1 00:00:34,245 --> 00:00:37,097 <璋子を押しのけ 権勢を我が物にしようとする得子> 2 00:00:37,097 --> 00:00:40,251 (璋子)取り消して下さりませ! 取り消して下さりませ! 3 00:00:40,251 --> 00:00:46,257 <究極の目的は国母。 つまり 天皇の母となる事でした。→ 4 00:00:46,257 --> 00:00:51,912 ついに 我が子 躰仁を 皇太子に 据える事に成功しました。→ 5 00:00:51,912 --> 00:00:56,917 次に狙うのは 崇徳帝を 早々に退位させる事。→ 6 00:00:56,917 --> 00:00:59,217 得子は 新たな一手を 企てるのでした> 7 00:01:04,224 --> 00:01:08,228 (源頼朝)<京 随一の もののふと呼ばれた→ 8 00:01:08,228 --> 00:01:11,048 佐藤義清の出家は→ 9 00:01:11,048 --> 00:01:17,221 人々の心に 少なからず 波紋を生じさせた> 10 00:01:17,221 --> 00:01:20,557 義清は→ 11 00:01:20,557 --> 00:01:24,895 私の罪深さを背負うて→ 12 00:01:24,895 --> 00:01:27,395 出家したようなものじゃ。 13 00:01:31,552 --> 00:01:34,888 すまぬ事をした。 14 00:01:34,888 --> 00:01:39,226 (堀河局)それは違いまする。 15 00:01:39,226 --> 00:01:45,232 義清殿は 璋子様によって知ったのです。 16 00:01:45,232 --> 00:01:52,556 人が 人をいとしく思う事の 罪深さを。 17 00:01:52,556 --> 00:02:00,381 璋子様こそが身を捨てて 義清殿に教えたのです。 18 00:02:00,381 --> 00:02:02,549 そうか。 19 00:02:02,549 --> 00:02:07,554 ♪♪~ 20 00:02:07,554 --> 00:02:24,722 ♪♪~(テーマ音楽) 21 00:02:24,722 --> 00:04:43,222 ♪♪~ 22 00:04:44,795 --> 00:04:47,397 (平清盛)「身を捨つる→ 23 00:04:47,397 --> 00:04:52,452 人は まことに 捨つるかは→ 24 00:04:52,452 --> 00:04:59,452 捨てぬ人こそ 捨つるなりけれ」。 25 00:05:01,228 --> 00:05:05,566 義清が出家の折に 詠んだ歌にござりまする。 26 00:05:05,566 --> 00:05:10,554 (崇徳天皇)朕は 義清だけが→ 27 00:05:10,554 --> 00:05:14,391 義清だけが…→ 28 00:05:14,391 --> 00:05:19,062 心の よりどころだったのじゃ。 29 00:05:19,062 --> 00:05:24,885 おそれながら 帝は 鳥羽の院のお子にあらず→ 30 00:05:24,885 --> 00:05:28,222 白河院のお子におわすと 伺っておりまする。 31 00:05:28,222 --> 00:05:30,891 (藤原教長)控えよ! 叔父子と呼ばれ→ 32 00:05:30,891 --> 00:05:34,044 鳥羽の院に疎まれておいでと。 控えよと言うておる! 33 00:05:34,044 --> 00:05:41,051 この平清盛も 同じにござりまする。 34 00:05:41,051 --> 00:05:46,890 生まれ出る前から 実の父 白河院に命を狙われ→ 35 00:05:46,890 --> 00:05:53,190 母は 私の目の前で殺されました。 36 00:05:54,882 --> 00:05:59,553 されど もののけのごときお方に→ 37 00:05:59,553 --> 00:06:03,891 いつまでも振り回されるのは 御免被りたく→ 38 00:06:03,891 --> 00:06:06,560 この醜き世を→ 39 00:06:06,560 --> 00:06:12,216 私なりに 面白う 生きてまいる所存にござりまする。 40 00:06:12,216 --> 00:06:16,553 ♪♪~ 41 00:06:16,553 --> 00:06:24,853 <この年 崇徳帝に待望の皇子 重仁様が お生まれになった> 42 00:06:27,047 --> 00:06:30,050 <崇徳帝から鳥羽院へ→ 43 00:06:30,050 --> 00:06:35,372 初めての反撃の機会が 生まれたのである> 44 00:06:35,372 --> 00:06:40,894 朕は 我が皇子 重仁に→ 45 00:06:40,894 --> 00:06:43,880 帝の座を譲りたい。 46 00:06:43,880 --> 00:06:46,883 おそれながら→ 47 00:06:46,883 --> 00:06:50,554 既に 我が皇子 躰仁が→ 48 00:06:50,554 --> 00:06:55,626 次の帝になる事が 決まっておりまするが。 49 00:06:55,626 --> 00:07:02,232 躰仁は 我が養子とはいえ 腹違いの弟。 50 00:07:02,232 --> 00:07:07,554 血のつながりの薄き者には 譲りとうない。 51 00:07:07,554 --> 00:07:13,254 上皇様が 叔父子の朕を 忌み嫌うと同じじゃ。 52 00:07:18,048 --> 00:07:21,848 朕は 我が子の後ろ盾となり…。 53 00:07:24,054 --> 00:07:29,254 朕の思う 政がしたい。 54 00:07:32,562 --> 00:07:37,050 (藤原忠通)女房ふぜいに産ませた 子を 帝にしようなどと…。 55 00:07:37,050 --> 00:07:42,122 これでは 何のために 躰仁様を帝のご養子としたか→ 56 00:07:42,122 --> 00:07:45,559 分かりませぬ! 57 00:07:45,559 --> 00:07:50,230 うろたえなさるな 関白殿。 58 00:07:50,230 --> 00:07:53,230 面白ない男じゃのう。 59 00:07:59,556 --> 00:08:06,213 虐げられし帝が 初めて 牙をむかれたのじゃ。 60 00:08:06,213 --> 00:08:12,052 受けて立ってさしあげねば 無礼であろう。 