1 00:00:04,900 --> 00:00:07,500 朱蒙〔チュモン〕 2 00:00:44,033 --> 00:00:47,233 第25話 3 00:01:02,900 --> 00:01:03,800 兄貴 4 00:01:06,400 --> 00:01:07,466 〈捕まえろ〉 5 00:01:08,533 --> 00:01:09,433 逃げろ 6 00:01:25,033 --> 00:01:25,933 ヒョッポ 7 00:01:38,333 --> 00:01:40,700 〈かかれ 討て!〉 8 00:01:50,700 --> 00:01:51,500 兄貴 9 00:01:52,700 --> 00:01:55,900 これほど手ごわいとは 想像以上です 10 00:01:56,400 --> 00:01:59,833 鉄騎軍が恐れられるのも 当然です 11 00:01:59,933 --> 00:02:02,466 矢は弾かれ 剣は折れる 12 00:02:02,566 --> 00:02:04,633 どうすりゃいいんです? 13 00:02:06,433 --> 00:02:08,532 真っ向勝負は無理だ 14 00:02:09,032 --> 00:02:11,966 奴らは私たちを追うはず 15 00:02:12,600 --> 00:02:16,733 鉄騎軍は私に任せて お前たちは流民(るみん)を救え 16 00:02:17,466 --> 00:02:20,166 兄貴1人じゃ無理ですよ 17 00:02:20,400 --> 00:02:21,433 危険すぎます 18 00:02:22,500 --> 00:02:25,066 心配無用だ 言うとおりに 19 00:05:07,233 --> 00:05:08,133 何だと 20 00:05:08,333 --> 00:05:12,200 鉄騎軍は全滅し 流民も逃げました 21 00:05:12,766 --> 00:05:14,400 一体 何者だ 22 00:05:14,866 --> 00:05:16,900 誰が鉄騎軍に刃向かった? 23 00:05:17,000 --> 00:05:21,100 奇襲だったので 正体も人数も不明です 24 00:05:21,500 --> 00:05:23,600 兵を送って捕らえろ 25 00:05:25,500 --> 00:05:28,866 司農丞(しのうじょう)に知られては ならん 26 00:05:29,600 --> 00:05:30,900 隠密に 27 00:05:31,000 --> 00:05:31,733 はい 28 00:05:37,966 --> 00:05:40,966 玄菟(ヒョント)城下 29 00:05:53,866 --> 00:05:58,266 人でなしどもめ 今度は何をしでかす気だ? 30 00:05:58,900 --> 00:06:02,900 鉄騎軍まで現れるとは 尋常ではない様子 31 00:06:07,900 --> 00:06:08,966 お嬢様 32 00:06:09,300 --> 00:06:13,933 君長様が玄菟(ヒョント)城に いらした理由が分かりません 33 00:06:14,900 --> 00:06:18,033 “漢(かん)から来た鉄官に会う”と 34 00:06:18,466 --> 00:06:19,800 分かってるよ 35 00:06:21,533 --> 00:06:23,200 会って何する? 36 00:06:23,500 --> 00:06:27,500 奴らが炒鋼(チョガン)法の鍵を 教えてくれるか? 37 00:06:28,766 --> 00:06:31,300 私も見当がつきません 38 00:06:32,266 --> 00:06:33,833 今に分かるはず 39 00:06:43,366 --> 00:06:45,266 鉄官はいつ来る? 40 00:06:45,400 --> 00:06:47,433 今日中に着くそうです 41 00:06:55,066 --> 00:06:57,233 〈遠路 お疲れさまです〉 42 00:06:57,733 --> 00:07:00,666 〈外地で ご苦労が多いでしょう〉 43 00:07:02,633 --> 00:07:03,633 〈中へ〉 44 00:07:04,700 --> 00:07:05,733 〈乾杯〉 45 00:07:14,900 --> 00:07:17,366 〈玄菟(ヒョント)郡は問題ありませんが〉 46 00:07:17,833 --> 00:07:20,766 〈真番(チンボン)郡と臨屯(イムドゥン)郡は 本国からの民が―〉 47 00:07:20,866 --> 00:07:23,466 〈本国に戻っている状況です〉 48 00:07:24,900 --> 00:07:27,166 〈真番(チンボン)郡と臨屯(イムドゥン)郡は 1年の間に―〉 49 00:07:27,266 --> 00:07:29,966 〈太守(たいしゅ)が2度も交代を〉 50 00:07:30,500 --> 00:07:32,433 〈私も知っている〉 51 00:07:32,533 --> 00:07:36,700 〈外地に長い間 いたい者などいない〉 52 00:07:37,133 --> 00:07:38,266 〈このまま―〉 53 00:07:39,133 --> 00:07:42,933 〈漢から移住した 民の離脱が増えれば―〉 54 00:07:44,600 --> 00:07:49,066 〈流民への支配力が 弱まってしまいます〉 55 00:07:50,633 --> 00:07:53,833 〈事情を陛下に 上奏してください〉 56 00:07:54,266 --> 00:07:55,333 〈はい〉 57 00:07:55,433 --> 00:07:57,266 〈扶余(プヨ)の状況は?〉 58 00:07:58,366 --> 00:08:02,633 〈扶余(プヨ)の王子が 玄菟(ヒョント)城に来ています〉 59 00:08:03,733 --> 00:08:04,666 〈何と?〉 60 00:08:05,366 --> 00:08:09,433 〈テソ王子は私との 取り引きを望んでいます〉 61 00:08:10,600 --> 00:08:11,900 〈取り引き?〉 62 00:08:12,766 --> 00:08:16,900 〈鋼鉄の武器の製造技術を 教えてほしいと〉 63 00:08:17,700 --> 00:08:19,133 〈何だと?〉 64 00:08:27,800 --> 00:08:28,633 殿下 65 00:08:30,200 --> 00:08:31,200 どうだった? 66 00:08:31,300 --> 00:08:33,232 太守(たいしゅ)がお会いしたいと 67 00:08:40,133 --> 00:08:42,100 鉄官のお許しが出た 68 00:08:43,765 --> 00:08:47,700 鍛冶職人を送り 技術を伝授しよう 69 00:08:49,166 --> 00:08:50,466 感謝します 70 00:09:05,766 --> 00:09:07,100 私の娘だ 71 00:09:14,100 --> 00:09:15,866 扶余(プヨ)のテソ王子だ 72 00:09:16,766 --> 00:09:18,433 ヤンソルランです 73 00:09:33,900 --> 00:09:38,000 父とクムワ王は 幼なじみだそうですね 74 00:09:40,000 --> 00:09:43,833 そうでしたが 今は気まずい関係です 75 00:09:45,633 --> 00:09:46,700 それでも― 76 00:09:47,666 --> 00:09:50,533 結婚をお許しになりますか 77 00:09:52,400 --> 00:09:54,400 私が解決します 78 00:09:54,500 --> 00:09:57,300 約束は守りますので ご安心を 79 00:10:00,633 --> 00:10:03,233 父に命じられた結婚ですが 80 00:10:03,900 --> 00:10:06,933 意に満たねば 断るつもりでした 81 00:10:09,666 --> 00:10:11,133 でも王子様は― 82 00:10:12,600 --> 00:10:14,600 りりしい方でした 83 00:10:28,166 --> 00:10:31,933 本当に ヤンジョンの娘と結婚を? 