1 00:01:32,101 --> 00:01:36,105 (おしの)お父っつぁん 力を貸して… 2 00:01:36,105 --> 00:01:41,611 <亡き父を 苦しめた男達への 復讐を重ねる おしのは➡ 3 00:01:41,611 --> 00:01:46,616 4人目の仇である 浮世絵師・菱川国宣の命を奪う> 4 00:01:46,616 --> 00:01:49,118 (作馬)これで 4度目の 椿の花びらです。 5 00:01:49,118 --> 00:01:53,122 (千之介)先ぶれどおりだな。 場所は? 6 00:01:53,122 --> 00:01:55,625 菱川国宣の家です。 7 00:01:55,625 --> 00:02:00,129 <一方 おしのを追う与力 青木千之介の包囲網は➡ 8 00:02:00,129 --> 00:02:04,129 おしのに向けて 刻一刻と 狭められていった> 9 00:02:07,136 --> 00:02:11,140 <「5人の仇を殺す」と宣告した おしのは いよいよ➡ 10 00:02:11,140 --> 00:02:17,140 最後の1人である 実の父親に 向かって 歩き始めていた> 11 00:02:28,091 --> 00:02:31,094 さあ 買った 買った 椿の花びら人殺しの凶状➡ 12 00:02:31,094 --> 00:02:35,098 ついに 若い娘が 4度目の 人殺しだ 殺されたのは➡ 13 00:02:35,098 --> 00:02:40,103 浮世絵師の菱川国宣… あの菱川国宣が 殺された… 14 00:02:40,103 --> 00:02:42,103 さあ 買った 買った… 15 00:02:44,107 --> 00:03:22,078 ♬~ 16 00:03:22,078 --> 00:03:29,085 ≪お父っつぁん… あと1人… あと1人です。➡ 17 00:03:29,085 --> 00:03:32,085 待っていて下さい…≫ 18 00:03:48,104 --> 00:03:54,110 (源次郎)およね たまには 杯を取ったら どうなんだ? 19 00:03:54,110 --> 00:03:57,613 私って 酔うと うるさいんですよ。 20 00:03:57,613 --> 00:04:02,118 酔って うるさくして 私に甘えておくれ。 21 00:04:02,118 --> 00:04:09,125 でも 心配だわ。 あなたは 女癖が 悪いという話だし➡ 22 00:04:09,125 --> 00:04:13,125 まだ 気心も 分かってないんですもの。 23 00:04:15,131 --> 00:04:20,136 私は 何だか ず~っと以前から 知り合いのような➡ 24 00:04:20,136 --> 00:04:25,074 気がしてるんだよ。 お前さんが どこの誰で➡ 25 00:04:25,074 --> 00:04:31,080 どうして こんなに私を焦らすのか さっぱり 分からないが➡ 26 00:04:31,080 --> 00:04:36,085 不思議なことに 前に どこかで 会ったような気がして➡ 27 00:04:36,085 --> 00:04:38,085 しかたがないんだ。 28 00:04:40,089 --> 00:04:44,093 会った事なんて ありゃしないわ。 29 00:04:44,093 --> 00:04:48,097 森田屋の夏芝居で 会ったのが 最初よ。 30 00:04:48,097 --> 00:04:54,097 あの時も そう思った…。 これは どこかで会った娘だって。 31 00:04:56,105 --> 00:04:59,108 どうして そんなふうに思うの? 32 00:04:59,108 --> 00:05:06,115 どうしてだか 分からない。 お前の醸し出すものが➡ 33 00:05:06,115 --> 00:05:11,115 ずっと昔にも 触れたように思えてね…。 34 00:05:13,122 --> 00:05:19,128 だから 焦らされても 裏切られても また 会いにくる。 35 00:05:19,128 --> 00:05:21,130 裏切りゃしないわ。 36 00:05:21,130 --> 00:05:25,067 突然 消えて いなくなるじゃないか…。 37 00:05:25,067 --> 00:05:30,072 今のお前は 世間知らずの 生な娘に見える。 38 00:05:30,072 --> 00:05:36,078 そうかと思えば 色ごとの 手練手管を 知り尽くした➡ 39 00:05:36,078 --> 00:05:39,081 女のようにも見える。 40 00:05:39,081 --> 00:05:44,086 それは あなたが いろんな 女の人と つきあってきたから…。 41 00:05:44,086 --> 00:05:48,090 これまでに つきあった 様々な人の どれかに➡ 42 00:05:48,090 --> 00:05:51,594 私が似ていると いうだけなんだわ。 43 00:05:51,594 --> 00:05:55,094 あ そうだ そうだった。 44 00:05:57,600 --> 00:06:08,110 今度 お前に会ったら この羽織を 着せてやろうと思ってね。 45 00:06:08,110 --> 00:06:10,110 ほら ほら…。 46 00:06:12,114 --> 00:06:19,114 お前に よく似合うと思って 仕立てさせたんだよ… 47 00:06:25,061 --> 00:06:33,069 ほ~ら… 思ったとおりだ…。 