1 00:00:00,526 --> 00:00:04,526 第57話 2 00:00:04,693 --> 00:00:07,693 玄菟(ヒョント)城下 3 00:00:08,660 --> 00:00:09,526 大将 4 00:00:12,726 --> 00:00:15,660 玄菟(ヒョント)郡が卒本(チョルボン)に派兵するとか 5 00:00:19,560 --> 00:00:24,793 ソンヤンと合流されたら 桂婁(ケル)は滅亡します 6 00:01:13,860 --> 00:01:16,060 テソ王子は クムワ王の復権後― 7 00:01:16,160 --> 00:01:21,426 国境守備隊の総官に左遷され まだ戻れません 8 00:01:24,326 --> 00:01:29,960 ヤンジョンが派兵する時期に 現れるとは何かある 9 00:01:30,560 --> 00:01:34,493 桂婁(ケル)の討伐と 関連でもあるんですか 10 00:01:36,460 --> 00:01:39,760 兄上が来た理由から調べよう 11 00:01:53,526 --> 00:01:54,593 よく来た 12 00:01:55,993 --> 00:01:58,293 お元気でしたか 13 00:01:59,360 --> 00:02:00,626 お父様 14 00:02:02,260 --> 00:02:03,893 だいぶやつれたな 15 00:02:05,193 --> 00:02:06,693 大丈夫です 16 00:02:09,893 --> 00:02:11,926 遠路ご苦労だった 17 00:02:12,693 --> 00:02:13,626 入ろう 18 00:02:27,360 --> 00:02:29,226 面目ありません 19 00:02:29,926 --> 00:02:31,326 そう言うな 20 00:02:31,893 --> 00:02:35,226 機会はいつ訪れるか 分からない 21 00:02:36,026 --> 00:02:37,393 ここにとどまり 22 00:02:37,993 --> 00:02:42,693 辺境でたまった憂さを 洗い流しなさい 23 00:02:42,893 --> 00:02:43,793 さあ 24 00:02:50,326 --> 00:02:54,460 今の扶余(プヨ)は 国とは言えない状況だ 25 00:02:55,260 --> 00:02:59,526 日照りで 飢え死にする民が続出し 26 00:02:59,726 --> 00:03:02,193 反乱まで起きている 27 00:03:02,760 --> 00:03:04,326 知っています 28 00:03:05,026 --> 00:03:08,093 なのにクムワは なす術(すべ)がない 29 00:03:08,960 --> 00:03:10,860 情けないことだ 30 00:03:19,826 --> 00:03:23,360 卒本を討つと 書信にありましたが 31 00:03:23,560 --> 00:03:25,160 どのような理由で? 32 00:03:26,993 --> 00:03:31,093 またソソノが 桂婁(ケル)の君長の座に就いた 33 00:03:33,026 --> 00:03:35,759 ソンヤンが侵攻の準備中だ 34 00:03:36,826 --> 00:03:38,560 近々 内戦が起きる 35 00:03:38,660 --> 00:03:42,626 私はソンヤンに 援軍を送ることにした 36 00:03:46,626 --> 00:03:49,426 支援は名目にすぎない 37 00:03:50,493 --> 00:03:55,726 桂婁を掌握したら 玄菟(ヒョント)軍はソンヤンを討ち 38 00:03:56,426 --> 00:03:58,593 卒本を服属させる 39 00:04:04,393 --> 00:04:06,093 名案ですね 40 00:04:06,226 --> 00:04:09,626 卒本を服属させれば 漢(かん)の皇室も喜び 41 00:04:10,493 --> 00:04:13,326 お父様の立場も回復します 42 00:04:14,793 --> 00:04:15,893 テソ王子 43 00:04:17,693 --> 00:04:18,593 はい 44 00:04:19,026 --> 00:04:23,660 テソ王子が我々の援軍を 率いてはどうだ? 45 00:04:29,093 --> 00:04:31,626 今 機会を与えているのだ 46 00:04:32,126 --> 00:04:34,993 クムワはテソ王子を見捨てた 47 00:04:36,460 --> 00:04:38,193 未練は捨てて 48 00:04:38,926 --> 00:04:42,560 ソルランと共に 私のもとへ来なさい 49 00:04:44,860 --> 00:04:46,060 お父様 50 00:05:14,193 --> 00:05:18,026 父の言うとおりに してください 51 00:05:22,193 --> 00:05:26,093 辺境で希望もなく 生きてはなりません 52 00:05:27,693 --> 00:05:32,460 父が殿下に卒本を くれるかもしれません 53 00:05:34,360 --> 00:05:38,926 そう頼みますから 父に従ってください 54 00:05:40,526 --> 00:05:43,626 扶余(プヨ)を捨てろというのか 55 00:05:46,026 --> 00:05:50,293 いくら辺境にいても 私は扶余(プヨ)の王子だ 56 00:05:50,493 --> 00:05:54,026 その私が 漢軍の先鋒に立ってみろ 57 00:05:54,293 --> 00:05:56,126 世間にあざ笑われる 58 00:05:56,860 --> 00:06:01,360 辺境に追いやられた殿下を 世間は忘れています 59 00:06:03,826 --> 00:06:06,226 見捨てられたお返しに 60 00:06:06,326 --> 00:06:10,493 今度は殿下が 扶余と陛下を捨ててください 61 00:06:34,760 --> 00:06:39,426 まさかテソ殿下は 扶余を捨てませんよね 62 00:06:39,926 --> 00:06:41,693 お前は口を出すな 63 00:06:42,426 --> 00:06:45,326 聞かなかったふりをしてろ 64 00:06:45,426 --> 00:06:48,226 捨てるかもしれないんですか 65 00:06:50,360 --> 00:06:52,526 口を出すなと言ったろ 66 00:06:53,526 --> 00:06:55,893 殿下が賢明な判断をなさる 67 00:06:56,493 --> 00:06:58,460 我々は従うだけだ 68 00:06:58,693 --> 00:07:00,460 そうは いきませんよ 69 00:07:00,860 --> 00:07:04,460 殿下が漢を選ぶなら 私は従えません 70 00:07:05,393 --> 00:07:07,293 漢は扶余の敵(かたき)です 71 00:07:07,393 --> 00:07:08,626 こいつめ! 72 00:07:10,293 --> 00:07:13,926 殿下が漢軍の先鋒に立つなら 73 00:07:14,826 --> 00:07:16,326 私は去ります 74 00:07:18,193 --> 00:07:19,593 何だと こいつ 75 00:07:46,493 --> 00:07:47,493 かけなさい 76 00:07:53,860 --> 00:07:55,860 考えてみたか 77 00:07:57,692 --> 00:08:00,293 ご配慮には感謝しますが 78 00:08:00,526 --> 00:08:02,226 お受けできません 79 00:08:06,293 --> 00:08:08,260 私は扶余の王子 80 00:08:08,693 --> 00:08:10,393 扶余は捨てられない 81 00:08:10,493 --> 00:08:13,760 何と愚かなのだ 82 00:08:14,760 --> 00:08:16,726 扶余の家臣はむろん 83 00:08:16,993 --> 00:08:20,193 民からも 王子と思われてないのに 84 00:08:20,826 --> 00:08:23,560 なぜ妄想にとらわれている 85 00:08:27,526 --> 00:08:29,893 天は扶余を見捨てた 86 00:08:30,660 --> 00:08:34,026 このままでは 扶余は滅びるだろう 87 00:08:35,993 --> 00:08:39,160 漢の皇室も その事実を知ってる 88 00:08:40,060 --> 00:08:44,760 漢が扶余を攻撃し 服属させるかもしれんのだ 89 00:08:49,193 --> 00:08:50,993 今 私につけば 90 00:08:51,426 --> 00:08:54,660 扶余を支配することも できるのに 91 00:08:54,760 --> 00:08:56,693 なぜ意地を張る? 92 00:09:01,260 --> 00:09:02,960 従えません 93 00:09:19,360 --> 00:09:20,426 殿下 94 00:09:21,560 --> 00:09:22,426 何だ? 95 00:09:22,893 --> 00:09:24,560 チュモンが玄菟(ヒョント)城に 96 00:09:25,926 --> 00:09:26,860 確かか 97 00:09:27,160 --> 00:09:28,060 はい 98 00:09:28,593 --> 00:09:33,093 オイのみを連れ 隠密に動いている様子 99 00:10:09,426 --> 00:10:10,093 どこだ? 100 00:10:11,193 --> 00:10:12,560 宿に入りました 101 00:10:15,593 --> 00:10:16,726 包囲しろ 102 00:10:18,593 --> 00:10:19,326 〈包囲しろ!〉 103 00:10:26,860 --> 00:10:28,226 一体 誰ですか 104 00:10:29,426 --> 00:10:30,693 チュモンだ 105 00:10:32,260 --> 00:10:33,560 チュモン… 106 00:10:34,693 --> 00:10:36,193 タムル軍の? 107 00:10:51,760 --> 00:10:52,593 大将 108 00:10:53,826 --> 00:10:55,093 囲まれてます 109 00:11:09,426 --> 00:11:10,360 突入しろ 110 00:11:12,126 --> 00:11:13,026 〈来い!〉 111 00:13:02,926 --> 00:13:03,826 行くぞ 112 00:13:07,626 --> 00:13:08,593 捕まえろ 113 00:13:08,693 --> 00:13:09,993 追え! 114 00:13:36,460 --> 00:13:37,960 まいたようです 115 00:13:39,460 --> 00:13:40,993 怪我はないか 116 00:13:41,693 --> 00:13:42,593 はい 117 00:13:43,293 --> 00:13:44,626 今からどこへ? 118 00:13:52,326 --> 00:13:53,660 扶余へ行く 119 00:13:54,560 --> 00:13:55,226 はい 120 00:14:12,093 --> 00:14:13,193 どうなった? 121 00:14:15,693 --> 00:14:16,793 逃しました 122 00:14:27,993 --> 00:14:31,126 おじさん 返してよ 123 00:14:31,226 --> 00:14:32,593 並んで 124 00:14:32,693 --> 00:14:33,826 並びなさい 125 00:14:33,926 --> 00:14:35,460 並ぶんだ 126 00:14:45,160 --> 00:14:46,326 並びなさい 127 00:14:54,826 --> 00:14:55,993 並ばんか 128 00:15:52,860 --> 00:15:54,293 先にお代を 129 00:15:55,026 --> 00:15:58,460 食べてもいないのに 払えってのか? 130 00:15:58,826 --> 00:16:02,360 最近は食い逃げする奴が 多くて 131 00:16:13,460 --> 00:16:15,660 クッパと酒をくれ 132 00:16:17,126 --> 00:16:20,126 まだ酒を注文する人が いたとは 133 00:16:20,726 --> 00:16:21,926 どこから? 134 00:16:25,593 --> 00:16:26,892 句茶(クダ)国だ 135 00:16:27,360 --> 00:16:29,260 だから知らないのか 136 00:16:29,458 --> 00:16:32,660 だいぶ前に禁酒令が出されて 137 00:16:32,760 --> 00:16:35,060 酒を出したらこれでね 138 00:16:36,360 --> 00:16:38,426 分かった クッパをくれ 139 00:16:44,458 --> 00:16:48,426 だけど金さえあれば 不可能はありません 140 00:16:48,960 --> 00:16:50,860 密造酒 飲みます? 141 00:16:51,660 --> 00:16:53,026 酒はいらない 142 00:16:54,093 --> 00:16:55,426 尋ねたい 143 00:16:56,293 --> 00:16:57,360 国は― 144 00:16:58,593 --> 00:17:00,460 日照りに何か手を? 145 00:17:01,693 --> 00:17:05,426 兵を動員して 井戸を掘らせてるけど 146 00:17:05,526 --> 00:17:07,560 焼け石に水ですよ 147 00:17:07,660 --> 00:17:11,826 食糧を得るために 戦争するって噂もある 148 00:17:12,593 --> 00:17:15,526 兵士だって 空きっ腹で戦えますか? 