1 00:00:01,140 --> 00:00:05,140 第42話 2 00:00:35,873 --> 00:00:36,740 座らせろ 3 00:00:45,506 --> 00:00:47,606 兄上 4 00:00:48,673 --> 00:00:51,073 テソ どうしたの? 5 00:00:53,840 --> 00:00:55,173 こいつが― 6 00:00:56,406 --> 00:00:59,040 私を殺そうとしたのです 7 00:00:59,806 --> 00:01:01,306 何もかも― 8 00:01:02,240 --> 00:01:04,240 こいつの陰謀でした 9 00:01:16,640 --> 00:01:18,306 兄上 誤解です 10 00:01:18,873 --> 00:01:21,606 私にそんな真似ができますか 11 00:01:21,873 --> 00:01:22,806 黙れ! 12 00:01:24,473 --> 00:01:28,740 私を襲った軍団に 桂婁(ケル)の兵を装わせ 13 00:01:28,840 --> 00:01:31,240 逃げ道まで作ったな 14 00:01:31,540 --> 00:01:33,106 間違ってるか? 15 00:01:38,206 --> 00:01:39,273 ヨンポ 16 00:01:39,740 --> 00:01:40,806 本当なの? 17 00:01:48,706 --> 00:01:50,940 そんなはずないわ 18 00:01:51,040 --> 00:01:51,806 ヨンポ 19 00:01:52,240 --> 00:01:53,906 何とか言って 20 00:01:54,340 --> 00:01:56,140 違うと言いなさい 21 00:01:57,273 --> 00:01:58,506 母上 22 00:02:09,473 --> 00:02:11,173 お前が言え 23 00:02:16,840 --> 00:02:18,806 助けてください 24 00:02:18,906 --> 00:02:24,606 ヨンポ王子様に無理強いされ 仕方なかったんです 25 00:02:25,040 --> 00:02:26,406 お助けを 26 00:02:26,540 --> 00:02:29,140 命だけは助けてください 27 00:02:31,373 --> 00:02:32,906 お助けを 28 00:03:08,373 --> 00:03:12,006 どうだ 言い分があるなら言え 29 00:03:14,140 --> 00:03:15,340 兄上 30 00:03:18,806 --> 00:03:20,173 お前が… 31 00:03:21,206 --> 00:03:24,273 私の命を狙ったお前と私が 32 00:03:24,773 --> 00:03:27,340 どうして兄弟と言える? 33 00:03:34,339 --> 00:03:35,673 成敗を 34 00:03:39,740 --> 00:03:41,040 よかろう 35 00:03:41,840 --> 00:03:44,073 殺せないとでも思うのか? 36 00:03:45,106 --> 00:03:47,206 やめなさい やめて! 37 00:03:47,406 --> 00:03:48,706 母上! 38 00:03:49,740 --> 00:03:51,206 どうか助けて 39 00:03:51,306 --> 00:03:53,740 私に免じて助けて 40 00:03:57,173 --> 00:03:59,606 テソ お願いだから 41 00:04:02,806 --> 00:04:04,173 殿下 42 00:04:05,106 --> 00:04:06,506 どうか… 43 00:04:10,306 --> 00:04:12,240 こいつを投獄しろ! 44 00:04:12,406 --> 00:04:13,806 はい 殿下 45 00:04:13,940 --> 00:04:15,006 投獄しろ 46 00:04:20,573 --> 00:04:21,906 ヨンポ! 47 00:04:22,040 --> 00:04:24,173 母上! 48 00:04:26,173 --> 00:04:27,040 ヨンポ 49 00:04:27,140 --> 00:04:28,206 母上! 50 00:04:41,206 --> 00:04:42,140 ユファ様 51 00:04:43,006 --> 00:04:43,906 どうしたの 52 00:04:44,473 --> 00:04:49,106 ヨンポ王子様がテソ王子様を 殺そうとしました 53 00:04:51,240 --> 00:04:52,540 ヨンポは? 54 00:04:53,106 --> 00:04:55,806 テソ王子様に殺される寸前― 55 00:04:55,906 --> 00:04:59,573 王妃様の取りなしで 死を免れ 牢獄に 56 00:05:24,073 --> 00:05:27,173 テソ王子を殺す好機だったが 57 00:05:27,540 --> 00:05:30,706 桂婁(ケル)のため救うしかなかった 58 00:05:31,806 --> 00:05:34,540 王子様はつらいだろう 59 00:05:34,906 --> 00:05:36,140 だが この件で― 60 00:05:36,573 --> 00:05:40,873 王子様への信頼は 厚くなるだろう 61 00:05:41,973 --> 00:05:46,940 疑いが弱まれば テソ王子を消す機会も増える 62 00:05:47,906 --> 00:05:48,940 機会? 63 00:05:50,540 --> 00:05:53,873 漢(かん)へ行く身なのに 機会があるか? 64 00:05:54,706 --> 00:05:58,673 機会をつかむ前に 漢で死ぬかもしれない 65 00:05:59,373 --> 00:06:01,273 縁起でもない 66 00:06:12,140 --> 00:06:14,073 テソ殿下がお呼びです 67 00:06:28,240 --> 00:06:29,740 お呼びですか 68 00:06:30,973 --> 00:06:32,040 かけろ 69 00:06:43,240 --> 00:06:44,406 飲め 70 00:06:51,973 --> 00:06:55,106 お前に大きな借りができた 71 00:06:56,473 --> 00:06:57,473 殿下 72 00:06:58,506 --> 00:07:02,273 ヨンポ兄上は 大罪を犯しましたが 73 00:07:02,740 --> 00:07:04,606 命だけはお助けを 74 00:07:07,406 --> 00:07:11,806 ヨンポは以前から 災いの種だった 75 00:07:12,640 --> 00:07:17,406 奴の過ちのために 私がどれだけ苦労したか 76 00:07:18,706 --> 00:07:21,606 今までは大目に見てきたが 77 00:07:22,173 --> 00:07:24,406 今度だけは我慢ならん 78 00:07:24,906 --> 00:07:27,173 絶対に許せない 79 00:07:39,706 --> 00:07:45,306 お前を長安(ちょうあん)に連れていく 使者と兵がもうすぐ着く 80 00:07:50,073 --> 00:07:54,640 命を救ってくれたお前を 送るのは残念だが 81 00:07:55,239 --> 00:07:58,672 他に術(すべ)がない 発つ支度をしろ 82 00:08:00,540 --> 00:08:04,906 早く戻れるよう 何としてでも手を打つ 83 00:08:05,906 --> 00:08:06,906 それから― 84 00:08:07,506 --> 00:08:12,006 お前との約束は 必ず すべて実行する 85 00:08:25,973 --> 00:08:27,973 テソを救ったそうね 86 00:08:29,240 --> 00:08:33,006 亡き者にする機会だったのに どうして? 87 00:08:34,173 --> 00:08:39,106 テソ兄上に何かあれば 桂婁(ケル)が滅ぼされてました 88 00:08:41,373 --> 00:08:42,740 どういうこと? 