1 00:00:36,424 --> 00:00:38,610 (後白河法皇)賽を振るのじゃ。 2 00:00:38,610 --> 00:00:44,098 <長きにわたる 清盛と後白河法皇との権力争い。→ 3 00:00:44,098 --> 00:00:48,770 双六勝負は 佳境を迎えていました。→ 4 00:00:48,770 --> 00:00:51,773 時には 相手の駒を押しのけつつ→ 5 00:00:51,773 --> 00:00:55,093 先に 全ての手駒を 陣地へ引き寄せれば→ 6 00:00:55,093 --> 00:00:58,763 あがりとなる双六。→ 7 00:00:58,763 --> 00:01:03,434 清盛が次に出したい賽の目 それは…> 8 00:01:03,434 --> 00:01:06,771 (平清盛)帝に 皇子様が お生まれになれば→ 9 00:01:06,771 --> 00:01:11,593 王家と平家の絆は 一層 盤石。 10 00:01:11,593 --> 00:01:16,431 <自らの政治基盤を 更に固める事。→ 11 00:01:16,431 --> 00:01:19,767 しかし 次に出た目は…。→ 12 00:01:19,767 --> 00:01:25,089 滋子によって保たれていた 清盛と後白河法皇との均衡は→ 13 00:01:25,089 --> 00:01:28,092 崩れようとしていました。→ 14 00:01:28,092 --> 00:01:32,764 次に いい目を出すのは どちらか?→ 15 00:01:32,764 --> 00:01:36,434 再び 賽は振られたのです> 16 00:01:36,434 --> 00:01:42,590 双六の賽 我が意のままにしてみせようぞ。 17 00:01:42,590 --> 00:01:59,590 ♪♪~(テーマ音楽) 18 00:01:59,590 --> 00:04:18,390 ♪♪~ 19 00:04:20,098 --> 00:04:28,439 (後白河法皇) ♪♪「遊びをせんとや」 20 00:04:28,439 --> 00:04:35,763 ♪♪「生まれけむ」 21 00:04:35,763 --> 00:04:43,437 (後白河法皇 滋子) ♪♪「戯れせんとや」 22 00:04:43,437 --> 00:04:49,927 ♪♪「生まれけん」 23 00:04:49,927 --> 00:05:03,441 ♪♪「遊ぶ子どもの声聞けば」 24 00:05:03,441 --> 00:05:11,933 ♪♪「わが身さへこそ」 25 00:05:11,933 --> 00:05:16,933 ♪♪「動がるれ」 26 00:05:23,427 --> 00:05:28,933 もう 何も 教え致す事はござりませぬ。 27 00:05:28,933 --> 00:05:34,005 法皇様の目指す道と 歌とが→ 28 00:05:34,005 --> 00:05:39,927 ついに 一つになったという事に ござりましょう。 29 00:05:39,927 --> 00:05:46,601 それは 建春門院様が→ 30 00:05:46,601 --> 00:05:52,089 はかなくなられた事で かえって…。 31 00:05:52,089 --> 00:06:11,275 ♪♪~ 32 00:06:11,275 --> 00:06:15,263 きっと 皇子を産みまする。 33 00:06:15,263 --> 00:06:27,758 ♪♪~ 34 00:06:27,758 --> 00:06:35,058 亡き建春門院様を祖母に持つ 賢い皇子を。 35 00:06:39,270 --> 00:06:44,270 きっと 授かろう。 36 00:06:50,448 --> 00:06:55,503 (源頼朝)<高倉帝と 清盛の娘 徳子様の間に→ 37 00:06:55,503 --> 00:07:00,503 皇子 ご誕生の気配は いまだ なかった> 38 00:07:04,262 --> 00:07:09,100 これら品々 全て 厳島へ送るよう手配せよ。 39 00:07:09,100 --> 00:07:15,089 厳島の社へ奉納し 中宮様のご懐妊を祈願するのじゃ。 40 00:07:15,089 --> 00:07:17,775 (平盛国)承知つかまつりました。 41 00:07:17,775 --> 00:07:20,278 建春門院様亡き今→ 42 00:07:20,278 --> 00:07:23,431 皇子様のお誕生は 平家にとっても急務。 43 00:07:23,431 --> 00:07:26,100 早う生まれてきて下さらねば困る。 44 00:07:26,100 --> 00:07:29,770 こればかりは 授かりものにて。 それでもじゃ! 45 00:07:29,770 --> 00:07:34,442 (平貞能)ご無礼をつかまつります。 貞能 何事じゃ? 46 00:07:34,442 --> 00:07:38,942 急ぎ お耳に入れたき事が ござります。 ん? 47 00:07:43,100 --> 00:07:47,438 法皇様の 九の宮様 十の宮様の事にござります。 48 00:07:47,438 --> 00:07:50,424 お二人とも幼くして寺に入られ→ 49 00:07:50,424 --> 00:07:54,095 いずれ 僧となられるはずだが いかがした? 50 00:07:54,095 --> 00:08:00,768 法皇様が都に呼び戻され 帝のご養子になさったと。 51 00:08:00,768 --> 00:08:04,105 中宮様に皇子様が授からねば→ 52 00:08:04,105 --> 00:08:07,258 そのいずれかを 次の帝にとの お考えにござりましょうか。 53 00:08:07,258 --> 00:08:09,777 ほかに考えられまい。 