1 00:00:34,612 --> 00:00:38,950 <海賊との戦いを終えた清盛を 待っていたのは→ 2 00:00:38,950 --> 00:00:41,435 2人の女性でした。→ 3 00:00:41,435 --> 00:00:46,424 控えめながらも しんの強さを持つ 明子。→ 4 00:00:46,424 --> 00:00:49,110 そして 「源氏物語」に憧れる→ 5 00:00:49,110 --> 00:00:52,947 夢見がちで 明るい時子。→ 6 00:00:52,947 --> 00:00:57,602 清盛が初めて知った 淡き恋心の行方は?> 7 00:00:57,602 --> 00:00:59,602 (平清盛)そなたを妻にしたいと 申しておるのじゃ! 8 00:01:06,310 --> 00:01:09,814 (源頼朝)<保延元年8月。→ 9 00:01:09,814 --> 00:01:16,804 西海の海賊を 見事に討伐した 平氏は 京に凱旋した> 10 00:01:16,804 --> 00:01:21,475 (伊藤忠清)今こそ 平氏の名を 一気に高める時にござります!→ 11 00:01:21,475 --> 00:01:25,296 此度の働き 王家の御意にも かないましょう! 12 00:01:25,296 --> 00:01:29,467 (平家貞)きっと 院は ますます 殿を お取り立てになるであろう。 13 00:01:29,467 --> 00:01:31,469 (平忠正)参議も夢ではない。→ 14 00:01:31,469 --> 00:01:35,306 さすれば これまで 平氏を見下しておった公卿らも→ 15 00:01:35,306 --> 00:01:38,292 我らと結び付こうとするやも しれぬ。 16 00:01:38,292 --> 00:01:45,132 (平忠盛)命を失うた者たちの上に ますます平氏の繁栄を築いていく。 17 00:01:45,132 --> 00:01:50,137 それが これから先の 我らの使命と心得よ! 18 00:01:50,137 --> 00:01:52,122 (一同)はっ! 19 00:01:52,122 --> 00:01:56,126 (平家盛)兄上 あれは 何でござりまするか? 20 00:01:56,126 --> 00:02:01,148 <平氏は 海賊たちを 検非違使に差し出さず→ 21 00:02:01,148 --> 00:02:06,470 その知恵と能力をも 一門の財としたという> 22 00:02:06,470 --> 00:02:09,170 (兎丸)お前 何 見とんねん? こら~。 23 00:02:11,141 --> 00:02:17,464 <しかし その後も 京の飢饉は 続いていた> 24 00:02:17,464 --> 00:02:20,634 (兎丸)お前ら どんな汚い事しとんねん? 25 00:02:20,634 --> 00:02:24,304 (平清盛)何?! 俺ら 渡さへんために→ 26 00:02:24,304 --> 00:02:27,140 検非違使に かなりの賄を 渡しとるらしいな。 27 00:02:27,140 --> 00:02:29,309 父上は 父上のお考えがあるのじゃ。 28 00:02:29,309 --> 00:02:32,145 自分ら平氏だけが のし上がるために→ 29 00:02:32,145 --> 00:02:38,301 お前ら 動いとるんやったら 俺は 絶対 許さんからな! 30 00:02:38,301 --> 00:02:43,623 無論 その時は そうするがよい。 31 00:02:43,623 --> 00:02:47,961 俺に ついて来た事を 決して 悔やませはせぬ! 32 00:02:47,961 --> 00:02:56,636 <また 清盛は この戦で 乳父を失う事となった> 33 00:02:56,636 --> 00:03:03,143 亡うなる直前 盛康に頼んだ。 34 00:03:03,143 --> 00:03:06,980 鱸丸を 養子にしてやってほしいと。 35 00:03:06,980 --> 00:03:14,304 (平盛康)それは うれしき事にござりまする。 36 00:03:14,304 --> 00:03:18,975 名を つけてやってくれ。 37 00:03:18,975 --> 00:03:23,975 では 盛国と。 38 00:03:27,634 --> 00:03:33,974 胸を張って 俺に仕え 俺を支えよ! 39 00:03:33,974 --> 00:03:36,126 盛国! 40 00:03:36,126 --> 00:03:40,647 <後の清盛を支える 風変わりな一党が→ 41 00:03:40,647 --> 00:03:42,632 生まれ始めていた> 42 00:03:42,632 --> 00:03:47,632 (平盛国)かしこまりました。 殿! 43 00:03:49,473 --> 00:04:06,973 ♪♪~(テーマ音楽) 44 00:04:06,973 --> 00:06:25,473 ♪♪~ 45 00:06:27,631 --> 00:06:35,631 (時子)ああ… これが 光源氏と 紫の上の出会いなのですね。 46 00:06:37,641 --> 00:06:41,628 (時子)「日も いと長きに つれづれなれば→ 47 00:06:41,628 --> 00:06:45,799 夕暮れの いたうかすみたるに まぎれて→ 48 00:06:45,799 --> 00:06:51,471 かの小柴垣のもとに 立ち出でたまふ。→ 49 00:06:51,471 --> 00:06:54,624 清げなるおとな ふたりばかり→ 50 00:06:54,624 --> 00:06:59,646 さては童べぞ 出で入り遊ぶ。→ 51 00:06:59,646 --> 00:07:03,483 中に 十ばかりにやあらむと 見えて→ 52 00:07:03,483 --> 00:07:08,121 白き衣 山吹などのなえたる着て→ 53 00:07:08,121 --> 00:07:13,143 走り来たる女子 あまた見えつる子どもに→ 54 00:07:13,143 --> 00:07:15,295 似るべうもあらず→ 55 00:07:15,295 --> 00:07:21,301 いみじく生ひ先見えて 美しげなる容貌なり。