よく似合うよ。 48 00:06:33,069 --> 00:06:36,069 やめて下さい こんな事 やめて… 49 00:06:38,074 --> 00:06:44,080 どうしたんだい およね…? 何が 気に入らないんだい? 50 00:06:44,080 --> 00:06:48,080 そんなふうに 優しくされるのは 嫌なんです。 51 00:06:50,086 --> 00:06:56,086 おや… 気難しいな お前は…。 52 00:06:58,094 --> 00:07:02,098 私はね なにも そんなふうに して頂かなくても➡ 53 00:07:02,098 --> 00:07:05,601 着物なら いくらだって 買えるんです。 54 00:07:05,601 --> 00:07:09,101 欲しいものは 何だって買えるんです。 55 00:07:12,108 --> 00:07:16,108 私は お前に 何か してやりたいんだよ。 56 00:07:18,114 --> 00:07:22,114 可愛くて 可愛くて しょうがないんだよ。 57 00:07:24,053 --> 00:07:30,059 胸の中に ぎゅっと 抱きしめたいんだよ 58 00:07:30,059 --> 00:07:32,059 嫌… 嫌… 59 00:07:36,065 --> 00:07:40,069 どうして 言う事を 聞いてくれないんだ…? 60 00:07:40,069 --> 00:07:46,075 一度でいいから お前を 思うさま 抱きしめてみたい。 61 00:07:46,075 --> 00:07:54,075 愛しいんだよ およね…。 こんな気持ちは 初めてなんだよ。 62 00:07:56,085 --> 00:08:02,091 でも あなたは悪い人だわ。 そうでしょう? 63 00:08:02,091 --> 00:08:04,093 どこが悪い? 64 00:08:04,093 --> 00:08:08,097 おつるさんって女中さんにも 手を出して➡ 65 00:08:08,097 --> 00:08:11,100 子供まで産ませておいて…。 おい おい…。 66 00:08:11,100 --> 00:08:15,100 知ってるんですよ。 私 会ったんだから。 67 00:08:17,106 --> 00:08:22,044 何だって? おつると 会ったって言うのかい? 68 00:08:22,044 --> 00:08:27,044 そうよ。 私 おつるさんに 呼び止められました。 69 00:08:29,051 --> 00:08:35,558 (おつる)私が馬鹿だったんです。 5年前に 上の子が生まれると➡ 70 00:08:35,558 --> 00:08:40,062 旦那は 約束どおり 家を持たせてくれました。 71 00:08:40,062 --> 00:08:46,068 ところが 去年の秋 この子が 生まれると「俺の子じゃない」と➡ 72 00:08:46,068 --> 00:08:50,072 言いだして 寄りつかなくなって しまったんです。 73 00:08:50,072 --> 00:08:56,078 わずかずつでも届いていた 手当も 一文も来なくなって➡ 74 00:08:56,078 --> 00:09:02,084 手内職と 今まで買ってもらった 着物や帯を売って➡ 75 00:09:02,084 --> 00:09:06,084 どうにか つないできました。 76 00:09:09,091 --> 00:09:15,097 このままでは 親子3人 飢え死に するのは 目に見えてるから➡ 77 00:09:15,097 --> 00:09:20,102 思い切って「丸梅」の店を 訪ねてみました。 78 00:09:20,102 --> 00:09:23,102 旦那と会ったの? 79 00:09:29,045 --> 00:09:41,057 旦那は 留守だと言われました。 内儀さんが出てきて 私の事を➡ 80 00:09:41,057 --> 00:09:48,057 「泥棒猫みたいだ」って… なじって なじって…。 81 00:09:50,066 --> 00:09:55,071 本当に いっそのこと 死んでしまおうかと…。 82 00:09:55,071 --> 00:09:58,071 (すすり泣き) 83 00:10:00,076 --> 00:10:08,084 はっはは… 死にやしないよ。 あの女 あれで 結構➡ 84 00:10:08,084 --> 00:10:14,084 図太い女だからな…。 勝手に生きていくよ。 85 00:10:16,092 --> 00:10:23,032 それで済むんですか? あなたの子供を 2人まで抱えて➡ 86 00:10:23,032 --> 00:10:27,036 路頭に迷っている人を ほったらかしにして➡ 87 00:10:27,036 --> 00:10:30,036 あなたは 平気なんですか? 88 00:10:32,041 --> 00:10:36,045 金を届けてやりたくても 女房が目の仇にして➡ 89 00:10:36,045 --> 00:10:39,048 やりくりが つかないんだよ。 90 00:10:39,048 --> 00:10:44,053 だからって こんな羽織を 私のために仕立てるお金が➡ 91 00:10:44,053 --> 00:10:48,057 あるじゃありませんか…。 どうして それを おつるさんに➡ 92 00:10:48,057 --> 00:10:50,057 用立ててあげないんです 93 00:10:52,061 --> 00:10:57,066 参ったな。 