1 00:00:00,920 --> 00:00:04,920 第40話 2 00:00:05,053 --> 00:00:08,053 沸流(ピリュ) 3 00:00:17,186 --> 00:00:18,120 親方 4 00:00:18,220 --> 00:00:20,553 俺たち どうなるんです? 5 00:00:20,753 --> 00:00:23,720 まさか ここで死ぬとか? 6 00:00:27,353 --> 00:00:29,720 何とか言ってくださいよ 7 00:00:31,453 --> 00:00:33,953 ソンヤンは間違いなく 8 00:00:34,853 --> 00:00:37,753 俺たちをテソに売り渡す 9 00:00:39,020 --> 00:00:39,886 何て? 10 00:00:40,020 --> 00:00:41,453 テソ? 11 00:00:42,353 --> 00:00:44,253 冗談じゃない 12 00:00:44,353 --> 00:00:47,586 テソは俺たちを 放っておきませんよ 13 00:00:48,553 --> 00:00:49,820 おしまいだ 14 00:00:50,420 --> 00:00:52,186 一巻の終わりだ 15 00:00:55,253 --> 00:00:57,086 死ぬのが怖いか 16 00:00:58,620 --> 00:01:01,986 何だって? 怖いに決まってる 17 00:01:02,120 --> 00:01:04,186 なんで俺が死ぬの? 18 00:01:04,286 --> 00:01:07,520 親方を守ってただけですよ 19 00:01:07,753 --> 00:01:09,720 どうして死ぬわけ? 20 00:01:09,820 --> 00:01:13,186 親方は 女房も子供もいないけど 21 00:01:13,286 --> 00:01:14,386 俺は違う 22 00:01:14,786 --> 00:01:18,520 ムドクを置いて死ぬなんて 悔しすぎる 23 00:01:20,686 --> 00:01:22,153 ムソン 24 00:01:24,453 --> 00:01:27,120 運命だと思って待て 25 00:01:28,052 --> 00:01:30,520 死ぬ運命なら死ぬし 26 00:01:32,053 --> 00:01:34,753 生きる運命なら助かるさ 27 00:02:27,186 --> 00:02:31,220 今すぐ扶余(プヨ)のテソ王子に 持っていけ 28 00:02:31,520 --> 00:02:32,953 はい 君長様 29 00:02:37,186 --> 00:02:38,653 奴らを扶余(プヨ)に? 30 00:02:40,086 --> 00:02:43,253 モパルモをテソ王子に渡せば 31 00:02:44,153 --> 00:02:46,653 得るものが多いだろう 32 00:02:48,420 --> 00:02:50,053 護送の準備をしろ 33 00:02:50,786 --> 00:02:51,686 はい 34 00:03:09,953 --> 00:03:11,020 調べたか 35 00:03:11,420 --> 00:03:14,020 確かにソンヤンの牢に 36 00:03:16,553 --> 00:03:19,786 親方を扶余(プヨ)に 渡そうとしてます 37 00:03:25,186 --> 00:03:26,686 連れてかれたら 38 00:03:26,886 --> 00:03:30,686 テソ王子は 鋼鉄剣を作れと脅します 39 00:03:31,353 --> 00:03:33,553 もし親方が拒めば― 40 00:03:35,120 --> 00:03:36,553 本当に殺すかも 41 00:03:39,853 --> 00:03:41,820 扶余に着く前に救う 42 00:03:42,353 --> 00:03:45,986 俺たちだけで 立ち向かうのは困難です 43 00:03:47,120 --> 00:03:50,553 ヨンタバル君長に 協力を頼んでは? 44 00:04:03,086 --> 00:04:06,886 ソンヤンが モパルモを引き渡したら 45 00:04:07,420 --> 00:04:11,886 沸流(ピリュ)は扶余で作られる 鋼鉄剣を得ることに 46 00:04:13,320 --> 00:04:16,386 すでにソンヤンは 漢(かん)から鋼鉄剣を 47 00:04:16,486 --> 00:04:19,953 テソ王子の助力まで得たら 48 00:04:20,053 --> 00:04:22,620 桂婁(ケル)の服属を図るはず 49 00:04:24,353 --> 00:04:28,620 兵を動かしてでも 親方を救わなくては 50 00:04:29,520 --> 00:04:32,353 私がチュモン王子を 手伝います 51 00:04:37,120 --> 00:04:38,053 今は― 52 00:04:38,153 --> 00:04:41,053 ソンヤン君長と 小康を保つべき 53 00:04:41,920 --> 00:04:46,586 君長様は内戦を防ぐため 大君長の座までお譲りに 54 00:04:47,486 --> 00:04:50,786 チュモン王子に任せましょう 55 00:04:51,186 --> 00:04:54,386 今の逆境も あの人のせいです 56 00:04:55,053 --> 00:04:59,753 この上 手を貸したと テソ王子に知られたら? 57 00:05:04,886 --> 00:05:09,886 表立っては かかわらず 兵士だけ提供しましょう 58 00:05:12,453 --> 00:05:14,586 それがいい 59 00:05:15,986 --> 00:05:18,620 求められたら兵だけ出せ 60 00:05:18,953 --> 00:05:19,920 はい 61 00:05:24,020 --> 00:05:25,986 モパルモが救出されたら― 62 00:05:26,186 --> 00:05:28,920 ソンヤンは密約を破ります 63 00:05:29,886 --> 00:05:32,053 十分にありえます 64 00:05:32,520 --> 00:05:36,520 私が対策を練りますので ご心配なく 65 00:05:58,353 --> 00:05:59,653 ご協力を? 66 00:06:00,620 --> 00:06:04,586 親方を守る責任を 果たせませんでした 67 00:06:05,186 --> 00:06:06,620 救出しましょう 68 00:06:07,986 --> 00:06:12,220 モパルモ親方は 桂婁(ケル)にも必要な人です 69 00:06:14,086 --> 00:06:15,086 すみません 70 00:06:15,486 --> 00:06:17,320 ただ 今の状況では― 71 00:06:17,953 --> 00:06:21,753 兵は出せても 率いることはできません 72 00:06:22,586 --> 00:06:25,553 ご事情はお察しします 73 00:06:26,953 --> 00:06:29,786 ウテに兵を待機させます 74 00:07:01,786 --> 00:07:03,620 ご無事な様子で― 75 00:07:04,553 --> 00:07:05,953 何よりです 76 00:07:12,753 --> 00:07:15,786 運命を賭けると誓いましたが 77 00:07:18,186 --> 00:07:19,686 信じきれず 78 00:07:21,353 --> 00:07:23,120 待てませんでした 79 00:07:26,186 --> 00:07:27,486 お許しを 80 00:07:30,320 --> 00:07:32,353 許しを請うのは私です 81 00:07:33,753 --> 00:07:38,286 私が軽率だったゆえに お守りできなかった 82 00:07:40,320 --> 00:07:41,320 お許しを 83 00:07:43,553 --> 00:07:46,920 運命を悔やんでも 仕方ありません 84 00:07:48,920 --> 00:07:50,319 今 桂婁(ケル)は― 85 00:07:51,752 --> 00:07:53,986 滅亡の危機にあります 86 00:07:56,720 --> 00:07:58,886 ご縁にすがり 87 00:08:00,686 --> 00:08:02,986 嘆く余裕はありません 88 00:08:11,453 --> 00:08:13,620 思い出を消すのは― 89 00:08:14,520 --> 00:08:16,120 難しいでしょう 90 00:08:19,420 --> 00:08:23,286 でも忘れるため 努力するつもりです 91 00:08:26,253 --> 00:08:28,186 もう未練など抱かず 92 00:08:29,320 --> 00:08:30,853 ご自分の道を 93 00:08:46,486 --> 00:08:48,253 どうぞお元気で 94 00:11:05,953 --> 00:11:07,886 チュモンが奇襲する? 