1 00:00:06,273 --> 00:00:09,210 {\an8}(眞一) 太一父さんは 麗華母さんが 殺した…? 2 00:00:09,276 --> 00:00:12,213 {\an8}(麗華) どうしたの? 声が出ないの? 3 00:00:12,279 --> 00:00:14,215 {\an8}(麗華) お母さんが 元に戻してあげる。→ 4 00:00:14,281 --> 00:00:16,217 {\an8}絶対 元気にしてあげる。 5 00:00:16,283 --> 00:00:20,221 {\an8}(眞一) 紅子母さんは どこ? どこ? 紅子母さん。 6 00:00:20,287 --> 00:00:23,224 {\an8}(麗華) どうして 紅子は いつも わたしから奪ってくの?→ 7 00:00:23,290 --> 00:00:26,227 {\an8}あの女が 全てを奪っていった。 8 00:00:26,293 --> 00:00:31,298 {\an8}(藍子) あの女が いるから いけないのよ。 紅子が いるから。 9 00:00:34,301 --> 00:00:38,239 {\an8}(麗華) あなたと 結婚してあげる。 (康助) えっ? 10 00:00:38,305 --> 00:00:42,243 {\an8}紅子に 苦しみを 与えてやりたいの。 11 00:00:42,309 --> 00:00:45,246 {\an8}地獄に 突き落としてやりたいの。 12 00:00:45,312 --> 00:00:48,249 {\an8}眞一は…→ 13 00:00:48,315 --> 00:00:50,251 {\an8}もう いらない。 14 00:00:50,317 --> 00:00:55,322 {\an8}(紅子) よかった。 ホントに よかった。 15 00:00:57,324 --> 00:01:00,261 {\an8}眞一。 眞一が しゃべれるようになったのは→ 16 00:01:00,327 --> 00:01:02,196 {\an8}全部 麗華母さんの おかげだ。 17 00:01:02,263 --> 00:01:05,199 麗華母さんのこと 大事にしなくちゃな。 18 00:01:05,266 --> 00:01:07,268 うん。 19 00:01:09,270 --> 00:01:11,205 (紅子) 麗華は? 20 00:01:11,272 --> 00:01:13,274 (陽平) 麗華。 21 00:01:17,411 --> 00:01:20,347 (友造) やった! (千鶴) はーい。 はい どうぞ。 22 00:01:20,414 --> 00:01:23,417 (ナオミ) すいません 千鶴さん。 (千鶴) いいえ。 23 00:01:26,420 --> 00:01:30,357 (陽平) 麗華 どこにも いねえな。 (紅子) どこ 行ったんだろうな。 24 00:01:30,424 --> 00:01:33,360 \(桃子) 紅子母さん。 (紅子) ああ 桃子。 25 00:01:33,427 --> 00:01:35,362 ゆうべは おねしょ しなかったか? 26 00:01:35,429 --> 00:01:38,365 (桃子) うん。 しなかった。 (眞一) おお 偉いな 桃子。 27 00:01:38,432 --> 00:01:40,367 (千鶴) 眞一。 28 00:01:40,434 --> 00:01:43,370 (桜子) 眞一。 声が出るようになったんだね。 29 00:01:43,437 --> 00:01:45,372 うん。 (友造) よかったな 眞一。→ 30 00:01:45,439 --> 00:01:48,309 お前が しゃべれねえと ケンカも できねえもんな。 31 00:01:48,375 --> 00:01:50,311 そうだね 友造。 32 00:01:50,377 --> 00:01:52,313 (友造) そうだ。 お前も来いよ。 一緒に やろうぜ。 33 00:01:52,379 --> 00:01:55,316 (眞一) おっ。 陽平おじちゃんも 一緒に やろう。 34 00:01:55,382 --> 00:01:58,319 (陽平) よし やるか。 (桃子) 桃子も。 35 00:01:58,385 --> 00:02:02,323 ホントに よかったよ。 一安心だね。 36 00:02:02,389 --> 00:02:05,326 (紅子) ああ。 >> 別邸を 追い出されたときには→ 37 00:02:05,392 --> 00:02:07,328 この先 どうなることかと 思ったけど→ 38 00:02:07,394 --> 00:02:11,332 眞一の声も戻ったし ここにも 住めるようになったしねえ。 