1 00:00:06,640 --> 00:00:10,644 (ナレーション)<いつの時代も 結婚は晴れがましいものです> 2 00:00:12,312 --> 00:00:15,315 <しかし 家の運命を背負って妻となる➡ 3 00:00:15,315 --> 00:00:17,317 戦国の姫たちにとって➡ 4 00:00:17,317 --> 00:00:20,921 結婚は 命がけの戦いでもありました> 5 00:00:22,990 --> 00:00:26,994 (華姫)あの世まで お供させてくださいませ 6 00:00:28,662 --> 00:00:31,665 (ナレーション)<同盟の証しに 娘を嫁がせても➡ 7 00:00:31,665 --> 00:00:36,003 状況しだいで 戦に逆戻りが世の常> 8 00:00:36,003 --> 00:00:38,005 <そのたびに 里に帰されたり➡ 9 00:00:38,005 --> 00:00:40,340 実家との争いで 死んでいく姫が➡ 10 00:00:40,340 --> 00:00:43,010 後を絶ちません> 11 00:00:43,010 --> 00:00:45,679 <そして また…> 12 00:00:45,679 --> 00:00:49,983 (勝頼)そなたの肩には 武田の行く末がかかっておる 13 00:00:51,685 --> 00:00:56,023 (ナレーション)<宿敵 武田の娘を迎える この結婚➡ 14 00:00:56,023 --> 00:00:59,693 果たして うまくいきますでしょうか?> 15 00:00:59,693 --> 00:01:19,646 ♬~ 16 00:01:19,646 --> 00:01:39,666 ♬~ 17 00:01:39,666 --> 00:01:59,686 ♬~ 18 00:01:59,686 --> 00:02:19,639 ♬~ 19 00:02:19,639 --> 00:02:39,660 ♬~ 20 00:02:39,660 --> 00:02:59,679 ♬~ 21 00:02:59,679 --> 00:03:19,633 ♬~ 22 00:03:19,633 --> 00:03:37,651 ♬~ 23 00:03:37,651 --> 00:03:44,257 ♬~ 24 00:03:46,326 --> 00:03:50,931 わたくしは なんとかこの戦を鎮め➡ 25 00:03:51,998 --> 00:03:56,002 景勝と景虎殿の間を 取り持ってきた 26 00:03:56,002 --> 00:04:00,607 だが 無理じゃった 27 00:04:02,275 --> 00:04:04,277 (華姫)《華は➡ 28 00:04:05,278 --> 00:04:08,615 幸せでございました》 29 00:04:08,615 --> 00:04:11,618 《心からお慕いする方の➡ 30 00:04:11,618 --> 00:04:13,954 妻となれたのですから》 31 00:04:13,954 --> 00:04:16,289 (景虎)《悲しい戦であったのう》 32 00:04:16,289 --> 00:04:18,291 《景勝殿に伝えよ➡ 33 00:04:18,291 --> 00:04:20,627 御屋形様のお志を継ぎ➡ 34 00:04:20,627 --> 00:04:24,631 よき 上杉の城主となられるよう 願っておると》 35 00:04:25,966 --> 00:04:28,969 (語り)<兼続 景勝にとって➡ 36 00:04:28,969 --> 00:04:30,971 この戦の傷は➡ 37 00:04:30,971 --> 00:04:34,307 あまりにも深いものでした> 38 00:04:34,307 --> 00:04:37,644 <景虎と華姫は自害し➡ 39 00:04:37,644 --> 00:04:39,646 戦国最強とうたわれた➡ 40 00:04:39,646 --> 00:04:42,649 上杉の勇士の多くが➡ 41 00:04:42,649 --> 00:04:45,952 命を散らせたのでございます> 42 00:04:47,320 --> 00:04:49,656 <仙桃院が ただ1人➡ 43 00:04:49,656 --> 00:04:52,659 春日山に戻ってきたのは➡ 44 00:04:52,659 --> 00:04:54,661 いまだ内乱が続く➡ 45 00:04:54,661 --> 00:04:57,664 最中のことでございました> 46 00:04:57,664 --> 00:05:10,610 ♬~ 47 00:05:10,610 --> 00:05:12,913 (小笹) 樋口様が お見えでございます 48 00:05:14,281 --> 00:05:16,283 (仙桃院)通せ 49 00:05:29,963 --> 00:05:31,965 (兼続)仙桃院様… 50 00:05:33,633 --> 00:05:35,635 ご無事で何より 51 00:05:36,636 --> 00:05:40,640 また 春が巡ってきたのう 52 00:05:40,640 --> 00:05:42,642 妙高の山肌に 53 00:05:42,642 --> 00:05:45,645 跳ね馬の雪の跡が見える 54 00:05:47,314 --> 00:05:50,317 ことしも豊作であろうかの 55 00:05:57,324 --> 00:05:59,326 仙桃院様… 56 00:06:01,928 --> 00:06:04,931 こたびのこと… 57 00:06:04,931 --> 00:06:06,933 何も言わずともよい 58 00:06:09,269 --> 00:06:14,875 景虎殿も華も道満丸も… 59 00:06:16,943 --> 00:06:18,945 あれが運命 60 00:06:23,617 --> 00:06:25,619 仙桃院様… 61 00:06:29,289 --> 00:06:32,892 罪を背負うは 私も同じ 62 00:06:35,295 --> 00:06:39,299 生涯 決して消すことはできませぬ 