1 00:00:04,005 --> 00:00:05,439 (熊井) これってパクリじゃ…。 2 00:00:05,506 --> 00:00:07,441 (北脇) ですね。 (亜季) パクリ? 3 00:00:07,508 --> 00:00:09,443 ⟨知的財産 略して知財⟩ 4 00:00:09,510 --> 00:00:11,445 ⟨聞き慣れない言葉だけど この世界は→ 5 00:00:11,512 --> 00:00:13,447 ありとあらゆる知財で あふれている⟩ 6 00:00:13,514 --> 00:00:16,450 (亜季) あの人たち 悪気があったわけじゃ ないと思うんです。 7 00:00:16,517 --> 00:00:18,452 (北脇)「面白いパロディーだから 許してあげればいい」。 8 00:00:18,519 --> 00:00:20,454 そう簡単な話でしょうかね。 9 00:00:20,521 --> 00:00:23,457 ⟨これは 知財部で 働くことになった平凡な女性が→ 10 00:00:23,524 --> 00:00:26,460 理屈っぽくて 面倒くさくて 融通の利かない上司と共に→ 11 00:00:26,527 --> 00:00:29,463 知財に関する さまざまな問題に 向き合いながら→ 12 00:00:29,530 --> 00:00:31,465 奮闘する お話である⟩ 13 00:00:31,532 --> 00:00:35,536 (亜季) 商品にかける その「思い」は 同じですよね? 14 00:00:35,536 --> 00:00:41,042 ♪~ 15 00:00:41,842 --> 00:00:46,280 (窪地) 新ドリンクX 試作ナンバー222です。 16 00:00:46,347 --> 00:00:48,349 まずは一口 どうぞ。 17 00:00:51,852 --> 00:00:54,288 (亜季) あっ…。 (熊井) 上品な甘さの紅茶ですね。 18 00:00:54,355 --> 00:00:57,291 (亜季) はい 何か こう… さらららって感じで。 19 00:00:57,358 --> 00:01:01,796 (窪地) 色合いも見てください 少し時間を置くと…。 20 00:01:01,862 --> 00:01:03,798 (亜季) うわぁ~! 21 00:01:03,864 --> 00:01:06,734 (熊井) 色が変わっていく。 22 00:01:06,801 --> 00:01:08,803 (窪地) どうぞ また一口。 23 00:01:10,805 --> 00:01:13,240 (亜季) あっ 味も変わった! 24 00:01:13,307 --> 00:01:15,242 今度はスッキリとした苦みに。 25 00:01:15,309 --> 00:01:18,245 (亜季) 何か こう… ぐぐぐんっていう。 26 00:01:18,312 --> 00:01:20,748 (窪地) 飲み始めは 普通の紅茶ですけど→ 27 00:01:20,815 --> 00:01:23,751 しばらく空気に触れることで 特別な化学反応を起こし→ 28 00:01:23,818 --> 00:01:25,753 色と味が変わるようになってます。 29 00:01:25,820 --> 00:01:28,756 これが高梨部長が 長年 開発されてきた→ 30 00:01:28,823 --> 00:01:31,759 カメレオンティーです。 (亜季) カメレオンティー…。 31 00:01:31,826 --> 00:01:34,261 (窪地) これをキラキラボトルに 入れて売り出せば→ 32 00:01:34,328 --> 00:01:36,764 カラフルに輝く 新感覚の紅茶になります。 33 00:01:36,831 --> 00:01:38,766 このカメレオンティーこそが→ 34 00:01:38,833 --> 00:01:41,769 ムーンナイトプロジェクトの 目玉となる商品なんです。 35 00:01:41,836 --> 00:01:44,271 (高梨) この技術を 月夜野の特許として→ 36 00:01:44,338 --> 00:01:47,775 出願していただければと 思っています。 37 00:01:47,842 --> 00:01:50,344 いかがですか 北脇さん。 38 00:01:53,347 --> 00:01:56,283 (北脇) 素晴らしい。 39 00:01:56,350 --> 00:01:58,786 これは とてつもない発明です。 40 00:01:58,853 --> 00:02:00,788 カメレオンティーの 製品化に向けて→ 41 00:02:00,855 --> 00:02:03,791 我々 知財部も できうる限りの協力をします。 42 00:02:03,858 --> 00:02:05,726 (土居) よし! (窪地) っしゃ! 43 00:02:05,793 --> 00:02:07,728 それじゃ 完成に向けて 仕上げていきましょう。 44 00:02:07,795 --> 00:02:09,730 (熊井) こちら チェック お願いします。 45 00:02:09,797 --> 00:02:11,799 (北脇) ありがとうございます。 46 00:02:14,301 --> 00:02:15,736 (亜季) あの! 47 00:02:15,803 --> 00:02:19,306 私もカメレオンティーのために 何か できないでしょうか。 48 00:02:24,812 --> 00:02:28,749 (北脇) でしたら 侵害予防調査を お願いしましょうか。 49 00:02:28,816 --> 00:02:30,251 (亜季) 侵害予防調査…。 50 00:02:30,317 --> 00:02:32,753 それはそれは なかなかの大役ですね。 51 00:02:32,820 --> 00:02:34,755 (亜季) それって 確か…。 (熊井) 簡単に言うと→ 52 00:02:34,822 --> 00:02:36,757 新商品に関する技術が→ 53 00:02:36,824 --> 00:02:38,759 他社の特許権を 侵害してないかどうかを→ 54 00:02:38,826 --> 00:02:41,262 調べる作業です。 (キーボードを打つ音) 55 00:02:41,328 --> 00:02:43,764 特許庁のホームページから ここにアクセスすると→ 56 00:02:43,831 --> 00:02:46,767 今ある特許のデータを閲覧 検索することができます。 57 00:02:46,834 --> 00:02:50,771 これを使って 新商品に関連する キーワードや特許分類に→ 58 00:02:50,838 --> 00:02:53,274 ヒットするものがないかを 調べるんです。 59 00:02:53,340 --> 00:02:55,276 あった場合は より詳しい確認作業を。 60 00:02:55,342 --> 00:02:59,780 (亜季) 商品に関するキーワードですか…。 61 00:02:59,847 --> 00:03:02,283 (北脇) 五木さん その備品 ちょっといいですか? 62 00:03:02,349 --> 00:03:04,218 (五木) はい。 63 00:03:04,285 --> 00:03:06,287 (北脇) ありがとうございます。 64 00:03:09,290 --> 00:03:13,227 (北脇) 例えば この製品の特徴を どう説明しますか? 65 00:03:13,294 --> 00:03:16,730 (亜季) ボールペンですよね 特徴っていうと…。 66 00:03:16,797 --> 00:03:19,233 (五木)「細長くて持ちやすい」 とかですか? 67 00:03:19,300 --> 00:03:21,735 (松尾)「紙に文字が書ける」とか。 (亜季) ですね。 68 00:03:21,802 --> 00:03:24,238 (北脇) では これとの違いは? 69 00:03:24,305 --> 00:03:26,240 (亜季) 鉛筆…。 70 00:03:26,307 --> 00:03:28,242 (北脇) これも細長くて 持ちやすくて→ 71 00:03:28,309 --> 00:03:31,245 紙に文字が書けるという特性では 同じですよね。 72 00:03:31,312 --> 00:03:33,247 (亜季) まぁ… はい。 73 00:03:33,314 --> 00:03:37,251 (北脇) では この2つは同一のもの ということになりますよね。 74 00:03:37,318 --> 00:03:39,253 (亜季) えっ? (五木) いやいや→ 75 00:03:39,320 --> 00:03:41,255 ボールペンと鉛筆は別物ですよ。 >> そうそう。 76 00:03:41,322 --> 00:03:43,257 同じだなんて ヘリクツじゃないですか。 77 00:03:43,324 --> 00:03:45,759 (北脇) ヘリクツも立派な理屈です。 78 00:03:45,826 --> 00:03:48,762 知財の観点でいえば そういうことになります。 79 00:03:48,829 --> 00:03:50,764 では このボールペンは→ 80 00:03:50,831 --> 00:03:53,267 鉛筆と比べて 何が どう違うのか。 81 00:03:53,334 --> 00:03:55,269 その技術の特性というのを→ 82 00:03:55,336 --> 00:03:59,273 言葉で より正確に 説明する必要があります。 83 00:03:59,340 --> 00:04:04,712 (亜季) じゃあ ボールペンっていうのは 細長くて 持ちやすくて→ 84 00:04:04,778 --> 00:04:10,217 ペンの中にあるインクを ペン先に出すことによって→ 85 00:04:10,284 --> 00:04:12,720 線を描くことができるものとか。 86 00:04:12,786 --> 00:04:14,722 よ~し それならバッチリだ。 87 00:04:14,788 --> 00:04:16,790 (北脇) では その場合…。 88 00:04:18,292 --> 00:04:20,227 これとの違いは? (五木) 万年筆。 89 00:04:20,294 --> 00:04:22,730 (松尾) 藤崎。 (亜季) えっと…。 90 00:04:22,796 --> 00:04:24,732 (北脇) あるいは これは? 91 00:04:24,798 --> 00:04:26,734 (五木) 赤いボールペン。 92 00:04:26,800 --> 00:04:28,736 (北脇) これは? (松尾) 3色ボールペン。 93 00:04:28,802 --> 00:04:31,739 (北脇) これらとの違いは何なんです? 94 00:04:31,805 --> 00:04:33,741 負けるな藤崎 負けるな! 95 00:04:33,807 --> 00:04:36,243 (亜季) もう無理です! ハァ…。 96 00:04:36,310 --> 00:04:39,747 (北脇) 侵害予防調査というのは こうした技術の特性 一つ一つを→ 97 00:04:39,813 --> 00:04:43,751 既存の特許と照らし合わせ その技術が他にはない→ 98 00:04:43,817 --> 00:04:47,254 唯一無二のものである ということを→ 99 00:04:47,321 --> 00:04:49,256 確認する作業なんです。 100 00:04:49,323 --> 00:04:52,760 いわゆる 「悪魔の証明」のようなものです。 101 00:04:52,826 --> 00:04:54,762 (亜季) 悪魔の証明? 102 00:04:54,828 --> 00:04:56,764 (北脇) とある「A」という技術が→ 103 00:04:56,830 --> 00:05:01,335 他にもあるということを 証明するのは比較的簡単です。 104 00:05:03,337 --> 00:05:06,206 1つ見つけ出せば それで済みますから。 