1 00:00:05,305 --> 00:00:07,975 (兼続の声) 上杉の取りつぶしを免れるには 2 00:00:07,975 --> 00:00:10,310 本多殿のお力を お借りせねばならぬ 3 00:00:10,310 --> 00:00:12,980 (ナレーション) <上杉を守る切り札として➡ 4 00:00:12,980 --> 00:00:15,315 本多家との縁組みを進める兼続> 5 00:00:15,315 --> 00:00:19,987 (家康) この機を借りて母屋を乗っ取る 6 00:00:19,987 --> 00:00:22,322 <しかし この縁組み➡ 7 00:00:22,322 --> 00:00:25,993 家康に利用される危険も はらんだものでした> 8 00:00:25,993 --> 00:00:27,995 <鍵を握る 本多の次男➡ 9 00:00:27,995 --> 00:00:31,999 政重の正体は 謎に満ちています> 10 00:00:31,999 --> 00:00:36,003 <高額な給料をもらいながら 次々と家を替え➡ 11 00:00:36,003 --> 00:00:38,005 主君に深入りしません> 12 00:00:41,341 --> 00:00:45,345 <関ヶ原の戦いでは 父親のいる東軍ではなく➡ 13 00:00:45,345 --> 00:00:49,349 西軍として戦うという 不可解な行動をとります> 14 00:00:50,350 --> 00:00:54,688 <このえたいの知れぬ男が 家康の意を受け➡ 15 00:00:54,688 --> 00:00:58,692 ついに 上杉家の中枢に入り込む> 16 00:00:59,693 --> 00:01:19,646 ♬~ 17 00:01:19,646 --> 00:01:39,666 ♬~ 18 00:01:39,666 --> 00:01:59,686 ♬~ 19 00:01:59,686 --> 00:02:19,639 ♬~ 20 00:02:19,639 --> 00:02:39,660 ♬~ 21 00:02:39,660 --> 00:02:59,679 ♬~ 22 00:02:59,679 --> 00:03:19,633 ♬~ 23 00:03:19,633 --> 00:03:37,651 ♬~ 24 00:03:37,651 --> 00:03:44,257 ♬~ 25 00:03:46,326 --> 00:03:50,664 本多殿に 我が直江家を差し出しまする 26 00:03:50,664 --> 00:03:52,666 お松との婚儀を取りまとめ 27 00:03:52,666 --> 00:03:56,002 本多政重殿を婿として お迎えする 28 00:03:56,002 --> 00:03:59,339 かけがえなきものを犠牲にして 何が残るのでございましょう? 29 00:03:59,339 --> 00:04:03,610 このままでは 上杉が消えてしまう (お船)そのために 30 00:04:03,610 --> 00:04:06,279 お松や竹松が苦しんでも!? わしとて苦しい! 31 00:04:06,279 --> 00:04:08,281 (実頼)このまま婚儀が進めば 32 00:04:08,281 --> 00:04:10,951 憎き本多に 直江家は乗っ取られまする! 33 00:04:10,951 --> 00:04:12,953 上杉をお疑いならば 34 00:04:12,953 --> 00:04:15,956 米沢にて政重殿ご自身に 35 00:04:15,956 --> 00:04:18,291 その真偽を判じていただきたい 36 00:04:18,291 --> 00:04:25,632 ♬~ 37 00:04:25,632 --> 00:04:29,970 (語り)<慶長9年 閏8月> 38 00:04:29,970 --> 00:04:35,308 <兼続は 徳川の重臣 本多正信の息子を➡ 39 00:04:35,308 --> 00:04:37,644 直江家の婿として➡ 40 00:04:37,644 --> 00:04:41,648 米沢へ迎え入れたのでございます> 41 00:04:50,323 --> 00:04:55,996 本多政重 禄1万石を授ける 42 00:04:55,996 --> 00:05:00,934 また 殿より「勝」の1字を頂戴し 43 00:05:00,934 --> 00:05:05,238 これよりは名を勝吉と改めるべし 44 00:05:08,942 --> 00:05:11,611 大いに励むがよい 45 00:05:11,611 --> 00:05:13,613 (勝吉)はっ 46 00:05:30,297 --> 00:05:34,901 これで 晴れて そなたは直江の婿となる 47 00:05:38,305 --> 00:05:43,643 知ってのとおり 今 上杉家は大変な物入りでのう 48 00:05:43,643 --> 00:05:46,646 当分の間は わしたちと同じ 49 00:05:46,646 --> 00:05:48,982 この屋敷で 暮らしてもらうこととなる  50 00:05:48,982 --> 00:05:50,984 辛抱してくれ 51 00:05:56,990 --> 00:06:00,927 ハッ さあさ こよいは無礼講 52 00:06:00,927 --> 00:06:04,531 婿殿も肩ひじ張らず まあ 飲みなされ 53 00:06:15,942 --> 00:06:17,944 ハッ なんとした? 