1 00:00:00,946 --> 00:00:04,946 第75話 2 00:00:09,513 --> 00:00:10,346 陛下 3 00:00:19,180 --> 00:00:20,046 何だ? 4 00:00:26,146 --> 00:00:27,080 言ってみろ 5 00:00:33,146 --> 00:00:35,113 国境近くの村に 6 00:00:36,713 --> 00:00:38,146 イェソヤ様が 7 00:00:46,046 --> 00:00:47,046 今… 8 00:00:49,313 --> 00:00:50,880 何と言った? 9 00:00:53,180 --> 00:00:54,080 オイ 10 00:00:54,646 --> 00:00:55,646 本当か? 11 00:00:57,346 --> 00:01:00,880 イェソヤ様が 生きておいでなのか 12 00:01:03,346 --> 00:01:06,446 人ごみに 消えてしまいましたが 13 00:01:07,180 --> 00:01:08,813 イェソヤ様に 間違いありません 14 00:01:20,913 --> 00:01:23,913 北沃沮(プゴクチョ)国境の村 チャンニョン 15 00:01:39,813 --> 00:01:40,713 どけ! 16 00:01:46,846 --> 00:01:50,513 行首(ヘンス)を捕まえ 品物と文書を押収しろ 17 00:02:05,413 --> 00:02:06,946 何の真似です? 18 00:02:07,046 --> 00:02:09,613 善良な民に何するんですか 19 00:02:09,713 --> 00:02:11,146 善良な民? 20 00:02:13,713 --> 00:02:16,046 シラを切れると思うか? 21 00:02:16,180 --> 00:02:17,080 連れてけ 22 00:02:17,280 --> 00:02:18,180 はい 23 00:02:46,380 --> 00:02:47,246 ユリ! 24 00:02:48,280 --> 00:02:50,080 何あわててるんだ? 25 00:02:50,413 --> 00:02:55,113 チャン行首(ヘンス)が捕まった 闇取り引きがバレたんだ 26 00:02:58,413 --> 00:03:01,513 チャン行首(ヘンス)が全部 白状するぞ 27 00:03:03,580 --> 00:03:05,513 早く逃げなきゃ 28 00:03:13,746 --> 00:03:15,080 毎度どうも 29 00:03:15,180 --> 00:03:16,446 またどうぞ 30 00:03:17,680 --> 00:03:18,813 母さん! 31 00:03:18,913 --> 00:03:20,146 何だい? 32 00:03:20,246 --> 00:03:21,513 荷造りして 33 00:03:21,613 --> 00:03:25,180 何言ってるんだよ 変な物でも食べたの? 34 00:03:26,313 --> 00:03:27,813 早く 35 00:03:27,946 --> 00:03:29,413 どうしたんだよ 36 00:03:32,413 --> 00:03:33,446 何なの? 37 00:03:34,112 --> 00:03:35,846 ここを発たないと 38 00:03:37,446 --> 00:03:39,780 理由を話してちょうだい 39 00:03:40,280 --> 00:03:42,246 後で話すよ 40 00:03:43,913 --> 00:03:46,613 ここで十数年 暮らしたのに 41 00:03:46,813 --> 00:03:48,713 どこに行くというの? 42 00:03:48,813 --> 00:03:50,580 時間がないんだ 43 00:03:54,680 --> 00:03:58,013 悪いことして 役人に追われてるの? 44 00:04:01,013 --> 00:04:01,880 うん 45 00:04:10,980 --> 00:04:12,413 ごめん 46 00:04:16,880 --> 00:04:19,180 罰を受けなさい 47 00:04:19,846 --> 00:04:20,846 母さん 48 00:04:26,346 --> 00:04:28,280 命は惜しくない 49 00:04:28,380 --> 00:04:31,813 母さんに迷惑かけるのが 怖いんだ 50 00:04:32,046 --> 00:04:37,446 罰は母さんから受けるよ 俺の言うとおりにして 51 00:04:54,413 --> 00:04:56,980 部下は何もかも白状した 52 00:04:57,080 --> 00:04:58,646 正直に言え 53 00:05:00,080 --> 00:05:01,813 扶余(プヨ)の兵士を装い 54 00:05:02,746 --> 00:05:07,713 ピリュ王子の商団を襲えと 指示したのは誰だ? 55 00:05:11,446 --> 00:05:12,613 知りません 56 00:05:15,646 --> 00:05:16,913 締め上げろ! 57 00:05:17,213 --> 00:05:18,046 はい 58 00:05:41,380 --> 00:05:46,946 お気持ちは分かりますが お義母(かあ)様は動けません 59 00:05:52,080 --> 00:05:53,346 私もまた― 60 00:05:54,346 --> 00:05:56,346 発てません 61 00:05:58,513 --> 00:06:02,946 お義母様を 誰がお守りするのですか 62 00:06:04,113 --> 00:06:06,946 私が残ってお世話します 63 00:06:08,446 --> 00:06:09,346 ソヤ 64 00:06:09,446 --> 00:06:11,580 お行きください 65 00:06:13,246 --> 00:06:15,846 お義母様の言葉をお忘れなく 66 00:06:16,346 --> 00:06:19,980 あなたが お義母様と私を救う道は― 67 00:06:20,280 --> 00:06:22,880 大業を成し遂げることだけ 68 00:06:24,446 --> 00:06:26,546 お義母様はお守りします 69 00:06:27,646 --> 00:06:30,046 もう扶余(プヨ)に戻らないで 70 00:07:36,413 --> 00:07:37,313 行こう 71 00:08:09,913 --> 00:08:11,346 消えたようです 72 00:08:23,513 --> 00:08:26,046 あわただしく去った形跡が 73 00:08:29,080 --> 00:08:30,813 遠くには行ってない 74 00:08:31,213 --> 00:08:33,880 兵は帰し 俺たちで後を追おう 75 00:08:34,480 --> 00:08:36,813 行き先も分からないのに 76 00:08:37,380 --> 00:08:39,413 何が何でも捜すんだ 77 00:09:12,880 --> 00:09:13,880 陛下 78 00:09:14,280 --> 00:09:18,046 お体が冷えます 御所にお入りください 