1 00:00:36,748 --> 00:00:40,752 (平忠盛)清盛 初陣じゃ! 2 00:00:40,752 --> 00:00:42,752 (平清盛)はい! 3 00:00:47,259 --> 00:00:54,917 (源頼朝)<平清盛は 西海の 海賊討伐のため 西へ向かい→ 4 00:00:54,917 --> 00:01:00,255 我が父 源義朝は 源氏の名を上げるべく→ 5 00:01:00,255 --> 00:01:02,555 東に向かった> 6 00:01:04,927 --> 00:01:07,227 うわっ 何だ? 7 00:01:09,247 --> 00:01:13,752 <そして 清盛ら平氏の一行は→ 8 00:01:13,752 --> 00:01:18,573 いよいよ 西海の海賊討伐の時を迎えた> 9 00:01:18,573 --> 00:01:23,078 ♪♪~ 10 00:01:23,078 --> 00:01:26,081 (平盛康)落ち着け。 よいか? 11 00:01:26,081 --> 00:01:28,583 米俵につられて やつらは現れた。 12 00:01:28,583 --> 00:01:31,586 こちらの思うとおりに 事は運んでおるのだ。 13 00:01:31,586 --> 00:02:12,586 ♪♪~ 14 00:02:16,665 --> 00:02:22,254 (平家貞)皆の者! 動くでない! (平忠正)まだじゃ~! 15 00:02:22,254 --> 00:02:28,577 (伊藤忠清)よいか?! 我々は 朝廷より命を受けた追討使じゃ。 16 00:02:28,577 --> 00:02:33,915 神妙に縄を受ければ 命だけは取らぬ。 17 00:02:33,915 --> 00:02:38,987 うぬらの長のもとへ案内せよ。 18 00:02:38,987 --> 00:02:41,187 死にたくはねえ。 19 00:02:43,925 --> 00:02:46,925 けど 棟梁を売るつもりもねえ! 20 00:02:49,247 --> 00:02:51,750 (忠正)射かけよ~! 21 00:02:51,750 --> 00:03:18,760 ♪♪~ 22 00:03:18,760 --> 00:03:22,097 かかれ~! かかれ~! 23 00:03:22,097 --> 00:04:04,406 ♪♪~ 24 00:04:04,406 --> 00:04:08,206 (盛康)清盛様! 清盛様! 25 00:04:11,913 --> 00:04:13,913 あっ! 26 00:04:15,584 --> 00:04:21,089 盛康! 盛康! しっかりせえ! 盛康! 27 00:04:21,089 --> 00:04:25,243 盛康! しっかりせえ! 盛康! 28 00:04:25,243 --> 00:04:28,413 盛康! 盛康 しっかりせえ! 29 00:04:28,413 --> 00:04:33,485 盛康! 盛康! 盛康! 30 00:04:33,485 --> 00:04:51,086 ♪♪~(テーマ音楽) 31 00:04:51,086 --> 00:07:09,586 ♪♪~ 32 00:07:11,593 --> 00:07:13,593 盛康。 33 00:07:15,246 --> 00:07:17,582 盛康! 34 00:07:17,582 --> 00:07:22,654 (忠清)あ~ あの船の 途方もなさときたら どうだ! 35 00:07:22,654 --> 00:07:28,593 (家貞)殿 あの船は…。 うむ。 36 00:07:28,593 --> 00:07:32,080 (忠清)何でござりまするか? 37 00:07:32,080 --> 00:07:36,084 あれは 唐船じゃ。 (忠清)唐船? 38 00:07:36,084 --> 00:07:40,905 (忠盛)宋の国から来た船じゃ。 宋の? 39 00:07:40,905 --> 00:07:45,076 この辺りの海に 唐船が入るのは御法度のはず。→ 40 00:07:45,076 --> 00:07:48,246 それが 何故に…? 41 00:07:48,246 --> 00:07:53,318 (忠正)いよいよ やつらを 束ねてる者の正体が分からぬな。 42 00:07:53,318 --> 00:08:17,592 ♪♪~ 43 00:08:17,592 --> 00:08:19,792 何だ? 何だ? 44 00:08:22,247 --> 00:08:26,584 (高階通憲)何をする?! やめい! やめぬか! やめ~い! 45 00:08:26,584 --> 00:08:30,255 (2人)あっ。 そなた…。 通憲殿。 46 00:08:30,255 --> 00:08:34,926 この舟は 私のものだ。 貸せ。 それは ならぬ! 47 00:08:34,926 --> 00:08:38,096 唐船を探しておるのだ。 ん? 48 00:08:38,096 --> 00:08:43,585 海賊の船だ。 俺が突き止めねばならぬのだ! 49 00:08:43,585 --> 00:08:48,590 やつらを束ねておる男の正体を。 50 00:08:48,590 --> 00:08:53,078 何じゃ。 それを早う申さぬか。 51 00:08:53,078 --> 00:08:55,080 早う こげ。 はっ? 52 00:08:55,080 --> 00:09:00,418 申したであろう? 見たいものが あって ここへ来たのだ。 53 00:09:00,418 --> 00:09:03,588 唐船の事だったのか? そうじゃ。 早う こげ。 54 00:09:03,588 --> 00:09:07,288 そして 唐船を見つけよう。 