1 00:00:00,860 --> 00:00:04,860 第20話 2 00:00:11,860 --> 00:00:15,293 競い合いで優位に立つには― 3 00:00:15,660 --> 00:00:19,426 鋼鉄の武器を開発するのが 一番 重要だと 4 00:00:20,726 --> 00:00:23,193 それでモパルモと一緒に― 5 00:00:24,026 --> 00:00:26,093 炒鋼(チョガン)法を解明しています 6 00:00:38,093 --> 00:00:42,326 地に落ちていた 私の威信が回復できた 7 00:00:42,793 --> 00:00:43,960 礼を言うぞ 8 00:00:44,060 --> 00:00:46,460 そんな水臭いことを 9 00:00:46,560 --> 00:00:47,693 私は― 10 00:00:48,160 --> 00:00:52,893 王子様のためなら 命を捧げる覚悟もできてます 11 00:00:53,526 --> 00:00:54,660 トチ 12 00:00:55,460 --> 00:00:56,826 はい 13 00:00:57,293 --> 00:00:59,826 見え透いたことを言うな 14 00:01:00,226 --> 00:01:02,793 お前の腹はお見通しだ 15 00:01:03,793 --> 00:01:07,160 私は単純で無知な奴ではない 16 00:01:09,293 --> 00:01:13,360 王子様をそう思う 人間などいません 17 00:01:14,893 --> 00:01:18,526 テソ兄上も今回は私を認めた 18 00:01:20,093 --> 00:01:24,393 私の頭も使えると やっと分かっただろう 19 00:01:24,893 --> 00:01:28,060 王子様ほど 知略に富んだ方なら 20 00:01:28,160 --> 00:01:32,660 太子となる資格が 十分にあります 21 00:01:34,293 --> 00:01:35,960 本当にそう思うか 22 00:01:36,526 --> 00:01:37,926 はい 王子様 23 00:01:40,493 --> 00:01:45,360 私は この勝負の戦略を 変えることにした 24 00:01:47,226 --> 00:01:48,793 どのように? 25 00:01:50,560 --> 00:01:52,926 これは誰にも言うなよ 26 00:01:54,093 --> 00:01:55,460 もちろんです 27 00:01:57,660 --> 00:02:02,793 まず兄上と手を組んで チュモンを蹴落とし 28 00:02:03,460 --> 00:02:07,126 兄上と競って 土壇場で逆転する 29 00:02:09,760 --> 00:02:11,493 どうだ 私の知略は? 30 00:02:13,960 --> 00:02:16,360 本当にお見事です 31 00:02:17,326 --> 00:02:22,793 王子様にお仕えできたのは 一族の誇りにございます 32 00:02:24,560 --> 00:02:28,260 うまくいけば 誇りどころじゃない 33 00:02:35,926 --> 00:02:37,393 オイを呼べ 34 00:02:38,760 --> 00:02:39,593 はい 35 00:02:39,760 --> 00:02:41,660 ハンダン いるか 36 00:02:41,826 --> 00:02:43,160 はい 親方 37 00:02:43,326 --> 00:02:45,093 オイを連れてこい 38 00:02:56,093 --> 00:02:57,593 近くに来い 39 00:03:03,160 --> 00:03:04,993 お前の役目は重大だ 40 00:03:05,093 --> 00:03:10,560 この件さえ済めば たっぷり褒美をやろう 41 00:03:40,593 --> 00:03:41,326 陛下 42 00:03:41,426 --> 00:03:43,960 チュモン特使がお戻りです 43 00:03:45,660 --> 00:03:47,926 ヤンジョンは何と? 44 00:03:48,593 --> 00:03:53,893 扶余(プヨ)があるのは漢(かん)のおかげと 暴言を吐きました 45 00:03:55,226 --> 00:03:56,226 それで? 46 00:03:56,726 --> 00:04:00,960 “漢は干渉と脅迫を 繰り返してきたが” 47 00:04:01,326 --> 00:04:04,560 “今後は許さない”と 答えました 48 00:04:04,726 --> 00:04:05,626 そして― 49 00:04:05,993 --> 00:04:10,260 “漢が逆らった時は 陛下が先に兵を動かす” 50 00:04:10,426 --> 00:04:11,693 そう警告を 51 00:04:22,060 --> 00:04:23,560 でかした 52 00:04:24,226 --> 00:04:25,460 私の考えを― 53 00:04:26,193 --> 00:04:27,560 よくぞ伝えた 54 00:04:28,160 --> 00:04:31,793 私も王子様の言葉に 驚きましたが 55 00:04:32,393 --> 00:04:35,626 ヤンジョンも 臆して無言でした 56 00:04:37,526 --> 00:04:39,326 ご苦労だった 大将軍(テジャングン) 57 00:04:41,693 --> 00:04:43,226 よくやった 58 00:05:15,693 --> 00:05:19,593 奴の得意げな顔を ご覧になりましたか 59 00:05:21,160 --> 00:05:23,693 陛下の慈愛に満ちた目を… 60 00:05:24,126 --> 00:05:25,326 もうよせ 61 00:05:26,893 --> 00:05:31,560 どうすればよいのです? これでは陛下が奴を… 62 00:05:31,726 --> 00:05:33,260 よせと言った 63 00:05:37,526 --> 00:05:38,593 ナロ 64 00:05:40,426 --> 00:05:41,526 はい 王子様 65 00:05:42,093 --> 00:05:43,860 鉄器工場へ行け 66 00:05:44,326 --> 00:05:45,226 はい 67 00:05:51,460 --> 00:05:54,660 鉄の強度が重要なんだ 68 00:06:05,526 --> 00:06:08,860 剣の強度と重さは別の問題だ 69 00:06:11,426 --> 00:06:14,293 何やってる ろくでなしどもが 70 00:06:14,460 --> 00:06:18,526 鋳型が大事なんだ 使えない奴らめ 71 00:06:18,693 --> 00:06:19,993 ここで何を? 72 00:06:22,026 --> 00:06:23,426 関係あるまい 73 00:06:24,026 --> 00:06:25,160 おいおい 74 00:06:25,793 --> 00:06:27,293 関係ない? 75 00:06:27,760 --> 00:06:31,260 鉄器工場に忍び込んだ人間が 守衛に― 76 00:06:31,426 --> 00:06:32,993 “関係ない”だって? 77 00:06:33,260 --> 00:06:34,493 笑わせるな 78 00:06:34,760 --> 00:06:37,526 “盗人(ぬすっと) 猛々しい”とは このことだ 79 00:06:37,693 --> 00:06:38,860 こいつめ 80 00:06:41,093 --> 00:06:45,360 私を誰だと? テソ王子様の護衛兵だぞ 81 00:06:45,993 --> 00:06:48,060 護衛兵だから何だ? 82 00:06:48,560 --> 00:06:51,093 俺だって護衛兵だったさ 83 00:06:51,560 --> 00:06:55,593 ここは宮殿じゃなく 鉄器工場だよ 84 00:06:55,760 --> 00:07:00,926 なんで護衛兵が鉄器工場を のぞきに来たんだ? 85 00:07:13,026 --> 00:07:14,726 親方! 86 00:07:14,893 --> 00:07:15,526 どうした 87 00:07:18,526 --> 00:07:19,460 何だと 88 00:07:24,193 --> 00:07:27,726 酒を飲まずに早く帰れよ 89 00:07:31,726 --> 00:07:33,093 トックか? 90 00:07:33,993 --> 00:07:34,826 はい 91 00:07:36,793 --> 00:07:38,060 ついてこい 92 00:07:46,293 --> 00:07:48,526 鍛冶職人のトックです 93 00:07:49,225 --> 00:07:51,826 鍛冶頭(がしら)の次に長く働いてます 94 00:07:54,860 --> 00:07:56,292 お呼びですか 95 00:07:57,093 --> 00:08:00,225 怖がるな 聞かれたことに答えろ 96 00:08:00,493 --> 00:08:02,026 はい 97 00:08:03,426 --> 00:08:06,426 今 鉄武器の開発は どの段階だ? 