79 00:09:38,146 --> 00:09:40,846 王妃様 護衛大将が参りました 80 00:09:42,513 --> 00:09:43,580 通して 81 00:09:55,580 --> 00:09:57,246 お呼びですか 82 00:09:58,180 --> 00:09:59,480 ご足労でした 83 00:10:00,246 --> 00:10:01,380 おかけに 84 00:10:10,046 --> 00:10:11,180 護衛大将 85 00:10:11,980 --> 00:10:12,980 はい 86 00:10:15,680 --> 00:10:20,746 護衛大将は最も近くで 陛下に仕える方 87 00:10:22,380 --> 00:10:24,146 身辺はむろん― 88 00:10:24,580 --> 00:10:28,980 心まで気遣うべき 重要な役目です 89 00:10:30,346 --> 00:10:31,346 はい 90 00:10:33,146 --> 00:10:34,246 ですが― 91 00:10:35,780 --> 00:10:41,246 護衛大将より注意深く お気持ちに配慮するのが 92 00:10:41,913 --> 00:10:43,580 王妃の務めです 93 00:10:45,013 --> 00:10:46,980 ごもっともです 94 00:10:49,446 --> 00:10:51,446 正直に話してください 95 00:10:52,913 --> 00:10:55,113 陛下に心配事でも? 96 00:11:02,313 --> 00:11:04,746 憂いに満ちたお顔でした 97 00:11:06,046 --> 00:11:07,580 一体 何事ですか 98 00:11:09,846 --> 00:11:13,880 陛下は常に 心配事をお抱えです 99 00:11:15,013 --> 00:11:19,680 戦わずして 北沃沮(プゴクチョ)を服属させるために 100 00:11:19,813 --> 00:11:21,680 お悩みなのです 101 00:11:22,080 --> 00:11:25,213 ですから ご心配いりません 102 00:11:28,213 --> 00:11:30,346 他の悩みではないと? 103 00:11:31,913 --> 00:11:32,746 はい 104 00:11:36,813 --> 00:11:38,313 分かりました 105 00:11:39,246 --> 00:11:40,346 お下がりに 106 00:11:42,080 --> 00:11:42,946 はい 107 00:12:02,380 --> 00:12:05,146 オイ大将軍(テジャングン)が参りました 108 00:12:06,980 --> 00:12:08,313 通せ 109 00:12:20,813 --> 00:12:24,580 どうだ 北沃沮(プゴクチョ)の王は何と言ってた? 110 00:12:25,480 --> 00:12:28,546 同盟を結べて光栄だと 111 00:12:31,213 --> 00:12:32,413 ご苦労だった 112 00:12:38,046 --> 00:12:40,946 調べるように言った件は? 113 00:12:42,280 --> 00:12:43,780 申し訳ありません 114 00:12:44,946 --> 00:12:49,680 村中を捜し回りましたが 見つかりませんでした 115 00:12:56,480 --> 00:12:57,380 陛下 116 00:12:58,413 --> 00:13:01,513 お二人は生きておいでです 117 00:13:02,446 --> 00:13:06,213 必ず見つけます 元気を出してください 118 00:13:09,780 --> 00:13:11,613 遠路 疲れただろう 119 00:13:12,046 --> 00:13:13,180 もう休め 120 00:15:27,946 --> 00:15:32,446 ピリュ王子様は日増しに 腕を上げられてる 121 00:15:33,046 --> 00:15:38,280 猛者(もさ)ぞろいの高句麗(コグリョ)でも 一目置かれている― 122 00:15:38,413 --> 00:15:40,813 プブンノ将軍に負けてない 123 00:15:41,446 --> 00:15:42,113 ええ 124 00:15:43,580 --> 00:15:47,180 ピリュ王子様の素質は 並外れてます 125 00:15:48,280 --> 00:15:50,080 まったく そのとおりだ 126 00:15:50,646 --> 00:15:51,846 将来― 127 00:15:52,713 --> 00:15:55,280 この国を導いていく方だ 128 00:15:55,513 --> 00:15:58,313 並外れてて当然だ 129 00:16:30,645 --> 00:16:32,445 まいりました 130 00:16:35,813 --> 00:16:37,280 ここまでに 131 00:16:38,078 --> 00:16:39,313 ご苦労でした 132 00:16:58,913 --> 00:16:59,946 父上 133 00:17:02,746 --> 00:17:04,246 上達したな 134 00:17:05,113 --> 00:17:06,213 いいえ 135 00:17:06,546 --> 00:17:12,180 私の武芸が秀でていたら 商団を失いませんでした 136 00:17:13,080 --> 00:17:16,280 父上 もう一度 機会をください 137 00:17:20,046 --> 00:17:24,980 北沃沮(プゴクチョ)の一件は お前のせいだけではない 138 00:17:25,613 --> 00:17:26,513 だが― 139 00:17:27,213 --> 00:17:31,746 自分の過ちと考え 修練に励んでいるとは 140 00:17:32,213 --> 00:17:33,846 まことに感心だ 141 00:17:36,813 --> 00:17:38,380 商団の行首も― 142 00:17:38,580 --> 00:17:40,313 軍を率いる将軍も 143 00:17:40,613 --> 00:17:44,146 大勢の命を守らねばならない 144 00:17:46,013 --> 00:17:50,180 お前を信じる兵士たちのため 努力するのだ 145 00:17:50,913 --> 00:17:51,813 そうしたら 146 00:17:52,780 --> 00:17:56,513 お前にもう一度 任務を与えよう 147 00:17:58,546 --> 00:18:01,513 一生懸命 修練します 148 00:18:14,446 --> 00:18:15,213 陛下 149 00:18:15,980 --> 00:18:19,813 突然おいでとは どんなご用ですか 150 00:18:20,513 --> 00:18:25,180 鍛冶職人たちに 陛下がおいでだと伝えろ 151 00:18:26,013 --> 00:18:28,746 構わぬ 仕事を続けさせなさい 152 00:18:54,680 --> 00:18:55,613 軍器博士(クンギバクサ) 153 00:18:56,880 --> 