1 00:00:01,006 --> 00:00:05,006 第11話 2 00:00:17,106 --> 00:00:18,540 陽が沈むか? 3 00:00:21,440 --> 00:00:22,473 はい 4 00:00:23,506 --> 00:00:27,840 精神を集中し 西の山に沈む陽を切れ 5 00:00:31,673 --> 00:00:35,073 陽が沈み 月が出たら― 6 00:00:36,773 --> 00:00:38,140 月を切れ 7 00:00:42,173 --> 00:00:43,506 お前の剣が― 8 00:00:44,940 --> 00:00:46,973 陽と月を裂いた瞬間― 9 00:00:48,040 --> 00:00:49,673 心眼が開ける 10 00:01:19,106 --> 00:01:20,106 師匠 11 00:01:37,240 --> 00:01:39,206 硬い木で作った弓だ 12 00:01:42,173 --> 00:01:43,473 師匠がお作りに? 13 00:01:44,273 --> 00:01:45,673 気に入ったか? 14 00:01:45,940 --> 00:01:46,940 はい 15 00:01:49,373 --> 00:01:53,673 今のお前には弦(つる)を 最後まで引けぬだろうが 16 00:01:53,973 --> 00:01:58,840 気を操れるようになれば 引けるようになる 17 00:01:59,606 --> 00:02:02,773 手足のごとく一体となれ 18 00:02:03,773 --> 00:02:08,306 引けるようになったら 弓を教えてやろう 19 00:03:09,273 --> 00:03:10,273 今 お前が? 20 00:03:13,173 --> 00:03:14,073 はい 21 00:03:15,240 --> 00:03:19,106 師匠のお話どおり 弓を持った瞬間― 22 00:03:19,606 --> 00:03:22,773 自分の腕のように感じました 23 00:03:24,573 --> 00:03:25,873 もう一度 射よ 24 00:04:11,506 --> 00:04:14,406 トチの根城 25 00:04:40,373 --> 00:04:43,340 神殿の侍女だった娘だな? 26 00:04:46,173 --> 00:04:47,106 名前は? 27 00:04:48,506 --> 00:04:50,373 プヨンと申します 28 00:04:51,906 --> 00:04:53,206 プヨンか 29 00:04:55,673 --> 00:04:58,073 チュモンのせいで苦労を 30 00:04:59,406 --> 00:05:04,106 奴が王子の身分を失って 追放されたことは? 31 00:05:05,673 --> 00:05:06,873 存じません 32 00:05:09,773 --> 00:05:13,606 食うにも困って さまよっていることだろう 33 00:05:14,540 --> 00:05:18,940 お似合いの境遇だな 会ったら仲良くやれ 34 00:05:58,573 --> 00:06:01,306 驚くほど武芸の習得が早く― 35 00:06:02,673 --> 00:06:05,606 非凡な才能を持っています 36 00:06:31,440 --> 00:06:32,173 どうした 37 00:06:32,973 --> 00:06:35,273 ヨンポ王子様がトチの根城に 38 00:06:37,773 --> 00:06:41,706 兄上が何の用で トチに会ったのだ 39 00:06:42,006 --> 00:06:45,706 宮廷使者(クンジョンサジャ)と 賄賂を受けていたようです 40 00:06:50,873 --> 00:06:53,840 兄上はお前に気づいたか? 41 00:06:55,140 --> 00:06:56,073 はい 42 00:06:59,006 --> 00:07:01,606 私が根城にいたことは? 43 00:07:02,540 --> 00:07:04,473 知らないようでした 44 00:07:04,673 --> 00:07:08,373 でも そのうちに 知られてしまいます 45 00:07:13,273 --> 00:07:14,473 分かった 46 00:07:15,406 --> 00:07:18,240 心配せずに戻るんだ 47 00:07:27,206 --> 00:07:28,240 プヨン 48 00:07:34,740 --> 00:07:37,840 お前には苦労をかけているな 49 00:07:39,173 --> 00:07:42,906 いつか必ず借りは返す 50 00:07:44,340 --> 00:07:46,440 いいんです 51 00:08:21,606 --> 00:08:23,806 王妃様がお見えです 52 00:08:27,073 --> 00:08:28,906 外へ出かけるの? 53 00:08:29,240 --> 00:08:30,040 はい 54 00:08:30,140 --> 00:08:31,906 具合も悪いのに 55 00:08:32,206 --> 00:08:34,106 もう治りました 56 00:08:35,940 --> 00:08:40,606 陛下が塞いでいるそうだけど 何かあったのかしら 57 00:08:43,806 --> 00:08:46,406 酒で夜を明かしているとか 58 00:08:46,706 --> 00:08:52,306 悩んでおられる理由を 調べてちょうだい 59 00:08:53,840 --> 00:08:54,840 はい 60 00:09:03,406 --> 00:09:04,906 お呼びですか 61 00:09:06,406 --> 00:09:08,073 どこに行っていた 62 00:09:08,706 --> 00:09:12,606 我々に忠誠を尽くす者に 出会いました 63 00:09:14,273 --> 00:09:17,406 商人のトチという者です 64 00:09:17,540 --> 00:09:20,740 今後 我々の力になるでしょう 65 00:09:24,706 --> 00:09:28,940 漢(かん)との交易から ヨンタバルを外し― 66 00:09:29,073 --> 00:09:33,206 トチに任せれば 奴を利用できます 67 00:09:34,940 --> 00:09:37,540 そんな取り引きは不要だ 68 00:09:40,140 --> 00:09:41,140 兄上 69 00:09:42,140 --> 00:09:43,773 情けない奴め 70 00:10:03,140 --> 00:10:04,140 兄貴 71 00:10:06,273 --> 00:10:07,340 何か話でも? 