1 00:00:04,900 --> 00:00:07,500 朱蒙〔チュモン〕 2 00:00:43,900 --> 00:00:47,900 第20話 3 00:00:54,900 --> 00:00:58,333 競い合いで優位に立つには― 4 00:00:58,700 --> 00:01:02,466 鋼鉄の武器を開発するのが 一番 重要だと 5 00:01:03,766 --> 00:01:06,233 それでモパルモと一緒に― 6 00:01:07,066 --> 00:01:09,133 炒鋼(チョガン)法を解明しています 7 00:01:21,133 --> 00:01:25,366 地に落ちていた 私の威信が回復できた 8 00:01:25,833 --> 00:01:27,000 礼を言うぞ 9 00:01:27,100 --> 00:01:29,500 そんな水臭いことを 10 00:01:29,600 --> 00:01:30,733 私は― 11 00:01:31,200 --> 00:01:35,933 王子様のためなら 命を捧げる覚悟もできてます 12 00:01:36,566 --> 00:01:37,700 トチ 13 00:01:38,500 --> 00:01:39,866 はい 14 00:01:40,333 --> 00:01:42,866 見え透いたことを言うな 15 00:01:43,266 --> 00:01:45,833 お前の腹はお見通しだ 16 00:01:46,833 --> 00:01:50,200 私は単純で無知な奴ではない 17 00:01:52,333 --> 00:01:56,400 王子様をそう思う 人間などいません 18 00:01:57,933 --> 00:02:01,566 テソ兄上も今回は私を認めた 19 00:02:03,133 --> 00:02:07,433 私の頭も使えると やっと分かっただろう 20 00:02:07,933 --> 00:02:11,100 王子様ほど 知略に富んだ方なら 21 00:02:11,200 --> 00:02:15,700 太子となる資格が 十分にあります 22 00:02:17,333 --> 00:02:19,000 本当にそう思うか 23 00:02:19,566 --> 00:02:20,966 はい 王子様 24 00:02:23,533 --> 00:02:28,400 私は この勝負の戦略を 変えることにした 25 00:02:30,266 --> 00:02:31,833 どのように? 26 00:02:33,600 --> 00:02:35,966 これは誰にも言うなよ 27 00:02:37,133 --> 00:02:38,500 もちろんです 28 00:02:40,700 --> 00:02:45,833 まず兄上と手を組んで チュモンを蹴落とし 29 00:02:46,500 --> 00:02:50,166 兄上と競って 土壇場で逆転する 30 00:02:52,800 --> 00:02:54,533 どうだ 私の知略は? 31 00:02:57,000 --> 00:02:59,400 本当にお見事です 32 00:03:00,366 --> 00:03:05,833 王子様にお仕えできたのは 一族の誇りにございます 33 00:03:07,600 --> 00:03:11,300 うまくいけば 誇りどころじゃない 34 00:03:18,966 --> 00:03:20,433 オイを呼べ 35 00:03:21,800 --> 00:03:22,633 はい 36 00:03:22,800 --> 00:03:24,700 ハンダン いるか 37 00:03:24,866 --> 00:03:26,200 はい 親方 38 00:03:26,366 --> 00:03:28,133 オイを連れてこい 39 00:03:39,133 --> 00:03:40,633 近くに来い 40 00:03:46,200 --> 00:03:48,033 お前の役目は重大だ 41 00:03:48,133 --> 00:03:53,600 この件さえ済めば たっぷり褒美をやろう 42 00:04:23,633 --> 00:04:24,366 陛下 43 00:04:24,466 --> 00:04:27,000 チュモン特使がお戻りです 44 00:04:28,700 --> 00:04:30,966 ヤンジョンは何と? 45 00:04:31,633 --> 00:04:36,933 扶余(プヨ)があるのは漢(かん)のおかげと 暴言を吐きました 46 00:04:38,266 --> 00:04:39,266 それで? 47 00:04:39,766 --> 00:04:44,000 “漢は干渉と脅迫を 繰り返してきたが” 48 00:04:44,366 --> 00:04:47,600 “今後は許さない”と 答えました 49 00:04:47,766 --> 00:04:48,666 そして― 50 00:04:49,033 --> 00:04:53,300 “漢が逆らった時は 陛下が先に兵を動かす” 51 00:04:53,466 --> 00:04:54,733 そう警告を 52 00:05:05,100 --> 00:05:06,600 でかした 53 00:05:07,266 --> 00:05:08,500 私の考えを― 54 00:05:09,233 --> 00:05:10,600 よくぞ伝えた 55 00:05:11,200 --> 00:05:14,833 私も王子様の言葉に 驚きましたが 56 00:05:15,433 --> 00:05:18,666 ヤンジョンも 臆して無言でした 57 00:05:20,566 --> 00:05:22,366 ご苦労だった 大将軍(テジャングン) 58 00:05:24,733 --> 00:05:26,266 よくやった 59 00:05:58,733 --> 00:06:02,633 奴の得意げな顔を ご覧になりましたか 60 00:06:04,200 --> 00:06:06,733 陛下の慈愛に満ちた目を… 61 00:06:07,166 --> 00:06:08,366 もうよせ 62 00:06:09,933 --> 00:06:14,600 どうすればよいのです? これでは陛下が奴を… 63 00:06:14,766 --> 00:06:16,300 よせと言った 64 00:06:20,566 --> 00:06:21,633 ナロ 65 00:06:23,466 --> 00:06:24,566 はい 王子様 66 00:06:25,133 --> 00:06:26,900 鉄器工場へ行け 67 00:06:27,366 --> 00:06:28,266 はい 68 00:06:34,500 --> 00:06:37,700 鉄の強度が重要なんだ 69 00:06:48,566 --> 00:06:51,900 剣の強度と重さは別の問題だ 70 00:06:54,466 --> 00:06:57,333 何やってる ろくでなしどもが 71 00:06:57,500 --> 00:07:01,566 鋳型が大事なんだ 使えない奴らめ 72 00:07:01,733 --> 00:07:03,033 ここで何を? 73 00:07:05,066 --> 00:07:06,466 関係あるまい 74 00:07:07,066 --> 00:07:08,200 おいおい 75 00:07:08,833 --> 00:07:10,333 関係ない? 76 00:07:10,800 --> 00:07:14,300 鉄器工場に忍び込んだ人間が 守衛に― 77 00:07:14,466 --> 00:07:16,033 “関係ない”だって? 78 00:07:16,300 --> 00:07:17,533 笑わせるな 79 00:07:17,800 --> 00:07:20,566 “盗人(ぬすっと) 猛々しい”とは このことだ 80 00:07:20,733 --> 00:07:21,900 こいつめ 81 00:07:24,133 --> 00:07:28,400 私を誰だと? テソ王子様の護衛兵だぞ 82 00:07:29,033 --> 00:07:31,100 護衛兵だから何だ? 83 00:07:31,600 --> 00:07:34,133 俺だって護衛兵だったさ 84 00:07:34,600 --> 00:07:38,633 ここは宮殿じゃなく 鉄器工場だよ 85 00:07:38,800 --> 00:07:43,966 なんで護衛兵が鉄器工場を のぞきに来たんだ? 86 00:07:56,066 --> 00:07:57,766 親方! 87 00:07:57,933 --> 00:07:58,566 どうした 88 00:08:01,566 --> 00:08:02,500 何だと 89 00:08:07,233 --> 00:08:10,766 酒を飲まずに早く帰れよ 90 00:08:14,766 --> 00:08:16,133 トックか? 91 00:08:17,033 --> 00:08:17,866 はい 92 00:08:19,833 --> 00:08:21,100 ついてこい 93 00:08:29,333 --> 00:08:31,566 鍛冶職人のトックです 94 00:08:32,265 --> 00:08:34,866 鍛冶頭(がしら)の次に長く働いてます 95 00:08:37,900 --> 00:08:39,332 お呼びですか 96 00:08:40,133 --> 00:08:43,265 怖がるな 聞かれたことに答えろ 97 00:08:43,533 --> 00:08:45,066 はい 98 00:08:46,466 --> 00:08:49,466 今 鉄武器の開発は どの段階だ? 