1 00:01:23,089 --> 00:01:42,108 ♬~ 2 00:01:42,108 --> 00:02:01,108 ♬~ 3 00:02:07,133 --> 00:02:21,133 ♬~ 4 00:02:23,083 --> 00:02:26,086 <由利姫は 切支丹弾圧の 渦中にある 長崎に住んで➡ 5 00:02:26,086 --> 00:02:28,088 孤児たちの救出に 立ち上がった> 6 00:02:28,088 --> 00:02:32,092 <武蔵は 小倉にあって 姫の身を案じる毎日であった> 7 00:02:32,092 --> 00:02:37,097 <森都は 19年前に生別した 我が子 おきぬに再会する> 8 00:02:37,097 --> 00:02:42,102 <…が そのとき 切支丹浪人たちの 凶刃の前に倒れる> 9 00:02:42,102 --> 00:02:47,102 <武蔵は小倉をたち 風雲急を告げる 長崎へ向かった> 10 00:02:53,113 --> 00:02:58,118 <寛永15年 2月28日 島原 原城に立て籠もった➡ 11 00:02:58,118 --> 00:03:02,122 天草四郎時貞を首領とする 切支丹反徒は➡ 12 00:03:02,122 --> 00:03:07,122 幕府軍の総攻撃に遭って ついに落城し 壊滅した> 13 00:03:12,132 --> 00:03:16,136 <武蔵は 間近に 合戦の 修羅の叫喚を聞きながら➡ 14 00:03:16,136 --> 00:03:22,136 丸2日間 細川忠利の 陣屋のたまりに 静座していた> 15 00:03:24,077 --> 00:03:29,082 <武蔵は 武人として 島原の乱に 無関心ではなかった> 16 00:03:29,082 --> 00:03:33,086 <戦争とは 一つの 政治的現象であるが➡ 17 00:03:33,086 --> 00:03:37,090 彼が探求しているのは 現象の底にあるもの➡ 18 00:03:37,090 --> 00:03:44,097 生死を超えて 勝敗 攻防を超えて 存在する何物かであった> 19 00:03:44,097 --> 00:04:01,114 ♬~ 20 00:04:01,114 --> 00:04:14,127 ♬~ 21 00:04:14,127 --> 00:04:18,127 ≪(家臣) 殿の御帰還にござりまする! 22 00:04:24,070 --> 00:04:27,073 (忠利)おう 武蔵 23 00:04:27,073 --> 00:04:30,076 (武蔵)御戦勝 慶祝に存じまする 24 00:04:30,076 --> 00:04:35,081 (忠利)天運強く 昨日は 本丸一番乗りを果たし➡ 25 00:04:35,081 --> 00:04:41,087 本日はまた 大将 益田四郎の しるしを討ち取ったぞ➡ 26 00:04:41,087 --> 00:04:46,087 尾藤金右衛門 そちに遣わす (尾藤)はっ 27 00:04:49,095 --> 00:04:55,095 (忠利)武蔵 金右衛門は 原城 本丸の一番槍じゃ 28 00:05:00,106 --> 00:05:03,109 (忠利)求馬助 (求馬助)はっ 29 00:05:03,109 --> 00:05:07,109 (忠利)そちの初陣も 祝って遣わす (求馬助)はっ 30 00:05:22,062 --> 00:05:27,067 (忠利)ほう 見事じゃ 寺尾 そちは➡ 31 00:05:27,067 --> 00:05:35,067 末頼もしい 跡継ぎを持って 幸せ者よのう ハハハ… 32 00:05:46,086 --> 00:05:51,091 (忠利)武蔵 この度の合戦は 勝っても➡ 33 00:05:51,091 --> 00:05:55,095 相手が 百姓 町人のことなれば➡ 34 00:05:55,095 --> 00:06:00,100 気持ちの良いものではなかったぞ (武蔵)ごもっともに存じまする 35 00:06:00,100 --> 00:06:05,105 (忠利)わけても 女 子供まで 容赦なく討ち取れとの➡ 36 00:06:05,105 --> 00:06:11,105 幕府の軍令には 思わず 目を背けたくなった 37 00:06:13,113 --> 00:06:18,118 (寺尾)殿 松山主水殿が お目通り願っておりますが 38 00:06:18,118 --> 00:06:21,118 (忠利)何 主水が? 39 00:06:24,057 --> 00:06:27,057 よし 通せ (寺尾)はっ 40 00:06:29,062 --> 00:06:31,064 (佐渡)殿 (忠利)うむ? 41 00:06:31,064 --> 00:06:34,067 (佐渡)松山主水が 武蔵を怨敵としていること➡ 42 00:06:34,067 --> 00:06:38,071 お聞き及びでございましょうな (忠利)知っておる 43 00:06:38,071 --> 00:06:45,078 武蔵 そなたと主水の 今日までの行きがかり➡ 44 00:06:45,078 --> 00:06:51,084 わしも 伝え聞いておる しかし そなたほどの人物が➡ 45 00:06:51,084 --> 00:06:57,090 主水ごときを まっとうに 相手にするとも思えぬ➡ 46 00:06:57,090 --> 00:07:02,095 しかし 武蔵 主水は この度の城攻めで➡ 47 00:07:02,095 --> 00:07:05,098 影の働きをしたのじゃ 48 00:07:05,098 --> 00:07:09,102 (武蔵)影と申しますと 49 00:07:09,102 --> 00:07:12,105 (佐渡)隠密として 原城へ潜入し➡ 50 00:07:12,105 --> 00:07:16,109 切支丹の幼子たち7名を 救い出して➡ 51 00:07:16,109 --> 00:07:19,112 由利姫の島崎村へ 送り込んだのだ 52 00:07:19,112 --> 00:07:23,049 子供たちを? 