98 00:08:07,626 --> 00:08:12,626 まだ塊錬(クェリョン)鋼の段階ですが 努力中ですので… 99 00:08:12,793 --> 00:08:14,793 儀礼的な返事はいらん 100 00:08:16,026 --> 00:08:18,660 正直に詳しく話せ 101 00:08:19,560 --> 00:08:23,593 塊錬(クェリョン)鋼の段階から 一歩も出てないのか? 102 00:08:27,493 --> 00:08:29,526 実は先日― 103 00:08:31,393 --> 00:08:36,426 漢の鋼鉄剣にも劣らない 剣ができました 104 00:08:39,693 --> 00:08:41,060 本当か 105 00:08:41,493 --> 00:08:42,593 はい 106 00:08:43,693 --> 00:08:47,226 では なぜ陛下に 報告しなかった? 107 00:08:47,460 --> 00:08:51,393 炒鋼(チョガン)法を解明して 作ったのではなく 108 00:08:51,560 --> 00:08:54,860 溶鉄の純度を高めたら偶然に 109 00:08:55,160 --> 00:08:59,760 モパルモ親方が “報告するには時期尚早だ”と 110 00:09:01,093 --> 00:09:04,760 その後は1本も できなかったのか 111 00:09:05,160 --> 00:09:06,126 はい 112 00:09:09,226 --> 00:09:10,393 分かった 113 00:09:11,193 --> 00:09:13,993 私に会ったことは内密にしろ 114 00:09:14,660 --> 00:09:17,726 漏らすと首をはねるぞ 115 00:09:17,893 --> 00:09:19,226 承知しました 116 00:09:20,560 --> 00:09:21,793 下がれ 117 00:09:28,960 --> 00:09:33,593 モパルモはチュモンに 今の話をしたはずです 118 00:09:34,993 --> 00:09:39,593 そうだろうな チュモンの戦略は正しい 119 00:09:40,160 --> 00:09:43,093 奴が先に炒鋼(チョガン)法を解明したら 120 00:09:43,593 --> 00:09:46,726 勝負は終わったも同然だ 121 00:09:47,993 --> 00:09:53,526 私がモパルモを捕まえて どこまで解明したか聞きます 122 00:09:57,893 --> 00:10:01,126 チュモンに辱められたのを 忘れたか 123 00:10:02,160 --> 00:10:04,860 モパルモに手を出すな 124 00:10:05,026 --> 00:10:05,893 ナロ 125 00:10:06,460 --> 00:10:07,460 はい 126 00:10:09,026 --> 00:10:11,360 モパルモの様子を探れ 127 00:10:18,993 --> 00:10:21,893 王子様 大使者(テサジャ)からの書信です 128 00:10:22,660 --> 00:10:23,926 持ってこい 129 00:10:36,193 --> 00:10:38,660 “お話があります” 130 00:10:39,026 --> 00:10:41,893 “日が暮れたら私の家へ” 131 00:10:45,760 --> 00:10:47,060 何事です? 132 00:10:48,126 --> 00:10:49,393 何でもない 133 00:10:53,960 --> 00:10:58,693 休む間もなく玄菟(ヒョント)城へ行き 疲れたでしょう 134 00:10:59,693 --> 00:11:00,626 いいえ 135 00:11:01,360 --> 00:11:05,426 陛下のご意志を伝えて 胸がすきました 136 00:11:05,726 --> 00:11:08,526 ああいう任務なら歓迎です 137 00:11:13,626 --> 00:11:17,926 玄菟(ヒョント)城へ行ったら テソ兄上が来てました 138 00:11:20,226 --> 00:11:21,126 テソが? 139 00:11:23,226 --> 00:11:26,493 ヤンジョンと 何かあるようです 140 00:11:27,993 --> 00:11:32,960 この間 簡単に 交易問題を解決してきたけど 141 00:11:33,793 --> 00:11:37,360 二人で何か企んでいるのかも 142 00:11:41,826 --> 00:11:45,226 お前が優位に 立ってるのは確かよ 143 00:11:45,393 --> 00:11:50,026 でも今後はさらに 牽制され 妬まれるはず 144 00:11:56,460 --> 00:11:57,493 チュモン 145 00:11:59,260 --> 00:12:00,260 はい 母上 146 00:12:01,993 --> 00:12:06,726 タムル弓が折れたことを 陛下とヨミウルが知ったわ 147 00:12:09,660 --> 00:12:11,626 私が折ったのを― 148 00:12:12,326 --> 00:12:13,493 気づかれたと? 149 00:12:14,560 --> 00:12:19,526 お前の言葉を信じて 気づいてない可能性も 150 00:12:19,693 --> 00:12:23,360 でも私にその話をしに 来たのだから 151 00:12:23,526 --> 00:12:25,093 知っているかも 152 00:12:31,760 --> 00:12:34,660 ヨミウルは “弓を折った者が―” 153 00:12:34,860 --> 00:12:37,760 “扶余(プヨ)に暗雲をもたらす”と 154 00:12:38,526 --> 00:12:40,326 お前だと知られれば 155 00:12:40,560 --> 00:12:44,326 太子になるのに不利になるわ 156 00:12:58,026 --> 00:13:00,860 ヨミウルは “弓を折った者が―” 157 00:13:01,060 --> 00:13:03,993 “扶余(プヨ)に暗雲をもたらす”と 158 00:13:26,926 --> 00:13:28,393 チュモン王子が 159 00:13:28,560 --> 00:13:31,493 タムル弓を折りました 160 00:13:32,960 --> 00:13:34,326 チュモン王子は― 161 00:13:35,393 --> 00:13:36,860 陛下ではなく 162 00:13:37,026 --> 00:13:40,360 ヘモス将軍の子に 違いありません 163 00:13:44,526 --> 00:13:47,660 大使者(テサジャ)様 テソ王子様です 164 00:13:47,860 --> 00:13:48,960 お通ししろ 165 00:13:58,126 --> 00:14:02,393 人目を避けるため ご足労 願いました 166 00:14:02,560 --> 00:14:04,793 ご無礼をお許しください 167 00:14:05,160 --> 00:14:08,060 いや 大使者(テサジャ)の判断は正しい 168 00:14:14,526 --> 00:14:17,326 それでどんな用件ですか 169 00:14:17,960 --> 00:14:20,193 玄菟(ヒョント)城へおいででしたか 170 00:14:21,260 --> 00:14:22,793 なぜそれを? 171 00:14:23,293 --> 00:14:24,993 宴の後― 172 00:14:25,160 --> 00:14:28,893 お姿が見えないので そうでは ないかと 173 00:14:29,793 --> 00:14:33,626 ヤンジョンとの関係を 保つためです 174 00:14:34,593 --> 00:14:38,926 玄菟城で チュモン王子にお会いに? 