1 00:00:33,760 --> 00:00:36,413 近頃の都は 乱れきっております。 2 00:00:36,413 --> 00:00:41,768 <曲がった事を 何よりも嫌う この人。→ 3 00:00:41,768 --> 00:00:47,424 貴族の頂点に立つ 藤原摂関家の超エリートです。→ 4 00:00:47,424 --> 00:00:50,410 成り上がる兵士を 押さえ込もうとする 頼長が→ 5 00:00:50,410 --> 00:00:54,764 清盛の前に 立ちはだかります> 6 00:00:54,764 --> 00:00:58,764 徹底して 粛正致します。 7 00:01:04,924 --> 00:01:06,924 (平清盛)おお~! 8 00:01:13,433 --> 00:01:15,752 おお~ おお~。 9 00:01:15,752 --> 00:01:17,752 おお~。 10 00:01:22,592 --> 00:01:25,929 これが 宋との商いの場か。 11 00:01:25,929 --> 00:01:28,581 (オウム)アリガトウゴザリマス。 アリガトウゴザリマス。 12 00:01:28,581 --> 00:01:32,752 何じゃ? こいつは。 しゃべったぞ。 13 00:01:32,752 --> 00:01:36,089 (平家貞)この珍鳥が お気に召されましたか? うむ! 14 00:01:36,089 --> 00:01:38,091 では 取り引きをして さしあげましょう。 15 00:01:38,091 --> 00:01:40,093 取り引きじゃと? (家貞)はい。 16 00:01:40,093 --> 00:01:42,762 米も用意してきておらぬのにか? これは いくらじゃ? 17 00:01:42,762 --> 00:01:47,433 10貫にござります。 10貫?! 馬が買えるではないか! 18 00:01:47,433 --> 00:01:50,587 (家貞)ひとまず これ。 残りは 館にて支払う。 19 00:01:50,587 --> 00:01:53,423 ありがとうござ…。 これは? 20 00:01:53,423 --> 00:01:56,092 宋の銭。 宋銭でござります。 21 00:01:56,092 --> 00:01:58,578 宋銭? 22 00:01:58,578 --> 00:02:01,431 かようなもので 取り引きが成り立つのか? 23 00:02:01,431 --> 00:02:06,431 (兎丸)お前 そんな事も 知らへんのか?! アホちゃう? 24 00:02:09,422 --> 00:02:15,745 (源頼朝)<貿易 そして 宋銭。→ 25 00:02:15,745 --> 00:02:21,584 清盛は 後の国造りの 基となるものとの→ 26 00:02:21,584 --> 00:02:23,753 出会いを果たした> 27 00:02:23,753 --> 00:02:28,591 なんと豊かで 生き生きとしておるのじゃ! 28 00:02:28,591 --> 00:02:30,593 アハハハハ! 29 00:02:30,593 --> 00:02:47,760 ♪♪~(テーマ音楽) 30 00:02:47,760 --> 00:05:06,560 ♪♪~ 31 00:05:37,597 --> 00:05:40,767 (周新)多謝。 いつもありがとうございます。→ 32 00:05:40,767 --> 00:05:43,920 平氏は 高く たくさん買うてくれるゆえ→ 33 00:05:43,920 --> 00:05:47,757 皆 喜んでおります。 (家貞)な~に 周新。→ 34 00:05:47,757 --> 00:05:50,093 そなたには いろいろと世話になる。 35 00:05:50,093 --> 00:05:55,093 これからも よろしゅう頼む。 かしこまりました。 36 00:06:00,420 --> 00:06:05,742 いや~ なんと うまそうな唐果物じゃ! 37 00:06:05,742 --> 00:06:11,764 おい 家貞さんよ つかぬ事を お伺いするけどな→ 38 00:06:11,764 --> 00:06:14,751 何で 役人の立ち会いなしに こんな事ができるねん? 39 00:06:14,751 --> 00:06:17,253 (平盛国)私も 不思議に思うておりました。 40 00:06:17,253 --> 00:06:20,256 宋との交易は 太宰府を通さねばできぬと→ 41 00:06:20,256 --> 00:06:22,742 教わりましたゆえ。 42 00:06:22,742 --> 00:06:26,442 これにはの からくりがあるのじゃ。 43 00:06:33,753 --> 00:06:37,757 こちらは 備前守 平忠盛様じゃ。 44 00:06:37,757 --> 00:06:43,096 院より この神崎荘の 院司を仰せつかっておられる。 45 00:06:43,096 --> 00:06:45,581 (平忠盛)この神崎荘において→ 46 00:06:45,581 --> 00:06:48,918 太宰府が 宋との商いに 関わってはならぬ。 47 00:06:48,918 --> 00:06:52,088 (家貞)恐れ多くも 院宣なるぞ! 48 00:06:52,088 --> 00:06:56,425 (太宰府役人) 「神崎荘 関わる貿易→ 49 00:06:56,425 --> 00:07:00,429 太宰府 関わる事 禁ず」。 50 00:07:00,429 --> 00:07:02,932 (盛国)院宣とは? 51 00:07:02,932 --> 00:07:07,587 上皇様 御自らが出された 沙汰書の事じゃ。 52 00:07:07,587 --> 00:07:11,924 大殿様が 上皇様から お預かりになられたと。 53 00:07:11,924 --> 00:07:15,411 まあ それは大嘘にて。 (盛国)はっ? 54 00:07:15,411 --> 00:07:20,500 殿が 偽造なされたのじゃ。 偽造?! 55 00:07:20,500 --> 00:07:24,587 (家貞)すなわち これは ひそかなる商いにて→ 56 00:07:24,587 --> 00:07:29,587 お上の目を盗んで 行っておる事なのでござります。 57 00:07:33,429 --> 00:07:38,434 なんと まあ 父上の肝の据わっておる事よ! 58 00:07:38,434 --> 00:07:41,921 なるほど。 すさみきった都で→ 59 00:07:41,921 --> 00:07:45,591 平氏だけが潤ってるっていうのは そういう事か。