105 00:05:06,273 --> 00:05:09,209 しかし 「ない」ということを 証明するのは→ 106 00:05:09,276 --> 00:05:12,713 とても難しいんです 突き詰めると→ 107 00:05:12,780 --> 00:05:15,716 無限に終わらない作業 ともいえます。 108 00:05:15,783 --> 00:05:17,718 そして もし見落としがあれば→ 109 00:05:17,785 --> 00:05:21,221 特許権侵害で 訴えられる可能性がある。 110 00:05:21,288 --> 00:05:25,225 どれだけ開発部が 素晴らしい商品を作っても→ 111 00:05:25,292 --> 00:05:28,729 営業部が頑張って 売り込んだとしても→ 112 00:05:28,796 --> 00:05:32,733 今ここで 我々 知財部が 他社の特許を見逃せば→ 113 00:05:32,800 --> 00:05:35,235 一巻の終わりとなるんです。 114 00:05:35,302 --> 00:05:37,738 これは そういう仕事です。 115 00:05:37,805 --> 00:05:40,240 よろしいですね? 116 00:05:40,307 --> 00:05:42,743 大丈夫でしょうか 少々 負担が大き過ぎるような…。 117 00:05:42,810 --> 00:05:45,746 (亜季) いえ やらせてください。 >> おっ 言った。 118 00:05:45,813 --> 00:05:48,248 (亜季) 大変な仕事というのは よく分かりました。 119 00:05:48,315 --> 00:05:51,752 それでも 自分が役に立てるなら 頑張りたいです。 120 00:05:51,819 --> 00:05:53,754 (北脇) では お願いします。 121 00:05:53,821 --> 00:05:55,756 (亜季) はい ありがとうございます 頑張ります。 122 00:05:55,823 --> 00:05:57,758 それじゃ これを。 123 00:05:57,825 --> 00:05:59,259 (亜季) おぉ…。 124 00:05:59,326 --> 00:06:03,764 (北脇) そうですね 締め切りは 来週いっぱいということで。 125 00:06:03,831 --> 00:06:06,200 (亜季) 分かりました! ありがとうございます。 126 00:06:06,266 --> 00:06:08,702 (北脇) 五木さん ありがとうございました。 127 00:06:08,769 --> 00:06:11,205 熊井さん 月夜野の特許を洗い直し→ 128 00:06:11,271 --> 00:06:13,707 放棄するものと維持するものを 分けました。 129 00:06:13,774 --> 00:06:16,777 何か 本格的に動き出したな 知財部。 130 00:06:19,780 --> 00:06:22,216 (亜季) ところで 北脇さんは何を? 131 00:06:22,282 --> 00:06:25,219 (北脇) 私は合戦の準備を。 132 00:06:25,285 --> 00:06:27,788 (亜季) 合戦…。 133 00:06:27,788 --> 00:07:08,762 ♪~ 134 00:07:25,779 --> 00:07:28,715 (又坂) へぇ~! 侵害予防調査。 135 00:07:28,782 --> 00:07:32,219 よく引き受けたわねぇ こんな責任重大な仕事。 136 00:07:32,286 --> 00:07:34,721 (亜季) 正直 ビビってます…。 137 00:07:34,788 --> 00:07:38,225 でも 藤崎ちゃん 何だか いい顔つきしてるわよ。 138 00:07:38,292 --> 00:07:40,227 北脇君も 期待してるんじゃないの? 139 00:07:40,294 --> 00:07:43,730 よっ! 未来のエース! (亜季) エースだなんて そんな…。 140 00:07:43,797 --> 00:07:46,733 もう どんどん食べて 頑張って~! 141 00:07:46,800 --> 00:07:48,735 何個食べれるかな 3つ? (亜季) ありがとうございます。 142 00:07:48,802 --> 00:07:50,737 もう十分です。 (柚木)\亜季~!/ 143 00:07:50,804 --> 00:07:52,739 (柚木) いいニュース いいニュース! 144 00:07:52,806 --> 00:07:56,743 亜季が前に手伝ってくれた スムージーの企画あったでしょ? 145 00:07:56,810 --> 00:07:59,246 いよいよ実現しそう! 146 00:07:59,313 --> 00:08:01,248 (亜季) ホントですか? 147 00:08:01,315 --> 00:08:03,750 (松尾) 現在 全国に52の支店を持つ→ 148 00:08:03,817 --> 00:08:06,687 自然派カフェチェーン 「オレンジリーフカフェ」と→ 149 00:08:06,753 --> 00:08:08,689 われら月夜野との共同で→ 150 00:08:08,755 --> 00:08:11,191 オリジナルスムージーの開発を 進めておりまして→ 151 00:08:11,258 --> 00:08:13,193 完成すれば なんと→ 152 00:08:13,260 --> 00:08:17,197 オレンジリーフカフェ 全店舗で 販売される予定となっております。 153 00:08:17,264 --> 00:08:19,700 (増田) 順調みたいやな ええとこ 目つけたやないか! 154 00:08:19,766 --> 00:08:22,202 (松尾) ありがとうございます! 開発部の柚木さんが→ 155 00:08:22,269 --> 00:08:24,204 素晴らしい企画を 出してくれたので。 156 00:08:24,271 --> 00:08:26,206 (高梨) 来週 先方の役員に対して→ 157 00:08:26,273 --> 00:08:29,209 最終的な試作品の プレゼンをする予定です。 158 00:08:29,276 --> 00:08:32,212 それが通れば 商品化となる運びで。 159 00:08:32,279 --> 00:08:34,715 あ~! こりゃ うまいわ。 160 00:08:34,781 --> 00:08:36,717 大ヒット間違いなしやで。 (松尾) ありがとうございます! 161 00:08:36,783 --> 00:08:39,286 (増田) 飲んで 飲んで。 (木下) お~! じゃ いただきます。 162 00:08:42,289 --> 00:08:44,224 (亜季) ハァ~! すごい! 163 00:08:44,291 --> 00:08:47,227 えっ 前に比べて 格段においしくなってませんか? 164 00:08:47,294 --> 00:08:49,229 最近になって製法を変えてみたの。 165 00:08:49,296 --> 00:08:51,231 野菜や果物を保存する時に→ 166 00:08:51,298 --> 00:08:54,735 低温スチームで下処理したら 甘みが ぐっと増して! 167 00:08:54,801 --> 00:08:58,739 自分でも納得できるものが やっとできた。 168 00:08:58,805 --> 00:09:01,742 (亜季) やっぱり すごいですね 柚木さん。 169 00:09:01,808 --> 00:09:05,178 私なんて まだまだだよ。 170 00:09:05,245 --> 00:09:08,682 けど この企画だけは 絶対 通してみせるから。 171 00:09:08,749 --> 00:09:10,684 (部員) 柚木さん ちょっといいですか? 172 00:09:10,751 --> 00:09:12,753 (柚木) あっ 今 行く。 173 00:09:14,254 --> 00:09:16,189 (部員) 試飲してもらっていいですか? (柚木) 分かりました。 174 00:09:16,256 --> 00:09:19,192 (亜季) 何か柚木さん いつになく気合入ってませんか? 175 00:09:19,259 --> 00:09:23,196 (土居) まぁ そりゃ 高梨部長のことがあるからね。 176 00:09:23,263 --> 00:09:24,765 (亜季) ん? 177 00:09:26,767 --> 00:09:29,202 (小声で) いや ほら 部長ってさ→ 178 00:09:29,269 --> 00:09:31,204 カメレオンティーを 開発してる時に→ 179 00:09:31,271 --> 00:09:33,707 何人かに手伝わせてたでしょ。 180 00:09:33,774 --> 00:09:36,710 確か 藤崎さんも。 (亜季) あっ はい ほんの少しだけ。 181 00:09:36,777 --> 00:09:39,212 (小声で) 柚木さんも その手伝いに一度→ 182 00:09:39,279 --> 00:09:41,214 呼ばれたことが あったんだけどね…。 183 00:09:41,281 --> 00:09:43,717 (高梨)〔あなたはどう思う? このドリンク〕 184 00:09:43,784 --> 00:09:46,219 〔もう少し 配合バランスを調整して→ 185 00:09:46,286 --> 00:09:49,222 香りが立つようにしては どうかと…〕 186 00:09:49,289 --> 00:09:51,224 〔それから 抽出時間…〕 187 00:09:51,291 --> 00:09:53,226 (高梨)〔そう 分かった もういい〕 188 00:09:53,293 --> 00:09:56,229 >> 〔えっ?〕 (高梨)〔あなたは もういいわ 戻って〕 189 00:09:56,296 --> 00:09:59,733 〔窪地君 ちょっと来てくれる?〕 >> 〔はい〕 190 00:09:59,800 --> 00:10:02,235 (高梨)〔あなたはどう思う? このドリンク〕 191 00:10:02,302 --> 00:10:03,737 〔そうですね…〕 192 00:10:03,804 --> 00:10:06,740 (土居の声) 最終的に 開発の仕上げを任されたのは→ 193 00:10:06,807 --> 00:10:08,742 窪地だった。 194 00:10:08,809 --> 00:10:11,244 いや ショックだったと思うよ 柚木さん。 195 00:10:11,311 --> 00:10:13,747 高梨部長に憧れて 頑張ってきたのに→ 196 00:10:13,814 --> 00:10:15,749 それを後輩に追い抜かれるなんて。 197 00:10:15,816 --> 00:10:17,250 (ドアが開く音) 198 00:10:17,317 --> 00:10:19,753 (窪地) これ 昨日の結果のまとめです。 199 00:10:19,820 --> 00:10:22,756 (高梨) あ~ 前回とあんまり 変わってないわね。 200 00:10:22,823 --> 00:10:25,258 ですね… 抽出方法を調整してみます。 201 00:10:25,325 --> 00:10:27,828 (高梨) そうね それでやってみて。 (窪地) はい。 202 00:10:29,830 --> 00:10:34,334 (小声で) だから 今回の仕事 そりゃ 気合も入るっしょ。 203 00:10:35,836 --> 00:10:37,771 (北脇) それは こちらにお願いします。 \はい 分かりました/ 204 00:10:37,838 --> 00:10:39,773 (五木) これは どちらに? 205 00:10:39,840 --> 00:10:43,276 (亜季) 何ですか? これ。 (北脇) 私が取り寄せた他社の製品です。 206 00:10:43,343 --> 00:10:46,780 (亜季) えっ これ 全部買ったんですか? (北脇) ええ。 207 00:10:46,847 --> 00:10:49,282 (木下) 熊井部長 どうなってるんですか! (熊井) 常務…。 