95 00:11:09,986 --> 00:11:12,453 兵士もいないのに? 96 00:11:13,186 --> 00:11:15,253 協力を請われましたが 97 00:11:15,620 --> 00:11:19,653 絶対に兵は提供できないと 断りました 98 00:11:20,953 --> 00:11:24,553 でも何とかして 救おうとするはずです 99 00:11:29,020 --> 00:11:30,353 ならば― 100 00:11:31,653 --> 00:11:36,053 護送する護衛兵の数を 増やさねばならんが 101 00:11:36,586 --> 00:11:42,053 奇襲を避ける方法を 探すほうがいいのでは? 102 00:11:52,186 --> 00:11:53,920 まだ桂婁に? 103 00:11:54,453 --> 00:11:55,353 はい 104 00:11:55,453 --> 00:11:59,053 モパルモ親方を 救おうとしています 105 00:12:00,786 --> 00:12:04,953 大業を考えるべき方が 私的な関係に執着を 106 00:12:05,386 --> 00:12:09,053 万一のことでも起きたら 大変では? 107 00:12:09,753 --> 00:12:11,286 お止めください 108 00:12:14,420 --> 00:12:18,786 王子の運命において 親方は大事な人 109 00:12:19,953 --> 00:12:22,753 見殺しにはできないはず 110 00:12:24,953 --> 00:12:28,286 沸流(ピリュ)から 扶余に向かう道は2つ 111 00:12:28,620 --> 00:12:31,453 1つは沸流(ピリュ)川の上流を渡る道 112 00:12:31,553 --> 00:12:35,720 もう1つはここ 山岳地帯を越える道です 113 00:12:36,820 --> 00:12:40,453 早く着くために 川を渡るのでは? 114 00:12:41,920 --> 00:12:43,220 即断できない 115 00:12:44,286 --> 00:12:47,753 支援の兵が少なく 二手にできません 116 00:12:48,220 --> 00:12:49,286 ご選択を 117 00:12:54,953 --> 00:12:57,086 王子様 お話があります 118 00:12:58,120 --> 00:12:59,120 何ですか 119 00:12:59,853 --> 00:13:02,920 護送経路が分かりました 120 00:13:03,520 --> 00:13:04,786 どこですか 121 00:13:06,986 --> 00:13:08,053 ここです 122 00:13:09,453 --> 00:13:11,520 山岳地帯の道です 123 00:13:15,553 --> 00:13:18,520 先に待ち伏せる 準備しろ 124 00:13:19,120 --> 00:13:20,486 はい 王子様 125 00:13:57,786 --> 00:13:58,620 止まれ 126 00:14:03,653 --> 00:14:06,620 山を越えるなら この道です 127 00:14:07,953 --> 00:14:10,453 沸流川の上流へ進む 128 00:14:23,720 --> 00:14:27,320 様子が変です もう着いてる頃です 129 00:14:33,020 --> 00:14:35,220 総官 誰か来ます 130 00:14:53,686 --> 00:14:54,786 大変です 131 00:14:55,420 --> 00:14:56,286 何ですか? 132 00:14:57,653 --> 00:14:59,420 だまされました 133 00:15:01,520 --> 00:15:04,653 護送団は 沸流川の上流を渡ったと 134 00:15:08,153 --> 00:15:13,086 今頃は扶余の国境に 迫っているでしょう 135 00:15:14,320 --> 00:15:18,220 経路を知らせたのは ヤンタク君長です 136 00:15:18,553 --> 00:15:21,586 ヤンタク君長が内通でも? 137 00:15:23,353 --> 00:15:25,720 それはまだ分かりません 138 00:15:29,786 --> 00:15:31,453 扶余に行く 急げ 139 00:15:31,553 --> 00:15:32,753 分かりました 140 00:15:39,820 --> 00:15:40,820 気をつけて 141 00:15:42,053 --> 00:15:43,153 ありがとう 142 00:15:43,620 --> 00:15:47,120 しかし 桂婁のほうが 危険な情勢です 143 00:15:48,986 --> 00:15:49,953 どうか― 144 00:15:51,053 --> 00:15:52,520 ご無事で 145 00:16:29,653 --> 00:16:31,485 桂婁に撤収する 146 00:16:31,586 --> 00:16:32,520 はい 147 00:16:51,920 --> 00:16:54,420 イェソヤお嬢様がお越しです 148 00:16:55,453 --> 00:16:56,586 お通しして 149 00:16:56,920 --> 00:16:57,720 はい 150 00:17:14,120 --> 00:17:15,420 ようこそ 151 00:17:23,953 --> 00:17:26,320 何か不便なことは? 152 00:17:28,253 --> 00:17:29,253 ありません 153 00:17:30,186 --> 00:17:33,186 慣れないことばかりでしょう 154 00:17:34,053 --> 00:17:38,953 困ったことがあれば いつでも言ってください 155 00:17:40,053 --> 00:17:44,020 王子様とユファ様の重荷になり すみません 156 00:17:44,520 --> 00:17:46,153 いいのですよ 157 00:17:46,753 --> 00:17:51,886 一日も早く恨みを 晴らしてあげるべきなのに 158 00:17:52,386 --> 00:17:54,920 かなわず残念です 159 00:18:00,820 --> 00:18:03,820 陛下がお会いしたいと 160 00:18:22,253 --> 00:18:23,553 あの女は誰? 161 00:18:24,920 --> 00:18:25,853 存じません 162 00:18:30,686 --> 00:18:31,986 調べなさい 163 00:18:32,753 --> 00:18:33,420 はい 164 00:18:46,053 --> 00:18:47,720 イェソヤと申します 165 00:18:50,686 --> 00:18:51,953 かけなさい 166 00:18:56,753 --> 00:18:59,153 イェチョン族長の娘か 167 00:19:01,620 --> 00:19:03,086 はい 陛下 168 00:19:03,953 --> 00:19:08,020 ずいぶん昔 征服戦争をした時― 169 00:19:08,120 --> 00:19:10,553 族長に会ったことがある 170 00:19:14,453 --> 00:19:18,320 小部族の長(おさ)とはいえ 剛毅(ごうき)な方だった 171 00:19:19,086 --> 00:19:22,353 部族の反乱で亡くなったとは 172 00:19:23,053 --> 00:19:24,886 残念でならない 173 00:19:30,753 --> 00:19:32,920 気落ちしてるだろう 174 00:19:33,086 --> 00:19:34,986 面倒見てあげなさい 175 00:19:36,253 --> 00:19:37,553 承知しました 176 00:20:03,320 --> 00:20:04,820 チュモンは? 