54 00:06:19,613 --> 00:06:21,948 平に ご容赦を 55 00:06:21,948 --> 00:06:30,290 ♬~ 56 00:06:30,290 --> 00:06:32,592 ハァ~ お松 57 00:06:34,294 --> 00:06:36,296 はい 58 00:06:36,296 --> 00:06:48,975 ♬~ 59 00:06:48,975 --> 00:06:51,645 毒など入っておりませぬぞ 60 00:06:51,645 --> 00:07:06,926 ♬~ 61 00:07:06,926 --> 00:07:09,930 (お松)母上と父上も? 62 00:07:11,598 --> 00:07:15,602 最初の夫が亡くなってから ひと月もたたぬうち 63 00:07:15,602 --> 00:07:19,940 夫婦となるよう命じられたのです 64 00:07:19,940 --> 00:07:23,276 初めは わたくしも戸惑うばかり 65 00:07:23,276 --> 00:07:26,947 夫婦になど 到底なれぬと思ったものです 66 00:07:26,947 --> 00:07:41,962 ♬~ 67 00:07:44,631 --> 00:07:49,636 (フクロウの鳴き声) 68 00:07:52,305 --> 00:07:54,307 ハァ~ 69 00:07:57,644 --> 00:07:59,946 下がっておれ 70 00:08:01,915 --> 00:08:05,251 お前とわしは 71 00:08:05,251 --> 00:08:08,254 所詮 形だけの夫婦 72 00:08:12,592 --> 00:08:14,894 仰せのとおりでございます 73 00:08:16,596 --> 00:08:19,599 《初めは わたくしも戸惑うばかり➡ 74 00:08:19,599 --> 00:08:23,203 夫婦になど 到底なれぬと思ったものです》 75 00:08:25,271 --> 00:08:29,275 されど 縁あって結ばれたからには 76 00:08:29,275 --> 00:08:31,878 真の夫婦になりとうございます 77 00:08:40,620 --> 00:08:42,622 (勝吉のため息) 78 00:08:42,622 --> 00:08:53,967 ♬~ 79 00:08:53,967 --> 00:08:57,637 ここが勘定方だ 80 00:08:57,637 --> 00:09:00,573 今は石高を増やすとともに 81 00:09:00,573 --> 00:09:05,245 領内の商いをも 盛んにする工夫をせねばならぬ 82 00:09:05,245 --> 00:09:08,915 帳面を拝見しとうございます 83 00:09:08,915 --> 00:09:12,919 ああ それを (家臣)はあ… 84 00:09:12,919 --> 00:09:22,262 ♬~ 85 00:09:22,262 --> 00:09:27,267 思いのほか 悪うはございませぬな 86 00:09:30,937 --> 00:09:33,606 他国にも売れるアオサや 87 00:09:33,606 --> 00:09:36,943 ベニバナ作りも始めておる 88 00:09:36,943 --> 00:09:39,546 その儲けが出てきたかのう 89 00:09:42,282 --> 00:09:45,285 次は蔵じゃ 参れ 90 00:09:45,285 --> 00:09:53,293 ♬~ 91 00:09:53,293 --> 00:09:57,630 ご家老は いったい どこまで明かすつもりか… 92 00:09:57,630 --> 00:10:00,633 皆 徳川に筒抜けではないか 93 00:10:03,303 --> 00:10:07,974 (正信)上杉は存外の 立ち直りぶりでございます 94 00:10:07,974 --> 00:10:12,979 せがれが そう知らせてきたか 95 00:10:12,979 --> 00:10:15,315 御意 96 00:10:15,315 --> 00:10:18,985 1万石の禄を与えられたとか 97 00:10:18,985 --> 00:10:23,990 ほう~っ ホッ 太っ腹な… 98 00:10:23,990 --> 00:10:28,595 よほど 徳川に こびを 売りたいのでございましょう 99 00:10:30,663 --> 00:10:32,665 ⚟(秀忠)父上 100 00:10:42,675 --> 00:10:46,012 真でございますか? 