1 00:00:00,416 --> 00:00:03,916 第78話 2 00:00:04,916 --> 00:00:06,183 陛下 3 00:00:07,383 --> 00:00:08,383 これは― 4 00:00:08,916 --> 00:00:12,050 夢か幻でしょうか 5 00:00:24,916 --> 00:00:26,250 陛下が― 6 00:00:27,983 --> 00:00:30,350 私の父親ですか 7 00:00:35,016 --> 00:00:36,016 そうだ 8 00:00:39,616 --> 00:00:41,350 私がお前の父親だ 9 00:00:44,283 --> 00:00:46,083 私がお前の父親だ… 10 00:00:48,950 --> 00:00:49,983 ならば― 11 00:00:51,716 --> 00:00:54,416 なぜ母と私を捨てたのです? 12 00:00:55,616 --> 00:01:01,216 なぜひどい暮らしを させたのです? 13 00:01:05,450 --> 00:01:08,850 前途の妨げと思ったのですか 14 00:01:08,950 --> 00:01:11,016 だから捨てたのですか 15 00:01:16,116 --> 00:01:17,416 ユリ 16 00:01:18,450 --> 00:01:21,083 昔を思うと息苦しくなる 17 00:01:21,350 --> 00:01:23,350 どこにも居場所がなく 18 00:01:23,450 --> 00:01:27,483 追われ続け 死に怯えていた記憶が 19 00:01:28,116 --> 00:01:30,383 今も私を苦しめます 20 00:01:34,616 --> 00:01:36,683 すべて私が悪いのだ 21 00:01:38,283 --> 00:01:39,283 私は― 22 00:01:41,183 --> 00:01:42,883 お前とソヤに 23 00:01:44,083 --> 00:01:46,516 拭いきれない罪を犯した 24 00:01:47,916 --> 00:01:50,683 教えてください 理由は何ですか 25 00:01:50,983 --> 00:01:53,983 なぜ私たちを捨てたのですか 26 00:02:06,283 --> 00:02:07,483 王子様 27 00:02:09,783 --> 00:02:11,250 陛下は― 28 00:02:12,283 --> 00:02:15,683 イェソヤ様と王子様を 捨ててません 29 00:02:17,050 --> 00:02:21,550 15年前 漢(かん)および扶余(プヨ)との 戦乱の最中― 30 00:02:22,350 --> 00:02:25,950 お二人は犠牲となり 亡くなったと… 31 00:02:32,416 --> 00:02:33,550 陛下 32 00:02:34,950 --> 00:02:36,783 お許しください 33 00:02:51,483 --> 00:02:53,116 何だと思いますか 34 00:02:57,350 --> 00:02:58,716 15年前― 35 00:02:59,550 --> 00:03:02,716 お二人が行方不明になった時 36 00:03:04,183 --> 00:03:08,916 卒本(チョルボン)への道を捜し回って 見つけた靴です 37 00:03:10,883 --> 00:03:16,116 陛下はこの片方だけの靴を 王子様の遺品と思い 38 00:03:17,116 --> 00:03:19,683 お二人をしのんできました 39 00:03:26,850 --> 00:03:29,283 お体には戦場で負った― 40 00:03:31,150 --> 00:03:33,983 数多くの傷跡があります 41 00:03:35,816 --> 00:03:37,350 でも お心には― 42 00:03:39,150 --> 00:03:44,216 お二人を守れなかった呵責(かしゃく)で もっと大きな傷が 43 00:03:46,383 --> 00:03:47,616 陛下は― 44 00:03:49,616 --> 00:03:53,950 その傷を抱え 苦しんでこられました 45 00:03:58,050 --> 00:03:59,050 陛下を― 46 00:04:00,316 --> 00:04:01,983 理解できません 47 00:04:02,216 --> 00:04:04,150 許すこともできません 48 00:04:05,283 --> 00:04:10,550 母が苦労しながらも 陛下を訪ねなかったのは― 49 00:04:11,516 --> 00:04:16,550 陛下に捨てられたと 思っていたからなのでは? 50 00:04:54,816 --> 00:04:55,916 ソヤは… 51 00:05:00,750 --> 00:05:02,416 ソヤは― 52 00:05:04,950 --> 00:05:06,283 どこにいる? 53 00:05:14,083 --> 00:05:15,616 お話しください 54 00:05:16,716 --> 00:05:19,150 イェソヤ様はどこですか 55 00:05:32,483 --> 00:05:33,383 兄貴 56 00:05:37,883 --> 00:05:40,983 護衛大将に呼ばれたんですか 57 00:05:41,616 --> 00:05:42,650 何の用件だ? 58 00:05:43,716 --> 00:05:44,383 さあ 59 00:05:55,183 --> 00:05:56,150 取り次げ 60 00:05:57,950 --> 00:06:01,283 大将軍(テジャングン)と左将軍(チャジャングン)が 参りました 61 00:06:01,616 --> 00:06:02,850 通せ 62 00:06:10,983 --> 00:06:13,316 どうしてここにいる? 63 00:06:14,950 --> 00:06:17,650 またテソ王が陰謀を? 64 00:06:18,616 --> 00:06:20,083 落ち着け 65 00:06:21,816 --> 00:06:23,450 よく聞いてくれ 66 00:06:25,316 --> 00:06:30,650 イェソヤ様を見たという 大将軍(テジャングン)の話は正しかった 67 00:06:32,783 --> 00:06:35,850 ユリ王子様も生きておいでだ 68 00:06:38,116 --> 00:06:39,183 この方が― 69 00:06:40,983 --> 00:06:42,416 ユリ王子様だ 70 00:06:42,816 --> 00:06:43,716 えっ? 71 00:06:51,750 --> 00:06:52,783 私は― 72 00:06:54,016 --> 00:06:56,650 イェソヤに会うため 扶余(プヨ)に行く 73 00:06:57,383 --> 00:06:58,316 支度しろ 74 00:07:00,716 --> 00:07:04,883 大将軍(テジャングン)と左将軍(チャジャングン)が お迎えに行きます 75 00:07:04,983 --> 00:07:06,683 宮殿でお待ちを 76 00:07:07,183 --> 