1 00:00:04,900 --> 00:00:07,500 朱蒙〔チュモン〕 2 00:00:43,933 --> 00:00:47,933 第64話 3 00:01:58,333 --> 00:01:59,333 総官 4 00:01:59,700 --> 00:02:00,666 どうした? 5 00:02:01,100 --> 00:02:03,700 国境を突破した奴らがいます 6 00:02:05,033 --> 00:02:06,100 何だと? 7 00:02:07,566 --> 00:02:08,866 何者だ? 8 00:02:09,633 --> 00:02:10,900 正体は― 9 00:02:11,933 --> 00:02:13,300 不明です 10 00:02:18,100 --> 00:02:19,733 心当たりはないか? 11 00:02:21,200 --> 00:02:26,133 国境封鎖で 命の危険を感じた奴らでは? 12 00:02:26,700 --> 00:02:28,533 心配は無用かと 13 00:02:34,866 --> 00:02:38,200 テソ殿下には黙ってろ 14 00:02:38,900 --> 00:02:39,700 はい 15 00:02:53,600 --> 00:02:55,466 チュモンを殺したから 16 00:02:56,366 --> 00:02:59,533 約束どおり褒美をはずもう 17 00:03:07,666 --> 00:03:08,666 まず― 18 00:03:09,500 --> 00:03:12,133 お前を貴族として礼遇する 19 00:03:12,266 --> 00:03:15,533 そしてお前に与える 土地の証書だ 20 00:03:17,533 --> 00:03:19,666 お礼を申し上げろ 21 00:03:21,400 --> 00:03:22,733 恐れ入ります 22 00:03:25,333 --> 00:03:26,433 プブンノ 23 00:03:27,933 --> 00:03:28,766 はい 24 00:03:29,800 --> 00:03:32,200 お前を副総官に任命する 25 00:03:32,300 --> 00:03:35,866 ナロ総官に協力し 戦争の準備をしろ 26 00:03:37,466 --> 00:03:41,866 お前は卒本(チョルボン)の 地理と情勢に詳しい 27 00:03:42,000 --> 00:03:44,633 密偵と共に策を考えろ 28 00:03:46,666 --> 00:03:47,533 はい 29 00:04:04,400 --> 00:04:07,533 ここから四半日で 挹婁(ゆうろう)に着きます 30 00:04:08,033 --> 00:04:12,833 プウィヨムという者が 一帯の海賊を束ねています 31 00:04:13,600 --> 00:04:18,166 ですが本拠地も不明で 顔も分かりません 32 00:04:18,433 --> 00:04:22,166 砂浜で針を 探すようなもんだな 33 00:04:23,000 --> 00:04:27,100 一刻を争う状況ですが どうすれば? 34 00:04:32,600 --> 00:04:34,533 挹婁(ゆうろう)で にぎやかな町は? 35 00:04:38,400 --> 00:04:40,766 サンチョンとマゴク コドゥです 36 00:04:42,066 --> 00:04:45,466 海賊は略奪品を 取り引きしたはず 37 00:04:45,800 --> 00:04:49,133 商人に聞けば 糸口がつかめます 38 00:04:50,766 --> 00:04:54,966 サンチョンとマゴクでは 私たちの商売相手が 39 00:04:55,266 --> 00:04:56,966 協力してくれるかと 40 00:04:59,300 --> 00:05:02,066 私はオイたちとマゴクへ 41 00:05:02,166 --> 00:05:06,233 君長はチェサたちと サンチョンのほうへ 42 00:05:11,033 --> 00:05:14,033 挹婁(ゆうろう) サンチョンの市場通り 43 00:05:16,200 --> 00:05:17,933 プウィヨムを? 44 00:05:20,966 --> 00:05:23,433 プウィヨムを知ってますか 45 00:05:57,500 --> 00:05:58,800 何事か探れ 46 00:05:59,966 --> 00:06:00,866 はい 47 00:06:10,766 --> 00:06:11,966 大将 48 00:06:13,433 --> 00:06:15,900 どうだ 何だった? 49 00:06:16,233 --> 00:06:18,600 沃沮(オクチョ)の官軍が海賊を討つため 50 00:06:18,700 --> 00:06:22,400 若者を無差別に 捕まえています 51 00:06:25,266 --> 00:06:29,066 ならば海賊は 常にも増して用心するはず 52 00:06:29,200 --> 00:06:31,100 探すのは困難です 53 00:06:33,066 --> 00:06:35,766 とりあえず市場通りに行こう 54 00:06:36,700 --> 00:06:37,466 はい 55 00:06:42,066 --> 00:06:43,200 止まれ 56 00:07:15,633 --> 00:07:16,500 行くぞ 57 00:07:32,266 --> 00:07:36,133 四出道(サチュルト)の諸加(チェガ)たちでは ありませんか 58 00:07:36,300 --> 00:07:39,433 諸加(チェガ)まで呼ぶとは― 59 00:07:40,066 --> 00:07:42,233 非常事態なのでは? 60 00:07:43,566 --> 00:07:46,966 今日の会議は テソ王子が招集したとか 61 00:07:47,966 --> 00:07:51,533 大使者(テサジャ) 心当たりはありませんか 62 00:08:06,566 --> 00:08:08,366 お元気でしたか 63 00:08:09,666 --> 00:08:14,033 亡き馬加(マガ)の跡を 立派に継いでいるとか 64 00:08:14,533 --> 00:08:15,766 恐縮です 65 00:08:18,600 --> 00:08:21,700 諸加(チェガ)の皆さんが 国難の打開に― 66 00:08:21,800 --> 00:08:25,500 力になってくれると 信じています 67 00:08:26,400 --> 00:08:29,566 扶余(プヨ)のために 忠誠を尽くします 68 00:08:31,066 --> 00:08:32,265 ありがたい 69 00:08:34,566 --> 00:08:37,765 その言葉が 虚言で終わらぬよう 70 00:08:37,900 --> 00:08:40,700 機会を与えましょう 71 00:08:42,666 --> 00:08:46,400 家臣と諸加の皆さんを 呼んだのは― 72 00:08:47,200 --> 00:08:51,466 扶余(プヨ)の命運をかけた 戦争の準備をするため 73 00:08:51,900 --> 00:08:54,466 戦争の準備とは? 