1 00:00:04,900 --> 00:00:07,500 朱蒙〔チュモン〕 2 00:00:56,433 --> 00:01:00,500 第3話 3 00:01:14,100 --> 00:01:16,633 目が見えないそうです 4 00:01:17,433 --> 00:01:19,166 私のことも… 5 00:01:22,866 --> 00:01:24,500 ヘモス様の子を― 6 00:01:26,533 --> 00:01:28,200 身ごもりました 7 00:01:32,900 --> 00:01:38,000 このまま別れられません 子ができたと伝えねば 8 00:02:01,166 --> 00:02:02,166 太子殿下 9 00:02:02,433 --> 00:02:05,633 ヘモス将軍が3日後に漢(かん)へ 10 00:02:08,765 --> 00:02:09,966 分かった 11 00:02:12,666 --> 00:02:17,933 3日後に漢へ護送されます 兵を出してください 12 00:02:18,066 --> 00:02:20,100 兵は出してやれん 13 00:02:21,066 --> 00:02:21,733 陛下 14 00:02:21,866 --> 00:02:25,066 ヘモスは計画を台無しにした 15 00:02:25,200 --> 00:02:28,333 そんな者は助けてやれん 16 00:02:28,900 --> 00:02:29,533 陛下 17 00:02:29,666 --> 00:02:31,600 さっさと下がれ! 18 00:02:45,833 --> 00:02:47,100 太子殿下 19 00:02:49,733 --> 00:02:51,466 お話があります 20 00:02:57,433 --> 00:02:58,566 話とは? 21 00:02:59,966 --> 00:03:03,533 ヘモス将軍の救出は おあきらめに 22 00:03:04,633 --> 00:03:05,800 大使者(テサジャ) 23 00:03:06,566 --> 00:03:09,300 ヘモスは命より大事な友だ 24 00:03:10,066 --> 00:03:12,466 兵が出せないなら 25 00:03:12,966 --> 00:03:16,266 生き残ったタムル軍を 率いて救う 26 00:03:17,166 --> 00:03:18,633 太子殿下 27 00:03:18,766 --> 00:03:24,433 ヘモス将軍が捕まったのは 罠にはまったためです 28 00:03:27,466 --> 00:03:32,133 ヘモス将軍を陥れた張本人が 誰かご存じで? 29 00:03:37,400 --> 00:03:39,000 それは陛下です 30 00:03:44,066 --> 00:03:49,333 漢軍との決戦を避け 扶余(プヨ)国と殿下を救うため― 31 00:03:49,466 --> 00:03:51,733 ご決断なさいました 32 00:03:53,066 --> 00:03:57,466 どうか陛下の意を おくみになり― 33 00:03:58,333 --> 00:04:00,433 無茶はお控えに 34 00:04:03,500 --> 00:04:05,366 大使者(テサジャ)も承知の上で? 35 00:04:06,633 --> 00:04:08,466 事実を何もかも― 36 00:04:09,833 --> 00:04:11,333 知っていたのか 37 00:04:12,900 --> 00:04:13,833 はい 38 00:04:20,899 --> 00:04:24,100 死ぬのは怖くありませんが 39 00:04:24,466 --> 00:04:27,300 陛下は正しいと 信じております 40 00:04:29,466 --> 00:04:30,766 太子殿下 41 00:04:33,000 --> 00:04:35,100 ヘモスが生きていたら 42 00:04:35,933 --> 00:04:41,233 扶余(プヨ)国と太子殿下の運命が 危うくなります 43 00:05:52,700 --> 00:05:53,800 ヘモス 44 00:05:54,133 --> 00:05:55,566 逃げるんだ 45 00:05:55,766 --> 00:05:56,800 早く行け 46 00:05:57,233 --> 00:05:59,400 俺は しくじった 47 00:05:59,566 --> 00:06:02,333 河伯(ハベク)族の無念も晴らせなかった 48 00:06:02,833 --> 00:06:05,900 生きていても何もできない 49 00:06:06,200 --> 00:06:07,400 生きるんだ 50 00:06:07,700 --> 00:06:09,166 生きろ ヘモス! 51 00:09:33,600 --> 00:09:34,633 もう少し 52 00:09:36,000 --> 00:09:37,100 もう少しよ 53 00:09:39,133 --> 00:09:40,833 その調子 54 00:09:41,266 --> 00:09:43,266 そうよ あと少し 55 00:09:44,700 --> 00:09:46,000 もうひと息 56 00:09:46,366 --> 00:09:47,500 いきんで 57 00:09:48,266 --> 00:09:49,366 そうよ 58 00:10:15,500 --> 00:10:16,733 チョルラン 59 00:10:22,066 --> 00:10:24,033 早く大使者(テサジャ)様を 60 00:10:29,500 --> 00:10:30,366 姫様は? 61 00:10:31,000 --> 00:10:35,033 母子ともにご無事です 男の子です 62 00:10:46,666 --> 00:10:47,900 息子だ 63 00:10:48,666 --> 00:10:50,533 息子だぞ ヘモス 64 00:11:12,766 --> 00:11:16,000 ヘモス将軍は 死んだのですか? 