1 00:00:04,900 --> 00:00:07,500 朱蒙〔チュモン〕 2 00:00:43,566 --> 00:00:47,566 第44話 3 00:00:55,066 --> 00:00:58,066 流民(るみん)の収容所 4 00:01:20,700 --> 00:01:21,800 どうぞ 5 00:01:46,133 --> 00:01:49,533 護衛兵と 王宮守備隊の兵を合わせ― 6 00:01:49,633 --> 00:01:52,533 監視は50人ほどです 7 00:01:57,866 --> 00:02:02,366 我々の側につく護衛兵は 10人余りでしょう 8 00:02:03,333 --> 00:02:06,333 決行当日までに抱き込みます 9 00:02:08,199 --> 00:02:12,566 思惑が漏れると策が水の泡だ 気をつけろ 10 00:02:13,333 --> 00:02:14,300 はい 11 00:02:16,433 --> 00:02:17,333 そうだ 12 00:02:17,433 --> 00:02:20,833 ここにマノおじさんが いるらしい 13 00:02:20,933 --> 00:02:22,200 調べてくれ 14 00:02:23,066 --> 00:02:23,966 分かった 15 00:02:44,033 --> 00:02:46,900 老人と子供が多く 歩みが遅い 16 00:02:47,866 --> 00:02:52,366 追っ手をまくには 時間稼ぎが必要だ 17 00:02:52,466 --> 00:02:54,933 方法を考えてみろ 18 00:02:55,400 --> 00:02:56,233 はい 19 00:02:57,066 --> 00:02:58,100 王子様 20 00:02:59,233 --> 00:03:01,700 マノおじさんが危篤です 21 00:03:03,300 --> 00:03:03,966 おい 22 00:03:04,433 --> 00:03:05,766 何だと? 23 00:03:05,966 --> 00:03:07,166 どうして? 24 00:03:07,600 --> 00:03:11,900 みんなと脱出を図り やられたそうです 25 00:03:14,533 --> 00:03:15,533 どこだ? 26 00:03:16,733 --> 00:03:17,833 こちらです 27 00:03:30,666 --> 00:03:34,100 皆さん 席を外してください 28 00:03:42,800 --> 00:03:43,933 おじさん 29 00:03:52,566 --> 00:03:55,666 私のことがお分かりですか 30 00:03:58,100 --> 00:03:59,966 王子様 31 00:04:04,333 --> 00:04:05,733 死ぬ前に― 32 00:04:06,766 --> 00:04:09,833 お会いしたかったんです 33 00:04:12,033 --> 00:04:13,600 お目にかかれて― 34 00:04:14,600 --> 00:04:17,000 本当によかった 35 00:04:18,866 --> 00:04:20,065 おじさん 36 00:04:20,233 --> 00:04:22,300 死ぬわけありません 37 00:04:22,400 --> 00:04:25,500 しっかりしてください 38 00:04:27,333 --> 00:04:31,300 王子様と俺たちで 流民(るみん)を救い出し 39 00:04:31,600 --> 00:04:33,666 扶余(プヨ)を発ちます 40 00:04:35,700 --> 00:04:37,266 王子様 41 00:04:38,800 --> 00:04:39,966 何ですか 42 00:04:43,466 --> 00:04:45,566 王子様とご一緒に― 43 00:04:47,033 --> 00:04:50,400 漢(かん)軍と戦った記憶が 私の救い… 44 00:04:53,100 --> 00:04:54,900 それがなければ― 45 00:04:55,966 --> 00:04:59,133 むなしい死を 迎えるところでした 46 00:05:05,400 --> 00:05:06,733 しばし― 47 00:05:07,766 --> 00:05:11,033 王子様の意図が理解できず 48 00:05:11,900 --> 00:05:16,166 恨んでいたことを お許しください 49 00:05:19,233 --> 00:05:21,133 許しを請うのは私 50 00:05:22,500 --> 00:05:27,300 私の力不足で 漢との戦争を勝利に導けず 51 00:05:28,133 --> 00:05:32,533 流民の皆さんを 苦境に立たせました 52 00:05:33,766 --> 00:05:34,766 ですが― 53 00:05:36,133 --> 00:05:37,500 二度と― 54 00:05:38,633 --> 00:05:41,200 同じ失敗は繰り返しません 55 00:05:42,633 --> 00:05:47,300 流民と扶余(プヨ)を出て タムル軍を組織します 56 00:05:47,400 --> 00:05:48,400 ですから― 57 00:05:49,366 --> 00:05:52,633 早く元気になり 協力してください 58 00:05:54,566 --> 00:05:56,566 王子様と― 59 00:05:58,100 --> 00:06:02,266 ヘモス将軍の りりしいお姿が重なります 60 00:06:05,966 --> 00:06:07,200 どうか― 61 00:06:08,733 --> 00:06:11,766 失われた昔の地を― 62 00:06:13,033 --> 00:06:14,900 取り戻してください 63 00:06:19,800 --> 00:06:21,433 タムル軍の― 64 00:06:22,766 --> 00:06:25,000 栄光を… 65 00:06:29,400 --> 00:06:30,500 おじさん 66 00:06:33,766 --> 00:06:34,933 マノ軍官! 67 00:06:35,433 --> 00:06:38,566 おじさん! 68 00:06:38,800 --> 00:06:40,000 おじさん… 69 00:06:43,533 --> 00:06:44,833 マノ軍官! 70 00:06:45,500 --> 00:06:47,166 おじさん 71 00:07:37,366 --> 00:07:40,966 おやめください また気絶なさいます 72 00:07:58,633 --> 00:07:59,966 どうでしたか 73 00:08:02,766 --> 00:08:07,466 扶余(プヨ)を覆う三足烏(サンソクカラス)の気を 払おうとしましたが 74 00:08:08,233 --> 00:08:10,533 三足烏(サンソクカラス)の邪気が強烈で― 75 00:08:11,433 --> 00:08:13,033 失敗しました 76 00:08:13,800 --> 00:08:16,233 では どうすれば? 