こんな事で お前に意見されるとは➡ 94 00:10:57,066 --> 00:11:00,069 思っても みなかったよ…。 95 00:11:00,069 --> 00:11:04,073 それで… おつるは 田舎へ帰ったのかね? 96 00:11:04,073 --> 00:11:06,073 帰りました…。 97 00:11:08,077 --> 00:11:14,083 さ… これを持って これで 手土産でも買って➡ 98 00:11:14,083 --> 00:11:18,083 一日も早く 田舎へ お帰りなさい。 99 00:11:21,090 --> 00:11:25,094 どうして… どうしてこんな 大枚のお金を➡ 100 00:11:25,094 --> 00:11:28,097 見ず知らずの私に…? 101 00:11:28,097 --> 00:11:35,104 私も女だからよ。 女同士で あなたの苦労が よく分かるし➡ 102 00:11:35,104 --> 00:11:40,109 それに これは 私には 要らないお金だからよ。 103 00:11:40,109 --> 00:11:44,113 (源次郎)それで 受け取ったのか おつるは? 104 00:11:44,113 --> 00:11:51,113 ええ。 子供のためだからって 私が押しつけて 持たせました…。 105 00:11:54,123 --> 00:11:57,126 出過ぎた真似を してくれたもんだな…。 106 00:11:57,126 --> 00:12:01,130 およね お前 何様のつもりだ おつるも その子も➡ 107 00:12:01,130 --> 00:12:07,136 お前とは 何の係りも ないんだ え どういうつもりなんだよ。 108 00:12:07,136 --> 00:12:11,640 言えよ 何のために そんな事をしやがった 109 00:12:11,640 --> 00:12:13,640 よして… 110 00:12:16,145 --> 00:12:19,645 あなたは 自分の子が 可愛くないんですか? 111 00:12:21,650 --> 00:12:24,086 おつるさんだけじゃ ないでしょう? 112 00:12:24,086 --> 00:12:27,590 あっちこっちの女に 子を はらませて➡ 113 00:12:27,590 --> 00:12:29,592 どうして 知らん顔ができるの? 114 00:12:29,592 --> 00:12:33,592 何だと? 他人のお前に 何が分かるってんだ 115 00:12:37,099 --> 00:12:41,103 分かるのよ… 私には…。 116 00:12:41,103 --> 00:12:44,103 黙れ この出しゃばりめが 117 00:12:55,117 --> 00:13:00,122 悪かった… 自分の娘でもないのに➡ 118 00:13:00,122 --> 00:13:04,622 つい 手を上げてしまって… 堪忍しておくれ。 119 00:13:06,629 --> 00:13:13,129 ひどいわ… あなたに ぶたれる 筋合いなんか ないわ 120 00:13:15,137 --> 00:13:17,640 私 もう帰ります 121 00:13:17,640 --> 00:13:23,078 怒ったのかい? 悪かった… 機嫌を直しておくれよ。 122 00:13:23,078 --> 00:13:27,082 な… およね…。 帰るわ 123 00:13:27,082 --> 00:13:29,082 およね…。 124 00:13:57,613 --> 00:14:01,116 (矢部)下手人が 分かっていながら なぜ 捕らえられん? 125 00:14:01,116 --> 00:14:06,121 同じ手口で 続けて 4人もの 殺しを出しながら… 126 00:14:06,121 --> 00:14:10,125 御老中にも 言い訳が出来ぬではないか 127 00:14:10,125 --> 00:14:16,131 タガが ゆるんでるのではないか? わしが奉行所に参ったからには➡ 128 00:14:16,131 --> 00:14:22,071 これまでと違い 厳しく 取り締まる故 さよう 心得よ。 129 00:14:22,071 --> 00:14:24,073 はっ…。 130 00:14:24,073 --> 00:14:31,080 ついでながら申しおくが そちの 弟は かの『偐紫田舎源氏』の➡ 131 00:14:31,080 --> 00:14:35,080 作者・柳亭種彦だ そうだな? 132 00:14:37,086 --> 00:14:40,089 お気づきで ございましたか? 133 00:14:40,089 --> 00:14:47,096 のう 青木… 八丁堀の与力の 身内が あのような 婦女子を➡ 134 00:14:47,096 --> 00:14:53,102 たぶらかす 軟弱なものを書いて おるという事を どう思うのだ? 135 00:14:53,102 --> 00:14:56,102 誠に はばかり多き事で…。 136 00:14:58,107 --> 00:15:04,113 さように思うのなら すぐに 書くのを やめさせるのだな。 137 00:15:04,113 --> 00:15:09,118 さもないと そちの立場にも 響く事に なろう。 138 00:15:09,118 --> 00:15:11,118 はっ…。 