1 00:00:03,003 --> 00:00:05,005 (轟)《寒っ》 2 00:00:05,005 --> 00:00:07,007 (高島)《轟さん 本当に すいませんでした》 3 00:00:07,007 --> 00:00:11,011 (轟)《大したことじゃない。 さっきの俺を見たろ》➡ 4 00:00:11,011 --> 00:00:15,015 《誠心誠意 頭を下げれば だいたい 分かってもらえる》➡ 5 00:00:15,015 --> 00:00:17,017 《辞めたりすんなよ》 6 00:00:17,017 --> 00:00:20,020 《お前は 絶対 うちの支店のエースになれる》 7 00:00:20,020 --> 00:00:22,022 《辞めるだなんて あり得ません》 8 00:00:22,022 --> 00:00:24,024 《そっか》 《はい》 9 00:00:24,024 --> 00:00:29,029 《でもさ 若いやつらが 辞めてく気持ちも分かるんだ》 10 00:00:29,029 --> 00:00:30,000 《えっ?》 《たまに思うよ》 11 00:00:30,000 --> 00:00:32,032 《えっ?》 《たまに思うよ》 12 00:00:32,032 --> 00:00:34,034 《俺たち 何で こんな思いまでして➡ 13 00:00:34,034 --> 00:00:37,037 働いてるんだろうってな》 14 00:00:37,037 --> 00:00:40,040 《いまだに分からん》 15 00:00:40,040 --> 00:00:45,045 《まあ 今の俺にとっては これかな》 16 00:00:45,045 --> 00:00:48,048 (高島) 《娘さん! 大きくなりましたね》 17 00:00:48,048 --> 00:00:51,051 《小学生だよ。 これ見ると また燃えるんだよ》 18 00:00:51,051 --> 00:00:53,053 《ハハハ…!》 19 00:00:53,053 --> 00:00:55,055 《うし! もう ひと頑張りしますか》 20 00:00:55,055 --> 00:00:57,057 《はい》 21 00:01:02,996 --> 00:01:05,999 (高島)昼のミーティングの資料 今 転送させていただきました。➡ 22 00:01:05,999 --> 00:01:09,002 それから 11時からは グループ会社との意見交換会。 23 00:01:09,002 --> 00:01:11,004 こちら リモートになります。 24 00:01:11,004 --> 00:01:14,007 分かった。 25 00:01:14,007 --> 00:01:17,010 (高島)国交省の内藤さまが ぜひ ご挨拶をと。 26 00:01:17,010 --> 00:01:20,013 産業ロボット事業で取り入れている 宅・システムについて➡ 27 00:01:20,013 --> 00:01:23,016 興味を 示していらっしゃるようです。 28 00:01:23,016 --> 00:01:26,019 早めに会っておきたい。 優先的に時間を組んでくれ。 29 00:01:26,019 --> 00:01:28,021 承知しました。 30 00:01:28,021 --> 00:01:30,000 社内の不正調査については 進んでるのか? 31 00:01:30,000 --> 00:01:31,024 社内の不正調査については 進んでるのか? 32 00:01:31,024 --> 00:01:35,028 はい。 引き続き 調査中です。 33 00:01:35,028 --> 00:01:39,032 ところで 13時からの来客ですが➡ 34 00:01:39,032 --> 00:01:42,035 本当に 私が不参加で大丈夫でしょうか? 35 00:01:42,035 --> 00:01:44,037 ああ 問題ない。 36 00:01:44,037 --> 00:01:46,039 どなたが おみえに? 37 00:01:49,042 --> 00:01:53,046 終わりが見えたら 連絡する。 顔を出せ。 38 00:01:53,046 --> 00:01:57,050 かしこまりました。 失礼いたします。 39 00:01:57,050 --> 00:02:00,000 ♬~ 40 00:02:00,000 --> 00:02:16,003 ♬~ 41 00:02:16,003 --> 00:02:19,006 (高島)おはようございます。 おはよう。 42 00:02:19,006 --> 00:02:30,000 ♬~ 43 00:02:30,000 --> 00:02:30,017 ♬~ 44 00:02:30,017 --> 00:02:32,019 (高島)すまないな 時間 取ってもらって。 45 00:02:32,019 --> 00:02:34,021 高島さんから 連絡くれるなんて➡ 46 00:02:34,021 --> 00:02:37,024 珍しいんで びっくりしちゃいましたよ。 47 00:02:37,024 --> 00:02:39,026 そろそろ 来られるはずなんだけどな。 48 00:02:39,026 --> 00:02:41,028 あ~。 49 00:02:43,030 --> 00:02:47,034 (高島)あっ 轟さん。 (轟)おお 高島。 50 00:02:47,034 --> 00:02:50,037 はい どうぞ ルイボスティーです。 51 00:02:52,039 --> 00:02:53,707 俺が若いころ➡ 52 00:02:53,707 --> 00:02:56,043 御三家の三ツ星銀行で 働いていたことは知ってるよな。 53 00:02:56,043 --> 00:02:58,045 ええ。 54 00:02:58,045 --> 00:03:00,000 轟さんは そのとき お世話になった上司なんだ。 55 00:03:00,000 --> 00:03:00,981 轟さんは そのとき お世話になった上司なんだ。 56 00:03:00,981 --> 00:03:03,984 銀行を退職された後は 関連会社に移り➡ 57 00:03:03,984 --> 00:03:07,988 そちらも定年を迎えて 今は 再就職先を探してる。 58 00:03:07,988 --> 00:03:10,991 なるほど。 (高島)お前の知り合いの会社で➡ 59 00:03:10,991 --> 00:03:12,993 どこか いいところを 紹介してもらえないか? 60 00:03:12,993 --> 00:03:15,996 そういうことでしたか。 もちろんですよ。 61 00:03:15,996 --> 00:03:17,998 ありがとう。 62 00:03:17,998 --> 00:03:20,000 あっ 今 詳しく聞きますんで。 63 00:03:20,000 --> 00:03:24,004 えーと メモメモ メモメモ…。 あれっ? 64 00:03:24,004 --> 00:03:27,007 よかった。 (高島)そうですね。 65 00:03:27,007 --> 00:03:30,000 この会社じゃないんだな。 安心した。 66 00:03:30,000 --> 00:03:30,010 この会社じゃないんだな。 安心した。 67 00:03:30,010 --> 00:03:32,012 えっ? 68 00:03:32,012 --> 00:03:35,015 いや まさか こんなチャラついた会社に➡ 69 00:03:35,015 --> 00:03:38,018 俺を入れる気なのかと思って 内心 びくびくしていたんだ。 70 00:03:38,018 --> 00:03:41,021 ああ…。 71 00:03:41,021 --> 00:03:43,023 あの人 ホントに大丈夫なのか? 72 00:03:43,023 --> 00:03:46,026 (高島)大陽は ああ見えて 人を見る目に たけてます。 73 00:03:46,026 --> 00:03:51,031 必ずや 轟さんに合う再就職先を 見つけてくれます。 74 00:03:51,031 --> 00:03:54,034 はいはい はいはい。 お待たせしました。 75 00:03:54,034 --> 00:03:56,036 では ご要望など あれば。 76 00:03:56,036 --> 00:03:59,039 そうだな。 端的に申し上げれば➡ 77 00:03:59,039 --> 00:04:00,000 私の能力や経歴に ふさわしい会社を頼みたい。 78 00:04:00,000 --> 00:04:02,976 私の能力や経歴に ふさわしい会社を頼みたい。 79 00:04:02,976 --> 00:04:06,980 三ツ星銀行で 法人営業を 長年やってたもんでね。 80 00:04:06,980 --> 00:04:09,983 営業のノウハウなら 誰にも負けない自信がある。 81 00:04:09,983 --> 00:04:14,988 あ~ 昔 俺も 三ツ星の支店を回ってたからなぁ。 82 00:04:14,988 --> 00:04:17,991 もしかしたら お会いしてるかもですね。 83 00:04:17,991 --> 00:04:19,660 んっ? 84 00:04:19,660 --> 00:04:21,995 あっ そうか。 お伝えしてませんでした。 85 00:04:21,995 --> 00:04:23,997 轟さん 大陽はですね➡ 86 00:04:23,997 --> 00:04:29,002 三ツ星重工 社長 三星 大海さんの弟さんです。 87 00:04:29,002 --> 00:04:30,000 いやいや… まさか 社長の弟さんだとは…。 88 00:04:30,000 --> 00:04:32,005 いやいや… まさか 社長の弟さんだとは…。 89 00:04:32,005 --> 00:04:36,009 高島 お前が名前を言わないから。 (高島)すいません。 90 00:04:36,009 --> 00:04:39,012 えっと… 取りあえず 1週間ほど頂ければ。 91 00:04:39,012 --> 00:04:42,015 何とぞ よろしくお願いします。 92 00:04:48,021 --> 00:04:50,023 ハァ…。 93 00:04:50,023 --> 00:04:53,026 (ドアの開閉音) 94 00:04:57,030 --> 00:05:00,000 分かる。 お前の本来の仕事じゃない。 95 00:05:00,000 --> 00:05:00,968 分かる。 