77 00:08:17,166 --> 00:08:21,233 チュモン王子が 三足烏(サンソクカラス)の化身なら 78 00:08:21,866 --> 00:08:24,333 消すしかありません 79 00:08:25,533 --> 00:08:29,866 始末が間に合わず 三足烏が飛び立った日には― 80 00:08:31,033 --> 00:08:34,533 テソ殿下の妨げに なるでしょう 81 00:08:35,533 --> 00:08:38,200 いえ 妨げどころではなく 82 00:08:38,966 --> 00:08:44,500 テソ殿下の運命が 三足烏によって終わるやも 83 00:09:07,033 --> 00:09:08,066 王妃様 84 00:09:08,466 --> 00:09:11,933 テソ殿下に 事実をお話しください 85 00:09:12,200 --> 00:09:16,400 お1人で抱えるには 重要すぎる事柄かと 86 00:09:18,066 --> 00:09:19,466 分かってるわ 87 00:09:19,866 --> 00:09:24,100 でもテソは チュモンを信じきっている 88 00:09:24,400 --> 00:09:27,266 命の恩人だから当然だけれど 89 00:09:27,800 --> 00:09:32,600 でもマウリョン様の言葉を 無視するわけにも… 90 00:09:50,066 --> 00:09:50,966 母上 91 00:09:52,500 --> 00:09:56,466 準備が終わりました 出発の支度を 92 00:09:59,700 --> 00:10:00,900 チュモン 93 00:10:04,033 --> 00:10:06,066 私は行きません 94 00:10:13,100 --> 00:10:17,133 ここに残って 陛下のおそばにいるわ 95 00:10:18,766 --> 00:10:19,966 それが― 96 00:10:21,266 --> 00:10:23,633 私たちを世話してくれた― 97 00:10:24,600 --> 00:10:28,466 陛下に対する 最後の恩返しだと思うから 98 00:10:32,433 --> 00:10:33,366 母上 99 00:10:34,866 --> 00:10:36,433 扶余に残れば― 100 00:10:37,700 --> 00:10:40,533 私と一生 会えなくなるかも 101 00:10:43,433 --> 00:10:44,700 分かってるわ 102 00:10:45,800 --> 00:10:46,800 でも― 103 00:10:48,466 --> 00:10:50,133 私まで去ったら 104 00:10:51,833 --> 00:10:54,266 陛下が気の毒すぎる 105 00:11:27,233 --> 00:11:28,333 王子様 106 00:11:32,833 --> 00:11:37,166 何か悩み事でも? お顔が暗いですよ 107 00:11:38,466 --> 00:11:39,333 いや 108 00:11:41,466 --> 00:11:42,466 もう― 109 00:11:43,266 --> 00:11:46,600 扶余を去る日まで 何日もない 110 00:11:48,433 --> 00:11:51,900 出発までに してほしいことがある 111 00:11:53,300 --> 00:11:54,533 何でしょう? 112 00:11:56,166 --> 00:12:01,666 親方が信頼できる鍛冶職人を 一緒に連れていきたい 113 00:12:04,900 --> 00:12:08,833 砦(とりで)に拠点を置き 漢と戦うには― 114 00:12:09,400 --> 00:12:11,633 親方の鋼鉄剣が必要だ 115 00:12:14,600 --> 00:12:19,133 タムル軍のため まず鉄器工場を作らねば 116 00:12:19,766 --> 00:12:22,300 お話は分かりました 117 00:12:22,700 --> 00:12:24,966 一緒に工場を建てる― 118 00:12:25,166 --> 00:12:28,633 信頼できる奴を 選んでおきます 119 00:12:32,566 --> 00:12:35,766 ムソンは 私がオイ マリ ヒョッポと― 120 00:12:36,133 --> 00:12:38,333 流民を護送したら 121 00:12:39,133 --> 00:12:42,900 親方とソヤを連れて 扶余を出てくれ 122 00:12:43,566 --> 00:12:44,466 できそうか? 123 00:12:45,433 --> 00:12:47,433 心配無用です 124 00:12:48,733 --> 00:12:50,300 ところで あの… 125 00:12:50,833 --> 00:12:52,333 ユファ様は? 126 00:13:14,466 --> 00:13:15,500 何だと? 127 00:13:15,600 --> 00:13:16,666 行けない? 128 00:13:17,500 --> 00:13:18,433 どうして? 129 00:13:19,266 --> 00:13:21,766 ユファ様は陛下のおそばに 130 00:13:22,000 --> 00:13:24,500 私もユファ様のおそばに いないと 131 00:13:24,600 --> 00:13:29,333 王子様が脱出したと知ったら テソ王子が怒る 132 00:13:30,533 --> 00:13:33,633 ユファ様はむろん お前も死ぬぞ 133 00:13:34,666 --> 00:13:37,300 お前は俺と一緒に来い 134 00:13:37,766 --> 00:13:39,166 行けないわ 135 00:13:40,433 --> 00:13:44,066 陛下がおいでなので ユファ様も安全よ 136 00:13:44,333 --> 00:13:46,133 頭がおかしくなる 137 00:13:46,666 --> 00:13:48,766 俺はお前一筋なのに 138 00:13:49,633 --> 00:13:51,900 お前を置いていけって? 139 00:13:52,266 --> 00:13:54,400 絶対にできない 140 00:14:02,566 --> 00:14:03,566 ムドク! 141 00:14:04,366 --> 00:14:05,300 ムドク 142 00:14:08,266 --> 00:14:10,200 どうすりゃいいんだ 143 00:14:57,733 --> 00:14:58,933 私に用か? 144 00:15:03,866 --> 00:15:07,266 私の後をつける理由は何だ? 145 00:15:12,033 --> 00:15:14,200 誰に指示された? 146 00:15:23,833 --> 00:15:25,200 言わないと― 147 00:15:27,133 --> 00:15:29,300 首をはねるぞ 148 00:15:35,133 --> 00:15:37,233 外へおいでください 149 00:15:57,133 --> 00:16:01,766 私の護衛に 剣を突きつけるとは無礼な 150 00:16:06,766 --> 00:16:11,166 私の尾行を指示したのは 無礼ではないと? 151 00:16:12,966 --> 00:16:17,566 指示したわけを 教えてもらいましょう 152 00:16:21,733 --> 00:16:25,400 この者に 密偵させたのですか? 153 00:16:26,433 --> 00:16:27,600 何ですって? 154 00:16:29,166 --> 00:16:32,600 テソ殿下の ご夫人ではありますが 155 00:16:33,166 --> 00:16:34,900 私には漢の人間 156 00:16:37,533 --> 00:16:41,133 また私を尾行させたら その時は― 157 00:16:42,100 --> 00:16:46,500 漢の密偵と見なし この者を殺します 158 00:17:05,433 --> 00:17:06,833 すみません 159 00:17:07,766 --> 00:17:08,933 立ちなさい 160 00:17:20,833 --> 00:17:22,833 監視を続けなさい 161 00:17:24,366 --> 00:17:26,532 また恥をかかされたら― 162 00:17:28,566 --> 00:17:30,966 私がお前の首をはねるわ 163 00:17:32,800 --> 00:17:34,400 肝に銘じます 164 00:17:45,733 --> 00:17:47,933 ヤンソルランに見張られてる 165 00:17:49,166 --> 00:17:52,333 お前たちも気をつけろ 166 00:17:53,333 --> 00:17:54,333 はい 167 00:17:57,600 --> 00:18:01,133 護送が始まったら まず南に移動し 168 00:18:01,233 --> 00:18:05,133 国境(くにざかい)を越えた時点で 行き先を変える 169 00:18:06,400 --> 00:18:07,800 この地点ですか 170 00:18:10,200 --> 00:18:12,266 兄上はソンヤン君長に― 171 00:18:12,800 --> 00:18:17,533 護送を手伝えと 協力を頼んであるはずだ 172 00:18:20,033 --> 00:18:23,500 兄上を安心させるため 沸流(ピリュ)は通る 173 00:18:23,600 --> 00:18:24,700 その次は― 174 00:18:25,033 --> 00:18:26,100 ここだ 175 00:18:26,733 --> 00:18:28,266 沸流(ピリュ)と玄菟(ヒョント)城の間 176 00:18:28,366 --> 00:18:32,100 チュアン嶺(ニョン)を越え 西に向かう 177 00:18:32,933 --> 00:18:36,600 チュアン嶺(ニョン)は険しく 枝道が多いので 178 00:18:36,966 --> 00:18:40,933 追っ手も簡単には 追いつけません 179 00:18:42,333 --> 00:18:44,466 チュアン嶺(ニョン)を越えた後は? 