1 00:00:03,732 --> 00:00:07,502 このうち東京六本木の映画館には 2 00:00:07,502 --> 00:00:11,273 大勢の映画ファンが詰めかけ 一足早く作品を楽しんでいました。 3 00:00:34,146 --> 00:00:36,548 (渋井)50両の金の使いみちが➡ 4 00:00:36,548 --> 00:00:39,451 ひょっとすると この旦那から 分かるかもしれねえと思ったが➡ 5 00:00:39,451 --> 00:00:42,221 万事休すだ。 (庄二郎)中山様は➡ 6 00:00:42,221 --> 00:00:47,559 薬を使い始めてからは ちょっと人が変わってしまって…。 7 00:00:47,559 --> 00:00:52,397 (市兵衛)薬? 津軽って薬。 8 00:00:52,397 --> 00:00:57,236 (長治)俺は な~んにも しちゃあいないぜ。 9 00:00:57,236 --> 00:00:59,571 (宗七) あいにく 主人 稲左衛門は➡ 10 00:00:59,571 --> 00:01:02,608 ただいま 長崎の方に買い付けに出かけて➡ 11 00:01:02,608 --> 00:01:06,078 留守でございます。 (稲左衛門)帰ったか? 12 00:01:06,078 --> 00:01:10,249 敵を討ちたい。 父上の敵を! 13 00:01:10,249 --> 00:01:12,184 (信正)我らと共に➡ 14 00:01:12,184 --> 00:01:15,087 柳屋の罪を 暴いてもらいたいのだ。➡ 15 00:01:15,087 --> 00:01:19,887 頼む。 力を貸してくれ。 16 00:01:21,860 --> 00:01:33,160 ♬~ 17 00:01:41,213 --> 00:01:44,513 (信平)そこまで! 18 00:01:50,222 --> 00:01:52,557 今のは 兄上が勝ちです。 19 00:01:52,557 --> 00:01:56,557 (信平)そなたが勝った。 20 00:02:00,232 --> 00:02:09,732 ♬~ 21 00:02:41,540 --> 00:02:44,376 あの紬絣を? 22 00:02:44,376 --> 00:02:47,879 せっかく 奥方様から頂きましたのに➡ 23 00:02:47,879 --> 00:02:49,815 心苦しいのですが…。 24 00:02:49,815 --> 00:02:51,750 どなたに差し上げるのですか? 25 00:02:51,750 --> 00:02:56,555 はあ… 身内の者に。 お身内? 26 00:02:56,555 --> 00:03:00,892 私の事を いろいろ 案じてくれた者がおりまして…。 27 00:03:00,892 --> 00:03:05,063 あの反物は 私には 過ぎたものでございますし➡ 28 00:03:05,063 --> 00:03:09,263 進物に使わせて頂けないかと。 29 00:03:10,869 --> 00:03:15,574 唐木殿のお役に立つのであれば いかようにも。 30 00:03:15,574 --> 00:03:19,874 は。 かたじけのうございます。 31 00:03:33,859 --> 00:03:40,198 兄上に おわびのしるしだと申して 渡してもらいたい。 32 00:03:40,198 --> 00:03:45,498 ん? 昨日 頼まれた件だが お断りしたい。 33 00:03:47,072 --> 00:03:51,543 今更 お目付の仕事を 手伝う気にはなれない。 34 00:03:51,543 --> 00:03:56,415 22年間 家を捨てて 気ままに暮らしてきた弟だ。 35 00:03:56,415 --> 00:04:02,888 当てにならぬ 不出来な身内だと 思って頂ければよい。 36 00:04:02,888 --> 00:04:06,224 待たれよ。 37 00:04:06,224 --> 00:04:12,564 では 高松殿を殺した連中を 野放しにしておくのか。 38 00:04:12,564 --> 00:04:15,467 阿片は 人を骨抜きにする薬だ。 39 00:04:15,467 --> 00:04:18,737 それを 悪党どもは 異国から抜け荷で持ち込み➡ 40 00:04:18,737 --> 00:04:20,772 江戸中に ばらまいている。 41 00:04:20,772 --> 00:04:25,072 それを放っておいて構わぬのか! 42 00:04:29,247 --> 00:04:31,583 我らは 奉行所とは違い➡ 43 00:04:31,583 --> 00:04:35,554 隠密裏に悪事を調べ 潰していく仕事じゃ。 