1 00:00:02,002 --> 00:00:11,678 ♬~ 2 00:00:31,031 --> 00:00:33,033 [大ヒットドラマ 『silent』] 3 00:00:33,033 --> 00:00:36,036 [その舞台裏に カメラが完全密着] 4 00:00:36,036 --> 00:00:40,040 [『silent』の世界を つくりあげていく裏側に迫る] 5 00:00:40,040 --> 00:00:44,044 [『silent オリジナルドキュメンタリー』…] 6 00:00:46,046 --> 00:00:49,049 うん じゃあね。 7 00:01:03,997 --> 00:01:07,000 (風間)はい カット。 (スタッフ)カット。 8 00:01:07,000 --> 00:01:10,003 (風間)最後の 今の余韻の中で➡ 9 00:01:10,003 --> 00:01:15,008 食パンいけそうだったら さみしさの中で ひとかじり。 10 00:01:15,008 --> 00:01:17,010 はい。 11 00:01:17,010 --> 00:01:23,016 (風間の話し声) 12 00:01:23,016 --> 00:01:27,020 分かりました。 (風間の話し声) 13 00:01:29,022 --> 00:01:31,024 はい。 (風間)はい お願いします。 14 00:01:31,024 --> 00:01:35,028 最初は オリジナルで ラブストーリーっていうので➡ 15 00:01:35,028 --> 00:01:42,035 ホントに 最初に頂いたときは まだ全然 本として➡ 16 00:01:42,035 --> 00:01:45,038 成り立ってないとき だったんですけど。 17 00:01:45,038 --> 00:01:51,044 何となくの設定と それぞれのキャラクターと➡ 18 00:01:51,044 --> 00:01:56,049 すごく丁寧にというか 繊細に描かれていて。 19 00:01:56,049 --> 00:01:59,987 で それが本として 形になったときに➡ 20 00:01:59,987 --> 00:02:03,991 リアリティーのある作品だな って思ったし。 21 00:02:03,991 --> 00:02:06,994 前 付き合ってた彼が 再会したときには➡ 22 00:02:06,994 --> 00:02:09,997 耳が聞こえなくなってた っていう設定自体は➡ 23 00:02:09,997 --> 00:02:15,002 すごくシリアスな 悲しい場面も多いんだけど➡ 24 00:02:15,002 --> 00:02:20,007 前向きに ポジティブになれる 要素もあったりして。 25 00:02:20,007 --> 00:02:23,010 とにかく 一人一人のキャラクターとか➡ 26 00:02:23,010 --> 00:02:29,016 関係性とかが すごくリアルに 丁寧に描かれてるなって➡ 27 00:02:29,016 --> 00:02:32,019 共感できる部分もあり➡ 28 00:02:32,019 --> 00:02:36,023 そのキャラクターに 感情移入しちゃうところもあり➡ 29 00:02:36,023 --> 00:02:40,027 とにかく面白かったです。 30 00:02:40,027 --> 00:02:44,031 連続ドラマって 11時間なり 12時間なり➡ 31 00:02:44,031 --> 00:02:45,699 3カ月もかけて描けるから➡ 32 00:02:45,699 --> 00:02:50,037 人の気持ちの移り変わりだったり 長い年月とか➡ 33 00:02:50,037 --> 00:02:54,041 人の心 「好き」「嫌い」みたいな 「好きなのに」みたいな気持ちを➡ 34 00:02:54,041 --> 00:02:58,045 丁寧に描くラブストーリーを 10月クールなんで➡ 35 00:02:58,045 --> 00:03:00,981 12月 クリスマスに進んでいく っていうところで➡ 36 00:03:00,981 --> 00:03:05,986 冬のしっとりした この空気に合う ラブストーリーっていうのを➡ 37 00:03:05,986 --> 00:03:07,988 みんなが求めてんじゃないかな と思って。➡ 38 00:03:07,988 --> 00:03:11,992 で そういうものをやろうと 思ったところが始まりですね。➡ 39 00:03:11,992 --> 00:03:17,998 まず物語の根幹になる 紬と想のラブストーリーだったり。