39 00:02:11,398 --> 00:02:13,334 (アケミ) ここで 孤児院も やるなんて→ 40 00:02:13,400 --> 00:02:15,336 紅子さんも 考えたわね。 41 00:02:15,402 --> 00:02:17,338 (ナオミ) わたしたち ここを 追い出されたら→ 42 00:02:17,404 --> 00:02:21,342 生きてけないからね。 でも 子供たち カワイイわね。→ 43 00:02:21,408 --> 00:02:24,345 うちの 悪がきたちと 同じ年ぐらいだね。 44 00:02:24,411 --> 00:02:27,348 (紅子) ナオミさんの子供たちも ここに 住まわせたらどうだ。 45 00:02:27,414 --> 00:02:30,351 >> いいの? (紅子) いいに決まってんだろ。 46 00:02:30,417 --> 00:02:32,353 ここの経営は あたしに任されてるんだ。 47 00:02:32,419 --> 00:02:34,355 久我山に 四の五の言わせねえよ。 48 00:02:34,421 --> 00:02:38,359 じゃあ わたし 子供たちと一緒に 住めるのね? 49 00:02:38,425 --> 00:02:42,363 (紅子) ああ。 >> ありがとう。 何だか 夢みたい。 50 00:02:42,429 --> 00:02:45,432 \(麗華) そんなこと 許さないわ。 51 00:02:50,371 --> 00:02:52,373 麗華母さん。 52 00:02:57,378 --> 00:02:59,313 (紅子) 麗華? 53 00:02:59,380 --> 00:03:05,319 (麗華) 新婚生活には 子供たちも 娼婦たちも 邪魔なの。 54 00:03:05,386 --> 00:03:07,321 みんな 出ていってくださる? 55 00:03:07,388 --> 00:03:10,324 (紅子) 新婚って… お前 何 言ってんだよ。 56 00:03:10,391 --> 00:03:13,327 (麗華) ちょっとね 籍を入れてきたの。 57 00:03:13,394 --> 00:03:17,331 (紅子) 籍!? (康助) 麗華は もう わたしの妻だ。 58 00:03:17,398 --> 00:03:20,334 (陽平) 妻って…。 麗華 お前 こいつと結婚したのか? 59 00:03:20,401 --> 00:03:23,337 ええ そうよ。 (紅子) 麗華 何で…? 60 00:03:23,404 --> 00:03:26,340 (麗華) わたしは この人の妻になった。 61 00:03:26,407 --> 00:03:29,410 だから この家は もう わたしの持ち物よ。 62 00:03:31,412 --> 00:03:39,353 この館の 女主人は 紅子 あなたではなく わたしよ。 63 00:03:39,420 --> 00:03:42,356 (康助) そういうことだ。 全員 出ていってくれ。 64 00:03:42,423 --> 00:03:47,294 この家は もう わたしと麗華だけの家だ。→ 65 00:03:47,361 --> 00:03:49,296 ハハハハ。 66 00:03:49,363 --> 00:03:51,365 お母さん。 67 00:03:53,367 --> 00:03:57,304 (千鶴) いったい どうしちまったんだい 麗華さんは。 68 00:03:57,371 --> 00:04:00,307 何が どうなったら こうなるんだ。 69 00:04:00,374 --> 00:04:04,378 (ナオミ) ここを出てけなんて わたしたちに 死ねっていうの? 70 00:04:08,382 --> 00:04:11,318 (紅子) どういうつもりだ 麗華。 また 久我山に 何か されたのか? 71 00:04:11,385 --> 00:04:16,323 (麗華) 別に何も。 ただ 女として 幸せになりたいだけよ。 72 00:04:16,390 --> 00:04:18,325 (紅子) 幸せって お前…。 73 00:04:18,392 --> 00:04:20,327 これまで 久我山にされてきたこと 忘れたのか? 74 00:04:20,394 --> 00:04:22,329 あれだけ わたしを愛してくれる人間は→ 75 00:04:22,396 --> 00:04:24,331 ほかには いないわ。 76 00:04:24,398 --> 00:04:27,334 愛されることを望んで 何が悪いの? 77 00:04:27,401 --> 00:04:31,338 わたしだって 誰かに愛されたい。 78 00:04:31,405 --> 00:04:35,342 (紅子) 麗華…。 