1 00:01:23,084 --> 00:01:43,104 ♬~ 2 00:01:43,104 --> 00:02:01,104 ♬~ 3 00:02:07,128 --> 00:02:21,128 ♬~ 4 00:02:23,077 --> 00:02:25,079 <戦いの火蓋は 切って落とされた> 5 00:02:25,079 --> 00:02:29,083 <武蔵は 甚内一味の手から お悠を奪い返すため➡ 6 00:02:29,083 --> 00:02:31,085 浪士団と対決する> 7 00:02:31,085 --> 00:02:34,088 <お悠は 武蔵と共に 京に向かう> 8 00:02:34,088 --> 00:02:37,091 <その京でも 武蔵を待ち構えていたのは➡ 9 00:02:37,091 --> 00:02:41,095 旧吉岡一門の 報復の剣であった> 10 00:02:41,095 --> 00:02:45,099 <そんな ある日 お松が 嵯峨野のぐう居に 武蔵を訪れ➡ 11 00:02:45,099 --> 00:02:48,099 お孝の死を知らせる> 12 00:02:53,107 --> 00:02:57,111 <お松によって知らされた 薄幸の女 お孝の死は➡ 13 00:02:57,111 --> 00:03:01,115 武蔵の心に 大きな衝撃を与えた> 14 00:03:01,115 --> 00:03:05,119 <武蔵は 野仏の眠る 嵯峨野の一隅に➡ 15 00:03:05,119 --> 00:03:08,119 お孝の骨を葬ったのである> 16 00:03:13,127 --> 00:03:15,129 (お松)武蔵様 17 00:03:15,129 --> 00:03:20,134 (お松)お孝様は いまわの時まで➡ 18 00:03:20,134 --> 00:03:23,134 武蔵様のお名前を 呼び続けていらっしゃいました 19 00:03:26,073 --> 00:03:30,077 今更 何をと お思いでしょうが➡ 20 00:03:30,077 --> 00:03:35,077 私は お孝様に代わって 武蔵様を お恨みいたします 21 00:03:42,089 --> 00:03:46,093 武蔵様は お孝様のお心に➡ 22 00:03:46,093 --> 00:03:50,097 一度でも 報いて差し上げたことが ありますか 23 00:03:50,097 --> 00:03:56,103 いいえ いつも 険しい山の頂にいて➡ 24 00:03:56,103 --> 00:03:59,103 お孝様を 見下ろしていらっしゃいました 25 00:04:07,114 --> 00:04:11,118 (お孝)《剣を捨てさせた憎い女》 26 00:04:11,118 --> 00:04:15,118 《きっと 私を お憎み 呪われます》 27 00:04:17,124 --> 00:04:23,124 (お孝)《武蔵様に憎まれては 死んでも 死にきれません》 28 00:04:25,065 --> 00:04:28,068 《今 お別れすれば➡ 29 00:04:28,068 --> 00:04:32,072 武蔵様に憎まれもせず 重荷にもならない》 30 00:04:32,072 --> 00:04:37,077 《それが 私の救いです》 (武蔵)《救い?》 31 00:04:37,077 --> 00:04:42,082 《私の思いは 武蔵様に 剣を捨てさせ➡ 32 00:04:42,082 --> 00:04:45,082 あなた様を 滅ぼすことになるのです》 33 00:04:47,087 --> 00:04:50,090 (お孝) 《私は み仏に すがります》 34 00:04:50,090 --> 00:04:54,090 (武蔵)《仏に すがる?》 (お孝)《はい》 35 00:04:56,096 --> 00:05:00,100 (武蔵) 《坊主に たぶらかされたな?》 36 00:05:00,100 --> 00:05:05,105 (お孝)《いいえ 罪業を お教えくださったのです》 37 00:05:05,105 --> 00:05:07,107 (武蔵)《何が罪業だ》➡ 38 00:05:07,107 --> 00:05:13,113 《心の弱みに つけ込んで お孝さんを迷わせたのだ》 39 00:05:13,113 --> 00:05:17,117 (お孝)《いいえ! 私の罪は…➡ 40 00:05:17,117 --> 00:05:21,121 いいえ 私は 鬼にもなりかねない 醜い執念のとりこ》➡ 41 00:05:21,121 --> 00:05:24,058 《桧垣にも似た あさましい女》➡ 42 00:05:24,058 --> 00:05:27,061 《前世からの 悪行の報いなのです》 43 00:05:27,061 --> 00:05:30,064 (武蔵)《ばかなことを!》 44 00:05:30,064 --> 00:05:36,070 《それは 武蔵の罪だ わしは その罪の償いに来たのだ》 45 00:05:36,070 --> 00:05:40,074 (お孝)《武蔵様 私の罪は 深いのです》➡ 46 00:05:40,074 --> 00:05:43,077 《どうか… どうか 私のことは 忘れてください》➡ 47 00:05:43,077 --> 00:05:46,080 《武蔵様に すがることは もう できません》➡ 48 00:05:46,080 --> 00:05:49,083 《み仏に すがるより 他にないのです》➡ 49 00:05:49,083 --> 00:05:55,083 《私は み仏に すがります み仏に…》 50 00:05:58,092 --> 00:06:03,097 私から お孝を奪ったのは仏だった 51 00:06:03,097 --> 00:06:05,099 