72 00:10:07,506 --> 00:10:08,506 はい 73 00:10:08,740 --> 00:10:13,440 この前 訪ねてきた ソソノの提案の件です 74 00:10:15,506 --> 00:10:20,706 ソソノの言うとおり 商団に入っては どうでしょう 75 00:10:22,106 --> 00:10:24,506 逃げ続けるのは無理ですし 76 00:10:24,640 --> 00:10:27,140 身を守ってもらえます 77 00:10:27,706 --> 00:10:30,273 それは兄貴への提案だ 78 00:10:30,940 --> 00:10:35,140 でも兄貴が頼めば 俺たちも入れるかと 79 00:10:35,540 --> 00:10:39,740 ここで修練するにも 生活手段が必要です 80 00:10:56,606 --> 00:11:01,140 私は兄貴分の役目を 果たしていないな 81 00:11:03,873 --> 00:11:05,606 気持ちは分かった 82 00:11:05,873 --> 00:11:09,206 どうにかしてみる 83 00:11:31,273 --> 00:11:32,273 お嬢様 84 00:11:33,673 --> 00:11:34,973 どうしました 85 00:11:35,640 --> 00:11:37,273 チュモン王子です 86 00:12:07,440 --> 00:12:10,806 お嬢様に頼みがあります 87 00:12:12,873 --> 00:12:14,106 お話しください 88 00:12:18,440 --> 00:12:22,140 この者たちを 商団で雇ってください 89 00:12:26,006 --> 00:12:28,573 私を誘拐した者たちですね 90 00:12:29,806 --> 00:12:34,673 先の提案は恩人の 王子様に対してしたまで 91 00:12:39,440 --> 00:12:43,406 これまでの無礼な振る舞いは お許しを 92 00:12:44,373 --> 00:12:45,640 お許しを 93 00:12:46,973 --> 00:12:47,973 そんな 94 00:12:48,606 --> 00:12:49,773 私は… 95 00:13:45,106 --> 00:13:46,740 ここに何の用だ 96 00:13:50,006 --> 00:13:52,506 ご回復されて何よりです 97 00:13:53,006 --> 00:13:54,306 お祝いを 98 00:13:55,906 --> 00:14:01,840 そなたの持参した薬材が よく効いたのだろう 99 00:14:08,473 --> 00:14:12,306 チュモン王子様は 私の命の恩人です 100 00:14:14,473 --> 00:14:16,040 命の恩人だと? 101 00:14:16,840 --> 00:14:20,573 なぜ命の危険に さらされたのだ 102 00:14:21,006 --> 00:14:24,473 王子様 私は商人です 103 00:14:25,273 --> 00:14:28,506 商売に危険はついて回るもの 104 00:14:33,040 --> 00:14:34,240 お入りください 105 00:14:36,840 --> 00:14:39,773 私はこれで失礼します 106 00:14:40,940 --> 00:14:47,073 まだお礼も済んでいないのに お帰しできません 107 00:14:50,006 --> 00:14:51,806 お前に話がある 108 00:14:52,340 --> 00:14:53,573 入ってこい 109 00:15:02,440 --> 00:15:03,706 どうぞ 110 00:15:16,773 --> 00:15:19,040 なぜ緊張している 111 00:15:19,840 --> 00:15:21,740 いい香りだ 飲め 112 00:15:27,040 --> 00:15:30,673 どこで どう過ごしているのだ 113 00:15:31,640 --> 00:15:33,173 元気なのか? 114 00:15:36,340 --> 00:15:37,306 はい 115 00:15:38,806 --> 00:15:44,173 弟は陛下の怒りを買い 身分を失って追放された 116 00:15:45,073 --> 00:15:46,873 知っていたか? 117 00:15:49,206 --> 00:15:50,173 はい 118 00:15:51,506 --> 00:15:56,840 哀れな弟を助けたいが 陛下の命令には逆らえぬ 119 00:15:57,873 --> 00:16:01,040 そなたと縁があって幸いだ 120 00:16:02,106 --> 00:16:05,206 弟を助けてくれれば私が礼を 121 00:16:06,606 --> 00:16:08,106 仰せのとおり― 122 00:16:08,240 --> 00:16:11,406 力の及ぶ限り お助けいたします 123 00:16:20,306 --> 00:16:21,373 お嬢様 124 00:16:24,006 --> 00:16:27,873 しばらく席を 外していただけますか 125 00:16:39,873 --> 00:16:41,740 もう出てきたのか 126 00:16:42,538 --> 00:16:45,740 お二人で話があるそうです 127 00:16:49,206 --> 00:16:54,673 トチからお前を救ったのが 本当に扶余(プヨ)の第3王子なのか 128 00:16:56,006 --> 00:16:56,740 はい 129 00:17:01,973 --> 00:17:06,006 扶余(プヨ)とお前の間には 天が結んだ縁がある 130 00:17:06,440 --> 00:17:12,673 だから王子たちがお前に これほど関心を寄せるのだ 131 00:17:13,540 --> 00:17:16,606 王位を継ぐ太子なら なおよし 132 00:17:17,906 --> 00:17:20,606 第3王子とて悪くない 133 00:17:23,740 --> 00:17:25,840 縁は自分で結びます 134 00:17:26,906 --> 00:17:29,206 天の力には頼りません 135 00:17:31,440 --> 00:17:35,506 チュモン王子が 部下を商団で雇ってほしいと 136 00:17:36,806 --> 00:17:40,373 救ってくれたお礼に 受け入れても? 137 00:17:41,340 --> 00:17:43,040 好きにしろ 138 00:17:51,373 --> 00:17:55,140 話があるから ソソノを出したのだろう 139 00:17:57,040 --> 00:17:59,506 どれ 言ってみろ 140 00:18:11,273 --> 00:18:12,273 兄上 141 00:18:14,873 --> 00:18:19,273 私には兄上の前途を 脅かす力などないと― 142 00:18:19,873 --> 00:18:22,073 ご存じでしょう 143 00:18:23,440 --> 00:18:25,373 私はすべてを失い― 144 00:18:27,440 --> 00:18:29,240 力もないのに 145 00:18:30,073 --> 00:18:31,806 なぜ私を殺そうと? 146 00:18:33,340 --> 00:18:35,206 何の欲もありません 147 00:18:37,606 --> 00:18:38,806 命だけは― 148 00:18:40,273 --> 00:18:42,006 お助けください 149 00:18:45,140 --> 00:18:48,740 殺そうとする理由が 分からぬと? 