44 00:04:35,554 --> 00:04:38,390 小人数で動かねばならぬ。 45 00:04:38,390 --> 00:04:43,528 それゆえ 目付様は お主に頼まれたのじゃ。 46 00:04:43,528 --> 00:04:46,431 ご兄弟に何があったかは 知らぬが➡ 47 00:04:46,431 --> 00:04:51,036 今 起きているのは ご公儀を揺るがす大事ぞ。 48 00:04:51,036 --> 00:04:55,540 小事に こだわっている場合ではない。 49 00:04:55,540 --> 00:05:02,214 お言葉だが 小事にこだわる性分でな。 50 00:05:02,214 --> 00:05:04,514 御免。 51 00:05:13,558 --> 00:05:16,895 そうか。 やはり駄目か。 52 00:05:16,895 --> 00:05:21,566 面目次第もござりませぬ。 そなたが謝る事ではない。 53 00:05:21,566 --> 00:05:24,903 あの腕があれば 鬼に金棒と思うたが➡ 54 00:05:24,903 --> 00:05:29,574 こちらが勝手に思うただけじゃ。 55 00:05:29,574 --> 00:05:34,179 手はずどおり 我が配下の者だけで 事を進めよう。 56 00:05:34,179 --> 00:05:36,114 は。 57 00:05:36,114 --> 00:05:39,114 ≪(佐波)失礼致します。 うむ。 58 00:05:53,198 --> 00:05:58,498 それがしは これにて。 うむ。 59 00:06:04,543 --> 00:06:08,543 お待たせ致しました。 60 00:06:10,882 --> 00:06:15,220 その反物 見事な織りですこと! 61 00:06:15,220 --> 00:06:19,891 どなたからのご進物ですか? 62 00:06:19,891 --> 00:06:25,591 天狗の子からだ。 天狗の子? 63 00:06:28,567 --> 00:06:31,069 11歳も年下だが➡ 64 00:06:31,069 --> 00:06:36,508 子どもの頃から 剣を競うて 太刀打ちできぬほど 強かった。 65 00:06:36,508 --> 00:06:42,380 四書を読ませると あっという間に 頭に入れて 私を越えた。 66 00:06:42,380 --> 00:06:47,519 何をやっても 追い越されるような気がした。 67 00:06:47,519 --> 00:06:52,190 お目付衆の中でも 随一といわれる 信正様が? 68 00:06:52,190 --> 00:06:58,063 悔しかった。 いっそ 斬り捨ててやろうかと➡ 69 00:06:58,063 --> 00:07:02,063 若気の至りで思うた事も…。 70 00:07:08,206 --> 00:07:11,710 父上が亡くなって間もなく➡ 71 00:07:11,710 --> 00:07:18,210 屋敷から姿を消した。 誰にも告げず。 72 00:07:23,221 --> 00:07:30,921 自分がいては 家が収まらぬ。 そう思うたのであろう。 73 00:07:33,832 --> 00:07:38,503 子どものくせに 配慮をしおった。 74 00:07:38,503 --> 00:07:45,176 何から何まで… 私を負かして飛んでいった。 75 00:07:45,176 --> 00:07:48,847 天狗の子じゃ。 76 00:07:48,847 --> 00:08:53,147 ♬~ 77 00:09:18,837 --> 00:10:02,380 ♬~ 78 00:10:02,380 --> 00:10:05,183 うわっ! ここで何してる!? 79 00:10:05,183 --> 00:10:08,483 あなたこそ 何を? 80 00:10:10,855 --> 00:10:16,528 ネズミを探してるんだ。 珍しいネズミだ。 81 00:10:16,528 --> 00:10:20,398 音を立てるな。 逃げられるからな。 82 00:10:20,398 --> 00:10:22,400 は? 83 00:10:22,400 --> 00:10:27,539 俺は 北町奉行所の同心だ。 お前は? 84 00:10:27,539 --> 00:10:32,877 高松頼之。 …高松? 85 00:10:32,877 --> 00:10:35,547 ≪(笑い声) 86 00:10:35,547 --> 00:10:38,383 (青)平沢様は お強いと 聞いております。 87 00:10:38,383 --> 00:10:40,318 どうぞ お空けになって。 88 00:10:40,318 --> 00:10:43,254 (翆)私のお酌では 進みませぬか? 