眞一のことは どうするつもりだ。 79 00:04:35,409 --> 00:04:38,345 せっかく 声を 取り戻したばかりなのに。 80 00:04:38,412 --> 00:04:41,348 眞一が愛してるのは わたしじゃない。 81 00:04:41,415 --> 00:04:43,350 (紅子) えっ? 82 00:04:43,417 --> 00:04:48,288 声を取り戻した あの子が 最初に言った言葉 何だか分かる? 83 00:04:48,355 --> 00:04:53,293 「紅子母さんは どこ?」 あの子 そう言ったのよ。 84 00:04:53,360 --> 00:04:57,297 あの子が求めてるのは あなた。 愛してるのは あなたよ。 85 00:04:57,364 --> 00:05:00,300 あなたは いつも わたしから 愛を奪ってく。 86 00:05:00,367 --> 00:05:04,305 真彦さんも 陽平さんも 眞一も! 87 00:05:04,371 --> 00:05:07,307 あなたさえ いなければ こんなことには ならなかった! 88 00:05:07,374 --> 00:05:10,310 (紅子) 麗華。 お前…。 89 00:05:10,377 --> 00:05:13,313 あなたさえ 出ていってくれるのなら→ 90 00:05:13,380 --> 00:05:16,317 康助に みんなのことを頼んであげる。 91 00:05:16,383 --> 00:05:20,320 あなたが出ていくか 全員 出ていくか→ 92 00:05:20,387 --> 00:05:22,389 あなたが 決めていいわよ。 93 00:05:24,391 --> 00:05:26,326 (陽平の せき) 94 00:05:26,393 --> 00:05:28,329 (陽平) 訳 分かんねえよな。→ 95 00:05:28,395 --> 00:05:32,332 あんなに嫌がってた 久我山と 突然 結婚して→ 96 00:05:32,399 --> 00:05:36,336 いきなり 出てけだなんてよ。 眞一 何か 心当たりあるか? 97 00:05:36,403 --> 00:05:39,339 (眞一) ううん。 分かんない。 98 00:05:39,406 --> 00:05:42,342 (紅子) あたしが 出ていく。 99 00:05:42,409 --> 00:05:45,345 そうすれば みんなは ここに いられる。 100 00:05:45,412 --> 00:05:47,281 麗華が 約束してくれた。 101 00:05:47,347 --> 00:05:49,283 えっ? (陽平) どういうことだよ。 102 00:05:49,349 --> 00:05:51,285 (紅子) 麗華を 追い詰めてしまったのは あたしのせいだ。 103 00:05:51,351 --> 00:05:55,289 あたしさえ いなくなれば。 (陽平) だったら 俺も。 104 00:05:55,355 --> 00:05:59,293 (紅子) 駄目だ。 お前が 一緒に出てけば 麗華を刺激する。 105 00:05:59,359 --> 00:06:02,296 今の麗華じゃ 眞一のことが 心配だ。 106 00:06:02,362 --> 00:06:04,365 お前は ここに残ってくれ。 107 00:06:08,368 --> 00:06:13,307 (麗華) あら 陽平さん。 顔色が悪いわよ。 大丈夫? 108 00:06:13,373 --> 00:06:17,311 お前 いったい どういうつもりだ。 109 00:06:17,377 --> 00:06:21,315 紅子が 憎いの。 (陽平) 憎い? 110 00:06:21,382 --> 00:06:25,319 あの女にだけは 幸せになってほしくないの。 111 00:06:25,385 --> 00:06:28,389 苦しみを 与えてやりたいの。 112 00:06:30,390 --> 00:06:32,326 でも…。 113 00:06:32,392 --> 00:06:34,394 でも 何だよ。 114 00:06:41,235 --> 00:06:43,170 (紅子) 子供たちのこと よろしくな。 (千鶴) ええ。 115 00:06:43,237 --> 00:06:45,172 (ナオミ) 子供たちのことは わたしたちに任せて。→ 116 00:06:45,239 --> 00:06:48,108 でも これから あなたは 行く場所があるの? 117 00:06:48,175 --> 00:06:51,111 (紅子) 取りあえず 母さんのところに 行こうと思ってる。 