1 00:00:00,300 --> 00:00:01,967 (山田奈緒子(やまだ なおこ)の声) 私の名前は 山田奈緒子 2 00:00:02,033 --> 00:00:04,066 (奈緒子の声) 美人の 超人気マジシャンだ 3 00:00:04,133 --> 00:00:05,233 (奈緒子の声) アホ教授 上田(うえだ)と— 4 00:00:05,300 --> 00:00:06,100 一度入ったら— 5 00:00:06,166 --> 00:00:07,333 二度と出られないと いわれる— 6 00:00:07,400 --> 00:00:09,133 妖術使いの森に 行くと— 7 00:00:09,200 --> 00:00:10,734 火は出るわ 死体は飛び出すわ— 8 00:00:10,800 --> 00:00:11,800 何だ ここは! 9 00:00:11,867 --> 00:00:12,967 (妖術使いの歌声) 10 00:00:13,033 --> 00:00:15,200 (奈緒子の声) 夜になると変な歌が 聞こえるし— 11 00:00:15,266 --> 00:00:17,300 みんな どっかの 毛が伸びてくるし— 12 00:00:17,367 --> 00:00:18,266 死体が出るし— 13 00:00:18,333 --> 00:00:20,066 その死体は 消えてしまうし— 14 00:00:20,133 --> 00:00:21,600 突然 逃げ出した 橋本(はしもと)さんは— 15 00:00:21,667 --> 00:00:23,400 見つけた死体を 殴ってるし… 16 00:00:23,467 --> 00:00:25,467 もうなんか 事件と 謎のめじろ押しだ! 17 00:00:25,533 --> 00:00:26,266 (奈緒子) どうして 今— 18 00:00:26,333 --> 00:00:27,533 日向(ひゅうが)さんを殺そうと したんですか? 19 00:00:27,600 --> 00:00:28,333 (奈緒子の声) 橋本さんに— 20 00:00:28,400 --> 00:00:30,333 つぼ八 横流しを 自供させた— 21 00:00:30,400 --> 00:00:31,500 超天才の私は— 22 00:00:31,567 --> 00:00:33,266 さらに 棺桶(かんおけ)の秘密通路も— 23 00:00:33,333 --> 00:00:35,400 お見事見つけ出した ハッハッハッ 24 00:00:35,467 --> 00:00:37,266 (奈緒子の声) その夜 上田は 小屋を抜け出し— 25 00:00:37,333 --> 00:00:38,667 橋本さんの所に… 26 00:00:38,734 --> 00:00:40,900 (奈緒子の声) そして 私が上田を 捜しに行くと— 27 00:00:40,967 --> 00:00:42,166 そこには… 28 00:00:42,233 --> 00:00:44,567 (妖術使い)島(すま)は まもなく滅びる 29 00:00:46,100 --> 00:00:48,500 (妖術使い) 生き残るのは我々だ 30 00:00:49,233 --> 00:00:50,400 (妖術使い)おいで 31 00:00:51,967 --> 00:00:53,033 (妖術使い)おいで 32 00:00:54,100 --> 00:00:55,367 椎名(しいな)… 33 00:00:57,066 --> 00:00:58,333 桔平(きっぺい)… 34 00:00:59,533 --> 00:01:00,967 おいで 35 00:01:28,467 --> 00:01:29,667 橋本さん? 36 00:01:32,934 --> 00:01:36,000 橋本さん… 橋本さん! 37 00:01:38,433 --> 00:01:39,667 死んでる 38 00:01:48,700 --> 00:01:49,834 上田さん? 39 00:01:51,500 --> 00:01:52,667 上田さん! 40 00:01:54,934 --> 00:01:56,166 死んでる 41 00:01:58,200 --> 00:01:59,400 (上田次郎(じろう))おうっ! (奈緒子)あーっ! 42 00:02:00,300 --> 00:02:02,000 ハア… 43 00:02:02,867 --> 00:02:04,667 何してるんですか こんな所で! 44 00:02:05,467 --> 00:02:06,834 君も見たか? 45 00:02:07,700 --> 00:02:12,467 ええ 確かに 椎名桔平の顔をして… 46 00:02:12,533 --> 00:02:14,066 (アラン井上(いのうえ))おい 何やってんだ! 47 00:02:17,900 --> 00:02:19,333 (アラン)あっ ああ… 48 00:02:22,166 --> 00:02:24,667 (橋本マリア)パパさん! パパさん! 49 00:02:24,734 --> 00:02:25,734 死んだのか! 50 00:02:25,800 --> 00:02:26,867 (アラン)誰がやったんだよ! 51 00:02:26,934 --> 00:02:27,934 いや… 52 00:02:28,000 --> 00:02:31,066 (柳田黒夫(やなぎだ こくお)) 見たんですか? 教授 妖術使いを 53 00:02:31,133 --> 00:02:33,133 いや 妖術使いじゃありませんよ 54 00:02:33,200 --> 00:02:35,400 やつは あの… 仮面をかぶってましたから 55 00:02:35,467 --> 00:02:37,834 いいえ 仮面じゃありません 56 00:02:38,200 --> 00:02:39,667 私が見たのは— 57 00:02:41,100 --> 00:02:42,133 椎名桔平 58 00:02:43,166 --> 00:02:44,500 (矢部謙三(やべ けんぞう)) 何 アホなこと言うとんねん! 59 00:02:44,567 --> 00:02:49,233 それこそが 二人が見たのは 妖術使いであるという証拠だ 60 00:02:50,200 --> 00:02:51,700 (柳田)妖術使いは— 61 00:02:51,767 --> 00:02:56,333 相手の目に映る自分の顔を 自由に変えられる 62 00:02:56,400 --> 00:02:58,967 だったら なぜ 私の前で 仮面を着ける必要があるんですか? 63 00:02:59,033 --> 00:03:00,633 それだったら 釈由美子(しゃく ゆみこ)や井川遥(いがわ はるか)の顔を— 64 00:03:00,700 --> 00:03:01,700 つけてきてくれれば いいじゃないですか 65 00:03:01,767 --> 00:03:03,567 なんで釈由美子や井川遥で 来てくんないんすか? 66 00:03:03,633 --> 00:03:06,033 もう1回やってほしいな ハア… 67 00:03:06,100 --> 00:03:07,667 何 言うてんすか! 68 00:03:08,033 --> 00:03:09,700 だから 私が言いたいのは— 69 00:03:09,767 --> 00:03:14,133 仮面を着けてたってことは 誰にでも妖術使いのふりができる 70 00:03:17,400 --> 00:03:19,300 (小松純子(こまつ じゅんこ)) 10時半ごろ 2階へ上がってったら— 71 00:03:19,367 --> 00:03:21,667 橋本さんは 確かに縛られてました 72 00:03:23,033 --> 00:03:24,333 手の毛 すごいっすね 73 00:03:24,800 --> 00:03:28,767 (矢部)フッ まあ わしは犯人やないから丸と… 74 00:03:29,333 --> 00:03:31,266 (石原達也)僕も 丸じゃのう 75 00:03:31,333 --> 00:03:32,867 ううっ… 76 00:03:32,934 --> 00:03:35,233 お前 また黒いとこ増えてないか? 77 00:03:35,300 --> 00:03:35,800 えっ? 78 00:03:35,867 --> 00:03:37,900 (奈緒子)あたしも 犯人なわけないんで 山田 丸… 79 00:03:37,967 --> 00:03:39,500 (矢部)ちょっと待て お前 80 00:03:39,567 --> 00:03:41,033 お前が一番 怪しいんじゃ 81 00:03:41,100 --> 00:03:43,967 (小松)この人なら 夜9時にはグーグー寝てたわ 82 00:03:44,567 --> 00:03:45,967 ウソ寝かもしれませんよ 83 00:03:46,033 --> 00:03:49,900 この世のものとは思えない 恥ずかしい寝言 言ってました 84 00:03:49,967 --> 00:03:51,834 いえ… 歌です 85 00:03:53,667 --> 00:03:54,834 どんな? 86 00:03:55,300 --> 00:03:57,667 ♪ Non No No Non… 87 00:03:58,834 --> 00:04:01,166 ♪ Non No No Non… 88 00:04:01,834 --> 00:04:03,166 ♪ 今日は 89 00:04:03,233 --> 00:04:10,000 ♪ 私の失恋記念日です 90 00:04:17,467 --> 00:04:18,467 (矢部)丸やね 91 00:04:20,734 --> 00:04:24,000 あたし 刑事さんと ずっと一緒でしたよね? 92 00:04:24,066 --> 00:04:24,800 僕がついてるから 93 00:04:24,867 --> 00:04:27,867 あんた 丸や アグネス・ラム 好きやったし 94 00:04:30,200 --> 00:04:33,200 私たち 刑事さんの横で ずっと組み体操してましたよね? 