89 00:08:43,706 --> 00:08:48,273 ヨンポ兄上は刺客を 桂婁兵に見せかけてました 90 00:08:49,940 --> 00:08:52,106 陰謀が成功していたら 91 00:08:52,306 --> 00:08:57,006 ヨンポ兄上は暗殺を 桂婁の仕業にしたはず 92 00:08:59,373 --> 00:09:01,473 失敗しても同じこと 93 00:09:01,806 --> 00:09:07,473 危機に陥る桂婁を 放ってはおけませんでした 94 00:09:10,106 --> 00:09:13,373 人の道に背く 権力争いに続いて― 95 00:09:14,006 --> 00:09:16,906 兄弟で血なまぐさい戦いを… 96 00:09:19,106 --> 00:09:22,273 一体 扶余(プヨ)はどうなるのやら 97 00:09:38,506 --> 00:09:39,573 陛下 98 00:09:39,706 --> 00:09:42,773 だいぶお酔いになりました 99 00:09:45,806 --> 00:09:47,006 ユファ 100 00:09:47,973 --> 00:09:49,273 はい 陛下 101 00:09:51,806 --> 00:09:57,473 先王 ヘブル陛下のことが 今日は切に思い出される 102 00:10:01,906 --> 00:10:04,373 父上は最後まで― 103 00:10:05,006 --> 00:10:07,273 私に王の座を譲るのを― 104 00:10:07,406 --> 00:10:11,473 警戒し ためらわれた 105 00:10:18,473 --> 00:10:23,173 父子の絆や道理まで 揺るがすのが権力だと― 106 00:10:24,973 --> 00:10:27,206 分かってはいた 107 00:10:28,273 --> 00:10:30,773 だが わが子が権力のために― 108 00:10:32,840 --> 00:10:34,940 骨肉を食(は)むとは… 109 00:10:40,906 --> 00:10:42,906 すべて私のせいだ 110 00:10:43,306 --> 00:10:45,706 テソが私を退けたのも 111 00:10:46,706 --> 00:10:48,240 あの子たちが― 112 00:10:49,373 --> 00:10:53,006 あれほど権力に執着するのも 113 00:10:53,806 --> 00:10:54,973 すべて― 114 00:10:57,540 --> 00:10:59,506 私のせいなのだ 115 00:11:02,906 --> 00:11:03,973 陛下 116 00:11:11,706 --> 00:11:13,773 山を越えたら また山 117 00:11:14,406 --> 00:11:19,540 テソが権力をつかみ 無念を晴らせるかと思ったら 118 00:11:20,373 --> 00:11:22,940 どういうことですか 119 00:11:23,706 --> 00:11:26,706 王妃様 落ち着いてください 120 00:11:26,806 --> 00:11:30,473 これが落ち着いて いられますか 121 00:11:30,873 --> 00:11:33,206 ヨンポが死ぬかも 122 00:11:33,573 --> 00:11:38,173 テソの性分からして ただでは済みません 123 00:11:38,540 --> 00:11:42,873 家臣は殿下の顔色ばかり うかがってます 124 00:11:43,240 --> 00:11:47,806 何とかして テソの怒りを静めなければ 125 00:11:47,906 --> 00:11:52,273 それには 殿下の怒りが激しすぎます 126 00:11:52,373 --> 00:11:53,940 家臣どころか― 127 00:11:54,173 --> 00:11:58,073 王妃様の話さえ 聞かないのですから 128 00:11:58,306 --> 00:12:02,206 ではヨンポを 見殺しにしろと? 129 00:12:02,340 --> 00:12:05,106 手だてを探してください 130 00:12:12,006 --> 00:12:14,006 殿下は どうなさってる? 131 00:12:14,606 --> 00:12:17,673 お酒ばかりお飲みです 132 00:12:21,073 --> 00:12:23,140 衝撃が大きかったのね 133 00:12:24,506 --> 00:12:25,940 行ってみるわ 134 00:12:26,673 --> 00:12:28,273 ヤンソルラン様 今は… 135 00:12:29,806 --> 00:12:31,040 案内して 136 00:12:45,340 --> 00:12:46,373 殿下 137 00:12:48,906 --> 00:12:52,840 今どんなお気持ちか 分かります 138 00:12:54,540 --> 00:12:58,573 実の弟を殺すには 王妃様が気になり 139 00:12:58,873 --> 00:13:00,073 かといって― 140 00:13:01,006 --> 00:13:04,073 許すこともできない 141 00:13:05,440 --> 00:13:08,906 八方塞がりの苦しみは 分かります 142 00:13:11,706 --> 00:13:16,073 よく分かってるなら 1人にしてくれ 143 00:13:17,873 --> 00:13:18,873 殿下 144 00:13:20,040 --> 00:13:21,773 悩む必要ありません 145 00:13:24,006 --> 00:13:27,373 ヨンポ王子を始末なさいませ 146 00:13:32,640 --> 00:13:34,906 秩序を正すためです 147 00:13:35,873 --> 00:13:38,140 今 扶余(プヨ)の王室の規律は? 148 00:13:39,140 --> 00:13:42,940 王子の身分で 商人などと手を組み 149 00:13:43,040 --> 00:13:45,206 殿下を殺害しようと 150 00:13:47,940 --> 00:13:50,140 こんなことが起き 151 00:13:50,673 --> 00:13:54,573 扶余(プヨ)はどれほど あざ笑われるでしょう 152 00:13:58,373 --> 00:14:03,306 殿下の権威を確立し 王室の秩序を正すには― 153 00:14:04,206 --> 00:14:05,440 必ず― 154 00:14:06,506 --> 00:14:09,206 ヨンポ王子の始末を 155 00:14:11,106 --> 00:14:14,273 私が何とかする 下がりなさい 156 00:14:15,106 --> 00:14:16,173 殿下 157 00:14:17,106 --> 00:14:17,806 私は… 158 00:14:17,906 --> 00:14:19,706 下がれと言ったのだ! 159 00:14:26,740 --> 00:14:32,206 そなたは私と扶余王室を 見下す傾向がある 160 00:14:34,340 --> 00:14:37,606 私の前では言葉を慎んでくれ 161 00:14:42,506 --> 00:14:43,740 ご気分を― 162 00:14:45,106 --> 00:14:47,606 害されたのでしたら 163 00:14:49,306 --> 00:14:50,540 お許しを 164 00:15:11,273 --> 00:15:12,373 ヨンポ 165 00:15:16,206 --> 00:15:17,506 母上 166 00:15:18,773 --> 00:15:22,240 なぜ無謀な真似をしたの? 