149 00:17:15,726 --> 00:17:19,126 飢え死にも戦死も 大差ありません 150 00:17:21,260 --> 00:17:25,493 タムル軍の大将の妻子が 今も扶余宮に― 151 00:17:26,326 --> 00:17:27,526 残ってるとか 152 00:17:28,626 --> 00:17:32,226 句茶(クダ)国から来たのに よくご存じですね 153 00:17:33,660 --> 00:17:38,393 王妃様がユファ様たちを いじめてるそうです 154 00:17:38,760 --> 00:17:42,293 陛下がいなけりゃ 殺されてますよ 155 00:17:59,160 --> 00:18:04,326 なぜイェソヤ様を 引き止めてるのでしょう 156 00:18:05,360 --> 00:18:08,460 我々は扶余を攻めず― 157 00:18:08,726 --> 00:18:13,960 扶余の支配下にある部族にも 手も出さなかったのに 158 00:18:14,526 --> 00:18:16,260 陛下の意図は? 159 00:18:17,926 --> 00:18:18,826 私と― 160 00:18:20,360 --> 00:18:21,960 タムル軍を警戒してる 161 00:18:22,926 --> 00:18:24,960 人質にしてるんですか 162 00:18:25,693 --> 00:18:31,093 ならば力を見せて 解放しろと要求しましょう 163 00:18:33,026 --> 00:18:34,760 そんな要求をしたら 164 00:18:35,360 --> 00:18:39,326 陛下はむろん 家臣の不安も増長させ 165 00:18:39,626 --> 00:18:43,293 母上とソヤが 危険な状況に陥る 166 00:18:45,460 --> 00:18:48,960 ソヤと息子が 送り届けられるまで 167 00:18:49,260 --> 00:18:50,860 待つしかない 168 00:19:32,193 --> 00:19:33,360 ユリ 169 00:19:37,226 --> 00:19:39,693 昨日 お前のお父様の夢を見た 170 00:19:42,126 --> 00:19:44,426 鮮明な夢だったわ 171 00:19:50,760 --> 00:19:54,660 お父様は それは立派な方よ 172 00:19:58,293 --> 00:20:01,360 楽に暮らせる道を拒み 173 00:20:01,760 --> 00:20:04,226 流民(るみん)を引き取って 174 00:20:04,426 --> 00:20:08,193 タムル軍と共に 漢と戦う方なの 175 00:20:11,726 --> 00:20:14,893 お父様とタムル軍は 勇猛だから― 176 00:20:15,426 --> 00:20:20,393 タムル軍と聞いただけで どの国や部族も震え上がる 177 00:20:22,360 --> 00:20:25,126 お父様の名前は何というの? 178 00:20:25,926 --> 00:20:27,660 チュモン 179 00:20:31,393 --> 00:20:32,526 そうよ 180 00:20:32,860 --> 00:20:35,626 決して忘れては駄目よ 181 00:21:03,960 --> 00:21:06,693 陛下がお見えです 182 00:21:16,926 --> 00:21:20,093 神殿には どんなご用でしょうか 183 00:21:22,526 --> 00:21:23,893 かけなさい 184 00:21:33,360 --> 00:21:36,626 マウリョン巫女(みこ)に聞きたい 185 00:21:37,926 --> 00:21:39,226 何でしょうか 186 00:21:40,093 --> 00:21:44,993 世に姿を現さぬ巫女が 始祖(シジョ)山にいると聞いた 187 00:21:45,260 --> 00:21:46,060 知っているか? 188 00:21:50,260 --> 00:21:52,626 ピグムソン巫女ですか 189 00:21:55,226 --> 00:21:56,760 ピグムソン? 190 00:21:58,493 --> 00:22:00,160 そう呼ばれてます 191 00:22:00,926 --> 00:22:03,693 私も会ったことはありません 192 00:22:05,526 --> 00:22:08,226 ピグムソン巫女に会い 193 00:22:09,193 --> 00:22:12,060 災いを逃れる策を尋ねる 194 00:22:13,660 --> 00:22:14,760 陛下 195 00:22:15,360 --> 00:22:18,960 ピグムソン巫女は 見た者がおらず 196 00:22:19,560 --> 00:22:21,626 無駄足になるかも 197 00:22:22,160 --> 00:22:24,560 必死の思いで探せば― 198 00:22:25,460 --> 00:22:27,326 必ず会えるだろう 199 00:22:36,993 --> 00:22:38,426 来たか 200 00:22:39,393 --> 00:22:41,493 お願いがあるのですが 201 00:22:43,560 --> 00:22:44,760 かけなさい 202 00:22:52,593 --> 00:22:54,660 どうしたのだ? 203 00:22:56,160 --> 00:23:00,226 ソヤとユリを 送り届けたいのです 204 00:23:00,960 --> 00:23:04,626 ユリも大きくなりましたので お許しを 205 00:23:08,860 --> 00:23:10,660 それもそうだな 206 00:23:10,960 --> 00:23:12,193 分かった 207 00:23:12,626 --> 00:23:17,193 しばし宮を離れるが 戻り次第 送り届けよう 208 00:23:18,926 --> 00:23:20,226 どちらへ? 209 00:23:21,260 --> 00:23:25,060 始祖(シジョ)山に 優れた巫女がいるそうだ 210 00:23:25,826 --> 00:23:28,893 災いから抜け出す策について 211 00:23:28,993 --> 00:23:31,560 啓示を聞いてくる 212 00:23:51,026 --> 00:23:55,793 宮殿を留守にする間 国事を頼んだぞ 213 00:23:56,593 --> 00:23:58,626 ご心配なく 214 00:24:17,526 --> 00:24:18,493 行こう 215 00:26:11,360 --> 00:26:12,560 総官! 216 00:26:30,660 --> 00:26:33,393 お前たちの来る所ではない 217 00:26:33,493 --> 00:26:35,226 さっさと帰れ! 218 00:26:46,860 --> 00:26:48,426 それは本当か 219 00:26:48,826 --> 00:26:49,860 はい 陛下 220 00:26:49,960 --> 00:26:52,626 身の毛がよだちました 221 00:26:55,760 --> 00:26:57,393 ピグムソン巫女だ 222 00:26:58,326 --> 00:26:59,360 案内しろ 223 00:27:20,060 --> 00:27:23,293 たいまつを用意し ここで待て 224 00:27:24,260 --> 00:27:26,160 陛下 危険です 225 00:27:28,926 --> 00:27:30,660 心配いらない 226 00:28:02,293 --> 00:28:03,926 ピグムソン巫女! 