主水の腹は 見え透いておる! 53 00:07:23,049 --> 00:07:27,053 佐渡 それを言うな 身も蓋もないではないか 54 00:07:27,053 --> 00:07:29,053 (佐渡)あっ はあ… 55 00:07:31,057 --> 00:07:35,061 (忠利)おう 松山主水か 近う 56 00:07:35,061 --> 00:07:37,061 (主水)はっ 57 00:07:41,067 --> 00:07:45,071 (主水)殿には 御機嫌麗しゅう 58 00:07:45,071 --> 00:07:49,075 (忠利)主水 そなた 武蔵とは 以前からの➡ 59 00:07:49,075 --> 00:07:52,075 知り合いであったそうじゃな 60 00:07:54,080 --> 00:08:00,086 はっ 絶えて久しく お目にかかりませぬが 61 00:08:00,086 --> 00:08:05,091 江戸以来 5年になるか 62 00:08:05,091 --> 00:08:07,091 はあ… 63 00:08:17,103 --> 00:08:20,106 (佐渡)いかがいたした 松山殿 64 00:08:20,106 --> 00:08:25,044 はっ あ… いえ 65 00:08:25,044 --> 00:08:28,047 (佐渡)聞けば お手前➡ 66 00:08:28,047 --> 00:08:33,052 この度 由利姫様に対して 格別の働きがあったそうじゃな 67 00:08:33,052 --> 00:08:35,054 (主水)戦火の中より➡ 68 00:08:35,054 --> 00:08:38,057 いたいけな子供たちの命を 救おうとする➡ 69 00:08:38,057 --> 00:08:42,061 姫の崇高なる精神に 感ずるところがありまして…➡ 70 00:08:42,061 --> 00:08:44,063 それにしても 武蔵殿が➡ 71 00:08:44,063 --> 00:08:48,067 殿の陣屋に おわすとは 一向に存じませず➡ 72 00:08:48,067 --> 00:08:51,070 さだめし 城攻めには➡ 73 00:08:51,070 --> 00:08:56,075 数々の御武勲を お立てに なったのでござりましょうな 74 00:08:56,075 --> 00:09:00,079 わしは 殿から お茶のお相手に 呼ばれたまでのこと 75 00:09:00,079 --> 00:09:05,084 そのとおりじゃ 主水 ハハハ… 76 00:09:05,084 --> 00:09:11,084 されば 武蔵殿 お手前の兵法は 果たして 何のための兵法か 77 00:09:13,092 --> 00:09:17,096 人は 死ぬまでの勝負 一旦 剣を持って立ったからには➡ 78 00:09:17,096 --> 00:09:21,096 阿修羅となって 戦うのが 男子の本懐でござろう 79 00:09:26,039 --> 00:09:32,045 いつ 何時でも 戦うことはできる 80 00:09:32,045 --> 00:09:45,058 ♬~ 81 00:09:45,058 --> 00:09:52,065 ♬~ 82 00:09:52,065 --> 00:09:55,068 <由利姫は 戦乱が終わったのを機に➡ 83 00:09:55,068 --> 00:09:58,071 島崎村の仮住まいを 引き払い➡ 84 00:09:58,071 --> 00:10:02,075 子供たちを連れて 熊本城下に 移り住んだ> 85 00:10:02,075 --> 00:10:07,080 (おきぬ)お松様! (お松)御機嫌よう 86 00:10:07,080 --> 00:10:10,083 (与市)おきぬちゃん 見てごらん 今日は また 寺尾様から➡ 87 00:10:10,083 --> 00:10:12,085 こんなに たくさんの贈り物を 頂いてしまった 88 00:10:12,085 --> 00:10:14,087 (おきぬ)すみません いつも 89 00:10:14,087 --> 00:10:17,090 (お松)兄上が 好きでやってる ことだから 気にしないでね➡ 90 00:10:17,090 --> 00:10:20,093 さっ みんな 手伝ってちょうだい (子供たち)はい 91 00:10:20,093 --> 00:10:22,028 (お松)大丈夫? 1 2の よいしょ 92 00:10:22,028 --> 00:10:24,030 (求馬助)大丈夫ですか (お松)よいしょ 93 00:10:24,030 --> 00:10:27,033 (求馬助)よいしょ (お松)しっかり 持つのよ➡ 94 00:10:27,033 --> 00:10:29,033 さあさあ… (求馬助)よっと! 95 00:10:31,037 --> 00:10:34,040 (由利姫)いつも いつも 御厚意に甘えっぱなしで 96 00:10:34,040 --> 00:10:38,044 寺尾様には くれぐれも よろしく お伝えくださいませ 97 00:10:38,044 --> 00:10:44,050 (お松)はい 姫様 