99 00:08:50,666 --> 00:08:55,666 まだ塊錬(クェリョン)鋼の段階ですが 努力中ですので… 100 00:08:55,833 --> 00:08:57,833 儀礼的な返事はいらん 101 00:08:59,066 --> 00:09:01,700 正直に詳しく話せ 102 00:09:02,600 --> 00:09:06,633 塊錬(クェリョン)鋼の段階から 一歩も出てないのか? 103 00:09:10,533 --> 00:09:12,566 実は先日― 104 00:09:14,433 --> 00:09:19,466 漢の鋼鉄剣にも劣らない 剣ができました 105 00:09:22,733 --> 00:09:24,100 本当か 106 00:09:24,533 --> 00:09:25,633 はい 107 00:09:26,733 --> 00:09:30,266 では なぜ陛下に 報告しなかった? 108 00:09:30,500 --> 00:09:34,433 炒鋼(チョガン)法を解明して 作ったのではなく 109 00:09:34,600 --> 00:09:37,900 溶鉄の純度を高めたら偶然に 110 00:09:38,200 --> 00:09:42,800 モパルモ親方が “報告するには時期尚早だ”と 111 00:09:44,133 --> 00:09:47,800 その後は1本も できなかったのか 112 00:09:48,200 --> 00:09:49,166 はい 113 00:09:52,266 --> 00:09:53,433 分かった 114 00:09:54,233 --> 00:09:57,033 私に会ったことは内密にしろ 115 00:09:57,700 --> 00:10:00,766 漏らすと首をはねるぞ 116 00:10:00,933 --> 00:10:02,266 承知しました 117 00:10:03,600 --> 00:10:04,833 下がれ 118 00:10:12,000 --> 00:10:16,633 モパルモはチュモンに 今の話をしたはずです 119 00:10:18,033 --> 00:10:22,633 そうだろうな チュモンの戦略は正しい 120 00:10:23,200 --> 00:10:26,133 奴が先に炒鋼(チョガン)法を解明したら 121 00:10:26,633 --> 00:10:29,766 勝負は終わったも同然だ 122 00:10:31,033 --> 00:10:36,566 私がモパルモを捕まえて どこまで解明したか聞きます 123 00:10:40,933 --> 00:10:44,166 チュモンに辱められたのを 忘れたか 124 00:10:45,200 --> 00:10:47,900 モパルモに手を出すな 125 00:10:48,066 --> 00:10:48,933 ナロ 126 00:10:49,500 --> 00:10:50,500 はい 127 00:10:52,066 --> 00:10:54,400 モパルモの様子を探れ 128 00:11:02,033 --> 00:11:04,933 王子様 大使者(テサジャ)からの書信です 129 00:11:05,700 --> 00:11:06,966 持ってこい 130 00:11:19,233 --> 00:11:21,700 “お話があります” 131 00:11:22,066 --> 00:11:24,933 “日が暮れたら私の家へ” 132 00:11:28,800 --> 00:11:30,100 何事です? 133 00:11:31,166 --> 00:11:32,433 何でもない 134 00:11:37,000 --> 00:11:41,733 休む間もなく玄菟(ヒョント)城へ行き 疲れたでしょう 135 00:11:42,733 --> 00:11:43,666 いいえ 136 00:11:44,400 --> 00:11:48,466 陛下のご意志を伝えて 胸がすきました 137 00:11:48,766 --> 00:11:51,566 ああいう任務なら歓迎です 138 00:11:56,666 --> 00:12:00,966 玄菟(ヒョント)城へ行ったら テソ兄上が来てました 139 00:12:03,266 --> 00:12:04,166 テソが? 140 00:12:06,266 --> 00:12:09,533 ヤンジョンと 何かあるようです 141 00:12:11,033 --> 00:12:16,000 この間 簡単に 交易問題を解決してきたけど 142 00:12:16,833 --> 00:12:20,400 二人で何か企んでいるのかも 143 00:12:24,866 --> 00:12:28,266 お前が優位に 立ってるのは確かよ 144 00:12:28,433 --> 00:12:33,066 でも今後はさらに 牽制され 妬まれるはず 145 00:12:39,500 --> 00:12:40,533 チュモン 146 00:12:42,300 --> 00:12:43,300 はい 母上 147 00:12:45,033 --> 00:12:49,766 タムル弓が折れたことを 陛下とヨミウルが知ったわ 148 00:12:52,700 --> 00:12:54,666 私が折ったのを― 149 00:12:55,366 --> 00:12:56,533 気づかれたと? 150 00:12:57,600 --> 00:13:02,566 お前の言葉を信じて 気づいてない可能性も 151 00:13:02,733 --> 00:13:06,400 でも私にその話をしに 来たのだから 152 00:13:06,566 --> 00:13:08,133 知っているかも 153 00:13:14,800 --> 00:13:17,700 ヨミウルは “弓を折った者が―” 154 00:13:17,900 --> 00:13:20,800 “扶余(プヨ)に暗雲をもたらす”と 155 00:13:21,566 --> 00:13:23,366 お前だと知られれば 156 00:13:23,600 --> 00:13:27,366 太子になるのに不利になるわ 157 00:13:41,066 --> 00:13:43,900 ヨミウルは “弓を折った者が―” 158 00:13:44,100 --> 00:13:47,033 “扶余(プヨ)に暗雲をもたらす”と 159 00:14:09,966 --> 00:14:11,433 チュモン王子が 160 00:14:11,600 --> 00:14:14,533 タムル弓を折りました 161 00:14:16,000 --> 00:14:17,366 チュモン王子は― 162 00:14:18,433 --> 00:14:19,900 陛下ではなく 163 00:14:20,066 --> 00:14:23,400 ヘモス将軍の子に 違いありません 164 00:14:27,566 --> 00:14:30,700 大使者(テサジャ)様 テソ王子様です 165 00:14:30,900 --> 00:14:32,000 お通ししろ 166 00:14:41,166 --> 00:14:45,433 人目を避けるため ご足労 願いました 167 00:14:45,600 --> 00:14:47,833 ご無礼をお許しください 168 00:14:48,200 --> 00:14:51,100 いや 大使者(テサジャ)の判断は正しい 169 00:14:57,566 --> 00:15:00,366 それでどんな用件ですか 170 00:15:01,000 --> 00:15:03,233 玄菟(ヒョント)城へおいででしたか 171 00:15:04,300 --> 00:15:05,833 なぜそれを? 172 00:15:06,333 --> 00:15:08,033 宴の後― 173 00:15:08,200 --> 00:15:11,933 お姿が見えないので そうでは ないかと 174 00:15:12,833 --> 00:15:16,666 ヤンジョンとの関係を 保つためです 175 00:15:17,633 --> 00:15:21,966 玄菟城で チュモン王子にお会いに? 