55 00:09:09,094 --> 00:09:11,579 まこと 偉そうな男じゃ。 56 00:09:11,579 --> 00:09:13,915 早う こげ! はい! 57 00:09:13,915 --> 00:09:17,585 そして 宋の国へ渡るのだ。 えっ?! 58 00:09:17,585 --> 00:09:24,409 <清盛が 宋の国から来た 船との出会いを果たした頃→ 59 00:09:24,409 --> 00:09:27,245 我が父 義朝は→ 60 00:09:27,245 --> 00:09:31,945 まだ 東国への旅の途中であっただろう> 61 00:09:33,902 --> 00:09:36,588 ≪くせ者! うるせえ! どけ~! 62 00:09:36,588 --> 00:09:42,760 何をするか?! 米… 米をよこせ! 63 00:09:42,760 --> 00:09:46,748 これは 熱田大神様にお供えする 大事な… 大事な…。 64 00:09:46,748 --> 00:09:49,548 殺されてえのか?! 65 00:09:55,590 --> 00:09:57,575 (源義朝)いかに飢えたとて→ 66 00:09:57,575 --> 00:10:01,579 民のものを かすめとろうとは 見下げ果てたやつらよ! 67 00:10:01,579 --> 00:10:04,582 ありがとうござりました。 68 00:10:04,582 --> 00:10:08,586 なに ご無事で何よりでござりました。 69 00:10:08,586 --> 00:10:11,906 私は 藤原季範と申しまして→ 70 00:10:11,906 --> 00:10:15,577 この熱田神宮の大宮司を 務めておりまする。 71 00:10:15,577 --> 00:10:20,582 (鎌田正清)こちらは 源義朝様。 名高き八幡太郎義家公の→ 72 00:10:20,582 --> 00:10:23,585 御ひ孫にあたられるお方に ござりまする。 73 00:10:23,585 --> 00:10:28,585 なるほど。 お強い訳でござりまするな。 74 00:10:31,759 --> 00:10:33,759 由良姫。 75 00:10:35,747 --> 00:10:40,251 (季範) 我が 三の姫にござりまする。→ 76 00:10:40,251 --> 00:10:42,904 こちらは 源氏の若君様だ。→ 77 00:10:42,904 --> 00:10:45,904 危ういところを 助けて頂いたのだよ。 78 00:10:47,759 --> 00:10:51,579 (由良姫)何だ 源氏なの。 79 00:10:51,579 --> 00:10:57,252 名高き平氏ではござりませぬのね。 面白うないこと。 80 00:10:57,252 --> 00:11:01,252 (季範)これ! 由良! おい! そこの醜い女! 81 00:11:03,741 --> 00:11:07,412 誰に向かって申しておるのです?! 殿。 かように美しい姫…。 82 00:11:07,412 --> 00:11:10,582 心根が醜いと申しておる。 83 00:11:10,582 --> 00:11:13,418 人を見下すような物言いを する事が→ 84 00:11:13,418 --> 00:11:16,404 女人の格を上げる事と 思うておるようだが→ 85 00:11:16,404 --> 00:11:20,575 父親に恥をかかせるような 女の心根が→ 86 00:11:20,575 --> 00:11:23,075 ろくなものである訳がない! 87 00:11:28,583 --> 00:11:34,255 <きっと この時から 我が母の心は→ 88 00:11:34,255 --> 00:11:37,755 父のとりこになっていたに 違いない> 89 00:11:40,929 --> 00:11:44,629 <そして 京でも…> 90 00:11:53,591 --> 00:11:56,744 (堀河局)璋子様。 91 00:11:56,744 --> 00:11:59,944 (御影)さあ 得子様。 92 00:12:12,243 --> 00:12:16,243 (得子)ややが できました。 93 00:12:19,584 --> 00:12:23,884 上皇様の お子にござります。 94 00:12:26,908 --> 00:12:30,578 さようにござりますか。 95 00:12:30,578 --> 00:12:35,878 お務め 御苦労さまにござります。 96 00:12:39,570 --> 00:12:48,930 ♪♪~ 97 00:12:48,930 --> 00:12:56,254 (堀河局)…と かような事があったのです。→ 98 00:12:56,254 --> 00:13:01,554 これは 本当は 秘め事なのですけれど。 99 00:13:06,080 --> 00:13:09,584 璋子様は 先の院が→ 100 00:13:09,584 --> 00:13:13,404 御自ら 育てられたのです。 101 00:13:13,404 --> 00:13:17,604 心も… 体も。 102 00:13:22,413 --> 00:13:28,753 (佐藤義清)なるほど。 それで分かった。 103 00:13:28,753 --> 00:13:31,255 何が? 104 00:13:31,255 --> 00:13:35,910 璋子様の 空っぽな目の訳が。 105 00:13:35,910 --> 00:13:38,746 空っぽな目? 106 00:13:38,746 --> 00:13:44,736 そもそも 心が空っぽなのだ。 そんな…。 