118 00:06:51,178 --> 00:06:54,114 そうね。 それが いいわ。 119 00:06:54,181 --> 00:06:59,186 でも 麗華さんもねえ こんな選択をするなんて。 120 00:07:07,194 --> 00:07:10,197 (紅子) 眞一。 いつだって笑ってろ。 121 00:07:14,201 --> 00:07:18,138 (紅子) フフッ。 よし。 それで いい。 122 00:07:18,205 --> 00:07:21,141 笑ってりゃあ 嫌なことも 吹っ飛ぶ。 123 00:07:21,208 --> 00:07:24,144 うん。 124 00:07:24,211 --> 00:07:26,146 (アケミ) それにしても 陽平さん→ 125 00:07:26,213 --> 00:07:29,216 見送りにも出ないで どうしたんだろうね。 126 00:07:36,223 --> 00:07:38,158 (紅子) じゃあ 行くよ。 127 00:07:38,225 --> 00:07:43,163 (眞一・桜子) 紅子母さん。 (桃子) 紅子母さん。 128 00:07:43,230 --> 00:07:46,166 \(麗華) あなたなら こうすると思ったわ。→ 129 00:07:46,233 --> 00:07:48,168 ホント 偽善者ね。 130 00:07:50,170 --> 00:07:54,107 (紅子) 麗華。 あたしは お前を信じてる。 131 00:07:54,174 --> 00:07:58,111 あたしのことが憎いなら 憎め。 でも ほかの人間には 手を出すな。 132 00:07:58,178 --> 00:08:02,115 眞一とも ちゃんと向き合ってくれ。 頼む。 133 00:08:02,182 --> 00:08:06,186 安心して。 約束は守るわ。 134 00:08:08,188 --> 00:08:12,192 (紅子) 眞一は ちゃんと お前を愛してる。 135 00:08:16,196 --> 00:08:19,199 陽平さんから 言づてを頼まれてるの。 136 00:08:21,201 --> 00:08:25,138 後のことは 俺に任せてくれって。 137 00:08:25,205 --> 00:08:28,141 あなたと一緒に行ってもいいって 伝えたんだけど→ 138 00:08:28,208 --> 00:08:31,211 ここに残るって 言い張って。 139 00:08:37,217 --> 00:08:42,155 (陽平の せき) 140 00:08:42,222 --> 00:08:44,157 (陽平) これで 本当に→ 141 00:08:44,224 --> 00:08:46,159 ほかの人間には 手を出さないんだよな。 142 00:08:46,226 --> 00:08:50,163 (麗華) 安心して。 あなたが ここに入ってれば→ 143 00:08:50,230 --> 00:08:52,165 康助も 変な気は起こさないわ。 144 00:08:52,232 --> 00:08:54,167 (陽平) 紅子も ここに いられんだな? 145 00:08:54,234 --> 00:08:59,172 ええ。 上で 眞一と 仲良く 遊んでるわ。 146 00:08:59,239 --> 00:09:03,243 なら 文句は ねえよ。 俺のことは 好きにしていい。 147 00:09:09,249 --> 00:09:13,186 (康助) しかし よく 陽平を 地下ろうに入れてくれたね。→ 148 00:09:13,253 --> 00:09:17,190 いっ…。 (麗華) あなたは わたしの犬よ。 149 00:09:17,257 --> 00:09:22,195 そばにいてあげるんだから 言うことは 何でも聞くのよ。 150 00:09:22,262 --> 00:09:25,198 ああ。 何でも聞くよ。 ハァ ハァ。→ 151 00:09:25,265 --> 00:09:27,200 君は わたしの妻だ。→ 152 00:09:27,267 --> 00:09:32,205 わたしの聖女が もう わたしだけのものなんだからね。→ 153 00:09:32,272 --> 00:09:34,207 うっ…。 154 00:09:34,274 --> 00:09:36,209 犬は 静かにしてなさい。 155 00:09:36,276 --> 00:09:41,281 そうだね。 犬は 静かにしているよ。 156 00:09:44,284 --> 00:09:49,156 (麗華) 紅子も 出ていってくれたし 陽平さんも 地下ろう。 157 00:09:49,222 --> 00:09:53,226 後は ゆっくりと 進めさせてもらうわ。 