227 00:28:04,960 --> 00:28:08,226 私は扶余の王だ 228 00:28:08,926 --> 00:28:11,993 巫女に会うため やってきた 229 00:28:12,626 --> 00:28:16,193 折り入って話がある 姿を見せてくれ 230 00:28:56,326 --> 00:28:59,260 そなたがピグムソンか 231 00:29:00,460 --> 00:29:02,126 そうです 232 00:29:03,460 --> 00:29:07,993 ここまで来られた方は 陛下が初めてです 233 00:29:09,026 --> 00:29:09,960 私は― 234 00:29:11,260 --> 00:29:13,993 陛下をお待ちしていました 235 00:29:15,226 --> 00:29:18,726 私が来ることを 知っていたのか 236 00:29:19,926 --> 00:29:26,326 扶余が災いから逃れる術を 知るために いらしたのでは? 237 00:29:27,526 --> 00:29:28,693 そうだ 238 00:29:29,926 --> 00:29:32,460 災いから逃れられるなら 239 00:29:33,026 --> 00:29:35,026 何でもする 240 00:29:36,093 --> 00:29:38,360 天が私の命を望むなら 241 00:29:38,926 --> 00:29:40,993 喜んで差し出す 242 00:29:42,793 --> 00:29:46,360 どうすればいいのか 教えてくれ 243 00:29:47,693 --> 00:29:49,093 陛下 244 00:29:50,660 --> 00:29:54,226 数年間の日照りによる 扶余の危機は― 245 00:29:54,993 --> 00:29:58,393 時が解決してくれるでしょう 246 00:29:58,693 --> 00:29:59,760 ですが― 247 00:30:01,393 --> 00:30:05,293 日照りより大きな災いが 待ち構えています 248 00:30:07,293 --> 00:30:09,126 大きな災いだと? 249 00:30:09,860 --> 00:30:11,493 数年前― 250 00:30:11,860 --> 00:30:14,360 日無光(イルムグァン)をご覧になったはず 251 00:30:15,260 --> 00:30:20,293 日無光(イルムグァン)は新しい太陽が 現れたことを意味します 252 00:30:21,460 --> 00:30:25,660 古朝鮮(コジョソン)の滅亡後 流民は散り散りになり 253 00:30:25,760 --> 00:30:29,593 領土は多くの部族や国に 分割されました 254 00:30:30,160 --> 00:30:34,993 しかし新しい太陽となるべく 生まれた人物が 255 00:30:35,093 --> 00:30:37,260 新しい国を建てます 256 00:30:37,793 --> 00:30:41,660 そして子孫が 古朝鮮(コジョソン)の領土を取り戻し 257 00:30:41,993 --> 00:30:44,960 天下を取るでしょう 258 00:30:46,826 --> 00:30:47,793 では― 259 00:30:48,993 --> 00:30:51,526 扶余が滅びるとでも? 260 00:30:52,893 --> 00:30:55,726 扶余は次第に衰退し 261 00:30:56,693 --> 00:30:58,126 ついには― 262 00:30:58,626 --> 00:31:00,660 滅びるでしょう 263 00:31:01,126 --> 00:31:02,426 無礼だぞ! 264 00:31:03,360 --> 00:31:07,326 私の前で滅亡を口にするとは 265 00:31:09,460 --> 00:31:10,593 私は― 266 00:31:11,526 --> 00:31:14,693 天の思し召しを 伝えただけです 267 00:31:15,760 --> 00:31:16,926 では― 268 00:31:17,826 --> 00:31:20,893 私はこれで失礼します 269 00:31:32,226 --> 00:31:33,760 ピグムソン巫女! 270 00:31:35,260 --> 00:31:36,893 ピグムソン巫女! 271 00:31:40,126 --> 00:31:42,026 ピグムソン巫女! 272 00:32:07,626 --> 00:32:08,593 陛下 273 00:32:14,693 --> 00:32:18,993 古朝鮮(コジョソン)の滅亡後 流民は散り散りになり 274 00:32:19,093 --> 00:32:23,260 領土は多くの部族や国に 分割されました 275 00:32:23,526 --> 00:32:28,326 しかし新しい太陽となるべく 生まれた人物が 276 00:32:28,426 --> 00:32:30,693 新しい国を建てます 277 00:32:31,126 --> 00:32:35,093 そして子孫が 古朝鮮の領土を取り戻し 278 00:32:35,326 --> 00:32:38,293 天下を取るでしょう 279 00:32:43,226 --> 00:32:44,726 チュモンだ 280 00:32:47,160 --> 00:32:49,793 扶余を滅ぼす人間は― 281 00:32:52,226 --> 00:32:53,460 チュモンだ 282 00:33:03,593 --> 00:33:06,593 桂婁(ケル) 283 00:33:39,992 --> 00:33:42,492 玄菟軍が出発したそうです 284 00:33:43,793 --> 00:33:45,826 規模はどのくらいだ? 285 00:33:46,526 --> 00:33:49,760 鉄騎軍を含めて 2000人にはなると 286 00:33:55,559 --> 00:33:57,425 今 発ったので 287 00:33:57,492 --> 00:34:01,393 ソンヤンの陣営に着くのは 約半月後かと 288 00:34:03,293 --> 00:34:04,826 沸流(ピリュ)の動きは? 289 00:34:06,026 --> 00:34:09,626 桓那(ファンナ) 貫那(クァンナ)の兵まで 合流しています 290 00:34:19,260 --> 00:34:20,326 お父様 291 00:34:22,760 --> 00:34:25,060 まだ連絡がないので― 292 00:34:26,560 --> 00:34:30,093 タムル軍は 来ないかもしれません 293 00:34:45,460 --> 00:34:46,793 おいでです 294 00:34:47,660 --> 00:34:48,926 下がって 295 00:34:54,660 --> 00:34:56,193 何ですか? 296 00:34:56,693 --> 00:34:58,460 お前 正気なのか? 