208 00:10:49,349 --> 00:10:51,284 (木下) 知財部から上がってきた 請求書→ 209 00:10:51,351 --> 00:10:53,787 今月の予算 とっくに超えてるじゃないか! 210 00:10:53,854 --> 00:10:55,789 (松尾) 何 知財部だけ 勝手なことしてんすか。 211 00:10:55,856 --> 00:10:57,791 (社員) そうですよ! それは その…。 212 00:10:57,858 --> 00:11:00,293 (北脇) 知財業務には お金がかかるんです。 213 00:11:00,360 --> 00:11:03,797 必要な特許の出願や 維持にかかる もろもろの手数料。 214 00:11:03,864 --> 00:11:05,732 侵害予防調査にかかる費用。 215 00:11:05,799 --> 00:11:07,734 それに→ 216 00:11:07,801 --> 00:11:09,736 他社が月夜野の特許権を 侵害していないかを→ 217 00:11:09,803 --> 00:11:11,738 調査するための費用など。 218 00:11:11,805 --> 00:11:13,740 知財は会社にとっての 大きな財産です。 219 00:11:13,807 --> 00:11:15,742 財産を守るために→ 220 00:11:15,809 --> 00:11:17,744 費用が必要なのは 当然なことでしょう。 221 00:11:17,811 --> 00:11:20,247 いや うちの部署だって お金は必要ですよ! 222 00:11:20,313 --> 00:11:23,250 (社員) うちもだ! (北脇) 営業部の経費を調べましたが→ 223 00:11:23,316 --> 00:11:27,254 大半が取引先への 過剰な接待交際費でしたね。 224 00:11:27,320 --> 00:11:28,755 えっ それは…。 225 00:11:28,822 --> 00:11:33,260 (北脇) 他にも社員たちによる 親睦会という名の飲み会など→ 226 00:11:33,326 --> 00:11:35,262 今の時代 必要のない出費でしょう。 227 00:11:35,328 --> 00:11:37,764 えっと~…。 228 00:11:37,831 --> 00:11:40,267 熊井さん…。 (北脇) 他の部署もそうです。 229 00:11:40,333 --> 00:11:43,270 業務に不必要な出費が多過ぎる。 230 00:11:43,336 --> 00:11:46,773 それを削ればいいだけの話では。 231 00:11:46,840 --> 00:11:49,276 第一 私は 社長から→ 232 00:11:49,342 --> 00:11:51,778 知財に関する一切のことを 任されているんです。 233 00:11:51,845 --> 00:11:54,281 >> 社長から? >> あぁ そういえば社長→ 234 00:11:54,347 --> 00:11:56,783 この間の落合製菓の 業務提携の件で→ 235 00:11:56,850 --> 00:11:59,286 北脇さんのこと えらく気に入ったみたいで。 236 00:11:59,352 --> 00:12:04,224 〔これからも知財に関することは 全部 北脇君に任せるからな〕 237 00:12:04,291 --> 00:12:08,228 〔予算も気にせんでええから なんぼでも使うてや〕 238 00:12:08,295 --> 00:12:10,230 えっ…。 (北脇) つまり→ 239 00:12:10,297 --> 00:12:13,734 私の決定は 社長の決定ということです。 240 00:12:13,800 --> 00:12:16,736 文句があるのでしたら 社長にどうぞ。 241 00:12:16,803 --> 00:12:19,739 では 用があるので。 242 00:12:19,806 --> 00:12:23,243 (熊井) すいません 私も…。 243 00:12:23,310 --> 00:12:25,745 (亜季) あの 私は…。 244 00:12:25,812 --> 00:12:28,248 まぁ 社長が言うなら仕方がない。 245 00:12:28,315 --> 00:12:31,751 いや そんな 常務~。 246 00:12:31,818 --> 00:12:35,255 とにかく 君! 何とかしなさい。 247 00:12:35,322 --> 00:12:39,826 頼むよ藤崎 俺たちも今までの やり方ってのが あるんだから。 248 00:12:41,328 --> 00:12:43,263 (亜季) ハァ…。 249 00:12:43,330 --> 00:12:45,765 (五木) お疲れさま 大変みたいだね。 250 00:12:45,832 --> 00:12:47,767 (亜季) すいません うちの上司が→ 251 00:12:47,834 --> 00:12:50,270 いろんなところに ご迷惑おかけして。 252 00:12:50,337 --> 00:12:53,773 俺は嫌いじゃないけどな 北脇さん。 253 00:12:53,840 --> 00:12:56,777 やり方が少し強引なのは 考えものだけど→ 254 00:12:56,843 --> 00:13:00,280 言ってることは間違ってないし あの人が来てから→ 255 00:13:00,347 --> 00:13:03,283 これまでのうちが どれだけ知財の意識が低くて→ 256 00:13:03,350 --> 00:13:06,219 なあなあで済ませてきたのか 思い知ったよ。 257 00:13:06,286 --> 00:13:07,721 (亜季) そうですね…。 258 00:13:07,787 --> 00:13:10,724 私も もっと勉強しないとって 思いました。 259 00:13:10,790 --> 00:13:13,226 俺もだよ お互い頑張ろうね。 260 00:13:13,293 --> 00:13:15,729 (亜季) はい いただきます。 261 00:13:15,795 --> 00:13:19,799 「さららら ぐぐぐん」。 (キーボードを打つ音) 262 00:13:21,301 --> 00:13:22,736 (クリック音) 263 00:13:22,802 --> 00:13:25,739 さすがに それでは ヒットしないと思いますよ。 264 00:13:25,806 --> 00:13:28,742 (亜季) ですね… あっ じゃあ→ 265 00:13:28,808 --> 00:13:33,813 「色が変わる お茶」。 (キーボードを打つ音) 266 00:13:34,814 --> 00:13:36,750 あれ? >> 「お茶」ではなく→ 267 00:13:36,816 --> 00:13:39,252 「茶」の方がいいかもしれません。 (亜季) なるほどです。 268 00:13:39,319 --> 00:13:41,254 ありがとうございます。 269 00:13:41,321 --> 00:13:43,823 (キーボードを打つ音) 270 00:13:44,825 --> 00:13:46,259 お~ 出た! 271 00:13:46,326 --> 00:13:50,263 えっ これも一つ一つ 検証するってことですか? 272 00:13:50,330 --> 00:13:52,766 (熊井) そういうことです 先は長いですよ。 273 00:13:52,832 --> 00:13:54,267 (亜季) うわぁ…。 274 00:13:54,334 --> 00:13:56,336 はい! よし。 275 00:13:57,837 --> 00:14:00,774 これも侵害予防調査 したんですかね? 276 00:14:00,840 --> 00:14:03,276 (熊井) あぁ そのスムージーなら 先月 私が調査を。 277 00:14:03,343 --> 00:14:05,712 問題なしでした。 (亜季) あっ そうですか。 278 00:14:05,779 --> 00:14:08,782 >> じゃ 頑張ってください。 (亜季) ありがとうございます! 279 00:14:11,284 --> 00:14:13,220 (柚木)〔最近になって 製法を変えてみたの〕 280 00:14:13,286 --> 00:14:15,222 〔野菜や果物を保存する時に→ 281 00:14:15,288 --> 00:14:19,292 低温スチームで下処理したら 甘みが ぐっと増して!〕 282 00:14:22,796 --> 00:14:29,302 (亜季 キーボードを打つ音) 283 00:14:34,307 --> 00:14:35,809 (亜季) えっ…。 284 00:14:40,814 --> 00:14:42,315 (クリック音) 285 00:14:45,318 --> 00:14:47,254 (北脇) なるほど。 (亜季) あっ! 286 00:14:47,320 --> 00:14:49,756 あの これって…。 287 00:14:49,823 --> 00:14:51,758 (北脇) 特許権を侵害していますね。 288 00:14:51,825 --> 00:14:53,260 (亜季) えっ…。 289 00:14:53,326 --> 00:14:55,762 (北脇) これは開発中の製品ですか? 290 00:14:55,829 --> 00:14:58,265 (亜季) 開発は ほぼ終わってて→ 291 00:14:58,331 --> 00:15:00,267 来週 先方にプレゼンが…。 292 00:15:00,333 --> 00:15:02,269 (北脇) では そのプレゼンは 中止にしてください。 293 00:15:02,335 --> 00:15:03,770 (亜季) えっ…。 294 00:15:03,837 --> 00:15:07,707 (北脇) 他社の特許権に抵触している以上 商品化はできません。 295 00:15:07,774 --> 00:15:11,711 どうしてもというなら 他社の特許を無効化するのか→ 296 00:15:11,778 --> 00:15:16,216 ライセンス料を支払うのか もしくは製造方法を変えるか。 297 00:15:16,283 --> 00:15:19,219 (亜季) えっ 今から そんなこと さすがに無理だと思います。 298 00:15:19,286 --> 00:15:22,289 (北脇) では 商品化は諦めることですね。 299 00:15:25,292 --> 00:15:27,227 (亜季) ハァ…。 300 00:15:27,294 --> 00:15:29,296 (リリイの鳴き声) 301 00:15:32,299 --> 00:15:34,301 (亜季) ハァ…。 302 00:15:36,303 --> 00:15:38,738 (ゆみ) どうしたの? 亜季 何かあった? 303 00:15:38,805 --> 00:15:40,740 (亜季) あっ… ううん。 304 00:15:40,807 --> 00:15:44,744 あっ そういえばさ 「ふてぶてリリイ」の件→ 305 00:15:44,811 --> 00:15:47,247 ゆみが先に販売してた っていう証拠→ 306 00:15:47,314 --> 00:15:49,249 ちゃんと向こうに突き付けた? 307 00:15:49,316 --> 00:15:52,252 もちろん! こっちが戦う姿勢見せたら→ 308 00:15:52,319 --> 00:15:55,755 相手は何も言ってこなくなったよ。 (亜季) あぁ そうなんだ。 309 00:15:55,822 --> 00:15:58,758 うん それで これから 亜季が教えてくれたみたいに→ 310 00:15:58,825 --> 00:16:01,761 商標の権利を取り返せるよう やってみるつもり。 311 00:16:01,828 --> 00:16:04,698 (亜季) 大丈夫 きっと取り返せるはずだから。 312 00:16:04,764 --> 00:16:07,701 うん 自分のブランドだからこそ→ 313 00:16:07,767 --> 00:16:11,204 私自身がちゃんと 大切にしたいなって改めて思った。 