63 00:07:12,265 --> 00:07:14,267 殿… 64 00:07:14,267 --> 00:07:16,269 お話とは? 65 00:07:18,605 --> 00:07:22,909 いずれ 折を見て そちを 家老に加えようと思うておる 66 00:07:24,945 --> 00:07:27,947 あっ!? めっそうもないことでございます 67 00:07:27,947 --> 00:07:30,617 むしろ 私は… 68 00:07:30,617 --> 00:07:33,620 そちの考えることぐらい 分かっておる 69 00:07:35,955 --> 00:07:38,625 この戦の責めを負い 70 00:07:38,625 --> 00:07:41,227 1人 身を引こうと しているのであろう 71 00:07:44,297 --> 00:07:46,966 私は… 72 00:07:46,966 --> 00:07:51,638 ここにいては ならぬのではないかと… 73 00:07:51,638 --> 00:07:54,641 勝手なことをしたのは この私 74 00:07:54,641 --> 00:07:58,645 それゆえ かような争いに… それは違う! 75 00:08:02,248 --> 00:08:06,252 あのとき そちが動かねば 76 00:08:06,252 --> 00:08:08,555 我らは滅びていた 77 00:08:10,924 --> 00:08:12,926 殿… 78 00:08:17,263 --> 00:08:20,600 されど… 79 00:08:20,600 --> 00:08:24,938 されど 私は… 80 00:08:24,938 --> 00:08:27,273 ハァッ… 81 00:08:27,273 --> 00:08:29,275 私は… 言わずともよい 82 00:08:33,279 --> 00:08:36,282 この戦を起こしたのは そちではない 83 00:08:40,954 --> 00:08:42,956 わしじゃ 84 00:08:42,956 --> 00:08:47,961 ♬~ 85 00:08:47,961 --> 00:08:50,263 わしに力があったなら 86 00:08:53,967 --> 00:08:57,303 誰が見ても明らかな 87 00:08:57,303 --> 00:09:01,574 謙信公の跡継ぎであったなら… 殿 それは… 88 00:09:01,574 --> 00:09:05,578 兼続 89 00:09:05,578 --> 00:09:08,181 この戦の罪を背負うのは 90 00:09:09,916 --> 00:09:12,218 このわしなのじゃ! 91 00:09:14,254 --> 00:09:16,256 殿… 92 00:09:18,925 --> 00:09:22,529 だが わしらは どれほど苦しくとも 93 00:09:24,597 --> 00:09:26,900 この越後を守らねばならぬ 94 00:09:29,936 --> 00:09:32,272 それが運命じゃ 95 00:09:32,272 --> 00:09:42,615 ♬~ 96 00:09:42,615 --> 00:09:44,617 <兼続が進めてきた➡ 97 00:09:44,617 --> 00:09:47,287 武田家との和睦> 98 00:09:47,287 --> 00:09:49,622 <その証しとして➡ 99 00:09:49,622 --> 00:09:54,294 上杉景勝と武田信玄の娘 菊が➡ 100 00:09:54,294 --> 00:09:57,964 夫婦となったのでございます> 101 00:09:57,964 --> 00:10:01,301 <25年にわたって 戦い続けた➡ 102 00:10:01,301 --> 00:10:04,637 戦国の両雄➡ 103 00:10:04,637 --> 00:10:07,640 共に 国の存亡をかけての➡ 104 00:10:07,640 --> 00:10:09,943 婚儀でございました> 105 00:10:14,647 --> 00:10:16,983 (吉江)武田に頭を下げ➡ 106 00:10:16,983 --> 00:10:18,985 黄金まで差し出し 107 00:10:18,985 --> 00:10:21,988 あげくの果てに 姫までもらい受けるとは 108 00:10:21,988 --> 00:10:25,325 吉江殿 祝いの席でござる 109 00:10:25,325 --> 00:10:29,996 (吉江)兼続め この上杉家を どうしようとするつもりじゃ 110 00:10:29,996 --> 00:10:31,998 (惣右衛門)はあ… (吉江)わしは今でも 111 00:10:31,998 --> 00:10:34,300 武田など信用できん! 112 00:10:35,335 --> 00:10:40,340 (ざわめき) 113 00:11:16,309 --> 00:11:20,313 長旅のうえに すぐさま婚礼じゃ 114 00:11:20,313 --> 00:11:22,315 疲れたであろう 115 00:12:22,976 --> 00:12:24,978 なぜじゃ? 116 00:12:24,978 --> 00:12:31,985 ♬~ 117 00:12:31,985 --> 00:12:34,287 上杉景勝殿 118 00:12:36,990 --> 00:12:40,326 この程度で おびえるうつけなら 119 00:12:40,326 --> 00:12:42,996 このまま 刺し違えようと 思うておりました 120 00:12:42,996 --> 00:12:59,679 ♬~ 121 00:12:59,679 --> 00:13:02,615 父 信玄亡きあと 122 00:13:02,615 --> 00:13:06,285 武田は 家運衰え 123 00:13:06,285 --> 00:13:09,288 今や 他国に付け狙われるありさま 124 00:13:12,959 --> 00:13:16,562 今 頼れるは 上杉のみ 125 00:13:18,631 --> 00:13:20,633 どうか お力を… 126 00:13:26,973 --> 00:13:29,575 何があっても 武田を助けると 127 00:13:33,313 --> 00:13:35,982 お約束いただきとうございます 128 00:13:35,982 --> 00:13:50,997 ♬~ 129 00:13:50,997 --> 00:13:52,999 約束はできぬ 130 00:13:52,999 --> 00:14:02,608 ♬~ 131 00:14:02,608 --> 00:14:04,610 おことばは頂けぬと…? 