1 00:00:05,973 --> 00:00:08,976 (ナレーション)<関ヶ原の戦いで負けた 西軍側には➡ 2 00:00:08,976 --> 00:00:13,647 敗戦後の厳しい現実が 待っていました> 3 00:00:13,647 --> 00:00:17,985 <長宗我部や宇喜多は お家取りつぶしで消滅> 4 00:00:17,985 --> 00:00:20,320 <佐竹は大幅減封の上➡ 5 00:00:20,320 --> 00:00:22,990 より遠くへ追いやられ➡ 6 00:00:22,990 --> 00:00:27,995 大大名であった毛利も 大きく領土を減らします> 7 00:00:27,995 --> 00:00:31,331 <それぞれに仕えていた 多くの武士が職を失い➡ 8 00:00:31,331 --> 00:00:34,334 ちまたには浪人があふれました> 9 00:00:35,669 --> 00:00:37,971 <さて 領土が減っても➡ 10 00:00:37,971 --> 00:00:41,675 家臣を 手放さないと決めた 我らが上杉> 11 00:00:41,675 --> 00:00:43,677 <しかし 新たな城下は➡ 12 00:00:43,677 --> 00:00:47,614 おおよそ1500人を 収容するのがやっと➡ 13 00:00:47,614 --> 00:00:50,951 移住するのは 家臣とその家族 町民など➡ 14 00:00:50,951 --> 00:00:53,287 合わせて約3万人> 15 00:00:53,287 --> 00:00:55,622 <上杉の戦後は 大変な➡ 16 00:00:55,622 --> 00:00:58,625 逆境からの出発となりました> 17 00:00:59,626 --> 00:01:19,646 ♬~ 18 00:01:19,646 --> 00:01:39,666 ♬~ 19 00:01:39,666 --> 00:01:59,620 ♬~ 20 00:01:59,620 --> 00:02:19,639 ♬~ 21 00:02:19,639 --> 00:02:39,660 ♬~ 22 00:02:39,660 --> 00:02:59,613 ♬~ 23 00:02:59,613 --> 00:03:19,633 ♬~ 24 00:03:19,633 --> 00:03:37,651 ♬~ 25 00:03:37,651 --> 00:03:44,257 ♬~ 26 00:03:46,259 --> 00:03:50,263 上杉め 27 00:03:50,263 --> 00:03:54,601 とことん 利用するまでよ 28 00:03:54,601 --> 00:03:59,940 (榊原)「上杉は米沢30万石に移封」 29 00:03:59,940 --> 00:04:02,943 (景勝)はっ (兼続)はっ 30 00:04:02,943 --> 00:04:06,947 上杉には もはや 財は残ってはおらぬ 31 00:04:06,947 --> 00:04:10,617 進むも退くも地獄となろう 32 00:04:10,617 --> 00:04:12,619 無理にとは言わぬ 33 00:04:12,619 --> 00:04:15,622 去りたくば申し出よ 34 00:04:18,959 --> 00:04:22,963 (久秀) 誰一人 上杉を去った者はおらぬ 35 00:04:22,963 --> 00:04:26,967 皆で米沢へ出立じゃ! 36 00:04:26,967 --> 00:04:30,971 (家臣たち)お~っ! 37 00:04:30,971 --> 00:04:35,308 (語り) <関ヶ原の戦いの後 上杉は➡ 38 00:04:35,308 --> 00:04:37,644 家康の沙汰により➡ 39 00:04:37,644 --> 00:04:40,647 会津120万石から➡ 40 00:04:40,647 --> 00:04:43,650 米沢30万石へ➡ 41 00:04:43,650 --> 00:04:46,553 移されたのでございました> 42 00:05:04,938 --> 00:05:07,274 ここが米沢か 43 00:05:07,274 --> 00:05:09,876 なかなか よい所でございますな 44 00:05:15,949 --> 00:05:18,285 おおっ… 45 00:05:18,285 --> 00:05:20,620 家が まばらじゃのう 46 00:05:20,620 --> 00:05:25,959 うん~ このような地で 冬が越せるかのう 47 00:05:25,959 --> 00:05:29,563 沈んでおってもしかたがない 住めば都じゃ~ 48 00:05:31,631 --> 00:05:34,968 <兼続は譜代の家臣たちを➡ 49 00:05:34,968 --> 00:05:38,972 1人として いとまを出さずに 連れてきたため➡ 50 00:05:38,972 --> 00:05:42,642 4分の1となった石高で➡ 51 00:05:42,642 --> 00:05:45,579 6000人の家臣の面倒を➡ 52 00:05:45,579 --> 00:05:49,182 見ることになったのでございます> 53 00:05:52,919 --> 00:05:57,924 (太鼓の音) 54 00:06:04,598 --> 00:06:08,602 (惣右衛門)なんと! 1人残らず連れてくるとは 55 00:06:08,602 --> 00:06:10,604 (惣右衛門の笑い声) 56 00:06:10,604 --> 00:06:14,608 皆 上杉の誇りを持った 家臣たちばかり 57 00:06:14,608 --> 00:06:17,277 暮らしは厳しゅうなりましょうが 58 00:06:17,277 --> 00:06:20,614 必ずや 力を合わせやっていきましょう 59 00:06:20,614 --> 00:06:23,283 (惣右衛門) そのことばをお聞きになれば➡ 60 00:06:23,283 --> 00:06:26,586 御屋形様もお喜びであろう 61 00:06:45,639 --> 00:06:47,641 これは… 62 00:06:47,641 --> 00:06:49,976 (惣右衛門)そうじゃ➡ 63 00:06:49,976 --> 00:06:53,580 御屋形様の御なきがらじゃ 64 00:06:56,650 --> 00:06:59,653 京におられる殿から 65 00:06:59,653 --> 00:07:02,989 じきじきに お指図があってのう 66 00:07:02,989 --> 00:07:06,993 春日山より お連れしたのじゃ 67 00:07:07,994 --> 00:07:09,996 殿が… 68 00:07:11,331 --> 00:07:14,000 御屋形様に 69 00:07:14,000 --> 00:07:17,671 この米沢の地を 70 00:07:17,671 --> 00:07:19,973 お守りいただこう 71 00:07:22,676 --> 00:07:24,678 (菊姫)殿のお心遣い➡ 72 00:07:24,678 --> 00:07:27,981 皆も さぞ勇気づけられたことで ございましょう 73 00:07:29,349 --> 00:07:32,352 されど 大変なのはこれからじゃ 74 00:07:34,354 --> 00:07:37,691 わしも 急ぎ向かわねばのう 75 00:07:37,691 --> 00:07:53,974 ♬~ 76 00:07:53,974 --> 00:07:56,976 (菊姫)米沢…➡ 77 00:07:56,976 --> 00:08:01,314 どんな所でございましょう➡ 78 00:08:01,314 --> 00:08:03,316 わたくしも➡ 79 00:08:03,316 --> 00:08:06,619 その地で殿と共に 暮らしてみとうございます 80 00:08:09,322 --> 00:08:12,993 世は ようやく鎮まろうとしておる 81 00:08:12,993 --> 00:08:14,995 その日も近かろう 82 00:08:16,663 --> 00:08:19,666 奥方様 83 00:08:19,666 --> 00:08:22,268 ほどなくご苦労も報われましょう 84 00:08:29,676 --> 00:08:34,681 (鳥の鳴き声) 85 00:08:37,350 --> 00:08:39,352 (惣右衛門)はあ~あ➡ 86 00:08:39,352 --> 00:08:44,024 ハァ~ッ ここは古い屋敷でのう 87 00:08:44,024 --> 00:08:46,960 ハァッ 2棟あるが 88 00:08:46,960 --> 00:08:49,629 少し手を加えて 89 00:08:49,629 --> 00:08:53,299 それぞれに 3所帯ずつ住むことにした 90 00:08:53,299 --> 00:08:55,301 はい… 91 00:09:07,647 --> 00:09:11,651 ハァ~ッ お~い! 92 00:09:11,651 --> 00:09:14,654 戻ったぞ~っ ハハハッ 93 00:09:14,654 --> 00:09:16,656 (竹松)父上! (お梅)父上 94 00:09:16,656 --> 00:09:19,993 おう 竹松 お梅にお松 (お松)お待ちしておりました 95 00:09:19,993 --> 00:09:22,662 皆 大きゅうなったのう (惣右衛門)おう おう ハハハッ… 96 00:09:22,662 --> 00:09:25,999 はあ おかえりなさいませ (よし)よう 戻られました 97 00:09:25,999 --> 00:09:31,004 はあ 義母上 お久しゅうございまする 98 00:09:31,004 --> 00:09:34,674 ハァ~ お貞も大人になったのう (惣右衛門)ヘヘヘッ… 99 00:09:34,674 --> 00:09:36,676 兄上のご無事のお戻り 100 00:09:36,676 --> 00:09:39,012 これほど うれしいことはございませぬ 101 00:09:39,012 --> 00:09:42,348 さあ この2間が 102 00:09:42,348 --> 00:09:46,619 しばらくは そなたたちの部屋じゃ (かよ)しばらくとは? 103 00:09:46,619 --> 00:09:50,623 いずれ 実頼の一家も 来ることになっておる 104 00:09:50,623 --> 00:09:52,625 にぎやかになるのう (竹松)うん 105 00:09:52,625 --> 00:09:55,228 ヘッヘッヘッヘッ… おっ! 106 00:09:56,629 --> 00:10:00,300 実頼殿の奥方は気位高く 107 00:10:00,300 --> 00:10:02,302 あたくしなど 108 00:10:02,302 --> 00:10:05,638 下女扱いで こき使われるので ございましょうなあ 109 00:10:05,638 --> 00:10:08,641 ハァ~ッ 何を言うておる 110 00:10:08,641 --> 00:10:11,311 心配はいらん➡ 111 00:10:11,311 --> 00:10:13,646 下女が必要なら わしがなってやる➡ 112 00:10:13,646 --> 00:10:15,648 おっ その本もわしが持とう (よし)ウフフッ 113 00:10:15,648 --> 00:10:30,997 ♬~ 114 00:10:30,997 --> 00:10:36,002 母上は いつも そなたのことを話しているぞ 115 00:10:36,002 --> 00:10:39,339 ごはんをしっかり食べているか 116 00:10:39,339 --> 00:10:41,941 1人で ちゃんと眠れているかとな 117 00:10:43,676 --> 00:10:49,282 母上は いまだに私のことを 子ども扱いしているのですな 118 00:10:49,282 --> 00:10:54,287 もう7歳だというのに いかんか? 119 00:10:54,287 --> 00:10:57,957 父上は5歳の時にすでに 120 00:10:57,957 --> 00:11:01,294 殿様の小姓として お仕えしていたそうな 121 00:11:01,294 --> 00:11:04,964 うん… 仕えていたといっても 122 