89 00:10:43,254 --> 00:10:46,558 いやいやいや もう随分 頂いておるゆえ。 90 00:10:46,558 --> 00:10:49,460 駄目駄目。 これも。 あ~ いやいやいや! 91 00:10:49,460 --> 00:10:55,066 さすがは平沢様。 これは まさしく 蝦夷地と樺太沿海の絵図じゃ。 92 00:10:55,066 --> 00:10:57,402 よう持ち出せましたな。 93 00:10:57,402 --> 00:11:01,906 (石井)ご公儀天文方には 5人の役人がおるが➡ 94 00:11:01,906 --> 00:11:06,077 この平沢殿が 一番の太っ腹。 95 00:11:06,077 --> 00:11:11,583 絵図面を城外に持ち出せば これだと分かっていて➡ 96 00:11:11,583 --> 00:11:14,252 快く引き受けて下された。 97 00:11:14,252 --> 00:11:18,756 な~に 5日以内に 御文庫に戻しておけば➡ 98 00:11:18,756 --> 00:11:22,260 差し支えないのです。 アハハハハッ! 99 00:11:22,260 --> 00:11:28,600 それにしても 美しい方々ですな。 アハハハハッ! 100 00:11:28,600 --> 00:11:32,470 オロシャ船が 清の国から連れてきた女たちです。 101 00:11:32,470 --> 00:11:34,873 1人 おそばに置かれては? 102 00:11:34,873 --> 00:11:39,544 あ~ いやいやいや…! 103 00:11:39,544 --> 00:11:44,215 この絵図は写しを作り オロシャの船長に渡します。 104 00:11:44,215 --> 00:11:47,886 オロシャ国は 我が国との交易を望んでいます。 105 00:11:47,886 --> 00:11:53,224 手前も オロシャ国と手をつないで 大きな商いをしてみたい。 106 00:11:53,224 --> 00:11:58,897 この絵図は 大層 役に立ちます。 抜け荷も やりやすくなる。 107 00:11:58,897 --> 00:12:02,233 ≪(石井)そうすれば 我々も➡ 108 00:12:02,233 --> 00:12:07,105 津軽を ジャブジャブ 手に入れる事が できるという訳だな。 109 00:12:07,105 --> 00:12:09,107 石井様➡ 110 00:12:09,107 --> 00:12:14,245 津軽は 誰にも気付かれる事なく 広めて頂かなければ困ります。 111 00:12:14,245 --> 00:12:16,180 ジャブジャブ 入るからといって➡ 112 00:12:16,180 --> 00:12:18,416 おおっぴらに 売りさばいていると➡ 113 00:12:18,416 --> 00:12:23,288 ご友人の高松道久様のような 公儀の密偵に嗅ぎつけられ➡ 114 00:12:23,288 --> 00:12:30,929 始末に難儀を致します。 分かっておる 柳屋! 115 00:12:30,929 --> 00:12:36,534 わしも 高松のように 始末されては かなわんからな。 116 00:12:36,534 --> 00:12:40,834 ≪(笑い声) 抜け荷… 殺し…。 117 00:12:43,207 --> 00:12:45,207 (クシャミ) 118 00:12:50,081 --> 00:12:53,851 おい 宗七 俺は帰るぜ! 119 00:12:53,851 --> 00:12:57,221 おめえが 用があるって言うから 来てやったんだ。 120 00:12:57,221 --> 00:12:59,557 いつまで待たせるんだ! 悪かったな。 121 00:12:59,557 --> 00:13:02,226 さあさあさあ さあ…。 こっちも 暇じゃねえんだ。 122 00:13:02,226 --> 00:13:04,526 ああ すまねえ すまねえ。 123 00:13:17,775 --> 00:13:22,246 ♬~ 124 00:13:22,246 --> 00:13:25,917 (渋井)畜生! ほら 分かったよ。➡ 125 00:13:25,917 --> 00:13:29,217 どこ行くんだ? 126 00:13:36,527 --> 00:13:38,863 (大原)さようか。 (赤瀬)はい。 127 00:13:38,863 --> 00:13:42,163 うむ。 かたじけない。 128 00:13:48,539 --> 00:13:51,876 ああ 唐木殿。 129 00:13:51,876 --> 00:13:58,549 頼之様の行方を ご存じないか? いえ…。 