1 00:01:33,051 --> 00:01:44,051 ♬~ 2 00:01:51,069 --> 00:01:53,071 ♬~ 3 00:01:53,071 --> 00:02:13,091 ♬~ 4 00:02:13,091 --> 00:02:33,044 ♬~ 5 00:02:33,044 --> 00:02:52,063 ♬~ 6 00:02:52,063 --> 00:02:54,063 ♬~ 7 00:02:59,070 --> 00:03:04,075 (偶楽)ほほう お屋敷の裏山から 黄金が出たと 8 00:03:04,075 --> 00:03:07,078 アハハ そりゃあ めでたい 9 00:03:07,078 --> 00:03:12,083 いや それもこれも柳生殿の 御人徳の致すところじゃ 10 00:03:12,083 --> 00:03:14,085 いやあ ハハハ 11 00:03:14,085 --> 00:03:18,089 (対馬守)偶楽殿 お褒めついでに なぜ こけ猿の茶壺が➡ 12 00:03:18,089 --> 00:03:22,093 我が藩の上屋敷に届けられたか それをお聞かせ願いたい 13 00:03:22,093 --> 00:03:26,097 なぜ? なぜとは こちらで言いたいこと 14 00:03:26,097 --> 00:03:31,102 こけ猿の壺と申すは 御貴藩のものでござろうが 15 00:03:31,102 --> 00:03:34,038 それはそうでござるが➡ 16 00:03:34,038 --> 00:03:39,043 我らがあの屋敷に 移り住んでから まだ2年足らず➡ 17 00:03:39,043 --> 00:03:42,046 そこに 私の先祖が いくら酔狂でも➡ 18 00:03:42,046 --> 00:03:46,050 人の屋敷内にばく大な金を 埋めるわけがございません 19 00:03:46,050 --> 00:03:58,062 ♬~ 20 00:03:58,062 --> 00:04:03,067 柳生殿 そのことと この偶楽と➡ 21 00:04:03,067 --> 00:04:08,072 いや 将軍家と何の関わりがあると 仰せられるのじゃな? 22 00:04:08,072 --> 00:04:10,074 日光御造営の大役➡ 23 00:04:10,074 --> 00:04:13,077 それを我が藩に 仰せつけになられたるは➡ 24 00:04:13,077 --> 00:04:18,082 多分 こけ猿の埋宝に絡む一件を 御存じの上のことでと 25 00:04:18,082 --> 00:04:21,085 そ… そんなことは知らぬ 26 00:04:21,085 --> 00:04:26,090 すると 柳生殿 御貴殿 御自分の屋敷から➡ 27 00:04:26,090 --> 00:04:31,095 黄金の出たことが 不服じゃと言われるのか 28 00:04:31,095 --> 00:04:34,031 いや ただ不服だとは 29 00:04:34,031 --> 00:04:38,035 すると そのような金はなくとも➡ 30 00:04:38,035 --> 00:04:44,041 他にもっと多くの財宝を 隠し持っておると仰せられるのかな 31 00:04:44,041 --> 00:04:48,045 いや それは… 32 00:04:48,045 --> 00:04:50,047 そのような金があったら➡ 33 00:04:50,047 --> 00:04:54,051 捨てたつもりで 日光へどしどしおかけなされ 34 00:04:54,051 --> 00:04:56,051 不快だ 35 00:04:58,055 --> 00:05:02,059 (主水正)ああ 殿 いかがでございました 36 00:05:02,059 --> 00:05:04,061 一風の症状はどうじゃ 37 00:05:04,061 --> 00:05:08,065 はっ まだ眠り続けておりまするが➡ 38 00:05:08,065 --> 00:05:13,070 先ほど 府内の名医といわれる 竜庵殿に来ていただきまして 39 00:05:13,070 --> 00:05:15,072 竜庵? 40 00:05:15,072 --> 00:05:35,026 ♬~ 41 00:05:35,026 --> 00:05:43,034 ♬~ 42 00:05:43,034 --> 00:05:46,037 