1 00:00:34,598 --> 00:00:39,603 (平清盛)賀茂川の水 双六の賽 山法師。 2 00:00:39,603 --> 00:00:44,608 我が意のままに してみせようぞ。 3 00:00:44,608 --> 00:00:49,908 <新しい国づくりのために 清盛が 次に目をつけたのは…> 4 00:00:53,934 --> 00:00:58,422 <強大な寺社勢力である比叡山と 強く関係を持つ事で→ 5 00:00:58,422 --> 00:01:01,775 力を増していこうとしました> 6 00:01:01,775 --> 00:01:04,945 私は これらと真摯に向き合い→ 7 00:01:04,945 --> 00:01:09,433 手を携えてまいりたいと 考えまする。 8 00:01:09,433 --> 00:01:14,771 <一方 後白河院は 清盛との対立を深めていきました> 9 00:01:14,771 --> 00:01:19,760 (西光)これ以上 平家の力が増せば 政の釣り合いが崩れましょう。 10 00:01:19,760 --> 00:01:23,263 (後白河上皇)それにも増す力を わしが持てばよい。 11 00:01:23,263 --> 00:01:28,268 <清盛は 更に 後白河院の力が及ぶ京を離れ→ 12 00:01:28,268 --> 00:01:31,605 福原に居を構えました。→ 13 00:01:31,605 --> 00:01:36,276 海に近い福原の地で 宋との交易を中心とした→ 14 00:01:36,276 --> 00:01:40,430 理想の政治を行う決意を したのです> 15 00:01:40,430 --> 00:01:43,283 都を海近くに持ってくる。 16 00:01:43,283 --> 00:01:47,771 我ら平家の都をな! 17 00:01:47,771 --> 00:02:04,938 ♪♪~(テーマ音楽) 18 00:02:04,938 --> 00:04:23,238 ♪♪~ 19 00:04:38,591 --> 00:04:40,591 遮那王。 20 00:04:45,281 --> 00:04:47,434 これは 僧都様。 21 00:04:47,434 --> 00:04:50,770 熱心に修行しておるようじゃな。 22 00:04:50,770 --> 00:04:55,770 無論にござります。 母との約束でござりますゆえ。 23 00:04:59,112 --> 00:05:01,614 (常盤御前) 鞍馬寺の→ 24 00:05:01,614 --> 00:05:06,286 僧都様じゃ。 ご挨拶せよ。 25 00:05:06,286 --> 00:05:12,275 牛若と申します。 よい子じゃな。 26 00:05:12,275 --> 00:05:14,611 せんだって言うたとおり→ 27 00:05:14,611 --> 00:05:18,615 年が明けたら 僧都様のもとで修行をし→ 28 00:05:18,615 --> 00:05:24,437 いずれ 僧侶となるのじゃ。 よいな? 29 00:05:24,437 --> 00:05:26,637 はい 母上。 30 00:05:36,266 --> 00:05:40,270 まこと 知らせなくても よろしいのですか? 31 00:05:40,270 --> 00:05:46,609 男子たるもの おのれの父が いかに生きたか知りたいは道理。→ 32 00:05:46,609 --> 00:05:49,779 しかも その父を滅ぼした相国様を…。 33 00:05:49,779 --> 00:05:56,436 私のつとめは 生きて 子らの命を守る事。 34 00:05:56,436 --> 00:06:00,273 まことの事を知れば→ 35 00:06:00,273 --> 00:06:03,610 牛若は いずれ きっと→ 36 00:06:03,610 --> 00:06:07,110 命を落とす事になりましょう。 37 00:06:10,617 --> 00:06:12,769 何か? いや。 38 00:06:12,769 --> 00:06:15,939 あっ。 39 00:06:15,939 --> 00:06:20,276 大事ござりませぬか? ああ… ああ。 40 00:06:20,276 --> 00:06:35,275 ♪♪~ 41 00:06:35,275 --> 00:06:43,933 (読経) 42 00:06:43,933 --> 00:06:47,270 <嘉応元年3月20日。→ 43 00:06:47,270 --> 00:06:50,940 清盛は 後白河院を福原に招き→ 44 00:06:50,940 --> 00:06:54,260 千僧供養を行った> 45 00:06:54,260 --> 00:07:19,560 (読経) 46 00:07:21,271 --> 00:07:25,608 本日は ありがとうございました。 47 00:07:25,608 --> 00:07:30,113 かしこくも 治天の君をお招きしての千僧供養。 48 00:07:30,113 --> 00:07:36,102 これで 福原は 特別な地となり申した。 49 00:07:36,102 --> 00:07:40,273 京でもなく 南都でもなく→ 50 00:07:40,273 --> 00:07:46,279 かように へんぴな地で 執り行うとは 極めて異例の事。 51 00:07:46,279 --> 00:07:50,279 一体 何をお考えか…。 52 00:07:52,268 --> 00:07:56,272 いや 詮索は致しませぬ。 53 00:07:56,272 --> 00:08:01,110 相国入道様のご大願 成就あそばすよう→ 54 00:08:01,110 --> 00:08:06,599 この明雲 叡山より 祈願致しましょうぞ。 55 00:08:06,599 --> 00:08:11,604 (後白河上皇) わしのためにも祈願せよ。 