84 00:10:33,333 --> 00:10:35,266 ソソノお嬢様は? 85 00:10:38,766 --> 00:10:41,133 私は扶余の王になる 86 00:10:42,500 --> 00:10:46,833 王が女を10人抱えていても 文句は言われん 87 00:10:50,233 --> 00:10:55,200 ヤンジョンの娘との結婚など 私には たやすいこと 88 00:10:56,933 --> 00:10:58,100 問題は― 89 00:10:59,000 --> 00:11:02,833 ソソノが私の気持ちを 受け入れるか… 90 00:11:16,033 --> 00:11:17,100 どうなった 91 00:11:18,066 --> 00:11:20,833 ヤンジョンが君長様に会うと 92 00:11:24,200 --> 00:11:25,133 よし 93 00:11:26,433 --> 00:11:29,900 ヤンジョンを介し 鉄官に会ったら何を? 94 00:11:30,666 --> 00:11:33,700 炒鋼(チョガン)法の秘密は 聞き出せません 95 00:11:40,400 --> 00:11:44,966 ノグンは賄賂が通用しないと お教えしました 96 00:11:45,566 --> 00:11:48,366 一体どんな取り引きを? 97 00:11:52,166 --> 00:11:53,666 金で買うつもりだ 98 00:11:56,533 --> 00:12:00,366 そんな極秘事項を 売りますかね? 99 00:12:01,633 --> 00:12:05,166 商人なら何でも 売らせる才能が必要だ 100 00:12:07,166 --> 00:12:08,566 見てろ 101 00:12:09,533 --> 00:12:12,533 扶余(プヨ)の神殿 102 00:13:03,000 --> 00:13:05,133 祭儀を行うだけでは― 103 00:13:06,200 --> 00:13:09,233 混乱した民心を なだめられません 104 00:13:09,900 --> 00:13:12,366 それでは どうすれば? 105 00:13:13,266 --> 00:13:17,833 凶兆が起きた責任を 誰かに取らせるのです 106 00:13:19,266 --> 00:13:20,700 誰にですか 107 00:13:23,200 --> 00:13:24,466 最適なのは― 108 00:13:25,166 --> 00:13:26,733 ヨミウル巫女(みこ)です 109 00:13:28,166 --> 00:13:29,366 ヨミウル? 110 00:13:30,733 --> 00:13:34,900 しかしまだ民は ヨミウルを信じているので 111 00:13:35,366 --> 00:13:39,800 凶兆の責任をヨミウル巫女に なすりつけると― 112 00:13:40,566 --> 00:13:42,900 問題が大きくなるやも 113 00:13:46,733 --> 00:13:51,500 責任を取らせる者を 探してみてください 114 00:13:58,433 --> 00:13:59,566 チョンゴ 115 00:14:00,366 --> 00:14:01,433 はい 王妃様 116 00:14:02,266 --> 00:14:04,600 以前 扶余の町に― 117 00:14:05,133 --> 00:14:08,500 ヘモス将軍の話をしてた 語り部が 118 00:14:10,233 --> 00:14:13,233 その語り部を連れてきて 119 00:14:13,733 --> 00:14:15,033 承知しました 120 00:14:23,000 --> 00:14:24,933 王妃様 チョンゴです 121 00:14:25,033 --> 00:14:25,966 お入り 122 00:14:29,233 --> 00:14:31,600 どうだった 連れてきたの? 123 00:14:31,900 --> 00:14:36,700 あの語り部は 陛下が成敗なさったそうです 124 00:14:37,700 --> 00:14:38,833 何ですって? 125 00:14:48,966 --> 00:14:50,366 何用だ? 126 00:14:51,500 --> 00:14:52,533 陛下 127 00:14:52,766 --> 00:14:56,333 巫女が祭儀まで行いましたが 128 00:14:56,900 --> 00:14:59,566 民心は静まらないようです 129 00:15:04,600 --> 00:15:05,566 もしや― 130 00:15:06,266 --> 00:15:10,200 ヘモス将軍の噂を お聞きになりましたか 131 00:15:12,733 --> 00:15:13,866 何のことだ 132 00:15:15,300 --> 00:15:19,766 恐縮ですが 陛下とユファ夫人の話も 133 00:15:22,533 --> 00:15:23,733 続けなさい 134 00:15:28,233 --> 00:15:30,000 民の間では― 135 00:15:30,700 --> 00:15:34,166 ユファには ヘモス将軍の子がいると 136 00:15:34,566 --> 00:15:36,800 チュモン王子は陛下の… 137 00:15:36,900 --> 00:15:37,566 一体― 138 00:15:39,700 --> 00:15:42,266 誰がそのような妄言を? 139 00:15:43,933 --> 00:15:46,000 陛下 ただの噂です 140 00:15:46,100 --> 00:15:50,600 その噂の出所は 王妃と宮廷使者(クンジョンサジャ)では? 141 00:15:52,633 --> 00:15:54,666 なぜ そんな… 142 00:15:54,766 --> 00:15:56,033 チュモンは― 143 00:15:57,700 --> 00:15:59,000 私の子だ 144 00:15:59,700 --> 00:16:04,233 そんな妄言を語る者は 誰であろうと許さん 145 00:16:33,400 --> 00:16:36,300 ソリョン巫女がご面会に 146 00:16:38,400 --> 00:16:39,533 お通しして 147 00:16:53,100 --> 00:16:54,200 おかけに 148 00:17:00,233 --> 00:17:04,400 ヨミウル様が寵愛なさった ピョリハという子です 149 00:17:13,300 --> 00:17:17,133 ピョリハの神通力は ヨミウル様のお墨付き 150 00:17:17,566 --> 00:17:20,400 ピョリハから ユファ様にお話が 151 00:17:24,598 --> 00:17:27,833 チュモン王子様は 扶余を去るべき 152 00:17:29,533 --> 