74 00:08:56,466 --> 00:09:00,200 軍を出して 卒本(チョルボン)を攻撃します 75 00:09:06,100 --> 00:09:09,166 陛下もお許しになりました 76 00:09:12,666 --> 00:09:16,433 陛下に全権を委任されました 77 00:09:17,900 --> 00:09:21,533 扶余(プヨ)の実情が どれほど悲惨かは― 78 00:09:21,666 --> 00:09:25,133 王子様もご存じでしょう 79 00:09:25,900 --> 00:09:30,133 民が飢えを恐れ 扶余を去っている状況で 80 00:09:30,233 --> 00:09:32,833 戦争などできません 81 00:09:33,800 --> 00:09:35,933 封鎖措置が続けば 82 00:09:36,533 --> 00:09:39,166 卒本(チョルボン)は必ず滅びます 83 00:09:39,266 --> 00:09:42,833 戦争せずに見守るべきです 84 00:09:43,500 --> 00:09:45,933 私も同じ考えです 85 00:09:46,600 --> 00:09:50,000 封鎖措置で 難関に直面していても 86 00:09:50,266 --> 00:09:52,466 卒本の戦力は強大です 87 00:09:55,400 --> 00:09:59,733 チュモンの死んだ卒本は 烏合の衆 88 00:10:06,633 --> 00:10:11,066 私が送った刺客が チュモンを始末しました 89 00:10:12,833 --> 00:10:16,266 チュモンの死は 公にされずとも 90 00:10:16,400 --> 00:10:20,066 公式の席に現れず 行方も不明 91 00:10:20,333 --> 00:10:22,000 死んだのは確かです 92 00:10:29,233 --> 00:10:34,500 今なら混乱に陥った卒本を 占領できます 93 00:10:36,233 --> 00:10:39,433 禄(ろく)も与えられていない兵士に 94 00:10:39,666 --> 00:10:42,500 忠誠心は望めません 95 00:10:43,800 --> 00:10:48,766 軍の士気を高められねば 勝つのは難しいでしょう 96 00:10:50,233 --> 00:10:51,566 もっともです 97 00:10:52,700 --> 00:10:56,233 私は滞っていた禄を 兵に支給し 98 00:10:56,333 --> 00:10:59,800 民に穀物を与えて 士気を高めます 99 00:11:01,533 --> 00:11:04,033 財政が厳しいのに 100 00:11:04,133 --> 00:11:07,500 軍費はどうするのですか 101 00:11:10,066 --> 00:11:14,166 貴族と家臣の皆さんが 私財を投じ 102 00:11:14,300 --> 00:11:18,066 四出道(サチュルト)も軍費を出せば 可能なのでは? 103 00:11:23,366 --> 00:11:27,000 殿下 金持ちでもない私たちに 104 00:11:27,100 --> 00:11:30,966 軍費に足るほどの財産は ございません 105 00:11:31,466 --> 00:11:35,166 家族を養うのもやっとです 106 00:11:35,266 --> 00:11:38,633 貴族の反感を買うだけです 107 00:11:38,800 --> 00:11:42,666 扶余の根幹と反目して 得になりますか? 108 00:11:43,366 --> 00:11:46,000 扶余の根幹は貴族ではない 109 00:11:47,600 --> 00:11:49,233 扶余の民だ 110 00:12:00,133 --> 00:12:03,033 近頃 外使者(ウェサジャ)と財部皁衣(チェブジョイ)は― 111 00:12:03,133 --> 00:12:07,600 租税を納められない民から 田畑を手に入れ 112 00:12:08,500 --> 00:12:12,900 宮廷使者(クンジョンサジャ)も商団と結託し 富を得ている 113 00:12:13,400 --> 00:12:16,866 これらはすべて 扶余が内乱で― 114 00:12:17,000 --> 00:12:20,833 苦しんでいる間に 築かれた富だろう 115 00:12:21,100 --> 00:12:23,100 誤解でございます 116 00:12:23,200 --> 00:12:27,400 私腹を肥やしたことなど ありません 117 00:12:29,700 --> 00:12:30,766 ソンジュ 118 00:12:42,100 --> 00:12:43,466 私はすでに― 119 00:12:44,233 --> 00:12:48,833 家臣と貴族の財産を 調査しておいた 120 00:12:53,766 --> 00:12:57,333 家臣と四出道(サチュルト)の諸加が 自発的に― 121 00:12:58,366 --> 00:13:01,533 国庫の充当に賛同するなら 122 00:13:01,933 --> 00:13:06,133 卒本を占領した後に それ相応の補償をする 123 00:13:06,466 --> 00:13:11,666 だが命令に逆らえば 蓄財の過程を調査する 124 00:13:13,300 --> 00:13:14,300 もし― 125 00:13:15,500 --> 00:13:18,600 不正に蓄財したと分かれば 126 00:13:18,800 --> 00:13:22,400 地位を問わず逆賊と見なす 127 00:13:23,200 --> 00:13:24,966 財産を没収し 128 00:13:25,966 --> 00:13:28,466 一族を打ち首にしてやる 129 00:13:55,133 --> 00:13:56,733 お呼びですか 130 00:14:00,100 --> 00:14:01,566 マウリョン巫女(みこ) 131 00:14:02,366 --> 00:14:03,433 はい 132 00:14:04,766 --> 00:14:08,700 扶余は卒本との戦争を 準備しています 133 00:14:10,100 --> 00:14:12,333 軍費に当てるため 134 00:14:12,433 --> 00:14:16,400 神殿の田畑と穀物を 出してほしい 135 00:14:19,000 --> 00:14:20,133 王子様 136 00:14:21,166 --> 00:14:26,800 扶余が神殿の財産に 手をつけたことはありません 137 00:14:27,166 --> 00:14:28,400 天地の神の… 138 00:14:28,500 --> 00:14:29,800 黙りなさい! 