175 00:14:40,993 --> 00:14:42,460 会いました 176 00:14:43,460 --> 00:14:45,993 驚かれたことでしょう 177 00:14:50,493 --> 00:14:54,826 どれほどお悔しかったか 想像がつきますが 178 00:14:56,360 --> 00:14:59,326 勝負は終わっていません 179 00:14:59,626 --> 00:15:01,926 元気をお出しください 180 00:15:07,093 --> 00:15:10,360 チュモン王子が 塩を確保したことで 181 00:15:10,526 --> 00:15:13,760 漢は大きな武器を失いました 182 00:15:14,160 --> 00:15:17,560 ヤンジョンも 衝撃を受けたでしょう 183 00:15:19,793 --> 00:15:21,093 大使者 184 00:15:21,393 --> 00:15:22,660 はい 殿下 185 00:15:24,126 --> 00:15:28,260 チュモンが 炒鋼法の秘密を探っています 186 00:15:32,093 --> 00:15:36,926 もし秘密を解明し 鋼鉄剣の生産に役立てば 187 00:15:37,126 --> 00:15:41,560 塩の山を発見するより 大手柄になります 188 00:15:42,860 --> 00:15:46,726 勝負はついたようなものだ 189 00:15:52,026 --> 00:15:53,193 殿下 190 00:15:54,460 --> 00:15:57,693 危機を一度に打開できる― 191 00:15:57,960 --> 00:15:59,693 好材料があります 192 00:16:01,093 --> 00:16:02,093 好材料? 193 00:16:02,560 --> 00:16:03,926 はい 殿下 194 00:16:05,326 --> 00:16:08,626 タムル弓が折れたそうです 195 00:16:10,360 --> 00:16:12,093 それは知ってます 196 00:16:13,860 --> 00:16:19,960 それがタムル弓を折ったのは チュモン王子らしいのです 197 00:16:22,393 --> 00:16:23,893 本当ですか 198 00:16:26,593 --> 00:16:29,293 ヨミウル様がそんな話を 199 00:16:31,660 --> 00:16:36,925 チュモンが始祖(シジョ)山へ 行ったのは知ってました 200 00:16:37,425 --> 00:16:39,093 しかしチュモンに― 201 00:16:39,360 --> 00:16:42,193 あの強靭な弓を折れますか? 202 00:16:47,826 --> 00:16:52,593 とにかく奴は嘘をついたので 事実を陛下に告げ 203 00:16:52,693 --> 00:16:55,726 家臣にも知らせましょう 204 00:16:56,293 --> 00:16:58,326 まだ早すぎます 205 00:17:01,660 --> 00:17:05,960 事実を知った陛下が どう反応なさるか 206 00:17:06,126 --> 00:17:08,626 私には見当もつきません 207 00:17:09,493 --> 00:17:11,026 なぜですか 208 00:17:12,326 --> 00:17:17,760 ヘモスが死んでから 陛下は変わられました 209 00:17:18,393 --> 00:17:22,026 タムル弓は チュモン王子の急所ですが 210 00:17:22,826 --> 00:17:25,293 今の陛下からは― 211 00:17:25,793 --> 00:17:29,360 どう反応されるか 読めないのです 212 00:17:31,026 --> 00:17:32,526 時機を待ち 213 00:17:33,060 --> 00:17:38,326 勝利するための切り札と すべきでしょう 214 00:17:54,226 --> 00:17:56,526 玄菟城へ行かれたとか 215 00:17:57,126 --> 00:17:58,893 宮中で休まれるかと 216 00:18:00,060 --> 00:18:03,526 商団に迷惑はかけられません 217 00:18:05,093 --> 00:18:06,893 君長様はおいでに? 218 00:18:07,460 --> 00:18:09,360 はい 中へどうぞ 219 00:18:13,026 --> 00:18:14,826 予想はしてましたが 220 00:18:15,093 --> 00:18:20,226 親書の内容からして 漢との交易再開は困難では? 221 00:18:24,126 --> 00:18:25,526 それは違う 222 00:18:29,960 --> 00:18:33,960 漢は塩を盾に 扶余を脅してきましたが 223 00:18:34,493 --> 00:18:37,226 交易の全面中断はできません 224 00:18:37,393 --> 00:18:40,326 塩の交易は 無用になったものの― 225 00:18:40,493 --> 00:18:44,460 扶余の生産品が 漢には必要ですから 226 00:18:46,360 --> 00:18:47,893 私も同感です 227 00:18:48,060 --> 00:18:50,693 ヤンジョンも怒りましたが 228 00:18:50,860 --> 00:18:54,126 交易中断は 宣言しませんでした 229 00:18:54,293 --> 00:18:58,926 むしろ扶余の顔色を うかがうような印象でした 230 00:18:59,760 --> 00:19:01,193 そうでしょう 231 00:19:02,493 --> 00:19:08,126 ヤンジョンには太守(たいしゅ)として 交易した物資を送る責務が 232 00:19:09,226 --> 00:19:13,193 交易できなければ 責任を負うのです 233 00:19:17,460 --> 00:19:23,426 王子様とソソノが得た塩は 大きな役割を果たしました 234 00:19:34,493 --> 00:19:35,426 兄貴 235 00:19:36,926 --> 00:19:38,260 お帰りですか 236 00:19:39,126 --> 00:19:41,693 ああ 変わりなかったか 237 00:19:46,360 --> 00:19:47,393 何か― 238 00:19:48,193 --> 00:19:49,093 あったのか? 239 00:19:53,093 --> 00:19:57,926 プヨンが漢の奴隷商に 売られたそうです 240 00:20:17,960 --> 00:20:18,726 トチは? 241 00:20:36,793 --> 00:20:38,426 何のご用ですか 242 00:20:39,793 --> 00:20:40,726 プヨンは― 243 00:20:42,526 --> 00:20:44,693 私が連れていくと言った 244 00:20:45,593 --> 00:20:47,726 それは聞きました 245 00:20:48,060 --> 00:20:52,026 ですが 王子様は いらっしゃらないし 246 00:20:52,193 --> 00:20:55,793 プヨンに高値を つける者は多いし 247 00:20:56,160 --> 00:21:00,726 商人なら条件のいい時に 売るのが当然では? 248 00:21:03,193 --> 00:21:04,560 こいつめ 249 00:21:04,960 --> 00:21:08,026 この間も申し上げたように 250 00:21:08,826 --> 00:21:13,360 私には奴隷を売り買いする 権利があるんです 251 00:21:15,926 --> 00:21:17,493 落ち着いて 252 00:21:31,560 --> 00:21:32,760 プヨンは? 253 00:21:33,993 --> 00:21:36,926 居所なら 新しい主人にお尋ねを 254 00:21:37,093 --> 00:21:38,860 私は知りません 255 00:21:40,226 --> 00:21:42,993 後ろ盾がいるから強気だな 256 00:21:43,960 --> 00:21:45,460 だが覚えておけ 257 00:21:46,493 --> 00:21:50,193 お前は大きな間違いを したのだ 258 00:21:51,093 --> 00:21:52,893 後悔する日が来る 259 00:22:08,160 --> 00:22:11,326 いつか奴の首を へし折ってやる 260 00:22:11,493 --> 00:22:13,593 偉そうに言いやがって 261 00:22:14,893 --> 00:22:19,126 初めからプヨンを 渡す気がなかったんです 262 00:22:26,360 --> 00:22:27,460 すまない 263 00:22:28,493 --> 00:22:29,826 私が必ず― 264 00:22:30,526 --> 00:22:32,960 プヨンを連れ戻す 265 00:22:40,126 --> 00:22:42,093 オイ 266 00:22:47,226 --> 00:22:48,460 ご理解を 267 00:22:48,926 --> 00:22:50,960 奴もつらいんです 268 00:22:55,726 --> 00:22:56,793 いや 269 00:22:57,993 --> 00:22:59,793 私の過ちだ 270 00:23:01,893 --> 00:23:05,126 何だと 後悔する日が来る? 