将軍職のこと 101 00:10:46,012 --> 00:10:48,681 (家康)真じゃ 102 00:10:48,681 --> 00:10:52,986 それでは豊臣家との御仲が… (家康)まだ 分からんのか 103 00:10:54,687 --> 00:10:56,689 わしは今まで 104 00:10:56,689 --> 00:11:00,627 豊臣家を守るという 建て前のもとに➡ 105 00:11:00,627 --> 00:11:03,963 政を執ってきた 106 00:11:03,963 --> 00:11:09,636 だが 将軍職をそなたに譲る時こそ 107 00:11:09,636 --> 00:11:13,640 天下は我がものと 108 00:11:13,640 --> 00:11:17,310 万民に示す時 109 00:11:17,310 --> 00:11:20,613 ここが勝負どころぞ~ 110 00:11:24,317 --> 00:11:26,653 (秀忠)しかし 111 00:11:26,653 --> 00:11:30,657 父上のやり方に 不満を募らせておる大名も 112 00:11:30,657 --> 00:11:33,660 少なからずと察しまする 113 00:11:33,660 --> 00:11:38,665 うん ならば 114 00:11:38,665 --> 00:11:42,335 瀬踏みでも してみようかのう 115 00:11:42,335 --> 00:11:57,684 ♬~ 116 00:11:57,684 --> 00:12:02,956 ♬~ 117 00:12:02,956 --> 00:12:05,291 江戸より 118 00:12:05,291 --> 00:12:08,628 徳川秀忠公 新将軍にならせたまわるとの 119 00:12:08,628 --> 00:12:10,630 お知らせが… 120 00:12:10,630 --> 00:12:17,303 ♬~ 121 00:12:17,303 --> 00:12:22,308 この意味 お分かりでございますな? 122 00:12:24,310 --> 00:12:28,648 徳川が豊臣を捨てる 123 00:12:28,648 --> 00:12:30,950 上杉家は どうなさいまする? 124 00:12:33,987 --> 00:12:38,992 徳川に お味方くださいますな? 125 00:12:43,329 --> 00:12:45,331 ご返答を 126 00:12:45,331 --> 00:12:57,944 ♬~ 127 00:13:06,953 --> 00:13:09,255 さあて… 128 00:13:15,962 --> 00:13:20,266 どうするかのう ハッ 129 00:13:55,668 --> 00:13:57,970 ⚟(竹松)愛の兜でございます 130 00:14:01,941 --> 00:14:04,544 仁愛の愛と聞いております 131 00:14:13,286 --> 00:14:15,288 わしが憎うはないのか? 132 00:14:21,961 --> 00:14:24,564 わしが婿に来たせいで そなたは 133 00:14:27,300 --> 00:14:29,302 直江を継げぬのだぞ 134 00:14:37,310 --> 00:14:39,312 よいのです! 135 00:14:41,981 --> 00:14:44,984 (雷鳴) 136 00:14:50,990 --> 00:14:53,326 これでなんとか 正月は 137 00:14:53,326 --> 00:14:56,662 家中 皆が 己の家で迎えられそうじゃのう 138 00:14:56,662 --> 00:14:59,999 (久秀)ああ ようやく落ち着く 139 00:14:59,999 --> 00:15:04,203 しかし 降りやまぬな 140 00:15:06,272 --> 00:15:08,274 (甘糟)大変じゃ!