00:18:58,613 はい 陛下 154 00:18:59,380 --> 00:19:00,713 オンジョに― 155 00:19:01,646 --> 00:19:03,880 鋼鉄の扱い方より― 156 00:19:04,513 --> 00:19:07,613 民の治め方を教えてくれ 157 00:19:08,880 --> 00:19:12,446 私にそんな能力はありません 158 00:19:16,780 --> 00:19:18,280 軍器博士(クンギバクサ)なら 159 00:19:18,880 --> 00:19:22,280 オンジョの師匠に十分なれる 160 00:19:23,880 --> 00:19:28,046 誠心誠意 王子様にお仕えします 161 00:19:33,280 --> 00:19:33,946 行こう 162 00:19:34,213 --> 00:19:35,380 はい 陛下 163 00:19:36,880 --> 00:19:38,513 頑張って 164 00:19:45,580 --> 00:19:46,846 どうしました? 165 00:19:49,713 --> 00:19:52,113 ピリュ オンジョ王子様が 166 00:19:52,846 --> 00:19:56,180 立派に成長した姿を見るたび 167 00:19:56,813 --> 00:19:59,180 陛下はどんなお気持ちか… 168 00:20:02,013 --> 00:20:05,280 ユリ王子様が生きていたらと 169 00:20:06,346 --> 00:20:08,046 つくづく思うだろう 170 00:20:10,213 --> 00:20:12,413 陛下の目を見ただけで 171 00:20:13,513 --> 00:20:16,080 その気持ちが分かる 172 00:20:22,746 --> 00:20:23,813 王子様! 173 00:20:25,180 --> 00:20:25,980 王子様 174 00:20:28,046 --> 00:20:31,046 待っていた知らせが届いたか 175 00:20:31,280 --> 00:20:34,046 高句麗(コグリョ)は扶余(プヨ)を攻撃したか? 176 00:20:34,346 --> 00:20:36,246 違いますよ 177 00:20:37,646 --> 00:20:38,746 違うだと? 178 00:20:39,246 --> 00:20:41,513 ご計画は水の泡です 179 00:20:41,880 --> 00:20:44,946 チャン行首が 北沃沮軍に捕まり 180 00:20:45,046 --> 00:20:48,546 扶余は商団を襲ってないと 白状を 181 00:20:50,680 --> 00:20:51,680 そんな… 182 00:20:52,380 --> 00:20:57,280 この件をきっかけに 高句麗(コグリョ)と北沃沮は同盟関係に 183 00:20:59,113 --> 00:21:01,546 何一つ うまくいかない 184 00:21:02,913 --> 00:21:06,213 我々の正体は バレてないだろうな? 185 00:21:07,046 --> 00:21:10,280 チャン行首に 身分は言ってません 186 00:21:12,746 --> 00:21:17,313 大金を注いだのに 無駄になってしまった 187 00:21:17,446 --> 00:21:18,746 大変だ 188 00:21:19,313 --> 00:21:21,513 太守(たいしゅ)に大口を叩いたのに… 189 00:21:30,713 --> 00:21:35,813 荇人(ヘンイン)国まで征服し 領土を広げる高句麗に― 190 00:21:35,913 --> 00:21:39,813 長安(ちょうあん)の皇帝陛下も 脅威を感じています 191 00:21:42,146 --> 00:21:43,646 承知しています 192 00:21:45,013 --> 00:21:48,513 なぜ手を こまねいているのですか 193 00:21:48,980 --> 00:21:52,646 丞相(じょうしょう)の後ろ盾があるとはいえ 194 00:21:53,246 --> 00:21:57,480 早く手を打たねば 責任を問われますぞ 195 00:22:21,580 --> 00:22:22,980 お呼びですか 196 00:22:26,813 --> 00:22:28,546 どうなってるのです? 197 00:22:28,846 --> 00:22:31,613 高句麗を牽制する策は? 198 00:22:32,213 --> 00:22:34,046 知らせはないのですか 199 00:22:36,146 --> 00:22:37,146 それが… 200 00:22:38,613 --> 00:22:42,280 計画は立てましたが 失敗しました 201 00:22:43,446 --> 00:22:44,546 何ですと? 202 00:22:45,113 --> 00:22:49,980 必ず解決します もう少し時間をください 203 00:22:51,080 --> 00:22:54,713 長安(ちょうあん)からの圧力は 知ってるでしょう? 204 00:22:55,213 --> 00:22:59,046 王子様にも 火の粉が飛びますぞ 205 00:23:15,246 --> 00:23:16,313 太子殿下 206 00:23:17,346 --> 00:23:18,546 何だ? 207 00:23:19,446 --> 00:23:22,146 遼東(りょうとう)郡の太守が来ます 208 00:23:41,213 --> 00:23:43,413 お元気でしたか 209 00:23:44,813 --> 00:23:46,180 ようこそ 210 00:23:49,613 --> 00:23:52,046 突然どうしましたか 211 00:23:52,713 --> 00:23:55,213 国事に関することなので 212 00:23:55,946 --> 00:23:58,313 陛下に申し上げます 213 00:23:59,880 --> 00:24:04,513 陛下は容態がよくないので 私が伺います 214 00:24:22,180 --> 00:24:25,280 高句麗は 東は荇人(ヘンイン)国を服属させ 215 00:24:25,413 --> 00:24:28,380 西は遼東(りょうとう)郡まで 脅かしています 216 00:24:29,513 --> 00:24:33,213 扶余も脅威を 感じていることでしょう 217 00:24:36,680 --> 00:24:39,946 漢(かん)と同盟を結んで 北沃沮を攻め 218 00:24:40,546 --> 00:24:44,713 周辺の国や部族にも 我らの勢力を示しては? 