00:15:10,377 (藤堂) お父さんも いらしてましたか。 (孝太郎) ああ 久しぶりだな。→ 236 00:15:10,443 --> 00:15:13,380 まあ 座れ。 (藤堂) ええ。 237 00:15:13,446 --> 00:15:18,318 (杏子) 今日 紅子が来てたのよ。 (藤堂) そうでしたか。 238 00:15:18,385 --> 00:15:20,320 (杏子) 陰からだけど 眞一の笑顔 見れて→ 239 00:15:20,387 --> 00:15:23,323 うれしそうだったわ。 (藤堂) なら よかった。 240 00:15:23,390 --> 00:15:27,327 紅子が どうしているのか ずっと 気になっていたんです。 241 00:15:27,394 --> 00:15:29,329 ああ… 藤堂。 242 00:15:29,396 --> 00:15:33,333 お前 今 藍子ちゃんと一緒に いるんだよな。 243 00:15:33,400 --> 00:15:37,337 (藤堂) ええ。 一緒にいます。 244 00:15:37,404 --> 00:15:41,341 ですが こんなこと 言えた義理ではないのですが→ 245 00:15:41,408 --> 00:15:45,412 わたしが愛してるのは 紅子です。 紅子だけです。 246 00:15:47,414 --> 00:15:51,351 ですが 藍子ちゃんのことを 切り離すこともできません。 247 00:15:51,418 --> 00:15:54,354 そりゃ まあな。 248 00:15:54,421 --> 00:15:58,358 男として お前の気持ちも 分からんではないが…。 249 00:15:58,425 --> 00:16:01,361 藤堂。 あなたは 藍子ちゃんとの幸せを→ 250 00:16:01,428 --> 00:16:06,366 考えた方が いいんじゃないの? あなたの気持ちも 分かるけど→ 251 00:16:06,433 --> 00:16:09,369 あなたと藍子ちゃんが こうなった以上 あなたには→ 252 00:16:09,436 --> 00:16:13,373 紅子にとっての幸せを 一番に 考えてほしいんだけど。 253 00:16:13,440 --> 00:16:15,375 (藤堂) 分かっています。 254 00:16:15,442 --> 00:16:18,311 わたしは 藍子ちゃんと しっかり 向き合っていくつもりですし→ 255 00:16:18,378 --> 00:16:22,315 紅子を愛する 資格のないことも 分かっています。 256 00:16:22,382 --> 00:16:24,317 ですが この期に及んでも まだ→ 257 00:16:24,384 --> 00:16:28,321 わたしは 紅子を あきらめることができないんです。 258 00:16:28,388 --> 00:16:33,326 陽平が現れてから わたしは ずっと 動揺していました。 259 00:16:33,393 --> 00:16:35,328 紅子が あいつのところに 行ってしまうんじゃないかと→ 260 00:16:35,395 --> 00:16:38,331 日々 恐れていました。 261 00:16:38,398 --> 00:16:40,333 あいつが 真彦じゃないと 知ってからも→ 262 00:16:40,400 --> 00:16:44,337 その不安は ぬぐえるどころか 増すばかりでした。 263 00:16:44,404 --> 00:16:46,339 正直 今も→ 264 00:16:46,406 --> 00:16:49,342 陽平が あの娼館に 紅子と一緒に いると思うと→ 265 00:16:49,409 --> 00:16:52,412 不安でなりません。 266 00:16:54,414 --> 00:16:56,349 (ため息) 267 00:16:56,416 --> 00:17:00,353 ホントに わたしってやつは しかたのない男ですよね。 268 00:17:00,420 --> 00:17:06,359 いやいや。 お前は ホントに 紅子を大事にしてくれた。 269 00:17:06,426 --> 00:17:08,361 お前が いてくれたからこそ→ 270 00:17:08,428 --> 00:17:11,364 紅子だって 今まで 生きてこられたんだ。→ 271 00:17:11,431 --> 00:17:14,367 いつも お前が 支えていてくれたからなあ。 272 00:17:14,434 --> 00:17:16,369 (杏子) 紅子も あなたには→ 273 00:17:16,436 --> 00:17:19,372 感謝しても しきれないぐらい 感謝してるわ。 274 00:17:19,439 --> 00:17:21,374 紅子は きっと あなたに言わないと思うから→ 275 00:17:21,441 --> 00:17:23,376 わたしが言うけど→ 276 00:17:23,443 --> 00:17:26,379 あなただから 藍子ちゃんを託せるって→ 277 00:17:26,446 --> 00:17:28,381 あの子 言ってたわ。→ 278 00:17:28,448 --> 00:17:34,387 それほど あなたという存在は 紅子の中で 大きかったのよ。 279 00:17:34,454 --> 00:17:37,390 (藤堂) わたしが 今 紅子に やってあげられることは→ 280 00:17:37,457 --> 00:17:39,459 何なんでしょうか? 