139 00:14:32,933 --> 00:14:37,000 扶余が苦しいのに ご加護がないから 140 00:14:37,100 --> 00:14:39,600 私が扶余を救うのです 141 00:14:41,700 --> 00:14:47,066 マウリョン巫女が拒んでも 強制的に没収します 142 00:15:06,533 --> 00:15:09,933 信じられないだろうが事実だ 143 00:15:10,833 --> 00:15:16,066 チュモンは行方をくらまし 姿を現していない 144 00:15:19,133 --> 00:15:24,766 チュモンの首を抱き 泣き叫ぶ姿が見られず残念 145 00:15:25,300 --> 00:15:28,300 チュモンの死を実感すれば 146 00:15:28,766 --> 00:15:31,800 身を切る痛みを味わうだろう 147 00:15:52,166 --> 00:15:54,633 お呼びですか 陛下 148 00:16:00,633 --> 00:16:03,366 家臣の財産を内密に調べ 149 00:16:03,700 --> 00:16:07,900 扶余を思う 大使者(テサジャ)の忠誠心を知った 150 00:16:09,200 --> 00:16:10,600 三代に渡り 151 00:16:11,700 --> 00:16:15,100 権力の中心にいたのに 152 00:16:15,766 --> 00:16:19,700 家族が食事に事欠くほど 貧しいとは 153 00:16:23,566 --> 00:16:28,200 大使者(テサジャ)を誤解し 反目したこともあったが 154 00:16:29,466 --> 00:16:32,266 私が浅はかだったせいだ 155 00:16:33,933 --> 00:16:37,000 大使者の忠誠心を心に刻み 156 00:16:37,266 --> 00:16:38,800 大使者と共に 157 00:16:39,500 --> 00:16:44,033 国難を解決し 中興を成し遂げてみせる 158 00:16:45,233 --> 00:16:48,433 陛下から銀貨と穀物を 159 00:16:50,166 --> 00:16:52,333 恐れながら 陛下 160 00:16:52,966 --> 00:16:57,066 家族のことは 私が何とかします 161 00:16:57,166 --> 00:16:59,233 ご心配なく 162 00:17:00,333 --> 00:17:01,433 いや 163 00:17:02,500 --> 00:17:03,766 受け取ってくれ 164 00:17:05,465 --> 00:17:06,866 ありがたき― 165 00:17:08,433 --> 00:17:10,833 幸せにございます 166 00:17:14,465 --> 00:17:15,465 陛下 167 00:17:18,465 --> 00:17:19,500 どうした? 168 00:17:19,933 --> 00:17:22,800 ユファ様がお会いしたいと 169 00:17:36,233 --> 00:17:38,800 チュモンのことで 170 00:17:39,600 --> 00:17:42,600 恐ろしい噂が流れています 171 00:17:43,833 --> 00:17:45,533 ご存じですか 172 00:17:51,633 --> 00:17:52,900 ご存じですか 173 00:17:55,766 --> 00:17:59,666 チュモンに よからぬことが あったらしい 174 00:18:00,666 --> 00:18:02,000 よからぬこと? 175 00:18:02,766 --> 00:18:04,800 それは何ですか 176 00:18:06,966 --> 00:18:08,766 状況からして 177 00:18:10,333 --> 00:18:11,700 チュモンが 178 00:18:12,933 --> 00:18:14,033 死んだようだ 179 00:18:20,033 --> 00:18:21,033 ユファ 180 00:18:29,200 --> 00:18:30,266 ユファ 181 00:18:33,033 --> 00:18:35,033 信じられませんが 182 00:18:35,500 --> 00:18:37,366 事実ならば 183 00:18:38,233 --> 00:18:40,966 亡き骸を確かめます 184 00:18:43,500 --> 00:18:46,733 陛下への恨みは忘れます 185 00:18:47,466 --> 00:18:49,333 私とソヤを自由に 186 00:18:51,466 --> 00:18:52,566 ユファ 187 00:18:54,733 --> 00:18:59,700 チュモンが死に 人質も必要なくなりました 188 00:19:00,400 --> 00:19:01,500 自由の身に 189 00:19:04,066 --> 00:19:05,400 できない 190 00:19:06,700 --> 00:19:07,766 陛下 191 00:19:10,466 --> 00:19:15,033 もうすぐ卒本は 漢(かん)と扶余の攻撃で 192 00:19:15,566 --> 00:19:18,166 悲惨な戦場となるだろう 193 00:19:19,866 --> 00:19:24,066 今 卒本に行けば 命の保証はない 194 00:19:24,900 --> 00:19:27,900 そなたの悲しみは分かるが 195 00:19:28,800 --> 00:19:31,866 死なせるわけにいかない 196 00:19:33,000 --> 00:19:35,566 私の悲しみがお分かりだと? 