00:11:04,964 --> 00:11:09,302 あのころは 何もできずに 迷惑ばかりかけておったがのう 123 00:11:09,302 --> 00:11:12,639 しかし 今は家老でございます 124 00:11:12,639 --> 00:11:15,642 皆が 父上のことを 敬っておりまする 125 00:11:15,642 --> 00:11:17,944 父上あっての上杉と 126 00:11:19,979 --> 00:11:23,983 私も 父上のような侍となって 127 00:11:23,983 --> 00:11:26,586 立派に お家を継ぎとうございます 128 00:11:30,657 --> 00:11:32,659 うん… 129 00:11:40,333 --> 00:11:45,004 実は 本多殿のご子息を 130 00:11:45,004 --> 00:11:48,608 お松の婿養子に迎える話を 進めておりまする 131 00:11:50,276 --> 00:11:52,278 なんと…! 132 00:11:54,614 --> 00:11:56,950 あっ… 133 00:11:56,950 --> 00:11:59,619 竹松は… 134 00:11:59,619 --> 00:12:01,621 このことは? 135 00:12:03,957 --> 00:12:07,961 いずれ 折を見て 話さねばなりませぬ 136 00:12:10,964 --> 00:12:13,266 そうか… 137 00:12:16,636 --> 00:12:19,305 竹松は 138 00:12:19,305 --> 00:12:23,610 直江家を立派に継ぎたいと 願っているだけに 139 00:12:24,978 --> 00:12:28,581 酷なことじゃのう 140 00:12:36,322 --> 00:12:39,325 昔… 141 00:12:39,325 --> 00:12:41,995 父上に言われたことを 142 00:12:41,995 --> 00:12:44,297 時々 思い出しまする 143 00:12:49,602 --> 00:12:52,605 (惣右衛門の声)《与六は よい面になりそうじゃの~》 144 00:12:52,605 --> 00:12:54,607 (与六の声)《侍の面か?》 145 00:12:54,607 --> 00:12:57,610 (惣右衛門の声) 《よい面が侍の面とは限らん➡ 146 00:12:57,610 --> 00:13:01,280 一生懸命に働く者は みんなよい面じゃ➡ 147 00:13:01,280 --> 00:13:03,950 田や畑を耕しておる百姓たちも➡ 148 00:13:03,950 --> 00:13:07,287 よい面をしておる》 149 00:13:07,287 --> 00:13:11,290 まさに父上の言われたおことばに 150 00:13:11,290 --> 00:13:13,293 間違いはないと 151 00:13:15,962 --> 00:13:20,299 おのおのに 生きる道があるのだと 152 00:13:20,299 --> 00:13:23,303 つくづく 悟りました 153 00:13:23,303 --> 00:13:28,308 竹松にも 上杉にも 154 00:13:28,308 --> 00:13:35,648 ♬~ 155 00:13:35,648 --> 00:13:38,651 <その同じ月➡ 156 00:13:38,651 --> 00:13:41,321 景勝が ようやく➡ 157 00:13:41,321 --> 00:13:45,224 伏見から米沢に 来たのでございます> 158 00:13:46,926 --> 00:13:48,928 御屋形様… 159 00:13:48,928 --> 00:13:53,933 ♬~ 160 00:13:53,933 --> 00:13:56,936 誰一人 当家を去ることなく 161 00:13:56,936 --> 00:13:59,539 付いてきてくれるとは… 162 00:14:02,608 --> 00:14:04,911 皆を誇りに思う 163 00:14:08,948 --> 00:14:10,950 礼を言う 164 00:14:10,950 --> 00:14:16,956 ♬~ 165 00:14:16,956 --> 00:14:18,958 (家臣たち)あっ… 166 00:14:18,958 --> 00:14:30,970 ♬~ 167 00:14:30,970 --> 00:14:33,973 松川に2里ほどの石堤を築けば 168 00:14:33,973 --> 00:14:36,309 水害から田畑を守り 169 00:14:36,309 --> 00:14:39,979 さらに 城下が 水浸しになることも防げよう 170 00:14:39,979 --> 00:14:43,649 (白井)されど そんなものを 造る金がどこにございます? 171 00:14:43,649 --> 00:14:46,586 (長沼)我らは あしたの米さえ心配をしながら➡ 172 00:14:46,586 --> 00:14:49,255 暮らしておるというのに… (家臣たち)何を言ってるんだ… 173 00:14:49,255 --> 00:14:52,258 皆の不安ももっともじゃ 174 00:14:52,258 --> 00:14:56,262 今の暮らしは しばらくは変わらんだろう 175 00:14:56,262 --> 00:14:58,598 (家臣たちのため息) 176 00:14:58,598 --> 00:15:02,935 だが ただ座して何を待てというのか 177 00:15:02,935 --> 00:15:06,272 今 新しきことを始め 希望を持つことで 178 00:15:06,272 --> 00:15:08,574 道を切り開こうではないか 179 00:15:14,614 --> 00:15:16,616 (井上)畏れながら! 180 00:15:17,617 --> 00:15:21,287 その希望とやらは 181 00:15:21,287 --> 00:15:24,590 腹の足しになりますかのう? 