お前の本来の仕事じゃない。 96 00:05:00,968 --> 00:05:05,973 まっ ちょっと思いましたけど。 こっちも困ってるんだよ。 97 00:05:05,973 --> 00:05:09,977 分かります。 それに プライド高そうだったね。 98 00:05:09,977 --> 00:05:11,979 そうなんだよ。 99 00:05:11,979 --> 00:05:14,982 でも お世話になったんでしょ? 100 00:05:14,982 --> 00:05:20,988 会社員としての大切な心構えは 全部 あの人に教わったよ。 101 00:05:20,988 --> 00:05:22,990 恩人なんですね。 102 00:05:22,990 --> 00:05:25,993 働きづめで 辞めるときも➡ 103 00:05:25,993 --> 00:05:28,996 これで ようやく ゆっくり家族と過ごせるって➡ 104 00:05:28,996 --> 00:05:30,000 言ってたんだけど➡ 105 00:05:30,000 --> 00:05:30,998 言ってたんだけど➡ 106 00:05:30,998 --> 00:05:33,000 クリーニングしたてのスーツ➡ 107 00:05:33,000 --> 00:05:36,003 何も入ってない かばん。 108 00:05:36,003 --> 00:05:41,008 現役の頃を知っていただけに 何だかな…。 109 00:05:41,008 --> 00:05:44,011 面倒だとは分かってるが 頼む。 110 00:05:46,013 --> 00:05:51,018 うれしいです。 高島さんが 俺を頼ってくれて。 111 00:05:51,018 --> 00:05:55,022 言っとくが お前のことは信頼してるんだ。 112 00:05:55,022 --> 00:05:59,026 俺も 大海社長もな。 113 00:05:59,026 --> 00:06:00,000 知ってます。 ハハハ…! 114 00:06:00,000 --> 00:06:02,963 知ってます。 ハハハ…! 115 00:06:02,963 --> 00:06:08,969 あの日の 社長とお前のやりとりを 見ていて あらためて思い知った。 116 00:06:08,969 --> 00:06:12,973 大海社長は 常に 周りに壁をつくっている。 117 00:06:12,973 --> 00:06:17,978 だが お前だけは 例外だ。 118 00:06:17,978 --> 00:06:23,984 お前は 社長のルール外の特別になれる。 119 00:06:23,984 --> 00:06:28,989 今すぐにとは言わない。 戻ってこないか? 120 00:06:30,991 --> 00:06:34,995 そんなこと言ってくれるなんて うれしいなぁ。 121 00:06:34,995 --> 00:06:38,999 でも 俺は もう あそこの社員じゃない。 122 00:06:45,005 --> 00:06:46,673 《お疲れさま お疲れさま》 123 00:06:46,673 --> 00:06:49,009 《あっ お子さん 元気?》 《おかげさまで》 124 00:06:49,009 --> 00:06:51,011 《副社長》 《んっ?》 125 00:06:51,011 --> 00:06:54,014 《また来たんですか》 《何だよ 迷惑みたいに》 126 00:06:54,014 --> 00:06:58,018 《そうじゃないですけど…》 《何?》 127 00:06:58,018 --> 00:07:00,000 《この間も あんたのアドバイスどおり やって うまくいったよ》 128 00:07:00,000 --> 00:07:01,955 《この間も あんたのアドバイスどおり やって うまくいったよ》 129 00:07:01,955 --> 00:07:03,957 《お~ よかったじゃない》 130 00:07:03,957 --> 00:07:06,960 《はい 差し入れ》 131 00:07:06,960 --> 00:07:10,964 《こっちの立場がねえんだよ。 ったくよ》 132 00:07:10,964 --> 00:07:13,967 《おい みんな 副社長から差し入れだよ》 133 00:07:13,967 --> 00:07:16,970 (作業員)《副社長 いつも ありがとうございます》 134 00:07:16,970 --> 00:07:18,972 (岡田)《三星副社長》 《んっ?》 135 00:07:18,972 --> 00:07:20,974 《本社で お呼びです》 136 00:07:20,974 --> 00:07:27,981 《だいぶ前のことではあるが ここまでの不正となると…》 137 00:07:27,981 --> 00:07:30,000 《三ツ星エンジニアリングの中から➡ 138 00:07:30,000 --> 00:07:30,984 《三ツ星エンジニアリングの中から➡ 139 00:07:30,984 --> 00:07:36,990 誰かに 責任取ってもらわないといけない》 140 00:07:36,990 --> 00:07:41,995 《それが 副社長の俺ってことですね》 141 00:07:41,995 --> 00:07:43,997 《そうだ》 142 00:07:48,001 --> 00:07:51,004 《話は 分かりました》 143 00:07:51,004 --> 00:07:55,008 《残念だが》 《仕方ないことです》 144 00:07:59,012 --> 00:08:00,000 《今まで ありがとうございました》 145 00:08:00,000 --> 00:08:02,950 《今まで ありがとうございました》 146 00:08:10,958 --> 00:08:14,962 今の海兄には 高島さんが いるじゃん。 147 00:08:14,962 --> 00:08:16,964 いや 俺も いるけどだな…。 148 00:08:16,964 --> 00:08:18,966 高島さん。 149 00:08:18,966 --> 00:08:21,969 誰よりも信頼されてるんだよ 海兄に。 150 00:08:21,969 --> 00:08:25,973 分かってる? 社長室長。 ちゃかすな。 151 00:08:25,973 --> 00:08:28,976 はい この話は おしまい。 152 00:08:28,976 --> 00:08:30,000 じゃあ 轟さんの件は また ご連絡します。 153 00:08:30,000 --> 00:08:31,979 じゃあ 轟さんの件は また ご連絡します。 154 00:08:39,987 --> 00:08:41,989 <(ノック) 入れ。 155 00:08:41,989 --> 00:08:44,992 (ドアの開く音) (高島)失礼いたします。 156 00:08:47,995 --> 00:08:50,998 お呼びでしょうか。 157 00:08:50,998 --> 00:08:53,000 紹介しよう。 158 00:08:53,000 --> 00:08:59,006 元 経産省エネルギー庁長官の 篠田 博康さんだ。 159 00:08:59,006 --> 00:09:00,000 (高島) もちろん 存じ上げております。 160 00:09:00,000 --> 00:09:00,941 (高島) もちろん 存じ上げております。 161 00:09:00,941 --> 00:09:03,944 エネルギー庁長官を ご勇退された後は➡ 162 00:09:03,944 --> 00:09:06,947 三ツ星エネルギーの副社長に なられましたよね。 163 00:09:06,947 --> 00:09:09,950 さすがだね 高島君。 いえ。 164 00:09:09,950 --> 00:09:11,952 篠田さんには 今後 わが社で➡ 165 00:09:11,952 --> 00:09:13,954 大いに 手腕を振るってもらいたい と思ってる。 166 00:09:13,954 --> 00:09:18,959 来週には 正式に人事部から内示が出る。 167 00:09:18,959 --> 00:09:22,963 篠田氏のポストは➡ 168 00:09:22,963 --> 00:09:27,968 取締役 兼 社長室長。 169 00:09:27,968 --> 00:09:30,000 つまり お前の席を 明け渡してもらうことになる。 170 00:09:30,000 --> 00:09:30,971 つまり お前の席を 明け渡してもらうことになる。 171 00:09:32,973 --> 00:09:34,975 よろしく。 172 00:09:40,647 --> 00:09:43,984 (轟)あっ もしもし 高島? 轟です。 173 00:09:43,984 --> 00:09:46,987 新しい仕事の件 どうなったかと 思って 電話しました。 174 00:09:46,987 --> 00:09:50,991 また 空いた時間に 折り返してください。 175 00:09:50,991 --> 00:09:54,995 (良子)あら~ 轟さん? (轟)ああ この間は どうも。 176 00:09:54,995 --> 00:09:57,998 そば打ち教室 また ぜひ ご参加くださいね。 177 00:09:57,998 --> 00:10:00,000 (轟)ええ ぜひ。 178 00:10:04,004 --> 00:10:06,006 ハァ…。 179 00:10:11,011 --> 00:10:13,013 (ドアの開閉音) 180 00:10:13,013 --> 00:10:16,016 (轟)ただいま。 181 00:10:16,016 --> 00:10:18,018 買ってきたぞ。 182 00:10:20,020 --> 00:10:24,024 そうだ。 近いうちに 旅行にでも行かないか? 183 00:10:24,024 --> 00:10:25,692 旅行? 184 00:10:25,692 --> 00:10:28,028 もうすぐ 新しい仕事 始めるからさ➡ 185 00:10:28,028 --> 00:10:30,000 そしたら また忙しくなっちゃうだろ。 186 00:10:30,000 --> 00:10:31,031 そしたら また忙しくなっちゃうだろ。 187 00:10:31,031 --> 00:10:35,035 お友達と一緒に行ってきたら? (轟)えっ? 188 00:10:35,035 --> 00:10:40,040 私には パートもあるし。 (轟)パートって お前…。 189 00:10:40,040 --> 00:10:42,042 (久江)あら やだ。➡ 190 00:10:42,042 --> 00:10:46,046 私が シイタケ苦手なの 知ってるよね? 191 00:10:46,046 --> 00:10:48,048 俺が食べたいから 買ってきたんだよ。 192 00:10:48,048 --> 00:10:50,050 何が悪いんだ。 193 00:10:50,050 --> 00:10:53,053 パートなんか 休めばいいじゃないか。 194 00:10:53,053 --> 00:10:56,056 (久江)そう簡単に休めないわよ。 195 00:10:56,056 --> 00:10:59,059 私には 私のやることがあるんだから。 196 00:10:59,059 --> 00:11:00,000 (轟)だいたい いつまで やってんだよ そのパート。 197 00:11:00,000 --> 00:11:01,995 (轟)だいたい いつまで やってんだよ そのパート。 198 00:11:01,995 --> 00:11:07,000 蓄えだって あるんだし お前まで働かなくたって…。 199 00:11:07,000 --> 00:11:09,002 あなただってさ➡ 200 00:11:09,002 --> 00:11:14,007 そんな すぐに 新しい仕事 探す必要ないじゃない。 201 00:11:19,012 --> 00:11:21,014 (虎魂) おっ アニキ お疲れさまっす。 202 00:11:21,014 --> 00:11:24,017 ああ。 いや~ ごめんね 忙しいときに。 203 00:11:24,017 --> 00:11:26,019 何か お手伝いかな? 204 00:11:26,019 --> 00:11:30,000 実は ある人の再就職先を探すよう 頼まれちゃってね。 205 00:11:30,000 --> 00:11:30,023 実は ある人の再就職先を探すよう 頼まれちゃってね。 206 00:11:30,023 --> 00:11:32,025 再就職先? うん。 207 00:11:32,025 --> 00:11:34,027 あっ 仕事の合間で 構わないからさ➡ 208 00:11:34,027 --> 00:11:37,030 取引先の人とかに ちょっと 聞いてみてもらえないかな? 209 00:11:37,030 --> 00:11:41,034 ああ。 (虎魂)そんなの朝飯前っすよ。 210 00:11:41,034 --> 00:11:43,036 <(大吾)そいつは どうかな。 211 00:11:43,036 --> 00:11:45,038 (3人)うわっ…。 212 00:11:45,038 --> 00:11:49,042 こりゃあ 一筋縄じゃいかねえぞ。 要求が高すぎる。 213 00:11:49,042 --> 00:11:51,044 えっ 誰? 214 00:11:51,044 --> 00:11:54,047 紹介するよ。 友達の大ちゃんです。 215 00:11:54,047 --> 00:11:56,049 (大吾)俺は 町の ただのバイク屋さんだぞ。 216 00:11:56,049 --> 00:11:59,052 いやいや いやいや そんな顔して 結構 顔広いじゃん。 217 00:11:59,052 --> 00:12:00,000 頼むよ。 218 00:12:00,000 --> 00:12:00,988 頼むよ。 219 00:12:00,988 --> 00:12:02,990 あっ で こちらが 林田さん。 あっ…。 220 00:12:02,990 --> 00:12:04,658 虎。 うぃっす。 221 00:12:04,658 --> 00:12:06,994 立山君。 よろしくな。 222 00:12:06,994 --> 00:12:09,997 いかついのに その笑顔 パないっすね! 223 00:12:09,997 --> 00:12:13,000 でしょ? (スピーカー)(M)大陽さま 失礼いたします。 224 00:12:13,000 --> 00:12:16,003 (林田)うおぉ… 出た 謎の女性。 225 00:12:16,003 --> 00:12:19,006 えっ 誰? あれっ? 言ってなかったっけ? 226 00:12:19,006 --> 00:12:22,009 俺をサポートしてくれてる Mだよ。 227 00:12:22,009 --> 00:12:25,012 (スピーカー)よろしくお願いします。 (林田)ああ…。 228 00:12:25,012 --> 00:12:27,014 で どうだった? 229 00:12:27,014 --> 00:12:30,000 (スピーカー)轟さまが提示された条件に 該当する会社は 0件でした。 230 00:12:30,000 --> 00:12:31,018 (スピーカー)轟さまが提示された条件に 該当する会社は 0件でした。 231 00:12:31,018 --> 00:12:34,021 あ~ やっぱりなぁ。 232 00:12:34,021 --> 00:12:36,023 つまり われわれは その…。 233 00:12:36,023 --> 00:12:39,026 轟さんって人の再就職先を 探せばいいのか? 234 00:12:39,026 --> 00:12:42,029 ああ この人らしい。 (林田)あっ…。 235 00:12:44,031 --> 00:12:47,034 (虎魂)えっ!? このおっさん めっちゃ 理想 高くないっすか? 236 00:12:47,034 --> 00:12:51,038 深刻なんだよねぇ。 俺を雇ってよ問題。 237 00:12:51,038 --> 00:12:55,042 (大吾)確かに 50~60代が 退職後に再就職先を探すのは➡ 238 00:12:55,042 --> 00:12:59,046 大変かもなぁ。 (隼人)へぇ~。 239 00:12:59,046 --> 00:13:00,000 (せきばらい) (林田)よし。 240 00:13:00,000 --> 00:13:01,982 (せきばらい) (林田)よし。 241 00:13:01,982 --> 00:13:04,651 私が説明しましょう。 (虎魂)んっ? 242 00:13:04,651 --> 00:13:07,988 いいですか? おっさんっていうのはねぇ➡ 243 00:13:07,988 --> 00:13:10,991 体力も衰え 感性も古い。 244 00:13:10,991 --> 00:13:14,995 なのに プライドは高く 希望する給与額も高い! 245 00:13:14,995 --> 00:13:16,997 雇用する側にとっては➡ 246 00:13:16,997 --> 00:13:20,000 いまさら 新人扱いすることもできない。 247 00:13:20,000 --> 00:13:25,005 つまりは 超扱いづらい ハイコスト人材なんだよ。 248 00:13:25,005 --> 00:13:27,007 私たちは…。 249 00:13:27,007 --> 00:13:30,000 おい おっさん 落ち着けよ。 (林田)いやいや 分かってる。 250 00:13:30,000 --> 00:13:30,010 おい おっさん 落ち着けよ。 (林田)いやいや 分かってる。 251 00:13:30,010 --> 00:13:36,016 分かるんだよ 私が そうだったから。 252 00:13:36,016 --> 00:13:38,018 《こんな名刺を使うより➡ 253 00:13:38,018 --> 00:13:41,021 ロゼの1本でも入れてあげた方が よろしいかと》 254 00:13:41,021 --> 00:13:46,026 (林田)会社という看板を 奪われたときの喪失感。 255 00:13:46,026 --> 00:13:49,029 身に染みて よく分かる。➡ 256 00:13:49,029 --> 00:13:53,033 轟さんは きっと➡ 257 00:13:53,033 --> 00:13:58,038 自分が 自分で なくなってしまうような気がして➡ 258 00:13:58,038 --> 00:14:00,000 怖いんだ。 259 00:14:00,000 --> 00:14:00,040 怖いんだ。 260 00:14:04,978 --> 00:14:06,647 《お前には➡ 261 00:14:06,647 --> 00:14:11,985 これからは 室長補佐として 篠田氏を支えてもらいたい》 262 00:14:11,985 --> 00:14:13,987 《補佐…》 263 00:14:13,987 --> 00:14:16,990 (篠田)《まあ これからは 皆さんとともに➡ 264 00:14:16,990 --> 00:14:19,993 大海社長を支えていきましょう》 265 00:14:19,993 --> 00:14:21,995 《以上だ》 266 00:14:24,998 --> 00:14:29,002 《高島》 《はい》 267 00:14:29,002 --> 00:14:30,000 《与えられた職務を全うしろ》 268 00:14:30,000 --> 00:14:32,005 《与えられた職務を全うしろ》 269 00:14:37,010 --> 00:14:40,013 ハァ…。 270 00:14:43,016 --> 00:14:47,020 あの…。 (篠田)はい。 どうしました? 271 00:14:47,020 --> 00:14:51,024 15時から 経産省の内山さまと ミーティングでは? 272 00:14:51,024 --> 00:14:55,028 ああ 内山さんとは 先ほど 電話で 話は済んだ。 273 00:14:55,028 --> 00:14:58,031 彼とも付き合いが長くてね。 274 00:14:58,031 --> 00:15:00,000 失礼しました。 275 00:15:00,000 --> 00:15:01,969 失礼しました。 276 00:15:01,969 --> 00:15:05,973 あっ 高島さんね➡ 277 00:15:05,973 --> 00:15:09,977 今後のミーティング 食事会は 参加しなくても 結構ですから。 278 00:15:09,977 --> 00:15:13,981 えっ!? それでは 室長補佐としての役目が…。 279 00:15:13,981 --> 00:15:18,986 (篠田)だったら 私の書類でも まとめておいてください。 