00:17:31,466 チュモンは国外だ 153 00:17:31,866 --> 00:17:34,666 じきに戻るが 今はいない 154 00:17:36,633 --> 00:17:39,033 永遠に去るべきです 155 00:17:39,833 --> 00:17:42,766 去らなければ死にます 156 00:17:52,833 --> 00:17:54,533 元気を出してください 157 00:18:06,200 --> 00:18:07,200 兄貴 158 00:18:07,400 --> 00:18:09,600 歩みが遅すぎます 159 00:18:10,633 --> 00:18:11,533 兄貴 160 00:18:12,833 --> 00:18:16,933 このままじゃ 漢軍に追撃されますよ 161 00:18:20,733 --> 00:18:21,433 ヒョッポ 162 00:18:22,433 --> 00:18:23,366 はい 163 00:18:24,533 --> 00:18:28,166 お前が流民たちを率いてくれ 164 00:18:28,300 --> 00:18:32,200 あとは任せて 早く玄菟郡を出ろ 165 00:18:32,433 --> 00:18:33,466 大丈夫ですか 166 00:18:34,100 --> 00:18:35,466 心配するな 167 00:18:36,400 --> 00:18:39,333 安全を確保し お前は玄菟城へ 168 00:18:39,833 --> 00:18:41,100 了解です 169 00:18:42,000 --> 00:18:44,033 オイ マリ 兄貴を頼むぞ 170 00:18:45,233 --> 00:18:47,166 お前こそしっかりな 171 00:18:50,233 --> 00:18:51,966 ついてきてください 172 00:19:20,733 --> 00:19:22,466 足を速めてください 173 00:19:22,733 --> 00:19:25,900 もう少しで玄菟郡を出ます 174 00:19:32,733 --> 00:19:34,533 ヨンタバル君長です 175 00:19:36,033 --> 00:19:37,133 通せ 176 00:19:43,833 --> 00:19:45,666 ヨンタバルと申します 177 00:19:46,333 --> 00:19:47,400 かけなさい 178 00:19:54,500 --> 00:19:56,633 私に会いに来た理由は? 179 00:19:57,933 --> 00:20:03,500 私は扶余と漢の交易の代行を 任されております 180 00:20:03,966 --> 00:20:09,566 扶余と玄菟郡の取り引きも 私の商団が代行を 181 00:20:10,100 --> 00:20:10,966 では― 182 00:20:12,300 --> 00:20:16,866 扶余との交易が中断した時 なぜ来なかった? 183 00:20:17,500 --> 00:20:20,666 国と国の紛争による 交易中断は― 184 00:20:20,766 --> 00:20:23,733 商人の力では解決できません 185 00:20:25,300 --> 00:20:28,966 ご明断で関係が 回復したことですし 186 00:20:29,133 --> 00:20:34,700 お訪ねしなかった失礼を どうぞお許しください 187 00:20:36,033 --> 00:20:39,466 絹と紅玉(こうぎょく)を 送ってきた真意は? 188 00:20:40,233 --> 00:20:44,566 ご挨拶が遅れたことへの お詫びです 189 00:20:47,233 --> 00:20:51,733 だが商人を 手ぶらで帰すわけにもいかん 190 00:20:52,766 --> 00:20:54,766 必要なものは? 191 00:20:55,766 --> 00:20:57,933 あの 実は… 192 00:21:00,700 --> 00:21:02,766 道すがら聞いた話では― 193 00:21:03,100 --> 00:21:08,833 ノグン大人(たいじん)が司農丞(しのうじょう)として 玄菟城においでとか 194 00:21:09,733 --> 00:21:13,100 長安の豪商に会う またとない機会 195 00:21:14,233 --> 00:21:20,000 大人にご指導いただけたら これ以上の光栄はありません 196 00:21:22,400 --> 00:21:24,833 お口添えいただけますか 197 00:21:28,466 --> 00:21:31,566 それほど光栄なことなら― 198 00:21:32,400 --> 00:21:33,833 取り持とう 199 00:21:36,500 --> 00:21:37,966 感謝いたします 200 00:22:11,200 --> 00:22:13,300 玄菟城にテソ王子が 201 00:22:16,400 --> 00:22:17,900 どんな用で? 202 00:22:18,400 --> 00:22:20,966 交易品目の調整だそうです 203 00:22:21,766 --> 00:22:23,933 交易品目の調整に? 204 00:22:25,966 --> 00:22:30,866 商団に何の相談もないなんて ありえません 205 00:22:31,466 --> 00:22:34,166 別の目的があるのでしょう 206 00:22:42,566 --> 00:22:43,966 どうでした? 207 00:22:44,966 --> 00:22:48,233 鉄官に会わせてくれるそうだ 208 00:22:48,633 --> 00:22:49,800 一緒に行こう 209 00:23:03,666 --> 00:23:05,066 〈はじめまして〉 210 00:23:06,800 --> 00:23:08,633 〈ヨンタバルと申します〉 211 00:23:08,733 --> 00:23:12,266 〈司農丞(しのうじょう)様に お目にかかれて光栄です〉 212 00:23:13,000 --> 00:23:17,266 〈私もヨンタバル大人の名は かねがね聞いている〉 213 00:23:17,966 --> 00:23:21,266 〈ヨンタバル大人は 商人である前に―〉 214 00:23:21,600 --> 00:23:24,233 〈桂婁(ケル)という部族の君長です〉 215 00:23:25,766 --> 00:23:29,333 〈強国の間の小部族が 無事でいられたのは―〉 216 00:23:30,033 --> 00:23:32,166 〈ヨンタバル大人の才ゆえ〉 217 00:23:36,033 --> 00:23:39,333 〈指導を受けたいそうだが〉 218 00:23:39,466 --> 00:23:44,066 〈私は商売から手を引いた 何も教えられない〉 219 00:23:44,666 --> 00:23:46,733 〈司農丞様に―〉 220 00:23:46,833 --> 00:23:51,333 〈お目にかかれただけでも 勉強になります〉 221 00:23:54,366 --> 00:23:58,000 〈司農丞様にお願いが〉 222 00:23:58,700 --> 00:23:59,933 〈どんな?〉 223 00:24:00,433 --> 00:24:03,733 〈漢の鋼鉄の武器を 買いたいのです〉 224 00:24:08,966 --> 00:24:14,000 〈予定にもない取り引きを しろと言うのなら〉 225 00:24:14,300 --> 00:24:16,566 〈私はこれで失礼する〉 226 00:24:19,000 --> 00:24:20,000 〈司農丞様〉 227 00:24:20,600 --> 00:24:21,300 〈司農丞様!〉 228 00:24:26,033 --> 00:24:30,433 急に鉄器を売れとは 司農丞様に何と無礼な 229 00:24:31,133 --> 00:24:35,533 漢と卒本(チョルボン)の双方が 利益を得られるなら 230 00:24:36,366 --> 00:24:38,033 可能な話では? 