00:07:08,083 陛下 77 00:07:08,583 --> 00:07:10,050 お任せください 78 00:07:10,516 --> 00:07:11,883 私が行く 79 00:07:12,916 --> 00:07:13,816 陛下 80 00:07:15,083 --> 00:07:20,916 取り返しのつかない罪を犯した 宮殿になどいられるものか 81 00:07:22,016 --> 00:07:22,983 支度しろ 82 00:07:29,416 --> 00:07:30,750 陛下 83 00:07:46,150 --> 00:07:49,283 ユリに何か あったんじゃないか 84 00:07:49,516 --> 00:07:50,915 縁起でもない 85 00:07:53,050 --> 00:07:54,882 じゃ なぜ戻らない 86 00:07:55,882 --> 00:07:57,350 ヘマしたんだ 87 00:08:11,550 --> 00:08:12,750 ついて来い 88 00:08:13,650 --> 00:08:14,783 ユリは― 89 00:08:14,950 --> 00:08:16,416 どうしました? 90 00:08:17,116 --> 00:08:19,383 王子様に失礼だぞ 91 00:08:22,183 --> 00:08:23,216 本当に― 92 00:08:24,516 --> 00:08:28,783 ユリは高句麗(コグリョ)の大王の 息子なんですか 93 00:08:31,350 --> 00:08:32,483 そうだ 94 00:09:13,783 --> 00:09:16,183 短剣を持った者が― 95 00:09:16,283 --> 00:09:19,250 父上に謁見したいと 96 00:09:35,450 --> 00:09:36,650 取り次いで 97 00:09:37,816 --> 00:09:40,783 陛下は御所におられません 98 00:09:43,016 --> 00:09:44,316 どちらへ? 99 00:09:45,550 --> 00:09:46,783 分かりません 100 00:09:47,983 --> 00:09:50,550 おそばで仕える内官が 101 00:09:51,183 --> 00:09:53,950 陛下の居場所も知らないの? 102 00:09:54,383 --> 00:09:55,950 お許しを 103 00:09:57,983 --> 00:10:00,283 護衛大将を呼びなさい 104 00:10:05,583 --> 00:10:08,250 陛下が自ら行かれたのか 105 00:10:10,783 --> 00:10:12,950 仕方なかった 106 00:10:14,016 --> 00:10:18,916 家臣を送るべきなのに 危険を冒されたんですか 107 00:10:19,350 --> 00:10:21,783 扶余(プヨ)とは同盟を結んだが 108 00:10:21,883 --> 00:10:25,150 テソ王は陛下の命を 狙っている 109 00:10:26,116 --> 00:10:29,283 何としてでも 止めるべきだった 110 00:10:29,416 --> 00:10:33,416 イェソヤ様の知らせに 俺も胸が震えた 111 00:10:34,583 --> 00:10:36,550 陛下なら なおさらだ 112 00:10:37,783 --> 00:10:40,183 説得できなかった 113 00:10:49,483 --> 00:10:51,716 俺は一睡もできなかった 114 00:10:53,683 --> 00:10:58,816 ピリュ王子様に勝った 武術大会の優勝者が 115 00:11:00,283 --> 00:11:02,816 ユリ王子様だったとはな 116 00:11:03,816 --> 00:11:04,850 太先人(テソニン) 117 00:11:07,150 --> 00:11:11,716 イェソヤ様とユリ王子様の 宮殿入りを前に 118 00:11:12,283 --> 00:11:13,650 準備がいる 119 00:11:15,250 --> 00:11:16,516 準備とは? 120 00:11:17,683 --> 00:11:22,116 お二人が来れば 宮殿は大混乱になるだろう 121 00:11:22,916 --> 00:11:26,816 お二人が生きていたのは 嬉しいことだが 122 00:11:27,216 --> 00:11:30,116 我々はソソノ様を 王妃に推戴した 123 00:11:30,816 --> 00:11:33,616 イェソヤ様を 王妃にしようにも 124 00:11:33,716 --> 00:11:36,016 すでに王妃が存在する 125 00:11:36,850 --> 00:11:38,116 かといって 126 00:11:38,250 --> 00:11:42,716 大王陛下の第一夫人を 側室にもできない 127 00:11:43,516 --> 00:11:44,516 それに― 128 00:11:45,283 --> 00:11:47,316 ユリ王子様の存在は― 129 00:11:47,416 --> 00:11:51,816 後継者を巡る混乱の火種に なるだろう 130 00:11:58,016 --> 00:11:59,450 内官です 131 00:12:01,283 --> 00:12:02,516 入るがいい 132 00:12:09,583 --> 00:12:10,883 どうした? 133 00:12:11,716 --> 00:12:14,750 王妃様が 護衛大将をお呼びです 134 00:12:26,750 --> 00:12:28,383 陛下はどこですか 135 00:12:33,416 --> 00:12:35,883 まさか知らないのですか 136 00:12:40,950 --> 00:12:43,050 漢との全面戦争を前に 137 00:12:43,716 --> 00:12:47,216 密偵が陛下の身を 脅かしているのに 138 00:12:47,450 --> 00:12:49,750 何をしているのですか 139 00:12:50,850 --> 00:12:54,383 今すぐ居場所を 確かめてください 140 00:12:56,783 --> 00:12:57,750 王妃様 141 00:13:02,950 --> 00:13:04,316 陛下は― 142 00:13:05,450 --> 00:13:06,816 扶余です 143 00:13:10,083 --> 00:13:12,483 一体 どんな用で扶余へ? 