1 00:00:00,853 --> 00:00:02,386 第27話 2 00:00:02,386 --> 00:00:03,520 第27話 3 00:00:02,386 --> 00:00:03,520 父上 4 00:00:03,520 --> 00:00:04,020 第27話 5 00:00:04,020 --> 00:00:05,120 第27話 6 00:00:04,020 --> 00:00:05,120 父上! 7 00:00:11,153 --> 00:00:12,420 どうした 8 00:00:13,953 --> 00:00:16,120 これ以上 何をすれば? 9 00:00:17,753 --> 00:00:20,753 何をすれば 認めてもらえますか 10 00:00:27,453 --> 00:00:28,453 私は― 11 00:00:29,486 --> 00:00:31,253 力を尽くしました 12 00:00:32,953 --> 00:00:36,920 他に何を見せれば 信頼してもらえるのですか 13 00:00:42,153 --> 00:00:44,053 教えてください 父上 14 00:00:45,486 --> 00:00:46,986 教えてください 15 00:01:05,086 --> 00:01:07,953 あんまりだわ ひどすぎます 16 00:01:08,086 --> 00:01:13,486 陛下は私たち母子を 生殺しにする気です 17 00:01:13,620 --> 00:01:15,920 落ち着いてください 18 00:01:16,020 --> 00:01:18,253 落ち着いてられますか 19 00:01:18,553 --> 00:01:21,086 お兄様は手ぬるすぎます 20 00:01:21,186 --> 00:01:23,586 ただ引き下がるなんて 21 00:01:23,686 --> 00:01:26,685 二度 三度と迫るべきでしょう 22 00:01:30,820 --> 00:01:34,286 何もかも 私の不徳の致すところ 23 00:01:34,753 --> 00:01:36,420 私の誠意が足りず 24 00:01:36,520 --> 00:01:39,320 神の意を 伝えられませんでした 25 00:01:39,720 --> 00:01:41,420 そうですとも 26 00:01:41,620 --> 00:01:44,986 誰がマウリョン様を 神殿の主(あるじ)に? 27 00:01:45,086 --> 00:01:50,020 これでは主が また変わるかもしれませんよ 28 00:01:53,753 --> 00:01:56,186 母上 落ち着いてください 29 00:01:56,586 --> 00:01:58,686 私が至らないせいです 30 00:01:59,420 --> 00:02:00,553 至らない? 31 00:02:00,653 --> 00:02:05,020 陛下も成しえなかったことを 成したのだ 32 00:02:05,253 --> 00:02:09,753 お前の功績と徳は 陛下を上回っています 33 00:02:13,053 --> 00:02:15,553 何をおっしゃるのです? 34 00:02:15,653 --> 00:02:18,586 私が間違ったことでも? 35 00:02:19,120 --> 00:02:21,153 もう我慢できません 36 00:02:21,686 --> 00:02:25,253 私が自分で テソを太子にします 37 00:02:29,820 --> 00:02:33,486 進言を お受け入れになるのかと 38 00:02:34,886 --> 00:02:36,653 これは難しい問題よ 39 00:02:37,986 --> 00:02:42,253 私は競合を降り テソ兄上は鋼鉄剣の開発を 40 00:02:42,920 --> 00:02:47,353 条件は整ってるのに 立太子しない理由は? 41 00:02:48,720 --> 00:02:53,686 今 陛下は王の権威を 守るため 苦心なさってる 42 00:02:55,386 --> 00:02:57,486 どういう意味ですか 43 00:02:58,753 --> 00:03:01,853 宮中の力関係が どうなってるか 44 00:03:02,220 --> 00:03:04,320 考えれば分かるわ 45 00:03:08,020 --> 00:03:10,153 気をつけなさい 46 00:03:10,353 --> 00:03:13,186 王妃とテソが業を煮やし 47 00:03:13,286 --> 00:03:16,520 お前にも その余波が及ぶかも 48 00:03:18,153 --> 00:03:23,186 今までを考えれば どんな陰謀を企てているやら 49 00:03:53,653 --> 00:03:55,720 これ以上 何をすれば? 50 00:03:56,686 --> 00:03:59,720 何をすれば 認めてもらえますか 51 00:04:01,453 --> 00:04:02,453 私は― 52 00:04:03,553 --> 00:04:05,286 力を尽くしました 53 00:04:06,986 --> 00:04:10,853 他に何を見せれば 信頼してもらえるのですか 54 00:04:12,786 --> 00:04:13,920 父上 55 00:04:15,286 --> 00:04:18,086 今 テソ兄上を 見ている私は― 56 00:04:18,720 --> 00:04:24,320 肝をなめ 復讐を期した 越(えつ)の勾践(こうせん)と同じ心境です 57 00:04:25,886 --> 00:04:27,720 恨みと怒りを静め 58 00:04:28,653 --> 00:04:30,820 復讐の刃(やいば)を研ぎます 59 00:04:32,486 --> 00:04:36,686 研ぎ澄まされた剣で 復讐するその日まで― 60 00:04:37,353 --> 00:04:41,320 どんなに苦い肝でも 甘んじてなめます 61 00:04:46,653 --> 00:04:49,553 兄上の弱点はチュモンだった 62 00:04:49,686 --> 00:04:54,553 父上が立太子を延ばすのも チュモンのためだ 63 00:04:56,153 --> 00:05:00,553 時間は稼いだので 次は王子様が攻撃を 64 00:05:01,553 --> 00:05:02,353 攻撃? 65 00:05:02,620 --> 00:05:03,620 はい 66 00:05:04,453 --> 00:05:09,686 王子様も陛下の関心と注目を 集めなくては 67 00:05:11,620 --> 00:05:15,786 ヨンタバル商団の捜査は 逆効果だった 68 00:05:16,353 --> 00:05:21,386 陛下とテソ兄上は予想以上に ヨンタバルを信じてる 69 00:05:23,153 --> 00:05:24,253 王子様 70 00:05:25,086 --> 00:05:26,320 何だ? 71 00:05:27,386 --> 00:05:30,886 “毒をもって毒を制す”を ご存じで? 72 00:05:31,820 --> 00:05:33,520 “毒をもって毒を制す”? 73 00:05:33,953 --> 00:05:37,520 太子の座を競い合う 王子様にとって― 74 00:05:37,886 --> 00:05:41,820 テソ王子もチュモン王子も 毒と同じ 75 00:05:42,320 --> 00:05:45,220 放浪していた チュモン王子は― 76 00:05:45,320 --> 00:05:48,686 陛下に寵愛されて 護衛総官になり 77 00:05:49,286 --> 00:05:53,153 テソ王子に次ぐ力を 持ったことに 78 00:05:53,253 --> 00:05:56,520 “毒をもって毒を制す”か 79 00:05:56,953 --> 00:05:58,453 そうです 80 00:05:58,920 --> 00:06:01,020 二人を戦わせれば 81 00:06:01,586 --> 00:06:04,653 王子様は 漁夫の利を得られます 82 00:06:05,220 --> 00:06:06,686 “漁夫の利”か 83 00:06:09,486 --> 00:06:10,386 トチ 84 00:06:10,786 --> 00:06:12,186 はい 王子様 85 00:06:12,286 --> 00:06:15,553 お前は商人に しておくには惜しい 