→ 56 00:07:21,301 --> 00:07:27,807 『何事ぞや? 童べと腹立ちたまへるか?』。→ 57 00:07:27,807 --> 00:07:32,629 『雀の子を 犬君が 逃がしつる。→ 58 00:07:32,629 --> 00:07:38,301 伏篭の中に 込めたりつるものを』」。 59 00:07:38,301 --> 00:07:46,459 閉じ込めておいた雀の子が 籠の中から逃げてしまった。 60 00:07:46,459 --> 00:07:49,462 これは お告げなのですね。 61 00:07:49,462 --> 00:07:55,485 幼い紫の上の まだ胸の奥の奥に 閉じ込めてある→ 62 00:07:55,485 --> 00:08:01,975 人を恋うる心が やがて ぱ~っと飛び出す時が来る事の! 63 00:08:01,975 --> 00:08:07,975 (侍女)姫様 琵琶のお稽古に参る 刻限にござります。 64 00:08:13,470 --> 00:08:21,978 ああ… 私にも 紫の上のような 出会いが待っているのかしら? 65 00:08:21,978 --> 00:08:24,130 (雀の鳴き声) 66 00:08:24,130 --> 00:08:27,130 あっ 雀。 67 00:08:30,637 --> 00:08:35,642 あっ。 くっ…。 う~…。 68 00:08:35,642 --> 00:08:37,627 どけ! どけ! 69 00:08:37,627 --> 00:08:41,965 ♪♪~ 70 00:08:41,965 --> 00:08:46,302 もう~ 雀が飛んでいって しもうたではないですか! 71 00:08:46,302 --> 00:08:52,642 おお~ 雀の子… あんなに急いで どこへ行く? 72 00:08:52,642 --> 00:08:58,465 腹は痛いし… 厠は遠し。 おお~。 73 00:08:58,465 --> 00:09:00,650 もう~ 台なし! 74 00:09:00,650 --> 00:09:08,458 ♪♪~ 75 00:09:08,458 --> 00:09:10,658 ≪ああ~…。 76 00:09:13,296 --> 00:09:20,970 <この時 忠盛の位は 正四位下。 もう一息で三位。→ 77 00:09:20,970 --> 00:09:24,474 すなわち 武士として初めての→ 78 00:09:24,474 --> 00:09:28,795 公卿となろうという地位にまで 上っていた> 79 00:09:28,795 --> 00:09:35,295 (藤原家成)此度の海賊追討 院も ご満足なさっておいでです。 80 00:09:37,804 --> 00:09:44,294 (鳥羽上皇)そちの働きに対し 褒美を遣わす。 81 00:09:44,294 --> 00:09:46,629 ありがたきお言葉。 82 00:09:46,629 --> 00:09:52,629 …が 此度は 子の清盛に譲るがよい。 83 00:09:54,971 --> 00:10:01,171 清盛に 従四位下の位を授ける。 84 00:10:04,631 --> 00:10:09,631 謹んで 承りましてござりまする。 85 00:10:11,638 --> 00:10:33,810 ♪♪~ 86 00:10:33,810 --> 00:10:38,798 (藤原忠実)はて 誰であったか? 87 00:10:38,798 --> 00:10:44,304 ♪♪~ 88 00:10:44,304 --> 00:10:49,004 平忠盛が子 清盛にござりまする。 89 00:10:51,144 --> 00:10:57,984 ほう~ いずこの公達かと思いきや。 90 00:10:57,984 --> 00:11:05,308 父の海賊退治の恩賞の譲りを受け 院に ご挨拶を。 91 00:11:05,308 --> 00:11:11,648 あの手この手で のし上がろうと 精の出る事じゃ。 92 00:11:11,648 --> 00:11:16,348 だがな せいぜい ここまでと心得よ。 93 00:11:18,304 --> 00:11:22,308 その方に 恩賞を譲らせた事を見ても→ 94 00:11:22,308 --> 00:11:30,633 院に 忠盛を公卿に取り立てる お気が さらさらないは明らか。 95 00:11:30,633 --> 00:11:37,640 武士は どこまで行っても 王家の犬という事よ。 96 00:11:37,640 --> 00:11:52,972 ♪♪~ 97 00:11:52,972 --> 00:11:55,808 (盛国)忠実様といえば 僅か100年前→ 98 00:11:55,808 --> 00:11:59,479 この世の頂にあった 藤原道長様のご曽孫。 99 00:11:59,479 --> 00:12:01,965 今でも 公卿の最上位としての誇りが→ 100 00:12:01,965 --> 00:12:04,801 おありなのでござりましょう。 待て待て 盛国。 はっ。 101 00:12:04,801 --> 00:12:07,971 何故 お前が さような事を知っておるのじゃ? 102 00:12:07,971 --> 00:12:10,456 家貞様に教えて頂いておりまする。 103 00:12:10,456 --> 00:12:14,794 読み書き 勘定から この国の歴史 武士のたしなみ。 104 00:12:14,794 --> 00:12:16,980 偉いのう。 105 00:12:16,980 --> 00:12:23,303 一刻も早う 一人前の武士に なりとうござりますゆえ。 106 00:12:23,303 --> 00:12:28,975 されど 武士は 命懸けの海賊討伐を経ても→ 107 00:12:28,975 --> 00:12:31,144 なお 犬扱いじゃ! 108 00:12:31,144 --> 00:12:34,797 (雷鳴) 109 00:12:34,797 --> 00:12:38,597 雨が降りそうじゃ。 戻ろう。 はっ。 110 00:12:40,303 --> 00:12:46,976 (雷鳴) 111 00:12:46,976 --> 00:12:54,984 (男の苦しむ声) 112 00:12:54,984 --> 00:12:59,305 どうした?! 大事ないか?! 