65 00:11:16,733 --> 00:11:18,400 間違いありません 66 00:11:21,100 --> 00:11:22,300 何事ですか 67 00:11:23,766 --> 00:11:27,266 扶余(プヨ)の太陽から 三足烏(サンソクカラス)は去りました 68 00:11:28,100 --> 00:11:31,866 災いが消えて 幸いではありませんか 69 00:11:33,500 --> 00:11:34,566 ところが― 70 00:11:35,400 --> 00:11:39,100 三足烏(サンソクカラス)は死なずに 飛び去ったのです 71 00:11:43,633 --> 00:11:47,366 生きている以上 舞い戻ってくるかも 72 00:11:47,966 --> 00:11:49,700 ありえません 73 00:11:50,100 --> 00:11:54,133 ヘモスは確かに死にました 戻るわけが 74 00:11:56,166 --> 00:11:57,533 下がって 75 00:12:01,466 --> 00:12:05,166 ご苦労でした かわいい子ですな 76 00:12:05,833 --> 00:12:09,066 ご恩は死ぬまで忘れません 77 00:12:09,300 --> 00:12:11,400 まもなく発ちます 78 00:12:12,500 --> 00:12:14,733 一体どこへ行くと? 79 00:12:15,166 --> 00:12:18,400 この赤子は私の子にします 80 00:12:19,300 --> 00:12:20,366 太子殿下 81 00:12:20,733 --> 00:12:22,166 ご同意を 82 00:12:22,700 --> 00:12:24,266 それは無理です 83 00:12:24,800 --> 00:12:30,733 子供にはヘモス様のように 生きろと教えるつもりです 84 00:12:31,333 --> 00:12:33,833 この子はヘモス様の子です 85 00:12:34,200 --> 00:12:35,233 ユファ様 86 00:12:35,366 --> 00:12:39,433 漢軍はタムル軍の縁者まで 殺しています 87 00:12:39,566 --> 00:12:44,800 ヘモスの息子がいると知れば 必ず見つけるでしょう 88 00:12:45,700 --> 00:12:49,033 深い山奥に身を隠します 89 00:12:49,766 --> 00:12:53,633 深い山奥で 何を子供に教えるのです? 90 00:12:53,766 --> 00:12:58,800 狩りや薬草採りを教えれば ヘモスのように育つと? 91 00:13:03,700 --> 00:13:07,500 私の子になれば 立派に育ちます 92 00:13:07,633 --> 00:13:11,466 ヘモスもそう望むはず お聞き入れを 93 00:13:25,133 --> 00:13:26,500 全員 下がれ 94 00:13:42,166 --> 00:13:43,600 父上 95 00:13:44,166 --> 00:13:48,366 クムワです お分かりになりますか 96 00:13:52,266 --> 00:13:54,400 崩御なさる前に― 97 00:13:55,900 --> 00:13:57,866 お知らせすることが 98 00:14:01,966 --> 00:14:07,933 今日 河伯(ハベク)族の姫 ユファが息子を産みました 99 00:14:09,366 --> 00:14:10,766 その子は― 100 00:14:11,900 --> 00:14:13,700 ヘモスの実子 101 00:14:18,333 --> 00:14:19,700 父上が 102 00:14:20,366 --> 00:14:22,933 罠に陥れて殺した― 103 00:14:24,166 --> 00:14:26,633 ヘモスの子です 104 00:14:32,166 --> 00:14:36,100 しかし これからは 私の子になります 105 00:14:37,700 --> 00:14:41,600 私があの子を 育てるつもりです 106 00:14:43,200 --> 00:14:48,200 ヘモスの未完の野望を あの子を通じて― 107 00:14:49,766 --> 00:14:51,566 果たしてみせます 108 00:15:01,566 --> 00:15:03,466 何とおっしゃいました 109 00:15:04,833 --> 00:15:08,766 河伯(ハベク)族の姫 ユファが 私の息子を産んだ 110 00:15:08,900 --> 00:15:12,900 今は父上がご病気なので 別に住むが 111 00:15:13,033 --> 00:15:14,966 じき宮殿に呼ぶ 112 00:15:15,400 --> 00:15:16,333 そのつもりで 113 00:15:28,000 --> 00:15:29,133 ところが― 114 00:15:29,933 --> 00:15:34,100 三足烏(サンソクカラス)は死なずに 飛び去ったのです 115 00:15:37,133 --> 00:15:41,133 生きている以上 舞い戻ってくるかも 116 00:15:44,866 --> 00:15:46,666 何用ですか 117 00:15:47,266 --> 00:15:50,000 ご相談したいことが 118 00:15:53,433 --> 00:15:57,633 河伯族の姫 ユファが 太子殿下の子息を― 119 00:15:57,766 --> 00:15:59,433 産んだそうです 120 00:16:00,433 --> 00:16:05,366 殿下に子息が生まれたなら めでたいことでは? 121 00:16:06,000 --> 00:16:08,466 顔色が優れませんな 122 00:16:09,000 --> 00:16:11,466 河伯族の姫 ユファは― 123 00:16:11,600 --> 00:16:14,533 ヘモスと情を交わした女性 124 00:16:16,366 --> 00:16:20,966 ではヘモスの子だと 考えているのですか 125 00:16:22,633 --> 00:16:25,700 ありうることでしょう 126 00:16:29,266 --> 00:16:32,866 もしその子が ヘモスの息子なら… 127 00:16:33,533 --> 00:16:37,833 ヘモスの息子が扶余宮で 王子として育つなら― 128 00:16:38,900 --> 00:16:42,666 扶余の運命に 大きな害を及ぼします 129 00:16:43,666 --> 00:16:45,800 あっては なりません 130 00:16:46,666 --> 00:16:51,700 その子が誰の子か どうやって確かめるのです? 