271 00:23:07,760 --> 00:23:11,626 誰が後悔することになるか 見てろ 272 00:23:15,826 --> 00:23:17,226 オイか 273 00:23:17,493 --> 00:23:18,926 プヨンは? 274 00:23:19,726 --> 00:23:22,426 元気にしてる 心配無用だ 275 00:23:22,593 --> 00:23:23,693 どこだ? 276 00:23:23,993 --> 00:23:25,460 ハンダン 277 00:23:26,360 --> 00:23:29,826 プヨンの居場所を見せてやれ 278 00:23:30,826 --> 00:23:31,726 はい 279 00:23:32,926 --> 00:23:33,960 オイ 280 00:23:34,826 --> 00:23:38,360 ヨンポ王子様は お前に褒美をやると 281 00:23:39,160 --> 00:23:41,926 俺もお前に大金をやろう 282 00:23:43,060 --> 00:23:47,693 プヨンと幸せに 暮らせるようにな 283 00:23:54,593 --> 00:23:55,260 行こう 284 00:24:07,760 --> 00:24:08,660 ここだ 285 00:24:11,426 --> 00:24:14,360 仕事もせず のんびりしてる 286 00:24:14,860 --> 00:24:16,626 何も心配いらない 287 00:24:19,893 --> 00:24:20,726 会うか? 288 00:24:48,560 --> 00:24:49,693 オイ 289 00:24:52,226 --> 00:24:53,393 誰からここを? 290 00:24:53,726 --> 00:24:55,060 ハンダンが 291 00:24:56,160 --> 00:25:01,593 私をここに連れてきて 監視だけしてるのよ 292 00:25:02,793 --> 00:25:05,160 何のつもりかしら 293 00:25:06,326 --> 00:25:09,960 やつれたな ちゃんと食ってるのか? 294 00:25:11,560 --> 00:25:14,293 まず自分の体に気をつけろ 295 00:25:15,526 --> 00:25:17,726 あの 王子様は… 296 00:25:18,726 --> 00:25:22,960 玄菟城へ行った王子様は 戻ったの? 297 00:25:25,860 --> 00:25:26,960 まだだ 298 00:25:28,893 --> 00:25:30,293 もう少し待て 299 00:25:31,360 --> 00:25:32,493 俺がお前を― 300 00:25:33,093 --> 00:25:34,426 必ず助ける 301 00:25:44,160 --> 00:25:47,126 もう飲むな 昼間からどうした 302 00:25:47,226 --> 00:25:48,693 放っといてくれ 303 00:25:48,793 --> 00:25:52,526 そうだ 放っとけ 飲まずにいられんだろ 304 00:25:55,360 --> 00:25:56,260 オイ 305 00:25:56,360 --> 00:26:00,160 兄貴… いや 王子様を信じろよ 306 00:26:00,993 --> 00:26:02,260 信じられるか 307 00:26:02,593 --> 00:26:05,360 旅の後 トチに会ってれば… 308 00:26:06,893 --> 00:26:09,693 プヨンを 何とも思ってないんだ 309 00:26:10,960 --> 00:26:14,893 神殿を出た時も 一緒にトチの下にいた時も 310 00:26:15,060 --> 00:26:17,060 王子なら救えただろ 311 00:26:17,326 --> 00:26:19,126 それは違う 312 00:26:19,293 --> 00:26:21,926 あの時は平民だった 313 00:26:22,093 --> 00:26:25,160 そうだよ お前のは屁理屈だ 314 00:26:25,393 --> 00:26:27,060 もう少し待とうや 315 00:26:28,126 --> 00:26:29,226 クソッ 316 00:26:34,293 --> 00:26:36,260 行首(ヘンス)にお願いが 317 00:26:36,760 --> 00:26:37,560 何です? 318 00:26:39,260 --> 00:26:41,993 トチ商団にプヨンという娘が 319 00:26:43,560 --> 00:26:44,693 知ってます 320 00:26:46,626 --> 00:26:50,226 トチがプヨンを 漢の奴隷商に売ったと 321 00:26:54,493 --> 00:26:57,660 私のために苦労してる娘です 322 00:26:58,760 --> 00:27:01,593 漢には行かせられません 323 00:27:04,026 --> 00:27:08,593 行首(ヘンス)は奴隷商の動きを よくご存じでしょう 324 00:27:09,626 --> 00:27:11,993 どうかプヨンの行方を 325 00:27:14,693 --> 00:27:16,160 調べてみます 326 00:27:18,593 --> 00:27:20,693 俺の人生は親方の肩に 327 00:27:20,860 --> 00:27:22,793 なぜ俺の肩なんだ? 328 00:27:22,960 --> 00:27:25,893 親方が炒鋼法の秘密を解けば 329 00:27:26,060 --> 00:27:29,560 チュモン王子様も 太子になれるし 330 00:27:29,826 --> 00:27:33,726 そうすれば俺も 太子の護衛兵になれる 331 00:27:34,060 --> 00:27:35,260 いやいや 332 00:27:35,426 --> 00:27:37,993 大将軍(テジャングン)にだってなれるな 333 00:27:38,626 --> 00:27:39,993 おい ムソン 334 00:27:40,160 --> 00:27:41,093 はい 335 00:27:41,593 --> 00:27:43,726 お前が大将軍(テジャングン)になったら― 336 00:27:44,460 --> 00:27:46,726 俺は扶余を出ていく 337 00:27:49,960 --> 00:27:51,193 何奴だ 338 00:27:54,060 --> 00:27:57,426 無断で商団に入ってくるとは 339 00:27:58,093 --> 00:27:59,626 “何奴”だって? 340 00:28:00,393 --> 00:28:02,393 何て女なんだ 341 00:28:04,626 --> 00:28:05,660 無礼者 342 00:28:05,860 --> 00:28:08,426 私を誰だと思ってる 343 00:28:08,593 --> 00:28:11,793 無礼も何も お前は何者だ 344 00:28:13,160 --> 00:28:14,193 どうしたんだ 345 00:28:14,360 --> 00:28:16,393 モパルモ 何事だ 346 00:28:16,560 --> 00:28:21,526 いいところに来た こいつは一体 誰だ 347 00:28:21,793 --> 00:28:26,260 なんで俺が平手打ち されなきゃならない? 348 00:28:28,626 --> 00:28:32,826 こらえてください 出入りの者です 349 00:28:34,726 --> 00:28:36,260 早くお詫びしろ 350 00:28:37,593 --> 00:28:38,726 失礼だろ 351 00:28:38,893 --> 00:28:39,993 何だと 352 00:28:41,893 --> 00:28:43,926 君長様の妹御だ 353 00:28:44,093 --> 00:28:46,993 チクショウ 妹だから何だ? 354 00:28:47,226 --> 00:28:50,160 なんで叩くんだよ! なんでだ おい 355 00:28:51,493 --> 00:28:52,560 モパルモ 356 00:28:54,526 --> 00:28:55,726 何者ですか 357 00:28:55,926 --> 00:28:58,793 扶余の鉄器工場の鍛冶頭です 358 00:28:58,960 --> 00:29:00,260 大変ですよ 359 00:29:00,426 --> 00:29:04,060 桂婁(ケル)に鉄器工場を作るのに 必要なんです 360 00:29:04,226 --> 00:29:07,126 あんなに怒らせちゃって 361 00:29:09,026 --> 00:29:12,560 何て性根の悪い男なのかしら 362 00:29:13,693 --> 00:29:18,493 テソ王子様の護衛兵が 誰かご存じですか 363 00:29:19,360 --> 00:29:21,993 知ってる ナロという者だ 364 00:29:22,626 --> 00:29:25,726 そいつが鉄器工場を探りに 365 00:29:28,626 --> 00:29:32,493 テソ王子様に 命じられたのでは? 366 00:29:36,360 --> 00:29:40,326 王子様と私の関係は 承知してるだろう 367 00:29:41,160 --> 00:29:45,960 もしや王子様が炒鋼法を 解明しようとしてるのを 368 00:29:46,126 --> 00:29:48,693 見破られたのでは? 