107 00:13:44,736 --> 00:13:46,921 あなたも 気が付いて おいでだったのでしょう? 108 00:13:46,921 --> 00:13:49,590 まさか そんな…。 109 00:13:49,590 --> 00:13:54,429 まあ うすうすは…。 110 00:13:54,429 --> 00:13:58,249 いえ されど それでは あまりに璋子様が…。 111 00:13:58,249 --> 00:14:06,949 この先 宮中を意のままにするは 璋子様か 得子様か。 112 00:14:13,915 --> 00:14:17,919 今は まだ…→ 113 00:14:17,919 --> 00:14:22,919 あなたと 歌を交わし合っていたい。 114 00:14:25,593 --> 00:14:30,248 <京でも 事多き頃であったと思うが→ 115 00:14:30,248 --> 00:14:38,089 西海にいる清盛が それを知るのは まだ先の事である> 116 00:14:38,089 --> 00:14:43,161 (通憲)私は 曽祖父の代から 藤原南家の学者の家系でな→ 117 00:14:43,161 --> 00:14:46,264 幼き頃より 学問が好きでたまらず→ 118 00:14:46,264 --> 00:14:49,917 国一番の物知りと自負しておる。 119 00:14:49,917 --> 00:14:53,254 されど 故あって 高階の養子となった私には→ 120 00:14:53,254 --> 00:14:56,090 出世の見込みはない。 121 00:14:56,090 --> 00:15:00,578 自分よりも はるかに物を知らぬ 愚かな公卿たちに見下され→ 122 00:15:00,578 --> 00:15:03,078 生きてゆくしかないのだ。 123 00:15:06,083 --> 00:15:08,586 ええい 腹立たしい! 124 00:15:08,586 --> 00:15:13,658 学者も武士も 官位こそあれ 低き身分にすぎぬ! 125 00:15:13,658 --> 00:15:17,745 位高き公卿どもに虐げられ 蔑まれ→ 126 00:15:17,745 --> 00:15:21,415 何故 この国の仕組みは かように おもろうないのだ?! 127 00:15:21,415 --> 00:15:25,586 まさに それこそが 私が宋に渡りたいと申した訳じゃ。 128 00:15:25,586 --> 00:15:27,572 えっ? 129 00:15:27,572 --> 00:15:32,243 かの国では 人を生まれではなく 才をもってはかり→ 130 00:15:32,243 --> 00:15:34,745 百姓であろうと商人であろうと→ 131 00:15:34,745 --> 00:15:37,598 いくらでも高い位に 取り立てるという→ 132 00:15:37,598 --> 00:15:42,653 すばらしき仕組みがある。 なんと…。 133 00:15:42,653 --> 00:15:45,907 私は 私の才を世に生かしたい。 134 00:15:45,907 --> 00:15:51,412 この国では かなわぬならば 宋へ参って…。 参ろう! 135 00:15:51,412 --> 00:15:55,082 今すぐに 宋の国へ渡ろうぞ! 136 00:15:55,082 --> 00:15:57,752 ばかもの! たどりつく前に 飢え死にしてしまうわ! 137 00:15:57,752 --> 00:16:01,255 そこは 気力で! 行けるか! おっ。 138 00:16:01,255 --> 00:16:08,555 ♪♪~ 139 00:16:19,907 --> 00:16:33,571 (異国の言葉で話す男女) 140 00:16:33,571 --> 00:16:35,871 何じゃ? これは。 141 00:16:38,242 --> 00:16:43,915 あっ 俺の剣! 返せ! 返せ! 142 00:16:43,915 --> 00:16:47,585 (異国の言葉で話す男) あぁ?! 143 00:16:47,585 --> 00:16:51,239 「大事ないか?」と尋ねておるのだ。 144 00:16:51,239 --> 00:16:53,239 通憲殿! 145 00:16:56,928 --> 00:17:00,915 彼らは宋人だ。 「手荒なまねは したくなかったが→ 146 00:17:00,915 --> 00:17:04,252 棟梁に命じられたゆえ しかたがなかった」と申しておる。 147 00:17:04,252 --> 00:17:10,952 すると… ここは? うむ。 どうやら唐船の中じゃ。 148 00:17:31,746 --> 00:17:33,746 (扉が開く音) 149 00:17:45,259 --> 00:17:48,059 そなたの探しておった男じゃ。 150 00:17:49,914 --> 00:17:53,584 海賊の棟梁か?! 151 00:17:53,584 --> 00:17:56,584 やっぱり 追討使のもんか。 152 00:17:59,407 --> 00:18:02,407 お前は 宋の言葉ができるようやな? 153 00:18:06,263 --> 00:18:11,919 お前 ええ体しとんなあ。 2人とも 使いみちはありそうや。 154 00:18:11,919 --> 00:18:13,921 生かしといたる。 155 00:18:13,921 --> 00:18:16,907 おい! 156 00:18:16,907 --> 00:18:20,077 そなたは 一体 何者なのじゃ?! 