180 00:18:47,800 --> 00:18:51,900 本渓(ポンゲ)山に砦を構え 流民を住まわせる 181 00:18:55,366 --> 00:18:57,233 本渓(ポンゲ)山に向かい 182 00:18:57,500 --> 00:19:02,066 砦を作るのに適当な場所を 探しておけ 183 00:19:02,633 --> 00:19:03,633 はい 184 00:19:12,466 --> 00:19:13,600 テソ 185 00:19:14,133 --> 00:19:17,466 三足烏について 聞いたことは? 186 00:19:19,666 --> 00:19:24,666 昔 扶余の太陽の中に現れ 消えたという鳥ですか 187 00:19:25,700 --> 00:19:26,700 ええ 188 00:19:27,433 --> 00:19:31,233 以前 ヨミウルが 見たという三足烏は― 189 00:19:31,333 --> 00:19:33,733 扶余の害となる存在 190 00:19:33,966 --> 00:19:37,000 ヘモスを意味するものだった 191 00:19:38,366 --> 00:19:40,533 ヘモスは死にました 192 00:19:41,400 --> 00:19:43,333 ええ ところが― 193 00:19:43,433 --> 00:19:48,400 マウリョン巫女(みこ)の霊視に また三足烏が現れました 194 00:19:51,866 --> 00:19:57,766 霊視に現れた三足烏の邪気が 扶余を覆っているそうよ 195 00:19:58,100 --> 00:20:02,233 ヘモスが消えた今 三足烏が意味する者は? 196 00:20:06,400 --> 00:20:08,233 チュモン王子です 197 00:20:11,866 --> 00:20:12,966 テソ 198 00:20:13,400 --> 00:20:18,433 チュモンが何か企んでる 暗示かもしれないわ 199 00:20:19,000 --> 00:20:22,800 マウリョン巫女の言葉を 信じるのですか 200 00:20:23,933 --> 00:20:27,466 マウリョン巫女ら 四出道(サチュルト)の巫女は― 201 00:20:27,566 --> 00:20:29,833 神通力を失ってます 202 00:20:30,333 --> 00:20:33,333 ヨミウルほどの力は ありません 203 00:20:34,100 --> 00:20:37,666 マウリョン巫女が 劣るのは知ってる 204 00:20:37,766 --> 00:20:39,833 それでも巫女は巫女 205 00:20:40,133 --> 00:20:43,000 巫女の言葉を無視しては駄目 206 00:20:43,466 --> 00:20:47,733 チュモンはすでに 私の忠臣も同然です 207 00:20:49,166 --> 00:20:52,333 あまり信じてはなりません 208 00:20:53,333 --> 00:20:55,100 チュモンが敵なら 209 00:20:55,200 --> 00:20:58,566 殺される寸前の私を 助けません 210 00:20:59,200 --> 00:21:03,066 桂婁(ケル)とソソノに 危機が迫ってたからかも 211 00:21:03,800 --> 00:21:05,233 分かってます 212 00:21:05,566 --> 00:21:09,166 でも扶余掌握の機会を 捨てたのです 213 00:21:09,333 --> 00:21:12,233 信じないわけにいきません 214 00:21:15,266 --> 00:21:17,333 それでも巫女の霊視よ 215 00:21:17,466 --> 00:21:19,900 警戒を緩めないで 216 00:21:23,366 --> 00:21:24,366 はい 217 00:21:31,000 --> 00:21:33,500 イェソヤ様がお見えです 218 00:21:34,200 --> 00:21:35,333 通して 219 00:21:49,266 --> 00:21:50,366 かけて 220 00:21:56,300 --> 00:21:59,666 チュモンが 扶余を離れる話は? 221 00:22:01,366 --> 00:22:02,366 聞きました 222 00:22:03,600 --> 00:22:07,366 あなたに 頼みがあって呼んだの 223 00:22:08,400 --> 00:22:10,100 何でしょうか 224 00:22:11,500 --> 00:22:16,033 私は扶余に残り 陛下のおそばにいるわ 225 00:22:19,500 --> 00:22:22,966 あなたたちが 行ってしまったら 226 00:22:23,433 --> 00:22:25,500 二度と会えないやも 227 00:22:27,533 --> 00:22:31,966 お義母(かあ)様をお連れせず 扶余を発てません 228 00:22:33,300 --> 00:22:38,000 チュモンとは もう気持ちの整理をつけたわ 229 00:22:42,400 --> 00:22:44,500 私はチュモンが― 230 00:22:45,133 --> 00:22:49,333 扶余を去る理由を 知ってほしいの 231 00:22:50,766 --> 00:22:55,266 扶余を離れるのは 流民を救うためじゃない 232 00:22:57,133 --> 00:22:58,366 チュモンは― 233 00:22:58,966 --> 00:23:02,700 扶余を出て 新しい国を建てるわ 234 00:23:06,800 --> 00:23:12,200 どれほど困難なことか あなたも想像がつくはず 235 00:23:12,300 --> 00:23:13,300 でも― 236 00:23:14,300 --> 00:23:17,466 それがチュモンの運命よ 237 00:23:19,033 --> 00:23:23,266 国を建てて 古朝鮮(コジョソン)の栄光を再現し 238 00:23:23,700 --> 00:23:29,233 失った地を取り戻すのが あの子が成すべき大業 239 00:23:33,466 --> 00:23:38,633 あなたもチュモンに協力し 大業を成し遂げるのです 240 00:23:39,766 --> 00:23:42,966 夫に仕える妻にとどまらず 241 00:23:43,466 --> 00:23:49,466 あなた自身が新しい国の母と ならなければなりません 242 00:23:50,633 --> 00:23:52,233 私の話が分かる? 243 00:23:55,833 --> 00:23:56,866 はい 244 00:24:45,433 --> 00:24:49,666 戦争前に三足烏の旗を いただきましたが 245 00:24:50,633 --> 00:24:53,733 その意味をお伺いしても? 