177 00:20:06,186 --> 00:20:08,453 桂婁へ出かけました 178 00:20:12,520 --> 00:20:13,620 チュモンは― 179 00:20:14,053 --> 00:20:18,420 ソソノに思いを 寄せておりました 180 00:20:19,186 --> 00:20:23,386 ですが ソソノは テソ王子の圧迫に耐えかね 181 00:20:23,486 --> 00:20:25,920 行首(ヘンス)と結婚したのです 182 00:20:27,253 --> 00:20:30,886 ソソノとの縁を 切りに行ったようです 183 00:20:37,686 --> 00:20:42,353 大業を志すには 気を入れ替えなくては 184 00:20:43,753 --> 00:20:49,086 私はイェソヤを 伴侶にと考えていますが 185 00:20:49,253 --> 00:20:50,820 いかがですか 186 00:20:52,520 --> 00:20:56,820 イェチョンの娘なら 品があり 優しいだろう 187 00:20:57,320 --> 00:20:58,986 そなたに任せよう 188 00:21:05,853 --> 00:21:07,153 調べてみた? 189 00:21:08,386 --> 00:21:13,020 チュモン王子を救った ハンベク族 族長の娘だとか 190 00:21:15,153 --> 00:21:18,986 反乱で父親が死に チュモン王子と宮殿へ 191 00:21:21,820 --> 00:21:25,253 チュモン王子の 命の恩人なのね 192 00:21:25,920 --> 00:21:26,853 はい 193 00:21:28,020 --> 00:21:29,353 連れてきて 194 00:21:29,886 --> 00:21:30,786 はい 195 00:21:41,553 --> 00:21:43,286 連れてまいりました 196 00:21:46,886 --> 00:21:48,186 ご挨拶を 197 00:21:48,953 --> 00:21:50,920 摂政殿下の奥方様だ 198 00:21:56,120 --> 00:21:57,720 イェソヤと申します 199 00:22:00,353 --> 00:22:05,153 お前がチュモン王子を救い 皆が困っている 200 00:22:08,286 --> 00:22:09,686 お前の部族は― 201 00:22:10,553 --> 00:22:15,120 軍馬を提供し 玄菟(ヒョント)郡を助けたそうだが 202 00:22:16,920 --> 00:22:19,053 なぜ王子を救った? 203 00:22:20,353 --> 00:22:22,653 ヤンソルラン様と同じです 204 00:22:26,086 --> 00:22:27,120 同じとは? 205 00:22:28,286 --> 00:22:33,686 敵国だった扶余の王子と 結婚までなさいました 206 00:22:34,820 --> 00:22:35,953 何だと? 207 00:22:38,086 --> 00:22:40,220 私を愚弄するの? 208 00:22:41,553 --> 00:22:46,020 ハンベク族は漢の侵略に 苦しんできました 209 00:22:46,386 --> 00:22:48,486 それなのに どうして― 210 00:22:48,586 --> 00:22:52,120 太守(たいしゅ)のご令嬢を 愚弄できましょうか 211 00:22:52,453 --> 00:22:56,986 対面していることすら 恐ろしいのです 212 00:22:59,253 --> 00:23:04,053 チュモン王子を助けた お前とは悪縁のようね 213 00:23:05,720 --> 00:23:06,686 私は― 214 00:23:07,486 --> 00:23:12,253 殿下を邪魔する者は 誰であろうと許さない 215 00:23:14,386 --> 00:23:15,586 心しなさい 216 00:23:33,853 --> 00:23:35,486 大した女ね 217 00:23:36,186 --> 00:23:41,653 ユファ夫人が世話してるので 下手すると問題に 218 00:23:42,720 --> 00:23:47,020 ユファ夫人ごときの顔色を うかがえと? 219 00:23:49,686 --> 00:23:55,420 あの女を利用すれば 面白いことになりそうだわ 220 00:24:10,353 --> 00:24:11,253 予想より― 221 00:24:11,353 --> 00:24:12,953 兵が多いです 222 00:24:13,353 --> 00:24:16,286 このまま奇襲するのは 無理です 223 00:24:18,886 --> 00:24:21,486 オイと私が敵の気を引く 224 00:24:22,120 --> 00:24:25,486 二人は親方とムソンを救え 225 00:24:26,253 --> 00:24:27,120 はい 226 00:24:54,153 --> 00:24:55,086 王子様 227 00:25:16,120 --> 00:25:17,886 扶余の護衛総官だ 228 00:25:20,586 --> 00:25:21,786 ご苦労だった 229 00:25:22,720 --> 00:25:24,620 ここからは引き継ぐ 230 00:25:27,453 --> 00:25:28,820 護送しろ 231 00:25:28,920 --> 00:25:29,853 はい 232 00:26:07,020 --> 00:26:08,086 座らせろ 233 00:26:18,853 --> 00:26:23,186 私から逃げられるとでも 思ったか 234 00:26:28,753 --> 00:26:29,953 そいつは誰だ 235 00:26:31,286 --> 00:26:34,086 モパルモと逃げたムソンです 236 00:26:34,453 --> 00:26:38,286 チュモン王子が 王宮の守備隊 隊長に 237 00:26:39,720 --> 00:26:43,420 殿下 私には 何の罪もありません 238 00:26:43,686 --> 00:26:48,186 チュモン総官の命令に 従っただけです 239 00:26:51,053 --> 00:26:52,886 連れていけ 240 00:26:53,986 --> 00:26:55,820 私が取り調べる 241 00:26:56,220 --> 00:26:57,286 はい 殿下 242 00:26:57,953 --> 00:26:58,920 連れていけ 243 00:26:59,020 --> 00:26:59,953 はい 244 00:27:32,953 --> 00:27:36,820 こんな剣を作りながら 嘘をつくとは 245 00:27:37,653 --> 00:27:40,320 お前は死にたいらしいな 246 00:27:42,120 --> 00:27:45,520 その剣のことは存じません 247 00:27:47,586 --> 00:27:48,920 モパルモ 248 00:27:49,720 --> 00:27:51,986 口は嘘をついていても 249 00:27:52,486 --> 00:27:55,253 お前の目は嘘がつけない 250 00:27:59,086 --> 00:28:01,020 もう一度 聞く 251 00:28:01,786 --> 00:28:04,786 この鋼鉄剣は お前が作ったのか? 