1 00:00:35,127 --> 00:00:46,071 ♬~ 2 00:00:46,071 --> 00:00:48,073 うっ! 3 00:00:48,073 --> 00:00:51,076 ああ~…。 4 00:00:51,076 --> 00:00:53,078 おじいちゃま…。 5 00:00:53,078 --> 00:00:55,078 うっ! 6 00:00:56,081 --> 00:00:58,081 ああ~…。 7 00:00:59,084 --> 00:01:01,069 うっ…! 8 00:01:01,069 --> 00:01:03,069 はっきりせんかい われ! おい! 9 00:01:06,074 --> 00:01:09,077 ≫ところで おじいちゃまの具合 どうなった? 10 00:01:09,077 --> 00:01:12,080 それがね お医者様が言うには→ 11 00:01:12,080 --> 00:01:18,080 今夜が峠なんだって。 そっか まいったな…。 12 00:01:20,072 --> 00:01:22,072 あの… あなたは? 13 00:01:24,076 --> 00:01:27,076 ブラック・ジャック。 やめなさい。 14 00:01:29,081 --> 00:01:31,081 (赤地洋司)夜分に失礼します。 15 00:01:36,088 --> 00:01:39,074 かわいそうに…。 16 00:01:39,074 --> 00:01:41,074 あの…。 17 00:01:42,077 --> 00:01:45,077 おじい様が死なない方法が あるんですが…。 18 00:01:47,082 --> 00:01:50,082 お聞きになりますか? 19 00:01:57,075 --> 00:02:16,078 ♬~ 20 00:02:16,078 --> 00:02:35,078 ♬~ 21 00:02:43,088 --> 00:02:46,088 (山田奈緒子)3日はもつかな。 22 00:02:48,093 --> 00:02:50,078 はっ…! 23 00:02:50,078 --> 00:02:55,083 (池田ハル)山田! スッ… スリスリスリット! 24 00:02:55,083 --> 00:02:57,085 隠れても無駄。 ううっ! 25 00:02:57,085 --> 00:03:01,085 こんにちは。 本日はお日柄もよく…。 26 00:03:02,090 --> 00:03:04,092 スッポン!? 27 00:03:04,092 --> 00:03:06,094 カメは精がつくっていうからね。 28 00:03:06,094 --> 00:03:11,083 ふっ この頃 ジャーミーが 寝かせてくれないのよ。 29 00:03:11,083 --> 00:03:15,087 わかるでしょ~? ≪(ジャーミー君)ハルさ~ん! 30 00:03:15,087 --> 00:03:20,092 火おこして ダーリン! はい ハルさん! 31 00:03:20,092 --> 00:03:26,081 ♬~「カメ食って コメ食って 幸せ家族」 32 00:03:26,081 --> 00:03:29,084 ♬~「ここは コメ カメ」…。 33 00:03:29,084 --> 00:03:31,086 山田! 34 00:03:31,086 --> 00:03:34,089 家賃なら 明日 オーストラリアの 宝くじが当たったら必ず…。 35 00:03:34,089 --> 00:03:37,089 ヘヘヘ…! 36 00:03:42,097 --> 00:03:45,083 上田さん 何で ここにいるんですか? 37 00:03:45,083 --> 00:03:48,083 (上田次郎)遠慮すんな。 まあ 座れよ。 38 00:03:50,088 --> 00:03:52,090 だから 何で ここにいるって? 39 00:03:52,090 --> 00:03:54,092 大家さんに カメパーティーに 呼ばれてな。 40 00:03:54,092 --> 00:03:56,094 カメパーティー? 大家さん 家賃のこと→ 41 00:03:56,094 --> 00:03:59,097 気にしてたから 俺が うまくやっといてやった。 42 00:03:59,097 --> 00:04:01,099 気が利くじゃないですか。 柄にもなく。 43 00:04:01,099 --> 00:04:03,085 …って だから 何でパネルなんですか? 44 00:04:03,085 --> 00:04:06,088 いや 世の中は 持ちつ持たれつだろ。 45 00:04:06,088 --> 00:04:09,091 あっ そうそう 洗濯物 取り込んどいたぞ。 46 00:04:09,091 --> 00:04:11,093 何を たくらんでる? 47 00:04:11,093 --> 00:04:13,095 ところで 君は こんな話を知ってるか? 48 00:04:13,095 --> 00:04:15,097 嫌だ! 聞きたくない。 49 00:04:15,097 --> 00:04:17,099 ある少年が 1万年生きる カメというのを飼った。 50 00:04:17,099 --> 00:04:19,101 嫌だってば! ところがだ→ 51 00:04:19,101 --> 00:04:21,086 飼った翌日に そのカメは死んでしまった。 52 00:04:21,086 --> 00:04:23,088 何でだと思う? 53 00:04:23,088 --> 00:04:25,088 食べちゃったんだ。 54 00:04:26,091 --> 00:04:28,093 エヘヘヘッ! 55 00:04:28,093 --> 00:04:30,095 寿命だったんだよ。 56 00:04:30,095 --> 00:04:35,100 翌日が カメの生まれてから 1万年目の誕生日だったんだよ。 57 00:04:35,100 --> 00:04:38,086 なるほどね。 って誰が カメの年 数えてたんですか? 58 00:04:38,086 --> 00:04:40,088 1万年もの間! 細かいことはいい。 59 00:04:40,088 --> 00:04:45,088 いいか。 この話から導き出される 教訓は1つ。 60 00:04:46,094 --> 00:04:50,098 どんなに長生きな生き物でも 必ず 死は訪れるということだ。 61 00:04:50,098 --> 00:04:52,100 ところがだ ある場所には→ 62 00:04:52,100 --> 00:04:54,102 絶対に死なない人間達がいる という。 63 00:04:54,102 --> 00:04:57,088 死なない? 君は→ 64 00:04:57,088 --> 00:05:01,092 この京國屋書店という ブックストアを知っていますか? 65 00:05:01,092 --> 00:05:03,094 日本で一番大きい 本屋さんですよね。 そこでは→ 66 00:05:03,094 --> 00:05:06,097 買ったことないですけどね。 本自体 読まねぇだろ。 67 00:05:06,097 --> 00:05:08,099 で? うん? 68 00:05:08,099 --> 00:05:11,102 どこにいるんですか? その死なない人達ってのは。 69 00:05:11,102 --> 00:05:14,089 ああ 昨日 俺の研究室に→ 70 00:05:14,089 --> 00:05:19,094 その京國屋書店の社長夫人と 名乗る女性が訪ねてきてな…。 71 00:05:19,094 --> 00:05:22,097 きょう あした か? 72 00:05:22,097 --> 00:05:24,097 京 明日香です。 73 00:05:25,100 --> 00:05:28,100 はあ これは失礼しました。 74 00:05:29,104 --> 00:05:33,104 じゃあ これは あの… ごあいさつ代わりに…。 75 00:05:34,092 --> 00:05:37,092 どうぞ 差し上げます。 76 00:05:38,096 --> 00:05:43,101 先生は 絶対に死なない 老人ホームがあるという噂を→ 77 00:05:43,101 --> 00:05:47,105 ご存じかしら? 絶対に死なない老人ホーム? 78 00:05:47,105 --> 00:05:50,091 その老人ホームに入ると…。 死なないんですか? 79 00:05:50,091 --> 00:05:54,095 ええ 絶対に。 ふっ! 80 00:05:54,095 --> 00:06:02,103 ♬~ 81 00:06:02,103 --> 00:06:07,092 それで そんな噂を聞いた 70になる うちのおばあちゃまが→ 82 00:06:07,092 --> 00:06:11,096 どうしても その老人ホームに 入りたいと言い出しまして。 83 00:06:11,096 --> 00:06:16,101 でも そこに入るには 最低でも 10億の入会金が必要なんです。 84 00:06:16,101 --> 00:06:19,104 10億? 京家の財産は→ 85 00:06:19,104 --> 00:06:24,109 40億ほどございますので 作れない金額ではありませんが…。 86 00:06:24,109 --> 00:06:28,096 やはり それでも10億となると…。 87 00:06:28,096 --> 00:06:31,099 庶民にとっては 大金でございましょ? 88 00:06:31,099 --> 00:06:34,102 ふっ… まあ それなりにね。 