86 00:06:15,820 --> 00:06:18,720 私が策士として登用しよう 87 00:06:21,753 --> 00:06:22,753 王子様 88 00:06:22,853 --> 00:06:26,886 私は商売をしてるほうが 向いてます 89 00:06:27,020 --> 00:06:32,020 商売しながら 精一杯 王子様をお助けします 90 00:06:33,286 --> 00:06:35,686 なら 好きにするがいい 91 00:06:40,420 --> 00:06:42,720 私はもう帰る 92 00:06:44,320 --> 00:06:45,120 はい 93 00:06:46,086 --> 00:06:47,320 お気をつけて 94 00:06:47,453 --> 00:06:48,553 ああ 95 00:06:51,486 --> 00:06:53,553 やれやれ まいった 96 00:06:53,686 --> 00:06:58,320 慣れないこと言ったから 頭がズキズキする 97 00:06:59,320 --> 00:07:01,586 親方 本当にご立派です 98 00:07:01,686 --> 00:07:05,686 親方にお仕えできて 光栄に思ってます 99 00:07:05,986 --> 00:07:07,186 この野郎 100 00:07:08,186 --> 00:07:11,020 俺はお世辞が大嫌いなんだ 101 00:07:11,120 --> 00:07:14,953 俺の前で 見え透いたことを言うな 102 00:07:15,153 --> 00:07:16,586 こいつめ 103 00:07:18,053 --> 00:07:18,920 すみません 104 00:07:19,486 --> 00:07:21,853 兄上 チュモンです 105 00:07:22,053 --> 00:07:23,686 入れ 106 00:07:27,553 --> 00:07:28,786 よく来たな 107 00:07:28,953 --> 00:07:30,653 かけろ 108 00:07:32,686 --> 00:07:33,620 ほら 109 00:07:40,853 --> 00:07:42,020 用件は? 110 00:07:42,453 --> 00:07:46,953 “護衛総官の就任祝いを しよう”と言っただろ 111 00:07:47,786 --> 00:07:48,686 さあ 112 00:07:48,786 --> 00:07:50,320 注(つ)いでやろう 113 00:07:51,020 --> 00:07:53,752 私はまだ勤務中です 114 00:07:54,252 --> 00:07:55,353 大丈夫だ 115 00:07:55,453 --> 00:07:56,719 さあ 早く 116 00:07:57,086 --> 00:07:58,719 いいから 117 00:08:03,586 --> 00:08:05,553 では 飲もう 118 00:08:12,653 --> 00:08:13,686 チュモン 119 00:08:15,686 --> 00:08:18,986 実は私がお前を呼んだのは― 120 00:08:20,253 --> 00:08:23,053 過去を水に流したいからだ 121 00:08:26,353 --> 00:08:28,886 お前にひどいこともしたが 122 00:08:29,386 --> 00:08:31,986 私もお前と同じ境遇だ 123 00:08:34,753 --> 00:08:40,486 私もテソ兄上のわがままや 私欲の犠牲になった 124 00:08:42,086 --> 00:08:47,086 子供の頃から テソ兄上には難儀したよな 125 00:08:49,353 --> 00:08:51,386 お前を苦しめたのは― 126 00:08:53,420 --> 00:08:57,420 兄上に強いられて 仕方なくやったんだ 127 00:08:58,820 --> 00:09:00,786 プヨンの件もそうだ 128 00:09:00,886 --> 00:09:05,353 お前に勝ちたいという 兄上の欲から始まった 129 00:09:10,753 --> 00:09:15,120 お前と牢獄にいた ヘモスを殺したのも― 130 00:09:15,220 --> 00:09:17,353 兄上の指示だった 131 00:09:17,453 --> 00:09:20,253 私はヘモスだと知らなかった 132 00:09:27,020 --> 00:09:28,386 結局のところ― 133 00:09:29,553 --> 00:09:31,486 お前と私は同じ立場だ 134 00:09:32,353 --> 00:09:35,920 テソ兄上に 利用されてきた私たちが 135 00:09:36,886 --> 00:09:40,253 反目し合う理由は ないだろう? 136 00:09:40,386 --> 00:09:41,320 違うか? 137 00:09:41,486 --> 00:09:42,520 兄上 138 00:09:43,086 --> 00:09:44,353 言ってみろ 139 00:09:45,286 --> 00:09:49,920 兄上も私も自分の行動に 責任を持つべき年齢 140 00:09:50,986 --> 00:09:53,920 テソ兄上の指示にせよ 今後は― 141 00:09:54,386 --> 00:09:57,853 自分の行動に 責任を取るべきです 142 00:10:01,153 --> 00:10:02,320 そうだな 143 00:10:04,520 --> 00:10:05,520 私も― 144 00:10:06,286 --> 00:10:09,353 兄上との過去は忘れたいと 145 00:10:10,986 --> 00:10:13,686 そうだ 忘れれば楽になる 146 00:10:13,953 --> 00:10:16,553 おぞましい過去を覚えてたら 147 00:10:16,653 --> 00:10:19,453 兄弟で顔を合わせられない 148 00:10:20,420 --> 00:10:21,420 でも― 149 00:10:23,386 --> 00:10:25,253 忘れられないことが 150 00:10:26,786 --> 00:10:28,253 それは何だ? 151 00:10:30,286 --> 00:10:32,853 私が何を胸にしまったかは― 152 00:10:35,686 --> 00:10:37,420 いつか分かります 153 00:10:40,753 --> 00:10:44,786 私はまだ勤務中なので これで失礼します 154 00:10:46,253 --> 00:10:47,186 そうか 155 00:10:47,586 --> 00:10:49,920 また席を設けよう 156 00:10:51,653 --> 00:10:52,486 行け 157 00:11:02,586 --> 00:11:04,353 “毒をもって毒を…” 158 00:11:05,120 --> 00:11:06,453 “漁夫の利” 159 00:11:08,586 --> 00:11:09,953 難しいもんだ 160 00:11:15,353 --> 00:11:16,686 陛下 161 00:11:17,020 --> 00:11:19,920 もう立太子なさってください 162 00:11:20,786 --> 00:11:23,920 凶兆で乱れた民心を なだめるには― 163 00:11:24,020 --> 00:11:26,620 立太子するのが一番です 164 00:11:27,720 --> 00:11:29,420 家臣たちも― 165 00:11:29,520 --> 00:11:33,486 立太子が先延ばしにされ 混乱しており 166 00:11:33,820 --> 00:11:36,153 王室の混迷も深みに 167 00:11:38,286 --> 00:11:39,386 陛下 168 00:11:40,186 --> 00:11:43,520 テソ王子を 太子にお立てください 169 00:11:45,420 --> 00:11:47,453 そなたの主君は私か? 170 00:11:48,786 --> 00:11:49,853 テソか? 171 00:11:52,486 --> 00:11:53,586 陛下 172 00:11:53,720 --> 00:11:58,986 私は王室の安定のために ご忠言しているだけです 173 00:11:59,620 --> 00:12:01,953 私の忠誠心をお信じください 174 00:12:03,553 --> 00:12:08,053 私がなぜ立太子を 延ばしていると思う? 