131 00:16:52,733 --> 00:16:57,500 扶余の運命の妨げとなる芽は 摘んでしまうべき 132 00:17:00,133 --> 00:17:01,466 殺すと? 133 00:17:08,333 --> 00:17:11,633 扶余の運命がかかっています 134 00:17:12,965 --> 00:17:16,165 大将軍(テジャングン)が手を下してください 135 00:17:24,098 --> 00:17:28,532 私にひと言の相談もなく お決めになるとは 136 00:17:30,300 --> 00:17:32,700 了解してほしい 137 00:17:33,033 --> 00:17:35,700 殿下は扶余の王となる方 138 00:17:36,066 --> 00:17:39,633 側室が10人いようと 構いませんが 139 00:17:40,233 --> 00:17:45,666 私がその女性の人柄と素養を 調べるべきでしょう 140 00:17:47,233 --> 00:17:50,600 行いのよい女性だ 心配いらない 141 00:17:52,066 --> 00:17:53,800 行いのよい? 142 00:17:55,033 --> 00:17:59,433 式も挙げずに 子供を産むような女性が? 143 00:18:00,633 --> 00:18:02,966 私が自分で会います 144 00:18:03,866 --> 00:18:04,633 太子妃 145 00:18:04,766 --> 00:18:05,933 殿下 146 00:18:06,666 --> 00:18:08,733 ひどい仕打ちですわ 147 00:18:09,833 --> 00:18:14,900 私が子を産んだ時 遠くにおいででしたね 148 00:18:16,166 --> 00:18:18,666 お恨みしなかったのは― 149 00:18:19,366 --> 00:18:23,833 いつか振り向いてくださると 信じていたため 150 00:18:28,566 --> 00:18:29,633 殿下 151 00:18:30,466 --> 00:18:35,066 一体 私のどこが いけないのでしょうか 152 00:18:36,166 --> 00:18:41,000 なぜこんなにも お辱めになるのですか 153 00:18:56,166 --> 00:18:56,933 誰ですか 154 00:19:41,400 --> 00:19:42,600 ヘモス様 155 00:19:43,166 --> 00:19:44,766 あなたの息子です 156 00:19:45,166 --> 00:19:49,233 この子の父親は ヘモス様だけです 157 00:19:49,800 --> 00:19:51,666 力を貸してください 158 00:20:31,433 --> 00:20:32,800 死んでいます 159 00:21:10,766 --> 00:21:13,733 我々は漢に 連れていかれる流民(るみん)だ 160 00:21:14,166 --> 00:21:16,466 早くお逃げなさい 161 00:22:13,700 --> 00:22:17,466 なぜ子連れで この深い山の中に? 162 00:22:19,566 --> 00:22:22,666 玄菟(ヒョント)城への道を間違えました 163 00:22:23,866 --> 00:22:27,200 1人で道を探すのは無理です 164 00:22:27,566 --> 00:22:30,000 私がご案内しましょう 165 00:22:30,700 --> 00:22:34,166 結構です ありがとうございました 166 00:22:38,600 --> 00:22:39,866 ユファ様 167 00:22:47,933 --> 00:22:50,833 私をご存じなのですか 168 00:22:51,866 --> 00:22:54,166 河伯族 君長のご息女では? 169 00:22:57,700 --> 00:22:58,833 どなたです 170 00:22:59,133 --> 00:23:01,033 なぜ私のことを? 171 00:23:03,000 --> 00:23:05,433 扶余の大将軍(テジャングン) チョクチです 172 00:23:07,733 --> 00:23:11,333 二人を行かせるわけに いきません 173 00:23:18,733 --> 00:23:20,466 なぜですか 174 00:23:20,600 --> 00:23:24,166 何の恨みがあって 私を殺すのです? 175 00:23:24,733 --> 00:23:26,933 何の恨みもないが 176 00:23:27,066 --> 00:23:32,500 ヘモスの恋人だったお方を 生かしては おけません 177 00:23:33,566 --> 00:23:35,866 何のことか分かりません 178 00:23:36,466 --> 00:23:41,166 扶余とヘモス様は 漢軍を退けようとしました 179 00:23:41,466 --> 00:23:46,400 その扶余の大将軍(テジャングン)が ヘモス様の息子を殺すと? 180 00:23:47,400 --> 00:23:51,500 すぐに死ぬ身の上 真実を教えよう 181 00:23:52,200 --> 00:23:57,000 ヘブル陛下は ヘモスの死を望んでおられた 182 00:23:59,533 --> 00:24:04,533 扶余が奴に滅ぼされぬよう 漢軍と手を結んだのです 183 00:24:05,100 --> 00:24:08,466 ヘモスと契りを交わした ユファ様も― 184 00:24:08,600 --> 00:24:12,033 ヘモスの子も 生かしては おけません 185 00:24:14,533 --> 00:24:16,000 一つ尋ねます 186 00:24:17,266 --> 00:24:20,833 その事実を 太子殿下もご存じですか 187 00:24:25,133 --> 00:24:26,233 答えて 188 00:24:26,866 --> 00:24:29,166 殿下は知りません 189 00:24:34,400 --> 00:24:38,600 ここで死ぬのがユファ様と 赤子の運命のようだ 190 00:24:38,900 --> 00:24:40,800 お恨みなさるな 191 00:25:06,500 --> 00:25:07,466 ユファ様は? 