314 00:16:11,271 --> 00:16:14,708 亜季のおかげだよ ホントありがとね。 315 00:16:14,774 --> 00:16:16,209 (亜季) ううん。 316 00:16:16,276 --> 00:16:18,211 >> こんばんは~! (ゆみ) あっ いらっしゃいませ。 317 00:16:18,278 --> 00:16:21,715 あれ? 亜季もいたの? (亜季) どうも…。 318 00:16:21,781 --> 00:16:24,718 >> 一緒にいい? (亜季) あっ もちろんです…。 319 00:16:24,784 --> 00:16:28,722 (ゆみ) 何か食べます? >> あっ え~っとね 私もカレー。 320 00:16:28,788 --> 00:16:30,724 あ~ もうクタクタ~! 321 00:16:30,790 --> 00:16:32,726 お仕事 大変なんですか? 322 00:16:32,792 --> 00:16:35,228 ん~ まぁ 大変だけど→ 323 00:16:35,295 --> 00:16:38,732 もうすぐ商品化しそうなの 私の自信作! 324 00:16:38,798 --> 00:16:41,735 ねっ 亜季! (亜季) フフフ…。 325 00:16:41,801 --> 00:16:43,737 (ゆみ) わ~! それ 超楽しみ! 326 00:16:43,803 --> 00:16:46,740 それって私も買えます? >> うん もちろん。 327 00:16:46,806 --> 00:16:49,242 多分ね ゆみちゃん 絶対 好きだと思うよ。 328 00:16:49,309 --> 00:16:51,244 (ゆみ) どんな感じですか? 329 00:16:51,311 --> 00:16:55,248 ☏(着信音) 330 00:16:55,315 --> 00:16:56,750 (高梨) はい。 331 00:16:56,816 --> 00:16:58,818 ☏(北脇) 北脇です。 332 00:17:14,000 --> 00:17:16,936 (足音) 333 00:17:17,003 --> 00:17:21,007 おはようございます 朝早くから侵害予防調査ですか。 334 00:17:26,513 --> 00:17:29,949 (亜季) あの部長 昨日の スムージーの件なんですけど→ 335 00:17:30,016 --> 00:17:32,952 実は…。 >> あぁ そのことなら聞きましたよ。 336 00:17:33,019 --> 00:17:34,454 (亜季) えっ? 337 00:17:34,521 --> 00:17:36,389 特許侵害? 338 00:17:36,456 --> 00:17:38,391 (高梨) 確認を怠ったせいね。 339 00:17:38,458 --> 00:17:40,894 オレンジリーフカフェと 話をしてきたけど→ 340 00:17:40,960 --> 00:17:42,395 先方も さすがに→ 341 00:17:42,462 --> 00:17:45,398 ライセンス料を払うのは 難しいとの判断で→ 342 00:17:45,465 --> 00:17:49,402 あなたの開発したスムージーは 見合わせることになった。 343 00:17:49,469 --> 00:17:52,405 じゃあ この企画は どうなるんですか? 344 00:17:52,472 --> 00:17:55,408 (高梨) そのことだけど… 窪地君。 345 00:17:55,475 --> 00:17:57,410 俺も自分なりに 案を出してたんです。 346 00:17:57,477 --> 00:17:59,913 それを先方が覚えてくれてて。 347 00:17:59,979 --> 00:18:02,415 (高梨) 改善案を話したら かなり興味を持ってくれた。 348 00:18:02,482 --> 00:18:04,417 だから 来週のプレゼンでは→ 349 00:18:04,484 --> 00:18:07,921 あなたの代わりに 窪地君の案を提出する。 350 00:18:07,987 --> 00:18:09,989 いいわね? 351 00:18:09,989 --> 00:18:22,502 ♪~ 352 00:18:22,502 --> 00:18:24,504 ハァ…。 353 00:18:26,005 --> 00:18:27,440 (亜季) 柚木さん。 354 00:18:27,507 --> 00:18:29,008 あっ…。 355 00:18:31,010 --> 00:18:34,013 (亜季) すみません すぐに言うべきだったんですけど。 356 00:18:37,517 --> 00:18:39,953 たった一つ 権利 引っかかってるだけで→ 357 00:18:40,019 --> 00:18:44,023 今まで作ってきたもの 全部ダメになるなんてね。 358 00:18:47,527 --> 00:18:49,462 はい どうぞ。 >> ありがとうございます。 359 00:18:49,529 --> 00:18:51,965 (亜季) 北脇さん… もう少し やり方っていうか→ 360 00:18:52,031 --> 00:18:54,467 開発者の気持ちを 考えてほしいんですけど…。 361 00:18:54,534 --> 00:18:56,469 気持ちねぇ。 362 00:18:56,536 --> 00:18:58,972 まっ 特許には 努力賞なんてないからね。 363 00:18:59,038 --> 00:19:02,475 (亜季) 残酷過ぎませんか? 知財の仕事って。 364 00:19:02,542 --> 00:19:06,479 そうね 藤崎ちゃんみたいな子には 特にね。 365 00:19:06,546 --> 00:19:08,982 はい 食べな。 366 00:19:09,048 --> 00:19:12,485 (亜季) 子供扱いしないでください。 >> だって かわいいんだもん。 367 00:19:12,552 --> 00:19:16,489 ほら 食べて元気に仕事して よしよし。 368 00:19:16,556 --> 00:19:18,992 はい あ~ん。 369 00:19:19,058 --> 00:19:21,060 あぁ かわいい。 370 00:19:22,562 --> 00:19:24,497 先方とは 何度もやりとりを重ねて→ 371 00:19:24,564 --> 00:19:27,000 納得してもらえるものを 作ってきたつもりです。 372 00:19:27,066 --> 00:19:29,002 それを全て捨てるのは→ 373 00:19:29,068 --> 00:19:32,005 先方にとっても 本意ではないはずです。 374 00:19:32,071 --> 00:19:36,009 もう一度 チャンスをください お願いします! 375 00:19:39,012 --> 00:19:41,514 (高梨) プレゼンまで時間はないわよ? 376 00:19:43,016 --> 00:19:44,951 はい! 377 00:19:45,018 --> 00:19:47,954 (亜季) じゃあ プレゼンには 窪地君と柚木さんのドリンク→ 378 00:19:48,021 --> 00:19:50,456 2つ出すってことですか? >> うん。 379 00:19:50,523 --> 00:19:52,959 でも それまでには 特許を侵害しないような→ 380 00:19:53,026 --> 00:19:54,961 新しい製造方法を 見つけなきゃいけない。 381 00:19:55,028 --> 00:19:56,963 (亜季) 私も手伝います! 382 00:19:57,030 --> 00:19:58,965 柚木さんのお手伝いを? 383 00:19:59,032 --> 00:20:00,967 (亜季) もちろん カメレオンティーの 侵害予防調査も→ 384 00:20:01,034 --> 00:20:04,470 ちゃんと進めますので。 >> なるほど なるほど。 385 00:20:04,537 --> 00:20:07,540 しかし かなり大変なのでは? 386 00:20:09,042 --> 00:20:11,044 (亜季) やらせてください! 387 00:20:13,379 --> 00:20:17,317 ベースとしては野菜や果物に 牛乳を加えて作ってるんだけど→ 388 00:20:17,383 --> 00:20:21,321 問題は甘みが足りないこと しかも 先方からは→ 389 00:20:21,387 --> 00:20:23,323 糖類は使わないでほしいって 言われてるの。 390 00:20:23,389 --> 00:20:26,326 (亜季) それで 低温スチームを使って→ 391 00:20:26,392 --> 00:20:29,329 野菜の甘みを引き出す保存方法を 思い付いたってわけですか。 392 00:20:29,395 --> 00:20:30,830 そう。 393 00:20:30,897 --> 00:20:33,833 でも もう既に特許があった…。 394 00:20:33,900 --> 00:20:37,337 こうなったら 別の方法を見つけ出すしかない。 395 00:20:37,403 --> 00:20:38,838 (亜季) はい。 396 00:20:38,905 --> 00:20:42,842 柚木さん 今からじゃ さすがに 厳しいんじゃないっすか? 397 00:20:42,909 --> 00:20:45,411 あまり無理されず。 398 00:20:47,914 --> 00:20:49,916 ありがとう。 399 00:20:51,417 --> 00:20:54,854 (亜季) あっ… これ 使うなら…。 400 00:20:54,921 --> 00:20:56,856 (窪地) いいえ。 401 00:20:56,923 --> 00:20:59,859 ごゆっくり。 402 00:20:59,926 --> 00:21:01,861 (ドアを開ける音) 403 00:21:01,928 --> 00:21:03,930 (ドアを閉める音) 404 00:21:03,930 --> 00:21:09,369 ♪~ 405 00:21:09,369 --> 00:21:13,306 お前ら 同じ開発部なんだから 仲良くしろよ。 406 00:21:13,373 --> 00:21:16,309 別に 仕事に なれ合いなんか 必要ないっすよ。 407 00:21:16,376 --> 00:21:19,379 (土居) う~わ 何 北脇さんみたいなこと 言ってない? 408 00:21:26,386 --> 00:21:30,390 まだ甘みが足りないな どう思う? 亜季。 409 00:21:31,891 --> 00:21:33,826 亜季? 410 00:21:33,893 --> 00:21:35,328 (亜季) ん? 411 00:21:35,395 --> 00:21:38,898 あっ すみません すぐに数値 調べますね。 412 00:21:40,400 --> 00:21:42,335 (ゆみの声) 柚木さんの手伝いもしながら→ 413 00:21:42,402 --> 00:21:46,339 自分の仕事もって ねぇ それ 大丈夫なの? 414 00:21:46,406 --> 00:21:49,342 (亜季) 大丈夫。 (ゆみ) けどさぁ…。 415 00:21:49,409 --> 00:21:54,414 (亜季) これね 北脇さんが 私に任せてくれた仕事なの。 416 00:21:57,417 --> 00:22:01,854 (亜季) あの人 今まで全然相手に してくれなかったんだけど→ 417 00:22:01,921 --> 00:22:04,424 初めて私に。 418 00:22:06,359 --> 00:22:09,295 だから頑張りたくて。 419 00:22:09,362 --> 00:22:12,865 そっか なら応援してる。 420 00:22:14,867 --> 00:22:18,304 よっ! はい~ 差し入れ! 421 00:22:18,371 --> 00:22:20,306 好きでしょ 亜季。 (亜季) あっ…。 422 00:22:20,373 --> 00:22:23,810 ありがとう。 >> たまには息抜きしなよ? 423 00:22:23,876 --> 00:22:25,311 (亜季) うん。 📱(振動音) 424 00:22:25,378 --> 00:22:28,314 📱(振動音) 425 00:22:28,381 --> 00:22:30,383 (亜季) 柚木さんだ。 📱(振動音) 426 00:22:31,884 --> 00:22:33,820 (亜季) はい。 427 00:22:33,886 --> 00:22:35,822 えっ? 428 00:22:35,888 --> 00:22:38,324 (木下) どういうことですか 熊井部長! 429 00:22:38,391 --> 00:22:41,327 川上化成は うちの得意先ですよ。 430 00:22:41,394 --> 00:22:44,831 はい それは重々 承知しておりまして…。 431 00:22:44,897 --> 00:22:48,334 (北脇) この川上化成の製品に 使われている→ 432 00:22:48,401 --> 00:22:50,336 ボトルキャップの技術ですが→ 433 00:22:50,403 --> 00:22:52,839 月夜野が特許権を 取得しているものであり→ 434 00:22:52,905 --> 00:22:54,841 長年 無断で使用されていました。 435 00:22:54,907 --> 00:22:58,344 なので その警告をすべきかと。 >> でも 警告なんて…。 436 00:22:58,411 --> 00:23:01,848 ここは穏便に済ませましょうよ お世話になってる会社ですし。 437 00:23:01,914 --> 00:23:05,351 (北脇) 詳しく調べたところ この特許権侵害は意図的で→ 438 00:23:05,418 --> 00:23:07,286 かなり悪質なものです。 439 00:23:07,353 --> 00:23:09,789 月夜野の利益を 大きく損なうものであり→ 440 00:23:09,856 --> 00:23:11,791 見過ごすことはできません。 441 00:23:11,858 --> 00:23:14,293 (高梨) そこを見過ごしてほしいと 言ってるんです。 442 00:23:14,360 --> 00:23:17,296 川上化成には カメレオンティーに関しても→ 443 00:23:17,363 --> 00:23:19,298 ご協力いただくことに なっています。 444 00:23:19,365 --> 00:23:22,802 もし 今回のことが原因で 先方が月夜野との取引を→ 445 00:23:22,869 --> 00:23:25,304 中止するような ことにでもなれば→ 446 00:23:25,371 --> 00:23:27,807 プロジェクトに 大きな支障を来します。 447 00:23:27,874 --> 00:23:31,377 警告は取り下げてください。 448 00:23:36,883 --> 00:23:40,820 (北脇) 今回の件は カメレオンティーとは 何ら関係のないものです。 449 00:23:40,887 --> 00:23:43,823 なので 割り切って 考えればいいだけの話です。 450 00:23:43,890 --> 00:23:46,826 (高梨) そう簡単に割り切れないのが ビジネスというものでしょう。 451 00:23:46,893 --> 00:23:50,396 (北脇) 割り切ってこそ ビジネスという ものではないですか。 452 00:23:52,398 --> 00:23:54,333 それに 前にも言いましたが→ 453 00:23:54,400 --> 00:23:58,337 私は社長から 知財に関する 一切のことを任されています。 454 00:23:58,404 --> 00:24:03,342 つまり 私の決定は 社長の決定ということです。 455 00:24:03,409 --> 00:24:05,344 出た 伝家の宝刀。 456 00:24:05,411 --> 00:24:09,782 (高梨) そうですか ただ お言葉ですが→ 457 00:24:09,849 --> 00:24:14,287 私も社長から 開発に関する 一切を任されておりまして。 458 00:24:14,353 --> 00:24:19,792 つまり 私の決定も 社長の決定ということです。 459 00:24:19,859 --> 00:24:21,794 (亜季) 社長が2人…。 460 00:24:21,861 --> 00:24:23,296 あっ すいません…。 461 00:24:23,362 --> 00:24:25,298 (松尾) 本物の社長 呼びましょうか。 >> うん…。 462 00:24:25,364 --> 00:24:28,301 ううん…! 余計 混乱する。 463 00:24:28,367 --> 00:24:32,305 (高梨) 北脇さん あなた 前におっしゃいましたよね。 464 00:24:32,371 --> 00:24:34,807 「カメレオンティーの 製品化に向けて→ 465 00:24:34,874 --> 00:24:38,811 知財部も できる限り協力をする」と。 466 00:24:38,878 --> 00:24:41,314 (亜季) 確かに…。 (柚木) 言ってました! 467 00:24:41,380 --> 00:24:45,318 (北脇) その言葉 少し違いますね。 468 00:24:45,384 --> 00:24:49,322 確かに 私は 「協力する」とは言いました。 469 00:24:49,388 --> 00:24:53,326 ただし 「できる限り」とは 言っていません。 470 00:24:53,392 --> 00:24:57,330 〔我々 知財部も できうる限りの協力をします〕 471 00:24:57,396 --> 00:25:00,333 「できうる限り」と言ったんです。 472 00:25:00,399 --> 00:25:01,834 (柚木) はぁ!? 473 00:25:01,901 --> 00:25:04,337 それって 同じ意味じゃ…。 (北脇) 違います。 474 00:25:04,403 --> 00:25:07,773 「できる限り」というのは その目的達成のために→ 475 00:25:07,840 --> 00:25:10,276 最大限の努力をする という意味です。 476 00:25:10,343 --> 00:25:13,279 しかし 「できうる限り」の場合→ 477 00:25:13,346 --> 00:25:18,284 「できる可能性があるのならば やる」という意味が含まれます。 478 00:25:18,351 --> 00:25:21,287 従って 努力にも限界があり→ 479 00:25:21,354 --> 00:25:23,289 状況によっては 協力できないかもしれない→ 480 00:25:23,356 --> 00:25:27,293 …というニュアンスが 込められているんです。 481 00:25:27,360 --> 00:25:30,296 なので 何も矛盾はしていません。 482 00:25:30,363 --> 00:25:32,298 いや けど そんなのヘリクツでしょ。 483 00:25:32,365 --> 00:25:36,369 (北脇) だから ヘリクツも 立派な理屈ということです。 484 00:25:38,371 --> 00:25:40,806 (松尾) まぁ とにかく この件については→ 485 00:25:40,873 --> 00:25:44,310 一度 私の方から先方に それとな~く伝えてみますので。 486 00:25:44,377 --> 00:25:45,811 いい… いいですね! 487 00:25:45,878 --> 00:25:48,814 まずは… まずは それで 様子を見てみるということで→ 488 00:25:48,881 --> 00:25:51,817 ねぇ 常務。 >> そうだね! ん~…。 489 00:25:51,884 --> 00:25:54,820 2人とも それでどうだろう? 490 00:25:54,887 --> 00:25:56,822 (高梨) ええ。 (北脇) ひとまず それで。 491 00:25:56,889 --> 00:25:58,891 (松尾:熊井) ありがとうございます! 492 00:25:58,891 --> 00:26:05,398 ♪~ 493 00:26:05,398 --> 00:26:11,270 (北脇 キーボードを打つ音) 494 00:26:11,337 --> 00:26:13,272 (亜季) 北脇さん→ 495 00:26:13,339 --> 00:26:16,275 ヘリクツにも程がありませんか。 496 00:26:16,342 --> 00:26:20,279 (北脇) たった一つの言葉で 意味が大きく変わる。 497 00:26:20,346 --> 00:26:22,782 言葉とは それほど 繊細なものだということです。 498 00:26:22,848 --> 00:26:24,784 (亜季) 問題は そこじゃなくて…。 499 00:26:24,850 --> 00:26:26,786 今回のことが原因で カメレオンティーが→ 500 00:26:26,852 --> 00:26:28,788 作れなくなったら どうするんですか? 501 00:26:28,854 --> 00:26:32,291 (北脇) その時は 別の会社に 協力を求めればいいでしょ。 502 00:26:32,358 --> 00:26:34,360 ハァ…。 503 00:26:35,861 --> 00:26:39,298 カメレオンティーに関する業務を 委託する会社はいくらでもある。 504 00:26:39,365 --> 00:26:44,804 でも カメレオンティーの特許は この世に一つしかないんです。 505 00:26:44,870 --> 00:26:50,876 自分たちが持つ財産の価値に もっと自覚的になるべきです。 506 00:26:52,878 --> 00:26:54,814 そういえば 君も→ 507 00:26:54,880 --> 00:26:57,817 先輩のお手伝いなんて してるようですが。 508 00:26:57,883 --> 00:26:59,318 (亜季) あれは…。 509 00:26:59,385 --> 00:27:01,887 (北脇) 侵害予防調査の方は 大丈夫ですか? 510 00:27:04,390 --> 00:27:07,326 (亜季) どちらも 手を抜いてるつもりはありません。 511 00:27:07,393 --> 00:27:09,328 (北脇) なら いいですが。 512 00:27:09,395 --> 00:27:12,331 やる以上は できうる限り→ 513 00:27:12,398 --> 00:27:15,334 いや できる限り→ 514 00:27:15,401 --> 00:27:17,837 明細書の一字一句まで→ 515 00:27:17,903 --> 00:27:20,406 見落としのないように お願いします。 516 00:27:28,547 --> 00:27:29,982 (亜季 キーボードを打つ音) 517 00:27:30,049 --> 00:27:32,985 (柚木) 亜季。 (亜季 キーボードを打つ音) 518 00:27:33,052 --> 00:27:34,987 (柚木) 亜季! 519 00:27:35,054 --> 00:27:39,058 (亜季) あっ すいません しら… 調べますね。 520 00:27:45,564 --> 00:27:47,066 (電子音) 521 00:27:48,567 --> 00:27:51,570 (亜季) これも数値下がってますね。 522 00:27:53,072 --> 00:27:57,009 そっか… やっぱり 理想的な甘みを出すには→ 523 00:27:57,076 --> 00:27:59,512 この温度のスチームが 必要になるね。 524 00:27:59,578 --> 00:28:02,014 (亜季) でも この特許には→ 525 00:28:02,081 --> 00:28:05,017 「低温スチームによる保存をした 野菜と果実→ 526 00:28:05,084 --> 00:28:08,521 および乳成分を調合したもの」 ってあります。 