54 00:08:09,777 --> 00:08:13,431 だが それは 中宮様を ないがしろにする事であり→ 55 00:08:13,431 --> 00:08:20,087 また 王家をお支えしようとする 我ら平家の考えに反する事。 56 00:08:20,087 --> 00:08:22,106 (盛国)これまでならば→ 57 00:08:22,106 --> 00:08:28,095 建春門院様が お諫め下さったのでしょうが…。 58 00:08:28,095 --> 00:08:32,933 すぐに重盛を呼び 法皇様のもとへ向かわせろ。 59 00:08:32,933 --> 00:08:36,921 はっ。 我ら平家の忠義に 二心なき事→ 60 00:08:36,921 --> 00:08:40,608 法皇様に くれぐれも 申し上げるのじゃ。 (貞能)はっ。 61 00:08:40,608 --> 00:08:44,762 (平重盛)我ら平家の忠義は→ 62 00:08:44,762 --> 00:08:50,768 天地神明に懸けて 変わりござりませぬ。 63 00:08:50,768 --> 00:08:57,775 我が弟 左近衛中将 知盛にござります。 64 00:08:57,775 --> 00:09:01,095 (藤原成親) 無論 存じておりますよ。 65 00:09:01,095 --> 00:09:06,095 大層 武勇に優れ 入道殿の信も厚いとか。 66 00:09:10,771 --> 00:09:13,607 近く 法皇様の御ため→ 67 00:09:13,607 --> 00:09:20,264 亡き建春門院様の菩提を弔う寺を 建立したく考えておりまする。 68 00:09:20,264 --> 00:09:24,602 また 蔵人頭となる事 かないますれば→ 69 00:09:24,602 --> 00:09:28,102 一層 お役に立てましょう。 70 00:09:31,275 --> 00:09:33,275 苦しゅうない。 71 00:09:35,096 --> 00:09:38,596 (成親)下がるがよろしい。 はっ。 72 00:09:50,928 --> 00:09:54,098 九の宮様 十の宮様を 呼び戻された事で→ 73 00:09:54,098 --> 00:10:00,087 焦ったのでござりましょうな。 (成親)さて いかが致しましょう。 74 00:10:00,087 --> 00:10:03,924 (西光)平家の武力 財力を つなぎ止めておくためには→ 75 00:10:03,924 --> 00:10:08,224 此度 望みをお聞きになっても よいのでは? 76 00:10:12,766 --> 00:10:18,105 滋子が生きておればな。 77 00:10:18,105 --> 00:10:23,093 <12月 後白河院の近臣の一人が→ 78 00:10:23,093 --> 00:10:29,433 知盛を差し置いて 蔵人頭に任じられた> 79 00:10:29,433 --> 00:10:34,755 (盛国)殿 お見えになられました。 80 00:10:34,755 --> 00:10:40,778 明雲殿 叡山より はるばる痛み入る。 81 00:10:40,778 --> 00:10:45,099 来年の千僧供養の件に ござりますな。 82 00:10:45,099 --> 00:10:50,104 さよう。 建春門院様が 身まかられて後→ 83 00:10:50,104 --> 00:10:55,092 初めての千僧供養。 盛大に催したいと思うてな。 84 00:10:55,092 --> 00:11:00,598 建春門院様亡きあと 法皇様は これまで以上に→ 85 00:11:00,598 --> 00:11:05,269 気ままなお振る舞いを なさっておられるようで。→ 86 00:11:05,269 --> 00:11:08,756 この度の法皇様のお仕打ち→ 87 00:11:08,756 --> 00:11:17,056 どうやら いよいよ 平家の力を 削ぐおつもりでござりましょう。 88 00:11:18,766 --> 00:11:21,602 (笑い声) 89 00:11:21,602 --> 00:11:25,089 さような事はさせぬ。 90 00:11:25,089 --> 00:11:28,926 そもそも 力を削ぐなどと…。 91 00:11:28,926 --> 00:11:33,597 我らを思うままに いまだ操れると 思うておられるなら→ 92 00:11:33,597 --> 00:11:37,097 片腹痛い事 この上ない。 93 00:11:41,922 --> 00:11:48,929 明雲殿 いざという時には→ 94 00:11:48,929 --> 00:11:52,433 お力を貸して下されましょうな? 95 00:11:52,433 --> 00:11:56,086 いざという時? 96 00:11:56,086 --> 00:12:01,759 法皇様のお力を抑えねばならぬ。 97 00:12:01,759 --> 00:12:05,095 そう思うた時にござります。 98 00:12:05,095 --> 00:12:14,095 ♪♪~ 99 00:12:18,092 --> 00:12:20,094 (北条時政)おお これは→ 100 00:12:20,094 --> 00:12:22,096 義明殿 秀義殿。→ 101 00:12:22,096 --> 00:12:24,932 すぐに 膳の支度をさせますゆえ 共に いかがかな? 102 00:12:24,932 --> 00:12:27,084 いつもいつも 恐縮じゃのう。 103 00:12:27,084 --> 00:12:31,255 時政殿ほどのお方が 自ら 畑仕事などせずとも…。 104 00:12:31,255 --> 00:12:35,092 なに。 某の性に合うておる事ゆえ。 105 00:12:35,092 --> 00:12:37,261 (政子)父上 お帰りなさいませ。 