132 00:14:06,946 --> 00:14:08,948 許せ 133 00:14:08,948 --> 00:14:24,297 ♬~ 134 00:14:24,297 --> 00:14:29,302 ♬~ 135 00:14:29,302 --> 00:14:33,973 (信長) 上杉の跡目争いは 景勝の勝利か 136 00:14:33,973 --> 00:14:36,309 (初音)そのようで 137 00:14:36,309 --> 00:14:40,613 北条の後ろ盾のある景虎では やっかいであったが… 138 00:14:41,647 --> 00:14:44,250 景勝ならばやりやすい 139 00:14:46,319 --> 00:14:48,654 (初音)はい 140 00:14:48,654 --> 00:14:50,656 しかし… 141 00:14:53,326 --> 00:14:56,329 武田と上杉が結ぶとは… 142 00:14:58,664 --> 00:15:00,933 誰だ? 143 00:15:00,933 --> 00:15:03,536 俺の思惑を超えるのは…? 144 00:15:08,608 --> 00:15:10,610 だが むだだ 145 00:15:12,612 --> 00:15:16,215 もう 遅い 146 00:15:19,285 --> 00:15:23,623 <そのころ 遠江にいるこの男にも➡ 147 00:15:23,623 --> 00:15:26,626 上杉 武田の婚儀の知らせが➡ 148 00:15:26,626 --> 00:15:29,228 伝わっておりました> 149 00:15:34,300 --> 00:15:37,603 (家康)う~ん! よう実っておるわ 150 00:15:42,975 --> 00:15:47,313 (正信) 殿 また庭いじりでございますか? 151 00:15:47,313 --> 00:15:49,982 おうっ 正信か 152 00:15:49,982 --> 00:15:51,984 見てみろ 153 00:15:51,984 --> 00:15:54,987 たくさん 採れたぞ~ フフフッ… 154 00:15:54,987 --> 00:15:59,292 フフッ 何を のんきな ハハハッ… 155 00:16:02,595 --> 00:16:05,932 家中には 今 北条と組めば 156 00:16:05,932 --> 00:16:08,935 武田勝頼を倒すには すこぶる有利との 157 00:16:08,935 --> 00:16:11,270 声が満ちておりまする 158 00:16:11,270 --> 00:16:14,941 ふん なるほど 159 00:16:14,941 --> 00:16:18,277 事を 始めてはいかがでございまする? 160 00:16:18,277 --> 00:16:20,613 フッ まあ 待て➡ 161 00:16:20,613 --> 00:16:23,282 焦ってそうしたところで➡ 162 00:16:23,282 --> 00:16:25,284 信長殿は喜ぼうが➡ 163 00:16:25,284 --> 00:16:29,622 わしらに大した うまみはあるまい 164 00:16:29,622 --> 00:16:31,624 それに… 165 00:16:34,627 --> 00:16:38,965 あ~ 上杉の動きが気になるのう 166 00:16:38,965 --> 00:16:42,568 長年の宿敵 武田と結ぶとは 167 00:16:45,972 --> 00:16:49,976 誰か おるのか? 策士は 168 00:16:49,976 --> 00:16:52,645 はて? 服部半蔵に 169 00:16:52,645 --> 00:16:56,249 上杉を探らせてみましょうか? (家康)ああ 170 00:16:57,650 --> 00:17:01,854 謙信が死んで あとは さしたる者なしと思うておったが 171 00:17:03,256 --> 00:17:06,259 気をつけねばならんかもしれん 172 00:17:06,259 --> 00:17:10,263 では ここは 軽々とは動かぬと? 173 00:17:10,263 --> 00:17:12,598 さよう! 174 00:17:12,598 --> 00:17:15,268 今は天の時にあらず 175 00:17:15,268 --> 00:17:19,272 しかし 時を見極めれば 176 00:17:19,272 --> 00:17:21,941 おのずと ほいっ 177 00:17:21,941 --> 00:17:25,611 (正信)見事な実が転がり込むと… 178 00:17:25,611 --> 00:17:29,615 (笑い声) 179 00:17:29,615 --> 00:17:31,617 <このときは まだ➡ 180 00:17:31,617 --> 00:17:34,287 三河と遠江を持つにすぎない➡ 181 00:17:34,287 --> 00:17:36,622 家康でしたが➡ 182 00:17:36,622 --> 00:17:38,624 20年後➡ 183 00:17:38,624 --> 00:17:41,627 兼続と天下を舞台に➡ 184 00:17:41,627 --> 00:17:45,965 対決することに なるのでございます> 185 00:17:45,965 --> 00:17:51,971 ♬~ 186 00:17:56,642 --> 00:17:58,978 樋口兼続めにございます 187 00:17:58,978 --> 00:18:02,181 殿から ご機嫌を伺うよう 申しつかりまして… 188 00:18:06,252 --> 00:18:09,589 ああ… きょうは 天気もよろしいので 189 00:18:09,589 --> 00:18:12,191 お庭のほうに 出られてみてはいかがですか? 