150 00:18:52,806 --> 00:18:58,140 確かにお前には 私の前途を脅かす力などない 151 00:18:58,973 --> 00:19:04,206 お前が私の妨げに なるからでは ないのだ 152 00:19:05,140 --> 00:19:09,040 むしろ力があるなら 重んじたろう 153 00:19:12,140 --> 00:19:17,073 この20年間 取るに足りないお前ら母子が 154 00:19:17,606 --> 00:19:21,606 母上と私に与えた苦痛を 考えたことが? 155 00:19:26,406 --> 00:19:29,606 お前たちが 宮殿に来てからは― 156 00:19:30,073 --> 00:19:35,740 妃として愛されるべき母上は 抜け殻のように暮らし 157 00:19:36,440 --> 00:19:41,006 私とヨンポは 陛下の関心の外で育った 158 00:19:43,040 --> 00:19:46,940 陛下の愛と庇護(ひご)の下にいた お前たちに 159 00:19:47,673 --> 00:19:51,906 母上と私の苦しみが 分かるはずはない 160 00:19:54,873 --> 00:19:57,673 陛下を恨みもしたが 161 00:19:59,440 --> 00:20:01,840 お前たちの存在こそが 162 00:20:02,373 --> 00:20:06,606 母上と私の 苦しみの根源だったのだ 163 00:20:08,840 --> 00:20:09,873 兄上 164 00:20:12,406 --> 00:20:18,206 陛下の関心と愛を受けても 代償は十分に払いました 165 00:20:20,406 --> 00:20:25,140 私を侮辱し 痛めつけたことをお忘れに? 166 00:20:25,806 --> 00:20:27,040 私の母も― 167 00:20:28,073 --> 00:20:31,073 王妃様に 苦しめられていました 168 00:20:31,206 --> 00:20:33,506 こやつめ 何を言う! 169 00:20:33,640 --> 00:20:34,573 兄上 170 00:20:35,606 --> 00:20:38,873 私が選んだ人生では ありません 171 00:20:40,540 --> 00:20:45,873 定められた運命なのに なぜ私に責任を取れと? 172 00:20:46,040 --> 00:20:47,040 兄上 173 00:20:48,673 --> 00:20:54,073 私たちは母親が違っても 兄弟ではありませんか 174 00:20:55,840 --> 00:21:00,506 どうか心に積もった恨みは 忘れてください 175 00:21:03,740 --> 00:21:05,006 命だけは― 176 00:21:05,973 --> 00:21:07,506 お助けください 177 00:21:14,673 --> 00:21:16,873 怖がることはない 178 00:21:17,773 --> 00:21:22,473 今後はお前を殺そうと 無駄な力は使わん 179 00:21:25,273 --> 00:21:29,340 お前のいない間 私は陛下の命を受け 180 00:21:29,473 --> 00:21:33,506 外交と情報収集を担う 典客府(チョンゲクプ)を任され 181 00:21:33,640 --> 00:21:36,740 ヨンポは軍の統帥権を 手に入れた 182 00:21:38,106 --> 00:21:44,440 権力を得たからには お前など気にする価値もない 183 00:21:50,540 --> 00:21:53,373 だが肝に銘じておけ 184 00:21:55,440 --> 00:21:58,406 今度 私の怒りに触れたら― 185 00:21:59,340 --> 00:22:00,540 その時は― 186 00:22:01,473 --> 00:22:04,106 絶対に許さん 187 00:22:25,106 --> 00:22:26,140 父さん 188 00:22:30,706 --> 00:22:32,473 新入りです 189 00:22:34,206 --> 00:22:39,106 お嬢様を誘拐した奴らを 使えって? 190 00:22:39,706 --> 00:22:41,473 誰が決めたんだ 191 00:22:42,940 --> 00:22:44,406 君長様です 192 00:22:46,173 --> 00:22:47,006 そうか 193 00:22:48,873 --> 00:22:50,740 お仕えする行首(ヘンス)様だ 194 00:22:51,340 --> 00:22:52,606 指示に従え 195 00:22:53,406 --> 00:22:54,440 はい 196 00:23:01,440 --> 00:23:05,773 見かけからして 役に立たなさそうだな 197 00:23:06,673 --> 00:23:08,473 中身も見てください 198 00:23:09,573 --> 00:23:13,273 力だけは あります 何でもお申しつけを 199 00:23:17,306 --> 00:23:18,073 お前 200 00:23:20,973 --> 00:23:21,840 俺ですか? 201 00:23:22,940 --> 00:23:24,040 名前は? 202 00:23:24,940 --> 00:23:25,906 ヒョッポです 203 00:23:34,806 --> 00:23:36,106 男ですか? 204 00:23:36,773 --> 00:23:39,506 男か女か俺もまだ分からん 205 00:23:39,873 --> 00:23:41,473 確認してみろ 206 00:23:43,773 --> 00:23:45,206 好かれたな 207 00:23:45,306 --> 00:23:46,506 そうみたいだ 208 00:23:48,340 --> 00:23:49,506 頑張れよ 209 00:24:02,106 --> 00:24:06,073 お前のいない間 私は陛下の命を受け 210 00:24:06,306 --> 00:24:10,340 外交と情報収集を担う 典客府(チョンゲクプ)を任され 211 00:24:10,440 --> 00:24:13,473 ヨンポは軍の統帥権を 手に入れた 212 00:24:14,906 --> 00:24:21,006 権力を得たからには お前など気にする価値もない 213 00:24:23,440 --> 00:24:27,640 お前と私は いじめとねたみを受け 214 00:24:28,206 --> 00:24:30,673 小さくなっていたけれど 215 00:24:31,106 --> 00:24:32,740 これからは違う 216 00:24:35,340 --> 00:24:38,573 私はお前を扶余(プヨ)の太子にして 217 00:24:38,673 --> 00:24:40,273 王位を継がせます 218 00:24:49,073 --> 00:24:51,706 なぜ眠れないのだ 219 00:24:56,740 --> 00:24:58,240 お休みでは? 