仏に? 52 00:06:05,099 --> 00:06:25,099 ♬~ 53 00:06:29,056 --> 00:06:32,056 (甚内)おりん 酒だ 54 00:06:35,062 --> 00:06:40,067 (甚内)酒がねえと言ってるんだ 聞こえねえのか 55 00:06:40,067 --> 00:06:43,070 (おりん)女中に言ったら いいじゃないですか➡ 56 00:06:43,070 --> 00:06:46,070 私に言っても 酒は来ませんよ 57 00:06:52,079 --> 00:06:57,084 (おりん)長い間 お世話になりました 私は これで 58 00:06:57,084 --> 00:07:01,088 (おりん)まっ 余計なことかもしれませんけど➡ 59 00:07:01,088 --> 00:07:05,092 鴨さんも あまり むちゃしないで 体を大事にしてくださいな 60 00:07:05,092 --> 00:07:08,095 (甚内)おりん (おりん)それじゃ 61 00:07:08,095 --> 00:07:12,095 ちょっ! おりん おりん 待ってくれ 62 00:07:14,101 --> 00:07:21,101 よ… よせよ 冗談だろ? 何 すねてんだよ ええ? おりん 63 00:07:23,043 --> 00:07:29,049 俺が 毎日 酒浸りなのが いけないのかい ええ? 64 00:07:29,049 --> 00:07:34,054 それとも 桂川で 武蔵の前から 姿を消したので➡ 65 00:07:34,054 --> 00:07:37,057 愛想を尽かしたのかい 66 00:07:37,057 --> 00:07:44,057 フフフ… そうよ 俺は ひきょう者だ 67 00:07:46,066 --> 00:07:48,068 どうせ かないっこないんなら➡ 68 00:07:48,068 --> 00:07:52,072 潔く 武蔵に斬られて くたばっちまった方が➡ 69 00:07:52,072 --> 00:07:55,075 よっぽど男らしい 70 00:07:55,075 --> 00:07:59,079 それが 侍ってもんよ 71 00:07:59,079 --> 00:08:04,084 なのに 俺は逃げた 命が惜しいんだい! 72 00:08:04,084 --> 00:08:09,089 俺は侍じゃねえ 虫だ! うじ虫だ (おりん)やめて! 73 00:08:09,089 --> 00:08:11,091 おりん 74 00:08:11,091 --> 00:08:14,094 お前 俺が嫌いになったんだな? (おりん)そうよ 75 00:08:14,094 --> 00:08:18,094 あんたみたいな うじうじした男は もう 大っ嫌いだ! 76 00:08:20,100 --> 00:08:22,035 (甚内)おりん (おりん)うっ! 77 00:08:22,035 --> 00:08:24,037 (甚内)おりん 頼む 俺を捨てないでくれ (おりん)嫌だ 78 00:08:24,037 --> 00:08:26,039 やめてくれ! やめておくれよ! (甚内)お前がいなくなったら… 79 00:08:26,039 --> 00:08:29,042 (おりん)嫌だって! 嫌っ 嫌っ (甚内)おりん! おりん! 80 00:08:29,042 --> 00:08:33,046 (おりん)やめておくれ! 嫌だー! 81 00:08:33,046 --> 00:08:45,058 ♬~ 82 00:08:45,058 --> 00:08:51,058 <武蔵は お孝の死に 怒りと虚無を覚えていた> 83 00:09:01,074 --> 00:09:03,074 ≪(甚内)おりん! 84 00:09:24,031 --> 00:09:26,031 (甚内)おりん… 85 00:09:32,039 --> 00:09:40,047 (甚内のいびき) 86 00:09:40,047 --> 00:09:43,050 (ふすまの閉まる音) 87 00:09:43,050 --> 00:09:55,062 ♬~ 88 00:09:55,062 --> 00:09:58,065 <心は 行き暮れた おりんだったが➡ 89 00:09:58,065 --> 00:10:00,067 その足は 無意識のうちに➡ 90 00:10:00,067 --> 00:10:05,067 武蔵と お悠が住むはずの嵯峨野に 向かっていた> 91 00:10:14,081 --> 00:10:19,086 (お悠) 武蔵様は どうなさったのかしら 92 00:10:19,086 --> 00:10:24,024 (おたみ)お孝様とおっしゃる方は 武蔵様とは どのような? 93 00:10:24,024 --> 00:10:28,028 よくは知りません 94 00:10:28,028 --> 00:10:36,028 きっと そのお方は武蔵様にとって かけがえのない お方なのでしょう 95 00:10:38,038 --> 00:10:46,046 武蔵様は 決して 女を寄せつけず そのくせ 女を迷わせる➡ 96 00:10:46,046 --> 00:10:49,049 いけない方なのです 97 00:10:49,049 --> 00:10:54,054 (おたみ)お悠様 (お悠)あっ… 98 00:10:54,054 --> 00:10:58,058 私は とうに諦めているの 99 00:10:58,058 --> 00:11:04,064 武蔵様は 空を飛ぶ 鵬のようなお方 100 00:11:04,064 --> 00:11:09,069 女の手には 決して 捕らえられない 101 00:11:09,069 --> 00:11:13,069 (鳥の鳴き声) 102 00:11:15,075 --> 00:11:17,077 (お悠)どなたかしら➡ 103 00:11:17,077 --> 00:11:22,077 武蔵様? (おたみ)私 見てまいりましょう 104 00:11:31,091 --> 00:11:36,096 (主水)武蔵は いるか (おたみ)いいえ! どなたですか 105 00:11:36,096 --> 00:11:42,096 姫は御在宅だな? お悠様は? (おたみ)いいえ そのような方は 106 00:11:49,109 --> 00:11:54,114 しばらくでしたなぁ 姫 107 00:11:54,114 --> 00:11:56,116 そなたは! 108 00:11:56,116 --> 00:12:01,121 (お悠)《無礼は許しません!》 (主水)《無礼?》➡ 109 00:12:01,121 --> 00:12:05,121 《無礼とは こうすることでは ありませぬか》 110 00:12:21,141 --> 00:12:24,077 (主水)そんな➡ 111 00:12:24,077 --> 00:12:29,082 敵に出会ったような目で 見なくてもいいでしょう 112 00:12:29,082 --> 00:12:33,086 私の気持ちは 御存じのはずだ 113 00:12:33,086 --> 00:12:36,089 お帰り! 無礼は許しません! 114 00:12:36,089 --> 00:12:42,095 ハハハ… 相変わらず 気の強いお姫様だ 115 00:12:42,095 --> 00:12:46,099 鬼のいぬ間を狙って やって来たんです 116 00:12:46,099 --> 00:12:50,099 少しは 哀れと思ってくれても いいでしょう 117 00:12:52,105 --> 00:12:56,105 ≪(おりん)ハハハ… 118 00:12:58,111 --> 00:13:00,113 おりん! 119 00:13:00,113 --> 00:13:03,116 泥棒猫みたいなまねは およしよ (主水)何だと? 120 00:13:03,116 --> 00:13:08,121 武蔵の留守を狙って お姫様をさらおうって魂胆だろう 121 00:13:08,121 --> 00:13:12,125 フンッ お前なんかの知ったことか 消えうせろ! 122 00:13:12,125 --> 00:13:17,125 私は そちらのお姫様と とっぷりと 話がしたいのさ 123 00:13:22,069 --> 00:13:26,073 消えてもらおうじゃないか 124 00:13:26,073 --> 00:13:29,073 これが見えないのかい 125 00:13:31,078 --> 00:13:36,078 (主水)フンッ 分かったよ 雌猫 126 00:13:45,092 --> 00:13:49,092 (おたみ)武蔵様! 武蔵様! 127 00:13:52,099 --> 00:13:54,101 武蔵様! 128 00:13:54,101 --> 00:13:57,104 しばらくだねぇ お姫様 129 00:13:57,104 --> 00:14:01,108 私を覚えておいでかい? (お悠)いいえ 130 00:14:01,108 --> 00:14:05,112 そなたのような無礼な女には 関わりありません 131 00:14:05,112 --> 00:14:08,115 フフッ しらばっくれんだねぇ 132 00:14:08,115 --> 00:14:12,119 そうかい それなら それでもいいんだ 133 00:14:12,119 --> 00:14:18,119 私が聞きたいのは あんたの大切な武蔵様のことさ 134 00:14:21,128 --> 00:14:25,065 武蔵は どこにいるんだい (お悠)知りません 135 00:14:25,065 --> 00:14:28,065 かばおうったって そうはいかないよ 136 00:14:34,074 --> 00:14:40,080 私は あの男に 身も心も ずたずたにされたんだ 137 00:14:40,080 --> 00:14:44,080 乳母日傘で育った お前なんかに 分かりっこないだろうけど 138 00:14:46,086 --> 00:14:51,091 武蔵を地獄に 道連れにしてやろうと思ってね 139 00:14:51,091 --> 00:14:54,094 下手な かばい立ては しないでおくれ 140 00:14:54,094 --> 00:14:58,098 無駄なことは おやめなさい (おりん)何? 141 00:14:58,098 --> 00:15:04,104 あなたには 武蔵様は殺せません 142 00:15:04,104 --> 00:15:07,107 いいえ 143 00:15:07,107 --> 00:15:11,111 あなたなんかに殺されるような 武蔵様ではありません 144 00:15:11,111 --> 00:15:17,117 フフッ 言うじゃないか お姫様が 145 00:15:17,117 --> 00:15:21,117 だったら 白状したらいいじゃないか 146 00:15:23,056 --> 00:15:28,056 武蔵は どこに行ったんだい (お悠)知りません 147 00:15:31,064 --> 00:15:34,067 お帰りなさい 148 00:15:34,067 --> 00:15:38,071 二度と ここへ来ることは 許しません 149 00:15:38,071 --> 00:15:40,073 (おりん)ふざけんじゃないよ! 