175 00:12:13,486 --> 00:12:15,920 今 テソを太子にすれば 176 00:12:16,020 --> 00:12:20,953 王妃と馬加(マガ)を中心とした 外戚に権力が集中する 177 00:12:21,286 --> 00:12:24,453 それは大使者(テサジャ)も 承知しておろう 178 00:12:28,153 --> 00:12:32,986 扶余(プヨ)の権力が 王妃と馬加(マガ)に傾けば 179 00:12:33,086 --> 00:12:36,953 長い間 大使者(テサジャ)が 享受してきた権勢も― 180 00:12:37,520 --> 00:12:39,720 致命的な結果を迎えうる 181 00:12:41,053 --> 00:12:42,620 よく考えて判断しろ 182 00:12:43,753 --> 00:12:44,953 陛下 183 00:12:45,486 --> 00:12:50,753 私は長年 身に余る権勢を 手にしてきました 184 00:12:51,486 --> 00:12:54,753 これ以上の欲はありません 185 00:12:55,453 --> 00:12:57,086 私は ただ― 186 00:12:57,253 --> 00:13:01,786 王室の分裂と国論の対立を 阻止したいのです 187 00:13:02,520 --> 00:13:08,053 民心の乱れを見極め 私の忠誠心をお察しください 188 00:13:42,986 --> 00:13:43,986 どうだ? 189 00:13:44,353 --> 00:13:46,853 護衛兵の仕事は大変か? 190 00:13:47,786 --> 00:13:50,453 オイの言うとおり町が楽です 191 00:13:50,553 --> 00:13:51,786 そうですよ 192 00:13:51,886 --> 00:13:56,286 片時も気を緩められず 緊張しっぱなしです 193 00:13:57,720 --> 00:13:59,053 俺は満足です 194 00:14:00,486 --> 00:14:04,186 自由に暮らしてた お前たちにとって 195 00:14:04,286 --> 00:14:07,253 宮の法を守るのは困難だろう 196 00:14:08,653 --> 00:14:09,520 だが― 197 00:14:09,753 --> 00:14:12,286 つらくても こらえてくれ 198 00:14:12,853 --> 00:14:14,286 分かりました 199 00:14:16,353 --> 00:14:20,786 お前たちを呼んだのは 頼みがあるからだ 200 00:14:21,420 --> 00:14:22,586 何でしょうか 201 00:14:24,053 --> 00:14:29,220 玄菟(ヒョント)城から来た職人が 鉄を溶かす時 何か入れてる 202 00:14:29,953 --> 00:14:31,986 それが何か調べろ 203 00:14:37,420 --> 00:14:42,520 今 鉄器工場は テソ兄上の護衛兵が守ってる 204 00:14:43,653 --> 00:14:45,853 十分に注意しろ 205 00:14:47,820 --> 00:14:49,753 総官 ソンジュです 206 00:14:50,386 --> 00:14:51,320 入れ 207 00:14:57,353 --> 00:14:59,320 陛下がお呼びです 208 00:15:09,486 --> 00:15:10,753 お呼びですか 209 00:15:11,153 --> 00:15:13,786 私と宮殿の外に出よう 210 00:15:15,720 --> 00:15:17,120 輿(こし)の用意を? 211 00:15:17,420 --> 00:15:18,386 いや 212 00:15:18,920 --> 00:15:21,420 町で民心を確かめる 213 00:15:21,920 --> 00:15:24,553 内密に出かけるので支度を 214 00:15:26,453 --> 00:15:27,586 承知しました 215 00:15:51,720 --> 00:15:52,620 殿下 216 00:15:53,020 --> 00:15:55,653 陛下とチュモン総官が町へ 217 00:15:55,853 --> 00:15:57,886 私が後をつけます 218 00:15:59,453 --> 00:16:01,086 追わなくていい 219 00:16:04,520 --> 00:16:09,586 家臣に進言されて 民心を確かめに行かれたのだ 220 00:16:10,820 --> 00:16:15,353 なら 民心は王子様にあると 知らせるべきでは? 221 00:16:15,553 --> 00:16:17,186 私が手回しを 222 00:16:18,953 --> 00:16:20,220 必要ない 223 00:16:20,853 --> 00:16:24,620 そんな幼稚な真似は したくない 224 00:17:59,486 --> 00:18:00,420 マリ 225 00:18:01,553 --> 00:18:02,486 どうした 226 00:18:16,353 --> 00:18:17,853 牛か豚の骨か 227 00:18:22,953 --> 00:18:23,886 見つけたか 228 00:18:39,320 --> 00:18:41,320 なぜ人通りがない? 229 00:18:43,120 --> 00:18:47,253 凶兆が現れてから 外出を控えていると 230 00:19:13,720 --> 00:19:15,920 何事か調べてこい 231 00:19:17,120 --> 00:19:17,853 はい 232 00:19:40,353 --> 00:19:41,720 これでよい 233 00:19:42,553 --> 00:19:48,053 扶余(プヨ)に大きな災いが訪れても お前だけは避けられる 234 00:19:49,120 --> 00:19:49,986 行け 235 00:19:50,086 --> 00:19:52,420 ありがとうございました 236 00:20:01,220 --> 00:20:04,053 厄除けをする呪(まじな)い師です 237 00:20:04,786 --> 00:20:05,920 厄除けだと? 238 00:20:07,986 --> 00:20:12,286 民が凶兆を恐れて 生じた現象です 239 00:20:17,686 --> 00:20:18,520 行こう 240 00:20:19,353 --> 00:20:22,720 陛下 ただの呪い師にすぎません 241 00:20:24,253 --> 00:20:25,786 これも民心だ 242 00:20:38,053 --> 00:20:39,653 他には いないか? 243 00:20:41,320 --> 00:20:46,020 井戸水が血の水になり 岩が泣いておる 244 00:20:47,286 --> 00:20:50,286 じき扶余(プヨ)に 血の風が吹く兆しだ 245 00:20:51,520 --> 00:20:54,586 私の神通力に守られなければ 246 00:20:55,020 --> 00:20:57,586 災いは避けられない 247 00:20:58,486 --> 00:21:03,153 早く出てきて 私の気を受けるのだ! 248 00:21:09,286 --> 00:21:10,753 私はどうだ? 249 00:21:11,386 --> 00:21:13,586 災いを避けられないか 250 00:21:17,320 --> 00:21:20,186 王が神殿を踏みにじり 251 00:21:20,286 --> 00:21:23,286 巫女(みこ) ヨミウルが扶余を去った 252 00:21:23,953 --> 00:21:28,453 天地の神がお怒りだ 誰も災いを避けられん 253 00:21:29,786 --> 00:21:31,220 扶余の王室は― 254 00:21:32,086 --> 00:21:35,953 天地の神を怒らせた代価を― 255 00:21:36,053 --> 00:21:39,020 必ずや払うことになるだろう 256 00:21:46,486 --> 00:21:48,320 私はどうすればよい? 