157 00:18:20,077 --> 00:18:22,763 お前 立場 分かっとんのか?! こら~っ! 158 00:18:22,763 --> 00:18:26,584 俺の聞く事に答えんか! 159 00:18:26,584 --> 00:18:31,422 追討使は なんぼほど来とんねん? 誰が大将や? 160 00:18:31,422 --> 00:18:34,422 ほんで 何で お前 こんなもん持っとんねん? 161 00:18:37,244 --> 00:18:41,944 う~ん… おりゃ~っ! しっかり縛っとかんかい! 162 00:18:44,585 --> 00:18:46,585 桃季は ええねん。 163 00:18:48,239 --> 00:18:53,594 おい! 賭けをしようぞ! 何 言うとん? 164 00:18:53,594 --> 00:19:00,418 負けた方が 勝った方の 聞きたい事に答えるのじゃ! 165 00:19:00,418 --> 00:19:04,572 それは 賭けになっておらぬ。 そなたは 捕らわれの身ぞ。 166 00:19:04,572 --> 00:19:07,258 ならば 何も話さぬ! 167 00:19:07,258 --> 00:19:10,261 俺をかばった乳父が 大けがをしておるのじゃ! 168 00:19:10,261 --> 00:19:13,247 (通憲)落ち着かぬか! 169 00:19:13,247 --> 00:19:16,250 お前 アホやろ。 170 00:19:16,250 --> 00:19:22,250 けど 俺も賭けは嫌いやない。 よこせ。 171 00:19:42,093 --> 00:19:44,093 へっ! 172 00:19:58,592 --> 00:20:00,578 へっ! 173 00:20:00,578 --> 00:20:08,586 ♪♪~ 174 00:20:08,586 --> 00:20:13,257 何じゃ こりゃ?! (通訳する通憲) 175 00:20:13,257 --> 00:20:23,751 ♪♪~ 176 00:20:23,751 --> 00:20:28,756 何故 かような大きな船が 帆だけで動いておるのじゃ?! 177 00:20:28,756 --> 00:20:32,556 (通訳する通憲) 178 00:20:36,764 --> 00:20:39,564 おい! 今のは何じゃ? (通訳する通憲) 179 00:20:43,254 --> 00:20:46,090 何なのだ? ここは。 180 00:20:46,090 --> 00:21:14,251 ♪♪~ 181 00:21:14,251 --> 00:21:17,922 (兎丸)あんまり ちょろちょろすな。 182 00:21:17,922 --> 00:21:24,245 俺の名前は兎丸。 兎丸? 随分と かわいらしいな。 183 00:21:24,245 --> 00:21:27,248 もともとは 都の つまらん盗賊やった。 184 00:21:27,248 --> 00:21:30,417 けど 都は 取締りが厳しなってな→ 185 00:21:30,417 --> 00:21:33,921 こうやって 海で 盗みするようなったんや。 186 00:21:33,921 --> 00:21:40,578 いろんなやつ おったで。 食い詰めた商人 食い詰めた漁師。 187 00:21:40,578 --> 00:21:45,082 食い詰めた百姓。 食い詰めてばっかりではないか。 188 00:21:45,082 --> 00:21:50,137 だから強いんや。 なるほど。 189 00:21:50,137 --> 00:21:52,740 陸では 居場所の のうなったやつらやけど→ 190 00:21:52,740 --> 00:21:57,077 大したやつらやで。 見てみ あいつの体。 191 00:21:57,077 --> 00:22:03,250 山で猟師やっとったやつは 足腰が強い。 192 00:22:03,250 --> 00:22:05,419 海で 魚取っとったやつは→ 193 00:22:05,419 --> 00:22:11,619 狭い瀬戸を どないして 通ったらええか よう知っとる。 194 00:22:14,078 --> 00:22:16,580 (掛け声) 195 00:22:16,580 --> 00:22:21,919 あの唐船を操っておるのは? あいつら 宋人や。 196 00:22:21,919 --> 00:22:25,756 この船もろとも 博多で さらってきた。 197 00:22:25,756 --> 00:22:29,410 さらって? ほとんどは解放したけどな。 198 00:22:29,410 --> 00:22:35,082 残っとるやつらは 俺の考えを 面白がっとるやつらや! 199 00:22:35,082 --> 00:22:38,252 そなたの考えと申すは? 200 00:22:38,252 --> 00:22:45,910 俺はな 海賊王になる。 海賊王?! 201 00:22:45,910 --> 00:22:52,583 アハハハハ! お~い! お前ら~! 202 00:22:52,583 --> 00:22:59,240 俺は 海賊王になるぞ~! (一同)お~! 203 00:22:59,240 --> 00:23:10,584 ♪♪~ 204 00:23:10,584 --> 00:23:16,407 ええか? 今は 都の帝さんが この国のお頭や。 205 00:23:16,407 --> 00:23:21,495 一番の お偉いさんや。 せやろ? そや。 206 00:23:21,495 --> 00:23:28,252 この国の てっぺんたる お頭さんに義がある。 207 00:23:28,252 --> 00:23:32,906 そやから お頭さんが嫌な 俺ら海賊は→ 208 00:23:32,906 --> 00:23:37,411 悪っちゅう事になるな? 