280 00:15:27,995 --> 00:15:30,000 (篠田)あの高島って男は つくづく 煩わしい男だ。➡ 281 00:15:30,000 --> 00:15:33,000 (篠田)あの高島って男は つくづく 煩わしい男だ。➡ 282 00:15:33,000 --> 00:15:36,003 私の後を 金魚のフンのように つけ回してる。 283 00:15:36,003 --> 00:15:39,006 実務能力は 随一です。 284 00:15:39,006 --> 00:15:43,010 故に うちの社長は 信頼を寄せてる。 285 00:15:45,012 --> 00:15:49,016 首を切るって話じゃなかったのか。 286 00:15:49,016 --> 00:15:51,018 いなくなるのは 時間の問題です。 287 00:15:51,018 --> 00:15:55,022 もはや この会社に 彼の居場所はない。 288 00:15:55,022 --> 00:15:58,025 そして…。 支えをなくして➡ 289 00:15:58,025 --> 00:16:00,000 大海社長は それで孤立か。 290 00:16:00,000 --> 00:16:01,962 大海社長は それで孤立か。 291 00:16:04,965 --> 00:16:07,968 一つ 聞きたいことがある。 292 00:16:07,968 --> 00:16:09,970 どうして そこまで? 293 00:16:11,972 --> 00:16:13,974 (匡邦)《ここから 三ツ星の歴史 変えてやる》➡ 294 00:16:13,974 --> 00:16:15,976 《俺と お前でな》 295 00:16:15,976 --> 00:16:17,978 (匡邦)《恥を知れ! お前は 三ツ星にとって➡ 296 00:16:17,978 --> 00:16:19,980 何の価値もない人間だ》 297 00:16:21,982 --> 00:16:25,986 さあ どうしてでしょうね。 298 00:16:31,992 --> 00:16:34,928 (大吾)大陽 これ 懐かしいだろ? 299 00:16:34,928 --> 00:16:38,932 うーわ! 懐かしい~。 300 00:16:38,932 --> 00:16:42,936 片付けてたら 急に出てきたんだよ。 301 00:16:42,936 --> 00:16:45,939 それには 世話になったからなぁ。 302 00:16:47,941 --> 00:16:51,945 はい。 そういうわけで それは返す。 303 00:16:51,945 --> 00:16:55,949 いや 返されても…。 で 本題だよ。 304 00:16:55,949 --> 00:17:00,000 ああ 轟さんね。 どうだった? 305 00:17:00,000 --> 00:17:00,954 ああ 轟さんね。 どうだった? 306 00:17:00,954 --> 00:17:05,959 ゼロだよ ゼロ。 ハァ…。 まあ そうなるよねぇ。 307 00:17:05,959 --> 00:17:08,962 だって 俺より おっさんじゃん。 308 00:17:08,962 --> 00:17:11,965 どこの会社だって どうせ雇うんだったら➡ 309 00:17:11,965 --> 00:17:14,968 やっぱり 長く働いてもらいたいわけよ。 310 00:17:14,968 --> 00:17:17,971 年を食ってんのは 大きなマイナスだ。 311 00:17:17,971 --> 00:17:20,974 悲しいけど そうなるよねぇ。 312 00:17:20,974 --> 00:17:26,980 おっさんってのが 何か プラスになりゃいいんだがなぁ。 313 00:17:26,980 --> 00:17:30,000 おっさんがプラスに…。 314 00:17:30,000 --> 00:17:30,984 おっさんがプラスに…。 315 00:17:30,984 --> 00:17:32,986 なるほど。 316 00:17:32,986 --> 00:17:34,988 んっ? 317 00:17:34,988 --> 00:17:37,991 1回 あの人に聞いてみよっかなぁ。 318 00:17:37,991 --> 00:17:39,993 えっ? 319 00:17:41,995 --> 00:17:44,998 大ちゃん さっすが。 320 00:17:44,998 --> 00:17:48,001 お… おう。 321 00:17:50,003 --> 00:17:52,005 ホント? じゃあ ぜひ 面接を。 322 00:17:52,005 --> 00:17:54,007 じゃあ 近々。 323 00:17:54,007 --> 00:17:57,010 はーい。 324 00:17:57,010 --> 00:18:00,000 高島さん 朗報だよ! 轟さんの新しい仕事先…。 325 00:18:00,000 --> 00:18:00,013 高島さん 朗報だよ! 轟さんの新しい仕事先…。 326 00:18:00,013 --> 00:18:02,015 うお~っ! えっ!? 327 00:18:02,015 --> 00:18:07,020 「ああ 内山さんとはね 先ほど 電話で 話は済みました」 328 00:18:07,020 --> 00:18:10,023 「彼とも付き合いが長くてね」 329 00:18:10,023 --> 00:18:13,026 はぁ~!? 330 00:18:13,026 --> 00:18:15,028 ちょっと。 飲み過ぎだって 高島さん。 331 00:18:15,028 --> 00:18:17,030 ふざけんな! おぉ…。 332 00:18:17,030 --> 00:18:20,033 こんなに荒れてるの 初めてだねぇ。 333 00:18:20,033 --> 00:18:21,702 当たり前だ! 334 00:18:21,702 --> 00:18:26,039 俺だって こんな惨めな思いしたの 初めてなんだぞ! 335 00:18:26,039 --> 00:18:30,000 その篠田って人が室長になって 海兄は 大丈夫なの? 336 00:18:30,000 --> 00:18:30,043 その篠田って人が室長になって 海兄は 大丈夫なの? 337 00:18:30,043 --> 00:18:32,045 それがさ…。 338 00:18:32,045 --> 00:18:34,982 これが回って回って。 339 00:18:34,982 --> 00:18:38,986 あちゃ~ うまくいっちゃってるんだ。 340 00:18:38,986 --> 00:18:42,990 篠田は 元エネルギー庁長官だぞ。 341 00:18:42,990 --> 00:18:47,995 役人とのパイプも 事業の推進力も 俺とは桁違いだ。 342 00:18:47,995 --> 00:18:49,997 もう完全なる上位互換! 343 00:18:49,997 --> 00:18:51,999 悔しいね。 344 00:18:51,999 --> 00:18:55,002 このまま 俺は 静かに去った方が➡ 345 00:18:55,002 --> 00:19:00,000 三ツ星のために なるんじゃないかと思うよ。 346 00:19:00,000 --> 00:19:00,007 三ツ星のために なるんじゃないかと思うよ。 347 00:19:00,007 --> 00:19:03,010 まあまあ まあまあ。 元気 出してって。 ねっ? 348 00:19:03,010 --> 00:19:06,013 何か勘違いしてない? えっ? 349 00:19:08,015 --> 00:19:09,683 うわっ ちょっと…。 350 00:19:09,683 --> 00:19:13,020 俺が こんな思いしてんのはな お前のせいなんだぞ! 351 00:19:13,020 --> 00:19:17,024 いや… 何で 俺? 言ったろ! 352 00:19:17,024 --> 00:19:21,028 お前は 大海社長にとって 特別な存在だ。 353 00:19:21,028 --> 00:19:25,032 そんなお前が 最初から 社長とタッグ組んでれば➡ 354 00:19:25,032 --> 00:19:28,035 俺が こんな惨めな思いしないで 済んだんだよ! 355 00:19:28,035 --> 00:19:30,000 ああ… そんなことないって。 356 00:19:30,000 --> 00:19:31,038 ああ… そんなことないって。 357 00:19:31,038 --> 00:19:36,977 お前が そばにいないから! だから…! 358 00:19:36,977 --> 00:19:41,982 俺が そばで支えるしかないって…。 359 00:19:43,984 --> 00:19:49,990 社長を支えられるのは 俺だけだって…。 360 00:19:49,990 --> 00:19:53,994 とんだ錯覚だった。 361 00:19:53,994 --> 00:20:00,000 俺なんか あっという間に すげ替えられるような存在だった。 362 00:20:02,002 --> 00:20:07,007 だから お前が そばにいれば…。 363 00:20:09,009 --> 00:20:12,012 いや… いや 違う。 364 00:20:14,014 --> 00:20:19,019 俺だって 本当は 社長の➡ 365 00:20:19,019 --> 00:20:26,026 ルール外の特別に… なりたかった。 366 00:20:26,026 --> 00:20:28,028 ハハ…。 367 00:20:33,967 --> 00:20:37,971 (スピーカー)(M)大陽さま 大陽さま。➡ 368 00:20:37,971 --> 00:20:39,973 大陽さま! 369 00:20:41,975 --> 00:20:45,979 (スピーカー)♬(大音量で流れる音楽) あ~っ! 370 00:20:45,979 --> 00:20:47,981 (スピーカー)おはようございます。 ちょ… M! 371 00:20:47,981 --> 00:20:51,985 (スピーカー)二日酔いの大陽さまに 目覚めのよいブラームスです。 372 00:20:51,985 --> 00:20:54,988 ごめん ごめん ごめん…! 片付ける 片付ける! 373 00:20:54,988 --> 00:20:57,991 はいはい…! 