➡ 40 00:03:17,998 --> 00:03:22,002 そういう 恋愛観っていうのかな そういうものに関して➡ 41 00:03:22,002 --> 00:03:25,005 とにかく やっぱり 役のキャラクターだったり➡ 42 00:03:25,005 --> 00:03:31,011 2022年に恋をしている皆さんの 心に近いことが必要だと思って。➡ 43 00:03:31,011 --> 00:03:36,016 で 脚本が完全新人である 29歳の 生方 美久さんに お願いをして。➡ 44 00:03:36,016 --> 00:03:39,019 演出も 31歳の風間 太樹という。➡ 45 00:03:39,019 --> 00:03:42,022 若い世代の恋愛というか➡ 46 00:03:42,022 --> 00:03:44,691 そういうのを みずみずしい感性で 描いてもらいたい➡ 47 00:03:44,691 --> 00:03:48,028 っていうのが まず あった。 もう一つが 何といってもセンスで。 48 00:03:48,028 --> 00:03:50,030 有名な 例えばラブストーリー。 映画でもドラマでも➡ 49 00:03:50,030 --> 00:03:52,032 当時 めちゃくちゃおしゃれで➡ 50 00:03:52,032 --> 00:03:54,701 今 見ても カッコイイな おしゃれだなって思うところが➡ 51 00:03:54,701 --> 00:03:57,037 どの名作ラブストーリーも 僕は あると思うんですよ。➡ 52 00:03:57,037 --> 00:04:00,974 それは やっぱり そのときの一番ナウな感じ。➡ 53 00:04:00,974 --> 00:04:03,977 そのとき一番ナウな感じを 出せてるからだと思うんで➡ 54 00:04:03,977 --> 00:04:07,981 そういう感覚を 風間監督って 持ってると思ったんですよね。➡ 55 00:04:07,981 --> 00:04:09,983 風間監督は そういうところを ビビッドに たぶん➡ 56 00:04:09,983 --> 00:04:13,987 この2022年の空気を ちゃんと 拾ってくれるなと思ったので➡ 57 00:04:13,987 --> 00:04:15,989 彼に お願いしました。 58 00:04:15,989 --> 00:04:17,991 (風間)用意 はい。 59 00:04:17,991 --> 00:04:20,994 楽しくないですよ。 60 00:04:24,998 --> 00:04:28,001 初日のタワーレコードで お話をしたのは➡ 61 00:04:28,001 --> 00:04:34,007 紬が『silent』という作品の 明るさというか 快活さを➡ 62 00:04:34,007 --> 00:04:39,012 けん引していくようなキャラクター ということは お伝えしていて。➡ 63 00:04:39,012 --> 00:04:42,015 けれども 一本調子に 単に明るいってことじゃなくて➡ 64 00:04:42,015 --> 00:04:48,021 自分の中で人をよく見ていたり 葛藤は多い人なんだけれども➡ 65 00:04:48,021 --> 00:04:53,026 そこを あまり人に見せずに 快活に包み込んで➡ 66 00:04:53,026 --> 00:04:57,030 あまり見えないようにしている というようなキャラをつくりたい➡ 67 00:04:57,030 --> 00:05:00,968 って まず話をしたんです。 それを 共有した上で撮影に入ってるので➡ 68 00:05:00,968 --> 00:05:05,973 どういった心情のときに 思いの丈を表出させるのか➡ 69 00:05:05,973 --> 00:05:10,978 みたいなことは 逐一 話し合う中で描いてるんですが。 70 00:05:10,978 --> 00:05:16,984 特に印象的だったのは 5話で湊斗との別れが描かれた。 71 00:05:16,984 --> 00:05:19,987 その話の中で 紬が自分自身の心と➡ 72 00:05:19,987 --> 00:05:23,991 ひたすらに向き合ってく話だった と思ってるんですけど。➡ 73 00:05:23,991 --> 00:05:27,995 そこで初めて見える感情 っていうのが多かったなと。➡ 74 00:05:27,995 --> 00:05:30,998 自分の気持ちが 思う相手に 伝わっていなかったっていう➡ 75 00:05:30,998 --> 00:05:35,002 気付きであったり 後悔 悔しさみたいな心情が➡ 76 00:05:35,002 --> 00:05:37,004 芽生えたっていうようなシーンが あったり。