252 00:28:05,753 --> 00:28:09,353 私は存じません 253 00:28:10,953 --> 00:28:12,620 こやつめ! 254 00:28:29,786 --> 00:28:30,820 ナロ 255 00:28:34,086 --> 00:28:35,153 はい 殿下 256 00:28:36,786 --> 00:28:38,753 チュモンを呼べ 257 00:28:39,053 --> 00:28:39,920 はい 258 00:28:49,820 --> 00:28:53,120 テソ王子が取り調べましたが 259 00:28:53,820 --> 00:28:57,286 親方はシラを切ったそうです 260 00:28:57,753 --> 00:29:00,686 手を打たないと殺されます 261 00:29:12,053 --> 00:29:14,653 テソ殿下がお呼びです 262 00:29:37,086 --> 00:29:38,186 ご用ですか 263 00:29:41,353 --> 00:29:45,153 見かけなかったが どこへ行ってた? 264 00:29:48,120 --> 00:29:51,220 体が治らず休んでいました 265 00:29:55,053 --> 00:29:57,020 頼みたいことがある 266 00:29:58,753 --> 00:30:04,353 モパルモは漢の鋼鉄剣より 強度の高い剣を作ったが 267 00:30:05,220 --> 00:30:09,753 その秘法を上奏せず 口を開こうともしない 268 00:30:11,853 --> 00:30:14,020 お前たちは親しい 269 00:30:14,686 --> 00:30:18,753 鋼鉄剣を作るよう モパルモを説得しろ 270 00:30:28,720 --> 00:30:33,320 お前の言葉も聞かず 強情を張り続けるなら 271 00:30:34,020 --> 00:30:35,353 お前が― 272 00:30:36,186 --> 00:30:38,153 モパルモを殺せ 273 00:30:52,453 --> 00:30:53,420 殿下 274 00:30:54,120 --> 00:30:56,720 二人は格別な間柄です 275 00:30:57,420 --> 00:31:00,453 モパルモを 逃がすかもしれません 276 00:31:02,586 --> 00:31:06,520 私は今 チュモンを試しているのだ 277 00:31:07,553 --> 00:31:10,620 奴は協力すると言ったが 278 00:31:10,753 --> 00:31:12,853 私は信用していない 279 00:31:14,420 --> 00:31:18,186 もしモパルモを 逃そうとしたら 280 00:31:18,653 --> 00:31:21,153 チュモンを殺すつもりだ 281 00:31:23,420 --> 00:31:25,553 奴らから目を離すな 282 00:31:34,486 --> 00:31:35,886 王子様 283 00:32:02,386 --> 00:32:03,653 王子様 284 00:32:05,620 --> 00:32:07,586 テソ王子様が 285 00:32:08,453 --> 00:32:12,386 私に鋼鉄剣を作れと 言うのです 286 00:32:13,853 --> 00:32:15,353 ですが私は― 287 00:32:16,586 --> 00:32:19,353 死んでも作れません 288 00:32:26,686 --> 00:32:27,686 親方 289 00:32:30,520 --> 00:32:32,120 作りなさい 290 00:32:40,853 --> 00:32:43,053 何をおっしゃるのです? 291 00:32:44,453 --> 00:32:48,586 今 テソ王子様のために 鋼鉄剣を作れと― 292 00:32:49,386 --> 00:32:52,286 おっしゃったのですか 293 00:32:56,320 --> 00:32:57,586 鋼鉄剣を― 294 00:32:58,486 --> 00:32:59,753 作るのです 295 00:33:03,286 --> 00:33:08,186 王子様が私に そんなことをおっしゃるとは 296 00:33:08,986 --> 00:33:12,253 必死に守ってきた鋼鉄剣です 297 00:33:13,820 --> 00:33:15,053 できません 298 00:33:16,386 --> 00:33:17,820 いけません 299 00:33:19,453 --> 00:33:21,553 鋼鉄剣の秘法は― 300 00:33:22,453 --> 00:33:24,253 教えられません 301 00:33:25,320 --> 00:33:27,186 テソ王子様は― 302 00:33:28,353 --> 00:33:34,152 鋼鉄剣の秘法を 漢に教えるに違いありません 303 00:33:35,186 --> 00:33:36,420 いけません 304 00:33:37,420 --> 00:33:39,420 絶対にいけません 305 00:33:39,620 --> 00:33:40,853 いけません 306 00:33:41,686 --> 00:33:43,320 いけません… 307 00:33:46,853 --> 00:33:48,486 作りなさい 308 00:33:49,986 --> 00:33:51,152 さもないと― 309 00:33:52,786 --> 00:33:54,652 私が親方を殺します 310 00:34:22,153 --> 00:34:23,153 王子様! 311 00:34:27,253 --> 00:34:28,853 あんまりです 312 00:34:29,753 --> 00:34:33,653 親方は王子様のため 剣を作ったんです 313 00:34:34,420 --> 00:34:38,686 本当にテソ王子に 鋼鉄剣を渡すんですか 314 00:34:39,920 --> 00:34:42,886 命まで捧げようとした 親方を― 315 00:34:43,320 --> 00:34:46,353 裏切ることになりますよ 316 00:34:46,486 --> 00:34:51,286 テソ王子に仕えて 生きることにしたんですか 317 00:35:00,120 --> 00:35:03,820 親方が妙な真似をせぬよう 見張れ 318 00:35:09,686 --> 00:35:11,453 どうしちまったんだ? 319 00:35:14,553 --> 00:35:15,953 こんな… 320 00:35:17,286 --> 00:35:22,453 こんな仕打ちを 王子様にされるなんて 321 00:35:23,353 --> 00:35:26,853 王子様のために 生きてきたのに 322 00:35:30,253 --> 00:35:31,353 まったく 323 00:35:31,820 --> 00:35:35,686 言われたとおり 剣を作ってやれば― 324 00:35:35,820 --> 00:35:39,353 俺も親方も助かって めでたしでしょ? 325 00:35:39,520 --> 00:35:42,853 大泣きするようなことですか 326 00:35:43,020 --> 00:35:44,686 黙れ こいつめ 327 00:35:45,186 --> 00:35:46,853 俺にはできない 328 00:35:47,453 --> 00:35:50,520 そんなことできん できるものか 329 00:35:58,520 --> 00:36:01,620 テソ王子にひれ伏して 何になる? 330 00:36:02,120 --> 00:36:03,153 覚えてるか 331 00:36:03,920 --> 00:36:08,286 真番(チンボン) 臨屯(イムドゥン)を回ってた時 王子様はこう言ってた 332 00:36:09,886 --> 00:36:11,986 “ヘモス将軍の志を継ぎ” 333 00:36:12,186 --> 00:36:16,620 “苦しむ流民(るみん)を救って 失われた地を取り戻す” 334 00:36:18,453 --> 00:36:19,953 なのに何だ? 