192 00:25:07,800 --> 00:25:11,333 国外へ抜ける道には いませんでした 193 00:25:12,466 --> 00:25:15,100 子連れだ 遠くへは行けまい 194 00:25:15,533 --> 00:25:19,766 捜し出すのだ 何としても見つけ出せ 195 00:25:41,666 --> 00:25:46,500 ヘブル陛下は ヘモスの死を望んでおられた 196 00:25:49,300 --> 00:25:54,033 扶余が奴に滅ぼされぬよう 漢軍と手を結んだのです 197 00:26:55,566 --> 00:26:58,566 扶余(プヨ)城 198 00:27:01,933 --> 00:27:03,066 何の用だ 199 00:27:03,500 --> 00:27:05,366 太子殿下に会いたい 200 00:27:05,800 --> 00:27:09,266 殿下に何の用が あるというんだ 201 00:27:09,400 --> 00:27:10,666 さっさと帰れ 202 00:27:12,333 --> 00:27:15,600 殿下のお子だ 早くお連れしろ 203 00:27:34,200 --> 00:27:35,366 ヘモス様 204 00:27:36,000 --> 00:27:39,666 ヘモス様を殺した 扶余の宮殿です 205 00:27:40,500 --> 00:27:45,033 ここで私とこの子が お恨みを晴らします 206 00:27:45,566 --> 00:27:50,466 果たせなかった大業(たいぎょう)も この子が成し遂げます 207 00:28:13,766 --> 00:28:14,833 ユファ様 208 00:28:16,500 --> 00:28:18,866 お申し出に従います 209 00:28:37,300 --> 00:28:41,300 この子は チュモンと名付けました 210 00:28:42,966 --> 00:28:47,366 太子殿下の息子として お育てください 211 00:28:48,933 --> 00:28:50,933 天に誓います 212 00:28:51,600 --> 00:28:53,233 命ある限り― 213 00:28:54,466 --> 00:28:57,066 この子を守ります 214 00:28:58,366 --> 00:29:01,000 天がこの子を殺(あや)めるなら 215 00:29:01,500 --> 00:29:03,933 私は天にも挑みます 216 00:29:04,833 --> 00:29:06,600 ヘモスの意を継ぎ― 217 00:29:07,566 --> 00:29:11,766 古朝鮮(コジョソン)の流民を救う 英雄として育てます 218 00:29:38,966 --> 00:29:41,966 20年後 219 00:29:44,733 --> 00:29:47,900 ヘブルの死後 即位したクムワは― 220 00:29:48,100 --> 00:29:52,933 ユファを側室とし チュモンを 実の子として育てた 221 00:29:53,833 --> 00:29:58,933 彼は古朝鮮(コジョソン)の復興を望んだ ヘモスの遺志を継いで 222 00:29:59,066 --> 00:30:02,266 強力な鉄武器の開発を進め― 223 00:30:02,900 --> 00:30:07,200 周辺の部族国を統一すべく 戦争を開始 224 00:30:07,866 --> 00:30:11,100 そして激しい征服戦争の末に 225 00:30:11,233 --> 00:30:14,033 漢を脅かすほど― 226 00:30:14,166 --> 00:30:17,066 広大な領土を手中にした 227 00:30:47,666 --> 00:30:49,033 出発する 228 00:30:51,166 --> 00:30:52,033 行くぞ! 229 00:31:17,466 --> 00:31:21,133 太子殿下と王子様が お見えです 230 00:31:32,866 --> 00:31:37,333 陛下 お元気でしたか ご挨拶申し上げます 231 00:31:38,933 --> 00:31:43,600 どうした なぜこんな所まで来たのだ 232 00:31:43,933 --> 00:31:47,266 陛下が遠征の途に おいでなのに 233 00:31:47,400 --> 00:31:50,033 宮殿になどいられません 234 00:31:51,200 --> 00:31:55,266 このテソにヨンポ チュモンも陛下の兵となり 235 00:31:55,400 --> 00:31:57,633 敵を退けるお手伝いを 236 00:31:58,500 --> 00:32:03,433 私が先頭に立ち 敵将の首を討ち取ります 237 00:32:04,500 --> 00:32:07,700 大した意気込みでは ありませんか 238 00:32:07,833 --> 00:32:10,766 これも陛下のご福運です 239 00:32:12,066 --> 00:32:14,400 扶余は変わりないか 240 00:32:15,000 --> 00:32:16,100 はい 陛下 241 00:32:16,233 --> 00:32:20,600 扶余の民は陛下の戦果を たたえております 242 00:32:25,300 --> 00:32:27,600 遠路 ご苦労だった 243 00:32:27,900 --> 00:32:30,033 母は元気か 244 00:32:31,733 --> 00:32:32,833 はい 陛下 245 00:32:36,033 --> 00:32:38,033 ひどすぎますよ 246 00:32:38,433 --> 00:32:42,100 王妃である 母上の安否より先に― 247 00:32:42,233 --> 00:32:44,866 ユファ夫人の安否を? 