それはもう お気になさらないでくださいまし 98 00:10:44,050 --> 00:10:46,052 ええ でも… 99 00:10:46,052 --> 00:10:49,055 (お松)それより 今日は 姫様に➡ 100 00:10:49,055 --> 00:10:53,059 あるお方からの贈り物を お持ちしましたの 101 00:10:53,059 --> 00:10:55,061 何でしょう 102 00:10:55,061 --> 00:10:57,061 (お松)求馬助 (求馬助)はい 103 00:11:06,072 --> 00:11:09,072 (お松)御覧くださいませ 104 00:11:28,094 --> 00:11:30,094 (由利姫)《武蔵様…》 105 00:11:33,099 --> 00:11:35,101 お気に入りましたでしょうか 106 00:11:35,101 --> 00:11:40,106 (由利姫)はい 大層 107 00:11:40,106 --> 00:11:48,114 お松様 求馬助様 そのお方に➡ 108 00:11:48,114 --> 00:11:53,119 由利が ありがたく頂きましたと お伝えくださいませ 109 00:11:53,119 --> 00:11:56,122 (求馬助)はい 確かに 110 00:11:56,122 --> 00:12:04,130 そのお方様は この熊本の地には お住みには ならないのでしょうね 111 00:12:04,130 --> 00:12:24,083 ♬~ 112 00:12:24,083 --> 00:12:31,090 <由利姫は 島崎村での 武蔵との 心ない別れを後悔していた> 113 00:12:31,090 --> 00:12:37,096 <しかし 由利姫にとって 武蔵は 永遠に謎の人であった> 114 00:12:37,096 --> 00:12:39,098 <この 達磨の目は➡ 115 00:12:39,098 --> 00:12:45,098 人の世を離れ 遠く虚空を見ている 謎のまなざしであった> 116 00:12:51,110 --> 00:12:55,114 <武蔵は その翌朝 突然 小倉に帰った> 117 00:12:55,114 --> 00:13:00,119 (寺尾)先生 この次は いつ また 御当地に 118 00:13:00,119 --> 00:13:04,123 昨夜 殿より ありがたい お言葉があった 119 00:13:04,123 --> 00:13:09,128 政道一般の相談相手として 肥後へ来て 仕えてくれと 120 00:13:09,128 --> 00:13:15,134 先生 それは… 後日 御返答を申し上げる 121 00:13:15,134 --> 00:13:18,137 是非 殿の おぼし召しを お受けくださるよう➡ 122 00:13:18,137 --> 00:13:20,139 お願い申し上げます 123 00:13:20,139 --> 00:13:23,075 新太郎 由利姫様を頼んだぞ 124 00:13:23,075 --> 00:13:28,080 はい そのことは 御心配くださいますな 125 00:13:28,080 --> 00:13:33,085 求馬助 殿を しかと お守りするのじゃ 126 00:13:33,085 --> 00:13:35,085 (求馬助)はい 127 00:13:44,096 --> 00:13:48,100 <松山主水は 細川三斎公の知遇を得て➡ 128 00:13:48,100 --> 00:13:52,104 着々として 藩内に 己の地位を固め➡ 129 00:13:52,104 --> 00:13:57,104 熊本城下に 剣術指南の道場を 開くまでに至っていた> 130 00:14:01,113 --> 00:14:03,115 (主水)次!➡ 131 00:14:03,115 --> 00:14:06,118 どうした! 臆したか➡ 132 00:14:06,118 --> 00:14:11,123 だらしないやつら 参れ 参れ! (門弟)えっ… 133 00:14:11,123 --> 00:14:16,128 (都甲)先生 それがしに 一手 御教授を 134 00:14:16,128 --> 00:14:18,130 (都甲)馬廻役 都甲金平でござる 135 00:14:18,130 --> 00:14:22,068 聞いたことのない名前だな 入門志願か 136 00:14:22,068 --> 00:14:27,073 はい もし それがしが 先生に 不覚を取りましたときには 137 00:14:27,073 --> 00:14:29,073 何! 138 00:14:44,090 --> 00:14:59,105 ♬~ 139 00:14:59,105 --> 00:15:04,110 <都甲金平 武蔵が 細川家家臣の中で➡ 140 00:15:04,110 --> 00:15:08,114 ひそかに 練達の士として 目を付けていた 下級武士である> 141 00:15:08,114 --> 00:15:26,065 ♬~ 142 00:15:26,065 --> 00:15:42,081 ♬~ 143 00:15:42,081 --> 00:15:44,081 (都甲)ふぅー 144 00:15:49,088 --> 00:15:51,088 御無礼つかまつりました 145 00:16:00,099 --> 00:16:02,099 くっ! 146 00:16:12,111 --> 00:16:15,114 お松殿! 147 00:16:15,114 --> 00:16:19,118 (お松)さすがですね 都甲さん (都甲)いや お恥ずかしい 148 00:16:19,118 --> 00:16:22,054 (お松)御苦労さまでした 149 00:16:22,054 --> 00:16:26,058 これで 松山主水の評判も 地に落ちることでしょう 150 00:16:26,058 --> 00:16:29,061 はい お役に立てれば 何よりです 151 00:16:29,061 --> 00:16:35,067 (都甲の いびき) 152 00:16:35,067 --> 00:16:39,067 <都甲金平の強さの秘密は ここにあった> 153 00:16:45,077 --> 00:16:50,082 (主水)フッ 細川 55万石 154 00:16:50,082 --> 00:16:55,082 ふん! それが一体 何だ 155 00:16:58,090 --> 00:17:02,094 俺は 田舎大名のお仕着せなんざ 欲しくはない 156 00:17:02,094 --> 00:17:08,094 俺は… 俺は 由利姫が欲しい! 157 00:17:10,102 --> 00:17:16,108 俺は あの女のために 今まで➡ 158 00:17:16,108 --> 00:17:19,111 歯を食いしばって 我慢してきたんだ 159 00:17:19,111 --> 00:17:21,113 (男性)旦那様ほどのお方でも➡ 160 00:17:21,113 --> 00:17:26,051 恋は 闇夜の迷い道 なんでございますね 161 00:17:26,051 --> 00:17:30,055 闇夜の迷い道? 162 00:17:30,055 --> 00:17:36,061 ふん! 俺は 迷いはせん 163 00:17:36,061 --> 00:17:40,065 姫を奪って この地を 逐電するんだ 164 00:17:40,065 --> 00:17:43,068 (男性)旦那様! 165 00:17:43,068 --> 00:17:53,078 天草に渡り 姫と一緒に みなしごたちを育てるんだ 166 00:17:53,078 --> 00:17:57,082 日本中の みなしごたちをな 167 00:17:57,082 --> 00:18:11,082 (主水の笑い声) 168 00:18:13,098 --> 00:18:18,103 (尺八) 169 00:18:18,103 --> 00:18:37,056 ♬~ 170 00:18:37,056 --> 00:18:55,074 ♬~ 171 00:18:55,074 --> 00:19:13,092 ♬~ 172 00:19:13,092 --> 00:19:19,098 ♬~ 173 00:19:19,098 --> 00:19:22,034 (与市)拙い芸を… ありがとうございました 174 00:19:22,034 --> 00:19:29,041 (お松)いいえ 与市さんの尺八は 心が籠もっています 175 00:19:29,041 --> 00:19:35,041 (由利姫)私は 亡くなった森都の 琵琶の音を思い出します 176 00:19:37,049 --> 00:19:42,054 (由利姫) 与市の尺八も 森都の琵琶も➡ 177 00:19:42,054 --> 00:19:50,062 そして この武蔵様の達磨の絵にも 相通ずるものがありますね 178 00:19:50,062 --> 00:19:53,065 それは一体 何でございましょう 179 00:19:53,065 --> 00:19:58,070 俗世間を 超越した者だけの持つ➡ 180 00:19:58,070 --> 00:20:04,076 むなしさ わびしさとでも いいましょうか➡ 181 00:20:04,076 --> 00:20:07,079 武蔵様は 不思議な方➡ 182 00:20:07,079 --> 00:20:12,084 いつも 私たちの手の届かない所に いらっしゃるのに➡ 183 00:20:12,084 --> 00:20:20,092 目の前にいる誰よりも 私たちに 強い影響を与えてしまう 184 00:20:20,092 --> 00:20:23,028 (お松)そうです 185 00:20:23,028 --> 00:20:29,034 私 時々 思うんです いわおのような 武蔵様の前では➡ 186 00:20:29,034 --> 00:20:34,039 私なんか かげろうのように はかない命だと 187 00:20:34,039 --> 00:20:36,041 かげろう? 188 00:20:36,041 --> 00:20:38,041 (物音) 189 00:20:40,045 --> 00:20:45,045 ≪(主水)姫! 姫は まだ お目覚めか 190 00:20:48,053 --> 00:20:57,062 姫 しばらくでございました お変わりなく 何よりのこと 191 00:20:57,062 --> 00:21:00,065 (由利姫)酔っていますね 主水殿 192 00:21:00,065 --> 00:21:07,072 (主水)ハハハッ… 多少 いけませぬか 193 00:21:07,072 --> 00:21:11,076 (由利姫) こよいは 目通り かないませぬ 194 00:21:11,076 --> 00:21:14,079 何と言われる 195 00:21:14,079 --> 00:21:17,082 (由利姫) この家は 私の私室ではない➡ 196 00:21:17,082 --> 00:21:22,087 夜中 酒気を帯び 踏み込むとは 理不尽であろう! 