297 00:34:59,526 --> 00:35:00,693 母上 298 00:35:01,226 --> 00:35:03,193 兵士になるですって? 299 00:35:04,193 --> 00:35:06,526 本当に死にたいの? 300 00:35:06,860 --> 00:35:08,560 余計な真似は おやめ 301 00:35:09,293 --> 00:35:10,260 母上 302 00:35:10,693 --> 00:35:13,260 私と母上の罪滅ぼしです 303 00:35:13,360 --> 00:35:16,960 罪滅ぼし? 一体 何を償うというの 304 00:35:17,526 --> 00:35:20,260 桂婁を裏切ったのに 305 00:35:20,993 --> 00:35:25,326 ソソノ姉さんは 機会までくれました 306 00:35:26,826 --> 00:35:30,460 私は先鋒に立って 沸流(ピリュ)と戦います 307 00:35:38,960 --> 00:35:40,360 ご冷静に 308 00:35:40,893 --> 00:35:44,993 戦争の恐ろしさを 知らないのです 309 00:35:45,660 --> 00:35:47,126 ゆっくり説得を 310 00:35:47,660 --> 00:35:51,026 ソンヤンが桂婁を攻撃したら 311 00:35:51,660 --> 00:35:53,826 まず私たちが殺されます 312 00:35:56,060 --> 00:35:57,493 仕方ありません 313 00:35:58,493 --> 00:36:03,093 桂婁軍が沸流(ピリュ)軍を 食い止めるよう祈るだけです 314 00:36:03,626 --> 00:36:07,360 玄菟の援軍まで来るのに 勝てますか? 315 00:36:08,793 --> 00:36:10,626 桂婁を抜け出して 316 00:36:10,993 --> 00:36:13,493 ソンヤンに許しを求めては? 317 00:36:14,760 --> 00:36:17,726 殺されないという保証は? 318 00:36:19,126 --> 00:36:23,326 桂婁で死ぬほうがマシです 319 00:36:26,960 --> 00:36:27,926 王妃様 320 00:36:29,026 --> 00:36:30,293 王妃様! 321 00:36:32,160 --> 00:36:33,760 どうしました? 322 00:36:34,193 --> 00:36:36,593 テソ殿下が お戻りです 323 00:36:36,960 --> 00:36:38,926 早く外へどうぞ 324 00:36:57,293 --> 00:36:58,026 殿下 325 00:36:58,226 --> 00:36:58,993 テソ 326 00:37:00,193 --> 00:37:01,026 母上 327 00:37:02,360 --> 00:37:04,493 夢じゃないかしら 328 00:37:06,193 --> 00:37:07,393 殿下 329 00:37:22,326 --> 00:37:23,793 立ちなさい 330 00:37:24,326 --> 00:37:26,660 立ってちょうだい 331 00:37:28,926 --> 00:37:31,626 部屋へ行きましょう 332 00:37:34,160 --> 00:37:36,060 陛下にお会いします 333 00:37:37,960 --> 00:37:40,293 宮殿におられないわ 334 00:37:46,660 --> 00:37:47,960 王子様! 335 00:37:51,293 --> 00:37:56,060 お前が騒ぐと 何か起きたかと恐ろしい 336 00:37:56,160 --> 00:37:58,326 そのとおりなんです 337 00:38:01,760 --> 00:38:04,126 テソ王子様が戻られました 338 00:38:04,460 --> 00:38:05,360 何だと? 339 00:38:05,960 --> 00:38:07,693 陛下が呼んだのか? 340 00:38:08,393 --> 00:38:11,360 事情は私にも分かりません 341 00:38:12,360 --> 00:38:13,893 兄上はどこだ? 342 00:38:13,993 --> 00:38:16,926 王妃様の所へ行かれました 343 00:38:24,860 --> 00:38:28,060 巫女に会いに始祖(シジョ)山へ? 344 00:38:29,293 --> 00:38:30,160 そうよ 345 00:38:30,260 --> 00:38:34,760 巫女に会ったとて 策など見つからないわ 346 00:38:35,160 --> 00:38:40,093 道理に背いた陛下を 天が罰してるのよ 347 00:38:40,860 --> 00:38:44,793 長子のそなたを 見捨てるなんて 348 00:38:49,660 --> 00:38:54,393 国境守備隊を 無断で離れて大丈夫ですか 349 00:38:54,926 --> 00:38:59,160 陛下がお怒りになるのではと 心配です 350 00:38:59,626 --> 00:39:01,293 心配無用です 351 00:39:01,426 --> 00:39:04,226 陛下にお話があるのです 352 00:39:06,126 --> 00:39:07,126 兄上! 353 00:39:08,460 --> 00:39:09,526 兄上 354 00:39:11,026 --> 00:39:12,660 久しぶりだな 355 00:39:13,293 --> 00:39:16,460 辺境で苦労なさったでしょう 356 00:39:16,893 --> 00:39:20,960 国境を守る 兄上と義姉(あね)上を思うと 357 00:39:21,426 --> 00:39:23,393 つらくなりました 358 00:39:25,126 --> 00:39:29,226 それなら一度 来ればよかったではないか 359 00:39:30,560 --> 00:39:35,126 私を忘れていながら 今になって おもねるのか 360 00:39:36,026 --> 00:39:38,460 あの それは… 361 00:39:38,926 --> 00:39:40,826 私も用事が多くて 362 00:39:41,426 --> 00:39:43,960 要職でも任されたのですね 363 00:39:47,326 --> 00:39:48,926 要職なんて… 364 00:39:49,360 --> 00:39:52,726 遠路 疲れたでしょう 休みなさい 365 00:39:53,693 --> 00:39:54,593 はい 366 00:40:46,393 --> 00:40:48,460 久しぶりですね 367 00:40:49,960 --> 00:40:52,826 お元気で いらっしゃいましたか 368 00:40:54,093 --> 00:40:57,693 おかげで 元気に過ごしています 369 00:40:59,193 --> 00:41:01,026 大使者(テサジャ)の恩は― 370 00:41:01,593 --> 