→ 60 00:07:45,591 --> 00:07:49,745 くそ忠盛が。 海賊より たち悪いで。 61 00:07:49,745 --> 00:07:54,250 (平維綱) こちらが取り引きをした宋の品々。 62 00:07:54,250 --> 00:07:58,087 そして こちらが 米にござりまする。→ 63 00:07:58,087 --> 00:08:03,409 宋の珍品を王家に献上する事で よき国が与えられる。 64 00:08:03,409 --> 00:08:07,079 その国で得た米で また 宋と商いをする。 65 00:08:07,079 --> 00:08:13,252 あるいは 王家のために 寺社を造営し奉る。 66 00:08:13,252 --> 00:08:18,324 (平家盛)さようにして 父上は 財を蓄えてきたという事か。 67 00:08:18,324 --> 00:08:22,762 家貞様が要となって 進めてきた事にござります。 68 00:08:22,762 --> 00:08:25,932 だから 今 兄上たちは 博多へ行っておるのだな。 69 00:08:25,932 --> 00:08:33,089 (平忠正)貴重なる財の源とはいえ 所詮は 法に背く商い。 70 00:08:33,089 --> 00:08:35,591 はみだし者どもの 使いみちとしては→ 71 00:08:35,591 --> 00:08:39,095 ちょうどよいという事じゃ。 72 00:08:39,095 --> 00:08:46,586 独り善がりな大義を掲げては 漁師や海賊を郎党とする。 73 00:08:46,586 --> 00:08:50,756 身分低き女子を妻とする。 74 00:08:50,756 --> 00:08:57,096 清盛は 所詮 嫡男の器ではない。 75 00:08:57,096 --> 00:09:05,796 平氏の行く末は 家盛 お前にかかっていると心得よ。 76 00:09:09,425 --> 00:09:24,490 ♪♪~ 77 00:09:24,490 --> 00:09:32,748 (鳥羽上皇)中納言 返す返すも 見事な菊じゃ。 78 00:09:32,748 --> 00:09:35,101 苦しゅうない。 79 00:09:35,101 --> 00:09:39,255 (藤原宗輔)ありがたきお言葉。 80 00:09:39,255 --> 00:09:48,097 (鳥羽上皇)さあ 皆で 不老長寿の仙薬 菊酒を頂こうぞ。 81 00:09:48,097 --> 00:09:58,758 ♪♪~ 82 00:09:58,758 --> 00:10:04,764 私は 不老長寿など望まぬ。 83 00:10:04,764 --> 00:10:09,752 (宗輔)フフフ 大納言様らしいお言葉。 84 00:10:09,752 --> 00:10:13,923 そもそも 何故 庭に 菊など敷きつめる? 85 00:10:13,923 --> 00:10:20,746 (宗輔)菊は 得子様の ご所望によるものにござりまする。 86 00:10:20,746 --> 00:10:26,435 何しろ 院は 政の障りになるほどに→ 87 00:10:26,435 --> 00:10:32,758 得子様を ご寵愛なさっておいでに ござりまするゆえ。 88 00:10:32,758 --> 00:10:35,761 情けなき事よ。 89 00:10:35,761 --> 00:10:41,917 (藤原公重)上皇様 この見事な菊をめでる歌など→ 90 00:10:41,917 --> 00:10:46,417 誰かに詠ませては いかがにござりましょうか? 91 00:10:48,758 --> 00:10:52,762 誰ぞ 詠む者はおるか? 92 00:10:52,762 --> 00:11:00,936 (公重)おそれながら 佐藤義清は いかがにござりましょう? 93 00:11:00,936 --> 00:11:04,740 面白い。 近う寄れ。 94 00:11:04,740 --> 00:11:17,740 ♪♪~ 95 00:11:22,575 --> 00:11:30,750 (佐藤義清)「君が住む→ 96 00:11:30,750 --> 00:11:39,425 宿のつぼをば→ 97 00:11:39,425 --> 00:11:49,485 菊ぞかざる→ 98 00:11:49,485 --> 00:11:56,092 ひじりのみやと→ 99 00:11:56,092 --> 00:12:06,792 いふべかるらむ」。 100 00:12:11,424 --> 00:12:14,760 アハハハハハ! 101 00:12:14,760 --> 00:12:20,266 なんと。 ここを「聖なる住まい」と 詠んだか。→ 102 00:12:20,266 --> 00:12:24,086 アハハハ! これは よい。 103 00:12:24,086 --> 00:12:28,424 何とも 媚びへつろうた歌じゃ。 104 00:12:28,424 --> 00:12:30,724 気分が悪い。 105 00:12:33,929 --> 00:12:37,099 この青白磁の酒器は? 106 00:12:37,099 --> 00:12:44,099 宋の逸品にござりまする。 平清盛よりの献上品だとか。 107 00:12:50,095 --> 00:12:52,895 (頼長)平清盛…。 108 00:12:55,084 --> 00:12:57,086 明子~! 109 00:12:57,086 --> 00:13:01,757 ♪♪~ 110 00:13:01,757 --> 00:13:04,426 明子~! 明子~! 111 00:13:04,426 --> 00:13:07,263 殿! おお。 みんな 元気であったか? 112 00:13:07,263 --> 00:13:09,248 (一同)お帰りなさりませ。 113 00:13:09,248 --> 00:13:11,267 大事ないか? (一同)はい! 114 00:13:11,267 --> 00:13:14,770 おお 明子! 115 00:13:14,770 --> 00:13:16,755 (明子)お帰りなさりませ。 116 00:13:16,755 --> 00:13:22,428 明子 まこと博多は かの国に 最も近き場所であった。 117 00:13:22,428 --> 00:13:26,248 唐船が行き来して 珍しき品々があふれ→ 118 00:13:26,248 --> 00:13:32,254 何か 面白き事ができそうな気配が 満ち満ちておったぞ! 119 00:13:32,254 --> 00:13:35,954 あっ そうじゃ。 これを そなたに。 