374 00:20:57,991 --> 00:20:59,993 高島さん すごっ。 375 00:20:59,993 --> 00:21:00,000 いやいや…。 起きて 高島さん 高島さん! 376 00:21:00,000 --> 00:21:03,997 いやいや…。 起きて 高島さん 高島さん! 377 00:21:03,997 --> 00:21:05,999 ちょ… 起きて! 378 00:21:05,999 --> 00:21:10,003 間に合う? ああ 家も会社の近くだからな。 379 00:21:10,003 --> 00:21:12,005 よかった。 380 00:21:12,005 --> 00:21:15,008 轟さんの面接 また 決まったら 連絡します。 381 00:21:15,008 --> 00:21:17,010 うん。 382 00:21:17,010 --> 00:21:21,014 とにかくな いいかげん お前は 三ツ星に入り直せ。 383 00:21:21,014 --> 00:21:24,017 だから 俺は戻らないって。 384 00:21:24,017 --> 00:21:26,019 頑固だな まったく。 385 00:21:26,019 --> 00:21:30,000 そこまでして この会社 やる理由あんのかよ。 386 00:21:30,000 --> 00:21:30,023 そこまでして この会社 やる理由あんのかよ。 387 00:21:30,023 --> 00:21:34,962 うーん… この会社をやる理由か。 388 00:21:42,970 --> 00:21:45,973 高島さん。 んっ? 何だ? 389 00:21:45,973 --> 00:21:49,977 俺は 今の三ツ星のことは よく分からないけどさ➡ 390 00:21:49,977 --> 00:21:52,980 無駄なものが嫌いな海兄が➡ 391 00:21:52,980 --> 00:21:56,984 どうして 新しい室長のもとに 補佐なんて置いたんだろう? 392 00:21:58,986 --> 00:22:00,000 もう少し 様子 見てもいいのかもよ。 393 00:22:00,000 --> 00:22:02,990 もう少し 様子 見てもいいのかもよ。 394 00:22:02,990 --> 00:22:07,995 ハッ… お前に言われなくても そんなこと 百も承知だ。 395 00:22:07,995 --> 00:22:09,997 そっか。 よかった。 396 00:22:09,997 --> 00:22:11,999 じゃあな。 うん。 397 00:22:11,999 --> 00:22:15,002 いってらっしゃい。 ああ。 398 00:22:15,002 --> 00:22:30,000 ♬~ 399 00:22:30,000 --> 00:22:33,954 ♬~ 400 00:22:33,954 --> 00:22:36,957 (部下)高島さん 最近 会議室こもって 何してんの? 401 00:22:36,957 --> 00:22:39,960 (部下)篠田室長の全案件のデータ 把握するんだって。 402 00:22:39,960 --> 00:22:43,964 (部下)全案件って 量ヤバいだろ。 403 00:22:47,968 --> 00:22:50,971 《与えられた職務を全うしろ》 404 00:22:58,979 --> 00:23:00,000 (轟)うん。 そうか。 今日 お前も来てくれるのか 高島。 405 00:23:00,000 --> 00:23:02,983 (轟)うん。 そうか。 今日 お前も来てくれるのか 高島。 406 00:23:02,983 --> 00:23:04,918 よかった。 407 00:23:04,918 --> 00:23:07,921 いやな あの 三星 大陽って➡ 408 00:23:07,921 --> 00:23:11,925 三ツ星の子会社の不正に 関わったとかで辞めたやつだろ? 409 00:23:11,925 --> 00:23:15,929 (轟)社長の弟とはいえ まだ信用がおけなくてな。➡ 410 00:23:15,929 --> 00:23:18,932 変な会社だったら すぐ断るからな。 ハハ…。 411 00:23:18,932 --> 00:23:21,935 とにかく 今から そっち行くから。 412 00:23:21,935 --> 00:23:23,937 うん。 ありがとう。 413 00:23:40,954 --> 00:23:46,960 いや~ すいませんねぇ。 紹介する社長が現場第一主義で。 414 00:23:46,960 --> 00:23:48,962 ここが職場? 415 00:23:50,964 --> 00:23:53,967 おっ! いた いた。 どうも~。 416 00:23:53,967 --> 00:23:57,971 (音野)あっ 大陽さん。 (山口)あれっ? どうしたんです? 417 00:23:57,971 --> 00:24:00,000 高島さんも。 この間は どうも。 (高島)いえいえ こちらこそです。 418 00:24:00,000 --> 00:24:00,974 高島さんも。 この間は どうも。 (高島)いえいえ こちらこそです。 419 00:24:00,974 --> 00:24:03,977 どう? 打ち合わせ 順調に進んでる? 420 00:24:03,977 --> 00:24:06,914 ちょうど今 いいところで まとまったところです。 421 00:24:06,914 --> 00:24:09,917 (音野)ええ。 山谷さんから とってもありがたいご提案 頂いて。 422 00:24:09,917 --> 00:24:11,919 えっ? あっ 違いますよ。 423 00:24:11,919 --> 00:24:16,924 さっき言ったのは 山口と加賀谷で 山谷コンビということでして。 424 00:24:16,924 --> 00:24:19,927 えっ!? (加賀谷)えっ!? 何の「えっ!?」 怖っ。 425 00:24:19,927 --> 00:24:21,929 (高島)あの~ 何の打ち合わせなんですか? 426 00:24:21,929 --> 00:24:24,932 (山口)あっ われわれの開発した 宅・システムなんですが➡ 427 00:24:24,932 --> 00:24:28,936 ぜひ 東京でも 実用に向けて 動けないか思案しておりまして➡ 428 00:24:28,936 --> 00:24:30,000 今日は その営業に。 (高島)なるほど。 429 00:24:30,000 --> 00:24:31,939 今日は その営業に。 (高島)なるほど。 430 00:24:31,939 --> 00:24:35,943 あっ 音野さん。 こちら 例の轟さん。 431 00:24:35,943 --> 00:24:39,947 あっ 初めまして。 音野と申します。 432 00:24:39,947 --> 00:24:41,949 えっ? 433 00:24:44,952 --> 00:24:49,957 (轟)あの~ うん…。 私の提示した条件とは➡ 434 00:24:49,957 --> 00:24:52,960 だいぶ違うように お見受けするんだが。 435 00:24:52,960 --> 00:24:55,963 今の轟さんのポテンシャルを 最大限に生かせる場所を考えて➡ 436 00:24:55,963 --> 00:24:58,966 彼女に声を掛けたんだ。 437 00:24:58,966 --> 00:25:00,000 この話に乗ってくれた音野さんも 相当センスいいと思うけどな。 438 00:25:00,000 --> 00:25:01,969 この話に乗ってくれた音野さんも 相当センスいいと思うけどな。 439 00:25:01,969 --> 00:25:04,972 (音野)えっ そうですか? うん。 440 00:25:04,972 --> 00:25:07,975 音野社長は 轟さんの どんなところをよいと? 441 00:25:07,975 --> 00:25:09,977 (轟)分かりますよ。 442 00:25:09,977 --> 00:25:12,980 確かに 私のような 経験豊富な営業担当がいれば➡ 443 00:25:12,980 --> 00:25:14,982 そりゃあ お力にはなれると思いますがね。 444 00:25:14,982 --> 00:25:16,984 いえ…。 445 00:25:16,984 --> 00:25:19,987 (轟)何ですか? 446 00:25:19,987 --> 00:25:23,991 今回 轟さんに お仕事を お願いしたいと思ったのは➡ 447 00:25:23,991 --> 00:25:26,994 その… もちろん➡ 448 00:25:26,994 --> 00:25:29,997 営業のノウハウを知ってる方に いらしていただけたら➡ 449 00:25:29,997 --> 00:25:30,000 とっても ありがたいんですけど➡ 450 00:25:30,000 --> 00:25:31,999 とっても ありがたいんですけど➡ 451 00:25:31,999 --> 00:25:36,003 それ以上に うちのマンションは シニア向けの利用施設ですので。 452 00:25:36,003 --> 00:25:37,671 んっ? 453 00:25:37,671 --> 00:25:41,008 (音野) やっぱり お年が近い方の方が➡ 454 00:25:41,008 --> 00:25:46,013 利用者の方の目線に立って 働いていただけるかなと。 455 00:25:46,013 --> 00:25:49,016 あっ でも…。 456 00:25:49,016 --> 00:25:54,021 これって とても大切なことなんです。 457 00:25:54,021 --> 00:25:56,690 若い人たちだけでは 気付けないところも➡ 458 00:25:56,690 --> 00:26:00,000 たくさん あると思いますし…。 (轟)つまり 何だ。 459 00:26:00,000 --> 00:26:00,027 たくさん あると思いますし…。 (轟)つまり 何だ。 460 00:26:00,027 --> 00:26:03,030 私が年寄りだから雇いたいって そういうことか? 461 00:26:03,030 --> 00:26:05,966 あっ いや あの… それだけが理由じゃないんです。 462 00:26:05,966 --> 00:26:08,969 それも理由なんじゃないか! 