281 00:17:39,459 --> 00:17:50,470 ♪~ 282 00:17:50,470 --> 00:17:55,408 (紅子)《太一父さんは 紅子母さんが 殺したんだ》 283 00:17:55,475 --> 00:17:58,411 《もう お前の前に 姿は見せないよ》 284 00:17:58,478 --> 00:18:02,415 《紅子母さんは ホントに お前を愛してた》 285 00:18:02,482 --> 00:18:08,488 《いつだって 笑ってるんだぞ。 笑ってりゃ いいことだってある》 286 00:18:13,493 --> 00:18:16,429 眞一 ここにいたんだ。 287 00:18:16,496 --> 00:18:18,364 (眞一) うん。 布団 敷いとこうと思ってさ。 288 00:18:18,431 --> 00:18:21,367 母さんも 手伝うわ。 289 00:18:21,434 --> 00:18:24,370 (眞一) 麗華母さん。 今日は 楽しかったね。 290 00:18:24,437 --> 00:18:26,372 (麗華) そうね。 すごく 楽しかったわね。→ 291 00:18:26,439 --> 00:18:29,375 桃子ちゃんや 友造も いっぱい食べてたわね。 292 00:18:29,442 --> 00:18:32,378 (眞一) 友造は 食い意地 張ってるからね。→ 293 00:18:32,445 --> 00:18:34,380 前なんか ばあばが 捨てようとしてた→ 294 00:18:34,447 --> 00:18:36,382 腐ったものまで つまみ食いして→ 295 00:18:36,449 --> 00:18:39,385 おなか壊したことも あるんだよ。 (麗華) そうなんだ。 296 00:18:39,452 --> 00:18:45,391 チャンバラも 楽しかったな。 陽平おじちゃん また来ないかな。 297 00:18:45,458 --> 00:18:48,394 きっと 来るわよ。 母さんも お願いしといたしね。 298 00:18:48,461 --> 00:18:50,396 ホントに? (麗華) うん。 299 00:18:50,463 --> 00:18:53,399 でも 心配だから あしたも お願いしてこようかな。 300 00:18:53,466 --> 00:18:56,402 うん お願いして。 来てもらって あしたも。 301 00:18:56,469 --> 00:18:59,405 麗華母さんに任せて。 母さんが頼めば ばっちりよ。 302 00:18:59,472 --> 00:19:04,477 やった! 約束だよ。 (麗華) うん。 約束するわ。 303 00:19:04,477 --> 00:19:16,489 ♪~ 304 00:19:16,489 --> 00:19:24,430 (紅子) 眞一… 笑えてたよな。 これで よかったんだよな。 305 00:19:30,436 --> 00:19:32,372 (藍子)《こっちから 縁を切ってやるわよ》 306 00:19:32,438 --> 00:19:34,374 《この トカゲ女!》 307 00:19:34,440 --> 00:19:36,376 (藤堂)《こうなった以上 藍子ちゃんのことは→ 308 00:19:36,442 --> 00:19:38,444 俺が 何とかする》 309 00:19:38,444 --> 00:19:48,454 ♪~ 310 00:19:48,454 --> 00:19:51,457 麗華…。 311 00:19:54,460 --> 00:19:57,397 (紅子) どうしたんだ? 今日は。 312 00:19:57,463 --> 00:20:02,402 店なんて 当分 やる気にならん。 313 00:20:02,468 --> 00:20:04,404 \(ドアの開く音) 314 00:20:04,470 --> 00:20:08,408 (紅子) 陽平。 どっか 行ってたのか? 315 00:20:08,474 --> 00:20:12,412 買い物だ 買い物。 昨日 言ったよな。 316 00:20:12,478 --> 00:20:15,481 ほら これ。 317 00:20:18,418 --> 00:20:20,353 フッ。 あっ 悪ぃな。 318 00:20:20,420 --> 00:20:24,424 おもちゃだ。 金 無えからよ。 こんなもんしか 買えなかった。 319 00:20:27,427 --> 00:20:31,431 やっぱ… こんなんじゃ 駄目だよな。 320 00:20:33,433 --> 00:20:37,370 あ… こんなもん いらねえよな。 仕方ねえ→ 321 00:20:37,437 --> 00:20:40,440 働いて 金 たまるまで 待っ…。 (紅子) ちょっと待て。 322 00:20:42,442 --> 00:20:45,445 そんなことないよ。 323 00:21:03,463 --> 00:21:07,400 (紅子) ありがとな。 324 00:21:07,467 --> 00:21:11,471 おもちゃじゃ 雰囲気も つくれねえな。 325 00:21:13,473 --> 00:21:16,476 やっぱり 返せ。 もっと いいもん 買ってきてやっから…。 326 00:21:16,476 --> 00:21:26,419 ♪~ 327 00:21:26,419 --> 00:21:29,355 (紅子) お前と一緒に 生きていく。 328 00:21:29,422 --> 00:21:33,426 あたしを全部 受け止めてくれ。 329 00:21:33,426 --> 00:21:41,434 ♪~ 330 00:21:41,434 --> 00:21:44,370 (紅子) ちょっ… 何すんだよ! >> ハハッ! 331 00:21:44,437 --> 00:21:49,375 この手 絶対 離すなよ。 俺も絶対 離さない。 332 00:21:49,442 --> 00:21:52,445 お前の全部を 受け止めてやる。 333 00:21:52,445 --> 00:21:59,452 ♪~