113 00:12:59,305 --> 00:13:02,458 盛国! はっ。 114 00:13:02,458 --> 00:13:07,458 大事ないか? かたじけのうござりまする。 115 00:13:10,299 --> 00:13:18,474 ♪♪~ 116 00:13:18,474 --> 00:13:21,310 ご親切 痛み入りましてござります。 117 00:13:21,310 --> 00:13:24,981 いや 大事のうてよかった。 118 00:13:24,981 --> 00:13:30,636 私は この家の主にて 高階基章と申す者にござりまする。 119 00:13:30,636 --> 00:13:32,636 うむ。 120 00:13:34,974 --> 00:13:38,674 (基章)あれは 我が娘 明子。 121 00:13:41,297 --> 00:13:43,597 明子にござりまする。 122 00:13:46,803 --> 00:13:49,639 うむ。 123 00:13:49,639 --> 00:13:54,627 こちらは 中務大輔 平忠盛様が ご子息→ 124 00:13:54,627 --> 00:13:59,649 清盛様にござりまする。 おお やはり! 125 00:13:59,649 --> 00:14:03,136 やはり? (基章)黒馬にまたがるお姿→ 126 00:14:03,136 --> 00:14:06,806 ご装束の趣ある着こなしぶり。 失礼ながら→ 127 00:14:06,806 --> 00:14:11,294 定めて 無頼の高平太様と お見受け致しておりました。 128 00:14:11,294 --> 00:14:15,298 いや それほどのものでは…。 129 00:14:15,298 --> 00:14:17,967 (清盛のおなかが鳴る音) 130 00:14:17,967 --> 00:14:23,039 アハハハハハ! 131 00:14:23,039 --> 00:14:27,310 (清盛と基章の笑い声) 132 00:14:27,310 --> 00:14:35,468 ♪♪~ 133 00:14:35,468 --> 00:14:38,971 うまい! 134 00:14:38,971 --> 00:14:41,791 ありがとうござりまする。 135 00:14:41,791 --> 00:14:45,311 姫飯は お代わりがござりますゆえ。 136 00:14:45,311 --> 00:14:49,632 全て 明子殿が なさるのか? 137 00:14:49,632 --> 00:14:54,637 (基章)なにぶんにも このとおり つましき暮らしにて。 138 00:14:54,637 --> 00:14:59,292 実は 昼間 出かけましたのも 恥ずかしながら→ 139 00:14:59,292 --> 00:15:02,628 出仕に着てまいる装束が どれも古うなりまして→ 140 00:15:02,628 --> 00:15:06,299 近くの知人に借りに参ったところ 雨に遭い→ 141 00:15:06,299 --> 00:15:08,651 心配した娘が 蓑笠を持って→ 142 00:15:08,651 --> 00:15:11,971 迎えに来てくれた次第に ござりまする。 143 00:15:11,971 --> 00:15:15,308 かように 暮らしが厳しいのか? 144 00:15:15,308 --> 00:15:17,977 父上 さようなお話→ 145 00:15:17,977 --> 00:15:21,814 お聞かせするものでは ござりませぬ。 146 00:15:21,814 --> 00:15:26,814 よいのです。 人任せは 性に合いませぬゆえ。 147 00:15:32,809 --> 00:15:35,311 清盛様! 148 00:15:35,311 --> 00:15:39,816 娘を 妻として おそばに置いては頂けませぬか?! 149 00:15:39,816 --> 00:15:42,468 父上! いや 位低き→ 150 00:15:42,468 --> 00:15:44,804 私めの娘などと お思いでしょうが→ 151 00:15:44,804 --> 00:15:47,473 我が養父 為章の生まれをたどれば→ 152 00:15:47,473 --> 00:15:50,960 かの紫式部にも連なる家柄。 妻? 153 00:15:50,960 --> 00:15:54,630 特に 琵琶の腕は格別! 妻? 154 00:15:54,630 --> 00:16:00,469 何とぞ… 何とぞ! 清盛様! 155 00:16:00,469 --> 00:16:03,139 妻? 156 00:16:03,139 --> 00:16:07,460 (赤ちゃんの泣き声) 157 00:16:07,460 --> 00:16:09,645 <この年の暮れ→ 158 00:16:09,645 --> 00:16:15,345 得子様が 鳥羽院のお子を お産みになられた> 159 00:16:18,971 --> 00:16:21,971 <皇女であった> 160 00:16:24,627 --> 00:16:31,634 (堀河局)やれやれ 女子だったそうで安心致しました。 161 00:16:31,634 --> 00:16:36,472 皇子様を お産みになられて ますます大きな顔をされたら→ 162 00:16:36,472 --> 00:16:38,772 たまりませぬ。 163 00:16:45,464 --> 00:16:47,466 (得子)かようなものを→ 164 00:16:47,466 --> 00:16:52,471 あなた様から お受けするいわれは ござりませぬが。 165 00:16:52,471 --> 00:16:56,292 (璋子)産着は いくらあっても→ 166 00:16:56,292 --> 00:16:59,962 邪魔になるものでは ござりませぬ。 167 00:16:59,962 --> 00:17:08,804 私は 5人の皇子と 2人の皇女を産みましたが→ 168 00:17:08,804 --> 00:17:12,959 一の皇子 今の帝にござりまするが→ 169 00:17:12,959 --> 00:17:15,645 赤子の頃は それは もう→ 170 00:17:15,645 --> 00:17:18,981 ひっきりなしに よだれを垂らして。 