00:41:03,760 死んでも忘れません 371 00:41:04,793 --> 00:41:08,760 そう おっしゃっていただき 恐縮です 372 00:41:08,993 --> 00:41:10,160 ところで― 373 00:41:10,593 --> 00:41:14,860 王子様を戻せとの命令は 聞いていませんが 374 00:41:14,960 --> 00:41:16,993 どうしたのですか 375 00:41:20,193 --> 00:41:24,326 国境守備隊を 勝手に離れるのは― 376 00:41:24,626 --> 00:41:26,560 重罪です 377 00:41:30,793 --> 00:41:31,993 だから― 378 00:41:32,593 --> 00:41:36,493 大使者(テサジャ)が 罰するとでも言うのですか 379 00:41:38,993 --> 00:41:41,260 陛下に命じられれば 380 00:41:41,460 --> 00:41:43,226 そうします 381 00:41:46,860 --> 00:41:48,326 大使者(テサジャ) 382 00:41:49,693 --> 00:41:52,993 これだけは確かに約束します 383 00:41:54,326 --> 00:41:57,026 再び機会が巡ってきたら 384 00:41:58,260 --> 00:42:03,193 この胸に秘めた刃(やいば)が 真っ先に向かう相手は― 385 00:42:04,426 --> 00:42:05,826 大使者です 386 00:42:13,726 --> 00:42:14,460 大使者 387 00:42:17,093 --> 00:42:19,226 陛下がお戻りに 388 00:42:45,960 --> 00:42:49,693 何の用で 断りもなく扶余に戻った? 389 00:43:00,526 --> 00:43:01,793 父上 390 00:43:02,693 --> 00:43:04,693 私をお許しください 391 00:43:06,126 --> 00:43:11,060 父上を侮辱し 扶余を 破綻に追い込んだ過ちを 392 00:43:11,426 --> 00:43:13,126 深く反省しました 393 00:43:14,093 --> 00:43:18,526 酒と武術見物に明け暮れて どこが反省だ 394 00:43:19,660 --> 00:43:22,893 お前の言葉は信じられない 395 00:43:24,460 --> 00:43:27,026 父上 信じてください 396 00:43:28,760 --> 00:43:31,960 玄菟城に寄ってきました 397 00:43:33,960 --> 00:43:37,026 国境を守る守備隊の総官が 398 00:43:37,560 --> 00:43:41,793 私の許可もなく 玄菟城まで行ったのか 399 00:43:44,126 --> 00:43:46,393 ヤンジョンに呼ばれ 400 00:43:47,226 --> 00:43:52,526 卒本を討つため 漢軍を率いろと言われました 401 00:43:56,560 --> 00:43:57,893 しかし私は― 402 00:43:58,593 --> 00:43:59,926 断りました 403 00:44:06,626 --> 00:44:07,793 父上 404 00:44:08,526 --> 00:44:13,360 漢は扶余を攻める考えだとも 言っていました 405 00:44:21,860 --> 00:44:23,060 父上 406 00:44:23,826 --> 00:44:28,893 二度と権力を望まず 地位への未練も捨てます 407 00:44:29,760 --> 00:44:32,360 扶余に尽くす機会をください 408 00:44:34,593 --> 00:44:39,693 漢が攻撃してきたら 私が先鋒に立って戦います 409 00:44:51,493 --> 00:44:54,626 もう一度お前を 410 00:44:56,026 --> 00:44:57,426 信じてみよう 411 00:45:24,526 --> 00:45:26,026 大使者 412 00:45:27,326 --> 00:45:30,726 これだけは確かに約束します 413 00:45:31,993 --> 00:45:34,726 再び機会が巡ってきたら 414 00:45:35,993 --> 00:45:40,860 この胸に秘めた刃が 真っ先に向かう相手は― 415 00:45:42,093 --> 00:45:43,593 大使者です 416 00:45:53,660 --> 00:45:54,793 大使者 417 00:45:56,160 --> 00:45:57,326 何事ですか 418 00:45:57,926 --> 00:46:02,226 テソ王子が戻ることを 陛下が許可しました 419 00:46:05,426 --> 00:46:08,893 王子は大使者に 恨みを抱いてます 420 00:46:08,993 --> 00:46:11,426 戻ったら大変では? 421 00:46:28,826 --> 00:46:33,226 テソ王子たちが戻ったら 苦しめられるでしょう 422 00:46:34,660 --> 00:46:36,893 私は耐えられますが 423 00:46:38,560 --> 00:46:40,993 幼いユリが心配です 424 00:46:41,560 --> 00:46:43,360 心配いらない 425 00:46:44,193 --> 00:46:48,093 あなたたちを発たせると 陛下が約束を 426 00:46:49,060 --> 00:46:51,326 陛下にお話ししてくるわ 427 00:47:18,493 --> 00:47:21,360 扶余は次第に衰退し 428 00:47:22,326 --> 00:47:23,693 ついには― 429 00:47:24,326 --> 00:47:26,560 滅びるでしょう 430 00:47:35,360 --> 00:47:38,493 タムル弓は 数百年 伝わってきた神器 431 00:47:39,693 --> 00:47:42,093 陛下もご存じのとおり― 432 00:47:42,593 --> 00:47:47,160 タムル弓は人間の力では とても折れない強靭な弓 433 00:47:48,693 --> 00:47:54,260 折ったのは扶余の未来に 暗雲をもたらす者です 434 00:48:09,193 --> 00:48:10,326 かけなさい 435 00:48:18,693 --> 00:48:19,593 陛下 436 00:48:20,093 --> 00:48:21,493 お約束どおり― 437 00:48:22,726 --> 00:48:26,093 ソヤとユリを 本渓(ポンゲ)山にお送りください 438 00:48:31,660 --> 00:48:33,560 考えてみたが 439 00:48:33,660 --> 00:48:39,726 ソヤがユリを連れて 遠路を行くのは大変なことだ 440 00:48:40,826 --> 00:48:44,826 ユリが大きくなってから 行かせよう 441 00:48:46,526 --> 00:48:48,493 どういうことですか 442 00:48:49,160 --> 00:48:53,026 無事に着けるよう 万全の準備をします 443 00:48:54,426 --> 00:48:55,460 ユファ 444 00:48:55,726 --> 00:48:59,160 大使者ら 家臣たちが 反対している 445 00:48:59,926 --> 00:49:03,226 タムル軍は漢を脅かすほどだ 446 00:49:03,626 --> 00:49:06,126 扶余も攻撃されるやも 447 00:49:08,460 --> 00:49:09,426 つまり― 448 00:49:10,226 --> 00:49:14,493 ソヤとユリを 人質にしておくのですか 449 00:49:15,993 --> 00:49:18,060 人質と思うな 450 00:49:19,660 --> 00:49:22,626 双方の均衡を保つためには― 451 00:49:23,160 --> 00:49:24,726 仕方がないのだ 452 00:49:26,426 --> 00:49:27,426 陛下 453 00:49:28,393 --> 00:49:31,126 陛下らしからぬ言い訳です 454 00:50:20,326 --> 00:50:24,126 陛下は送り届けて くださいますか 455 00:50:25,726 --> 00:50:26,760 ソヤ 456 00:50:27,293 --> 00:50:28,126 はい 457 00:50:29,993 --> 00:50:33,193 陛下はあなたとユリを 458 00:50:33,793 --> 00:50:35,726 人質にするつもりよ 459 00:50:41,526 --> 00:50:43,293 でも心配無用よ 460 00:50:43,826 --> 00:50:45,493 何としてでも 461 00:50:45,993 --> 00:50:49,393 チュモンのもとへ 送ってあげるわ 462 00:50:56,560 --> 00:50:59,560 本渓(ポンゲ)山 タムル軍の砦(とりで) 463 00:51:10,826 --> 00:51:14,960 チャンチョン谷から なぜこんなに早く? 464 00:51:16,826 --> 00:51:18,260 決まってるだろ 465 00:51:19,726 --> 00:51:23,326 ムドクに会いたくて 飛んで帰った 466 00:51:26,160 --> 00:51:30,393 よく恥ずかしげもなく 照れくさいことを 467 00:51:33,926 --> 00:51:34,960 俺は― 468 00:51:36,160 --> 00:51:39,493 目を開けても閉じても 469 00:51:40,493 --> 00:51:42,593 ムドクしか見えない 470 00:51:45,126 --> 00:51:46,593 やめてください 471 00:51:47,960 --> 00:51:49,026 ムドク 472 00:51:56,493 --> 00:51:58,260 力加減だ 力加減 473 00:51:58,360 --> 00:52:00,993 強弱 強弱… 474 00:52:03,626 --> 00:52:04,860 何だ? 475 00:52:05,060 --> 00:52:06,693 何事だ? 476 00:52:06,793 --> 00:52:09,193 どうしたんだ? 477 00:52:09,293 --> 00:52:12,860 頭にきて やってられませんよ 478 00:52:12,960 --> 00:52:14,326 砦(とりで)を出るなりしなきゃ 479 00:52:14,426 --> 00:52:15,693 クソッ 480 00:52:16,026 --> 00:52:18,693 またムドクのことか? 481 00:52:19,593 --> 00:52:23,260 心変わりしたものは どうしようもない 482 00:52:23,560 --> 00:52:26,593 鉄の塊なら金づちで 483 00:52:26,693 --> 00:52:30,860 焼きを入れて 好きなようにもできるがな 484 00:52:31,260 --> 00:52:33,826 それに人の気持ちってのは― 485 00:52:34,293 --> 00:52:36,593 そう簡単に変わらない 486 00:52:36,693 --> 00:52:37,960 忘れちまえ 487 00:52:38,993 --> 00:52:40,226 忘れたくても 488 00:52:40,326 --> 00:52:42,326 忘れられないんです 489 00:52:43,660 --> 00:52:45,993 女は魔物だぞ 490 00:52:46,660 --> 00:52:48,326 魔物だ 491 00:52:50,826 --> 00:52:53,993 どうにか なっちゃいそうだよ 492 00:52:54,426 --> 00:52:55,626 あいつらめ 493 00:53:01,393 --> 00:53:05,426 大将の偵察が 長引いてるようだ 494 00:53:06,693 --> 00:53:10,226 何かあったのかもしれん 心配だ 495 00:53:10,926 --> 00:53:14,493 オイがお守りしてる 心配いらない 496 00:53:16,026 --> 00:53:19,460 玄菟軍が卒本に 派兵される話は? 497 00:53:21,026 --> 00:53:22,826 チャンチョン谷で聞いた 498 00:53:23,560 --> 00:53:28,560 玄菟軍まで合流したら 桂婁の滅亡は時間の問題 499 00:53:29,626 --> 00:53:34,726 建国の話は別として 桂婁を助けてもいいだろう 500 00:53:36,160 --> 00:53:40,426 大将が困ってた時 桂婁は力になってくれた 501 00:53:41,860 --> 00:53:44,960 恩は返すのが人の道理だ 502 00:53:45,260 --> 00:53:49,760 進むと決めていない道は 足を踏み入れぬが得策 503 00:53:50,493 --> 00:53:53,960 助けに行けば戻れなくなる 504 00:53:54,493 --> 00:53:55,693 何だと 505 00:53:55,993 --> 00:53:58,293 何て冷たいんだ! 506 00:53:58,960 --> 00:54:00,226 やめろ 507 00:54:02,493 --> 00:54:05,060 大将が決めることだ 508 00:54:11,126 --> 00:54:12,326 ちょっと外に 509 00:54:32,993 --> 00:54:33,993 何だ? 510 00:54:34,926 --> 00:54:38,493 親方と一緒に 武器を開発しました 511 00:54:42,193 --> 00:54:45,160 これはチュモン大将が 512 00:54:45,260 --> 00:54:47,793 真番(チンボン) 臨屯(イムドゥン)との 戦争で使った― 513 00:54:48,060 --> 00:54:49,526 消炭(ソタン)だ 514 00:54:49,660 --> 00:54:52,760 それをもっと強力にした 515 00:54:53,160 --> 00:54:56,626 さあ 後ろに下がってくれ 516 00:55:08,960 --> 00:55:12,326 確かに強力になったようです 517 00:55:15,193 --> 00:55:16,093 まだあります 518 00:55:17,726 --> 00:55:21,093 冬官使者(トングァンサジャ) それは何だ? 