246 00:24:57,566 --> 00:25:01,633 初めて三足烏を見たのは 20数年前― 247 00:25:01,833 --> 00:25:04,100 扶余の神殿ででした 248 00:25:05,066 --> 00:25:06,600 当時の三足烏は― 249 00:25:07,066 --> 00:25:11,000 ヘモス将軍を 意味するものでした 250 00:25:12,033 --> 00:25:15,266 ヘモス将軍は死にましたが 251 00:25:15,766 --> 00:25:20,000 私の霊視から 三足烏は消えませんでした 252 00:25:22,533 --> 00:25:26,800 それはヘモス将軍の子である 王子様が― 253 00:25:27,100 --> 00:25:30,000 三足烏を継いだという意味 254 00:25:35,233 --> 00:25:39,700 真番(チンボン) 臨屯(イムドゥン)を討ち 流民を救おうとした行いは― 255 00:25:40,400 --> 00:25:45,000 まさにヘモス将軍の遺業を 引き継ぐもの 256 00:25:50,000 --> 00:25:51,066 王子様 257 00:25:52,233 --> 00:25:55,566 三足烏には もっと重要な意味が 258 00:25:57,566 --> 00:26:02,066 三足烏は扶余の空に とどまれない存在 259 00:26:03,500 --> 00:26:05,433 扶余の太陽から出て 260 00:26:05,800 --> 00:26:08,800 さらに大きな世界へと― 261 00:26:09,433 --> 00:26:11,166 羽ばたくのです 262 00:26:13,700 --> 00:26:14,800 そして― 263 00:26:15,300 --> 00:26:17,866 三足烏が巣を作る場所 264 00:26:18,566 --> 00:26:19,800 そこが― 265 00:26:20,533 --> 00:26:24,133 王子様が建てる新しい国です 266 00:26:24,933 --> 00:26:25,933 すなわち― 267 00:26:26,533 --> 00:26:28,633 三足烏の国なのです 268 00:26:45,300 --> 00:26:46,900 チュモン いるか 269 00:26:53,800 --> 00:26:54,666 どうぞ 270 00:27:00,866 --> 00:27:02,100 ご用ですか 271 00:27:03,600 --> 00:27:06,733 風に当たるついでに寄った 272 00:27:08,900 --> 00:27:09,900 どうだ? 273 00:27:10,633 --> 00:27:13,000 護送の準備はできたか 274 00:27:14,866 --> 00:27:15,733 はい 275 00:27:16,233 --> 00:27:18,833 いつでもご命令ください 276 00:27:21,733 --> 00:27:22,700 チュモン 277 00:27:24,533 --> 00:27:25,366 はい 278 00:27:26,466 --> 00:27:29,733 陛下のお見舞いには 行ってるか 279 00:27:33,533 --> 00:27:37,200 時々 伺いますが 歓迎はされません 280 00:27:39,400 --> 00:27:40,766 そうだろう 281 00:27:42,200 --> 00:27:46,200 私に手助けしてるのが ご不満なはずだ 282 00:27:47,833 --> 00:27:51,800 いずれ殿下は 玉座(ぎょくざ)をお継ぎになります 283 00:27:52,700 --> 00:27:58,566 全快されないのですから 陛下はご勇断を下すべきです 284 00:28:03,766 --> 00:28:05,866 本当にそう思うか 285 00:28:07,200 --> 00:28:08,333 はい 殿下 286 00:28:08,866 --> 00:28:14,433 二度と扶余宮に血の嵐が 吹いてはならないと思います 287 00:28:15,900 --> 00:28:19,700 王室の分裂を防ぎ 民の安全を守るため 288 00:28:19,866 --> 00:28:23,700 陛下が殿下に 王位を譲るべきです 289 00:28:27,400 --> 00:28:28,866 ありがたい 290 00:28:33,000 --> 00:28:34,166 チュモン 291 00:28:35,633 --> 00:28:40,966 お前に重すぎる荷物を 負わせているようだ 292 00:28:42,033 --> 00:28:46,000 流民を護送する任務は ナロにさせる 293 00:28:46,533 --> 00:28:49,966 お前は典客府(チョンゲクプ)の仕事を 担当してくれ 294 00:28:55,000 --> 00:28:56,800 典客府(チョンゲクプ)の仕事なら― 295 00:28:58,000 --> 00:28:59,666 戻ってきてから 296 00:29:00,633 --> 00:29:01,800 いや 297 00:29:02,166 --> 00:29:05,033 そこまで苦労する必要はない 298 00:29:06,366 --> 00:29:07,933 指示に従え 299 00:29:14,666 --> 00:29:16,066 そういたします 300 00:29:42,000 --> 00:29:45,333 陛下 脈は正常に戻りました 301 00:29:45,533 --> 00:29:48,300 お動きになって結構ですが 302 00:29:48,400 --> 00:29:51,166 無理はなさらないように 303 00:29:52,300 --> 00:29:53,766 ご苦労だった 304 00:29:54,200 --> 00:29:56,766 陛下 チュモンです 305 00:29:57,600 --> 00:29:58,700 入れ 306 00:30:11,966 --> 00:30:14,233 お加減はいかがですか 307 00:30:15,533 --> 00:30:18,200 動いてもいいそうだ 308 00:30:20,400 --> 00:30:21,633 何よりです 309 00:30:22,533 --> 00:30:23,566 ところで― 310 00:30:23,833 --> 00:30:27,066 流民を護送する準備は 整ったか 311 00:30:29,400 --> 00:30:30,266 陛下 312 00:30:31,300 --> 00:30:36,866 テソ兄上が“護送ではなく 典客府(チョンゲクプ)の仕事をしろ”と 313 00:30:41,233 --> 00:30:45,133 急に計画を変えた理由が 分かりません 314 00:30:46,433 --> 00:30:49,566 狙いが見抜かれたかと 心配です 315 00:30:51,433 --> 00:30:53,666 見抜かれたとしたら 316 00:30:54,166 --> 00:30:55,366 大変だ 317 00:30:59,700 --> 00:31:03,933 護送中に流民を逃がす計画は 使えそうにない 318 00:31:04,033 --> 00:31:06,433 新しい方法を考えよう 319 00:31:37,566 --> 00:31:38,833 あそこがいい 320 00:31:39,433 --> 00:31:42,266 数百人は十分 住めそうだ 321 00:31:43,300 --> 00:31:47,033 近くに渓谷もある 水の心配もいらない 322 00:31:47,766 --> 00:31:51,333 あそこが 俺たちの新しい拠点か 323 00:31:53,233 --> 00:31:55,266 早く兄貴に知らせよう 324 00:32:08,533 --> 00:32:09,633 王子様 325 00:32:10,266 --> 00:32:11,633 ご苦労だった 326 00:32:12,133 --> 00:32:13,266 探したか 327 00:32:14,066 --> 00:32:14,966 はい 328 00:32:15,266 --> 00:32:18,900 本渓(ポンゲ)山の中腹に よさそうな場所が 329 00:32:19,966 --> 00:32:22,966 地形が険しく目立ちません 330 00:32:23,500 --> 00:32:26,766 王子様 出発はいつですか 331 00:32:28,600 --> 00:32:29,900 問題が生じた 332 00:32:31,166 --> 00:32:32,366 問題とは? 333 00:32:33,200 --> 00:32:38,500 テソ兄上が護送をナロに 典客府の仕事を私に任せた 334 00:32:43,166 --> 00:32:44,866 変更を頼んでは? 