167 00:15:22,373 --> 00:15:23,740 母上 168 00:15:24,973 --> 00:15:27,406 何かに惑わされてたんです 169 00:15:28,606 --> 00:15:30,706 大罪は犯しましたが 170 00:15:30,806 --> 00:15:33,773 まさか殺されは しないでしょう? 171 00:15:33,873 --> 00:15:35,506 殺されませんよね? 172 00:15:39,740 --> 00:15:42,640 兄上にお伝えください 173 00:15:43,206 --> 00:15:47,206 “どんな罰でも受けるので 命だけは”と 174 00:15:47,540 --> 00:15:48,806 母上 175 00:15:49,240 --> 00:15:52,906 むなしく死にたくは ありません 176 00:15:53,340 --> 00:15:56,606 どうか助けてください 母上 177 00:15:58,140 --> 00:15:59,640 ヨンポ 178 00:16:01,206 --> 00:16:02,573 母上… 179 00:16:15,073 --> 00:16:16,406 チュモンは― 180 00:16:17,873 --> 00:16:21,006 人質として長安(ちょうあん)へ行く 181 00:16:25,306 --> 00:16:26,972 長安(ちょうあん)へ行く前に― 182 00:16:27,440 --> 00:16:33,006 イェソヤという女と 結婚することになるだろう 183 00:16:37,573 --> 00:16:41,740 チュモンを慕ってるお前が どんな心情か 184 00:16:41,840 --> 00:16:43,640 知りたいものだ 185 00:16:49,173 --> 00:16:53,973 私のみじめだった気持ちが お前にも分かるはず 186 00:17:03,640 --> 00:17:05,873 ソソノ様 サヨンです 187 00:17:06,673 --> 00:17:07,773 入って 188 00:17:23,906 --> 00:17:26,706 扶余にいる密偵から連絡が 189 00:17:30,240 --> 00:17:34,106 ヨンポ王子が テソ王子の殺害に失敗し 190 00:17:35,073 --> 00:17:36,440 投獄されたと 191 00:17:39,806 --> 00:17:43,540 危機に直面した テソ王子を助けたのは― 192 00:17:43,706 --> 00:17:45,373 チュモン王子様だとか 193 00:17:48,106 --> 00:17:49,240 本当に― 194 00:17:50,040 --> 00:17:52,073 チュモン王子様が? 195 00:17:54,873 --> 00:17:56,973 理由があるのです 196 00:18:13,240 --> 00:18:17,906 ヨンポ王子は刺客に 桂婁の兵を装わせました 197 00:18:18,740 --> 00:18:21,740 桂婁が危機に陥ると知り 198 00:18:21,873 --> 00:18:24,440 テソ王子を救ったのです 199 00:18:33,773 --> 00:18:34,673 ソソノ 200 00:18:38,840 --> 00:18:43,273 ヨンチェリョン行首(ヘンス)の動きが 確かに怪しい 201 00:18:45,673 --> 00:18:47,506 ヨンチェリョン行首(ヘンス)が 202 00:18:48,340 --> 00:18:51,806 ソンヤンに会うのを 見た者がいる 203 00:18:53,840 --> 00:18:56,840 ソンヤンの密偵を している可能性が 204 00:19:10,506 --> 00:19:11,540 あの兵は? 205 00:19:14,340 --> 00:19:16,640 ソンヤン君長に送る刺客です 206 00:19:17,306 --> 00:19:18,506 何ですって? 207 00:19:19,206 --> 00:19:20,973 本当に刺客を? 208 00:19:27,740 --> 00:19:30,806 ソソノが事を起こすようです 209 00:19:30,906 --> 00:19:32,473 阻止しなくては 210 00:19:33,440 --> 00:19:36,573 君長の決定をどうやって? 211 00:19:36,973 --> 00:19:40,740 まずソンヤン君長の耳に 入れませんと 212 00:19:44,773 --> 00:19:45,806 ソシ いる? 213 00:19:46,340 --> 00:19:47,273 はい 214 00:19:51,440 --> 00:19:55,173 沸流(ピリュ)の密偵が どこにいるか知ってる? 215 00:19:55,840 --> 00:19:56,773 はい 216 00:19:57,506 --> 00:20:00,706 書信を書くから渡してきて 217 00:20:01,473 --> 00:20:02,306 はい 218 00:20:18,340 --> 00:20:21,306 ヨンチェリョン様が 君長様にと 219 00:21:02,840 --> 00:21:04,373 お助けを 220 00:21:05,506 --> 00:21:07,706 助けてやるから怖がるな 221 00:21:12,006 --> 00:21:17,240 ヨンチェリョン行首(ヘンス)の前に 私が命じるまで現れるな 222 00:21:18,673 --> 00:21:19,740 いいな? 223 00:21:21,606 --> 00:21:22,706 はい 224 00:21:35,040 --> 00:21:36,806 この後はどうする? 225 00:21:38,573 --> 00:21:42,473 何とかするので この件は秘密に 226 00:21:44,106 --> 00:21:47,173 特に父には知られないように 227 00:21:49,406 --> 00:21:50,806 そうしよう 228 00:21:51,340 --> 00:21:52,340 母上 229 00:21:53,140 --> 00:21:55,140 ここまでする必要が? 230 00:21:55,740 --> 00:21:57,373 弱気ね 231 00:21:57,806 --> 00:22:01,006 母はお前に賭けているのです 232 00:22:02,306 --> 00:22:05,306 必ず桂婁の君長になりなさい 233 00:22:11,906 --> 00:22:16,406 もう戻ってる頃なのに ずいぶん遅いわね 234 00:22:16,840 --> 00:22:17,940 叔母様 235 00:22:18,673 --> 00:22:20,106 ソソノです 236 00:22:22,540 --> 00:22:23,206 お入り 237 00:22:34,340 --> 00:22:35,473 チャンス 238 00:22:36,106 --> 00:22:37,773 席を外してくれる? 