527 00:28:08,587 --> 00:28:12,024 今のままだと どうしても この特許に引っかかるんです。 528 00:28:12,091 --> 00:28:15,528 どこかで妥協しないと。 529 00:28:15,594 --> 00:28:18,597 もう時間もないんですから。 530 00:28:24,036 --> 00:28:25,971 亜季→ 531 00:28:26,038 --> 00:28:28,474 もういいから。 532 00:28:28,541 --> 00:28:32,978 亜季にも仕事があるでしょ そっちを優先して。 533 00:28:33,045 --> 00:28:35,981 (亜季) えっ でも どうするんですか? 柚木さんの開発。 534 00:28:36,048 --> 00:28:38,984 一人で何とかするから大丈夫。 535 00:28:39,051 --> 00:28:40,986 (亜季) 手伝います。 >> いいから! 536 00:28:41,053 --> 00:28:42,988 (亜季) えっ でも…。 >> だって 亜季→ 537 00:28:43,055 --> 00:28:45,491 作っても飲んでくれないじゃん! 538 00:28:45,558 --> 00:28:49,995 飲みもしないで すぐに数値ばっかり気にして! 539 00:28:50,062 --> 00:28:52,498 私はね→ 540 00:28:52,565 --> 00:28:55,501 何より亜季の感想が聞きたいの! 541 00:28:55,568 --> 00:28:58,504 飲んで どう思ったか まず それが聞きたい! 542 00:28:58,571 --> 00:29:01,507 細かい数字なんて その後だっていい! 543 00:29:01,574 --> 00:29:04,009 最初に飲んでくれる人に→ 544 00:29:04,076 --> 00:29:06,512 おいしいって 言ってもらわなかったら→ 545 00:29:06,579 --> 00:29:11,016 何万人という人に 出せるわけなんてないよ。 546 00:29:11,083 --> 00:29:16,021 亜季 最近 ずっと数字数字で パソコンばっかり見て→ 547 00:29:16,088 --> 00:29:18,591 北脇さんと同じだね。 548 00:29:21,093 --> 00:29:23,963 (ドアを開ける音) 549 00:29:24,029 --> 00:29:26,031 (ドアを閉める音) 550 00:29:26,031 --> 00:29:50,055 ♪~ 551 00:29:50,055 --> 00:29:52,057 (亜季) 柚木さん。 552 00:29:55,561 --> 00:29:57,563 (亜季) あの…。 553 00:29:59,064 --> 00:30:03,502 ごめん! 言い過ぎた! 554 00:30:03,569 --> 00:30:07,506 せっかく手伝ってくれてたのに。 555 00:30:07,573 --> 00:30:11,076 (亜季) 私こそ すみませんでした。 556 00:30:12,578 --> 00:30:14,513 飲んでくれた? 557 00:30:14,580 --> 00:30:18,083 (亜季) はい おいしかったです。 558 00:30:19,585 --> 00:30:21,520 けど? 559 00:30:21,587 --> 00:30:23,956 (亜季) その…→ 560 00:30:24,023 --> 00:30:28,460 やっぱり 何か足りない気がしました。 561 00:30:28,527 --> 00:30:31,463 こう… ぐるるるんっていうような→ 562 00:30:31,530 --> 00:30:33,966 何かが。 >> 何それ。 563 00:30:34,033 --> 00:30:37,469 (亜季) すみません 自分でも よく分かりません。 564 00:30:37,536 --> 00:30:41,040 やっぱり亜季は そうじゃないと。 565 00:30:42,541 --> 00:30:44,476 (柚木) これね→ 566 00:30:44,543 --> 00:30:46,979 うちの姪っ子が 誕生日のお祝いにって→ 567 00:30:47,046 --> 00:30:49,548 作ってくれたの。 (亜季) へぇ~! 568 00:30:53,552 --> 00:30:56,989 (柚木) この子。 (亜季) あ~! かわいい! 569 00:30:57,056 --> 00:30:59,491 この子 いろんなアレルギーがあって→ 570 00:30:59,558 --> 00:31:03,495 食べられるものが 制限されてるんだよね。 571 00:31:03,562 --> 00:31:06,498 そういう子たちって たくさんいるの。 572 00:31:06,565 --> 00:31:10,002 今回の企画 有機栽培をしてる農家さんが→ 573 00:31:10,069 --> 00:31:12,504 全面的に協力してくれてて→ 574 00:31:12,571 --> 00:31:15,507 そういう子たちが 安心して口にできるものが→ 575 00:31:15,574 --> 00:31:18,010 作れるかもしれないって。 576 00:31:18,077 --> 00:31:22,514 だから どうしても 製法にこだわりたかった。 577 00:31:25,017 --> 00:31:27,953 (亜季)\お待たせしました~/ (柚木)\ありがとう/ 578 00:31:28,020 --> 00:31:30,022 \じゃあ ビーカーを/ 579 00:31:31,523 --> 00:31:35,027 (柚木) よし では これが…。 580 00:31:41,033 --> 00:31:43,035 (柚木) なるほどね~。 581 00:31:47,039 --> 00:31:49,475 (高梨) カメレオンティーの追加資料です。 582 00:31:49,541 --> 00:31:51,543 (北脇) ありがとうございます。 583 00:31:53,545 --> 00:31:56,482 (高梨) 声をかけてあげたらどうです? 584 00:31:56,548 --> 00:31:57,983 (北脇) ん? 585 00:31:58,050 --> 00:32:01,053 (高梨) あなたの弟子が 困ってるようですけど。 586 00:32:02,554 --> 00:32:06,492 (北脇) 弟子? 勘弁してください。 587 00:32:06,558 --> 00:32:09,995 あれは 彼女が勝手に 首を突っ込んだ→ 588 00:32:10,062 --> 00:32:11,997 彼女の問題です。 589 00:32:12,064 --> 00:32:14,500 (高梨) あら そう。 590 00:32:14,566 --> 00:32:18,504 (北脇) 自分で起き上がれなきゃ それまでってことです。 591 00:32:18,570 --> 00:32:20,506 (高梨) そうね…。 592 00:32:20,572 --> 00:32:22,941 (北脇) そちらこそ。 593 00:32:23,008 --> 00:32:26,945 彼女があなたの一番弟子だと 思っていましたが。 594 00:32:27,012 --> 00:32:29,515 声をかけてあげないんですか? 595 00:32:34,019 --> 00:32:37,022 (高梨) 北脇さんと同じですよ。 596 00:32:37,022 --> 00:32:44,029 ♪~ 597 00:32:44,029 --> 00:32:48,967 ダメだ… 何にも手が見つからない。 598 00:32:49,034 --> 00:32:51,537 ハァ…。 599 00:32:54,540 --> 00:32:56,976 (亜季) 柚木さん。 (柚木) ん? 600 00:32:57,042 --> 00:33:00,479 (亜季) あしたのお休み ドライブでも行きませんか? 601 00:33:00,546 --> 00:33:02,481 はぁ? 602 00:33:02,548 --> 00:33:05,984 (亜季) その… 息抜きがてらに。 603 00:33:06,051 --> 00:33:09,488 もし よかったら 今回 お世話になってる→ 604 00:33:09,555 --> 00:33:12,491 有機農園に行ってみたいなって。 605 00:33:12,558 --> 00:33:16,996 いや何か 私 頭でっかちになっちゃってて→ 606 00:33:17,062 --> 00:33:19,998 実際 どんなふうに 野菜が作られてるんだろうとか→ 607 00:33:20,065 --> 00:33:24,436 何も知らないまま 数字だけ見てたから。 608 00:33:24,503 --> 00:33:28,440 …って そんな場合じゃ ないですよね すいません。 609 00:33:28,507 --> 00:33:30,442 フフフ…。 610 00:33:30,509 --> 00:33:34,012 やっぱり亜季は そうじゃないと。 611 00:33:36,015 --> 00:33:39,017 行ってみようか。 (亜季) はい! 612 00:33:39,017 --> 00:33:46,025 ♪~ 613 00:33:46,025 --> 00:33:48,460 (亜季) うわぁ~! 614 00:33:48,527 --> 00:33:50,529 (柚木) うわぁ! 615 00:33:52,030 --> 00:33:53,966 (亜季) 皆さん 休日なのに 付き合ってくれて→ 616 00:33:54,032 --> 00:33:55,968 ありがとうございます。 617 00:33:56,034 --> 00:33:57,970 この企画は俺の案件でもあるし→ 618 00:33:58,036 --> 00:34:00,973 いいもの作ってくれるなら いくらだって協力するよ。 619 00:34:01,039 --> 00:34:02,474 なぁ 五木。 620 00:34:02,541 --> 00:34:05,978 まぁ 柚木とは同期なんで 運転手ぐらいなら いくらでも。 621 00:34:06,044 --> 00:34:07,980 ありがと 五木君! 622 00:34:08,046 --> 00:34:11,984 それにさ 大自然の中 こうしてると 何か→ 623 00:34:12,050 --> 00:34:14,987 ダブルデートって感じしない? (亜季) えっ…。 624 00:34:15,053 --> 00:34:16,989 >> ねぇ 柚木さん。 >> ないです。 625 00:34:17,055 --> 00:34:18,991 ないよね ハハハ…! 626 00:34:19,058 --> 00:34:21,493 カウントされてないな 僕。 627 00:34:21,560 --> 00:34:23,495 (今井) いらっしゃ~い! (柚木) あっ! 628 00:34:23,562 --> 00:34:25,497 今井さん! お世話になります! 629 00:34:25,564 --> 00:34:27,566 (亜季) お世話になりま~す! 630 00:34:29,067 --> 00:34:32,504 (今井) うちでは農薬や化学肥料は 一切 使ってません。 631 00:34:32,571 --> 00:34:36,508 作業は大変ですけど 喜んでくれる人のために→ 632 00:34:36,575 --> 00:34:38,510 毎日 精いっぱい頑張ってます。 633 00:34:38,577 --> 00:34:40,512 (亜季) うわ~! >> あ~! 634 00:34:40,579 --> 00:34:42,581 (柚木) 大丈夫? >> ハハハ! 635 00:34:42,581 --> 00:34:50,088 ♪~ 636 00:34:50,088 --> 00:34:52,090 はい。 (亜季) ありがとうございます。 