139 00:15:13,122 --> 00:15:18,127 (彦四郎) それで 兄上は 「御無理 御尤」で 私に書かせないようにすると➡ 140 00:15:18,127 --> 00:15:20,129 約束なさったのですか? 141 00:15:20,129 --> 00:15:25,067 お奉行に言われりゃ 一応 恐れ入るより しかたない。 142 00:15:25,067 --> 00:15:30,072 でも あと 3編は書かないと。 「藤袴」と「真木柱」の巻で➡ 143 00:15:30,072 --> 00:15:36,078 ようやく 完成するんです。 それまでは やめられませんよ。 144 00:15:36,078 --> 00:15:42,084 (お高)どうぞ…。 ま お二人とも お気を お鎮めになって…。 145 00:15:42,084 --> 00:15:48,090 「椿の花びら」の件で お奉行は すっかり ご不興なのだ…。 146 00:15:48,090 --> 00:15:52,090 これが決すれば 御機嫌も 直るかもしれんが…。 147 00:15:54,096 --> 00:15:58,100 それなんですよ 兄上…。 今度 殺されたのは➡ 148 00:15:58,100 --> 00:16:02,104 私も昵懇にしていた 国宣さんですからね。 149 00:16:02,104 --> 00:16:07,109 「あの人が どうして?」と 思わずには いられませんよ。 150 00:16:07,109 --> 00:16:10,112 国宣は 女癖が悪かった…。 151 00:16:10,112 --> 00:16:12,112 女癖ですか…? 152 00:16:14,116 --> 00:16:18,116 殺された男達に 共通するのは そこだな…。 153 00:16:30,566 --> 00:16:33,569 (おこよ)え!? 徳次郎さんが? 154 00:16:33,569 --> 00:16:36,572 そこの弁天様の お社で 寝てたんだって。➡ 155 00:16:36,572 --> 00:16:41,072 お参りに行った人が 驚いてましたよ。 ほんと? 156 00:17:04,099 --> 00:17:10,099 (徳次郎)開けて下さい… 徳次郎です。 開けて下さい 157 00:17:19,114 --> 00:17:21,114 徳さん… 158 00:17:26,054 --> 00:17:29,054 ≪おしのちゃん… 生きてたんだ≫ 159 00:17:31,059 --> 00:17:35,063 徳さんは もう ここへ 来ない方が いい。 160 00:17:35,063 --> 00:17:39,067 こんな私と係りあってると ロクな事が ない。 161 00:17:39,067 --> 00:17:45,073 そうよ… お帰りなさい 武蔵屋へ。 今すぐ お帰りなさい 162 00:17:45,073 --> 00:17:47,073 お嬢さん…。 163 00:17:49,077 --> 00:17:55,077 徳さん… 私 悔しくて たまらない 164 00:17:58,086 --> 00:18:01,089 一体 何が あったんです? 165 00:18:01,089 --> 00:18:05,093 ≪おしのちゃんは やっぱり 生きていたのです。➡ 166 00:18:05,093 --> 00:18:08,597 火事で焼け死んだのでは なかった…。➡ 167 00:18:08,597 --> 00:18:14,102 徳次郎さんは ずっと前から おしのちゃんが生きていた事を➡ 168 00:18:14,102 --> 00:18:16,102 知っていたのです≫ 169 00:18:18,106 --> 00:18:24,106 実の父親と会っていたの。 実の父親…!? 170 00:18:27,049 --> 00:18:30,549 日本橋よろず町の 「丸梅」の主人。 171 00:18:33,055 --> 00:18:37,059 それが 私の 実の父親…。 172 00:18:37,059 --> 00:18:39,559 そうだったんですか 173 00:18:44,066 --> 00:18:48,066 お父っつぁんを 一番苦しめたのは そいつよ。 174 00:18:52,074 --> 00:18:57,079 おっ母さんが 私を身籠った時から お父っつぁんは➡ 175 00:18:57,079 --> 00:19:01,083 自分の子供ではないと 分かっていたはずよ。 176 00:19:01,083 --> 00:19:08,083 それほど 踏みにじられていながら 私を 心から可愛がってくれた…。 177 00:19:10,092 --> 00:19:16,098 それを思うと どうしても お父っつぁんの恨みを➡ 178 00:19:16,098 --> 00:19:20,098 晴らしてやらなきゃと思うの…。 179 00:19:22,037 --> 00:19:31,046 でも これが 実の父親かと思うと 何もかも 分からなくなるの。 180 00:19:31,046 --> 00:19:36,051 そりゃそうですよ。 向こうも おしのさんが 自分の娘だって➡ 181 00:19:36,051 --> 00:19:39,051 分かってるんでしょう? いいえ。 182 00:19:41,056 --> 00:19:47,062 でも 綺麗な羽織を あつらえて くれたりするの。 