197 00:21:22,087 --> 00:21:28,093 姫! それは 姫のお言葉とも思えませぬぞ➡ 198 00:21:28,093 --> 00:21:33,098 お忘れか 姫 松山主水 島原において➡ 199 00:21:33,098 --> 00:21:40,098 姫のため 子らのため 命を懸けて戦ったことを 200 00:21:43,108 --> 00:21:45,108 (主水)《早く行け!》 201 00:21:50,115 --> 00:21:52,115 姫! 202 00:21:54,119 --> 00:21:56,121 (与市)何をなさいますか (主水)姫… 203 00:21:56,121 --> 00:21:58,123 (与市)何をなさいますか! (主水)ええい どけ! 204 00:21:58,123 --> 00:22:00,123 (お松)お帰りくだされ 松山殿! 205 00:22:02,127 --> 00:22:04,129 何者だ お前は 206 00:22:04,129 --> 00:22:09,134 (お松)寺尾新太郎の妹 松と申します 207 00:22:09,134 --> 00:22:14,139 (主水)寺尾の? フフフ… 208 00:22:14,139 --> 00:22:17,142 邪魔立ていたす気か 209 00:22:17,142 --> 00:22:20,145 (お松)姫は 目通りかなわぬと おっしゃっているのです➡ 210 00:22:20,145 --> 00:22:22,145 無礼でしょ! (主水)ええい 黙れ! 211 00:22:24,083 --> 00:22:32,083 松山主水 こよい 由利姫様を 妻に申し受くる 212 00:22:34,093 --> 00:22:38,097 姫! 御返答を 213 00:22:38,097 --> 00:22:40,099 正気ですか 主水 214 00:22:40,099 --> 00:22:48,099 正気も正気 嫌とあれば 一命を申し受くる 215 00:22:51,110 --> 00:22:55,114 (主水)何のまねだ (お松)無礼は 許しませぬ! 216 00:22:55,114 --> 00:22:58,117 (おきぬ)与市さん! どうしよう 与市さん 217 00:22:58,117 --> 00:23:00,119 (与市)寺尾様を呼んでくる おきぬちゃんは 子供たちを 218 00:23:00,119 --> 00:23:02,121 (おきぬ)はい! 219 00:23:02,121 --> 00:23:05,124 どけ! 220 00:23:05,124 --> 00:23:09,128 (主水)うん? フフフ…➡ 221 00:23:09,128 --> 00:23:12,131 少しは できるな 女 222 00:23:12,131 --> 00:23:16,135 お松さん お待ちなさい 223 00:23:16,135 --> 00:23:20,139 主水 斬るがよい 224 00:23:20,139 --> 00:23:24,076 では どうあっても 拒まれるのか 225 00:23:24,076 --> 00:23:27,079 島原以来 いや 5年前の➡ 226 00:23:27,079 --> 00:23:31,083 江戸以来の 拙者の真心まで 踏みにじられるのか 227 00:23:31,083 --> 00:23:37,089 主水 私は そなたが 私に寄せる心を知っている 228 00:23:37,089 --> 00:23:40,092 でも 妻にはなれぬ 229 00:23:40,092 --> 00:23:44,096 そのかわり 私の この命をあげます 230 00:23:44,096 --> 00:23:47,099 姫様!? (主水)なぜだ! 231 00:23:47,099 --> 00:23:50,099 なぜ 妻にはなれぬ! 232 00:23:53,105 --> 00:23:56,105 武蔵だな 233 00:24:01,113 --> 00:24:03,113 武蔵のために! 234 00:24:08,120 --> 00:24:10,122 何をするのです! 235 00:24:10,122 --> 00:24:18,130 (主水)姫… 姫は 武蔵の妻になられるのか? 236 00:24:18,130 --> 00:24:20,132 乱心したか! 237 00:24:20,132 --> 00:24:25,132 (主水)おのれ あくまでも 邪魔いたす気か 238 00:24:27,072 --> 00:24:31,076 松山主水 勝負せよ! 239 00:24:31,076 --> 00:24:35,080 (主水)何? 240 00:24:35,080 --> 00:24:38,083 女のくせに こしゃくな 241 00:24:38,083 --> 00:24:56,083 ♬~ 242 00:24:58,103 --> 00:25:02,107 <白梅寮の隣に 都甲金平が 住んでいた> 243 00:25:02,107 --> 00:25:05,110 <武蔵の命によるものである> 244 00:25:05,110 --> 00:25:07,110 (斬り結ぶ音) 245 00:25:15,120 --> 00:25:19,124 (主水)フフフ… 246 00:25:19,124 --> 00:25:23,061 女にしておくのは もったいない 247 00:25:23,061 --> 00:25:31,069 次に 生まれてくるときには 男に生まれてくるがよい 248 00:25:31,069 --> 00:25:33,071 (物の当たる音) 249 00:25:33,071 --> 00:25:35,073 何やつだ! 250 