89 00:06:34,102 --> 00:06:37,105 ですから その老人ホームが 本当に→ 90 00:06:37,105 --> 00:06:42,110 絶対死なない老人ホームなのか どうか 調査していただきたいの。 91 00:06:42,110 --> 00:06:46,110 私も あいにく…。 もちろんお礼はさせていただくわ。 92 00:06:48,099 --> 00:06:53,104 『どん超』 『どん超2』 『どん超3』 『なぜベス』! 93 00:06:53,104 --> 00:06:56,107 この4冊を うちの書店の→ 94 00:06:56,107 --> 00:06:59,110 1階中央の アプローチ台の平積みで→ 95 00:06:59,110 --> 00:07:04,099 「上田次郎フェア」と銘打ち 大々的に…。 96 00:07:04,099 --> 00:07:06,101 上田次郎フェア? 97 00:07:06,101 --> 00:07:09,104 上田次郎ヘア? つんつんって。 フェア! 98 00:07:09,104 --> 00:07:12,107 で 引き受けちゃったんですか? って何やってんだ お前! 99 00:07:12,107 --> 00:07:15,110 不老不死は人類の夢だ。 握るな。 100 00:07:15,110 --> 00:07:17,112 現在も様々な見地から その研究は 進められてる。 伸ばすな。 101 00:07:17,112 --> 00:07:19,114 テロメア。 エロメカ。 102 00:07:19,114 --> 00:07:21,099 ナノテクノロジー。 なんて奥手の老人。 103 00:07:21,099 --> 00:07:23,101 ヒトゲノム計画。 何気に無計画。 104 00:07:23,101 --> 00:07:26,104 ちゃんと聞けよ! どんなに わかりきった答えでもな→ 105 00:07:26,104 --> 00:07:29,107 調査して立証する。 それが科学の醍醐味ってもんだ。 106 00:07:29,107 --> 00:07:31,109 ユーのような生き方をしてきた 人間には→ 107 00:07:31,109 --> 00:07:33,111 どんなに経っても わからんことだろうがな。 108 00:07:33,111 --> 00:07:38,099 何だかんだ言っても 上田次郎ヘアがやりたいだけだろ。 109 00:07:38,099 --> 00:07:41,102 それで 俺はすぐに その老人ホームを訪ねたんだよ。 110 00:07:41,102 --> 00:07:45,102 理事長の万田亀太郎でございます。 111 00:07:47,108 --> 00:07:51,112 日本科学技術大学教授 5年後には名誉教授の上田です。 112 00:07:51,112 --> 00:07:54,115 早速 ホームの中を ご案内しましょう。 113 00:07:54,115 --> 00:07:56,101 ドアは置いてってください。 114 00:07:56,101 --> 00:08:03,108 ♬~ 115 00:08:03,108 --> 00:08:05,108 あっ 靴は お脱ぎになって。 116 00:08:06,111 --> 00:08:10,115 ははは…! 絶対死なない老人ホームですか。 117 00:08:10,115 --> 00:08:12,117 ええ。 118 00:08:12,117 --> 00:08:14,102 先日も そんな話で 警察の方が→ 119 00:08:14,102 --> 00:08:16,104 お越しになりましてね。 警察が? 120 00:08:16,104 --> 00:08:20,108 我が老人ホームは 健康管理には気を配っています。 121 00:08:20,108 --> 00:08:23,108 健康的な食事。 どうぞ。 122 00:08:24,112 --> 00:08:27,115 適度な運動。 123 00:08:27,115 --> 00:08:31,119 それに都内では珍しく 温泉も完備しているんです。 124 00:08:31,119 --> 00:08:33,104 えっ 温泉を? 125 00:08:33,104 --> 00:08:35,106 「増毛の湯」? 126 00:08:35,106 --> 00:08:38,109 増毛の湯です。 127 00:08:38,109 --> 00:08:42,113 「三月つかれば 途絶えてしまった 毛も甦る」。 128 00:08:42,113 --> 00:08:45,116 あっ これ 消えてますね。 三回です。 129 00:08:45,116 --> 00:08:48,119 はっ まあ 三月も浸かったら ふやけてしまいますからね。 130 00:08:48,119 --> 00:08:51,106 はははは…! 131 00:08:51,106 --> 00:08:54,109 さすがに三月浸かる人は いないでしょう。 132 00:08:54,109 --> 00:08:59,114 まあ このように うちの温泉には 若返りの効果があるんですよ。 133 00:08:59,114 --> 00:09:02,117 ですから たまたま→ 134 00:09:02,117 --> 00:09:06,117 そういう噂が流れているだけ なんじゃないですか? 135 00:09:07,122 --> 00:09:10,108 やっぱり噂だけだったんだ。 136 00:09:10,108 --> 00:09:13,111 ありえませんもんね。 人が絶対に死なないなんて。 137 00:09:13,111 --> 00:09:15,113 って 何食ってんですか! 138 00:09:15,113 --> 00:09:17,115 懐かしいだろ。 139 00:09:17,115 --> 00:09:22,115 ところがだ 調査を進めるうちに 妙な証言を聞いたんだよ。 140 00:09:24,122 --> 00:09:26,122 あ~ん…。 141 00:09:27,108 --> 00:09:31,112 (信子)古川のおじいはん 確かに亡くならはったんです。 142 00:09:31,112 --> 00:09:35,116 そやけど 家族の人達は あの老人ホームで→ 143 00:09:35,116 --> 00:09:39,116 今も元気に生きてるって 言わはるんです。 144 00:09:40,121 --> 00:09:43,124 亡くなったのに生きてる? 145 00:09:43,124 --> 00:09:46,111 それは間違いないんですか? 間違いも何も→ 146 00:09:46,111 --> 00:09:49,114 うちが おじいはんの最期を 看取ったんやもの。 147 00:09:49,114 --> 00:09:51,116 (古川良平)わしは もうダメだ。 148 00:09:51,116 --> 00:09:59,116 後生だから 最後に あんたの秩父山脈を…。 149 00:10:01,126 --> 00:10:03,111 おじいはん…! 150 00:10:03,111 --> 00:10:05,113 年輪を重ねた大の男が→ 151 00:10:05,113 --> 00:10:07,115 人生の最後に 乳房をもませてくれと言う。 152 00:10:07,115 --> 00:10:10,118 なんと 悲哀に満ちた いい話じゃないか。 153 00:10:10,118 --> 00:10:13,121 貧乳のユーには 実にうらやましい話だろ。 154 00:10:13,121 --> 00:10:16,124 ただの スケベじじいなだけ じゃないですか。 155 00:10:16,124 --> 00:10:18,126 で どうなったんですか? 156 00:10:18,126 --> 00:10:22,113 興味を示したな。 巨乳で。 全然。 157 00:10:22,113 --> 00:10:25,116 だから 俺はもう一度 あの老人ホームに行ったんだ。 158 00:10:25,116 --> 00:10:27,118 その乳もみじいさんを訪ねてな。 159 00:10:27,118 --> 00:10:29,120 (古川) この世の名残にと思ってな。 160 00:10:29,120 --> 00:10:31,122 確かに 乳はもんだよ。 161 00:10:31,122 --> 00:10:34,125 子供の頃 うさぎを追って 駆け回った→ 162 00:10:34,125 --> 00:10:37,128 ふるさとの秩父山脈 思い出す。 163 00:10:37,128 --> 00:10:41,115 ああ 実にいい塩梅の乳やった。 しかし その直後→ 164 00:10:41,115 --> 00:10:43,117 あなたは お亡くなりになったと 聞いていますが…。 165 00:10:43,117 --> 00:10:46,120 うん わしは死んだ。 ロン。 166 00:10:46,120 --> 00:10:48,122 えっ? 死んだ? 167 00:10:48,122 --> 00:10:51,125 生き返らせてもらったんだよ。 ここの先生に。 168 00:10:51,125 --> 00:10:54,128 生き返らせてもらった といいますと…。 169 00:10:54,128 --> 00:10:56,114 (千田鶴二郎)古川様。 大隈様が→ 170 00:10:56,114 --> 00:10:59,117 ツイスターゲームのお相手を お探しでして。 171 00:10:59,117 --> 00:11:02,120 大隈のばあさんが? それは行かにゃあ 行かにゃあな。 172 00:11:02,120 --> 00:11:06,120 大隈のばあさんな 元スクールメイツなんだよ。 