369 00:29:53,293 --> 00:29:56,426 親方にムソン オイ マリ ヒョッポしか 370 00:29:56,593 --> 00:29:58,426 知らないことだ 371 00:29:58,593 --> 00:30:01,760 だが親方の行動を 探り続けるなら 372 00:30:01,926 --> 00:30:03,526 注意しなくては 373 00:30:04,293 --> 00:30:05,993 分かりました 374 00:30:08,526 --> 00:30:11,726 鋼鉄剣について 分かったことは? 375 00:30:12,293 --> 00:30:15,493 鉄鉱石の溶かし方や 型を取る時間 376 00:30:15,660 --> 00:30:18,726 ふいごで 風を送る回数も調節を 377 00:30:19,093 --> 00:30:22,326 何か明らかになるはずです 378 00:30:25,026 --> 00:30:28,326 親方を信じているが その方法では― 379 00:30:28,493 --> 00:30:31,893 試行錯誤も必要だし 時間もかかる 380 00:30:33,126 --> 00:30:37,760 炒鋼法は既存の技術とは 違うと思う 381 00:30:38,093 --> 00:30:42,393 親方の知らない 別の技術があるのだろう 382 00:30:43,026 --> 00:30:47,560 漢の鉄器工場から 技術者を連れてこない限り 383 00:30:47,726 --> 00:30:49,360 知る術(すべ)がありません 384 00:30:51,560 --> 00:30:53,026 方法を探そう 385 00:31:01,693 --> 00:31:02,826 申し上げろ 386 00:31:03,093 --> 00:31:06,593 テソ王子様の護衛兵に 探られていると― 387 00:31:07,160 --> 00:31:08,693 気づいています 388 00:31:09,760 --> 00:31:10,793 そうか 389 00:31:14,093 --> 00:31:15,226 他には? 390 00:31:16,693 --> 00:31:18,893 炒鋼法を解明するため― 391 00:31:19,693 --> 00:31:23,193 漢から技術者を 連れてこようと 392 00:31:26,593 --> 00:31:27,826 分かった 393 00:31:28,826 --> 00:31:30,126 ご苦労だった 394 00:31:38,326 --> 00:31:41,926 陛下 王妃様がお見えです 395 00:31:44,160 --> 00:31:45,293 通しなさい 396 00:31:53,693 --> 00:31:54,860 かけなさい 397 00:32:02,426 --> 00:32:03,726 どうした 398 00:32:04,960 --> 00:32:09,093 こんな話をしては お心の晴れた陛下に― 399 00:32:09,260 --> 00:32:13,326 またご心配をかけるのではと 悩みました 400 00:32:19,026 --> 00:32:21,093 ヨミウル様のことです 401 00:32:24,260 --> 00:32:25,426 続けなさい 402 00:32:26,160 --> 00:32:31,560 巫女(みこ)は扶余の民から代々 敬われてきた存在です 403 00:32:31,826 --> 00:32:35,926 ヨミウル様も民に 尊敬されてきました 404 00:32:39,193 --> 00:32:40,626 ところが今は― 405 00:32:40,926 --> 00:32:44,126 陛下と衝突しています 406 00:32:46,326 --> 00:32:50,960 陛下が神殿と揉め 民心を乱す必要が? 407 00:32:51,726 --> 00:32:56,493 ヨミウル様が不適任であれば 新しい巫女を迎え 408 00:32:56,826 --> 00:32:59,760 民の尊敬を集めさせては? 409 00:33:02,026 --> 00:33:04,560 ヨミウルは先王の時代から 410 00:33:05,060 --> 00:33:07,226 民に尊敬されてきた 411 00:33:07,593 --> 00:33:10,926 それだけの巫女が他にいるか 412 00:33:12,560 --> 00:33:15,926 マウリョン様をご存じですか 413 00:33:16,426 --> 00:33:21,360 馬加(マガ)の叔父上とも 心を一つにして民を気遣い 414 00:33:21,660 --> 00:33:24,526 陛下の心中も察していました 415 00:33:29,893 --> 00:33:32,560 ご推進なさりにくければ 416 00:33:33,092 --> 00:33:35,360 私が話を進めます 417 00:33:46,626 --> 00:33:48,626 そなたに任せる 418 00:33:55,693 --> 00:33:59,460 マウリョン様を 神殿に迎えるのですか 419 00:34:00,159 --> 00:34:02,960 陛下は私に任せると 420 00:34:03,726 --> 00:34:08,260 ヨミウル様に知られたら どうするのです? 421 00:34:09,426 --> 00:34:12,092 大騒ぎになるでしょうね 422 00:34:12,493 --> 00:34:16,726 承知しながら なぜ波風を立てるのですか 423 00:34:17,860 --> 00:34:18,960 お兄様 424 00:34:19,326 --> 00:34:22,593 本当に お分かりになりません? 425 00:34:25,293 --> 00:34:27,326 テソのためです 426 00:34:27,493 --> 00:34:30,960 マウリョンは 私たちの味方です 427 00:34:31,426 --> 00:34:36,626 神殿の主になれば 民心をテソに集められます 428 00:34:37,126 --> 00:34:41,593 太子になり 王になるには 民の心を集めねば 429 00:34:43,060 --> 00:34:45,993 ヨミウルは 味方ではありません 430 00:34:46,726 --> 00:34:51,726 かといってチュモン王子の 味方とも言えません 431 00:34:52,093 --> 00:34:55,860 そんなことは 重要じゃありません 432 00:34:56,026 --> 00:34:57,293 確かなのは― 433 00:34:58,160 --> 00:35:03,293 マウリョンなら テソを支持するということ 434 00:35:05,193 --> 00:35:07,793 お考えは分かりました 435 00:35:10,326 --> 00:35:15,960 漢と西南夷(せいなんい)の戦争は かなり熾烈(しれつ)だそうです 436 00:35:16,326 --> 00:35:18,460 一進一退を繰り返し 437 00:35:18,626 --> 00:35:20,926 長期戦になりそうだとか 438 00:35:21,393 --> 00:35:24,193 長期戦の末 勝ったとしても 439 00:35:24,360 --> 00:35:27,460 漢も痛手が大きいでしょう 440 00:35:27,793 --> 00:35:32,560 そうなれば 扶余に兵を 向けることもないですな 441 00:35:33,126 --> 00:35:35,293 実にめでたい 442 00:35:36,960 --> 00:35:38,393 それは ともかく― 443 00:35:38,693 --> 00:35:43,593 陛下とヨミウル様の争いを 傍観し続けるのですか 444 00:35:47,393 --> 00:35:49,260 四出道(サチュルト)の巫女たちが 445 00:35:49,426 --> 00:35:53,226 まだ扶余にいるのが 気になります 446 00:35:53,526 --> 00:35:58,226 ヨミウル様が巫女たちを 扇動し 陛下の権威に― 447 00:35:58,393 --> 00:36:01,293 挑戦しているのでは? 448 00:36:02,660 --> 00:36:07,993 私たちが陛下のお力に なるべきだと思います 449 00:36:09,060 --> 00:36:13,960 ヨミウル様を 神殿から追い出そうと? 450 00:36:14,826 --> 00:36:18,860 陛下と いさかいを続けるなら 451 00:36:19,293 --> 00:36:20,993 その可能性も 452 00:36:21,326 --> 00:36:24,493 宮廷使者(クンジョンサジャ) お慎みなさい 453 00:36:24,760 --> 00:36:28,926 ヨミウル様は 先王の代から民の信望を 454 00:36:29,793 --> 00:36:33,360 追放されれば 民心がさらに乱れます 455 00:36:33,460 --> 00:36:34,526 では― 456 00:36:35,260 --> 00:36:38,126 他の策をお出しになっては? 