61 00:08:12,052 --> 00:08:17,752 重仁様を 帝の座につける策がござります。 62 00:08:20,894 --> 00:08:22,879 まず 早々に 躰仁に→ 63 00:08:22,879 --> 00:08:26,883 ご譲位なさって下さりませ。 64 00:08:26,883 --> 00:08:31,888 どういう事かと お尋ねでござります。 65 00:08:31,888 --> 00:08:34,725 (得子)まずは 躰仁を帝にせねば→ 66 00:08:34,725 --> 00:08:38,228 関白殿が ますます 不快に思いましょう。 67 00:08:38,228 --> 00:08:42,883 そうなると 大変なご迷惑にござりましょう。 68 00:08:42,883 --> 00:08:48,722 <崇徳帝は ご養子とされた 躰仁様に譲位する。→ 69 00:08:48,722 --> 00:08:54,895 そうすれば 院として 政を行う事ができる。→ 70 00:08:54,895 --> 00:09:00,895 重仁様は 躰仁様の次の帝となればよい> 71 00:09:02,552 --> 00:09:07,557 重仁様は 私が しかと お育て致しまする。 72 00:09:07,557 --> 00:09:12,562 躰仁退位の後 帝となれまするように。 73 00:09:12,562 --> 00:09:19,886 <得子様のお申し出に 崇徳帝のお心は揺れた。→ 74 00:09:19,886 --> 00:09:25,892 翌 永治元年12月7日。→ 75 00:09:25,892 --> 00:09:33,567 崇徳帝は 皇太子 躰仁様に 帝の座をお譲りになった> 76 00:09:33,567 --> 00:09:37,888 (宣命使)「皇太弟と定めたまへり」。 77 00:09:37,888 --> 00:09:41,541 今… 何と? 78 00:09:41,541 --> 00:09:47,898 皇太弟… と? 79 00:09:47,898 --> 00:09:52,886 弟に 位を譲ると申したのか?→ 80 00:09:52,886 --> 00:09:59,226 子としてではなく…。 (宣命使)「皇太弟を輔け導き」。 81 00:09:59,226 --> 00:10:04,898 違う… 違う…。 82 00:10:04,898 --> 00:10:07,884 違う! 違う! 違う! 83 00:10:07,884 --> 00:10:10,887 違う! 84 00:10:10,887 --> 00:10:14,891 弟に譲ったのならば→ 85 00:10:14,891 --> 00:10:17,691 朕は 政ができぬ! 86 00:10:19,713 --> 00:10:22,213 たばかりおったな。 87 00:10:24,050 --> 00:10:26,550 得子~! 88 00:10:28,221 --> 00:10:30,223 たばかりおったな! 89 00:10:30,223 --> 00:10:35,562 <崇徳帝の踏みにじられた 思いの上に→ 90 00:10:35,562 --> 00:10:40,050 僅か3歳の躰仁様が即位され→ 91 00:10:40,050 --> 00:10:44,554 既に出家し 法皇となられた鳥羽院が→ 92 00:10:44,554 --> 00:10:52,896 引き続き 治天の君として 政を行われる事となった。→ 93 00:10:52,896 --> 00:10:55,565 全ては→ 94 00:10:55,565 --> 00:10:59,565 得子様の思惑どおりであった> 95 00:11:04,891 --> 00:11:06,893 (平家貞)ついに 得子様は→ 96 00:11:06,893 --> 00:11:10,213 皇后になられたそうじゃ。 (平維綱)我ら平氏も 今のうち→ 97 00:11:10,213 --> 00:11:12,215 鳥羽の法皇様ばかりでなく→ 98 00:11:12,215 --> 00:11:14,885 得子様にも 取り入って おくべきではござりませぬか? 99 00:11:14,885 --> 00:11:18,722 (伊藤忠清)さよう さよう。 あまりに無節操なやりようは→ 100 00:11:18,722 --> 00:11:20,707 不信を招く。 さよう さよう。 101 00:11:20,707 --> 00:11:23,894 (平忠正)そもそも 院に 忠義を励むばかりでよいのか? 102 00:11:23,894 --> 00:11:27,547 そこにござりまする! 内大臣 頼長様は まこと→ 103 00:11:27,547 --> 00:11:30,233 藤原摂関家の栄華を 取り戻されるやもしれぬ。 104 00:11:30,233 --> 00:11:34,054 やもしれませぬ。 忠清。 分からぬのなら→ 105 00:11:34,054 --> 00:11:37,224 黙って聞いておれ。 承知。 106 00:11:37,224 --> 00:11:39,893 (平家盛)今は 父上が 三位の公卿になれるか否かの→ 107 00:11:39,893 --> 00:11:44,564 瀬戸際にござります。 やはり 引き続き 法皇様に忠勤を…。 108 00:11:44,564 --> 00:11:48,051 あ~ ああ。 兄上。 109 00:11:48,051 --> 00:11:52,556 おお すまぬ すまぬ。 あまりに くだらぬもので。 110 00:11:52,556 --> 00:11:54,891 (忠正)くだらぬとは…。 くだらぬとは→ 111 00:11:54,891 --> 00:11:57,561 何事にござりまするか! 112 00:11:57,561 --> 00:12:00,730 一門の行く末を 話し合うておるのですよ。 113 00:12:00,730 --> 00:12:03,216 王家にも摂関家にも→ 114 00:12:03,216 --> 00:12:07,554 信ずるに足るお方など おられぬわ。 115 00:12:07,554 --> 00:12:11,224 誰に取り入るか 話し合うだけ無駄じゃ。 116 00:12:11,224 --> 00:12:14,561 では いかにして 世を渡るおつもりですか? 117 00:12:14,561 --> 00:12:17,213 たやすい事じゃ。 118 00:12:17,213 --> 00:12:22,218 面白き道を選べばよい! ハッハッハッハ! 119 00:12:22,218 --> 00:12:24,888 兄上も私も 今や 一家をなす身。 