197 00:19:36,400 --> 00:19:38,933 子供に先立たれた気持ちが 198 00:19:39,966 --> 00:19:42,200 分かるのですか 199 00:19:43,800 --> 00:19:46,033 私も悲痛な気持ちだ 200 00:19:46,966 --> 00:19:51,566 縁を切ろうとしたが チュモンは私の息子だ 201 00:19:52,533 --> 00:19:54,033 死ぬ日まで― 202 00:19:55,133 --> 00:19:58,866 そなたとソヤを守り ユリを育てて 203 00:19:59,300 --> 00:20:00,700 罪を償う 204 00:20:02,933 --> 00:20:06,966 本当にチュモンを 息子だと思うのなら 205 00:20:08,166 --> 00:20:12,133 チュモンの大切な タムル軍と卒本を― 206 00:20:12,933 --> 00:20:15,833 征服しようとは考えないはず 207 00:20:15,933 --> 00:20:17,133 自分を― 208 00:20:18,866 --> 00:20:21,133 欺かないでください 209 00:20:22,466 --> 00:20:26,400 陛下は私を守るという 美名のもとで 210 00:20:28,133 --> 00:20:31,833 死よりつらい罰を 私に与えています 211 00:20:39,433 --> 00:20:41,666 最後のお願いです 212 00:20:44,133 --> 00:20:45,600 私を自由に 213 00:21:07,233 --> 00:21:11,866 引き止めることが 執着であり偽善だとしても 214 00:21:13,233 --> 00:21:14,700 行かせられない 215 00:21:20,866 --> 00:21:22,666 そなたは一度も― 216 00:21:23,433 --> 00:21:26,400 心を開いてくれなかった 217 00:21:27,300 --> 00:21:30,466 うつろな目の そなたであっても 218 00:21:31,166 --> 00:21:33,300 変わると信じていた 219 00:21:34,166 --> 00:21:38,400 だが年月が経っても そなたの心の中に 220 00:21:40,400 --> 00:21:42,666 私の居場所はなかった 221 00:22:05,800 --> 00:22:08,500 心を得られないなら 222 00:22:10,133 --> 00:22:12,566 体だけでも放しはしない 223 00:22:13,866 --> 00:22:15,600 私は死んでも 224 00:22:17,400 --> 00:22:19,266 そなたの肉体と― 225 00:22:20,866 --> 00:22:22,466 共にいる 226 00:23:21,066 --> 00:23:24,066 挹婁(ゆうろう) マゴクの市場通り 227 00:23:28,233 --> 00:23:29,133 どうなった? 228 00:23:29,333 --> 00:23:32,666 取り引き相手を見つけました 229 00:23:32,766 --> 00:23:34,733 酒場で会うことに 230 00:24:12,166 --> 00:24:14,600 ソソノ商団の行首(ヘンス)です 231 00:24:15,566 --> 00:24:17,166 アザラシの皮を? 232 00:24:18,100 --> 00:24:19,000 はい 233 00:24:19,333 --> 00:24:24,033 荇人(ヘンイン)国のオ大人(たいじん)が 買い占めていきました 234 00:24:32,166 --> 00:24:35,633 海賊も闇取り引きしてるとか 235 00:24:36,833 --> 00:24:41,866 礼をはずむので プウィヨムに取り次ぎを 236 00:24:45,066 --> 00:24:48,166 こちらからは会えない 237 00:24:50,633 --> 00:24:51,566 協力を 238 00:25:21,166 --> 00:25:22,500 あいつらです 239 00:26:08,133 --> 00:26:09,233 剣を下ろせ! 240 00:26:22,033 --> 00:26:23,900 頭(かしら)に会いに来た 241 00:26:24,700 --> 00:26:26,200 戦う気はない 242 00:26:27,133 --> 00:26:29,266 頭に会わせろ 243 00:27:09,533 --> 00:27:12,333 ユ大人がよこしたそうです 244 00:27:15,366 --> 00:27:17,333 ユ大人の書信です 245 00:27:37,833 --> 00:27:39,666 俺がプウィヨムだ 246 00:27:40,466 --> 00:27:42,466 取り引きしたいのか 247 00:27:47,933 --> 00:27:50,800 商人を装っているが 248 00:27:51,466 --> 00:27:52,466 私は― 249 00:27:53,200 --> 00:27:56,333 タムル軍を率いるチュモンだ 250 00:27:58,833 --> 00:28:01,766 話があって挹婁(ゆうろう)まで来た 251 00:28:02,300 --> 00:28:03,600 チュモン? 252 00:28:17,800 --> 00:28:21,066 沃沮(オクチョ)軍に追われ 身を潜めていても 253 00:28:21,433 --> 00:28:24,066 世の中の動きは知ってる 254 00:28:24,966 --> 00:28:29,466 今 チュモンは 漢と扶余の封鎖措置で 255 00:28:29,833 --> 00:28:32,333 袋のネズミだと聞いた 256 00:28:33,533 --> 00:28:35,500 なぜ挹婁まで来る? 257 00:28:36,300 --> 00:28:38,133 事情があります 258 00:28:40,600 --> 00:28:41,566 テサン 259 00:28:41,766 --> 00:28:42,600 はい 260 00:28:43,233 --> 00:28:45,466 酒をひと甕(かめ) 持ってこい 261 00:28:46,200 --> 00:28:47,100 はい 262 00:29:08,500 --> 00:29:11,800 チュモンかどうか試そう 263 00:29:13,266 --> 00:29:14,533 酒を飲め 264 00:29:23,366 --> 00:29:24,600 早く飲め! 265 00:30:26,233 --> 00:30:27,700 そいつを木に 266 00:30:28,233 --> 00:30:29,066 はい 267 00:31:04,800 --> 00:31:08,200 チュモンは弓の名手と聞いた 268 00:31:09,900 --> 00:31:13,700 あいつの横の的(まと)を 射抜いてみろ 269 00:31:59,700 --> 00:32:00,866 何してる 270 00:32:00,966 --> 00:32:02,166 早くしろ 271 00:32:10,666 --> 00:32:12,700 愚弄するな 272 00:32:15,066 --> 00:32:16,800 信じられないなら 273 00:32:18,000 --> 