173 00:11:07,125 --> 00:11:13,131 ♬~(3人)「兎追いし 彼の山」 174 00:11:13,131 --> 00:11:17,118 当ホームの副理事長 千田鶴二郎でございます。 175 00:11:17,118 --> 00:11:22,123 ああ 日本科学技術大学教授 上田次郎でございます。 176 00:11:22,123 --> 00:11:26,127 申し訳ありませんが 今聞かれたことは ご内密に。 177 00:11:26,127 --> 00:11:28,129 生き返りのことをですか? 178 00:11:28,129 --> 00:11:31,132 (赤地)構いませんよ 副理事長。 (千田)先生。 179 00:11:31,132 --> 00:11:34,118 これ以上 上田先生の目を 欺くことはできません。 180 00:11:34,118 --> 00:11:36,120 はい? 181 00:11:36,120 --> 00:11:39,123 先日は 大変失礼いたしました。 182 00:11:39,123 --> 00:11:46,130 実は 絶対死なない老人ホーム という噂は本当でして…。 183 00:11:46,130 --> 00:11:49,133 えっ? いや 正確に申せば→ 184 00:11:49,133 --> 00:11:51,119 死なないというわけでは ないんですが…。 185 00:11:51,119 --> 00:11:53,121 といいますと? 186 00:11:53,121 --> 00:11:57,121 本当は 死んだ方を 生き返らせているんです。 187 00:11:58,126 --> 00:12:07,135 ♬~ 188 00:12:07,135 --> 00:12:10,135 ♬~ 189 00:12:11,122 --> 00:12:14,125 死んだ方を 生き返らせているんです。 190 00:12:14,125 --> 00:12:17,128 こちらの先生のお力によって。 191 00:12:17,128 --> 00:12:22,133 赤地です。 上田先生のご本は すべて拝読させていただいてます。 192 00:12:22,133 --> 00:12:25,133 『どんと来い』を? もちろん。 193 00:12:26,120 --> 00:12:29,123 はあ そうでしたか。 194 00:12:29,123 --> 00:12:32,126 「すべてのホラー現象は ホラにすぎない」。 195 00:12:32,126 --> 00:12:35,129 実に すばらしい書き出しです。 おお~! 196 00:12:35,129 --> 00:12:37,131 あの冒頭はね 私も気に入ってましてね→ 197 00:12:37,131 --> 00:12:40,134 そして こう続きます。 「超常現象を恐れてはならない」。 198 00:12:40,134 --> 00:12:43,137 「Don't be afraid どんと来い 超常現象」ってね。 199 00:12:43,137 --> 00:12:48,126 はははは…! しかし… 上田先生。 200 00:12:48,126 --> 00:12:50,128 はい? 201 00:12:50,128 --> 00:12:53,131 ご無礼を承知で 申させていただければ→ 202 00:12:53,131 --> 00:12:58,136 この世には 科学では証明できない 不思議な能力は確かに存在します。 203 00:12:58,136 --> 00:13:00,138 あなた 本当に死んだ人間を→ 204 00:13:00,138 --> 00:13:02,140 生き返らせることが できるというんですか? 205 00:13:02,140 --> 00:13:06,127 人間ばかりではありません。 どんなものでも→ 206 00:13:06,127 --> 00:13:10,131 この世に存在するものなら すべて 元どおりに直すことができます。 207 00:13:10,131 --> 00:13:13,134 ふっ… 元どおりに? ええ。 208 00:13:13,134 --> 00:13:18,139 特に人間を元どおりにした時の 喜びに勝るものはありません。 209 00:13:18,139 --> 00:13:22,126 生き返らせると 皆さん決まって 笑顔で こうおっしゃいますよ。 210 00:13:22,126 --> 00:13:26,130 まるで 生まれ変わったようだと…。 211 00:13:26,130 --> 00:13:28,132 めちゃめちゃ 怪しいじゃないですか。 212 00:13:28,132 --> 00:13:31,132 だから 俺はこっそり 奴の後をつけたんだよ。 213 00:13:36,140 --> 00:13:38,126 ≪(岡田祥三)先生! 先生! 214 00:13:38,126 --> 00:13:42,126 ああ 助けてくれんかのう! どうしたの? おじいちゃん。 215 00:13:47,135 --> 00:13:49,137 (岡田)どうにも我慢できなくて→ 216 00:13:49,137 --> 00:13:53,141 松本のじいさんのビールを 飲んじまったんだよ! 217 00:13:53,141 --> 00:13:55,143 ビールをねぇ。 218 00:13:55,143 --> 00:13:59,130 じいさん しょんべんから 帰るまでに何とかせにゃ…。 219 00:13:59,130 --> 00:14:02,133 大丈夫だよ。 心配はいらない。 えっ? 220 00:14:02,133 --> 00:14:04,133 見ててごらん。 221 00:14:05,136 --> 00:14:12,143 ♬~ 222 00:14:12,143 --> 00:14:18,132 もど~れ~ もど~れ~。 223 00:14:18,132 --> 00:14:25,132 元に もど~れ! 224 00:14:28,142 --> 00:14:33,131 わあ やっぱり 先生は頼りになるのう! 225 00:14:33,131 --> 00:14:36,134 そんなの ただ かき混ぜただけ なんじゃないですか? 226 00:14:36,134 --> 00:14:40,138 奴はジョッキに手も触れてない。 ただ かざしただけなんだよ! 227 00:14:40,138 --> 00:14:43,141 だったら 手の中に隠してた→ 228 00:14:43,141 --> 00:14:45,143 塩か砂糖を こっそり入れたんですよ。 229 00:14:45,143 --> 00:14:49,147 そうすれば 泡が出てきて ビールの量が増えたように見える。 230 00:14:49,147 --> 00:14:51,132 そうなんだよ。 なっ。 231 00:14:51,132 --> 00:14:54,132 だから 俺は当然 再調査を申し出たわけだ。 232 00:14:55,136 --> 00:14:58,139 じゃあ 1人で やってきてください。 233 00:14:58,139 --> 00:15:00,141 ≪(ハル)上田先生! はい? 234 00:15:00,141 --> 00:15:02,143 湯が煮えてきましたからね。 235 00:15:02,143 --> 00:15:08,143 そろそろ ダシガメを 鍋に入れますよ。 ふふふ…! 236 00:15:09,133 --> 00:15:11,135 よし。 237 00:15:11,135 --> 00:15:13,135 ダシガメ…? 238 00:15:18,142 --> 00:15:21,145 カメ1 カメ2… いない! 239 00:15:21,145 --> 00:15:24,148 ユーのお陰で うまいカメ鍋が食べられそうだ。 240 00:15:24,148 --> 00:15:26,148 うちのカメ どこやった? 241 00:15:27,135 --> 00:15:29,137 家賃の代わりに払っといた。 ヒヒヒ…。 242 00:15:29,137 --> 00:15:33,141 大家さんが カメでもいいって 言うんでな。 カメ鍋! カメ鍋! 243 00:15:33,141 --> 00:15:38,146 上田! 開かない… ちょっ…。 上田! カメ返せ! 244 00:15:38,146 --> 00:15:41,146 返してくれ カメ。 頼む。 友達がいないんだ。 245 00:15:44,152 --> 00:15:46,137 着いたぞ。 助かったな。 246 00:15:46,137 --> 00:15:48,137 君が来たい来たいって 言うもんだから…。 247 00:15:52,143 --> 00:15:57,148 頼むよ 次郎ちゃん… 次郎ちゃんよ。 よいしょ…。 248 00:15:57,148 --> 00:16:09,143 ♬~ 249 00:16:09,143 --> 00:16:11,143 うん? 250 00:16:12,146 --> 00:16:17,151 「魚 日 人… 老人ホーム」? 251 00:16:17,151 --> 00:16:19,153 「魯人老人ホーム」。 252 00:16:19,153 --> 00:16:23,153 あっ 魯人老人ホーム。 紛らわしい。 253 00:16:27,144 --> 00:16:31,148 「面会時間 午後2時から午後4時」。 254 00:16:31,148 --> 00:16:33,150 短っ! 255 00:16:33,150 --> 00:16:37,154 これはこれは 上田先生。 ああ 先日はどうも。 