95 00:04:33,500 --> 00:04:35,066 組み体操 96 00:04:36,767 --> 00:04:38,500 (矢部)…で 小松さん あんたは? 97 00:04:38,567 --> 00:04:41,767 この人なら 残念ながら無実だ 98 00:04:41,834 --> 00:04:44,834 (柳田)私に またケンカを売ってきて 眠れなかった 99 00:04:45,066 --> 00:04:47,233 村山富市(むらやま とみいち)みたいになってますね 柳田さん 100 00:04:48,200 --> 00:04:50,000 柳田さんは? そこにおった? 101 00:04:50,066 --> 00:04:51,200 認めたまえ! 102 00:04:51,567 --> 00:04:54,000 そこにいらっしゃいました 103 00:04:54,934 --> 00:04:56,367 (矢部)丸 丸と… 104 00:04:56,433 --> 00:04:58,767 …とすると 残るは上田先生 105 00:05:00,266 --> 00:05:04,633 あなたのアリバイを証明してくれる人間は だ~れもいない 106 00:05:05,367 --> 00:05:06,734 (矢部)バツ 107 00:05:06,800 --> 00:05:07,800 早いだろ! 108 00:05:07,867 --> 00:05:09,066 あっ 思い出しました 109 00:05:10,300 --> 00:05:13,367 (奈緒子)あたしたち 2階のおんなじ部屋にいて— 110 00:05:13,433 --> 00:05:14,600 あたしは寝てたんです 111 00:05:15,133 --> 00:05:18,400 あたし 夜中に突然 目が覚めたんです 112 00:05:18,467 --> 00:05:21,500 それで 上田さんが出ていくのを見て— 113 00:05:21,567 --> 00:05:24,600 一緒に 死人が生き返る棺桶に行って— 114 00:05:24,667 --> 00:05:26,400 一緒に死体を見つけたんです 115 00:05:26,467 --> 00:05:29,166 そんな証言 信用できるか 116 00:05:29,533 --> 00:05:31,467 あんた その人の仲間なんだろ? 117 00:05:31,934 --> 00:05:34,633 かばってるに決まってる なあ? カバキ 118 00:05:34,700 --> 00:05:35,767 (カバキ)決まってる! 119 00:05:35,834 --> 00:05:39,500 (マリア)心を読む岩っていうのが ここにはあるんですよね? 120 00:05:40,233 --> 00:05:43,934 だったら それに 手を入れてもらったらいいんじゃないか? 121 00:05:46,033 --> 00:05:50,400 お前は 確かに 上田先生と一緒にいたんだな? 122 00:05:50,467 --> 00:05:52,600 ウソじゃないと誓えるか? 123 00:05:52,667 --> 00:05:54,166 (カバキ・荒木(あらき))誓えるか? 124 00:05:56,133 --> 00:05:58,266 はい 誓います 125 00:05:58,900 --> 00:06:00,600 じゃあ 手を入れなさい 126 00:06:11,000 --> 00:06:14,000 ♪~ 127 00:06:21,100 --> 00:06:24,100 ~♪ 128 00:06:38,867 --> 00:06:40,467 (小橋(こばし) 進)では 先生— 129 00:06:40,533 --> 00:06:43,967 今日こそは これにサササーッと 130 00:06:55,500 --> 00:06:58,934 (山田里見(さとみ)) 何か この部屋にはいるようですね 131 00:06:59,467 --> 00:07:00,834 (大橋大三郎(おおはし だいざぶろう))えっ? 132 00:07:02,200 --> 00:07:07,266 強い悪意のようなものを感じます 133 00:07:07,333 --> 00:07:10,533 しかし ここには 私たち以外… 134 00:07:10,600 --> 00:07:12,333 いえ! 135 00:07:12,400 --> 00:07:15,000 (里見)確かに… おお 確かに… (大橋)あっ ああ! 136 00:07:15,066 --> 00:07:16,767 確かにいる! 137 00:07:16,834 --> 00:07:19,300 あっ あっ… 138 00:07:19,367 --> 00:07:21,000 あ… あっ 139 00:07:21,967 --> 00:07:24,734 あっ これを… これを動かしてください 140 00:07:24,800 --> 00:07:25,900 (大橋)あっ こ… 小橋! 141 00:07:25,967 --> 00:07:27,834 はい ただ今 142 00:07:27,900 --> 00:07:29,400 (大橋)早(はよ)うせい 早う! 143 00:07:29,467 --> 00:07:31,433 (里見) あっ それから これをあっち! 144 00:07:31,500 --> 00:07:32,934 (大橋)小橋! こっちや (小橋)はい 145 00:07:34,333 --> 00:07:35,734 ほんとに何でもなかったのか? 146 00:07:35,800 --> 00:07:39,834 (柳田)私は しばらく 森を調べてみようと思う 147 00:07:40,166 --> 00:07:43,300 (柳田)妖術使いに会うつもりだ 148 00:07:43,367 --> 00:07:46,000 (上田)あっ 分かりました あの 気をつけて 149 00:07:46,600 --> 00:07:49,367 周りの愚かな人間たちは— 150 00:07:49,433 --> 00:07:53,166 いまだに不可思議な一族の存在を 認めようとはしない 151 00:07:53,700 --> 00:07:55,400 彼らは 生きて この森を出ることは… 152 00:07:55,467 --> 00:07:58,600 なんだ こっちに言っていなかったのか 153 00:08:02,033 --> 00:08:03,667 (物音) 154 00:08:06,600 --> 00:08:07,867 お前なのか? 155 00:08:08,100 --> 00:08:11,667 (走り去る足音) 156 00:08:11,734 --> 00:08:13,934 野郎ども メシだ 157 00:08:14,000 --> 00:08:15,800 (矢部)おっ… よっ 158 00:08:15,867 --> 00:08:17,133 (石原)ういっす 159 00:08:18,166 --> 00:08:19,667 ほう… 160 00:08:20,934 --> 00:08:23,100 あれ? 柳田先生は? 161 00:08:23,700 --> 00:08:25,500 さっき 出てきましたよ 162 00:08:25,567 --> 00:08:29,400 “妖術使いを捜しに行く”って ぶつぶつ独り言 言いながら… 163 00:08:29,467 --> 00:08:31,667 人騒がせなオッサンやのう 164 00:08:33,300 --> 00:08:37,333 (男性)♪ ケ~ガ~ 165 00:08:37,400 --> 00:08:41,433 (男性)♪ ノビ~ル 166 00:08:41,500 --> 00:08:42,700 (橋本(はしもと)孝夫)言い伝えにあるんです 167 00:08:43,800 --> 00:08:45,367 (橋本)夜になると— 168 00:08:45,433 --> 00:08:49,000 森のどこからか 妖術使いの歌が聞こえると… 169 00:08:49,066 --> 00:08:50,834 (小松)行ってみましょうよ (3人)えっ? 170 00:08:50,900 --> 00:08:52,800 あの歌の出どころを探すの 171 00:08:53,400 --> 00:08:57,033 (男性)♪ ケ~ガ~ 172 00:08:57,100 --> 00:09:01,266 (男性)♪ ノ~ビ~ル 173 00:09:01,333 --> 00:09:05,533 (男性)♪ ノ~ビ~ル 174 00:09:05,600 --> 00:09:08,033 (スピーカー)♪ ケ~ガ~ 175 00:09:08,100 --> 00:09:10,333 (スピーカー)♪ ケ~ガ~ 176 00:09:10,400 --> 00:09:11,500 (奈緒子)これ! 177 00:09:12,500 --> 00:09:15,834 (スピーカー)♪ ノ~ビ~ル 178 00:09:16,433 --> 00:09:20,834 (スピーカー)♪ ケ~ガ~ ケ~ガ~… 179 00:09:20,900 --> 00:09:23,133 (コードを抜く音) (奈緒子)あっ… 180 00:09:23,200 --> 00:09:25,100 なんや こんなとこから 鳴っとったんかい! 181 00:09:25,166 --> 00:09:27,333 柳田先生の仕業ね 182 00:09:28,333 --> 00:09:30,233 あっ あっあっ… 183 00:09:30,300 --> 00:09:34,400 あっ あっ だ… だあーっ! 184 00:09:37,300 --> 00:09:38,667 柳田さん… 185 00:09:39,233 --> 00:09:40,333 (上田)柳田さん! 186 00:09:43,700 --> 00:09:45,033 死んでる 187 00:09:47,934 --> 00:09:48,934 矢部刑事 188 00:09:49,367 --> 00:09:51,333 せやから 誰やねん お前! 189 00:09:52,100 --> 00:09:55,000 (柳田)私は これから 妖術使いに会うつもりだ 190 00:09:55,633 --> 00:09:58,533 (柳田)もし 私が 生きて帰って来れなかったら— 191 00:09:58,600 --> 00:10:02,900 私が森に残したメッセージを 見つけ出してほしい 192 00:10:02,967 --> 00:10:06,233 (柳田)すべての真実は そこにある 193 00:10:06,900 --> 00:10:11,467 (柳田)おお 歌が聞こえる かなりデカい 194 00:10:11,533 --> 00:10:14,000 (柳田)どこだ? どこにいるんだ! 