335 00:32:45,500 --> 00:32:48,366 頼んでも疑われるだけだ 336 00:32:49,666 --> 00:32:50,666 もしや― 337 00:32:51,533 --> 00:32:53,266 感づかれたのでは? 338 00:32:55,533 --> 00:32:58,633 それなら黙ってないはずだ 339 00:32:59,900 --> 00:33:04,366 新しい方法が見つかるまで 注意しろ 340 00:33:05,966 --> 00:33:06,933 はい 341 00:33:11,300 --> 00:33:14,300 漢(かん) 長安(ちょうあん) 342 00:33:25,666 --> 00:33:28,233 すべては気の持ちようだ 343 00:33:28,900 --> 00:33:34,200 人質と思えば途方もなく 退屈で苦痛だろうが 344 00:33:35,700 --> 00:33:38,700 ゆっくり休みに来たと 思えば― 345 00:33:40,400 --> 00:33:42,966 ここほどいい場所もない 346 00:33:47,933 --> 00:33:51,100 ヨンポ王子のため手を打った 347 00:33:51,800 --> 00:33:54,666 何不自由なく過ごせるだろう 348 00:33:55,633 --> 00:33:59,800 何かあったら 玄菟(ヒョント)城に連絡しなさい 349 00:34:03,600 --> 00:34:04,666 テマジン 350 00:34:09,033 --> 00:34:10,666 長安(ちょうあん)にいる間― 351 00:34:11,065 --> 00:34:14,933 ヨンポ王子の世話は テマジンがする 352 00:34:18,632 --> 00:34:20,466 テマジンと申します 353 00:34:29,966 --> 00:34:32,166 ここがお部屋です 354 00:34:36,565 --> 00:34:39,666 〈お仕えするヨンポ王子様だ〉 355 00:34:40,132 --> 00:34:41,933 〈ご挨拶しなさい〉 356 00:34:47,600 --> 00:34:49,733 お仕えする侍女です 357 00:34:50,866 --> 00:34:53,433 漢の女は皆この程度か 358 00:34:53,966 --> 00:34:57,633 見てると余計に いらだってくる 359 00:34:58,766 --> 00:35:01,566 美女を選んでまいります 360 00:35:02,300 --> 00:35:03,400 〈下がれ〉 361 00:35:11,700 --> 00:35:13,266 テマジンか 362 00:35:13,766 --> 00:35:15,033 はい 王子様 363 00:35:15,566 --> 00:35:20,133 私が人質になる期間は どのくらいだと思う? 364 00:35:22,033 --> 00:35:24,433 人質ではありません 365 00:35:24,966 --> 00:35:29,000 私は皇族はむろん 実力者を多く知ってます 366 00:35:29,733 --> 00:35:31,666 彼らと交流を深めれば 367 00:35:31,766 --> 00:35:36,000 長安(ちょうあん)の歳月は いい機会になるでしょう 368 00:35:36,833 --> 00:35:37,966 機会? 369 00:35:40,733 --> 00:35:42,000 そうだ 370 00:35:42,100 --> 00:35:45,933 早く扶余に戻り 恥辱を拭い去らねば 371 00:35:47,600 --> 00:35:51,833 誰とでも会うから 席を設けてくれ 372 00:35:52,033 --> 00:35:55,033 桂婁(ケル) 373 00:36:00,566 --> 00:36:02,933 ソンヤンの目的は― 374 00:36:03,966 --> 00:36:07,433 桂婁(ケル)を沸流(ピリュ)に 服属させることだ 375 00:36:08,200 --> 00:36:12,766 貢ぎ物の件だけでは 服属させられません 376 00:36:13,366 --> 00:36:14,900 ソンヤンは― 377 00:36:16,066 --> 00:36:17,900 お前を狙ってる 378 00:36:21,833 --> 00:36:24,200 ソソノ様 サヨンです 379 00:36:25,533 --> 00:36:26,533 入って 380 00:36:35,300 --> 00:36:37,033 方法は見つけました? 381 00:36:40,166 --> 00:36:42,633 旅に出た商団が戻っても 382 00:36:43,266 --> 00:36:46,933 すべての貢ぎ物は そろわないはずよ 383 00:36:48,333 --> 00:36:51,966 では君長の座から退くことに 384 00:36:59,066 --> 00:37:00,400 方法があった? 385 00:37:03,466 --> 00:37:07,733 わが商団が開拓した コサン国の塩が 386 00:37:08,066 --> 00:37:10,600 扶余に供給されています 387 00:37:12,766 --> 00:37:16,933 コサン国の塩で 扶余と取り引きを 388 00:37:17,866 --> 00:37:20,400 ペマンというと― 389 00:37:20,700 --> 00:37:22,333 荇人(ヘンイン)国の将軍では? 390 00:37:23,233 --> 00:37:28,100 今はコサン国と扶余の間で 塩の運送をしてます 391 00:37:29,000 --> 00:37:30,000 そうです 392 00:37:30,800 --> 00:37:32,800 お会いしなくては 393 00:37:33,833 --> 00:37:36,566 桂婁(ケル)に連れてきてください 394 00:37:39,133 --> 00:37:40,500 分かりました 395 00:37:45,800 --> 00:37:47,066 大君長様 396 00:37:47,566 --> 00:37:49,000 どうした 397 00:37:49,366 --> 00:37:52,933 ソソノが お会いしたいそうです 398 00:38:00,633 --> 00:38:01,666 通せ 399 00:38:22,133 --> 00:38:23,300 どうだ 400 00:38:23,766 --> 00:38:28,400 扶余に送る貢ぎ物は 準備できてるか 401 00:38:30,033 --> 00:38:32,066 そのことでご報告に 402 00:38:33,500 --> 00:38:34,866 どんな話だ? 403 00:38:35,566 --> 00:38:40,166 貢ぎ物は桂婁が 責任を持って用意し 404 00:38:40,400 --> 00:38:42,533 扶余に献上します 405 00:38:43,566 --> 00:38:45,133 ご心配なく 406 00:38:46,733 --> 00:38:48,866 実行できなければ 407 00:38:49,533 --> 00:38:52,033 卒本(チョルボン)が多大な損害を被る 408 00:38:53,100 --> 00:38:55,133 実行できなければ 409 00:38:56,100 --> 00:38:58,466 君長の座を降ります 410 00:39:05,866 --> 00:39:07,233 よかろう 411 00:39:08,633 --> 00:39:14,500 では桂婁が直接 扶余に 貢ぎ物を献上しなさい 412 00:39:16,333 --> 00:39:17,766 しかと見守るぞ 413 00:39:21,133 --> 00:39:22,333 では これで 414 00:39:33,166 --> 00:39:38,166 大口を叩くからには 解決策を見つけたのでは? 415 00:39:40,600 --> 00:39:43,400 桂婁の内情はお見通しだ 416 00:39:44,866 --> 00:39:46,433 そんなはずない 417 00:39:58,833 --> 00:40:00,733 ようこそ ペマン将軍 418 00:40:00,833 --> 00:40:02,033 久しぶりです 419 00:40:03,933 --> 00:40:05,833 砦の皆さんは? 