219 00:24:46,180 --> 00:24:48,913 太守様と手を組んでください 220 00:24:49,546 --> 00:24:53,980 高句麗をくじかねば 扶余も荇人(ヘンイン)国と同じ目に 221 00:24:54,080 --> 00:24:55,346 黙れ! 222 00:24:57,313 --> 00:25:00,446 たわけたことを言うな 223 00:25:00,746 --> 00:25:01,546 兄上 224 00:25:01,646 --> 00:25:02,513 漢の人間を― 225 00:25:04,146 --> 00:25:06,880 弟に持った覚えはない 226 00:25:08,680 --> 00:25:11,746 扶余は苦境にあるとはいえ 227 00:25:11,946 --> 00:25:15,880 高句麗に立ち向かう力はある 228 00:25:18,546 --> 00:25:23,446 遺憾でしょうが 現実を直視してください 229 00:25:23,546 --> 00:25:27,046 漢と扶余では状況が違います 230 00:25:30,313 --> 00:25:36,013 高句麗は扶余の国境を 侵したことがありません 231 00:25:37,246 --> 00:25:41,013 今後もそうでしょう お引き取りを 232 00:26:09,813 --> 00:26:14,546 扶余は今日のことを 悔いる日が来ますよ 233 00:26:17,580 --> 00:26:18,846 面目ない 234 00:26:19,680 --> 00:26:22,846 私はもう遼東(りょうとう)城に帰ります 235 00:26:31,380 --> 00:26:33,780 一緒に行きましょう 236 00:26:36,680 --> 00:26:38,913 少しは状況を読め 237 00:26:40,580 --> 00:26:43,180 今 ついていっても得にならん 238 00:26:55,180 --> 00:27:00,113 遼東郡の太守が 同盟を持ちかけてきたのか 239 00:27:00,946 --> 00:27:02,046 はい 陛下 240 00:27:03,780 --> 00:27:05,580 テソは何と答えた? 241 00:27:06,946 --> 00:27:09,613 太守の提案を断りました 242 00:27:14,513 --> 00:27:17,246 誇りは捨てていなかったか 243 00:27:20,580 --> 00:27:21,880 少し― 244 00:27:22,480 --> 00:27:24,313 風に当たりたい 245 00:28:13,713 --> 00:28:17,580 遼東の太守の提案は 拒んだものの 246 00:28:18,080 --> 00:28:23,146 高句麗の勢力が増してるのは 知っています 247 00:28:24,246 --> 00:28:27,580 どう備えるべきか 述べてください 248 00:28:28,513 --> 00:28:29,646 太子殿下 249 00:28:30,480 --> 00:28:33,680 中央の兵士を最小限にし 250 00:28:33,880 --> 00:28:39,113 残りは高句麗との国境に 配置すべきです 251 00:28:40,680 --> 00:28:43,213 四出道(サチュルト)にそう命じてください 252 00:28:43,613 --> 00:28:44,880 はい 253 00:28:46,446 --> 00:28:47,480 外使者(ウェサジャ) 254 00:28:47,713 --> 00:28:49,446 はい 殿下 255 00:28:50,013 --> 00:28:53,846 商人に交易代行権を広く与え 256 00:28:53,946 --> 00:28:55,946 扶余の孤立の阻止を 257 00:28:56,313 --> 00:28:57,513 では― 258 00:28:57,613 --> 00:29:03,213 高句麗と同盟を結ぶ国にも 自由な交易を許すのですか 259 00:29:04,246 --> 00:29:05,480 そうです 260 00:29:06,546 --> 00:29:07,480 財部皁衣(チェブジョイ) 261 00:29:07,913 --> 00:29:09,480 はい 殿下 262 00:29:10,280 --> 00:29:13,480 王室の支出を 半減してください 263 00:29:14,413 --> 00:29:15,413 殿下 264 00:29:15,580 --> 00:29:19,180 急に支出を減らすのは 無理です 265 00:29:20,213 --> 00:29:22,380 無理でも頼みます 266 00:29:23,246 --> 00:29:24,913 はい 殿下 267 00:29:27,146 --> 00:29:28,180 いいですか 268 00:29:29,280 --> 00:29:30,646 国難の際は― 269 00:29:30,746 --> 00:29:34,280 王室と民が 少しずつ犠牲を払うのが 270 00:29:34,380 --> 00:29:36,246 富国強兵への道 271 00:29:37,446 --> 00:29:42,180 礎(いしずえ)を固め直す気持ちで 協力してください 272 00:29:42,280 --> 00:29:44,913 全力を尽くします 273 00:29:46,880 --> 00:29:49,980 国王陛下のおなり 274 00:29:59,046 --> 00:30:00,013 陛下 275 00:30:00,513 --> 00:30:02,346 お支えします 276 00:30:02,480 --> 00:30:03,713 大丈夫だ 277 00:30:20,780 --> 00:30:25,380 家臣の皆に 告げたいことがあって来た 278 00:30:26,213 --> 00:30:30,713 今が最も適切な時期と 思い至ったゆえ 279 00:30:30,846 --> 00:30:32,646 命令を下すのだ 280 00:30:33,246 --> 00:30:34,746 私の意向に― 281 00:30:35,313 --> 00:30:37,113 異議は唱えるな 282 00:30:42,613 --> 00:30:43,813 私は― 283 00:30:44,580 --> 00:30:46,313 扶余の王位を 284 00:30:47,046 --> 00:30:49,380 テソに譲ると決めた 285 00:30:58,013 --> 00:31:01,046 大使者(テサジャ)は即位式の準備をし 286 00:31:01,146 --> 00:31:04,613 このことを世に公布せよ 287 00:31:05,280 --> 00:31:07,380 はい 陛下 288 00:31:09,880 --> 00:31:10,880 陛下 289 00:31:11,613 --> 00:31:15,480 陛下がおられるのに 王位は継げません 290 00:31:16,213 --> 00:31:17,880 お考え直しください 291 00:31:19,246 --> 00:31:23,013 お前は王位を継ぐ 資質と能力がある 292 00:31:23,980 --> 00:31:26,013 命令に従いなさい 293 00:31:36,380 --> 00:31:38,880 ヨンポは遼東郡に戻ったの? 294 00:31:39,413 --> 00:31:41,946 まだ扶余宮におられます 295 00:31:42,846 --> 00:31:45,713 なのに会いに来ないの? 296 00:31:46,646 --> 00:31:49,213 ご意向をお伝えします 297 00:31:49,313 --> 00:31:51,913 王妃様! 298 00:31:52,346 --> 00:31:53,613 王妃様 299 00:31:55,146 --> 00:31:56,846 どうしました? 