195 00:10:14,066 --> 00:10:15,166 (殴る音) (柳田)あっ! 196 00:10:15,233 --> 00:10:16,967 (殴る音) (柳田)あっ! ああ… 197 00:10:17,033 --> 00:10:21,600 これ 柳田先生が 殺されたときの音じゃないすか? 198 00:10:21,667 --> 00:10:24,333 “森ん中にメッセージ残した”って 言ってたな 199 00:10:24,934 --> 00:10:26,834 メッセージ… 200 00:10:29,600 --> 00:10:30,600 (石原)これじゃないすか? 201 00:10:34,400 --> 00:10:36,600 (上田)古代文字 解読表だ 202 00:10:37,333 --> 00:10:39,367 それらしきことは 何にも書いてないですね 203 00:10:39,433 --> 00:10:41,400 書いてあったら 犯人が とっくに持ってってますよ 204 00:10:41,467 --> 00:10:43,867 これも 僕らの誰かがやったと 言いたいのか! 205 00:10:43,934 --> 00:10:44,667 ほかに誰が… 206 00:10:44,734 --> 00:10:47,500 ほな もう一遍 全員のアリバイ 検証してみるか 207 00:10:47,567 --> 00:10:49,333 その必要はないかもしれませんよ 208 00:10:50,333 --> 00:10:52,367 (上田)それ もう1回 聞かせてもらえますか? 209 00:10:52,433 --> 00:10:53,433 はい 210 00:10:53,500 --> 00:10:54,500 (スイッチを入れる音) 211 00:10:54,567 --> 00:10:56,000 (男性)♪ ケ~ガ~ (柳田)すべての真実は… 212 00:10:56,066 --> 00:10:57,500 よく聞いてください 213 00:10:57,934 --> 00:11:02,500 柳田先生の声のバックには 確かに毛はえの歌が流れている 214 00:11:03,133 --> 00:11:05,266 つまり 柳田先生は— 215 00:11:05,333 --> 00:11:08,333 毛はえの歌が聞こえ始めてから 我々が ここに着くあいだに— 216 00:11:08,400 --> 00:11:09,567 殺されたことになる 217 00:11:10,467 --> 00:11:12,433 (矢部)つまり ここにいる全員は— 218 00:11:12,500 --> 00:11:15,066 柳田さんを殺害することは 不可能やったっちゅうことか! 219 00:11:15,133 --> 00:11:18,500 (アランの叫び声) 220 00:11:18,567 --> 00:11:22,533 (アラン)やっぱり この森には何かいるんだ! 221 00:11:22,600 --> 00:11:25,767 (アラン)いるんだ! ああ… 222 00:11:25,834 --> 00:11:27,533 ユー! どこ行くんだ? 223 00:11:34,533 --> 00:11:37,066 妖術使いを見つけてくれば いいんですよね? 224 00:11:37,133 --> 00:11:38,166 やめるんだ 山田 225 00:11:39,400 --> 00:11:40,834 ほっといてください 226 00:11:54,533 --> 00:11:55,533 (鳥が羽ばたく音) 227 00:12:04,033 --> 00:12:05,600 (足音) 228 00:12:10,734 --> 00:12:12,300 おりゃあ! 229 00:12:13,734 --> 00:12:14,734 (奈緒子)上田さん! 230 00:12:19,800 --> 00:12:20,800 (奈緒子)何してんですか? 231 00:12:20,867 --> 00:12:22,367 何してるじゃないよ 232 00:12:22,433 --> 00:12:24,567 ユーを1人で行かせるわけには いかないだろ 233 00:12:26,867 --> 00:12:28,300 すいません 234 00:12:28,367 --> 00:12:30,533 (奈緒子)心配してくれるなんて 気付かなかったんで… 235 00:12:31,200 --> 00:12:33,900 フンッ 心配なんかしてないよ 236 00:12:34,967 --> 00:12:35,967 (上田)ほら 237 00:12:38,934 --> 00:12:40,400 だから 食うなって! 238 00:12:40,467 --> 00:12:42,533 (上田) 君は「ヘンゼルとグレーテル」の話も 知らないのか? 239 00:12:43,734 --> 00:12:44,734 はい? 240 00:12:44,800 --> 00:12:46,667 君は どうやって 戻ってくるつもりだった? 241 00:12:47,867 --> 00:12:51,367 こうやって 目印を残しておけば— 242 00:12:51,433 --> 00:12:52,734 あとで迷う必要もないだろう 243 00:12:53,734 --> 00:12:54,734 (上田)うん? 244 00:12:56,333 --> 00:12:57,333 おい! 245 00:12:59,967 --> 00:13:01,834 (上田) いいかげんに教えてくんないか? 246 00:13:02,900 --> 00:13:04,333 (上田)何を隠してる? 247 00:13:06,600 --> 00:13:07,600 (奈緒子)えっ? 248 00:13:09,166 --> 00:13:12,266 (上田)第一 君は なぜ この森に来たんだ? 249 00:13:15,834 --> 00:13:19,066 (奈緒子)上田さん もう帰ったほうがいいですよ 250 00:13:19,133 --> 00:13:20,834 (奈緒子)私といると危ないから… 251 00:13:21,400 --> 00:13:22,500 (上田)どうして? 252 00:13:26,800 --> 00:13:28,734 (上田)さっきの件なんだが— 253 00:13:28,800 --> 00:13:31,500 まあ あとでもいいかと思って 言い忘れていたんだが— 254 00:13:31,567 --> 00:13:34,367 一応 君に 礼を言っとこうと思ってな 255 00:13:34,433 --> 00:13:35,667 (上田)ありがとう 256 00:13:36,367 --> 00:13:37,467 (奈緒子)どの件? 257 00:13:37,867 --> 00:13:40,667 (上田)えっ あの… 岩に手を入れてくれた件だ 258 00:13:42,100 --> 00:13:43,700 何 言ってんですか 259 00:13:43,767 --> 00:13:47,000 上田さんのためだったら 私 手なんか どうなったって… 260 00:13:50,800 --> 00:13:51,800 ユー 261 00:14:03,700 --> 00:14:06,033 …なんてことあるわけないだろ このボケが 262 00:14:08,266 --> 00:14:09,667 このボケが 263 00:14:30,233 --> 00:14:31,600 フウ… 264 00:14:32,533 --> 00:14:33,967 妖術使いは— 265 00:14:34,900 --> 00:14:38,767 黒門島(こくもんとう)を追われた 黒津(くろづ)の分家の生き残りなんです 266 00:14:40,300 --> 00:14:44,834 だから 私を傷つけるはずがない 267 00:14:45,400 --> 00:14:47,233 妖術使いなんか どこにもいない 268 00:14:49,533 --> 00:14:51,000 (上田)俺を信じろ 269 00:14:52,033 --> 00:14:54,667 (上田)君の百倍も千倍も 頭のいい俺が言ってるんだ 270 00:15:10,800 --> 00:15:13,633 上田さんの顔まで椎名桔平に… 271 00:15:16,266 --> 00:15:18,900 よく言われる 心配するな 272 00:15:22,600 --> 00:15:23,600 戻ろう 273 00:15:25,867 --> 00:15:29,533 (上田)あれ? 変だな 274 00:15:29,600 --> 00:15:33,000 (上田)確かに ここに パンを挟んでおいたはずなのに… 275 00:15:34,600 --> 00:15:35,600 なんでだ? 276 00:15:36,066 --> 00:15:37,233 ねえ 上田さん 277 00:15:37,767 --> 00:15:40,934 「ヘンゼルとグレーテル」って そのあと どうなったんでしたっけ? 