00:25:35,073 --> 00:25:38,076 (都甲)松山殿! お相手つかまつる 251 00:25:38,076 --> 00:25:43,081 都甲金平か 図に乗りおって 252 00:25:43,081 --> 00:25:47,085 お主ごときに 二度と不覚を取る 主水ではない 253 00:25:47,085 --> 00:25:49,085 来い! 254 00:25:56,094 --> 00:26:14,112 ♬~ 255 00:26:14,112 --> 00:26:32,064 ♬~ 256 00:26:32,064 --> 00:26:44,076 ♬~ 257 00:26:44,076 --> 00:26:46,076 ≪(寺尾)松山主水! 258 00:26:49,081 --> 00:26:53,085 松山主水 乱心したか! 259 00:26:53,085 --> 00:26:57,089 寺尾新太郎 武蔵の飼い犬め! 260 00:26:57,089 --> 00:27:00,092 以前から 斬って捨てたいと思っていた 261 00:27:00,092 --> 00:27:02,094 来い! 262 00:27:02,094 --> 00:27:05,094 求馬助 抜かるな 263 00:27:52,077 --> 00:27:55,077 姫… 264 00:27:57,082 --> 00:27:59,084 姫… 265 00:27:59,084 --> 00:28:12,097 ♬~ 266 00:28:12,097 --> 00:28:16,097 求馬助 でかしたぞ 267 00:28:20,105 --> 00:28:26,044 (おきぬ)姫!? 何をなさいます 姫様! 268 00:28:26,044 --> 00:28:28,046 (お松)姫! 269 00:28:28,046 --> 00:28:33,051 (由利姫)お松様 おきぬさん 私は ただ➡ 270 00:28:33,051 --> 00:28:36,054 髪を切ろうとしただけです 271 00:28:36,054 --> 00:28:40,058 おぐしを? 272 00:28:40,058 --> 00:28:47,065 私は 主水に 命をあげる約束をしました 273 00:28:47,065 --> 00:28:51,069 主水は 心をくれて この命 取り損なったが➡ 274 00:28:51,069 --> 00:28:58,076 私の命は もう ないも同じです せめて 髪を切って 275 00:28:58,076 --> 00:29:03,081 (お松)ああ… でも 姫 おぐしを切ってはいけません 276 00:29:03,081 --> 00:29:05,083 何故 277 00:29:05,083 --> 00:29:12,090 もうじき 熊本に 武蔵様が いらっしゃいます 278 00:29:12,090 --> 00:29:15,093 武蔵様が!? 279 00:29:15,093 --> 00:29:22,033 伊織様から お便りがございました 武蔵様は 今度こそ➡ 280 00:29:22,033 --> 00:29:26,033 細川家に仕官なさるお気持ちに なられた由 281 00:29:32,043 --> 00:29:37,048 <そのころ 武蔵は 病の床に伏していた> 282 00:29:37,048 --> 00:29:41,052 <記録によると 晩年の武蔵は 胃潰瘍を病んで➡ 283 00:29:41,052 --> 00:29:44,055 しばしば 吐血したとある> 284 00:29:44,055 --> 00:29:47,058 (伊織)父上 ただいま 熊本のお松様より➡ 285 00:29:47,058 --> 00:29:51,058 お便りが ございました お松さんから? 286 00:30:00,071 --> 00:30:04,075 何事でございますか 287 00:30:04,075 --> 00:30:07,078 松山主水が 死んだ 288 00:30:07,078 --> 00:30:10,081 何と! 主水が 乱心して➡ 289 00:30:10,081 --> 00:30:15,086 白梅寮に踏み込み 由利姫様のお命を 奪おうとした 290 00:30:15,086 --> 00:30:19,090 (伊織)して 姫は? 御無事だ 291 00:30:19,090 --> 00:30:26,090 主水は 幾たびか わしに戦いを挑んだ 292 00:30:38,043 --> 00:30:40,045 あれから 20年➡ 293 00:30:40,045 --> 00:30:47,052 焼き付くような欲望を 欲望として あれほど 正直に生きた男はない 294 00:30:47,052 --> 00:30:50,055 (お浪)もしかして お父上は➡ 295 00:30:50,055 --> 00:30:52,057 主水様が お好きだったんじゃ ございません? 