182 00:15:26,626 --> 00:15:31,631 わしは 実のない夢物語を 語っているのではない 183 00:15:33,299 --> 00:15:35,635 石堤にかかる元手は 184 00:15:35,635 --> 00:15:38,971 我が家禄から都合するゆえ 心配無用 185 00:15:38,971 --> 00:15:40,973 (家臣たち)えっ ご家老が… 186 00:15:40,973 --> 00:15:44,310 加えて おのおのの中から 187 00:15:44,310 --> 00:15:48,247 南原での農地の開墾に 加わりたい者を募る 188 00:15:48,247 --> 00:15:50,917 今の城下は あまりに混み合っておるゆえ 189 00:15:50,917 --> 00:15:54,253 (白井)それは わしらに➡ 190 00:15:54,253 --> 00:15:58,257 百姓になれと? (家臣たち)百姓? 191 00:15:58,257 --> 00:16:01,928 開墾した土地は私有を認める 192 00:16:01,928 --> 00:16:05,598 みずからの手で 食いぶちをつなぐのだ 193 00:16:05,598 --> 00:16:10,603 そうすることで 当地の石高も おのずと上がる 194 00:16:10,603 --> 00:16:14,907 これは 家臣として 立派な仕事であろう? 195 00:16:15,942 --> 00:16:20,947 (家臣たちのざわめき) 196 00:16:21,948 --> 00:16:26,953 我こそはと思う者は この場で願い申し出てくれ 197 00:16:27,954 --> 00:16:31,624 (家臣たちのうなる声) 198 00:16:31,624 --> 00:16:36,629 (家臣)百姓か… (家臣)う~ん… 199 00:16:50,977 --> 00:16:53,312 兼続 200 00:16:53,312 --> 00:16:55,982 どうした? こんな時分に 201 00:16:55,982 --> 00:16:57,984 わしが引き受けよう 202 00:17:00,319 --> 00:17:03,656 開墾の話じゃ 203 00:17:03,656 --> 00:17:05,958 そなたが? 204 00:17:07,326 --> 00:17:10,329 ハァ 何を言う 205 00:17:10,329 --> 00:17:13,100 わしは 若い者に向けて言うたのじゃ 206 00:17:13,100 --> 00:17:16,002 わしは本気じゃ 207 00:17:19,005 --> 00:17:22,675 ここで誰かが引き受けなければ 事は進まぬ 208 00:17:22,675 --> 00:17:25,011 重臣であるわしが手本を示せば 209 00:17:25,011 --> 00:17:27,346 若い連中とて動くやもしれぬ 210 00:17:27,346 --> 00:17:37,690 ♬~ 211 00:17:37,690 --> 00:17:41,027 開墾の任 お引き受けいたす 212 00:17:41,027 --> 00:17:43,329 わしもじゃ (山岸)わしも 213 00:17:44,363 --> 00:17:47,300 お主たち… 214 00:17:47,300 --> 00:17:50,636 晴吉殿も同じ気持ちであろう? 215 00:17:50,636 --> 00:17:57,643 ♬~ 216 00:17:57,643 --> 00:18:02,648 この役目 わし1人が頂いた (久秀)えっ? 217 00:18:03,649 --> 00:18:05,952 わしが若い者を連れていく 218 00:18:07,987 --> 00:18:11,991 皆 行ってしまったら この先 誰が兼続を助けるのじゃ? 219 00:18:14,660 --> 00:18:17,663 晴吉殿… 220 00:18:17,663 --> 00:18:22,268 フッ さあっ こういう話は早い者勝ちじゃ 221 00:18:24,670 --> 00:18:27,673 ほらほら 何を突っ立っておる 座らんか 222 00:18:30,343 --> 00:18:33,679 <兼続は家臣たちの一部を➡ 223 00:18:33,679 --> 00:18:36,349 半士半農とし➡ 224 00:18:36,349 --> 00:18:39,018 領内の農地の開発に➡ 225 00:18:39,018 --> 00:18:42,355 当たらせたのでございました> 226 00:18:42,355 --> 00:18:47,960 ♬~ 227 00:18:51,630 --> 00:18:54,633 お松 はい 228 00:18:54,633 --> 00:18:59,639 そなたの婚儀が正式に決まった 229 00:18:59,639 --> 00:19:02,308 相手は徳川の重臣 230 00:19:02,308 --> 00:19:04,643 本多正信殿の次男 231 00:19:04,643 --> 00:19:06,646 政重殿じゃ 232 00:19:08,648 --> 00:19:11,951 母上から 文で伺っておりました➡ 233 00:19:15,988 --> 00:19:18,658 よしなに お願いいたしまする 234 00:19:18,658 --> 00:19:20,659 うん 235 00:19:22,995 --> 00:19:26,999 いま1つ 大事な話がある 236 00:19:36,676 --> 00:19:39,345 その政重殿は 237 00:19:39,345 --> 00:19:41,947 我が直江家の婿となる 238 00:19:44,684 --> 00:19:46,585 父上? 239 00:19:48,287 --> 00:19:52,291 直江家を継ぐのは 私ではないのですか? 