130 00:13:58,549 --> 00:14:02,887 今朝から お姿が見えぬのじゃ。 131 00:14:02,887 --> 00:14:06,887 奥方様が案じておられる。 132 00:14:08,559 --> 00:14:16,234 奥方様 今 道場のご朋輩の 赤瀬様に伺いましたところ➡ 133 00:14:16,234 --> 00:14:23,908 ご友人が 日本橋の本石町辺りで 頼之様を見たと。 134 00:14:23,908 --> 00:14:29,580 今朝 顔を合わすなり 父上の敵を 必ず討ってみせますと申して➡ 135 00:14:29,580 --> 00:14:32,183 朝餉もとらずに 出かけてゆきました。 136 00:14:32,183 --> 00:14:35,683 道場の朝稽古かと 思うていましたが…。 137 00:14:40,058 --> 00:14:42,758 唐木殿! 138 00:14:50,201 --> 00:14:57,201 石井様 ここも そろそろ 潮時かと存じます。 139 00:14:58,876 --> 00:15:00,812 ん? 140 00:15:00,812 --> 00:15:06,050 これより手前どもは オロシャ船の待つ 越後沖に向かいますが…➡ 141 00:15:06,050 --> 00:15:10,555 石井様は どうなさいますか? 142 00:15:10,555 --> 00:15:35,179 ♬~ 143 00:15:35,179 --> 00:15:37,115 御免! 144 00:15:37,115 --> 00:16:11,082 ♬~ 145 00:16:11,082 --> 00:16:13,551 (せきこみ) 146 00:16:13,551 --> 00:16:33,504 ♬~ 147 00:16:33,504 --> 00:16:37,504 出てこい 柳屋一党! 148 00:16:40,178 --> 00:16:42,878 (物音) 149 00:16:50,521 --> 00:16:54,859 衆寡敵せずで ここに隠れていました。 150 00:16:54,859 --> 00:16:58,196 それは 何よりでした。 151 00:16:58,196 --> 00:17:00,865 奉行所の同心が 一緒にいたのですが➡ 152 00:17:00,865 --> 00:17:02,800 捕らえられたようです。 153 00:17:02,800 --> 00:17:06,204 人質として連れていき 海の上で殺すと➡ 154 00:17:06,204 --> 00:17:11,075 ここの者たちが 話していました。 同心? 155 00:17:11,075 --> 00:17:13,544 柳屋たちは いずこへ? 156 00:17:13,544 --> 00:17:18,216 越後沖に オロシャ国の船が待っていると。 157 00:17:18,216 --> 00:17:21,118 ≪(物音) 158 00:17:21,118 --> 00:17:30,795 ♬~ 159 00:17:30,795 --> 00:17:33,095 長治! 160 00:17:34,699 --> 00:17:39,503 このザマだ。 161 00:17:39,503 --> 00:17:46,503 やつらの事を おめえさんにも しゃべっただろうって…。 162 00:17:48,179 --> 00:17:56,520 中山丹波も しゃべり過ぎるって 殺されたんだ…。 163 00:17:56,520 --> 00:18:02,393 俺も… 手伝ったんだがね。 164 00:18:02,393 --> 00:18:06,030 ヘヘッ…。 165 00:18:06,030 --> 00:18:08,933 高松様もか? 166 00:18:08,933 --> 00:18:15,539 ♬~ 167 00:18:15,539 --> 00:18:22,413 柳屋と あの手代が…。 168 00:18:22,413 --> 00:18:34,492 ♬~ 169 00:18:34,492 --> 00:18:38,192 市兵衛殿。 170 00:18:39,830 --> 00:18:43,167 私は あの者たちを追います。 171 00:18:43,167 --> 00:18:46,504 父上のご無念を晴らしたい! 172 00:18:46,504 --> 00:18:52,677 ♬~ 173 00:18:52,677 --> 00:18:55,012 ≪(家士)申し上げます。 174 00:18:55,012 --> 00:18:57,348 何じゃ? 175 00:18:57,348 --> 00:19:00,384 唐木市兵衛殿が 至急 お目通りしたいと➡ 176 00:19:00,384 --> 00:19:03,084 参られております。 