463 00:26:08,969 --> 00:26:12,973 私は 就業経験がないので➡ 464 00:26:12,973 --> 00:26:15,976 色々なスキルを持った方に いらしていただけたら。 465 00:26:15,976 --> 00:26:17,978 はぁ!? 466 00:26:17,978 --> 00:26:21,982 私は この仕事をするまでは 専業主婦だったので。 467 00:26:21,982 --> 00:26:23,984 ちょっと待ってくれよ。 468 00:26:23,984 --> 00:26:26,987 就業経験もなくて よく社長なんてできたな。 469 00:26:26,987 --> 00:26:28,989 轟さん。 470 00:26:28,989 --> 00:26:30,000 仕事をなめるんじゃない! 471 00:26:30,000 --> 00:26:32,993 仕事をなめるんじゃない! 472 00:26:32,993 --> 00:26:35,996 旦那が どうやって 毎日 必死に働いてるかも知らないで➡ 473 00:26:35,996 --> 00:26:38,999 社長のまね事とは! 474 00:26:38,999 --> 00:26:43,003 俺たちが どんな思いで 働いてきたのか知ってんのか!?➡ 475 00:26:43,003 --> 00:26:45,005 いいか!? 476 00:26:45,005 --> 00:26:49,009 俺たちにとって 仕事ってのは 栄冠なんだよ! 477 00:26:49,009 --> 00:26:55,015 会社のため 家族のために 身を粉にして 汗水 垂らして! 478 00:26:55,015 --> 00:26:58,018 つらいときも 苦しいときも 我慢して➡ 479 00:26:58,018 --> 00:27:00,000 必死に 40年 働いて ようやく手に入れた冠なんだ! 480 00:27:00,000 --> 00:27:02,022 必死に 40年 働いて ようやく手に入れた冠なんだ! 481 00:27:02,022 --> 00:27:05,959 それを…。 482 00:27:05,959 --> 00:27:08,962 何のねぎらいの言葉もない。 483 00:27:12,966 --> 00:27:16,970 そればかりか…。 (高島)轟さん。 484 00:27:16,970 --> 00:27:20,974 と… とにかく この話は なしだ! 485 00:27:20,974 --> 00:27:23,977 (高島) ちょ… ちょっと! 轟さん! 486 00:27:23,977 --> 00:27:25,979 すいません。 487 00:27:31,985 --> 00:27:33,987 (久江)《あとは➡ 488 00:27:33,987 --> 00:27:35,989 あなたの欄 書いて 出せばいいようになってるから》 489 00:27:35,989 --> 00:27:37,991 (轟)《どういうつもりだ?》 490 00:27:37,991 --> 00:27:41,995 《そんな急に…》 《急に?》 491 00:27:41,995 --> 00:27:43,997 (轟)《俺が何したっていうんだ》 492 00:27:43,997 --> 00:27:47,000 《俺は 40年間 家族のために働いてきたんだぞ》 493 00:27:47,000 --> 00:27:51,004 《それは 感謝してるわ。 本当よ》 494 00:27:51,004 --> 00:27:54,007 《久美も独り立ちして 何不自由ない暮らしができて》 495 00:27:54,007 --> 00:27:56,009 《だったら どうして…》 496 00:27:56,009 --> 00:28:00,000 《でも 私から望んだことは 一度もない》 497 00:28:00,000 --> 00:28:00,013 《でも 私から望んだことは 一度もない》 498 00:28:00,013 --> 00:28:04,017 (久江)《何度も言ったわ。 そんなに仕事しなくてもって》 499 00:28:04,017 --> 00:28:05,953 《それは…》 500 00:28:05,953 --> 00:28:08,956 《私のため 久美のため って言いながら➡ 501 00:28:08,956 --> 00:28:11,959 大事なことは いっつも 一人で決めて》➡ 502 00:28:11,959 --> 00:28:14,962 《あなたの人生に➡ 503 00:28:14,962 --> 00:28:17,965 私が入り込む隙間なんて なかった》 504 00:28:19,967 --> 00:28:24,972 (久江) 《あなたの人生は 会社だけ》➡ 505 00:28:24,972 --> 00:28:29,977 《本当は 家族なんて めんどくさかっただけでしょう》 506 00:28:32,980 --> 00:28:35,983 (高島)轟さん 轟さん! 507 00:28:35,983 --> 00:28:37,985 (轟)うるさい! 508 00:28:37,985 --> 00:28:39,987 (高島)あの言い方は ないです。 509 00:28:39,987 --> 00:28:43,991 あんな轟さん 見たくなかった。 510 00:28:45,993 --> 00:28:47,995 すまない。 511 00:28:55,002 --> 00:28:58,005 覚えてますか? 512 00:28:58,005 --> 00:29:00,000 俺が 大口の取引先でミスして➡ 513 00:29:00,000 --> 00:29:01,008 俺が 大口の取引先でミスして➡ 514 00:29:01,008 --> 00:29:07,948 轟さん 俺のミス かばって 平謝りしてくれて。 515 00:29:07,948 --> 00:29:14,955 俺は ただ 轟さんに あのころみたいに…。 516 00:29:17,958 --> 00:29:22,963 昨日 妻が出ていったんだ。 517 00:29:22,963 --> 00:29:24,965 えっ? 518 00:29:24,965 --> 00:29:28,969 夫婦っていうのは 分からないもんだな。 519 00:29:28,969 --> 00:29:30,000 少しなんだよ。 520 00:29:30,000 --> 00:29:31,972 少しなんだよ。 521 00:29:31,972 --> 00:29:34,975 俺は 少し ずれてるなって 思ってたくらいだったんだ。 522 00:29:38,979 --> 00:29:40,981 でも あいつは 違ってた。 523 00:29:40,981 --> 00:29:46,987 (久江)《本当は 家族なんて めんどくさかっただけでしょう》 524 00:29:48,989 --> 00:29:53,994 (轟)言い返したかったよ。 そうじゃないって。 525 00:29:53,994 --> 00:29:56,997 でも 言えなかった。 526 00:29:58,999 --> 00:30:00,000 その言葉が どうしても出ないんだ。 527 00:30:00,000 --> 00:30:02,002 その言葉が どうしても出ないんだ。 528 00:30:07,941 --> 00:30:10,944 分かんないんだよ。 529 00:30:10,944 --> 00:30:14,948 高島 教えてくれよ。 530 00:30:14,948 --> 00:30:18,952 俺たちが働いてきたのって 何の意味があったんだ。 531 00:30:23,957 --> 00:30:30,000 誰のためとか 働く理由とか➡ 532 00:30:30,000 --> 00:30:30,964 誰のためとか 働く理由とか➡ 533 00:30:30,964 --> 00:30:33,967 そういうことじゃ ないのかもしれません。 534 00:30:33,967 --> 00:30:39,973 だって 全部 私たちが 選んできた結果なんですから。 535 00:30:41,975 --> 00:30:43,977 (高島)間違うこともありますよ。 536 00:30:43,977 --> 00:30:48,982 そしたら 正していけばいい。 537 00:30:48,982 --> 00:30:51,985 いいことも悪いことも あったってだけなんです。 538 00:30:51,985 --> 00:30:56,990 でも 無駄だったことなんて 何一つない。 539 00:30:58,992 --> 00:31:00,000 (高島) だから この先も頑張って…。 540 00:31:00,000 --> 00:31:04,932 (高島) だから この先も頑張って…。 541 00:31:04,932 --> 00:31:06,934 そうすれば➡ 542 00:31:06,934 --> 00:31:12,940 ここが自分の居場所だって 思える場所が 必ず見つかる。 543 00:31:15,943 --> 00:31:19,947 (高島)俺は そう信じてます。 544 00:31:19,947 --> 00:31:30,000 ♬~ 545 00:31:30,000 --> 00:31:30,958 ♬~ 546 00:31:30,958 --> 00:31:34,962 すまん 高島。 547 00:31:41,969 --> 00:31:43,971 (高島)あの人 大丈夫だったか? 548 00:31:43,971 --> 00:31:48,976 うん。 音野さんも 家族のことで 色々あったからねぇ。 549 00:31:48,976 --> 00:31:52,980 轟さんの気持ちも 分かってあげられると思うんだ。 550 00:31:52,980 --> 00:31:55,983 すまない。 ううん。 551 00:31:55,983 --> 00:31:58,986 あっ そうそうそう。 552 00:31:58,986 --> 00:32:00,000 これ。 553 00:32:00,000 --> 00:32:00,988 これ。 554 00:32:02,990 --> 00:32:05,926 何だこれ? 前に話したやつ。 555 00:32:05,926 --> 00:32:10,931 俺が サンシャインファンドを 立ち上げた理由… かな。 