➡ 141 00:15:08,274 --> 00:15:10,877 この雨で猿尾堰が切れた 142 00:15:12,945 --> 00:15:15,948 (久秀)こう たびたびでは 田畑もひらけぬ 143 00:15:15,948 --> 00:15:18,951 (甘糟) 猿尾堰は諦めるほかないのか… 144 00:15:18,951 --> 00:15:23,623 いや 諦めるわけにはいかぬ 145 00:15:23,623 --> 00:15:27,960 この上は 伊達様に 教えを請うしかないかのう 146 00:15:27,960 --> 00:15:29,962 政宗に? 147 00:15:31,964 --> 00:15:34,634 伊達様は米沢の生まれ 148 00:15:34,634 --> 00:15:37,303 この土地の癖を 知り抜いておられよう 149 00:15:37,303 --> 00:15:39,605 何かよい知恵をお持ちやもしれぬ 150 00:15:42,975 --> 00:15:44,977 (勝吉)お待ちを 151 00:15:50,650 --> 00:15:52,652 お手伝いつかまつる 152 00:15:52,652 --> 00:16:00,593 ♬~ 153 00:16:00,593 --> 00:16:04,931 堰の決壊… のう… 154 00:16:04,931 --> 00:16:10,937 ♬~ 155 00:16:10,937 --> 00:16:13,272 (政宗)そんな小さきことより➡ 156 00:16:13,272 --> 00:16:15,875 もっと おもしろいことが 起こりそうだぞ 157 00:16:17,944 --> 00:16:21,948 家康公が将軍職を 嫡男の秀忠様に譲られる 158 00:16:23,950 --> 00:16:27,553 さすれば どうなる? 159 00:16:29,622 --> 00:16:31,624 天下大乱よ 160 00:16:31,624 --> 00:16:39,966 ♬~ 161 00:16:39,966 --> 00:16:43,636 今は そのことよりも 162 00:16:43,636 --> 00:16:46,639 目の前のことで 手いっぱいでございまする 163 00:16:59,652 --> 00:17:03,256 直江山城守ともあろう者が 164 00:17:03,256 --> 00:17:05,858 天下に興味は無しか… 165 00:17:08,594 --> 00:17:10,897 なんとも つまらん 166 00:17:14,600 --> 00:17:17,937 米沢の地を預かる者として 167 00:17:17,937 --> 00:17:21,607 民の暮らしを守る 168 00:17:21,607 --> 00:17:23,910 それ以上の大事はござらぬ 169 00:17:42,295 --> 00:17:45,598 治水に明るい者がおる 170 00:17:49,969 --> 00:17:52,972 気が向いたら その者を遣わす 171 00:17:55,975 --> 00:17:57,977 ありがたき幸せ 172 00:17:59,312 --> 00:18:12,591 ♬~ 173 00:18:12,591 --> 00:18:17,196 (愛姫) 山城守が頼み いかがなさいます? 174 00:18:22,935 --> 00:18:27,273 天下を取るより おもしろきもの 175 00:18:27,273 --> 00:18:29,275 あると思うか? 176 00:18:30,276 --> 00:18:33,946 気になるなら ご覧なさりませ 177 00:18:33,946 --> 00:18:37,283 上杉が何をなさんとしているか… 178 00:18:37,283 --> 00:18:51,297 ♬~ 179 00:18:51,297 --> 00:18:55,634 (お船)父上と婿殿は 何をするのも ご一緒で➡ 180 00:18:55,634 --> 00:18:58,938 あれはあれで 仲がよいようです 181 00:19:01,574 --> 00:19:07,246 (お松)わたくしには いまだに… 182 00:19:07,246 --> 00:19:09,582 母上は父上と 183 00:19:09,582 --> 00:19:13,252 いかに絆を 固められたのでございます? 184 00:19:13,252 --> 00:19:17,256 絆? フッ 185 00:19:18,257 --> 00:19:22,561 父上には決して 申してはなりませぬぞ 186 00:19:24,597 --> 00:19:27,600 そなたの父上は 187 00:19:29,268 --> 00:19:31,604 泣き虫だったのです 188 00:19:31,604 --> 00:19:33,606 泣き虫? 189 00:19:33,606 --> 00:19:35,608 あの泣き顔を見ていると 190 00:19:35,608 --> 00:19:37,610 わたくしが なんとかしてやらねばという 191 00:19:37,610 --> 00:19:39,612 気持ちになったのです 192 00:19:39,612 --> 00:19:42,915 真でございますか? (お船)真ですよ 193 00:19:44,617 --> 00:19:48,621 泣き虫なのは 人の痛みを我が痛みとする 194 00:19:48,621 --> 00:19:51,957 