296 00:30:52,057 --> 00:30:55,060 そうかもしれん 297 00:30:55,060 --> 00:30:58,063 わしの生きざま そのものが➡ 298 00:30:58,063 --> 00:31:02,067 周りの人々を 不幸にしてしまった 299 00:31:02,067 --> 00:31:07,072 自ら課した おきて 獨行道のせいだ 300 00:31:07,072 --> 00:31:09,074 獨行道? 301 00:31:09,074 --> 00:31:13,078 一つ 万ず依怙の心なし 302 00:31:13,078 --> 00:31:16,081 一つ 身に楽をたくまず 303 00:31:16,081 --> 00:31:21,086 一つ 一生の間 慾心なし 304 00:31:21,086 --> 00:31:28,093 一つ 我れ 事において後悔せず 305 00:31:28,093 --> 00:31:32,097 一つ 善悪につき 他を妬まず 306 00:31:32,097 --> 00:31:38,103 一つ 何の道にも 別れを悲しまず 307 00:31:38,103 --> 00:31:45,110 一つ 自他共に 恨みかこつ心なし 308 00:31:45,110 --> 00:31:50,115 一つ 恋慕の思なし 309 00:31:50,115 --> 00:31:56,121 一つ 物事に数奇好みなし 310 00:31:56,121 --> 00:32:01,126 一つ 居宅に望なし 311 00:32:01,126 --> 00:32:07,132 一つ ふるき道具を所持せず 312 00:32:07,132 --> 00:32:13,138 一つ 身一つ 美食を好まず 313 00:32:13,138 --> 00:32:19,144 一つ 我が身にとりて 物を忌むことなし 314 00:32:19,144 --> 00:32:27,085 一つ 兵具は格別 余の道具をたしなまず 315 00:32:27,085 --> 00:32:33,091 一つ 道に当って 死を厭わず 316 00:32:33,091 --> 00:32:41,099 一つ 老後 財宝所領の心なし 317 00:32:41,099 --> 00:32:48,106 一つ 神仏を尊み 神仏をたのまず 318 00:32:48,106 --> 00:32:55,113 一つ 心 常に 兵法の道をはなれず 319 00:32:55,113 --> 00:32:58,116 <病の癒えた武蔵が➡ 320 00:32:58,116 --> 00:33:02,120 細川家に仕官する決意で 熊本に 到着したのは➡ 321 00:33:02,120 --> 00:33:06,124 寛政17年 初秋のことであった> 322 00:33:06,124 --> 00:33:24,075 ♬~ 323 00:33:24,075 --> 00:33:42,093 ♬~ 324 00:33:42,093 --> 00:33:50,101 ♬~ 325 00:33:50,101 --> 00:33:52,103 何か用か 326 00:33:52,103 --> 00:33:57,103 (塩田)武蔵! 覚えがあろう 327 00:33:59,110 --> 00:34:04,115 18年前だ 江戸にて なんじに討ち果たされた➡ 328 00:34:04,115 --> 00:34:09,120 夢想権之助の一子 塩田浜之助だ 329 00:34:09,120 --> 00:34:13,120 夢想権之助といえば 棒使いの… 330 00:34:23,067 --> 00:34:29,073 さようか そなたが 権之助殿の忘れ形見 331 00:34:29,073 --> 00:34:36,080 父の恨みを晴らさんと それより修行を積み 試合に来た 332 00:34:36,080 --> 00:34:41,085 尋常に勝負しろ それは殊勝な 333 00:34:41,085 --> 00:34:43,087 この場において 立ち合ってもらおう 334 00:34:43,087 --> 00:34:47,087 たってとあれば お相手いたそう 335 00:35:20,124 --> 00:35:22,124 ≪(お松)武蔵様! 336 00:35:25,063 --> 00:35:29,067 塩田氏 この試合 明日まで預かろう 337 00:35:29,067 --> 00:35:32,070 (塩田)何! 明日 昼 九つ半➡ 338 00:35:32,070 --> 00:35:36,070 熊本城 表門にて お待ち申す 339 00:35:38,076 --> 00:35:56,094 ♬~ 340 00:35:56,094 --> 00:36:02,100 ♬~ 341 00:36:02,100 --> 00:36:05,103 驚きました 342 00:36:05,103 --> 00:36:09,107 武蔵様は まるで 雲にでも 乗ってらっしゃるように➡ 343 00:36:09,107 --> 00:36:12,110 突然 おみえになるのですね ハハハッ 344 00:36:12,110 --> 00:36:16,114 わしも とうとう 旅路の果てに たどりついたらしい 345 00:36:16,114 --> 00:36:18,116 旅路の果て? 346 00:36:18,116 --> 00:36:23,054 年を取ると 自分の墓のことを 考えるようになる 347 00:36:23,054 --> 00:36:26,057 武蔵様が? 348 00:36:26,057 --> 00:36:31,062 残り少ない命を 細川公のために お役に立ちたい 349 00:36:31,062 --> 00:36:38,062 そのお言葉 お殿様も さぞ お喜びになることでございましょう 350 00:36:41,072 --> 00:36:58,072 (太鼓) 351 00:37:20,111 --> 00:37:26,111 (忠利)双方 尋常に立ち合い 雌雄を決するがよかろう 352 00:37:48,072 --> 00:37:50,072 得物は? 353 00:37:52,076 --> 00:37:56,080 何! 