176 00:15:24,033 --> 00:15:25,500 会いました 177 00:15:26,500 --> 00:15:29,033 驚かれたことでしょう 178 00:15:33,533 --> 00:15:37,866 どれほどお悔しかったか 想像がつきますが 179 00:15:39,400 --> 00:15:42,366 勝負は終わっていません 180 00:15:42,666 --> 00:15:44,966 元気をお出しください 181 00:15:50,133 --> 00:15:53,400 チュモン王子が 塩を確保したことで 182 00:15:53,566 --> 00:15:56,800 漢は大きな武器を失いました 183 00:15:57,200 --> 00:16:00,600 ヤンジョンも 衝撃を受けたでしょう 184 00:16:02,833 --> 00:16:04,133 大使者 185 00:16:04,433 --> 00:16:05,700 はい 殿下 186 00:16:07,166 --> 00:16:11,300 チュモンが 炒鋼法の秘密を探っています 187 00:16:15,133 --> 00:16:19,966 もし秘密を解明し 鋼鉄剣の生産に役立てば 188 00:16:20,166 --> 00:16:24,600 塩の山を発見するより 大手柄になります 189 00:16:25,900 --> 00:16:29,766 勝負はついたようなものだ 190 00:16:35,066 --> 00:16:36,233 殿下 191 00:16:37,500 --> 00:16:40,733 危機を一度に打開できる― 192 00:16:41,000 --> 00:16:42,733 好材料があります 193 00:16:44,133 --> 00:16:45,133 好材料? 194 00:16:45,600 --> 00:16:46,966 はい 殿下 195 00:16:48,366 --> 00:16:51,666 タムル弓が折れたそうです 196 00:16:53,400 --> 00:16:55,133 それは知ってます 197 00:16:56,900 --> 00:17:03,000 それがタムル弓を折ったのは チュモン王子らしいのです 198 00:17:05,433 --> 00:17:06,933 本当ですか 199 00:17:09,633 --> 00:17:12,333 ヨミウル様がそんな話を 200 00:17:14,700 --> 00:17:19,965 チュモンが始祖(シジョ)山へ 行ったのは知ってました 201 00:17:20,465 --> 00:17:22,133 しかしチュモンに― 202 00:17:22,400 --> 00:17:25,233 あの強靭な弓を折れますか? 203 00:17:30,866 --> 00:17:35,633 とにかく奴は嘘をついたので 事実を陛下に告げ 204 00:17:35,733 --> 00:17:38,766 家臣にも知らせましょう 205 00:17:39,333 --> 00:17:41,366 まだ早すぎます 206 00:17:44,700 --> 00:17:49,000 事実を知った陛下が どう反応なさるか 207 00:17:49,166 --> 00:17:51,666 私には見当もつきません 208 00:17:52,533 --> 00:17:54,066 なぜですか 209 00:17:55,366 --> 00:18:00,800 ヘモスが死んでから 陛下は変わられました 210 00:18:01,433 --> 00:18:05,066 タムル弓は チュモン王子の急所ですが 211 00:18:05,866 --> 00:18:08,333 今の陛下からは― 212 00:18:08,833 --> 00:18:12,400 どう反応されるか 読めないのです 213 00:18:14,066 --> 00:18:15,566 時機を待ち 214 00:18:16,100 --> 00:18:21,366 勝利するための切り札と すべきでしょう 215 00:18:37,266 --> 00:18:39,566 玄菟城へ行かれたとか 216 00:18:40,166 --> 00:18:41,933 宮中で休まれるかと 217 00:18:43,100 --> 00:18:46,566 商団に迷惑はかけられません 218 00:18:48,133 --> 00:18:49,933 君長様はおいでに? 219 00:18:50,500 --> 00:18:52,400 はい 中へどうぞ 220 00:18:56,066 --> 00:18:57,866 予想はしてましたが 221 00:18:58,133 --> 00:19:03,266 親書の内容からして 漢との交易再開は困難では? 222 00:19:07,166 --> 00:19:08,566 それは違う 223 00:19:13,000 --> 00:19:17,000 漢は塩を盾に 扶余を脅してきましたが 224 00:19:17,533 --> 00:19:20,266 交易の全面中断はできません 225 00:19:20,433 --> 00:19:23,366 塩の交易は 無用になったものの― 226 00:19:23,533 --> 00:19:27,500 扶余の生産品が 漢には必要ですから 227 00:19:29,400 --> 00:19:30,933 私も同感です 228 00:19:31,100 --> 00:19:33,733 ヤンジョンも怒りましたが 229 00:19:33,900 --> 00:19:37,166 交易中断は 宣言しませんでした 230 00:19:37,333 --> 00:19:41,966 むしろ扶余の顔色を うかがうような印象でした 231 00:19:42,800 --> 00:19:44,233 そうでしょう 232 00:19:45,533 --> 00:19:51,166 ヤンジョンには太守(たいしゅ)として 交易した物資を送る責務が 233 00:19:52,266 --> 00:19:56,233 交易できなければ 責任を負うのです 234 00:20:00,500 --> 00:20:06,466 王子様とソソノが得た塩は 大きな役割を果たしました 235 00:20:17,533 --> 00:20:18,466 兄貴 236 00:20:19,966 --> 00:20:21,300 お帰りですか 237 00:20:22,166 --> 00:20:24,733 ああ 変わりなかったか 238 00:20:29,400 --> 00:20:30,433 何か― 239 00:20:31,233 --> 00:20:32,133 あったのか? 240 00:20:36,133 --> 00:20:40,966 プヨンが漢の奴隷商に 売られたそうです 241 00:21:01,000 --> 00:21:01,766 トチは? 242 00:21:19,833 --> 00:21:21,466 何のご用ですか 243 00:21:22,833 --> 00:21:23,766 プヨンは― 244 00:21:25,566 --> 00:21:27,733 私が連れていくと言った 245 00:21:28,633 --> 00:21:30,766 それは聞きました 246 00:21:31,100 --> 00:21:35,066 ですが 王子様は いらっしゃらないし 247 00:21:35,233 --> 00:21:38,833 プヨンに高値を つける者は多いし 248 00:21:39,200 --> 00:21:43,766 商人なら条件のいい時に 売るのが当然では? 249 00:21:46,233 --> 00:21:47,600 こいつめ 250 00:21:48,000 --> 00:21:51,066 この間も申し上げたように 251 00:21:51,866 --> 00:21:56,400 私には奴隷を売り買いする 権利があるんです 252 00:21:58,966 --> 00:22:00,533 落ち着いて 253 00:22:14,600 --> 00:22:15,800 プヨンは? 254 00:22:17,033 --> 00:22:19,966 居所なら 新しい主人にお尋ねを 255 00:22:20,133 --> 00:22:21,900 私は知りません 256 00:22:23,266 --> 00:22:26,033 後ろ盾がいるから強気だな 257 00:22:27,000 --> 00:22:28,500 だが覚えておけ 258 00:22:29,533 --> 00:22:33,233 お前は大きな間違いを したのだ 259 00:22:34,133 --> 00:22:35,933 後悔する日が来る 260 00:22:51,200 --> 00:22:54,366 いつか奴の首を へし折ってやる 261 00:22:54,533 --> 00:22:56,633 偉そうに言いやがって 262 00:22:57,933 --> 00:23:02,166 初めからプヨンを 渡す気がなかったんです 263 00:23:09,400 --> 00:23:10,500 すまない 264 00:23:11,533 --> 00:23:12,866 私が必ず― 265 00:23:13,566 --> 00:23:16,000 プヨンを連れ戻す 266 00:23:23,166 --> 00:23:25,133 オイ 267 00:23:30,266 --> 00:23:31,500 ご理解を 268 00:23:31,966 --> 00:23:34,000 奴もつらいんです 269 00:23:38,766 --> 00:23:39,833 いや 270 00:23:41,033 --> 00:23:42,833 私の過ちだ 271 00:23:44,933 --> 00:23:48,166 何だと 後悔する日が来る? 