248 00:32:46,300 --> 00:32:51,633 チュモンに対する 父上の眼差しを見ましたか 249 00:32:52,666 --> 00:32:56,633 私たちには見せない 慈愛に満ちた目を 250 00:32:57,333 --> 00:32:58,633 よせ ヨンポ 251 00:33:36,000 --> 00:33:38,233 早く支度しなさい 252 00:33:52,100 --> 00:33:53,766 チュモン王子様 253 00:33:54,566 --> 00:33:55,500 元気か 254 00:33:56,833 --> 00:33:57,966 王子様 255 00:34:06,166 --> 00:34:08,033 だいぶやつれたな 256 00:34:08,833 --> 00:34:10,132 それもそうだ 257 00:34:10,933 --> 00:34:15,132 扶余を出て1年 さぞ苦労しただろう 258 00:34:15,266 --> 00:34:17,366 もう行かなくては 259 00:34:18,366 --> 00:34:20,433 嬉しくないのか 260 00:34:21,466 --> 00:34:23,166 私が はるばる来たのは― 261 00:34:23,533 --> 00:34:26,433 プヨン お前に会うためだ 262 00:34:29,900 --> 00:34:31,733 王子様 いけません 263 00:34:35,100 --> 00:34:38,466 王子様 どうか おやめください 264 00:34:38,866 --> 00:34:40,400 王子様 どうか 265 00:35:01,900 --> 00:35:05,066 戦闘前にどこへ行っていた 266 00:35:05,766 --> 00:35:06,900 鎧(よろい)を着ろ 267 00:35:07,933 --> 00:35:08,933 私も― 268 00:35:10,100 --> 00:35:11,566 戦いに出るんですか 269 00:35:12,866 --> 00:35:16,300 ここまで 遊びに来たというのか 270 00:35:18,700 --> 00:35:19,766 兄上 271 00:35:20,266 --> 00:35:22,466 私は武術を知りません 272 00:35:22,700 --> 00:35:24,566 情けない奴め 273 00:35:25,100 --> 00:35:28,800 戦いを恐れるとは それでも王子か 274 00:35:29,533 --> 00:35:31,633 お前は父上の恥だ 275 00:35:33,500 --> 00:35:35,333 さっさと鎧を着ろ 276 00:35:38,066 --> 00:35:39,066 兄上 277 00:35:40,000 --> 00:35:43,500 武術を知らないのは 承知している 278 00:35:43,933 --> 00:35:49,000 だが お前のその姿を見たら 陛下は失望なさるぞ 279 00:35:50,300 --> 00:35:53,100 私が守ってやる 安心しろ 280 00:37:47,166 --> 00:37:48,266 突撃! 281 00:40:01,766 --> 00:40:05,233 陛下 扶余を発って すでに1年です 282 00:40:05,466 --> 00:40:10,700 相次ぐ戦いで兵は疲弊し 脱走者が続出しております 283 00:40:11,400 --> 00:40:15,500 戦争を続けるのは無理です 撤収を 284 00:40:15,866 --> 00:40:16,900 陛下 285 00:40:17,033 --> 00:40:22,966 今すぐ戦争をやめよと 玄菟(ヒョント)城の太守から連絡が 286 00:40:23,100 --> 00:40:27,966 戦いをやめなければ 漢への挑戦と見なすと 287 00:40:28,100 --> 00:40:32,966 漢との揉め事は 扶余国の得になりません 288 00:40:33,100 --> 00:40:35,966 すぐに遠征をやめるべきです 289 00:40:38,200 --> 00:40:39,233 ヨミウル 290 00:40:39,733 --> 00:40:40,933 はい 陛下 291 00:40:41,066 --> 00:40:42,733 どう思う 292 00:40:43,600 --> 00:40:46,733 征服戦争により 領土は拡大し― 293 00:40:46,866 --> 00:40:50,166 先王の時代の倍に達しました 294 00:40:51,066 --> 00:40:53,700 十分 漢に脅威を与えました 295 00:40:54,000 --> 00:40:59,700 今すぐ漢と戦うのでなければ ご撤収なさいませ 296 00:41:03,633 --> 00:41:06,300 もうすぐ迎鼓祭(ヨンゴジェ)です 297 00:41:06,433 --> 00:41:08,900 今回の迎鼓祭(ヨンゴジェ)は全国民と― 298 00:41:09,033 --> 00:41:12,166 扶余で盛大に 執り行うべきかと 299 00:41:12,466 --> 00:41:15,433 それが勝利に 導いてくださった― 300 00:41:15,566 --> 00:41:18,200 天地の神への道理です 301 00:41:19,266 --> 00:41:23,700 分かった 迎鼓祭(ヨンゴジェ)に合わせて引き上げる 302 00:41:26,133 --> 00:41:29,266 だが これだけは言っておく 303 00:41:30,300 --> 00:41:33,533 私は漢との争いを 恐れていない 304 00:41:34,700 --> 00:41:38,733 漢が圧力をかけ 支配してくるなら 305 00:41:39,433 --> 00:41:40,633 いつでも― 306 00:41:42,233 --> 00:41:43,966 戦うつもりだ 307 00:41:45,200 --> 00:41:48,200 扶余(プヨ)城 308 00:42:32,100 --> 00:42:35,733 どう? 