優しき心根ゆえ 195 00:19:51,957 --> 00:19:54,960 そのような心を持ったお方を 196 00:19:54,960 --> 00:19:58,964 わたくしは喜んで お支えしようと思ったのです 197 00:19:58,964 --> 00:20:03,969 ♬~ 198 00:20:03,969 --> 00:20:08,641 絆とは 相手に何をしてあげられるかを 199 00:20:08,641 --> 00:20:10,643 思い続けること 200 00:20:10,643 --> 00:20:29,995 ♬~ 201 00:20:29,995 --> 00:20:35,000 ♬~ 202 00:20:35,000 --> 00:20:39,672 <その年の 暮れのことでございます> 203 00:20:39,672 --> 00:20:44,977 <米沢に 病が はやりだしたのでございました> 204 00:20:46,345 --> 00:20:49,682 <年が明け 直江家では➡ 205 00:20:49,682 --> 00:20:52,351 病にかかった お梅が➡ 206 00:20:52,351 --> 00:20:55,354 看病のかいもなく➡ 207 00:20:55,354 --> 00:20:57,690 14歳の若さで➡ 208 00:20:57,690 --> 00:21:01,293 亡くなって しまったのでございます> 209 00:21:14,974 --> 00:21:16,976 (お松)お待ちください! 210 00:21:20,980 --> 00:21:22,982 側にいてくださいませ➡ 211 00:21:26,652 --> 00:21:31,957 あたくしは あなた様と真の夫婦になりたい 212 00:21:37,663 --> 00:21:41,267 絆を持ちたいのでございます 213 00:21:50,342 --> 00:21:52,344 (お松が倒れる音) 214 00:21:52,344 --> 00:21:56,348 お松っ お松… 215 00:21:57,683 --> 00:22:04,590 ♬~ 216 00:22:05,624 --> 00:22:07,960 お松! 217 00:22:07,960 --> 00:22:10,963 お松 なんとした? 218 00:22:16,302 --> 00:22:18,604 父上… 219 00:22:35,321 --> 00:22:37,323 お松 220 00:22:42,661 --> 00:22:45,264 無念でございます 221 00:22:47,333 --> 00:22:52,338 ハッ 病など すぐによくなる 222 00:23:03,949 --> 00:23:05,951 (お松)どうか 223 00:23:08,621 --> 00:23:10,623 勝吉様を… 224 00:23:11,957 --> 00:23:21,300 ♬~ 225 00:23:21,300 --> 00:23:25,304 夫婦となれて 226 00:23:25,304 --> 00:23:27,640 幸せでした 227 00:23:27,640 --> 00:23:34,980 ♬~ 228 00:23:34,980 --> 00:23:36,982 お松… 229 00:23:36,982 --> 00:23:57,002 ♬~ 230 00:23:57,002 --> 00:24:03,943 ♬~ 231 00:24:03,943 --> 00:24:07,546 病などに負けてはならぬ! 232 00:24:10,949 --> 00:24:15,621 必ず 必ずよくなる! 233 00:24:15,621 --> 00:24:21,627 ♬~ 234 00:24:21,627 --> 00:24:24,630 真でございますね 235 00:24:24,630 --> 00:24:38,644 ♬~ 236 00:24:38,644 --> 00:24:42,982 父上の涙 237 00:24:42,982 --> 00:24:45,985 初めて見ました 238 00:24:45,985 --> 00:25:05,604 ♬~ 239 00:25:05,604 --> 00:25:07,940 父上… 240 00:25:07,940 --> 00:25:14,279 ♬~ 241 00:25:14,279 --> 00:25:16,281 母上… 242 00:25:18,617 --> 00:25:20,619 お松… 243 00:25:24,289 --> 00:25:26,291 お松っ 244 00:25:28,961 --> 00:25:32,965 逝くな 逝ってはならぬ! 