う~ん 竜庵はそれでよしと 43 00:05:46,037 --> 00:05:52,037 あとは 各大名に柳生の埋宝が 発見されたことが伝わることじゃ 44 00:05:55,046 --> 00:05:59,050 (月形) 柳生対馬守が立腹の様子でした 45 00:05:59,050 --> 00:06:04,055 アハハ… いやあ わしもうかつじゃったわい 46 00:06:04,055 --> 00:06:10,061 思えば柳生があの上屋敷に 住み着いてから2年足らずじゃ 47 00:06:10,061 --> 00:06:16,067 そこに金が埋めてあるわけがない フフフ… 48 00:06:16,067 --> 00:06:21,072 柳生がこれを奇っ怪とするも 当然じゃ 49 00:06:21,072 --> 00:06:23,074 どう動きまするか 50 00:06:23,074 --> 00:06:26,077 問題は一風老人の記憶が➡ 51 00:06:26,077 --> 00:06:31,082 こけ猿の誠の秘密を 引き出すかどうか 52 00:06:31,082 --> 00:06:35,019 まだ眠り続けているのか 53 00:06:35,019 --> 00:06:38,019 時折 深い眠りに 入っているようです 54 00:06:40,024 --> 00:06:45,029 奇病とは申せ 不思議な病気もあるものよのう 55 00:06:45,029 --> 00:06:50,034 わしも100歳にもなったら そのような病気にかかるかな 56 00:06:50,034 --> 00:06:53,037 フフフ… 57 00:06:53,037 --> 00:06:56,040 月形 (月形)はっ 58 00:06:56,040 --> 00:06:59,043 秘宝の鍵は一風の胸中にある 59 00:06:59,043 --> 00:07:02,046 医師 竜庵を通じて 柳生を間然なく見張らせい 60 00:07:02,046 --> 00:07:05,049 はっ 61 00:07:05,049 --> 00:07:07,049 行け 62 00:07:12,056 --> 00:07:14,056 ハァ… 63 00:07:19,063 --> 00:07:22,066 どうじゃな 竜庵殿 64 00:07:22,066 --> 00:07:26,070 (竜庵)はい 脈は時折乱れますが➡ 65 00:07:26,070 --> 00:07:29,073 急に悪化するということは ないでしょう 66 00:07:29,073 --> 00:07:35,073 しかし 珍しい病気なので いつどうなるかは私にも 67 00:07:39,016 --> 00:07:44,021 竜庵 泊まりがけで というわけにはまいらぬか 68 00:07:44,021 --> 00:07:46,023 礼は取らせるぞ 69 00:07:46,023 --> 00:07:49,026 はい ほかならぬ柳生様のことゆえ➡ 70 00:07:49,026 --> 00:07:53,030 私にできることなれば 71 00:07:53,030 --> 00:07:56,033 泊まってくれるか (竜庵)はい 72 00:07:56,033 --> 00:08:00,037 お次の間に お部屋でも頂きますれば 73 00:08:00,037 --> 00:08:02,039 うん 主水正 (主水正)はっ 74 00:08:02,039 --> 00:08:05,039 竜庵に部屋を取らせい (主水正)ははっ 75 00:08:20,057 --> 00:08:22,059 (大岡)伊吹 (伊吹)はっ 76 00:08:22,059 --> 00:08:24,061 司馬道場の方はどうじゃな 77 00:08:24,061 --> 00:08:29,066 (伊吹)はっ 無論 こけ猿の埋宝の件は諦めたでしょう 78 00:08:29,066 --> 00:08:32,003 そのかわり 道場の実権を巡って➡ 79 00:08:32,003 --> 00:08:35,006 柳生源三郎と峰 丹波の対立が➡ 80 00:08:35,006 --> 00:08:38,009 激しくなっておるとのことで ございます 81 00:08:38,009 --> 00:08:40,009 (門弟・源三郎の掛け声) 82 00:08:42,013 --> 00:08:44,015 (門弟)てい! うわっ➡ 83 00:08:44,015 --> 00:08:46,017 まだまだ まだまだ➡ 84 00:08:46,017 --> 00:08:49,020 てやー!