➡ 77 00:05:37,004 --> 00:05:40,007 自分の心を 顧みる気持ちみたいな➡ 78 00:05:40,007 --> 00:05:43,010 そういったシーンは随所にあって。 79 00:05:43,010 --> 00:05:46,013 そこを すくい取っていけるような 撮影にできたらいいなと思って➡ 80 00:05:46,013 --> 00:05:50,017 話はしてます。 特に 三角関係というか➡ 81 00:05:50,017 --> 00:05:52,019 想に思いも残りながら➡ 82 00:05:52,019 --> 00:05:56,023 湊斗を大切に思う気持ちも ありながらっていうところで➡ 83 00:05:56,023 --> 00:05:58,025 気持ちの揺れみたいなものを➡ 84 00:05:58,025 --> 00:06:02,963 どういった表現で アプローチしていくのがいいのか➡ 85 00:06:02,963 --> 00:06:07,968 みたいなことは 常に 話をしていたところではあって。➡ 86 00:06:07,968 --> 00:06:11,972 ホントに微細な表現ひとつで うまく紬を表現してくださってる➡ 87 00:06:11,972 --> 00:06:13,974 というふうには思います。 88 00:06:13,974 --> 00:06:17,978 あとは 僕が アプローチしたい心象に対しての➡ 89 00:06:17,978 --> 00:06:19,980 引き出しも すごい多いので➡ 90 00:06:19,980 --> 00:06:22,983 思いもよらぬ表現を してくれたりとか。 91 00:06:22,983 --> 00:06:29,990 日々 紬を撮っていて楽しいな と思う気持ちは すごくあります。 92 00:06:29,990 --> 00:06:33,994 (風間)簡単には出てこない 心象に対して➡ 93 00:06:33,994 --> 00:06:37,998 懸命に向き合って 戸惑いながらも…。 94 00:06:37,998 --> 00:06:43,003 それすらも さらけ出して 演じてるような➡ 95 00:06:43,003 --> 00:06:45,005 一喜一憂しながら➡ 96 00:06:45,005 --> 00:06:50,010 僕も一緒に見詰めてるような 撮影かなと思っています。 97 00:06:56,016 --> 00:06:57,951 (風間)はい カット。➡ 98 00:06:57,951 --> 00:07:00,954 もう一度いきます。 もう一回。 99 00:07:00,954 --> 00:07:14,968 ♬~ 100 00:07:14,968 --> 00:07:17,971 (風間)はい カット。 はい OK。 101 00:07:17,971 --> 00:07:24,978 一つずつ丁寧にやってく って感じでやってるんですかね。 102 00:07:24,978 --> 00:07:26,980 演出に関しても。 103 00:07:26,980 --> 00:07:30,984 マルチで いっぱいカメラを構えて 一気に撮るっていうよりかは➡ 104 00:07:30,984 --> 00:07:34,988 今回の作品 全体を通して 一つずつ丁寧に➡ 105 00:07:34,988 --> 00:07:39,993 こっちのアングルを撮ったら… アングル決めてライティングつくって。➡ 106 00:07:39,993 --> 00:07:42,996 で こっちも アングル決めて撮ってって。 107 00:07:42,996 --> 00:07:47,000 俳優部には すごい負担かかると 思うんですけど➡ 108 00:07:47,000 --> 00:07:51,004 作品は その方が良くなるかなと思って。 109 00:07:51,004 --> 00:07:54,007 その辺は 演出に関しても そう思いましたね 皆さん。 110 00:07:56,009 --> 00:07:59,947 (太田)僕 1個 言われたのが 「妥協しないでください」って。 111 00:07:59,947 --> 00:08:02,950 それは もう 僕も妥協しないって決めて➡ 112 00:08:02,950 --> 00:08:07,955 今 やれてるかなって思ってます。 はい。 113 00:08:07,955 --> 00:08:10,958 (片村)絵がうるさく ならないようにっていうのは➡ 114 00:08:10,958 --> 00:08:13,961 気を付けて撮ってました。