56 00:08:11,604 --> 00:08:16,092 のう 明雲。 57 00:08:16,092 --> 00:08:20,592 無論にござります 上皇様。 58 00:08:29,255 --> 00:08:35,762 よき供養であった。 ありがたき お言葉。 59 00:08:35,762 --> 00:08:44,437 わしを呼ぶため 財をなげうち 万全の支度をしたと見える。 60 00:08:44,437 --> 00:08:48,441 何を たくらんでおる? 61 00:08:48,441 --> 00:08:54,597 本日は 上皇様をお迎えでき 身に余る誉れ。 62 00:08:54,597 --> 00:08:59,597 どうぞ 今宵は ごゆるりと おくつろぎ下さりませ。 63 00:09:05,441 --> 00:09:12,782 こうして新しき館も完成し 千僧供養もすませた。 64 00:09:12,782 --> 00:09:15,935 この先 よほどの大事の起こらぬ限り→ 65 00:09:15,935 --> 00:09:19,272 わしは 京へは戻らぬ。 66 00:09:19,272 --> 00:09:22,609 重盛。 67 00:09:22,609 --> 00:09:24,928 はい。 68 00:09:24,928 --> 00:09:30,928 そなたは いよいよ棟梁として 一門を率いよ。 69 00:09:35,939 --> 00:09:42,239 謹んで… 承りましてござります。 70 00:09:49,602 --> 00:09:55,258 (西光)あそこが大輪田泊ですな。→ 71 00:09:55,258 --> 00:10:00,780 亡き我が主 信西が志した 遣宋使節の船。→ 72 00:10:00,780 --> 00:10:06,769 ここから出す事ができれば 何かと好都合でしょうな。 73 00:10:06,769 --> 00:10:12,592 (成親)西光殿は 相変わらず 「信西殿 信西殿」ですな。 74 00:10:12,592 --> 00:10:15,928 何か 障りでもありましょうか? 75 00:10:15,928 --> 00:10:20,099 さような事は言うておりませぬ。 76 00:10:20,099 --> 00:10:24,604 出家をし 叡山と手を組む。 77 00:10:24,604 --> 00:10:29,092 京を離れ 海の近くに住む。 78 00:10:29,092 --> 00:10:34,163 大船の入れる泊を造る。 79 00:10:34,163 --> 00:10:39,163 なるほど。 遣宋使も夢ではない。 80 00:10:42,755 --> 00:10:49,278 だが 都を留守にするは賭けじゃ。 81 00:10:49,278 --> 00:10:55,278 おのれ不在の六波羅を 一体 どう率いるつもりなのか…。 82 00:11:00,606 --> 00:11:05,611 義弟と 酒でも飲みとうなりました。 83 00:11:05,611 --> 00:11:14,270 ♪♪~ 84 00:11:14,270 --> 00:11:21,570 ほう 棟梁になられましたか。 ハハッ それは めでたい。 さあ。 85 00:11:24,330 --> 00:11:28,101 ありがとう存じます。 86 00:11:28,101 --> 00:11:33,172 いかがなされた? 思う事あらば 何でも言うて下され。 87 00:11:33,172 --> 00:11:37,172 我ら 義理とはいえ 兄弟ではござらぬか。 88 00:11:40,780 --> 00:11:47,270 私に… つとまるでしょうか? 89 00:11:47,270 --> 00:11:53,109 何を言うておられる? 無論ではないか。 90 00:11:53,109 --> 00:12:01,267 私は 母 時子の 実の子ではござりませぬ。 91 00:12:01,267 --> 00:12:06,606 母の産んだ弟 宗盛こそが 棟梁となるべき。 92 00:12:06,606 --> 00:12:08,925 そう思う者も おりましょう。 93 00:12:08,925 --> 00:12:12,595 (笑い声) 94 00:12:12,595 --> 00:12:16,933 さような事を 気に病んで おったのでござりますか。 95 00:12:16,933 --> 00:12:20,603 血筋だけが棟梁の器を 決めるのではない事は→ 96 00:12:20,603 --> 00:12:24,440 清盛入道様が 身をもって証し立てなされた。 97 00:12:24,440 --> 00:12:28,945 そなたは その清盛様と ご兄弟の誰よりも長く→ 98 00:12:28,945 --> 00:12:36,602 時を過ごしてこられたお人。 何も案ずる事はござりませぬ。 99 00:12:36,602 --> 00:12:39,605 まこと… そう思われまするか? 100 00:12:39,605 --> 00:12:42,925 いかにも。 さにあらずば→ 101 00:12:42,925 --> 00:12:48,925 何故 大事な妹 経子を そなたの妻にさせましょう。 102 00:12:51,100 --> 00:12:53,100 おお。 103 00:12:56,172 --> 00:13:02,472 あっ 酒が無うなりました。 持ってこさせましょう。 104 00:13:10,603 --> 00:13:12,603 小物が…。 105 00:13:14,257 --> 00:13:20,596 (滋子)皆々 これより 我が院司として しかと仕えよ。 106 00:13:20,596 --> 00:13:24,283 そなたたちには つとめが 山のようにある。 107 00:13:24,283 --> 00:13:27,283 中でも とりわけ大事なのは…。 