457 00:36:40,360 --> 00:36:41,626 それは… 458 00:36:46,160 --> 00:36:49,793 漢は西南夷(せいなんい)に 苦戦しています 459 00:36:49,960 --> 00:36:52,860 マウリョン様と お三方の真心が 460 00:36:53,026 --> 00:36:55,693 天を感服させたようです 461 00:36:56,593 --> 00:36:58,026 そうですとも 462 00:36:58,293 --> 00:37:01,493 叔父も マウリョン様の神通力は― 463 00:37:01,660 --> 00:37:04,660 ヨミウル様を超えると 464 00:37:05,226 --> 00:37:06,860 いいえ 465 00:37:07,726 --> 00:37:13,893 ヨミウル様を超える巫女は まだ扶余には いません 466 00:37:14,793 --> 00:37:16,926 謙虚ですわね 467 00:37:19,726 --> 00:37:23,860 マウリョン様にお会いすると 安らぎます 468 00:37:24,260 --> 00:37:26,793 四出道(サチュルト)にお帰りにならず 469 00:37:27,060 --> 00:37:29,993 神殿に いらっしゃればいいのに 470 00:37:31,626 --> 00:37:34,126 どういう意味でしょうか 471 00:37:35,860 --> 00:37:40,060 扶余の神殿は 私の居場所ではありません 472 00:37:41,960 --> 00:37:45,326 マウリョン様といたいのです 473 00:37:49,526 --> 00:37:50,593 お茶を 474 00:37:54,226 --> 00:37:58,293 王妃様が四出道(サチュルト)の巫女たちを 呼んだそうです 475 00:38:00,126 --> 00:38:04,826 ヨミウルを孤立させようと 計略してるようね 476 00:38:05,426 --> 00:38:06,493 では― 477 00:38:06,993 --> 00:38:09,193 ヨミウル様を追い出すと? 478 00:38:10,160 --> 00:38:14,226 マウリョンと王妃は もともと近しい間柄 479 00:38:14,993 --> 00:38:20,260 扶余の巫女になれば テソ王子に有利と考えたはず 480 00:38:21,160 --> 00:38:23,360 そうなったら大変では? 481 00:39:08,926 --> 00:39:10,160 ヨミウル様 482 00:39:10,760 --> 00:39:14,293 四出道の巫女が 王妃様の宮殿に 483 00:39:15,160 --> 00:39:20,160 マウリョン様は宮中にいる間 王妃様とよくお会いに 484 00:39:22,026 --> 00:39:23,360 知っている 485 00:39:23,893 --> 00:39:26,926 神殿を分裂させようと陰謀を 486 00:39:27,393 --> 00:39:31,360 静観してはなりません お防ぎにならねば 487 00:39:40,860 --> 00:39:42,660 王妃様の宮殿から? 488 00:39:43,526 --> 00:39:44,626 はい 489 00:39:45,493 --> 00:39:46,293 どんな話を? 490 00:39:49,360 --> 00:39:50,593 言ってみて 491 00:39:51,960 --> 00:39:56,960 王妃様はマウリョン様に 扶余宮にいてほしいと 492 00:39:59,360 --> 00:40:04,260 マウリョン様を 神殿の巫女にするつもりです 493 00:40:15,626 --> 00:40:19,360 ヨミウル様が 君長様に会いたいと 494 00:40:22,160 --> 00:40:26,560 クムワ王と巫女の溝が 深いことは ご存じで? 495 00:40:29,660 --> 00:40:31,126 知っておる 496 00:40:32,793 --> 00:40:37,426 私の推測では そのために呼ばれたようです 497 00:40:43,893 --> 00:40:45,060 一緒に行くか 498 00:40:46,426 --> 00:40:47,393 はい 499 00:40:52,093 --> 00:40:55,193 ヨミウル様 ヨンタバル君長です 500 00:40:55,560 --> 00:40:56,826 お通しして 501 00:41:10,493 --> 00:41:12,593 お元気でしたか 502 00:41:12,993 --> 00:41:15,660 お久しぶりです おかけに 503 00:41:23,026 --> 00:41:27,426 大変と聞いておりましたが 伺いもしませんで 504 00:41:28,593 --> 00:41:31,360 ご足労いただき すみません 505 00:41:32,560 --> 00:41:33,860 巫女様 506 00:41:34,360 --> 00:41:36,193 はばかりながら 507 00:41:36,760 --> 00:41:40,360 巫女様が一歩譲っては いかがですか 508 00:41:44,693 --> 00:41:47,593 クムワ王とぶつかり続けても 509 00:41:48,226 --> 00:41:51,126 巫女様の傷が深まるばかり 510 00:41:52,026 --> 00:41:53,460 時が経てば― 511 00:41:53,960 --> 00:41:57,993 陛下も巫女様の真意を 理解なさるでしょう 512 00:42:00,426 --> 00:42:04,593 そんな簡単な問題では ありません 513 00:42:07,326 --> 00:42:08,693 ヨンタバル君長 514 00:42:10,060 --> 00:42:11,226 はい 515 00:42:12,326 --> 00:42:13,960 君長は以前― 516 00:42:14,826 --> 00:42:17,826 “国を売買する 商人になりたい”と 517 00:42:21,493 --> 00:42:25,060 それは私を 印象づけるために言った― 518 00:42:25,226 --> 00:42:27,860 商売人の大風呂敷です 519 00:42:28,560 --> 00:42:32,293 私に国を売買する能力など ありません 520 00:42:37,526 --> 00:42:38,526 では なぜ― 521 00:42:39,260 --> 00:42:43,193 君長が扶余に 居を構えているのです? 522 00:42:44,893 --> 00:42:46,493 商売のためだけ? 523 00:42:48,526 --> 00:42:49,660 それは… 524 00:42:49,893 --> 00:42:55,826 ヨンタバル君長の願いが かなうよう力を貸します 525 00:42:59,226 --> 00:43:03,026 ヨンタバル君長も 私が助けを求めたら 526 00:43:03,193 --> 00:43:05,093 力を貸してくれますか 527 00:43:19,193 --> 00:43:20,593 愉快だな 528 00:43:20,760 --> 00:43:22,993 私に助けを求めるとは 529 00:43:24,560 --> 00:43:29,460 命懸けになりそうで 気乗りがしません 530 00:43:30,926 --> 00:43:35,593 王と巫女の確執には かかわらないほうが 531 00:43:37,226 --> 00:43:39,726 確執があれば儲けもある 532 00:43:40,193 --> 00:43:45,593 優れた商人は対立の谷間で 綱渡りができんとな 533 00:43:46,793 --> 00:43:47,960 危険すぎます 534 00:43:49,360 --> 00:43:53,860 大きな取り引きには 大きな危険が付き物だ 535 00:43:55,160 --> 00:43:58,226 国を売り買いしたいのなら― 536 00:43:59,160 --> 00:44:02,126 命の危険ぐらいは 覚悟すべきだ 537 00:44:12,226 --> 00:44:13,626 王子様 538 00:44:14,226 --> 00:44:16,893 宮殿に来たと聞いたので 539 00:44:25,093 --> 00:44:26,526 ヨンタバル君長 540 00:44:26,893 --> 00:44:27,760 はい 541 00:44:29,493 --> 00:44:33,293 この数日 眠れないほど悩みましたが 542 00:44:33,693 --> 00:44:38,326 これ以上 延ばせないので お話しすることに 543 00:44:41,526 --> 00:44:43,060 何でしょうか 544 00:44:44,993 --> 00:44:46,060 私は― 545 00:44:47,193 --> 00:44:50,260 かなり前から お嬢様に思いを 546 00:44:59,293 --> 00:45:02,326 陛下と母上には話してません 547 00:45:02,493 --> 00:45:07,393 君長とお嬢様の返事を聞き 縁談を進めようと 548 00:45:09,393 --> 00:45:13,226 お嬢様を妻に迎えたいのです 549 00:45:13,793 --> 00:45:15,193 お許しを 550 00:45:17,293 --> 00:45:18,493 王子様 551 00:45:18,660 --> 00:45:20,460 恐れながら― 552 00:45:22,426 --> 00:45:27,560 あまりに突然のことで お返事のしようが… 553 00:45:30,926 --> 00:45:34,193 気持ちを受け入れてくれるか 554 00:45:45,893 --> 00:45:48,426 戸惑っているだろうが 555 00:45:48,926 --> 00:45:51,760 王子は気がせいているようだ 556 00:45:53,493 --> 00:45:57,793 待たせるわけにもいかん どうするか 557 00:46:00,093 --> 00:46:03,460 私の心にテソ王子はいません 558 00:46:06,293 --> 00:46:08,626 ではチュモン王子か? 