183 00:19:47,062 --> 00:19:50,065 知らないのは おしのさんだけで➡ 184 00:19:50,065 --> 00:19:54,069 向こうは 自分の娘だって 分かってるんじゃ…? 185 00:19:54,069 --> 00:19:57,072 まさか… そんな事… まさか 186 00:19:57,072 --> 00:20:01,072 名乗らなくても 血が呼ぶのかもしれません。 187 00:20:05,080 --> 00:20:15,080 私は… 憎くてならないの…。 188 00:20:19,094 --> 00:20:23,094 こんなに 生々しい憎しみは 初めて…。 189 00:20:26,034 --> 00:20:29,534 こんな 血のたぎるような 憎しみは… 190 00:20:36,044 --> 00:20:38,044 おしのさん… 191 00:20:46,054 --> 00:20:50,058 ここなんでさ…。 ここで止めてくれと言われて。 192 00:20:50,058 --> 00:20:55,063 今思うと 似顔絵そっくりの娘で 「酒手にでも…」って➡ 193 00:20:55,063 --> 00:20:59,067 気前よく駕籠賃を はずんでくれましてね。 194 00:20:59,067 --> 00:21:02,070 しかし こんな所で…。 195 00:21:02,070 --> 00:21:06,074 用心して 家の手前で 降りたという事だろうな。 196 00:21:06,074 --> 00:21:10,078 それで どちらへ行った? あちらへ行きやした。 197 00:21:10,078 --> 00:21:14,082 ここから そう遠くない所に…。 虱つぶしに調べろ 198 00:21:14,082 --> 00:21:16,082 へい… 199 00:21:25,093 --> 00:21:29,097 兄上… ご苦労さまです。 何だ こんな所まで? 200 00:21:29,097 --> 00:21:33,101 通りがかりです。 いらん。 201 00:21:33,101 --> 00:21:38,106 米沢殿や井田殿が 聞き込みを しているので 声をかけたら➡ 202 00:21:38,106 --> 00:21:43,106 兄上は こちらで 待機していると言うので…。 203 00:21:45,113 --> 00:21:50,118 どうですか? おしのは捕まりそうですか? 204 00:21:50,118 --> 00:21:52,118 分からん…。 205 00:22:05,133 --> 00:22:12,140 ≪青木様… 以前 私は 深川の 「かね本」で あなた様の事を➡ 206 00:22:12,140 --> 00:22:18,146 お騙し申しました。 あの折は 倫と名乗っておりましたが➡ 207 00:22:18,146 --> 00:22:26,087 私 日本橋本石町 薬種問屋 武蔵屋の娘・しのでございます。➡ 208 00:22:26,087 --> 00:22:32,093 あなた様が 私の事を お調べに なっておりますことは➡ 209 00:22:32,093 --> 00:22:37,599 重々 承知しておりますけれど あと1人 どうしても➡ 210 00:22:37,599 --> 00:22:43,104 父の恨みを果たさねば なりません。 それが 済み次第➡ 211 00:22:43,104 --> 00:22:50,104 あなた様の手で お縄にかかりたく お待ち申し上げております…≫ 212 00:22:52,113 --> 00:22:54,113 兄上… 213 00:23:02,123 --> 00:23:04,123 おしの… 214 00:23:08,129 --> 00:23:10,129 おしの… 215 00:23:12,133 --> 00:23:15,136 これ以上 殺してはならん 兄上…。 216 00:23:15,136 --> 00:23:21,142 おしののような娘が 次々と 人を 殺すなんて 今でも信じられん。 217 00:23:21,142 --> 00:23:24,579 土台 そんな事が出来る 娘ではない➡ 218 00:23:24,579 --> 00:23:27,082 俺の直感に 間違いが あるはずがないのだ。 219 00:23:27,082 --> 00:23:33,088 彦四郎。 殺された男達には 共通するところがあった。 220 00:23:33,088 --> 00:23:38,093 皆 おしのの母親と 関係を持っていたのだ。 221 00:23:38,093 --> 00:23:41,096 (彦四郎) おしのの母親と? 222 00:23:41,096 --> 00:23:45,100 母親は 身持ちが悪くて 男漁りが ひどかった。 223 00:23:45,100 --> 00:23:51,106 母親と深い関係にあった男を 1人ずつ殺す。➡ 224 00:23:51,106 --> 00:23:56,606 それが 父の恨みを晴らす事だと おしのは思ってる…。 225 00:24:02,117 --> 00:24:04,117 哀れな娘だ 226 00:24:10,125 --> 00:24:18,133 「この者 武蔵屋 しの。 齢 18歳。 このところ 連続せる殺しの➡ 227 00:24:18,133 --> 00:24:24,072 下手人なり。 この女を知りたる者 ただちに届け出るべし。➡ 228 00:24:24,072 --> 00:24:26,074 確かなる届け出には 褒賞の儀…」。 