239 00:22:37,873 --> 00:22:38,706 はい 240 00:22:48,040 --> 00:22:49,240 用件は? 241 00:23:00,373 --> 00:23:02,673 私はただ… 242 00:23:03,740 --> 00:23:07,740 無謀な挑発で 桂婁が危機に瀕するのを― 243 00:23:08,340 --> 00:23:09,706 防ごうと 244 00:23:11,173 --> 00:23:13,006 私は君長として 245 00:23:13,840 --> 00:23:16,773 叔母様を処罰できます 246 00:23:18,440 --> 00:23:19,440 ですが― 247 00:23:20,440 --> 00:23:22,340 今回は見逃します 248 00:23:26,106 --> 00:23:30,473 お父様のために 我慢するのです 249 00:23:34,206 --> 00:23:39,806 再びこんなことが起きたら 決して許しません 250 00:24:01,973 --> 00:24:02,973 ソソノ様 251 00:24:04,173 --> 00:24:05,140 ソソノ様! 252 00:24:07,373 --> 00:24:09,306 早くお連れしろ 253 00:24:16,440 --> 00:24:18,606 ソソノ様が倒れました 254 00:24:18,706 --> 00:24:20,173 早くおいでに 255 00:24:28,040 --> 00:24:29,473 どうなさいました 256 00:24:30,706 --> 00:24:34,140 急に倒れ 理由が分かりません 257 00:25:06,940 --> 00:25:08,540 ご心配なく 258 00:25:08,906 --> 00:25:12,240 心労が重なったのでしょう 259 00:25:14,140 --> 00:25:19,273 ソンヤンの圧力で 怒りがたまったんですよ 260 00:25:27,540 --> 00:25:29,973 一体 何の病気ですか 261 00:25:31,973 --> 00:25:33,706 お祝い申し上げます 262 00:25:34,006 --> 00:25:37,240 ソソノ君長は ご懐妊なさいました 263 00:25:42,040 --> 00:25:45,506 こんなめでたいことがあるか 264 00:25:47,373 --> 00:25:48,573 ウテ 265 00:25:49,873 --> 00:25:51,406 お祝い申し上げます 266 00:26:18,040 --> 00:26:19,206 ソソノ 267 00:26:36,506 --> 00:26:37,706 お呼びですか 268 00:26:38,840 --> 00:26:41,040 扶余に使者を送り 269 00:26:41,706 --> 00:26:44,573 チュモン王子を連れてこい 270 00:26:44,873 --> 00:26:46,073 承知しました 271 00:26:47,573 --> 00:26:51,573 扶余宮はヨンポの騒動で 混乱してるはず 272 00:26:52,906 --> 00:26:57,606 テソも機嫌が悪いだろう 慎重に応対させろ 273 00:26:58,006 --> 00:26:58,840 はい 274 00:27:09,673 --> 00:27:11,906 玄菟(ヒョント)城の使者が来ました 275 00:27:16,373 --> 00:27:18,906 出発なさる準備を 276 00:27:24,406 --> 00:27:25,206 分かった 277 00:27:44,506 --> 00:27:47,873 私を連れていく使者が着いた 278 00:27:49,106 --> 00:27:50,206 王子様 279 00:27:53,873 --> 00:27:54,840 お前たちと― 280 00:27:56,406 --> 00:27:59,340 別れる時が来たようだ 281 00:28:00,573 --> 00:28:03,906 何をおっしゃるのですか 282 00:28:04,440 --> 00:28:08,506 どこへ行かれようと お仕えします 283 00:28:09,040 --> 00:28:10,473 ええ 王子様 284 00:28:10,573 --> 00:28:12,206 そうですとも 285 00:28:12,506 --> 00:28:15,973 どんな険しい道でも お供します 286 00:28:20,240 --> 00:28:24,506 漢へ行かれる理由が 俺には分かりません 287 00:28:25,206 --> 00:28:27,373 桂婁のためとはいえ 288 00:28:27,973 --> 00:28:31,440 テソ王子を救ったのも 解せません 289 00:28:32,573 --> 00:28:35,606 ですが 納得できなくても 290 00:28:36,740 --> 00:28:38,540 王子様に従います 291 00:28:40,773 --> 00:28:46,473 私はお前たちの主君として 務めを果たしきれなかった 292 00:28:48,006 --> 00:28:51,706 お前たちに 苦労ばかりかけたようで 293 00:28:52,073 --> 00:28:53,106 申し訳ない 294 00:28:53,306 --> 00:28:54,473 王子様は― 295 00:28:55,140 --> 00:28:59,406 町のゴロツキに 過ぎなかった俺たちに 296 00:28:59,673 --> 00:29:02,773 新しい人生を 与えてくれました 297 00:29:03,640 --> 00:29:05,006 そうです 298 00:29:05,473 --> 00:29:10,540 俺たちを国のために 戦わせてくれました 299 00:29:11,340 --> 00:29:13,006 王子様がいなければ 300 00:29:13,140 --> 00:29:16,740 タムル軍の意味も 知りませんでした 301 00:29:17,540 --> 00:29:18,640 王子様 302 00:29:19,340 --> 00:29:22,040 おそばに いさせてください 303 00:29:30,540 --> 00:29:31,306 陛下 304 00:29:32,373 --> 00:29:33,640 どうした 305 00:29:34,673 --> 00:29:38,440 チュモン王子様を 連れていく使者が 306 00:29:48,773 --> 00:29:51,440 ヨンポ王子はどうなる? 307 00:29:51,773 --> 00:29:56,873 テソ王子の気性から見て 助かるのは難しいでしょ 308 00:29:59,940 --> 00:30:02,606 権力って奴はまったく… 309 00:30:05,973 --> 00:30:06,606 だけど― 310 00:30:07,106 --> 00:30:12,006 テソ王子とヨンポ王子が いがみ合ってくれりゃ 311 00:30:12,140 --> 00:30:14,940 チュモン王子様には幸いです 312 00:30:15,406 --> 00:30:16,273 ああ 313 00:30:16,373 --> 00:30:20,006 二人でとことん やり合ってほしいよ 314 00:30:27,873 --> 00:30:29,140 王子様 315 00:30:30,940 --> 00:30:31,940 ご苦労さま 316 00:30:33,140 --> 00:30:35,873 鉄器工場へは どんなご用で? 317 00:30:37,740 --> 00:30:40,940 そろそろ親方ともお別れだ 318 00:30:44,773 --> 00:30:48,473 では長安にご出発ですか 319 00:30:50,106 --> 00:30:53,873 同行する漢の使者が来ました 320 00:30:57,940 --> 00:31:00,373 どうしても行くのですか 321 00:31:15,106 --> 00:31:16,473 王子様 322 00:31:17,340 --> 00:31:20,440 私もおそばに いさせてください 323 00:31:21,940 --> 00:31:26,473 王子様がいなきゃ 生きる楽しみがありません 324 00:31:26,573 --> 00:31:29,240 私もついていきます 325 00:31:29,640 --> 00:31:30,673 ちょっと 326 00:31:30,773 --> 00:31:35,840 無理と知ってて わがまま言うんだから 327 00:31:37,640 --> 00:31:38,573 親方 328 00:31:40,806 --> 00:31:44,473 誰にでも 試練と危機の時期がある 329 00:31:46,440 --> 00:31:49,106 その時期をどう耐えるかで 330 00:31:49,606 --> 