顔色が 悪すぎないかしら 309 00:42:36,133 --> 00:42:37,900 お美しいです 310 00:42:38,233 --> 00:42:43,000 この皺(しわ)をなくせるなら いくらでも払うわ 311 00:42:43,133 --> 00:42:44,166 母上 312 00:42:44,300 --> 00:42:46,166 ヨンポです 313 00:42:46,300 --> 00:42:47,466 お入り 314 00:42:54,000 --> 00:42:55,566 おかえり 315 00:43:00,300 --> 00:43:04,100 母上の言うとおり 行ってよかった 316 00:43:05,166 --> 00:43:09,300 兄上は敵将の首をはね 父上に捧げました 317 00:43:10,166 --> 00:43:11,833 やはりね 318 00:43:11,966 --> 00:43:16,933 殿下に対する陛下の信任が より厚くなったはず 319 00:43:17,300 --> 00:43:18,966 ご苦労だったわ 320 00:43:20,233 --> 00:43:21,566 王妃様 321 00:43:22,533 --> 00:43:23,800 入って 322 00:43:28,800 --> 00:43:30,800 陛下はどうしたの 323 00:43:33,400 --> 00:43:34,733 話してみなさい 324 00:43:36,400 --> 00:43:39,466 ユファ夫人の部屋へ 行かれました 325 00:43:50,400 --> 00:43:52,666 私が思い違いを 326 00:43:53,866 --> 00:43:57,533 1年以上も お会いしていなかったから― 327 00:43:58,866 --> 00:44:03,566 陛下の心に私がいないことを 忘れていたわ 328 00:44:05,066 --> 00:44:06,233 母上 329 00:44:08,400 --> 00:44:10,066 私なら大丈夫 330 00:44:10,366 --> 00:44:14,100 長旅で疲れたでしょう もう休みなさい 331 00:44:27,466 --> 00:44:28,533 陛下 332 00:44:28,800 --> 00:44:31,066 王妃様のお部屋へ 333 00:44:31,933 --> 00:44:34,266 いや ここにいる 334 00:44:34,400 --> 00:44:35,566 陛下 335 00:44:37,700 --> 00:44:40,866 そなたに話したいことがある 336 00:44:46,333 --> 00:44:50,666 ヘモスが死んでも 生き続けている私は― 337 00:44:51,033 --> 00:44:52,666 いつも罪人だった 338 00:44:53,466 --> 00:44:56,133 陛下 おやめください 339 00:44:56,333 --> 00:44:57,266 いや 340 00:44:58,000 --> 00:45:03,800 私が征服戦争をしてきたのは 彼に借りを返すためだ 341 00:45:04,433 --> 00:45:05,833 この戦争で― 342 00:45:06,200 --> 00:45:10,666 扶余の領土は 漢を脅かすほど広がった 343 00:45:10,966 --> 00:45:15,100 漢と対決する基盤が やっとできたのだ 344 00:45:20,833 --> 00:45:24,800 だが私はいまだに 罪人のような気持ちだ 345 00:45:25,766 --> 00:45:29,800 ヘモスへの借りを 返せていない 346 00:45:31,533 --> 00:45:33,033 なぜだと思う? 347 00:45:36,933 --> 00:45:39,666 私はヘモスに誓った 348 00:45:40,333 --> 00:45:44,966 チュモン王子に 古朝鮮(コジョソン)の領土を奪回させると 349 00:45:45,733 --> 00:45:49,933 今のあの子を見ると やりきれない 350 00:45:50,666 --> 00:45:52,533 意気地がなさすぎる 351 00:45:53,400 --> 00:45:57,466 あれでは 虐げられている流民を― 352 00:45:57,900 --> 00:45:59,666 とても救えない 353 00:46:00,966 --> 00:46:05,666 罪人は私です すべて私の不行き届き 354 00:46:06,333 --> 00:46:10,000 私がチュモンの育て方を 誤りました 355 00:46:11,566 --> 00:46:12,833 いや 356 00:46:13,566 --> 00:46:18,166 あの子の運命が哀れで 放任した私の過ちだ 357 00:46:20,033 --> 00:46:23,333 今からチュモンを 厳しく鍛える 358 00:46:23,466 --> 00:46:27,433 胸が痛むことがあっても 我慢を 359 00:46:52,166 --> 00:46:53,933 この指輪でしか― 360 00:46:55,233 --> 00:46:58,100 私の気持ちを お伝えできません 361 00:47:06,266 --> 00:47:09,266 漢との決戦に勝利したら― 362 00:47:11,200 --> 00:47:14,166 この命が尽きるまで― 363 00:47:16,733 --> 00:47:20,933 あなたと共にいたいと 天に請います 364 00:47:22,933 --> 00:47:24,833 承諾してくれますか 365 00:48:33,900 --> 00:48:35,000 誰だ 366 00:49:03,366 --> 00:49:04,166 君長様 367 00:49:04,266 --> 00:49:07,366 どうだ この剣はお前が使え 368 00:49:09,100 --> 00:49:10,833 イヤですよ 君長様 369 00:49:12,400 --> 00:49:14,066 まったくもう 370 00:49:15,133 --> 00:49:17,800 殺されるかと思いました 371 00:49:17,933 --> 00:49:19,233 サヨン 372 00:49:34,966 --> 00:49:35,633 これは? 373 00:49:36,666 --> 00:49:39,033 扶余で作られた剣だ 374 00:49:39,500 --> 00:49:42,333 商団の護衛兵に持たせろ 375 00:49:42,566 --> 00:49:43,800 はい 君長様 376 00:49:43,933 --> 00:49:49,266 武装させて残った武器は 荇人(ヘンイン)国で取り引きする 377 00:49:49,566 --> 00:49:53,600 今回の商団の行首(ヘンス)は ソソノに任せる 378 00:49:55,800 --> 00:49:56,866 君長様 379 00:49:57,600 --> 00:50:02,200 お嬢様が行首(ヘンス)になるには