190 00:18:14,927 --> 00:18:19,599 あ~ はて どなたか おられませぬか? 191 00:18:19,599 --> 00:18:24,270 樋口殿 奥方様は寒いのがお嫌いじゃ 192 00:18:24,270 --> 00:18:27,273 あ… されど ずっと部屋に籠りっきりでは 193 00:18:27,273 --> 00:18:29,609 お体に悪いのではと 194 00:18:29,609 --> 00:18:31,944 それに 殿をはじめ 皆も心配して… 195 00:18:31,944 --> 00:18:35,948 心配無用 お下がりあれ あっ あっ… 196 00:18:37,950 --> 00:18:40,620 (ため息) 197 00:18:40,620 --> 00:18:45,291 あ~っ 越後人は ほんにずうずうしい! 198 00:18:45,291 --> 00:18:47,293 あの者であろう?➡ 199 00:18:47,293 --> 00:18:50,630 兄を黄金で釣ったのは (青柳)はい➡ 200 00:18:50,630 --> 00:18:54,300 そのせいで このような所に嫁がされ➡ 201 00:18:54,300 --> 00:18:58,904 ほんに 姫様が おいたわしゅうございます… 202 00:19:00,239 --> 00:19:02,241 (勝頼)《菊➡ 203 00:19:02,241 --> 00:19:05,244 そなたの肩には 武田の行く末が➡ 204 00:19:05,244 --> 00:19:07,246 かかっておる》 205 00:19:07,246 --> 00:19:09,915 (菊姫) 《何があっても 武田を助けると➡ 206 00:19:09,915 --> 00:19:13,919 お約束いただきとうございます》 207 00:19:13,919 --> 00:19:15,921 《約束はできぬ》 208 00:19:24,930 --> 00:19:27,933 <菊姫が姿を現さぬまま➡ 209 00:19:27,933 --> 00:19:32,538 ひと月がたった ある日のことでございました> 210 00:19:33,939 --> 00:19:38,611 ほんに この雪は降りやまぬのう 211 00:19:38,611 --> 00:19:40,946 まことに… 212 00:19:40,946 --> 00:19:43,949 奥方様のお心も➡ 213 00:19:43,949 --> 00:19:46,252 この空のようであろうかの? 214 00:19:56,962 --> 00:20:00,299 お船殿 215 00:20:00,299 --> 00:20:02,301 私は… 216 00:20:02,301 --> 00:20:05,304 これまで 殿にどれほど甘えていたかを 217 00:20:05,304 --> 00:20:07,306 思い知らされました 218 00:20:09,308 --> 00:20:11,310 この戦で… 219 00:20:11,310 --> 00:20:14,313 殿は 心から傷ついておられた 220 00:20:16,649 --> 00:20:19,652 その上 奥方様のことでも 221 00:20:19,652 --> 00:20:22,988 殿に重荷を負わせております 222 00:20:22,988 --> 00:20:25,991 なんとかして差し上げなくては… 223 00:20:25,991 --> 00:20:27,993 兼続殿 224 00:20:29,662 --> 00:20:33,332 奥方様には なんとか お心を開いていただき 225 00:20:33,332 --> 00:20:36,669 殿の支えと なっていただきたいのです 226 00:20:36,669 --> 00:20:41,273 たとえ どんな形であったとて 夫婦となられたのです 227 00:20:43,008 --> 00:20:45,678 この世でたった1人の 228 00:20:45,678 --> 00:20:49,982 男であり 女子なのですから 229 00:20:52,685 --> 00:20:54,987 そうですね 230 00:20:58,023 --> 00:21:01,227 まあ! お日様が!➡ 231 00:21:02,628 --> 00:21:04,964 何日ぶりでしょう 232 00:21:04,964 --> 00:21:13,973 ♬~ 233 00:21:24,984 --> 00:21:27,319 あれは… 234 00:21:27,319 --> 00:21:32,324 ♪(琴) 235 00:21:32,324 --> 00:21:40,332 ♪~ 236 00:21:40,332 --> 00:21:42,635 ⚟(青柳)まあ これは 仙桃院様… 237 00:21:46,672 --> 00:21:50,276 嫁 姑の間で 堅苦しいことは抜きじゃ 238 00:21:54,346 --> 00:21:58,017 よき音色が聞こえてきた 239 00:21:58,017 --> 00:22:00,953 琴はお好きか? 