00:31:54,106 大志を成すか 投げ出すかが決まる 331 00:31:55,673 --> 00:31:56,673 親方が― 332 00:31:57,540 --> 00:32:00,573 金づちで鋼鉄剣を作るように 333 00:32:01,173 --> 00:32:06,106 今の危機と試練が 私と親方を強くしてくれる 334 00:32:07,673 --> 00:32:08,840 王子様 335 00:32:12,506 --> 00:32:14,873 鋼鉄剣はまた作れるが 336 00:32:15,640 --> 00:32:20,306 親方を失ったら 私は大業をかなえられない 337 00:32:23,306 --> 00:32:26,806 何があっても生き残るのだ 338 00:32:29,073 --> 00:32:30,973 私の命は― 339 00:32:31,806 --> 00:32:34,073 すでに王子様のもの 340 00:32:34,640 --> 00:32:38,406 私の命の主(あるじ)である王子様が 341 00:32:38,540 --> 00:32:42,106 無事に戻られる日を 待っております 342 00:32:42,540 --> 00:32:44,873 心配いりませんから 343 00:32:44,973 --> 00:32:48,040 親方はこのムソンが守ります 344 00:32:48,540 --> 00:32:51,473 兄貴なんか信用できるもんか 345 00:32:51,573 --> 00:32:53,706 誘拐までされたくせに 346 00:32:54,440 --> 00:32:58,673 それは不意をつかれて 襲われたんだよ 347 00:33:00,640 --> 00:33:03,973 今後は絶対にありません 348 00:33:06,106 --> 00:33:08,573 ムソンを信じてるぞ 349 00:33:11,940 --> 00:33:14,140 オイ マリ ヒョッポ 350 00:33:14,573 --> 00:33:16,173 杯(さかずき)を受けろ 351 00:33:19,340 --> 00:33:21,573 しっかりお仕えしろ 352 00:33:22,440 --> 00:33:25,740 王子様に何かあったら 353 00:33:26,040 --> 00:33:28,840 お前たちを殺すからな 354 00:33:30,072 --> 00:33:31,406 心配無用です 355 00:33:43,340 --> 00:33:44,406 かけなさい 356 00:33:49,673 --> 00:33:51,973 迎えが着いたそうね 357 00:33:56,873 --> 00:34:01,273 私と陛下のため つらい決断をしたのだから 358 00:34:01,505 --> 00:34:03,706 とやかく言わないわ 359 00:34:04,173 --> 00:34:05,206 ただ― 360 00:34:05,840 --> 00:34:09,306 母として お前に頼みがあるの 361 00:34:12,706 --> 00:34:13,806 何ですか 362 00:34:14,973 --> 00:34:19,273 漢に行く前に イェソヤと結婚しなさい 363 00:34:24,673 --> 00:34:29,206 お前を救ったイェソヤは 部族を離れ1人きり 364 00:34:30,606 --> 00:34:33,240 私が面倒を見ても― 365 00:34:33,473 --> 00:34:37,473 孤独な身の上は 私にもどうしようもない 366 00:34:44,040 --> 00:34:48,040 お前もしばらく 漢で暮らすけれど 367 00:34:48,606 --> 00:34:52,506 一緒にいれば心強く 慰めにもなる 368 00:34:56,940 --> 00:35:00,073 あの子をどう思ってるにせよ 369 00:35:01,040 --> 00:35:05,073 お前の伴侶として 遜色がないと思うわ 370 00:35:06,740 --> 00:35:08,440 私に従って 371 00:35:29,240 --> 00:35:32,540 運命を悔やんでも 仕方ありません 372 00:35:34,606 --> 00:35:35,906 今 桂婁(ケル)は― 373 00:35:37,406 --> 00:35:39,606 滅亡の危機にあります 374 00:35:42,340 --> 00:35:44,506 ご縁にすがり 375 00:35:46,373 --> 00:35:48,606 嘆く余裕はありません 376 00:35:54,140 --> 00:35:56,340 思い出を消すのは― 377 00:35:57,840 --> 00:35:59,373 難しいでしょう 378 00:36:02,440 --> 00:36:06,473 でも忘れるため 努力するつもりです 379 00:36:10,306 --> 00:36:12,340 もう未練など抱かず 380 00:36:15,806 --> 00:36:17,640 ご自分の道を 381 00:37:27,573 --> 00:37:28,606 族長 382 00:37:29,040 --> 00:37:32,006 イェソヤお嬢様が市場に 383 00:37:38,673 --> 00:37:42,773 お嬢様のハンベク族は どんな部族ですか? 384 00:37:43,806 --> 00:37:46,506 扶余に比べれば小さな部族よ 385 00:37:46,840 --> 00:37:50,506 市場通りもないし 暮らしも苦しい 386 00:37:50,873 --> 00:37:54,240 でも戻れたらいいのに 387 00:38:14,073 --> 00:38:15,306 久しぶりだな 388 00:38:20,340 --> 00:38:24,873 部族を捨て 遠い扶余の地で 何してるんだ 389 00:38:26,740 --> 00:38:27,773 ソヤ 390 00:38:29,073 --> 00:38:33,140 お前が気になり 心休まる日がなかった 391 00:38:35,506 --> 00:38:36,606 帰ろう 392 00:38:41,140 --> 00:38:42,373 何してる 393 00:38:43,040 --> 00:38:44,040 お連れしろ 394 00:38:44,606 --> 00:38:45,440 はい 395 00:38:47,340 --> 00:38:49,406 何するんですか 396 00:38:53,206 --> 00:38:53,873 放して 397 00:38:54,506 --> 00:38:55,506 放して! 398 00:38:59,040 --> 00:39:00,940 王子様 大変です 399 00:39:04,640 --> 00:39:05,506 何事だ 400 00:39:06,073 --> 00:39:08,273 イェソヤお嬢様が誘拐に 401 00:39:08,673 --> 00:39:11,106 ソルタク族長の仕業かと 402 00:39:26,673 --> 00:39:30,773 ハンベク族の村へ行く道は この2つです 403 00:39:33,806 --> 00:39:34,640 近道は? 404 00:39:36,140 --> 00:39:38,573 チョンス嶺(リョン)を越える道です 405 00:39:41,440 --> 00:39:42,106 行こう 406 00:39:42,873 --> 00:39:43,806 はい 407 00:41:51,340 --> 00:41:52,006 ソヤ 408 00:42:11,473 --> 00:42:12,473 お嬢様 409 00:42:37,273 --> 00:42:39,240 扶余まで来るとは― 410 00:42:40,806 --> 00:42:42,306 予想外でした 411 00:42:43,806 --> 00:42:45,173 私の不注意を― 412 00:42:46,273 --> 00:42:47,373 お許しに 413 00:42:50,340 --> 00:42:53,706 ご心配をおかけし すみません 414 00:43:49,640 --> 00:43:53,040 チュモン王子様は いつ発たれるの? 