278 00:15:41,200 --> 00:15:44,266 森を進んでいった二人は いざ 戻ろうとして— 279 00:15:44,333 --> 00:15:47,033 鳥が全部 パンくずを 食っちゃってることに気付いたんだ 280 00:15:47,100 --> 00:15:48,266 そ… 281 00:15:48,333 --> 00:15:51,333 (フクロウの鳴き声) 282 00:15:57,967 --> 00:15:58,967 ユー 283 00:16:01,567 --> 00:16:02,667 寝たのか? 284 00:16:03,667 --> 00:16:04,667 チッ… 285 00:16:05,166 --> 00:16:07,333 しょうがないやつだ 286 00:16:09,900 --> 00:16:11,066 ああ… 287 00:16:12,667 --> 00:16:13,667 ほら 288 00:16:15,200 --> 00:16:18,333 …ったく 風邪ひくぞ 289 00:16:21,233 --> 00:16:22,834 よし 290 00:16:25,266 --> 00:16:26,834 ああ… 291 00:16:30,934 --> 00:16:32,667 寒いな… 292 00:16:46,934 --> 00:16:48,867 (鳥のさえずり) 293 00:17:18,900 --> 00:17:20,166 すいません 上田さん 294 00:17:20,700 --> 00:17:21,900 (奈緒子)これ… 295 00:17:22,200 --> 00:17:25,266 寒くなかったですか? 風邪ひいてません? 296 00:17:26,200 --> 00:17:28,033 いや 全然 297 00:17:28,834 --> 00:17:30,333 (奈緒子)あの煙って… 298 00:17:30,800 --> 00:17:33,533 ああ 俺たちがいた小屋だ 299 00:17:33,600 --> 00:17:36,033 あの方向に まっすぐ進んでいきゃ帰れるぞ 300 00:17:36,700 --> 00:17:38,533 まっすぐって… 301 00:17:38,600 --> 00:17:42,033 ここは下りられないし 森の中からじゃ煙 見えないし… 302 00:17:43,000 --> 00:17:44,000 待て 303 00:17:48,166 --> 00:17:52,400 (上田)ここからだと あの煙は 東南東から東に5度 304 00:17:52,467 --> 00:17:54,867 ああ このまま迂回(うかい)して進んでいこう 305 00:17:55,867 --> 00:17:58,667 それ 持ってんなら 最初から使えばいいじゃないですか 306 00:18:08,500 --> 00:18:09,500 うん? 307 00:18:09,834 --> 00:18:11,066 イ… イテッ! 308 00:18:11,133 --> 00:18:13,900 (上田)アイテテッ こ… 来なければよかった 309 00:18:14,300 --> 00:18:15,300 上田さん? 310 00:18:15,367 --> 00:18:16,533 (上田)ああ 帰る… 帰る… 311 00:18:16,600 --> 00:18:19,367 (上田)ああ… ううっ うう… 312 00:18:19,433 --> 00:18:21,500 (上田)うう… イテッ… 313 00:18:22,834 --> 00:18:23,900 スピーカー? 314 00:18:23,967 --> 00:18:26,166 (上田)ハハハハハッ! 315 00:18:27,567 --> 00:18:28,567 解決! 316 00:18:29,700 --> 00:18:30,700 何がだ? 317 00:18:30,767 --> 00:18:33,066 柳田さんは 妖術使いに殺されたんじゃない 318 00:18:33,400 --> 00:18:36,734 やっぱり犯人は 俺たちの中にいる! 319 00:18:38,400 --> 00:18:41,400 やっぱり犯人は 俺たちの中にいる! 320 00:18:45,734 --> 00:18:47,500 誰も聞いてないですけど… 321 00:18:48,200 --> 00:18:52,667 (上田) 柳田さんは 俺たちが歌に気付く もっと前に殺されていたんだよ 322 00:18:54,500 --> 00:18:58,333 でも 柳田さんが残したテープには 確かに歌が… 323 00:18:58,400 --> 00:18:59,734 歌は ずっと— 324 00:18:59,800 --> 00:19:03,066 柳田さんが殺された場所にあった スピーカーから流れていたんだ 325 00:19:03,133 --> 00:19:06,200 でも 俺たちにだけ 聞こえなかったんだよ 326 00:19:06,266 --> 00:19:08,700 (上田)音は空気の波だ 327 00:19:08,767 --> 00:19:10,667 (上田)波が伝わって聞こえてくる 328 00:19:10,867 --> 00:19:12,266 (上田)それが反対側から— 329 00:19:12,333 --> 00:19:16,934 その波を打ち消すような 逆の位相の波を立てると— 330 00:19:17,000 --> 00:19:19,300 波と波とが打ち消し合って— 331 00:19:19,367 --> 00:19:23,033 ある場所でだけ 音が聞こえなくなってしまうんだよ 332 00:19:23,900 --> 00:19:26,000 あのスピーカーが ここ 333 00:19:26,667 --> 00:19:29,834 (上田)柳田さんが殺された所の スピーカーが ここ 334 00:19:30,500 --> 00:19:32,166 (上田)音波は こうで… 335 00:19:33,133 --> 00:19:34,133 (上田)いいか? 336 00:19:35,300 --> 00:19:36,600 (上田)そして— 337 00:19:36,667 --> 00:19:41,000 波が打ち消し合い 音が聞こえなくなるのは ここ 338 00:19:42,233 --> 00:19:43,567 あたしたちのいた小屋 339 00:19:45,233 --> 00:19:47,934 つまり 柳田さんが殺されたときには— 340 00:19:48,000 --> 00:19:50,600 ここと ここの両方のスピーカーが 鳴っていたんだ 341 00:19:51,600 --> 00:19:55,000 (上田)柳田さんがいた所では 音が聞こえても— 342 00:19:55,066 --> 00:19:57,400 俺たちのいた小屋では聞こえない 343 00:19:57,467 --> 00:20:01,967 おお 歌が聞こえる かなりデカい 344 00:20:02,033 --> 00:20:03,600 (殴る音) (柳田)あっ! ああ… 345 00:20:03,667 --> 00:20:06,066 (上田)犯人は柳田さんを殺して— 346 00:20:06,133 --> 00:20:08,834 さりげなく小屋に戻り 俺たちと合流した 347 00:20:08,900 --> 00:20:10,734 そして 頃合いを見計らって— 348 00:20:10,800 --> 00:20:13,500 こっちのスピーカーの音を切る 349 00:20:13,567 --> 00:20:15,934 (上田) すると 今度は小屋からでも— 350 00:20:16,767 --> 00:20:18,500 歌が聞こえてくるようになる 351 00:20:18,567 --> 00:20:22,367 誰にでも柳田さんを殺すことは 可能だったってことですか? 352 00:20:23,233 --> 00:20:25,700 ああ 柳田さんは— 353 00:20:25,767 --> 00:20:28,767 妖術使いの存在を 俺たちに思い知らせようとした 354 00:20:29,100 --> 00:20:33,166 そのために 森の中に いろいろと細工をしておいたんだ 355 00:20:33,533 --> 00:20:37,033 そして 逆に誰かが それを利用した 356 00:20:39,133 --> 00:20:41,266 かわいい? 毛はえガエル 357 00:20:42,500 --> 00:20:44,333 あの心を読む岩は— 358 00:20:44,400 --> 00:20:46,300 どう考えても 柳田さんが操作して— 359 00:20:46,367 --> 00:20:48,667 火をつけたり つけなかったりしてたに違いない 360 00:20:49,734 --> 00:20:52,533 たしか 柳田さんは この辺で… 361 00:20:52,600 --> 00:20:56,166 バカか 君は そんな単純なとこにあるはずがない 362 00:20:57,166 --> 00:20:58,500 おおっ! 363 00:21:10,433 --> 00:21:11,500 あっ! 364 00:21:19,166 --> 00:21:20,166 あっ… 365 00:21:21,600 --> 00:21:25,166 こんなもんに引っかかる人間の顔が 見てみたいわ ハッ 366 00:21:27,000 --> 00:21:30,166 でも 最初の実験のときは どうして当たったんでしょうか? 367 00:21:30,867 --> 00:21:32,633 (奈緒子)全員 後ろを向いていて— 368 00:21:32,700 --> 00:21:35,700 上田さんが隠してるコインが 裏か表なんて— 369 00:21:35,767 --> 00:21:38,100 誰にも分からなかったはずですよね? 