272 00:23:50,800 --> 00:23:54,666 誰が後悔することになるか 見てろ 273 00:23:58,866 --> 00:24:00,266 オイか 274 00:24:00,533 --> 00:24:01,966 プヨンは? 275 00:24:02,766 --> 00:24:05,466 元気にしてる 心配無用だ 276 00:24:05,633 --> 00:24:06,733 どこだ? 277 00:24:07,033 --> 00:24:08,500 ハンダン 278 00:24:09,400 --> 00:24:12,866 プヨンの居場所を見せてやれ 279 00:24:13,866 --> 00:24:14,766 はい 280 00:24:15,966 --> 00:24:17,000 オイ 281 00:24:17,866 --> 00:24:21,400 ヨンポ王子様は お前に褒美をやると 282 00:24:22,200 --> 00:24:24,966 俺もお前に大金をやろう 283 00:24:26,100 --> 00:24:30,733 プヨンと幸せに 暮らせるようにな 284 00:24:37,633 --> 00:24:38,300 行こう 285 00:24:50,800 --> 00:24:51,700 ここだ 286 00:24:54,466 --> 00:24:57,400 仕事もせず のんびりしてる 287 00:24:57,900 --> 00:24:59,666 何も心配いらない 288 00:25:02,933 --> 00:25:03,766 会うか? 289 00:25:31,600 --> 00:25:32,733 オイ 290 00:25:35,266 --> 00:25:36,433 誰からここを? 291 00:25:36,766 --> 00:25:38,100 ハンダンが 292 00:25:39,200 --> 00:25:44,633 私をここに連れてきて 監視だけしてるのよ 293 00:25:45,833 --> 00:25:48,200 何のつもりかしら 294 00:25:49,366 --> 00:25:53,000 やつれたな ちゃんと食ってるのか? 295 00:25:54,600 --> 00:25:57,333 まず自分の体に気をつけろ 296 00:25:58,566 --> 00:26:00,766 あの 王子様は… 297 00:26:01,766 --> 00:26:06,000 玄菟城へ行った王子様は 戻ったの? 298 00:26:08,900 --> 00:26:10,000 まだだ 299 00:26:11,933 --> 00:26:13,333 もう少し待て 300 00:26:14,400 --> 00:26:15,533 俺がお前を― 301 00:26:16,133 --> 00:26:17,466 必ず助ける 302 00:26:27,200 --> 00:26:30,166 もう飲むな 昼間からどうした 303 00:26:30,266 --> 00:26:31,733 放っといてくれ 304 00:26:31,833 --> 00:26:35,566 そうだ 放っとけ 飲まずにいられんだろ 305 00:26:38,400 --> 00:26:39,300 オイ 306 00:26:39,400 --> 00:26:43,200 兄貴… いや 王子様を信じろよ 307 00:26:44,033 --> 00:26:45,300 信じられるか 308 00:26:45,633 --> 00:26:48,400 旅の後 トチに会ってれば… 309 00:26:49,933 --> 00:26:52,733 プヨンを 何とも思ってないんだ 310 00:26:54,000 --> 00:26:57,933 神殿を出た時も 一緒にトチの下にいた時も 311 00:26:58,100 --> 00:27:00,100 王子なら救えただろ 312 00:27:00,366 --> 00:27:02,166 それは違う 313 00:27:02,333 --> 00:27:04,966 あの時は平民だった 314 00:27:05,133 --> 00:27:08,200 そうだよ お前のは屁理屈だ 315 00:27:08,433 --> 00:27:10,100 もう少し待とうや 316 00:27:11,166 --> 00:27:12,266 クソッ 317 00:27:17,333 --> 00:27:19,300 行首(ヘンス)にお願いが 318 00:27:19,800 --> 00:27:20,600 何です? 319 00:27:22,300 --> 00:27:25,033 トチ商団にプヨンという娘が 320 00:27:26,600 --> 00:27:27,733 知ってます 321 00:27:29,666 --> 00:27:33,266 トチがプヨンを 漢の奴隷商に売ったと 322 00:27:37,533 --> 00:27:40,700 私のために苦労してる娘です 323 00:27:41,800 --> 00:27:44,633 漢には行かせられません 324 00:27:47,066 --> 00:27:51,633 行首(ヘンス)は奴隷商の動きを よくご存じでしょう 325 00:27:52,666 --> 00:27:55,033 どうかプヨンの行方を 326 00:27:57,733 --> 00:27:59,200 調べてみます 327 00:28:01,633 --> 00:28:03,733 俺の人生は親方の肩に 328 00:28:03,900 --> 00:28:05,833 なぜ俺の肩なんだ? 329 00:28:06,000 --> 00:28:08,933 親方が炒鋼法の秘密を解けば 330 00:28:09,100 --> 00:28:12,600 チュモン王子様も 太子になれるし 331 00:28:12,866 --> 00:28:16,766 そうすれば俺も 太子の護衛兵になれる 332 00:28:17,100 --> 00:28:18,300 いやいや 333 00:28:18,466 --> 00:28:21,033 大将軍(テジャングン)にだってなれるな 334 00:28:21,666 --> 00:28:23,033 おい ムソン 335 00:28:23,200 --> 00:28:24,133 はい 336 00:28:24,633 --> 00:28:26,766 お前が大将軍(テジャングン)になったら― 337 00:28:27,500 --> 00:28:29,766 俺は扶余を出ていく 338 00:28:33,000 --> 00:28:34,233 何奴だ 339 00:28:37,100 --> 00:28:40,466 無断で商団に入ってくるとは 340 00:28:41,133 --> 00:28:42,666 “何奴”だって? 341 00:28:43,433 --> 00:28:45,433 何て女なんだ 342 00:28:47,666 --> 00:28:48,700 無礼者 343 00:28:48,900 --> 00:28:51,466 私を誰だと思ってる 344 00:28:51,633 --> 00:28:54,833 無礼も何も お前は何者だ 345 00:28:56,200 --> 00:28:57,233 どうしたんだ 346 00:28:57,400 --> 00:28:59,433 モパルモ 何事だ 347 00:28:59,600 --> 00:29:04,566 いいところに来た こいつは一体 誰だ 348 00:29:04,833 --> 00:29:09,300 なんで俺が平手打ち されなきゃならない? 349 00:29:11,666 --> 00:29:15,866 こらえてください 出入りの者です 350 00:29:17,766 --> 00:29:19,300 早くお詫びしろ 351 00:29:20,633 --> 00:29:21,766 失礼だろ 352 00:29:21,933 --> 00:29:23,033 何だと 353 00:29:24,933 --> 00:29:26,966 君長様の妹御だ 354 00:29:27,133 --> 00:29:30,033 チクショウ 妹だから何だ? 355 00:29:30,266 --> 00:29:33,200 なんで叩くんだよ! なんでだ おい 356 00:29:34,533 --> 00:29:35,600 モパルモ 357 00:29:37,566 --> 00:29:38,766 何者ですか 358 00:29:38,966 --> 00:29:41,833 扶余の鉄器工場の鍛冶頭です 359 00:29:42,000 --> 00:29:43,300 大変ですよ 360 00:29:43,466 --> 00:29:47,100 桂婁(ケル)に鉄器工場を作るのに 必要なんです 361 00:29:47,266 --> 00:29:50,166 あんなに怒らせちゃって 362 00:29:52,066 --> 00:29:55,600 何て性根の悪い男なのかしら 363 00:29:56,733 --> 00:30:01,533 テソ王子様の護衛兵が 誰かご存じですか 364 00:30:02,400 --> 00:30:05,033 知ってる ナロという者だ 365 00:30:05,666 --> 00:30:08,766 そいつが鉄器工場を探りに 366 00:30:11,666 --> 00:30:15,533 テソ王子様に 命じられたのでは? 367 00:30:19,400 --> 00:30:23,366 王子様と私の関係は 承知してるだろう 368 00:30:24,200 --> 00:30:29,000 もしや王子様が炒鋼法を 解明しようとしてるのを 369 00:30:29,166 --> 00:30:31,733 見破られたのでは? 