335 00:36:20,653 --> 00:36:22,786 これがその大業か? 336 00:36:24,053 --> 00:36:25,053 そうだ 337 00:36:25,786 --> 00:36:27,586 そのとおりだ 338 00:36:29,220 --> 00:36:31,253 卑屈に生きるなら 339 00:36:32,920 --> 00:36:35,286 扶余を出るほうがマシだ 340 00:36:44,120 --> 00:36:45,020 行こう 341 00:37:59,886 --> 00:38:01,186 早く剣を 342 00:38:06,386 --> 00:38:07,586 王子様 343 00:38:08,286 --> 00:38:10,353 本当になぜですか 344 00:38:11,853 --> 00:38:14,520 いっそ私を殺してください 345 00:38:22,520 --> 00:38:23,553 本当に― 346 00:38:25,220 --> 00:38:26,853 親方を殺しますよ 347 00:38:28,286 --> 00:38:29,786 早く道具を 348 00:38:43,686 --> 00:38:44,886 分かりました 349 00:38:47,320 --> 00:38:48,753 本当に― 350 00:38:49,620 --> 00:38:51,953 わけが分かりません 351 00:38:54,053 --> 00:38:56,653 王子様が豹変(ひょうへん)されたのは― 352 00:38:58,120 --> 00:39:01,386 とうてい理解できませんが 353 00:39:04,486 --> 00:39:09,153 それでも私は 王子様を信じます 354 00:39:13,753 --> 00:39:16,020 信じているから― 355 00:39:17,253 --> 00:39:20,020 言われたとおりにします 356 00:39:23,786 --> 00:39:25,086 ええ 357 00:39:26,686 --> 00:39:27,986 作ります 358 00:39:30,786 --> 00:39:32,686 作りますとも 359 00:39:37,520 --> 00:39:38,553 親方 360 00:39:39,453 --> 00:39:41,486 道具を持ってこい 361 00:39:41,586 --> 00:39:42,886 今日は休んで… 362 00:39:42,986 --> 00:39:44,986 持ってこないか 363 00:40:02,720 --> 00:40:03,686 殿下 364 00:40:04,686 --> 00:40:06,386 チュモン王子です 365 00:40:08,153 --> 00:40:09,286 通せ 366 00:40:19,920 --> 00:40:20,986 座れ 367 00:40:31,153 --> 00:40:32,320 どうなった 368 00:40:35,720 --> 00:40:39,153 親方は今 仕事を始めました 369 00:40:39,620 --> 00:40:41,720 すぐ鋼鉄剣ができます 370 00:40:43,986 --> 00:40:45,253 それは本当か 371 00:40:46,886 --> 00:40:47,786 はい 372 00:40:49,520 --> 00:40:54,753 ご苦労だった 扶余のため大仕事をしたな 373 00:40:59,020 --> 00:41:00,353 誰かいるか 374 00:41:03,786 --> 00:41:04,686 はい 殿下 375 00:41:04,986 --> 00:41:07,686 すぐに酒の支度をしろ 376 00:41:08,553 --> 00:41:11,920 今日はチュモンと 存分に酔うぞ 377 00:41:19,520 --> 00:41:21,520 ヨンポ王子様です 378 00:41:24,220 --> 00:41:25,520 お通しして 379 00:41:44,186 --> 00:41:46,486 どんなご用でしょうか 380 00:41:47,453 --> 00:41:50,953 自分の人生が 歯がゆくて来ました 381 00:41:54,253 --> 00:41:58,453 私の運命がどうなるか 見てください 382 00:42:05,653 --> 00:42:06,653 王子様 383 00:42:07,720 --> 00:42:10,986 今は苦難と試練の渦中ですが 384 00:42:11,686 --> 00:42:15,586 王子様の未来は順風満帆です 385 00:42:16,486 --> 00:42:18,086 本当ですか 386 00:42:18,420 --> 00:42:19,386 はい 387 00:42:19,586 --> 00:42:24,420 王子様には まばゆい後光が差しています 388 00:42:24,520 --> 00:42:28,120 扶余のため 大仕事をなさるでしょう 389 00:42:29,320 --> 00:42:32,053 早く神殿に来るべきだった 390 00:42:32,220 --> 00:42:37,320 お話を聞いたら 胸のつかえが取れたようです 391 00:42:48,153 --> 00:42:50,786 順風満帆なわけか 392 00:42:54,553 --> 00:42:55,986 トチに会おう 393 00:43:05,586 --> 00:43:06,720 王子様 394 00:43:08,120 --> 00:43:09,286 トチは中か 395 00:43:10,286 --> 00:43:11,186 はい 396 00:43:19,486 --> 00:43:20,386 親方 397 00:43:20,686 --> 00:43:23,186 ヨンポ王子様です 398 00:43:28,320 --> 00:43:30,653 お見限りかと思いました 399 00:43:31,120 --> 00:43:32,986 何のご用です? 400 00:43:33,786 --> 00:43:35,453 お前に話がある 401 00:43:36,120 --> 00:43:38,253 外でしっかり見張れ 402 00:43:38,520 --> 00:43:40,186 誰も入れるな 403 00:43:41,820 --> 00:43:42,720 はい 404 00:43:45,486 --> 00:43:46,653 一体― 405 00:43:47,120 --> 00:43:49,253 何なんですか 406 00:43:51,453 --> 00:43:55,320 私に不満があるのは よく分かってる 407 00:43:55,886 --> 00:43:58,320 私がつれなかったこともな 408 00:43:59,186 --> 00:44:01,486 本当にお分かりですか 409 00:44:02,320 --> 00:44:03,920 分かってる 410 00:44:04,286 --> 00:44:06,920 それなのにひどすぎます 411 00:44:07,053 --> 00:44:11,286 私は王子様を信じ すべてを賭けました 412 00:44:12,220 --> 00:44:15,220 テソ王子様の側にもつかず 413 00:44:15,953 --> 00:44:21,520 一途に王子様のため すべてを捧げたんです 414 00:44:21,620 --> 00:44:27,353 なのに返ってきたのは 王子様の軽蔑だけです 415 00:44:29,620 --> 00:44:30,953 すまん 416 00:44:31,253 --> 00:44:34,820 だが思いやれる状況では なかった 417 00:44:34,953 --> 00:44:36,886 お前も知ってるだろ 418 00:44:39,753 --> 00:44:43,220 テソ兄上が1人で事を起こし 419 00:44:43,320 --> 00:44:47,920 新しい人事でも 徹底的に見捨てられた 420 00:44:48,186 --> 00:44:51,320 お前を助ける余力が どこにある? 