144 00:13:16,016 --> 00:13:18,483 イェソヤ様とユリ王子様が 145 00:13:19,416 --> 00:13:20,950 生きておいでです 146 00:13:26,250 --> 00:13:30,516 イェソヤ様に会うため 大将軍と左将軍(チャジャングン)と共に 147 00:13:30,850 --> 00:13:33,416 お忍びで行かれたのです 148 00:13:45,183 --> 00:13:47,216 折れた短剣を持参し― 149 00:13:48,916 --> 00:13:51,516 陛下に謁見を求めたのが… 150 00:13:54,850 --> 00:13:56,916 ユリ王子様です 151 00:13:58,050 --> 00:13:59,716 その折れた短剣は― 152 00:14:00,483 --> 00:14:04,883 陛下からイェソヤ様に 渡された証(あかし)だとか 153 00:14:15,450 --> 00:14:20,916 お供が二人だけでは 危険ではありませんか 154 00:14:22,883 --> 00:14:24,183 護衛兵を― 155 00:14:25,716 --> 00:14:27,583 送りましょう 156 00:14:28,716 --> 00:14:29,716 王妃様 157 00:14:30,350 --> 00:14:35,916 兵を送っては かえって 陛下の潜入を気づかれます 158 00:15:23,183 --> 00:15:26,183 遼東(りょうとう)城 159 00:15:33,150 --> 00:15:34,650 どうしよう 160 00:15:36,150 --> 00:15:38,116 抜け出す方法はないか 161 00:15:38,216 --> 00:15:41,116 あるわけないでしょう 162 00:15:41,416 --> 00:15:44,750 太守(たいしゅ)の慈悲を 祈るしかありません 163 00:15:53,383 --> 00:15:54,416 看守長 164 00:15:54,516 --> 00:15:55,883 いないのか 165 00:15:55,983 --> 00:15:57,116 看守長 166 00:15:57,216 --> 00:15:58,850 うるさいな 167 00:16:00,583 --> 00:16:01,616 何ですか 168 00:16:04,816 --> 00:16:07,816 私が大金持ちだと知ってるか 169 00:16:09,516 --> 00:16:12,116 金が何になります? 170 00:16:12,216 --> 00:16:13,116 もうじき… 171 00:16:13,750 --> 00:16:15,183 死ぬんでしょ 172 00:16:17,283 --> 00:16:22,150 助けてくれたら お前も大金持ちにしてやる 173 00:16:25,550 --> 00:16:26,716 一生… 174 00:16:26,815 --> 00:16:31,416 子々孫々 十分に 食べていける金をやろう 175 00:16:35,315 --> 00:16:39,016 太守様が たいそうお怒りなのに 176 00:16:39,748 --> 00:16:41,883 どう助けるんですか 177 00:16:44,383 --> 00:16:47,650 言われたとおりにすればよい 178 00:16:48,516 --> 00:16:49,383 やるか? 179 00:17:09,150 --> 00:17:10,450 どうしました? 180 00:17:11,983 --> 00:17:15,083 “死の危機に直面している”と 181 00:17:15,616 --> 00:17:18,216 ヨンポから連絡が来ました 182 00:17:22,283 --> 00:17:25,483 手を打たねば 死ぬと言っています 183 00:17:26,083 --> 00:17:28,750 弟を助けてください 184 00:17:33,416 --> 00:17:35,883 不満はあるでしょうが 185 00:17:36,283 --> 00:17:39,516 たった1人の弟では ありませんか 186 00:17:40,216 --> 00:17:44,050 ヨンポは扶余に お金を使いました 187 00:17:44,483 --> 00:17:48,050 どうかヨンポを 助けてください 188 00:18:02,416 --> 00:18:06,916 扶余が高句麗(コグリョ)と同盟を 結んだことに対し 189 00:18:07,016 --> 00:18:11,083 漢は国境全域に 軍を配置しました 190 00:18:11,183 --> 00:18:15,516 ヨンポ様にも 容赦しないでしょう 191 00:18:15,983 --> 00:18:19,716 しかし死に直面している ヨンポ様を― 192 00:18:19,816 --> 00:18:21,883 放ってはおけません 193 00:18:22,416 --> 00:18:23,416 ええ 194 00:18:23,516 --> 00:18:26,783 太守の意向を把握しましょう 195 00:18:29,083 --> 00:18:32,650 私が遼東(りょうとう)の太守に会います 196 00:18:36,316 --> 00:18:40,816 ヨンポ様を助けることも 急を要しますが 197 00:18:41,083 --> 00:18:46,050 漢の怒りも急いで 静めねばなりません 198 00:18:46,916 --> 00:18:49,816 私が遼東(りょうとう)の太守に会い 199 00:18:50,783 --> 00:18:52,883 交渉します 200 00:18:57,983 --> 00:18:58,883 大将軍 201 00:19:00,016 --> 00:19:01,316 はい 陛下 202 00:19:02,283 --> 00:19:05,450 大使者(テサジャ)のお供をしなさい 203 00:19:06,283 --> 00:19:07,583 はい 陛下 204 00:19:17,383 --> 00:19:20,083 サンチョンはどうした? 205 00:19:20,416 --> 00:19:21,383 連れてこい 206 00:19:22,116 --> 00:19:23,216 はい 陛下 207 00:20:02,316 --> 00:20:03,750 別の道に 208 00:20:11,816 --> 00:20:13,216 大丈夫? 209 00:20:14,183 --> 00:20:16,583 もう少し頑張って 210 00:20:16,816 --> 00:20:18,850 しっかりなさい 211 00:20:30,616 --> 00:20:32,283 どうすりゃいいの 212 00:20:32,383 --> 00:20:34,583 困ったわ どうしよう 213 00:20:35,750 --> 00:20:37,583 何てことだろ 214 00:20:39,550 --> 00:20:40,450 急ぎましょう 215 00:20:40,550 --> 00:20:42,683 ああ どうしよう 216 00:20:45,416 --> 00:20:46,950 ちょっと 217 00:20:47,050 --> 00:20:48,416 しっかりして 218 00:20:48,516 --> 00:20:50,083 困っちゃったわ 219 00:20:51,350 --> 00:20:53,316 ねえ ちょっと 220 00:20:53,416 --> 00:20:55,250 目を覚まして 221 00:21:04,816 --> 00:21:05,483 母さんは? 222 00:21:06,116 --> 00:21:09,483 何かあったらしく ご不在です 223 00:21:10,016 --> 00:21:12,450 荷造りして発ったようです 224 00:21:16,350 --> 00:21:19,783 護衛兵たちが 王子様を呼びに来たとか 225 00:21:25,216 --> 00:21:26,883 まだ扶余でしょう 226 00:21:27,016 --> 00:21:30,416 扶余とは同盟まで 結んだんです 227 00:21:30,550 --> 00:21:33,383 正式に捜索を頼んでは? 