637 00:34:56,094 --> 00:34:58,530 (亜季) うん 本当においしいです! 638 00:34:58,597 --> 00:35:03,535 うん やっぱり この野菜本来の 甘みを生かしたいなって思うよ。 639 00:35:03,602 --> 00:35:09,608 (亜季) でも 今の保存方法では どうしても特許の壁が…。 640 00:35:12,611 --> 00:35:16,048 >> お2人も よかったらどうぞ。 (亜季) ん? ありがとうございます。 641 00:35:16,114 --> 00:35:20,052 >> ありがとうございます。 >> いや~ おいしいですね この牛乳。 642 00:35:20,118 --> 00:35:23,989 いや 牛乳じゃないんですよ これ ライスミルク。 643 00:35:24,056 --> 00:35:26,992 (亜季) ライスミルク? >> うち お米も作ってるでしょ。 644 00:35:27,059 --> 00:35:29,495 で これ 玄米でね できてんの。 645 00:35:29,561 --> 00:35:31,997 (土居) このやさしい甘みは お米だからなんですね。 646 00:35:32,064 --> 00:35:33,499 (今井) そう。 647 00:35:33,565 --> 00:35:36,502 あの そのミルク 使ってみてもいいですか? 648 00:35:36,568 --> 00:35:39,571 (今井) もちろん。 >> ありがとうございます。 649 00:35:39,571 --> 00:35:52,584 ♪~ 650 00:35:52,584 --> 00:35:54,520 めっちゃおいしい! 651 00:35:54,586 --> 00:35:58,524 (亜季) これ しっかりミルクですよ! (今井) 植物性だから→ 652 00:35:58,590 --> 00:36:01,026 乳製品 ダメな人でも これなら飲めるって→ 653 00:36:01,093 --> 00:36:04,530 喜んでもらってんだ。 >> これ 玄米が原料だから→ 654 00:36:04,596 --> 00:36:07,533 ビタミンもミネラルも たっぷりですよ! 655 00:36:07,599 --> 00:36:11,103 牛乳と間違っちゃうよ おい! 656 00:36:12,604 --> 00:36:15,040 (松尾) おいしいよね。 657 00:36:15,107 --> 00:36:18,043 (北脇)〔たった一つの言葉で 意味が大きく変わる〕 658 00:36:18,110 --> 00:36:20,045 〔明細書の一字一句まで→ 659 00:36:20,112 --> 00:36:22,548 見落としのないように お願いします〕 660 00:36:22,548 --> 00:36:32,558 ♪~ 661 00:36:32,558 --> 00:36:35,494 (亜季)「および」…。 (柚木) ライスミルクを使ったとしても→ 662 00:36:35,561 --> 00:36:39,498 結局は野菜の保存方法は 今ある特許と同じ…。 663 00:36:39,565 --> 00:36:42,000 (亜季)「および」 「および」…。 664 00:36:42,067 --> 00:36:44,002 (柚木) 亜季? (亜季)「および」…。 665 00:36:44,069 --> 00:36:46,505 どうした? 大丈夫か? 666 00:36:46,572 --> 00:36:48,006 (亜季)「および」…。 667 00:36:48,073 --> 00:36:51,577 (北脇)〔だから ヘリクツも 立派な理屈ということです〕 668 00:36:53,078 --> 00:36:55,013 (亜季)「および」! 「および」です 「および」! 669 00:36:55,080 --> 00:36:58,016 >> 「および」? (亜季)「および」。 670 00:36:58,083 --> 00:37:00,519 >> 何だよ 「および」って。 (亜季) 低温スチームは→ 671 00:37:00,586 --> 00:37:03,088 そのままでいいんです! (柚木) えっ? 672 00:37:04,690 --> 00:37:06,625 (亜季) 低温スチームは そのままでいいんです! 673 00:37:06,692 --> 00:37:08,560 えっ? どういうこと? 674 00:37:08,627 --> 00:37:12,064 (亜季) 見てください これ 今 問題になってる特許は→ 675 00:37:12,130 --> 00:37:15,567 「低温スチームによる保存をした 野菜と果実→ 676 00:37:15,634 --> 00:37:19,071 および乳成分を調合したもの」 ってあります。 677 00:37:19,137 --> 00:37:21,573 この「および」です。 678 00:37:21,640 --> 00:37:26,578 「または」とか 「あるいは」とかじゃなくて→ 679 00:37:26,645 --> 00:37:28,580 「および」! >> だから その→ 680 00:37:28,647 --> 00:37:31,083 「および」が何なんだよ。 (亜季) だから その…→ 681 00:37:31,149 --> 00:37:34,086 一つのセットとして 扱われてるってことです。 682 00:37:34,152 --> 00:37:36,088 一つのセット? 683 00:37:36,154 --> 00:37:39,091 (亜季) だから その~…。 >> あっ…。 684 00:37:39,157 --> 00:37:43,095 「A B C」っていう 要素でできた発明があるとして→ 685 00:37:43,161 --> 00:37:45,097 「A B およびC」っていう 書き方だと→ 686 00:37:45,163 --> 00:37:47,599 「A B C」が一つのセットに なるってことかな。 687 00:37:47,666 --> 00:37:49,601 (亜季) そうです そうです だから その→ 688 00:37:49,668 --> 00:37:53,605 「C」を「D」に 入れ替えたとしたら…。 689 00:37:53,672 --> 00:37:56,108 「A B D」というセットになる。 690 00:37:56,174 --> 00:38:00,112 (亜季) はい! 「A B C」とは 違うものになるんです。 691 00:38:00,178 --> 00:38:02,614 >> 何となく分かってきた! >> はいはいはい…。 692 00:38:02,681 --> 00:38:04,616 (松尾) 待て待て待て 置いてくな 置いてくな。 693 00:38:04,683 --> 00:38:07,052 ちゃんと説明しろ! (亜季) だから その… えっと…→ 694 00:38:07,119 --> 00:38:09,554 「および」という言葉に 続いている→ 695 00:38:09,621 --> 00:38:12,057 この「C」に当たる要素→ 696 00:38:12,124 --> 00:38:15,560 「乳成分を調合したもの」の→ 697 00:38:15,627 --> 00:38:19,564 「乳成分」を「ライスミルク」に 置き換えるんです。 698 00:38:19,631 --> 00:38:21,066 そうなると…。 699 00:38:21,133 --> 00:38:24,069 「A B C」というセットから→ 700 00:38:24,136 --> 00:38:27,572 「A B D」という 別物のセットになる。 701 00:38:27,639 --> 00:38:31,076 (亜季) つまり 「A」と「B」は そのままでいい。 702 00:38:31,143 --> 00:38:36,081 低温スチームを使った 野菜の保存方法を変えなくても→ 703 00:38:36,148 --> 00:38:41,086 特許を侵害しなくなる ってことです! 704 00:38:41,153 --> 00:38:43,588 >> なるほど! >> 何 マジで? 705 00:38:43,655 --> 00:38:47,092 まぁ 黒いボールペンと 赤いボールペンくらいの違いだけど…。 706 00:38:47,159 --> 00:38:49,094 お~ 出た そのヘリクツ! 707 00:38:49,161 --> 00:38:51,596 (亜季) ヘリクツも立派な理屈です。 708 00:38:51,663 --> 00:38:54,599 特許は言葉による陣取り合戦。 709 00:38:54,666 --> 00:38:59,604 相手の陣地に ほんの少しだけ 隙間があったんです。 710 00:38:59,671 --> 00:39:03,608 私たちは その隙間の陣を取ればいい。 711 00:39:03,675 --> 00:39:06,611 柚木さん これなら いけるかもしれないです。 712 00:39:06,678 --> 00:39:08,613 亜季…。 713 00:39:10,615 --> 00:39:13,051 (亜季) こちらなんですが…。 714 00:39:13,118 --> 00:39:16,555 牛乳をライスミルクに 置き換えることで→ 715 00:39:16,621 --> 00:39:19,558 特許侵害を 回避できると思うんです。 716 00:39:19,624 --> 00:39:21,626 どうでしょうか? 717 00:39:24,129 --> 00:39:27,065 (北脇) ええ これなら問題ありません。 718 00:39:27,132 --> 00:39:29,568 (亜季) やった! あっ ありがとうございます! 719 00:39:29,634 --> 00:39:33,071 北脇さんのヘリクツのおかげで 気付くことができました! 720 00:39:33,138 --> 00:39:35,073 よかった! 721 00:39:35,140 --> 00:39:37,142 ありがとうございました! 722 00:39:39,644 --> 00:39:43,081 ありがとう 亜季! よし ここまできたら→ 723 00:39:43,148 --> 00:39:47,586 絶対に完成してみせるから 亜季は自分の仕事に戻って。 724 00:39:47,652 --> 00:39:51,089 (亜季) 私も侵害予防調査 必ず仕上げます! 725 00:39:51,156 --> 00:39:53,658 >> うん! (亜季) うん! 726 00:39:57,162 --> 00:40:00,599 今回 弊社から2つの試作品を ご用意いたしました。 727 00:40:00,665 --> 00:40:04,102 御社のイメージにあった ドリンクがどちらなのか→ 728 00:40:04,169 --> 00:40:06,104 ご意見 頂ければと思います。 729 00:40:06,171 --> 00:40:09,107 (高梨) どうぞ お召し上がりください。 730 00:40:09,107 --> 00:40:36,635 ♪~ 731 00:40:39,638 --> 00:40:41,573 (担当者) ありがとうございました。 732 00:40:41,640 --> 00:40:45,076 協議の結果 今回 わが社の企画商品として→ 733 00:40:45,143 --> 00:40:47,145 選ばせていただくのは…。 734 00:40:50,148 --> 00:40:55,654 📱(振動音) 735 00:40:58,156 --> 00:41:00,158 (亜季) はい。 736 00:41:01,660 --> 00:41:04,095 📱(柚木) 負けた。 737 00:41:04,162 --> 00:41:07,532 僅差だったらしいんだけど…。 738 00:41:07,599 --> 00:41:12,037 結局は 窪地君のドリンクが選ばれた。 739 00:41:12,103 --> 00:41:14,039 (亜季) そうですか…。 740 00:41:14,105 --> 00:41:16,541 悔しいよ。 