300 00:31:56,946 --> 00:31:59,446 おめでたいことです 301 00:32:00,146 --> 00:32:04,580 陛下が太子殿下に 譲位なさるそうです 302 00:32:10,746 --> 00:32:13,246 それは本当ですか? 303 00:32:13,346 --> 00:32:15,513 はい 王妃様 304 00:32:16,180 --> 00:32:18,246 間違いありません 305 00:32:19,046 --> 00:32:23,880 王妃様の長年の願いが やっと かないました 306 00:32:26,446 --> 00:32:28,480 おめでとうございます 307 00:32:28,580 --> 00:32:29,680 本当に 308 00:32:30,146 --> 00:32:33,013 おめでとうございます 309 00:32:34,280 --> 00:32:35,513 王妃様 310 00:32:37,780 --> 00:32:40,480 こんな日が来るなんて 311 00:32:41,580 --> 00:32:45,413 私はもう 思い残すことはないわ 312 00:32:46,313 --> 00:32:47,613 王妃様 313 00:33:10,813 --> 00:33:11,846 どうした? 314 00:33:12,713 --> 00:33:13,713 陛下 315 00:33:14,313 --> 00:33:18,546 クムワ王がテソ王子に 譲位するそうです 316 00:33:21,546 --> 00:33:25,346 クムワ王の容態が それほど悪いのか 317 00:33:26,480 --> 00:33:30,646 まだ崩御なさるほどでは ないようです 318 00:33:38,213 --> 00:33:39,213 ただちに― 319 00:33:40,813 --> 00:33:42,413 家臣を集めろ 320 00:33:43,545 --> 00:33:44,480 はい 321 00:34:13,880 --> 00:34:16,013 ご存じのとおり 322 00:34:16,613 --> 00:34:20,346 扶余と戦争をせずに こられたのは― 323 00:34:21,080 --> 00:34:24,913 陛下とクムワ王の 縁のおかげでした 324 00:34:26,346 --> 00:34:28,746 テソ王子が王位に就けば 325 00:34:29,246 --> 00:34:33,080 今と状況が変わるのは 明らかです 326 00:34:34,513 --> 00:34:36,613 私もそう思います 327 00:34:37,113 --> 00:34:40,446 テソ王子は好戦的な人物です 328 00:34:41,113 --> 00:34:43,780 必ず挑発してくるでしょう 329 00:34:44,680 --> 00:34:49,546 改善したとはいえ 扶余の軍と財政は厳しい状況 330 00:34:49,746 --> 00:34:53,813 高句麗を攻撃するのは 愚かなことでは? 331 00:34:55,780 --> 00:34:57,213 そのとおりです 332 00:34:57,613 --> 00:34:59,680 テソ王子は決して 333 00:35:00,080 --> 00:35:04,346 自滅行為をするほど 愚かではありません 334 00:35:06,713 --> 00:35:09,180 ひと言申し上げます 335 00:35:12,680 --> 00:35:14,813 述べてみよ 大使人(テサイン) 336 00:35:15,280 --> 00:35:21,146 クムワ王とテソ王子の 最大の違いは漢への態度です 337 00:35:21,880 --> 00:35:25,313 テソ王子は漢に好意的です 338 00:35:26,513 --> 00:35:31,813 玄菟(ヒョント)城の陥落で 漢との同盟も終わりましたが 339 00:35:32,346 --> 00:35:37,946 テソ王子が王位に就けば また同盟を結ぶかも 340 00:35:42,080 --> 00:35:43,380 陛下 341 00:35:46,246 --> 00:35:49,880 高句麗の将来のために 申し上げます 342 00:35:50,013 --> 00:35:53,046 お怒りにならないでください 343 00:35:54,413 --> 00:35:56,613 申してみよ 太先人(テソニン) 344 00:35:57,180 --> 00:36:02,213 扶余が高句麗を 攻めない保証はございません 345 00:36:02,580 --> 00:36:03,480 いっそ― 346 00:36:04,280 --> 00:36:07,246 我々が先に 扶余を征服しては? 347 00:36:16,346 --> 00:36:19,180 私も正論だと思います 348 00:36:20,280 --> 00:36:24,613 扶余は苦境にあり 漢と同盟を結ぶ前なので 349 00:36:25,146 --> 00:36:27,613 適切な時期といえます 350 00:36:28,346 --> 00:36:30,413 私も同じ考えです 351 00:36:31,180 --> 00:36:33,113 お聞き入れください 352 00:37:07,546 --> 00:37:08,546 ユリ 353 00:37:10,946 --> 00:37:12,746 休んでいきましょう 354 00:37:13,480 --> 00:37:14,513 うん 355 00:37:14,713 --> 00:37:16,480 水をくんでくるよ 356 00:37:27,180 --> 00:37:29,446 何てツイてないんだろう 357 00:37:32,146 --> 00:37:35,346 やっと暮らしを 立てられたのに 358 00:37:36,946 --> 00:37:39,946 これからどうすりゃいい? 359 00:37:41,480 --> 00:37:43,280 何とかなるよ 360 00:37:43,846 --> 00:37:46,646 俺が食べさせるからさ 361 00:37:47,913 --> 00:37:51,080 偉そうなこと 言うんじゃないの 362 00:37:52,813 --> 00:37:54,546 こっちにおいで 363 00:37:54,646 --> 00:37:55,646 来なったら 364 00:37:58,713 --> 00:37:59,813 このバカ息子 365 00:38:00,113 --> 00:38:02,113 このザマをごらん 366 00:38:02,680 --> 00:38:03,913 何もかも― 367 00:38:04,046 --> 00:38:07,846 父親もいないユリと つき合うからだよ 368 00:38:08,080 --> 00:38:12,780 どこかに落ち着いて またあの子とつき合ったら 369 00:38:12,913 --> 00:38:15,846 脚をへし折ってやるからね 370 00:38:15,946 --> 00:38:17,780 やめてよ 母さん 371 00:38:18,113 --> 00:38:21,746 ユリは子供だけど すごく利口なんだ 372 00:38:21,880 --> 00:38:24,646 まだ分からないのかい? 