00:32:19,566 私を殺せ 274 00:32:21,100 --> 00:32:26,533 どうせ死ぬ運命なら あがいてみたらどうだ 275 00:32:27,800 --> 00:32:31,566 的に当てたら命は助けてやる 276 00:32:34,533 --> 00:32:35,733 大将 277 00:32:36,633 --> 00:32:38,000 射てください 278 00:34:17,366 --> 00:34:20,065 沃沮(オクチョ)軍の者に違いない 279 00:34:20,632 --> 00:34:21,500 殺せ 280 00:34:25,300 --> 00:34:27,800 なぜ信じないんだ 281 00:34:29,033 --> 00:34:31,166 この方はチュモン大将だ 282 00:34:31,400 --> 00:34:32,366 黙れ! 283 00:34:46,733 --> 00:34:47,433 奇襲だ! 284 00:34:47,800 --> 00:34:49,300 沃沮軍の奇襲だ! 285 00:36:15,700 --> 00:36:18,700 挹婁(ゆうろう) プウィヨムの砦(とりで) 286 00:36:53,166 --> 00:36:54,166 どうぞ 287 00:37:04,400 --> 00:37:05,766 こちらへ 288 00:37:21,333 --> 00:37:25,233 海路を数百里 南下するだって? 289 00:37:25,666 --> 00:37:28,033 封鎖措置を突破するには― 290 00:37:28,400 --> 00:37:31,433 南下して穀物を運ぶしかない 291 00:37:32,633 --> 00:37:35,500 命を救ってくれ 感謝してるが 292 00:37:36,500 --> 00:37:38,900 全滅する真似はできない 293 00:37:39,633 --> 00:37:43,500 今は風が強く 海には出ない時期だ 294 00:37:44,400 --> 00:37:49,266 南の地に着く前に 海の藻屑(もくず)になってしまう 295 00:37:49,866 --> 00:37:52,033 難しいのは承知ですが 296 00:37:52,500 --> 00:37:58,200 数十年 船を操ってきたなら やり遂げられるはずです 297 00:37:58,700 --> 00:38:03,666 卒本を救うために 命懸けでやってきた 298 00:38:05,133 --> 00:38:09,266 収穫もなく帰れば 卒本は滅びてしまう 299 00:38:10,033 --> 00:38:13,866 新しい国を待ち望む 民の期待は― 300 00:38:13,966 --> 00:38:15,400 裏切れない 301 00:38:17,066 --> 00:38:18,000 助けてくれ 302 00:38:29,133 --> 00:38:30,233 いいだろう 303 00:38:31,166 --> 00:38:34,900 大将に従い 南に向けて船を出そう 304 00:38:35,000 --> 00:38:36,000 だが― 305 00:38:37,500 --> 00:38:40,200 俺と部下の命を懸けられる― 306 00:38:41,866 --> 00:38:43,500 条件を出してほしい 307 00:39:01,166 --> 00:39:05,033 何とかプウィヨムを 説得するのです 308 00:39:05,966 --> 00:39:11,000 私たちの足下を見て 簡単には満足しないわ 309 00:39:12,333 --> 00:39:15,233 どのくらい渡せば いいのですか 310 00:39:16,600 --> 00:39:18,333 見当がつきません 311 00:39:19,433 --> 00:39:23,200 主導権は プウィヨムが握っています 312 00:40:17,033 --> 00:40:18,066 下げて 313 00:40:19,500 --> 00:40:20,866 お義母(かあ)様 314 00:40:22,133 --> 00:40:24,500 解放してくれないなら 315 00:40:25,733 --> 00:40:29,300 このまま チュモンの後を追うわ 316 00:40:31,533 --> 00:40:32,966 私が死ねば 317 00:40:34,033 --> 00:40:36,533 あなたとユリは解放される 318 00:40:39,533 --> 00:40:40,833 お義母様 319 00:40:59,266 --> 00:41:03,933 陛下 ユファ様を お止めください 320 00:41:04,800 --> 00:41:09,466 もう何日も 水一滴 飲んでいません 321 00:41:10,200 --> 00:41:14,400 このままでは 死んでしまいます 322 00:41:26,300 --> 00:41:27,600 どうなった? 323 00:41:27,966 --> 00:41:32,300 水一滴 飲まず 御所の前から離れません 324 00:41:32,500 --> 00:41:36,466 この寒空の下 4日も座り込んでいます 325 00:41:37,800 --> 00:41:39,066 大した根性ね 326 00:41:39,500 --> 00:41:41,400 死にたいらしいわ 327 00:41:41,866 --> 00:41:46,100 陛下は見ぬふりを しておいでです 328 00:41:46,766 --> 00:41:50,766 チュモンも死に 人質は必要ないのに 329 00:41:51,200 --> 00:41:54,000 解放しない陛下の心境が 分かりません 330 00:41:55,100 --> 00:41:59,933 今もまだあの女の心を 手に入れたいのよ 331 00:43:01,133 --> 00:43:03,000 お義母様! 332 00:43:03,500 --> 00:43:04,433 ユファ様 333 00:43:12,766 --> 00:43:14,933 早く寝所へお連れしろ 334 00:43:15,066 --> 00:43:16,000 はい 335 00:43:39,800 --> 00:43:42,300 お義母様 ソヤです 336 00:43:42,533 --> 00:43:44,166 お気づきですか 337 00:43:52,000 --> 00:43:56,233 意識が戻っても 煎じ薬を飲まなければ 338 00:43:56,500 --> 00:43:59,000 命の保証はありません 339 00:43:59,233 --> 00:44:02,200 早く召し上がってください 340 00:44:04,700 --> 00:44:09,633 死を覚悟しているので 何も怖くありません 341 00:44:10,633 --> 00:44:11,966 下がって 342 00:44:39,833 --> 00:44:42,100 お話があります 343 00:44:48,066 --> 00:44:49,600 テソ王子の命(めい)で 344 00:44:50,166 --> 00:44:54,133 大将を殺しに行った 刺客は私です 345 00:44:57,766 --> 00:45:02,400 大将を殺したと テソ王子に報告しましたが 346 00:45:04,133 --> 00:45:06,200 大将は死んでいません 347 00:45:10,233 --> 00:45:11,266 本当に― 348 00:45:12,200 --> 00:45:13,933 生きているの? 