257 00:21:48,920 --> 00:21:50,686 お札(ふだ)を受け取れ 258 00:21:50,986 --> 00:21:53,920 そうすれば 災いが扶余を襲っても― 259 00:21:54,253 --> 00:21:56,286 お前は避けられる 260 00:21:58,520 --> 00:22:00,053 1枚くれ 261 00:22:05,486 --> 00:22:10,020 災いを避けるためのお札を タダでくれと? 262 00:22:40,753 --> 00:22:41,820 あそこか 263 00:22:42,186 --> 00:22:42,953 はい 264 00:22:43,853 --> 00:22:45,820 本当に神通力が? 265 00:22:45,920 --> 00:22:47,320 確かです 266 00:22:49,120 --> 00:22:52,053 呪い師どもは信じられん 267 00:22:52,586 --> 00:22:54,620 だまされたつもりで 268 00:23:15,320 --> 00:23:17,420 親方 どうしたんです? 269 00:23:20,953 --> 00:23:21,853 親方 270 00:23:36,686 --> 00:23:40,286 まやかしの呪術で 稼ぐ者たちです 271 00:23:40,820 --> 00:23:42,120 お忘れください 272 00:23:44,786 --> 00:23:48,086 私の徳が足りず 民が混乱している 273 00:23:49,386 --> 00:23:51,320 心が重くて当然だろう 274 00:23:59,520 --> 00:24:00,420 陛下 275 00:24:02,086 --> 00:24:03,453 申してみよ 276 00:24:05,720 --> 00:24:07,686 民心は静まります 277 00:24:07,886 --> 00:24:11,486 ですが 陛下は お忘れになってます 278 00:24:16,686 --> 00:24:18,586 古朝鮮(コジョソン)の流民(るみん)です 279 00:24:21,820 --> 00:24:23,586 私は扶余を離れ 280 00:24:23,686 --> 00:24:26,986 玄菟(ヒョント) 臨屯(イムドゥン) 真番(チンボン)を 回りました 281 00:24:27,320 --> 00:24:28,286 かの地では― 282 00:24:28,820 --> 00:24:33,720 今も数万の流民が 漢(かん)に虐げられていました 283 00:24:35,820 --> 00:24:40,886 玄菟(ヒョント)郡を脱出した流民は 扶余に来るのも尻込みを 284 00:24:44,986 --> 00:24:49,153 “タムル軍をヘモス将軍と 率いていたクムワ王が―” 285 00:24:49,686 --> 00:24:52,153 “救ってくれるのを待ってた” 286 00:24:52,253 --> 00:24:53,153 “でも もう―” 287 00:24:54,320 --> 00:24:56,753 “そんな希望すら捨てた”と 288 00:25:00,886 --> 00:25:05,220 陛下 扶余の民の混乱は 静まりますが 289 00:25:05,986 --> 00:25:10,486 何の希望もなく死を待つ 流民たちの苦しみは― 290 00:25:10,620 --> 00:25:12,220 誰が察するのです 291 00:25:16,220 --> 00:25:17,386 陛下は― 292 00:25:18,520 --> 00:25:22,386 本当に古朝鮮(コジョソン)の流民を お忘れなのですか 293 00:25:39,953 --> 00:25:41,620 ひそかに渡すのよ 294 00:25:41,720 --> 00:25:43,486 ご心配なく 295 00:25:49,686 --> 00:25:51,553 誰に送るのですか 296 00:25:51,753 --> 00:25:54,220 馬加(マガ)の叔父上に書信を 297 00:25:55,186 --> 00:25:57,286 立太子の件ですか 298 00:25:57,686 --> 00:25:58,653 そうよ 299 00:26:00,186 --> 00:26:05,253 陛下は諸加(チェガ)の意見を 黙殺したではありませんか 300 00:26:05,853 --> 00:26:08,520 また進言しても無駄です 301 00:26:09,686 --> 00:26:11,653 誰が進言すると? 302 00:26:15,720 --> 00:26:18,786 進言ではなく 圧力を加えるのよ 303 00:26:21,720 --> 00:26:26,420 立太子が延びたら 四出道(サチュルト)は陛下に従うなと 304 00:26:27,353 --> 00:26:28,186 母上 305 00:26:28,286 --> 00:26:32,320 四出道(サチュルト)は今も 諸加(チェガ)が掌握してる 306 00:26:32,520 --> 00:26:35,086 兵も扶余宮より多い 307 00:26:35,786 --> 00:26:39,320 扶余を支える 諸加(チェガ)の協力がなければ 308 00:26:39,653 --> 00:26:42,320 陛下の権力も有名無実よ 309 00:26:43,186 --> 00:26:46,886 それで内紛により 戦争でも起きたら? 310 00:26:47,186 --> 00:26:48,653 無謀な方法です 311 00:26:50,220 --> 00:26:54,720 陛下は四出道(サチュルト)と戦うほど 愚かじゃない 312 00:26:55,220 --> 00:26:56,453 見てなさい 313 00:26:56,853 --> 00:27:01,020 今度は必ず 陛下の意志を曲げてみせます 314 00:27:19,686 --> 00:27:24,053 陛下 扶余の民の混乱は 静まりますが 315 00:27:24,320 --> 00:27:28,186 何の希望もなく死を待つ 流民たちの苦しみは― 316 00:27:28,286 --> 00:27:30,186 誰が察するのですか 317 00:27:30,686 --> 00:27:31,786 陛下は― 318 00:27:32,353 --> 00:27:35,320 本当に古朝鮮(コジョソン)の流民を お忘れなのですか 319 00:27:39,886 --> 00:27:41,953 総官 マリです 320 00:27:43,020 --> 00:27:44,020 入れ 321 00:27:49,220 --> 00:27:50,186 総官 322 00:27:51,453 --> 00:27:53,786 鉄器工場にありました 323 00:28:56,086 --> 00:28:57,620 どちらへ? 324 00:29:00,653 --> 00:29:03,753 そろそろ卒本(チョルボン)に行きましょう 325 00:29:05,386 --> 00:29:06,286 イルラン 326 00:29:07,086 --> 00:29:08,420 はい 327 00:29:09,253 --> 00:29:12,886 ソリョンとピョリハを 連れてきて 328 00:29:13,653 --> 00:29:14,553 はい 329 00:29:18,120 --> 00:29:21,120 桂婁(ケル) 330 00:29:29,020 --> 00:29:30,553 強 弱 331 00:29:31,120 --> 00:29:32,320 強々 弱 332 00:29:32,420 --> 00:29:33,153 弱 333 00:29:33,253 --> 00:29:35,053 強 弱々 強 334 00:29:35,153 --> 00:29:36,853 強々 弱々… 335 00:29:36,953 --> 00:29:38,220 お嬢様です 336 00:29:39,053 --> 00:29:40,553 おいでですか 337 00:29:42,620 --> 00:29:44,986 漢から来た鍛冶職人です 338 00:29:49,620 --> 00:29:52,553 〈こちらが 鉄器工場の親方です〉 339 00:29:52,653 --> 00:29:55,253 〈この方に 鋼鉄剣の製造技術を〉 340 00:30:12,220 --> 00:30:15,720 〈これでは 鋼鉄剣は作れない〉 341 00:30:16,753 --> 00:30:20,020 〈だから作り方を 教えてください〉 342 00:30:20,920 --> 00:30:22,120 〈技術は―〉 343 00:30:22,520 --> 00:30:24,653 〈教えられない〉 344 00:30:24,753 --> 00:30:27,286 〈だが一つだけ助言しよう〉 345 00:30:27,553 --> 00:30:30,420 〈生(セン)鉄を熟(スク)鉄にするには―〉 346 00:30:30,520 --> 00:30:33,220 〈生(セン)鉄に何か入れねばならん〉 347 00:30:33,453 --> 00:30:37,153 〈何を入れるか 知らないらしいな〉 348 00:30:38,820 --> 00:30:40,653 何て言ってるんです? 