370 00:30:36,333 --> 00:30:39,466 親方にムソン オイ マリ ヒョッポしか 371 00:30:39,633 --> 00:30:41,466 知らないことだ 372 00:30:41,633 --> 00:30:44,800 だが親方の行動を 探り続けるなら 373 00:30:44,966 --> 00:30:46,566 注意しなくては 374 00:30:47,333 --> 00:30:49,033 分かりました 375 00:30:51,566 --> 00:30:54,766 鋼鉄剣について 分かったことは? 376 00:30:55,333 --> 00:30:58,533 鉄鉱石の溶かし方や 型を取る時間 377 00:30:58,700 --> 00:31:01,766 ふいごで 風を送る回数も調節を 378 00:31:02,133 --> 00:31:05,366 何か明らかになるはずです 379 00:31:08,066 --> 00:31:11,366 親方を信じているが その方法では― 380 00:31:11,533 --> 00:31:14,933 試行錯誤も必要だし 時間もかかる 381 00:31:16,166 --> 00:31:20,800 炒鋼法は既存の技術とは 違うと思う 382 00:31:21,133 --> 00:31:25,433 親方の知らない 別の技術があるのだろう 383 00:31:26,066 --> 00:31:30,600 漢の鉄器工場から 技術者を連れてこない限り 384 00:31:30,766 --> 00:31:32,400 知る術(すべ)がありません 385 00:31:34,600 --> 00:31:36,066 方法を探そう 386 00:31:44,733 --> 00:31:45,866 申し上げろ 387 00:31:46,133 --> 00:31:49,633 テソ王子様の護衛兵に 探られていると― 388 00:31:50,200 --> 00:31:51,733 気づいています 389 00:31:52,800 --> 00:31:53,833 そうか 390 00:31:57,133 --> 00:31:58,266 他には? 391 00:31:59,733 --> 00:32:01,933 炒鋼法を解明するため― 392 00:32:02,733 --> 00:32:06,233 漢から技術者を 連れてこようと 393 00:32:09,633 --> 00:32:10,866 分かった 394 00:32:11,866 --> 00:32:13,166 ご苦労だった 395 00:32:21,366 --> 00:32:24,966 陛下 王妃様がお見えです 396 00:32:27,200 --> 00:32:28,333 通しなさい 397 00:32:36,733 --> 00:32:37,900 かけなさい 398 00:32:45,466 --> 00:32:46,766 どうした 399 00:32:48,000 --> 00:32:52,133 こんな話をしては お心の晴れた陛下に― 400 00:32:52,300 --> 00:32:56,366 またご心配をかけるのではと 悩みました 401 00:33:02,066 --> 00:33:04,133 ヨミウル様のことです 402 00:33:07,300 --> 00:33:08,466 続けなさい 403 00:33:09,200 --> 00:33:14,600 巫女(みこ)は扶余の民から代々 敬われてきた存在です 404 00:33:14,866 --> 00:33:18,966 ヨミウル様も民に 尊敬されてきました 405 00:33:22,233 --> 00:33:23,666 ところが今は― 406 00:33:23,966 --> 00:33:27,166 陛下と衝突しています 407 00:33:29,366 --> 00:33:34,000 陛下が神殿と揉め 民心を乱す必要が? 408 00:33:34,766 --> 00:33:39,533 ヨミウル様が不適任であれば 新しい巫女を迎え 409 00:33:39,866 --> 00:33:42,800 民の尊敬を集めさせては? 410 00:33:45,066 --> 00:33:47,600 ヨミウルは先王の時代から 411 00:33:48,100 --> 00:33:50,266 民に尊敬されてきた 412 00:33:50,633 --> 00:33:53,966 それだけの巫女が他にいるか 413 00:33:55,600 --> 00:33:58,966 マウリョン様をご存じですか 414 00:33:59,466 --> 00:34:04,400 馬加(マガ)の叔父上とも 心を一つにして民を気遣い 415 00:34:04,700 --> 00:34:07,566 陛下の心中も察していました 416 00:34:12,933 --> 00:34:15,600 ご推進なさりにくければ 417 00:34:16,132 --> 00:34:18,400 私が話を進めます 418 00:34:29,666 --> 00:34:31,666 そなたに任せる 419 00:34:38,733 --> 00:34:42,500 マウリョン様を 神殿に迎えるのですか 420 00:34:43,199 --> 00:34:46,000 陛下は私に任せると 421 00:34:46,766 --> 00:34:51,300 ヨミウル様に知られたら どうするのです? 422 00:34:52,466 --> 00:34:55,132 大騒ぎになるでしょうね 423 00:34:55,533 --> 00:34:59,766 承知しながら なぜ波風を立てるのですか 424 00:35:00,900 --> 00:35:02,000 お兄様 425 00:35:02,366 --> 00:35:05,633 本当に お分かりになりません? 426 00:35:08,333 --> 00:35:10,366 テソのためです 427 00:35:10,533 --> 00:35:14,000 マウリョンは 私たちの味方です 428 00:35:14,466 --> 00:35:19,666 神殿の主になれば 民心をテソに集められます 429 00:35:20,166 --> 00:35:24,633 太子になり 王になるには 民の心を集めねば 430 00:35:26,100 --> 00:35:29,033 ヨミウルは 味方ではありません 431 00:35:29,766 --> 00:35:34,766 かといってチュモン王子の 味方とも言えません 432 00:35:35,133 --> 00:35:38,900 そんなことは 重要じゃありません 433 00:35:39,066 --> 00:35:40,333 確かなのは― 434 00:35:41,200 --> 00:35:46,333 マウリョンなら テソを支持するということ 435 00:35:48,233 --> 00:35:50,833 お考えは分かりました 436 00:35:53,366 --> 00:35:59,000 漢と西南夷(せいなんい)の戦争は かなり熾烈(しれつ)だそうです 437 00:35:59,366 --> 00:36:01,500 一進一退を繰り返し 438 00:36:01,666 --> 00:36:03,966 長期戦になりそうだとか 439 00:36:04,433 --> 00:36:07,233 長期戦の末 勝ったとしても 440 00:36:07,400 --> 00:36:10,500 漢も痛手が大きいでしょう 441 00:36:10,833 --> 00:36:15,600 そうなれば 扶余に兵を 向けることもないですな 442 00:36:16,166 --> 00:36:18,333 実にめでたい 443 00:36:20,000 --> 00:36:21,433 それは ともかく― 444 00:36:21,733 --> 00:36:26,633 陛下とヨミウル様の争いを 傍観し続けるのですか 445 00:36:30,433 --> 00:36:32,300 四出道(サチュルト)の巫女たちが 446 00:36:32,466 --> 00:36:36,266 まだ扶余にいるのが 気になります 447 00:36:36,566 --> 00:36:41,266 ヨミウル様が巫女たちを 扇動し 陛下の権威に― 448 00:36:41,433 --> 00:36:44,333 挑戦しているのでは? 449 00:36:45,700 --> 00:36:51,033 私たちが陛下のお力に なるべきだと思います 450 00:36:52,100 --> 00:36:57,000 ヨミウル様を 神殿から追い出そうと? 451 00:36:57,866 --> 00:37:01,900 陛下と いさかいを続けるなら 452 00:37:02,333 --> 00:37:04,033 その可能性も 453 00:37:04,366 --> 00:37:07,533 宮廷使者(クンジョンサジャ) お慎みなさい 454 00:37:07,800 --> 00:37:11,966 ヨミウル様は 先王の代から民の信望を 455 00:37:12,833 --> 00:37:16,400 追放されれば 民心がさらに乱れます 456 00:37:16,500 --> 00:37:17,566 では― 457 00:37:18,300 --> 00:37:21,166 他の策をお出しになっては? 