370 00:21:44,934 --> 00:21:46,166 おうっ! 371 00:21:50,033 --> 00:21:52,033 これは ただの算数だ 372 00:21:52,100 --> 00:21:53,367 柳田さんは あらかじめ— 373 00:21:53,433 --> 00:21:56,934 台の上に表になったコインが 何枚あるかを数えておいたんだ 374 00:21:57,333 --> 00:21:59,400 もし それが偶数枚だったとしたら— 375 00:22:00,166 --> 00:22:03,133 どれかを1回 ひっくり返せば 奇数枚に変わる 376 00:22:03,200 --> 00:22:06,567 (上田)もう1回 ひっくり返せば 偶数枚に戻る 377 00:22:06,633 --> 00:22:08,967 (上田) 3回 ひっくり返せば また奇数 378 00:22:09,033 --> 00:22:12,333 (上田)どれを ひっくり返しても この順番だけは変わらない 379 00:22:13,300 --> 00:22:14,500 そっか 380 00:22:14,567 --> 00:22:18,233 何回 ひっくり返したかは この音を聞いてれば分かりますね 381 00:22:19,233 --> 00:22:20,233 そう 382 00:22:20,300 --> 00:22:23,767 だから 表になってるコインの枚数が 奇数か偶数かは— 383 00:22:23,834 --> 00:22:25,066 目をつぶってても分かる 384 00:22:25,133 --> 00:22:28,667 最後に 見えてるコインの裏表を 数えれば— 385 00:22:28,734 --> 00:22:31,633 上田さんが隠してるコインが 裏か表かも分かる 386 00:22:31,700 --> 00:22:34,667 フンッ 幼稚だ 低レベルだ フッ 387 00:22:34,734 --> 00:22:36,633 最初から思っていたとおりだな 388 00:22:39,967 --> 00:22:41,700 (上田)おお 着いたぞ 389 00:22:41,767 --> 00:22:43,934 (矢部) おっ お前ら 帰って来れたんか? 390 00:22:44,000 --> 00:22:46,667 (矢部) どこ 行っとったんや? お前 死んだか思っとったぞ 391 00:22:47,967 --> 00:22:49,900 あれ みんなは? 392 00:22:49,967 --> 00:22:51,667 (石原)水をくみに行ってるさ 393 00:22:54,133 --> 00:22:55,133 (石原)うわっ 394 00:22:56,333 --> 00:22:57,333 (矢部)よしっ 395 00:22:58,300 --> 00:22:59,467 (つまずく音) 396 00:23:01,567 --> 00:23:02,834 (矢部)よしっ 397 00:23:02,900 --> 00:23:04,166 (石原)んんっ 398 00:23:04,667 --> 00:23:06,333 (矢部)よしっ (石原)アイテテテッ! 399 00:23:07,767 --> 00:23:08,767 うん? 400 00:23:10,066 --> 00:23:12,500 (奈緒子)上田さん こんなもんまで? 401 00:23:16,400 --> 00:23:17,400 あれ? 402 00:23:19,133 --> 00:23:22,266 私たち なんで帰って来れたんでしょうか? 403 00:23:22,567 --> 00:23:23,567 ん? 404 00:23:24,700 --> 00:23:26,000 だって— 405 00:23:26,066 --> 00:23:29,667 上田さんが かばんの中に ずっーと これ 持ってたんなら— 406 00:23:30,133 --> 00:23:33,700 コンパスは北じゃなくて この磁石のほうを指すはずでしょ? 407 00:23:44,600 --> 00:23:45,900 おい 山田 408 00:23:45,967 --> 00:23:47,800 これ お前 わしが さんざん調べたんや 409 00:23:47,867 --> 00:23:50,300 それらしいことは な~んも書いてなかったぞ 410 00:23:59,100 --> 00:24:00,467 (大橋)おーい! (石橋(いしばし))えっ? 411 00:24:00,533 --> 00:24:04,333 石橋君 これは わしがやる 412 00:24:04,900 --> 00:24:07,500 村長 1つ 聞いていいですか? 413 00:24:07,567 --> 00:24:08,867 あとでな 414 00:24:08,934 --> 00:24:12,333 あたしが なんで こんなことしなきゃ いけないんですか! 415 00:24:12,400 --> 00:24:14,567 なんだって そ… そりゃ お前— 416 00:24:14,633 --> 00:24:17,900 あの先生が“ほかに誰かがいる”って 言うから… 417 00:24:17,967 --> 00:24:20,767 “物を動かさなかったら 書かねえ”って言うんだもの— 418 00:24:20,834 --> 00:24:21,900 しょうがねえだろうが! 419 00:24:21,967 --> 00:24:23,500 超気のせいじゃないの? 420 00:24:23,567 --> 00:24:26,000 君! 口を慎みたまえ! 421 00:24:26,066 --> 00:24:27,333 超気のせいでした 422 00:24:28,700 --> 00:24:31,300 全部 元に戻してもらって結構です 423 00:24:33,300 --> 00:24:35,900 (奈緒子)この椎名桔平岩(いわ)は— 424 00:24:35,967 --> 00:24:38,667 やっぱり地面に電磁石で くっついてるだけなんです 425 00:24:38,734 --> 00:24:40,900 (アラン)だから 似てないって (カバキ・荒木)似てないって 426 00:24:41,333 --> 00:24:42,500 でも あなた… 427 00:24:42,567 --> 00:24:44,700 磁石には くっつかなかった 428 00:24:48,767 --> 00:24:51,500 これは磁石でも なんでもなかったんです 429 00:24:52,033 --> 00:24:53,433 私と上田さんは— 430 00:24:53,500 --> 00:24:55,600 これを ずっと持ってたにもかかわらず— 431 00:24:55,667 --> 00:24:58,100 コンパスを使って ちゃんと ここまで帰ってきました 432 00:24:59,166 --> 00:25:02,500 磁石は こっちじゃなくて— 433 00:25:05,400 --> 00:25:07,033 このスコップのほうだったんです 434 00:25:20,767 --> 00:25:24,200 そう考えると あたしたちが外へ出ようとして— 435 00:25:24,266 --> 00:25:27,500 いつも戻ってきてしまった訳も 説明がつきます 436 00:25:28,567 --> 00:25:30,000 柳田さんは あのとき— 437 00:25:30,066 --> 00:25:32,734 このスコップを持って みんなと一緒に歩いてました 438 00:25:33,100 --> 00:25:37,967 (奈緒子) そうやって 上田さんの持っていた コンパスを狂わせていたんです 439 00:25:38,033 --> 00:25:39,100 (矢部)おい ちょっと待て 440 00:25:39,166 --> 00:25:42,367 わしら コンパスなかったのに また ここへ戻ってきてしもうてんぞ 441 00:25:42,433 --> 00:25:44,200 それは お前がバカだからだ 442 00:25:44,500 --> 00:25:45,834 はい… コラ お前 443 00:25:45,900 --> 00:25:48,266 言うてええことと 悪いことあるねんど コラ! 444 00:25:48,333 --> 00:25:49,333 バカ! 445 00:25:50,633 --> 00:25:51,633 バカ面! 446 00:25:52,734 --> 00:25:54,166 (矢部)オラァ… (奈緒子)静まれ! 447 00:25:56,200 --> 00:26:00,333 どこかに 電磁石の電源を切る スイッチがあるはずなんです 448 00:26:01,000 --> 00:26:02,100 たぶん— 449 00:26:02,834 --> 00:26:04,000 その辺り 450 00:26:05,066 --> 00:26:06,867 柳田さんが立ってた所 451 00:26:06,934 --> 00:26:08,100 (上田)んんっ 452 00:26:14,266 --> 00:26:15,433 おう? 453 00:26:41,533 --> 00:26:44,834 あの先生 こんなインチキな仕掛けを… 454 00:26:44,900 --> 00:26:46,000 でも… 455 00:26:47,133 --> 00:26:50,233 私たちが最初に 棺桶 開けたときのこと覚えてる? 456 00:26:51,934 --> 00:26:54,233 (小松) 私たち 全員 棺桶のそばにいたのよ 457 00:26:56,400 --> 00:26:58,266 誰が死体のふりしていたって言うの? 458 00:27:01,433 --> 00:27:03,166 できた人が1人だけいるんです 459 00:27:06,967 --> 00:27:08,200 柳田さんです 460 00:27:08,266 --> 00:27:09,500 (アラン)あっ そりゃ無理だ 461 00:27:10,367 --> 00:27:13,200 (アラン) 柳田先生は あのとき あの人と— 462 00:27:13,266 --> 00:27:15,333 トイレのドア挟んで ずーっとケンカしてた 463 00:27:15,700 --> 00:27:18,867 あたしたちが聞いていたのは 小松さんの声だけです 464 00:27:19,266 --> 00:27:21,934 柳田さんの声を聞いた人は 誰もいません 465 00:27:23,467 --> 00:27:27,734 柳田さんは ツアーの最初から 小松さんと わざとケンカをして… 466 00:27:27,800 --> 00:27:30,633 あんたの質問に答える気はない! 