150 00:15:40,073 --> 00:15:44,077 お前は 武蔵の何なんだい 151 00:15:44,077 --> 00:15:47,077 妻です (おりん)妻? 152 00:15:49,082 --> 00:15:55,088 妻です あなたには お分かりにならないでしょう 153 00:15:55,088 --> 00:15:59,092 私と武蔵様が どんなに深く 結ばれているか 154 00:15:59,092 --> 00:16:02,095 うそだ! うそつけ! 155 00:16:02,095 --> 00:16:07,095 あなたも 武蔵様を好きなのですね? 156 00:16:25,051 --> 00:16:45,071 ♬~ 157 00:16:45,071 --> 00:17:00,086 ♬~ 158 00:17:00,086 --> 00:17:04,086 (おたみ)お悠様! お悠様! 159 00:17:07,093 --> 00:17:13,099 (おたみ) お… お悠様! お悠様!➡ 160 00:17:13,099 --> 00:17:16,099 お悠様… 161 00:17:36,056 --> 00:17:38,056 何だい! 162 00:17:42,062 --> 00:17:45,065 なぜ 姫を撃った 163 00:17:45,065 --> 00:17:47,067 俺は 武蔵から 姫を奪うつもりでいたんだ 164 00:17:47,067 --> 00:17:49,069 知るかい! そんなこと 165 00:17:49,069 --> 00:17:53,073 そのために俺は あの2人を追って 京まで やって来たんだ 166 00:17:53,073 --> 00:17:56,076 武蔵は 刺身の つまだったんだね 167 00:17:56,076 --> 00:18:00,076 本心は あの女にほれた一心からか ざまあ見ろ! 168 00:18:02,082 --> 00:18:07,087 俺は姫に ほれていた あの高慢ちきな面の皮を剥いで➡ 169 00:18:07,087 --> 00:18:10,090 女ぎつねの正体を 暴き出してやりたかったんだ 170 00:18:10,090 --> 00:18:12,092 お前が その楽しみを 俺から 奪い取った 171 00:18:12,092 --> 00:18:18,098 おあいにくだったね 私には 私の都合があんのさ 172 00:18:18,098 --> 00:18:22,035 武蔵も そうだけど あの女は… あの女は生かしちゃおけないんだよ 173 00:18:22,035 --> 00:18:24,037 なぜだ! 174 00:18:24,037 --> 00:18:28,041 フンッ お前の知ったことじゃないよ 175 00:18:28,041 --> 00:18:33,041 おりん! お前 武蔵にほれたな? 176 00:18:35,048 --> 00:18:38,051 図星だな? 177 00:18:38,051 --> 00:18:45,058 そうか お前は お悠様に やきもちを焼いていたわけか 178 00:18:45,058 --> 00:18:52,058 それで 姫を撃ち殺した 雌猫め! こうしてくれる! 179 00:18:54,067 --> 00:18:56,067 (おりん)あっ! 180 00:19:18,091 --> 00:19:21,091 おかわいそうに 181 00:19:23,029 --> 00:19:27,033 なぜ このように お美しい方が… 182 00:19:27,033 --> 00:19:29,035 (森都)お美しいからこそ➡ 183 00:19:29,035 --> 00:19:35,041 醜い この世には 長く とどまって いられなかったのですよ 184 00:19:35,041 --> 00:19:55,061 ♬~ 185 00:19:55,061 --> 00:20:01,061 ♬~ 186 00:20:38,037 --> 00:20:43,042 (琵琶) 187 00:20:43,042 --> 00:21:03,062 ♬~ 188 00:21:03,062 --> 00:21:05,064 ♬~ 189 00:21:05,064 --> 00:21:08,067 森都 190 00:21:08,067 --> 00:21:16,075 (森都)武蔵様 ねはんの曲 寂滅の調べでございます 191 00:21:16,075 --> 00:21:19,078 お悠様の身に 何か? 192 00:21:19,078 --> 00:21:22,081 (森都) 今朝方 おりんが いおりに現れ➡ 193 00:21:22,081 --> 00:21:27,081 理不尽にも お悠様を短銃で… 194 00:21:29,088 --> 00:21:34,093 先生のお留守中 せめて私だけでも おそばにいて差し上げたかった➡ 195 00:21:34,093 --> 00:21:38,093 それが 返す返すも 残念で 196 00:21:52,111 --> 00:21:55,114 お悠様 197 00:21:55,114 --> 00:22:15,134 ♬~ 198 00:22:15,134 --> 00:22:27,080 ♬~ 199 00:22:27,080 --> 00:22:29,082 《武蔵様》 200 00:22:29,082 --> 00:22:49,102 ♬~ 201 00:22:49,102 --> 00:23:01,102 ♬~ 202 00:23:03,116 --> 00:23:05,116 お悠様 203 00:23:08,121 --> 00:23:13,126 (森都)武蔵様 余計なことかもしれませぬが➡ 204 00:23:13,126 --> 00:23:18,131 おりんは あなたの身代わりに お悠様を殺したんではない➡ 205 00:23:18,131 --> 00:23:20,131 嫉妬の末だ 206 00:23:27,073 --> 00:23:29,075 武蔵様 207 00:23:29,075 --> 00:23:34,080 あなた おりんを捜し求めて 斬るおつもりですか? 