108 00:13:36,429 --> 00:13:39,599 我が酒に つきあう事じゃ。 109 00:13:39,599 --> 00:13:41,934 (笑い声) 110 00:13:41,934 --> 00:13:49,258 さあ 皆 飲むがよい。 建春門院様との かための酒ぞ。 111 00:13:49,258 --> 00:13:51,277 <4月12日。→ 112 00:13:51,277 --> 00:13:56,599 後白河院の寵愛するお后 滋子様が 院号宣下を受け→ 113 00:13:56,599 --> 00:13:59,602 建春門院となられた。→ 114 00:13:59,602 --> 00:14:04,273 朝廷における建春門院様の力は 著しく増し→ 115 00:14:04,273 --> 00:14:11,948 その兄 時忠や 甥の宗盛が 院司に任ぜられるなど重用された> 116 00:14:11,948 --> 00:14:15,601 (平宗盛)何とも 豪儀な事でござりますな。 117 00:14:15,601 --> 00:14:21,274 我が妹ながら 大した器よ。 118 00:14:21,274 --> 00:14:23,943 忘れるでないぞ 宗盛。 119 00:14:23,943 --> 00:14:30,143 あの見事なお方の姉が そなたを産んだ母である事を。 120 00:14:32,268 --> 00:14:39,275 自信を持て。 血筋ほど 確かなものはないのだ。 121 00:14:39,275 --> 00:14:48,434 ♪♪~ 122 00:14:48,434 --> 00:14:54,106 (兎丸)泊の普請やけどな これは やっかいやで。 ん? 123 00:14:54,106 --> 00:14:57,593 唐船は 幅は広いし 底も深い。→ 124 00:14:57,593 --> 00:14:59,946 あれを ひっくり返さんと 入れよう思たら→ 125 00:14:59,946 --> 00:15:02,782 西側の岬を削らなあかんし→ 126 00:15:02,782 --> 00:15:08,938 東側には 風よけ 波よけの島でも 造るしかあらへんで。 127 00:15:08,938 --> 00:15:12,608 ならば 造れ。 128 00:15:12,608 --> 00:15:17,597 お前なあ 古今東西 どこ見渡しても→ 129 00:15:17,597 --> 00:15:20,433 そんな アホな事してる奴 おらへんで! 130 00:15:20,433 --> 00:15:24,270 誰もやった事がないゆえ やるのだ。 131 00:15:24,270 --> 00:15:29,275 万事先例が大事の朝廷におっては できぬ事をな。 132 00:15:29,275 --> 00:15:32,094 そやけど そんなん どないして…。 133 00:15:32,094 --> 00:15:35,097 考えよ。 134 00:15:35,097 --> 00:15:41,604 餅は つかねば食えぬ。 つく前に諦めるのか? ん? 135 00:15:41,604 --> 00:15:45,304 ん? ん? 136 00:15:48,928 --> 00:15:52,598 よっしゃ~! やったろうやないか! 137 00:15:52,598 --> 00:15:54,617 うむ。 138 00:15:54,617 --> 00:15:57,917 (兎丸)行くぞ! (一同)承知! 139 00:16:03,259 --> 00:16:07,613 (平盛国)なんと まあ 伸び伸びと。 140 00:16:07,613 --> 00:16:12,668 うむ。 やはり 海の事は兎丸じゃ。 141 00:16:12,668 --> 00:16:15,921 殿にござります。 142 00:16:15,921 --> 00:16:18,941 京を若君様に任され→ 143 00:16:18,941 --> 00:16:23,262 安堵されたのでは ござりませぬか? 144 00:16:23,262 --> 00:16:25,948 安堵。 145 00:16:25,948 --> 00:16:30,948 さて それは どうであろう? 146 00:16:34,273 --> 00:16:43,282 重盛… あやつは 心が清い。 147 00:16:43,282 --> 00:16:49,282 だが 清いだけでつとまらぬが 武門の棟梁じゃ。 148 00:17:09,275 --> 00:17:12,611 捕まえた! 149 00:17:12,611 --> 00:17:16,265 えっ? 人? 150 00:17:16,265 --> 00:17:22,565 も… 申し訳ござりませぬ! 大事ござりませぬか? 151 00:17:27,426 --> 00:17:29,426 殺してくれ。 152 00:17:31,597 --> 00:17:33,597 殺してくれ。 153 00:17:35,267 --> 00:17:39,939 頼む。 殺してくれ。 154 00:17:39,939 --> 00:17:50,266 ♪♪~ 155 00:17:50,266 --> 00:17:52,266 父上。 156 00:17:54,270 --> 00:17:56,770 ここで 何をしておる? 157 00:17:59,942 --> 00:18:04,947 よいか? 二度と ここへは来てはならぬ。 158 00:18:04,947 --> 00:18:08,267 何故でござりますか? 何故でもだ。 159 00:18:08,267 --> 00:18:12,271 あの方は どなたなので…。 知らずともよい! 160 00:18:12,271 --> 00:18:20,930 頼む。 此度ばかりは 父の言う事を聞いてくれ。 161 00:18:20,930 --> 00:18:26,230 頼む。 