349 00:30:42,253 --> 00:30:46,320 生(セン)鉄を熟(スク)鉄にする時 入れる物が― 350 00:30:46,886 --> 00:30:48,753 ここには ないそうです 351 00:30:51,420 --> 00:30:53,253 それが何か質問を 352 00:30:55,420 --> 00:30:56,886 “教えられない”と 353 00:30:57,653 --> 00:30:58,786 そんな… 354 00:31:00,820 --> 00:31:02,553 何のことですか 355 00:31:05,653 --> 00:31:09,220 鉄鉱石を溶かすと 生鉄になりますが 356 00:31:09,320 --> 00:31:14,320 生鉄は硬すぎて 焼きを入れると割れます 357 00:31:14,586 --> 00:31:17,420 だから使える剣ができません 358 00:31:22,486 --> 00:31:27,186 生鉄を熟(スク)鉄にする段階に 炒鋼(チョガン)法の秘密があります 359 00:31:27,386 --> 00:31:30,720 生鉄を溶かす時に 入れる物が― 360 00:31:30,820 --> 00:31:32,653 分からないんです 361 00:31:35,220 --> 00:31:36,220 お嬢様 362 00:31:38,286 --> 00:31:41,053 玄菟城の商団から連絡が 363 00:31:56,653 --> 00:31:59,120 取り引きが分かったわ 364 00:32:02,153 --> 00:32:07,120 鋼鉄の製造技術と引き換えに ヤンジョンの娘と結婚を 365 00:32:10,120 --> 00:32:15,320 太子となる方だから 女を10人でも娶(めと)れます 366 00:32:16,120 --> 00:32:18,286 私に側室になれと? 367 00:32:20,553 --> 00:32:23,786 お嬢様の気性を 知らないようです 368 00:32:25,286 --> 00:32:30,120 私に知られたと気づいたら 何と言うかしら 369 00:32:31,786 --> 00:32:34,353 もう扶余に戻らなきゃ 370 00:32:34,886 --> 00:32:36,586 ウテさんに“支度を”と 371 00:32:37,386 --> 00:32:38,253 はい 372 00:32:39,986 --> 00:32:45,186 卒本(チョルボン)に鋼鉄の武器を送り 黄金と馬を受け取りました 373 00:32:46,753 --> 00:32:51,153 黄金は長安(ちょうあん)に送り 馬は鉄騎軍に補給しろ 374 00:32:51,253 --> 00:32:52,786 承知しました 375 00:32:52,920 --> 00:32:53,620 トンソン 376 00:32:53,720 --> 00:32:54,386 はい 377 00:32:54,920 --> 00:32:59,486 扶余の言葉が分かり 腕が立つ兵を選んで 378 00:33:00,386 --> 00:33:02,786 扶余の風俗を覚えさせろ 379 00:33:03,186 --> 00:33:04,853 何に使うのですか 380 00:33:05,753 --> 00:33:07,486 扶余の鉄器工場へ 381 00:33:09,153 --> 00:33:10,053 では… 382 00:33:10,853 --> 00:33:12,086 扶余宮に― 383 00:33:12,986 --> 00:33:14,820 密偵を忍ばせる 384 00:33:15,620 --> 00:33:16,753 了解しました 385 00:33:27,953 --> 00:33:28,920 何だと? 386 00:33:37,186 --> 00:33:39,320 テソ王子が書信と一緒に 387 00:33:41,320 --> 00:33:42,552 よかったな 388 00:33:43,753 --> 00:33:46,052 テソが気に入ったか 389 00:33:47,119 --> 00:33:48,119 はい 390 00:33:48,753 --> 00:33:51,353 野心に満ちた殿方が 391 00:33:51,753 --> 00:33:55,086 こんなに細やかな心遣いまで 392 00:33:56,353 --> 00:33:57,286 ソルラン 393 00:33:58,286 --> 00:33:59,153 はい 394 00:34:00,353 --> 00:34:05,186 テソとの結婚を承諾してくれ 礼を言う 395 00:34:06,686 --> 00:34:10,353 応じたのは 私自身のためなんです 396 00:34:11,586 --> 00:34:17,320 お父様のように立派な方も 太守(たいしゅ)にしかなれませんでした 397 00:34:18,753 --> 00:34:22,586 私が王妃になったら 扶余にお迎えし― 398 00:34:23,786 --> 00:34:25,620 ご無念を晴らします 399 00:34:28,586 --> 00:34:29,420 そうか 400 00:34:30,120 --> 00:34:33,620 それならテソを 王にする甲斐がある 401 00:34:35,120 --> 00:34:36,020 いや 402 00:34:36,753 --> 00:34:39,686 テソを手中で操る お前のほうが― 403 00:34:40,553 --> 00:34:42,786 扶余の王も同然だ 404 00:34:54,886 --> 00:34:56,186 調べたか 405 00:34:56,586 --> 00:35:00,886 扶余の鍛冶頭(がしら)が 鉄器を製造中だとか 406 00:35:05,620 --> 00:35:07,920 ソソノは何をしている? 407 00:35:08,186 --> 00:35:10,686 扶余に戻るそうです 408 00:35:19,786 --> 00:35:22,086 卒本(チョルボン)を発ったらすぐ― 409 00:35:22,453 --> 00:35:24,086 あの女を始末しろ 410 00:35:25,220 --> 00:35:26,053 はい 411 00:36:00,053 --> 00:36:00,953 かかれ! 412 00:37:13,620 --> 00:37:14,620 お怪我は? 413 00:37:16,153 --> 00:37:17,286 大丈夫です 414 00:37:17,486 --> 00:37:22,186 お嬢様に不満を持った 君長たちの仕業です 415 00:37:22,753 --> 00:37:24,486 早く行きましょう 416 00:37:39,953 --> 00:37:41,053 お嬢様! 417 00:37:48,886 --> 00:37:49,886 ウテさん 418 00:37:53,153 --> 00:37:53,886 ウテ 419 00:37:57,086 --> 00:37:58,120 ウテさん 420 00:37:58,420 --> 00:37:59,286 ウテさん! 421 00:38:04,653 --> 00:38:05,820 ウテさん! 422 00:38:10,353 --> 00:38:11,020 ウテ 423 00:38:11,753 --> 00:38:12,753 ウテさん 424 00:38:25,520 --> 00:38:26,720 どうだ? 425 00:38:27,720 --> 00:38:32,820 手は尽くしましたが 全身に毒が広がっていて… 426 00:38:33,553 --> 00:38:35,220 容態を見守らねば 427 00:38:36,386 --> 00:38:38,186 見守るだって? 