120 00:13:41,764 --> 00:13:46,268 まあ なんと美しい! 121 00:13:46,268 --> 00:13:49,421 それは 宋国の品じゃ。 122 00:13:49,421 --> 00:13:54,760 ありがとうござります。 大切に使いまする。 123 00:13:54,760 --> 00:13:56,745 お前にも…。 124 00:13:56,745 --> 00:13:59,098 (盛国)北の方様には きっと お似合いになりましょう。 125 00:13:59,098 --> 00:14:02,251 あっ おい こら 盛国! 俺が言おうとしておったのに! 126 00:14:02,251 --> 00:14:05,254 すぐに お伝えせぬのが 悪うござりまする。 127 00:14:05,254 --> 00:14:10,743 (笑い声) 128 00:14:10,743 --> 00:14:12,761 う~ん! 129 00:14:12,761 --> 00:14:17,433 (家貞)殿のお考えどおり 清盛様は→ 130 00:14:17,433 --> 00:14:25,925 宋との ひそかなる商いに 興味津々でござりまする。 131 00:14:25,925 --> 00:14:31,747 (忠盛)新しきもの 珍しきもの→ 132 00:14:31,747 --> 00:14:36,819 心躍るもの ハラハラするもの。 133 00:14:36,819 --> 00:14:41,757 清盛の大好物ゆえな。 はい。 134 00:14:41,757 --> 00:14:45,557 まあ 少しずつ 商いを覚えるがよい。 135 00:15:04,263 --> 00:15:09,752 切っておけ。 庭師には暇を出せ。 136 00:15:09,752 --> 00:15:11,752 ははっ。 137 00:15:15,574 --> 00:15:17,774 ご無礼致します。 138 00:15:19,578 --> 00:15:23,916 頼長。 (頼長)兄上。 139 00:15:23,916 --> 00:15:28,754 頼長。 (頼長)父上。 140 00:15:28,754 --> 00:15:35,761 院の菊の宴には そなた一人 参らせて すまなんだな。 141 00:15:35,761 --> 00:15:42,251 大事なる用にて 内裏に参っておったのじゃ。 142 00:15:42,251 --> 00:15:44,420 喜べ。 143 00:15:44,420 --> 00:15:50,092 年内に そなたが 内大臣に 任ぜられる事が決まった。→ 144 00:15:50,092 --> 00:15:56,092 そなたこそが 我ら藤原摂関家 復権の要となろう。 145 00:15:58,083 --> 00:16:02,421 頼長 もう少し喜んでは いかがじゃ? 146 00:16:02,421 --> 00:16:05,591 喜んでなどおれませぬ。 147 00:16:05,591 --> 00:16:09,428 近頃の都は 乱れきっております。 148 00:16:09,428 --> 00:16:14,266 その上 それを正すべき院が 若き側女に入れ込まれ→ 149 00:16:14,266 --> 00:16:19,088 政に心が入らぬとは もっての外。 150 00:16:19,088 --> 00:16:22,257 内大臣になった暁には→ 151 00:16:22,257 --> 00:16:27,746 徹底して 粛正致します。 152 00:16:27,746 --> 00:16:37,423 ♪♪~ 153 00:16:37,423 --> 00:16:40,423 (得子)春には生まれましょう。 154 00:16:42,077 --> 00:16:45,914 春か…。 155 00:16:45,914 --> 00:16:49,914 庭には 水仙が 咲き乱れておろうな。 156 00:16:51,754 --> 00:16:54,757 嫌ですわ。 157 00:16:54,757 --> 00:17:00,763 水仙は 皆 菊に 植え替えたではござりませぬか。 158 00:17:00,763 --> 00:17:06,418 そうか。 そうであったな。 159 00:17:06,418 --> 00:17:15,744 ♪♪~ 160 00:17:15,744 --> 00:17:21,744 (璋子)ここは 前は 水仙が植えてあったはずだが。 161 00:17:24,586 --> 00:17:26,586 (堀河局)はい。 162 00:17:28,424 --> 00:17:32,261 おかしなものじゃ。 163 00:17:32,261 --> 00:17:38,917 ここに咲いておった時には さほど 気にも留めなんだのに→ 164 00:17:38,917 --> 00:17:42,421 無うなってみると→ 165 00:17:42,421 --> 00:17:50,262 あの姿が 香りが 懐かしく忍ばれる。 166 00:17:50,262 --> 00:18:02,257 ♪♪~ 167 00:18:02,257 --> 00:18:05,577 (帝の近臣)帝は そなたが→ 168 00:18:05,577 --> 00:18:13,936 院の御前にて 歌を詠んだとは まことかと お尋ねである。 169 00:18:13,936 --> 00:18:17,739 (義清)はい。 菊の庭を詠めとの仰せにて。 170 00:18:17,739 --> 00:18:21,426 (崇徳天皇)許さぬ! 171 00:18:21,426 --> 00:18:27,432 鳥羽の院の前で詠むなど…→ 172 00:18:27,432 --> 00:18:29,418 許さぬ。 173 00:18:29,418 --> 00:18:31,920 帝は ご気分が すぐれぬ。 174 00:18:31,920 --> 00:18:36,258 (崇徳天皇)義清 近う寄れ。 175 00:18:36,258 --> 00:18:41,263 (近臣)帝。 近う! 近う! 176 00:18:41,263 --> 00:18:51,590 ♪♪~ 177 00:18:51,590 --> 00:18:56,411 鳥羽の院は 朕を遠ざけておる。 178 00:18:56,411 --> 00:19:01,083 叔父子と呼んで 忌み嫌うておる。 179 00:19:01,083 --> 00:19:08,090 我が母 璋子の 奔放なる振る舞いのために。 180 00:19:08,090 --> 00:19:15,430 璋子様は 先の院が 御自ら育てられたのです。