228 00:21:34,316 --> 00:21:38,383 イェソヤ様が生きてると 知ったら 229 00:21:38,516 --> 00:21:40,183 何を企むか分からん 230 00:21:41,483 --> 00:21:43,316 家に行ってみます 231 00:21:43,450 --> 00:21:46,783 母と私は 何度も家を追われました 232 00:21:47,183 --> 00:21:51,383 こんな時に備え よく行き先を残したんです 233 00:21:51,883 --> 00:21:56,050 今回も隠れ場所を 書き残しているはずです 234 00:21:57,683 --> 00:21:58,750 私も行こう 235 00:21:59,183 --> 00:22:02,616 町中で警戒も厳しく 危険です 236 00:22:03,316 --> 00:22:07,050 護衛兵たちが来たら 1人では危ない 237 00:22:08,783 --> 00:22:10,216 ご心配なく 238 00:22:54,116 --> 00:22:54,850 よし 239 00:22:54,950 --> 00:22:55,850 行こう 240 00:23:08,883 --> 00:23:09,883 貴様 241 00:23:10,750 --> 00:23:14,283 連絡もせずに休むとは何事だ 242 00:23:14,950 --> 00:23:18,083 事情があったものですから 243 00:23:19,150 --> 00:23:22,816 無断で宮殿を離脱した罪は 別途に問う 244 00:23:23,883 --> 00:23:25,683 陛下がお呼びだ 245 00:23:25,983 --> 00:23:29,516 母が病気なので 今は行けません 246 00:23:32,150 --> 00:23:35,650 陛下の命令に 逆らうというのか 247 00:23:37,183 --> 00:23:37,850 連れてけ 248 00:23:38,283 --> 00:23:39,250 はい 249 00:23:48,183 --> 00:23:51,050 妙な真似をすると お前はむろん― 250 00:23:51,450 --> 00:23:52,983 こいつらも死ぬぞ 251 00:23:56,216 --> 00:23:57,183 連れていけ 252 00:23:57,650 --> 00:23:58,516 はい 253 00:25:07,450 --> 00:25:08,616 逃がすな! 254 00:25:22,850 --> 00:25:24,083 どうした? 255 00:25:25,583 --> 00:25:29,750 サンチョンを連れてくる途中 攻撃を受け 256 00:25:31,083 --> 00:25:33,216 奴は賊と逃げました 257 00:25:34,783 --> 00:25:36,016 何だと? 258 00:25:36,783 --> 00:25:38,750 私もどういうことだか… 259 00:25:41,116 --> 00:25:44,816 サンチョンを信じ 重職を任せた 260 00:25:44,916 --> 00:25:47,683 なのに なぜ逃げたのだ 261 00:25:51,783 --> 00:25:54,450 恐れながら申し上げます 262 00:25:54,850 --> 00:25:59,683 マウリョン巫女(みこ)は 奴が陛下に暗雲をもたらすと 263 00:26:01,616 --> 00:26:06,583 私に暗雲をもたらすとは 一体 奴は何者なのだ 264 00:26:14,183 --> 00:26:19,550 陛下が王位に就かれても 神殿に変化はありません 265 00:26:20,583 --> 00:26:24,616 何もかも王妃様のおかげです 266 00:26:25,716 --> 00:26:28,550 マウリョン巫女にお願いが 267 00:26:29,816 --> 00:26:33,083 何なりとお申しつけください 268 00:26:33,850 --> 00:26:38,850 巫女は呪いもかけると ハフチョンに聞いたけれど 269 00:26:39,716 --> 00:26:40,750 事実ですか 270 00:26:44,150 --> 00:26:47,850 それは呪いをかける相手が― 271 00:26:48,750 --> 00:26:50,483 誰かによって… 272 00:26:52,050 --> 00:26:54,683 相手は決まってるでしょう 273 00:26:56,816 --> 00:26:58,683 私の父の敵(かたき)― 274 00:26:59,350 --> 00:27:00,283 チュモンです 275 00:27:03,583 --> 00:27:08,983 即位すればと待っていたが 扶余は高句麗(コグリョ)と同盟を結び 276 00:27:10,350 --> 00:27:13,083 父の敵討ちが遠のきました 277 00:27:14,716 --> 00:27:15,816 これでは― 278 00:27:16,516 --> 00:27:20,983 1日たりとも 心安らかに眠れません 279 00:27:24,716 --> 00:27:26,083 チュモンに― 280 00:27:27,283 --> 00:27:29,083 呪いをかけるのです 281 00:27:35,283 --> 00:27:36,716 返事は? 282 00:27:37,983 --> 00:27:39,383 できないとでも? 283 00:27:41,316 --> 00:27:42,550 いいえ 284 00:27:44,250 --> 00:27:45,783 いたします 285 00:27:47,416 --> 00:27:48,450 では― 286 00:27:49,050 --> 00:27:51,116 巫女を信じています 287 00:28:01,516 --> 00:28:03,783 しっかりして 288 00:28:04,016 --> 00:28:07,216 ここで気を失ったら 死んじゃうよ 289 00:28:09,983 --> 00:28:12,450 なんでユリは来ないんだろ 290 00:28:12,550 --> 00:28:14,316 えらいことだわ 291 00:28:15,683 --> 00:28:18,783 どうしよう しっかりして 292 00:28:19,583 --> 00:28:20,916 困ったね 293 00:28:33,950 --> 00:28:34,883 ここです 294 00:28:58,383 --> 00:28:59,450 母さん! 295 00:29:02,516 --> 00:29:03,783 ユリ 296 00:29:03,950 --> 00:29:06,816 一体 どこに行ってたの? 