240 00:19:55,294 --> 00:19:57,296 そうだ 241 00:19:57,296 --> 00:20:04,637 ♬~ 242 00:20:04,637 --> 00:20:07,640 (志駄)ご家老 どうした? 243 00:20:07,640 --> 00:20:11,977 このところ降り続く雨で 堤に少し亀裂が… 244 00:20:11,977 --> 00:20:13,979 何? 245 00:20:15,648 --> 00:20:17,650 よし 見に参ろう 246 00:20:20,653 --> 00:20:22,988 そこに掛けてある蓑と笠を 取ってくれ 247 00:20:22,988 --> 00:20:25,324 (志駄)はっ (かよ)お気をつけて 248 00:20:25,324 --> 00:20:27,326 うん 249 00:20:27,326 --> 00:20:35,668 ♬~ 250 00:20:35,668 --> 00:20:38,671 (お梅)竹松~っ (かよ)若様~っ! 251 00:20:38,671 --> 00:20:40,673 竹松っ (かよ)若様~っ 252 00:20:40,673 --> 00:20:42,675 (お梅)竹松~っ 253 00:20:43,676 --> 00:20:46,879 おられましたか? (お梅)おらん 254 00:20:47,947 --> 00:20:49,949 (惣右衛門)どうした? 255 00:20:49,949 --> 00:20:53,619 (かよ) 若様が どこにもおられませぬ➡ 256 00:20:53,619 --> 00:20:56,956 この雨の中 いったいどこへ? 257 00:20:56,956 --> 00:21:05,965 ♬~ 258 00:21:05,965 --> 00:21:07,967 (惣右衛門)竹松~っ! 259 00:21:07,967 --> 00:21:12,638 (遠雷) 260 00:21:12,638 --> 00:21:15,241 竹松~っ! 261 00:21:17,309 --> 00:21:19,311 ⚟(竹松のくしゃみ) 262 00:21:35,661 --> 00:21:39,665 ハァ~ ハァ~ 263 00:21:39,665 --> 00:21:41,667 ⚟(竹松のくしゃみ) 264 00:21:51,944 --> 00:21:53,946 ハァ~ッ 265 00:21:56,949 --> 00:22:01,253 こんな所におったか~➡ 266 00:22:02,621 --> 00:22:04,957 ハハハハッ➡ 267 00:22:04,957 --> 00:22:08,961 皆が心配しておるぞ 268 00:22:11,964 --> 00:22:16,569 さあ 竹松 269 00:22:20,639 --> 00:22:24,643 父上は 270 00:22:24,643 --> 00:22:29,248 私のことを お嫌いなのです 271 00:22:30,649 --> 00:22:35,654 (泣き声) 272 00:22:40,326 --> 00:22:43,329 ハァ~ッ (竹松が はなをすする音) 273 00:22:44,663 --> 00:22:50,269 昔 その父も 274 00:22:52,271 --> 00:22:56,575 親に捨てられたと 泣いたことがあったわ 275 00:22:59,278 --> 00:23:04,283 景勝様の小姓に ならねばならぬときにのう 276 00:23:07,286 --> 00:23:10,289 ハハハッ… 277 00:23:10,289 --> 00:23:14,960 そなたの父は強情でのう 278 00:23:14,960 --> 00:23:17,263 嫌じゃと言い張り 279 00:23:19,298 --> 00:23:21,967 わしは 280 00:23:21,967 --> 00:23:26,572 このような納屋に 閉じ込めたのじゃ 281 00:23:27,973 --> 00:23:29,975 《うっ!》 (惣右衛門)《ここで➡ 282 00:23:29,975 --> 00:23:34,313 頭を冷やして よう考えてみよ》 《(戸が閉まる音)》 283 00:23:34,313 --> 00:23:36,916 《父上~っ!》 284 00:23:38,651 --> 00:23:42,321 《⚟ 父上~っ!》 《⚟(戸をたたく音)》 285 00:23:42,321 --> 00:23:44,657 《母上~っ!➡ 286 00:23:44,657 --> 00:23:47,593 母上~っ!》 287 00:23:47,593 --> 00:23:50,262 (惣右衛門の声)お前のばば様は➡ 288 00:23:50,262 --> 00:23:52,931 まだ幼い身 289 00:23:52,931 --> 00:23:56,268 こたびだけは 勘弁していただけぬかと 290 00:23:56,268 --> 00:23:58,270 言ってのう➡ 291 00:24:00,606 --> 00:24:04,944 ハァ~ッ だが… 292 00:24:04,944 --> 00:24:13,285 ♬~ 293 00:24:13,285 --> 00:24:17,589 (お藤の声)《そなたは あの紅葉になるのです》 294 00:24:18,957 --> 00:24:23,262 《紅葉のような 家臣になりなさい》 295 00:24:24,630 --> 00:24:29,968 《そのためには この家を出て➡ 296 00:24:29,968 --> 00:24:33,305 喜平次様に お仕えするのです》 297 00:24:33,305 --> 00:24:35,975 (与六の声)《母上》 298 00:24:35,975 --> 00:24:40,579 (お藤の声)《きょうから そなたは母の子ではありません➡ 299 00:24:41,647 --> 00:24:43,649 この越後の子となるのです》 300 00:24:43,649 --> 00:24:46,585 (与六の声)《嫌じゃ~っ》 301 00:24:46,585 --> 00:24:57,930 ♬~ 302 00:24:57,930 --> 00:25:00,933 親として 303 00:25:00,933 --> 00:25:04,236 我が子を犠牲にせねばならぬは 304 00:25:06,939 --> 00:25:10,275 どれだけ つらいことか… 305 00:25:10,275 --> 00:25:20,285 ♬~ 306 