はい 父上。 162 00:18:30,606 --> 00:18:34,610 では 気を付けて帰れ。 はい。 163 00:18:34,610 --> 00:18:50,109 ♪♪~ 164 00:18:50,109 --> 00:18:55,931 佐殿 お加減は いかがにござりますか? 165 00:18:55,931 --> 00:18:57,933 佐殿? 166 00:18:57,933 --> 00:19:08,633 ♪♪~ 167 00:19:10,763 --> 00:19:15,434 (後白河上皇) 宮中には 男子 女子問わず→ 168 00:19:15,434 --> 00:19:20,940 そなたを慕う者が 後を絶たぬと聞く。 169 00:19:20,940 --> 00:19:25,261 まこと 見事な女子じゃ。 170 00:19:25,261 --> 00:19:32,961 その私を妻とした あなた様も また 見事なお方。 171 00:19:34,770 --> 00:19:40,270 存分に ご自分の政をなされませ。 172 00:19:44,847 --> 00:19:47,847 出家を考えておる。 173 00:19:54,840 --> 00:19:58,761 白河院も手を焼いた山法師。 174 00:19:58,761 --> 00:20:05,935 それを支配するには 仏法の頂に立たねばならぬ。 175 00:20:05,935 --> 00:20:25,938 ♪♪~ 176 00:20:25,938 --> 00:20:31,260 <6月17日 後白河院が ご出家なされ→ 177 00:20:31,260 --> 00:20:34,930 法皇となられた。→ 178 00:20:34,930 --> 00:20:39,101 その際 戒師に選ばれたのは 延暦寺ではなく→ 179 00:20:39,101 --> 00:20:44,801 長らく 叡山と対立してきた 園城寺の僧たちであった> 180 00:20:51,263 --> 00:20:55,267 <これまで 帝や院のご出家の戒師は→ 181 00:20:55,267 --> 00:20:58,604 延暦寺の僧が選ばれてきた。→ 182 00:20:58,604 --> 00:21:02,775 しかし 後白河院は 比叡山牽制のために→ 183 00:21:02,775 --> 00:21:07,763 あえて 園城寺を お選びになったのである> 184 00:21:07,763 --> 00:21:23,946 ♪♪~ 185 00:21:23,946 --> 00:21:27,433 あの 今様かぶれが…。 186 00:21:27,433 --> 00:21:32,438 我らを侮りおって…。 187 00:21:32,438 --> 00:21:38,110 何ぞ おとしめる手だては ないものか…。 188 00:21:38,110 --> 00:21:41,597 <山法師たちが 後白河院を やり込めようと→ 189 00:21:41,597 --> 00:21:47,597 その機会をうかがっていた その時に 事件は起きた> 190 00:21:54,276 --> 00:21:59,598 <成親が治める尾張国の役人 藤原政友が→ 191 00:21:59,598 --> 00:22:05,938 日吉の社に仕える神人たちと衝突。 死者を出した。→ 192 00:22:05,938 --> 00:22:10,259 日吉の社を治める比叡山が この事に憤慨。→ 193 00:22:10,259 --> 00:22:13,929 成親と政友の処分を求めてきた> 194 00:22:13,929 --> 00:22:18,600 やっかいな事に なる前に→ 195 00:22:18,600 --> 00:22:23,939 知行国主のそなたも 目代 政友ともども→ 196 00:22:23,939 --> 00:22:27,943 何らか処罰をせねばなるまい。 197 00:22:27,943 --> 00:22:30,279 さような… 私は何も…。 198 00:22:30,279 --> 00:22:32,948 検非違使別当。 199 00:22:32,948 --> 00:22:37,936 今 政友を調べておりまする。 詳しい事が分かり次第…。 200 00:22:37,936 --> 00:22:40,936 (後白河法皇)それには及ばぬ。 201 00:22:43,592 --> 00:22:49,948 山法師の言いがかりに 屈してはならぬ。 202 00:22:49,948 --> 00:22:53,952 されど 政友が神人を殺めたは まことの…。 203 00:22:53,952 --> 00:22:58,941 いさかいの発端を作ったは 神人どもの方と聞く。 204 00:22:58,941 --> 00:23:00,926 (基房)ですから それを今…。 205 00:23:00,926 --> 00:23:07,116 罪に問われるべきは 神人どもの方じゃ。 206 00:23:07,116 --> 00:23:13,916 検非違使別当 時忠 今すぐ 神人どもを捕らえよ! 207 00:23:16,275 --> 00:23:18,277 承知つかまつりました。 208 00:23:18,277 --> 00:23:22,431 <後白河院は さしたる取り調べもせずに→ 209 00:23:22,431 --> 00:23:28,231 日吉の社の神人 3人を 禁獄に処した> 210 00:23:31,423 --> 00:23:35,277 強訴じゃ! 神輿を出せ! 211 00:23:35,277 --> 00:23:37,613 目代 政友の禁獄と→ 212 00:23:37,613 --> 00:23:42,284 権中納言 成親の流罪を 求めるのじゃ! 213 00:23:42,284 --> 00:23:44,603 (一同)お~っ! 214 00:23:44,603 --> 00:23:47,272 強訴じゃ~! 