349 00:45:15,433 --> 00:45:19,566 間違いなく 生きておられます 350 00:45:22,200 --> 00:45:25,433 大将は “自分を殺したと報告し” 351 00:45:26,366 --> 00:45:30,166 “人質になっている お前の家族を救え”と 352 00:45:31,933 --> 00:45:35,066 私の家族は もう身を隠しました 353 00:45:36,333 --> 00:45:41,600 もうすぐ卒本へ行って 恩返しするつもりです 354 00:45:43,500 --> 00:45:47,333 脱出なさる方法を 考えますので 355 00:45:48,966 --> 00:45:52,633 どうぞお体を いたわってください 356 00:46:18,100 --> 00:46:20,400 遠い所をご苦労だった 357 00:46:22,166 --> 00:46:23,266 かけなさい 358 00:46:28,633 --> 00:46:31,333 書信は受け取ったが 359 00:46:31,966 --> 00:46:33,966 とても信じられない 360 00:46:34,066 --> 00:46:37,800 本当にチュモンが 死んだのか 361 00:46:38,833 --> 00:46:40,133 確かです 362 00:46:44,300 --> 00:46:47,700 この手で奴の首を はねたかった 363 00:46:48,000 --> 00:46:49,400 残念だ 364 00:46:50,500 --> 00:46:55,966 卒本を占領したら 奴の首を皇帝陛下に捧げて 365 00:46:56,733 --> 00:46:59,900 地に落ちた信用を取り戻す 366 00:47:00,933 --> 00:47:02,600 お好きなように 367 00:47:04,366 --> 00:47:05,800 ありがたい 368 00:47:07,433 --> 00:47:11,266 混乱に陥っている卒本を 占領して 369 00:47:11,366 --> 00:47:14,933 漢を出し抜こうという 進言を黙殺し 370 00:47:15,100 --> 00:47:18,133 太守(たいしゅ)様にお知らせしたのです 371 00:47:19,666 --> 00:47:22,200 手柄を分かち合うので 372 00:47:22,300 --> 00:47:25,666 太守様も 頼みを聞いてください 373 00:47:26,600 --> 00:47:27,933 何だね? 374 00:47:29,400 --> 00:47:33,600 卒本を攻める 扶余軍の兵糧を頼みます 375 00:47:36,733 --> 00:47:40,566 兵糧 全部というのは あんまりです 376 00:47:41,066 --> 00:47:44,900 テソ殿下が チュモンを殺したのですから 377 00:47:45,766 --> 00:47:49,033 そのくらいの要求は当然です 378 00:47:49,966 --> 00:47:52,833 占領にかかる日数も縮まり 379 00:47:52,933 --> 00:47:57,733 漢軍の被害も減るので 太守様の損になりません 380 00:48:00,566 --> 00:48:01,933 分かった 381 00:48:03,600 --> 00:48:08,266 扶余軍の兵糧は 玄菟(ヒョント)城で引き受けよう 382 00:48:16,433 --> 00:48:17,533 太守様 383 00:48:17,866 --> 00:48:19,133 どうした? 384 00:48:20,466 --> 00:48:22,233 ファン大人が来ました 385 00:48:25,900 --> 00:48:27,566 ファン大人とは? 386 00:48:28,733 --> 00:48:33,933 皇室の外戚で 太守の座を狙っている者だ 387 00:48:35,466 --> 00:48:39,633 私への皇帝陛下の信用が 下がったのも 388 00:48:41,433 --> 00:48:44,600 あの者が 策を巡らせたためだ 389 00:49:01,100 --> 00:49:04,033 兄上に会うとは予想外でした 390 00:49:08,166 --> 00:49:09,300 ファン大人 391 00:49:10,366 --> 00:49:13,800 こちらは私の兄 テソ王子です 392 00:49:19,166 --> 00:49:22,966 ご名声は 長安(ちょうあん)にも届いています 393 00:49:23,866 --> 00:49:27,900 漢と扶余の同盟を 成し遂げたと知り 394 00:49:28,000 --> 00:49:33,133 皇帝陛下が王子様に 関心を示されました 395 00:49:37,900 --> 00:49:39,166 久しぶりですね 396 00:49:40,666 --> 00:49:44,033 遠い所をご苦労さまでした 397 00:49:45,033 --> 00:49:48,633 連絡もなく どうしたのですか 398 00:49:49,333 --> 00:49:53,700 兵糧を求める 太守の上奏文を読み 399 00:49:54,133 --> 00:49:57,200 皇帝陛下が 落胆しておいでです 400 00:50:01,666 --> 00:50:04,533 皇帝陛下が深くお悩みなので 401 00:50:05,666 --> 00:50:09,666 太守の力になれないか 見に来たのです 402 00:50:11,266 --> 00:50:14,666 できることがあれば 協力するので 403 00:50:15,333 --> 00:50:18,500 何でもおっしゃってください 404 00:50:20,066 --> 00:50:21,666 ありがたいが 405 00:50:22,600 --> 00:50:25,933 協力は必要なさそうです 406 00:50:27,900 --> 