お若すぎます 380 00:50:02,366 --> 00:50:05,833 商売に行く道で生まれた子だ 381 00:50:06,300 --> 00:50:10,900 私の子なら その程度の 取り引きは楽にできる 382 00:50:13,600 --> 00:50:16,266 ソソノをしっかり助けろ 383 00:52:34,933 --> 00:52:36,200 捜した? 384 00:52:36,333 --> 00:52:39,100 もう神殿に 向かわれたそうです 385 00:52:40,666 --> 00:52:41,600 行きましょう 386 00:52:47,300 --> 00:52:48,066 プヨン 387 00:52:53,400 --> 00:52:55,000 何をなさるんです 388 00:52:56,700 --> 00:53:00,300 祭祀まで時間がある 話をしよう 389 00:53:00,600 --> 00:53:04,300 巫女(みこ)様に知られたら しかられます 390 00:53:06,966 --> 00:53:09,633 神殿にいても女は女だろ 391 00:53:10,300 --> 00:53:12,900 男を好きになってもいいし― 392 00:53:14,500 --> 00:53:15,700 結婚もできる 393 00:53:16,900 --> 00:53:20,000 体も心も清らかでなくては 394 00:53:20,900 --> 00:53:21,700 それじゃ― 395 00:53:22,300 --> 00:53:26,600 結婚している人間は 清らかじゃないのか 396 00:53:27,433 --> 00:53:29,566 陛下と王妃様も不浄で 397 00:53:30,366 --> 00:53:32,466 お前の両親も不浄か 398 00:53:33,400 --> 00:53:35,333 それは こじつけです 399 00:53:36,200 --> 00:53:37,400 行かなくては 400 00:53:48,200 --> 00:53:49,300 私が嫌いか 401 00:53:50,333 --> 00:53:53,933 ならなぜ この間は会ってくれた? 402 00:53:55,500 --> 00:54:00,966 会わなければ 神殿に入ると脅されたので 403 00:54:05,800 --> 00:54:07,266 正直じゃないな 404 00:54:08,900 --> 00:54:10,466 怖かったからか? 405 00:54:14,400 --> 00:54:15,766 私に好意は? 406 00:54:30,000 --> 00:54:31,066 王子様 407 00:55:14,200 --> 00:55:15,233 王子様 408 00:55:15,866 --> 00:55:17,466 おやめください 409 00:55:18,733 --> 00:55:19,666 王子様 410 00:55:28,666 --> 00:55:31,433 じき迎鼓祭が始まります 411 00:55:32,933 --> 00:55:33,600 約束しろ 412 00:55:34,800 --> 00:55:36,200 何をですか 413 00:55:39,300 --> 00:55:40,500 また会うと 414 00:55:41,266 --> 00:55:44,700 いけません 神殿から追い出されます 415 00:55:46,066 --> 00:55:48,400 こっそり会えばいい 416 00:55:48,833 --> 00:55:50,700 秘密の場所でな 417 00:55:51,366 --> 00:55:56,266 出してください 祭祀が始まってしまいます 418 00:55:57,566 --> 00:55:58,800 約束しろよ 419 00:55:59,300 --> 00:56:00,466 王子様 420 00:56:32,733 --> 00:56:33,666 行こう 421 00:57:14,833 --> 00:57:15,533 大変だ 422 00:57:17,000 --> 00:57:19,166 どうするのですか 423 00:57:19,300 --> 00:57:22,633 お前のせいだ すぐ約束しないから 424 00:57:31,033 --> 00:57:32,900 あんまりです 425 00:57:35,000 --> 00:57:36,633 どうするのです? 426 00:57:38,033 --> 00:57:39,533 私はどうしたら… 427 00:57:50,100 --> 00:57:52,000 チュモンはどうした 428 00:57:54,533 --> 00:57:58,266 外出したようです 宮殿には いません 429 00:58:59,200 --> 00:59:04,900 天と地と 風と水に宿る神霊様 430 00:59:05,600 --> 00:59:09,566 扶余の春と夏 秋と冬を通して― 431 00:59:10,100 --> 00:59:14,466 豊かな食料 衣服 子孫を くださいました 432 00:59:15,166 --> 00:59:18,800 このご恩は返しきれません 433 00:59:19,733 --> 00:59:24,800 この祭儀でささやかながら 真心を捧げますので 434 00:59:25,333 --> 00:59:27,033 子々孫々 435 00:59:27,533 --> 00:59:30,733 扶余の民をお守りください 436 00:59:59,833 --> 01:00:00,933 どうだった 437 01:00:01,166 --> 01:00:03,066 見当たりません 438 01:00:03,333 --> 01:00:06,500 宮殿の外には 出ていないようです 439 01:00:06,800 --> 01:00:09,633 それなら一体どこに消えたの 440 01:00:10,433 --> 01:00:11,466 ユファ様 441 01:00:12,466 --> 01:00:15,200 陛下に面目ないわ もっと捜して 442 01:00:15,733 --> 01:00:16,433 はい 443 01:00:21,600 --> 01:00:23,833 何とわがままな 444 01:00:24,533 --> 01:00:28,033 陛下が甘やかすから無礼者に 445 01:00:28,933 --> 01:00:34,066 今日は祭儀の日だ 大声を出さないでくれ 446 01:00:35,066 --> 01:00:37,800 私は失礼いたします 447 01:00:37,933 --> 01:00:41,233 大使者も しっかりしてください 448 01:00:42,066 --> 01:00:47,566 王子の言動が軽率なら 大使者が正すべきでしょう 449 01:00:48,800 --> 01:00:50,000 下がってよい 450 01:01:00,666 --> 01:01:02,833 私が間違ったことでも? 