→ 181 00:19:15,430 --> 00:19:19,430 心も… 体も。 182 00:19:24,089 --> 00:19:26,089 義清。 183 00:19:28,927 --> 00:19:34,727 信じられるのは そなただけじゃ。 184 00:19:37,753 --> 00:19:41,757 そばに おってくれ。 185 00:19:41,757 --> 00:19:46,457 朕を 一人にせんでくれ。 186 00:19:49,264 --> 00:19:55,087 義清は きっと→ 187 00:19:55,087 --> 00:19:57,887 帝を お守り致しまする! 188 00:20:15,090 --> 00:20:20,596 何か面白き事が できぬものかのう。 189 00:20:20,596 --> 00:20:22,596 おお… あっ。 190 00:20:29,087 --> 00:20:31,587 申し訳ござりませぬ。 191 00:20:33,926 --> 00:20:35,911 ありがとうござります。 192 00:20:35,911 --> 00:20:38,430 ≪(盛国)清盛様! 193 00:20:38,430 --> 00:20:41,767 清盛様。 盛国 いかがした? 194 00:20:41,767 --> 00:20:43,752 急ぎ おいで下さい。 195 00:20:43,752 --> 00:20:46,254 はっ? 早う。 196 00:20:46,254 --> 00:20:48,254 何故じゃ?! 197 00:20:50,759 --> 00:20:55,764 何なのじゃ?! かような所に! 198 00:20:55,764 --> 00:20:59,751 (オウム)アリガトウゴザリマス! アリガトウゴザリマス! 199 00:20:59,751 --> 00:21:03,588 (兎丸)ええんやで 触って。 200 00:21:03,588 --> 00:21:08,927 あっ! お前ら! 兎丸 こんな所で何をしておる?! 201 00:21:08,927 --> 00:21:13,098 あれは ひそかに取り引きしたものぞ! 202 00:21:13,098 --> 00:21:16,918 おもろないからや! はっ? 203 00:21:16,918 --> 00:21:21,757 宋と平氏と上皇さんとで こんなもん グルグルグルグル回して→ 204 00:21:21,757 --> 00:21:24,760 何が おもろいんや! おもろいんっちゅうのはな→ 205 00:21:24,760 --> 00:21:28,413 もっと こう… あの あれや 人と人と…。 206 00:21:28,413 --> 00:21:30,432 (高階通憲)おお~! 207 00:21:30,432 --> 00:21:35,420 これは あの「金石録」の写しではないか! 208 00:21:35,420 --> 00:21:39,758 これは また 当代の書! 209 00:21:39,758 --> 00:21:43,261 通憲殿? あっ 清盛殿。 210 00:21:43,261 --> 00:21:45,247 これは 一体 どうした事じゃ? 211 00:21:45,247 --> 00:21:48,417 あん時の けったいな学者やないか。 212 00:21:48,417 --> 00:21:51,586 海賊の棟梁! そうよ。 213 00:21:51,586 --> 00:21:54,256 盗んだ品々にて 商売を始めたのか? 214 00:21:54,256 --> 00:21:57,576 ちゃう ちゃう! これはな こいつら平氏が→ 215 00:21:57,576 --> 00:22:00,429 宋と こっそり 取り引きしたもんや。 兎丸! 216 00:22:00,429 --> 00:22:05,751 あっぱれじゃ! 焼き物に衣服に書の道具! 217 00:22:05,751 --> 00:22:09,755 かの優れた国の 優れた品々を 民が じかに見て→ 218 00:22:09,755 --> 00:22:15,093 じかに手に触れる。 それにより この国の焼き物も衣服も→ 219 00:22:15,093 --> 00:22:18,580 書の道具も よりよきものとなっていく。 220 00:22:18,580 --> 00:22:23,085 それを志し 見つかれば大ごとに なると分かっておりながら→ 221 00:22:23,085 --> 00:22:26,421 これらを 民の目に触れる場所に さらしておいたのであろう?→ 222 00:22:26,421 --> 00:22:28,423 まこと あっぱれじゃ! いや…。 223 00:22:28,423 --> 00:22:32,427 それや~! それや それや それや! 224 00:22:32,427 --> 00:22:35,097 わしが言いたかったんは それや! 225 00:22:35,097 --> 00:22:38,767 おもろいっちゅうんはな そういうこっちゃ! そやな? 226 00:22:38,767 --> 00:22:43,755 そうや~! おもろくいこうで! 227 00:22:43,755 --> 00:22:55,267 ♪♪~ 228 00:22:55,267 --> 00:22:57,252 よし 分かった! 229 00:22:57,252 --> 00:23:04,259 これらの品々 見せるなり売るなり 好きにするがよい。 230 00:23:04,259 --> 00:23:06,959 (歓声) 231 00:23:09,765 --> 00:23:14,252 妻を… でござりまするか? 232 00:23:14,252 --> 00:23:19,925 名のある家の娘にて 悪い話ではない。 233 00:23:19,925 --> 00:23:22,427 (忠正)お前には よき縁をと 思うてな→ 234 00:23:22,427 --> 00:23:28,250 わしが 家成様に頼み お探し頂いたのじゃ。 235 00:23:28,250 --> 00:23:33,321 (宗子)家盛には まだ 早いのではござりませぬか? 236 00:23:33,321 --> 00:23:38,621 よい妻を得れば 家盛様のご出世も早まりましょう。 237 00:23:42,764 --> 00:23:48,587 気が進まぬなら 無理にとは言わぬ。 238 00:23:48,587 --> 00:23:55,577 清盛は 清盛なりの考えがあって 高階の家と結んだ。 239 00:23:55,577 --> 00:23:58,377 お前も よう思案して返事せよ。 