458 00:37:23,400 --> 00:37:24,666 それは… 459 00:37:29,200 --> 00:37:32,833 漢は西南夷(せいなんい)に 苦戦しています 460 00:37:33,000 --> 00:37:35,900 マウリョン様と お三方の真心が 461 00:37:36,066 --> 00:37:38,733 天を感服させたようです 462 00:37:39,633 --> 00:37:41,066 そうですとも 463 00:37:41,333 --> 00:37:44,533 叔父も マウリョン様の神通力は― 464 00:37:44,700 --> 00:37:47,700 ヨミウル様を超えると 465 00:37:48,266 --> 00:37:49,900 いいえ 466 00:37:50,766 --> 00:37:56,933 ヨミウル様を超える巫女は まだ扶余には いません 467 00:37:57,833 --> 00:37:59,966 謙虚ですわね 468 00:38:02,766 --> 00:38:06,900 マウリョン様にお会いすると 安らぎます 469 00:38:07,300 --> 00:38:09,833 四出道(サチュルト)にお帰りにならず 470 00:38:10,100 --> 00:38:13,033 神殿に いらっしゃればいいのに 471 00:38:14,666 --> 00:38:17,166 どういう意味でしょうか 472 00:38:18,900 --> 00:38:23,100 扶余の神殿は 私の居場所ではありません 473 00:38:25,000 --> 00:38:28,366 マウリョン様といたいのです 474 00:38:32,566 --> 00:38:33,633 お茶を 475 00:38:37,266 --> 00:38:41,333 王妃様が四出道(サチュルト)の巫女たちを 呼んだそうです 476 00:38:43,166 --> 00:38:47,866 ヨミウルを孤立させようと 計略してるようね 477 00:38:48,466 --> 00:38:49,533 では― 478 00:38:50,033 --> 00:38:52,233 ヨミウル様を追い出すと? 479 00:38:53,200 --> 00:38:57,266 マウリョンと王妃は もともと近しい間柄 480 00:38:58,033 --> 00:39:03,300 扶余の巫女になれば テソ王子に有利と考えたはず 481 00:39:04,200 --> 00:39:06,400 そうなったら大変では? 482 00:39:51,966 --> 00:39:53,200 ヨミウル様 483 00:39:53,800 --> 00:39:57,333 四出道の巫女が 王妃様の宮殿に 484 00:39:58,200 --> 00:40:03,200 マウリョン様は宮中にいる間 王妃様とよくお会いに 485 00:40:05,066 --> 00:40:06,400 知っている 486 00:40:06,933 --> 00:40:09,966 神殿を分裂させようと陰謀を 487 00:40:10,433 --> 00:40:14,400 静観してはなりません お防ぎにならねば 488 00:40:23,900 --> 00:40:25,700 王妃様の宮殿から? 489 00:40:26,566 --> 00:40:27,666 はい 490 00:40:28,533 --> 00:40:29,333 どんな話を? 491 00:40:32,400 --> 00:40:33,633 言ってみて 492 00:40:35,000 --> 00:40:40,000 王妃様はマウリョン様に 扶余宮にいてほしいと 493 00:40:42,400 --> 00:40:47,300 マウリョン様を 神殿の巫女にするつもりです 494 00:40:58,666 --> 00:41:02,400 ヨミウル様が 君長様に会いたいと 495 00:41:05,200 --> 00:41:09,600 クムワ王と巫女の溝が 深いことは ご存じで? 496 00:41:12,700 --> 00:41:14,166 知っておる 497 00:41:15,833 --> 00:41:20,466 私の推測では そのために呼ばれたようです 498 00:41:26,933 --> 00:41:28,100 一緒に行くか 499 00:41:29,466 --> 00:41:30,433 はい 500 00:41:35,133 --> 00:41:38,233 ヨミウル様 ヨンタバル君長です 501 00:41:38,600 --> 00:41:39,866 お通しして 502 00:41:53,533 --> 00:41:55,633 お元気でしたか 503 00:41:56,033 --> 00:41:58,700 お久しぶりです おかけに 504 00:42:06,066 --> 00:42:10,466 大変と聞いておりましたが 伺いもしませんで 505 00:42:11,633 --> 00:42:14,400 ご足労いただき すみません 506 00:42:15,600 --> 00:42:16,900 巫女様 507 00:42:17,400 --> 00:42:19,233 はばかりながら 508 00:42:19,800 --> 00:42:23,400 巫女様が一歩譲っては いかがですか 509 00:42:27,733 --> 00:42:30,633 クムワ王とぶつかり続けても 510 00:42:31,266 --> 00:42:34,166 巫女様の傷が深まるばかり 511 00:42:35,066 --> 00:42:36,500 時が経てば― 512 00:42:37,000 --> 00:42:41,033 陛下も巫女様の真意を 理解なさるでしょう 513 00:42:43,466 --> 00:42:47,633 そんな簡単な問題では ありません 514 00:42:50,366 --> 00:42:51,733 ヨンタバル君長 515 00:42:53,100 --> 00:42:54,266 はい 516 00:42:55,366 --> 00:42:57,000 君長は以前― 517 00:42:57,866 --> 00:43:00,866 “国を売買する 商人になりたい”と 518 00:43:04,533 --> 00:43:08,100 それは私を 印象づけるために言った― 519 00:43:08,266 --> 00:43:10,900 商売人の大風呂敷です 520 00:43:11,600 --> 00:43:15,333 私に国を売買する能力など ありません 521 00:43:20,566 --> 00:43:21,566 では なぜ― 522 00:43:22,300 --> 00:43:26,233 君長が扶余に 居を構えているのです? 523 00:43:27,933 --> 00:43:29,533 商売のためだけ? 524 00:43:31,566 --> 00:43:32,700 それは… 525 00:43:32,933 --> 00:43:38,866 ヨンタバル君長の願いが かなうよう力を貸します 526 00:43:42,266 --> 00:43:46,066 ヨンタバル君長も 私が助けを求めたら 527 00:43:46,233 --> 00:43:48,133 力を貸してくれますか 528 00:44:02,233 --> 00:44:03,633 愉快だな 529 00:44:03,800 --> 00:44:06,033 私に助けを求めるとは 530 00:44:07,600 --> 00:44:12,500 命懸けになりそうで 気乗りがしません 531 00:44:13,966 --> 00:44:18,633 王と巫女の確執には かかわらないほうが 532 00:44:20,266 --> 00:44:22,766 確執があれば儲けもある 533 00:44:23,233 --> 00:44:28,633 優れた商人は対立の谷間で 綱渡りができんとな 534 00:44:29,833 --> 00:44:31,000 危険すぎます 535 00:44:32,400 --> 00:44:36,900 大きな取り引きには 大きな危険が付き物だ 536 00:44:38,200 --> 00:44:41,266 国を売り買いしたいのなら― 537 00:44:42,200 --> 00:44:45,166 命の危険ぐらいは 覚悟すべきだ 538 00:44:55,266 --> 00:44:56,666 王子様 539 00:44:57,266 --> 00:44:59,933 宮殿に来たと聞いたので 540 00:45:08,133 --> 00:45:09,566 ヨンタバル君長 541 00:45:09,933 --> 00:45:10,800 はい 542 00:45:12,533 --> 00:45:16,333 この数日 眠れないほど悩みましたが 543 00:45:16,733 --> 00:45:21,366 これ以上 延ばせないので お話しすることに 544 00:45:24,566 --> 00:45:26,100 何でしょうか 545 00:45:28,033 --> 00:45:29,100 私は― 546 00:45:30,233 --> 00:45:33,300 かなり前から お嬢様に思いを 547 00:45:42,333 --> 00:45:45,366 陛下と母上には話してません 548 00:45:45,533 --> 00:45:50,433 君長とお嬢様の返事を聞き 縁談を進めようと 549 00:45:52,433 --> 00:45:56,266 お嬢様を妻に迎えたいのです 550 00:45:56,833 --> 00:45:58,233 お許しを 551 00:46:00,333 --> 00:46:01,533 王子様 552 00:46:01,700 --> 00:46:03,500 恐れながら― 553 00:46:05,466 --> 00:46:10,600 あまりに突然のことで お返事のしようが… 554 00:46:13,966 --> 00:46:17,233 気持ちを受け入れてくれるか 555 00:46:28,933 --> 00:46:31,466 戸惑っているだろうが 556 00:46:31,966 --> 00:46:34,800 王子は気がせいているようだ 557 00:46:36,533 --> 00:46:40,833 待たせるわけにもいかん どうするか 558 00:46:43,133 --> 00:46:46,500 私の心にテソ王子はいません 559 00:46:49,333 --> 00:46:51,666 ではチュモン王子か? 