215 00:23:47,272 --> 00:23:51,610 ♪♪~ 216 00:23:51,610 --> 00:23:59,601 ≪(騒ぐ声) 217 00:23:59,601 --> 00:24:01,801 何事じゃ? 218 00:24:04,273 --> 00:24:07,426 (平経盛)申し上げます。 山法師どもが神輿を担ぎ→ 219 00:24:07,426 --> 00:24:10,762 この内裏に迫っている由に ござります。 220 00:24:10,762 --> 00:24:17,769 ≪権中納言 成親を流罪にせよ! (一同)流罪にせよ! 221 00:24:17,769 --> 00:24:22,608 帝を お守りせよ。 (2人)はっ。 222 00:24:22,608 --> 00:24:44,279 権中納言 成親を流罪にせよ! (一同)流罪にせよ! 223 00:24:44,279 --> 00:24:47,933 <神輿を担いだ山法師たちが 向かったのは→ 224 00:24:47,933 --> 00:24:51,436 思いもかけぬ場所であった。→ 225 00:24:51,436 --> 00:24:57,109 強訴は 院のおわす御所に向けて 行われるはずのもの。→ 226 00:24:57,109 --> 00:25:02,931 帝の内裏が襲われるなど 異例の事だった> 227 00:25:02,931 --> 00:25:05,601 おのれ 明雲。 228 00:25:05,601 --> 00:25:09,938 幼き帝のもとへ押し寄せるとは 卑怯なり! 229 00:25:09,938 --> 00:25:15,238 申したき儀があらば 御所へ参れと伝えよ! はっ。 230 00:25:16,945 --> 00:25:21,934 これは 異な事を仰せになる。 231 00:25:21,934 --> 00:25:31,109 かくの如き時 幼主といえども 参内するは これ 恒例なり。 232 00:25:31,109 --> 00:25:35,430 再度 明雲へ使いを出せ! はっ。 233 00:25:35,430 --> 00:25:40,502 何度 使いが来ても同じ事。 234 00:25:40,502 --> 00:25:46,258 権中納言 成親を 流罪と定めるまでは→ 235 00:25:46,258 --> 00:25:49,258 てこでも動きませぬぞ。 236 00:25:54,266 --> 00:25:58,937 (盛国)宮中に乱入し 神輿ごと居座るとは…。 237 00:25:58,937 --> 00:26:01,940 (笑い声) 238 00:26:01,940 --> 00:26:06,995 要は 法皇様への嫌がらせじゃな。 239 00:26:06,995 --> 00:26:10,766 山法師に屈する事をよしとせず→ 240 00:26:10,766 --> 00:26:15,604 思うままにしたいという野心を むき出しにしておるゆえのう。 241 00:26:15,604 --> 00:26:19,608 叡山としては 寵臣の成親様を退け→ 242 00:26:19,608 --> 00:26:22,611 力を そごうとしておるので ござりましょう。 243 00:26:22,611 --> 00:26:27,266 野心は結構だが やりようが つたない。 244 00:26:27,266 --> 00:26:29,268 困ったお人じゃ。 245 00:26:29,268 --> 00:26:32,604 (平貞能)ご自身では 手に負えなくなった法皇様は→ 246 00:26:32,604 --> 00:26:38,604 今宵 この事を朝廷で議せよと 命を下された由にござります。 247 00:26:41,930 --> 00:26:47,769 (重盛)ご案じなされますな。 断じて流罪になどさせませぬ。 248 00:26:47,769 --> 00:26:56,611 お下知あらば すぐさま内裏を攻め 山法師どもを山へ帰らせますゆえ。 249 00:26:56,611 --> 00:27:00,611 我が義弟よ。 なんと頼もしい。 250 00:27:03,268 --> 00:27:06,938 (平教盛)今 この御所には 我ら平家の兵→ 251 00:27:06,938 --> 00:27:10,275 都合 650騎が控えております。 252 00:27:10,275 --> 00:27:14,780 すぐにも内裏を攻めれば たちまち追い出せましょう。 253 00:27:14,780 --> 00:27:19,434 されど 山法師は 神輿を 持ち込んでおるのであろう? 254 00:27:19,434 --> 00:27:23,605 さようなところで 戦まがいの事をして→ 255 00:27:23,605 --> 00:27:27,609 傷つけでもしたら…。 それは ならぬ! 256 00:27:27,609 --> 00:27:31,279 神罰が下ろう。 (教盛)ならば→ 257 00:27:31,279 --> 00:27:34,616 成親様流罪の訴えを 受けるのですね? 258 00:27:34,616 --> 00:27:41,106 いや そうはいくまい。 ならば 攻めましょう! 259 00:27:41,106 --> 00:27:43,106 かような闇夜にか? 260 00:27:52,934 --> 00:27:56,605 殿。 (重盛)貞能 戻ったか。 261 00:27:56,605 --> 00:28:00,258 早う支度をし 出動の命に備えよ。 262 00:28:00,258 --> 00:28:04,763 大殿より 言づてがござります。 263 00:28:04,763 --> 00:28:10,563 議定で いかなる結論が出ても 断じて 事を構えるなと。 264 00:28:13,605 --> 00:28:19,277 我ら平家は 叡山との仲を 良好に保つ事こそ急務。 