256 00:16:37,154 --> 00:16:40,141 赤地先生と 午後2時に アポを取ってまして。 257 00:16:40,141 --> 00:16:43,144 アーポッ! アポッ! 258 00:16:43,144 --> 00:16:45,146 何ですか? こいつは。 259 00:16:45,146 --> 00:16:48,149 これは サード助手の山田です。 260 00:16:48,149 --> 00:16:50,151 どうも おじいちゃん好みらしくて→ 261 00:16:50,151 --> 00:16:52,153 どうしても来たいと 言うもんですから… すみません。 262 00:16:52,153 --> 00:16:55,156 そうですか。 おじいちゃん好みの山田さん。 263 00:16:55,156 --> 00:16:57,141 いえいえ… 私は おじいちゃんなんて…。 264 00:16:57,141 --> 00:17:03,147 カメカメカメ… カメブラッド! ゴクゴク 健康 カメ…。 265 00:17:03,147 --> 00:17:06,150 めちゃめちゃ おじいちゃん大好きです! 266 00:17:06,150 --> 00:17:08,150 どうぞ こちらに。 267 00:17:09,153 --> 00:17:13,157 おい! 土足厳禁だろ 山田… お前 何やってんだ! 268 00:17:13,157 --> 00:17:16,143 あっ…。 すいません。 269 00:17:16,143 --> 00:17:20,143 あの 靴箱は? そのままにしとけ。 270 00:17:22,149 --> 00:17:24,151 靴箱もないのか ここは…。 271 00:17:24,151 --> 00:17:26,153 さあ お急ぎください。 272 00:17:26,153 --> 00:17:31,153 まもなく 先生のお話が始まります! 273 00:17:33,144 --> 00:17:37,144 (時計の鐘) 274 00:17:38,149 --> 00:17:41,149 やあ どうも。 どうも。 275 00:17:42,153 --> 00:17:44,153 にゃっ! 276 00:17:45,156 --> 00:17:47,156 すいません。 277 00:17:48,159 --> 00:17:50,159 こっち? はい。 278 00:17:51,145 --> 00:17:53,145 いやあ どうも 皆さん。 どうも どうも。 279 00:17:56,150 --> 00:18:00,154 ♬~「兎追いし」 何ですか? 280 00:18:00,154 --> 00:18:03,157 ♬~「彼の山」 281 00:18:03,157 --> 00:18:07,161 あんたからは 秩父の山のにおいはせんなぁ。 282 00:18:07,161 --> 00:18:09,146 乳? 283 00:18:09,146 --> 00:18:13,150 老人をも悲しませる 罪な貧乳だな。 284 00:18:13,150 --> 00:18:15,152 ≪(万田)お待たせいたしました。 285 00:18:15,152 --> 00:18:20,157 それでは皆さん 元気よく 先生を お呼びいたしましょう。 286 00:18:20,157 --> 00:18:22,159 せーの! 287 00:18:22,159 --> 00:18:24,159 (老人達)赤地先生ー! 288 00:18:25,162 --> 00:18:27,148 はーい! 289 00:18:27,148 --> 00:18:31,152 (拍手) 290 00:18:31,152 --> 00:18:35,156 赤地洋司です。 こんにちは! 291 00:18:35,156 --> 00:18:37,158 よっ! 待ってました! 292 00:18:37,158 --> 00:18:39,160 元気すぎ。 293 00:18:39,160 --> 00:18:42,163 私は この世に存在する すべてのものを→ 294 00:18:42,163 --> 00:18:44,165 元どおりにすることができます。 嘘くせぇ。 295 00:18:44,165 --> 00:18:48,152 当然 あれだって。 296 00:18:48,152 --> 00:18:55,159 ♬~ 297 00:18:55,159 --> 00:19:01,165 ごめんね。 怖いだろうけど 心配はいらないよ。 298 00:19:01,165 --> 00:19:03,167 怖いにゃー! 299 00:19:03,167 --> 00:19:21,152 ♬~ 300 00:19:21,152 --> 00:19:24,155 にゃっ! にゃっ! 301 00:19:24,155 --> 00:19:26,155 ああ にゃ~…。 静かにしろ! 302 00:19:34,165 --> 00:19:37,168 ♬~ 303 00:19:37,168 --> 00:19:39,168 上田先生。 304 00:19:40,154 --> 00:19:44,154 これを誰にも渡さず しっかりと お持ちになってください。 305 00:19:46,160 --> 00:19:48,160 (咳払い) 306 00:19:50,164 --> 00:19:53,164 これでいいですか? ブラボー。 307 00:20:03,160 --> 00:20:05,162 始まるぞ。 308 00:20:05,162 --> 00:20:14,171 ♬~ 309 00:20:14,171 --> 00:20:26,171 もど~れ~ もど~れ~。 元に もど~れ! 310 00:20:34,158 --> 00:20:36,158 あっ! 311 00:20:37,161 --> 00:20:39,161 おかえり。 312 00:20:44,168 --> 00:20:49,173 では 上田先生 先ほど お渡しした物を。 313 00:20:49,173 --> 00:20:55,162 ♬~ 314 00:20:55,162 --> 00:20:57,162 あっ…。 315 00:21:02,169 --> 00:21:08,169 (拍手) 316 00:21:33,184 --> 00:21:35,186 あれは ただの ナノテクノロジーさ。 317 00:21:35,186 --> 00:21:37,188 箱の中に 分子レベルのロボットが 無数に入っていたんだ。 318 00:21:37,188 --> 00:21:41,192 そして そいつらが…。 あれは すり替えマジックです。 319 00:21:41,192 --> 00:21:44,195 すり替えたのは 招き猫のほうじゃなくて→ 320 00:21:44,195 --> 00:21:46,197 かけらのほうなんです。 かけら? 321 00:21:46,197 --> 00:21:50,201 あらかじめ 別に用意した招き猫で かけらを作っておくんです。 322 00:21:50,201 --> 00:21:55,189 多分 箱は二重底か何かの 仕掛けになってるんだと思います。 323 00:21:55,189 --> 00:21:59,193 欠けた招き猫は 箱に隠し入れておく。 324 00:21:59,193 --> 00:22:06,200 それで今度は 同じ形の招き猫を 私達の前で割って見せる。 325 00:22:06,200 --> 00:22:10,187 その時 あいつは 最初に作っておいた→ 326 00:22:10,187 --> 00:22:13,190 かけらとすり替えて 上田さんに渡したんです。 327 00:22:13,190 --> 00:22:17,194 これを誰にも渡さず しっかりと お持ちになってください。 328 00:22:17,194 --> 00:22:20,194 やっぱりな。 思っていたとおりだよ。 329 00:22:21,198 --> 00:22:23,200 だから かけらが ぴったりと合うのは→ 330 00:22:23,200 --> 00:22:26,203 当たり前のことなんですよ。 331 00:22:26,203 --> 00:22:30,191 全く お前ほどだまされやすい 人間はいないぞ。 このゾウリ…。 332 00:22:30,191 --> 00:22:33,191 あら? 上田? 333 00:22:35,196 --> 00:22:37,198 上田ー! 334 00:22:37,198 --> 00:22:39,200 ≪♬~(音楽) 335 00:22:39,200 --> 00:22:41,200 うわーっ! 336 00:22:43,204 --> 00:22:45,189 (老人達)ロジン! ロジン! 337 00:22:45,189 --> 00:22:47,191 ロジン! ロジン! 338 00:22:47,191 --> 00:22:49,193 上田! 339 00:22:49,193 --> 00:22:52,196 ヘイ! ユーも 一緒にやってみないか? 340 00:22:52,196 --> 00:22:55,199 あんた いい筋してるねぇ。 ええ。 341 00:22:55,199 --> 00:22:59,203 通信教育でね 空手を マスターしたことがありましてね。 342 00:22:59,203 --> 00:23:02,203 呼吸法は 相通ずるということでしょう。 343 00:23:04,191 --> 00:23:07,194 ロジン! ロジン! ロジン! ロジン! 344 00:23:07,194 --> 00:23:09,196 はあ~…。 345 00:23:09,196 --> 00:23:11,196 (赤地茂蔵)あの…。 