373 00:38:38,980 --> 00:38:39,946 飲んで 374 00:39:15,213 --> 00:39:20,580 楽させてあげたかったのに こんな苦労をかけてごめん 375 00:39:29,080 --> 00:39:30,113 母さん 376 00:39:33,913 --> 00:39:36,980 なぜ俺には 父さんがいないの? 377 00:39:45,646 --> 00:39:49,446 今まで一度も 聞いたことがないけど 378 00:39:49,846 --> 00:39:53,413 父さんは一体 どんな人だったの? 379 00:40:00,780 --> 00:40:01,780 母さん 380 00:40:04,846 --> 00:40:06,980 時が来たら教えるわ 381 00:40:07,980 --> 00:40:09,746 これ以上 聞かないで 382 00:40:21,046 --> 00:40:23,046 これからどこに? 383 00:40:24,780 --> 00:40:26,680 まだ決めてない 384 00:40:29,780 --> 00:40:31,013 扶余へ 385 00:40:33,946 --> 00:40:35,913 理由でもあるの? 386 00:40:36,946 --> 00:40:40,880 扶余へ行って 探す物があるのよ 387 00:40:57,280 --> 00:40:58,346 陛下 388 00:41:01,413 --> 00:41:02,546 どうぞ 389 00:41:24,446 --> 00:41:29,313 家臣たちの強硬な意見に 腹を立てないでください 390 00:41:31,046 --> 00:41:35,380 陛下と高句麗に対する 忠誠心の表れです 391 00:41:43,746 --> 00:41:45,480 陛下が扶余を― 392 00:41:46,713 --> 00:41:49,146 思う気持ちは分かります 393 00:41:51,180 --> 00:41:53,513 卒本の時代も扶余に― 394 00:41:54,846 --> 00:41:59,746 やっと確保した穀物を 送ろうとなさいましたね 395 00:42:04,480 --> 00:42:05,480 ソソノ 396 00:42:07,113 --> 00:42:08,113 はい 397 00:42:10,780 --> 00:42:15,380 私の心が分かるなら もう1つ理解してくれ 398 00:42:20,246 --> 00:42:21,146 私は― 399 00:42:22,346 --> 00:42:26,513 扶余の即位式に行こうと思う 400 00:42:29,480 --> 00:42:30,346 陛下 401 00:42:32,046 --> 00:42:34,546 戦争はしませんでしたが 402 00:42:35,146 --> 00:42:38,913 まだ扶余とは しこりが残っています 403 00:42:40,246 --> 00:42:45,146 いくら好意的に接しても 陛下を殺そうとするはず 404 00:42:46,346 --> 00:42:49,746 危険すぎます おやめください 405 00:42:52,413 --> 00:42:55,513 各国の使者が集まる場だ 406 00:42:56,146 --> 00:42:58,746 我々に手は出せまい 407 00:42:59,746 --> 00:43:01,080 心配するな 408 00:43:02,280 --> 00:43:04,146 私に従ってくれ 409 00:43:13,680 --> 00:43:15,913 おそろいでしたか 410 00:43:20,346 --> 00:43:24,246 陛下の王命も 公布されたことですし 411 00:43:24,346 --> 00:43:27,480 即位式を急ぎましょう 412 00:43:29,280 --> 00:43:34,280 蓋馬(ケマ)国と句茶(クダ)国からは “使節を送る”と連絡が 413 00:43:34,613 --> 00:43:35,713 それから 414 00:43:35,813 --> 00:43:40,313 扶余周辺の国や部族を すべて招待できるよう― 415 00:43:40,413 --> 00:43:42,646 書信を送ります 416 00:43:43,180 --> 00:43:48,480 ですが今の財政状態では 盛大な即位式は行えません 417 00:43:49,346 --> 00:43:53,380 では規模を 縮小しようというのですか 418 00:43:54,046 --> 00:43:56,513 ええ そうするのが… 419 00:43:56,613 --> 00:43:58,013 財部皁衣(チェブジョイ) 420 00:43:58,246 --> 00:44:01,980 即位式こそ 扶余の健在ぶりと国力を 421 00:44:02,213 --> 00:44:05,380 天下に知らしめる好機です 422 00:44:05,880 --> 00:44:07,880 盛大に行ってこそ 423 00:44:07,980 --> 00:44:11,746 扶余と国王陛下の威信が 高まるのです 424 00:44:12,780 --> 00:44:14,113 そうでしょう? 425 00:44:19,813 --> 00:44:21,213 宮廷使者(クンジョンサジャ) 426 00:44:22,213 --> 00:44:27,713 皆が犠牲を払って協力をと 太子殿下は申されました 427 00:44:28,946 --> 00:44:32,580 厳しい財政で 豪華な即位式を行うのは― 428 00:44:32,880 --> 00:44:35,580 ご意向に反しますぞ 429 00:44:37,246 --> 00:44:40,380 フクチ大将軍(テジャングン)の 言うとおりです 430 00:44:40,713 --> 00:44:45,546 扶余の基盤を固めたい 殿下の気持ちをくみ 431 00:44:45,746 --> 00:44:49,380 ぜいたくは禁じたほうが いいでしょう 432 00:44:50,613 --> 00:44:53,846 外使者(ウェサジャ)は財部皁衣(チェブジョイ)と相談し 433 00:44:53,946 --> 00:44:56,446 簡素な即位式の準備を 434 00:44:57,546 --> 00:44:59,046 分かりました 435 00:45:02,246 --> 00:45:04,513 あの 大使者(テサジャ) 436 00:45:07,180 --> 00:45:11,513 高句麗にも 書信を送るべきですか 437 00:45:14,213 --> 00:45:18,480 招待したところで応じますか 438 00:45:20,013 --> 00:45:21,546 分かりました 439 00:45:28,980 --> 00:45:32,946 即位式の準備は 順調に進んでる? 