208 00:23:34,080 --> 00:23:39,085 私は 求めて 人は斬らん 209 00:23:39,085 --> 00:23:42,088 それを伺って 安心しました 210 00:23:42,088 --> 00:23:48,088 森都 さらば しばしの お別れでございます 211 00:24:07,113 --> 00:24:11,117 <時に 慶長19年10月> 212 00:24:11,117 --> 00:24:17,123 <徳川家康 大坂 征討の令を発して 世は 風雲急を告げていた> 213 00:24:17,123 --> 00:24:20,126 <武蔵は 騒然たる世相に 背を向けて➡ 214 00:24:20,126 --> 00:24:25,126 ただ一人 悲壮 苛烈な旅に出たのである> 215 00:24:30,069 --> 00:24:34,073 <武蔵が 飛騨山中の その宿場に現れたのは➡ 216 00:24:34,073 --> 00:24:38,077 その年の秋も深まった ある午後であった> 217 00:24:38,077 --> 00:24:42,081 (男性)「正体不明の奸賊 当地 街道にて➡ 218 00:24:42,081 --> 00:24:47,086 みだりに 旅人を殺傷し 金品を奪う」 219 00:24:47,086 --> 00:24:52,091 「槍にて 刺殺されし者 既に28名」 220 00:24:52,091 --> 00:24:58,097 「この者を ひっ捕らえたる者 金子 25両なり」➡ 221 00:24:58,097 --> 00:25:01,100 「討ち果たしたる者 金子 20両なり」➡ 222 00:25:01,100 --> 00:25:05,104 「右 金子 差しくださるべき候者なり」➡ 223 00:25:05,104 --> 00:25:09,108 「飛騨郡代 新貝内膳」 224 00:25:09,108 --> 00:25:13,112 (浪人)よう おいおい 酌をしろ 酌を (女性)嫌っ 嫌っ もう! 225 00:25:13,112 --> 00:25:16,112 (浪人)ほら ハハッ 226 00:25:18,117 --> 00:25:21,120 我慢のねえのが 先に くたばるって寸法だ 227 00:25:21,120 --> 00:25:24,056 (浪人)最後に笑う者は 誰かな 228 00:25:24,056 --> 00:25:29,061 この分だと 賞金が もう10両は 競り上がるな 229 00:25:29,061 --> 00:25:31,063 (浪人たちの笑い声) 230 00:25:31,063 --> 00:25:34,066 (甚内)欲張り犬め 231 00:25:34,066 --> 00:25:37,069 てめえらの臆病風を 棚に上げやがって 232 00:25:37,069 --> 00:25:41,073 (浪人)何だ もう一度 言ってみろ (甚内)うん?➡ 233 00:25:41,073 --> 00:25:46,078 早い者勝ちっていうことよ 30両は この俺が頂くぜ 234 00:25:46,078 --> 00:25:50,082 (浪人)この野郎 抜け駆けする気か (甚内)フンッ➡ 235 00:25:50,082 --> 00:25:53,085 てめえらの へっぴり腰に つきあっていられるかい 236 00:25:53,085 --> 00:25:57,085 こいつ! 言わしておけば! 237 00:26:00,092 --> 00:26:02,092 何でえ 238 00:26:16,108 --> 00:26:18,110 とろろ飯を 239 00:26:18,110 --> 00:26:21,113 (おさと)お酒は? いらん 240 00:26:21,113 --> 00:26:24,050 おい! 新顔 241 00:26:24,050 --> 00:26:29,050 人に ぶつかっておいて 挨拶を知らんのか 貴様 242 00:26:31,057 --> 00:26:34,060 表へ出ろ 243 00:26:34,060 --> 00:26:37,063 おい! 腰抜け 244 00:26:37,063 --> 00:26:42,068 わしは 腹がすいている 後にしてもらおうか 245 00:26:42,068 --> 00:26:44,068 ふざけるな! 246 00:26:56,082 --> 00:26:58,082 (浪人)抜け! 247 00:27:00,086 --> 00:27:02,088 (浪人)抜けー! 248 00:27:02,088 --> 00:27:05,091 (甚内)月と すっぽんとは このこった➡ 249 00:27:05,091 --> 00:27:08,091 まあ 見てな (おさと)怖い 250 00:27:17,103 --> 00:27:19,105 それ 見たことか 251 00:27:19,105 --> 00:27:26,045 (浪人のうめき声) 252 00:27:26,045 --> 00:27:32,051 何者だ やつは (浪人)知らん すごい腕だ 253 00:27:32,051 --> 00:27:35,054 宮本武蔵よ (浪人)武蔵? 254 00:27:35,054 --> 00:27:50,069 ♬~ 255 00:27:50,069 --> 00:27:54,073 <武蔵は 極端な人間嫌いになっていた> 256 00:27:54,073 --> 00:27:59,078 <それゆえに 武蔵の足は あえて 人里のにぎわいを離れ➡ 257 00:27:59,078 --> 00:28:02,081 山間 へき地に向かうのだった> 258 00:28:02,081 --> 00:28:14,093 ♬~ 259 00:28:14,093 --> 00:28:16,093 御免 260 00:28:20,099 --> 00:28:24,036 道に迷っておる 一夜の宿を 所望したい 261 00:28:24,036 --> 00:28:27,039 (伊織)布団がねえぞ それでもいいか? 