297 00:29:07,316 --> 00:29:08,616 母さん 298 00:29:11,383 --> 00:29:12,416 ユリ 299 00:29:12,516 --> 00:29:13,650 母さん 300 00:29:13,750 --> 00:29:15,016 ユリ 301 00:29:15,516 --> 00:29:16,883 母さん 302 00:29:52,316 --> 00:29:53,350 ソヤ 303 00:30:14,083 --> 00:30:15,083 陛下 304 00:30:51,616 --> 00:30:52,716 陛下 305 00:30:59,150 --> 00:31:00,383 陛下 306 00:31:14,283 --> 00:31:15,283 ソヤ 307 00:31:27,750 --> 00:31:28,516 母さん 308 00:31:28,616 --> 00:31:29,516 ソヤ 309 00:31:30,116 --> 00:31:31,083 母さん 310 00:31:33,083 --> 00:31:33,916 ソヤ 311 00:31:38,383 --> 00:31:39,483 ソヤ 312 00:31:42,750 --> 00:31:43,750 ソヤ 313 00:31:46,716 --> 00:31:47,850 ソヤ! 314 00:32:14,416 --> 00:32:15,750 王妃様 315 00:32:16,083 --> 00:32:18,250 中畏大夫(チュンウェデブ)と大使人(テサイン)です 316 00:32:20,083 --> 00:32:21,116 お通しして 317 00:32:22,516 --> 00:32:23,616 はい 318 00:32:32,250 --> 00:32:33,416 おかけに 319 00:32:42,116 --> 00:32:46,083 イェソヤ様とユリ王子様が ご存命とか 320 00:32:49,383 --> 00:32:53,016 陛下がイェソヤ様を 迎えに行ったわ 321 00:32:59,916 --> 00:33:02,150 それが事実なら 322 00:33:03,216 --> 00:33:04,783 長い歳月― 323 00:33:06,050 --> 00:33:10,250 大王陛下を苦しめた 心の荷が消えます 324 00:33:11,216 --> 00:33:13,516 本当に何よりです 325 00:33:15,816 --> 00:33:17,716 何よりですが 326 00:33:17,950 --> 00:33:21,883 今後 生じる混乱を 考えると心配です 327 00:33:26,016 --> 00:33:30,349 大王陛下が側室を抱えるのは 構いませんが 328 00:33:30,816 --> 00:33:34,983 王子の間で王位争いが 起きるでしょう 329 00:33:36,616 --> 00:33:39,883 ユリ王子様の存在は ピリュ… 330 00:33:39,983 --> 00:33:41,083 大使人(テサイン) 331 00:33:46,416 --> 00:33:51,282 イェソヤ様たちのことで 混乱を起こす者がいたら 332 00:33:52,416 --> 00:33:54,150 私が許さない 333 00:34:03,215 --> 00:34:05,583 お父様を呼んだのは― 334 00:34:07,083 --> 00:34:12,349 貴族たちが大使人(テサイン)と 同じことを考えるのではと 335 00:34:12,616 --> 00:34:14,616 心配だからです 336 00:34:16,483 --> 00:34:21,150 そんな問題が起きぬよう 取り締まってください 337 00:34:25,583 --> 00:34:26,983 はい 338 00:34:30,916 --> 00:34:34,916 私が最高の鋼鉄剣を 作れたのは― 339 00:34:35,850 --> 00:34:39,483 この黄土の秘密を 明かしたからです 340 00:34:40,850 --> 00:34:43,116 この黄土を使うのが 341 00:34:44,250 --> 00:34:48,050 鋼鉄剣を作るための 鍵なんです 342 00:34:50,716 --> 00:34:51,983 軍器博士(クンギバクサ) 343 00:34:55,983 --> 00:34:59,083 ちょっと話があるんです 344 00:35:00,516 --> 00:35:01,516 早く 345 00:35:16,450 --> 00:35:17,616 それは― 346 00:35:18,550 --> 00:35:19,850 本当か 347 00:35:20,016 --> 00:35:21,016 ええ 348 00:35:21,250 --> 00:35:25,216 今 陛下が 連れていらっしゃいました 349 00:36:22,850 --> 00:36:26,616 王子様の寝所のご用意が できました 350 00:36:27,750 --> 00:36:29,250 お休みください 351 00:36:30,016 --> 00:36:31,316 大丈夫です 352 00:36:34,250 --> 00:36:37,350 イェソヤ様とユリ王子様は? 353 00:36:38,016 --> 00:36:40,283 イェソヤ様は診察中です 354 00:36:41,250 --> 00:36:42,383 この方が― 355 00:36:43,416 --> 00:36:45,050 ユリ王子様です 356 00:36:49,616 --> 00:36:51,283 王子様 357 00:36:56,683 --> 00:36:59,183 私は王子様に 358 00:36:59,750 --> 00:37:02,883 大きな罪を犯しました 359 00:37:08,183 --> 00:37:12,750 生きていてくださって ありがとうございます 360 00:37:14,783 --> 00:37:17,250 ありがとうございます 361 00:38:12,216 --> 00:38:13,316 どうですか 362 00:38:15,916 --> 00:38:17,050 もうよい 363 00:38:20,350 --> 00:38:21,416 そこまで! 364 00:38:30,650 --> 00:38:32,050 お前たちには― 365 00:38:33,583 --> 00:38:39,083 高句麗の鉄器工場を 破壊する任務を与える 366 00:38:39,683 --> 00:38:40,616 分かったか? 