421 00:44:52,253 --> 00:44:56,286 テソ兄上は私を 牢獄にまで入れたのだ 422 00:44:58,120 --> 00:45:01,386 そんな侮辱まで 受けたのですか 423 00:45:02,053 --> 00:45:03,086 そうだ 424 00:45:04,153 --> 00:45:06,020 あんまりです 425 00:45:06,153 --> 00:45:09,220 実の兄弟ではありませんか 426 00:45:10,753 --> 00:45:12,053 トチ 427 00:45:12,720 --> 00:45:14,053 はい 王子様 428 00:45:14,686 --> 00:45:18,320 今から言うことは 誰にも漏らすな 429 00:45:20,053 --> 00:45:21,386 何でしょうか 430 00:45:21,753 --> 00:45:25,586 これはお前に与える 最後の機会だ 431 00:45:26,120 --> 00:45:27,286 お前も私も― 432 00:45:27,386 --> 00:45:30,586 今の危機を脱する 唯一の方法だ 433 00:45:44,353 --> 00:45:46,220 テソ王子を殺す? 434 00:45:47,553 --> 00:45:48,986 静かにしろ 435 00:45:53,120 --> 00:45:55,420 無謀かもしれない 436 00:45:55,520 --> 00:45:56,486 だが― 437 00:45:56,886 --> 00:46:00,520 成功すれば 俺たちの人生は変わる 438 00:46:00,786 --> 00:46:03,586 俺は何もかも失った 439 00:46:03,686 --> 00:46:06,986 怖いものなどあるものか 440 00:46:07,620 --> 00:46:09,920 親方 まずいですよ 441 00:46:10,020 --> 00:46:12,686 下手したら全員死にます 442 00:46:17,120 --> 00:46:20,520 このザマじゃ すでに死人も同然だ 443 00:46:37,386 --> 00:46:39,186 ちょうどよかった 444 00:46:39,386 --> 00:46:41,120 お前に話があった 445 00:46:43,953 --> 00:46:45,386 何ですか 446 00:46:47,120 --> 00:46:50,653 財部皁衣(チェブジョイ)を助け 租税徴収を担当しろ 447 00:46:54,920 --> 00:46:59,286 私が計算に弱いのは 殿下もご存じでしょう 448 00:47:00,520 --> 00:47:05,086 合わない仕事をさせ 恥をかかせたいのですか 449 00:47:05,620 --> 00:47:07,586 苦手だからこそやれ 450 00:47:08,186 --> 00:47:11,453 国事を執り行うためには― 451 00:47:11,553 --> 00:47:14,053 全職務を知る必要がある 452 00:47:14,553 --> 00:47:15,920 私に従え 453 00:47:16,686 --> 00:47:22,186 国事なら知識豊富な殿下が 上手になさってるのでは? 454 00:47:22,886 --> 00:47:26,753 不出来な弟は 酒でも飲んで暮らします 455 00:47:27,020 --> 00:47:31,120 せめて牢獄には 入れないでください 456 00:47:35,920 --> 00:47:40,386 ヨンポ お前が憎くて入れたと思うか 457 00:47:41,120 --> 00:47:44,653 お前の目を 覚まさせたかっただけだ 458 00:47:46,253 --> 00:47:50,353 深いお考えは 骨身にしみております 459 00:47:51,486 --> 00:47:53,253 これで失礼します 460 00:48:09,986 --> 00:48:10,986 チュモン 461 00:48:13,086 --> 00:48:14,420 何でしょうか 462 00:48:15,486 --> 00:48:17,486 折り入って話がある 463 00:48:23,020 --> 00:48:27,753 テソ兄上の忠僕になって 生きることにしたのか 464 00:48:31,853 --> 00:48:35,820 今はテソ兄上を補佐するのが 扶余のため 465 00:48:36,553 --> 00:48:38,486 そんな話があるか 466 00:48:39,086 --> 00:48:42,686 陛下は動けるほど 気力を回復された 467 00:48:42,820 --> 00:48:47,053 陛下が病床の間だけと 兄上は言ってたが 468 00:48:47,320 --> 00:48:49,353 まだ摂政の座に 469 00:48:49,686 --> 00:48:55,253 扶余のためではなく 野心を満たしたいからだ 470 00:49:01,520 --> 00:49:03,553 放ってはおけない 471 00:49:04,386 --> 00:49:08,420 父上のみじめな姿は 見ていられない 472 00:49:08,720 --> 00:49:12,353 この胸が張り裂けそうなんだ 473 00:49:14,086 --> 00:49:15,253 チュモン 474 00:49:15,853 --> 00:49:19,353 父上は誰よりお前を 大切にしていた 475 00:49:19,920 --> 00:49:23,753 その恩を思えば 平然としてられんだろ 476 00:49:25,886 --> 00:49:27,686 いつか陛下も― 477 00:49:29,686 --> 00:49:31,353 テソ兄上をお認めに 478 00:49:34,220 --> 00:49:36,453 これほど変わるとはな 479 00:49:37,520 --> 00:49:38,486 そうか 480 00:49:38,620 --> 00:49:40,986 テソ兄上に へいこらして 481 00:49:41,953 --> 00:49:43,520 幸せに暮らせ 482 00:49:58,520 --> 00:50:00,353 長安(ちょうあん)からの書信です 483 00:50:13,220 --> 00:50:14,753 何事ですか 484 00:50:15,253 --> 00:50:16,286 ワンソムン 485 00:50:16,553 --> 00:50:17,920 はい 太守様 486 00:50:18,220 --> 00:50:20,820 今すぐ扶余へ行ってこい 487 00:50:21,520 --> 00:50:26,720 皇室が戦争の責任を問うべく 扶余に人質を求めてきた 488 00:50:26,920 --> 00:50:28,686 人質といいますと? 489 00:50:29,653 --> 00:50:34,320 扶余が挑発できぬよう 人質を取っておくのだろう 490 00:50:36,753 --> 00:50:41,220 娘が扶余にいる今 人質は要求しづらい 491 00:50:42,686 --> 00:50:44,386 扶余に行って 492 00:50:44,520 --> 00:50:47,820 テソに状況を説明してこい 493 00:50:48,353 --> 00:50:49,753 承知しました 494 00:51:07,186 --> 00:51:09,420 強 弱 強々 495 00:51:09,553 --> 00:51:11,686 強 弱 強々 496 00:51:14,353 --> 00:51:16,286 強 強々… 497 00:51:26,553 --> 00:51:27,220 こっちへ 498 00:51:27,353 --> 00:51:28,153 熱しろ 499 00:51:29,186 --> 00:51:29,986 貸せ 500 00:51:34,820 --> 00:51:36,520 みんな よく聞け 501 00:51:37,753 --> 00:51:38,986 今すぐ― 502 00:51:39,986 --> 