420 00:40:06,300 --> 00:40:09,200 ソソノ君長のおかげで 元気です 421 00:40:10,866 --> 00:40:14,000 ところでどんな用ですか 422 00:40:15,100 --> 00:40:17,233 ソソノ様がお待ちです 423 00:40:17,333 --> 00:40:18,400 どうぞ 424 00:40:26,600 --> 00:40:29,666 なぜあいつに会うんだ? 425 00:40:30,533 --> 00:40:34,400 扶余へ運ばれる塩を 絶つためです 426 00:40:36,400 --> 00:40:41,000 何だって? それで失敗したらどうする? 427 00:40:41,433 --> 00:40:42,866 心配無用です 428 00:40:46,800 --> 00:40:48,966 私に扶余と戦えと? 429 00:40:49,566 --> 00:40:51,500 そうでは ありません 430 00:40:52,700 --> 00:40:56,933 上手に戦略を立てれば 今より儲かります 431 00:41:01,866 --> 00:41:05,733 今 桂婁は 大きな危機に直面しています 432 00:41:06,966 --> 00:41:11,166 将軍の支えがあれば 危機を免れます 433 00:41:12,300 --> 00:41:13,666 ご協力を 434 00:41:20,733 --> 00:41:21,800 承知した 435 00:41:22,900 --> 00:41:27,833 ソソノ君長がいなければ 今も盗賊稼業だった身 436 00:41:28,966 --> 00:41:32,133 できる限り協力しましょう 437 00:41:33,933 --> 00:41:35,800 私の役目は? 438 00:41:48,900 --> 00:41:50,000 やめとけ 439 00:41:50,166 --> 00:41:53,733 放っといてよ 素面(しらふ)じゃいられません 440 00:41:55,466 --> 00:42:01,066 ユファ様を置いていく 王子様の気持ちも考えろ 441 00:42:01,600 --> 00:42:03,400 ヤケを起こすな 442 00:42:06,300 --> 00:42:07,233 あのね 443 00:42:08,000 --> 00:42:12,100 俺は残るから 1人で行ってください 444 00:42:13,700 --> 00:42:17,466 女に振り回されて どうするんだ 445 00:42:17,866 --> 00:42:19,533 しっかりしろ 446 00:42:22,800 --> 00:42:23,800 親方 447 00:42:27,133 --> 00:42:30,166 扶余へは どんなご用で? 448 00:42:30,866 --> 00:42:33,633 チュモン王子様に面会を 449 00:42:34,000 --> 00:42:35,633 連絡をお願いします 450 00:42:39,600 --> 00:42:43,200 王子様 ウテ行首(ヘンス)が参りました 451 00:43:02,333 --> 00:43:04,166 お元気でしたか 452 00:43:06,066 --> 00:43:07,333 久しぶりです 453 00:43:07,966 --> 00:43:11,200 ヨンタバル様と ソソノ君長は? 454 00:43:11,766 --> 00:43:12,766 元気です 455 00:43:15,666 --> 00:43:18,133 扶余へは何の用ですか 456 00:43:20,233 --> 00:43:24,100 ご許可をいただきたいことが ありまして 457 00:43:45,100 --> 00:43:50,333 ソソノ君長は危機を コサン国の塩で解決したいと 458 00:43:51,600 --> 00:43:53,000 ですが― 459 00:43:53,433 --> 00:43:56,533 王子様の許可が必要なので… 460 00:43:57,333 --> 00:43:58,633 許可? 461 00:43:59,833 --> 00:44:02,966 お考えどおりにしてください 462 00:44:05,133 --> 00:44:08,433 塩を供給してもらえたのは― 463 00:44:08,800 --> 00:44:11,666 王子様の運命と縁のおかげ 464 00:44:13,166 --> 00:44:17,166 お許しもなしに 実行できません 465 00:44:21,400 --> 00:44:26,700 桂婁の危機に力を貸せず 無念でなりません 466 00:44:27,866 --> 00:44:32,666 塩はソソノ君長のおかげで 確保できました 467 00:44:34,100 --> 00:44:37,033 思うとおりにしてください 468 00:44:40,933 --> 00:44:42,200 感謝します 469 00:44:42,600 --> 00:44:45,500 大きな助けになります 470 00:44:53,533 --> 00:44:55,266 コサン国… 471 00:44:57,366 --> 00:44:58,633 塩… 472 00:45:10,333 --> 00:45:14,866 もうすぐ流民が 護送されるのに良策がない 473 00:45:16,266 --> 00:45:18,766 テソ王子が気づいたのでは? 474 00:45:19,933 --> 00:45:24,866 それは違うようだが チュモンを足止めしている 475 00:45:24,966 --> 00:45:27,233 これでは流民を救い― 476 00:45:27,333 --> 00:45:30,900 扶余を脱出する方法は 見つけにくい 477 00:45:35,000 --> 00:45:37,466 陛下 チュモンです 478 00:45:38,066 --> 00:45:39,733 入れ 479 00:45:45,666 --> 00:45:46,633 陛下 480 00:45:47,633 --> 00:45:50,333 いい方法は見つかったか 481 00:45:51,333 --> 00:45:54,766 兵を動員するしかありません 482 00:45:55,566 --> 00:45:57,700 どこに兵がいる? 483 00:45:58,666 --> 00:46:01,166 お前は兵権を任されたが 484 00:46:01,266 --> 00:46:06,400 監視される身では 兵を好きに動かせはしまい 485 00:46:08,166 --> 00:46:10,466 兵を動かす策があります 486 00:46:11,600 --> 00:46:12,933 どんな策なの? 487 00:46:19,066 --> 00:46:22,733 遠路 本当に ご苦労さまでした 488 00:46:23,666 --> 00:46:28,100 私は平気ですが 母上が大変でした 489 00:46:28,200 --> 00:46:30,633 ええ そうでしょう 490 00:46:31,566 --> 00:46:35,800 ソソノ様が 行首(ヘンス)様を苦しめるために 491 00:46:35,900 --> 00:46:37,566 行かせたのです 492 00:46:38,700 --> 00:46:41,800 沸流との関係は どうなりました? 493 00:46:42,566 --> 00:46:45,066 旅に出られてから― 494 00:46:45,300 --> 00:46:49,300 ソンヤン大君長が ソソノ様に圧力を 495 00:46:50,166 --> 00:46:55,666 もう少し我慢すれば いい知らせが聞けるでしょう 496 00:46:58,466 --> 00:47:00,466 それだけが望みです 497 00:47:01,066 --> 00:47:04,700 ソソノに虐げられるのは もう結構 498 00:47:13,000 --> 00:47:14,366 どうでした? 