106 00:12:37,261 --> 00:12:39,763 おお 政子。 酒の支度をしてくれ。 はい。 107 00:12:39,763 --> 00:12:41,932 ≪ご無礼をつかまつる。 108 00:12:41,932 --> 00:12:44,752 あっ これは 国守様。 109 00:12:44,752 --> 00:12:50,274 時政殿 急ぎ 租税を集めてもらいたい。 110 00:12:50,274 --> 00:12:53,427 それでしたら とうに お納め致しましたが。 111 00:12:53,427 --> 00:12:57,097 再び 集めねばならぬ事と 相なった。→ 112 00:12:57,097 --> 00:13:01,752 建春門院様はじめ 女院方が 相次いで身まかられた。 113 00:13:01,752 --> 00:13:06,273 その法要のために入り用なのじゃ。 114 00:13:06,273 --> 00:13:11,278 されど にわかに 大量の米を召し上げられれば→ 115 00:13:11,278 --> 00:13:13,764 皆の暮らしは 一層 苦しゅうなりまする。 116 00:13:13,764 --> 00:13:18,836 (仲綱)法皇様 入道様よりの お下知じゃ。 分かれ。 117 00:13:18,836 --> 00:13:21,922 私とて つらいのじゃ。 118 00:13:21,922 --> 00:13:28,929 ♪♪~ 119 00:13:28,929 --> 00:13:31,432 建春門院様亡きあと→ 120 00:13:31,432 --> 00:13:36,420 平家は 王家とのつながりを 保つ事に腐心しておると聞く。 121 00:13:36,420 --> 00:13:42,926 我ら東国武士の暮らしなど 顧みる事は 金輪際あるまい。 122 00:13:42,926 --> 00:13:57,758 ♪♪~ 123 00:13:57,758 --> 00:14:03,097 おお! これは 時政殿の姫君。 御機嫌 麗しゅう。 124 00:14:03,097 --> 00:14:07,768 姫君などと くすぐったい。 政子で ようござります。 125 00:14:07,768 --> 00:14:13,107 はい 政子殿。 これにて 失敬。 あっ お待ちを! 126 00:14:13,107 --> 00:14:16,276 おっとっと。 痛い 痛い。 これは 女人とも思えぬ力。 127 00:14:16,276 --> 00:14:19,763 いつぞやの あれは 何でござりますか? 128 00:14:19,763 --> 00:14:24,463 あれ? あの立派な太刀にござります。 129 00:14:26,103 --> 00:14:29,103 申し訳ござりませぬ! 触るでない! 130 00:14:33,110 --> 00:14:38,766 ああ… あれは その…。 教えて下さりませ。 131 00:14:38,766 --> 00:14:42,770 何故 太刀なんぞ お気になさります? 132 00:14:42,770 --> 00:14:48,759 気になるのは太刀ではない。 あの時の佐殿じゃ。 133 00:14:48,759 --> 00:14:52,096 それまでは 何を言うても 死んだようだった佐殿が→ 134 00:14:52,096 --> 00:14:56,596 あの時ばかりは 声を荒らげられましたゆえ。 135 00:15:01,605 --> 00:15:06,260 あれは 髭切の太刀にござります。 髭切? 136 00:15:06,260 --> 00:15:09,096 はい。 源氏重代の太刀でしてな。 137 00:15:09,096 --> 00:15:12,433 すなわち 源氏の御曹司に 代々 伝わるもの。 138 00:15:12,433 --> 00:15:15,252 藤九郎! 139 00:15:15,252 --> 00:15:19,923 要らぬ事を申すでない。 (藤九郎)申し訳ござりませぬ! 140 00:15:19,923 --> 00:15:23,761 見せて下さりませ。 えっ? 141 00:15:23,761 --> 00:15:25,929 爪切りにござります。 髭切じゃ。 142 00:15:25,929 --> 00:15:29,433 あっ 髭切。 源氏重代の太刀。 143 00:15:29,433 --> 00:15:33,937 さようなもの めったに 拝めるものではござりませぬゆえ。 144 00:15:33,937 --> 00:15:38,437 たわけた事を…。 お願い致します! 145 00:15:40,427 --> 00:15:43,430 このとおりにござります! ならぬ。 146 00:15:43,430 --> 00:15:46,130 お願い致します。 ならぬ! 147 00:15:57,761 --> 00:16:00,961 手を触れるでないぞ。 はい。 148 00:16:03,584 --> 00:16:06,920 (政子)なんと 見事な…。 149 00:16:06,920 --> 00:16:14,428 かような太刀を振るう男子の姿 さぞや雄々しく 美しかろう。 150 00:16:14,428 --> 00:16:17,264 殿のお父君 義朝様は→ 151 00:16:17,264 --> 00:16:21,768 この太刀で 保元と平治の戦を 戦われたのでござりますよ。 152 00:16:21,768 --> 00:16:25,439 さぞかし お強かったのでござりましょうな。 153 00:16:25,439 --> 00:16:29,259 (藤九郎)それは もう 天下無双にて!→ 154 00:16:29,259 --> 00:16:33,096 …と言うても 私は お会いした事もござりませぬがな。 155 00:16:33,096 --> 00:16:36,266 (藤九郎の笑い声) 156 00:16:36,266 --> 00:16:42,466 まこと… お強いお方であった。 