231 00:24:38,766 --> 00:24:39,700 何だと 232 00:24:40,400 --> 00:24:44,533 興奮せず 私の話をお聞きください 233 00:24:47,800 --> 00:24:51,100 卒本(チョルボン)が 鋼鉄の武器を買えるなら 234 00:24:51,200 --> 00:24:54,200 漢も2つの得をします 235 00:24:55,500 --> 00:24:56,700 まず1つ 236 00:24:57,533 --> 00:24:59,200 漢が警戒している― 237 00:25:00,133 --> 00:25:04,833 扶余のすぐそばで 卒本(チョルボン)が武装していれば 238 00:25:04,933 --> 00:25:08,700 漢は扶余を牽制する効果を 得られます 239 00:25:09,733 --> 00:25:11,400 その代わり卒本は― 240 00:25:11,633 --> 00:25:16,633 強国から自らを守る方法を 講じたことに 241 00:25:17,433 --> 00:25:18,533 そして2つ目 242 00:25:19,000 --> 00:25:20,300 卒本は― 243 00:25:20,566 --> 00:25:25,100 今まで商売で 富を蓄えてきました 244 00:25:25,200 --> 00:25:26,933 しかし今 漢は― 245 00:25:27,833 --> 00:25:29,933 西南夷(せいなんい)との戦争で 246 00:25:30,033 --> 00:25:34,166 国の財政が 揺らいでいるそうですね 247 00:25:35,733 --> 00:25:38,766 こんな時 鋼鉄の武器を売れば 248 00:25:38,866 --> 00:25:42,700 漢の利となるのは 自明の理では? 249 00:25:48,000 --> 00:25:51,366 太守様がノグン大人を 説得くださいませ 250 00:25:51,466 --> 00:25:56,400 取り引きが成立すれば 太守様のお立場も強固に 251 00:25:58,366 --> 00:25:59,433 よかろう 252 00:26:00,466 --> 00:26:03,766 君長の意向を 司農丞様に伝えよう 253 00:26:03,866 --> 00:26:04,866 だが― 254 00:26:07,266 --> 00:26:08,900 肝に銘じるがいい 255 00:26:09,666 --> 00:26:12,466 私は不意打ちは好まん 256 00:26:13,666 --> 00:26:16,333 今日のように私を困らせたら 257 00:26:17,400 --> 00:26:20,133 決して許さんからな 258 00:26:50,733 --> 00:26:53,766 鉄官が取り引きを許しますか 259 00:26:55,900 --> 00:26:57,933 間違いなく許す 260 00:26:59,533 --> 00:27:03,633 武器を買っても 技術までは得られませんよ 261 00:27:05,233 --> 00:27:06,133 そうだ 262 00:27:06,266 --> 00:27:11,700 だが買った鋼鉄の武器を 管理しているうちに― 263 00:27:12,266 --> 00:27:14,900 基本的な技術は学べる 264 00:27:16,033 --> 00:27:18,000 初めは それでいい 265 00:27:19,133 --> 00:27:20,666 そのうち― 266 00:27:20,833 --> 00:27:24,966 炒鋼(チョガン)法の秘密が 完全に分かるだろう 267 00:27:25,466 --> 00:27:28,466 扶余(プヨ)城 268 00:27:43,233 --> 00:27:44,300 何だと 269 00:27:44,966 --> 00:27:48,433 ヨンタバルとソソノの姿が 見えない? 270 00:27:48,566 --> 00:27:53,133 団員はいるので 交易に 出たのでは なさそうです 271 00:27:54,600 --> 00:27:57,866 それじゃ 桂婁(ケル)にでも帰ったのか 272 00:27:58,700 --> 00:28:01,833 長い間 扶余にいましたからね 273 00:28:04,166 --> 00:28:07,766 あいつらが永久に 戻らないといいが 274 00:28:10,933 --> 00:28:12,600 王子様 おいでですか 275 00:28:17,766 --> 00:28:20,900 どう考えても方法がない 276 00:28:25,800 --> 00:28:28,500 競合で勝つ方法がな 277 00:28:29,633 --> 00:28:33,133 テソ兄上を超える策が 思い浮かばん 278 00:28:34,900 --> 00:28:36,433 何か手はないか 279 00:28:38,066 --> 00:28:39,066 ええ 280 00:28:39,633 --> 00:28:41,666 そうですね 私にも… 281 00:28:45,466 --> 00:28:46,433 王子様 282 00:28:48,033 --> 00:28:48,900 何だ? 283 00:28:58,933 --> 00:29:00,433 テソ王子様の強みは― 284 00:29:00,766 --> 00:29:04,333 助けてくれる者が 周りに多いこと 285 00:29:04,433 --> 00:29:07,266 中でも ヨンタバル商団の情報は― 286 00:29:07,866 --> 00:29:11,400 大いに役立っているはずです 287 00:29:11,966 --> 00:29:16,166 王子様はヨンタバルの助けで 天下の情報を知り 288 00:29:16,266 --> 00:29:19,100 ヨンポ王子様より一歩 優位に 289 00:29:19,566 --> 00:29:20,800 チュモン王子も― 290 00:29:20,900 --> 00:29:24,433 奴らの支援で 塩を確保できました 291 00:29:25,900 --> 00:29:27,200 そうだな 292 00:29:28,133 --> 00:29:32,633 お二人になった競合で 王子様が勝つには― 293 00:29:32,933 --> 00:29:35,400 奴らを切り離さないと 294 00:29:36,900 --> 00:29:39,000 ヨンタバルを追い出せと? 295 00:29:40,700 --> 00:29:42,000 そうです 296 00:29:43,366 --> 00:29:46,133 奴は陛下にも信頼されてる 297 00:29:46,933 --> 00:29:48,466 どう追い出す? 