171 00:17:18,981 --> 00:17:24,470 大変なのが 4番目の皇子 雅仁にござりまする。 172 00:17:24,470 --> 00:17:27,807 よう分かりました。 173 00:17:27,807 --> 00:17:32,812 ありがたく お受け致しましょう。 174 00:17:32,812 --> 00:17:35,965 では これにて。 175 00:17:35,965 --> 00:17:47,960 ♪♪~ 176 00:17:47,960 --> 00:17:51,797 (御影)何故 お受け取りに なったのでござりまするか?! 177 00:17:51,797 --> 00:17:57,497 かように嫌みたらしい祝いの品を。 嫌みならば まだよい。 178 00:18:02,124 --> 00:18:07,146 あれは まこと 祝いをしに参ったのじゃ。 179 00:18:07,146 --> 00:18:16,305 ♪♪~ 180 00:18:16,305 --> 00:18:21,627 それは 姫様の厄災をはらう 天児にて…。 181 00:18:21,627 --> 00:18:24,146 忌々しい。 182 00:18:24,146 --> 00:18:30,136 ♪♪~ 183 00:18:30,136 --> 00:18:32,136 (院の近臣)なりませぬ! 184 00:18:34,140 --> 00:18:36,125 よさぬか! 185 00:18:36,125 --> 00:18:39,962 皇子を お産みしとうござりまする! 186 00:18:39,962 --> 00:18:44,967 何としても… 何としても 上皇様と私の皇子を! 187 00:18:44,967 --> 00:18:56,667 ♪♪~ 188 00:18:59,148 --> 00:19:03,148 (帝の近臣)佐藤義清 面を上げよ。 189 00:19:06,639 --> 00:19:14,463 帝は そなたの歌の才を聞き及び じきじきに お召しになった。 190 00:19:14,463 --> 00:19:18,763 (佐藤義清) 身に余る誉れにござります。 191 00:19:24,123 --> 00:19:34,967 (崇徳天皇)「瀬をはやみ→ 192 00:19:34,967 --> 00:19:44,960 岩にせかるる→ 193 00:19:44,960 --> 00:19:55,805 滝川の→ 194 00:19:55,805 --> 00:20:07,133 割れても末に→ 195 00:20:07,133 --> 00:20:18,633 逢はむとぞ思ふ」。 196 00:20:26,302 --> 00:20:30,639 「流れ速き川が 岩に ぶつかり→ 197 00:20:30,639 --> 00:20:33,476 2つに分かれるように→ 198 00:20:33,476 --> 00:20:37,129 別れ別れになった 2人ではあるが→ 199 00:20:37,129 --> 00:20:41,634 いつか また きっと 巡り逢おう」。 200 00:20:41,634 --> 00:20:47,973 そんな激しい恋の歌のように 聞こえまするが→ 201 00:20:47,973 --> 00:20:50,126 何故でござりましょう? 202 00:20:50,126 --> 00:20:54,630 その向こうに 何か別の思いが見えるような。→ 203 00:20:54,630 --> 00:20:59,969 もっと もっと狂おしい 何かを求める思いが。 204 00:20:59,969 --> 00:21:06,792 ♪♪~ 205 00:21:06,792 --> 00:21:08,992 (崇徳天皇)義清。 206 00:21:12,481 --> 00:21:16,135 次は いつ参る? 207 00:21:16,135 --> 00:21:21,190 ♪♪~ 208 00:21:21,190 --> 00:21:26,979 「割れても末に 逢はんとぞ思ふ」。 209 00:21:26,979 --> 00:21:32,801 じきじきの お声がけとは さすがの私も 身震いがしたよ。 210 00:21:32,801 --> 00:21:39,975 「割れても末に 逢はんとぞ思ふ」。 211 00:21:39,975 --> 00:21:43,312 して 何用あって来たのだ? 212 00:21:43,312 --> 00:21:49,468 いや その…。 213 00:21:49,468 --> 00:21:52,471 う~ん…。 (春子)ご無礼致しまする。 214 00:21:52,471 --> 00:21:57,476 ああ 春子。 これが いつも話しておる清盛だ。 215 00:21:57,476 --> 00:22:04,300 まあ 初めて お目にかかりまする。 春子にござりまする。 216 00:22:04,300 --> 00:22:07,800 (義清)妻だ。 おお そうか。 妻か。 217 00:22:09,371 --> 00:22:14,310 えっ?! えっ? えっ? えっ? えっ? えっ?! 218 00:22:14,310 --> 00:22:22,318 ♪♪~(琵琶) 219 00:22:22,318 --> 00:22:40,970 ♪♪~ 220 00:22:40,970 --> 00:22:47,293 それは まるで 光源氏と 明石の君ではござりませぬか! 221 00:22:47,293 --> 00:22:51,480 明石の君のお父上は 光る君を 明石にお招きして→ 222 00:22:51,480 --> 00:22:56,969 こう言うのです。 「住吉の神を頼みはじめ奉りて→ 223 00:22:56,969 --> 00:23:01,640 この18年になりはべりぬ。 ただ この人を→ 224 00:23:01,640 --> 00:23:06,478 高き本意叶へたまへと なむ念じはべる」。 225 00:23:06,478 --> 00:23:09,982 おお~ これは 時信様の姫君。 226 00:23:09,982 --> 00:23:13,302 明子様のお父君 お邪魔しておりまする。 227 00:23:13,302 --> 00:23:17,306 せんだっては お父上が ご装束を お貸し下さり 助かりました。 