220 00:25:01,873 --> 00:25:06,040 私が眠っていないと なぜ分かったのですか 221 00:25:10,673 --> 00:25:11,906 今では― 222 00:25:13,673 --> 00:25:17,740 お前の息遣いだけで すべてが分かる 223 00:25:19,506 --> 00:25:21,640 何か心配事でも? 224 00:25:26,706 --> 00:25:29,506 心配事ばかりのお前に― 225 00:25:30,840 --> 00:25:32,973 くだらんことを聞いたな 226 00:25:36,406 --> 00:25:37,573 だが― 227 00:25:38,940 --> 00:25:42,540 修練中は心を静めるべきだ 228 00:25:43,373 --> 00:25:46,673 いつまでも気にかけるな 229 00:25:49,906 --> 00:25:53,640 心を静める方法を 教えてください 230 00:25:55,406 --> 00:25:56,806 どうしても― 231 00:25:57,873 --> 00:26:00,206 落ち着かないのです 232 00:26:01,940 --> 00:26:06,606 お前の剣で 陽と月を切る前に― 233 00:26:08,206 --> 00:26:10,473 しがらみを断ち切れ 234 00:26:15,840 --> 00:26:17,940 お前の苦しみの元凶は― 235 00:26:19,273 --> 00:26:22,540 しがらみに とらわれていることだ 236 00:26:35,173 --> 00:26:37,240 やってらんねえよ 237 00:26:38,440 --> 00:26:40,273 始めたばかりで何だよ 238 00:26:40,640 --> 00:26:43,906 こんな仕事 死んでも無理だ 239 00:26:44,606 --> 00:26:45,573 ついてこい 240 00:26:45,673 --> 00:26:47,040 どこ行くんだ 241 00:26:47,440 --> 00:26:49,140 いいから来いよ 242 00:26:53,140 --> 00:26:54,140 行こう 243 00:26:55,873 --> 00:26:58,740 仕事もせずにどこ行くんだ 244 00:26:58,873 --> 00:27:00,440 おい お前ら 245 00:27:01,906 --> 00:27:04,473 まったく厄介な奴らだな 246 00:27:30,273 --> 00:27:31,273 あの… 247 00:27:31,373 --> 00:27:32,406 何の用だ 248 00:27:33,506 --> 00:27:35,040 お話があります 249 00:27:36,506 --> 00:27:37,706 言ってみろ 250 00:27:38,340 --> 00:27:43,206 人間は自分の能力に適した 仕事をすべきです 251 00:27:45,606 --> 00:27:46,440 それで? 252 00:27:46,940 --> 00:27:51,740 俺たちに適した仕事は 荷物運びではなく― 253 00:27:52,873 --> 00:27:55,673 商団の護衛兵だと思います 254 00:27:57,406 --> 00:27:59,140 それほどの能力が? 255 00:28:01,240 --> 00:28:02,306 オイ 256 00:28:03,240 --> 00:28:04,140 はい 兄貴 257 00:28:06,006 --> 00:28:06,806 サンソン 258 00:28:07,340 --> 00:28:08,106 はい 259 00:28:09,706 --> 00:28:11,340 対戦してみろ 260 00:29:18,806 --> 00:29:19,806 どうですか 261 00:29:24,273 --> 00:29:26,740 ヒョッポ 見せてやれ 262 00:29:51,773 --> 00:29:56,273 扶余で奴ほど力のある者は いないでしょう 263 00:29:57,273 --> 00:29:58,873 お前は何の能力が? 264 00:30:01,873 --> 00:30:04,306 剣や力があっても― 265 00:30:04,673 --> 00:30:06,740 頭が使えなきゃ 266 00:30:07,573 --> 00:30:10,873 護衛兵なら 知略に長けてないと 267 00:30:15,673 --> 00:30:16,673 分かった 268 00:30:17,340 --> 00:30:18,906 認めよう 269 00:30:20,640 --> 00:30:24,573 今日からは護衛兵として働け 270 00:30:44,506 --> 00:30:45,773 何してんだよ 271 00:30:46,640 --> 00:30:48,873 俺たちは商団の一員だ 272 00:30:49,773 --> 00:30:53,306 そうだよ ビビることねえ 273 00:31:05,940 --> 00:31:09,973 白昼堂々 町を歩くとは イカれたか? 274 00:31:12,006 --> 00:31:13,740 歩いて何が悪い 275 00:31:16,440 --> 00:31:18,473 こいつらを捕らえろ 276 00:31:22,340 --> 00:31:23,073 何だ 277 00:31:23,473 --> 00:31:26,906 俺たちは ヨンタバル商団の護衛兵だ 278 00:31:27,040 --> 00:31:31,773 手を出したら 商団への宣戦布告と見なすぞ 279 00:31:38,506 --> 00:31:39,806 何だと? 280 00:31:40,073 --> 00:31:43,506 奴らが ヨンタバル商団の護衛兵に 281 00:31:46,173 --> 00:31:48,540 こざかしい奴らめ 282 00:31:50,840 --> 00:31:53,106 今に見てろ 283 00:31:59,940 --> 00:32:02,973 大将軍(テジャングン)フクチ 参りました 284 00:32:04,306 --> 00:32:05,473 大将軍(テジャングン) 285 00:32:05,573 --> 00:32:06,740 はい 陛下 286 00:32:08,006 --> 00:32:09,840 今から言う話は― 287 00:32:10,573 --> 00:32:13,473 大将軍(テジャングン)と私だけの秘密に 288 00:32:17,206 --> 00:32:19,373 私が牢獄を訪れた時― 289 00:32:20,140 --> 00:32:23,906 囚人は皆殺しにされたと 聞いたが 290 00:32:24,740 --> 00:32:27,306 逃げ出した者がおる 291 00:32:31,406 --> 00:32:32,973 ヘモス将軍だ 292 00:32:34,873 --> 00:32:39,473 陛下 ヘモス将軍は とうに死んでおります 293 00:32:40,873 --> 00:32:42,173 生きている 294 00:32:42,673 --> 00:32:44,206 間違いない 295 00:32:45,140 --> 00:32:49,173 扶余のどこかに 身を潜めている 296 00:32:49,906 --> 00:32:50,973 大将軍 297 00:32:52,006 --> 00:32:54,006 ヘモス将軍を捜すのだ 298 00:32:58,073 --> 00:32:59,240 今から― 299 00:32:59,606 --> 00:33:01,340 行くべき所がある 300 00:33:02,240 --> 00:33:05,073 ある屈強な囚人を捜す 301 00:33:05,640 --> 00:33:08,106 ただし内密に進めろ 302 00:33:15,840 --> 00:33:17,606 今 何と? 303 00:33:18,940 --> 00:33:22,073 ヘモスを殺そうとしました 304 00:33:24,506 --> 00:33:25,940 殺したのですか? 