519 00:55:21,793 --> 00:55:25,093 鍛冶頭と“煙霧炭(ヨンムタン)”と 名付けました 520 00:55:26,660 --> 00:55:27,693 ヨンムタン? 521 00:55:52,393 --> 00:55:54,193 煙霧炭(ヨンムタン)を使えば 522 00:55:54,293 --> 00:55:57,693 一瞬にして霧を作り出せる 523 00:55:58,360 --> 00:56:02,960 敵に姿を見られることなく 攻撃できる 524 00:56:05,526 --> 00:56:07,626 本当にお手柄です 525 00:56:09,360 --> 00:56:10,393 ご苦労 526 00:56:14,293 --> 00:56:15,193 右軍師(ウグンサ) 527 00:56:16,593 --> 00:56:18,293 桂婁から人が 528 00:56:26,826 --> 00:56:28,893 サヨン行首(ヘンス) 529 00:56:28,993 --> 00:56:30,726 どうしました? 530 00:56:34,893 --> 00:56:37,560 連絡がないので来ました 531 00:56:38,493 --> 00:56:41,326 事情は承知しています 532 00:56:42,493 --> 00:56:44,226 チュモン大将は? 533 00:56:44,626 --> 00:56:48,893 オイと一緒に 偵察に出かけましたが 534 00:56:48,993 --> 00:56:50,693 まだ帰ってきません 535 00:57:15,860 --> 00:57:16,760 大将 536 00:57:19,326 --> 00:57:20,593 どこへ? 537 00:57:24,360 --> 00:57:25,626 始祖山だ 538 00:57:45,193 --> 00:57:47,226 なぜ始祖山へ? 539 00:57:52,260 --> 00:57:55,560 確かめたいことがある 540 00:58:06,693 --> 00:58:07,593 兄上 541 00:58:08,826 --> 00:58:09,893 テソ兄上! 542 00:58:10,293 --> 00:58:11,493 ヨンポ兄上! 543 00:58:14,093 --> 00:58:14,760 行こう 544 00:58:27,926 --> 00:58:29,326 助けて 545 00:58:29,826 --> 00:58:31,026 助けてくれ! 546 00:58:34,460 --> 00:58:35,826 誰か助けて! 547 00:58:36,326 --> 00:58:37,726 助けてくれ! 548 00:58:43,926 --> 00:58:45,060 母上 549 00:59:06,693 --> 00:59:09,026 私がお前を助けたんだぞ 550 00:59:10,026 --> 00:59:12,493 礼儀知らずな奴だな 551 00:59:13,726 --> 00:59:17,860 名乗らないなら 私が名を教えよう 552 00:59:19,193 --> 00:59:20,260 私の名前は― 553 00:59:21,093 --> 00:59:22,093 チュモンだ 554 00:59:24,693 --> 00:59:27,560 身分を明かせなかったが― 555 00:59:29,593 --> 00:59:30,926 扶余の王子だ 556 00:59:33,260 --> 00:59:36,726 覚えておけ お前が気に入った 557 00:59:39,160 --> 00:59:40,893 情けない奴 558 00:59:46,826 --> 00:59:50,226 扶余の始祖が 国を興すために― 559 00:59:50,326 --> 00:59:52,826 片時も離さなかった神器 560 00:59:53,426 --> 00:59:57,126 王子はタムル弓から 気をもらうのです 561 01:01:40,226 --> 01:01:41,326 あれは― 562 01:01:42,526 --> 01:01:43,693 弓では? 563 01:01:45,926 --> 01:01:47,326 扶余の神器― 564 01:01:48,926 --> 01:01:50,160 タムル弓だ 565 01:01:51,993 --> 01:01:55,393 神器を見に 険しい道を来たのですか 566 01:01:57,760 --> 01:02:03,026 昔 兄上たちとタムル弓を見に 始祖山へ来たことがある 567 01:02:04,126 --> 01:02:05,160 その時― 568 01:02:06,560 --> 01:02:08,260 神器のタムル弓を 569 01:02:09,226 --> 01:02:10,760 折ってしまった 570 01:02:17,560 --> 01:02:22,193 なぜ私が神器を 折ってしまったのか― 571 01:02:22,293 --> 01:02:26,393 それが扶余を滅ぼす 前兆だったのか― 572 01:02:27,560 --> 01:02:31,160 タムル弓を見て 確かめたかった 573 01:03:01,693 --> 01:03:02,426 大将 574 01:03:03,826 --> 01:03:06,493 どこが折れたんですか 575 01:03:07,693 --> 01:03:08,926 折れてませんよ 576 01:04:22,993 --> 01:04:23,860 どなたです? 577 01:04:47,993 --> 01:04:50,260 そのタムル弓の主(あるじ)は― 578 01:04:51,326 --> 01:04:56,426 扶余ではなく タムル軍とチュモン大将です 579 01:05:15,760 --> 01:05:19,860 タムル弓は扶余ではなく 580 01:05:20,993 --> 01:05:24,993 古朝鮮の王を 象徴する神器です 581 01:05:26,693 --> 01:05:29,593 弓の内側を見てください 582 01:05:31,693 --> 01:05:35,226 大将は神器を 1つ得ました 583 01:05:36,760 --> 01:05:39,460 しかし国を 一つにするという― 584 01:05:41,360 --> 01:05:42,860 意志がなければ 585 01:05:44,626 --> 01:05:48,860 あと2つの神器は 手に入れられません 586 01:05:49,560 --> 01:05:52,626 神器が他にも あるのですか 587 01:05:53,126 --> 01:05:59,526 古朝鮮の大王を象徴する 神器は3つです 588 01:06:00,293 --> 01:06:01,793 あとの2つは? 589 01:06:06,793 --> 01:06:09,793 日本語字幕 小川 昌代