467 00:27:30,900 --> 00:27:33,233 あのとき しゃべっていたのは 小松さんだけです 468 00:27:34,100 --> 00:27:36,900 質問に答える気はないって どういうことですか? 469 00:27:36,967 --> 00:27:41,734 (奈緒子)小松さんが1人芝居を演じて みんなの注目を集めてるあいだに— 470 00:27:41,800 --> 00:27:45,934 柳田さんは トイレから 穴の通路を通って棺桶に入り— 471 00:27:46,000 --> 00:27:47,800 死体を演じた 472 00:27:48,967 --> 00:27:51,500 (小松)あの箱が ほんとに死人を 生き返らせるんだったら… 473 00:27:51,834 --> 00:27:56,000 (奈緒子)柳田さんは 飛び降りた崖の陰で 変装を解き… 474 00:28:02,900 --> 00:28:05,934 (小松)今 変な人が向こうのほうへ… 475 00:28:06,000 --> 00:28:07,467 なぜ 勝手に開けた? 476 00:28:07,967 --> 00:28:11,066 (奈緒子)あなたと柳田さんは もともと知り合いだった 477 00:28:11,767 --> 00:28:15,734 あなたたちは 岸本(きしもと)さんを殺された復讐(ふくしゅう)のために— 478 00:28:15,800 --> 00:28:18,834 日向さんと橋本さんを 殺したんじゃないですか? 479 00:28:19,734 --> 00:28:22,500 ハア… くだらない 480 00:28:23,000 --> 00:28:24,834 どこに そんな証拠が… 481 00:28:26,133 --> 00:28:28,600 柳田さんの残したメッセージですよ 482 00:28:28,667 --> 00:28:31,567 (柳田)もし 私が 生きて帰って来れなかったら— 483 00:28:31,633 --> 00:28:35,934 私が森に残したメッセージを 見つけ出してほしい 484 00:28:36,000 --> 00:28:37,166 これです 485 00:28:42,200 --> 00:28:43,200 これです 486 00:28:46,300 --> 00:28:47,333 アホか 487 00:28:47,767 --> 00:28:50,300 お前 これ ごっつい昔に書かれたもんやぞ 488 00:28:50,367 --> 00:28:53,100 どう見たって 書き直された跡はないやん 489 00:28:53,166 --> 00:28:55,900 書き直されたのは この文字じゃなくて— 490 00:28:55,967 --> 00:28:57,967 その読み方のほうなんです 491 00:29:01,133 --> 00:29:04,867 (奈緒子) ここに古い南方文字の解読法が 書かれています 492 00:29:05,767 --> 00:29:08,800 でも この解読法には秘密があるんです 493 00:29:10,400 --> 00:29:12,500 (奈緒子)こうやって線を引いて— 494 00:29:13,033 --> 00:29:14,834 五十音順にして— 495 00:29:15,467 --> 00:29:17,834 この岩の文字を解読するんです 496 00:29:18,433 --> 00:29:21,900 これが柳田さんの残したメッセージ 497 00:29:23,233 --> 00:29:25,667 矢部 アラン 解きなさい 498 00:29:26,166 --> 00:29:27,333 (矢部・アラン)はい 499 00:29:28,500 --> 00:29:30,333 (矢部)最初は? (アラン)え… えーと はい 500 00:29:30,400 --> 00:29:34,266 (アラン)このUとSが 横になってるようなやつだから… 501 00:29:34,333 --> 00:29:35,900 (アラン)あっ “か”… (矢部)“き”やな 502 00:29:35,967 --> 00:29:36,967 (アラン)き…“き”ですね 503 00:29:37,033 --> 00:29:39,967 (アラン)ナイフが2本と このドラえもんの手みたいなやつ 504 00:29:40,033 --> 00:29:41,367 (矢部)ドラえもんの手… 505 00:29:41,433 --> 00:29:43,600 (アラン) ドラえもんの手みたいなやつ これ… これです 506 00:29:43,667 --> 00:29:44,900 (矢部)あっ “し” はい (アラン)“し” 507 00:29:44,967 --> 00:29:47,834 (アラン)精子が2つ くっついてて リボンが長いやつ 508 00:29:47,900 --> 00:29:49,433 (アラン)精子が2つ… これです (矢部)あっ… 509 00:29:49,500 --> 00:29:50,233 (アラン)“ろ” (矢部)はい 510 00:29:50,300 --> 00:29:51,600 (矢部)ラスト ラスト (アラン)ラスト ラスト! 511 00:29:51,667 --> 00:29:52,900 (アラン)ヘビと… (矢部)うん 512 00:29:52,967 --> 00:29:54,200 (アラン)ナイ… ナイフ (矢部)“へ”! 513 00:29:54,266 --> 00:29:55,867 (アラン・矢部)ハハハハハッ! 514 00:29:55,934 --> 00:29:57,066 (アラン)やった! 515 00:29:57,133 --> 00:29:58,533 (奈緒子)読みなさい (矢部)はい 516 00:29:59,233 --> 00:30:01,066 (矢部)ま は を ふ き… (奈緒子)違う! 517 00:30:01,967 --> 00:30:03,667 縦に読む 縦に 518 00:30:04,066 --> 00:30:06,500 (矢部)“き し も と は— 519 00:30:06,567 --> 00:30:09,734 ふ く し ゆ う を— 520 00:30:09,800 --> 00:30:12,734 の ぞ ん で は— 521 00:30:12,800 --> 00:30:14,033 い な い— 522 00:30:14,100 --> 00:30:16,033 こ ま つ く…” 523 00:30:19,233 --> 00:30:20,967 (奈緒子)あなたは— 524 00:30:21,033 --> 00:30:24,500 亡くなった岸本さんと 恋人どうしだったんじゃないですか? 525 00:30:25,600 --> 00:30:27,300 だから 柳田さんと組んで… 526 00:30:28,400 --> 00:30:30,500 柳田先生は関係ない 527 00:30:31,433 --> 00:30:35,000 殺したのは私… 全部 私なの 528 00:30:37,900 --> 00:30:40,667 あたしと岸本さんは学生時代— 529 00:30:41,300 --> 00:30:45,667 同じ柳田先生の研究室で 民俗学を学んでいた 530 00:30:47,700 --> 00:30:49,333 あなたの言うとおりよ 531 00:30:50,367 --> 00:30:52,934 私たちは恋人どうしだった 532 00:30:53,000 --> 00:30:54,166 (岸本)来(き)さ村(むら)に— 533 00:30:54,233 --> 00:30:57,066 妖術使いが住むといわれる 森があるんだ 534 00:30:57,467 --> 00:31:02,166 もしかしたら 失われた文明の痕跡が 見つかるかもしれない 535 00:31:02,567 --> 00:31:06,700 (小松) 岸本さんは 役場の橋本さんと やる気建設の日向さんと一緒に— 536 00:31:06,767 --> 00:31:08,333 この森に入った 537 00:31:09,300 --> 00:31:11,734 そして それっきり戻ってこなかった 538 00:31:14,133 --> 00:31:17,100 私は 橋本さんに 森で何が起こったのか聞こうと思って— 539 00:31:17,166 --> 00:31:19,934 役場を訪ねたの そしたら… 540 00:31:20,000 --> 00:31:21,633 (日向栄一(えいいち)) 岸本のこと 絶対 誰にも言うな 541 00:31:21,967 --> 00:31:23,033 (日向)黙ってればな— 542 00:31:23,100 --> 00:31:26,166 森の呪いで行方不明になったって みんな思い込むんだ 543 00:31:26,734 --> 00:31:29,500 (小松)私は柳田先生と協力して— 544 00:31:29,567 --> 00:31:31,767 あの二人に復讐することにしたの 545 00:31:33,133 --> 00:31:34,934 あたしたちの目的は— 546 00:31:35,000 --> 00:31:39,667 二人に恐怖を味わわせ 罪を告白させること 547 00:31:40,934 --> 00:31:42,433 そのために柳田先生は— 548 00:31:42,500 --> 00:31:45,500 妖術使いの仕掛けを いろいろ考え出した 549 00:31:46,200 --> 00:31:48,266 でも あたしは 恐怖を味わわせるだけじゃ— 550 00:31:48,333 --> 00:31:49,667 済まなかったの 551 00:31:49,734 --> 00:31:52,166 (殴る音) (日向)あっ! ああっ…! 