428 00:38:38,586 --> 00:38:41,920 どんな手を使ってでも 助けてくれ 429 00:38:42,020 --> 00:38:44,486 見守ってる場合か クソッ 430 00:38:44,586 --> 00:38:46,553 落ち着いてください 431 00:38:47,586 --> 00:38:48,853 ご苦労さま 432 00:38:52,286 --> 00:38:53,853 ウテ 433 00:38:55,153 --> 00:38:57,886 目を覚ましてくれ 434 00:39:01,120 --> 00:39:02,486 ウテ 435 00:39:02,953 --> 00:39:04,986 何てこった ウテ 436 00:39:07,253 --> 00:39:08,420 ウテ… 437 00:39:27,586 --> 00:39:28,553 お嬢様 438 00:39:28,653 --> 00:39:29,853 具合は? 439 00:39:30,986 --> 00:39:32,586 危険な状態です 440 00:39:33,553 --> 00:39:37,053 一体 誰が こんなひどい真似を? 441 00:39:38,520 --> 00:39:42,586 私は見当がついてますが おじさんは? 442 00:39:43,620 --> 00:39:44,520 誰ですか 443 00:39:45,886 --> 00:39:49,420 サヨンに確かめさせてます 444 00:39:53,653 --> 00:39:54,653 分かった? 445 00:39:55,286 --> 00:39:56,153 はい 446 00:39:56,586 --> 00:39:59,486 やはり沸流(ピリュ)の君長の仕業でした 447 00:40:04,753 --> 00:40:06,253 兵を招集して 448 00:40:06,720 --> 00:40:07,720 お嬢様 449 00:40:08,320 --> 00:40:10,753 扶余にいる君長様に相談を 450 00:40:11,653 --> 00:40:14,920 下手すると部族間の戦争に 451 00:40:16,553 --> 00:40:18,086 構いません 452 00:40:19,420 --> 00:40:24,986 桂婁(ケル)に盾突くと どうなるか 全君長に示してやります 453 00:40:43,320 --> 00:40:44,353 この小娘が 454 00:40:45,020 --> 00:40:46,920 何と無礼な真似だ 455 00:40:47,420 --> 00:40:49,253 ヨンタバルの教えか 456 00:40:50,120 --> 00:40:51,253 君長様 457 00:40:52,853 --> 00:40:57,253 私が無礼を働くのは これからの話です 458 00:40:59,720 --> 00:41:01,486 私をどうする気だ? 459 00:41:02,286 --> 00:41:07,686 今 生死をさまよってる ウテ行首(ヘンス)の病状次第ですね 460 00:41:08,920 --> 00:41:12,220 行首(ヘンス)が死ねば 君長様も死ぬ 461 00:41:13,320 --> 00:41:14,686 行首(ヘンス)が助かれば― 462 00:41:15,786 --> 00:41:18,720 君長様も助かるでしょう 463 00:41:20,286 --> 00:41:24,953 行首が助かるように 天地の神にお祈りください 464 00:41:26,553 --> 00:41:27,986 お連れして 465 00:41:28,553 --> 00:41:29,520 はい 466 00:41:48,520 --> 00:41:49,820 ウテさん 467 00:41:51,286 --> 00:41:53,286 しっかりして 468 00:42:09,786 --> 00:42:10,820 お嬢様 469 00:42:11,553 --> 00:42:14,153 オイ マリ ヒョッポが 来ました 470 00:42:25,353 --> 00:42:28,686 チュモン王子様が親方にと 471 00:42:28,786 --> 00:42:29,586 オイ 472 00:42:59,653 --> 00:43:01,653 どうしました? 473 00:43:03,220 --> 00:43:04,820 動物の骨粉 474 00:43:05,620 --> 00:43:07,420 貝殻を砕いたもの 475 00:43:07,520 --> 00:43:08,720 全部 入れた 476 00:43:11,153 --> 00:43:12,386 この土は? 477 00:43:13,053 --> 00:43:14,586 同じことだ 478 00:43:18,286 --> 00:43:20,353 とにかくお疲れさん 479 00:43:21,753 --> 00:43:23,520 王子様はお元気か 480 00:43:24,753 --> 00:43:25,420 はい 481 00:43:26,820 --> 00:43:30,653 何としてでも 方法を探し出すから 482 00:43:32,086 --> 00:43:33,820 お待ちくださいと 483 00:43:34,820 --> 00:43:36,953 それじゃ頑張ってください 484 00:43:39,320 --> 00:43:40,686 ムソン兄貴も 485 00:43:40,786 --> 00:43:41,686 じゃあな 486 00:43:44,153 --> 00:43:45,486 捨てますよ 487 00:43:57,153 --> 00:43:58,486 ちょっと待て 488 00:43:59,686 --> 00:44:00,753 待ってくれ 489 00:44:10,320 --> 00:44:13,320 それは黄土じゃないですか 490 00:44:15,920 --> 00:44:18,053 これは入れてない 491 00:44:29,786 --> 00:44:32,220 お嬢様 492 00:44:32,953 --> 00:44:34,386 ヨミウル様です 493 00:45:07,953 --> 00:45:09,886 邪気が全身に 494 00:45:10,320 --> 00:45:12,953 チョンギサンを用意しなさい 495 00:45:13,253 --> 00:45:14,120 はい 496 00:46:19,753 --> 00:46:20,953 どうですか 497 00:46:23,920 --> 00:46:25,320 気がつきました 498 00:46:27,853 --> 00:46:31,353 どうもありがとうございます 499 00:46:35,320 --> 00:46:38,320 神殿をご用意しました 500 00:46:38,820 --> 00:46:39,853 お休みに 501 00:46:41,653 --> 00:46:42,486 おじさん 502 00:46:42,853 --> 00:46:44,353 ご案内を 503 00:46:44,753 --> 00:46:45,920 はい 504 00:46:46,286 --> 00:46:47,386 こちらへ 505 00:46:56,053 --> 00:46:57,286 沸流(ピリュ)の君長を 506 00:46:58,186 --> 00:46:59,053 はい 507 00:47:10,153 --> 00:47:11,186 縄を解いて 508 00:47:11,686 --> 00:47:12,353 はい 509 00:47:19,820 --> 00:47:24,186 君長様の誠意に 神も感服したようです 510 00:47:25,253 --> 00:47:28,353 ウテ行首が助かりました 511 00:47:30,986 --> 00:47:33,220 今日の屈辱は― 512 00:47:34,453 --> 00:47:36,453 一生 忘れんぞ 513 00:47:37,786 --> 00:47:39,353 忘れないでください 514 00:47:40,553 --> 00:47:45,053 今日のことを忘れたら また私に辱められます 515 00:47:48,920 --> 00:47:50,220 お送りして 516 00:47:50,786 --> 00:47:51,953 承知しました 517 00:47:52,220 --> 00:47:53,286 どうぞ 518 00:48:27,120 --> 00:48:29,186 私はこの瞬間から― 519 00:48:29,386 --> 00:48:34,586 漢の四郡を脱出し 扶余への定着を望む流民を― 520 00:48:34,786 --> 00:48:36,120 受け入れる 521 00:48:39,720 --> 00:48:44,720 漢との関係において 流民の問題は敏感な事案です 522 00:48:45,520 --> 00:48:48,653 塩の件では 沃沮(オクチョ)と戦争寸前に 523 00:48:48,753 --> 00:48:53,753 流民の問題ともなれば 漢と全面戦争になります 524 00:48:54,886 --> 00:48:57,053 そのとおりです 525 00:48:57,386 --> 00:49:01,153 他の国や部族が 流民を拒んでいるのに 526 00:49:01,320 --> 00:49:04,386 名乗りを上げては なりませぬ 527 00:49:05,520 --> 00:49:10,653 他の国や部族が拒むから 私が受け入れるのだ 528 00:49:11,186 --> 00:49:13,553 古朝鮮の流民は数十年間― 529 00:49:13,686 --> 00:49:17,120 過酷な労役を強いられている 530 00:49:17,886 --> 00:49:20,920 脱出しても行く当てがない 531 00:49:22,153 --> 00:49:26,920 これからは私と扶余が 流民に希望を与える 532 00:49:28,520 --> 00:49:30,553 私の意に逆らう者は― 533 00:49:31,286 --> 00:49:32,953 私の家臣ではなく― 534 00:49:34,253 --> 00:49:36,253 漢の家臣と見なす 535 00:49:36,820 --> 00:49:37,953 分かったな 536 00:49:45,953 --> 00:49:46,786 大将軍(テジャングン) 537 00:49:47,786 --> 00:49:48,920 はい 陛下 538 00:49:50,086 --> 00:49:52,086 扶余全域に命(めい)を下し 539 00:49:52,620 --> 00:49:58,453 国境にたどり着いた流民を 漢の兵士から守れと伝えよ 540 00:49:58,720 --> 00:49:59,953 承知しました 541 00:50:10,886 --> 00:50:12,253 流民たちを? 542 00:50:12,853 --> 00:50:13,886 はい 543 00:50:13,986 --> 00:50:19,086 国境に着いた流民を守れと 大将軍(テジャングン)に命令が 544 00:50:21,286 --> 00:50:25,120 ヨミウルの予測どおりに なったわね 545 00:50:26,086 --> 00:50:29,853 陛下の独断が 扶余を崩壊させてる 546 00:50:31,986 --> 00:50:34,186 むしろ好都合だわ 547 00:50:34,720 --> 00:50:36,453 これでいい 548 00:50:38,953 --> 00:50:41,053 王妃様がお見えです 549 00:50:48,153 --> 00:50:49,320 おかけに 550 00:50:53,520 --> 00:50:55,586 流民の話はお耳に? 551 00:50:55,686 --> 00:50:57,053 はい 王妃様 552 00:50:58,620 --> 00:51:00,486 どう思われますか 553 00:51:01,220 --> 00:51:04,986 流民の受容は 漢との戦争を意味します 554 00:51:05,253 --> 00:51:09,686 扶余に現れた凶兆が 現実となるのでは? 555 00:51:09,886 --> 00:51:13,520 流民を受け入れるのは 時期尚早かと 556 00:51:14,320 --> 00:51:18,986 ですが 陛下は 漢との一戦も辞さないと 557 00:51:20,486 --> 00:51:23,453 誰にもご意向を 止められません 558 00:51:23,620 --> 00:51:27,886 止められなければ 扶余は漢に滅ぼされます 559 00:51:27,986 --> 00:51:30,020 何があろうと止めねば 560 00:51:30,953 --> 00:51:32,853 神殿がその先頭に 561 00:51:36,086 --> 00:51:38,253 私たちにそんな力は… 562 00:51:39,120 --> 00:51:40,686 そんな力ですって? 563 00:51:41,253 --> 00:51:43,753 神殿の意見が黙殺されても 564 00:51:43,853 --> 00:51:47,420 陛下に謁見し 意を伝えてください 565 00:51:48,353 --> 00:51:53,053 そうすれば民に 神意を知らせられます 566 00:51:54,386 --> 00:51:55,920 今 何と言った? 567 00:51:56,753 --> 00:51:59,653 扶余に来た流民を 追い払うのが 568 00:52:00,020 --> 00:52:01,886 神の思し召しだと? 569 00:52:02,753 --> 00:52:05,420 陛下 流民を受け入れれば… 570 00:52:05,520 --> 00:52:07,186 マウリョン巫女 571 00:52:08,286 --> 00:52:09,953 はい 陛下 572 00:52:11,553 --> 00:52:15,320 ヨミウルが 神殿を去った理由は? 573 00:52:17,853 --> 00:52:19,586 それは今のように― 574 00:52:21,153 --> 00:52:23,286 私に逆らったからだ 575 00:52:24,286 --> 00:52:25,753 マウリョン巫女も― 576 00:52:26,653 --> 00:52:29,553 ヨミウルと同じ道を 歩みたいか 577 00:52:31,186 --> 00:52:32,620 今すぐ下がれ 578 00:52:42,253 --> 00:52:43,086 陛下 579 00:52:43,320 --> 00:52:45,920 四出道の諸加から伝令が 580 00:52:47,053 --> 00:52:48,120 通せ 581 00:52:52,886 --> 00:52:56,653 諸加連合が奉る 上書でございます 582 00:53:30,253 --> 00:53:31,953 家臣はむろん― 583 00:53:32,120 --> 00:53:36,220 神殿や四出道まで これほど反対するとは 584 00:53:38,020 --> 00:53:42,086 私が陛下のお心を 悩ませてしまいました 585 00:53:44,020 --> 00:53:48,920 この反対は 流民問題のためだけではない 586 00:53:49,920 --> 00:53:54,186 皆がここぞとばかり 私に挑んでおる 587 00:53:55,220 --> 00:53:56,886 ここで引き下がれば 588 00:53:57,420 --> 00:54:01,220 私は王の座を 明け渡すことになるやも 589 00:54:07,386 --> 00:54:08,520 決して― 590 00:54:09,486 --> 00:54:11,253 応じるものか 591 00:54:19,053 --> 00:54:21,720 総官 戻りました 592 00:54:22,386 --> 00:54:23,586 入れ 593 00:54:30,086 --> 00:54:35,286 例の物を親方に渡しましたが 役に立たないようです 594 00:54:39,720 --> 00:54:42,120 以前 試してみたとか 595 00:54:42,986 --> 00:54:44,786 あの でも… 596 00:54:45,020 --> 00:54:49,453 鋼鉄剣の開発に励んでるので 心配無用だと 597 00:54:51,153 --> 00:54:52,386 ご苦労だった 598 00:54:53,753 --> 00:54:56,186 ソソノお嬢様はお元気か 599 00:54:57,186 --> 00:55:00,053 扶余までお供しました 600 00:55:10,520 --> 00:55:11,720 戻りました 601 00:55:12,486 --> 00:55:14,220 大変だったな 602 00:55:15,886 --> 00:55:17,253 ウテの具合は? 