415 00:43:53,840 --> 00:43:57,006 お迎えが来たので じきご出発に 416 00:44:03,206 --> 00:44:06,940 王子様まで去られたら どうなるのです? 417 00:44:09,273 --> 00:44:10,806 もう下がって 418 00:44:27,073 --> 00:44:28,040 お嬢様 419 00:44:28,973 --> 00:44:30,140 チュモンです 420 00:44:41,640 --> 00:44:43,640 お茶を出させます… 421 00:44:43,740 --> 00:44:44,406 いいえ 422 00:44:46,673 --> 00:44:47,940 結構です 423 00:44:49,606 --> 00:44:50,706 おかけに 424 00:45:05,640 --> 00:45:08,206 長安へ行かれるとか 425 00:45:10,073 --> 00:45:12,240 私ならお気遣いなく 426 00:45:18,073 --> 00:45:20,273 お許しいただけるなら― 427 00:45:23,473 --> 00:45:25,440 お嬢様と結婚し― 428 00:45:26,906 --> 00:45:29,006 一緒に行きたいのです 429 00:45:43,240 --> 00:45:45,906 光栄なお申し出ですが 430 00:45:46,306 --> 00:45:50,273 私は王子様の伴侶には なれません 431 00:45:51,406 --> 00:45:55,740 今までのご配慮や恩だけで 十分です 432 00:45:57,673 --> 00:46:01,573 これ以上お荷物に なりたくありません 433 00:46:04,006 --> 00:46:05,273 お嬢様は― 434 00:46:06,340 --> 00:46:08,440 私の命の恩人です 435 00:46:09,973 --> 00:46:13,006 一生かけても 返せない恩なのに 436 00:46:13,840 --> 00:46:15,506 なぜ荷物だと? 437 00:46:27,506 --> 00:46:29,006 お会いする前― 438 00:46:30,373 --> 00:46:31,806 桂婁の君長― 439 00:46:33,040 --> 00:46:36,273 ソソノ様と 深い縁がありました 440 00:46:37,573 --> 00:46:38,573 しかし― 441 00:46:40,406 --> 00:46:42,573 私とソソノ様は― 442 00:46:43,873 --> 00:46:46,040 縁を守れませんでした 443 00:46:48,673 --> 00:46:50,506 今も心の中から― 444 00:46:52,206 --> 00:46:54,873 ソソノ様を消せませんが 445 00:46:57,306 --> 00:46:58,940 すれ違った縁 446 00:47:01,540 --> 00:47:03,373 忘れるよう努めます 447 00:47:29,373 --> 00:47:32,106 巫女(みこ)様たちのお力を 借りるしか 448 00:47:33,106 --> 00:47:37,640 王妃様にも従わないのに お役に立てますか 449 00:47:40,473 --> 00:47:45,073 ヨンポが死ぬのを 待つわけにいきません 450 00:47:45,773 --> 00:47:49,040 何でもしてみなくては 451 00:47:49,440 --> 00:47:52,806 天地の神の力を 借りてでも説得を 452 00:48:02,740 --> 00:48:05,673 殿下 巫女様がお見えです 453 00:48:07,473 --> 00:48:08,873 用件は何だ? 454 00:48:10,873 --> 00:48:12,840 ヨンポ王子様の件かと 455 00:48:15,473 --> 00:48:17,173 会いたくない 456 00:48:17,906 --> 00:48:18,773 殿下 457 00:48:19,173 --> 00:48:21,606 巫女様には お会いに… 458 00:48:22,673 --> 00:48:26,840 母上に強いられて 来たに違いない 459 00:48:28,573 --> 00:48:31,740 私の心は変わらない 帰れと言え 460 00:48:41,006 --> 00:48:42,340 “会いたくない”と 461 00:48:43,706 --> 00:48:48,406 いくら殿下とはいえ 巫女様の頼みを断るとは 462 00:48:48,506 --> 00:48:49,806 再度 取り次ぎを 463 00:48:51,873 --> 00:48:53,506 おやめください 464 00:48:54,040 --> 00:48:56,706 殿下の心境をお察しください 465 00:49:01,373 --> 00:49:02,540 分かりました 466 00:49:07,706 --> 00:49:08,673 王妃様 467 00:49:12,306 --> 00:49:13,606 どうでした? 468 00:49:15,473 --> 00:49:17,106 会ってもくれません 469 00:49:19,540 --> 00:49:22,606 巫女のくせに権威がないわね 470 00:49:26,640 --> 00:49:31,040 権威を認めてないのは 王妃様も同じでは? 471 00:49:32,173 --> 00:49:35,140 王妃様が巫女を 軽んじてるのに 472 00:49:35,306 --> 00:49:37,306 誰が神殿を敬います? 473 00:49:38,273 --> 00:49:39,273 何ですって? 474 00:49:41,073 --> 00:49:44,240 神殿の主に してもらったものの― 475 00:49:44,773 --> 00:49:47,373 侮辱には耐えられません 476 00:49:48,773 --> 00:49:51,640 老いて牙の抜けた虎でも虎 477 00:49:51,973 --> 00:49:54,173 何の権力がなくとも 478 00:49:55,140 --> 00:49:59,173 天地の神を奉じる巫女なのを お忘れなく 479 00:50:06,173 --> 00:50:07,273 王妃様 480 00:50:07,373 --> 00:50:09,273 何と無礼な… 481 00:50:12,273 --> 00:50:13,673 大使者(テサジャ) 482 00:50:14,273 --> 00:50:17,973 殿下に会って 上奏してください 483 00:50:18,373 --> 00:50:22,806 殿下が最も信頼してるのは 大使者(テサジャ)です 484 00:50:27,440 --> 00:50:30,106 なぜ口をつぐんでるのです? 485 00:50:30,640 --> 00:50:34,906 王室の恥を隠すのが 家臣の務めでは? 486 00:50:35,440 --> 00:50:38,873 宮廷使者(クンジョンサジャ)の言うとおりですが 487 00:50:38,973 --> 00:50:43,906 お怒りの殿下に 誰が物申せましょうか 488 00:50:44,006 --> 00:50:45,440 まったくです 489 00:50:45,740 --> 00:50:49,106 宮廷使者(クンジョンサジャ)こそ殿下のおじ 490 00:50:49,506 --> 00:50:54,273 宮廷使者(クンジョンサジャ)が説得なさるほうが よろしいでしょう 491 00:50:58,940 --> 00:51:00,340 フクチ大将軍(テジャングン) 492 00:51:01,140 --> 00:51:06,206 フクチ大将軍(テジャングン)は殿下の前でも 言葉を濁さぬ方 493 00:51:06,740 --> 00:51:11,240 殿下もフクチ大将軍(テジャングン)の進言は 無視できないはず 494 00:51:11,773 --> 00:51:16,806 ヨンポ王子様を 許すべきではありません 495 00:51:18,173 --> 00:51:22,373 子が父に逆らい 弟が兄を否定するなど― 496 00:51:22,473 --> 00:51:24,340 起きてはならぬこと 497 00:51:24,440 --> 00:51:25,773 フクチ大将軍! 