➡ 85 00:08:49,020 --> 00:08:52,023 う~ん ええい! うわっ➡ 86 00:08:52,023 --> 00:08:54,025 う~ん まだまだ まだまだ➡ 87 00:08:54,025 --> 00:08:56,027 う~ん てやー!➡ 88 00:08:56,027 --> 00:08:58,029 あ痛 89 00:08:58,029 --> 00:09:01,032 (源三郎)次 (門弟)おう! 90 00:09:01,032 --> 00:09:06,032 いくぞ! うわー! はっ! 91 00:09:12,043 --> 00:09:14,045 次だ 次だ 92 00:09:14,045 --> 00:09:18,049 (門弟のうめき声) 93 00:09:18,049 --> 00:09:20,051 誰もおらんのか 94 00:09:20,051 --> 00:09:23,054 (門弟)おい しっかりしろ (門弟)しっかりしろ 大丈夫か 95 00:09:23,054 --> 00:09:28,059 (利助)だだ… 大丈夫か おい しし… しっかりしろ 96 00:09:28,059 --> 00:09:30,061 (源三郎)どうした➡ 97 00:09:30,061 --> 00:09:31,996 十方不知火流の 門下生ともあろう者が➡ 98 00:09:31,996 --> 00:09:37,001 そんなことで剣の奥義が 窮められると思っておるのか 99 00:09:37,001 --> 00:09:39,003 おい お前出てこい 100 00:09:39,003 --> 00:09:45,009 (利助)せせせ… 拙者は けけけ… 見物を ははー! 101 00:09:45,009 --> 00:09:49,013 ハハハハ 伊賀の山猿に かみつかれて逃げるようでは➡ 102 00:09:49,013 --> 00:09:51,015 この道場がたるんでおる証拠だ 103 00:09:51,015 --> 00:09:54,018 (大八)若君 谷 大八 お相手つかまつる 104 00:09:54,018 --> 00:09:57,018 久しぶりだな 一丁いくか (大八)はっ 105 00:09:59,023 --> 00:10:02,026 (大八)やー! 106 00:10:02,026 --> 00:10:05,029 やっ! 107 00:10:05,029 --> 00:10:09,033 やー! 柳生の修行は 男らしさをもって第一とする 108 00:10:09,033 --> 00:10:11,035 よーく見ておけ 109 00:10:11,035 --> 00:10:13,035 やー! 110 00:10:30,054 --> 00:10:34,992 ≪(源三郎・大八の掛け声) 111 00:10:34,992 --> 00:10:37,995 (お蓮)今更そんな顔しても しかたがない 112 00:10:37,995 --> 00:10:41,999 これからどうするか 覚悟を決めなければなりません 113 00:10:41,999 --> 00:10:44,001 (丹波)あんなふうに しごかれたのでは➡ 114 00:10:44,001 --> 00:10:46,003 当道場の気風が乱れます 115 00:10:46,003 --> 00:10:49,003 男らしくていいと思うけど 116 00:10:52,009 --> 00:10:56,013 とんでもない あんな山猿剣法と➡ 117 00:10:56,013 --> 00:11:00,017 華麗優美を誇る不知火流とを 一緒にされては たまりません 118 00:11:00,017 --> 00:11:05,017 だから どうすればよいか そなたに相談してるのではないか 119 00:11:07,024 --> 00:11:11,028 困りましたなあ 120 00:11:11,028 --> 00:11:15,032 今更 出ていけと言って 動く相手ではなし 121 00:11:15,032 --> 00:11:19,036 これで萩乃様との婚儀が 正式に調えば➡ 122 00:11:19,036 --> 00:11:26,043 拙者も御後室様も 源三郎めに侮られるは当然のこと 123 00:11:26,043 --> 