245 00:25:32,965 --> 00:25:45,978 ♬~ 246 00:25:45,978 --> 00:25:47,980 お松… 247 00:25:51,984 --> 00:25:53,986 お松っ 248 00:25:56,321 --> 00:25:58,323 松? 249 00:25:58,323 --> 00:26:04,263 ♬~ 250 00:26:04,263 --> 00:26:08,600 (泣き声) お松… 251 00:26:08,600 --> 00:26:28,620 ♬~ 252 00:26:28,620 --> 00:26:45,304 ♬~ 253 00:26:45,304 --> 00:26:50,309 ♬~ 254 00:26:50,309 --> 00:26:55,314 (竹松の泣き声) 255 00:27:03,589 --> 00:27:05,591 竹松 256 00:27:08,927 --> 00:27:12,264 (竹松が はなをすする音) 257 00:27:12,264 --> 00:27:14,266 義兄上 258 00:27:17,936 --> 00:27:21,273 私は… 259 00:27:21,273 --> 00:27:24,943 なんとしても 260 00:27:24,943 --> 00:27:27,279 生きて… 261 00:27:27,279 --> 00:27:31,283 (泣き声) 262 00:27:31,283 --> 00:27:33,285 (竹松)生きて 263 00:27:34,953 --> 00:27:38,290 父上と 264 00:27:38,290 --> 00:27:40,292 母上の 265 00:27:40,292 --> 00:27:42,895 側におらねばっ 266 00:27:45,964 --> 00:27:50,969 (泣き声) 267 00:28:31,276 --> 00:28:34,580 生まれたばかりの お松を抱いたとき 268 00:28:37,616 --> 00:28:42,287 この愛くるしい命を 269 00:28:42,287 --> 00:28:46,959 守ることができるなら 270 00:28:46,959 --> 00:28:48,961 我が身など八つ裂きになっても 271 00:28:48,961 --> 00:28:51,263 かまわぬと思うておったのに 272 00:29:10,582 --> 00:29:12,584 お船… 273 00:29:16,588 --> 00:29:18,590 わしを恨め 274 00:29:21,593 --> 00:29:24,596 わしは 275 00:29:24,596 --> 00:29:28,266 みずからの手で 276 00:29:28,266 --> 00:29:30,869 かけがえのないものを… 277 00:29:42,281 --> 00:29:46,284 お松が縫っていた小袖を 仕上げてまいりました 278 00:29:51,957 --> 00:29:54,960 勝吉殿のために縫っていたのです 279 00:30:01,967 --> 00:30:04,303 (お松の声)《母上と父上は➡ 280 00:30:04,303 --> 00:30:07,973 いかに絆を 固められたのでございます?》 281 00:30:07,973 --> 00:30:10,976 (お船の声)《絆とは➡ 282 00:30:10,976 --> 00:30:14,313 相手に何をしてあげられるかを➡ 283 00:30:14,313 --> 00:30:16,915 思い続けること》 284 00:30:19,985 --> 00:30:22,988 (すすり泣き) 285 00:30:22,988 --> 00:30:27,993 ♬~ 286 00:30:27,993 --> 00:30:32,597 (お松の声)《妻として 何かして差し上げたくて》 287 00:30:36,334 --> 00:30:41,340 (泣き声) 288 00:30:49,348 --> 00:30:51,350 申し訳ございませぬ 289 00:30:53,685 --> 00:30:58,357 あすからは泣きませぬゆえ 290 00:30:58,357 --> 00:31:02,627 こよいばかりは… 291 00:31:02,627 --> 00:31:07,632 (泣き声) 292 00:31:07,632 --> 00:31:14,973 ♬~ 293 00:31:14,973 --> 00:31:17,309 お船… 294 00:31:17,309 --> 00:31:22,647 ♬~ 295 00:31:22,647 --> 00:31:25,317 すまぬ 296 00:31:25,317 --> 00:31:30,322 (泣き声) 297 00:31:30,322 --> 00:31:50,342 ♬~ 298 00:31:50,342 --> 00:32:10,295 ♬~ 299 00:32:10,295 --> 00:32:15,967 ♬~ 300 00:32:15,967 --> 00:32:17,969 