305 00:33:26,940 --> 00:33:29,106 しくじりました 306 00:33:30,606 --> 00:33:32,673 どういうつもりですか 307 00:33:33,540 --> 00:33:36,706 殺すなら私が 手を下しています 308 00:33:37,306 --> 00:33:42,940 ヘモスは命尽きるまで 生かしておかねばなりません 309 00:33:43,373 --> 00:33:49,473 大将軍が陛下の命令で ヘモスを捜しています 310 00:33:50,440 --> 00:33:52,706 何事にも冷静な陛下が 311 00:33:52,840 --> 00:33:56,572 ヘモスのこととなると 平常心を失うのですぞ 312 00:33:59,806 --> 00:34:03,639 ヘモスの精気は 消滅したとおっしゃるが 313 00:34:03,973 --> 00:34:05,406 ならば なぜ― 314 00:34:05,540 --> 00:34:09,639 巫女(みこ)様の神通力でも 捜し出せないのですか 315 00:34:14,506 --> 00:34:16,840 陛下とヘモスは― 316 00:34:19,006 --> 00:34:22,173 絶対に会っては ならぬのです 317 00:34:39,706 --> 00:34:40,806 お呼びですか 318 00:34:41,640 --> 00:34:45,006 巫女 ヨミウルの動きを 把握しておけ 319 00:34:47,273 --> 00:34:50,506 ささいなことも見逃すな 320 00:34:51,140 --> 00:34:52,006 はい 321 00:35:03,806 --> 00:35:05,340 チョルラン 322 00:35:13,206 --> 00:35:14,606 ピョリハを呼んで 323 00:35:34,873 --> 00:35:36,340 チョルランです 324 00:35:38,840 --> 00:35:40,273 入りなさい 325 00:35:50,506 --> 00:35:51,706 ピョリハ 326 00:35:53,206 --> 00:35:55,840 お前の神通力が必要だ 327 00:35:58,240 --> 00:36:02,540 今 どこかに 扶余の太陽を遮る気がある 328 00:36:04,006 --> 00:36:05,740 どこにあるのか― 329 00:36:07,006 --> 00:36:08,506 捜すのです 330 00:36:42,073 --> 00:36:43,340 そのままに 331 00:36:50,906 --> 00:36:52,073 捜せたか? 332 00:36:55,573 --> 00:36:56,673 どこなのだ 333 00:36:57,706 --> 00:36:59,140 チョンム山 334 00:37:05,006 --> 00:37:08,140 チョンム山 335 00:37:23,673 --> 00:37:24,773 誰だ 336 00:37:25,640 --> 00:37:27,773 扶余の巫女 ヨミウルです 337 00:37:29,073 --> 00:37:32,206 私1人です お収めください 338 00:37:46,173 --> 00:37:47,940 クムワの使いか? 339 00:37:49,073 --> 00:37:52,340 陛下はご存じありません 340 00:37:56,106 --> 00:37:57,473 ならば― 341 00:37:58,840 --> 00:38:01,773 なぜ俺を訪ねてくるのだ 342 00:38:03,140 --> 00:38:04,606 ヘモス様と私の― 343 00:38:05,106 --> 00:38:07,673 悪縁を切るためです 344 00:38:08,740 --> 00:38:10,073 悪縁? 345 00:38:11,640 --> 00:38:13,373 俺と巫女の間に― 346 00:38:14,173 --> 00:38:16,440 何の悪縁があるのだ 347 00:38:21,806 --> 00:38:23,573 この20年間― 348 00:38:24,473 --> 00:38:26,640 ヘモス様を監禁したのは― 349 00:38:27,706 --> 00:38:29,173 私です 350 00:38:34,840 --> 00:38:38,306 扶余のための措置でした 351 00:38:41,006 --> 00:38:46,006 扶余のために 俺を監禁しただと? 352 00:38:47,840 --> 00:38:50,206 本当に扶余のためにか? 353 00:38:52,206 --> 00:38:55,706 ヘモス様は古朝鮮(コジョソン)の 流民(るみん)たちの英雄 354 00:38:56,273 --> 00:39:00,940 同時に扶余の太陽を遮る 暗雲でした 355 00:39:02,940 --> 00:39:06,140 なぜ俺が 扶余の太陽を遮ると? 356 00:39:07,506 --> 00:39:08,840 俺がなぜ… 357 00:39:10,640 --> 00:39:14,506 ヘモス様が 大業を成し遂げれば 358 00:39:14,873 --> 00:39:18,840 扶余はヘモス様の陰(かげ)に 覆われたことでしょう 359 00:39:23,806 --> 00:39:29,706 扶余の混乱と漢との戦争を 避けるため ヘモス様を監禁し 360 00:39:31,173 --> 00:39:35,640 命が尽きるのを 待っていました 361 00:39:44,306 --> 00:39:46,540 クムワも知っているのか? 