00:11:30,047 何もかも こけ猿の壺に 惑わされたが因果 124 00:11:30,047 --> 00:11:32,049 それにしても➡ 125 00:11:32,049 --> 00:11:36,053 源三郎は萩乃のことを どう思ってるのかねえ 126 00:11:36,053 --> 00:11:38,055 (ふすまの開く音) (玄心斉)おお 127 00:11:38,055 --> 00:11:40,055 (ふすまの閉じる音) 128 00:11:44,061 --> 00:11:47,064 だいぶ荒っぽくおやりでしたな (大八)ああ 129 00:11:47,064 --> 00:11:49,066 まだまだこれからだ 130 00:11:49,066 --> 00:11:52,069 こけ猿の一件が 落着した今となっては➡ 131 00:11:52,069 --> 00:11:54,071 丹波とお蓮の欲の目は➡ 132 00:11:54,071 --> 00:11:57,074 この道場の他に 向けようがなかろう 133 00:11:57,074 --> 00:12:00,077 乗っ取れとでも 思ってるんでしょうか 134 00:12:00,077 --> 00:12:04,081 そういう神経の者もあるさ それもいいではないか 135 00:12:04,081 --> 00:12:06,083 退屈しのぎになって面白いぞ 136 00:12:06,083 --> 00:12:09,086 ≪(琴) 137 00:12:09,086 --> 00:12:14,091 あ~あ 気のもめることじゃ 138 00:12:14,091 --> 00:12:18,095 若が一日も早く 萩乃殿とめおとの契りをなされ➡ 139 00:12:18,095 --> 00:12:23,095 名実ともに当道場の あるじとなられたならばな 140 00:12:25,102 --> 00:12:27,104 フッ 141 00:12:27,104 --> 00:12:47,057 ♬~ 142 00:12:47,057 --> 00:12:49,059 ♬~ 143 00:12:49,059 --> 00:12:51,059 (萩乃)あっ… 144 00:13:03,073 --> 00:13:06,073 (久美)さあ どうぞお上がりくださいませ 145 00:13:21,091 --> 00:13:25,091 今 何と仰せられた? (お蓮)源様と言ったのさ 146 00:13:27,097 --> 00:13:30,100 また そんな顔をして 147 00:13:30,100 --> 00:13:36,040 そなた 腕も頭も飛び切りいいのに どうしてそう心が固いのだろうね 148 00:13:36,040 --> 00:13:38,042 げせません 149 00:13:38,042 --> 00:13:43,047 拙者には御後室様の浮気心が どうしても分からぬ 150 00:13:43,047 --> 00:13:46,050 やぼだねえ 151 00:13:46,050 --> 00:13:49,053 女なら誰だって 源三郎ほどの男を➡ 152 00:13:49,053 --> 00:13:52,056 自分の足元に ひれ伏せさせたいと思うのが➡ 153 00:13:52,056 --> 00:13:54,058 それが 女のかい性ってもんじゃないか 154 00:13:54,058 --> 00:13:59,063 いや しかし… (お蓮)もうよい どうでもよい 155 00:13:59,063 --> 00:14:05,069 そなた 源三郎をこの道場から 追い出せばよいのでしょう 156 00:14:05,069 --> 00:14:12,076 それには 義理の母である私と 婿の源三郎が不義をして 157 00:14:12,076 --> 00:14:15,079 何と? 158 00:14:15,079 --> 00:14:18,082 そういう手も悪くはないだろう 159 00:14:18,082 --> 00:14:22,086 いや… いや しかし… 160 00:14:22,086 --> 00:14:25,089 どこでそれを? 