158 00:09:55,228 --> 00:09:58,165 (杏子) 久我山と結婚!? 159 00:09:58,231 --> 00:10:00,167 (紅子) 久我山は 自分を愛してくれてる。 160 00:10:00,233 --> 00:10:03,170 だから 結婚したんだって 麗華 言ってた。 161 00:10:03,236 --> 00:10:06,173 「愛されることを望んで 何が悪いの?」って。 162 00:10:06,239 --> 00:10:09,176 (杏子) だからって 久我山となんて。 163 00:10:09,242 --> 00:10:13,180 (紅子) あたしが いつも 麗華の愛を 奪ってるって。 164 00:10:13,246 --> 00:10:15,182 えっ? 165 00:10:15,248 --> 00:10:20,187 (紅子) あたしは 今まで 自分の信じる道を 貫いてきた。 166 00:10:20,253 --> 00:10:23,190 後悔は してない。 でも そのせいで→ 167 00:10:23,256 --> 00:10:27,194 周りの人たちの幸せを 奪ってきてしまったのかもしれない。 168 00:10:27,260 --> 00:10:29,196 紅子…。 169 00:10:29,262 --> 00:10:34,201 (紅子) あたしが みんなを不幸にしてる。 170 00:10:34,267 --> 00:10:36,269 それは 違うわ。 171 00:10:40,273 --> 00:10:45,212 あなたは いつだって みんなを信じてくれてた。 172 00:10:45,278 --> 00:10:50,150 それに 応えられなかったのは わたしたちの責任。 173 00:10:50,217 --> 00:10:54,154 今回だって あなたは 麗華さんを信じてるんでしょ。 174 00:10:54,221 --> 00:10:58,225 だから 眞一を置いて 出てきたのよね。 175 00:11:00,227 --> 00:11:03,163 (紅子) 麗華は きっと 混乱してるだけなんだ。 176 00:11:03,230 --> 00:11:06,166 陽平も 残ってくれてる。 177 00:11:06,233 --> 00:11:08,168 眞一と陽平が いてくれれば→ 178 00:11:08,235 --> 00:11:12,239 麗華も きっと 元に戻ってくれるよ。 179 00:11:21,248 --> 00:11:25,185 僕 ここで寝てもいい? 180 00:11:25,252 --> 00:11:27,187 好きにすれば。 181 00:11:27,254 --> 00:11:31,191 じゃあ 一緒に寝よう。 182 00:11:31,258 --> 00:11:34,194 お母さん 何を編んでるの? 183 00:11:34,261 --> 00:11:37,264 あなたには 関係のないものよ。 184 00:11:44,271 --> 00:11:48,208 (藍子) うっ…。 185 00:11:55,215 --> 00:11:58,218 (藍子) 藤堂さん…。 186 00:12:05,225 --> 00:12:08,228 (藤堂) そうか。 紅子は 出ていったか。 187 00:12:10,230 --> 00:12:13,166 あなたが 別邸から追い出した 紅子を→ 188 00:12:13,233 --> 00:12:16,169 今度は わたしが 追い出しました。 189 00:12:16,236 --> 00:12:20,173 あなたは まだ 紅子に 未練たっぷりのようですから→ 190 00:12:20,240 --> 00:12:24,177 もう一つ 朗報を 教えてさしあげましょう。 191 00:12:24,244 --> 00:12:26,246 陽平は 地下ろうです。 192 00:12:28,248 --> 00:12:31,251 会っていかれては どうですか? 193 00:12:34,254 --> 00:12:37,257 (陽平の せき) 194 00:12:39,259 --> 00:12:42,195 (陽平) 藤堂。 (藤堂) ぶざまだな。→ 195 00:12:42,262 --> 00:12:45,198 しかし 紅子を守るために 自ら入ったんなら→ 196 00:12:45,265 --> 00:12:47,134 さぞかし 気分はいいだろう。 197 00:12:47,200 --> 00:12:49,136 紅子は どうしてる? 198 00:12:49,202 --> 00:12:53,140 (藤堂) 紅子は 眞一と お前を置いて この家を出た。 