367 00:38:40,916 --> 00:38:41,783 はい 368 00:38:43,150 --> 00:38:43,916 ワン将軍 369 00:38:45,116 --> 00:38:46,183 はい 370 00:38:46,983 --> 00:38:50,983 高句麗に運ばれる 鉄鉱石の補給路を断つ 371 00:38:51,950 --> 00:38:53,083 方法を探せ 372 00:38:54,150 --> 00:38:54,916 はい 373 00:38:58,283 --> 00:39:00,116 扶余から使者が 374 00:39:10,050 --> 00:39:15,416 高句麗と同盟まで結びながら 何が交渉ですか 375 00:39:17,216 --> 00:39:21,216 漢との全面戦争を 覚悟しなさい 376 00:39:22,816 --> 00:39:28,683 高句麗と同盟を結んだのは 太守にも責任があります 377 00:39:29,816 --> 00:39:30,983 私の責任? 378 00:39:31,516 --> 00:39:33,350 何の話ですか 379 00:39:34,316 --> 00:39:37,350 チュモン王を 殺そうとしたのは― 380 00:39:38,283 --> 00:39:39,483 太守では? 381 00:39:44,050 --> 00:39:49,216 チュモン王を ただ刺激する結果となり 382 00:39:50,883 --> 00:39:56,016 窮余の策として同盟を 結ぶしかありませんでした 383 00:39:56,916 --> 00:40:02,016 テソ陛下はチュモン王を 終生の敵とお考えです 384 00:40:02,550 --> 00:40:06,916 名目上の同盟の件で とやかく言うことは― 385 00:40:07,183 --> 00:40:09,216 漢の得になりません 386 00:40:14,383 --> 00:40:18,516 扶余の協力なくして 漢が高句麗と― 387 00:40:18,650 --> 00:40:21,916 全面戦争を できると思いますか 388 00:40:23,916 --> 00:40:26,716 賢明な判断を下してください 389 00:40:32,650 --> 00:40:34,550 私に望むことは? 390 00:40:36,950 --> 00:40:38,150 まず― 391 00:40:38,250 --> 00:40:40,616 ヨンポ様を釈放し 392 00:40:41,050 --> 00:40:44,116 扶余に穀物と武器の支援を 393 00:40:54,150 --> 00:40:55,450 うるさい 394 00:41:13,016 --> 00:41:14,116 大使者(テサジャ) 395 00:41:15,283 --> 00:41:17,616 何という姿ですか 396 00:41:18,883 --> 00:41:20,383 面目ない 397 00:41:21,383 --> 00:41:23,483 大使者(テサジャ) 助けてくれ 398 00:41:25,883 --> 00:41:30,450 お救いするにあたって 条件があります 399 00:41:31,016 --> 00:41:34,550 助けてくれるなら何でもする 400 00:41:35,483 --> 00:41:40,383 全財産を扶余の軍費として 献上してください 401 00:41:44,016 --> 00:41:44,850 それは… 402 00:41:46,950 --> 00:41:50,250 死ねば財産など 役に立ちません 403 00:41:50,416 --> 00:41:51,750 早く承諾を 404 00:41:58,650 --> 00:41:59,916 分かった 405 00:42:00,716 --> 00:42:02,450 助けてくれるなら 406 00:42:04,383 --> 00:42:08,116 私の財産をすべて献上しよう 407 00:42:40,983 --> 00:42:42,383 王妃様 408 00:42:42,750 --> 00:42:44,683 お連れしました 409 00:42:49,216 --> 00:42:50,983 歩きましょうか 410 00:43:09,883 --> 00:43:11,716 宮中が変です 411 00:43:11,883 --> 00:43:13,683 何かあるのですか 412 00:43:34,116 --> 00:43:35,183 ピリュ 413 00:43:36,083 --> 00:43:38,083 はい 母上 414 00:43:38,883 --> 00:43:41,016 お前の名前の由来は? 415 00:43:47,483 --> 00:43:49,016 この沸流(ピリュ)川は― 416 00:43:51,216 --> 00:43:54,650 高句麗の母体となった 卒本(チョルボン)を流れ 417 00:43:56,416 --> 00:43:59,283 民の のどの渇きを癒やす 418 00:44:02,216 --> 00:44:04,116 この川のように― 419 00:44:05,283 --> 00:44:07,950 なってほしいと願いを込め 420 00:44:09,450 --> 00:44:11,316 ピリュと名づけたの 421 00:44:14,350 --> 00:44:16,616 私の名前の由来は? 422 00:44:19,916 --> 00:44:24,816 温かな徳を備えてほしくて “温祚(オンジョ)”と 423 00:44:29,850 --> 00:44:31,450 お前たちの名前を― 424 00:44:32,916 --> 00:44:34,850 誰がつけたか知ってる? 425 00:44:37,616 --> 00:44:40,750 亡きお父様だと聞きました 426 00:44:43,716 --> 00:44:44,883 そうよ 427 00:44:46,550 --> 00:44:49,416 名づけたのは お父様ですが 428 00:44:50,250 --> 00:44:55,450 実の子のように 育ててくれたのは陛下です 429 00:45:01,016 --> 00:45:03,350 陛下には他にも― 430 00:45:05,816 --> 00:45:07,783 息子がいることは? 431 00:45:17,116 --> 00:45:18,850 知っていたの? 432 00:45:19,616 --> 00:45:23,250 人質となり 死んだと聞きました 433 00:45:27,750 --> 00:45:29,516 陛下の夫人と息子は― 434 00:45:32,283 --> 00:45:33,616 生きているわ 435 00:45:39,650 --> 00:45:41,250 大王陛下は― 436 00:45:44,116 --> 00:45:49,116 夫人と息子が死んだと思い 私と結婚したけれど 437 00:45:51,616 --> 00:45:53,650 二人は生きていたの 438 00:45:57,216 --> 00:45:59,483 今 陛下の夫人と息子が 439 00:46:01,583 --> 00:46:03,216 宮殿に来てるわ 440 00:46:09,716 --> 00:46:13,316 私たちは どうすればよいのですか 441 00:46:15,916 --> 00:46:18,116 動揺してはなりません 442 00:46:20,716 --> 00:46:23,883 名前の意味を胸に刻みなさい 443 00:46:25,616 --> 00:46:27,850 苦労して高句麗に来た― 444 00:46:29,450 --> 00:46:32,350 二人を温かく迎えるのよ 445 00:46:35,116 --> 00:46:37,050 分かるわね? 