228 00:23:17,306 --> 00:23:19,475 それは ようござりました。 229 00:23:19,475 --> 00:23:24,530 その帰りに あの高貴なお方に 出会う事ができた。 230 00:23:24,530 --> 00:23:30,302 間違いありませぬ。 そのお方こそ 明子様の光る君。 231 00:23:30,302 --> 00:23:33,472 こうしては おられませぬ! お参りに行きましょう! 232 00:23:33,472 --> 00:23:46,635 ♪♪~ 233 00:23:46,635 --> 00:23:50,472 (かしわ手) 234 00:23:50,472 --> 00:23:57,980 どうか 再び 会えますように。 どうか どうか。 235 00:23:57,980 --> 00:24:02,634 (かしわ手) 236 00:24:02,634 --> 00:24:08,307 (時子)もし! そこを お空け頂きたいのですけれど。 237 00:24:08,307 --> 00:24:11,307 あぁ? 清盛様! 238 00:24:14,813 --> 00:24:16,799 あ… 明子殿! 239 00:24:16,799 --> 00:24:19,468 光る君? 240 00:24:19,468 --> 00:24:24,139 (明子)せんだっては ありがとうございました。 241 00:24:24,139 --> 00:24:29,628 いえ… こちらこそ ごちそうに あずかりまして。 242 00:24:29,628 --> 00:24:33,132 あの時の雀男! 雀男? 243 00:24:33,132 --> 00:24:37,469 (時子)あなたのおかげで 私は 光源氏に会い損ねたのです。 244 00:24:37,469 --> 00:24:39,955 何なのじゃ? そなたは。 245 00:24:39,955 --> 00:24:42,255 では 私は。 246 00:24:50,632 --> 00:24:52,634 どけ! 247 00:24:52,634 --> 00:24:56,955 ♪♪~ 248 00:24:56,955 --> 00:24:58,955 明子殿。 249 00:25:02,644 --> 00:25:05,297 何か? 250 00:25:05,297 --> 00:25:09,301 いや… その…。 251 00:25:09,301 --> 00:25:17,793 ♪♪~ 252 00:25:17,793 --> 00:25:20,813 船に乗った事がござるか? 253 00:25:20,813 --> 00:25:22,813 船? 254 00:25:24,967 --> 00:25:29,967 いえ。 あっ… さようか。 255 00:25:34,143 --> 00:25:37,646 お乗りになったので ござりますか? 256 00:25:37,646 --> 00:25:39,965 ええ。 西海にて。 257 00:25:39,965 --> 00:25:44,636 西海? 見た事が おありなのですか? 海を。 258 00:25:44,636 --> 00:25:49,975 お乗りになったのですか? 船に。 ええ… はい。 259 00:25:49,975 --> 00:25:53,645 どんな船にござりまするか? 260 00:25:53,645 --> 00:25:59,635 最初は 漁師の小舟。 次に 荷を運ぶ大きな船。 261 00:25:59,635 --> 00:26:02,971 そして 唐船にも。 唐船? 262 00:26:02,971 --> 00:26:07,643 討伐の折 海賊たちに さらわれてしまって。 263 00:26:07,643 --> 00:26:14,466 全く 死ぬかと思うたが 一門の者たちに救われ→ 264 00:26:14,466 --> 00:26:19,304 命からがら帰ってまいったのじゃ。 265 00:26:19,304 --> 00:26:24,810 しかし 唐船は 実に見事なものでござった。 266 00:26:24,810 --> 00:26:30,299 かよう~に大きな船が 風の力のみにて→ 267 00:26:30,299 --> 00:26:33,152 す~っと進んでゆくのじゃ。 268 00:26:33,152 --> 00:26:36,305 ああ このまま風を切って 進んでゆけば→ 269 00:26:36,305 --> 00:26:40,142 宋へ渡れるのではないか。 いや 宋だけではない。 270 00:26:40,142 --> 00:26:43,312 更に その彼方の まだ見ぬ者たちとの出会いが→ 271 00:26:43,312 --> 00:26:45,612 あるのではないか! 272 00:26:47,633 --> 00:26:51,637 あっ すまぬ。 つまらぬ話を。 273 00:26:51,637 --> 00:26:56,308 いえ 面白うござります。 274 00:26:56,308 --> 00:27:01,308 まるで 夢の中のお話のようで。 275 00:27:02,965 --> 00:27:05,968 夢? 276 00:27:05,968 --> 00:27:08,268 では これにて。 277 00:27:10,639 --> 00:27:12,639 あっ…。 278 00:27:14,960 --> 00:27:18,463 父の申した事は→ 279 00:27:18,463 --> 00:27:21,163 お忘れになって下さりませ。 280 00:27:30,475 --> 00:27:33,295 (宗子)清盛に妻を? 281 00:27:33,295 --> 00:27:39,968 (家成)ええ。 幾人かの公卿や 院の側近が 是非 娘をと。 282 00:27:39,968 --> 00:27:43,305 いずれも 名のある家の娘です。 283 00:27:43,305 --> 00:27:48,360 まとまれば 平氏は ますます 勢いづくでしょう。 284 00:27:48,360 --> 00:27:54,800 ありがとう存じます。 殿も きっと お喜びになりまする。 285 00:27:54,800 --> 00:28:03,976 忠盛殿よりも 我が いとこ殿に 喜んで頂きとうて参ったのですよ。 