120 00:12:24,888 --> 00:12:27,891 いつまでも そんな戯れを 言うておる年ではござりませぬ。 121 00:12:27,891 --> 00:12:32,691 おかたいのう お前は。 兄上が やわらかすぎるのです。 122 00:12:42,939 --> 00:12:46,739 (宗子)新年のお喜びを 申し上げまする。 123 00:12:51,214 --> 00:12:54,217 一門の ますますの繁栄を願って→ 124 00:12:54,217 --> 00:12:58,555 清盛の妻 明子 家盛の妻 秀子→ 125 00:12:58,555 --> 00:13:03,255 私の3人で 楽を奏したく存じまする。 126 00:13:07,714 --> 00:13:29,386 ♪♪~ 127 00:13:29,386 --> 00:13:34,224 (忠正)義姉上の和琴 いつもながら見事じゃ。→ 128 00:13:34,224 --> 00:13:37,894 やわらかい中に 力強さがある。 129 00:13:37,894 --> 00:13:44,567 秀子様の笙も さすがに。 まこと 品よき音色にござります。 130 00:13:44,567 --> 00:13:52,542 明子様の琵琶の音も お人柄のとおり 凛としておる。 131 00:13:52,542 --> 00:13:59,049 (平忠盛)3つの音色が 見事に 調和しておるという事じゃ。→ 132 00:13:59,049 --> 00:14:02,218 それぞれが それぞれの色を出し→ 133 00:14:02,218 --> 00:14:06,222 互いに足りないものを補い合い 高め合う。 134 00:14:06,222 --> 00:14:11,895 これこそ 平氏一門が追い求める姿じゃ。 135 00:14:11,895 --> 00:14:18,551 殿。 うまい事 言われ過ぎでござりまするぞ。 136 00:14:18,551 --> 00:14:21,721 フフフ そうか? 137 00:14:21,721 --> 00:14:24,724 (笑い声) 138 00:14:24,724 --> 00:14:38,224 ♪♪~ 139 00:14:39,789 --> 00:14:46,563 (時子)「いと若うをかしげなる声の なべての人とは聞こえぬ。→ 140 00:14:46,563 --> 00:14:51,551 『おぼろ月夜に似るものぞなき』と うち誦して→ 141 00:14:51,551 --> 00:14:55,889 こなたざまには来るものか」。 142 00:14:55,889 --> 00:15:00,393 「深き夜の あはれを知るも 入る月の→ 143 00:15:00,393 --> 00:15:04,547 おぼろけならぬ 契りとぞ思ふ」。 144 00:15:04,547 --> 00:15:11,221 ああ… これが 光源氏と 朧月夜の君の出会いなのね。 145 00:15:11,221 --> 00:15:13,223 滋子 はしたない! 146 00:15:13,223 --> 00:15:15,523 ベー。 まあ! 147 00:15:18,711 --> 00:15:23,216 (侍女)時子様 お客人が お見えにござりまする。 148 00:15:23,216 --> 00:15:29,055 明子様。 時子様 お久しゅうござりまする。 149 00:15:29,055 --> 00:15:34,060 お久しゅうござりまする。 いかが お過ごしにござりまするか? 150 00:15:34,060 --> 00:15:38,381 おかげさまで 息災に致しておりまする。 151 00:15:38,381 --> 00:15:43,052 ようござりました。 時に 時子様。 152 00:15:43,052 --> 00:15:45,889 琵琶は続けておいでですか? 153 00:15:45,889 --> 00:15:51,561 えっ? …ええ もちろん。 154 00:15:51,561 --> 00:15:56,382 よかった。 この度 やんごとなき姫様方に→ 155 00:15:56,382 --> 00:15:59,886 琵琶をお教えするよう 頼まれまして。 156 00:15:59,886 --> 00:16:03,389 それを 時子様に 手伝うて頂きたいのです。 157 00:16:03,389 --> 00:16:08,228 それは 清盛様の館にて? はい。 158 00:16:08,228 --> 00:16:12,065 申し訳ござりませぬが それは…。 さような事 おっしゃらずに。 159 00:16:12,065 --> 00:16:14,551 できませぬ。 1人では 心もとないのです。 160 00:16:14,551 --> 00:16:17,387 何と言われようと できませぬ。 どうしてもですか? 161 00:16:17,387 --> 00:16:19,389 どうしてもです。 162 00:16:19,389 --> 00:16:23,877 (明子)琵琶は そのものが よき音色ですが→ 163 00:16:23,877 --> 00:16:27,380 琴や笙 篳篥などと合わせた時にこそ→ 164 00:16:27,380 --> 00:16:31,551 まことの値打ちがあると 私は思うております。 165 00:16:31,551 --> 00:16:37,891 では 私が拍子をとりますから 時子様 弾じて下さい。 166 00:16:37,891 --> 00:16:39,891 えっ? 167 00:16:44,714 --> 00:16:55,225 ♪♪~ 168 00:16:55,225 --> 00:17:00,563 あら? おかしゅうござりますね。 少し調子が…。 169 00:17:00,563 --> 00:17:03,900 時子様 さては…。 170 00:17:03,900 --> 00:17:07,887 (波子)キャッ。 これ。 波子 何事です? 171 00:17:07,887 --> 00:17:09,889 申し訳ござりませぬ。 172 00:17:09,889 --> 00:17:11,875 ≪暑~い! 173 00:17:11,875 --> 00:17:15,378 盛国。 お前も 弓が強うなったのう。 174 00:17:15,378 --> 00:17:18,214 (平盛国)ありがとう存じまする。 (明子)殿。 175 00:17:18,214 --> 00:17:21,885 おお すまぬ。 大事ござりませぬ。 176 00:17:21,885 --> 00:17:25,722 我が殿にござりまする。 