559 00:46:13,493 --> 00:46:17,626 お前の夫は 自由に決めさせたい 560 00:46:17,793 --> 00:46:18,693 だが― 561 00:46:20,126 --> 00:46:24,360 お前の選択は 桂婁(ケル)の運命を決める 562 00:46:25,526 --> 00:46:27,160 よく考えなさい 563 00:46:44,693 --> 00:46:45,826 お嬢様 564 00:46:51,526 --> 00:46:53,293 何か悩みでも? 565 00:46:54,860 --> 00:46:56,193 いいえ 566 00:46:57,026 --> 00:46:58,293 正直に 567 00:47:00,426 --> 00:47:02,560 私は商団の護衛です 568 00:47:03,393 --> 00:47:08,393 最も大切な財産のお嬢様を お守りする義務が 569 00:47:09,626 --> 00:47:12,593 機嫌をうかがうのは基本です 570 00:47:16,726 --> 00:47:18,193 話してください 571 00:47:22,893 --> 00:47:24,293 テソ王子から― 572 00:47:25,460 --> 00:47:27,393 求婚されました 573 00:47:33,693 --> 00:47:36,726 早く返事をくれと言われて… 574 00:47:41,660 --> 00:47:44,060 太子も決まってないし 575 00:47:44,526 --> 00:47:49,693 二人の王子の間で 心を決めかねてるんですか 576 00:47:53,293 --> 00:47:56,226 桂婁(ケル)の運命も決まるので 577 00:47:56,993 --> 00:48:01,160 どれほどお悩みか 想像がつきます 578 00:48:01,426 --> 00:48:02,360 ですが 579 00:48:03,493 --> 00:48:08,160 私は1人の女性として 幸せになってほしいですね 580 00:48:11,126 --> 00:48:13,160 桂婁の運命以上に― 581 00:48:13,893 --> 00:48:16,660 お嬢様の運命は大事です 582 00:49:35,460 --> 00:49:36,793 ソソノです 583 00:49:38,726 --> 00:49:39,660 どうぞ 584 00:49:54,493 --> 00:49:57,693 こんな時間まで何をご覧に? 585 00:50:00,426 --> 00:50:05,560 炒鋼法を解くために 鉄器の勉強をしていました 586 00:50:08,826 --> 00:50:11,360 これも太子になるために? 587 00:50:13,493 --> 00:50:17,593 数十年間 研究した 職人でも無理でした 588 00:50:18,926 --> 00:50:20,826 短期間では不可能です 589 00:50:21,860 --> 00:50:23,926 扶余の課題です 590 00:50:24,493 --> 00:50:25,626 私の努力が― 591 00:50:26,360 --> 00:50:29,160 役立つといいのですが 592 00:50:37,360 --> 00:50:38,426 何か― 593 00:50:39,026 --> 00:50:40,293 悩みでも? 594 00:50:40,626 --> 00:50:42,226 浮かぬ顔ですね 595 00:50:49,293 --> 00:50:50,426 実は― 596 00:50:52,960 --> 00:50:54,360 テソ王子に― 597 00:50:55,726 --> 00:50:57,293 求婚されました 598 00:51:04,326 --> 00:51:08,460 私はもう心を決めています 599 00:51:10,060 --> 00:51:12,460 ですが求婚を断れば― 600 00:51:13,760 --> 00:51:16,493 桂婁にどう影響するか 601 00:51:20,293 --> 00:51:21,593 心配です 602 00:51:28,626 --> 00:51:30,593 私が迷わないように― 603 00:51:32,860 --> 00:51:34,626 支えてくれますか 604 00:51:41,526 --> 00:51:42,960 私はお嬢様と― 605 00:51:44,360 --> 00:51:47,026 運命を共にします 606 00:51:56,426 --> 00:52:00,093 亡くなった師匠が こう言っていました 607 00:52:01,393 --> 00:52:03,460 “大業を成そうとしたが―” 608 00:52:04,460 --> 00:52:09,193 “1人の女性すら守れなくて 悔やんでる”と 609 00:52:12,393 --> 00:52:13,426 私は― 610 00:52:15,026 --> 00:52:16,426 約束を― 611 00:52:17,693 --> 00:52:19,426 必ず守ります 612 00:52:44,293 --> 00:52:46,226 強度が大事なんだよ 613 00:52:48,626 --> 00:52:49,460 どうだった 614 00:52:49,626 --> 00:52:54,226 石灰の粉を土と一緒に 炉にまいて加熱したら 615 00:52:54,393 --> 00:52:56,126 温度が上がりました 616 00:52:56,326 --> 00:52:58,826 そうか 何本できた? 617 00:52:59,093 --> 00:53:00,160 5本です 618 00:53:03,926 --> 00:53:05,793 今 鍛えたばかりです 619 00:53:25,126 --> 00:53:26,526 申し訳ないことで 620 00:53:30,626 --> 00:53:32,126 いや 621 00:53:33,760 --> 00:53:36,660 一朝でできるものじゃない 622 00:53:38,726 --> 00:53:40,326 ご苦労だった 623 00:53:42,526 --> 00:53:45,426 石灰の粉は何斤まいた? 624 00:53:46,026 --> 00:53:47,093 6斤です 625 00:53:48,893 --> 00:53:50,926 すべて記録して― 626 00:53:52,193 --> 00:53:55,226 量を調節しながらまた作れ 627 00:53:55,926 --> 00:53:56,960 はい 628 00:53:58,060 --> 00:54:02,993 ご指示のとおり 石灰の粉と土を炉にまいたら 629 00:54:03,160 --> 00:54:05,760 温度が上がりました 630 00:54:07,060 --> 00:54:08,793 強度は増したか? 631 00:54:10,160 --> 00:54:11,293 それが… 632 00:54:13,426 --> 00:54:15,226 まいた石灰の量は? 633 00:54:15,826 --> 00:54:17,460 6斤です 634 00:54:21,460 --> 00:54:23,093 王子様 ウテです 635 00:54:28,560 --> 00:54:31,060 待てよ オイ! 636 00:54:33,326 --> 00:54:34,826 行く所がある 637 00:54:34,993 --> 00:54:36,860 いつもどこへ行くんだ 638 00:54:38,226 --> 00:54:39,126 なあ オイ 639 00:54:43,226 --> 00:54:44,893 あいつ 640 00:54:45,060 --> 00:54:48,226 オイの奴 妙じゃないか? 641 00:54:49,126 --> 00:54:49,960 どこが? 642 00:54:51,693 --> 00:54:54,893 あいつの目を 見ただけで分かる 643 00:54:55,293 --> 00:54:58,993 頭の先からつま先まで 知ってるんだ 644 00:55:00,293 --> 00:55:01,126 変だよ 645 00:55:01,226 --> 00:55:03,260 だからどこが? 