199 00:12:53,206 --> 00:12:55,142 どういうことだ? 200 00:12:55,208 --> 00:12:58,145 麗華は 紅子には手を出さないって 約束してくれたんだ! 201 00:12:58,211 --> 00:13:01,148 (藤堂) だまされたんだよ。 202 00:13:01,214 --> 00:13:06,153 だが 安心しろ。 お前が ここにいるかぎり 紅子は安全だ。 203 00:13:06,219 --> 00:13:08,155 わたしが 守ってやるよ。 204 00:13:08,221 --> 00:13:11,158 紅子には これ以上 手を出さないでくれ。 205 00:13:11,224 --> 00:13:15,162 (藤堂) もともと 紅子は わたしだけのものだったんだ! 206 00:13:15,228 --> 00:13:17,164 それを 真彦と同じ顔だというだけで→ 207 00:13:17,230 --> 00:13:19,166 奪ったのは お前だろう! 208 00:13:19,232 --> 00:13:23,170 真彦も お前も 紅子を守ることはできない。 209 00:13:23,236 --> 00:13:26,173 最後に 紅子を守るのは 俺しか いないんだよ! 210 00:13:26,239 --> 00:13:28,175 頼む。 こっから出してくれ。 211 00:13:28,241 --> 00:13:30,177 紅子が心配だ。 紅子を苦しめないでやってくれ。 212 00:13:30,243 --> 00:13:33,180 (藤堂) わたしは 紅子を愛している。 213 00:13:33,246 --> 00:13:37,250 紅子が 嫌がるようなことを するわけがないだろう。 214 00:13:39,252 --> 00:13:42,189 紅子に お前は もう いらない。 215 00:13:42,255 --> 00:13:45,258 ここで ゆっくりと 昼寝でもしていろ。 216 00:13:51,198 --> 00:13:56,203 (せき) 217 00:14:15,222 --> 00:14:18,158 (紅子) 陽平…。 218 00:14:18,225 --> 00:14:21,161 あいつ やっぱり 何か あったんじゃ…。 219 00:14:21,228 --> 00:14:23,163 \(戸の開く音) 220 00:14:23,230 --> 00:14:25,232 (紅子) 陽平? 221 00:14:28,235 --> 00:14:31,171 (紅子) 藍子。 222 00:14:31,238 --> 00:14:34,174 (藍子) お願いがあるの。 223 00:14:34,241 --> 00:14:36,176 (紅子) お願い? 何だ? 224 00:14:36,243 --> 00:14:40,180 陽平と どこか遠くに 行ってほしいの。 225 00:14:40,247 --> 00:14:43,183 わたしたちの前から 姿を消してちょうだい。 226 00:14:43,250 --> 00:14:45,185 お姉ちゃんたちが いると→ 227 00:14:45,252 --> 00:14:48,121 わたしは 藤堂さんと ちゃんと向き合えないの。 228 00:14:48,188 --> 00:14:50,123 あの人を 支えてやることも できないし→ 229 00:14:50,190 --> 00:14:54,127 一緒に 幸せになることも できない。 230 00:14:54,194 --> 00:14:58,131 お願い。 お願いだから 2人で どこかに消えて。 231 00:14:58,198 --> 00:15:01,201 わたしたちの前から 姿を消してください。 232 00:15:04,204 --> 00:15:10,210 (紅子) 悪い。 今は どこにも行けないんだよ。 233 00:15:13,213 --> 00:15:16,149 どうして? わたしが頼んでるのよ。 234 00:15:16,216 --> 00:15:19,152 一つぐらい 聞いてくれたって いいでしょ! 235 00:15:19,219 --> 00:15:23,156 (紅子) 今 陽平とは 一緒じゃないんだ。 236 00:15:23,223 --> 00:15:25,158 何で? 237 00:15:25,225 --> 00:15:28,161 (紅子) あたしは 麗華に 娼館を 追い出された。 238 00:15:28,228 --> 00:15:30,163 陽平は あっちに残ってる。 239 00:15:30,230 --> 00:15:34,167 どうして? 240 00:15:34,234 --> 00:15:37,170 (紅子) 全部 あたしのせいなんだ。 