157 00:16:45,592 --> 00:16:50,430 強く生きるため→ 158 00:16:50,430 --> 00:16:54,768 いかなる事もなさった。 159 00:16:54,768 --> 00:17:01,275 それもこれも 源氏の強さを 世に示すためであった。 160 00:17:01,275 --> 00:17:05,275 武士の世を つくるためであったのだ。 161 00:17:13,604 --> 00:17:20,594 だが 強く生きようとする 父上のお志は…。 162 00:17:20,594 --> 00:17:25,432 ♪♪~ 163 00:17:25,432 --> 00:17:29,419 ついに 絶えねばならなかった。 164 00:17:29,419 --> 00:17:35,108 父上。 髭切の太刀は いかがなされました? 165 00:17:35,108 --> 00:17:40,097 ♪♪~ 166 00:17:40,097 --> 00:17:44,268 遠く伊豆より 平氏の繁栄を→ 167 00:17:44,268 --> 00:17:49,106 指をくわえて眺めておれ! 168 00:17:49,106 --> 00:17:56,113 「遠く伊豆より 平氏の繁栄を→ 169 00:17:56,113 --> 00:17:59,766 指をくわえて眺めておれ」。 170 00:17:59,766 --> 00:18:10,427 ♪♪~ 171 00:18:10,427 --> 00:18:17,084 やはり このままではなりませぬ。 172 00:18:17,084 --> 00:18:20,784 立ち上がれ! 源氏の御曹司! 173 00:18:22,940 --> 00:18:25,943 このまま 朽ち果ててはなりませぬ。 174 00:18:25,943 --> 00:18:30,943 東国武士のため 立ち上がって下さりませ。 175 00:18:32,766 --> 00:18:36,103 女子とは 気楽なものじゃな。 176 00:18:36,103 --> 00:18:40,440 昨日が今日でも 今日が明日でも→ 177 00:18:40,440 --> 00:18:44,277 明日が昨日でも まるで変わらない日々を→ 178 00:18:44,277 --> 00:18:47,931 私は この地で過ごす。 179 00:18:47,931 --> 00:18:51,768 平家の繁栄を 指をくわえて眺める。 180 00:18:51,768 --> 00:18:56,757 さよう。 定めを与えられておるのだ。 181 00:18:56,757 --> 00:19:03,930 昨日が今日でも 今日が明日でも? さようじゃ。 182 00:19:03,930 --> 00:19:09,753 明日が… 昨日でも? 183 00:19:09,753 --> 00:19:16,093 おかしなお方じゃ。 明日と昨日は 決して同じにはならぬ。 184 00:19:16,093 --> 00:19:20,430 昨日は変えられぬが 明日は いかようにも変えられる。 185 00:19:20,430 --> 00:19:25,769 変えられぬが我が定めと 言うておる。 186 00:19:25,769 --> 00:19:32,109 明日を変えるは今日ぞ! 今 この時ぞ。 187 00:19:32,109 --> 00:19:43,109 ♪♪~ 188 00:19:45,772 --> 00:19:49,443 そなたには分からぬ。 189 00:19:49,443 --> 00:19:55,432 平清盛が いかに恐ろしいお方か。 190 00:19:55,432 --> 00:19:59,432 私ほどに知っている者はおらぬ。 191 00:20:12,766 --> 00:20:16,103 <安元3年3月。→ 192 00:20:16,103 --> 00:20:18,755 後白河院は 千僧供養のため→ 193 00:20:18,755 --> 00:20:22,092 福原に御幸あそばされた。→ 194 00:20:22,092 --> 00:20:24,761 この年の正月→ 195 00:20:24,761 --> 00:20:27,781 重盛は左近衛大将→ 196 00:20:27,781 --> 00:20:32,269 宗盛は右近衛大将に それぞれ昇進し→ 197 00:20:32,269 --> 00:20:35,939 清盛と後白河院との間の わだかまりは→ 198 00:20:35,939 --> 00:20:38,739 解けたかに見えた> 199 00:20:42,929 --> 00:20:48,251 ようこそ おいで下さりました。 200 00:20:48,251 --> 00:20:51,922 亡き建春門院様の御ため→ 201 00:20:51,922 --> 00:20:58,922 とりわけ盛大な千僧供養を 催す所存にござります。 202 00:21:01,765 --> 00:21:08,922 滋子と共に ここから あの海を見た。→ 203 00:21:08,922 --> 00:21:15,722 最後に訪れたは 僅か1年前だというのに…。 204 00:21:19,766 --> 00:21:23,086 まるで 幻のようじゃ。 205 00:21:23,086 --> 00:21:36,766 ♪♪~ 206 00:21:36,766 --> 00:21:39,766 もう ここへ来る事はあるまい。 207 00:22:23,597 --> 00:22:28,652 盛国。 はっ。 208 00:22:28,652 --> 00:22:33,106 いざという時。 209 00:22:33,106 --> 00:22:35,806 その時が…。 210 00:22:38,094 --> 00:22:40,096 来たようじゃのう。 