161 00:14:25,089 --> 00:14:29,089 向島の寮に誘い出せば わけはないさ 162 00:14:31,095 --> 00:14:34,031 (萩乃)いいえ いけませぬ 163 00:14:34,031 --> 00:14:36,033 なぜ? 164 00:14:36,033 --> 00:14:41,038 私とあなたとは まだ婚約の間柄です 165 00:14:41,038 --> 00:14:43,040 それなのに… 166 00:14:43,040 --> 00:14:47,044 私の夢を壊さないでください 167 00:14:47,044 --> 00:14:52,049 悪かった 拙者は生娘の扱い方を知らぬのだ 168 00:14:52,049 --> 00:14:54,049 許してくれ 169 00:14:56,053 --> 00:14:58,053 お待ちください 170 00:15:05,062 --> 00:15:07,064 伊賀の暴れん坊は気が短いんだ 171 00:15:07,064 --> 00:15:11,068 俺が嫌なら無理に 一緒にならなくてもいいんだぞ 172 00:15:11,068 --> 00:15:15,072 私は そのようなことは 申しておりませぬ 173 00:15:15,072 --> 00:15:18,075 無理するなよ 174 00:15:18,075 --> 00:15:20,075 源三郎様 175 00:15:24,081 --> 00:15:27,084 御存分になすってくださいまし 176 00:15:27,084 --> 00:15:29,086 ハハハ… 177 00:15:29,086 --> 00:15:33,023 親の敵討ちでもあるまいし 178 00:15:33,023 --> 00:15:37,027 また ゆっくり話し合おう なっ 179 00:15:37,027 --> 00:15:49,039 ♬~ 180 00:15:49,039 --> 00:15:53,039 (泣き声) 181 00:15:56,080 --> 00:15:59,083 (与吉)おっと いけねえって 182 00:15:59,083 --> 00:16:01,085 (門之亟)若君! 183 00:16:01,085 --> 00:16:04,088 (源三郎)どうした 門之亟 (門之亟)お気をつけください➡ 184 00:16:04,088 --> 00:16:06,090 峰一統が若君を 亡き者にしようとして➡ 185 00:16:06,090 --> 00:16:09,093 狙っております (源三郎)それは面白いな 186 00:16:09,093 --> 00:16:11,095 (門之亟)冗談ではございません➡ 187 00:16:11,095 --> 00:16:14,098 丹波とお蓮様とが 口争いをしてるのを➡ 188 00:16:14,098 --> 00:16:17,101 拙者 耳にしたのです 189 00:16:17,101 --> 00:16:21,105 丹波とお蓮は 同じ穴のむじなではないか 190 00:16:21,105 --> 00:16:24,108 (門之亟) 実は そう見えてさにあらず 191 00:16:24,108 --> 00:16:28,112 お蓮様は司馬道場を 丹波に乗っ取られてはと➡ 192 00:16:28,112 --> 00:16:30,112 それを案じて若君のことから 193 00:16:33,050 --> 00:16:36,053 俺のために けんかをしたというのか 194 00:16:36,053 --> 00:16:41,058 はっ どうやら 峰 丹波の策謀に➡ 195 00:16:41,058 --> 00:16:46,063 お蓮様が気が付いて 若君に逆らうのなら➡ 196 00:16:46,063 --> 00:16:49,066 この道場を出ていけと 言ったとか言わないとか 197 00:16:49,066 --> 00:16:51,068 分かった 198 00:16:51,068 --> 00:16:54,071 しかし お前 人の話を 立ち聞きするのはよくないぞ 199 00:16:54,071 --> 00:16:56,073 (門之亟)あ… はっ 200 00:16:56,073 --> 00:17:01,078 (源三郎)ほら あそこにも お前の仲間が1人いる 201 00:17:01,078 --> 00:17:03,080 (門之亟)くせ者! (源三郎)放っとけ➡ 202 00:17:03,080 --> 00:17:06,083 あれは俺に用があって来た者だ➡ 203 00:17:06,083 --> 00:17:10,083 お前がいるんで 遠慮しているのだろう ハハハ… 204 