229 00:24:26,074 --> 00:24:32,080 (おこよ)≪迷いはありました… でも 徳次郎さんを➡ 230 00:24:32,080 --> 00:24:37,080 取り返すためには それしかないと…≫ 231 00:24:46,094 --> 00:24:50,094 それは確かか? はい…。 232 00:24:52,100 --> 00:24:55,103 そなたとは 以前にも? 233 00:24:55,103 --> 00:25:00,103 お目にかかっています。 おしのちゃんとは従姉妹です。 234 00:25:02,110 --> 00:25:05,113 それで おしのの住みかを? 235 00:25:05,113 --> 00:25:11,113 この目で確かめましたから 間違いは ございません。 236 00:25:22,063 --> 00:25:24,063 おしのさん…。 237 00:25:33,074 --> 00:25:41,074 見て下さいよ この椿の花。 花びらが1つ なくなっている。 238 00:25:43,084 --> 00:25:45,084 (佐吉) それが どうした? 239 00:25:47,088 --> 00:25:50,592 恨みのある最後の1人を おしのさんは➡ 240 00:25:50,592 --> 00:25:53,092 片づけに行ったのです。 241 00:25:56,097 --> 00:26:02,103 あなたのせいだ。 しゃらくせえ 俺と おしのは➡ 242 00:26:02,103 --> 00:26:08,109 地獄の底まで 一緒に落ちていこう っていう 仲なんだ。 243 00:26:08,109 --> 00:26:13,114 やっぱり あなたなんですね。 お嬢さんに人殺しさせてるのは? 244 00:26:13,114 --> 00:26:16,614 この野郎… 聞き捨てならねえな 245 00:26:19,120 --> 00:26:21,120 覚悟しな 246 00:26:49,084 --> 00:26:51,584 おしのは どこだ!? 247 00:27:11,106 --> 00:27:16,111 お前から 呼び出しがあれば ふらふらと 来てしまう…。 248 00:27:16,111 --> 00:27:19,111 俺も どうかしているな。 249 00:27:21,116 --> 00:27:25,116 今日はね 覚悟を 決めてきたの。 250 00:27:27,055 --> 00:27:30,055 俺と寝床を 共にすると言うのか? 251 00:27:32,060 --> 00:27:36,060 あなたは 今でも 私を抱きたいのかしら? 252 00:27:38,066 --> 00:27:43,071 当たり前だ。 お前は可愛い。 253 00:27:43,071 --> 00:27:48,076 何だか 娘のような気がして しかたがない。 254 00:27:48,076 --> 00:27:52,076 本当の娘なら 抱けないはずでしょう? 255 00:27:54,082 --> 00:27:59,087 娘のような気がするが 娘では ないじゃないか…。 256 00:27:59,087 --> 00:28:03,091 そこが 何とも 言えないんだよ。 257 00:28:03,091 --> 00:28:09,097 ねえ ねえ… その前に聞きたいの。 おそのさんの事を。 258 00:28:09,097 --> 00:28:12,100 おそのさんだって…? 259 00:28:12,100 --> 00:28:18,106 日本橋本石町の薬種問屋 武蔵屋の内儀さんよ。 260 00:28:18,106 --> 00:28:21,109 覚えてるでしょ? 261 00:28:21,109 --> 00:28:27,048 武蔵屋の… おその… か。 262 00:28:27,048 --> 00:28:31,052 あんな昔の事を…? 263 00:28:31,052 --> 00:28:36,052 思い出したのね? 誰から聞いたんだ? 264 00:28:38,059 --> 00:28:44,065 おそのさんの産んだ子に 「しの」って娘が いたでしょう? 265 00:28:44,065 --> 00:28:51,072 実は それが あなたの子だって いうんだけど 本当なの? 266 00:28:51,072 --> 00:28:57,078 よくもまあ そんな昔の事を ほじくり返すもんだ 267 00:28:57,078 --> 00:29:00,081 その子に 会った事は ないの? 268 00:29:00,081 --> 00:29:04,586 会う訳ないだろう… おそのの 亭主が 自分の子として➡ 269 00:29:04,586 --> 00:29:08,590 育ててるんだ。 なにも 俺が 父親面して➡ 270 00:29:08,590 --> 00:29:11,593 しゃしゃり出る事は ないじゃないか。 271 00:29:11,593 --> 00:29:15,597 でも 自分の子が 他人に育てられてるのよ。 272 00:29:15,597 --> 00:29:19,601 ちゃんと育ってるか… いじめられてや しないかって➡ 273 00:29:19,601 --> 00:29:21,603 心配する事は ないの? 274 00:29:21,603 --> 00:29:28,042 ところが 武蔵屋の亭主は 俺の子を まるで 目の中に➡ 275 00:29:28,042 --> 00:29:34,048 入れても痛くないほどに 可愛がっていたらしいぞ…。 