646 00:55:05,160 --> 00:55:06,793 とにかく変なんだ 647 00:55:12,026 --> 00:55:14,460 王子様の誤解のようです 648 00:55:15,826 --> 00:55:17,793 奴隷商の話では― 649 00:55:18,160 --> 00:55:23,393 トチとは取り引きしたが プヨンは売られてないと 650 00:55:26,760 --> 00:55:27,860 トチが― 651 00:55:28,626 --> 00:55:30,626 何か仕組んだようです 652 00:55:55,693 --> 00:55:56,660 何ですか 653 00:55:57,793 --> 00:55:59,060 プヨンは? 654 00:56:00,493 --> 00:56:02,726 漢の奴隷商に売りました 655 00:56:19,893 --> 00:56:20,860 プヨンは― 656 00:56:21,493 --> 00:56:22,160 どこだ? 657 00:56:23,960 --> 00:56:27,693 奴隷商に売られたことしか 本当に知りません 658 00:56:35,626 --> 00:56:36,526 どこにいる? 659 00:56:39,326 --> 00:56:40,860 最後に聞く 660 00:56:42,560 --> 00:56:43,560 プヨンは― 661 00:56:44,960 --> 00:56:45,593 どこだ? 662 00:56:49,860 --> 00:56:51,126 助けて 663 00:56:51,293 --> 00:56:52,326 お願いです 664 00:57:00,760 --> 00:57:01,793 何者だ 665 00:57:17,593 --> 00:57:18,326 王子様 666 00:57:20,893 --> 00:57:21,560 王子様! 667 00:57:32,760 --> 00:57:34,993 早くこっちに来い 668 00:57:57,626 --> 00:57:58,960 王子様 669 00:58:03,826 --> 00:58:05,393 連れていくぞ 670 00:58:11,726 --> 00:58:16,493 金がほしければ 会いに来いとトチに伝えろ 671 00:58:20,360 --> 00:58:21,193 行こう 672 00:58:31,293 --> 00:58:34,060 こんな時間まで どこにいた 673 00:58:34,226 --> 00:58:36,393 王子様が捜してたぞ 674 00:58:36,560 --> 00:58:38,026 何の用で? 675 00:58:38,193 --> 00:58:39,126 知らん 676 00:58:44,760 --> 00:58:48,226 夜遅くまで ほっつき歩いて 677 00:58:50,326 --> 00:58:51,226 プヨン 678 00:58:51,526 --> 00:58:52,593 プヨン! 679 00:58:58,226 --> 00:58:59,760 どういうことだ 680 00:58:59,926 --> 00:59:01,660 プヨンはどこに? 681 00:59:02,460 --> 00:59:06,726 トチの悪巧みだ 売られてなかった 682 00:59:06,893 --> 00:59:08,226 あの野郎め 683 00:59:08,393 --> 00:59:11,493 遅くなったが約束は守った 684 00:59:12,693 --> 00:59:15,293 オイ どうしたんだ 685 00:59:15,460 --> 00:59:19,093 プヨンが現れたのに 嬉しくないのか 686 00:59:23,426 --> 00:59:25,160 私は消えます 687 00:59:26,226 --> 00:59:27,160 オイ 688 00:59:28,293 --> 00:59:31,293 仕える資格がありません 689 00:59:31,460 --> 00:59:34,160 どうしちまったんだ? 690 00:59:35,260 --> 00:59:37,026 トチに そそのかされ― 691 00:59:38,393 --> 00:59:39,993 裏切りました 692 00:59:44,260 --> 00:59:50,526 王子様が鍛冶頭と一緒に 炒鋼法を解こうとしてると― 693 00:59:53,060 --> 00:59:56,760 ヨンポ王子様たちに 伝えました 694 01:00:00,593 --> 01:00:01,493 お前 695 01:00:02,426 --> 01:00:03,593 正気かよ 696 01:00:03,693 --> 01:00:04,926 気は確かか? 697 01:00:05,326 --> 01:00:08,526 こいつ よくそんなことを 698 01:00:08,626 --> 01:00:10,660 どういうつもりだ 699 01:00:35,726 --> 01:00:36,693 兄貴! 700 01:00:37,393 --> 01:00:39,160 王子様 何を? 701 01:00:42,493 --> 01:00:44,526 許しを請うのは私だ 702 01:00:46,193 --> 01:00:48,593 お前が苦心している間― 703 01:00:50,393 --> 01:00:51,926 私は何も… 704 01:00:52,260 --> 01:00:53,526 兄貴分の― 705 01:00:55,893 --> 01:00:57,426 資格はない 706 01:00:59,493 --> 01:01:01,026 行くな オイ 707 01:01:12,293 --> 01:01:13,526 王子様 708 01:01:44,226 --> 01:01:45,126 何だと 709 01:01:45,926 --> 01:01:48,726 お許しを 仕方なかったんです 710 01:01:49,026 --> 01:01:50,826 仕方ないだと? 711 01:01:51,093 --> 01:01:52,893 仕方なかった? 712 01:01:53,060 --> 01:01:53,960 こいつめ 713 01:02:03,326 --> 01:02:04,460 待てよ 714 01:02:04,593 --> 01:02:07,260 お前を殺すのは後でいい 715 01:02:08,460 --> 01:02:12,493 ヨンポ王子に知られたら 俺たちの命はない 716 01:02:12,893 --> 01:02:17,326 決して二人の王子に 知られては ならん 717 01:02:17,893 --> 01:02:18,960 はい 718 01:02:19,293 --> 01:02:21,860 オイはどうしますか 719 01:02:22,060 --> 01:02:26,726 これ以上 奴も 密偵の真似はしないでしょう 720 01:02:27,526 --> 01:02:28,360 オイ? 721 01:02:29,693 --> 01:02:32,426 そうだ オイがいたな 722 01:02:34,126 --> 01:02:35,960 奴は心配いらん 723 01:02:36,793 --> 01:02:40,593 あいつは チュモン王子を裏切った 724 01:02:41,293 --> 01:02:45,760 チュモン王子が知れば ただじゃおかない 725 01:02:47,693 --> 01:02:50,093 オイの奴は心配ない 726 01:02:50,660 --> 01:02:52,226 心配いらん 727 01:03:11,593 --> 01:03:15,493 炒鋼法の手がかりが 見つかったようです 728 01:03:17,326 --> 01:03:18,393 兄上 729 01:03:19,093 --> 01:03:20,460 それは何だ 730 01:03:43,260 --> 01:03:46,160 3人の王子が 私と家臣の前で 731 01:03:46,360 --> 01:03:49,760 武芸対決をしては どうだ? 732 01:03:50,026 --> 01:03:54,726 では弓を折ったのが チュモンということも? 733 01:03:56,560 --> 01:03:57,926 それは本当か? 734 01:03:58,393 --> 01:04:02,260 だがその話を 今 持ち出す理由は? 735 01:04:03,126 --> 01:04:06,026 では私も攻撃します 736 01:04:08,326 --> 01:04:11,726 今日 勝てば その方もお喜びですね 737 01:04:14,460 --> 01:04:15,760 ヘモス 738 01:04:16,026 --> 01:04:18,560 神殿に賊が侵入しました 739 01:04:20,226 --> 01:04:22,026 あれは神の使い手だ 740 01:04:22,460 --> 01:04:27,160 的(まと)ではなく扶余の心臓を 射ているのだ 741 01:04:34,893 --> 01:04:37,893 日本語字幕 小川 昌代