346 00:23:12,199 --> 00:23:16,199 あなたが 貧乳の山田さんですね? 347 00:23:17,204 --> 00:23:19,206 貧乳は余計ですね。 348 00:23:19,206 --> 00:23:22,192 洋司の力は本物です。 洋司? 349 00:23:22,192 --> 00:23:26,192 赤地洋司。 あれは わしの息子でな。 350 00:23:29,199 --> 00:23:31,201 大福…。 351 00:23:31,201 --> 00:23:34,201 わしの大好物なんだ。 うまいぞ。 352 00:23:35,205 --> 00:23:37,205 じゃあ 遠慮なく。 353 00:23:42,196 --> 00:23:44,196 うん うん…。 354 00:23:46,200 --> 00:23:50,200 いけるだろ? んん~! 355 00:23:52,206 --> 00:23:58,195 あいつが初めて 死人を生き返らせたのは→ 356 00:23:58,195 --> 00:24:01,195 わしなんだよ。 うん? 357 00:24:03,200 --> 00:24:07,200 5年前 船の沈没事故があった。 358 00:24:09,206 --> 00:24:13,210 乗員乗客 全員死亡。 359 00:24:13,210 --> 00:24:17,210 遺体の見つからない者も 中にはいる。 360 00:24:20,200 --> 00:24:24,200 「赤地茂蔵」… これが わしだよ。 361 00:24:28,208 --> 00:24:34,198 わしの遺体は 事故の翌日 港に流れ着いたらしい。 362 00:24:34,198 --> 00:24:40,204 それから3日間 息子は わしの遺体を抱き締めて→ 363 00:24:40,204 --> 00:24:44,208 戻れ~ 戻れ~… 泣き続けた。 364 00:24:44,208 --> 00:24:46,208 腐るだろ。 聞け! 365 00:24:47,211 --> 00:24:51,211 暗闇の中で わしは確かに その声を聞いたんじゃ。 366 00:24:55,202 --> 00:25:02,209 もど~れ~ もど~れ~…。 367 00:25:02,209 --> 00:25:04,209 戻れ…。 368 00:25:06,213 --> 00:25:11,201 戻れー! 369 00:25:11,201 --> 00:25:18,201 すると 4日目の朝 わしは生き返った。 370 00:25:19,209 --> 00:25:21,209 目を開けた。 371 00:25:23,213 --> 00:25:27,201 今 わしがこうして 生きていられるのは→ 372 00:25:27,201 --> 00:25:29,203 あいつのお陰だ。 373 00:25:29,203 --> 00:25:35,209 あいつは 人様をだませるような そんな人間じゃない。 374 00:25:35,209 --> 00:25:37,211 信じてやっとくれ。 375 00:25:37,211 --> 00:25:39,211 ≫(赤地)父さん。 376 00:25:43,217 --> 00:25:47,204 ああ こちらでしたか。 ええ。 377 00:25:47,204 --> 00:25:49,204 ちょっと失礼。 378 00:25:53,210 --> 00:25:57,214 父さん 甘い物は控えるようにって 言われてるだろ。 379 00:25:57,214 --> 00:26:01,214 いい年なんだから 注意してくれないと。 380 00:26:02,219 --> 00:26:04,219 見つかっちまった。 381 00:26:10,210 --> 00:26:13,213 注意… 生き返らせられるのに。 382 00:26:13,213 --> 00:26:15,215 おっ! 383 00:26:15,215 --> 00:26:17,217 柿かぁ。 384 00:26:17,217 --> 00:26:19,219 父さん 食べたいって言ってただろ。 385 00:26:19,219 --> 00:26:21,221 へえ~ すまんな。 待ってな。 今洗うから。 386 00:26:21,221 --> 00:26:23,221 うん。 387 00:26:26,210 --> 00:26:28,210 柿…。 388 00:26:33,217 --> 00:26:35,217 柿の木…? 389 00:26:36,220 --> 00:26:41,220 昔の家に 柿の木…。 390 00:26:45,212 --> 00:26:48,212 洋司! 柿はないよ。 391 00:26:51,218 --> 00:26:55,218 家にあったのは いちじくの木だ。 392 00:26:58,208 --> 00:27:01,208 無理に思い出そうとしなくて いいんだよ。 393 00:27:02,212 --> 00:27:04,212 (万田・千田)のこった のこった…。 394 00:27:10,220 --> 00:27:12,222 こないだ来た警察 まだ いんのか? 395 00:27:12,222 --> 00:27:18,212 ええ まだ帰ろうとしませんね。 困ったもんだなぁと。 396 00:27:18,212 --> 00:27:22,216 (赤地)若い頃の私は 手のつけられない不良でしてね→ 397 00:27:22,216 --> 00:27:24,218 いつも 父を 悲しませてばかりいたんです。 398 00:27:24,218 --> 00:27:32,226 だから 父が船の事故に遭った時は 心の底から後悔しました。 399 00:27:32,226 --> 00:27:34,211 父は小さな時計屋で→ 400 00:27:34,211 --> 00:27:38,215 毎日 目が痛くなるような 細かい部品と にらめっこして。 401 00:27:38,215 --> 00:27:41,218 男手ひとつで 私を育ててくれたんです。 402 00:27:41,218 --> 00:27:47,218 なのに 私は何ひとつ 親孝行してやっていない。 403 00:27:48,225 --> 00:27:54,214 このまま 父を逝かせてしまったら 私は一生 罰当たりだ。 404 00:27:54,214 --> 00:28:02,222 そう思いながら 3日3晩 私は 父の遺体を抱き締めていたんです。 405 00:28:02,222 --> 00:28:06,222 そしたら 4日目の朝 生き返った。 406 00:28:07,244 --> 00:28:10,244 信じていただけない でしょうけど…。 407 00:28:12,216 --> 00:28:16,220 ただ あの事故以来 父は 足と記憶を…。 408 00:28:16,220 --> 00:28:19,220 それだけは 戻ってこなかったんです。 409 00:28:20,224 --> 00:28:23,227 だから 私は自分に芽生えた 不思議な力を→ 410 00:28:23,227 --> 00:28:26,227 高めようと努力しました。 411 00:28:28,215 --> 00:28:37,215 私は いつか必ず 父の足も記憶も 元に戻してみせますよ。 412 00:28:38,225 --> 00:28:41,228 ≪(古川)やっ… やっちまったよ! 413 00:28:41,228 --> 00:28:44,228 わし 大変なことを やらかしてしまった。 414 00:28:51,238 --> 00:28:54,224 先生! わし 大変なことを やらかしてしまった。 415 00:28:54,224 --> 00:28:57,227 どうしたの? 大隈のばあさんと→ 416 00:28:57,227 --> 00:29:00,230 ツイスターやってたんだよ。 そしたら 大隈のばあさん→ 417 00:29:00,230 --> 00:29:03,233 わしが乳もんだ言って 怒り出してしまった! 418 00:29:03,233 --> 00:29:06,236 そりゃあ大変だ。 えっ どこがですか? 419 00:29:06,236 --> 00:29:10,240 大隈のばあさんと ツイスター できないようになったら→ 420 00:29:10,240 --> 00:29:12,240 わしゃ 生きてても しょうがない。 421 00:29:14,227 --> 00:29:16,227 大丈夫。 422 00:29:17,230 --> 00:29:19,230 私が 元に戻してあげる。 423 00:29:20,233 --> 00:29:22,235 えっ そんなことまで? 424 00:29:22,235 --> 00:29:24,235 待ってくださいね。 右足を…。 425 00:29:25,238 --> 00:29:27,240 あっ…! 426 00:29:27,240 --> 00:29:31,240 (大隈)立派ねぇ。 ああ 教授ですから…。 427 00:29:33,230 --> 00:29:35,232 上田 何やってんだ? 428 00:29:35,232 --> 00:29:38,235 うるさい! 今 人生を学んでるところだ。 429 00:29:38,235 --> 00:29:42,239 上田先生 ああ~ 右足アウトじゃ! 430 00:29:42,239 --> 00:29:45,242 金輪際 あんたと ツイスターはやらない。 431 00:29:45,242 --> 00:29:47,244 口も聞かない。 