00:51:42,053 鉄器工場から出ろ 503 00:51:43,553 --> 00:51:45,820 剣が完成するまで― 504 00:51:47,053 --> 00:51:49,620 鉄器工場に近寄るな 505 00:51:50,386 --> 00:51:51,286 親方 506 00:51:51,953 --> 00:51:53,320 私が手伝います 507 00:51:53,486 --> 00:51:54,486 いい 508 00:51:55,053 --> 00:51:56,453 お前も出ろ 509 00:51:57,153 --> 00:51:58,220 ムソン 510 00:51:58,553 --> 00:51:59,453 はい 511 00:51:59,586 --> 00:52:02,420 鉄器工場に近づく者は― 512 00:52:02,786 --> 00:52:04,053 首をはねろ 513 00:52:05,020 --> 00:52:05,920 はい 514 00:52:06,553 --> 00:52:08,820 何してる 早く行け 515 00:52:09,686 --> 00:52:11,486 さっさと行け 516 00:52:11,620 --> 00:52:13,486 言うこと聞けよ 517 00:52:13,753 --> 00:52:16,853 みんな出ていけ 518 00:52:16,953 --> 00:52:17,920 行けったら 519 00:52:18,486 --> 00:52:19,753 さっさとしろ 520 00:54:01,520 --> 00:54:03,486 今日はこのくらいに 521 00:54:05,686 --> 00:54:07,253 いい考えです 522 00:54:07,386 --> 00:54:11,820 親方を守る仕事も 並大抵の苦労じゃないね 523 00:54:20,220 --> 00:54:21,120 親方 524 00:54:30,420 --> 00:54:31,553 王子様 525 00:54:44,386 --> 00:54:47,220 親方が作った鋼鉄剣です 526 00:55:24,686 --> 00:55:26,153 よくやった 527 00:55:26,286 --> 00:55:27,720 ご苦労だったな 528 00:55:46,620 --> 00:55:50,953 チュモンは素直に 私に従っていますが 529 00:55:52,453 --> 00:55:56,386 態度が違いすぎて 引っかかります 530 00:55:58,853 --> 00:56:02,520 私も胸の内は 推し量れませんが 531 00:56:03,520 --> 00:56:05,553 2つに1つでは? 532 00:56:06,686 --> 00:56:09,386 大勢は変えづらいと悟り 533 00:56:09,486 --> 00:56:14,320 殿下の陰(かげ)に隠れ 権力を享受するつもりか 534 00:56:14,653 --> 00:56:19,053 夕立を避けるように 軒下に逃げて― 535 00:56:19,453 --> 00:56:22,520 再び時を待つつもりか 536 00:56:24,020 --> 00:56:26,886 私もそうは思いますが… 537 00:56:27,686 --> 00:56:28,686 殿下 538 00:56:33,453 --> 00:56:35,986 ワンソムンとトンソンです 539 00:56:52,520 --> 00:56:53,786 ご用は? 540 00:56:54,553 --> 00:56:58,120 漢から太守様に下った 命令を伝えに 541 00:57:01,386 --> 00:57:02,820 太守様は― 542 00:57:03,320 --> 00:57:05,286 扶余が起こした 戦争の責任を― 543 00:57:05,420 --> 00:57:10,320 交易品の調整と 流民の送還で収めようと 544 00:57:10,420 --> 00:57:14,986 ですが皇室は 不十分とお考えになり 545 00:57:15,086 --> 00:57:17,253 命令を下されました 546 00:57:19,620 --> 00:57:21,953 皇室はどんな要求を? 547 00:57:22,720 --> 00:57:23,986 長安(ちょうあん)に― 548 00:57:24,720 --> 00:57:27,053 扶余の貴族を送れと 549 00:57:28,686 --> 00:57:30,453 人質を送れと? 550 00:57:31,186 --> 00:57:32,953 人質というより― 551 00:57:33,220 --> 00:57:36,420 友好的な交流と お考えください 552 00:57:36,886 --> 00:57:38,320 同じことだ 553 00:57:39,220 --> 00:57:40,386 殿下 554 00:57:41,253 --> 00:57:43,853 やっと得た扶余の安定です 555 00:57:44,120 --> 00:57:48,353 太守様は漢との関係が 壊れぬようにと 556 00:57:52,220 --> 00:57:53,486 貴族とは― 557 00:57:53,786 --> 00:57:56,153 どの程度の身分だ? 558 00:57:57,220 --> 00:57:58,520 少なくとも― 559 00:57:59,853 --> 00:58:02,386 王子の身分は必要でしょう 560 00:58:06,853 --> 00:58:08,186 人質ですと? 561 00:58:08,886 --> 00:58:12,253 そんな無礼な要求が ありますか 562 00:58:12,653 --> 00:58:14,620 送ってはなりません 563 00:58:14,720 --> 00:58:15,820 ええ 564 00:58:15,953 --> 00:58:20,353 漢は扶余を属国と 見なしているのです 565 00:58:20,453 --> 00:58:23,220 絶対に送れません 566 00:58:23,786 --> 00:58:24,853 ですが― 567 00:58:25,020 --> 00:58:27,820 断れば また戦争に… 568 00:58:28,320 --> 00:58:31,553 戦争してでも 立ち向かうべきです 569 00:58:35,520 --> 00:58:38,786 大使者(テサジャ)はどう思われますか 570 00:58:42,586 --> 00:58:43,920 それはいい 571 00:58:44,286 --> 00:58:46,520 チュモンを送ればいいわ 572 00:58:47,453 --> 00:58:51,686 人質を送るのは 漢の属国になることだと 573 00:58:51,786 --> 00:58:54,920 家臣が激しく反対しています 574 00:58:55,453 --> 00:58:58,420 属国? 誰がそんなことを? 575 00:58:58,586 --> 00:59:00,686 漢と扶余は同盟国です 576 00:59:09,020 --> 00:59:10,686 悩むことないわ 577 00:59:12,220 --> 00:59:15,120 父上が許さないでしょう 578 00:59:15,686 --> 00:59:17,186 何言ってるの 579 00:59:17,620 --> 00:59:20,286 主(あるじ)はそなたよ 好きになさい 580 00:59:23,720 --> 00:59:24,386 母上 581 00:59:27,353 --> 00:59:31,220 王子の1人が 人質になるのは本当ですか 582 00:59:32,053 --> 00:59:33,053 そうよ 583 00:59:35,120 --> 00:59:36,153 兄上 584 00:59:36,786 --> 00:59:39,720 そんな要求に応じたのですか 585 00:59:40,253 --> 00:59:44,020 心配無用よ お前は送らないわ 586 00:59:44,120 --> 00:59:47,320 チュモンが行けばいいのよ 587 00:59:55,120 --> 00:59:56,320 チュモンです 588 00:59:56,786 --> 00:59:58,020 よく来たわ 589 01:00:02,953 --> 01:00:05,153 何か心配事でも? 