240 00:24:12,244 --> 00:24:15,096 (源義朝)「父上 この文を→ 241 00:24:15,096 --> 00:24:20,752 正清の縁者である 鎌田の者に託します。→ 242 00:24:20,752 --> 00:24:26,408 東国では いまだ 曽祖父 八幡太郎義家公が崇められ→ 243 00:24:26,408 --> 00:24:31,763 どこへ行っても 歓待を受けまする。→ 244 00:24:31,763 --> 00:24:39,754 山野を駆け回っての武芸の鍛錬は 殊の外 楽しく→ 245 00:24:39,754 --> 00:24:43,925 正清と共に 腕を磨いておりまする。→ 246 00:24:43,925 --> 00:24:47,725 どうぞ ご案じなされませぬよう」。 247 00:24:49,581 --> 00:24:53,435 (鎌田通清)若君様には ご息災のご様子→ 248 00:24:53,435 --> 00:24:57,422 何よりでござりますな。 249 00:24:57,422 --> 00:25:01,259 (源為義)分からぬか? 通清。 え? 250 00:25:01,259 --> 00:25:08,416 そこに書かれておる事は わしを安堵させるための嘘じゃ。 251 00:25:08,416 --> 00:25:13,716 さぞかし 厳しい暮らしを 送っておるのであろう。 252 00:25:16,424 --> 00:25:18,924 ≪お頼み申~す! 253 00:25:21,079 --> 00:25:27,752 尾張 熱田神宮大宮司 藤原季範が娘 由良です。 254 00:25:27,752 --> 00:25:34,426 (為義)はっ。 熱田神宮の姫様が どういった御用で? 255 00:25:34,426 --> 00:25:38,914 義朝殿は いずこに おいでじゃ? 256 00:25:38,914 --> 00:25:41,750 我が嫡男を ご存じにござりまするか? 257 00:25:41,750 --> 00:25:46,755 尾張にて 父が危ないところを 助けて頂きました。 258 00:25:46,755 --> 00:25:53,428 私も 今は都で暮らす身にて ご挨拶にと。 259 00:25:53,428 --> 00:25:57,432 いえ 自ら決めた訳では ござりませぬ。 260 00:25:57,432 --> 00:26:02,432 父の言いつけにて。 はっ。 それは わざわざ。 261 00:26:04,422 --> 00:26:09,477 私は 統子内親王様に お仕えしておりまする。 262 00:26:09,477 --> 00:26:13,415 内親王様の女房様。 263 00:26:13,415 --> 00:26:18,937 私と親しくなれば 何かと心強うござりましょう。 264 00:26:18,937 --> 00:26:21,423 親しくなれば? 265 00:26:21,423 --> 00:26:26,478 …と 父が申しておるのです。 私ではござりませぬ! 266 00:26:26,478 --> 00:26:29,097 何も申しておりませぬ。 ともかく→ 267 00:26:29,097 --> 00:26:33,097 そなたも もっと つとめよ! 義朝殿のために。 268 00:26:36,104 --> 00:26:39,104 …と 父が! 269 00:26:41,092 --> 00:26:45,430 (兎丸)ここで買うた事は内密にな。 頼むで。 270 00:26:45,430 --> 00:26:48,583 これやな? おおきに! 271 00:26:48,583 --> 00:26:52,921 おうおう ここで買うた事は内密にな。 272 00:26:52,921 --> 00:26:55,757 おう ばあさん 腰の具合 どないや? 273 00:26:55,757 --> 00:26:58,760 (老婆)おかげさんで あの薬をのむと 調子が ようてな。 274 00:26:58,760 --> 00:27:01,579 (兎丸)ほな また 安う分けたるわ。 ああ ばあさん! 275 00:27:01,579 --> 00:27:05,750 ここで買うた事は内密にな。 はいはい。 276 00:27:05,750 --> 00:27:08,086 いつも こういう訳にはいかぬが→ 277 00:27:08,086 --> 00:27:13,925 少しばかり儲かったゆえ 今宵は 猪肉じゃ。 278 00:27:13,925 --> 00:27:17,925 さあ 皆 食え! (一同)お~。 279 00:27:23,084 --> 00:27:26,588 うん うまい! 280 00:27:26,588 --> 00:27:30,091 おい 生田。 そなたたちも 共に食うがよい。 281 00:27:30,091 --> 00:27:35,413 (生田)えっ? 私どもも? こっち来いや。 282 00:27:35,413 --> 00:27:40,085 手出しは ならぬぞ! 堅いのう。 283 00:27:40,085 --> 00:27:43,755 ほら 食え。 さあ 生田。 284 00:27:43,755 --> 00:27:46,755 はっ… はい。 では 遠慮のう。 285 00:27:49,928 --> 00:27:53,932 (せきこみ) おうおう 大事ないか? 286 00:27:53,932 --> 00:27:57,752 申し訳ござりませぬ。 あまりに おいしゅうて。 287 00:27:57,752 --> 00:28:02,824 (笑い声) 288 00:28:02,824 --> 00:28:05,260 (兎丸)あいつ おもろいのう。 289 00:28:05,260 --> 00:28:17,088 ♪♪~ 290 00:28:17,088 --> 00:28:23,912 今宵は ありがとうござりました。 うむ。 291 00:28:23,912 --> 00:28:30,085 皆 満足そうであったな。 はい。 292 00:28:30,085 --> 00:28:33,755 豊かなる宋の国は→ 293 00:28:33,755 --> 00:28:38,255 あのような顔に 満ちあふれておるのだろうか。 294 00:28:42,097 --> 00:28:46,751 いつか参ろう かの国へ。 295 00:28:46,751 --> 00:28:48,751 船に乗って。 296 00:28:51,756 --> 00:28:55,756 楽しみに致しております。 はっくしょん! 297 00:28:58,763 --> 00:29:01,263 何じゃ? アハハハハ。 298 00:29:11,576 --> 00:29:15,413 にわかに お訪ね致しまして 申し訳ござりませぬ。 