552 00:31:57,333 --> 00:32:01,500 (小松)もちろん柳田先生は すぐに あたしが犯人だって気付いた 553 00:32:02,133 --> 00:32:06,066 (小松)橋本さんのときは とっさに あたしのアリバイを証言してくれた 554 00:32:06,133 --> 00:32:09,000 (小松)仲の悪い二人が かばい合うなんて思わないから— 555 00:32:09,066 --> 00:32:11,166 みんな それを信じた 556 00:32:11,767 --> 00:32:14,834 でも 先生は私のしたことを 認めたわけじゃなかった 557 00:32:15,100 --> 00:32:18,400 殺人など 断じて許されることではない 558 00:32:18,467 --> 00:32:20,266 (柳田)警察へ行こう (小松)何よ 先生 559 00:32:21,467 --> 00:32:25,066 (小松)あたしは2人で話がしたいと 柳田先生を呼び出し— 560 00:32:25,767 --> 00:32:27,433 そこで先生を殺した 561 00:32:28,600 --> 00:32:31,967 (小松)スピーカーのトリックは あなたたちが暴いたとおりよ 562 00:32:32,033 --> 00:32:34,667 私を巻き込んだのも 計算のうちですね? 563 00:32:35,433 --> 00:32:39,033 上田さんに 妖術使いを信じさせるための… 564 00:32:39,100 --> 00:32:42,000 ハハハハハハッ! 565 00:32:43,433 --> 00:32:46,667 (小松)アハハハハハッ! 566 00:32:48,000 --> 00:32:50,700 バカねえ 脳天気な お嬢さん 567 00:32:52,100 --> 00:32:54,800 あたしが ここに来た目的は もう1つあるの 568 00:32:56,333 --> 00:32:59,834 柳田先生の研究は 間違ってなんかいなかったのよ 569 00:33:00,967 --> 00:33:04,700 120年前 黒門島を追われた者たちは— 570 00:33:04,767 --> 00:33:06,800 確かに ここにたどり着いた 571 00:33:08,900 --> 00:33:11,000 そして 森に呪いをかけた 572 00:33:13,400 --> 00:33:15,633 あたしは その黒津分家の子孫 573 00:33:17,567 --> 00:33:19,967 あなたのお母さんとは 敵どうしというわけ 574 00:33:22,033 --> 00:33:25,400 あなたのお母さんから 大事な あなたを奪い取りたかった 575 00:33:36,000 --> 00:33:37,500 さようなら 576 00:33:38,400 --> 00:33:41,266 誰も この森から出ることは できないはずよ 577 00:33:48,367 --> 00:33:50,500 (矢部)お… おい 追え! 578 00:33:52,233 --> 00:33:53,734 (石原)あっ! (矢部)うわっ! 579 00:33:53,800 --> 00:33:54,867 (石原)ああっ! 580 00:33:54,934 --> 00:33:58,834 (小松)♪ あなたも狼(おおかみ)に 581 00:33:58,900 --> 00:34:02,967 (小松)♪ 変わりますか 582 00:34:03,033 --> 00:34:07,367 (小松)♪ あなたが狼なら 583 00:34:07,433 --> 00:34:12,000 (小松)♪ 怖くない 584 00:34:15,834 --> 00:34:17,500 (アラン)脱出 585 00:34:17,567 --> 00:34:19,500 (荒木・カバキ)脱出 586 00:34:19,567 --> 00:34:21,233 (アラン)出たい 587 00:34:21,300 --> 00:34:23,500 (荒木・カバキ)出たい 588 00:34:23,567 --> 00:34:24,767 (奈緒子)あれ? 589 00:34:30,400 --> 00:34:31,967 道だ! 590 00:34:32,033 --> 00:34:34,533 なんだ こんなふうになってたのか! 591 00:34:34,600 --> 00:34:37,266 …っていうか 森から出られないなんて— 592 00:34:37,333 --> 00:34:38,333 やっぱデタラメじゃん? 593 00:34:38,400 --> 00:34:39,667 せやから お前 誰やねん! 594 00:34:39,734 --> 00:34:43,166 (上田)事件は まだ全部 終わってないんじゃないでしょうか? 595 00:34:44,433 --> 00:34:45,433 どういうことですか? 596 00:34:45,500 --> 00:34:48,900 あの つぼの偽物が出回ってると聞いて 私 分かったんです 597 00:34:48,967 --> 00:34:50,433 妖術使いの正体が… 598 00:34:51,433 --> 00:34:53,767 まだ 頭 効いてへんねや 599 00:34:53,834 --> 00:34:55,500 戻ろう ほら… 600 00:34:57,433 --> 00:35:00,567 (矢部)とどのつまり そういうことやったんですよ 村長 601 00:35:00,633 --> 00:35:04,233 わしはのう 妖術使いを捕まえて— 602 00:35:04,300 --> 00:35:06,200 ここへ連れてけえ言うとんじゃ! 603 00:35:06,266 --> 00:35:07,266 構え! 604 00:35:08,433 --> 00:35:09,533 ちょっと待ってください 605 00:35:10,033 --> 00:35:13,867 橋本さんが見つけた つぼを 偽物とすり替えて横取りした人間が— 606 00:35:13,934 --> 00:35:15,333 どこかにいるはずです 607 00:35:15,800 --> 00:35:16,834 その人間を見つければ… 608 00:35:16,900 --> 00:35:18,967 (大橋) そんなゴチャゴチャ ゴチャゴチャ— 609 00:35:19,033 --> 00:35:22,500 訳の分からん話 しちゃおれんの! 610 00:35:23,333 --> 00:35:25,533 命(たま) 取ったるき! 611 00:35:27,767 --> 00:35:30,500 (里見)誰が すり替えたかは 分かっています 612 00:35:36,200 --> 00:35:37,500 お母さん! 613 00:35:39,667 --> 00:35:42,333 (里見) 本物のつぼは ここにあります 614 00:35:43,133 --> 00:35:44,433 (大橋)ありゃ… 615 00:35:46,100 --> 00:35:48,200 あたくしの目は ごまかせません 616 00:35:48,266 --> 00:35:49,033 どこで それを? 617 00:35:49,467 --> 00:35:52,667 そこにいらっしゃる 村長さんの部屋で… 618 00:35:54,066 --> 00:35:58,166 あなたでしょう? つぼを偽物と すり替えたのは… 619 00:35:58,467 --> 00:36:03,633 (大橋) 先生 何を言うんかと思ったら 何を言うんの? 先生 620 00:36:03,700 --> 00:36:06,166 お前たちのやったことは— 621 00:36:06,233 --> 00:36:08,767 すべてゴリッと お見通しだ 622 00:36:08,834 --> 00:36:09,734 (奈緒子・上田)なんでや 623 00:36:09,800 --> 00:36:14,000 あなたの部屋を見て わたくし 不思議なことに気が付いたんです 624 00:36:14,800 --> 00:36:19,333 (里見)絵画 彫刻 置物 すべて複製品です 625 00:36:20,233 --> 00:36:23,133 (里見)しかも それを あえて強調している 626 00:36:24,800 --> 00:36:27,667 だから あたくし 思ったんですね 627 00:36:28,367 --> 00:36:32,700 偽物に紛れさせて あの部屋の中に何か1つ— 628 00:36:32,767 --> 00:36:35,433 絶対に見つかってはならない— 629 00:36:35,500 --> 00:36:39,600 本物を隠しているんではないかって… 630 00:36:39,667 --> 00:36:40,667 あ… あっ 631 00:36:40,734 --> 00:36:43,834 (里見)ですからね あたくし わざと あの部屋中の物を— 632 00:36:43,900 --> 00:36:46,500 あちこち移動させてもらったんですよ 633 00:36:46,967 --> 00:36:50,333 (里見)もし 高価な本物があれば あなたは— 634 00:36:50,400 --> 00:36:54,734 ついつい それを 慎重に扱おうとするはずですからね 635 00:36:54,800 --> 00:37:00,567 違う! そのつぼも模造品のコピーじゃ 636 00:37:00,633 --> 00:37:03,567 まだ そんなマズ~いこと 言ってるんですか! 637 00:37:05,300 --> 00:37:07,333 じゃあ 確かめてみましょうか? 