265 00:28:19,277 --> 00:28:22,264 断じて 敵対してはならぬ。 266 00:28:22,264 --> 00:28:27,602 ♪♪~ 267 00:28:27,602 --> 00:28:30,272 信じられぬ。 268 00:28:30,272 --> 00:28:33,275 事は 成親様の流罪ぞ。 269 00:28:33,275 --> 00:28:36,445 無論 その事も申し上げましたが…。 270 00:28:36,445 --> 00:28:40,599 成親様は 義理とはいえ 重盛様の御兄君。 271 00:28:40,599 --> 00:28:42,601 それを みすみす お見放しに…。 272 00:28:42,601 --> 00:28:47,923 流罪にしてから救う手だては いくらでもある。 273 00:28:47,923 --> 00:28:50,275 重盛に伝えよ。 274 00:28:50,275 --> 00:28:55,330 今 平家のなすべき事は 成親を救う事にあらず。 275 00:28:55,330 --> 00:28:58,283 この一件を うまく操り→ 276 00:28:58,283 --> 00:29:02,604 平家の力なくして 法皇様には何もなせぬと→ 277 00:29:02,604 --> 00:29:05,607 思い知らせる事だと。 278 00:29:05,607 --> 00:29:11,930 ♪♪~ 279 00:29:11,930 --> 00:29:13,932 議定は まだ終わらぬのか!? 280 00:29:13,932 --> 00:29:17,936 (西光)今 確かめたところ 論議は 堂々巡りとの事。 281 00:29:17,936 --> 00:29:21,936 もうよい。 待っておられぬ! 282 00:29:25,594 --> 00:29:27,612 者ども! 283 00:29:27,612 --> 00:29:32,934 兵を率いて内裏へ向かい 不埒な山法師どもを打ち払え! 284 00:29:32,934 --> 00:29:35,270 (一同)はっ! 285 00:29:35,270 --> 00:29:46,281 ♪♪~ 286 00:29:46,281 --> 00:29:48,581 おそれながら…。 287 00:29:50,268 --> 00:29:56,424 夜討ちは はばかられまする。 288 00:29:56,424 --> 00:29:58,777 何を世迷言を申しておる? 289 00:29:58,777 --> 00:30:04,266 山法師どもは 神輿を奉じて 居座っておりまする。 290 00:30:04,266 --> 00:30:08,103 万一 これに傷でもつける事あらば…。 291 00:30:08,103 --> 00:30:10,105 よいゆえ 早う行け! 292 00:30:10,105 --> 00:30:15,093 棟梁として さような命は出せませぬ! 293 00:30:15,093 --> 00:30:22,434 ♪♪~ 294 00:30:22,434 --> 00:30:24,936 <この夜 後白河院は→ 295 00:30:24,936 --> 00:30:29,107 3度にわたって 山法師追討を お命じになったが→ 296 00:30:29,107 --> 00:30:35,430 重盛は ついに動かなかった。→ 297 00:30:35,430 --> 00:30:40,268 追い詰められた後白河院は 政友を獄に下す事と→ 298 00:30:40,268 --> 00:30:47,108 成親を 備中の国へ 流罪とする事を申し渡した。→ 299 00:30:47,108 --> 00:30:52,808 これにより 山法師たちは ようやく帰山した> 300 00:31:38,276 --> 00:31:40,276 経子。 301 00:31:57,262 --> 00:31:59,262 すまぬ。 302 00:32:09,107 --> 00:32:11,107 すまぬ。 303 00:32:15,263 --> 00:32:18,263 お疲れになったでしょう? 304 00:32:22,771 --> 00:32:26,775 すぐに 朝餉に致しましょう。 305 00:32:26,775 --> 00:32:45,260 ♪♪~ 306 00:32:45,260 --> 00:32:47,612 <しかし ほどなくして→ 307 00:32:47,612 --> 00:32:51,599 後白河院は 思いがけぬ裁断を下した> 308 00:32:51,599 --> 00:32:54,599 検非違使別当 時忠。 309 00:32:56,604 --> 00:33:02,260 そなたを解官する。 えっ? 310 00:33:02,260 --> 00:33:08,116 そして 出雲に流罪とする。 311 00:33:08,116 --> 00:33:13,416 何故にござりますか? 私に 何の咎が? 312 00:33:17,609 --> 00:33:22,280 ♪♪~ 313 00:33:22,280 --> 00:33:27,602 (西光)成親殿。 備中へ旅立たれたのでは? 314 00:33:27,602 --> 00:33:36,277 成親は 召し返した。 此度の事 成親には何の咎もない。 315 00:33:36,277 --> 00:33:39,931 咎められるべきは 尾張の事件について→ 316 00:33:39,931 --> 00:33:44,602 いい加減な取り調べをした 検非違使別当→ 317 00:33:44,602 --> 00:33:49,657 すなわち 時忠 そちじゃ。 318 00:33:49,657 --> 00:33:52,610 法皇様 いくら何でも ご無体な! 319 00:33:52,610 --> 00:33:58,310 時忠を解官の後 成親を検非違使別当とする。 