209 00:23:37,411 --> 00:23:39,580 よう考え。 210 00:23:39,580 --> 00:23:47,880 けどな 海賊の俺が この国の てっぺん取ったら…。 211 00:23:53,577 --> 00:23:59,249 義と悪が ひっくり返る! そういうこっちゃ! 212 00:23:59,249 --> 00:24:02,252 海賊王 兎丸が この国の義となり→ 213 00:24:02,252 --> 00:24:08,409 民を虐げる お頭さんが 悪となるっちゅう寸法や! 214 00:24:08,409 --> 00:24:10,911 面白い~! アハハハハ! 215 00:24:10,911 --> 00:24:14,581 そなたとは 気が合いそうじゃ! おお! 216 00:24:14,581 --> 00:24:17,584 (笑い声) 217 00:24:17,584 --> 00:24:23,257 図に乗んなよ! すまぬ。 アハハハハ! 218 00:24:23,257 --> 00:24:31,749 しかし 海賊王とは… アハハハハ! 途方もない事を考えたものじゃ! 219 00:24:31,749 --> 00:24:37,404 まあ 俺のお父が生きとったら 同じ事してた思うわ。 220 00:24:37,404 --> 00:24:43,243 お父? ああ。 俺のお父は 朧月いうてな→ 221 00:24:43,243 --> 00:24:48,315 都に その名を轟かせた 盗賊やった。 222 00:24:48,315 --> 00:24:51,085 朧月…? 223 00:24:51,085 --> 00:24:58,742 けど 俺が8つの時 斬り殺されてしもたんや。 224 00:24:58,742 --> 00:25:03,242 平忠盛いう 王家の犬に! 225 00:25:10,254 --> 00:25:13,073 王家に取り入るために→ 226 00:25:13,073 --> 00:25:17,073 忠盛が 法皇さんから もらい受けた子なんやろ? 227 00:25:22,082 --> 00:25:25,252 お前か~! 228 00:25:25,252 --> 00:25:28,589 (兎丸)何や?! 俺が 父上の…→ 229 00:25:28,589 --> 00:25:33,077 平忠盛の子ではないと吹き込んだ あの時の盗人か! 230 00:25:33,077 --> 00:25:36,413 お前か~! 俺が あれから→ 231 00:25:36,413 --> 00:25:43,613 どれだけ お前のせいで どれだけ…! どれだけ…! 232 00:25:49,259 --> 00:25:55,559 ほな 追討使いうんは 平忠盛の一党か?! 233 00:25:58,252 --> 00:26:02,552 (兎丸)おもろい。 うりゃ~っ! 234 00:26:11,582 --> 00:26:13,917 (忠盛)清盛は まだ戻らぬか? (家貞)はい。 235 00:26:13,917 --> 00:26:17,905 昨日 海へ出るのを見たという者が おりますが。 236 00:26:17,905 --> 00:26:22,905 申し上げます! 先ほど かようなものが。 237 00:26:27,247 --> 00:26:29,247 殿! 238 00:26:32,252 --> 00:26:37,925 今頃 忠盛に 文が届いとるはずや。 239 00:26:37,925 --> 00:26:41,912 「ガキは預かった。 返してほしかったら→ 240 00:26:41,912 --> 00:26:48,752 明日の午の刻 1人で沖に出てこい」ってな。→ 241 00:26:48,752 --> 00:26:50,752 吊るせ! 242 00:26:53,073 --> 00:27:04,273 (海賊たちの掛け声) 243 00:27:06,587 --> 00:27:10,587 (忠正)断じて 海賊に応じてはならぬ! 244 00:27:14,244 --> 00:27:22,244 大将たる兄上の身に何かあれば この追討は失敗という事ぞ。 245 00:27:25,756 --> 00:27:30,456 平氏一門は終わりという事ぞ! 分かっておる! 246 00:27:33,263 --> 00:27:35,263 分かっておる。 247 00:27:36,917 --> 00:27:38,917 殿…。 248 00:27:44,908 --> 00:27:53,417 (盛康)まこと 後先を お考えになりませぬな…。 249 00:27:53,417 --> 00:27:55,586 清盛様は。 250 00:27:55,586 --> 00:27:58,405 盛康。 盛康殿! 251 00:27:58,405 --> 00:28:07,915 されど… それが 清盛様にござりまするよ。 252 00:28:07,915 --> 00:28:14,905 清盛様は きっと…→ 253 00:28:14,905 --> 00:28:18,742 私のために…。 254 00:28:18,742 --> 00:28:24,915 この至らぬ乳父の… 私のために…→ 255 00:28:24,915 --> 00:28:29,586 後先を考えず…→ 256 00:28:29,586 --> 00:28:35,576 正体の知れぬ海賊のもとに…。 257 00:28:35,576 --> 00:28:42,583 ♪♪~ 258 00:28:42,583 --> 00:28:45,586 わしが行く。 259 00:28:45,586 --> 00:28:47,921 海賊が 兄上の顔を→ 260 00:28:47,921 --> 00:28:52,909 見知っている訳では あるまい。 