298 00:29:49,633 --> 00:29:53,566 私には以前から 気になる謎があります 299 00:29:54,300 --> 00:29:56,566 ヨンタバルは卒本の大君長 300 00:29:57,333 --> 00:30:01,266 なぜ長い間 扶余に いるのでしょうか 301 00:30:02,266 --> 00:30:05,300 商売のためだけでは ないでしょう 302 00:30:05,933 --> 00:30:09,133 他の下心があるはずです 303 00:30:09,833 --> 00:30:13,966 今ちょうど ヨンタバルと娘は不在です 304 00:30:14,566 --> 00:30:17,933 王子様が調べてみてください 305 00:30:45,800 --> 00:30:47,300 くまなく捜せ 306 00:30:53,500 --> 00:30:55,700 早く来てください 307 00:30:55,966 --> 00:30:56,966 何事なの? 308 00:30:57,066 --> 00:30:59,933 ヨンポ王子と兵士が家捜しを 309 00:31:14,600 --> 00:31:17,466 商団の責任者 ヨンチェリョンです 310 00:31:17,566 --> 00:31:19,033 一体 何事ですか 311 00:31:20,600 --> 00:31:25,466 漢の密偵が 扶余の商団にいると聞き 312 00:31:25,800 --> 00:31:26,966 調べている 313 00:31:28,333 --> 00:31:30,333 この商団には いません 314 00:31:30,433 --> 00:31:33,100 私たちは扶余の王室に協力を 315 00:31:34,133 --> 00:31:35,300 知っておる 316 00:31:35,933 --> 00:31:38,466 念のため調べてるだけだ 317 00:31:39,033 --> 00:31:39,966 下がってろ 318 00:32:05,166 --> 00:32:06,233 王子様 319 00:32:07,400 --> 00:32:08,633 おいでですか 320 00:32:09,200 --> 00:32:13,700 ヨンタバル商団を 調べ上げたそうですね 321 00:32:13,800 --> 00:32:15,566 あの商団は陛下が… 322 00:32:15,666 --> 00:32:17,866 わけがあってのことです 323 00:32:20,800 --> 00:32:22,066 ご覧ください 324 00:32:54,733 --> 00:32:57,766 鉄官に関する情報はむろん― 325 00:32:57,866 --> 00:33:01,466 漢の鉄器について 詳細を知りながら 326 00:33:01,566 --> 00:33:03,766 上奏していません 327 00:33:03,866 --> 00:33:06,366 何を企んでいるのやら 328 00:33:06,766 --> 00:33:09,700 ヨンタバルは信じられません 329 00:33:09,966 --> 00:33:11,300 ヨンタバルは― 330 00:33:12,933 --> 00:33:14,000 今どこだ? 331 00:33:14,566 --> 00:33:16,400 玄菟城に行っています 332 00:33:25,466 --> 00:33:27,900 目的は奴らの制圧ではなく 333 00:33:28,400 --> 00:33:31,366 ヒョッポに 時間を与えることだ 334 00:33:32,033 --> 00:33:34,833 オイは 足止めできる場所を探せ 335 00:33:35,766 --> 00:33:36,600 はい 336 00:33:36,833 --> 00:33:39,333 マリは追撃隊の規模をつかめ 337 00:33:39,833 --> 00:33:40,600 はい 338 00:33:41,500 --> 00:33:42,766 迅速に動け 339 00:33:43,433 --> 00:33:44,100 行こう 340 00:35:54,700 --> 00:35:58,266 ソルランは 王子が気に入ったようだ 341 00:35:59,166 --> 00:36:00,633 私の娘はどうだ? 342 00:36:02,400 --> 00:36:06,533 あんな美人は 扶余にも そういません 343 00:36:09,633 --> 00:36:10,800 よかった 344 00:36:12,833 --> 00:36:14,066 今 扶余は― 345 00:36:14,166 --> 00:36:17,766 鉄官の来訪に緊張しています 346 00:36:18,666 --> 00:36:22,700 鉄官の来訪は 扶余を討つ布石ではと 347 00:36:23,766 --> 00:36:25,366 決してそうではない 348 00:36:25,833 --> 00:36:27,233 鉄官が来たのは― 349 00:36:27,600 --> 00:36:31,033 漢の四郡の状況を 調べるためだ 350 00:36:33,600 --> 00:36:35,600 それなら幸いですが 351 00:36:37,266 --> 00:36:42,266 私に他意があるなら 娘を王子と結婚させるか? 352 00:36:46,133 --> 00:36:48,566 太守様 トンソンです 353 00:36:49,133 --> 00:36:50,166 入れ 354 00:36:55,200 --> 00:36:56,400 どうだった? 355 00:36:59,000 --> 00:37:00,333 流民は逃亡を 356 00:37:01,333 --> 00:37:02,333 何だと 357 00:37:03,033 --> 00:37:05,200 追撃した兵は何をしてた? 358 00:37:05,633 --> 00:37:09,100 流民を助けた連中は 神出鬼没だとか 359 00:37:09,733 --> 00:37:11,333 人数はわずかですが 360 00:37:11,433 --> 00:37:15,800 弓の腕が神業で 甲冑の間を射抜いたそうです 361 00:37:17,800 --> 00:37:19,300 甲冑の間を? 362 00:37:20,833 --> 00:37:21,700 はい 363 00:37:37,133 --> 00:37:38,166 ヒョッポ 364 00:37:41,566 --> 00:37:42,600 兄貴 365 00:37:43,600 --> 00:37:44,433 兄貴 366 00:37:45,066 --> 00:37:46,433 流民は無事か? 367 00:37:46,533 --> 00:37:50,633 玄菟郡の境界を出て 扶余に向かってます 368 00:37:51,566 --> 00:37:52,466 ご苦労 369 00:37:53,133 --> 00:37:54,333 怪我はないか 370 00:37:54,966 --> 00:37:58,066 兄貴が追っ手をやっつけた 371 00:37:59,166 --> 00:38:01,233 腹ごしらえしましょう 372 00:38:01,333 --> 00:38:03,766 ヒョッポが栄養失調に 373 00:38:04,733 --> 00:38:06,833 まず宿を探そう 374 00:38:06,933 --> 00:38:07,900 はい 375 00:38:25,366 --> 00:38:28,366 玄菟郡内の流民の規模と― 376 00:38:28,466 --> 00:38:32,666 労役場の場所を 詳しく知っておきたい 377 00:38:34,800 --> 00:38:37,633 それを知って どうするんですか 378 00:38:42,333 --> 00:38:43,300 さあな 379 00:38:56,700 --> 00:38:57,366 ヒョッポ 380 00:38:59,233 --> 00:39:00,266 はい 兄貴 381 00:39:00,833 --> 00:39:05,933 お前が父君の認識票をもらい 涙を流すのを見た 382 00:39:07,466 --> 00:39:08,500 なぜ泣いた? 