177 00:17:25,722 --> 00:17:30,560 こちら 平時信様の姫君 時子様にござります。 178 00:17:30,560 --> 00:17:35,615 おお 明子の友か。 お初に お目にかかる。 お初に? 179 00:17:35,615 --> 00:17:40,615 2度も会うてるでは ござりませぬか。 2度も? 180 00:17:42,388 --> 00:17:46,876 はて? いつ どのように お会いした? 181 00:17:46,876 --> 00:17:49,212 どけ! どけ! 182 00:17:49,212 --> 00:17:51,230 もう~ 台なし!→ 183 00:17:51,230 --> 00:17:53,716 そこを お空け頂きたいのですけれど。 184 00:17:53,716 --> 00:17:55,735 どけ! 185 00:17:55,735 --> 00:17:59,205 思い出さなくて 結構にござりまする。 186 00:17:59,205 --> 00:18:03,376 何じゃ? 妙な女子じゃのう。 ハッハッハッハッハ! 187 00:18:03,376 --> 00:18:07,046 (時子)まあ! 相変わらず無礼な 光らない君! 188 00:18:07,046 --> 00:18:11,884 光らない君? 何じゃ? それは。 (時子)何でもござりませぬ。 189 00:18:11,884 --> 00:18:18,224 あっ もしや 家成殿の館で 会うた事はないか? 190 00:18:18,224 --> 00:18:23,212 (時子)違いまする! ああ 違うたか。 ハッハッハッハッ! 191 00:18:23,212 --> 00:18:31,554 ♪♪~ 192 00:18:31,554 --> 00:18:35,892 (清次)母上~。 母上…。 193 00:18:35,892 --> 00:18:39,896 清次 大事ないか? 194 00:18:39,896 --> 00:18:43,900 (清太)母上 私も痛うござります。 195 00:18:43,900 --> 00:18:45,885 (笑い声) 196 00:18:45,885 --> 00:18:51,708 清太! 清次! 全く 母上に甘えおって! 197 00:18:51,708 --> 00:18:54,043 お仕置きじゃ~! 198 00:18:54,043 --> 00:18:57,897 ♪♪~ 199 00:18:57,897 --> 00:19:00,233 清太。 200 00:19:00,233 --> 00:19:05,221 よ~し もう一勝負してみよ! (2人)はい 父上! 201 00:19:05,221 --> 00:19:13,046 ♪♪~ 202 00:19:13,046 --> 00:19:15,548 殿。 うむ? 203 00:19:15,548 --> 00:19:19,886 盛国の事でござりまするが…。 うむ。 204 00:19:19,886 --> 00:19:23,556 そろそろ考えてやっても よいのではござりませぬか? 205 00:19:23,556 --> 00:19:28,061 何をじゃ? 妻を迎える事にござります。 206 00:19:28,061 --> 00:19:33,861 妻? 盛国の… 妻。 207 00:19:35,902 --> 00:19:37,887 まことじゃ! 208 00:19:37,887 --> 00:19:42,542 私に妻を? 209 00:19:42,542 --> 00:19:45,561 お相手は 波子殿を考えておる。 210 00:19:45,561 --> 00:19:49,048 せんだって お見かけしたであろう? 211 00:19:49,048 --> 00:19:52,402 (盛国)はあ…。 212 00:19:52,402 --> 00:19:55,221 せっかくのお話では ござりまするが→ 213 00:19:55,221 --> 00:19:57,724 ご遠慮致しとうござりまする。 214 00:19:57,724 --> 00:20:00,043 はっ? 何故じゃ? 215 00:20:00,043 --> 00:20:04,881 私は まだまだ 学ばなければならぬ事も多く→ 216 00:20:04,881 --> 00:20:09,952 とても妻や子を背負う覚悟が ござりませぬ。 いや しかし…。 217 00:20:09,952 --> 00:20:12,889 申し訳ござりませぬ。 218 00:20:12,889 --> 00:20:17,543 ああ そうか。 ならば 勝手にせい! 219 00:20:17,543 --> 00:20:20,213 何じゃ! いとも あっさりと断りおって! 220 00:20:20,213 --> 00:20:22,213 お許しを。 221 00:20:28,387 --> 00:20:30,556 盛国。 222 00:20:30,556 --> 00:20:32,756 北の方様。 223 00:20:35,878 --> 00:20:39,382 盛国。 はっ。 224 00:20:39,382 --> 00:20:44,887 そなた 気にしておるのではないか? 225 00:20:44,887 --> 00:20:47,687 元は漁師である事を。 226 00:20:52,044 --> 00:20:57,133 波子様は 名のあるお家に 仕えておられると→ 227 00:20:57,133 --> 00:20:59,933 お見受け致しました。 228 00:21:02,121 --> 00:21:09,879 私が粗相を致せば 殿に 恥をかかせてしまいまする。 229 00:21:09,879 --> 00:21:15,179 盛国。 そなたは立派な武士じゃ。 230 00:21:19,388 --> 00:21:23,042 (明子)殿の計らいで 武士の身分となった事を→ 231 00:21:23,042 --> 00:21:29,048 片ときも忘れず 武芸にも学問にも励み→ 232 00:21:29,048 --> 00:21:34,548 誰よりも殿を思うて 殿に尽くしてくれておる。 233 00:21:37,890 --> 00:21:43,890 漁師の出であればこそ そうなれたのではないか? 234 00:21:48,384 --> 00:21:51,721 どうか 殿と私に→ 235 00:21:51,721 --> 00:21:59,521 そなたの婚礼の支度を 整えさせてはくれぬか? 盛国。 236 00:22:05,885 --> 00:22:07,887 はい。 