177 00:19:07,525 --> 00:19:10,861 うむ よく来たな。 178 00:19:10,861 --> 00:19:18,202 今日は 高松道久様のご嫡男 頼之様をお連れしました。 179 00:19:18,202 --> 00:19:21,502 おう 高松殿の…。 180 00:19:23,074 --> 00:19:27,074 高松頼之でござります。 181 00:19:30,214 --> 00:19:33,484 よう参られた。 182 00:19:33,484 --> 00:19:36,153 手短に申し上げます。 183 00:19:36,153 --> 00:19:41,826 柳屋稲左衛門は 先ほど江戸をたち 越後に向かったとの事です。 184 00:19:41,826 --> 00:19:43,761 何! 185 00:19:43,761 --> 00:19:48,332 おそれながら お願いの儀が! ん? 186 00:19:48,332 --> 00:19:53,170 父 道久は 柳屋の手で殺められました。 187 00:19:53,170 --> 00:19:56,073 私は 父の敵を討ちたいのです。 188 00:19:56,073 --> 00:20:01,373 私を 追っ手に 加えて頂きとうございます! 189 00:20:04,782 --> 00:20:12,523 兄上 私の ただいまの主は 高松頼之様です。 190 00:20:12,523 --> 00:20:19,196 頼之様が こう仰せられるのなら お助け致さねばなりませぬ。 191 00:20:19,196 --> 00:20:24,869 この度の件 お手伝いさせて 頂きとうございます! 192 00:20:24,869 --> 00:20:42,869 ♬~ 193 00:21:05,242 --> 00:21:07,178 (友田)来ました! 194 00:21:07,178 --> 00:21:11,115 この渡しに向かって 2艘の舟が! 195 00:21:11,115 --> 00:21:16,815 急いてはなりません。 待つのです。 196 00:21:22,793 --> 00:21:26,263 敵は 柳屋稲左衛門。 197 00:21:26,263 --> 00:21:34,263 頼之様の敵は この一人です。 よろしゅうございますか。 198 00:21:43,747 --> 00:21:48,447 では 手はずどおりに。 199 00:22:08,839 --> 00:22:12,576 公儀十人目付 片岡信正である。 200 00:22:12,576 --> 00:22:15,913 抜け荷と 蝦夷地絵図 持ち出しの罪で➡ 201 00:22:15,913 --> 00:22:18,249 柳屋稲左衛門を詮議する! 202 00:22:18,249 --> 00:22:20,918 (弥陀ノ介)神妙に致せ! 203 00:22:20,918 --> 00:22:44,141 ♬~ 204 00:22:44,141 --> 00:22:46,877 うっ! 205 00:22:46,877 --> 00:23:03,427 ♬~ 206 00:23:03,427 --> 00:23:05,563 こちらへ! 207 00:23:05,563 --> 00:23:11,435 ♬~ 208 00:23:11,435 --> 00:23:13,435 やあ! 209 00:23:22,580 --> 00:23:28,252 柳屋稲左衛門… 覚悟! 210 00:23:28,252 --> 00:23:31,952 ハハハハ ハハハハッ…。 211 00:23:43,200 --> 00:23:45,900 うあ~っ! 212 00:23:48,072 --> 00:23:50,072 ぐあっ! 213 00:23:57,548 --> 00:23:59,548 ぐあっ! 214 00:24:04,421 --> 00:24:15,899 ♬~ 215 00:24:15,899 --> 00:24:19,570 父上の敵… 思い知ったか! 216 00:24:19,570 --> 00:24:47,570 ♬~ 217 00:24:51,502 --> 00:24:53,437 来い! 218 00:24:53,437 --> 00:25:36,137 ♬~ 219 00:26:24,228 --> 00:26:27,131 (友田)殿 これをご覧下さい! 220 00:26:27,131 --> 00:26:31,131 何だ? 人が この中に! 221 00:26:42,179 --> 00:26:47,518 よっ! ご無事でしたか! 222 00:26:47,518 --> 00:26:51,855 高松道久殿が残した 例の50両の借金だがな➡ 223 00:26:51,855 --> 00:26:54,525 あれ 分かったぞ。 