446 00:46:52,050 --> 00:46:53,650 王妃様 447 00:46:55,150 --> 00:46:56,950 どうしました? 448 00:46:57,883 --> 00:47:00,116 大王陛下がお呼びです 449 00:47:25,850 --> 00:47:28,183 陛下 お連れしました 450 00:47:29,916 --> 00:47:30,950 下がれ 451 00:47:31,650 --> 00:47:32,583 はい 452 00:47:39,250 --> 00:47:40,383 かけなさい 453 00:47:57,650 --> 00:47:58,883 そなたに― 454 00:47:59,983 --> 00:48:01,316 話がある 455 00:48:05,416 --> 00:48:07,750 イェソヤ様とユリ王子が 456 00:48:09,016 --> 00:48:11,350 宮殿にいるそうですね 457 00:48:18,016 --> 00:48:22,683 早く話すべきだったが 余裕がなかった 458 00:48:29,950 --> 00:48:31,550 イェソヤは― 459 00:48:33,783 --> 00:48:38,916 苦労から大病を患い 生死の境をさまよってる 460 00:48:42,116 --> 00:48:43,583 死んだら 461 00:48:45,783 --> 00:48:49,783 私が犯した罪を償う術(すべ)がない 462 00:48:56,583 --> 00:48:57,616 陛下 463 00:48:59,583 --> 00:49:01,283 心配無用です 464 00:49:03,416 --> 00:49:04,816 イェソヤ様は― 465 00:49:05,816 --> 00:49:07,883 必ず回復します 466 00:49:13,816 --> 00:49:15,983 イェソヤ様が治ったら 467 00:49:17,883 --> 00:49:19,383 王妃に― 468 00:49:20,583 --> 00:49:22,550 なっていただきます 469 00:49:24,850 --> 00:49:26,516 そうすることが 470 00:49:28,083 --> 00:49:30,316 私の運命だと思います 471 00:49:38,083 --> 00:49:39,083 もしや― 472 00:49:40,950 --> 00:49:46,316 イェソヤ様とユリ王子による 混乱を案じておいでなら 473 00:49:48,183 --> 00:49:50,583 それも心配いりません 474 00:49:54,050 --> 00:49:56,183 高句麗は心を一つにし 475 00:49:57,550 --> 00:50:00,450 漢との戦争に備えます 476 00:50:05,883 --> 00:50:06,916 ソソノ 477 00:51:30,550 --> 00:51:32,383 いくら考えても 478 00:51:36,183 --> 00:51:38,083 分かりません 479 00:51:40,816 --> 00:51:44,083 なぜ天は私たちに 数奇な運命を― 480 00:51:47,916 --> 00:51:49,850 与えたのでしょう 481 00:51:53,850 --> 00:51:56,050 どんな思し召しであれ 482 00:51:59,216 --> 00:52:04,083 今 直面している現実を 受け入れようと思います 483 00:52:25,216 --> 00:52:27,016 大王陛下が― 484 00:52:29,783 --> 00:52:31,683 イェソヤ様の回復を― 485 00:52:32,883 --> 00:52:35,183 待ちわびています 486 00:52:38,883 --> 00:52:41,116 元気になってください 487 00:52:54,150 --> 00:52:56,316 医官長が参りました 488 00:52:57,350 --> 00:52:58,183 通せ 489 00:52:58,283 --> 00:52:58,950 はい 490 00:53:18,350 --> 00:53:19,483 どうなった? 491 00:53:21,016 --> 00:53:24,716 イェソヤ様は 意識を取り戻されました 492 00:53:28,383 --> 00:53:29,583 ご苦労だった 493 00:53:30,683 --> 00:53:31,683 ですが… 494 00:53:34,916 --> 00:53:39,050 病状が重いため 回復なさるのは― 495 00:53:39,383 --> 00:53:41,183 難しいでしょう 496 00:53:43,516 --> 00:53:44,883 治すのだ 497 00:53:45,883 --> 00:53:48,283 何としてでも治すのだ 498 00:54:19,383 --> 00:54:20,416 ソヤ 499 00:54:23,316 --> 00:54:24,483 陛下 500 00:54:28,783 --> 00:54:31,583 また陛下のお荷物に 501 00:54:34,883 --> 00:54:36,716 お許しください 502 00:54:37,716 --> 00:54:39,450 何を言うのだ 503 00:54:40,683 --> 00:54:42,916 早く元気になりなさい 504 00:54:44,450 --> 00:54:46,250 私に機会をくれ 505 00:54:47,650 --> 00:54:51,850 そなたに犯した罪を 償う機会をくれ 506 00:55:31,250 --> 00:55:32,683 ユリ王子です 507 00:55:33,716 --> 00:55:34,716 チャンス 508 00:55:35,983 --> 00:55:36,783 はい 509 00:55:37,416 --> 00:55:42,416 ユリ王子を太子に推す 動きがあるはずよ 510 00:55:43,583 --> 00:55:45,416 動向を見張りなさい 511 00:55:46,050 --> 00:55:46,716 はい 512 00:55:55,016 --> 00:56:00,750 陛下の第一夫人と息子が来て 私たちは どうなるのですか 513 00:56:01,816 --> 00:56:03,516 何を心配してる 514 00:56:04,516 --> 00:56:08,350 お前には兄が 私には弟ができただけだ 515 00:56:10,083 --> 00:56:10,916 王子様 516 00:56:11,616 --> 00:56:12,816 ピリュ王子様 517 00:56:20,516 --> 00:56:21,550 王子様 518 00:56:22,416 --> 00:56:23,850 お連れしました 519 00:56:28,583 --> 00:56:30,483 ユリ王子様です 520 00:56:41,483 --> 00:56:43,616 実に不思議な縁だ 521 00:56:44,450 --> 00:56:46,583 私より年下だそうだな 522 00:56:47,750 --> 00:56:51,316 