237 00:22:07,887 --> 00:22:10,887 北の方様。 238 00:22:19,565 --> 00:22:29,225 ♪♪~(琵琶) 239 00:22:29,225 --> 00:22:31,225 明子。 240 00:22:36,215 --> 00:22:39,886 まこと そなたは→ 241 00:22:39,886 --> 00:22:44,886 琵琶のごとき女子じゃ。 はい? 242 00:22:46,726 --> 00:22:50,396 決して目立たぬが→ 243 00:22:50,396 --> 00:22:56,552 要となって 家を支えてくれておる。 244 00:22:56,552 --> 00:22:59,889 そんな…。 245 00:22:59,889 --> 00:23:02,875 まことじゃ。 246 00:23:02,875 --> 00:23:08,175 そなたが おらねば 俺は 何もできぬ。 247 00:23:18,224 --> 00:23:39,224 ♪♪~(琵琶) 248 00:23:46,052 --> 00:23:48,220 (三浦義明) どけ!→ 249 00:23:48,220 --> 00:23:50,890 どけ!→ 250 00:23:50,890 --> 00:23:56,228 殿! 波多野義道に お目通りを お許し願います!→ 251 00:23:56,228 --> 00:24:00,928 今宵の宴に この館を 供したる者にござりまする。 252 00:24:02,551 --> 00:24:06,055 (源義朝)今宵のみか? (波多野義道)はっ? 253 00:24:06,055 --> 00:24:09,725 (鎌田正清)殿は この館が お気に召したようじゃ。 254 00:24:09,725 --> 00:24:12,044 (笑い声) 255 00:24:12,044 --> 00:24:16,244 どうぞ 献上つかまつりまする! 256 00:24:24,040 --> 00:24:27,059 皆の者。 257 00:24:27,059 --> 00:24:33,549 これより 波多野一族は 我が家来ぞ! 258 00:24:33,549 --> 00:24:36,052 (一同)はは~っ。 遠慮は要らぬ。 259 00:24:36,052 --> 00:24:40,222 存分に飲め~! (歓声) 260 00:24:40,222 --> 00:24:43,893 <このころ 父 義朝は→ 261 00:24:43,893 --> 00:24:48,381 東国武士の多くを 配下に収めていた> 262 00:24:48,381 --> 00:24:52,885 波多野義道の妹 通子にござりまする。 263 00:24:52,885 --> 00:24:57,890 我ら一族との縁 一層 深めて頂きたく→ 264 00:24:57,890 --> 00:25:00,042 兄より申しつかって…。 265 00:25:00,042 --> 00:25:13,556 ♪♪~ 266 00:25:13,556 --> 00:25:15,856 何をしておる? 267 00:25:17,560 --> 00:25:21,047 <程なくして この2人の間に→ 268 00:25:21,047 --> 00:25:27,887 私の腹違いの兄 朝長が 生まれる事になる。→ 269 00:25:27,887 --> 00:25:33,709 前年にも 同じく腹違いの兄 義平が生まれていたが→ 270 00:25:33,709 --> 00:25:40,549 京に暮らす我が母 由良御前は 無論 知る由もなかった> 271 00:25:40,549 --> 00:25:45,388 一体 お手前は 何をなさっておいでじゃ?! 272 00:25:45,388 --> 00:25:50,876 源氏の棟梁たるお人が いつまでも位低く 検非違使で→ 273 00:25:50,876 --> 00:25:54,880 これといった手柄も立てずに くすぶっておいでとは…。 274 00:25:54,880 --> 00:25:59,552 (源為義)黙らっしゃい! 黙って聞いておれば…。 275 00:25:59,552 --> 00:26:03,889 熱田の宮の姫様か 内親王様の女房か存ぜぬが→ 276 00:26:03,889 --> 00:26:06,392 そう ずけずけ言われる筋合いは ない! 277 00:26:06,392 --> 00:26:08,377 (鎌田通清)殿。 女子の申す事ですゆえ。 278 00:26:08,377 --> 00:26:12,677 女子なら女子らしく 口をつぐんでおれ! 279 00:26:25,878 --> 00:26:30,382 申し訳ござりませぬ。 280 00:26:30,382 --> 00:26:33,382 失礼な事を申しました。 281 00:26:35,454 --> 00:26:42,754 私は ただ… お会いしとうて…。 282 00:26:45,381 --> 00:26:49,718 義朝殿に お会いしとうて…。 283 00:26:49,718 --> 00:26:58,561 ♪♪~ 284 00:26:58,561 --> 00:27:00,880 何ですか? 285 00:27:00,880 --> 00:27:03,883 <母は 一途で→ 286 00:27:03,883 --> 00:27:08,387 そして 報われぬ人であった> 287 00:27:08,387 --> 00:27:10,389 何ですか?! 288 00:27:10,389 --> 00:27:20,189 ♪♪~ 289 00:27:22,218 --> 00:27:29,892 (御影)判官代 源盛行 ならびに その妻 津守嶋子は→ 290 00:27:29,892 --> 00:27:34,880 待賢門院様に 仕える者たちでしたな? 291 00:27:34,880 --> 00:27:40,886 この度 土佐へ流す事が 決まりましてござります。 292 00:27:40,886 --> 00:27:43,889 いかなる咎にござりましょうか? 293 00:27:43,889 --> 00:27:49,895 この私を 呪詛した咎にござりまする。 294 00:27:49,895 --> 00:27:51,881 呪詛? 295 00:27:51,881 --> 00:27:54,717 躰仁を帝の座につけ→ 296 00:27:54,717 --> 00:27:58,721 あなた様を国母の座から 引きずりおろした事が→ 297 00:27:58,721 --> 00:28:02,221 よほど 気に入らなんだのでしょう。 