261 00:28:52,909 --> 00:28:57,914 わしは 清盛など おらぬ方がよいと思うておる。 262 00:28:57,914 --> 00:29:04,914 しかし 兄上には なくてはならぬのであろう? 263 00:29:06,573 --> 00:29:10,243 忠正…。 264 00:29:10,243 --> 00:29:12,943 皆で参りましょう! 265 00:29:16,917 --> 00:29:22,255 殿も 忠正様も お一人で行く事はありませぬ! 266 00:29:22,255 --> 00:29:24,241 皆で 海賊を攻めましょう! 267 00:29:24,241 --> 00:29:28,745 ばかもの! そのような事をすれば 清盛様は殺されてしまうわ。 268 00:29:28,745 --> 00:29:34,084 ですから 夜明けとともに 攻めるのです! 269 00:29:34,084 --> 00:29:36,570 敵の不意をつく! 270 00:29:36,570 --> 00:29:39,256 それよりほか 勝機はありませぬ! 271 00:29:39,256 --> 00:29:41,241 (家貞)忠清 落ち着け。 272 00:29:41,241 --> 00:29:43,241 ≪(鱸丸)忠盛様! 273 00:29:46,246 --> 00:29:50,250 清盛様と共に 海賊たちからの 警固にあたりました→ 274 00:29:50,250 --> 00:29:52,919 猟師たちにござりまする。 275 00:29:52,919 --> 00:29:56,256 闇夜の海でも→ 276 00:29:56,256 --> 00:29:58,756 お役に 立ちましょう。 277 00:30:10,253 --> 00:30:22,416 (宋の言葉を話す通憲) 278 00:30:22,416 --> 00:30:26,586 だから 何なのだ? それは。 279 00:30:26,586 --> 00:30:31,908 唐代の詩人 李白の詩だ。 280 00:30:31,908 --> 00:30:38,248 「人生は はかないものである。 すぐに過ぎてしまう。→ 281 00:30:38,248 --> 00:30:44,254 それゆえにこそ 今という時を大いに楽しもう。→ 282 00:30:44,254 --> 00:30:49,554 己の生を あるがままに 謳歌しようぞ」と うたっておる。 283 00:30:52,913 --> 00:30:57,584 どこかで… 聞いた気がする。 284 00:30:57,584 --> 00:31:04,241  回想  (舞子)♪♪「遊びをせんとや」 285 00:31:04,241 --> 00:31:06,259 遠い昔に。 286 00:31:06,259 --> 00:31:09,913 ♪♪「生まれけむ」 287 00:31:09,913 --> 00:31:17,404 ♪♪「戯れせんとや」 288 00:31:17,404 --> 00:31:23,260 ♪♪「生まれけん」 289 00:31:23,260 --> 00:31:36,590 ♪♪「遊ぶ子どもの声聞けば」 290 00:31:36,590 --> 00:31:48,585 ♪♪「わが身さへこそ動がるれ」 291 00:31:48,585 --> 00:31:52,589 ♪♪~ 292 00:31:52,589 --> 00:31:54,574 構え! 293 00:31:54,574 --> 00:32:03,416 ♪♪~ 294 00:32:03,416 --> 00:32:06,419 (兎丸)闇討ちとは なめたまね しやがって!→ 295 00:32:06,419 --> 00:32:09,589 お~い! お前らも行け~! 296 00:32:09,589 --> 00:32:25,255 ♪♪~ 297 00:32:25,255 --> 00:32:29,743 (兎丸)王家の犬どもを たたきのめしてやれ! 298 00:32:29,743 --> 00:32:34,581 ♪♪~ 299 00:32:34,581 --> 00:32:37,584 こっちや! 射殺せ! 300 00:32:37,584 --> 00:32:43,240 ♪♪~ 301 00:32:43,240 --> 00:32:46,576 やめぬか! うりゃ~っ! 302 00:32:46,576 --> 00:32:48,576 叔父上! 303 00:32:51,248 --> 00:32:53,583 何故?! (家貞)何故?! 304 00:32:53,583 --> 00:32:56,583 我ら 平氏ゆえにござりまする! 305 00:32:59,906 --> 00:33:05,245 清盛様! 清盛様! 清盛様! 306 00:33:05,245 --> 00:33:14,754 ♪♪~ 307 00:33:14,754 --> 00:33:16,754 鱸丸…。 308 00:33:19,426 --> 00:33:21,426 おりゃ~っ! 309 00:33:27,584 --> 00:33:29,586 うお~っ! 310 00:33:29,586 --> 00:33:36,927 ♪♪~ 311 00:33:36,927 --> 00:33:40,764 おい おい おい! 312 00:33:40,764 --> 00:33:45,264 誰でもよい! 誰でもよいゆえ 助けてくれ! 313 00:33:47,904 --> 00:33:49,904 棟梁は どこだ~?! 314 00:33:52,409 --> 00:33:56,209 この海賊の棟梁は どこじゃ~?! 