299 00:29:15,413 --> 00:29:19,584 (頼長)何用じゃ? (為義)はっ。 300 00:29:19,584 --> 00:29:24,255 我ら源氏は 藤原摂関家との関わり深く→ 301 00:29:24,255 --> 00:29:27,091 お父君であらせられる 忠実様には→ 302 00:29:27,091 --> 00:29:30,261 殊更 お目をかけて 頂いてまいりました。 303 00:29:30,261 --> 00:29:34,261 内大臣様にも お見知り置き頂きたく。 304 00:29:37,252 --> 00:29:42,052 あの… 珍しきものを 見つけまして…。 305 00:29:44,092 --> 00:29:47,428 (オウム)ココデ コウタコトハ ナイミツニナ。 (為義)こらっ。 306 00:29:47,428 --> 00:29:50,728 (オウム)ココデ コウタコトハ ナイミツニナ。 307 00:29:54,085 --> 00:29:57,255 (オウム)ココデ コウタコトハ ナイミツニナ。 308 00:29:57,255 --> 00:30:06,915 ♪♪~ 309 00:30:06,915 --> 00:30:10,084 アリガトウゴザリマス。 310 00:30:10,084 --> 00:30:12,253 殿に 早く お知らせせよ。 311 00:30:12,253 --> 00:30:15,423 院の御所に使いを出せ。 急げ! (2人)はっ。 312 00:30:15,423 --> 00:30:19,093 清盛が 内大臣様に呼び出された というのは まことか? 313 00:30:19,093 --> 00:30:23,431 はい。 博多にて買い求めた品々に 目をつけられて…。 314 00:30:23,431 --> 00:30:28,253 清盛! あやつは どこまで 平氏一門に迷惑をかければ→ 315 00:30:28,253 --> 00:30:30,271 気が済むのじゃ! 316 00:30:30,271 --> 00:30:35,760 ♪♪~ 317 00:30:35,760 --> 00:30:41,760 ココデ コウタコトハ ナイミツニナ。 ココデ コウタコトハ ナイミツニナ。 318 00:30:52,427 --> 00:30:55,246 (頼長)平清盛か? 319 00:30:55,246 --> 00:30:57,265 はっ。 320 00:30:57,265 --> 00:31:01,465 内大臣 頼長である。 面を上げよ。 321 00:31:07,742 --> 00:31:12,413 このオウムは そなたが仕入れたものか? 322 00:31:12,413 --> 00:31:14,582 (オウム)アリガトウゴザリマス。 323 00:31:14,582 --> 00:31:17,769 さようにござりまする。 324 00:31:17,769 --> 00:31:20,769 (頼長)いずこで 手に入れた? 325 00:31:22,423 --> 00:31:29,223 宋の品を取り引きできるは 太宰府 鴻臚館しかござりませぬ。 326 00:31:33,585 --> 00:31:37,088 院に献上した→ 327 00:31:37,088 --> 00:31:41,593 この青白磁の酒器は? 328 00:31:41,593 --> 00:31:48,433 同じ時に 同じ場所にて 取り引きしたものにござりまする。 329 00:31:48,433 --> 00:31:51,586 そなたが太宰府へ参るとして→ 330 00:31:51,586 --> 00:31:59,577 公務の休みを届け出たは 8月13日より9月の5日である。→ 331 00:31:59,577 --> 00:32:02,747 間違いないか? 332 00:32:02,747 --> 00:32:06,434 間違い… ござりませぬ。 333 00:32:06,434 --> 00:32:10,254 都よりの行き帰りを考えれば→ 334 00:32:10,254 --> 00:32:13,257 そなたが太宰府にいられたと 考えられるは→ 335 00:32:13,257 --> 00:32:19,757 せいぜい 8月の21日より25日の5日間。 336 00:32:21,582 --> 00:32:24,419 その間に 鴻臚館にて→ 337 00:32:24,419 --> 00:32:28,419 取り引きされた品々の記録が これじゃ。 338 00:32:30,758 --> 00:32:39,083 ここには出てこぬ。 オウムも 青白磁の酒器も。 339 00:32:39,083 --> 00:32:43,087 何故であろうか? 340 00:32:43,087 --> 00:32:47,787 さあ 私には分かりかねまする。 341 00:32:49,427 --> 00:32:52,080 なるほど。 342 00:32:52,080 --> 00:32:56,080 では こちらは何とする? 343 00:32:59,587 --> 00:33:06,761 (頼長)これは 同じ頃の 神崎荘の倉敷での記録じゃ。→ 344 00:33:06,761 --> 00:33:12,083 「オウムと青白磁を取り引きした」と ある。 345 00:33:12,083 --> 00:33:16,087 そこで 神崎荘支配の者を 正したところ→ 346 00:33:16,087 --> 00:33:18,787 かようなものを持っておった。 347 00:33:22,760 --> 00:33:25,060 (頼長)読んでみよ。 348 00:33:29,083 --> 00:33:35,089 「院領 神崎荘における交易に→ 349 00:33:35,089 --> 00:33:41,429 太宰府が関与するを禁ず」。 350 00:33:41,429 --> 00:33:47,251 4年前 平忠盛が これを持って現れたそうじゃ。 351 00:33:47,251 --> 00:33:50,751 (家貞)恐れ多くも 院宣なるぞ! 352 00:33:52,323 --> 00:33:55,426 つまり 長承2年より→ 353 00:33:55,426 --> 00:34:02,767 平氏は 神崎にて 勝手に 宋との商いを行っておる。 354 00:34:02,767 --> 00:34:08,756 恐れ多くも 院宣 院の証書を偽造して。 355 00:34:08,756 --> 00:34:21,756 ♪♪~ 356 00:34:24,756 --> 00:34:29,756 どうした? 返す言葉もないか? 