362 00:39:49,740 --> 00:39:54,306 ヘモス様をご自身の命同然に お考えの陛下が 363 00:39:54,773 --> 00:39:57,106 容認するはずなど 364 00:40:00,273 --> 00:40:02,240 ご存じありません 365 00:40:08,073 --> 00:40:13,506 ヘモス様が牢獄を 抜け出たのも運命です 366 00:40:15,673 --> 00:40:18,006 しかし ヘモス様が 現れれば― 367 00:40:19,440 --> 00:40:23,640 長い間 平穏だった扶余は 混乱に陥り 368 00:40:23,740 --> 00:40:26,473 漢と戦争になる可能性も 369 00:40:30,473 --> 00:40:31,806 ヘモス様 370 00:40:33,273 --> 00:40:34,906 扶余を離れ― 371 00:40:36,673 --> 00:40:39,140 二度と現れないでください 372 00:40:46,406 --> 00:40:50,806 これは扶余を守る 天地の神のご意志です 373 00:40:57,173 --> 00:41:01,106 漢との戦争を避けるため 去れというなら― 374 00:41:02,573 --> 00:41:06,273 神の意志とて 従うことは できない 375 00:41:11,173 --> 00:41:13,306 クムワに会わねば 376 00:41:19,706 --> 00:41:22,340 クムワも同じ考えなら― 377 00:41:24,140 --> 00:41:25,840 俺は扶余を去り 378 00:41:26,773 --> 00:41:28,940 二度と現れない 379 00:41:29,906 --> 00:41:31,273 ヘモス様 380 00:41:34,140 --> 00:41:36,240 ヘモス様が陛下に会えば― 381 00:41:37,373 --> 00:41:42,306 ある女性の古傷が うずいてしまいます 382 00:41:49,506 --> 00:41:50,973 ユファ様は― 383 00:41:52,306 --> 00:41:54,440 陛下の側室に 384 00:42:04,940 --> 00:42:06,073 私は― 385 00:42:08,440 --> 00:42:09,973 母親の違う― 386 00:42:11,440 --> 00:42:13,240 クムワ王の三男 387 00:42:14,173 --> 00:42:15,540 チュモンです 388 00:42:21,573 --> 00:42:23,406 息子の名は― 389 00:42:26,940 --> 00:42:28,306 チュモンか? 390 00:42:35,506 --> 00:42:37,373 なぜ それを? 391 00:42:48,740 --> 00:42:53,506 ヨミウル様はチョンム山で ヘモスという者と対面を 392 00:43:06,273 --> 00:43:10,006 太子殿下 プドゥクプルです 393 00:43:11,473 --> 00:43:12,640 どうぞ 394 00:43:16,506 --> 00:43:18,340 帰ったのでは? 395 00:43:19,273 --> 00:43:22,540 お話があって戻ってきました 396 00:43:24,506 --> 00:43:25,740 おかけに 397 00:43:32,740 --> 00:43:33,973 何の話だ 398 00:43:36,906 --> 00:43:37,906 もしや― 399 00:43:39,006 --> 00:43:42,640 ヘモスという名を 聞いたことは? 400 00:43:44,773 --> 00:43:46,406 ヘモスといえば― 401 00:43:46,806 --> 00:43:50,073 20年前 タムル軍を 率いた将軍だ 402 00:43:51,140 --> 00:43:53,706 扶余と他部族を糾合したが 403 00:43:53,840 --> 00:43:57,340 漢との戦争を起こせず 死んだと聞いた 404 00:43:59,206 --> 00:44:01,106 そのヘモスが 405 00:44:01,406 --> 00:44:07,206 陛下の無二の親友で 同志だったのは ご存じですか 406 00:44:12,740 --> 00:44:15,406 そしてヘモスの恋人が― 407 00:44:16,673 --> 00:44:19,606 ユファ夫人だったのです 408 00:45:01,840 --> 00:45:03,773 申し上げにくいのですが 409 00:45:06,240 --> 00:45:08,006 どうやらヘモス様は― 410 00:45:09,640 --> 00:45:14,906 私が死ぬまで 心から消えないようです 411 00:45:15,940 --> 00:45:17,806 お許しください 412 00:45:22,106 --> 00:45:24,673 当時 漢との戦争を控え 413 00:45:24,773 --> 00:45:28,006 陛下は意を決しておられた 414 00:45:28,373 --> 00:45:31,273 しかし戦争に勝ったとしても 415 00:45:31,373 --> 00:45:33,806 その手柄は王室ではなく 416 00:45:33,906 --> 00:45:37,340 ヘモスに帰するのは 明らかでした 417 00:45:40,406 --> 00:45:45,173 先王が忠告を聞き入れ 戦争をとりやめたのは― 418 00:45:45,273 --> 00:45:48,973 扶余にとって実に幸いだった 419 00:45:49,340 --> 00:45:55,140 陛下は漢に送られるヘモスを 救おうとして失敗し― 420 00:45:56,740 --> 00:46:00,173 ヘモスは死にました 421 00:46:01,740 --> 00:46:07,340 父上が漢に対し強硬な理由が ようやく分かった 422 00:46:08,306 --> 00:46:11,606 命に等しい同志を 失ったのだから 423 00:46:11,740 --> 00:46:14,540 漢を敵対視するのも当然だ 424 00:46:15,706 --> 00:46:16,906 殿下 425 00:46:19,706 --> 00:46:21,673 そのヘモスが― 426 00:46:23,740 --> 00:46:25,940 生きているのです 427 00:46:41,406 --> 00:46:42,673 ヘモス様 428 00:46:45,173 --> 00:46:47,140 ヘモス様が陛下に会えば― 429 00:46:48,040 --> 00:46:53,740 ある女性の古傷が うずいてしまいます 430 00:47:00,040 --> 00:47:01,573 ユファ様は― 431 00:47:02,706 --> 00:47:05,106 陛下の側室に 432 00:47:29,540 --> 00:47:31,440 ヨミウルの言うとおり― 433 00:47:32,406 --> 00:47:34,306 扶余を離れよう 434 00:47:36,273 --> 00:47:37,806 だが発つ前に― 435 00:47:39,673 --> 00:47:41,173 頼みがある 436 00:47:43,906 --> 00:47:45,573 お話しください 437 00:47:47,740 --> 00:47:50,206 ユファ姫に会わせてくれ 438 00:47:57,973 --> 00:47:59,873 陛下がお見えです 439 00:48:01,140 --> 00:48:02,306 お通しして 440 00:48:09,240 --> 00:48:10,973 どうなさいました 441 00:48:30,673 --> 