383 00:39:11,266 --> 00:39:17,033 父は大業を成すために 苦労して亡くなったのに 384 00:39:18,266 --> 00:39:20,766 自分の姿が情けなくて 385 00:39:21,833 --> 00:39:25,833 それで気がついたら 涙が出てました 386 00:39:33,000 --> 00:39:35,966 私がなぜ競合を やめたと思う? 387 00:39:40,100 --> 00:39:42,133 プヨンのためでは? 388 00:39:44,633 --> 00:39:49,233 プヨンを救うためなら トチを討っていた 389 00:39:50,833 --> 00:39:52,733 競合を降りたのは― 390 00:39:52,833 --> 00:39:56,833 太子になる目的が 分からなかったからだ 391 00:40:01,666 --> 00:40:06,366 分からぬまま競合してる 自分が情けなくてな 392 00:40:06,966 --> 00:40:10,000 ヒョッポの心情と同じだろう 393 00:40:14,800 --> 00:40:15,700 だが今は― 394 00:40:16,566 --> 00:40:20,400 自分が何をすべきか 分かる気がする 395 00:40:22,666 --> 00:40:25,833 こりゃ ひどい空気だな 396 00:40:28,000 --> 00:40:29,400 おい お前ら 397 00:40:29,800 --> 00:40:30,800 王子様 398 00:40:31,166 --> 00:40:31,833 行首(ヘンス)様 399 00:40:34,733 --> 00:40:36,500 王子様 400 00:40:36,600 --> 00:40:39,366 玄菟城へは どんなご用で? 401 00:40:45,633 --> 00:40:46,966 お嬢様 402 00:40:53,466 --> 00:40:54,533 お嬢様 403 00:40:55,533 --> 00:40:57,200 誰が来たと思います? 404 00:41:00,366 --> 00:41:03,500 どうぞ 早くお入りください 405 00:41:22,366 --> 00:41:23,866 どうしたんです? 406 00:41:24,300 --> 00:41:25,666 なぜ ここに? 407 00:41:35,033 --> 00:41:38,866 流民を助けた連中は 神出鬼没だとか 408 00:41:39,200 --> 00:41:41,100 人数はわずかですが 409 00:41:41,200 --> 00:41:45,300 弓の腕が神業で 甲冑の間を射抜いたそうです 410 00:42:04,966 --> 00:42:07,100 私の考えすぎだ 411 00:42:07,366 --> 00:42:09,000 そんなはずない 412 00:42:13,733 --> 00:42:15,266 殿下 ナロです 413 00:42:15,900 --> 00:42:16,800 入れ 414 00:42:22,966 --> 00:42:27,133 殿下 玄菟城に ヨンタバル君長とお嬢様が 415 00:42:30,366 --> 00:42:32,600 宿も確かめてきました 416 00:42:40,366 --> 00:42:43,466 苦労したらしい やつれてる 417 00:42:43,566 --> 00:42:45,133 そんな… 418 00:42:46,300 --> 00:42:48,033 苦労はしましたが 419 00:42:48,300 --> 00:42:52,700 ヒョッポがやつれてるなら 俺たちは骨と皮では? 420 00:42:55,133 --> 00:42:57,233 何してたんだ? 421 00:42:57,333 --> 00:42:59,300 どんな苦労を? 422 00:43:01,466 --> 00:43:04,433 何をしたか聞いたら 驚きますよ 423 00:43:04,733 --> 00:43:07,300 こいつら… 早く言え 424 00:43:11,366 --> 00:43:16,500 玄菟城の労役場を脱出した 流民を助けたんです 425 00:43:17,533 --> 00:43:21,033 王子様と俺たちで 鉄騎軍を倒しました 426 00:43:22,566 --> 00:43:23,566 本当か? 427 00:43:24,066 --> 00:43:25,566 はい 本当です 428 00:43:25,966 --> 00:43:27,300 どうかしてる 429 00:43:27,400 --> 00:43:28,266 サヨン 430 00:43:28,500 --> 00:43:31,200 こいつら 正気じゃないぞ 431 00:43:35,300 --> 00:43:38,333 鉄騎軍に対抗するなんて 危険では? 432 00:43:40,700 --> 00:43:44,100 流民たちを見捨てられなくて 433 00:43:46,900 --> 00:43:49,000 ご無事でよかった 434 00:44:17,433 --> 00:44:21,500 鉄騎軍と戦ったのに なぜ玄菟城へ? 435 00:44:23,633 --> 00:44:28,100 流民の苦痛をこの目で 確かめたかったのです 436 00:44:28,733 --> 00:44:33,166 楽浪(ナンナン) 真番(チンボン) 臨屯(イムドゥン)も 見てくるつもりです 437 00:44:36,766 --> 00:44:39,333 無茶はしません 心配なく 438 00:44:39,900 --> 00:44:43,200 お嬢様は どんな用で玄菟城に? 439 00:44:45,166 --> 00:44:48,100 今 玄菟城に漢の鉄官が 440 00:44:50,000 --> 00:44:51,200 鉄官とは? 441 00:44:52,000 --> 00:44:54,566 鉄製の武器を司る官吏です 442 00:44:58,566 --> 00:45:02,733 父は鋼鉄武器の製造技術を 得たいと 443 00:45:04,366 --> 00:45:06,400 可能なのですか 444 00:45:07,733 --> 00:45:10,233 今までは順調でしたが 445 00:45:10,466 --> 00:45:13,666 どうなるかは分かりません 446 00:45:34,733 --> 00:45:36,533 どうも 王子様 447 00:45:37,900 --> 00:45:39,433 ソソノはどこだ? 