240 00:22:00,953 --> 00:22:05,257 (菊姫)はい よく父の側で弾いておりました 241 00:22:08,294 --> 00:22:11,964 申し訳ございませぬ 昔の繰り言など… 242 00:22:11,964 --> 00:22:14,633 気にするでない 243 00:22:14,633 --> 00:22:17,970 亡き御屋形様と そなたの父 信玄公が 244 00:22:17,970 --> 00:22:20,973 争っていたのは もう 昔のことじゃ➡ 245 00:22:22,641 --> 00:22:25,978 武田のことが心配であろうの 246 00:22:25,978 --> 00:22:30,316 だが 上杉と武田は 今や縁戚 247 00:22:30,316 --> 00:22:32,618 何かあれば助けようぞ➡ 248 00:22:35,988 --> 00:22:37,990 どうした? 249 00:22:43,329 --> 00:22:47,100 殿は そうは仰せられませんでした 250 00:22:47,100 --> 00:22:51,003 約束はできぬと… 251 00:22:51,003 --> 00:22:55,674 景勝は うそのつけぬ男じゃ 252 00:22:55,674 --> 00:22:58,978 大事をとって そう申したのであろう 253 00:23:03,949 --> 00:23:06,285 わたくしも かつて 254 00:23:06,285 --> 00:23:10,956 そなたと似たような境涯にあった 255 00:23:10,956 --> 00:23:14,560 そなたの気持ちはよく分かる➡ 256 00:23:16,629 --> 00:23:20,966 政のため 嫁がされた我が身なれど➡ 257 00:23:20,966 --> 00:23:23,969 夫に尽くし 子をもうけ➡ 258 00:23:23,969 --> 00:23:27,640 家臣たちを信じることで➡ 259 00:23:27,640 --> 00:23:31,310 その家の者になろうとしたのじゃ 260 00:23:31,310 --> 00:23:33,646 されど… 261 00:23:33,646 --> 00:23:36,649 義母上様は それで お幸せだったのですか? 262 00:23:40,653 --> 00:23:42,988 恐れながら 263 00:23:42,988 --> 00:23:45,991 嫁がれた長尾政景様は 264 00:23:45,991 --> 00:23:49,995 春日山の者の手にかかって 殺されたと聞き及びまする 265 00:23:53,666 --> 00:23:56,669 それに せんだっては華姫様が… (青柳)姫様! 266 00:23:56,669 --> 00:24:06,278 ♬~ 267 00:24:06,278 --> 00:24:09,281 女子の一生とは… 268 00:24:09,281 --> 00:24:11,884 なんなので ございましょうか? 269 00:24:14,954 --> 00:24:17,957 義母上様は それでも 270 00:24:17,957 --> 00:24:20,292 まこと 信ずるに足るものがあると 271 00:24:20,292 --> 00:24:22,594 おっしゃるのでございますか? 272 00:24:26,298 --> 00:24:28,300 ⚟ 奥方様 273 00:24:29,301 --> 00:24:31,303 ⚟ 樋口兼続にございます 274 00:24:33,639 --> 00:24:35,975 (青柳)お控えあれ➡ 275 00:24:35,975 --> 00:24:38,310 奥方様は ただ今 仙桃院様と➡ 276 00:24:38,310 --> 00:24:40,979 大事な お話の最中でございますぞ 277 00:24:40,979 --> 00:24:44,316 かまわぬ 何用じゃ? 278 00:24:44,316 --> 00:24:46,652 はっ 何とぞ 279 00:24:46,652 --> 00:24:48,954 ご覧いただきたいものが ございますれば 280 00:25:12,277 --> 00:25:14,947 (菊姫)それは? 281 00:25:14,947 --> 00:25:16,949 雪割草にございます 282 00:25:18,951 --> 00:25:20,953 (菊姫)雪割草? 283 00:25:22,621 --> 00:25:26,925 この花が咲くと 越後には春が訪れまする 284 00:25:27,960 --> 00:25:30,295 草花が一斉に芽吹き 285 00:25:30,295 --> 00:25:34,299 山からの雪どけ水が 田畑を潤します 286 00:25:36,635 --> 00:25:40,973 越後の民は 長い冬を耐えながら 287 00:25:40,973 --> 00:25:44,977 この花が咲くのを じっと待っているのでございます 288 00:25:46,979 --> 00:25:51,583 冷たく 雪に閉ざされた土の中から 289 00:25:52,651 --> 00:25:56,655 力強く立ち上がる この花を 290 00:26:10,269 --> 00:26:12,271 奥方様 291 00:26:13,605 --> 00:26:15,607 奥方様が 292 00:26:15,607 --> 00:26:18,944 この越後を お気に召さぬのは無理からぬこと 293 00:26:18,944 --> 00:26:22,281 この兼続が 越後のためと信じ 294 00:26:22,281 --> 00:26:25,884 恐れ多くも 奥方様を 担ぎ出したのでございますれば 295 00:26:28,287 --> 00:26:31,623 されど… 296 00:26:31,623 --> 00:26:34,626 そのことは 私1人をお責めくださいませ 297 00:26:41,967 --> 00:26:45,971 我が殿は 信じるに足るお方でございます 298 00:26:48,974 --> 00:26:51,977 どうか この花のように 299 00:26:51,977 --> 00:26:54,580 そのお心も お開きくださいませ 300 00:26:57,316 --> 00:27:01,920 殿も それを 心より待ち望んでおられます 301 00:27:11,930 --> 00:27:23,609 ♬~ 302 00:27:23,609 --> 00:27:26,278 (仙桃院)ここは… 303 00:27:26,278 --> 00:27:28,947 華が幼き頃より 304 00:27:28,947 --> 00:27:31,617 よく遊んだ庭じゃのう 305 00:27:31,617 --> 00:27:37,623 ♬~ 306 00:27:37,623 --> 00:27:40,626 まるで 亡き華姫様が 307 00:27:40,626 --> 00:27:43,962 ここに 導いて くださったかのようでございます 308 00:27:43,962 --> 00:28:03,916 ♬~ 309 00:28:03,916 --> 00:28:18,931 ♬~ 310 00:28:18,931 --> 00:28:20,933 華… 311 00:28:20,933 --> 00:28:36,281 ♬~ 312 00:28:36,281 --> 00:28:41,286 (仙桃院のすすり泣き) 313 00:28:41,286 --> 00:29:01,239 ♬~ 314 00:29:01,239 --> 00:29:19,257 ♬~ 315 00:29:19,257 --> 00:29:22,928 義母上様… 316 00:29:22,928 --> 00:29:24,930 (仙桃院のすすり泣き) 317 00:29:24,930 --> 00:29:37,275 ♬~ 318 00:29:37,275 --> 00:29:39,277 お菊殿… 319 00:29:39,277 --> 00:29:57,629 ♬~ 320 00:29:57,629 --> 00:30:02,634 ♬~ 321 00:30:02,634 --> 00:30:06,638 <天正8年 閏3月> 322 00:30:06,638 --> 00:30:10,309 <景勝は いまだ くすぶる内乱を収めるため➡ 323 00:30:10,309 --> 00:30:13,979 みずから 出陣したのでございます> 324 00:30:13,979 --> 00:30:22,988 ♬~ 325 00:30:22,988 --> 00:30:24,990 ああっ 326 00:30:24,990 --> 00:30:30,996 ♬~ 327 00:30:30,996 --> 00:30:34,666 ご武運をお祈り申し上げます 328 00:30:34,666 --> 00:30:37,269 留守は お任せくださりませ 329 00:30:40,339 --> 00:30:42,341 頼む 330 00:30:43,675 --> 00:30:45,677 はい 331 00:30:50,349 --> 00:30:52,684 <そして 7月> 332 00:30:52,684 --> 00:30:55,687 <景勝は内乱を無事に収め➡ 333 00:30:55,687 --> 00:30:59,691 ここに 2年にわたった越後の戦が➡ 334 00:30:59,691 --> 00:31:02,594 終わったのでございました> 335 00:31:04,629 --> 00:31:07,966 お呼びでございますか? (吉江)おう 兼続 よう来た 336 00:31:07,966 --> 00:31:10,569 まあ 飲め はっ 337 00:31:18,643 --> 00:31:21,646 (信綱)わしは お主が気に入らん 338 00:31:24,316 --> 00:31:27,319 殿の覚えめでたきをよいことに 339 00:31:27,319 --> 00:31:30,655 うまく立ち回る こざかしいやつじゃ 340 00:31:30,655 --> 00:31:33,325 わしも気に入らん! 341 00:31:33,325 --> 00:31:36,661 (信綱)だがのう お主は➡ 342 00:31:36,661 --> 00:31:39,965 我らには思いも寄らぬ 才を持っておる 343 00:31:48,006 --> 00:31:52,677 きょう 呼びたてたのは ほかでもない 344 00:31:52,677 --> 00:31:56,348 お主と信綱殿に➡ 345 00:31:56,348 --> 00:32:00,018 この上杉の舵取りを 任せたいと思うてな 346 00:32:00,018 --> 00:32:02,921 えっ… 吉江様… 347 00:32:04,289 --> 00:32:06,625 (吉江)無論 348 00:32:06,625 --> 00:32:09,961 殿も ずっとそう願っておられる 349 00:32:09,961 --> 00:32:15,967 ♬~ 350 00:32:15,967 --> 00:32:17,969 (信綱)我らは きょうより➡ 351 00:32:17,969 --> 00:32:22,641 力を尽くして 信長に立ち向かわねばならぬ 352 00:32:22,641 --> 00:32:25,977 今となっては よう分かる 353 00:32:25,977 --> 00:32:28,313 武田と結んだことこそ 354 00:32:28,313 --> 00:32:30,916 我らの何よりの石垣となった➡ 355 00:32:33,318 --> 00:32:36,922 お主 そこまで見抜いておったか…➡ 356 00:32:39,991 --> 00:32:41,993 頼もしきやつじゃ 357 00:32:43,662 --> 00:32:48,266 上杉を この越後を守りきるには 358 00:32:50,001 --> 00:32:52,003 お前が おらねばならぬ 359 00:32:53,338 --> 00:32:57,008 吉江様… 360 00:32:57,008 --> 00:32:59,010 直江様… 361 00:32:59,010 --> 00:33:01,947 ひるまず 前に進め 兼続 362 00:33:01,947 --> 00:33:03,949 わしらが支えてやる 363 00:33:03,949 --> 00:33:20,632 ♬~ 364 00:33:20,632 --> 00:33:25,637 (吉江の声)《無論 殿も ずっとそう願っておられる》 365 00:33:28,306 --> 00:33:30,308 (景勝の声) 《この戦の責めを負い➡ 366 00:33:30,308 --> 00:33:33,645 1人 身を引こうと しているのであろう》 367 00:33:33,645 --> 00:33:38,250 《この戦の罪を背負うのは このわしなのじゃ!》 