262 00:28:27,039 --> 00:28:30,039 結構 (伊織)入んな 263 00:28:46,058 --> 00:28:50,062 そなた一人か? (伊織)うん 264 00:28:50,062 --> 00:28:53,065 名は何という (伊織)伊織 265 00:28:53,065 --> 00:28:57,069 伊織… 父上は武士か? 266 00:28:57,069 --> 00:29:02,074 (伊織)関ヶ原で 大坂方に付いたんだ 267 00:29:02,074 --> 00:29:06,078 今も お達者か? 268 00:29:06,078 --> 00:29:09,081 父上は死んだ 269 00:29:09,081 --> 00:29:15,087 母上も 俺が生まれた時に死んだ 270 00:29:15,087 --> 00:29:18,087 悪いことを聞いたようだ 271 00:29:30,036 --> 00:29:32,038 (物音) 272 00:29:32,038 --> 00:29:52,058 ♬~ 273 00:29:52,058 --> 00:29:57,063 ♬~ 274 00:29:57,063 --> 00:30:00,066 刀を研いでいたのか (伊織)はい 275 00:30:00,066 --> 00:30:03,066 こんな夜更けに なぜだ 276 00:30:07,073 --> 00:30:10,073 (伊織)お侍さん 来てくれ 277 00:30:33,032 --> 00:30:35,034 父上だ 278 00:30:35,034 --> 00:30:40,039 おとといの晩 宿場に 賞金首を 取りに行って 殺されたんだ 279 00:30:40,039 --> 00:30:43,042 何? 280 00:30:43,042 --> 00:30:47,046 墓に埋めたいが 重くて 1人じゃ運べねえ 281 00:30:47,046 --> 00:30:52,051 しかたがないから 2つに切って 運ぼうと思ったんだ 282 00:30:52,051 --> 00:31:00,051 墓へ運ぶのは わしが手伝う もう 刀を研ぐことはない 283 00:31:03,062 --> 00:31:07,066 父上は重いな (伊織)25貫あった➡ 284 00:31:07,066 --> 00:31:12,071 この辺りじゃ 相撲を取って 父上に かなう者はいなかった 285 00:31:12,071 --> 00:31:14,073 剣も強かったぞ 286 00:31:14,073 --> 00:31:19,078 流儀は? 剣は富田流 槍は宝蔵院流 287 00:31:19,078 --> 00:31:21,078 宝蔵院? 288 00:31:25,084 --> 00:31:30,089 お侍さん おらも 大きくなったら 武芸者になる➡ 289 00:31:30,089 --> 00:31:35,094 父上よりも強くなって この恨みを晴らすんじゃ! 290 00:31:35,094 --> 00:31:38,097 父上を斬った相手は 分かっているのか? 291 00:31:38,097 --> 00:31:43,102 分からねえ ただ 父上は 斬られたんじゃねえ 292 00:31:43,102 --> 00:31:47,106 槍で刺されたんだ 槍で? 293 00:31:47,106 --> 00:31:50,109 父上は怒っていた 294 00:31:50,109 --> 00:31:54,113 武芸者が 街道で 罪もない旅人を襲い➡ 295 00:31:54,113 --> 00:31:56,115 金をとるなんて 外道だって 296 00:31:56,115 --> 00:31:59,118 (読経) 297 00:31:59,118 --> 00:32:01,120 毘沙門岳の修験者だ 298 00:32:01,120 --> 00:32:17,120 (読経) 299 00:32:45,097 --> 00:32:49,101 妙な所で会うな 武蔵 300 00:32:49,101 --> 00:32:55,107 お主 とうとう 賞金稼ぎに 成り下がったか 301 00:32:55,107 --> 00:33:01,113 ハハハ… 20両 欲しくて ここに来たんだろうが 302 00:33:01,113 --> 00:33:05,117 私は ただ 奸賊を倒しに来ただけだ 303 00:33:05,117 --> 00:33:08,120 (甚内)そりゃあ 残念だったな➡ 304 00:33:08,120 --> 00:33:14,126 こんな満月の晩は 敵も よう 姿を現さんのよ➡ 305 00:33:14,126 --> 00:33:19,131 月が 不吉に欠けた晩か 闇夜でないとな➡ 306 00:33:19,131 --> 00:33:22,067 待つだけ無駄よ 307 00:33:22,067 --> 00:33:27,072 甚内 おりんは どうしている 308 00:33:27,072 --> 00:33:29,074 おあいにくさまだ 309 00:33:29,074 --> 00:33:32,077 お悠様を撃ち殺した おりんに 仕返ししようったって➡ 310 00:33:32,077 --> 00:33:35,080 そいつは無理だぜ 311 00:33:35,080 --> 00:33:41,086 おりんは… おりんは あの小僧と逃げたんだよ 312 00:33:41,086 --> 00:33:47,092 ちきしょう! 