448 00:45:39,633 --> 00:45:41,800 はい? それは… 449 00:45:42,933 --> 00:45:44,100 お部屋に 450 00:45:49,833 --> 00:45:52,800 今 玄菟城に テソ王子が来てます 451 00:45:56,733 --> 00:45:58,000 何の用で? 452 00:45:59,266 --> 00:46:01,733 交易品目の調整にですが 453 00:46:01,833 --> 00:46:03,766 それは口実かと 454 00:46:04,133 --> 00:46:08,100 太守とテソ王子は 特別な間柄のようです 455 00:46:17,233 --> 00:46:18,633 兄上には関係ないこと 456 00:46:22,166 --> 00:46:23,533 私はここに― 457 00:46:24,066 --> 00:46:28,800 陛下の特使として やってきたのです 458 00:46:30,433 --> 00:46:32,066 扶余の第1王子が 459 00:46:32,533 --> 00:46:34,900 敵国にいるわけを知らねば 460 00:46:36,633 --> 00:46:37,933 こいつめ 461 00:46:39,666 --> 00:46:43,666 あんな手柄で 太子になったつもりか 462 00:46:46,466 --> 00:46:48,100 覚えておけ 463 00:46:49,133 --> 00:46:51,300 勝負はこれからだ 464 00:46:58,766 --> 00:47:00,800 ソソノ 私だ 465 00:47:33,000 --> 00:47:37,600 扶余を去ったと聞いたが 玄菟城には何の用だ? 466 00:47:39,766 --> 00:47:44,033 あちこち周遊していたら 玄菟城に着きました 467 00:47:46,466 --> 00:47:50,400 玄菟城で会おうと 約束でもしていたのか 468 00:47:52,166 --> 00:47:53,733 偶然 会いました 469 00:47:58,400 --> 00:47:59,766 偶然か 470 00:48:03,266 --> 00:48:04,266 座れ 471 00:48:15,900 --> 00:48:19,533 今 扶余は災いの兆しが現れ 472 00:48:19,633 --> 00:48:22,633 陛下と民は 思い悩んでいるのだぞ 473 00:48:23,900 --> 00:48:27,266 それを王子が のんきに周遊とは 474 00:48:27,500 --> 00:48:29,700 いいご身分だな 475 00:48:31,433 --> 00:48:35,166 兄上はどんな用で いらしたのです? 476 00:48:36,133 --> 00:48:38,233 玄菟城によく出入りを 477 00:48:38,333 --> 00:48:41,833 太守とひそかに 取り引きでも? 478 00:48:42,466 --> 00:48:43,500 何だと? 479 00:48:44,500 --> 00:48:46,400 私を陥れる気か 480 00:48:46,500 --> 00:48:48,666 扶余の危急の折りに 481 00:48:49,133 --> 00:48:53,766 太子となる兄上が 玄菟城まで来た理由は? 482 00:48:56,200 --> 00:48:59,700 漢との摩擦で 交易に問題が起きぬよう 483 00:48:59,800 --> 00:49:01,600 調整しに来た 484 00:49:02,833 --> 00:49:05,333 取り引きなどしていない 485 00:49:35,866 --> 00:49:37,033 お呼びですか 486 00:49:38,366 --> 00:49:42,166 流民を助け 鉄騎軍を殺した連中の顔は― 487 00:49:42,266 --> 00:49:43,466 分かるか 488 00:49:44,633 --> 00:49:48,733 奴らと戦った兵がいるので 分かるかと 489 00:49:49,166 --> 00:49:50,933 ですが なぜです? 490 00:50:06,866 --> 00:50:11,866 真番や臨屯まで行くと 数か月ほどかかります 491 00:50:16,466 --> 00:50:21,566 心の半分を預かるだけでは 安心できません 492 00:50:22,933 --> 00:50:24,466 お気をつけて 493 00:51:12,933 --> 00:51:14,500 兄貴 マリです 494 00:51:18,200 --> 00:51:19,200 入れ 495 00:51:22,533 --> 00:51:23,733 大変です 496 00:51:23,833 --> 00:51:27,066 漢の兵士が宿を包囲してます 497 00:51:28,900 --> 00:51:32,766 裏に商団の馬がいます それで逃げて 498 00:51:45,166 --> 00:51:45,966 兄貴 499 00:52:58,033 --> 00:53:01,100 扶余(プヨ)城 500 00:53:25,533 --> 00:53:26,566 殿下 501 00:53:27,333 --> 00:53:31,466 大使者(テサジャ) 陛下に 上奏しに行くところです 502 00:53:31,833 --> 00:53:35,033 鋼鉄武器の職人をお連れに? 503 00:53:36,166 --> 00:53:37,266 そうです 504 00:53:38,633 --> 00:53:42,400 ヤンジョンが 技術を教えてくれるとは 505 00:53:43,066 --> 00:53:45,700 偉業を成し遂げられました 506 00:53:48,066 --> 00:53:51,300 富国強兵を成す礎(いしずえ)を― 507 00:53:51,766 --> 00:53:53,733 殿下が築かれたのです 508 00:53:55,533 --> 00:53:58,866 この取り引きは 私たちだけの秘密 509 00:53:58,966 --> 00:54:00,933 死ぬまでご内聞に 510 00:54:02,100 --> 00:54:03,800 もちろんです 511 00:54:04,166 --> 00:54:05,766 ご心配なく 512 00:54:07,300 --> 00:54:08,433 行きましょう 513 00:54:21,700 --> 00:54:24,766 鋼鉄武器の職人を 連れてきたと? 514 00:54:26,000 --> 00:54:27,200 そうです 515 00:54:27,700 --> 00:54:29,533 どこから連れてきた? 516 00:54:31,166 --> 00:54:34,966 連れてきた職人は 古朝鮮(コジョソン)の流民です 517 00:54:36,266 --> 00:54:39,833 玄菟城の鉄器工場から脱出し 518 00:54:40,100 --> 00:54:43,433 漢軍に追われる身の上でした 519 00:54:43,533 --> 00:54:46,833 私が危険から救い 連れてきました 520 00:54:47,833 --> 00:54:51,366 本当に鋼鉄剣が作れるのか? 