00:17:18,095 --> 00:17:20,097 若先生 ヘヘヘ お久しゅうございます 205 00:17:20,097 --> 00:17:22,099 おい お前に聞きたいことがある (与吉)へ? 206 00:17:22,099 --> 00:17:24,099 一緒に来いよ 207 00:17:26,103 --> 00:17:29,039 (男性)いつもすまねえな (源三郎)ハハハ そうか 208 00:17:29,039 --> 00:17:31,041 箱根へ潜り込んでいるとは しゃれたもんだ 209 00:17:31,041 --> 00:17:34,044 それを聞いて安心したよ ハハハ… 210 00:17:34,044 --> 00:17:38,048 何しろ うちの旦那はあのとおり 坊ちゃん大人ですからね 211 00:17:38,048 --> 00:17:41,051 ヘッ 手が焼けるったら ありゃしませんよ 212 00:17:41,051 --> 00:17:43,053 お前はその大人子供に ほれ込んでいるんだから➡ 213 00:17:43,053 --> 00:17:47,057 しょうがあるまい ハハハ (与吉)違えねえ ヘヘヘ… 214 00:17:47,057 --> 00:17:51,061 もっともね 左膳の旦那ときたら あれでいいとこありやすからね 215 00:17:51,061 --> 00:17:53,063 うん 味があるな おう 飲め 216 00:17:53,063 --> 00:17:57,067 へい こりゃ エヘヘ 217 00:17:57,067 --> 00:17:59,069 あっ… ああ おい 姉ちゃん 218 00:17:59,069 --> 00:18:01,071 (女性)はい (与吉)1本頼むよ 219 00:18:01,071 --> 00:18:04,074 ヘヘヘ めんどくせえ (女性)おちょうし1本 220 00:18:04,074 --> 00:18:06,076 (与吉)おい まだか 221 00:18:06,076 --> 00:18:09,079 左膳には会いたいが 箱根ではちょっと遠すぎるな 222 00:18:09,079 --> 00:18:11,081 (店主)へい お待ち遠 (源三郎)もっとも➡ 223 00:18:11,081 --> 00:18:14,084 そのうち出てくるだろうが (女性)どうもすみません 224 00:18:14,084 --> 00:18:16,086 あっしも待っているんですがね 225 00:18:16,086 --> 00:18:20,090 何しろ大岡さんの目が 光ってますからね 226 00:18:20,090 --> 00:18:22,092 うかつに江戸には戻れませんよ 227 00:18:22,092 --> 00:18:26,096 とんだ こけ猿のとばっちりだったな 228 00:18:26,096 --> 00:18:31,034 あの壺さえなけりゃ いや 日光の一件さえなけりゃ➡ 229 00:18:31,034 --> 00:18:37,034 左膳は今頃 あの河原の小屋で のうのうと暮らしていたはずだ 230 00:18:40,043 --> 00:18:45,048 (三味線) 231 00:18:45,048 --> 00:18:50,053 ♬~ 232 00:18:50,053 --> 00:18:54,057 (左膳)いつまでここに いなきゃならねえんだい➡ 233 00:18:54,057 --> 00:18:57,060 こんなことしてたら 体が腐っちまう 234 00:18:57,060 --> 00:19:05,068 ♬~ 235 00:19:05,068 --> 00:19:08,071 (左膳)おう 俺の言ってることが 聞こえねえのかい 236 00:19:08,071 --> 00:19:14,077 ♬~ 237 00:19:14,077 --> 00:19:18,081 (左膳)やめろい 湿っぽく ぽつんぽつんとやられたんじゃ➡ 238 00:19:18,081 --> 00:19:22,085 ちょび安のことを思い出して かなわねえ 239 00:19:22,085 --> 00:19:27,090 (お藤)でもさ じりじりしてんのは お前さんだけじゃないんだよ 240 00:19:27,090 --> 00:19:30,027 私だって江戸が恋しいのは 同じじゃないか 241 00:19:30,027 --> 00:19:35,032 