498 00:51:26,073 --> 00:51:27,706 言葉を慎みなさい 499 00:51:28,040 --> 00:51:29,640 おやめなさい 500 00:51:39,573 --> 00:51:41,206 陛下がお呼びに 501 00:51:48,040 --> 00:51:51,340 陛下 大使者(テサジャ)が参りました 502 00:51:52,440 --> 00:51:53,406 通せ 503 00:52:03,840 --> 00:52:05,106 かけなさい 504 00:52:13,440 --> 00:52:17,673 大使者と会うのは いつ以来だろうか 505 00:52:17,906 --> 00:52:21,973 御所会議で しばし会ったのを除けば 506 00:52:22,873 --> 00:52:24,906 漢との戦争前だ 507 00:52:25,040 --> 00:52:26,273 久しぶりだな 508 00:52:32,040 --> 00:52:33,273 私を― 509 00:52:34,006 --> 00:52:35,706 避けてたのか? 510 00:52:38,940 --> 00:52:44,473 陛下に合わせる顔が とてもありませんでした 511 00:52:48,773 --> 00:52:50,840 合わせる顔がない? 512 00:52:52,106 --> 00:52:53,273 陛下 513 00:52:54,340 --> 00:52:58,806 私はテソ王子の摂政を 支持しました 514 00:53:00,940 --> 00:53:03,706 悔いはありませんが 515 00:53:04,873 --> 00:53:09,873 陛下を裏切ったことは 許されない罪であると 516 00:53:10,506 --> 00:53:12,373 承知しております 517 00:53:16,340 --> 00:53:17,773 そうであろう 518 00:53:19,240 --> 00:53:22,506 大使者が先王の頃から 三代に渡り 519 00:53:22,606 --> 00:53:25,106 権力を維持してきたのは― 520 00:53:25,206 --> 00:53:28,740 その選択と判断が 正しかったからだ 521 00:53:29,906 --> 00:53:32,673 権力の趨勢(すうせい)を見抜く 眼力には― 522 00:53:32,973 --> 00:53:35,573 私も驚くばかりだ 523 00:53:36,273 --> 00:53:38,573 申し訳ありません 524 00:53:40,506 --> 00:53:41,540 大使者 525 00:53:42,906 --> 00:53:44,173 はい 陛下 526 00:53:45,040 --> 00:53:50,440 優れた能力は認めるが 大使者も知らぬことがある 527 00:53:54,273 --> 00:53:59,406 長年 大使者の権力は 扶余のためのものであり 528 00:54:00,173 --> 00:54:03,540 大使者は家臣に 尊敬されてきた 529 00:54:05,640 --> 00:54:06,573 しかし― 530 00:54:07,440 --> 00:54:09,440 今の大使者の権力は― 531 00:54:11,106 --> 00:54:13,506 醜い欲望に過ぎない 532 00:54:17,773 --> 00:54:20,673 醜い欲望と知りながら 533 00:54:21,640 --> 00:54:24,840 権力を追い求める執念が 534 00:54:25,440 --> 00:54:26,706 恐ろしい 535 00:54:33,306 --> 00:54:37,173 かつて 私の忠臣だった大使者に 536 00:54:38,140 --> 00:54:39,806 一つ頼みがある 537 00:54:45,073 --> 00:54:50,273 私の不徳により 死よりむごい恥辱を受けたが 538 00:54:51,373 --> 00:54:52,706 自分の子が― 539 00:54:53,840 --> 00:54:57,440 骨肉の争いをするのは やめさせたい 540 00:54:58,140 --> 00:54:59,340 大使者が― 541 00:54:59,906 --> 00:55:03,040 ヨンポの死を阻止してくれ 542 00:55:09,306 --> 00:55:13,540 誰もテソを 説き伏せられないだろうが 543 00:55:14,206 --> 00:55:15,573 大使者なら― 544 00:55:16,406 --> 00:55:18,606 方法が見つけられる 545 00:55:56,840 --> 00:55:59,006 王妃様はおいでか 546 00:55:59,873 --> 00:56:00,873 はい 547 00:56:02,006 --> 00:56:04,240 お話があると伝えろ 548 00:56:05,873 --> 00:56:07,373 はい 大使者様 549 00:56:09,540 --> 00:56:10,806 王妃様 550 00:56:11,606 --> 00:56:14,906 今 テソ殿下が お悩みなのは― 551 00:56:15,240 --> 00:56:17,940 二度と同じことが起きぬよう 552 00:56:18,273 --> 00:56:21,440 王室の権威と規律を正すため 553 00:56:22,806 --> 00:56:25,040 それは分かっています 554 00:56:27,040 --> 00:56:28,340 そのため― 555 00:56:28,840 --> 00:56:31,306 殿下に反旗を翻せば 556 00:56:31,406 --> 00:56:36,206 弟すら斬刑に処すという 規範を示したいはず 557 00:56:38,173 --> 00:56:41,106 だから私が苦しんでるのです 558 00:56:41,773 --> 00:56:42,906 王妃様 559 00:56:43,806 --> 00:56:48,906 ヨンポ王子様を救う方法は 1つだけです 560 00:56:50,673 --> 00:56:51,806 それは何です? 561 00:56:53,240 --> 00:56:58,506 ヨンポ王子様を チュモン王子の代わりに漢へ 562 00:57:04,406 --> 00:57:07,406 それが殿下の権威を守り 563 00:57:08,306 --> 00:57:12,173 ヨンポ王子様の命も救う 唯一の方法です 564 00:57:16,473 --> 00:57:20,740 この進言は 王妃様しかできません 565 00:57:21,873 --> 00:57:24,240 涙で説得するのです 566 00:57:24,340 --> 00:57:25,306 そうすれば― 567 00:57:26,073 --> 00:57:28,473 殿下も折れるでしょう 568 00:57:52,040 --> 00:57:52,940 殿下 569 00:57:53,973 --> 00:57:55,673 王妃様がお見えです 570 00:57:59,873 --> 00:58:00,873 お通ししろ 571 00:58:01,206 --> 00:58:02,040 はい 572 00:58:20,240 --> 00:58:22,673 会ってくれぬかと思った 573 00:58:24,640 --> 00:58:26,306 すみません 574 00:58:28,740 --> 00:58:29,940 テソ 575 00:58:31,306 --> 00:58:32,506 どうしても― 576 00:58:33,173 --> 00:58:35,306 ヨンポを殺すの? 