00:48:32,006 ヨミウル 442 00:48:32,840 --> 00:48:34,340 はい 陛下 443 00:48:35,940 --> 00:48:38,873 私は愚か者のようだ 444 00:48:41,806 --> 00:48:46,173 ヘモスが見つかることを 望んでいるのか 445 00:48:46,306 --> 00:48:48,373 望んでいないのか 446 00:48:50,506 --> 00:48:53,040 自分の心が分からない 447 00:48:57,873 --> 00:48:59,073 陛下 448 00:48:59,606 --> 00:49:03,540 ユファ夫人とのご縁は 天に委ねてください 449 00:49:05,040 --> 00:49:07,573 そうすべきだな 450 00:49:08,740 --> 00:49:13,106 縁というものは 人の思うままにならぬ 451 00:49:32,340 --> 00:49:35,073 万一 陛下がヘモスに会えば 452 00:49:35,240 --> 00:49:39,240 今までの苦しみを 償おうとなさるでしょう 453 00:49:39,706 --> 00:49:45,406 扶余に服属した流民も 再びヘモスの下に集結するはず 454 00:49:47,173 --> 00:49:52,473 奴は陛下だけでなく 王位を継ぐ殿下にとっても 455 00:49:52,606 --> 00:49:57,506 大きな脅威となることを 肝に銘じるべきです 456 00:49:59,973 --> 00:50:02,140 どうすればよいのだ 457 00:50:03,873 --> 00:50:05,440 殿下が― 458 00:50:09,140 --> 00:50:13,773 ヘモスを始末しなければ なりません 459 00:50:21,940 --> 00:50:24,873 テソ王子様がお見えです 460 00:50:25,006 --> 00:50:26,706 通しなさい 461 00:50:31,840 --> 00:50:33,906 夜遅くにどうしたの 462 00:50:34,406 --> 00:50:36,406 折り入ってお話が 463 00:50:36,706 --> 00:50:38,640 お酒のご用意を? 464 00:50:38,973 --> 00:50:41,306 結構だ 下がってよい 465 00:50:44,873 --> 00:50:47,306 一体 何の話なの? 466 00:50:48,006 --> 00:50:49,040 母上 467 00:50:50,106 --> 00:50:52,006 ヘモス将軍を? 468 00:50:54,006 --> 00:50:55,273 ヘモス? 469 00:50:56,673 --> 00:50:58,040 ご存じですか 470 00:50:58,440 --> 00:50:59,706 もちろんよ 471 00:50:59,940 --> 00:51:04,040 お前の口から聞くとは 思わなかったけど 472 00:51:05,240 --> 00:51:06,340 では― 473 00:51:06,940 --> 00:51:11,006 ユファ夫人が 将軍と恋仲だったことも? 474 00:51:14,040 --> 00:51:15,273 知ってるわ 475 00:51:15,540 --> 00:51:19,873 なぜ陛下の側室に なったのですか 476 00:51:20,940 --> 00:51:24,773 陛下は ヘモスの親友だったから 477 00:51:25,006 --> 00:51:27,173 ユファを引き取ったの 478 00:51:32,740 --> 00:51:33,640 テソ 479 00:51:34,673 --> 00:51:35,840 はい 母上 480 00:51:37,340 --> 00:51:41,540 チュモンは陛下のお子では ないかもしれない 481 00:51:42,673 --> 00:51:45,873 当人にしか分からないけど 482 00:51:46,340 --> 00:51:49,706 ヘモスの子かもしれないの 483 00:51:53,840 --> 00:51:56,240 あくまで私の推測だから― 484 00:51:56,740 --> 00:51:59,006 口外しては ならないわ 485 00:52:01,773 --> 00:52:02,873 はい 486 00:52:25,373 --> 00:52:27,273 ムドク ムドク 487 00:52:29,773 --> 00:52:32,573 お兄様 どうなってるの 488 00:52:33,340 --> 00:52:35,140 なぜ牢獄は閉鎖に? 489 00:52:35,373 --> 00:52:37,040 話せば長いんだ 490 00:52:37,373 --> 00:52:40,340 実は俺にもわけが分からん 491 00:52:40,573 --> 00:52:41,440 ところで― 492 00:52:42,040 --> 00:52:43,273 あのチュモが… 493 00:52:44,906 --> 00:52:47,973 王子だとなぜ言わなかった 494 00:52:49,840 --> 00:52:53,640 身分を明かすなという ご命令だったの 495 00:52:55,373 --> 00:52:58,406 ともかくチュモンのせいで 496 00:52:58,673 --> 00:53:01,573 俺はひどい身の上に なっちまった 497 00:53:02,106 --> 00:53:04,773 王子様の居場所と安否は? 498 00:53:06,606 --> 00:53:08,506 居場所は言えん 499 00:53:08,673 --> 00:53:12,106 無事だということだけ 知っておけ 500 00:53:15,273 --> 00:53:16,140 おい 501 00:53:16,773 --> 00:53:18,840 俺の話を聞いてたか? 502 00:53:19,206 --> 00:53:22,606 王子のせいで ひどい身の上なんだよ 503 00:53:28,740 --> 00:53:30,340 そう これだよ 504 00:53:30,440 --> 00:53:34,440 俺は追われる身だから しばらくは来るな 505 00:53:34,573 --> 00:53:35,740 じゃあな 506 00:53:36,973 --> 00:53:39,540 ご無事だそうです 507 00:53:40,140 --> 00:53:43,640 一体 何をやって 追われているの? 508 00:53:44,440 --> 00:53:48,340 牢獄を襲った者の正体は 分からないと 509 00:53:51,073 --> 00:53:52,273 ユファ様 510 00:53:54,540 --> 00:53:59,540 陛下に王子様を宮殿に 戻すよう申し上げては? 