560 00:46:56,533 --> 00:47:00,666 お前の夫は 自由に決めさせたい 561 00:47:00,833 --> 00:47:01,733 だが― 562 00:47:03,166 --> 00:47:07,400 お前の選択は 桂婁(ケル)の運命を決める 563 00:47:08,566 --> 00:47:10,200 よく考えなさい 564 00:47:27,733 --> 00:47:28,866 お嬢様 565 00:47:34,566 --> 00:47:36,333 何か悩みでも? 566 00:47:37,900 --> 00:47:39,233 いいえ 567 00:47:40,066 --> 00:47:41,333 正直に 568 00:47:43,466 --> 00:47:45,600 私は商団の護衛です 569 00:47:46,433 --> 00:47:51,433 最も大切な財産のお嬢様を お守りする義務が 570 00:47:52,666 --> 00:47:55,633 機嫌をうかがうのは基本です 571 00:47:59,766 --> 00:48:01,233 話してください 572 00:48:05,933 --> 00:48:07,333 テソ王子から― 573 00:48:08,500 --> 00:48:10,433 求婚されました 574 00:48:16,733 --> 00:48:19,766 早く返事をくれと言われて… 575 00:48:24,700 --> 00:48:27,100 太子も決まってないし 576 00:48:27,566 --> 00:48:32,733 二人の王子の間で 心を決めかねてるんですか 577 00:48:36,333 --> 00:48:39,266 桂婁(ケル)の運命も決まるので 578 00:48:40,033 --> 00:48:44,200 どれほどお悩みか 想像がつきます 579 00:48:44,466 --> 00:48:45,400 ですが 580 00:48:46,533 --> 00:48:51,200 私は1人の女性として 幸せになってほしいですね 581 00:48:54,166 --> 00:48:56,200 桂婁の運命以上に― 582 00:48:56,933 --> 00:48:59,700 お嬢様の運命は大事です 583 00:50:18,500 --> 00:50:19,833 ソソノです 584 00:50:21,766 --> 00:50:22,700 どうぞ 585 00:50:37,533 --> 00:50:40,733 こんな時間まで何をご覧に? 586 00:50:43,466 --> 00:50:48,600 炒鋼法を解くために 鉄器の勉強をしていました 587 00:50:51,866 --> 00:50:54,400 これも太子になるために? 588 00:50:56,533 --> 00:51:00,633 数十年間 研究した 職人でも無理でした 589 00:51:01,966 --> 00:51:03,866 短期間では不可能です 590 00:51:04,900 --> 00:51:06,966 扶余の課題です 591 00:51:07,533 --> 00:51:08,666 私の努力が― 592 00:51:09,400 --> 00:51:12,200 役立つといいのですが 593 00:51:20,400 --> 00:51:21,466 何か― 594 00:51:22,066 --> 00:51:23,333 悩みでも? 595 00:51:23,666 --> 00:51:25,266 浮かぬ顔ですね 596 00:51:32,333 --> 00:51:33,466 実は― 597 00:51:36,000 --> 00:51:37,400 テソ王子に― 598 00:51:38,766 --> 00:51:40,333 求婚されました 599 00:51:47,366 --> 00:51:51,500 私はもう心を決めています 600 00:51:53,100 --> 00:51:55,500 ですが求婚を断れば― 601 00:51:56,800 --> 00:51:59,533 桂婁にどう影響するか 602 00:52:03,333 --> 00:52:04,633 心配です 603 00:52:11,666 --> 00:52:13,633 私が迷わないように― 604 00:52:15,900 --> 00:52:17,666 支えてくれますか 605 00:52:24,566 --> 00:52:26,000 私はお嬢様と― 606 00:52:27,400 --> 00:52:30,066 運命を共にします 607 00:52:39,466 --> 00:52:43,133 亡くなった師匠が こう言っていました 608 00:52:44,433 --> 00:52:46,500 “大業を成そうとしたが―” 609 00:52:47,500 --> 00:52:52,233 “1人の女性すら守れなくて 悔やんでる”と 610 00:52:55,433 --> 00:52:56,466 私は― 611 00:52:58,066 --> 00:52:59,466 約束を― 612 00:53:00,733 --> 00:53:02,466 必ず守ります 613 00:53:27,333 --> 00:53:29,266 強度が大事なんだよ 614 00:53:31,666 --> 00:53:32,500 どうだった 615 00:53:32,666 --> 00:53:37,266 石灰の粉を土と一緒に 炉にまいて加熱したら 616 00:53:37,433 --> 00:53:39,166 温度が上がりました 617 00:53:39,366 --> 00:53:41,866 そうか 何本できた? 618 00:53:42,133 --> 00:53:43,200 5本です 619 00:53:46,966 --> 00:53:48,833 今 鍛えたばかりです 620 00:54:08,166 --> 00:54:09,566 申し訳ないことで 621 00:54:13,666 --> 00:54:15,166 いや 622 00:54:16,800 --> 00:54:19,700 一朝でできるものじゃない 623 00:54:21,766 --> 00:54:23,366 ご苦労だった 624 00:54:25,566 --> 00:54:28,466 石灰の粉は何斤まいた? 625 00:54:29,066 --> 00:54:30,133 6斤です 626 00:54:31,933 --> 00:54:33,966 すべて記録して― 627 00:54:35,233 --> 00:54:38,266 量を調節しながらまた作れ 628 00:54:38,966 --> 00:54:40,000 はい 629 00:54:41,100 --> 00:54:46,033 ご指示のとおり 石灰の粉と土を炉にまいたら 630 00:54:46,200 --> 00:54:48,800 温度が上がりました 631 00:54:50,100 --> 00:54:51,833 強度は増したか? 632 00:54:53,200 --> 00:54:54,333 それが… 633 00:54:56,466 --> 00:54:58,266 まいた石灰の量は? 634 00:54:58,866 --> 00:55:00,500 6斤です 635 00:55:04,500 --> 00:55:06,133 王子様 ウテです 636 00:55:11,600 --> 00:55:14,100 待てよ オイ! 637 00:55:16,366 --> 00:55:17,866 行く所がある 638 00:55:18,033 --> 00:55:19,900 いつもどこへ行くんだ 639 00:55:21,266 --> 00:55:22,166 なあ オイ 640 00:55:26,266 --> 00:55:27,933 あいつ 641 00:55:28,100 --> 00:55:31,266 オイの奴 妙じゃないか? 642 00:55:32,166 --> 00:55:33,000 どこが? 643 00:55:34,733 --> 00:55:37,933 あいつの目を 見ただけで分かる 644 00:55:38,333 --> 00:55:42,033 頭の先からつま先まで 知ってるんだ 645 00:55:43,333 --> 00:55:44,166 変だよ 646 00:55:44,266 --> 00:55:46,300 だからどこが? 