211 00:22:40,096 --> 00:22:45,085 ♪♪~ 212 00:22:45,085 --> 00:22:48,438 <後白河院一行が帰京されると すぐに→ 213 00:22:48,438 --> 00:22:52,592 西光法師のもとに ある知らせが もたらされた。→ 214 00:22:52,592 --> 00:22:54,761 待ち受けていたのは→ 215 00:22:54,761 --> 00:23:00,461 西光法師の子 師高 師経兄弟だった> 216 00:23:04,437 --> 00:23:07,090 何があった? 詳しく申せ。 217 00:23:07,090 --> 00:23:09,426 はい。 実は…。 218 00:23:09,426 --> 00:23:15,932 <師経は 加賀守目代として 任地に赴いていた。→ 219 00:23:15,932 --> 00:23:19,269 ある寺に 立ち寄った時に 事は起こった> 220 00:23:19,269 --> 00:23:22,606 目代 師経である。 風呂を使わせよ。 221 00:23:22,606 --> 00:23:28,261 目代様? 法皇様の近臣 西光法師のお子にござりますか? 222 00:23:28,261 --> 00:23:30,461 (師経)さようじゃ。 223 00:23:33,266 --> 00:23:35,769 礼なら 遣わすぞ。 224 00:23:35,769 --> 00:23:39,773 そなたたちは知るまいが これは 宋銭というもの。 225 00:23:39,773 --> 00:23:42,943 これを 十ほどで 馬一頭の値打ちがある。 226 00:23:42,943 --> 00:23:45,762 大層 便利なものじゃ。 おそれながら→ 227 00:23:45,762 --> 00:23:49,099 ここは 昔より 役人の立ち入れぬ場所。→ 228 00:23:49,099 --> 00:23:53,103 早々に お引き取り下さりませ。 何じゃと? 229 00:23:53,103 --> 00:23:56,106 この寺は 比叡山の末寺。→ 230 00:23:56,106 --> 00:24:00,443 山門と御仲悪しき 法皇様のゆかりのお方を→ 231 00:24:00,443 --> 00:24:03,596 お入れする訳にはまいりませぬ。 無礼なり! 232 00:24:03,596 --> 00:24:09,436 何とぞ。 我らも 手荒なまねは しとうござりませぬ。 233 00:24:09,436 --> 00:24:14,924 この山寺の坊主ふぜいが 我らを見下した物言いを! 234 00:24:14,924 --> 00:24:18,124 そこを通せ! 痛い! 235 00:24:21,264 --> 00:24:26,336 無礼千万な! 許さぬ! 許さぬ! 236 00:24:26,336 --> 00:24:29,756 <初めは ささいな小競り合いであったが→ 237 00:24:29,756 --> 00:24:33,093 いさかいは 次第に大きくなった。→ 238 00:24:33,093 --> 00:24:38,448 最後には 師経が鵜川寺を 焼き打ちするに至った。→ 239 00:24:38,448 --> 00:24:41,101 これに 本山である比叡山が怒り→ 240 00:24:41,101 --> 00:24:43,103 強訴を起こしたのである> 241 00:24:43,103 --> 00:24:45,755 神輿を出しまいらせよ。 はっ。 242 00:24:45,755 --> 00:24:48,775 神輿のご出立じゃ! (一同)お~っ! 243 00:24:48,775 --> 00:24:56,433 加賀守 藤原師高 および その目代 師経を流罪にせよ! 244 00:24:56,433 --> 00:24:59,252 (一同)流罪にせよ! 強訴じゃ! 245 00:24:59,252 --> 00:25:01,438 (一同)強訴じゃ! 246 00:25:01,438 --> 00:25:05,138 ♪♪~ 247 00:25:20,757 --> 00:25:26,446 師高殿と師経殿の流罪を求める 強訴が→ 248 00:25:26,446 --> 00:25:29,446 始まった由にござりまする。 249 00:25:32,102 --> 00:25:34,402 それでよい。 250 00:25:36,439 --> 00:25:40,427 (成親)叡山よりの強訴の件 お聞き及びですね? 251 00:25:40,427 --> 00:25:43,780 (重盛)はっ。 (成親)直ちに 内裏を守りかため→ 252 00:25:43,780 --> 00:25:47,417 山法師どもを退けよと 法皇様よりの仰せ。 253 00:25:47,417 --> 00:25:51,417 (重盛)承知つかまつりました。 254 00:25:53,606 --> 00:25:55,759 (西光)重盛殿! 255 00:25:55,759 --> 00:26:01,431 何としても 我が子 師高 師経が 流罪にならぬよう→ 256 00:26:01,431 --> 00:26:04,431 守り抜いて下さりませ。 257 00:26:06,770 --> 00:26:12,592 無論。 師高殿も師経殿も 我が父の求めに応じて→ 258 00:26:12,592 --> 00:26:17,263 任地にて 宋銭を 広めて 下さっていたと聞き及びまする。 259 00:26:17,263 --> 00:26:19,265 平家の棟梁として→ 260 00:26:19,265 --> 00:26:22,965 どうして ないがしろになど できましょう。 261 00:26:46,759 --> 00:26:50,930 強訴を退けよと 法皇様のお下知じゃ。 262 00:26:50,930 --> 00:26:54,767 皆々 内裏を守りかためよ。 (一同)承知! 263 00:26:54,767 --> 00:26:59,422 されど 殿。 叡山とは 仲悪しくならぬようにと→ 264 00:26:59,422 --> 00:27:03,259 福原の大殿が 常々…。 分かっておる。 265 00:27:03,259 --> 00:27:08,331 あくまでも 脅しをかけるにとどめるのじゃ。 266 00:27:08,331 --> 00:27:11,100 この軍勢を見せつければ→ 267 00:27:11,100 --> 00:27:15,772 それだけで恐れをなし 逃げてゆくはず。 268 00:27:15,772 --> 00:27:20,426 者ども! 断じて 手荒なまねはするでないぞ! 269 00:27:20,426 --> 00:27:22,426 (一同)はっ! 270 00:27:24,097 --> 00:27:29,597 さて 次は いかなる目が出るか? 271 00:27:43,433 --> 00:27:47,133 (乙前)お相手致しましょうか? 272 00:27:50,273 --> 00:27:57,073 あのお方との勝負ほど ぞくぞくとは致しますまいが。 273 00:28:01,100 --> 00:28:05,088 まだ終わっておりませぬゆえ。 274 00:28:05,088 --> 00:28:10,109 あなた様との 双六遊びが。 275 00:28:10,109 --> 00:28:24,774 ♪♪~ 276 00:28:24,774 --> 00:28:32,098  回想  互いに 生まれ出ずる前より続く→ 277 00:28:32,098 --> 00:28:35,101 長い長い勝負が。 278 00:28:35,101 --> 00:28:48,264 ♪♪~ 279 00:28:48,264 --> 00:28:56,589 強訴じゃ! 強訴じゃ! 280 00:28:56,589 --> 00:29:02,089 放て! 放て! 281 00:29:05,098 --> 00:29:10,086 申し上げます。 重盛の郎党が 強訴を退けようとして→ 282 00:29:10,086 --> 00:29:13,923 神輿に矢を射た由にござりまする。 283 00:29:13,923 --> 00:29:16,442 神輿に矢じゃと!? 284 00:29:16,442 --> 00:29:21,264 ♪♪~ 285 00:29:21,264 --> 00:29:25,935 <重盛は 強訴の阻止に 失敗したばかりでなく→ 286 00:29:25,935 --> 00:29:33,935 ご神体たる神輿を傷つけるという 大失態を演じてしまったのである> 287 00:29:36,429 --> 00:29:38,598 (藤原経宗)ひいい…。 288 00:29:38,598 --> 00:29:41,100 なんと恐ろしい事を…。 289 00:29:41,100 --> 00:29:44,087 神罰が下るぞ! 290 00:29:44,087 --> 00:29:49,092 (藤原基房)さても さても。 公卿になったというても→ 291 00:29:49,092 --> 00:29:52,428 所詮は武家。 292 00:29:52,428 --> 00:29:58,428 あ~ 猛々しさは まるで変わらぬ。 293 00:30:00,269 --> 00:30:02,422 (藤原兼実)かような事をして→ 294 00:30:02,422 --> 00:30:07,443 比叡山が黙っておるとは思えぬ。 295 00:30:07,443 --> 00:30:13,099 法皇様に対し 一層強く出てこよう。 296 00:30:13,099 --> 00:30:19,088 我々では手が出せん。 六波羅へ 人をやれ。 はっ。 297 00:30:19,088 --> 00:30:21,441 (成親)そなたは? 298 00:30:21,441 --> 00:30:24,110 はい。 299 00:30:24,110 --> 00:30:29,932 多田蔵人行綱と申します。 という事は 源氏の武者か。 300 00:30:29,932 --> 00:30:34,771 源氏といいましても 今は 皆 平家の家人も同じにて。 301 00:30:34,771 --> 00:30:38,441 此度も 左大将 重盛様の お召しがあり→ 302 00:30:38,441 --> 00:30:42,445 強訴を打ち払うため参じました。 303 00:30:42,445 --> 00:30:48,267 あの矢は 重盛の郎党が 射たというは まことか? 304 00:30:48,267 --> 00:30:54,767 はい。 まこと 神仏も恐れぬ 平家のすさまじい所業にて。 305 00:30:57,760 --> 00:31:02,560 乙前。 此度出た目は 何と見る? 306 00:31:07,837 --> 00:31:11,837 「神輿に矢」という目じゃ。 307 00:31:14,260 --> 00:31:24,754 さて 私如き白拍子あがりに 分かる由もござりませぬ。 308 00:31:24,754 --> 00:31:33,279 …が もとより 当人同士の思惑に関わりなく→ 309 00:31:33,279 --> 00:31:37,100 たまたま出た目に 突き動かされるが→ 310 00:31:37,100 --> 00:31:39,800 双六というもの。 311 00:31:43,439 --> 00:31:47,110 おのれの番が巡ってきた時に→ 312 00:31:47,110 --> 00:31:55,110 よりよい目を出すよりほかに 勝つ道はござりませぬ。 313 00:32:24,597 --> 00:32:27,797 (さいころを振る音) 314 00:32:39,662 --> 00:32:41,662 父上…。 315 00:32:47,103 --> 00:32:49,922 申し訳ござりませぬ。 