511 00:53:59,873 --> 00:54:04,673 今はご無事でも また危険な目に遭う可能性も 512 00:54:06,106 --> 00:54:10,306 私はあの子を 崖っぷちに追いやったのよ 513 00:54:11,306 --> 00:54:13,173 たくましく育てるの 514 00:54:13,873 --> 00:54:15,973 どんな困難があろうと― 515 00:54:16,873 --> 00:54:20,140 生きて大業を遂げさせねば 516 00:54:57,540 --> 00:54:58,440 親方 517 00:54:59,740 --> 00:55:00,806 親方 518 00:55:01,740 --> 00:55:02,873 どうした 519 00:55:03,106 --> 00:55:04,240 それが… 520 00:55:05,173 --> 00:55:06,373 さっさと言え 521 00:55:09,440 --> 00:55:11,540 ヨンポ王子様が剣を… 522 00:55:13,073 --> 00:55:14,006 何だと? 523 00:55:20,940 --> 00:55:22,340 すばらしい 524 00:55:23,273 --> 00:55:24,540 持っていけ 525 00:55:27,506 --> 00:55:28,540 開けろ 526 00:55:37,540 --> 00:55:39,406 何をしているのですか 527 00:55:40,606 --> 00:55:43,540 見て分からぬか? 528 00:55:43,906 --> 00:55:48,373 許可もなしに武器を 持ち出してはなりません 529 00:55:50,806 --> 00:55:54,006 鉄器工場の頭(かしら)はお前でも 530 00:55:54,173 --> 00:55:57,340 監督するのはヨンポ王子様だ 531 00:55:57,773 --> 00:56:00,673 黙って知らぬふりをしろ 532 00:56:01,406 --> 00:56:04,973 もし むやみなことを 言ったら― 533 00:56:06,673 --> 00:56:08,440 首をはねるぞ 534 00:56:13,940 --> 00:56:15,473 持っていけ 535 00:56:18,040 --> 00:56:19,606 今 何と言った 536 00:56:20,440 --> 00:56:24,540 トチが扶余の鉄器工場の 武器で取り引きを 537 00:56:25,706 --> 00:56:29,206 どんな手を使って 横流しさせたのだ 538 00:56:29,740 --> 00:56:34,240 宮廷使者(クンジョンサジャ)とヨンポ王子を 引き入れたようです 539 00:56:36,373 --> 00:56:37,373 君長様 540 00:56:38,006 --> 00:56:41,106 テソ王子に報告し 阻止すべきでは? 541 00:56:41,606 --> 00:56:42,673 いいのだ 542 00:56:45,206 --> 00:56:47,006 様子を見よう 543 00:56:56,706 --> 00:56:59,906 牢獄で感じられたと 思いますが 544 00:57:00,006 --> 00:57:04,273 ヘモスは目が見えずとも 希代の達人 545 00:57:04,873 --> 00:57:09,473 うかつに手を出せば 失敗するやもしれません 546 00:57:17,173 --> 00:57:18,273 お呼びですか 547 00:57:23,873 --> 00:57:25,406 話がある 548 00:57:27,273 --> 00:57:28,306 どうぞ 549 00:57:30,040 --> 00:57:33,473 兵を動員してほしい 550 00:57:36,773 --> 00:57:38,940 統帥権は私にありますが 551 00:57:39,073 --> 00:57:41,906 動かす時は陛下に報告せねば 552 00:57:43,373 --> 00:57:45,740 陛下に知られぬよう― 553 00:57:47,206 --> 00:57:50,940 内密に兵士を200人そろえろ 554 00:58:03,773 --> 00:58:06,506 巫女様がお見えです 555 00:58:08,206 --> 00:58:09,573 お通しして 556 00:58:16,673 --> 00:58:20,606 わざわざこちらまで 何のご用でしょう 557 00:58:21,606 --> 00:58:23,440 ご同行 願えますか 558 00:58:26,906 --> 00:58:28,573 宮殿の外です 559 00:58:28,940 --> 00:58:30,440 ご支度を 560 00:58:42,640 --> 00:58:44,540 一体 どちらへ? 561 00:58:45,640 --> 00:58:47,340 行けば分かります 562 00:59:06,140 --> 00:59:08,940 心して聞いてください 563 00:59:12,273 --> 00:59:13,373 まもなく― 564 00:59:14,040 --> 00:59:18,506 ユファ様の 思い続けた方が来ます 565 00:59:22,340 --> 00:59:26,973 その方と会ったことは ユファ様と私だけの秘密に 566 00:59:28,073 --> 00:59:30,640 必ずお守りください 567 00:59:35,773 --> 00:59:39,106 私は ふもとで お待ちしております 568 01:01:16,373 --> 01:01:17,740 ヘモス様に― 569 01:01:19,540 --> 01:01:21,240 お会いしました 570 01:01:22,406 --> 01:01:23,573 その子の名は― 571 01:01:23,673 --> 01:01:26,906 弓の名手だった ヘモス様に似るよう― 572 01:01:27,973 --> 01:01:29,406 チュモンとつけました 573 01:01:29,640 --> 01:01:30,873 チュモン 574 01:01:31,173 --> 01:01:31,840 はい 575 01:01:32,173 --> 01:01:36,306 かつて俺は大業をと 意気込んだが 576 01:01:36,406 --> 01:01:40,506 1人の女性すら 守ることができなかった 577 01:01:41,473 --> 01:01:42,473 お前は― 578 01:01:43,906 --> 01:01:45,873 そんな男になるな 579 01:01:46,006 --> 01:01:51,340 ヘモス様と共に 余生を送りたいのです 580 01:01:51,906 --> 01:01:53,606 行かせてください 581 01:01:54,373 --> 01:01:56,073 母上も心配なさるはずだ 582 01:01:56,873 --> 01:01:58,340 お会いしてこい 583 01:01:59,206 --> 01:02:00,140 チュモン 584 01:02:00,473 --> 01:02:01,706 師匠! 585 01:02:02,073 --> 01:02:03,273 急ぐことはない 586 01:02:04,373 --> 01:02:05,673 ゆっくりと 587 01:02:05,973 --> 01:02:07,273 ゆっくり… 588 01:02:07,873 --> 01:02:10,873 日本語字幕 朴 理恵