432 00:29:47,244 --> 00:29:51,231 こんな調子なんだよ 先生。 わしは もうトホホだよ。 433 00:29:51,231 --> 00:29:55,235 まあまあ おばあちゃん 機嫌直してやってよ。 434 00:29:55,235 --> 00:29:58,238 壊れちゃった人間の仲 元に戻すのは大変なんだからさ。 435 00:29:58,238 --> 00:30:01,241 私は元に戻す気なんかないもん。 436 00:30:01,241 --> 00:30:06,241 そんなこと言わないで。 ほら これ見てよ。 437 00:30:10,233 --> 00:30:12,235 これを…。 438 00:30:12,235 --> 00:30:25,232 ♬~ 439 00:30:25,232 --> 00:30:27,234 切れちゃった。 440 00:30:27,234 --> 00:30:31,238 今のおじいちゃんと おばあちゃん達みたいにね。 441 00:30:31,238 --> 00:30:33,240 でも いいかい? 442 00:30:33,240 --> 00:30:40,247 ♬~ 443 00:30:40,247 --> 00:30:42,232 よーく見ててよ。 444 00:30:42,232 --> 00:30:54,232 もど~れ~ もど~れ~。 元に もど~れ! 445 00:30:55,245 --> 00:31:00,245 (拍手) 446 00:31:02,235 --> 00:31:05,238 切れたロープだって 元どおりになるんだもん。 447 00:31:05,238 --> 00:31:08,241 2人の仲が 元どおりに ならないことないじゃないか。 448 00:31:08,241 --> 00:31:12,245 ねっ 握手しよう。 さあ。 449 00:31:12,245 --> 00:31:14,247 おばあちゃん。 450 00:31:14,247 --> 00:31:20,237 ♬~ 451 00:31:20,237 --> 00:31:29,237 もど~れ~ もど~れ~。 元に もど~れ! 452 00:31:33,250 --> 00:31:38,238 今度の連休 わしと秩父の山に うさぎを追いに行かないか? 453 00:31:38,238 --> 00:31:43,243 私のことも追いかけてくれる? もちろんだとも! 454 00:31:43,243 --> 00:31:45,245 よかった よかった! 455 00:31:45,245 --> 00:31:48,248 じゃあ 古川のおじいちゃんの 大好きな歌をみんなで歌おう。 456 00:31:48,248 --> 00:31:50,250 いいかい? はい! 457 00:31:50,250 --> 00:31:56,239 ♬~(一同)「兎追いし 彼の山」 458 00:31:56,239 --> 00:31:58,241 何だ こいつら…。 459 00:31:58,241 --> 00:32:02,245 なかなか役に立つじゃないか。 奴の能力も。 460 00:32:02,245 --> 00:32:04,247 あれもマジックですよ。 461 00:32:04,247 --> 00:32:08,247 ロープの復元マジック。 基本中の基本です。 462 00:32:09,252 --> 00:32:13,240 いいですか? 見てください。 463 00:32:13,240 --> 00:32:16,243 いつも そんな物持ってるのか? 464 00:32:16,243 --> 00:32:19,246 超一流のマジシャンですから。 465 00:32:19,246 --> 00:32:24,251 あれは 真ん中を切ったように 見せかけて→ 466 00:32:24,251 --> 00:32:27,254 実は 端っこを切ってただけなんです。 467 00:32:27,254 --> 00:32:30,254 ここを切ります。 468 00:32:34,244 --> 00:32:36,244 持ってろ。 469 00:32:38,248 --> 00:32:42,252 すると ここにタネができる。 470 00:32:42,252 --> 00:32:48,252 これを 一度縛って…。 471 00:32:50,243 --> 00:32:56,243 この端と この端を合わせて… オーレ! 472 00:32:58,251 --> 00:33:01,254 切れ端は 手の中に隠しておくんです。 473 00:33:01,254 --> 00:33:05,258 ふっ… そんなものは 最初からわかってたよ。 474 00:33:05,258 --> 00:33:07,260 じゃあ もっと早く言え。 俺が言いたいのはな→ 475 00:33:07,260 --> 00:33:09,246 そういうことじゃないんだよ。 476 00:33:09,246 --> 00:33:12,249 奴にも 老人を労わる気持ちが あるということだ。 477 00:33:12,249 --> 00:33:15,252 でも インチキはインチキですよ。 478 00:33:15,252 --> 00:33:18,255 そんなことしてても 結局は 老人から→ 479 00:33:18,255 --> 00:33:21,255 巨額な入会金を 巻き上げてるだけなんですから。 480 00:33:26,246 --> 00:33:30,250 あなた方は まだ先生のお力を 信じていないのですか? 481 00:33:30,250 --> 00:33:32,252 僕は そんなこと言ってませんよ。 言ったのは…。 482 00:33:32,252 --> 00:33:34,254 こいつです。 わかりました! 483 00:33:34,254 --> 00:33:36,256 それほどまで疑うなら→ 484 00:33:36,256 --> 00:33:40,260 先生の真のお力を ご覧いただくしかありませんね。 485 00:33:40,260 --> 00:33:45,248 真の力? どうぞ 中庭に。 さあ! 486 00:33:45,248 --> 00:33:50,253 これから ここにいる どなたかを撃ち殺し→ 487 00:33:50,253 --> 00:33:54,257 この場で 先生に 生き返らせていただきます。 488 00:33:54,257 --> 00:33:58,261 よろしいですね? 先生。 わかりました。 489 00:33:58,261 --> 00:34:00,261 どうぞ こいつを。 490 00:34:04,251 --> 00:34:07,254 何でだ? 上田! 好奇心を育てろ! 491 00:34:07,254 --> 00:34:10,257 もしもの時は 本に書いてやるから。 492 00:34:10,257 --> 00:34:13,257 『山田奈緒子の 勇気ある貧乳生涯』。 493 00:34:14,261 --> 00:34:16,263 どうだ? 印税を折半してやってもいいぞ。 494 00:34:16,263 --> 00:34:19,249 って 死んだら使えないじゃん。 (咳払い) 495 00:34:19,249 --> 00:34:21,251 ≫(千田)どうするんですか? 496 00:34:21,251 --> 00:34:25,255 山田さん 恐れることはありません。 497 00:34:25,255 --> 00:34:29,259 一度死ぬということは 実にすばらしい貴重な体験です。 498 00:34:29,259 --> 00:34:32,262 なっ 理事長も ああおっしゃって くださってることだし→ 499 00:34:32,262 --> 00:34:35,262 しょうがないよ。 いきます。 500 00:34:37,250 --> 00:34:39,252 あっ! 501 00:34:39,252 --> 00:34:43,252 面会時間が過ぎてしまう。 失礼しまーす。 502 00:34:46,259 --> 00:34:50,263 息子を信じてやってくれ。 はい? 503 00:34:50,263 --> 00:34:53,266 息子の力 本物だ。 504 00:34:53,266 --> 00:35:02,266 (老人達)さあ さあ さあ…。 505 00:35:11,284 --> 00:35:14,287 (老人達)さあ さあ さあ…。 506 00:35:14,287 --> 00:35:16,287 ≪(古川)わしがやろう! 507 00:35:20,293 --> 00:35:25,281 わしは 先生のお陰で 一度 生き返らせてもらった。 508 00:35:25,281 --> 00:35:29,285 あの時のさわやかな気分を 今一度 味わってみたいんだ。 509 00:35:29,285 --> 00:35:31,287 いけないかね? 510 00:35:31,287 --> 00:35:34,290 さすが! 私の見込んだ男だわ。 511 00:35:34,290 --> 00:35:39,295 みんな 古川君の勇気に拍手! 512 00:35:39,295 --> 00:35:41,297 (拍手) 513 00:35:41,297 --> 00:35:47,287 では 古川様に お願いいたしましょう! 514 00:35:47,287 --> 00:35:49,289 ありがとうございます! 515 00:35:49,289 --> 00:35:51,289 助かった。 516 00:35:56,296 --> 00:35:58,296 さあ やってくれ。 517 00:35:59,299 --> 00:36:04,299 いかせていただきます。 古川様。 ああ。 