315 00:33:59,416 --> 00:34:01,918 平忠盛が参った! 316 00:34:01,918 --> 00:34:10,927 ♪♪~ 317 00:34:10,927 --> 00:34:14,598 どんだけ 民 苦しめたら 気ぃ済むんや? 318 00:34:14,598 --> 00:34:18,401 相変わらずの 王家の犬が~! 319 00:34:18,401 --> 00:34:22,739 よう聞け。 お前らが人を斬んのはな→ 320 00:34:22,739 --> 00:34:26,239 俺らが 物 盗むんと同じや! 321 00:34:27,827 --> 00:34:30,914 朧月の子か? 322 00:34:30,914 --> 00:34:32,916 お父の敵~! 323 00:34:32,916 --> 00:34:59,259 ♪♪~ 324 00:34:59,259 --> 00:35:02,245 え~い! おりゃ~っ! 325 00:35:02,245 --> 00:35:04,914 清盛。 326 00:35:04,914 --> 00:35:10,253 騒ぎに乗じて敵討ちとは 情けないやつじゃ! 327 00:35:10,253 --> 00:35:15,553 朧月の兎丸なら 餅でもついておれ! 328 00:35:17,410 --> 00:35:19,610 このガキは! 329 00:35:23,917 --> 00:35:28,405 お父は 悪なんかやない。 お父は 義やった。 330 00:35:28,405 --> 00:35:33,205 強うて優しい 立派な男やった! 331 00:35:35,078 --> 00:35:39,582 俺が分からしたるんや。 お父は正しかったて。 332 00:35:39,582 --> 00:35:44,254 王家にも王家の犬にも 俺が分からしたるんや! 333 00:35:44,254 --> 00:35:49,242 俺こそ お前のせいで父を失うた! 334 00:35:49,242 --> 00:35:53,747 あの時 お前さえ 余計な事を言わなければ→ 335 00:35:53,747 --> 00:35:59,586 俺は 何の迷いもなく 父上の子でおれたのじゃ! 336 00:35:59,586 --> 00:36:03,590 当たり前の武士でおれたのじゃ! 337 00:36:03,590 --> 00:36:10,413 ♪♪~ 338 00:36:10,413 --> 00:36:13,583 (海賊)お頭! (家貞)清盛様! 339 00:36:13,583 --> 00:36:18,254 お前のせいで 俺は 自分が誰なのか分からなくなり→ 340 00:36:18,254 --> 00:36:22,575 迷うて 苦しんで→ 341 00:36:22,575 --> 00:36:29,249 この世の あらゆるものを恨んで 厄介者になって→ 342 00:36:29,249 --> 00:36:32,569 何故 生きておるのかさえ分からず→ 343 00:36:32,569 --> 00:36:35,922 ふらふらと 無頼の生き方をしておった! 344 00:36:35,922 --> 00:36:37,924 (兎丸)知った事か! 345 00:36:37,924 --> 00:36:45,081 ♪♪~ 346 00:36:45,081 --> 00:36:54,074 だが 俺のために… みんなが来てくれた。 347 00:36:54,074 --> 00:36:58,578 こんな俺のために…! 348 00:36:58,578 --> 00:37:02,248 あ~っ! くそ~っ! くそ~っ! 349 00:37:02,248 --> 00:37:05,248 お前 何 言うてんのや! 350 00:37:08,588 --> 00:37:16,588 教えてやる。 何故 俺が この剣を持っておるか。 351 00:37:18,248 --> 00:37:22,548 俺は 武士だからだ~! 352 00:37:25,588 --> 00:37:28,588 血は つながらずとも…。 353 00:37:30,593 --> 00:37:35,293 平氏の男だからだ~! 354 00:37:38,585 --> 00:37:43,923 今 ここで それを知るために→ 355 00:37:43,923 --> 00:37:49,579 この剣と 出会うたのだ~! 356 00:37:49,579 --> 00:38:08,414 ♪♪~ 357 00:38:08,414 --> 00:38:11,251 捕らえよ! (一同)はっ。 358 00:38:11,251 --> 00:38:13,586 お待ち下さりませ! 359 00:38:13,586 --> 00:38:22,262 ♪♪~ 360 00:38:22,262 --> 00:38:28,262 この者の処分 私に 任せては頂けませぬか? 361 00:39:06,256 --> 00:39:11,556 お前は… 俺だ。 兎丸。 362 00:39:15,248 --> 00:39:20,587 父を失うた悲しみを抱え 乗り越え→ 363 00:39:20,587 --> 00:39:25,074 この 面白うもない世を→ 364 00:39:25,074 --> 00:39:29,774 面白う生きようと あがいておる男だ。 365 00:39:37,086 --> 00:39:41,086 共に 生きてはくれぬか? 366 00:39:44,928 --> 00:39:50,917 平氏のもとでなら いつの日か→ 367 00:39:50,917 --> 00:39:56,617 もっと面白き事が できるはずだ。 368 00:39:58,424 --> 00:40:04,580 それでこそ 朧月の義を証せるはずだ。 