286 00:28:03,976 --> 00:28:06,962 私に? 287 00:28:06,962 --> 00:28:11,466 若く美しい 我が いとこ 宗子殿が→ 288 00:28:11,466 --> 00:28:14,303 忠盛殿の妻となり→ 289 00:28:14,303 --> 00:28:19,358 何かと噂の赤子の母となると 聞いた時は→ 290 00:28:19,358 --> 00:28:23,658 たいそう 気をもんだものです。 291 00:28:25,647 --> 00:28:33,347 もう 肩の荷を下ろしても よいのではありませぬか? 292 00:28:39,645 --> 00:29:37,803 ♪♪~ 293 00:29:37,803 --> 00:29:39,803 よし! 294 00:29:42,307 --> 00:29:46,461 (時子)明子様の気の進まない訳が よう分かりました。→ 295 00:29:46,461 --> 00:29:50,132 あんな光らない君 いくら平氏の御曹司でも→ 296 00:29:50,132 --> 00:29:54,469 誰が 妻になど なりたいものですか! 297 00:29:54,469 --> 00:29:59,307 (明子)海の話をして下さりました。 298 00:29:59,307 --> 00:30:06,465 海や船や… 海賊の話。 299 00:30:06,465 --> 00:30:10,969 まあ! 女子に そんな 恐ろしげな話をしたのですか?! 300 00:30:10,969 --> 00:30:13,305 一体 どこまで 不作法なのでしょう? 301 00:30:13,305 --> 00:30:17,959 明子! 明子! ふ… ふ… 文じゃ! 302 00:30:17,959 --> 00:30:21,259 清盛様から お前に。 303 00:30:25,801 --> 00:30:34,960 「からふねの 風なき夜の ここちして→ 304 00:30:34,960 --> 00:30:40,260 ゆくも戻るも 君ぞ知るべし」。 305 00:30:45,036 --> 00:30:47,622 (義清) 「風のない夜の唐船のように→ 306 00:30:47,622 --> 00:30:52,294 このままでは 進む事も戻る事もかなわぬ。→ 307 00:30:52,294 --> 00:30:56,798 この恋の行方は あなた次第」。 308 00:30:56,798 --> 00:30:59,301 唐船の「から」と 空虚なる心の「から」を→ 309 00:30:59,301 --> 00:31:03,638 ひそかに 掛けてみたのだ。 まあ 会心の出来とは言えぬが→ 310 00:31:03,638 --> 00:31:07,309 これぐらいで よかろう。 311 00:31:07,309 --> 00:31:11,963 (家人)殿。 ご返歌を 頂戴してまいりました。 312 00:31:11,963 --> 00:31:13,965 (義清)来たか。 313 00:31:13,965 --> 00:31:15,965 いや 待て! 314 00:31:20,639 --> 00:31:23,975 「小夜あけて→ 315 00:31:23,975 --> 00:31:29,965 ゆくえあやまつ からのふね→ 316 00:31:29,965 --> 00:31:37,965 めざめし君の ひとり揺れけむ」。 317 00:31:40,809 --> 00:31:42,961 なるほど。 318 00:31:42,961 --> 00:31:46,631 おい さっぱり分からんぞ。 アハハハハ! 319 00:31:46,631 --> 00:31:49,634 まあ 「夜が明け 目を覚ましてみると→ 320 00:31:49,634 --> 00:31:53,638 行く先の間違えた船に 女の姿はなく 空っぽで→ 321 00:31:53,638 --> 00:31:56,638 己一人 揺れてる事に 気が付くだろう」と。 322 00:31:59,461 --> 00:32:02,147 断られておるではないか! いかがするつもりじゃ?! 323 00:32:02,147 --> 00:32:07,347 焦るな。 こういった駆け引きを 楽しむのが 恋というものだ。 324 00:32:08,970 --> 00:32:15,670 (猫の鳴き声) 325 00:32:27,472 --> 00:32:34,963 (時子)なかなか 物語のようには うまくいかないものなのですね。 326 00:32:34,963 --> 00:32:42,663 明石の君は 雅な光る君に思われ 幸せな人生を送るのに。 327 00:32:44,623 --> 00:32:51,146 一体 明石の君は…→ 328 00:32:51,146 --> 00:32:54,146 幸せだったのでしょうか? 329 00:32:57,302 --> 00:33:01,102 かように 身分違いの恋をして。 330 00:33:12,300 --> 00:33:15,000 お頼み申~す! 331 00:33:16,638 --> 00:33:19,638 平清盛にござる! 332 00:33:23,628 --> 00:33:30,302 申し訳ござりませぬ。 歌に長じた友に 代作を頼むなど→ 333 00:33:30,302 --> 00:33:32,637 ご無礼にも程があったと 悔やんでおります。 334 00:33:32,637 --> 00:33:36,625 いや こちらこそ 失礼な返歌をば。 335 00:33:36,625 --> 00:33:42,314 くだくだと歌など交わすのは 性に合わぬ。 336 00:33:42,314 --> 00:33:46,151 断るならば 面と向かって きっぱりと→ 337 00:33:46,151 --> 00:33:49,151 断って頂きとうござります。 338 00:33:52,307 --> 00:33:56,307 では 遠慮のう申し上げまする。 339 00:33:58,296 --> 00:34:04,596 私は あなた様のお気持ちに 応える事はできませぬ。 340 00:34:07,639 --> 00:34:11,293 申し訳ござりませぬ。 341 00:34:11,293 --> 00:34:15,630 (基章)明子! 父の思いが分からぬか?!