だから帰ろうって言ってるんだよ そうはいかないよ 242 00:19:35,032 --> 00:19:38,035 お召し捕りを覚悟で 品川の関所を破るからには➡ 243 00:19:38,035 --> 00:19:40,037 それだけのことがなくっちゃ➡ 244 00:19:40,037 --> 00:19:43,040 丹下左膳の こけんに関わるじゃないか 245 00:19:43,040 --> 00:19:47,044 そう言われりゃ 二の句はねえが 246 00:19:47,044 --> 00:19:52,049 幕府が動き始めていることだけは 確かなんでい 247 00:19:52,049 --> 00:19:56,053 だから どう動いてるのか それを知らずに➡ 248 00:19:56,053 --> 00:19:59,056 一体お前さん どこへ乗り込むつもりなんだい 249 00:19:59,056 --> 00:20:01,056 ん… 250 00:20:06,063 --> 00:20:08,063 待とうよ 251 00:20:11,068 --> 00:20:13,070 あたしゃ➡ 252 00:20:13,070 --> 00:20:17,074 お前さんのやりたいことは 何でも やらせてあげたい 253 00:20:17,074 --> 00:20:20,077 このごろ ようやく そんな気持ちになってるんだ 254 00:20:20,077 --> 00:20:22,077 分かってるよ 255 00:20:24,081 --> 00:20:30,020 だったら与吉が迎えに来るまで だだをこねないでおくれよ 256 00:20:30,020 --> 00:20:33,023 ああ そうするようにするよ 257 00:20:33,023 --> 00:20:35,025 ええい 258 00:20:35,025 --> 00:20:39,029 まんまと越前の罠に はまり込んだか 259 00:20:39,029 --> 00:20:42,032 あ… ああ~ 260 00:20:42,032 --> 00:20:46,036 お前さん 一杯つけるかい? いらねえよ 261 00:20:46,036 --> 00:20:51,041 箱根くんだりまで来て 流しで稼いだお前の金で➡ 262 00:20:51,041 --> 00:20:54,044 飲ませてもらう酒は うまくねえやい 263 00:20:54,044 --> 00:20:57,044 またそんな 264 00:21:03,053 --> 00:21:05,055 はい ああ 265 00:21:05,055 --> 00:21:18,068 ♬~ 266 00:21:18,068 --> 00:21:22,072 じゃあ ちょっと一回りしてくるからね 267 00:21:22,072 --> 00:21:39,089 ♬~ 268 00:21:39,089 --> 00:21:41,089 ハァ… 269 00:21:45,095 --> 00:21:49,095 (障子の開閉音) 270 00:22:02,112 --> 00:22:07,117 おい 濡れ燕 271 00:22:07,117 --> 00:22:09,117 お前も退屈だろうな 272 00:22:28,138 --> 00:22:30,138 ≪(女性)御免ください 273 00:22:35,078 --> 00:22:39,082 おう ちょいとものを尋ねるがな 何でしょうか 274 00:22:39,082 --> 00:22:43,086 小田原の城下にゃ剣術の道場は どのぐらいあるんだい? 275 00:22:43,086 --> 00:22:46,089 大きなのが5つか6つありますよ 276 00:22:46,089 --> 00:22:49,092 そんなにあるのか ええ もっとたくさんありますよ 277 00:22:49,092 --> 00:22:53,096 そうか そうかい ハハハ そんなにあるのか ハハハ… 278 00:22:53,096 --> 00:22:55,098 やあ ありがとよ ハハッ 279 00:22:55,098 --> 00:22:57,098 (障子の閉まる音) 280 00:23:03,106 --> 00:23:09,106 ハハハハ 大きな道場が 5つか6つか ハハハ… 281 00:23:12,115 --> 00:23:14,117 アッハハ 282 00:23:14,117 --> 00:23:33,069 ♬~ 283 00:23:33,069 --> 00:23:37,073 ハァ… ≪(女性)御免ください 284 00:23:37,073 --> 00:23:40,076 お姉さん うちの人知らない? 