369 00:40:04,580 --> 00:40:13,740 ♪♪~ 370 00:40:13,740 --> 00:40:17,410 お前の命→ 371 00:40:17,410 --> 00:40:21,414 仲間の命ともども→ 372 00:40:21,414 --> 00:40:24,214 我ら平氏に預けよ! 373 00:40:26,903 --> 00:40:30,403 俺に 餅つけ言うとんのか? 374 00:40:34,577 --> 00:40:40,583 王家の… 犬のために。 375 00:40:40,583 --> 00:40:43,252 王家の犬では終わらぬ! 376 00:40:43,252 --> 00:40:48,925 ♪♪~ 377 00:40:48,925 --> 00:40:53,763 お前 アホやろ? 378 00:40:53,763 --> 00:41:00,253 けど 俺も 賭けは嫌いやない。 379 00:41:00,253 --> 00:41:05,575 お前のアホさ加減に 賭けたってもええ。 380 00:41:05,575 --> 00:41:19,875 ♪♪~ 381 00:41:21,908 --> 00:41:26,913 いざ 都へ! 382 00:41:26,913 --> 00:41:28,915 (一同)お~! 383 00:41:28,915 --> 00:41:54,924 ♪♪~ 384 00:41:54,924 --> 00:41:58,077 <保延元年8月。→ 385 00:41:58,077 --> 00:42:04,083 平氏一門は 捕らえた海賊たち およそ70人を引き連れて→ 386 00:42:04,083 --> 00:42:06,586 京に凱旋した> 387 00:42:06,586 --> 00:42:11,591 ♪♪~ 388 00:42:11,591 --> 00:42:15,928 <この大行列を より華やかに見せ→ 389 00:42:15,928 --> 00:42:19,582 平氏の力を 都中に知らしめるため→ 390 00:42:19,582 --> 00:42:24,237 海賊の数を水増ししたとも いわれているが→ 391 00:42:24,237 --> 00:42:30,237 その多くは 検非違使に 差し出される事はなかったという> 392 00:42:33,579 --> 00:42:36,582 あれが 平氏の御曹司だそうに ござりますよ。 393 00:42:36,582 --> 00:42:40,403 (時子)御曹司ですって? どの方? 394 00:42:40,403 --> 00:42:43,423 行くぞ! (鱸丸)はっ。 395 00:42:43,423 --> 00:42:47,410 俺は 海賊王になるぞ~! 396 00:42:47,410 --> 00:42:49,412 (一同)お~! 397 00:42:49,412 --> 00:42:54,750 お前 ちゃうやろ! 何 言うとんねん?! 398 00:42:54,750 --> 00:43:00,250 よ~し 行くぞ~! 行け~! 399 00:43:02,241 --> 00:43:05,578 何あれ? 400 00:43:05,578 --> 00:43:10,650 <貴族の世に 武士の力を見せつける。→ 401 00:43:10,650 --> 00:43:15,087 平氏 一世一代の凱旋行列に→ 402 00:43:15,087 --> 00:43:21,387 その一員として 若き清盛の姿もあった> 403 00:43:23,246 --> 00:43:27,250 それは まるで 光源氏と 明石の君ではござりませぬか! 404 00:43:27,250 --> 00:43:31,254 娘を 妻として おそばに置いては頂けませぬか? 405 00:43:31,254 --> 00:43:35,908 何としても… 何としても 上皇様と私の皇子を! 406 00:43:35,908 --> 00:43:37,927 誰が 妻になど なりたいものですか! 407 00:43:37,927 --> 00:43:41,414 断られておるではないか! この恋の行方は あなた次第。 408 00:43:41,414 --> 00:43:44,917 俺の心に従い そなたを妻にしたいと→ 409 00:43:44,917 --> 00:43:46,917 申しておるのじゃ! 410 00:43:53,242 --> 00:43:56,913 <安芸の 小京都といわれる この町は→ 411 00:43:56,913 --> 00:44:02,585 古来より 瀬戸内海の 交通の要衝として栄えました。→ 412 00:44:02,585 --> 00:44:08,925 平忠盛は この沖で 海賊を退治しました。→ 413 00:44:08,925 --> 00:44:12,929 後に この辺りの海を 忠盛の名にちなんで→ 414 00:44:12,929 --> 00:44:18,229 忠海と呼び 今も その地名が残っています> 415 00:44:20,920 --> 00:44:26,425 <この地には 清盛ゆかりの地蔵があります。→ 416 00:44:26,425 --> 00:44:30,263 厳島神社に向かう途中に 立ち寄った清盛が→ 417 00:44:30,263 --> 00:44:35,963 娘 徳子の安産のために作ったと 伝わります> 418 00:44:38,070 --> 00:44:42,592 <早くから海上貿易に注目した 忠盛。→ 419 00:44:42,592 --> 00:44:47,096 その意志を継いだ清盛は 貿易に力を注ぎ→ 420 00:44:47,096 --> 00:44:51,596 平家を 大きく繁栄させていくのです>