→ 342 00:34:15,630 --> 00:34:17,632 そなたの行く末を思うて→ 343 00:34:17,632 --> 00:34:21,303 長年 住吉明神に 願い続けてまいったのだぞ! 344 00:34:21,303 --> 00:34:27,142 それゆえにござりまする。 何だと? 345 00:34:27,142 --> 00:34:32,631 父上は 住吉様に おすがりせねば→ 346 00:34:32,631 --> 00:34:37,302 私が幸せになれぬと お思いにござりましょう? 347 00:34:37,302 --> 00:34:41,306 さような事は申しておらぬ。 いいえ! 348 00:34:41,306 --> 00:34:46,978 父上は そう おっしゃり続けていたのです。 349 00:34:46,978 --> 00:34:53,301 幼い頃より 毎日毎日。 350 00:34:53,301 --> 00:34:59,301 それゆえ 「学問を身につけよ。 琵琶の腕を磨け」と。 351 00:35:03,128 --> 00:35:07,649 清盛様のお申し出に お応えしたところで→ 352 00:35:07,649 --> 00:35:15,457 きっと私は くよくよと 思い悩みましょう。 353 00:35:15,457 --> 00:35:19,627 まこと 私は思われておるのか→ 354 00:35:19,627 --> 00:35:26,127 それとも 住吉様のお力にすぎぬのか。 355 00:35:29,471 --> 00:35:34,271 さような一生を 私は送りとうござりませぬ。 356 00:35:36,628 --> 00:35:41,633 生涯 一人だったとしても→ 357 00:35:41,633 --> 00:35:47,972 お告げなどに惑わされずに 生きていきたい。 358 00:35:47,972 --> 00:35:51,643 それこそが→ 359 00:35:51,643 --> 00:35:54,643 私の幸せにござりまする! 360 00:35:57,799 --> 00:35:59,999 見くびるでない。 361 00:36:05,140 --> 00:36:10,145 俺が 住吉明神のお導きで→ 362 00:36:10,145 --> 00:36:13,145 そなたを思うておると申すか? 363 00:36:19,471 --> 00:36:21,671 見くびるでないぞ~! 364 00:36:23,475 --> 00:36:32,300 俺は そなたと会うた時 なんと清げなる女かと思うた! 365 00:36:32,300 --> 00:36:39,641 そなたの夕餉を食い 毎日 食いたいと思うた! 366 00:36:39,641 --> 00:36:47,482 海賊や唐船の話に 目を輝かせている そなたを見て→ 367 00:36:47,482 --> 00:36:52,782 生涯 俺のそばにおってほしいと 思うた! 368 00:36:54,973 --> 00:37:00,645 俺は 俺の心に従い→ 369 00:37:00,645 --> 00:37:05,633 そなたを妻にしたいと 申しておるのじゃ! 370 00:37:05,633 --> 00:37:20,698 ♪♪~ 371 00:37:20,698 --> 00:37:22,698 海に…。 372 00:37:25,637 --> 00:37:28,637 海に行きとうござりまする。 373 00:37:31,810 --> 00:37:39,484 海へ行って 船に乗って…→ 374 00:37:39,484 --> 00:37:42,484 見てみとうござりまする。 375 00:37:45,640 --> 00:37:51,629 清盛様の目に映る 広い広い世を。 376 00:37:51,629 --> 00:37:59,304 ♪♪~ 377 00:37:59,304 --> 00:38:04,626 お供… させて頂けまするか? 378 00:38:04,626 --> 00:38:13,301 ♪♪~ 379 00:38:13,301 --> 00:38:16,804 きっとじゃ。 380 00:38:16,804 --> 00:38:21,626 きっと そなたを海へ→ 381 00:38:21,626 --> 00:38:26,965 広うて 面白い世へ→ 382 00:38:26,965 --> 00:38:28,967 連れてってやる。 383 00:38:28,967 --> 00:38:59,314 ♪♪~ 384 00:38:59,314 --> 00:39:04,614 「雀の子を 犬君が逃がしつる」。 385 00:39:08,306 --> 00:39:13,361 「伏籠の中に 込めたりつるものを」。 386 00:39:13,361 --> 00:39:21,135 ♪♪~ 387 00:39:21,135 --> 00:39:25,640 (忠盛)高階基章殿。 (基章)はっ。 388 00:39:25,640 --> 00:39:28,643 (忠盛)右近衛将監と伺っておるが。 389 00:39:28,643 --> 00:39:31,296 さようにござりまする。 390 00:39:31,296 --> 00:39:38,469 (忠正)右近衛将監。 たかだか 正六位ではないか。 391 00:39:38,469 --> 00:39:43,958 (家貞)清盛様 今が どういう時であるか→ 392 00:39:43,958 --> 00:39:47,312 分かっておいででしょうな? 393 00:39:47,312 --> 00:39:50,632 いかなる家と結ばれるかで→ 394 00:39:50,632 --> 00:39:58,473 一門の行く末が 決まってくるのでござりますよ。 395 00:39:58,473 --> 00:40:01,626 承知しておる。 396 00:40:01,626 --> 00:40:06,648 されど 位が違うからと→ 397 00:40:06,648 --> 00:40:11,135 共に生きてゆく事が 許されぬとすれば→ 398 00:40:11,135 --> 00:40:13,635 それは おかしいと思う。 399 00:40:18,960 --> 00:40:24,983 勝手を申して 皆には 迷惑をかけるやもしれぬが→ 400 00:40:24,983 --> 00:40:29,804 どうか お許しを頂きたく→ 401 00:40:29,804 --> 00:40:32,804 お願い申し上げまする。 