285 00:23:40,076 --> 00:23:43,079 だいぶ前に お出かけになりましたよ 286 00:23:43,079 --> 00:23:45,081 どこ行ったのかしら (女性)何だか 小田原に➡ 287 00:23:45,081 --> 00:23:48,084 剣術の道場はあるかって 私に尋ねてましたけど 288 00:23:48,084 --> 00:23:50,086 剣術の? 289 00:23:50,086 --> 00:23:54,090 ええ あるって言ったら とても喜んでましたよ 290 00:23:54,090 --> 00:23:57,090 ありがとう (女性)どういたしまして 291 00:24:00,096 --> 00:24:02,096 (障子の閉まる音) 292 00:24:04,100 --> 00:24:06,102 まさか あの人… 293 00:24:06,102 --> 00:24:24,120 ♬~ 294 00:24:24,120 --> 00:24:26,122 次 出しない 295 00:24:26,122 --> 00:24:28,124 大将を出せ 296 00:24:28,124 --> 00:24:31,061 はっ 何分にも夜分のこと 297 00:24:31,061 --> 00:24:34,064 ああ これこれ (男性)はっ 298 00:24:34,064 --> 00:24:37,064 本日のところは これにて 299 00:24:41,071 --> 00:24:43,071 フフッ 300 00:24:46,076 --> 00:24:48,078 お待ちください いくらおっしゃられても➡ 301 00:24:48,078 --> 00:24:52,082 先生は御不在です それに もう夜分のことで 302 00:24:52,082 --> 00:24:56,086 うん 剣の道に朝も夜もねえ 303 00:24:56,086 --> 00:24:59,089 遠路 江戸から来た者に 他流試合お断りとは➡ 304 00:24:59,089 --> 00:25:01,091 武士の他の扱いだ 305 00:25:01,091 --> 00:25:05,095 それとも何か? 居留守を使って 追い返そうってのかい 306 00:25:05,095 --> 00:25:07,097 いや 先生は御不在と 307 00:25:07,097 --> 00:25:10,100 ハハハ… 分かった分かった 308 00:25:10,100 --> 00:25:14,104 それじゃ 看板もらってくぜ あっ お待ちください 309 00:25:14,104 --> 00:25:16,104 うっ… くそ 310 00:25:25,115 --> 00:25:27,117 (倉田)ろうぜき者 311 00:25:27,117 --> 00:25:31,054 拙者は当道場 師範代 倉田十兵衛 312 00:25:31,054 --> 00:25:34,057 真剣をもって相手になってやる 313 00:25:34,057 --> 00:25:37,057 ん? ヘッ 314 00:25:47,070 --> 00:25:49,072 やるやる やるやる 315 00:25:49,072 --> 00:25:54,072 小田原のかまぼこも 骨があって気に入ったぜ 316 00:25:57,080 --> 00:26:00,080 (男性たち)いたぞ いたぞー! 317 00:26:02,085 --> 00:26:04,087 ええい 斬れ斬れ! 318 00:26:04,087 --> 00:26:07,087 何でい 何でい何でい何でい! 319 00:26:11,094 --> 00:26:15,098 銭が惜しくなったのか それとも武士の意地か? 320 00:26:15,098 --> 00:26:17,098 それならそれで 逃げるんじゃねえ! 321 00:26:19,102 --> 00:26:39,055 ♬~ 322 00:26:39,055 --> 00:26:59,075 ♬~ 323 00:26:59,075 --> 00:27:19,095 ♬~ 324 00:27:19,095 --> 00:27:22,095 ♬~