357 00:34:40,421 --> 00:34:46,427 あきれて 言葉が出ぬのです。 358 00:34:46,427 --> 00:34:52,583 よくも まあ 細かい事を ちまちま ちまちまと→ 359 00:34:52,583 --> 00:34:57,088 調べてきたものにござりまするな。 360 00:34:57,088 --> 00:34:59,590 誰が どこで→ 361 00:34:59,590 --> 00:35:04,095 誰と取り引きしようと よいではないか。 362 00:35:04,095 --> 00:35:06,080 何と申した? 363 00:35:06,080 --> 00:35:11,102 国の役人たる者が 王家のために めぼしい品を買い集め→ 364 00:35:11,102 --> 00:35:13,754 あとは 残りかすのような品しか 当たらない→ 365 00:35:13,754 --> 00:35:19,410 さような仕組みを せっせと守って 何が面白いのじゃ?! 366 00:35:19,410 --> 00:35:23,748 記録を調べるために はるばる 博多へ行かれたのですか? 367 00:35:23,748 --> 00:35:27,585 私は さように暇ではない。 人をやった。 368 00:35:27,585 --> 00:35:31,756 ならば その足で行ってから 言うて頂きたい! 369 00:35:31,756 --> 00:35:34,759 一度見れば 分かりまする。 370 00:35:34,759 --> 00:35:41,933 いかに宋との取り引きの場が 豊かで 生き生きとしておるか。 371 00:35:41,933 --> 00:35:46,437 これは宋銭。 宋の銭にござります。 372 00:35:46,437 --> 00:35:51,092 この 一見 取るに足らぬ小さきものが→ 373 00:35:51,092 --> 00:35:57,792 国を豊かに 生き生きとさせて くれるやも しれぬのです! 374 00:35:59,584 --> 00:36:06,574 長引く飢饉にて 民は飢え 海賊となって 海を荒らし→ 375 00:36:06,574 --> 00:36:13,748 我ら平氏は その海賊を追討致しました。 376 00:36:13,748 --> 00:36:16,767 されど それでは何も変わらぬ。 377 00:36:16,767 --> 00:36:22,256 同じ事を繰り返すばかりに ござりましょう。 378 00:36:22,256 --> 00:36:24,756 もっと根本から変えねば。 379 00:36:27,094 --> 00:36:29,764 それには 万事豊かで→ 380 00:36:29,764 --> 00:36:36,087 全てが花開く 美しき国 宋国を手本とするがよいと存じ→ 381 00:36:36,087 --> 00:36:39,924 是非 朝廷にて お諮り頂けますよう→ 382 00:36:39,924 --> 00:36:44,724 内大臣様に お願い申し上げまする。 383 00:36:53,588 --> 00:36:57,592 なんと まあ→ 384 00:36:57,592 --> 00:37:02,580 気が遠くなるほどの愚かさよ。 385 00:37:02,580 --> 00:37:06,417 たかだか 商いの場を見たくらいで→ 386 00:37:06,417 --> 00:37:11,117 海の向こうの国を 知った気になっておるとは。 387 00:37:16,243 --> 00:37:22,099 もう よい。 帰るがよい。 388 00:37:22,099 --> 00:37:24,085 えっ? 389 00:37:24,085 --> 00:37:28,089 そなたの了見を 知りたかっただけじゃ。 390 00:37:28,089 --> 00:37:30,091 了見? 391 00:37:30,091 --> 00:37:33,577 これだけの証拠を 突きつけられながら→ 392 00:37:33,577 --> 00:37:40,084 ひるみもせず 詫びもせず それどころか 法を罵り→ 393 00:37:40,084 --> 00:37:45,584 浅はかな考えにて 国の仕組みを変えよと求める。 394 00:37:48,926 --> 00:37:53,581 私は これより そなたのような 者を 粛正するべく→ 395 00:37:53,581 --> 00:37:58,653 法を整え 政を行う。 396 00:37:58,653 --> 00:38:20,091 ♪♪~ 397 00:38:20,091 --> 00:38:24,428 何で言い返さへんかったんや? お前らしゅうもない。 398 00:38:24,428 --> 00:38:29,728 言い返さなかったのではない。 言い返せなかったのじゃ。 399 00:38:31,752 --> 00:38:38,592 言えば言うだけ 己の青臭さ 浅はかさを→ 400 00:38:38,592 --> 00:38:41,792 思い知らされそうな気がして。 401 00:38:45,099 --> 00:38:52,590 何かを変えたいという 思いだけでは 動かぬ事もある。 402 00:38:52,590 --> 00:38:59,914 あのような男と やり合うには 俺は まだまだ 力が足りぬ。 403 00:38:59,914 --> 00:39:06,087 まこと 隙のないお方と お見受け致しました。 404 00:39:06,087 --> 00:39:11,787 あ~あ せっかく おもろかったのに もう しまいか。 405 00:39:17,415 --> 00:39:19,415 すまぬな。 406 00:39:25,256 --> 00:39:29,756 落とし前は つけてもらうからな。 (盛国)兎丸。 407 00:39:31,762 --> 00:39:35,933 いつか お前が作れ。 408 00:39:35,933 --> 00:39:43,433 宋と商いして 生き生きと 豊かな世いうやつを。 409 00:39:50,431 --> 00:39:56,431 その手伝いやったら したってもええ。 410 00:40:09,416 --> 00:40:13,587 (通憲)回りくどい事を なさったものですな。 411 00:40:13,587 --> 00:40:15,589 まだ おったのか。 412 00:40:15,589 --> 00:40:18,242 院宣を出したかどうか 確かめたければ→ 413 00:40:18,242 --> 00:40:21,428 院に お尋ねすれば それで済んだはず。 