298 00:28:08,781 --> 00:28:12,551 ♪♪~ 299 00:28:12,551 --> 00:28:19,558 (得子)判官代の館の庭より 見つかりましてござります。 300 00:28:19,558 --> 00:28:26,382 勝手にやった事か あなた様が お命じになったのか→ 301 00:28:26,382 --> 00:28:28,884 そこは 詮索致しませぬゆえ。 302 00:28:28,884 --> 00:28:32,388 (堀河局)璋子様は さような事はなさりませぬ。→ 303 00:28:32,388 --> 00:28:35,541 皇后様! 皇后様! 304 00:28:35,541 --> 00:28:40,241 堀河 もうよい。 されど…。 305 00:28:46,552 --> 00:28:52,207 これは 得子様が 皇女をお産みになった時→ 306 00:28:52,207 --> 00:28:55,207 お祝いに 私が差し上げた産着じゃ。 307 00:28:57,546 --> 00:29:05,220 では これは 璋子様を 陥れんがために 得子様が…。 308 00:29:05,220 --> 00:29:07,920 陥れるのではない。 309 00:29:10,709 --> 00:29:15,230 救うて下さるのじゃ。 310 00:29:15,230 --> 00:29:20,219 鳥羽の法皇様を傷つけ→ 311 00:29:20,219 --> 00:29:24,039 上皇様を苦しめ→ 312 00:29:24,039 --> 00:29:32,731 義清を出家に追いやった 私の愚かさを…→ 313 00:29:32,731 --> 00:29:38,053 こうして 突きつけて下さったのじゃ。 314 00:29:38,053 --> 00:29:41,056 <この僅か1か月後→ 315 00:29:41,056 --> 00:29:49,256 待賢門院様は 堀河局らと共に 髪を下ろされた> 316 00:29:51,884 --> 00:29:58,724 <待賢門院 璋子様と鳥羽法皇。→ 317 00:29:58,724 --> 00:30:05,214 この おふた方は 心を通わせ合う事のないまま→ 318 00:30:05,214 --> 00:30:10,214 ついに 別れ別れとなられた> 319 00:30:15,874 --> 00:30:18,174 元気じゃのう。 320 00:30:21,230 --> 00:30:24,230 もっと元気にしてやろうか? 321 00:30:34,560 --> 00:30:38,230 何を祈願しておるのじゃ? 322 00:30:38,230 --> 00:30:44,720 殿のご健勝 清太と清次が健やかに育つ事。 323 00:30:44,720 --> 00:30:48,891 盛国と波子様の むつまじき事。 324 00:30:48,891 --> 00:30:52,561 博多にいる兎丸たちの無事。 325 00:30:52,561 --> 00:30:57,049 平氏一門のご隆盛。 我が父の長命。 326 00:30:57,049 --> 00:31:00,552 人の事ばかりではないか。 327 00:31:00,552 --> 00:31:06,252 よし。 では そなたの事は 俺が願うてやろう。 328 00:31:09,228 --> 00:31:15,050 お頼み申しまする! 明子の健やかなる事→ 329 00:31:15,050 --> 00:31:19,722 明子の琵琶が ますます上達しまする事。 330 00:31:19,722 --> 00:31:22,391 明子の…。 殿。 331 00:31:22,391 --> 00:31:26,228 そんなに お願いされては お困りになります。 332 00:31:26,228 --> 00:31:34,553 何の! 神様が これしきの事で お困りで どうする?! 333 00:31:34,553 --> 00:31:40,853 では 一つだけ お願い致しまする。 おお 何じゃ? 334 00:31:44,046 --> 00:31:50,886 今年こそは 殿と海へ行き 船に乗れますようにと。 335 00:31:50,886 --> 00:31:55,891 ♪♪~ 336 00:31:55,891 --> 00:31:57,893 よし。 337 00:31:57,893 --> 00:32:10,222 ♪♪~ 338 00:32:10,222 --> 00:32:16,044 (せきこみ) 339 00:32:16,044 --> 00:32:20,716 いかがした? 大事ないか? 340 00:32:20,716 --> 00:32:23,051 殿 お水を。 おお。 341 00:32:23,051 --> 00:32:28,056 (明子)生田 何ぞ薬を! はい! 342 00:32:28,056 --> 00:32:32,256 心配するでない。 大丈夫じゃ。 343 00:32:36,215 --> 00:32:52,215 ♪♪~(琵琶) 344 00:32:53,882 --> 00:32:58,053 (明子の苦しむ声) 345 00:32:58,053 --> 00:33:02,391 明子? どうした? 346 00:33:02,391 --> 00:33:06,061 明子。 明子? 347 00:33:06,061 --> 00:33:09,047 明子? 348 00:33:09,047 --> 00:33:11,047 明子 しっかりせえ! 349 00:33:21,710 --> 00:33:25,881 (薬師)風病のようで ござりまするな。 350 00:33:25,881 --> 00:33:32,387 風病? 都で はやっている 疫病にござります。→ 351 00:33:32,387 --> 00:33:37,726 どなた様も 近くに寄らぬが 賢明かと存じます。 352 00:33:37,726 --> 00:33:40,896 早う 治せ。 お気の毒でござりまするが…。 353 00:33:40,896 --> 00:33:42,881 治せと言うておる! 354 00:33:42,881 --> 00:33:47,219 治せる薬が ないのでござります。 355 00:33:47,219 --> 00:33:49,221 宋の薬を手に入れよ! 356 00:33:49,221 --> 00:33:51,521 これは ご無体な…。 357 00:33:53,559 --> 00:33:55,878 もう よい! 358 00:33:55,878 --> 00:33:58,078 (盛国)殿! 359 00:33:59,882 --> 00:34:02,217 殿 どちらへ行かれまする? 