647 00:55:48,200 --> 00:55:49,833 とにかく変なんだ 648 00:55:55,066 --> 00:55:57,500 王子様の誤解のようです 649 00:55:58,866 --> 00:56:00,833 奴隷商の話では― 650 00:56:01,200 --> 00:56:06,433 トチとは取り引きしたが プヨンは売られてないと 651 00:56:09,800 --> 00:56:10,900 トチが― 652 00:56:11,666 --> 00:56:13,666 何か仕組んだようです 653 00:56:38,733 --> 00:56:39,700 何ですか 654 00:56:40,833 --> 00:56:42,100 プヨンは? 655 00:56:43,533 --> 00:56:45,766 漢の奴隷商に売りました 656 00:57:02,933 --> 00:57:03,900 プヨンは― 657 00:57:04,533 --> 00:57:05,200 どこだ? 658 00:57:07,000 --> 00:57:10,733 奴隷商に売られたことしか 本当に知りません 659 00:57:18,666 --> 00:57:19,566 どこにいる? 660 00:57:22,366 --> 00:57:23,900 最後に聞く 661 00:57:25,600 --> 00:57:26,600 プヨンは― 662 00:57:28,000 --> 00:57:28,633 どこだ? 663 00:57:32,900 --> 00:57:34,166 助けて 664 00:57:34,333 --> 00:57:35,366 お願いです 665 00:57:43,800 --> 00:57:44,833 何者だ 666 00:58:00,633 --> 00:58:01,366 王子様 667 00:58:03,933 --> 00:58:04,600 王子様! 668 00:58:15,800 --> 00:58:18,033 早くこっちに来い 669 00:58:40,666 --> 00:58:42,000 王子様 670 00:58:46,866 --> 00:58:48,433 連れていくぞ 671 00:58:54,766 --> 00:58:59,533 金がほしければ 会いに来いとトチに伝えろ 672 00:59:03,400 --> 00:59:04,233 行こう 673 00:59:14,333 --> 00:59:17,100 こんな時間まで どこにいた 674 00:59:17,266 --> 00:59:19,433 王子様が捜してたぞ 675 00:59:19,600 --> 00:59:21,066 何の用で? 676 00:59:21,233 --> 00:59:22,166 知らん 677 00:59:27,800 --> 00:59:31,266 夜遅くまで ほっつき歩いて 678 00:59:33,366 --> 00:59:34,266 プヨン 679 00:59:34,566 --> 00:59:35,633 プヨン! 680 00:59:41,266 --> 00:59:42,800 どういうことだ 681 00:59:42,966 --> 00:59:44,700 プヨンはどこに? 682 00:59:45,500 --> 00:59:49,766 トチの悪巧みだ 売られてなかった 683 00:59:49,933 --> 00:59:51,266 あの野郎め 684 00:59:51,433 --> 00:59:54,533 遅くなったが約束は守った 685 00:59:55,733 --> 00:59:58,333 オイ どうしたんだ 686 00:59:58,500 --> 01:00:02,133 プヨンが現れたのに 嬉しくないのか 687 01:00:06,466 --> 01:00:08,200 私は消えます 688 01:00:09,266 --> 01:00:10,200 オイ 689 01:00:11,333 --> 01:00:14,333 仕える資格がありません 690 01:00:14,500 --> 01:00:17,200 どうしちまったんだ? 691 01:00:18,300 --> 01:00:20,066 トチに そそのかされ― 692 01:00:21,433 --> 01:00:23,033 裏切りました 693 01:00:27,300 --> 01:00:33,566 王子様が鍛冶頭と一緒に 炒鋼法を解こうとしてると― 694 01:00:36,100 --> 01:00:39,800 ヨンポ王子様たちに 伝えました 695 01:00:43,633 --> 01:00:44,533 お前 696 01:00:45,466 --> 01:00:46,633 正気かよ 697 01:00:46,733 --> 01:00:47,966 気は確かか? 698 01:00:48,366 --> 01:00:51,566 こいつ よくそんなことを 699 01:00:51,666 --> 01:00:53,700 どういうつもりだ 700 01:01:18,766 --> 01:01:19,733 兄貴! 701 01:01:20,433 --> 01:01:22,200 王子様 何を? 702 01:01:25,533 --> 01:01:27,566 許しを請うのは私だ 703 01:01:29,233 --> 01:01:31,633 お前が苦心している間― 704 01:01:33,433 --> 01:01:34,966 私は何も… 705 01:01:35,300 --> 01:01:36,566 兄貴分の― 706 01:01:38,933 --> 01:01:40,466 資格はない 707 01:01:42,533 --> 01:01:44,066 行くな オイ 708 01:01:55,333 --> 01:01:56,566 王子様 709 01:02:27,266 --> 01:02:28,166 何だと 710 01:02:28,966 --> 01:02:31,766 お許しを 仕方なかったんです 711 01:02:32,066 --> 01:02:33,866 仕方ないだと? 712 01:02:34,133 --> 01:02:35,933 仕方なかった? 713 01:02:36,100 --> 01:02:37,000 こいつめ 714 01:02:46,366 --> 01:02:47,500 待てよ 715 01:02:47,633 --> 01:02:50,300 お前を殺すのは後でいい 716 01:02:51,500 --> 01:02:55,533 ヨンポ王子に知られたら 俺たちの命はない 717 01:02:55,933 --> 01:03:00,366 決して二人の王子に 知られては ならん 718 01:03:00,933 --> 01:03:02,000 はい 719 01:03:02,333 --> 01:03:04,900 オイはどうしますか 720 01:03:05,100 --> 01:03:09,766 これ以上 奴も 密偵の真似はしないでしょう 721 01:03:10,566 --> 01:03:11,400 オイ? 722 01:03:12,733 --> 01:03:15,466 そうだ オイがいたな 723 01:03:17,166 --> 01:03:19,000 奴は心配いらん 724 01:03:19,833 --> 01:03:23,633 あいつは チュモン王子を裏切った 725 01:03:24,333 --> 01:03:28,800 チュモン王子が知れば ただじゃおかない 726 01:03:30,733 --> 01:03:33,133 オイの奴は心配ない 727 01:03:33,700 --> 01:03:35,266 心配いらん 728 01:03:54,633 --> 01:03:58,533 炒鋼法の手がかりが 見つかったようです 729 01:04:00,366 --> 01:04:01,433 兄上 730 01:04:02,133 --> 01:04:03,500 それは何だ 731 01:04:26,300 --> 01:04:29,200 3人の王子が 私と家臣の前で 732 01:04:29,400 --> 01:04:32,800 武芸対決をしては どうだ? 733 01:04:33,066 --> 01:04:37,766 では弓を折ったのが チュモンということも? 734 01:04:39,600 --> 01:04:40,966 それは本当か? 735 01:04:41,433 --> 01:04:45,300 だがその話を 今 持ち出す理由は? 736 01:04:46,166 --> 01:04:49,066 では私も攻撃します 737 01:04:51,366 --> 01:04:54,766 今日 勝てば その方もお喜びですね 738 01:04:57,500 --> 01:04:58,800 ヘモス 739 01:04:59,066 --> 01:05:01,600 神殿に賊が侵入しました 740 01:05:03,266 --> 01:05:05,066 あれは神の使い手だ 741 01:05:05,500 --> 01:05:10,200 的(まと)ではなく扶余の心臓を 射ているのだ 742 01:05:17,933 --> 01:05:20,933 日本語字幕 小川 昌代