518 00:36:10,293 --> 00:36:12,293 (銃声) 519 00:36:13,296 --> 00:36:15,296 えっ? 520 00:36:16,299 --> 00:36:20,299 ホントに大丈夫なんですか? 心配はいりません。 521 00:36:21,287 --> 00:36:25,287 では今度は この私が 死んで お目にかけましょう。 522 00:36:27,293 --> 00:36:31,297 この世に先生がいる限り 死など恐れるものではありません。 523 00:36:31,297 --> 00:36:35,301 時々 生き返ることができたなら 死は夢と同じです。 524 00:36:35,301 --> 00:36:39,289 では 皆さん またお会いいたしましょう。 525 00:36:39,289 --> 00:36:41,289 (銃声) 526 00:36:44,294 --> 00:36:50,300 それでは 先生 お願いします。 わかりました。 527 00:36:50,300 --> 00:36:58,291 ♬~ 528 00:36:58,291 --> 00:37:07,300 もど~れ~ もど~れ~。 もど~れ~。 529 00:37:07,300 --> 00:37:14,300 元に もど~れ! 530 00:37:17,293 --> 00:37:26,302 ♬~ 531 00:37:26,302 --> 00:37:29,305 (老人達)おお~。 あっ あっ! 532 00:37:29,305 --> 00:37:31,291 生き返った…。 533 00:37:31,291 --> 00:37:34,294 まるで 生まれ変わったみたいだ。 534 00:37:34,294 --> 00:37:38,298 あら これはいかん。 早速 風呂へ入って洗わなきゃな。 535 00:37:38,298 --> 00:37:41,298 弾も取り出しといたから。 ほら。 536 00:37:43,303 --> 00:37:47,303 ほお 記念にもらっとくかな。 537 00:37:51,294 --> 00:37:55,298 見切った。 お前らの悪事! うん? 538 00:37:55,298 --> 00:37:58,301 先生 こちらもお願いします。 すぐに。 539 00:37:58,301 --> 00:38:09,295 ♬~ 540 00:38:09,295 --> 00:38:12,298 ≫(矢部謙三)何や? 何や? 何や 今の音は。 541 00:38:12,298 --> 00:38:14,300 (菊池愛介)こら! 何があったんだ? 542 00:38:14,300 --> 00:38:17,303 矢部! お前…。 543 00:38:17,303 --> 00:38:21,307 お前 何で こんなとこおんのや? あっ 先生もいらしてたんですか。 544 00:38:21,307 --> 00:38:24,310 矢部さん どうしてここに… っていうか どうしてドテラ? 545 00:38:24,310 --> 00:38:26,296 いや 実はね ここの老人ホームはね→ 546 00:38:26,296 --> 00:38:29,299 絶対死なない老人ホームという 噂が流れてましてね→ 547 00:38:29,299 --> 00:38:31,301 我々警察も 調査しとったんですわ。 548 00:38:31,301 --> 00:38:34,304 ああ 警察というのは 矢部さん達でしたか。 549 00:38:34,304 --> 00:38:38,308 そして ついに その絶対死なない老人ホームの謎を→ 550 00:38:38,308 --> 00:38:40,310 解き明かしました! 551 00:38:40,310 --> 00:38:43,296 解いた? ええ 温泉なんですよ。 552 00:38:43,296 --> 00:38:47,300 ここにはね 増毛の湯という 温泉があるんです。 553 00:38:47,300 --> 00:38:49,302 それ 増毛ね 増毛。 えっ? 554 00:38:49,302 --> 00:38:51,304 効能は リウマチ性疾患。 555 00:38:51,304 --> 00:38:53,306 疲労回復および 特に 増毛効果です。 556 00:38:53,306 --> 00:38:56,309 ちなみに 温泉紹介として 一世を風靡した→ 557 00:38:56,309 --> 00:38:59,309 『11PM』の うさぎちゃん達は 毎週温泉に…。 558 00:39:00,313 --> 00:39:02,298 ええ~ まさに極楽。 559 00:39:02,298 --> 00:39:05,301 まあ 死んでも死に切れんとは このことですなぁ。 560 00:39:05,301 --> 00:39:08,304 しかも 三月浸かれば→ 561 00:39:08,304 --> 00:39:10,306 絶えてしまった毛も 甦るということですよ。 562 00:39:10,306 --> 00:39:14,310 うふふ 私は関係ないですけどね。 ああ それ三回ですよ。 563 00:39:14,310 --> 00:39:17,310 何ですか? さっきの音は。 矢部さん! 564 00:39:18,314 --> 00:39:20,300 何これ? 自殺したんです。 565 00:39:20,300 --> 00:39:24,304 心臓を撃ち抜いてね。 これは銃器による臓器損傷です。 566 00:39:24,304 --> 00:39:27,307 失血死の危険もあります。 うっ…! 567 00:39:27,307 --> 00:39:29,307 矢部! 救急車だ。 568 00:39:31,311 --> 00:39:34,314 ええと…。 お待ちください。 569 00:39:34,314 --> 00:39:39,302 この人はこれから こちらの先生が 生き返らせるところでして…。 570 00:39:39,302 --> 00:39:43,306 生き返らせる? ですから 救急車は結構です。 571 00:39:43,306 --> 00:39:46,309 ああ そう。 はい どうぞ。 何 納得してるんだ? 572 00:39:46,309 --> 00:39:48,311 わけ わかんないこと 言ってるんだぞ。 573 00:39:48,311 --> 00:39:50,313 わけのわからないことでは ありません。 574 00:39:50,313 --> 00:39:52,315 はっ? 私が責任を持って→ 575 00:39:52,315 --> 00:39:55,318 この人を生き返らせます。 どうぞ ご覧になっててください。 576 00:39:55,318 --> 00:39:57,318 はい 見てます。 577 00:40:01,307 --> 00:40:04,310 矢部 やめさせろ。 何で? 578 00:40:04,310 --> 00:40:06,310 東大! 579 00:40:07,313 --> 00:40:11,317 おい 触るな。 現場保存だ。 あっちへ行け。 580 00:40:11,317 --> 00:40:14,304 なぜですか? そんなことしてたら この人が…。 581 00:40:14,304 --> 00:40:17,307 ダメだ! あっちへ行け! ちょっと待ってください。 582 00:40:17,307 --> 00:40:19,309 あっちへ行け。 私に任せてください。 583 00:40:19,309 --> 00:40:23,309 今… 今ならまだ間に合うんです。 私にやらせてください。 584 00:40:24,314 --> 00:40:27,317 (赤地)待って! ちょっと待ってください。 585 00:40:27,317 --> 00:40:30,320 連れてかないでください。 その人は私が…。 586 00:40:30,320 --> 00:40:34,307 私が生き返らせますから… 副理事長! 587 00:40:34,307 --> 00:40:37,310 先生 どうなっとるんですか? あいつらは。 588 00:40:37,310 --> 00:40:40,313 いやあ まあ これが実に不可思議な話でしてね。 589 00:40:40,313 --> 00:40:42,315 しかし どうして止めたんだ? 590 00:40:42,315 --> 00:40:45,318 このままだったら あの人 ホントに死んじゃうぞ。 591 00:40:45,318 --> 00:40:47,320 逆ですよ。 逆? 592 00:40:47,320 --> 00:40:50,320 にくのおおいおおのくに。 593 00:40:51,307 --> 00:40:53,309 今にわかりますよ。 594 00:40:53,309 --> 00:40:56,312 上田 お前は一緒に 病院に行ってきなさい。 595 00:40:56,312 --> 00:40:58,314 病院に? 矢部は→ 596 00:40:58,314 --> 00:41:00,314 そのドテラを 今すぐ着替えてきなさい。 597 00:41:04,320 --> 00:41:07,307 おお… ははは…。 598 00:41:07,307 --> 00:41:09,309 早く! 599 00:41:09,309 --> 00:41:11,311 ええ加減なこと言うのも 大概にせえよ。 600 00:41:11,311 --> 00:41:14,314 何で 死んだ人間が 生き返らなあかんねや! 601 00:41:14,314 --> 00:41:16,316 はっきり言わせてもらいます 刑事さん。 