博多じゃ! 360 00:34:02,217 --> 00:34:05,554 宋の薬を求めに行くのじゃ! 何を仰せです?! 361 00:34:05,554 --> 00:34:09,041 疫病ぞ! このままでは 明子は死ぬのだぞ! 362 00:34:09,041 --> 00:34:11,393 さればこそ…。 うるさい! どけ! 363 00:34:11,393 --> 00:34:15,063 落ち着いて下さりませ! 殿! 364 00:34:15,063 --> 00:34:17,215 舅殿…。 365 00:34:17,215 --> 00:34:23,055 (高階基章)申し訳ござりませぬ! 清盛様の妻として頂きながら→ 366 00:34:23,055 --> 00:34:28,126 お屋敷内に病など持ち込んで…。 かような時に 何を仰せか?! 367 00:34:28,126 --> 00:34:31,897 (盛国)何事じゃ?! (生田)熱が 一層高うなりまして。 368 00:34:31,897 --> 00:34:33,882 明子! なりませぬ! 369 00:34:33,882 --> 00:34:40,389 俺は 明子の夫ぞ! その前に 平氏のご嫡男にござります! 370 00:34:40,389 --> 00:34:43,041 清盛様に もしもの事あらば→ 371 00:34:43,041 --> 00:34:48,380 明子は 病に苦しむより もっと苦しむ事になりましょう! 372 00:34:48,380 --> 00:35:04,580 ♪♪~ 373 00:35:06,231 --> 00:35:10,402 (泣き声) 374 00:35:10,402 --> 00:35:13,889 (清太)おい 清次。 泣くでない。 泣くな。 375 00:35:13,889 --> 00:35:15,891 清次 泣くな。 376 00:35:15,891 --> 00:35:20,062 清太殿 清次殿 けんかですか? 377 00:35:20,062 --> 00:35:23,562 男子が泣いていては お母上に笑われますよ。 378 00:35:25,717 --> 00:35:30,222 (泣き声) 379 00:35:30,222 --> 00:35:34,059 何か あったのですか? 380 00:35:34,059 --> 00:35:37,896 ≪(読経) 381 00:35:37,896 --> 00:36:11,897 (読経) 382 00:36:11,897 --> 00:36:16,952 そうじゃ。 陰陽師を呼ぼう。 383 00:36:16,952 --> 00:36:22,224 薬師にも治せず 僧に祈祷させても治まらぬのじゃ。 384 00:36:22,224 --> 00:36:24,559 何か 取りついておるのやもしれぬ。 385 00:36:24,559 --> 00:36:27,045 盛国。 はっ。 陰陽師を。 386 00:36:27,045 --> 00:36:32,134 陰陽師を呼べ! 陰陽師など 当てにしてはならぬ。 387 00:36:32,134 --> 00:36:35,220 ならば どうせよと言うのですか? 388 00:36:35,220 --> 00:36:40,220 どうやって 明子の命を救うのですか?! 389 00:36:41,893 --> 00:36:49,551 ♪♪~(琵琶) 390 00:36:49,551 --> 00:36:54,051 (家貞)明子様… では ござりませぬな。 391 00:36:55,724 --> 00:37:03,398 ♪♪~ 392 00:37:03,398 --> 00:37:09,054 母上のと まるで違いまする! 贅沢を言うてはなりませぬ。 393 00:37:09,054 --> 00:37:13,054 これは 明子様直伝の音色ですよ。 394 00:37:18,213 --> 00:37:26,913 ♪♪~ 395 00:37:32,544 --> 00:37:37,899 ♪♪~(琵琶) 396 00:37:37,899 --> 00:37:39,899 と~ん。 397 00:37:41,887 --> 00:37:44,187 と~ん。 398 00:37:48,727 --> 00:37:50,729 お父上様。 399 00:37:50,729 --> 00:37:55,529 明子! 明子! 明子! 400 00:37:57,219 --> 00:37:59,219 (基章)明子! 401 00:38:04,226 --> 00:38:07,712 父上…。 402 00:38:07,712 --> 00:38:09,714 明子…。 403 00:38:09,714 --> 00:38:12,734 ≪殿~! 404 00:38:12,734 --> 00:38:15,234 北の方様が 目を。 405 00:38:17,389 --> 00:38:20,208 明子~! (盛国)お待ち下さりませ! 406 00:38:20,208 --> 00:38:23,545 明子! 明子! 死んではならんぞ! 407 00:38:23,545 --> 00:38:26,565 殿! なりませぬ! 殿は なりませぬ!→ 408 00:38:26,565 --> 00:38:29,901 殿! 殿! 409 00:38:29,901 --> 00:38:36,558 約束したではないか! 2人で船に乗り 海を見ると! 410 00:38:36,558 --> 00:38:38,558 (盛国)殿! 411 00:38:42,230 --> 00:38:46,718 もう…→ 412 00:38:46,718 --> 00:38:52,557 十分に…→ 413 00:38:52,557 --> 00:38:55,560 見せて頂きました。 414 00:38:55,560 --> 00:39:03,385 ♪♪~ 415 00:39:03,385 --> 00:39:10,225 大きな船も…→ 416 00:39:10,225 --> 00:39:13,228 海の景色も。 417 00:39:13,228 --> 00:39:23,054 ♪♪~ 418 00:39:23,054 --> 00:39:28,877 殿の目に 映っていたから。 419 00:39:28,877 --> 00:39:33,882 ♪♪~ 420 00:39:33,882 --> 00:39:41,890 殿の目に映る 広くて面白き世を…。 421 00:39:41,890 --> 00:39:45,560 ♪♪~ 422 00:39:45,560 --> 00:39:49,214 共に 思い描く事ができて…。 