00:25:20,285 --> 00:25:24,623 竹松… 307 00:25:24,623 --> 00:25:27,960 ゆめゆめ 308 00:25:27,960 --> 00:25:31,296 父の愛を疑うでないぞ 309 00:25:31,296 --> 00:25:36,301 ♬~ 310 00:25:36,301 --> 00:25:40,305 (惣右衛門)そなたの父は➡ 311 00:25:40,305 --> 00:25:43,976 誰より➡ 312 00:25:43,976 --> 00:25:48,914 そなたのことを 思うておるのじゃからの 313 00:25:48,914 --> 00:26:04,596 ♬~ 314 00:26:04,596 --> 00:26:09,601 ♬~ 315 00:26:18,610 --> 00:26:20,612 さあ 316 00:26:23,282 --> 00:26:25,584 竹松…➡ 317 00:26:37,296 --> 00:26:39,631 竹松! どうした!? 318 00:26:39,631 --> 00:26:42,935 竹松… 竹松! 319 00:26:51,310 --> 00:26:54,913 竹松は? 薬を飲ませ 今は寝ております 320 00:26:58,317 --> 00:27:00,319 (お梅)父上 321 00:27:00,319 --> 00:27:02,621 (かよ)旦那様… うん 322 00:27:09,328 --> 00:27:12,931 雨に当たり 少し熱が出たのであろう 323 00:27:15,000 --> 00:27:17,336 (かよ)実は➡ 324 00:27:17,336 --> 00:27:20,339 若様のお体の具合が➡ 325 00:27:20,339 --> 00:27:24,676 このところ ず~っと よくないのでございます➡ 326 00:27:24,676 --> 00:27:27,012 一度熱が出ると 327 00:27:27,012 --> 00:27:31,350 何日も下がらぬときがあり 328 00:27:31,350 --> 00:27:33,352 医者の見立てでは➡ 329 00:27:33,352 --> 00:27:37,956 生来のひ弱さゆえ 治すことはできぬと 330 00:27:46,298 --> 00:27:48,300 竹松… 331 00:28:14,660 --> 00:28:17,262 ああ… 目が覚めたか 332 00:28:19,998 --> 00:28:24,603 ずっと 付いていてくださったのですか? 333 00:28:26,004 --> 00:28:28,674 ああ 334 00:28:28,674 --> 00:28:31,677 熱も少しは下がったようじゃの 335 00:28:33,679 --> 00:28:36,348 父上 ああ 寝ておれ 336 00:28:36,348 --> 00:28:40,352 いえ 父上と お話ししとうございます 337 00:28:56,969 --> 00:28:58,971 許せ 338 00:29:00,973 --> 00:29:03,642 だがの 339 00:29:03,642 --> 00:29:07,980 父は皆のことを考え 340 00:29:07,980 --> 00:29:10,582 ほかに道はないと思うたのじゃ 341 00:29:12,985 --> 00:29:14,987 そのことで 342 00:29:14,987 --> 00:29:18,290 そなたを 苦しめると分かっていてもな 343 00:29:23,662 --> 00:29:28,266 恨むなら 父を恨むがよい 344 00:29:32,337 --> 00:29:36,008 父上も 345 00:29:36,008 --> 00:29:38,610 泣かれたのでございますな 346 00:29:41,346 --> 00:29:43,348 紅葉の下で 347 00:29:48,286 --> 00:29:51,623 おじじ様が 348 00:29:51,623 --> 00:29:54,226 お話しくださいました 349 00:29:58,964 --> 00:30:03,969 父の愛を疑ってはならぬと 350 00:30:10,309 --> 00:30:12,311 竹松… 351 00:30:14,646 --> 00:30:34,666 ♬~ 352 00:30:34,666 --> 00:30:51,950 ♬~ 353 00:30:51,950 --> 00:30:56,555 ア~ッ ア~ッ ハッハッ 354 00:30:58,290 --> 00:31:02,627 私は いくつになっても 355 00:31:02,627 --> 00:31:06,631 父上に助けられてばかりですなあ 356 00:31:06,631 --> 00:31:08,633 うん? 357 00:31:10,969 --> 00:31:16,641 時には 私を支え励まし 358 00:31:16,641 --> 00:31:21,980 時には 叱咤激励し 359 00:31:21,980 --> 00:31:26,585 時には 私の影となり 360 00:31:28,320 --> 00:31:31,990 (惣右衛門の声) 《兼続 本丸に乗り込むんじゃ》 361 00:31:31,990 --> 00:31:36,661 《わしが 殿を説き伏せる》 362 00:31:36,661 --> 00:31:40,999 《こたびの責めは 一切 この惣右衛門が負いまする》 363 00:31:40,999 --> 00:31:44,669 《兼続 今 いちばん大事なのは➡ 364 00:31:44,669 --> 00:31:47,606 己の力の限りを尽くすことじゃ》 365 00:31:47,606 --> 00:31:50,942 《兼続の父として 謝らねばならぬ➡ 366 00:31:50,942 --> 00:31:55,247 すべては 我が殿のため 分かってくれ!》 