お話が? 301 00:32:19,971 --> 00:32:21,973 うん… 302 00:32:24,643 --> 00:32:27,979 お松 亡き今 303 00:32:27,979 --> 00:32:32,284 私は直江家に もはや無用の者 304 00:32:34,653 --> 00:32:36,955 直江の跡目は 305 00:32:38,990 --> 00:32:40,992 何とぞ 竹松に 306 00:32:40,992 --> 00:32:47,999 ♬~ 307 00:32:47,999 --> 00:32:50,669 徳川との仲は 308 00:32:50,669 --> 00:32:55,340 私が力の限り おとりなし つかまつりますゆえ 309 00:32:55,340 --> 00:33:11,623 ♬~ 310 00:33:11,623 --> 00:33:16,628 ♬~ 311 00:33:16,628 --> 00:33:18,630 これを 312 00:33:18,630 --> 00:33:25,637 ♬~ 313 00:33:25,637 --> 00:33:29,641 お松が病を押して 314 00:33:29,641 --> 00:33:32,310 そなたのために縫った物じゃ 315 00:33:32,310 --> 00:33:46,992 ♬~ 316 00:33:46,992 --> 00:33:48,994 (お松の声) 《縁あって結ばれたからには➡ 317 00:33:48,994 --> 00:33:51,997 真の夫婦になりとうございます》 318 00:33:51,997 --> 00:33:57,002 《あたくしは あなた様と真の夫婦になりたい➡ 319 00:34:02,607 --> 00:34:05,944 絆を持ちたいのでございます》 320 00:34:05,944 --> 00:34:20,625 ♬~ 321 00:34:20,625 --> 00:34:25,630 (すすり泣き) 322 00:34:29,301 --> 00:34:31,303 お松っ… 323 00:34:36,641 --> 00:34:41,646 (すすり泣き) 324 00:35:12,277 --> 00:35:14,279 参れ 325 00:35:17,615 --> 00:35:20,218 そなたに見せたい所がある 326 00:35:31,963 --> 00:35:33,965 これは… 327 00:35:33,965 --> 00:35:38,970 (鍛冶の音) 328 00:35:47,979 --> 00:35:52,584 堺の鉄砲鍛冶を招き ここで作らせておる 329 00:35:54,319 --> 00:35:57,322 いずれ 譜代の臣すべてに 330 00:35:57,322 --> 00:36:00,258 1丁ずつ持たせる 331 00:36:00,258 --> 00:36:02,260 なんと… 332 00:36:02,260 --> 00:36:04,262 (職人)直江様➡ 333 00:36:06,598 --> 00:36:11,269 お命じのとおり 大筒も打ちましてございます 334 00:36:11,269 --> 00:36:15,607 うむ この大筒が出来れば 335 00:36:15,607 --> 00:36:19,611 1町先の的も やすやすと撃ち砕ける 336 00:36:20,612 --> 00:36:23,281 続けさせよ (職人)はっ 337 00:36:23,281 --> 00:36:28,286 ♬~ 338 00:36:28,286 --> 00:36:31,289 (勝吉)上杉に➡ 339 00:36:31,289 --> 00:36:34,959 謀反の疑いありと 私が告げれば➡ 340 00:36:34,959 --> 00:36:36,961 どうなりましょう? 341 00:36:41,299 --> 00:36:45,970 それも見越したうえで そなたをここへ連れてきた 342 00:36:45,970 --> 00:36:47,972 (勝吉)何故に? 343 00:36:50,308 --> 00:36:53,311 そなたが 我が身内であるからじゃ 344 00:36:53,311 --> 00:37:09,928 ♬~ 345 00:37:09,928 --> 00:37:13,598 いつぞやの問いに答えよう 346 00:37:13,598 --> 00:37:16,201 徳川に付くか否か 347 00:37:20,271 --> 00:37:24,576 我らは どちらにもくみしない 348 00:37:27,946 --> 00:37:32,550 天下は誰のものでもないからじゃ 349 00:37:35,954 --> 00:37:38,957 守るべきは 350 00:37:38,957 --> 00:37:42,961 天下という形ではなく 351 