414 00:40:21,428 --> 00:40:25,583 それを なさらなかったは? 言うたであろう。 415 00:40:25,583 --> 00:40:28,752 此度の呼び出しは 清盛の了見を…。 416 00:40:28,752 --> 00:40:31,922 違いまするな! 417 00:40:31,922 --> 00:40:34,758 たとえ 偽の院宣であったとしても→ 418 00:40:34,758 --> 00:40:38,095 院は 平氏を おとがめにはなりませぬ。 419 00:40:38,095 --> 00:40:44,084 今や平氏の財は 院にとって 欠くべからざるものですゆえ。 420 00:40:44,084 --> 00:40:52,084 それほどまでに 院は いや 王家は乱れきっておる。 421 00:40:55,579 --> 00:40:59,433 それを あなた様は 見抜いておいでだ。 422 00:40:59,433 --> 00:41:05,589 ♪♪~ 423 00:41:05,589 --> 00:41:11,095 当分 都で これの出番はないか。 424 00:41:11,095 --> 00:41:17,418 では こうしてみては いかがでござりましょう? うむ? 425 00:41:17,418 --> 00:41:19,420 何じゃ? これは。 426 00:41:19,420 --> 00:41:22,423 願かけのようなもので ござりまする。 427 00:41:22,423 --> 00:41:27,077 今は諦める。 されど いつか きっと これで→ 428 00:41:27,077 --> 00:41:31,916 豊かな世を作ると。 ハハハハハ。 429 00:41:31,916 --> 00:41:35,753 お前も なかなか面白き男じゃのう。 430 00:41:35,753 --> 00:41:37,753 (明子)殿。 431 00:41:39,590 --> 00:41:42,259 ご無礼を致しまする。 432 00:41:42,259 --> 00:41:49,259 明子。 宋は まだまだ遠いが 近いうち 川船にでも乗ろう。 433 00:41:51,085 --> 00:41:55,756 申し訳ござりませぬが しばらく 船は…。 434 00:41:55,756 --> 00:41:57,756 うむ? 435 00:42:01,412 --> 00:42:06,112 ややが できましてござりまする。 436 00:42:08,919 --> 00:42:11,755 まことか?! 437 00:42:11,755 --> 00:42:13,757 はい。 438 00:42:13,757 --> 00:42:16,760 おめでとうござりまする! 439 00:42:16,760 --> 00:42:21,749 ようやった 明子! ようやった! 440 00:42:21,749 --> 00:42:25,436 おい 皆! 441 00:42:25,436 --> 00:42:27,755 ややが できたぞ~! 442 00:42:27,755 --> 00:42:32,409 <父として 子として→ 443 00:42:32,409 --> 00:42:37,431 兄として 武士として> 444 00:42:37,431 --> 00:42:43,420 俺の子が… 生まれてくる。 445 00:42:43,420 --> 00:42:48,759 <清盛は いよいよ 抗いきれない運命に→ 446 00:42:48,759 --> 00:42:52,259 向き合う事となっていく> 447 00:43:07,928 --> 00:43:10,748 (家盛)父上。 448 00:43:10,748 --> 00:43:13,748 せんだっての婚儀の件。 449 00:43:15,753 --> 00:43:19,753 謹んで お受け致しまする。 450 00:43:22,593 --> 00:43:25,393 よう考えての事か? 451 00:43:27,915 --> 00:43:32,215 はい。 父上。 452 00:43:52,589 --> 00:43:55,926 国に もの申すなら あのお方を知らねばならぬ。 453 00:43:55,926 --> 00:43:58,912 今 あちこちで 芽吹きだしておる。 454 00:43:58,912 --> 00:44:03,934 法皇様が まき散らした 災いの種が。 455 00:44:03,934 --> 00:44:06,754 地獄を味わわせたいだけじゃ。 よさぬか! 456 00:44:06,754 --> 00:44:09,590 義清…。 かような者たちによって→ 457 00:44:09,590 --> 00:44:11,742 この国は治められておったのか。 458 00:44:11,742 --> 00:44:15,242 清盛 賽を振るのじゃ。 459 00:44:20,084 --> 00:44:22,086 <かつて ここには→ 460 00:44:22,086 --> 00:44:24,755 鳥羽院が所有する広大な荘園→ 461 00:44:24,755 --> 00:44:28,425 神崎荘が広がっていました。→ 462 00:44:28,425 --> 00:44:31,762 町の中心にある[外:3234FE7D22FAD5175988D968D0289B7B]田宮は→ 463 00:44:31,762 --> 00:44:38,419 神崎荘の鎮守として 古くから 人々の崇敬を受けてきました。→ 464 00:44:38,419 --> 00:44:44,758 この荘園の管理を任されていた 平清盛の父 忠盛は→ 465 00:44:44,758 --> 00:44:47,261 それまで 太宰府が行っていた→ 466 00:44:47,261 --> 00:44:52,266 宋の貿易船の立ち入り検査を 拒否しました。→ 467 00:44:52,266 --> 00:44:59,923 慣習に縛られない 宋との 自由貿易を行おうとしたのです。→ 468 00:44:59,923 --> 00:45:04,578 しかし 忠盛の行為は 上流貴族の怒りを買い→ 469 00:45:04,578 --> 00:45:07,247 当時の日記 「長秋記」には→ 470 00:45:07,247 --> 00:45:09,433 「猿や犬のごとき 行い」と→ 471 00:45:09,433 --> 00:45:11,585 記されています。→ 472 00:45:11,585 --> 00:45:16,907 新しい日宋貿易の道を切り開いた 忠盛。→ 473 00:45:16,907 --> 00:45:21,907 その意志は 清盛に 引き継がれていくのです>