440 00:45:33,813 --> 00:45:37,546 大使者(テサジャ)たちに一任しました ご心配なく 441 00:45:38,580 --> 00:45:41,213 心が はやってならないわ 442 00:45:41,980 --> 00:45:47,180 私たち母子にはつらくて 長い歳月だったから 443 00:45:48,413 --> 00:45:49,780 母上 444 00:45:51,046 --> 00:45:52,146 テソ 445 00:45:53,113 --> 00:45:56,913 もう誰が何と言おうと そなたが扶余の王よ 446 00:45:57,913 --> 00:46:01,313 大変な時に王位を譲られ 残念だけど 447 00:46:01,546 --> 00:46:06,746 今の危機を乗り越えれば 民も褒めたたえるでしょう 448 00:46:08,213 --> 00:46:09,713 はい 母上 449 00:46:10,246 --> 00:46:12,746 扶余の土台を固め 450 00:46:12,913 --> 00:46:15,913 民に尊敬される 聖君になります 451 00:46:17,546 --> 00:46:21,646 母上の無念を必ずや お晴らしします 452 00:46:23,346 --> 00:46:27,746 無念を晴らしてくれるなら 高句麗を倒して 453 00:46:28,513 --> 00:46:31,180 そうすれば私の無念は晴れる 454 00:46:41,980 --> 00:46:42,713 ヤンソルラン様 455 00:46:44,113 --> 00:46:45,180 どうしたの? 456 00:46:46,513 --> 00:46:49,013 家臣はむろん マウリョン巫女(みこ)も 457 00:46:49,113 --> 00:46:50,813 面会を求めてます 458 00:46:52,480 --> 00:46:54,713 突然 何の用なの? 459 00:46:55,680 --> 00:46:57,280 決まっています 460 00:46:58,046 --> 00:47:03,146 王妃の座に就かれるので 取り入りたいのでは? 461 00:47:07,580 --> 00:47:12,446 父が亡くなってから 私を見下していたのに 462 00:47:13,313 --> 00:47:15,380 それが世の常です 463 00:47:17,413 --> 00:47:19,213 外にマウリョン巫女が 464 00:47:21,680 --> 00:47:22,546 通して 465 00:47:24,313 --> 00:47:25,280 はい 466 00:47:45,746 --> 00:47:46,613 何ですか 467 00:47:47,913 --> 00:47:51,780 私からのささやかな誠意です 468 00:47:54,013 --> 00:47:55,180 おかけに 469 00:48:05,313 --> 00:48:07,213 どんな用ですか 470 00:48:09,813 --> 00:48:13,613 たってのお願いがありまして 471 00:48:18,080 --> 00:48:19,246 ヤンソルラン様 472 00:48:20,246 --> 00:48:26,080 扶余の神殿は この十数年間で 権威が大きく弱まりました 473 00:48:27,013 --> 00:48:29,746 太子殿下が王位に就いたら 474 00:48:30,046 --> 00:48:34,780 神殿は撤廃されるとの噂まで 流れています 475 00:48:36,246 --> 00:48:37,913 私も聞きました 476 00:48:40,146 --> 00:48:41,280 ヤンソルラン様 477 00:48:41,746 --> 00:48:43,080 ヤンソルラン様が 478 00:48:44,013 --> 00:48:46,646 それだけは阻止してください 479 00:49:08,813 --> 00:49:11,813 扶余(プヨ)の市場通り 480 00:49:18,713 --> 00:49:20,513 何して食べていく? 481 00:49:20,613 --> 00:49:22,046 さあな 482 00:49:22,146 --> 00:49:27,013 知り合いがいないから 闇取り引きもできないし… 483 00:49:27,546 --> 00:49:30,480 闇取り引きのことは 口にするな 484 00:49:32,946 --> 00:49:33,913 ああ 485 00:49:34,913 --> 00:49:38,113 母さんを心配させるのは やめよう 486 00:49:42,413 --> 00:49:43,346 何だろう 487 00:49:58,280 --> 00:50:01,913 即位式を祝って 武術大会がある 488 00:50:02,580 --> 00:50:06,946 優勝者には 褒美と官職をくれるってさ 489 00:50:10,246 --> 00:50:12,080 ユリ ツイてるな 490 00:50:12,180 --> 00:50:14,113 お前なら優勝できる 491 00:50:25,580 --> 00:50:27,380 達人が集まるぞ 492 00:50:27,913 --> 00:50:29,413 勝てるよ 493 00:50:45,613 --> 00:50:46,380 大丈夫? 494 00:50:47,513 --> 00:50:49,346 まあ どうしよう 495 00:50:49,446 --> 00:50:54,313 こんなになるまで 放っておいたのかい? 496 00:50:54,413 --> 00:50:55,380 母さん 497 00:50:55,746 --> 00:50:57,846 母さんを早く部屋に 498 00:50:57,946 --> 00:50:58,946 早く 499 00:50:59,046 --> 00:51:00,646 早く連れていって 500 00:51:44,913 --> 00:51:48,313 使節団を送るのは 分かりますが 501 00:51:49,346 --> 00:51:51,780 陛下は とどまるべきです 502 00:51:52,646 --> 00:51:54,513 なりません 陛下 503 00:51:54,746 --> 00:51:59,313 万一のことがあったら 高句麗はどうするのです? 504 00:52:00,313 --> 00:52:01,213 陛下 505 00:52:01,646 --> 00:52:04,280 行くなら私を殺してからに 506 00:52:05,346 --> 00:52:06,746 大将軍(テジャングン) 507 00:52:07,146 --> 00:52:08,746 いけません! 508 00:52:09,713 --> 00:52:10,446 陛下 509 00:52:10,680 --> 00:52:12,246 お聞き入れを 510 00:52:12,580 --> 00:52:14,780 お聞き入れください 511 00:52:14,980 --> 00:52:17,080 お聞き入れください! 