は? 224 00:26:54,525 --> 00:26:59,196 あれはな 高松殿が あの借金を苦にして➡ 225 00:26:59,196 --> 00:27:01,532 女と心中したように 見せかけるために➡ 226 00:27:01,532 --> 00:27:05,202 石井彦十郎が 偽の借用書を作ったんだ。 227 00:27:05,202 --> 00:27:07,538 それを 高松家に持ち込んだ。 228 00:27:07,538 --> 00:27:11,875 高松殿に 最初から借金などなかったんだ。 229 00:27:11,875 --> 00:27:15,546 ハハハハッ ハハハハッ…! 230 00:27:15,546 --> 00:27:39,546 ♬~ 231 00:27:41,338 --> 00:27:45,509 (おきね) まあ 立派な紬絣だこと!➡ 232 00:27:45,509 --> 00:27:49,179 ご領地で こんなに作れるの? 233 00:27:49,179 --> 00:27:52,850 殿様に お買い上げ頂けるのなら 願ってもない事だと➡ 234 00:27:52,850 --> 00:27:57,187 女子衆が 腕によりをかけて織りました。 235 00:27:57,187 --> 00:28:01,058 おお おお おお! 236 00:28:01,058 --> 00:28:06,058 おお こんなに たくさん! 237 00:28:08,532 --> 00:28:12,870 さあさあ。 あっ 恐れ入ります。 238 00:28:12,870 --> 00:28:15,539 これで しまいでござる。 239 00:28:15,539 --> 00:28:19,877 唐木殿がおっしゃったとおりの 金子を お二人に渡しました。 240 00:28:19,877 --> 00:28:22,212 村でも喜んでくれているようで➡ 241 00:28:22,212 --> 00:28:26,550 秋に また同じぐらい届けると…。 そうしますと➡ 242 00:28:26,550 --> 00:28:31,221 おおよそで 年間 40反から 50反が来るとします。 はい。 243 00:28:31,221 --> 00:28:34,124 先日 問屋が申した 買い取り値から➡ 244 00:28:34,124 --> 00:28:37,027 ご領地の方々に支払う分を 引きますと…➡ 245 00:28:37,027 --> 00:28:41,031 1反につき これだけの利が ご当家に入りますので➡ 246 00:28:41,031 --> 00:28:43,800 40反では…。 247 00:28:43,800 --> 00:28:56,380 ♬~ 248 00:28:56,380 --> 00:29:01,184 7両近くの実入りとなります。 はい! 249 00:29:01,184 --> 00:29:06,056 7両といえば 当家の食いぶちにあたる額じゃ。 250 00:29:06,056 --> 00:29:09,059 晩酌も…➡ 251 00:29:09,059 --> 00:29:12,195 2合はいけますな。 いけません それは。 252 00:29:12,195 --> 00:29:17,868 やはり 1合にして頂かないと。 恐れ入ります。 253 00:29:17,868 --> 00:29:22,868 (笑い声) 254 00:29:29,479 --> 00:29:36,153 唐木殿には 何とお礼を申してよいか。 255 00:29:36,153 --> 00:29:40,490 亡き夫の無念を晴らして頂き➡ 256 00:29:40,490 --> 00:29:46,163 50両の借り金の事も 当家の暮らし向きの事も➡ 257 00:29:46,163 --> 00:29:51,034 なんとか 筋道をつけて頂き➡ 258 00:29:51,034 --> 00:29:56,173 闇夜に 明かりがともった 心地が致します。 259 00:29:56,173 --> 00:30:01,345 このご恩 終生 忘れません。 260 00:30:01,345 --> 00:30:05,845 いや 奥方様に そのような…! 261 00:30:07,851 --> 00:30:12,189 市兵衛殿 稽古をつけて下さると 申されたのに。 262 00:30:12,189 --> 00:30:15,525 もう半時たちましたぞ。 ああ そうでした! 263 00:30:15,525 --> 00:30:19,225 申し訳ありません。 すぐに参ります。 264 00:30:32,542 --> 00:30:43,887 奥方様 今朝ほど 唐木殿から申し出がありました。 