00:50:32,200 ファン大人のため 宴を開くので 407 00:50:33,633 --> 00:50:35,233 ゆっくり休んで― 408 00:50:35,633 --> 00:50:36,833 お帰りに 409 00:50:53,133 --> 00:50:54,166 いいだろう 410 00:50:55,100 --> 00:50:58,833 大将に従い 南に向けて船を出そう 411 00:50:58,966 --> 00:50:59,966 だが― 412 00:51:01,033 --> 00:51:03,666 俺と部下の命を懸けられる― 413 00:51:05,333 --> 00:51:07,133 条件を出してほしい 414 00:51:16,433 --> 00:51:17,933 どんな様子だ 415 00:51:18,533 --> 00:51:20,700 みんなで考えてますが 416 00:51:21,033 --> 00:51:24,166 名案は浮かばないようです 417 00:51:24,733 --> 00:51:28,266 俺1人も満足させられずに 418 00:51:29,466 --> 00:51:32,866 卒本の民を満足させられるか 419 00:51:45,133 --> 00:51:47,066 プウィヨムに会います 420 00:51:48,100 --> 00:51:50,166 条件を思いつきました? 421 00:51:51,366 --> 00:51:52,400 はい 422 00:52:04,633 --> 00:52:06,633 条件を出してくれ 423 00:52:28,700 --> 00:52:30,700 からかってるのか 424 00:52:31,566 --> 00:52:33,066 そうではない 425 00:52:33,766 --> 00:52:37,833 私が与えるものは 金品には代えられない 426 00:52:41,866 --> 00:52:46,433 死んだ部下の遺体を 山に放ってきたな 427 00:52:47,200 --> 00:52:52,500 罪人だった彼らは 死しても獣に食われている 428 00:52:53,333 --> 00:52:55,666 俺に説教するつもりか 429 00:52:59,833 --> 00:53:02,266 私の父 ヘモス将軍は― 430 00:53:02,866 --> 00:53:07,666 生前は漢軍に追われ 死後も墓すら持てなかった 431 00:53:08,233 --> 00:53:11,266 だが古朝鮮(コジョソン) 復興の志は― 432 00:53:11,700 --> 00:53:14,900 我々の胸に受け継がれている 433 00:53:15,600 --> 00:53:16,666 それに比べ― 434 00:53:17,066 --> 00:53:22,366 希望を持てずに死んだ あなたの部下の死は無意味 435 00:53:26,533 --> 00:53:29,066 これは封鎖措置を破り― 436 00:53:29,233 --> 00:53:32,466 卒本が建てる国の国号だ 437 00:53:33,300 --> 00:53:36,766 あなた方に 高句麗(コグリョ)の主軸となり 438 00:53:36,900 --> 00:53:40,900 人間らしく生きる機会を 与えよう 439 00:53:46,966 --> 00:53:49,866 金のために罪を犯すな 440 00:53:50,300 --> 00:53:51,800 私と心を共にし 441 00:53:52,466 --> 00:53:56,366 天の下にうるわしく 強大な高句麗(コグリョ)の― 442 00:53:57,333 --> 00:53:59,300 主(あるじ)となってほしい 443 00:54:22,933 --> 00:54:26,300 提案を受け入れるんですか? 444 00:54:27,033 --> 00:54:30,900 官軍におびえず暮らせたら 何よりですが 445 00:54:31,000 --> 00:54:32,866 命あっての物種です 446 00:54:33,533 --> 00:54:34,800 そうですよ 447 00:54:35,033 --> 00:54:39,533 今 海に出るのは 死にに行くようなもの 448 00:55:02,200 --> 00:55:03,500 決めたか? 449 00:55:25,266 --> 00:55:28,033 父の唯一の遺品だ 450 00:55:30,566 --> 00:55:32,200 俺の父は― 451 00:55:34,266 --> 00:55:36,966 ヘモス将軍に仕える タムル軍だった 452 00:55:41,933 --> 00:55:44,500 ヘモス将軍が漢軍に捕まり 453 00:55:46,000 --> 00:55:49,066 タムル軍も皆殺しにされたが 454 00:55:51,066 --> 00:55:54,366 俺は母と逃げ 九死に一生を得た 455 00:55:56,833 --> 00:55:57,933 その時― 456 00:56:00,366 --> 00:56:02,966 母は父の服を脱がせ 457 00:56:04,700 --> 00:56:07,166 寒さに震える俺に着せた 458 00:56:10,666 --> 00:56:11,900 寒空の下― 459 00:56:13,033 --> 00:56:16,100 裸で捨て置かれた父の姿が 460 00:56:18,500 --> 00:56:20,500 忘れられない 461 00:56:46,200 --> 00:56:47,866 大将の言うとおり 462 00:56:49,366 --> 00:56:52,200 もう罪は犯しません 463 00:56:52,466 --> 00:56:54,166 大将にお仕えし 464 00:56:55,466 --> 00:56:58,100 父の無念を晴らします 465 00:57:36,100 --> 00:57:37,500 どうでした? 466 00:57:38,800 --> 00:57:39,966 プウィヨムが 467 00:57:41,566 --> 00:57:43,333 私の部下になった 468 00:57:48,000 --> 00:57:51,366 急いで 船を出す準備をしますが 469 00:57:51,700 --> 00:57:56,033 プウィヨムの下には 商才のある者がいません 470 00:57:56,133 --> 00:57:57,300 どうします? 