➡ 115 00:08:13,961 --> 00:08:16,964 絵がうるさいと せりふが入ってこなかったりとか➡ 116 00:08:16,964 --> 00:08:21,969 表情が 入ってこなかったりするので➡ 117 00:08:21,969 --> 00:08:25,973 それには気を付けて 撮影には挑んでましたね。➡ 118 00:08:25,973 --> 00:08:31,979 僕と風間さんと村瀬さんの ゴール地点っていうか➡ 119 00:08:31,979 --> 00:08:35,983 目指すものが 近かったのかなと思って 今回。➡ 120 00:08:35,983 --> 00:08:38,986 それが良かったのかなと思います。 121 00:08:38,986 --> 00:08:44,992 僕は ライティングする上で なるべくナチュラルに。➡ 122 00:08:44,992 --> 00:08:47,995 ナチュラルにっていうのは➡ 123 00:08:47,995 --> 00:08:50,998 あたかもライティングしたように 見せない➡ 124 00:08:50,998 --> 00:08:55,002 というのを考えながら やってましたね。 125 00:08:55,002 --> 00:08:58,939 代田駅の泣きの芝居… ラストシーンですよね。 126 00:08:58,939 --> 00:09:01,942 あそこは もう…。➡ 127 00:09:01,942 --> 00:09:05,946 これ すごい作品になるなって 思いましたね。 128 00:09:05,946 --> 00:09:08,949 <撮ってて? (片村)はい。 129 00:09:08,949 --> 00:09:13,954 一番最初にやったつくりで 体育館ですよね。➡ 130 00:09:13,954 --> 00:09:16,957 体育館のつくりでは しびれましたね。➡ 131 00:09:16,957 --> 00:09:25,966 もう 妥協せずに。 言われたとおり 妥協せずにできたと思ってます。 132 00:09:25,966 --> 00:09:29,970 紬の家のイメージっていうのが 最初から 実はあってですね。➡ 133 00:09:29,970 --> 00:09:36,977 紬の心の内を表すように 温かなウッディな感じだったり➡ 134 00:09:36,977 --> 00:09:39,980 小物も少しアンティークな物が あったり。➡ 135 00:09:39,980 --> 00:09:43,984 そういった趣味みたいな 好みが表れるような➡ 136 00:09:43,984 --> 00:09:45,986 そんなつくりにできたらいいな と思っていて。 137 00:09:45,986 --> 00:09:48,989 これは 実は 衣装とも関わってきていて。 138 00:09:48,989 --> 00:09:53,994 紬は ボーイッシュで 古着屋さんで買った衣装が多め➡ 139 00:09:53,994 --> 00:09:57,998 っていうのを 実は イメージしていたところもあって。➡ 140 00:09:57,998 --> 00:10:03,003 好みに合うような その延長線上で 部屋が語られるような➡ 141 00:10:03,003 --> 00:10:07,007 そんなつくりができたらいいかな というふうに思ってましたね。 142 00:10:07,007 --> 00:10:18,018 ♬~ 143 00:10:18,018 --> 00:10:21,021 (鈴鹿)カワイイね それ。 144 00:10:25,025 --> 00:10:27,027 100均。 145 00:10:27,027 --> 00:10:47,047 ♬~ 146 00:10:47,047 --> 00:10:51,051 ♬~ 147 00:10:51,051 --> 00:10:53,053 <はい カット! 148 00:10:53,053 --> 00:11:13,006 ♬~ 149 00:11:13,006 --> 00:11:33,026 ♬~ 150 00:11:33,026 --> 00:11:53,046 ♬~ 151 00:11:53,046 --> 00:12:13,000 ♬~ 152 00:12:13,000 --> 00:12:25,012 ♬~ 153 00:12:25,012 --> 00:12:28,015 [『silent』の世界を つくり上げていく裏側を➡ 154 00:12:28,015 --> 00:12:31,018 全3章にて お送りいたしました] 155 00:12:38,025 --> 00:12:57,978 ♬~ 156 00:12:57,978 --> 00:13:17,998 ♬~ 157 00:13:17,998 --> 00:13:22,002 ♬~