241 00:15:37,237 --> 00:15:40,173 あたしが 麗華を壊してしまった。 242 00:15:40,240 --> 00:15:46,179 だから 麗華が 落ち着くまで どこにも行けないんだよ。 243 00:15:46,246 --> 00:15:50,116 落ち着いたら いなくなってくれるの? 244 00:15:50,183 --> 00:15:52,118 (紅子) えっ? 245 00:15:52,185 --> 00:15:56,122 お姉ちゃんと陽平が いるかぎり わたしは 幸せになれないの。 246 00:15:56,189 --> 00:15:58,124 麗華さんのことが 落ち着いてからでいい。 247 00:15:58,191 --> 00:16:02,195 2人で 消えて。 248 00:16:02,195 --> 00:16:16,209 ♪~ 249 00:16:23,450 --> 00:16:26,453 紅子。 250 00:16:26,453 --> 00:16:44,471 ♪~ 251 00:16:44,471 --> 00:16:46,473 (紅子) 陽平。 252 00:16:49,476 --> 00:16:51,411 紅子さんを 追い出しておいて→ 253 00:16:51,478 --> 00:16:54,414 陽平さんまで 地下ろうに 入れてるのは どういうことだい! 254 00:16:54,481 --> 00:16:57,417 あいつを野放しにしたら きっと 麗華を誘惑する。 255 00:16:57,484 --> 00:16:59,419 地下ろうに入れて 何が悪いんだよ。 256 00:16:59,486 --> 00:17:01,421 そんなことは ないね。 257 00:17:01,488 --> 00:17:03,423 陽平さんが好きなのは 紅子さんだよ。 258 00:17:03,490 --> 00:17:06,426 さあ 早く あの人を出しておくれ! 259 00:17:06,493 --> 00:17:11,431 嫌だ。 嫌だったら 嫌だ。 260 00:17:11,498 --> 00:17:15,435 麗華さん。 あんたからも 何とか言ってやっておくれよ。 261 00:17:15,502 --> 00:17:18,438 あの人には 何の罪もないだろう。 262 00:17:18,505 --> 00:17:22,442 夫が 駄目と言うのなら それに従うしかありません。 263 00:17:22,509 --> 00:17:28,448 そんな…。 麗華さん あんた 心まで腐っちまったのかい。 264 00:17:28,515 --> 00:17:30,450 もし ご不満なら→ 265 00:17:30,517 --> 00:17:33,453 出ていってくださって 構いませんのよ。 266 00:17:33,520 --> 00:17:36,456 ええっ? (麗華) あなた方は→ 267 00:17:36,523 --> 00:17:41,461 わたしたちの おかげで ここに いられることを お忘れなく。 268 00:17:41,528 --> 00:17:45,465 お母さん。 どうして そんなふうに なってしまったの? 269 00:17:45,532 --> 00:17:48,468 何で 紅子母さんを 追い出したりしたの? 270 00:17:48,535 --> 00:17:50,470 あなたのせいじゃない。 (眞一) えっ? 271 00:17:50,537 --> 00:17:53,473 (麗華) あなたが わたしを 切り捨てたんでしょ。 272 00:17:53,540 --> 00:17:57,544 言ったわよね。 「紅子母さんは どこ?」って。 273 00:17:59,546 --> 00:18:04,551 《紅子母さんは どこ? どこ? 紅子母さん》 274 00:18:06,553 --> 00:18:09,489 そんなに 紅子がよければ 行けば? 275 00:18:09,556 --> 00:18:12,492 紅子のところに。 276 00:18:12,559 --> 00:18:16,496 (千鶴) 麗華さん。 あんた 何てこと…。 277 00:18:16,563 --> 00:18:20,433 お母さん ごめんなさい。 僕 そんなつもりじゃ…。 278 00:18:20,500 --> 00:18:23,436 お母さんなんて 呼ばないで。→ 279 00:18:23,503 --> 00:18:26,439 わたしは あなたの お母さんなんかじゃない。→ 280 00:18:26,506 --> 00:18:29,442 あなたは もう いらないの。 (眞一) お母さん…。 281 00:18:29,509 --> 00:18:31,444 ここに いたけりゃ 勝手に いなさい。 282 00:18:31,511 --> 00:18:35,448 でも わたしと あなたは もう 親子でも何でもない。 283 00:18:35,515 --> 00:18:38,451 赤の他人よ。 284 00:18:38,518 --> 00:18:43,456 全部 あなたが悪いのよ。 285 00:18:43,523 --> 00:18:46,459 (眞一) そんな…。 僕のせいだったんだ。 286 00:18:46,526 --> 00:18:49,462 眞一は 悪くないよ。 悪くない。 287 00:18:49,529 --> 00:18:54,534 そんな。 そんな…。 288 00:18:58,538 --> 00:19:01,474 (紅子) 眞一 大丈夫かな。 289 00:19:01,541 --> 00:19:06,479 麗華 眞一のこと ちゃんと受け入れてくれたかな。 290 00:19:06,546 --> 00:19:10,483 そんなに 気になるなら 様子を見てくれば? 291 00:19:10,550 --> 00:19:12,485 (紅子) そうだよな。 292 00:19:12,552 --> 00:19:16,556 バレないように 陰から 見るぐらいだったら大丈夫だよな。 293 00:19:18,491 --> 00:19:23,429 眞一の方が よっぽど 親離れしてるわよね。 294 00:19:23,496 --> 00:19:28,434 (紅子) ホントにな。 あたしも 子離れしなくちゃ。 295 00:19:28,501 --> 00:19:30,436 でも やっぱり 気になるな。 296 00:19:30,503 --> 00:19:33,439 何の連絡もない 陽平のことも 気になるし。 297 00:19:33,506 --> 00:19:37,443 \(戸の開く音) \(千鶴) 紅子さん! 298 00:19:37,510 --> 00:19:42,515 紅子さん。 助けておくれ。 眞一が。 眞一が…。 299 00:19:48,521 --> 00:19:50,456 (麗華) ちゃんと 食べてくださいね。→ 300 00:19:50,523 --> 00:19:53,459 あなたには 精をつけてもらわないと。 301 00:19:53,526 --> 00:19:56,462 何で 紅子を 追い出したんだ。 302 00:19:56,529 --> 00:19:59,465 何だ 知ってたの。 303 00:19:59,532 --> 00:20:03,469 (陽平) なあ 麗華。 お前 何が目的だ。→ 304 00:20:03,536 --> 00:20:05,538 どうすれば 気が済むんだ。 305 00:20:09,542 --> 00:20:11,544 何やってんだよ。 306 00:20:25,491 --> 00:20:27,493 何してんだ。 307 00:20:34,500 --> 00:20:37,437 わたしを抱きなさい。 308 00:20:37,503 --> 00:20:40,440 紅子や みんなを 守りたいのだったら→ 309 00:20:40,506 --> 00:20:43,509 わたしを抱きなさい。 310 00:20:45,511 --> 00:20:47,447 俺は お前には ほれない。 311 00:20:47,513 --> 00:20:50,450 こんなことしても 何の意味もないぞ。 312 00:20:50,516 --> 00:20:52,452 (麗華) そんなこと 分かってるわ。 313 00:20:52,518 --> 00:20:55,455 別に あなたが 欲しいわけじゃないのよ。 314 00:20:55,521 --> 00:20:57,457 何 考えてんだ。 315 00:20:57,523 --> 00:21:01,461 (麗華) あなたの子供が ほしいの。 316 00:21:01,527 --> 00:21:04,464 (陽平) 子供なら お前には 眞一が いるじゃねえかよ。 317 00:21:04,530 --> 00:21:06,466 眞一は 失敗作よ。→ 318 00:21:06,532 --> 00:21:09,469 紅子に託したのが 間違いだったわ。 319 00:21:09,535 --> 00:21:14,474 あの子は 失敗作。 あんな子は もう いらない。 320 00:21:14,540 --> 00:21:19,479 あなたの子を 全部 自分で育てたいの。 321 00:21:21,481 --> 00:21:25,485 わたしだけの手で 一から 育てたいの。