00:37:42,961 --> 00:37:46,564 ここに生きる民の暮らし 352 00:37:49,634 --> 00:37:52,303 そのために 353 00:37:52,303 --> 00:37:55,640 きょうまで国の力を蓄えてきた 354 00:37:55,640 --> 00:38:04,582 ♬~ 355 00:38:04,582 --> 00:38:08,887 本多殿に どうお伝えするかは そなたに任す 356 00:38:09,921 --> 00:38:14,926 だが これだけは わしから言うておく 357 00:38:14,926 --> 00:38:22,934 ♬~ 358 00:38:22,934 --> 00:38:27,939 亡き娘の夫として 359 00:38:27,939 --> 00:38:29,941 これからも ここにおれ 360 00:38:29,941 --> 00:38:49,928 ♬~ 361 00:38:51,963 --> 00:38:54,299 ⚟(家臣)ご家老! 362 00:38:54,299 --> 00:38:57,635 伊達政宗様が お見えでございます 363 00:38:57,635 --> 00:39:00,838 なんと! 赤崩山で待つと 364 00:39:07,912 --> 00:39:10,915 ハァッ 伊達様 365 00:39:15,587 --> 00:39:18,590 (舌打ち) 待たせおって 366 00:39:23,261 --> 00:39:25,563 なんじゃ? あの城は 367 00:39:26,598 --> 00:39:30,268 石垣もなければ やぐらも小さい 368 00:39:30,268 --> 00:39:32,870 あれでは せいぜい陣屋ではないか 369 00:39:41,613 --> 00:39:43,615 しかし 370 00:39:48,620 --> 00:39:51,623 川の流れ 371 00:39:51,623 --> 00:39:54,626 田畑の広がり 372 00:39:54,626 --> 00:39:57,295 寺や屋敷の配置 373 00:39:57,295 --> 00:40:02,300 ♬~ 374 00:40:02,300 --> 00:40:06,971 町のすべてが 米沢を守るか 375 00:40:06,971 --> 00:40:15,313 ♬~ 376 00:40:15,313 --> 00:40:18,616 わしのふるさとを こうも変えおるとは 377 00:40:20,652 --> 00:40:22,654 気に入らん 378 00:40:26,991 --> 00:40:29,994 だがな 悪くない 379 00:40:34,666 --> 00:40:39,337 小さいながら この地は1つの天下を成しておる 380 00:40:39,337 --> 00:40:57,355 ♬~ 381 00:40:57,355 --> 00:41:02,627 ♬~ 382 00:41:02,627 --> 00:41:04,929 ありがたき おことば 383 00:41:09,300 --> 00:41:12,637 あまりに多くのものを 384 00:41:12,637 --> 00:41:17,308 失いましてございまする 385 00:41:17,308 --> 00:41:20,645 されど 386 00:41:20,645 --> 00:41:23,948 なんとしても 造り上げたかったのが 387 00:41:27,652 --> 00:41:29,654 この… 388 00:41:29,654 --> 00:41:49,674 ♬~ 389 00:41:49,674 --> 00:42:08,292 ♬~ 390 00:42:08,292 --> 00:42:13,297 ♬~ 391 00:42:13,297 --> 00:42:15,967 今 ようやく 392 00:42:15,967 --> 00:42:20,638 我が目指す道が 見えましてございまする 393 00:42:20,638 --> 00:42:35,653 ♬~ 394 00:42:35,653 --> 00:42:40,992 (遠山)大御所様を呪い奉る文言が 含まれております 395 00:42:40,992 --> 00:42:44,996 大御所様は欲しいものは 必ず手に入れてこられた 396 00:42:44,996 --> 00:42:48,666 (淀)天下など 徳川に やったがましと お考えですね? 397 00:42:48,666 --> 00:42:50,668 天下を奪うための いい案があるんじゃ 398 00:42:50,668 --> 00:42:52,670 必ずや 徳川方に 399 00:42:52,670 --> 00:42:55,006 (仙桃院)謙信公のご遺言➡ 400 00:42:55,006 --> 00:42:59,310 あれは 真のものではなかった