今頃は やつに ぼろぼろにされて➡ 313 00:33:47,092 --> 00:33:51,096 どっかの飯盛りにでも たたき売られているのが落ちよ 314 00:33:51,096 --> 00:33:53,096 小僧とは? 315 00:33:55,100 --> 00:33:59,100 あの 妖剣を使う 松山主水よ 316 00:34:01,106 --> 00:34:03,108 ≪(男性)うわーっ! 317 00:34:03,108 --> 00:34:05,108 (男性のうめき声) 318 00:34:08,113 --> 00:34:14,119 (甚内)あなや! とうとう 狂いだしやがったな 野良犬め➡ 319 00:34:14,119 --> 00:34:17,122 こんな月明かりの晩まで 320 00:34:17,122 --> 00:34:32,071 (読経) 321 00:34:32,071 --> 00:34:34,071 あの山伏は… 322 00:34:39,078 --> 00:34:44,083 ♬ おどま盆限り 盆限り 323 00:34:44,083 --> 00:34:49,088 ♬ 盆から先ぁ 居らんと➡ 324 00:34:49,088 --> 00:35:00,099 ♬ おって ぼんべこも きしゃされず➡ 325 00:35:00,099 --> 00:35:05,104 ♬ わしが死んだときゃ… (甚内)あの歌ばかり 歌ってやがる 326 00:35:05,104 --> 00:35:10,109 天草は 五木の子守唄よの 327 00:35:10,109 --> 00:35:16,115 そういえば あの女の亭主には 肥後なまりがあった 328 00:35:16,115 --> 00:35:18,117 賞金稼ぎよ 329 00:35:18,117 --> 00:35:24,056 10日ばかり前の 雨催いの晩に あの地蔵尊の前で 待ち伏せして➡ 330 00:35:24,056 --> 00:35:27,056 返り討ちに遭ったんだ 331 00:35:35,067 --> 00:35:43,075 《お前さん! お前さん! お前さん… お前さん!》 332 00:35:43,075 --> 00:35:47,079 みょうと連れで こんな山奥まで 流れてきたのには➡ 333 00:35:47,079 --> 00:35:51,083 よほどの事情があったんだろうよ 334 00:35:51,083 --> 00:35:55,087 亭主が死んでから おさとは ふぬけのようになって➡ 335 00:35:55,087 --> 00:36:00,092 この店の飯盛りに 居ついてしまったんだ 336 00:36:00,092 --> 00:36:05,092 多分 どこにも 行き場がなかったんだろうよ 337 00:36:07,099 --> 00:36:09,101 賞金欲しさの痩せ犬どもは➡ 338 00:36:09,101 --> 00:36:13,105 みんな 地獄の土産に おさとの体を買った 339 00:36:13,105 --> 00:36:16,108 もちろん 俺も例外じゃねえ 340 00:36:16,108 --> 00:36:31,056 ♬~ 341 00:36:31,056 --> 00:36:34,059 立派だよ 武蔵様は 342 00:36:34,059 --> 00:36:38,063 剣 一筋に 女なんか 見向きもしねえ 343 00:36:38,063 --> 00:36:40,063 見上げたもんだよ 344 00:36:46,071 --> 00:36:50,075 おさと このお人はな➡ 345 00:36:50,075 --> 00:36:54,079 宮本武蔵といって 日本一の剣術使いよ 346 00:36:54,079 --> 00:36:57,082 剣術だけじゃねえ 347 00:36:57,082 --> 00:37:00,085 ここも 俺たちとは 出来が違うんだい 348 00:37:00,085 --> 00:37:04,089 一体 俺は 不思議でならねえ 349 00:37:04,089 --> 00:37:07,092 どうして あんたは 俺を斬らねえんだ 350 00:37:07,092 --> 00:37:12,097 俺は あんたを 蛇のように 付け狙った 351 00:37:12,097 --> 00:37:19,104 汚え手を使って だましもした なのに… なのに あんた! 352 00:37:19,104 --> 00:37:21,106 酒だ! 353 00:37:21,106 --> 00:37:23,041 鴨さん (甚内)酒! 354 00:37:23,041 --> 00:37:28,046 鴨さん お前さんに売る酒は もう ないよ (甚内)何? 355 00:37:28,046 --> 00:37:31,049 酒代だけで もう 2両も たまってるんだ 356 00:37:31,049 --> 00:37:34,052 飲みたかったら 賞金首 取ってからにおし! 