471 00:58:06,966 --> 00:58:08,033 私が― 472 00:58:09,533 --> 00:58:10,766 行きます 473 00:58:15,700 --> 00:58:19,566 危険な船旅には とても耐えられません 474 00:58:20,300 --> 00:58:25,200 君長の身に何かあれば 卒本は大混乱に陥ります 475 00:58:27,166 --> 00:58:29,500 取り引きを成功させます 476 00:58:30,433 --> 00:58:33,466 私を信じて任せてください 477 01:00:00,100 --> 01:00:04,133 荒海にソソノ君長を 送り出すのは― 478 01:00:04,866 --> 01:00:06,400 気がかりです 479 01:00:10,366 --> 01:00:12,366 私も怖いのです 480 01:00:15,700 --> 01:00:17,733 恐怖に駆られたら 481 01:00:20,900 --> 01:00:23,033 流民(るみん)を率いてきた― 482 01:00:24,566 --> 01:00:26,700 大将を思い浮かべます 483 01:00:33,766 --> 01:00:37,866 無駄死にはしないので 心配いりません 484 01:00:41,400 --> 01:00:42,900 必ず戻り 485 01:00:44,866 --> 01:00:47,333 大将と大業を果たします 486 01:00:50,466 --> 01:00:52,633 大将は卒本に戻って 487 01:00:53,533 --> 01:00:55,200 民のそばに 488 01:01:20,633 --> 01:01:23,300 これが鋼鉄剣だ 489 01:01:24,633 --> 01:01:27,866 漢と扶余の鋼鉄剣をしのぐ― 490 01:01:28,266 --> 01:01:30,100 最強の剣だ 491 01:01:32,066 --> 01:01:36,933 これからはお前たちが この剣を作るんだ 492 01:01:43,600 --> 01:01:45,033 親方! 493 01:01:47,133 --> 01:01:48,766 教育中だ 494 01:01:48,866 --> 01:01:51,833 教育は後にして来てください 495 01:01:51,933 --> 01:01:54,033 さあ 早く来て 496 01:01:57,266 --> 01:01:59,566 大将が死んだという噂が 497 01:01:59,666 --> 01:02:03,733 桂婁(ケル)はむろん 卒本全体に広まってます 498 01:02:03,966 --> 01:02:08,633 このまま放っておいたら 民が動揺しますよ 499 01:02:10,233 --> 01:02:13,566 予想してたことだ 仕方ない 500 01:02:14,200 --> 01:02:17,566 大将が戻ったら 収拾するだろう 501 01:02:18,033 --> 01:02:20,200 心配しても解決しない 502 01:02:20,666 --> 01:02:24,600 そんなのんきなこと 言っちゃって 503 01:02:24,900 --> 01:02:30,700 今 卒本の君長が勢ぞろいして 会合を開いてるんですよ 504 01:02:33,333 --> 01:02:35,333 君長会合… 505 01:02:39,466 --> 01:02:44,566 漢と扶余の交易封鎖で 卒本は孤立しており 506 01:02:45,133 --> 01:02:49,866 扶余は卒本に戦争まで しかける気でいる 507 01:02:55,433 --> 01:03:00,266 チュモン大将に会い どうするのか聞きたい 508 01:03:01,300 --> 01:03:03,033 大将を呼んでくれ 509 01:03:04,200 --> 01:03:06,666 今は会えない 510 01:03:08,233 --> 01:03:10,000 会えないとは? 511 01:03:10,100 --> 01:03:13,300 本当に大将は死んだのですか 512 01:03:14,166 --> 01:03:15,666 とんでもない 513 01:03:17,000 --> 01:03:20,166 チュモン大将は死んでません 514 01:03:21,133 --> 01:03:23,400 ソソノも行方知れず 515 01:03:23,833 --> 01:03:28,100 一体どういうことか 説明してください 516 01:03:29,533 --> 01:03:31,833 大将はどこですか 517 01:03:32,466 --> 01:03:34,666 それは言えない 518 01:03:36,633 --> 01:03:42,166 大将に会えないなら 何も信じることはできん 519 01:03:46,600 --> 01:03:51,733 沸流(ピリュ)を守るという約束を 破ったのは大将だ 520 01:03:52,266 --> 01:03:54,766 部族の生きる道を探す 521 01:03:55,533 --> 01:03:56,666 行こう 522 01:04:19,600 --> 01:04:23,166 卒本を討つ前に ソンヤンの説得を 523 01:04:23,666 --> 01:04:28,400 チュモンの死を知れば 戦争を避けようとするはず 524 01:04:28,966 --> 01:04:31,733 ソンヤンに会って お戻りになるまでに 525 01:04:31,833 --> 01:04:34,166 戦争の準備を終えます 526 01:05:25,033 --> 01:05:26,700 援軍と兵糧まで― 527 01:05:27,433 --> 01:05:30,433 手にした扶余軍と 戦うなら 528 01:05:31,866 --> 01:05:34,200 勝ち目はないぞ 529 01:05:34,366 --> 01:05:38,466 テソ王子が先鋒隊を率い 卒本を攻めます 530 01:05:39,433 --> 01:05:41,400 必ず勝ちなさい 531 01:05:41,700 --> 01:05:45,466 この戦争で 国難に終止符を打つのよ 532 01:05:45,900 --> 01:05:50,866 テソ王子の先鋒隊が アクプ嶺(リョン)に到着します 533 01:05:51,033 --> 01:05:53,333 本軍ではなく先鋒隊が? 534 01:05:53,633 --> 01:05:55,200 私と共に― 535 01:05:56,866 --> 01:06:01,066 扶余軍を蹴散らそう! 536 01:06:04,300 --> 01:06:07,833 チュモンも死に 混乱している桂婁(ケル)に 537 01:06:08,000 --> 01:06:09,833 負けたのか? 538 01:06:09,933 --> 01:06:11,233 チュモンは― 539 01:06:12,533 --> 01:06:14,133 生きていました 540 01:06:16,933 --> 01:06:19,933 日本語字幕 小川 昌代