590 01:00:06,986 --> 01:00:07,820 チュモン 591 01:00:09,153 --> 01:00:09,886 はい 592 01:00:10,720 --> 01:00:15,386 漢の皇室が “扶余の王子を人質に送れ”と 593 01:00:15,753 --> 01:00:18,220 テソはお前を送るらしい 594 01:00:22,120 --> 01:00:23,586 誰がその話を? 595 01:00:24,120 --> 01:00:28,086 テソと王妃にとり お前は邪魔者 596 01:00:28,420 --> 01:00:30,586 当然 お前を送るでしょう 597 01:00:39,453 --> 01:00:40,386 何だって? 598 01:00:41,253 --> 01:00:43,020 王子様が人質に? 599 01:00:43,920 --> 01:00:44,920 決定済みか 600 01:00:45,253 --> 01:00:48,320 まだだけど その噂で持ち切りだ 601 01:00:48,920 --> 01:00:53,820 “戦争を起こした王子様が 人質になって当然だ”と 602 01:01:08,720 --> 01:01:09,386 王子様 603 01:01:10,086 --> 01:01:11,753 どういうことですか 604 01:01:17,386 --> 01:01:18,253 聞いたか 605 01:01:19,453 --> 01:01:21,220 みんな知ってます 606 01:01:24,086 --> 01:01:27,586 まだ決まってない 命令も受けてない 607 01:01:27,853 --> 01:01:29,653 分かりきってます 608 01:01:29,986 --> 01:01:33,353 俺でも王子様を送ります 609 01:01:34,953 --> 01:01:35,920 王子様 610 01:01:36,420 --> 01:01:38,953 屈辱に耐えて生きる理由は? 611 01:01:40,986 --> 01:01:42,286 これなら― 612 01:01:43,420 --> 01:01:45,386 扶余を去ったほうが… 613 01:01:47,120 --> 01:01:50,320 俺もオイと同じ考えです 614 01:01:51,853 --> 01:01:55,020 そろそろ決断すべきです 615 01:02:04,386 --> 01:02:05,286 王子様 616 01:02:08,486 --> 01:02:10,086 殿下がお呼びです 617 01:02:23,220 --> 01:02:25,353 殿下 お呼びですか 618 01:02:25,920 --> 01:02:28,120 ああ 座ってくれ 619 01:02:30,986 --> 01:02:34,086 お前と酒が飲みたくて呼んだ 620 01:02:36,220 --> 01:02:37,920 さあ 杯(さかずき)を受けろ 621 01:02:45,886 --> 01:02:47,120 飲もう 622 01:02:56,386 --> 01:03:00,520 最近 国事が忙しくて 疲れているが 623 01:03:01,153 --> 01:03:04,086 心だけは いつになく安らかだ 624 01:03:06,020 --> 01:03:07,786 お前のおかげだ 625 01:03:09,386 --> 01:03:10,920 とんでもない 626 01:03:11,786 --> 01:03:15,053 お役に立てず すみません 627 01:03:16,020 --> 01:03:17,186 いや 628 01:03:17,986 --> 01:03:20,486 私たちが不仲だったことは― 629 01:03:20,753 --> 01:03:24,653 家臣はむろん 扶余の民も知っている 630 01:03:25,786 --> 01:03:26,786 だが― 631 01:03:27,353 --> 01:03:30,386 モパルモを説得したように 632 01:03:30,486 --> 01:03:33,986 扶余のために 助けてくれている 633 01:03:34,320 --> 01:03:38,653 家臣や民も お前を褒めたたえているぞ 634 01:03:41,086 --> 01:03:42,520 身に余るお言葉 635 01:03:45,353 --> 01:03:49,486 分別のないヨンポが 見習うといいのだが 636 01:03:57,686 --> 01:03:58,853 チュモン 637 01:04:01,320 --> 01:04:02,453 はい 638 01:04:04,653 --> 01:04:06,153 私はお前に― 639 01:04:06,520 --> 01:04:08,786 言いにくい頼みがある 640 01:04:11,720 --> 01:04:12,886 何でしょうか 641 01:04:14,186 --> 01:04:16,920 漢が扶余との交流のため 642 01:04:17,086 --> 01:04:20,420 “貴族を送れ”と 言ってきた話は? 643 01:04:24,020 --> 01:04:24,986 聞きました 644 01:04:29,453 --> 01:04:31,653 お前に行ってほしい 645 01:04:39,453 --> 01:04:42,086 漢は扶余より大きな国だ 646 01:04:42,453 --> 01:04:46,520 大きな世界に触れ 見聞を広めてこい 647 01:04:47,453 --> 01:04:52,086 扶余に戻ったら 相応の待遇で迎えよう 648 01:05:01,986 --> 01:05:06,220 実を言うと お前を完全には信じられん 649 01:05:07,020 --> 01:05:12,086 だが頼みを受け入れるなら 疑いは持たん 650 01:05:14,886 --> 01:05:16,753 長安(ちょうあん)にいる間― 651 01:05:16,853 --> 01:05:20,686 ユファ夫人はむろん お前の大切な人は― 652 01:05:20,986 --> 01:05:22,786 私が守るつもりだ 653 01:05:25,353 --> 01:05:26,620 私の頼みを― 654 01:05:27,453 --> 01:05:28,953 聞いてくれるか? 655 01:05:56,620 --> 01:05:58,286 ご挨拶しろ 656 01:05:58,520 --> 01:05:59,986 ヨンポ王子様だ 657 01:06:01,386 --> 01:06:04,653 〝チュモン王子は 戦争を起こした張本人〞 658 01:06:05,786 --> 01:06:08,220 〝漢と扶余を 対立させる人物〞 659 01:06:08,320 --> 01:06:11,553 〝生きて返すな〞と お父様が皇室に 660 01:06:11,786 --> 01:06:13,986 万一 失敗しても― 661 01:06:14,220 --> 01:06:15,720 助かる方法がある 662 01:06:16,186 --> 01:06:18,086 計画が変わった 663 01:06:18,486 --> 01:06:22,753 チュモンの様子を 教えるために呼んだ 664 01:06:23,186 --> 01:06:26,620 私は扶余を去る覚悟が できています 665 01:06:27,286 --> 01:06:28,920 扶余に お連れしたのは― 666 01:06:30,153 --> 01:06:31,753 恩返しをして 667 01:06:32,720 --> 01:06:34,653 恨みをお晴らしするため 668 01:06:35,653 --> 01:06:36,820 チュモンは― 669 01:06:37,220 --> 01:06:39,786 人質として長安へ行く 670 01:06:47,620 --> 01:06:50,620 日本語字幕 小川 昌代