320 00:34:03,104 --> 00:34:06,608 (時子)いかなる事じゃ? 時忠が流罪などと…。 321 00:34:06,608 --> 00:34:08,610 (平頼盛)比叡山と同時に→ 322 00:34:08,610 --> 00:34:14,099 我ら平家をも威圧しようとの お考えにござりましょう。 323 00:34:14,099 --> 00:34:18,599 重盛。 法皇様をお諫めせよ。 324 00:34:21,256 --> 00:34:23,775 はっ。 325 00:34:23,775 --> 00:34:28,096 (平知盛)母上 重盛の兄上のお立場では→ 326 00:34:28,096 --> 00:34:30,098 成親様を お守りしようとなさる→ 327 00:34:30,098 --> 00:34:32,434 法皇様を お諫めできぬも→ 328 00:34:32,434 --> 00:34:36,271 道理にござりましょう。 されど このままでは また→ 329 00:34:36,271 --> 00:34:38,571 強訴が起きましょう。 330 00:34:45,096 --> 00:34:48,933 (平宗清)もはや 大殿に お出まし頂くよりほか→ 331 00:34:48,933 --> 00:34:51,269 ないのではござりませぬか? 332 00:34:51,269 --> 00:34:56,107 それは ならぬ。 一門を率いるは 私のつとめだ! 333 00:34:56,107 --> 00:35:02,307 おそれながら それができておれば 何も申しませぬ。 334 00:35:09,103 --> 00:35:14,943 <時忠は流罪を免れず 事態は深刻になりつつある中→ 335 00:35:14,943 --> 00:35:19,943 清盛は 重盛と頼盛を 福原に呼んだ> 336 00:35:27,438 --> 00:35:31,943 再び 山法師たちが入京し 強訴に及ぶとの噂が→ 337 00:35:31,943 --> 00:35:37,265 まことしやかに ささやかれておりまする。 338 00:35:37,265 --> 00:35:41,436 集められるだけの兵を 六波羅に集めておけ。 339 00:35:41,436 --> 00:35:46,136 だが 断じて動かすでない。 340 00:35:50,595 --> 00:35:56,100 「断じて」とは たとえ 強訴が起きてもでしょうか? 341 00:35:56,100 --> 00:35:58,100 そうじゃ。 342 00:36:00,438 --> 00:36:04,259 島の調べを進めよ。 (盛国)はっ。 343 00:36:04,259 --> 00:36:17,272 ♪♪~ 344 00:36:17,272 --> 00:36:21,426 (西光)六波羅に おびただしい数の 兵が集まっておりまする。 345 00:36:21,426 --> 00:36:26,948 再びの強訴に 備えておるのであろう。 346 00:36:26,948 --> 00:36:31,948 比叡山に加担するつもりとも 考えられましょう。 347 00:36:35,607 --> 00:36:41,596 一体 あれは何事か? 348 00:36:41,596 --> 00:36:46,601 何故 平家から 何の知らせもない? 349 00:36:46,601 --> 00:36:55,927 ♪♪~ 350 00:36:55,927 --> 00:36:59,597 (伊藤忠清) 重盛様 やみくもなお召しに→ 351 00:36:59,597 --> 00:37:02,283 兵たちも当惑しております。→ 352 00:37:02,283 --> 00:37:05,983 何か言うてやっては 下さりませぬか? 353 00:37:13,094 --> 00:37:18,166 兄上。 法皇様が おいでになりました。 354 00:37:18,166 --> 00:37:20,268 な… なんと!? 355 00:37:20,268 --> 00:37:24,968 兄上。 摂政様と右大臣様が…。 356 00:37:38,269 --> 00:37:42,106 (基房)これは法皇様。→ 357 00:37:42,106 --> 00:37:44,943 自ら お出ましとは。 358 00:37:44,943 --> 00:37:47,643 そなたたちこそ。 359 00:37:55,937 --> 00:38:00,637 (成親)重盛殿。 この兵は何事ぞ? 360 00:38:03,111 --> 00:38:05,596 よもや 再び私を見捨て→ 361 00:38:05,596 --> 00:38:12,296 比叡山に加担するつもりでは あるまいな!? 義弟よ。 362 00:38:21,596 --> 00:38:23,596 ≪(いななき) 363 00:38:29,604 --> 00:38:47,604 ♪♪~ 364 00:38:53,094 --> 00:38:55,930 (重盛)父上。 365 00:38:55,930 --> 00:38:58,630 これは 方々。 366 00:39:00,935 --> 00:39:09,427 何事にござりますか? そなたこそ これは何事じゃ? 367 00:39:09,427 --> 00:39:12,930 ん? 「これ」とは? 368 00:39:12,930 --> 00:39:20,271 とぼけるでない。 この兵は 何のために集めた? 369 00:39:20,271 --> 00:39:23,591 強訴を阻むためか? 370 00:39:23,591 --> 00:39:27,929 それとも 加担するためか!? 371 00:39:27,929 --> 00:39:32,950 これは 異な事を仰せになる。 372 00:39:32,950 --> 00:39:39,750 武家館に兵が集まり 調練致すは 常日頃の事にござります。 