小刀だけか 354 00:37:56,080 --> 00:38:13,097 ♬~ 355 00:38:13,097 --> 00:38:31,049 ♬~ 356 00:38:31,049 --> 00:38:49,067 ♬~ 357 00:38:49,067 --> 00:39:07,085 ♬~ 358 00:39:07,085 --> 00:39:25,036 ♬~ 359 00:39:25,036 --> 00:39:43,054 ♬~ 360 00:39:43,054 --> 00:40:01,072 ♬~ 361 00:40:01,072 --> 00:40:19,090 ♬~ 362 00:40:19,090 --> 00:40:34,090 ♬~ 363 00:41:00,064 --> 00:41:04,068 参りました 364 00:41:04,068 --> 00:41:07,068 父を討たれた 恨みは? 365 00:41:10,074 --> 00:41:14,078 兵法の厳しさの前に➡ 366 00:41:14,078 --> 00:41:18,082 恨みも意地も 消えましてございます 367 00:41:18,082 --> 00:41:21,085 この上は 剣を捨てて… 368 00:41:21,085 --> 00:41:26,090 慮外者! 武蔵と戦い 負けたとて なぜ 剣を捨てる 369 00:41:26,090 --> 00:41:30,094 なぜ 更に 修行を積もうとは思わんのだ 370 00:41:30,094 --> 00:41:36,094 己の力に 誠の自信をつけるのじゃ 371 00:41:44,108 --> 00:41:47,111 (忠利)両人とも 見事であったぞ 372 00:41:47,111 --> 00:41:52,116 殿 お願いが ござりまする (忠利)何事じゃ 373 00:41:52,116 --> 00:41:57,121 これなる浜之助を 棒術指南として お召し抱えの程を➡ 374 00:41:57,121 --> 00:42:03,127 武蔵 心底より お願い申し上げまする 375 00:42:03,127 --> 00:42:08,132 うむ 余も欲しいと思う 376 00:42:08,132 --> 00:42:14,138 浜之助 どうじゃ 我が藩に仕官いたさぬか 377 00:42:14,138 --> 00:42:26,083 ♬~ 378 00:42:26,083 --> 00:42:28,083 (塩田)はーっ 379 00:42:33,090 --> 00:42:37,090 <そして その日 夕刻> 380 00:42:52,109 --> 00:42:54,109 (忠利)佐渡 381 00:43:17,134 --> 00:43:24,075 (佐渡)「宮本武蔵 熊本領内 坪井の所を➡ 382 00:43:24,075 --> 00:43:29,080 17人扶持として これを預け置き➡ 383 00:43:29,080 --> 00:43:33,084 永代 全て 分け配るべきものなり」➡ 384 00:43:33,084 --> 00:43:36,084 「よって くだんのごとし」 385 00:43:40,091 --> 00:43:45,096 武蔵 謹んで お受けいたしまする 386 00:43:45,096 --> 00:43:50,096 (鐘の音) 387 00:43:53,104 --> 00:44:00,111 (由利姫)そうですか 仕官なされたのですか➡ 388 00:44:00,111 --> 00:44:06,117 武蔵様ならば さだめし高禄でしょうね 389 00:44:06,117 --> 00:44:08,119 (お松)いいえ それが➡ 390 00:44:08,119 --> 00:44:14,125 17人扶持 実米 300石という 微禄でございます 391 00:44:14,125 --> 00:44:18,129 (由利姫)えっ 17人扶持? 392 00:44:18,129 --> 00:44:22,066 (お松) 武蔵様が 望まれたそうです➡ 393 00:44:22,066 --> 00:44:27,071 あのお方は 決して ぜいたくを好まれないのです 394 00:44:27,071 --> 00:44:30,071 武蔵様らしい 395 00:44:32,076 --> 00:44:37,081 由利様 武蔵様は お変わりになりました 396 00:44:37,081 --> 00:44:40,084 剣の道を究められて➡ 397 00:44:40,084 --> 00:44:44,084 ようやく 人並みのお幸せを 求めてらっしゃいます 398 00:44:51,095 --> 00:44:54,098 <武蔵は 果たして お松の思うとおり➡ 399 00:44:54,098 --> 00:44:58,102 平凡な幸せを 求めているのであろうか> 400 00:44:58,102 --> 00:45:02,106 <剣の道の最果てに たどりついた武蔵に➡ 401 00:45:02,106 --> 00:45:06,110 そのような夢があったとは 考えにくい> 402 00:45:06,110 --> 00:45:21,125 ♬~ 403 00:45:21,125 --> 00:45:27,125 ♬~ 404 00:45:29,066 --> 00:45:46,083 ♬~ 405 00:45:46,083 --> 00:46:04,101 ♬~ 406 00:46:04,101 --> 00:46:23,053 ♬~ 407 00:46:23,053 --> 00:46:37,067 ♬~ 408 00:46:37,067 --> 00:46:46,067 ♬~