512 00:52:20,546 --> 00:52:21,480 陛下 513 00:52:22,713 --> 00:52:26,380 家臣の忠言は もっともです 514 00:52:27,346 --> 00:52:31,280 陛下はもう お1人の身ではありません 515 00:52:32,146 --> 00:52:34,013 陛下に何かあったら 516 00:52:34,446 --> 00:52:39,680 高句麗の壮大な夢は 無に帰すでしょう 517 00:52:45,346 --> 00:52:46,580 皆の者 518 00:52:47,380 --> 00:52:48,713 よく聞け 519 00:52:49,946 --> 00:52:51,980 死にに行くのではない 520 00:52:52,613 --> 00:52:54,513 扶余との戦争を防ぎ 521 00:52:55,013 --> 00:52:59,646 高句麗を 強大な国にするため行くのだ 522 00:53:07,146 --> 00:53:09,280 テソ王子と直談判し 523 00:53:09,680 --> 00:53:14,246 扶余が漢と同盟を結ぶのを 阻止する 524 00:53:14,946 --> 00:53:15,980 さらに― 525 00:53:16,546 --> 00:53:20,946 今後 扶余に 高句麗と同盟を結ばせる 526 00:53:22,046 --> 00:53:26,046 高句麗と扶余が同盟を結び 漢を倒せるなら 527 00:53:26,780 --> 00:53:31,780 それこそ我々の宿願が かなうではないか 528 00:53:38,913 --> 00:53:39,913 私を― 529 00:53:40,680 --> 00:53:41,813 信じてくれ 530 00:53:50,880 --> 00:53:51,813 陛下 531 00:53:52,346 --> 00:53:54,213 私がお供します 532 00:53:57,746 --> 00:53:58,913 よかろう 533 00:54:03,080 --> 00:54:05,913 私が高句麗を空けている間 534 00:54:06,446 --> 00:54:09,813 国政は中畏大夫(チュンウェデブ)に任せます 535 00:54:12,246 --> 00:54:14,113 承知しました 536 00:54:46,580 --> 00:54:47,813 飲んで 537 00:55:05,346 --> 00:55:06,313 ユリ 538 00:55:07,613 --> 00:55:08,713 うん 539 00:55:10,680 --> 00:55:12,813 父さんに会いたい? 540 00:55:14,213 --> 00:55:18,080 顔を知らないから 想像もできないんだ 541 00:55:24,680 --> 00:55:25,780 でも― 542 00:55:26,280 --> 00:55:28,946 どんな人だったのか知りたい 543 00:55:33,146 --> 00:55:34,780 お前の父さんは― 544 00:55:36,280 --> 00:55:37,846 生きておいでよ 545 00:55:42,046 --> 00:55:42,946 えっ? 546 00:55:46,713 --> 00:55:47,813 一体― 547 00:55:48,213 --> 00:55:49,880 どこにいるの? 548 00:55:53,146 --> 00:55:57,446 父さんに会うには 証(あかし)が必要なの 549 00:56:00,046 --> 00:56:01,880 その証はどこに? 550 00:56:06,413 --> 00:56:07,546 扶余宮の― 551 00:56:08,580 --> 00:56:10,746 奥に隠されてる 552 00:56:12,980 --> 00:56:14,513 扶余宮? 553 00:56:16,046 --> 00:56:19,113 俺と扶余宮にどんな関係が? 554 00:56:22,046 --> 00:56:23,113 お前が― 555 00:56:23,913 --> 00:56:26,813 その証を見つけたら教えるわ 556 00:56:55,913 --> 00:56:57,446 おばさんの具合は? 557 00:57:04,813 --> 00:57:07,680 武術大会に出ることにした 558 00:57:09,880 --> 00:57:12,080 よく決心したな ユリ 559 00:57:36,713 --> 00:57:40,413 句茶(クダ)国からここまで ご足労いただき 560 00:57:40,513 --> 00:57:42,913 ありがとうございます 561 00:57:44,513 --> 00:57:47,646 王位継承 お祝い申し上げます 562 00:57:49,413 --> 00:57:51,280 ありがとうございます 563 00:57:51,446 --> 00:57:52,946 中へどうぞ 564 00:58:23,746 --> 00:58:24,980 殿下 565 00:58:28,513 --> 00:58:32,013 どうです? 使者は皆 着きましたか 566 00:58:33,046 --> 00:58:38,780 高句麗の使節団が扶余宮に 向かっているそうです 567 00:58:41,846 --> 00:58:42,646 何ですって? 568 00:58:43,413 --> 00:58:47,846 しかもチュモン自ら 家臣を連れてくるとか 569 00:58:53,446 --> 00:58:58,746 一体どのような意図なのか 分かりません 570 00:59:13,613 --> 00:59:15,080 丁重に― 571 00:59:15,413 --> 00:59:17,780 歓待してください 572 00:59:21,013 --> 00:59:23,413 分かりました 殿下 573 01:01:14,980 --> 01:01:18,313 高句麗は 招待していないはずだが 574 01:01:19,480 --> 01:01:21,046 なぜ来たのだ? 575 01:01:23,846 --> 01:01:28,380 高句麗の提案を拒み 漢と同盟を結ぶなら 576 01:01:29,113 --> 01:01:30,946 扶余を攻撃するのみ 577 01:01:31,280 --> 01:01:33,213 私を脅しているのか 578 01:01:33,480 --> 01:01:35,580 国境に兵士を移動させ 579 01:01:35,680 --> 01:01:37,780 扶余の陰謀に 備えましょう 580 01:01:38,846 --> 01:01:41,680 ピリュ王子が 武術大会に参加を 581 01:01:41,946 --> 01:01:45,413 高句麗の名にかけて 必ず勝利します 582 01:01:46,580 --> 01:01:48,080 俺が探す物って何? 583 01:01:48,313 --> 01:01:49,513 折れた剣よ 584 01:01:49,780 --> 01:01:52,780 私が 恨みを捨てたのは― 585 01:01:52,880 --> 01:01:56,146 漢を倒すという大業が あるため 586 01:01:57,046 --> 01:01:58,213 その大業を 587 01:01:58,313 --> 01:02:01,513 扶余と一つになって 果たしたいのです 588 01:02:03,580 --> 01:02:06,580 日本語字幕 小川 昌代