741 00:41:16,608 --> 00:41:22,113 悔しいけど 仕方ない。 742 00:41:26,117 --> 00:41:29,554 一緒に作ってくれたのに→ 743 00:41:29,621 --> 00:41:31,623 ごめんね。 744 00:41:33,625 --> 00:41:35,627 (亜季) いえ。 745 00:41:54,145 --> 00:41:56,147 (高梨) お疲れさま。 746 00:42:00,151 --> 00:42:02,087 すみませんでした。 747 00:42:02,153 --> 00:42:06,157 無理を言って プレゼンに 参加させていただいたのに…。 748 00:42:07,659 --> 00:42:10,595 今後は 窪地君のサポートにつきます。 749 00:42:10,662 --> 00:42:12,597 (高梨) 良かったわよ。 750 00:42:12,664 --> 00:42:14,666 えっ? 751 00:42:16,167 --> 00:42:18,103 (高梨) 正直に言えば→ 752 00:42:18,169 --> 00:42:21,673 私は あなたのドリンクの方が 気に入った。 753 00:42:25,677 --> 00:42:28,113 (高梨) そんなに驚くこと? 754 00:42:28,179 --> 00:42:31,683 あっ… いえ あの…。 755 00:42:33,685 --> 00:42:36,621 部長に そんなふうに 言ってもらえるとは→ 756 00:42:36,688 --> 00:42:39,624 思ってませんでした。 757 00:42:39,691 --> 00:42:44,629 カメレオンティーの開発で せっかくチャンスを頂いた時も→ 758 00:42:44,696 --> 00:42:48,700 私は全然 役に立ちませんでしたから。 759 00:42:50,702 --> 00:42:54,139 (高梨) 私が あなたたちを 手伝いに呼んだのは→ 760 00:42:54,205 --> 00:42:59,144 私とは違う視点で ものを見たり 違う意見を聞きたかったからよ。 761 00:42:59,210 --> 00:43:04,149 あなたを外したのは 役に立たなかったからじゃ ない。 762 00:43:04,215 --> 00:43:07,152 私と考えが似てたから。 763 00:43:11,656 --> 00:43:14,592 (高梨) あなたは私によく似てる。 764 00:43:14,659 --> 00:43:18,663 だから 安心して 別の開発を任せてたのよ。 765 00:43:21,166 --> 00:43:24,169 これからも 頼んだわよ。 766 00:43:27,672 --> 00:43:29,674 はい! 767 00:43:29,674 --> 00:43:41,686 ♪~ 768 00:43:41,686 --> 00:43:44,122 今日の定時が締め切りでしたか。 769 00:43:44,189 --> 00:43:47,692 無理なようでしたら…。 (亜季) あっ いえ 間に合わせます。 770 00:43:47,692 --> 00:44:05,710 ♪~ 771 00:44:05,710 --> 00:44:08,580 (亜季)「該当なし」。 772 00:44:08,646 --> 00:44:11,583 終わった~…! 773 00:44:11,649 --> 00:44:14,586 報告書 まとめなきゃ。 774 00:44:14,652 --> 00:44:17,589 (高梨) お疲れさま 頑張ってるわね。 (亜季) あっ 高梨部長! 775 00:44:17,655 --> 00:44:19,591 カメレオンティーの 侵害予防調査なんですけど…。 776 00:44:19,657 --> 00:44:23,595 (高梨) あぁ あれね よく書けてたわよ 報告書。 777 00:44:23,661 --> 00:44:25,663 (亜季) えっ? 778 00:44:50,221 --> 00:44:52,724 (北脇) 一応 間に合いましたか。 779 00:44:58,229 --> 00:45:00,732 (北脇) 要点を説明してくれますか。 780 00:45:08,173 --> 00:45:11,109 (亜季) カメレオンティーの→ 781 00:45:11,176 --> 00:45:15,113 飲んでいるうちに 飲み味が変わる技術については→ 782 00:45:15,180 --> 00:45:20,118 今 調査できる範囲では 類似の先行特許はなさそうです。 783 00:45:20,185 --> 00:45:22,120 (北脇) 変色については? 784 00:45:22,187 --> 00:45:27,125 (亜季) いくつか怪しいところがあるので 侵害に当たるかどうか→ 785 00:45:27,192 --> 00:45:30,128 又坂先生に相談した方が いいかもしれません。 786 00:45:30,195 --> 00:45:33,698 (北脇) なるほど 参考にさせてもらいます。 787 00:45:37,202 --> 00:45:39,204 (北脇) お疲れさまでした。 788 00:45:40,705 --> 00:45:42,707 (亜季) 北脇さん。 789 00:45:55,687 --> 00:45:58,623 (亜季) どういうことなんでしょうか? 790 00:45:58,690 --> 00:46:02,127 報告書って→ 791 00:46:02,193 --> 00:46:04,696 もう出してたんですか? 792 00:46:07,699 --> 00:46:10,635 (亜季) じゃあ 私がやったことって…。 793 00:46:13,138 --> 00:46:15,140 (北脇) 練習ですよ。 794 00:46:22,147 --> 00:46:27,585 (北脇) この調査結果は 非常に重要なものです。 795 00:46:27,652 --> 00:46:32,157 このプロジェクトが成功するか どうかを決めるほどの。 796 00:46:33,658 --> 00:46:38,096 この調査が初めてになる 藤崎さんには荷が重過ぎる。 797 00:46:38,163 --> 00:46:40,165 (亜季) 分かっています。 798 00:46:42,667 --> 00:46:45,103 でも ウソをつかなくても。 799 00:46:45,170 --> 00:46:48,106 (北脇) ウソはついていません。 (亜季) 私のは ただの練習だって→ 800 00:46:48,173 --> 00:46:51,109 教えてくれなかった じゃないですか。 801 00:46:51,176 --> 00:46:54,179 (北脇) 教えたら ここまで本気でやりましたか? 802 00:46:56,681 --> 00:46:59,117 取りあえず 落ち着いてください。 803 00:46:59,184 --> 00:47:01,119 気持ちは分かりますので。 804 00:47:01,186 --> 00:47:03,188 (亜季) 分かりません。 805 00:47:07,192 --> 00:47:09,627 (亜季) 北脇さんが…。 806 00:47:12,130 --> 00:47:14,566 私を信用して→ 807 00:47:14,632 --> 00:47:17,635 仕事を任せてくれたって 思ったんです。 808 00:47:19,137 --> 00:47:23,141 だから 私 ホントにうれしくて…。 809 00:47:26,644 --> 00:47:29,147 (亜季) そうじゃなかったんですね。 810 00:47:34,152 --> 00:47:36,588 (亜季) 失礼しました。 811 00:47:36,654 --> 00:47:39,157 (北脇) では。 812 00:47:39,157 --> 00:48:00,178 ♪~ 813 00:48:00,178 --> 00:48:02,614 (亜季 はなをすする音) 814 00:48:02,680 --> 00:48:04,682 (柚木) 亜季。 815 00:48:06,184 --> 00:48:09,053 (亜季) 柚木さん…。 816 00:48:09,120 --> 00:48:13,057 今日 選ばれなかったドリンク。 817 00:48:13,124 --> 00:48:18,129 せっかく一緒に作ってくれたのに 負けたドリンク。 818 00:48:19,631 --> 00:48:22,066 飲む? 819 00:48:22,133 --> 00:48:24,636 (亜季) 頂きます。 820 00:48:24,636 --> 00:48:32,644 ♪~ 821 00:48:32,644 --> 00:48:35,079 (亜季) うん。 822 00:48:35,146 --> 00:48:39,651 やっぱり おいしいです。 >> 何で負けるんだよ これが。 823 00:48:42,153 --> 00:48:46,591 けど 今回のことで 諦めなけりゃ→ 824 00:48:46,658 --> 00:48:50,595 まだまだ 改良できることが分かった。 825 00:48:50,662 --> 00:48:54,098 これより もっといいもの作ってやる。 826 00:48:54,165 --> 00:48:57,602 亜季→ 827 00:48:57,669 --> 00:48:59,671 ありがとね。 828 00:49:04,175 --> 00:49:07,111 亜季? 829 00:49:07,178 --> 00:49:10,548 (亜季) 知財の仕事が→ 830 00:49:10,615 --> 00:49:15,053 ものづくりにとって 必要だってことは→ 831 00:49:15,119 --> 00:49:18,623 少しずつ分かってきました。 832 00:49:20,625 --> 00:49:23,127 でも 私には向いてません。 833 00:49:24,629 --> 00:49:28,066 それに あの人… あの…→ 834 00:49:28,132 --> 00:49:31,569 北脇っていう上司のことが→ 835 00:49:31,636 --> 00:49:36,140 私には まるで分かりません。 836 00:49:40,645 --> 00:49:43,648 (亜季) 開発部に戻りたい…。 837 00:49:50,655 --> 00:49:52,657 うん。 838 00:49:59,163 --> 00:50:01,099 そういえばさ→ 839 00:50:01,165 --> 00:50:05,103 気になる噂 聞いたんだけど…。 840 00:50:05,169 --> 00:50:08,539 そもそも うちの知財部って→ 841 00:50:08,606 --> 00:50:11,042 親会社が急に つくれって言ってきたから→ 842 00:50:11,109 --> 00:50:13,044 できたものでしょ。 843 00:50:13,111 --> 00:50:16,047 それで 北脇さんが うちに送り込まれてきて。 844 00:50:16,114 --> 00:50:20,118 何か おかしいと思わない? 845 00:50:22,120 --> 00:50:25,056 噂では→ 846 00:50:25,123 --> 00:50:27,058 親会社が うちの特許を→ 847 00:50:27,125 --> 00:50:30,561 丸ごと ものにしようと してるんじゃないかって。 848 00:50:30,628 --> 00:50:33,131 (亜季) うちの特許を…? 849 00:50:34,632 --> 00:50:38,569 えっ じゃあ 北脇さんは…。 850 00:50:38,636 --> 00:50:42,573 月夜野の特許を 盗み出そうとする→ 851 00:50:42,640 --> 00:50:46,144 スパイってこと。 852 00:50:48,646 --> 00:50:50,148 (亜季) えっ…。 853 00:50:50,148 --> 00:51:15,106 ♪~