368 00:33:40,986 --> 00:33:44,990 《だが わしらは どれほど苦しくとも➡ 369 00:33:47,325 --> 00:33:49,661 この越後を守らねばならぬ》 370 00:33:49,661 --> 00:34:00,872 ♬~ 371 00:34:05,944 --> 00:34:08,947 ⚟(足音) 372 00:34:12,284 --> 00:34:15,620 殿 お呼びにございますか? 373 00:34:15,620 --> 00:34:18,623 うん 374 00:34:18,623 --> 00:34:20,625 どうじゃ? 375 00:34:42,314 --> 00:34:45,317 お菊がな 申しておった 376 00:34:47,319 --> 00:34:50,922 越後の夜明けは ことのほか美しいと 377 00:34:55,660 --> 00:34:57,662 さようにございますか 378 00:35:00,265 --> 00:35:02,267 それは ようございました 379 00:35:03,268 --> 00:35:05,270 うん 380 00:35:07,939 --> 00:35:10,608 もう一献どうじゃ? 381 00:35:10,608 --> 00:35:12,610 はっ 382 00:35:21,619 --> 00:35:23,622 ハァ~ッ 383 00:35:40,972 --> 00:35:43,274 そちを家老に 加えようと思うておる 384 00:35:47,646 --> 00:35:52,250 兼続 わしと共に歩んでくれ 385 00:35:57,655 --> 00:35:59,657 はい 386 00:36:05,597 --> 00:36:07,899 もう一献じゃ はっ 387 00:36:09,267 --> 00:36:13,271 わしじゃ… はあ~ これはしたり… 388 00:36:13,271 --> 00:36:26,618 ♬~ 389 00:36:26,618 --> 00:36:29,287 <明けて 天正9年> 390 00:36:29,287 --> 00:36:31,289 <景勝の決断で➡ 391 00:36:31,289 --> 00:36:35,627 ついに兼続が 22歳の若さで➡ 392 00:36:35,627 --> 00:36:39,297 家老に抜てき されたのでございます> 393 00:36:39,297 --> 00:36:42,300 樋口与六兼続を➡ 394 00:36:42,300 --> 00:36:44,969 家老に加える 395 00:36:44,969 --> 00:36:48,640 かしこまりましてございます 396 00:36:48,640 --> 00:36:51,643 (信綱)泉沢久秀も 同じく 397 00:36:51,643 --> 00:36:54,979 謹んで お受けつかまつる 398 00:36:54,979 --> 00:36:58,983 (信綱)黒滝城主 深沢弥七郎改め➡ 399 00:36:58,983 --> 00:37:02,587 山岸尚家 (山岸)はっ! 400 00:37:02,587 --> 00:37:07,592 (信綱)根知城城主 桜井晴吉 (桜井)はっ! 401 00:37:07,592 --> 00:37:10,929 (信綱)栃尾城城主 安部政吉 402 00:37:10,929 --> 00:37:13,264 はっ! 403 00:37:13,264 --> 00:37:15,266 (信綱)城主となった者は➡ 404 00:37:15,266 --> 00:37:17,602 領地の兵馬を整え➡ 405 00:37:17,602 --> 00:37:20,605 民の安寧に励まれよ 406 00:37:20,605 --> 00:37:22,607 (山岸たち)はっ! 407 00:37:26,611 --> 00:37:30,615 このような日が 迎えられようとはのう~ 408 00:37:30,615 --> 00:37:33,618 与六が… ああ 409 00:37:33,618 --> 00:37:36,621 兼続が上杉家の家老となるとは… 410 00:37:36,621 --> 00:37:39,624 (吐息) (惣右衛門の笑い声) 411 00:37:39,624 --> 00:37:41,960 (惣右衛門)泣きじゃくるお前を 雲洞庵にやった日を➡ 412 00:37:41,960 --> 00:37:44,295 思い出すのう➡ 413 00:37:44,295 --> 00:37:46,965 そなたも お藤も泣いて… 414 00:37:46,965 --> 00:37:50,635 いやあ… あのときは 415 00:37:50,635 --> 00:37:52,937 わしもつらかった 416 00:37:55,974 --> 00:38:00,178 だが それでよかった 417 00:38:01,913 --> 00:38:04,916 お藤も… 418 00:38:04,916 --> 00:38:07,218 母上も喜んでおるじゃろう 419 00:38:17,262 --> 00:38:19,931 兼続 420 00:38:19,931 --> 00:38:22,934 お前の今日までの働きぶり 421 00:38:23,935 --> 00:38:25,937 見事であった 422 00:38:27,272 --> 00:38:29,607 いえ そのようなこと… 423 00:38:29,607 --> 00:38:31,609 (惣右衛門)わしは➡ 424 00:38:34,612 --> 00:38:38,616 お前たちの親であること➡ 425 00:38:38,616 --> 00:38:40,618 誇りに 思うぞ 426 00:38:40,618 --> 00:38:44,289 (惣右衛門のすすり泣き) 427 00:38:44,289 --> 00:38:47,892 父上 どうされたのです? 