276 00:29:34,048 --> 00:29:39,053 ホトトギスの雛を育てる ウグイスだな…。 277 00:29:39,053 --> 00:29:42,056 え? どういう事? 278 00:29:42,056 --> 00:29:48,062 ホトトギスはな ウグイスの巣に 卵を産みつけるんだよ。 279 00:29:48,062 --> 00:29:51,566 少し大きいけど 色は 全く 変わらないから ウグイスは➡ 280 00:29:51,566 --> 00:29:58,072 疑いもせず 温めて 雛に孵す。 そして 自分の雛よりも➡ 281 00:29:58,072 --> 00:30:04,072 成長の早いホトトギスの雛に せっせと 餌をやって 育てるんだ…。 282 00:30:06,080 --> 00:30:09,083 悪賢いのね ホトトギスって…。 283 00:30:09,083 --> 00:30:19,083 俺は「ホトトギス」。 武蔵屋の亭主は 「ウグイス」だ。 ハッハハハ… 284 00:30:23,031 --> 00:30:27,035 しかし 武蔵屋も おそのも 娘の おしのも➡ 285 00:30:27,035 --> 00:30:35,035 火事で死んでしまった…。 何の後腐れも なくなったよ。 286 00:30:38,046 --> 00:30:42,046 生きてるんですってよ。 え? 287 00:30:48,056 --> 00:30:50,558 おしのは 生きてるの。 288 00:30:50,558 --> 00:30:56,064 そんな馬鹿な… 武蔵屋じゃ 3人の葬式をあげ➡ 289 00:30:56,064 --> 00:31:00,064 墓に葬ったじゃないか。 290 00:31:11,079 --> 00:31:18,086 よく御覧なさい…。 これは 続けさまに4人もの男を➡ 291 00:31:18,086 --> 00:31:24,092 殺した下手人の似顔絵よ。 今 評判に なってるから➡ 292 00:31:24,092 --> 00:31:27,092 あなたも知ってるでしょう? 293 00:31:29,097 --> 00:31:33,597 ほら ちゃんと 「武蔵屋 しの」って書いてあるわ。 294 00:31:44,112 --> 00:31:49,117 おい… お前は… お前は…!? 295 00:31:49,117 --> 00:31:59,127 しのです…。 おっ母さんを 焼き殺したのも 私なんです。 296 00:31:59,127 --> 00:32:23,084 ♬~ 297 00:32:23,084 --> 00:32:25,084 何だって…? 298 00:32:27,088 --> 00:32:33,094 おっ母さんと 係りを持って お父っつぁんを苦しめた男を➡ 299 00:32:33,094 --> 00:32:42,094 私は 今まで… 4人殺したの…。 300 00:32:51,112 --> 00:32:53,112 おしの…!? 301 00:32:55,116 --> 00:33:02,116 その中でも 一番タチの悪いのが 5人目のあなた…。 302 00:33:05,126 --> 00:33:10,131 さ 寝ましょう。 そんなに私と寝たいのなら➡ 303 00:33:10,131 --> 00:33:14,135 一緒に 地獄に落ちましょう やめろ… やめるんだ 304 00:33:14,135 --> 00:33:18,639 あなたほど 心から殺したいと 思った人は 初めて 305 00:33:18,639 --> 00:33:21,639 さ こっちへ来て やめろったら… 306 00:33:36,090 --> 00:33:40,090 殺すって言うのか…? 俺を殺すって? 307 00:33:43,097 --> 00:33:48,102 殺してみろ… これでも 血の通った 実の父親だ…。 308 00:33:48,102 --> 00:33:52,607 殺せるなら 殺してみろ さぁ 殺せ 殺せるのか 309 00:33:52,607 --> 00:33:55,107 俺が 殺せるのか 310 00:34:29,076 --> 00:34:35,082 おしの… おしの… おしの やっぱり そうだ…。 311 00:34:35,082 --> 00:34:43,090 お前と最初に会った時から 愛しゅうてならなんだ…。 312 00:34:43,090 --> 00:34:49,096 男と女じゃない 娘だからだ。 俺の娘だから…。 313 00:34:49,096 --> 00:34:58,105 お前が可愛い…。 こんなに… ああ こんなに…。 314 00:34:58,105 --> 00:35:05,105 やめて 帰って もう帰って 315 00:35:07,114 --> 00:35:11,114 顔なんか 見たくないのよ 早く帰って 316 00:35:13,120 --> 00:35:15,120 おしの…。 317 00:35:19,126 --> 00:35:25,126 俺の罪だな…。 逃げられない罪だ。 318 00:35:31,072 --> 00:35:36,072 許してくれ…。 おしの… 許してくれ 319 00:35:39,080 --> 00:35:43,080 帰って… もう帰って 320 00:35:52,093 --> 00:35:56,093 (すすり泣き) 321 00:36:14,115 --> 00:36:20,121 ≪このお手紙を お読みになったら すぐに 本所枕橋近くの➡ 322 00:36:20,121 --> 00:36:25,059 「むらた」という茶屋に 来て下さい。 