556 00:32:10,931 --> 00:32:13,934 友達の家が バイク屋さんをやってたんだけど➡ 557 00:32:13,934 --> 00:32:17,271 つぶされかけて 何とかしたくて…。 558 00:32:17,271 --> 00:32:20,941 《でも もう大丈夫だ》 559 00:32:20,941 --> 00:32:22,943 (大陽)《えっ?》 560 00:32:22,943 --> 00:32:24,945 《うちは 来年から➡ 561 00:32:24,945 --> 00:32:27,948 ミズオートのフランチャイズ店舗になるんだ》 562 00:32:27,948 --> 00:32:30,000 《まあ これ以上 借金 増やせねえし》 563 00:32:30,000 --> 00:32:33,954 《まあ これ以上 借金 増やせねえし》 564 00:32:33,954 --> 00:32:35,956 《仕方ねえよ》 565 00:32:37,958 --> 00:32:39,960 でも それから だいぶ たって➡ 566 00:32:39,960 --> 00:32:43,964 三ツ星を辞めて さあ どうしようってときに➡ 567 00:32:43,964 --> 00:32:45,966 大ちゃんと再会した。 568 00:32:45,966 --> 00:32:48,969 《これ》 569 00:32:48,969 --> 00:32:51,972 《もう1回 やってみないか? 大ちゃん》 570 00:32:51,972 --> 00:32:53,974 《お前 これ…》 571 00:32:53,974 --> 00:32:56,977 《何だか捨てられなくてさ》 572 00:32:56,977 --> 00:33:00,000 《ミズオートとの契約を切って 大木モーターを復活させよう》 573 00:33:00,000 --> 00:33:00,981 《ミズオートとの契約を切って 大木モーターを復活させよう》 574 00:33:02,983 --> 00:33:06,920 《大陽 来い》 575 00:33:06,920 --> 00:33:11,925 《真剣に どうしたらいいか 教えてほしい》 576 00:33:11,925 --> 00:33:15,929 《俺も いい年になったし…》 577 00:33:15,929 --> 00:33:20,934 《この看板を もう一度 掛けたい と思ってたところだ》 578 00:33:20,934 --> 00:33:23,937 《大ちゃん》 579 00:33:23,937 --> 00:33:27,941 《俺も 同じ気持ちだったんだ 大陽》 580 00:33:27,941 --> 00:33:30,000 《この看板だけは 今まで捨てられなかった》 581 00:33:30,000 --> 00:33:31,945 《この看板だけは 今まで捨てられなかった》 582 00:33:34,948 --> 00:33:36,950 《変わってみせる》 583 00:33:36,950 --> 00:33:40,954 《このバイク屋も 俺自身も》 584 00:33:40,954 --> 00:33:44,958 《大木モーターを蘇らせる》 585 00:33:47,961 --> 00:33:52,966 《スタートアップしよう》 《おう》 586 00:33:52,966 --> 00:33:56,970 大ちゃんのバイク屋は 翌年 ミズオートとの契約を打ち切って➡ 587 00:33:56,970 --> 00:33:59,973 大木モーターとして復活した。 588 00:33:59,973 --> 00:34:00,000 それが きっかけで 俺は この会社をつくった。 589 00:34:00,000 --> 00:34:04,912 それが きっかけで 俺は この会社をつくった。 590 00:34:04,912 --> 00:34:07,915 スタートアップする人たちの 喜ぶ顔が見たかった➡ 591 00:34:07,915 --> 00:34:09,917 とか言うんじゃないだろうな。 592 00:34:09,917 --> 00:34:12,920 違う。 593 00:34:12,920 --> 00:34:14,922 俺が そのノートを ずっと捨てられなかった意味を➡ 594 00:34:14,922 --> 00:34:16,924 考えたんだ。 595 00:34:18,926 --> 00:34:22,930 資産は人なり。 596 00:34:22,930 --> 00:34:26,934 変わりたいっていう人の 心の底からの欲望。 597 00:34:26,934 --> 00:34:29,937 それをかなえる手伝いをしたい。 598 00:34:29,937 --> 00:34:30,000 たぶん それが 俺の生きがいなんだ。 599 00:34:30,000 --> 00:34:33,941 たぶん それが 俺の生きがいなんだ。 600 00:34:37,945 --> 00:34:39,947 そんでもって…。 601 00:34:39,947 --> 00:34:43,951 《俺は 俺のやり方で 海兄を支える》 602 00:34:51,959 --> 00:34:53,961 大陽。 603 00:34:56,964 --> 00:35:00,000 篠田室長が 不正に関わっている可能性がある。 604 00:35:00,000 --> 00:35:01,969 篠田室長が 不正に関わっている可能性がある。 605 00:35:04,972 --> 00:35:08,976 だが 悩んでる。 606 00:35:08,976 --> 00:35:12,980 篠田さんは 今も 会社に利益を生み続けている。 607 00:35:12,980 --> 00:35:15,983 三ツ星の発展のためには➡ 608 00:35:15,983 --> 00:35:19,987 このままの方が いいのかもって。 609 00:35:19,987 --> 00:35:22,990 まーた そうやって すぐ いい人ぶる! 610 00:35:22,990 --> 00:35:24,992 なっ…。 611 00:35:24,992 --> 00:35:27,995 自分の外に理由をつくっても 何にもなんないよ。 612 00:35:27,995 --> 00:35:29,997 今の環境に変わって➡ 613 00:35:29,997 --> 00:35:30,000 それでも 高島さんが 捨てられないものって何だろう。 614 00:35:30,000 --> 00:35:35,002 それでも 高島さんが 捨てられないものって何だろう。 615 00:35:35,002 --> 00:35:38,005 あの会社で働く意味って➡ 616 00:35:38,005 --> 00:35:41,008 きっと そこにあるんじゃないかな。 617 00:35:55,956 --> 00:35:57,958 三ツ星エネルギーが開発した カーボンリサイクル技術。 618 00:35:57,958 --> 00:36:00,000 そのデータが 外部に漏れていました。 619 00:36:00,000 --> 00:36:02,963 そのデータが 外部に漏れていました。 620 00:36:02,963 --> 00:36:04,965 根拠は? 621 00:36:04,965 --> 00:36:07,968 こちらは SONOMIYA技研が発表している➡ 622 00:36:07,968 --> 00:36:11,972 カーボンニュートラル宣言ですが。 623 00:36:11,972 --> 00:36:13,974 (高島)この数値は➡ 624 00:36:13,974 --> 00:36:16,977 今までのSONOMIYA技研の技術では 不可能に近い。 625 00:36:16,977 --> 00:36:21,915 新技術を開発したという話も 聞かない。 にもかかわらず➡ 626 00:36:21,915 --> 00:36:25,919 前年の1.5倍という 突拍子もない 目標値になっています。 627 00:36:25,919 --> 00:36:29,923 しかし 優れた他社の新技術があれば➡ 628 00:36:29,923 --> 00:36:30,000 達成は容易だ。 629 00:36:30,000 --> 00:36:31,925 達成は容易だ。 630 00:36:31,925 --> 00:36:35,929 例えば 三ツ星エネルギーの新技術とか。 631 00:36:39,933 --> 00:36:41,935 篠田室長。 632 00:36:41,935 --> 00:36:44,938 あなたが 三ツ星エネルギーの 副社長に就任された直後に➡ 633 00:36:44,938 --> 00:36:48,942 SONOMIYA技研の目標値が 改定されました。 634 00:36:48,942 --> 00:36:51,945 これは 偶然なんでしょうか? 635 00:36:51,945 --> 00:36:55,949 ハハハ…! 636 00:36:55,949 --> 00:36:59,953 たまたまなんじゃない? 637 00:37:08,962 --> 00:37:13,967 (高島)これは SONOMIYA技研から 匿名で送られてきました。➡ 638 00:37:13,967 --> 00:37:17,971 篠田室長と 室長が 今も 頻繁にお会いになっている➡ 639 00:37:17,971 --> 00:37:20,974 SONOMIYA技研 CTOとの やりとりを記録した➡ 640 00:37:20,974 --> 00:37:23,911 音声データです。➡ 641 00:37:23,911 --> 00:37:29,917 今 この場で お聞きいただいても よろしいでしょうか? 642 00:37:33,921 --> 00:37:38,926 篠田室長 ご説明いただきたい。 643 00:37:43,931 --> 00:37:47,935 いいかげんにしてもらえないかな。 644 00:37:47,935 --> 00:37:50,938 こんな会社 自分から辞める。 645 00:37:50,938 --> 00:38:00,000 ♬~ 646 00:38:00,000 --> 00:38:02,950 ♬~ 647 00:38:02,950 --> 00:38:05,953 見ろ。 これは? 648 00:38:05,953 --> 00:38:08,956 篠田の不正に関する調査報告だ。 649 00:38:08,956 --> 00:38:11,959 もっとも 現段階では不十分だが。 650 00:38:13,961 --> 00:38:16,964 すでに 調査していたのですね。 