428 00:38:49,627 --> 00:38:52,931 まるで別れのような… (惣右衛門)ああ ハハッ 429 00:38:56,634 --> 00:38:58,970 わしは春日山を去る 430 00:38:58,970 --> 00:39:03,241 なんと! (惣右衛門)すでに 殿に願い出て➡ 431 00:39:03,241 --> 00:39:05,243 お許しも頂いておる 432 00:39:05,243 --> 00:39:07,245 何故にございますか? 433 00:39:07,245 --> 00:39:11,249 そなたたちが 存分に腕を振るうためじゃ 434 00:39:11,249 --> 00:39:13,251 まだまだ若輩の身 435 00:39:13,251 --> 00:39:16,254 父上に 教わらねばならぬこと ばかりでございます 436 00:39:16,254 --> 00:39:20,558 これ以上 教えることは何もない 437 00:39:22,594 --> 00:39:24,596 父上… 438 00:39:28,266 --> 00:39:30,602 (山崎) 殿は上田衆のごひいきがすぎる! 439 00:39:30,602 --> 00:39:33,605 兼続なんぞを家老にするとは… (上条)あやつ 浮かれて 440 00:39:33,605 --> 00:39:36,274 また 何をしでかすか 分からんぞ 441 00:39:36,274 --> 00:39:39,944 (信綱)こたびの抜てきは 当然でござろう 442 00:39:39,944 --> 00:39:43,948 御館の乱を切り抜けられたのは 万事 樋口殿が手柄 443 00:39:43,948 --> 00:39:46,951 (山崎)だが… (信綱)私に異存はございませぬ 444 00:39:46,951 --> 00:39:56,294 ♬~ 445 00:39:56,294 --> 00:39:59,964 (信綱)ああ 樋口殿 直江様 446 00:39:59,964 --> 00:40:01,966 これはご家老様 447 00:40:01,966 --> 00:40:11,976 ♬~ 448 00:40:11,976 --> 00:40:15,580 気にするでない やっかみよ 449 00:40:18,316 --> 00:40:20,318 お船が言うとったわ 450 00:40:20,318 --> 00:40:23,988 そなたは母御に 紅葉のごとく 451 00:40:23,988 --> 00:40:27,325 上杉の侍として 生きろと言われたと 452 00:40:27,325 --> 00:40:29,327 はい 453 00:40:30,328 --> 00:40:32,630 我が直江家の生き方も同じじゃ 454 00:40:37,001 --> 00:40:41,306 これからも共に お家のために尽くそうぞ 455 00:40:42,340 --> 00:40:44,676 直江様… 456 00:40:44,676 --> 00:40:48,279 困ったときは いつでも力になろう 457 00:40:50,682 --> 00:40:52,684 はっ! 458 00:41:27,985 --> 00:41:30,655 ⚟(家臣) 方々! 一大事でござるぞ! 459 00:41:30,655 --> 00:41:44,669 ♬~ 460 00:41:44,669 --> 00:41:48,006 (信綱のうめき声) 461 00:41:48,006 --> 00:41:51,676 直江様! ハァッ! 462 00:41:51,676 --> 00:41:54,679 直江様! ああっ! 463 00:41:54,679 --> 00:41:57,682 兼続か… 464 00:41:57,682 --> 00:42:00,284 何故このようなことに? 465 00:42:00,284 --> 00:42:02,286 うろたえるな! 466 00:42:02,286 --> 00:42:04,622 直江様! 467 00:42:04,622 --> 00:42:06,624 上杉を… 468 00:42:06,624 --> 00:42:10,628 ああっ… ハァッ… 469 00:42:10,628 --> 00:42:13,965 上杉を… 頼む! 470 00:42:13,965 --> 00:42:17,301 上杉を… (信綱のうめき声) 471 00:42:17,301 --> 00:42:19,971 あっ… 直江様! 472 00:42:19,971 --> 00:42:23,574 誰か! 誰か医者を! 急げ! 473 00:42:25,309 --> 00:42:28,312 直江様 直江様! 474 00:42:30,314 --> 00:42:34,318 ここで動いては 信長の思うつぼで ございます! 475 00:42:34,318 --> 00:42:37,321 (信長)たわけ者がっ! (家康)もう そのあたりで 476 00:42:37,321 --> 00:42:40,324 信綱様! (妙椿尼)兼続を 477 00:42:40,324 --> 00:42:42,660 婿とするのはどうかと… 478 00:42:42,660 --> 00:42:44,662 はっ? 今なんと? 479 00:42:44,662 --> 00:42:46,664 直江家を継げと申しておる 480 00:42:46,664 --> 00:42:50,001 今のありさまでは 会うことも ままなりませぬ 481 00:42:50,001 --> 00:42:53,671 上野から滝川一益が迫り来る 織田家屈指の名将じゃ 482 00:42:53,671 --> 00:42:57,008 (景勝)兼続 これは主命じゃ➡ 483 00:42:57,008 --> 00:42:59,010 直江を継ぐのじゃ