367 00:31:56,281 --> 00:32:00,619 (信綱の声) 《樋口与六兼続を家老に加える》 368 00:32:00,619 --> 00:32:02,621 (兼続の声) 《かしこまりましてございます》 369 00:32:03,955 --> 00:32:08,293 (惣右衛門の声)《兼続 お前の今日までの働きぶり➡ 370 00:32:08,293 --> 00:32:10,629 見事であった》 371 00:32:10,629 --> 00:32:12,631 《よいか 与六➡ 372 00:32:12,631 --> 00:32:15,300 今は まだ分からぬかもしれぬが➡ 373 00:32:15,300 --> 00:32:17,636 これが いちばんよいのじゃ》 374 00:32:17,636 --> 00:32:22,974 ♬~ 375 00:32:22,974 --> 00:32:27,979 竹松にも 父上のような父で 376 00:32:27,979 --> 00:32:30,282 ありたいと存じまする 377 00:32:33,985 --> 00:32:37,589 ハッ 何を申すか 378 00:32:39,324 --> 00:32:44,329 わしこそ そなたが誇りよ 379 00:32:44,329 --> 00:32:47,532 (笑い声) 380 00:32:51,269 --> 00:32:54,940 わしは 381 00:32:54,940 --> 00:32:57,943 まことに 382 00:32:57,943 --> 00:33:00,946 よき息子を持った 383 00:33:04,282 --> 00:33:06,284 父上… 384 00:33:08,620 --> 00:33:10,922 (はなをすする音) 385 00:33:13,625 --> 00:33:15,627 (残り少ない音) 386 00:33:18,964 --> 00:33:24,302 これで しまいじゃ 387 00:33:24,302 --> 00:33:37,983 ♬~ 388 00:33:37,983 --> 00:33:41,987 (滴の音) 389 00:33:44,990 --> 00:33:47,926 <その数日後> 390 00:33:47,926 --> 00:33:52,931 <惣右衛門の娘 お貞の祝言が決まり➡ 391 00:33:52,931 --> 00:33:56,268 <狭い屋敷は この日ばかりは➡ 392 00:33:56,268 --> 00:33:59,571 にわかに にぎわっておりました> 393 00:34:04,609 --> 00:34:07,946 いろっ 色部与三郎にございまする (笑い声) 394 00:34:07,946 --> 00:34:10,282 こ… こたびは貞殿を嫁に 395 00:34:10,282 --> 00:34:12,284 もらい受けまするが… (惣右衛門)あ~ ハッ 396 00:34:12,284 --> 00:34:14,953 堅いあいさつは よいよい ハハッ 397 00:34:14,953 --> 00:34:18,623 きょうは めでたい日じゃ 398 00:34:18,623 --> 00:34:22,928 ああ よし 宴の支度はよいな? (よし)はい フフッ 399 00:34:26,965 --> 00:34:29,301 (男性)うまいなあ これは (笑い声) 400 00:34:29,301 --> 00:34:32,637 やっ なんじゃこれ? (男性)酒じゃない 401 00:34:32,637 --> 00:34:34,940 水じゃ (男性)水? 402 00:34:36,641 --> 00:34:39,644 気分だけでも 味わってくださいませ 403 00:34:43,648 --> 00:34:48,253 みなさん 漬物は 1人3つで お願いしまする 404 00:34:48,253 --> 00:34:52,257 魚も分け合って 食べてくださいませ さあどうぞ 405 00:34:52,257 --> 00:34:54,926 まあ 堅いこと言うでない 406 00:34:54,926 --> 00:34:57,595 いや きょうばかりは 我が家のもの 407 00:34:57,595 --> 00:35:00,265 好きなだけ食べるがよいぞ! 408 00:35:00,265 --> 00:35:03,602 (よし)お前様! (惣右衛門)まあ 怒るな 409 00:35:03,602 --> 00:35:06,938 では わしが腹の足しに 410 00:35:06,938 --> 00:35:09,941 ひとつ 踊りを披露いたそう 411 00:35:09,941 --> 00:35:13,945 (一同)おおっ (お貞)父上 おやめくださいませ 412 00:35:13,945 --> 00:35:15,947 恥ずかしゅうございます 413 00:35:15,947 --> 00:35:18,283 恥ずかしいことがあるか 414 00:35:18,283 --> 00:35:23,288 あ~ めでたい時には めでたい踊りが付きものじゃ 415 00:35:23,288 --> 00:35:26,958 のう 皆の衆! ハハハッ… 416 00:35:26,958 --> 00:35:29,294 兄上 417 00:35:29,294 --> 00:35:32,297 では 我々も 418 00:35:32,297 --> 00:35:34,299 ああ 419 00:35:35,633 --> 00:35:39,304 ♪ 水がよければ 稲がよい (兼続・実頼)それっ 420 00:35:39,304 --> 00:35:43,308 ♪ 稲がよければ 顔がよい 421 00:35:43,308 --> 00:35:47,245 ♪ そ~れ そ~れ どじょっこ ほいっ 422 00:35:47,245 --> 00:35:53,251 ♪ そ~れ そ~れ どじょっこ ほいっ やっとやっと やっと~ 423 00:35:53,251 --> 00:35:55,253 ♪ やっとやっと やっと~ 424 00:35:55,253 --> 00:35:59,257 ♪ さいお~ さいお~ さいお~ さいお~ 425 00:35:59,257 --> 00:36:19,277 ♬~ 426 00:36:19,277 --> 00:36:39,297 ♬~ 427 00:36:39,297 --> 00:36:59,317 ♬~ 428 00:36:59,317 --> 00:37:10,662 ♬~ 429 00:37:10,662 --> 00:37:15,333 (惣右衛門)おお~ ドジョウか 430 00:37:15,333 --> 00:37:18,336 お梅と竹松が捕ってきたのです 431 00:37:18,336 --> 00:37:20,338 そうか~ 432 00:37:20,338 --> 00:37:23,007 じじ様とばば様を 喜ばそうと思ったのです 433 00:37:23,007 --> 00:37:27,011 ウフフッ などと言うのですぞ 434 00:37:27,011 --> 00:37:29,013 ハァ~ 435 00:37:30,348 --> 00:37:32,951 ばば様か~ 436 00:37:37,355 --> 00:37:40,358 わたくし… あ… 437 00:37:40,358 --> 00:37:42,660 老けましたか? 