265 00:30:43,887 --> 00:30:53,230 あれこれ難題も片づき 当初の お約束も果たせましたので➡ 266 00:30:53,230 --> 00:31:02,230 来月 暇を頂きたい との事でございます。 267 00:31:13,917 --> 00:31:17,617 そうですか…。 268 00:31:20,590 --> 00:31:29,266 ≪(稽古の声) 269 00:31:29,266 --> 00:31:38,708 (スズメの鳴き声) 270 00:31:38,708 --> 00:31:46,883 ♬~ 271 00:31:46,883 --> 00:31:51,555 ご用意は? 終わりました。 272 00:31:51,555 --> 00:31:55,892 長い間 お世話になりました。 273 00:31:55,892 --> 00:32:02,566 こちらこそ 長々と お世話になりました。 274 00:32:02,566 --> 00:32:05,469 頼之様に ご挨拶して参ります。 275 00:32:05,469 --> 00:32:08,438 あっ 頼之は 今朝 道場へ参りました。 276 00:32:08,438 --> 00:32:12,738 もう帰る頃かと存じますが…。 277 00:32:18,582 --> 00:32:26,282 私… 昨日 これを買いました。 278 00:32:27,924 --> 00:32:33,730 頼之が出仕を許されるまで まだ 間があります。 279 00:32:33,730 --> 00:32:36,733 高松家を 切り盛りしてゆくためには➡ 280 00:32:36,733 --> 00:32:41,872 反物を売ったり 出入り帳に目を通したり…。 281 00:32:41,872 --> 00:32:44,908 唐木殿を見ていて そろばんがあるとよいと思い➡ 282 00:32:44,908 --> 00:32:48,745 それで 思い切って…。 283 00:32:48,745 --> 00:32:52,883 はあ それは…。 284 00:32:52,883 --> 00:32:57,754 店の者に これがよいと すすめられたのですが➡ 285 00:32:57,754 --> 00:33:01,454 うまく動いてくれません。 286 00:33:04,227 --> 00:33:06,927 ちょっと拝見。 287 00:33:11,101 --> 00:33:14,101 ああ…。 288 00:33:17,774 --> 00:33:22,913 大丈夫です。 何度も使っていれば 滑りはよくなると思います。 289 00:33:22,913 --> 00:33:25,248 ほかは よく動いています。 290 00:33:25,248 --> 00:33:27,918 もっと早く気が付いていれば➡ 291 00:33:27,918 --> 00:33:31,788 使い方を教わる事が できましたのに。 292 00:33:31,788 --> 00:33:37,194 拝見していて 少しは分かるのですが…。 293 00:33:37,194 --> 00:33:44,868 10から1つを引く時は これでよいのですね? 294 00:33:44,868 --> 00:33:47,568 違います。 295 00:33:50,207 --> 00:33:53,109 こうです。 296 00:33:53,109 --> 00:33:58,882 2つを引くのは こうですね? そうです。 297 00:33:58,882 --> 00:34:03,753 3つ 4つ 5つを引く時は? 298 00:34:03,753 --> 00:34:08,225 3つは… こう。 299 00:34:08,225 --> 00:34:12,896 4つは… こう。 300 00:34:12,896 --> 00:34:15,565 5つは…➡ 301 00:34:15,565 --> 00:34:19,865 こうです。 ああ! 302 00:34:38,188 --> 00:34:42,058 時折で結構です。 303 00:34:42,058 --> 00:34:47,358 近くにいらした時は お寄り下さい。 304 00:34:49,199 --> 00:34:55,499 頼之も喜びます。 私も…。 305 00:34:57,540 --> 00:35:01,840 そろばんを見て頂きたく存じます。 306 00:35:03,880 --> 00:35:08,752 はい。 また その折に…。 307 00:35:08,752 --> 00:35:44,187 ♬~ 308 00:35:44,187 --> 00:35:48,058 (頼之)市兵衛殿! 309 00:35:48,058 --> 00:36:47,758 ♬~ 310 00:37:48,044 --> 00:38:26,044 ♬~