451 01:01:04,100 --> 01:01:07,300 その心が間違っておる 452 01:01:08,633 --> 01:01:10,166 心ですって? 453 01:01:10,966 --> 01:01:12,966 自覚しておるだろう 454 01:01:13,066 --> 01:01:18,266 そなたは あの子を 側室の子として見ておる 455 01:01:18,466 --> 01:01:20,333 だから不満なのだ 456 01:01:21,033 --> 01:01:24,866 では あの子は悪くないと いうのですか 457 01:01:26,566 --> 01:01:30,000 チュモンがそんなに 気に入らないか 458 01:01:30,933 --> 01:01:34,066 怠け者で行いが無分別です 459 01:01:34,666 --> 01:01:38,666 陛下の子供でなければ とても王子になど… 460 01:01:39,400 --> 01:01:42,100 そなたには願ってもないこと 461 01:01:42,933 --> 01:01:46,200 チュモンが それほど愚かなら― 462 01:01:46,933 --> 01:01:50,266 テソやヨンポの前途を 妨げまい 463 01:01:50,533 --> 01:01:54,500 世継ぎ争いも ないだろうから― 464 01:01:54,900 --> 01:01:56,300 喜ぶべきでは? 465 01:02:00,666 --> 01:02:03,166 ユファ母子は無欲だ 466 01:02:03,533 --> 01:02:06,333 哀れに思って面倒見てくれ 467 01:02:08,366 --> 01:02:13,300 陛下には私の気持ちが お分かりになりません 468 01:02:14,033 --> 01:02:17,500 私はあの母子が 疎ましいのです 469 01:03:14,400 --> 01:03:17,333 チュモン王子様 お部屋へどうぞ 470 01:03:28,533 --> 01:03:29,333 兄上 471 01:03:38,966 --> 01:03:41,933 迎鼓祭に出席もせず 472 01:03:42,200 --> 01:03:45,166 侍女と倉庫で 寝るような弟は― 473 01:03:45,866 --> 01:03:48,266 私には おりません 474 01:03:48,533 --> 01:03:50,500 黙って立ちなさい 475 01:03:53,100 --> 01:03:54,933 兄上 そうではなくて… 476 01:04:05,633 --> 01:04:06,466 兄上 477 01:04:07,266 --> 01:04:08,233 兄上! 478 01:04:23,166 --> 01:04:27,466 神殿の侍女に手を出したと いうのは事実か 479 01:04:29,400 --> 01:04:30,400 陛下 480 01:04:31,400 --> 01:04:33,200 そんなつもりでは… 481 01:04:35,300 --> 01:04:40,000 あの子に話があったのですが 閂(かんぬき)が閉まって… 482 01:04:40,933 --> 01:04:43,733 こいつは王室の恥です 483 01:04:44,566 --> 01:04:46,600 今すぐ追放を 484 01:04:47,433 --> 01:04:48,966 下がっておれ 485 01:04:53,100 --> 01:04:54,300 剣をくれ 486 01:04:57,033 --> 01:04:57,966 陛下 487 01:04:58,366 --> 01:04:59,866 剣をよこさんか! 488 01:05:25,466 --> 01:05:27,133 お前の首をはね― 489 01:05:27,233 --> 01:05:29,566 天地の神にお詫びする 490 01:05:29,666 --> 01:05:31,100 お許しを 491 01:05:31,233 --> 01:05:32,766 いくらつらくとも 492 01:05:33,200 --> 01:05:36,133 王子だと 明かしてはならん 493 01:05:36,233 --> 01:05:38,266 過ちを悟ったなら 494 01:05:38,366 --> 01:05:40,466 タムル弓を見て 心を改めなさい 495 01:05:40,900 --> 01:05:44,166 宮殿に 戻ってこさせないためだ 496 01:05:44,300 --> 01:05:46,166 外に出るのが怖い? 497 01:05:46,266 --> 01:05:49,566 自分の力量で タムル弓を見てこい 498 01:05:49,666 --> 01:05:51,000 奴の墓場は? 499 01:05:51,100 --> 01:05:53,033 じき分かる 500 01:05:53,133 --> 01:05:53,800 女? 501 01:05:54,066 --> 01:05:55,966 私に借りがあるな? 502 01:05:56,700 --> 01:05:58,100 何で返す? 503 01:05:58,266 --> 01:06:00,633 テソ兄上! ヨンポ兄上! 504 01:06:00,733 --> 01:06:02,333 どこかへ売り飛ばすか 505 01:06:02,433 --> 01:06:03,500 助けて 506 01:06:04,366 --> 01:06:05,433 助けてくれ! 507 01:06:05,700 --> 01:06:06,700 母上 508 01:06:07,666 --> 01:06:08,900 母上! 509 01:06:25,933 --> 01:06:28,933 日本語字幕 小川 昌代