423 00:39:49,214 --> 00:39:56,221 ♪♪~ 424 00:39:56,221 --> 00:40:01,726 明子は…→ 425 00:40:01,726 --> 00:40:04,726 幸せにござりました。 426 00:40:07,549 --> 00:40:09,549 明子。 427 00:40:13,888 --> 00:40:15,888 殿。 428 00:40:20,211 --> 00:40:22,711 どうか…。 429 00:40:25,884 --> 00:40:29,554 悲しまないで下さりませ。 430 00:40:29,554 --> 00:40:31,554 明子。 431 00:40:34,542 --> 00:40:36,542 明子! 432 00:40:39,631 --> 00:40:43,051 明子? 433 00:40:43,051 --> 00:40:46,221 明子! (盛国)殿! 434 00:40:46,221 --> 00:40:50,225 ♪♪~ 435 00:40:50,225 --> 00:40:53,061 明子…。 436 00:40:53,061 --> 00:40:57,232 明子。 明子…。 437 00:40:57,232 --> 00:40:59,232 明子…。 438 00:41:01,886 --> 00:41:03,888 明子! 439 00:41:03,888 --> 00:41:14,399 ♪♪~ 440 00:41:14,399 --> 00:41:18,553 うあぁ! 殿! 441 00:41:18,553 --> 00:41:27,045 ♪♪~ 442 00:41:27,045 --> 00:41:29,214 この 役立たずどもが! 443 00:41:29,214 --> 00:41:35,214 明子を生き返らせよ! さもなくば 生きて ここから帰さぬ! 444 00:41:38,556 --> 00:41:40,892 早う 生き返らせよ! 445 00:41:40,892 --> 00:41:45,563 斬られたいのか?! 殿! 殿! おやめ下さりませ! 446 00:41:45,563 --> 00:41:49,884 殿! 殿~! 447 00:41:49,884 --> 00:41:52,887 恨むならば… 恨むならば→ 448 00:41:52,887 --> 00:41:58,893 宋の薬を求めるを許さぬ 法を お恨みなされませ! 449 00:41:58,893 --> 00:42:04,549 疫病を止められぬ朝廷を お恨みなされませ! 450 00:42:04,549 --> 00:42:11,222 そして 皆が健やかに…→ 451 00:42:11,222 --> 00:42:17,222 健やかに暮らせる世を 殿が おつくり下さりませ! 452 00:42:20,548 --> 00:42:30,225 それこそが 北の方様の 夢みた景色に相違ござりませぬ! 453 00:42:30,225 --> 00:42:41,886 ♪♪~ 454 00:42:41,886 --> 00:42:44,086 明子~! 455 00:42:47,559 --> 00:42:54,232 あ~っ! あ~っ! 456 00:42:54,232 --> 00:43:17,222 ♪♪~ 457 00:43:17,222 --> 00:43:21,726 <琵琶の音のごとく つつましやかに→ 458 00:43:21,726 --> 00:43:27,882 清盛と その一党を支えていた妻 明子の死は→ 459 00:43:27,882 --> 00:43:31,886 清盛を悲しませただけでなく→ 460 00:43:31,886 --> 00:43:35,890 もののけのごとく生きた 白河院の血が→ 461 00:43:35,890 --> 00:43:39,544 清盛に流れている事を→ 462 00:43:39,544 --> 00:43:46,544 育ての父 忠盛に いやおうなく思い出させた> 463 00:43:52,891 --> 00:43:54,893 清盛 生きておったか? 464 00:43:54,893 --> 00:43:58,046 妻の死に目にあう事も許されず 一体 何なのだ?! 465 00:43:58,046 --> 00:44:00,882 我が姉を 後添いに迎えては 頂けませぬか? 466 00:44:00,882 --> 00:44:05,553 お悲しみは分かりまするが ここは 一門のためにも。 467 00:44:05,553 --> 00:44:10,875 我が君。 いとしさに包まれておりまする。 468 00:44:10,875 --> 00:44:16,175 やはり 最も強き武士は源氏だ。 469 00:44:18,883 --> 00:44:21,219 <鴨川の東。→ 470 00:44:21,219 --> 00:44:23,221 現在の 松原通から→ 471 00:44:23,221 --> 00:44:26,224 五条通の 南にかけての一帯は→ 472 00:44:26,224 --> 00:44:32,547 かつて 六波羅と呼ばれ 平家の一大拠点でした。→ 473 00:44:32,547 --> 00:44:37,569 平清盛の祖父 正盛や 父 忠盛が→ 474 00:44:37,569 --> 00:44:39,888 この地に関係を持って以来→ 475 00:44:39,888 --> 00:44:44,225 平家一門の邸宅が 軒を連ねました。→ 476 00:44:44,225 --> 00:44:49,214 その数は 数千と伝えられています。→ 477 00:44:49,214 --> 00:44:53,218 六波羅は 牛車や馬に乗った人が 行き交い→ 478 00:44:53,218 --> 00:44:59,224 さながら 市のようなにぎわいを 見せたといいます。→ 479 00:44:59,224 --> 00:45:03,561 平家の華やかな身なりは 「六波羅様」と呼ばれ→ 480 00:45:03,561 --> 00:45:08,233 人々は 競って 同じ着こなし方を まねしました。→ 481 00:45:08,233 --> 00:45:12,554 誰もが 一門と縁を結ぶ事を望み→ 482 00:45:12,554 --> 00:45:18,393 その栄華は 藤原摂関家をも しのぐほどだった平家。→ 483 00:45:18,393 --> 00:45:21,896 この地に 自ら火を放つ事になろうとは→ 484 00:45:21,896 --> 00:45:25,196 知る由もありませんでした>