577 00:58:36,873 --> 00:58:40,573 母に免じて 一度だけ許してくれぬか 578 00:58:41,340 --> 00:58:43,440 私を殺そうとしました 579 00:58:44,173 --> 00:58:48,573 生かしておけば また同じ真似をします 580 00:59:08,340 --> 00:59:09,406 母上 581 00:59:11,706 --> 00:59:13,940 これが最後の頼み 582 00:59:15,306 --> 00:59:20,206 ヨンポを許せないなら 漢に送ってちょうだい 583 00:59:24,073 --> 00:59:28,840 そうすればお前の権威も守れ ヨンポも助かる 584 00:59:29,540 --> 00:59:30,806 テソ 585 00:59:31,740 --> 00:59:33,740 このとおり 586 00:59:34,440 --> 00:59:37,606 ヨンポが死ねば私も死ぬわ 587 00:59:39,473 --> 00:59:40,940 母上 588 00:59:59,206 --> 01:00:00,406 ナロ 589 01:00:02,906 --> 01:00:03,740 はい 590 01:00:06,040 --> 01:00:07,706 ヨンポを連れてこい 591 01:00:08,606 --> 01:00:09,573 はい 592 01:00:26,506 --> 01:00:27,606 お連れしろ 593 01:00:30,373 --> 01:00:31,040 何だ? 594 01:00:31,306 --> 01:00:32,406 こいつら 595 01:00:35,640 --> 01:00:37,273 放せ 無礼者め 596 01:00:37,373 --> 01:00:38,640 放さんか 597 01:00:38,740 --> 01:00:39,473 母上! 598 01:00:57,406 --> 01:01:00,073 兄上 申し訳ありません 599 01:01:00,440 --> 01:01:02,440 命だけはお助けを 600 01:01:04,340 --> 01:01:06,206 情けない奴め 601 01:01:07,773 --> 01:01:13,406 無謀な真似をしておきながら みじめに命乞いするのか 602 01:01:14,640 --> 01:01:17,173 いっそ毅然と“殺せ”と言え 603 01:01:18,040 --> 01:01:20,406 申し訳ありませんでした 604 01:01:22,673 --> 01:01:25,840 お前みたいに 情けない奴を思い― 605 01:01:26,640 --> 01:01:29,006 心を痛めてた母上のため 606 01:01:30,406 --> 01:01:32,573 命だけは助けてやる 607 01:01:36,006 --> 01:01:38,406 ありがとうございます 608 01:01:38,906 --> 01:01:42,106 何でも命令に従います 609 01:01:42,906 --> 01:01:46,740 残りの人生は兄上に捧げます 610 01:01:52,140 --> 01:01:54,606 命を助けてやる代わり― 611 01:01:56,206 --> 01:01:58,173 お前が漢の長安へ行け 612 01:02:02,406 --> 01:02:03,806 兄上 613 01:02:06,140 --> 01:02:07,140 どうした 614 01:02:07,606 --> 01:02:08,740 イヤか? 615 01:02:09,406 --> 01:02:12,940 イヤならイヤと言え 首をはねてやる 616 01:02:20,440 --> 01:02:22,006 ご命令に― 617 01:02:23,873 --> 01:02:25,506 従います 618 01:02:41,406 --> 01:02:42,673 ヨンポ 619 01:02:48,573 --> 01:02:49,840 母上 620 01:02:57,006 --> 01:02:58,706 早くほどいて 621 01:02:58,973 --> 01:02:59,973 はい 622 01:03:11,373 --> 01:03:12,306 陛下 623 01:03:12,506 --> 01:03:15,973 ヨンポを漢に送るそうです 624 01:03:17,906 --> 01:03:22,873 ヨンポも死なず チュモンも送られずに済んだ 625 01:03:23,206 --> 01:03:24,540 よかった 626 01:03:36,940 --> 01:03:38,006 座れ 627 01:03:44,306 --> 01:03:49,673 お前の代わりに ヨンポを漢に送ることにした 628 01:03:55,273 --> 01:04:00,106 お前に借りを作りながら 恩返しするのが遅れた 629 01:04:05,473 --> 01:04:07,973 お前は私の命を救い 630 01:04:08,073 --> 01:04:11,340 漢へ行けとの指示に 素直に応じた 631 01:04:13,473 --> 01:04:16,040 私はお前を信じる 632 01:04:17,073 --> 01:04:18,406 お前を信じ― 633 01:04:19,206 --> 01:04:20,306 お前に― 634 01:04:20,806 --> 01:04:22,873 扶余の兵権を任せよう 635 01:04:26,440 --> 01:04:27,340 殿下 636 01:04:28,140 --> 01:04:31,440 そして周辺国や 部族の首長を招き 637 01:04:31,540 --> 01:04:35,006 お前の婚礼を盛大に挙げる 638 01:04:37,973 --> 01:04:39,173 チュモン 639 01:04:40,240 --> 01:04:42,273 お前は私の右腕となり 640 01:04:42,806 --> 01:04:46,740 私と共に 扶余を導いていくことになる 641 01:05:06,806 --> 01:05:09,373 大業を 成し遂げるまで― 642 01:05:09,640 --> 01:05:13,373 お前の人生と運命は 平坦ではないはず 643 01:05:14,306 --> 01:05:14,973 でも― 644 01:05:15,773 --> 01:05:20,540 危機と試練が訪れても ソヤを不幸にしないこと 645 01:05:20,940 --> 01:05:23,306 扶余に定着した 流民(るみん)を― 646 01:05:24,506 --> 01:05:26,806 長安に奴隷として送る 647 01:05:26,906 --> 01:05:28,873 漢に送る任務を― 648 01:05:29,306 --> 01:05:30,373 引き受けてくれ 649 01:05:32,206 --> 01:05:33,673 その三足烏(サンソクカラス)が 650 01:05:34,173 --> 01:05:35,973 扶余を攻撃しています 651 01:05:36,340 --> 01:05:39,573 ヘモス将軍の墓が あるとか 652 01:05:40,473 --> 01:05:41,740 オイ マリ 653 01:05:42,673 --> 01:05:44,240 助けが必要だ 654 01:05:45,406 --> 01:05:48,873 そこへ行きたい 案内してくれ 655 01:05:49,906 --> 01:05:51,773 発つ準備はできたか 656 01:05:57,806 --> 01:06:00,806 日本語字幕 小川 昌代