638 00:37:13,567 --> 00:37:15,367 あーっ! 639 00:37:15,433 --> 00:37:17,734 ああ… マズ~い! 640 00:37:17,800 --> 00:37:18,834 (石橋)あっ 村長! (小橋)村長… 村長! 641 00:37:18,900 --> 00:37:20,367 分かりやすい 642 00:37:21,433 --> 00:37:22,834 あなたは— 643 00:37:24,200 --> 00:37:26,333 このつぼを手に入れたくて— 644 00:37:26,800 --> 00:37:30,233 妖術使いの伝説を でっち上げたのでしょう 645 00:37:30,300 --> 00:37:33,800 (里見)誰も この森の中に 入っていかないように 646 00:37:34,800 --> 00:37:39,467 そっか 橋本さんが言おうとしてた 妖術使いっていうのは— 647 00:37:39,533 --> 00:37:41,066 あなたのことだったんですね? 648 00:37:43,233 --> 00:37:45,233 あーっ! 649 00:37:48,567 --> 00:37:52,500 (奈緒子) 橋本さんがロッカーに隠したつぼを 横取りしたのも あなた 650 00:37:54,667 --> 00:37:59,233 こいつら 妖術使いに操られてるんだ 651 00:37:59,300 --> 00:38:01,300 話を信用しちゃいかん! 652 00:38:02,600 --> 00:38:03,767 まだ そんなことを… 653 00:38:04,734 --> 00:38:06,467 殺せ 654 00:38:06,600 --> 00:38:08,166 (銃を構える音) 655 00:38:09,166 --> 00:38:10,266 やっぱ出れないじゃん 656 00:38:10,333 --> 00:38:12,100 戻ろっか 一遍 戻ろっか 657 00:38:12,166 --> 00:38:13,600 やめんか! 658 00:38:13,667 --> 00:38:14,867 愚か者めら 659 00:38:18,333 --> 00:38:20,667 (奈緒子)お母さん 来ちゃダメ! 660 00:38:22,800 --> 00:38:24,333 大丈夫よ 奈緒子 661 00:38:24,967 --> 00:38:25,967 私たちの力は— 662 00:38:26,033 --> 00:38:29,300 森の呪いなんかよりも ずーっと強いんですから 663 00:38:32,600 --> 00:38:35,500 文字には不思議な力があります 664 00:38:38,033 --> 00:38:42,700 (里見)その力で あの人たちの銃を 封じ込めることができる 665 00:38:44,166 --> 00:38:45,333 これ 貸せ 666 00:38:47,633 --> 00:38:50,266 (里見) 誰も私たちを撃てないでしょう 667 00:38:51,500 --> 00:38:53,133 (大橋たち)う… うう… 668 00:38:53,200 --> 00:38:57,400 (里見)ほんとだぞ~ ほんとだぞ~ 669 00:38:57,467 --> 00:39:02,333 (里見)ほ~ ほっ ほっ ほ~ 670 00:39:05,433 --> 00:39:08,867 (大橋)くだらんことをしやがって! 671 00:39:08,934 --> 00:39:12,800 ヘイジ! 狙え… 狙え! 672 00:39:13,500 --> 00:39:14,667 無駄なあがきは やめろ! 673 00:39:16,200 --> 00:39:18,166 どうしてもと言うなら… 674 00:39:21,367 --> 00:39:22,700 おい… お… 675 00:39:22,767 --> 00:39:27,433 おお 今度は物理学者が相手かのう! 676 00:39:27,500 --> 00:39:30,500 このもみあげは ただの学者先生ではない 677 00:39:31,033 --> 00:39:36,033 幼少の頃 通信教育で 空手を修められた武道の達人だ 678 00:39:37,333 --> 00:39:39,166 ク… クッ 679 00:39:40,000 --> 00:39:41,367 それがどうしたのう! 680 00:39:42,633 --> 00:39:43,800 お守りです 681 00:39:44,667 --> 00:39:46,266 (奈緒子)母ほどじゃありませんが— 682 00:39:47,100 --> 00:39:50,800 あたしの書く文字にも 少しは力があるんです 683 00:39:54,333 --> 00:39:55,333 掲げなさい 684 00:39:56,367 --> 00:39:57,900 (大橋)あっ 来るな… 685 00:39:57,967 --> 00:40:00,567 (男性たち)うわあ ああ… 686 00:40:00,633 --> 00:40:02,200 (男性たち)うわあ 寄るな 687 00:40:02,266 --> 00:40:03,567 おもしろい これは… 688 00:40:03,633 --> 00:40:04,867 (男たち)うわっ あっ… 689 00:40:04,934 --> 00:40:06,266 (男性) 汚(きたね)え 汚え! 690 00:40:06,333 --> 00:40:08,066 え… えんがちょ! えんがちょ! 691 00:40:08,667 --> 00:40:09,667 刑事さん… 692 00:40:09,734 --> 00:40:11,333 (大橋)刑事さん! (矢部)何や? 693 00:40:11,400 --> 00:40:13,133 犯人は こいつです! 694 00:40:13,767 --> 00:40:14,867 (大橋)こいつが犯人です! 695 00:40:14,934 --> 00:40:18,166 もう あんた やめなさい もう悲しくなるから! 696 00:40:19,300 --> 00:40:23,400 村に伝わる高価なつぼ つぼ八を 独り占めしようとした お前の悪事… 697 00:40:23,467 --> 00:40:26,166 (石原)どうした? (矢部)この矢部謙三が しかと見届けた! 698 00:40:26,233 --> 00:40:28,734 (石原)いいじゃん (矢部)ええい 頭(ず)が高い… 頭が高い! 699 00:40:29,033 --> 00:40:30,834 (石原)うまいね (大橋)ははあ… 700 00:40:31,834 --> 00:40:36,767 え~ この山は 証拠確保のために私の管理下に置く 701 00:40:36,834 --> 00:40:37,834 なんで? 702 00:40:37,900 --> 00:40:39,834 あれ? あれ? 703 00:40:40,500 --> 00:40:41,500 (矢部)あれ? 704 00:40:41,934 --> 00:40:44,533 (矢部)あっ あっ あっ… えっ? 705 00:40:44,600 --> 00:40:46,000 (矢部)えっ なんで ここ? 706 00:40:48,600 --> 00:40:49,767 くるくる 707 00:40:56,900 --> 00:41:01,000 (里見)あなた方も このたび その目で確かめたように— 708 00:41:01,467 --> 00:41:04,166 文字には不思議な力があります 709 00:41:05,500 --> 00:41:09,834 あたくしが心を込めて書いた 文字が入っています 710 00:41:10,800 --> 00:41:14,367 はい 上田先生 奈緒子 711 00:41:14,433 --> 00:41:15,600 あっ 開けるな! 712 00:41:16,467 --> 00:41:19,400 開けたとたんに その力は消えてしまいます 713 00:41:22,367 --> 00:41:23,633 もし 二人が— 714 00:41:23,700 --> 00:41:27,000 それを ずーっと開けずに 持っていることができたら— 715 00:41:27,734 --> 00:41:31,166 二人は また いつかどこかで 必ず会えるでしょう 716 00:41:33,033 --> 00:41:37,567 でも もし どちらかが 開けてしまったら… 717 00:41:41,233 --> 00:41:42,500 二人は— 718 00:41:45,033 --> 00:41:47,400 永遠に会うことはありません 719 00:41:49,000 --> 00:41:50,333 何が書いてあるんですか? 720 00:41:50,400 --> 00:41:51,800 それじゃ あたくし これから— 721 00:41:51,867 --> 00:41:54,600 政財界の方と お食事会がありますので— 722 00:41:54,667 --> 00:41:56,000 失礼します 723 00:42:00,066 --> 00:42:01,200 お母さん! 724 00:42:10,367 --> 00:42:12,166 (奈緒子)じゃあ これで 725 00:42:17,633 --> 00:42:18,633 これ… 726 00:42:19,467 --> 00:42:22,033 あとで開けちゃいますけど いいですよね? 727 00:42:22,934 --> 00:42:23,934 えっ… 728 00:42:27,166 --> 00:42:28,166 もちろんだよ 729 00:42:33,834 --> 00:42:37,166 じゃあ 上田さん お元気で 730 00:42:40,500 --> 00:42:47,500 ♪~ 731 00:42:59,233 --> 00:43:01,533 (里見)“やはり あけてしまいましたね” 732 00:43:01,600 --> 00:43:06,166 (里見)“頭を坊主にしなさいと いわれている人の職業は何?” 733 00:43:07,200 --> 00:43:11,066 (里見) “答えは奈緒子の持っている封筒に 書いておきました” 734 00:43:11,133 --> 00:43:12,633 (里見)“山田里見” 735 00:44:50,200 --> 00:44:57,200 ~♪