438 00:37:44,362 --> 00:37:47,298 そんなことはない 439 00:37:47,298 --> 00:37:52,971 よしは 昔から何も変わらぬ 440 00:37:52,971 --> 00:37:54,973 フフッ 441 00:37:54,973 --> 00:37:57,308 お前様に そう言っていただければ 442 00:37:57,308 --> 00:38:01,646 よしは 幸せでございます フフッ 443 00:38:01,646 --> 00:38:03,648 (惣右衛門の笑い声) 444 00:38:09,654 --> 00:38:12,657 ハァ~ッ 445 00:38:14,659 --> 00:38:17,662 年を取ったは 446 00:38:20,665 --> 00:38:23,968 このわしじゃ 447 00:38:26,004 --> 00:38:29,340 (惣右衛門の声) 《与六~! 与七~!》 448 00:38:29,340 --> 00:38:32,343 (与六・与七の声)《父上~!》 449 00:38:32,343 --> 00:38:36,014 (惣右衛門の声) 《ドジョウすくいか! よ~し わしも!》 450 00:38:36,014 --> 00:38:38,016 (惣右衛門・与六の声) 《せ~の!》 451 00:38:38,016 --> 00:38:41,019 (惣右衛門の声)《ほりゃっ! お~ お~ そっち そっち》 452 00:38:41,019 --> 00:38:43,021 (惣右衛門・与六の声) 《ああっ!》 453 00:38:43,021 --> 00:38:45,623 (惣右衛門の声)《お~ そっち そこそこそこ… そこ!➡ 454 00:38:45,623 --> 00:38:47,959 ああっ! チェッ!➡ 455 00:38:47,959 --> 00:38:52,964 ハッ アッハハッ ハァッ ドジョウも必死じゃて➡ 456 00:38:52,964 --> 00:38:54,966 ハッハッハッハッ…》 457 00:38:55,967 --> 00:39:00,972 きのうのことの ようじゃのう 458 00:39:18,656 --> 00:39:21,993 あっ うっかり忘れてしまいました 459 00:39:21,993 --> 00:39:25,597 よいしょ しょっ フフフッ 460 00:39:42,013 --> 00:39:44,015 お前様 461 00:39:55,293 --> 00:40:04,302 ♬~ 462 00:40:05,637 --> 00:40:10,642 (竹松たちのすすり泣き) 463 00:40:10,642 --> 00:40:30,662 ♬~ 464 00:40:30,662 --> 00:40:38,670 ♬~ 465 00:40:38,670 --> 00:40:43,274 (実頼) 父は笑って死んでゆきました 466 00:40:45,610 --> 00:40:49,280 成すべきことをやった 467 00:40:49,280 --> 00:40:52,283 思い残すことはないと言うように 468 00:40:56,954 --> 00:41:01,559 樋口惣右衛門 そなたは 469 00:41:05,296 --> 00:41:10,301 戦場でこそ 功を立てることはなかった 470 00:41:10,301 --> 00:41:14,305 だが… 471 00:41:14,305 --> 00:41:19,310 今 こうして上杉があるのは 472 00:41:19,310 --> 00:41:21,612 そなたのおかげじゃ 473 00:41:24,649 --> 00:41:28,653 殿のおことば 474 00:41:28,653 --> 00:41:33,658 必ずや 父も喜びましょう 475 00:41:33,658 --> 00:41:50,274 ♬~ 476 00:41:50,274 --> 00:41:57,582 ♬~ 477 00:42:09,293 --> 00:42:11,596 (仙桃院)菊殿からの文じゃ 478 00:42:14,298 --> 00:42:18,636 そなたに側室を持たせてほしいと 479 00:42:18,636 --> 00:42:29,647 ♬~ 480 00:42:29,647 --> 00:42:34,652 ♬~ 481 00:42:35,653 --> 00:42:37,655 天下を取るばかりではなく 482 00:42:37,655 --> 00:42:39,991 天下を治めるつもりがあるならば 483 00:42:39,991 --> 00:42:41,993 家康が征夷大将軍となったのを➡ 484 00:42:41,993 --> 00:42:43,995 お認めになるのですか? 485 00:42:43,995 --> 00:42:47,265 江戸の幕府は 天下を奪う最後の布石かと 486 00:42:47,265 --> 00:42:49,600 なんのことでございましょう? 487 00:42:49,600 --> 00:42:53,604 生きること 今は それが何より大事だ 488 00:42:53,604 --> 00:42:56,941 (菊姫)殿の子を 産んでみせると申した約束➡ 489 00:42:56,941 --> 00:42:59,243 ついに果たせず…