私は そこで➡ 323 00:36:25,059 --> 00:36:32,059 あなた様の お縄にかかりたく お待ち申しております。 しの≫ 324 00:36:34,068 --> 00:36:37,071 いよいよ 召し捕りですな 325 00:36:37,071 --> 00:36:40,071 慌てるな… 少人数でよい。 326 00:36:58,092 --> 00:37:00,092 おしの 327 00:37:11,105 --> 00:37:13,105 おしの…。 328 00:37:27,054 --> 00:37:31,054 おしの… おしの 329 00:37:40,067 --> 00:37:43,067 申し訳ありません…。 330 00:37:45,072 --> 00:37:48,072 なぜだ? なぜ こんな事を… 331 00:37:51,078 --> 00:37:58,078 青木様に お詫びを 申し上げたかったんです…。 332 00:38:00,087 --> 00:38:09,087 でも お仕置きの事を 考えると 怖くなって…。 333 00:38:11,098 --> 00:38:17,098 殺したのか? 5人目を殺したのか? 334 00:38:23,377 --> 00:38:27,977 私… 間違ってました…。 335 00:38:31,051 --> 00:38:38,058 御定法に代わって 自分が罪を裁こうとするのは➡ 336 00:38:38,058 --> 00:38:41,058 間違いでした…。 337 00:38:44,064 --> 00:38:54,064 その事が… 今 やっと… やっと…。 338 00:39:00,080 --> 00:39:02,583 お許し下さい…。 339 00:39:02,583 --> 00:39:05,583 おしの… しっかりしろ 340 00:39:09,089 --> 00:39:11,589 お許しを…。 341 00:39:14,094 --> 00:39:16,096 おしの… 342 00:39:16,096 --> 00:39:45,059 ♬~ 343 00:39:45,059 --> 00:39:50,064 (おこよ) ≪徳次郎さんは 相手を殺す つもりではなかったと➡ 344 00:39:50,064 --> 00:39:55,069 いう事が認められ 罪一等を 減じられて➡ 345 00:39:55,069 --> 00:39:58,069 八丈島へ 流刑となりました…≫ 346 00:40:02,076 --> 00:40:07,081 ≪おしのちゃんの事を 奉行所に 告げたりしなければ➡ 347 00:40:07,081 --> 00:40:12,086 徳次郎さんは 捕まる事は なかったのではないかと➡ 348 00:40:12,086 --> 00:40:16,086 私の胸は 今でも痛みます…≫ 349 00:40:19,093 --> 00:40:24,531 ≪『偐紫田舎源氏』は 奉行所の 取締りにより 出版は➡ 350 00:40:24,531 --> 00:40:31,031 打ち切られ 作者の柳亭種彦 先生は 処罰されたのです…≫ 351 00:40:33,040 --> 00:40:36,040 義姉さん (お高)はい はい。 352 00:40:38,045 --> 00:40:43,050 彦四郎様も お嫁さんを おもらいにならなければね。 353 00:40:43,050 --> 00:40:48,055 でも 手鎖を掛けられたから 嫁を もらうというのもね。 354 00:40:48,055 --> 00:40:51,058 (千之介) あと50日だ。 辛抱しろ。 355 00:40:51,058 --> 00:40:56,563 ふん 何が御改革だっていうんだ。 あんな石頭の お奉行の許では➡ 356 00:40:56,563 --> 00:41:01,068 兄上も 死んだ振りでも してるしかないですね。 357 00:41:01,068 --> 00:41:04,571 俺は 最近 分かってきたよ。 何がです? 358 00:41:04,571 --> 00:41:09,076 この世には 生まれつき 悪い人間なんて いやしない。 359 00:41:09,076 --> 00:41:11,078 人間には 善根という ものがあるんだ。 360 00:41:11,078 --> 00:41:16,083 おや すっかり 仏のようになりましたね。 361 00:41:16,083 --> 00:41:19,586 もともと人間とは 善なるものだから…。 362 00:41:19,586 --> 00:41:23,590 定法というものは 時世によって くるくる変わる。 363 00:41:23,590 --> 00:41:29,096 今日 悪とされていたものが 明日には 善として許される…。 364 00:41:29,096 --> 00:41:36,096 しかし 人を信じる心というものは 変わってはならない ものなのだ。 365 00:41:38,105 --> 00:41:42,109 そりゃ ま… そうかもしれない。 366 00:41:42,109 --> 00:41:48,115 彦四郎… 俺は 人間の善根を信じて➡ 367 00:41:48,115 --> 00:41:51,615 これからも この仕事を 続けていくよ。 368 00:42:07,134 --> 00:42:09,134 おしの…。 369 00:42:11,138 --> 00:43:48,138 ♬~