499 00:47:15,933 --> 00:47:17,966 許可してくださった 500 00:47:19,133 --> 00:47:21,733 あなたの思うようにと 501 00:47:25,300 --> 00:47:28,733 ペマン将軍に 実行しろと伝えて 502 00:47:29,633 --> 00:47:30,566 はい 503 00:47:41,333 --> 00:47:45,133 神殿の護衛兵は すばらしい腕前ですな 504 00:47:46,233 --> 00:47:48,266 いくら腕がよくても 505 00:47:48,600 --> 00:47:53,333 天地の神のご加護がなければ 命は保てません 506 00:47:55,266 --> 00:47:58,133 桂婁をどう思われますか 507 00:47:59,466 --> 00:48:04,500 危機に瀕した桂婁を 神はお守りくださいますか 508 00:48:05,666 --> 00:48:06,833 桂婁は― 509 00:48:07,900 --> 00:48:10,266 天地の神より前に― 510 00:48:11,166 --> 00:48:13,600 ソソノ君長が守るでしょう 511 00:48:15,666 --> 00:48:17,000 ソソノが― 512 00:48:18,066 --> 00:48:19,800 立派に導きますか 513 00:48:21,000 --> 00:48:26,066 君長は桂婁を守るだけでは 満足しません 514 00:48:28,266 --> 00:48:33,266 遠い未来 卒本(チョルボン)より 巨大な国を建てるでしょう 515 00:48:40,766 --> 00:48:45,000 私は桂婁を発つ時が 来たようです 516 00:48:46,366 --> 00:48:47,466 発つとは? 517 00:48:48,166 --> 00:48:50,166 一体どこへですか 518 00:48:53,800 --> 00:48:55,900 扶余を去った三足烏が― 519 00:48:56,766 --> 00:48:59,633 巣を作る場所です 520 00:49:15,366 --> 00:49:16,966 お呼びでしょうか 521 00:49:18,500 --> 00:49:21,600 お前に頼みたいことがある 522 00:49:22,833 --> 00:49:24,200 何でしょうか 523 00:49:25,600 --> 00:49:28,300 ユファの具合が悪い 524 00:49:32,966 --> 00:49:36,666 昼夜を問わず 私の看病をしたために 525 00:49:36,766 --> 00:49:39,633 気力がひどく衰えたようだ 526 00:49:42,033 --> 00:49:46,133 配慮が足りず 申し訳ありません 527 00:49:47,033 --> 00:49:50,333 回復なさるように努力します 528 00:49:51,666 --> 00:49:55,666 医官長は温泉で 療養するのがいいと 529 00:49:56,066 --> 00:50:01,133 私はユファと共に 湯治に行こうと思う 530 00:50:03,300 --> 00:50:05,133 ご一緒にですか 531 00:50:06,700 --> 00:50:12,033 病気の原因を作った私が 世話するべきだろう? 532 00:50:13,500 --> 00:50:14,733 温泉に? 533 00:50:15,800 --> 00:50:16,800 はい 534 00:50:17,233 --> 00:50:18,966 湯治に行かれると 535 00:50:20,800 --> 00:50:24,233 一緒に行くと言ってるの? 536 00:50:27,900 --> 00:50:29,100 駄目よ 537 00:50:30,266 --> 00:50:31,466 母上 538 00:50:31,800 --> 00:50:34,366 病気を治しに行くのですよ 539 00:50:35,133 --> 00:50:36,900 魂胆は分からない 540 00:50:39,400 --> 00:50:42,200 王妃様の言うとおりです 541 00:50:43,666 --> 00:50:45,066 なぜですか 542 00:50:45,566 --> 00:50:46,933 外に出て― 543 00:50:47,033 --> 00:50:51,566 民と接触するのが 狙いかもしれません 544 00:50:54,766 --> 00:50:57,633 健在なことを見せれば 545 00:50:57,966 --> 00:51:00,866 民が摂政を不満に思い 546 00:51:00,966 --> 00:51:03,066 民心が揺らぐでしょう 547 00:51:03,966 --> 00:51:07,900 陛下を民と 接触させてはなりません 548 00:51:14,966 --> 00:51:16,200 調べたか 549 00:51:16,300 --> 00:51:20,033 医官長に尋ねたところ ユファ夫人の病は― 550 00:51:20,133 --> 00:51:21,466 事実だとか 551 00:51:39,366 --> 00:51:43,100 流民を護送する準備が 整いました 552 00:51:43,300 --> 00:51:44,500 ご命令を 553 00:51:46,833 --> 00:51:49,100 出発を遅らせる 554 00:51:52,933 --> 00:51:57,433 ご命令どおり 湯治の準備をさせました 555 00:52:00,366 --> 00:52:01,766 ありがたい 556 00:52:04,100 --> 00:52:08,100 ナロ総官と護衛兵が お供をします 557 00:52:11,566 --> 00:52:13,500 少人数で構わない 558 00:52:14,766 --> 00:52:15,966 いいえ 559 00:52:16,633 --> 00:52:21,233 いつ不穏な勢力が 挑発するか分かりません 560 00:52:22,400 --> 00:52:27,766 徹底的に警備しますので ご安心ください 561 00:52:50,100 --> 00:52:51,266 ナロ総官と― 562 00:52:51,366 --> 00:52:56,766 腕の立つ護衛兵が 陛下の護衛をするそうです 563 00:53:02,700 --> 00:53:05,333 王子様の意図どおりです 564 00:53:07,566 --> 00:53:12,300 まだ安心できない 順調に行くか確かめろ 565 00:53:13,366 --> 00:53:14,333 はい 566 00:53:57,366 --> 00:53:58,366 母上 567 00:54:00,633 --> 00:54:05,000 大業を成し遂げに行くのに 沈んだ顔ね 568 00:54:09,866 --> 00:54:10,866 どうぞ― 569 00:54:11,766 --> 00:54:12,966 お元気で 570 00:54:14,833 --> 00:54:18,566 今この瞬間から 母のことは忘れなさい 571 00:54:20,100 --> 00:54:22,666 私を重荷にしては駄目 572 00:54:23,666 --> 00:54:27,233 何をしても 心が安らがなくなる 573 00:54:29,166 --> 00:54:33,366 扶余を出たら 振り向いてはいけない 574 00:54:35,200 --> 00:54:37,333 扶余の記憶― 575 00:54:38,500 --> 00:54:41,533 母や陛下のことも忘れなさい 576 00:54:42,866 --> 00:54:45,500 ただ大業に向かうのです 577 00:54:45,700 --> 00:54:46,900 それが― 578 00:54:49,233 --> 00:54:51,033 お前にできる― 579 00:54:52,500 --> 00:54:54,200 最後の孝行よ 580 00:54:57,866 --> 00:54:58,866 母上 581 00:56:35,466 --> 00:56:38,833 どうか全快なさってください 582 00:56:50,633 --> 00:56:53,900 お供できず申し訳ありません 583 00:56:55,833 --> 00:56:59,700 私が面倒を見る 心配するな 584 00:57:04,900 --> 00:57:06,066 父上 585 00:57:10,633 --> 00:57:11,666 どうぞ― 586 00:57:13,600 --> 00:57:15,100 お元気で 587 00:57:24,266 --> 00:57:27,100 ご一緒できず すみません 588 00:57:28,700 --> 00:57:33,900 憂さも何もかも捨てて 健康な姿でお戻りください 589 00:57:37,000 --> 00:57:38,266 ありがとう 590 00:57:40,666 --> 00:57:42,933 お体を治してください 591 00:58:19,733 --> 00:58:22,400 ご不便をかけぬように 592 00:58:23,333 --> 00:58:24,433 はい 殿下 593 00:58:28,500 --> 00:58:29,700 出発しろ 594 00:58:34,366 --> 00:58:35,466 出発! 595 01:00:28,800 --> 01:00:29,933 ユファ 596 01:00:41,666 --> 01:00:42,666 そろそろ― 597 01:00:43,666 --> 01:00:45,100 出発の時が来た 598 01:00:45,633 --> 01:00:48,333 私は準備万端です 599 01:00:48,666 --> 01:00:52,766 親方と兄貴は イェソヤ様と本渓山へ 600 01:00:53,600 --> 01:00:54,700 分かった 601 01:01:00,233 --> 01:01:01,366 ムソン兄貴 602 01:01:02,100 --> 01:01:04,500 不機嫌な顔してますね 603 01:01:05,400 --> 01:01:06,533 何か? 604 01:01:16,233 --> 01:01:17,166 ムソン 605 01:01:20,233 --> 01:01:22,166 扶余に残るか 606 01:01:25,600 --> 01:01:28,766 いいえ 王子様についていきます 607 01:01:31,866 --> 01:01:35,000 では各自 任務を実行してくれ 608 01:01:35,466 --> 01:01:36,266 はい 609 01:01:52,900 --> 01:01:56,166 なぜ頻繁に集まってるの? 610 01:01:56,733 --> 01:01:59,066 それは分かりません 611 01:02:00,666 --> 01:02:02,266 殿下にご報告を? 612 01:02:04,066 --> 01:02:08,733 チュモンを信じきってるから 無駄よ 613 01:02:10,533 --> 01:02:12,766 証拠をつかまなくては 614 01:02:14,600 --> 01:02:16,466 監視を怠らないで 615 01:02:17,466 --> 01:02:18,900 承知しました 616 01:02:30,933 --> 01:02:31,766 ソヤ 617 01:02:33,933 --> 01:02:35,633 私は先に発つ 618 01:02:36,266 --> 01:02:40,233 モパルモ親方と 本渓(ポンゲ)山のふもとへ 619 01:02:42,700 --> 01:02:44,033 分かりました 620 01:02:46,700 --> 01:02:48,533 危険な旅になる 621 01:02:51,800 --> 01:02:55,366 危険なのには耐えられますが 622 01:02:56,533 --> 01:02:59,233 お義母様を扶余に残す― 623 01:02:59,466 --> 01:03:02,233 王子様のお気持ちを思うと… 624 01:03:07,466 --> 01:03:10,533 大業を果たされた後に― 625 01:03:11,000 --> 01:03:13,400 お義母様を迎えられます 626 01:03:14,133 --> 01:03:16,233 ご心配いりません 627 01:03:19,800 --> 01:03:22,966 私を信じてくれてありがとう 628 01:04:08,700 --> 01:04:09,566 そのように… 629 01:04:09,666 --> 01:04:11,633 殿下! 630 01:04:11,733 --> 01:04:13,200 一大事です 631 01:04:15,000 --> 01:04:16,200 何ですか 632 01:04:16,400 --> 01:04:21,766 コサン国から運送中の塩が 盗賊に奪われました 633 01:04:43,566 --> 01:04:44,433 お呼びですか 634 01:04:46,033 --> 01:04:50,433 コサン国から来る塩が 盗賊に奪われた 635 01:04:53,300 --> 01:04:58,100 塩が来なかったらどうなるか 分かるだろう? 636 01:04:59,733 --> 01:05:02,400 お前は塩の経路に詳しい 637 01:05:02,500 --> 01:05:05,366 兵を率いて取り戻してこい 638 01:05:13,133 --> 01:05:14,300 はい 殿下 639 01:05:48,666 --> 01:05:50,133 収容所に行く 640 01:05:50,233 --> 01:05:50,900 はい! 641 01:05:51,433 --> 01:05:52,100 はい 642 01:06:14,200 --> 01:06:15,433 何でしょうか 643 01:06:16,366 --> 01:06:20,900 ナロ総官に代わり 流民を護送しに来た 644 01:06:21,566 --> 01:06:24,400 流民を全員 連れてこい 645 01:06:25,133 --> 01:06:28,100 殿下から ご命令を受けてません 646 01:06:29,466 --> 01:06:30,600 無礼者 647 01:06:31,600 --> 01:06:33,133 嘘だと言うのか 648 01:06:34,100 --> 01:06:35,833 嘘だなんて… 649 01:06:37,166 --> 01:06:40,200 お待ちください 確認します 650 01:06:50,800 --> 01:06:52,433 流民を外に 651 01:06:52,566 --> 01:06:53,800 今すぐ― 652 01:06:54,133 --> 01:06:55,866 漢に護送する 653 01:07:13,866 --> 01:07:16,733 流民(るみん)を奪ったことが 伝わるまで― 654 01:07:17,000 --> 01:07:20,100 長くて1日 短くて四半日だ 655 01:07:20,733 --> 01:07:21,700 あいつらめ 656 01:07:22,833 --> 01:07:26,466 兵を集めろ 私が自ら追う 657 01:07:26,833 --> 01:07:29,300 その間に できるだけ遠くへ行く 658 01:07:29,933 --> 01:07:31,933 誰に会う つもりだったの? 659 01:07:32,233 --> 01:07:33,466 チュモンが― 660 01:07:34,333 --> 01:07:37,800 流民と扶余を去る 計画を知ってたか? 661 01:07:38,133 --> 01:07:39,300 いつか― 662 01:07:39,933 --> 01:07:44,133 桂婁もチュモン王子と 同じ道を歩むことに 663 01:07:44,766 --> 01:07:46,633 陛下がご不在の間― 664 01:07:47,366 --> 01:07:50,800 何があったかは よくご存じでしょう 665 01:07:51,233 --> 01:07:52,866 チュモンの奴が― 666 01:07:53,566 --> 01:07:57,300 奴隷として漢に送る 流民を奪い 逃げました 667 01:07:57,533 --> 01:08:00,266 お連れできませんでした 668 01:08:00,366 --> 01:08:01,966 陛下の前で― 669 01:08:02,066 --> 01:08:03,966 奴の首をはねてみせます 670 01:08:04,266 --> 01:08:05,600 見ててください 671 01:08:05,766 --> 01:08:08,766 日本語字幕 小川 昌代