316 00:32:49,922 --> 00:32:55,261 我が郎党の勇み足にて かえって 事を荒だてる始末となり→ 317 00:32:55,261 --> 00:32:59,098 面目次第もござりませぬ。 ようやった。 318 00:32:59,098 --> 00:33:02,398 いえ まこと 私の不徳の…。 319 00:33:05,938 --> 00:33:12,762 これで 朝廷は比叡山の求めに 応じざるをえまい。 320 00:33:12,762 --> 00:33:17,266 今… 何と仰せになりました!? 321 00:33:17,266 --> 00:33:21,420 加賀守師高は 尾張国へ。 322 00:33:21,420 --> 00:33:29,262 その目代 師経は 備後国へ 流罪と相なった。 323 00:33:29,262 --> 00:33:33,266 我が子を 2人とも 流罪にすると仰せか!?→ 324 00:33:33,266 --> 00:33:38,254 神輿に矢を射たは 左大将 重盛が郎党ぞ! 325 00:33:38,254 --> 00:33:42,091 その郎党たちは 既に捕縛しました。 326 00:33:42,091 --> 00:33:46,762 だが それしきでは 比叡山の気が治まらぬのも道理。 327 00:33:46,762 --> 00:33:49,432 されど! 何と言われましても→ 328 00:33:49,432 --> 00:33:54,132 この沙汰 覆る事はござりませぬ。 329 00:34:05,598 --> 00:34:14,098 西光。 そなたは 入道に陥れられたのじゃ。 330 00:34:17,093 --> 00:34:19,095 はっ…? 331 00:34:19,095 --> 00:34:23,933 おおよそ 入道は 明雲と結んで→ 332 00:34:23,933 --> 00:34:29,422 鵜川寺で いさかいが起きるように 仕組んだに違いあるまい。 333 00:34:29,422 --> 00:34:37,930 もとより 鵜川寺での一件は 明雲殿と わしとで仕組んだ。 334 00:34:37,930 --> 00:34:42,768 延暦寺の末社である 加賀白山に命じ→ 335 00:34:42,768 --> 00:34:47,768 師経と いさかいを起こすようにと しむけたのじゃ。 336 00:34:52,111 --> 00:34:54,430 何故 そのような…? 337 00:34:54,430 --> 00:34:57,767 何故 さような…? 338 00:34:57,767 --> 00:35:03,105 師高 師経の流罪により→ 339 00:35:03,105 --> 00:35:08,094 父である西光 そなたの力は削がれよう。 340 00:35:08,094 --> 00:35:15,094 そして 西光殿が 力を削がれれば 法皇様も 力を削がれる。 341 00:35:18,170 --> 00:35:25,928 あやつは… 平清盛は→ 342 00:35:25,928 --> 00:35:31,000 わしの力を削ぎ わしを退けて→ 343 00:35:31,000 --> 00:35:37,300 この国を思うままに操ろうと たくらんでおるのじゃ。 344 00:35:40,443 --> 00:35:45,931 もとより 父上は…→ 345 00:35:45,931 --> 00:35:49,268 法皇様を お助けまいらせるおつもりは→ 346 00:35:49,268 --> 00:35:52,254 ないのでござりますか? 347 00:35:52,254 --> 00:35:59,762 平家の力を高め 王家をお支えし その先に…→ 348 00:35:59,762 --> 00:36:05,762 父上の つくりたい国というものが あるとばかり思うておりました。 349 00:36:08,921 --> 00:36:11,774 違うのでござりましょうか? 350 00:36:11,774 --> 00:36:19,765 ♪♪~ 351 00:36:19,765 --> 00:36:25,104 賽の目は 目まぐるしく変わるものぞ。 352 00:36:25,104 --> 00:36:34,430 ♪♪~ 353 00:36:34,430 --> 00:36:36,432 あがりじゃ。 354 00:36:36,432 --> 00:36:44,932 ♪♪~ 355 00:36:46,509 --> 00:36:49,009 面白うないのう。 356 00:37:05,428 --> 00:37:17,106 ♪♪~ 357 00:37:17,106 --> 00:37:22,094 <西光法師の2人の子が 流罪となった一件は→ 358 00:37:22,094 --> 00:37:26,432 すぐに 伊豆にも聞こえてきた> 359 00:37:26,432 --> 00:37:31,232 父上 お呼びにござりましょうか? 360 00:37:33,105 --> 00:37:39,105 そなた… 近く 誰ぞの妻となれ。 361 00:37:41,931 --> 00:37:47,436 わしが よき相手を探してやる。 362 00:37:47,436 --> 00:37:50,106 私は まだ そのような…。 363 00:37:50,106 --> 00:37:55,106 平家にゆかりのある 男子のもとへ行くがよい。 364 00:38:00,166 --> 00:38:08,440 我らが生きておる限り 平家の天下は続くであろう。 365 00:38:08,440 --> 00:38:12,761 政子。 そなたには→ 366 00:38:12,761 --> 00:38:19,061 心も体も 健やかで暮らしてほしいのじゃ。 