373 00:39:42,276 --> 00:39:47,276 では 何故 都に戻った? 374 00:39:51,102 --> 00:39:55,602 比叡山に参るためにござります。 375 00:39:58,426 --> 00:40:02,263 比叡山じゃと? 376 00:40:02,263 --> 00:40:04,282 一体 何用あって? 377 00:40:04,282 --> 00:40:09,937 な~に ただの山登りじゃ。 378 00:40:09,937 --> 00:40:16,611 毎日 海ばかり眺めておっても 飽きるゆえのう。 379 00:40:16,611 --> 00:40:49,260 ♪♪~ 380 00:40:49,260 --> 00:40:52,930 <嘉応の強訴と呼ばれる 一連の出来事は→ 381 00:40:52,930 --> 00:40:56,934 天下の大事には 清盛が欠かせぬ事を→ 382 00:40:56,934 --> 00:40:59,634 世に知らしめた> 383 00:41:01,939 --> 00:41:06,594 <この後 後白河院は 再び裁断を覆され→ 384 00:41:06,594 --> 00:41:11,666 時忠を呼び戻して 成親を解官した。→ 385 00:41:11,666 --> 00:41:16,604 清盛が明雲にとりなし 流罪だけは免れたが→ 386 00:41:16,604 --> 00:41:20,604 成親の恨みは 深く残った> 387 00:41:22,276 --> 00:41:25,780 (兼実)お気に入りの近臣のために 勝手を繰り返し→ 388 00:41:25,780 --> 00:41:29,267 あげく こうして屈するとは。 389 00:41:29,267 --> 00:41:33,104 まさしく 有りてなきが如き沙汰。 390 00:41:33,104 --> 00:41:38,159 法皇様の行っておられるのは もはや 政にあらず。 391 00:41:38,159 --> 00:41:40,761 天魔の所為なり。 392 00:41:40,761 --> 00:41:43,761 まあ よいではないか。 393 00:41:46,951 --> 00:41:54,951 平家の弱点を見つける よい機会となった。 394 00:41:58,930 --> 00:42:05,630 では 道中 お気を付けて お帰り下さりませ。 うむ。 395 00:42:11,425 --> 00:42:15,096 (徳子)父上。 396 00:42:15,096 --> 00:42:19,767 またの ご上洛を お待ちしております。 397 00:42:19,767 --> 00:42:26,941 徳子。 しばらく見ぬうちに 随分と娘らしゅうなったのう。 398 00:42:26,941 --> 00:42:29,610 (時子)もう 16にござります。 399 00:42:29,610 --> 00:42:34,910 16? そうか もう…。 400 00:42:36,767 --> 00:42:42,267 何か? いや。 では 重盛。 401 00:42:44,609 --> 00:42:46,609 頼んだぞ。 402 00:42:50,598 --> 00:42:52,600 はっ。 403 00:42:52,600 --> 00:43:05,279 ♪♪~ 404 00:43:05,279 --> 00:43:12,270 <清盛という巨人が 輝かしい光に照らされるほどに→ 405 00:43:12,270 --> 00:43:17,970 平家一門は その巨大な影に 飲み込まれていった> 406 00:43:23,431 --> 00:43:26,934 平家の土台を たたき壊してやるのだ! 407 00:43:26,934 --> 00:43:29,937 な… 何をする!? 私は 平家の…。 408 00:43:29,937 --> 00:43:31,939 重盛 黙っておるつもりか!? 409 00:43:31,939 --> 00:43:36,944 兄上のお子が 辱められたのですぞ。 410 00:43:36,944 --> 00:43:40,931 重盛らしい裁断じゃ。 411 00:43:40,931 --> 00:43:45,603 申し訳ござらぬ! 申し訳ござらぬ! 412 00:43:45,603 --> 00:43:47,603 殿! 413 00:43:50,274 --> 00:43:52,610 <厳島神社は→ 414 00:43:52,610 --> 00:44:00,951 清盛が 平安時代の文化の粋を 集めて造った社です。→ 415 00:44:00,951 --> 00:44:07,274 栄華の到来を 厳島信仰のおかげだとした清盛。→ 416 00:44:07,274 --> 00:44:10,277 当時 都から1週間かかる距離を→ 417 00:44:10,277 --> 00:44:15,577 一門を引き連れて 幾度も参詣しました> 418 00:44:18,602 --> 00:44:21,105 <舞楽は 清盛が→ 419 00:44:21,105 --> 00:44:24,442 大阪の四天王寺から うつしたものとされ→ 420 00:44:24,442 --> 00:44:30,264 神社の人々によって 大切に受け継がれています。→ 421 00:44:30,264 --> 00:44:34,935 厳島神社の西にある…> 422 00:44:34,935 --> 00:44:37,772 <毎年 清盛の偉業をたたえ→ 423 00:44:37,772 --> 00:44:44,261 命日の3月20日には 祭りが行われています。→ 424 00:44:44,261 --> 00:44:49,600 清盛が 新しい国の象徴とした 厳島神社。→ 425 00:44:49,600 --> 00:44:54,600 今も 多くの人々が 愛し続けているのです>