357 00:37:34,052 --> 00:37:36,052 (甚内)この野郎! 358 00:37:42,060 --> 00:37:44,060 ヘッ 359 00:37:46,064 --> 00:37:53,071 分かった 武蔵 あんたは この俺を ばかにしてるんだ 360 00:37:53,071 --> 00:37:58,076 そうよ この俺を 虫けら同然だと 思ってやがるんだ 361 00:37:58,076 --> 00:38:02,080 俺を斬るのは 刀の汚れだと 思ってやがるんだい 362 00:38:02,080 --> 00:38:06,080 虫けらならば あの時 命を絶っていた 363 00:38:09,087 --> 00:38:14,092 くそーっ! (おさと)嫌っ 嫌っ やめて! 364 00:38:14,092 --> 00:38:21,092 (甚内)離せ 離せ! (おさと)嫌っ 嫌よ! 365 00:38:27,039 --> 00:38:31,039 (おさとの泣き声) 366 00:38:42,054 --> 00:38:46,058 (浪人)こんな 火を燃やしたんじゃ 幽霊も近づけまい 367 00:38:46,058 --> 00:38:50,062 (浪人)火が恐ろしくて 人殺しができるか➡ 368 00:38:50,062 --> 00:38:54,062 きっと 俺がしとめて 20両 頂いてみせる 369 00:38:59,071 --> 00:39:01,073 (山伏の気合い) 370 00:39:01,073 --> 00:39:03,073 (浪人)うわーっ! 371 00:39:06,078 --> 00:39:13,078 (山伏のうなり) 372 00:39:19,091 --> 00:39:22,091 ≪(浪人)うわーっ! 373 00:39:29,034 --> 00:39:49,054 ♬~ 374 00:39:49,054 --> 00:39:58,063 ♬~ 375 00:39:58,063 --> 00:40:04,069 宝蔵院の流れをくむ者とみた 名を名乗れ 376 00:40:04,069 --> 00:40:09,069 (山伏)オン アビラ ケン ジャケン ソワカ 377 00:40:12,077 --> 00:40:16,077 (山伏の気合い) 378 00:40:29,027 --> 00:40:31,027 (山伏の気合い) 379 00:40:41,039 --> 00:40:44,039 なぜ 無益な殺生を? 380 00:40:47,045 --> 00:40:53,045 蔵王権現の怒りを知れ… 381 00:40:55,053 --> 00:40:57,053 無念… 382 00:41:03,061 --> 00:41:21,061 (ほら貝) 383 00:41:29,087 --> 00:41:33,091 武蔵か いかにも 宮本武蔵 384 00:41:33,091 --> 00:41:37,095 神の怒りに触れるのは 貴様たちだ 385 00:41:37,095 --> 00:41:39,097 言うな! 386 00:41:39,097 --> 00:41:59,117 ♬~ 387 00:41:59,117 --> 00:42:19,137 ♬~ 388 00:42:19,137 --> 00:42:39,090 ♬~ 389 00:42:39,090 --> 00:42:41,092 ♬~ 390 00:42:41,092 --> 00:42:44,092 (伊織)お侍さーん! 391 00:42:52,103 --> 00:42:58,109 伊織 父の敵 討ったぞ 先生! 392 00:42:58,109 --> 00:43:01,109 先生と呼んでも いいでしょう? 先生 393 00:43:05,116 --> 00:43:08,116 (伊織)ありがとう! 先生! 394 00:43:10,121 --> 00:43:14,121 伊織 わしと一緒に来るか? 395 00:43:23,068 --> 00:43:29,074 (甚内)おやじ この20両は 俺の借金を棒引きにし➡ 396 00:43:29,074 --> 00:43:34,079 更に おさとさんを自由にして 1枚や2枚 お釣りが来るはずだ 397 00:43:34,079 --> 00:43:37,082 (店主)ええ そりゃもう へい 398 00:43:37,082 --> 00:43:42,087 これは 武蔵から 実は 俺が預かった物だが➡ 399 00:43:42,087 --> 00:43:47,092 実は みんなの気持ちが 籠もってるんだ➡ 400 00:43:47,092 --> 00:43:51,092 あの鬼山伏に殺された みんなの… 401 00:43:53,098 --> 00:43:56,101 勘定をごまかして 余計に取ったりしてみろ➡ 402 00:43:56,101 --> 00:44:01,106 みんなが束になって 幽霊になり お前を 呪い殺しに来るぞ 403 00:44:01,106 --> 00:44:03,108 うう… 分かっております 404 00:44:03,108 --> 00:44:08,113 ですから もう そのようなお話は 御勘弁… 405 00:44:08,113 --> 00:44:10,113 (甚内)フフフフッ 406 00:44:15,120 --> 00:44:19,124 <伊織 当年 13歳> 407 00:44:19,124 --> 00:44:22,060 <武蔵は この愛すべき少年を 連れて 旅を続け➡ 408 00:44:22,060 --> 00:44:25,063 1年後 京の仮住まいに戻ると➡ 409 00:44:25,063 --> 00:44:31,063 自分の養子として 父や門人に披露したのである> 410 00:44:33,071 --> 00:44:43,081 (ほら貝) 411 00:44:43,081 --> 00:45:03,101 ♬~ 412 00:45:03,101 --> 00:45:23,054 ♬~ 413 00:45:23,054 --> 00:45:26,054 ♬~ 414 00:45:28,059 --> 00:45:48,079 ♬~ 415 00:45:48,079 --> 00:46:08,099 ♬~ 416 00:46:08,099 --> 00:46:28,053 ♬~ 417 00:46:28,053 --> 00:46:45,053 ♬~