お前を弟と思い 大事にしよう 523 00:56:54,516 --> 00:56:55,450 オンジョ 524 00:56:56,550 --> 00:56:57,450 はい 兄上 525 00:56:57,716 --> 00:57:01,416 お前もユリを兄と思い 敬うのだぞ 526 00:57:03,216 --> 00:57:04,216 はい 527 00:57:05,516 --> 00:57:10,650 お二人がユリ王子様を 歓待してくださったので 528 00:57:10,883 --> 00:57:13,016 ほっとしました 529 00:57:14,683 --> 00:57:15,983 オンジョ王子様 530 00:57:16,883 --> 00:57:20,616 “兄上”と 呼びかけてみてください 531 00:57:25,516 --> 00:57:26,650 兄上 532 00:57:42,250 --> 00:57:43,716 まあ ユリ 533 00:57:45,783 --> 00:57:49,050 この方は高句麗の王子様だ 534 00:57:49,616 --> 00:57:51,250 控えなさい 535 00:57:59,450 --> 00:58:00,616 お前たちは― 536 00:58:00,950 --> 00:58:05,450 宮殿守備隊に所属し 王子様を護衛してもらう 537 00:58:11,983 --> 00:58:14,450 イェソヤ様のお世話を 538 00:58:16,150 --> 00:58:17,983 はい 分かりました 539 00:58:20,116 --> 00:58:25,516 王子様は学問と武芸の習得に 励んでいただきます 540 00:58:26,816 --> 00:58:31,783 指南する学者と武官が 準備を整えています 541 00:58:35,316 --> 00:58:37,383 土の配合が大事だ 542 00:58:42,683 --> 00:58:43,450 あの… 543 00:58:46,550 --> 00:58:47,816 王子様 544 00:58:47,983 --> 00:58:50,383 どんなご用ですか 545 00:58:51,816 --> 00:58:53,383 一つお願いが 546 00:59:00,783 --> 00:59:05,150 ユリ王子様が 鉄器工場で働きたいと? 547 00:59:05,950 --> 00:59:07,216 そうだ 548 00:59:07,816 --> 00:59:12,416 どうも宮殿の生活に 馴染めないようです 549 00:59:13,583 --> 00:59:18,316 だからといって 働かせるわけにいきません 550 00:59:19,183 --> 00:59:23,916 そう言ったのだが 王子様の意志が固いんだ 551 00:59:25,183 --> 00:59:26,383 陛下 552 00:59:26,616 --> 00:59:28,416 どうしましょうか 553 00:59:38,750 --> 00:59:40,716 ユリの望むとおりに 554 00:59:41,983 --> 00:59:43,050 陛下 555 00:59:43,683 --> 00:59:46,150 馴染めずにいるのは― 556 00:59:46,683 --> 00:59:51,283 まだ私への恨みが 残っているからだろう 557 00:59:53,683 --> 00:59:56,383 ユリに時間を与えよう 558 00:59:57,683 --> 01:00:01,283 軍器博士(クンギバクサ)が 面倒を見てやってくれ 559 01:00:02,283 --> 01:00:04,050 はい 陛下 560 01:00:58,950 --> 01:01:00,350 王子様 561 01:01:02,950 --> 01:01:06,783 鉄器工場で働くのは やむをえませんが 562 01:01:07,250 --> 01:01:11,783 夜は王子様の寝所に お戻りください 563 01:01:13,916 --> 01:01:17,050 ここのほうが落ち着くのです 564 01:03:10,983 --> 01:03:16,483 いくら王子様の望みでも 職人の宿舎で寝るなんて 565 01:03:17,316 --> 01:03:19,183 お連れしなきゃ 566 01:03:19,416 --> 01:03:21,516 えらく強情なんだ 567 01:03:22,016 --> 01:03:24,883 親子というのは似るもんだな 568 01:03:24,983 --> 01:03:27,350 大王陛下にそっくりだ 569 01:03:45,816 --> 01:03:47,716 これは何事だ 570 01:03:47,983 --> 01:03:49,850 何があったんだ 571 01:03:52,183 --> 01:03:53,283 火事だ! 572 01:03:53,383 --> 01:03:54,750 火事だぞ! 573 01:03:54,916 --> 01:03:56,383 火事だ! 574 01:03:56,550 --> 01:03:58,150 火事だぞ! 575 01:04:11,316 --> 01:04:13,250 大王陛下! 576 01:04:13,383 --> 01:04:15,483 大王陛下 577 01:04:22,050 --> 01:04:22,950 何事だ? 578 01:04:23,050 --> 01:04:27,983 鉄器工場の鍛冶職人の 宿舎が燃えています 579 01:04:33,583 --> 01:04:37,816 ユリ王子様が 宿舎においでですが 580 01:04:37,916 --> 01:04:43,250 火の勢いが激しすぎて 逃げ出せずにいます 581 01:05:04,283 --> 01:05:08,616 工場はすぐ再建できても 要(かなめ)の職人がいなくては… 582 01:05:08,716 --> 01:05:10,250 本当に大事(おおごと)です 583 01:05:10,983 --> 01:05:15,616 扶余の鍛冶職人が来たら 損失を穴埋めできるか 584 01:05:16,283 --> 01:05:17,550 私が死ぬ前に 585 01:05:19,516 --> 01:05:23,683 ユリを父親に 会わせたかっただけです 586 01:05:26,483 --> 01:05:28,516 私は去ります 587 01:05:29,450 --> 01:05:32,550 なぜ奴が 高句麗宮にいるのだ? 588 01:05:34,216 --> 01:05:37,650 職人の選別を急がせ 早く発とう 589 01:05:37,783 --> 01:05:38,716 サンチョンが― 590 01:05:39,550 --> 01:05:42,916 チュモン王の息子 ユリでした 591 01:05:44,283 --> 01:05:47,250 漢は職人たちを 殺しました 592 01:05:47,350 --> 01:05:52,083 全面戦争の前に懲らしめ 恨みを晴らすべきかと 593 01:05:53,350 --> 01:05:55,016 かかれ! 594 01:05:55,883 --> 01:05:58,883 日本語字幕 小川 昌代