603 00:55:18,553 --> 00:55:21,420 ヨミウル様の治療で回復を 604 00:55:22,153 --> 00:55:24,753 沸流(ピリュ)の君長を監禁したの? 605 00:55:24,986 --> 00:55:29,086 無謀な真似して 戦争にでもなったら… 606 00:55:29,253 --> 00:55:30,420 よくやった 607 00:55:31,353 --> 00:55:33,486 お兄様 戦争に… 608 00:55:33,586 --> 00:55:36,953 やむをえんなら戦うまでさ 609 00:55:44,486 --> 00:55:45,153 お嬢様 610 00:56:09,286 --> 00:56:12,120 君長様にお願いがあります 611 00:56:12,520 --> 00:56:13,753 何なりと 612 00:56:15,620 --> 00:56:20,153 真番(チンボン)郡と臨屯(イムドゥン)郡の資料を 見たいのですが 613 00:56:21,986 --> 00:56:24,486 目的を教えてください 614 00:56:24,586 --> 00:56:27,620 必要な資料を お選びしましょう 615 00:56:28,486 --> 00:56:29,820 全部ください 616 00:56:29,920 --> 00:56:32,186 私が選り分けます 617 00:56:35,386 --> 00:56:37,153 すぐ用意します 618 00:56:40,420 --> 00:56:44,220 真番(チンボン)郡と臨屯(イムドゥン)郡の資料が なぜ お入り用に? 619 00:56:47,086 --> 00:56:48,520 ご存じのとおり― 620 00:56:48,920 --> 00:56:51,786 真番と臨屯は 設置された頃より― 621 00:56:51,986 --> 00:56:53,720 勢力が弱まりました 622 00:56:54,353 --> 00:56:56,686 太守(たいしゅ)が不在のことも多く 623 00:56:56,786 --> 00:57:00,453 移住してきた民も 本国に戻っています 624 00:57:04,186 --> 00:57:08,686 私は今が 両郡を討つ好機だと思います 625 00:57:10,586 --> 00:57:12,286 戦争するのですか 626 00:57:12,820 --> 00:57:13,586 ええ 627 00:57:14,820 --> 00:57:18,986 資料を検討し 陛下を説得してみようかと 628 00:57:20,920 --> 00:57:23,420 漢との全面戦争になるかも 629 00:57:25,120 --> 00:57:28,220 漢は西南夷(せいなんい)と戦争中です 630 00:57:28,353 --> 00:57:33,220 両郡を攻撃しても 援軍を送る余力はありません 631 00:59:14,753 --> 00:59:17,053 カンカンて何だよ 632 00:59:17,153 --> 00:59:18,786 何の音ですか 633 00:59:22,153 --> 00:59:23,853 よく見てろ 634 00:59:37,886 --> 00:59:39,020 親方 635 00:59:45,420 --> 00:59:46,653 できた 636 00:59:47,886 --> 00:59:49,653 できたぞ 637 00:59:51,786 --> 00:59:53,620 何してるんだ 638 00:59:54,353 --> 00:59:59,086 早くチュモン王子様に お会いしなくては 639 00:59:59,420 --> 01:00:00,653 早く! 640 01:00:28,620 --> 01:00:29,653 総官 641 01:00:29,953 --> 01:00:32,253 モパルモ親方が来ました 642 01:00:38,853 --> 01:00:39,886 王子様 643 01:00:40,153 --> 01:00:41,153 親方 644 01:00:41,486 --> 01:00:42,453 どうした 645 01:00:43,186 --> 01:00:44,620 できました 646 01:00:45,020 --> 01:00:46,820 ついにできました 647 01:00:50,353 --> 01:00:51,853 折れない― 648 01:00:52,253 --> 01:00:54,820 鋼鉄剣を作りました 649 01:01:02,586 --> 01:01:03,553 それは― 650 01:01:04,886 --> 01:01:05,820 本当か 651 01:01:07,586 --> 01:01:08,686 はい 652 01:01:09,020 --> 01:01:09,853 これです 653 01:01:26,253 --> 01:01:27,186 オイ 654 01:01:27,786 --> 01:01:28,720 はい 655 01:01:32,286 --> 01:01:36,053 お前の剣は テソ兄上が開発した剣か? 656 01:01:36,920 --> 01:01:37,720 はい 657 01:01:42,386 --> 01:01:43,353 来い 658 01:02:39,153 --> 01:02:40,153 総官 659 01:02:44,453 --> 01:02:45,686 折れなかった 660 01:02:48,920 --> 01:02:50,020 総官 661 01:02:56,086 --> 01:02:56,853 親方 662 01:02:58,086 --> 01:02:59,720 王子様 663 01:03:17,520 --> 01:03:19,286 折り入ってお話が 664 01:03:20,086 --> 01:03:21,420 かけなさい 665 01:03:27,886 --> 01:03:29,153 どんな用だ? 666 01:03:31,486 --> 01:03:35,586 真番郡と臨屯郡に 関する資料です 667 01:03:59,920 --> 01:04:03,953 私にこの資料を 持ってきた理由は何だ 668 01:04:06,386 --> 01:04:09,753 私に兵をお与えください 669 01:04:10,553 --> 01:04:14,753 真番と臨屯を攻め 古朝鮮の流民を救います 670 01:04:37,786 --> 01:04:39,186 家臣たちに対し― 671 01:04:39,720 --> 01:04:42,153 攻撃すべき理由を述べよ 672 01:04:42,386 --> 01:04:46,686 戦争で軍商になれば 莫大な利益に 673 01:04:46,786 --> 01:04:48,886 漢との全面戦争に 674 01:04:48,986 --> 01:04:50,820 クムワ 愚か者め 675 01:04:50,920 --> 01:04:53,653 鉄騎軍の威力は絶大です 676 01:04:54,286 --> 01:04:56,186 どう対処するのですか 677 01:04:56,453 --> 01:05:00,186 戦争とは武器だけで 戦うものですか 678 01:05:00,386 --> 01:05:06,020 昔 タムル軍は鉄騎軍と 比べ物にならない武器で 679 01:05:06,253 --> 01:05:09,120 鉄騎軍に対抗し 流民の救出を 680 01:05:09,220 --> 01:05:12,353 今や三足烏(サンソクカラス)は 不吉な鳥ではなく 681 01:05:12,453 --> 01:05:15,553 私たちがお仕えすべき 吉なる鳥です 682 01:05:15,820 --> 01:05:16,820 それは― 683 01:05:18,353 --> 01:05:22,220 死しても領土を守り 流民を救おうとした― 684 01:05:22,386 --> 01:05:25,186 タムル軍の 意志によるもの 685 01:05:25,453 --> 01:05:27,520 扶余兵も その志があれば 686 01:05:27,953 --> 01:05:29,986 間違いなく勝てます 687 01:05:30,586 --> 01:05:33,586 日本語字幕 小川 昌代