651 00:38:16,964 --> 00:38:19,967 最初から信用などしていない。 652 00:38:19,967 --> 00:38:23,904 ハッ…。 さすがです。 653 00:38:23,904 --> 00:38:27,908 私の出番なんて なかったですね。 654 00:38:27,908 --> 00:38:30,000 何を言ってる。 655 00:38:30,000 --> 00:38:30,911 何を言ってる。 656 00:38:30,911 --> 00:38:32,913 不正の証拠をつかむには➡ 657 00:38:32,913 --> 00:38:36,917 検証に もう数日は要するところだった。 658 00:38:36,917 --> 00:38:41,922 予定より早く断罪できたのは➡ 659 00:38:41,922 --> 00:38:44,925 お前が 会社の内外を問わず➡ 660 00:38:44,925 --> 00:38:49,930 綿密かつ 迅速な情報収集を 行ったからに他ならない。 661 00:38:51,932 --> 00:38:53,934 お前の手柄だ。 662 00:38:53,934 --> 00:38:57,938 見合った報酬を 要求する権利がある。 663 00:38:57,938 --> 00:39:00,000 役員への昇格も検討しよう。 664 00:39:00,000 --> 00:39:00,941 役員への昇格も検討しよう。 665 00:39:00,941 --> 00:39:02,943 どうする? 666 00:39:08,949 --> 00:39:11,952 でしたら…。 667 00:39:11,952 --> 00:39:16,957 社長室長に戻してください。 668 00:39:16,957 --> 00:39:21,895 私は これからも 社長の一番そばで➡ 669 00:39:21,895 --> 00:39:26,900 学ばせていただきたいと 思っています。 670 00:39:26,900 --> 00:39:30,000 ♬~ 671 00:39:30,000 --> 00:39:37,911 ♬~ 672 00:39:37,911 --> 00:39:39,913 分かった。 673 00:39:42,916 --> 00:39:44,918 ありがとうございます。 674 00:39:44,918 --> 00:39:57,931 ♬~ 675 00:39:57,931 --> 00:40:00,000 《高島さん 補佐にしたんでしょ?》 676 00:40:00,000 --> 00:40:00,934 《高島さん 補佐にしたんでしょ?》 677 00:40:00,934 --> 00:40:02,936 《俺なら 監視役 任せちゃうけど》 678 00:40:02,936 --> 00:40:05,939 《それは 高島の業務の範囲外だ》 679 00:40:05,939 --> 00:40:09,943 《監視なら 外部に委託させる》 (携帯電話)《そっか》 680 00:40:09,943 --> 00:40:12,946 《高島さんなら 外部の組織よりも早く➡ 681 00:40:12,946 --> 00:40:16,950 新しい室長の正体 暴いちゃったりして》 682 00:40:16,950 --> 00:40:19,953 (携帯電話)《前は 俺が 人の弱さを 分かってなかったけど➡ 683 00:40:19,953 --> 00:40:22,890 海兄はさ➡ 684 00:40:22,890 --> 00:40:27,895 もっと 人のつながりを 思い知ればいいよ》 685 00:40:30,898 --> 00:40:32,900 (音野)はい どうぞ。 686 00:40:32,900 --> 00:40:34,902 ごめんね いつも。 (音野)いえいえ。 687 00:40:34,902 --> 00:40:36,904 (高島)あの それで…。 688 00:40:36,904 --> 00:40:40,908 (音野)あっ そうですよね。 ちょっと呼んできまーす。 689 00:40:46,914 --> 00:40:49,917 (轟)おう 高島。 大陽さんも。 690 00:40:49,917 --> 00:40:54,922 あれから どうですか? もう ホントに助かってます。 691 00:40:54,922 --> 00:40:57,925 轟さんが来てくださってから ますます入居者も増えて。 692 00:40:57,925 --> 00:40:59,927 おぉ~。 まあ それぐらい 朝飯前だがな。 693 00:40:59,927 --> 00:41:00,000 (笑い声) (轟)いやいや。 694 00:41:00,000 --> 00:41:02,930 (笑い声) (轟)いやいや。 695 00:41:02,930 --> 00:41:05,933 本当に すまなかった。 696 00:41:05,933 --> 00:41:08,936 私が間違っていた。 697 00:41:08,936 --> 00:41:12,940 今 計画している 車椅子専用のマンションも➡ 698 00:41:12,940 --> 00:41:14,942 聞けば 彼女の発案だっていうじゃないか。 699 00:41:14,942 --> 00:41:16,944 どうですか? 入居してみて…。 700 00:41:16,944 --> 00:41:18,946 (轟)自分で車椅子に乗って➡ 701 00:41:18,946 --> 00:41:21,882 入居者の人の気持ちを くみとって…。 702 00:41:21,882 --> 00:41:24,885 《将来 車椅子でも 1人暮らしができるような➡ 703 00:41:24,885 --> 00:41:29,890 そんな 生き方のスタンドアップの お手伝いができたらなって➡ 704 00:41:29,890 --> 00:41:30,000 思ってるんです》 705 00:41:30,000 --> 00:41:31,892 思ってるんです》 706 00:41:33,894 --> 00:41:35,896 (轟)目が覚めた。 707 00:41:35,896 --> 00:41:38,899 私が 会社に人生を捧げていたのは➡ 708 00:41:38,899 --> 00:41:40,901 そこが 報酬とか役職とか➡ 709 00:41:40,901 --> 00:41:44,905 目に見える冠を もらえる場所だったからだ。➡ 710 00:41:44,905 --> 00:41:47,908 だが ホントに光る冠ってのは➡ 711 00:41:47,908 --> 00:41:52,913 目に見えなくても 自然と宿るもんなんだな。 712 00:41:52,913 --> 00:41:54,915 轟さんだって そうですよ。 713 00:41:54,915 --> 00:41:57,918 価値があるのは 会社の看板ではなく➡ 714 00:41:57,918 --> 00:41:59,920 轟さんご自身ですから。 715 00:42:01,922 --> 00:42:03,924 この年になると➡ 716 00:42:03,924 --> 00:42:07,928 白内障やらで 色の判断が 若いころより鈍くなる。➡ 717 00:42:07,928 --> 00:42:10,931 だから 段差の色を変えてみたら どうかと提案してみた。➡ 718 00:42:10,931 --> 00:42:13,934 採用してもらえるそうだ。 (高島)すごいですね。 719 00:42:13,934 --> 00:42:17,938 いや~ まだまだだよ。 大丈夫ですよ。 720 00:42:17,938 --> 00:42:22,943 だって ほら 轟さん 前と 全然 違いますよ 顔つきが。 721 00:42:22,943 --> 00:42:27,948 そ… そう? そうかな? (高島)ええ。 カッコイイです。 722 00:42:27,948 --> 00:42:29,950 そ… そう? 723 00:42:31,952 --> 00:42:33,954 (携帯電話) 724 00:42:43,964 --> 00:42:48,969 こういう気遣い できるようになったか。 725 00:42:48,969 --> 00:42:50,971 (携帯電話)(バイブレーターの音) 726 00:42:50,971 --> 00:43:00,000 ♬~ 727 00:43:00,000 --> 00:43:03,984 ♬~ 728 00:43:05,986 --> 00:43:07,988 どうしてだ? 729 00:43:07,988 --> 00:43:09,990 うまくいくはずじゃ なかったのか? 730 00:43:09,990 --> 00:43:12,993 不正をしていたのは そちらでしょう。 731 00:43:12,993 --> 00:43:14,995 何 言ってんだ。 話が違う! 732 00:43:16,997 --> 00:43:21,001 篠田さん あなたは ご自分で➡ 733 00:43:21,001 --> 00:43:23,937 この会社を抜けると たんかを切った。 734 00:43:23,937 --> 00:43:27,941 あとは ご自身で お考えください。 735 00:43:30,944 --> 00:43:32,946 ふざけるな! 736 00:43:35,949 --> 00:43:41,955 しょせん 天下りの人間など この程度か。 737 00:43:44,958 --> 00:43:47,961 篠田を紹介してきたのは 副社長だ。 738 00:43:51,965 --> 00:43:55,969 副社長が 裏で糸を引いていた可能性がある。 739 00:43:55,969 --> 00:44:00,000 ♬~ 740 00:44:00,000 --> 00:44:05,979 ♬~ 741 00:44:21,929 --> 00:44:25,933 [『スタンドUPスタート』を もう一度 見たい方は TVerで無料配信] 742 00:44:27,935 --> 00:44:30,000 [1・2・3話も 無料で見ることができます] 743 00:44:30,000 --> 00:44:30,938 [1・2・3話も 無料で見ることができます] 744 00:44:30,938 --> 00:44:32,940 [そして…] 745 00:44:36,944 --> 00:44:39,947 [このドラマの オリジナル…]