521 00:54:52,633 --> 00:54:55,066 この目では見ておりません 522 00:54:55,533 --> 00:54:59,333 鉄器工場で働かせれば 分かるかと 523 00:54:59,800 --> 00:55:03,600 その者たちを 鉄器工場に配属せよ 524 00:55:04,833 --> 00:55:05,766 はい 525 00:55:12,033 --> 00:55:13,966 おいおい 何だって? 526 00:55:14,266 --> 00:55:17,666 鋼鉄剣を作る職人が 来るのか? 527 00:55:18,033 --> 00:55:19,800 俺も信じられん 528 00:55:20,833 --> 00:55:24,733 だが炒鋼法の秘密を 教えてくれるなら 529 00:55:25,400 --> 00:55:28,533 一生 そいつらを 負ぶって踊るよ 530 00:55:33,033 --> 00:55:34,966 王子様 おいでですか 531 00:55:35,433 --> 00:55:36,100 鍛冶頭(がしら) 532 00:55:37,200 --> 00:55:37,866 はい 533 00:55:38,433 --> 00:55:40,233 話は聞いただろう 534 00:55:40,566 --> 00:55:44,233 今後はこの職人たちと 鋼鉄剣の開発を 535 00:55:45,566 --> 00:55:46,433 はい 536 00:55:47,300 --> 00:55:50,800 流民出身だからと 粗末に扱うと 537 00:55:50,900 --> 00:55:52,066 私が許さんぞ 538 00:55:53,066 --> 00:55:54,700 とんでもない 539 00:55:54,800 --> 00:55:58,866 鋼鉄剣さえ作れるなら 師としてお仕えを 540 00:56:01,133 --> 00:56:02,400 頑張ってくれ 541 00:56:02,600 --> 00:56:03,733 承知しました 542 00:56:09,166 --> 00:56:10,700 よく来たな 543 00:56:11,933 --> 00:56:16,333 この鉄器工場の鍛冶頭(がしら) モパルモだ 544 00:56:18,200 --> 00:56:20,166 工場を見せてもらう 545 00:57:08,066 --> 00:57:12,966 こんな剣で何ができる? 包丁の代わりがせいぜいだ 546 00:57:16,000 --> 00:57:17,033 おい 547 00:57:17,500 --> 00:57:22,700 技術は未熟でも 職人たちの血と汗の結晶だ 548 00:57:22,866 --> 00:57:24,866 失礼なことを言うな 549 00:57:26,300 --> 00:57:27,633 血と汗? 550 00:57:28,966 --> 00:57:32,500 本物の血と汗の結晶を 見せてやろう 551 00:57:35,700 --> 00:57:40,900 我々が作業してる間 鉄器工場は立ち入り禁止に 552 00:57:41,766 --> 00:57:42,666 何だと? 553 00:57:43,266 --> 00:57:47,500 立ち入れないなら どうやって教わる? 554 00:57:47,933 --> 00:57:51,433 私たちに従わないと 今すぐ帰るぞ 555 00:58:06,500 --> 00:58:10,466 あいつらめ 鋼鉄剣を作れなかったら― 556 00:58:10,566 --> 00:58:14,933 足をへし折って 歩けなくしてやるからな 557 00:58:16,366 --> 00:58:18,666 親方 それより― 558 00:58:18,766 --> 00:58:23,466 奴らがどう作るのか 盗み見たほうがいいんじゃ? 559 00:58:24,633 --> 00:58:26,866 何だと? くだらんことを 560 00:58:27,966 --> 00:58:33,200 このモパルモは 自尊心で生きてる男だ 561 00:58:38,166 --> 00:58:40,100 あいつらめ 562 00:59:43,300 --> 00:59:45,500 国王陛下のおなり 563 00:59:58,766 --> 01:00:01,633 それはお前たちが作ったのか 564 01:00:02,100 --> 01:00:03,066 はい 565 01:00:07,266 --> 01:00:08,000 どうだ? 566 01:00:09,333 --> 01:00:11,933 今 試すところでした 567 01:00:13,133 --> 01:00:14,133 剣をくれ 568 01:01:35,566 --> 01:01:38,066 扶余には帰らないんですか 569 01:01:42,633 --> 01:01:44,100 チョンム山へ行く 570 01:02:21,066 --> 01:02:21,900 兄貴 571 01:02:23,600 --> 01:02:26,266 どうして またここに? 572 01:02:33,000 --> 01:02:37,400 扶余へ戻る前に 言っておくことがある 573 01:02:42,233 --> 01:02:44,100 今 扶余に戻る私は― 574 01:02:44,866 --> 01:02:48,733 扶余の王子ではなく タムル軍の末裔(まつえい)だ 575 01:02:52,900 --> 01:02:54,233 私の実父は― 576 01:02:55,266 --> 01:02:59,500 タムル軍の大将だった ヘモス将軍だ 577 01:03:09,800 --> 01:03:13,566 父の果たせなかった夢が これからは― 578 01:03:14,633 --> 01:03:15,800 私の夢だ 579 01:03:17,666 --> 01:03:18,666 私は― 580 01:03:19,400 --> 01:03:23,066 漢の束縛に苦しむ 古朝鮮(コジョソン)の流民を救い 581 01:03:23,766 --> 01:03:25,666 失われた地を取り戻す 582 01:03:26,300 --> 01:03:27,366 それが― 583 01:03:28,166 --> 01:03:31,466 私がまた扶余に帰る理由だ 584 01:03:33,400 --> 01:03:34,200 マリ 585 01:03:34,866 --> 01:03:35,866 ヒョッポ 586 01:03:36,800 --> 01:03:37,666 オイ 587 01:03:40,533 --> 01:03:42,000 私と共に行くか? 588 01:03:43,500 --> 01:03:44,800 はい 兄貴! 589 01:04:10,100 --> 01:04:13,300 宮殿に 戻ることにしたのか 590 01:04:13,633 --> 01:04:15,766 王室にご心配をかけ 591 01:04:15,866 --> 01:04:19,600 国事の役に立たなかった 私をお許しに 592 01:04:19,900 --> 01:04:22,566 凶兆で乱れた民心を なだめるには― 593 01:04:23,133 --> 01:04:25,200 立太子するのが一番です 594 01:04:25,966 --> 01:04:28,733 テソ王子を 太子にお立てください 595 01:04:29,333 --> 01:04:31,366 そなたの主君は私か? 596 01:04:32,633 --> 01:04:33,600 テソか 597 01:04:34,066 --> 01:04:35,100 私は― 598 01:04:37,133 --> 01:04:40,433 テソ兄上とヨンポ兄上を 許せません 599 01:04:43,833 --> 01:04:45,433 桂婁(ケル)に行きます 600 01:04:45,900 --> 01:04:49,866 親方と 桂婁へ行ってこい 601 01:04:52,700 --> 01:04:55,500 私はチュモン王子に― 602 01:04:55,966 --> 01:04:58,333 護衛総官の職務を与える 603 01:05:01,933 --> 01:05:04,933 日本語字幕 小川 昌代