602 00:41:16,316 --> 00:41:18,318 何をや? これで もし→ 603 00:41:18,318 --> 00:41:22,322 副理事長が亡くなりでもしたら それは あなた達の責任です。 604 00:41:22,322 --> 00:41:25,308 何やと!? 私に任せていただければ→ 605 00:41:25,308 --> 00:41:27,310 100パーセント 副理事長は助かったんです。 606 00:41:27,310 --> 00:41:30,313 なのに あなた方は 強引に彼を救急車に乗せた。 607 00:41:30,313 --> 00:41:32,315 当たり前やろ。 心臓 撃ち抜いたんやぞ。 608 00:41:32,315 --> 00:41:34,317 病院連れていかんで どないすんねん! 609 00:41:34,317 --> 00:41:36,319 ですから 私が その場で生き返らせると→ 610 00:41:36,319 --> 00:41:39,322 何度も申し上げたはずです。 ですから 死んだ人間を→ 611 00:41:39,322 --> 00:41:41,324 生き返らせるなんてことは できないと→ 612 00:41:41,324 --> 00:41:43,309 こっちは言っとるんです。 何べん 同じこと言わせるんすか! 613 00:41:43,309 --> 00:41:45,311 矢部。 何や? 614 00:41:45,311 --> 00:41:48,311 ちょっと こっちに…。 ちょっと待っとけ。 615 00:41:50,316 --> 00:41:53,319 では 東大の僕が 取り調べを始めます。 616 00:41:53,319 --> 00:41:55,321 何や? 617 00:41:55,321 --> 00:41:58,324 大丈夫ですよ。 あの副理事長は→ 618 00:41:58,324 --> 00:42:00,326 死んだりなんかしません。 何? 619 00:42:00,326 --> 00:42:02,311 すぐに ケロッとした顔で 帰ってきますよ。 620 00:42:02,311 --> 00:42:04,313 どういうことや? その時こそ→ 621 00:42:04,313 --> 00:42:07,316 あいつらの嘘が ばれる時。 嘘? 622 00:42:07,316 --> 00:42:09,318 グルなんですよ あの4人は。 623 00:42:09,318 --> 00:42:12,321 あっ グルクンか。 それ 魚じゃないですか。 624 00:42:12,321 --> 00:42:16,325 だから 理事長 副理事長 赤地って男 それに→ 625 00:42:16,325 --> 00:42:20,313 撃たれたおじいちゃん 4人はグルなんです。 626 00:42:20,313 --> 00:42:25,313 それ以外に説明がつきません。 説明せえや。 627 00:42:26,319 --> 00:42:29,322 撃った猟銃は 空砲だったんですよ。 628 00:42:29,322 --> 00:42:33,326 取り出した弾は あらかじめ隠し持っていた。 629 00:42:33,326 --> 00:42:35,328 あいつらは 撃たれて 死んだフリをして→ 630 00:42:35,328 --> 00:42:39,315 生き返らせるパフォーマンスを しようとしただけなんです。 631 00:42:39,315 --> 00:42:41,317 パフォーマンス? うん。 632 00:42:41,317 --> 00:42:45,321 あの理事長や先生は 救急車で運ばれそうになる時→ 633 00:42:45,321 --> 00:42:48,324 必死になって止めようとした。 それが証拠ですよ。 634 00:42:48,324 --> 00:42:50,326 病院に連れて行かれたら インチキだってことが→ 635 00:42:50,326 --> 00:42:52,328 ばれちゃいますから。 そやけど→ 636 00:42:52,328 --> 00:42:54,330 何であいつら そんな 手の込んだことせな あかんのや。 637 00:42:54,330 --> 00:42:58,317 私と上田さんの目を 欺くためですよ。 638 00:42:58,317 --> 00:43:00,319 私達をだませば 京國屋書店のおばあちゃんが→ 639 00:43:00,319 --> 00:43:04,323 この老人ホームに入るんです。 何や? その京國屋って。 640 00:43:04,323 --> 00:43:07,326 40億円のおばあちゃんです。 40億? 641 00:43:07,326 --> 00:43:11,326 (携帯電話) 642 00:43:12,331 --> 00:43:16,319 もしもし。 あっ 先生… どうですか? そっちは。 643 00:43:16,319 --> 00:43:18,321 もう こっちは わけ わからんのですわぁ。 644 00:43:18,321 --> 00:43:21,324 死にました。 副理事長が たった今…。 645 00:43:21,324 --> 00:43:23,326 死んだ!? 646 00:43:23,326 --> 00:43:26,329 わかりました。 では また後ほど。 647 00:43:26,329 --> 00:43:28,331 亡くなったんですか? 副理事長。 ああ。 648 00:43:28,331 --> 00:43:32,318 何がグルじゃ。 何がケロッとして帰ってくるじゃ。 649 00:43:32,318 --> 00:43:34,320 グルで ホンマに死んだりするか ボケ! 650 00:43:34,320 --> 00:43:36,320 そんな…。 651 00:43:37,323 --> 00:43:39,323 副理事長が死んだ…? 652 00:43:42,328 --> 00:43:45,331 なんて むごいことを…。 653 00:43:45,331 --> 00:43:48,331 だから 先生にお任せしろと あれほど言ったのに…。 654 00:43:51,320 --> 00:43:56,325 ああ ああ…! 655 00:43:56,325 --> 00:43:58,327 ああ…! 656 00:43:58,327 --> 00:44:00,327 洋司! 657 00:44:01,330 --> 00:44:06,330 父さん… 僕なら 生き返らせることができたのに…。 658 00:44:08,321 --> 00:44:10,323 僕なら…。 659 00:44:10,323 --> 00:44:18,331 ♬~ 660 00:44:18,331 --> 00:44:20,331 あなた達のせいだ。 661 00:44:22,335 --> 00:44:25,335 あなた達が 副理事長を殺したんです! 662 00:44:26,322 --> 00:44:30,326 あなた達は人殺しだ! ちょっと待てよ…。 663 00:44:30,326 --> 00:44:33,329 ≪(岡田)お前達は人殺しじゃ! ≪(大隈)人殺しよ! 664 00:44:33,329 --> 00:44:37,333 お前達は 人殺しだ! お前ら 人殺しだ! 665 00:44:37,333 --> 00:44:40,336 人殺し! (老人達)人殺し! 人殺し! 666 00:44:40,336 --> 00:44:42,338 (老人達)人殺し! 人殺し! 667 00:44:42,338 --> 00:44:44,323 (菊池)矢部さん…。 668 00:44:44,323 --> 00:44:50,329 (老人達)人殺し! 人殺し! 人殺し! 人殺し! 人殺し! 669 00:44:50,329 --> 00:45:05,329 ♬~ 670 00:45:06,329 --> 00:45:22,328 ♬~ 671 00:45:22,328 --> 00:45:40,329 ♬~ 672 00:45:40,329 --> 00:45:57,330 ♬~ 673 00:45:57,330 --> 00:46:07,330 ♬~ 674 00:46:12,278 --> 00:46:37,278 ♬~ 675 01:00:32,103 --> 01:00:34,089 〈私の名前は 上田次郎。 ノーベル賞候補で 日本科技大の→ 676 01:00:34,089 --> 01:00:37,092 ベリージェントルな教授だ〉 (山田奈緒子)〈臆病でデカイだけの〉 677 01:00:37,092 --> 01:00:39,077 〈京國屋書店の社長夫人から 依頼を受けて→ 678 01:00:39,077 --> 01:00:41,079 サード助手の貧乳マジシャン…〉 〈美人マジシャン〉 679 01:00:41,079 --> 01:00:44,082 〈山田奈緒子を連れ 絶対死なない 老人ホームの調査に乗り出した〉 680 01:00:44,082 --> 01:00:46,084 〈すると そこにいたのは…!〉 赤地洋司です。 681 01:00:46,084 --> 01:00:49,087 この世に存在する すべてのものを 元どおりにすることができます。 682 01:00:49,087 --> 01:00:52,090 〈奴は 次々と いろんなものを 元に戻して見せた〉 683 01:00:52,090 --> 01:00:55,093 〈もちろん 天才物理学者の私は→ 684 01:00:55,093 --> 01:00:57,078 次々と トリックを見破った!〉 〈おい お前じゃないだろう〉 685 01:00:57,078 --> 01:01:00,081 (千田鶴二郎)先生の真のお力を ご覧いただくしか…。