402 00:40:37,979 --> 00:40:39,979 清盛。 403 00:40:43,301 --> 00:40:46,601 何故 この娘を いとしく思う? 404 00:40:49,307 --> 00:40:57,298 明子殿は つまらぬ戯言に 惑わされる事なく→ 405 00:40:57,298 --> 00:41:04,305 どんな事も おのが力で 乗り越えようとする女子です。 406 00:41:04,305 --> 00:41:06,958 かような お人と→ 407 00:41:06,958 --> 00:41:11,295 楽しき時も 苦しき時も→ 408 00:41:11,295 --> 00:41:15,299 共に 面白う生きていきたい。 409 00:41:15,299 --> 00:41:18,599 そう思いましてござりまする。 410 00:41:30,365 --> 00:41:32,565 分かった。 411 00:41:35,970 --> 00:41:39,307 高階明子を→ 412 00:41:39,307 --> 00:41:42,643 清盛の妻に迎える。 413 00:41:42,643 --> 00:41:46,297 ♪♪~ 414 00:41:46,297 --> 00:41:49,634 ありがとうござりまする。 415 00:41:49,634 --> 00:41:54,972 ♪♪~ 416 00:41:54,972 --> 00:42:00,044 (家盛)兄上 おめでとうござりまする! 417 00:42:00,044 --> 00:42:03,131 ありがとう 家盛。 418 00:42:03,131 --> 00:42:10,972 ♪♪~ 419 00:42:10,972 --> 00:42:14,475 兄上を→ 420 00:42:14,475 --> 00:42:18,775 よろしゅうお願い致しまする 義姉上。 421 00:42:21,966 --> 00:42:25,303 義父上。 422 00:42:25,303 --> 00:42:28,956 <分け隔てのある世に 疑念を抱いた→ 423 00:42:28,956 --> 00:42:34,645 若き清盛らしい決断であった。→ 424 00:42:34,645 --> 00:42:39,634 だが これは 平氏一門 各人の胸に→ 425 00:42:39,634 --> 00:42:42,470 さまざまな波紋を投げかけ→ 426 00:42:42,470 --> 00:42:49,170 清盛に 更なる試練を与える 決断でもあった> 427 00:42:52,463 --> 00:43:00,638 ♪♪「遊びをせんとや」 428 00:43:00,638 --> 00:43:06,961 ♪♪「生まれけむ」 429 00:43:06,961 --> 00:43:08,961 ♪♪「戯れ」 430 00:43:12,300 --> 00:43:14,300 おお 宗子。 431 00:43:16,621 --> 00:43:20,958 よろしいのでござりますね? 432 00:43:20,958 --> 00:43:27,965 家成様の持ってきて下さった お話を お断りして。 433 00:43:27,965 --> 00:43:29,965 ああ。 434 00:43:34,639 --> 00:43:36,641 すまぬが そうしてくれ。 435 00:43:36,641 --> 00:43:53,307 ♪♪~ 436 00:43:53,307 --> 00:43:56,811 なんと豊かで 生き生きとしておるのじゃ! 437 00:43:56,811 --> 00:43:59,463 近頃の都は 乱れきっております。 438 00:43:59,463 --> 00:44:03,801 徹底して 粛正致します。 439 00:44:03,801 --> 00:44:06,137 盗んだ品々にて 商売を始めたのか? 440 00:44:06,137 --> 00:44:08,139 あっ! お前ら! 441 00:44:08,139 --> 00:44:10,141 ここで買うた事は内密にな! 442 00:44:10,141 --> 00:44:12,960 そばに おってくれ。 取るに足らぬ小さきものが→ 443 00:44:12,960 --> 00:44:15,313 国を豊かにしてくれるやも しれぬのです! 444 00:44:15,313 --> 00:44:17,313 けしからぬ。 445 00:44:18,966 --> 00:44:21,636 <大阪市住吉区。→ 446 00:44:21,636 --> 00:44:25,456 1,800年の歴史を誇る住吉大社は→ 447 00:44:25,456 --> 00:44:27,808 古来より 海の神として→ 448 00:44:27,808 --> 00:44:33,464 航海の安全を祈る人々に 厚く敬われてきました。→ 449 00:44:33,464 --> 00:44:37,301 嘉応元年 1169年には→ 450 00:44:37,301 --> 00:44:39,637 平清盛も参詣し→ 451 00:44:39,637 --> 00:44:42,937 馬や黄金を奉納したと 記されています> 452 00:44:45,309 --> 00:44:50,364 <清盛が生きた時代に流行した 「源氏物語」。→ 453 00:44:50,364 --> 00:44:53,968 光源氏と明石の君の 身分違いの恋が→ 454 00:44:53,968 --> 00:44:58,639 この社を舞台に描かれました。→ 455 00:44:58,639 --> 00:45:03,311 一方 「平家物語」では ここ 住吉大社から→ 456 00:45:03,311 --> 00:45:06,797 平家滅亡を暗示させる矢が 飛び去り→ 457 00:45:06,797 --> 00:45:09,133 壇の浦の戦いを前に→ 458 00:45:09,133 --> 00:45:13,833 後白河法皇を喜ばせたと 記されています> 459 00:45:17,308 --> 00:45:21,629 <住吉大社は 平家の栄枯盛衰を→ 460 00:45:21,629 --> 00:45:24,629 見つめてきたのです>