367 00:38:24,607 --> 00:38:29,111 <そして 鞍馬にも…> 368 00:38:29,111 --> 00:38:35,768 ♪♪~ 369 00:38:35,768 --> 00:38:38,068 (僧都)遮那王。 370 00:38:43,425 --> 00:38:47,096 そなたも 出家せねばなるまい。 371 00:38:47,096 --> 00:38:51,096 何故 今になって ためろうておる? 372 00:38:54,086 --> 00:39:03,612 ♪♪~ 373 00:39:03,612 --> 00:39:10,769 うぬの父は 源氏の大将 源義朝殿じゃ。 374 00:39:10,769 --> 00:39:13,923 源氏の… 大将? 375 00:39:13,923 --> 00:39:20,930 さよう。 平治の戦にて 清盛入道に滅ぼされた。 376 00:39:20,930 --> 00:39:24,433 そして あの戦のさなか→ 377 00:39:24,433 --> 00:39:27,436 うぬは 常盤殿の腹の中におったのじゃ。 378 00:39:27,436 --> 00:39:32,091 何故 あなたが さような事を存じておるのです? 379 00:39:32,091 --> 00:39:39,765 (笑い声) 380 00:39:39,765 --> 00:39:46,765 何を隠そう うぬを取り上げたは この わしじゃ! アハハハハ! 381 00:39:48,440 --> 00:39:51,443 (常盤御前)牛若。 382 00:39:51,443 --> 00:39:59,101 なんと よき面構えじゃ。 まこと 強き源氏の武者となろう。 383 00:39:59,101 --> 00:40:06,101 お待ち下さりませ。 では 何故 母と私は 清盛様の…。 384 00:40:08,277 --> 00:40:11,430 母君を責めるでないぞ。 385 00:40:11,430 --> 00:40:14,934 武将の妻の定めじゃ。 386 00:40:14,934 --> 00:40:17,937 死ぬ事は許さぬ。 387 00:40:17,937 --> 00:40:20,940 母ならば 生きて 子らを守れ。 388 00:40:20,940 --> 00:40:32,434 ♪♪~ 389 00:40:32,434 --> 00:40:34,770 やはり 血は争えぬ。 390 00:40:34,770 --> 00:40:40,770 うぬの強さ まこと 源氏の大将たる血筋のものと見た。 391 00:40:43,779 --> 00:40:48,834 胸くそが悪いほどの 平家の専横ぶり。 392 00:40:48,834 --> 00:40:53,534 たたきのめせるは うぬしか おるまい! 393 00:40:58,093 --> 00:41:02,097 母は言いました。 394 00:41:02,097 --> 00:41:10,397 私には 悲しみとも憎しみとも 無縁に生きてもらいたいと。 395 00:41:12,424 --> 00:41:17,424 今のお話 聞かなかった事に致します。 396 00:41:19,098 --> 00:41:23,936 わしは 武蔵坊弁慶じゃ。 ここで待っておるぞ。→ 397 00:41:23,936 --> 00:41:27,936 うぬの気が変わるを 待っておるぞ! 398 00:41:32,094 --> 00:42:15,104 ♪♪~ 399 00:42:15,104 --> 00:42:22,604 <誰もが 清盛の力の前に 屈するしかなかった> 400 00:42:28,100 --> 00:42:30,100 <…が> 401 00:42:34,423 --> 00:42:42,431 <都では 思いも寄らぬ陰謀が 企てられていた> 402 00:42:42,431 --> 00:43:05,437 ♪♪~ 403 00:43:05,437 --> 00:43:09,758 (後白河法皇)機は熟した。 404 00:43:09,758 --> 00:43:14,113 これより 我らは→ 405 00:43:14,113 --> 00:43:16,813 平家を討つ。 406 00:43:23,105 --> 00:43:26,758 平家打倒の企てが ひそかに進んでおりまする。 407 00:43:26,758 --> 00:43:30,429 おや 瓶子が倒れましたぞ。 408 00:43:30,429 --> 00:43:36,768 佐殿には関わるなと 言うたはずじゃ。 されど! 409 00:43:36,768 --> 00:43:41,773 父上 もう おやめ下さりませ! 410 00:43:41,773 --> 00:43:46,073 今の平家は 隙だらけぞ。 411 00:43:52,417 --> 00:44:00,759 <伊豆の豪族 北条時政の娘 政子は この地で生まれ育ちました。→ 412 00:44:00,759 --> 00:44:07,432 父 時政は 流人である源頼朝の 監視役でした。→ 413 00:44:07,432 --> 00:44:13,088 しかし 政子は 次第に頼朝に惹かれていきます。→ 414 00:44:13,088 --> 00:44:17,788 頼朝が源氏再興を祈願した…> 415 00:44:20,095 --> 00:44:25,095 <2人は ここで逢瀬を重ねたと 伝えられています> 416 00:44:27,769 --> 00:44:33,442 <頼朝の一周忌に奉納されたと 伝わる 曼荼羅。→ 417 00:44:33,442 --> 00:44:37,763 政子の黒髪で刺繍されたという 梵字からは→ 418 00:44:37,763 --> 00:44:42,768 深い愛情が感じられます。→ 419 00:44:42,768 --> 00:44:45,771 政子の ひたむきな思いが→ 420 00:44:45,771 --> 00:44:51,071 頼朝 そして時代をも 大きく変えていくのです>